JPH01104716A - 耐硝酸腐食性の優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼材の製造方法 - Google Patents

耐硝酸腐食性の優れたオ−ステナイト系ステンレス鋼材の製造方法

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JPH01104716A
JPH01104716A JP21015387A JP21015387A JPH01104716A JP H01104716 A JPH01104716 A JP H01104716A JP 21015387 A JP21015387 A JP 21015387A JP 21015387 A JP21015387 A JP 21015387A JP H01104716 A JPH01104716 A JP H01104716A
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heat treatment
nitric acid
austenitic stainless
stainless steel
corrosion resistance
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JP21015387A
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Toru Inazumi
透 稲積
Akihide Yoshitake
明英 吉武
Manabu Tamura
学 田村
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D6/00Heat treatment of ferrous alloys
    • C21D6/004Heat treatment of ferrous alloys containing Cr and Ni

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、酸化性の金属イオンを含有する高温硝酸に
対し高い耐食性を有する、耐硝酸腐食性の優れたオース
テナイト系ステンレス鋼材の製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば、使用済み核燃料の再処理プラントにおける、使
用済み核燃料を高濃度の硝酸によって溶解するための溶
解槽、硝酸による溶解液を蒸発させて前記溶解液中から
硝酸を回収するための硝酸回収蒸発缶等の材料のように
、Cr  等の酸化性金属イオンを含有する高温の硝酸
環境下で使用される材料としては、粒界腐食の原因の1
つであるCr欠乏層の生成を抑制するために、炭素含有
量が極めて低く、必要に応じて少量のNbが添加され、
溶体化熱処理の施されたオーステナイト系ステンレス鋼
材が使用されている。
しかしながら、上述したオーステナイト系ステンレス鋼
材を使用しても、依然として激しい粒界腐食が生ずる。
そこで、耐粒界腐食性を高めるために、例えば特開昭5
9−222563号公報には、C: 0.005wt。
裂取下.% i : 0.4wt、%以下、Mn : 
0.1〜12wt、%、Cr : 15〜30wt、%
、Ni : 7〜28wt、%、P : 0.005w
t、 %以下、N : 0.06〜0.30wt、%、
残部:実質的にFeからなる、オーステナイト系ステン
レス鋼(以下、「先行技術1」という)が開示されてい
る。
また、特開昭60−100629号公報には、オーステ
ナイト系ステンレス鋼に、加工度40%以上の冷間加工
を施し、次いで、得られた冷間加工材を、P等の粒界偏
析が生じない温度域で再結晶させ、清浄な粒界を作シ出
すことからなる。オーステナイト系ステンレス鋼の製造
方法(以下、「先行技術2」という)が、開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
先行技術1によれば、P含有量を0.005 wt、%
以下に限定することによってPの粒界偏析を抑え、これ
により耐粒界腐食性の改善を図っている。しかしながら
、P含有量を0.005 wt、%以下にするためには
、高品位の原料を使用しなければならず、このために、
製造コストが非常に上昇する。
先行技術2によれば、冷間加工後、組織を完全に再結晶
させる熱処理によって、炭化物の均−分散及び結晶粒の
微細化を図り、これによりネ鈍物元素の粒界偏析濃度を
よシ小さくさせ、粒界腐食に対する抵抗性の向上を図っ
ている。しかしながら、このためには、熱処理の前に4
0%以上の高い加工率による冷間塑性加工を必要とする
。従って、圧延機等の加工設備の荷重容量や形状寸法が
犬になり、製造コストが上昇する上、製造工程も複雑に
なり、製品の寸法および形状も制約され石。
従って、この発明の目的は、酸化性の金属イオンを含有
する高温硝酸に対し高い耐食性を有するオーステナイト
系ステンレス鋼材を、P含有量を極端に低くしたシ、熱
処理の前に高い加工率による冷間塑性加工を施すような
繁雑な工程を必要とせず、低コストで経済的に製造する
ための、耐硝酸腐食性の優れたオーステナイト系ステン
レス鋼材の製造方法を提供することIF:、ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上述した問題を解決すべく鋭意研究を重
ねた。その結果、炭素含有量が0.02 wt。
裂取下のオーステナイト系ステンレス鋼材に対し、65
0から950℃の範囲内の温度によって1分間以上加熱
することからなる熱処理を施せば、酸化性の金属イオン
を含有する高温硝酸中での耐食性を高め得ることを知見
した。
この発明は、上述の知見に基づいてなされたものであっ
て、炭素含有量が0−02wt、%以下、または、炭素
および燐の含有量が各々0.02 wt、%以下のオー
ステナイト系ステンレス鋼材に対し、必要に応じて10
30℃以上の温度による溶体化熱処理を施した上、65
0から950℃の範囲内の温度によって1分間以上加熱
することからなる熱処理を施し、次いで、常温まで急冷
または放冷することに特徴を有するものである。
この発明におけるオーステナイト系ステンレス鋼材とし
ては、炭素含有量が0−02 wt、%以下の例えば5
US304L、5US310S  の圧延材または鍛造
材が使用される。炭素含有量を上述のように限定した理
由は、次の通シである。即ち、炭素含有量が0.02w
t、%を超えると、熱処理時にクロム炭化物が粒界に析
出する結果、クロム欠乏層が粒界に生成して、耐硝酸腐
食性を劣化させる。
炭素含有量を上述のように限定し、更に、燐含有量も0
−02wt、%以下に限定すれば、耐硝酸腐食性をよシ
向上させることができる。即ち、燐含有量が0.02w
t、%を超えると、熱処理時に燐が粒界に析出する結果
、耐硝酸腐食性を劣化させる。
この発明においては、上述した成分組成のオーステナイ
ト系ステンレス鋼を、通常の熱間圧延等により所定形状
の鋼材に成形し、得られた鋼材に対し、直接または溶体
化熱処理を施した後、650から950℃の範囲内の温
度によって1分間以上加熱することからなる熱処理を施
す。これによって、オーステナイト系ステンレス鋼材の
耐硝酸腐食性を著しく高めることができる。
次に、熱処理温度を、上述した範囲内に限定した理由を
、図面に基づいて説明する。下記第1表の成分組成を有
するオーステナイト系ステンレス鋼の、長さ30m、幅
20+m、厚さ8+Ianの試験片に対し、1050℃
の温度で30分間加熱した後、水冷することからなる溶
体化熱処理を施し、次いで、350〜1000℃の各種
の温度で1時間加熱した後、水冷することからなる熱処
理を施した。このような各種の温度で熱処理が施された
各種試験片の各々に対し、Cr  イオンを0.1f/
を含有する8N−HNO3の沸騰硝酸溶液中に前記各種
試験片の各々を24時間浸漬し、その重量が減少する速
度即ち腐食速度を調べることからなる耐硝酸腐食性試験
を5回縁シ返して施し、5回の腐食速度の平均値を求め
た。
第  1  表 (wt、%) 第1図は、熱処理温度と腐食速度との関係を示すグラフ
である。第1図において1点鎖線は溶体化熱処理ままの
腐食速度である。第1図から明らかなように、熱処理温
度が例えば600℃の場合の腐食速度は1.5327f
/靜、hr  であるのに対し、熱処理温度を650℃
にすると、その腐食速度は0.6583 ?/n? 、
 hr VCなシ著しく低減する。一方、熱処理温度が
950℃を超えると逆に腐食速度が増加し、例えば10
00℃の場合の腐食速度は溶体化熱処理ままの腐食速度
よシ悪い0.8512り/lt? 、h rになる。従
って、この発明においては、熱処理温度を650から9
50℃の範囲内に限定した。
次に、熱処理時間を、上述した範囲内に限定した理由を
、図面に基づいて説明する。上記と同じ試験片に対し、
1050℃の温度で30分間加熱した後、水冷すること
からなる溶体゛圧熱処理を施し、次いで、750℃の温
度によって、0.5〜30分の各種の時間で加熱した後
、水冷することからなる熱処理を施した。このような各
種の時間で熱処理が施された各種試験片の各々に対し、
上述した耐硝酸腐食性試験を5回縁シ返して施し、5回
の腐食速度の平均値を求めた。
第2図は、熱処理時間と腐食速度との関係を示すグラフ
である。第2図において1点鎖線は溶体化熱処理ままの
腐食速度である。第2図から明らかなように、熱処理時
間が例えば0.5分の場合の腐食速度は帆85り/i、
hrであって溶体化熱処理ままの腐食速度とほぼ同じで
あるのに対し、熱処理時間を1分にすると、その腐食速
度は帆627々、hrになシ著しく低減する。従って、
この発明においては、熱処理時間を1分間以上に限定し
た。
上述した熱処理の施された鋼材は、次いで常温まで冷却
する。この冷却は、熱処理温度が650℃から850℃
未満の場合には、自然放冷でもまたは水冷等による強制
冷却でもよいが、熱処理温度が850℃以上の場合には
、350から625℃の温度帯を30分以上通ることの
ない急冷によって行なうことが必要である。熱処理温度
が850℃以上の場合に上述した急冷を行なわないと、
耐硝酸腐食性の向上効果が得られない。
上述した熱処理を施す前に、鋼材に対し溶体化熱処理を
施すことによって、耐硝酸腐食性をより向上させること
ができる。溶体化熱処理温度は、1030℃以上である
ことを必要とする。上記温度が1030℃未満では上述
した作用に所望の効果が得られない。
次に、この発明を実施例によって、この発明の範囲外の
比較例と対比しながら、更に詳細に説明する。
〔実施例1〕 第2表に示すように、本発明の範囲内の化学成分組成を
有し且つ本発明の範囲内の熱処理を施した本発明鋼材の
供試体(以下、「本発明供試体」という)Nα1〜12
を調製した。比較のために、P含有量または熱処理条件
が本発明の範囲外の比較鋼材の供試体(以下、「比較供
試体」という)N[1)〜17を調製した。比較供試体
Nf1)〜4はSUS 304、比較供試体Nα5〜1
5および本発明供試体Nα1〜9は5US304L、そ
して、比較供試体N1)16〜17および本発明供試体
Nα1)〜12は5US310S  である。このよう
な比較供試体および本発明供試体は、第2表に示す化学
成分組成のオーステナイト系ステンレス鋼を高周波真空
炉により溶製して、各々50 kLiのスラブを鋳造し
、得られたスラブの各々を熱間圧延して厚さ8tatr
の薄板となし、次いで、第2表に示す条件で前記薄板に
対し熱処理を施し、このように熱処理の施された薄板か
ら、長さ30聴、幅20mの試験片を切出すことによっ
て調製した。
次いで、比較供試体高1〜17および本発明供試体Nα
1〜12の各々について、前述した耐硝酸腐食性試験を
行なった。その試験結果を第2表に併せて示す。第2表
において、腐食速度(3)は、試、験液として、CrG
+イオンを0.1 ?/l 含有する8N−HNO3の
沸騰硝酸溶液を使用し、この試験液中に上述の各供試体
を24時間浸漬してその重量が減少する速度即ち腐食速
度を調べる試験を5回縁シ返して行ない、その平均値に
よって評価した。
また、腐食速度(B)は、試験液として、Cr  イオ
ンを1.0 f/を含有する8N−HNOs  の沸騰
硝酸溶液を使用したほかは、上記と同じ方法によって評
価した。
第2表から明らかなように、C含有量が0.02wt。
係を超えて多い比較供試体ぬ1〜4は、本発明の範囲内
での熱処理を施しても耐硝酸腐食性は向上せずむしろ劣
化する。C含有量が帆02wt、%以下で且つ本発明範
囲の条件で熱処理を施した本発明供試体N1)l〜4は
、何れも耐硝酸腐食性が優れている。一方、C含有量が
0.02wt、%以下であっても、本発明の熱処理を施
さずまたは熱処理温度が本発明の範囲を外れて低い比較
用供試体高5〜8は、何れも耐硝酸腐食性の向上が認め
られない。
また、熱処理温度が本発明の範囲内である850℃であ
っても冷却を自然放冷によって行なった比較用供試体N
a9は、耐硝酸腐食性向上の効果が低い。
CおよびPの含有量が何れも0.02wt、%以下で且
つ本発明範囲の条件で熱処理を施した本発明供試体Nl
15〜7は、何れも耐硝酸腐食性が一段と優れている。
一方、CおよびPの含有量が何れも0.02wt、%以
下であっても、本発明の熱処理を施さずまたは熱処理温
度が本発明の範囲を外れて低い比較用供試体Na1O〜
14、および熱処理温度が本発明の範囲を外れて高い比
較用供試体Na15は、何れも耐硝酸腐食性の向上が認
められない。  ′溶体化熱処理を行なわず、圧延まま
で本発明の熱処理を施した本発明供試体N[L8および
9は、圧延ままの比較供試体Na1O1および、圧延ま
まで本発明の範囲を外れて低い熱処理を施した比較供試
体1allに比べて、何れも耐硝酸腐食性が優れている
更に、CおよびPの含有量が何れも帆02wt、%以下
で且つ本発明範囲の条件で熱処理した本発明  −供試
体N1)10〜12は、何れも耐硝酸腐食性が一段と優
れている。一方、CおよびPの含有量が何れも帆02w
t、%以下であっても、本発明の熱処理を施さずまたは
熱処理温度が本発明の範囲を外れて低い比較用供試体N
l1)6および17は、何れも耐硝酸腐食性の向上が認
められない。
〔実施例2〕 第3表に示すように、本発明の範囲内の化学成分組成を
有し且つ本発明の範囲内の熱処理を施し、次いで、55
0℃で1時間再加熱した後、水冷した本発明供試体Nα
13〜15と、比較のために、本発明の範囲内の化学成
分組成を有し次いで550℃で1時間再加熱した比較供
試体Nα18とを調製した。
次いで、本発明供試体Nα13〜15および比較供試体
Nα18に対して、前述した腐食速度(ハ)による耐硝
酸腐食性試験を施した。その結果を第3表に併せて示す
第3表に示すように、比較供試体Nα18は、550℃
で1時間再加熱することによって耐硝酸腐食性が著しく
劣化したが、本発明供試体Nα13〜15は、熱処理後
、上述した温度で再加熱しても、耐硝酸腐食性は殆んど
劣化しなかった。
このことは、本発明の方法で製造された鋼材は、溶接や
歪取シ等のために再加熱しても、その性能が殆んど劣化
しないことを示している。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、酸化性の金属イ
オンを含有する高温硝酸に対し高い耐食性を有するオー
ステナイト系ステンレス鋼材ヲ、P含有量’e 陰端に
低くしたり、熱処理の酌に高い加工率による冷間塑性加
工を施すような繁雑な工程を必要とせず、低コストで経
済的に製造することができ、製品は、使用済み核燃料の
再処理プラントにおける溶解槽や硝酸回収蒸発缶用の鋼
材、各種機器、配管、その他、酸化性の金属イオンを含
有する高温硝酸にさらさ九る構造1勿等に使用して、高
い耐硝酸腐食性が発揮される、工業上優れた効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱処理温度と腐食速度との関係を示すグラフ
、第2図は熱処理時間と腐食速度との関係を示すグラフ
である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素含有量が0.02wt.%以下のオーステナ
    イト系ステンレス鋼材に対し、650から950℃の範
    囲内の温度によつて1分間以上加熱することからなる熱
    処理を施し、次いで、熱処理温度が650から850℃
    未満の場合には、急冷または放冷により常温まで冷却し
    、そして、熱処理温度が850℃以上から950℃の場
    合には、急冷により常温まで冷却することを特徴とする
    、耐硝酸腐食性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼
    材の製造方法。
  2. (2)前記熱処理の前に、1030℃以上の温度による
    溶体化熱処理を施すことを特徴とする、特許請求の範囲
    第(1)項に記載の耐硝酸腐食性の優れたオーステナイ
    ト系ステンレス銅材の製造方法。
  3. (3)前記急冷を、350から625℃の温度域を30
    分以上通ることのない冷却速度によつて行なうことを特
    徴とする、特許請求の範囲第(1)項または第(2)項
    に記載の耐硝酸腐食性の優れたオーステナイト系ステン
    レス鋼材の製造方法。
  4. (4)炭素含有量が0.02wt.%以下で且つ燐含有
    量が0.02wt.%以下であるオーステナイト系ステ
    ンレス鋼材に対し、650から950℃の範囲内の温度
    によつて1分間以上加熱することからなる熱処理を施し
    、次いで、熱処理温度が650から850℃未満の場合
    には、急冷または放冷により常温まで冷却し、そして、
    熱処理温度が850℃以上から950℃の場合には、急
    冷により常温まで冷却することを特徴とする、耐硝酸腐
    食性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼材の製造方
    法。
  5. (5)前記熱処理の前に、1030℃以上の温度による
    溶体化熱処理を施すことを特徴とする、特許請求の範囲
    第(4)項に記載の耐硝酸腐食性の優れたオーステナイ
    ト系ステンレス鋼材の製造方法。
  6. (6)前記急冷を、350から625℃の温度域を30
    分以上通ることのない冷却速度によつて行なうことを特
    徴とする、特許請求の範囲第(4)項または第(5)項
    に記載の耐硝酸腐食性の優れたオーステナイト系ステン
    レス鋼材の製造方法。
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