JPH01102879A - 集積回路用ソケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、集積回路用ソケットの構造に関し、特にピン
ホルダのピッチが可変であるものに関する。

〔概要〕

本発明は、複数のピンホルダが一列に配置された集積回
路用のソケットにおいて、 各ピンホルダを波形の弾性体部材に保持することにより
、 ピンホルダのピッチが可変となるようにし、特注品の集
積回路のようにピンの配列が標準的でないものに対応で
きるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種のものの構造としては、第６図に示すよう
にソケット全体が一つの型で一体形成された絶縁性材料
の本体３０６に複数のピンホルダ１０２がモールドされ
ているものがある。このためピンホルダの数とその取付
ピッチは一定していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、集積回路が特注品である場合には、そのピンの
数やピンのピッチが標準的なものでないことがある。こ
のような場合には、そのピンの排列に対応するようなピ
ンホルダの数とピッチとを備えたソケットを製作しなけ
ればならない。これは製作コストが高くなり、また納期
が長くなることのほか補充部品数が限定されるため、使
用にさいして種々の困難が起る。

本発明は、この欠点を解決して、特注品であっても使用
する集積回路の形状に対応して、幅広く適用することが
できる集積回路のソケットを提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、集積回路用のソケットにおいて、多数のソケ
ット用ピンホルダが波状に成形された板状の弾性体に各
ピッチ毎に取付けられ、上記ピンホルダを直線状に整列
させる整列手段を備えたことを特徴とする。

整列手段が、直方体状の箱であり、この箱に、ピンホル
ダの整列方向に貫通孔が形成され、整列手段はこの貫通
孔に挿通される剛体であることが好ましい。

板状の弾性体は絶縁体であるか、または板状の弾性体は
金属バネであり、ピンホルダはこの金属バネに絶縁物を
介して取付けられたものとすることができる。

〔作用〕

ピンホルダは波形に成形された板状の弾性体に各ピッチ
ごとに多数取付けられ、直線状に整列される整列手段を
備えている。この板状の弾性体を適当な位置で切断して
ピンホルダの数を所定のものとすることができる。また
整列手段を直方体状の箱として、その箱の内部の長さを
切断した弾性体に適宜対応するようにすることにより、
ピンホルダのピッチが調整できる。この場合、各ピンの
ピッチに不同なものがあってもそれぞれに対応するピン
ホルダを板状の金属バネに取付けることにより適合する
ことができる。

〔実施例〕

つぎに本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の第一実施例の要部三面図で、図（ａ）
は正面図、図（ｂ）は側面図、図（Ｃ）は平面図をそれ
ぞれ示す。

本図において第一実施例では、絶縁材料により波形に形
成された板状の弾性体１０１に各ピッチごとに集積回路
用のピンホルダ１０２が取付けられ、全体として多数の
ピンホルダが設けられるように成形されている。このよ
うな構造のものを、適当な場所１０３で切断することで
ピンホルダの数も自由に調節することが可能となる。

第２図は、上記第一実施例の全体三面図で、図（ａ）は
正面図、図（５）は側面図、図（Ｃ）は平面図を示す。

本図において、６本のピンホルダ１０２を直線状に整列
させる整列手段として、上面および下面に横長の開口部
１０５を備えた直方体状の箱１０４があり、この内部に
上記ピンホルダ１０２が取付けられた波状に形成された
板状の弾性体１０１が収容される。この箱１０４の一方
の端部にはネジ１０７が螺着され、箱１０４の内部に配
置された緩衝板１０６によって弾性体１０１を押圧する
。これにより弾性体１０１は変形しピンホルダ１０２が
等ピッチに配置されるとき、そのピッチの変化に対応で
きるようになっている。

第３図は、本発明の第二実施例の要部の正面図および側
面図を示す。本実施例では、ピンホルダ１０２の近傍部
に窓２０２を設けた波形の板状の弾性体２０１を備える
。この窓２０２には第４図に示すように整列する手段と
してソケット着脱用の治具２０３を挿入する。

このようにソケット着脱用の治具２０３の使用により、
ピンホルダの配列の直線性がよくなり、作業性が向上す
る。さらに、自動挿入装置を用いて集積回路をベースに
取付ける場合に、ソケットの微妙な歪みを矯正するため
のガイドとして利用することができる。

以上の各実施例では、波状の弾性体は絶縁性材料で構成
されるように説明したが、本発明では第５図に示す第三
実施例のようにピンホルダ１０２の保持部の近傍部２０
１ａを絶縁性のものとし、この近傍部２０１ａを支持す
るポケット部２０１ｂを含む波形の部分全体を金属バネ
とすることもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、１種類のソケット
で複数の形式の集積回路に対応できる。

本発明は集積回路が特注品であってピン数やピッチが標
準品と異なる場合には特に効果がある。

また、構造が非常に簡単であり、安価であるので、印刷
配線板の自動挿入操作が可能となり、集積回路組立の自
動化されている場合にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第一実施例の要部三面図。 第２図は上記実施例の全体三面図。 第３図は本発明第二実施例の要部二面図。 第４図は上記実施例と治具との関係図。 第５図は本発明第三実施例の部分斜視図。 第６図は従来例の三面図。 １０１．２０１・・・板状の弾性体、１０２・・・ピン
ホルダ、１０３・・・切断する場所、１０４・・・箱、
１０５・・・箱の開口部、１０６・・・緩衝板、１０７
・・・ネジ、２０１ａ・・・ピンホルダの近傍の絶縁部
、２０１ｂ・・・弾性体のポケット部、３０６・・・従
来例の本体。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数のソケット用ピンホルダが波状に成形された
   板状の弾性体に各ピッチ毎に取付けられ、上記ピンホル
   ダを直線状に整列させる整列手段を備えた 集積回路用ソケット。
2. （２）整列手段が、直方体状の箱である特許請求の範囲
   第（１）項に記載の集積回路用ソケット。
3. （３）直方体状の箱に、ピンホルダの整列方向に貫通孔
   が形成され、整列手段はこの貫通孔に挿通される剛体で
   ある特許請求の範囲第（１）項に記載の集積回路用ソケ
   ット。
4. （４）板状の弾性体は絶縁体である特許請求の範囲第（
   １）項に記載の集積回路用ソケット。
5. （５）板状の弾性体は金属バネであり、ピンホルダはこ
   の金属バネに絶縁物を介して取付けられた特許請求の範
   囲第（１）項に記載の集積回路用ソケット。