JPH01101181A - 感圧記録媒体 - Google Patents

感圧記録媒体

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Publication number
JPH01101181A
JPH01101181A JP25832487A JP25832487A JPH01101181A JP H01101181 A JPH01101181 A JP H01101181A JP 25832487 A JP25832487 A JP 25832487A JP 25832487 A JP25832487 A JP 25832487A JP H01101181 A JPH01101181 A JP H01101181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
ink layer
polyamide resin
deterioration
sensitive recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP25832487A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagato Osano
永人 小佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP25832487A priority Critical patent/JPH01101181A/ja
Publication of JPH01101181A publication Critical patent/JPH01101181A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タイプライタ−等の感圧記録装置に用いられ
る感圧記録媒体に関する。更に詳しくは、使用時及び保
存時における酸化等による劣化を防止するように成した
新規な記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
従来よりタイプバーあるいはプリントボール等によるイ
ンパクト圧を利用して印字を行なうタイプライタ−が汎
用されており、また、これらのタイプライタ−に用いら
れるコレクタプルインクリボン等の種々の感圧記録媒体
も知られている。しかしながら、近年、印字作業の低騒
音化への要求の高まりにより、前述のタイプバーあるい
はプリントボールに代わって、極めて低いインパクト圧
によって活字を打ち付けることのできるデイジ−ホイー
ルを利用したタイプライタ−が広く採用されている。
デイジ−ホイールによる極めて低いインパクト圧での印
字方法によって、要求されていた低騒音化が達成された
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる方法に用いられる今までの感圧記
録媒体では、弱いインパクト圧による印字がなされると
、文字欠は等の転写不良がしばしば発生し、満足すべき
鮮明な印字像を提供することが困難であった。また、弱
いインパクト圧で印字を可能にすることから、フィルム
状の基材からインク層は剥離しやすく、それゆえ、感圧
記録媒体を重ねて保存すると、そのフィルム状基材の裏
面にインク層が接着する、裏移り現象が発生するという
問題点が生じていた。
本発明は上述した問題点を解決するために成されたもの
であり、その主た色目的は、高温多湿等の悪条件でもイ
ンク層が変形、変質せず、しかも裏移り現象も生じない
感圧記録媒体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段および作用〕上記の目的
は以下の本発明によって達成できる。
すなわち、インク層を基材上に保持して成る感圧記録媒
体において、前記インク層が (a)  酸価及びアミン価が共に、1gにつきKOH
で0.5g以下であるポリアミド樹脂か、または(b)
  酸成分が水添ダイマー酸を原料とするポリアミドか
、または (c)  ダイマー酸を酸成分として95%以上含むポ
リアミド樹脂 を含有することを特徴とする感圧記録媒体である。
本発明の感圧記録媒体は、上記の如きポリアミド樹脂を
インク層中に好ましく40〜50%、より好ましくは4
4〜47%含有させたものである。このような場合に含
有させるべき、他の成分については、後述することとす
る。
上記の特徴をもったインク層を有する本発明の感圧記録
媒体では、高温、多湿等の悪条件での長期保存において
、インク層の酸化劣化がなく、更には、転写不足の一因
となる基材背面へのインク層の移行、いわゆる裏移りを
解消することができる。
以下、本発明を更に詳細に説明するが、以下の特定材料
に関しての説明は、それらの材料の完全なる作用につい
ては、充分に解明されてないので、現在理解されている
限りにおいて、示されるものである。
上記要件(a) 、(b) 、(c)と本発明の作用効
果との関連についてを、まず説明する。
遊離の酸、あるいはアミンは高温、多湿下での劣化や、
空気中での酸化による自動酸化等を゛受けやすい。(a
)の要件を満たすことにより、酸化劣化が発生しづらく
、インク層の変性が抑制される。
また、従来より使用されてきたポリアミド樹脂に含まれ
る炭素−炭素不飽和結合、特に二重結合は自動酸化を受
は易く、アルデヒド基等の官能基の生成や炭素鎖の切断
により、粘着力が高まる。従って、要件(b)を満たす
ことにより、即ち水添ダイマー酸を使用することにより
、自動酸化の影響がなくなる。
更に、ダイマー酸以外の酸成分、特にモノマー酸の存在
により、モノマー酸が酸触媒として作用し、樹脂の劣化
を引き起こす。従って、要件(c)を満たすと、即ち、
ダイマー酸を酸成分として95%以上含むポリアミド樹
脂であると、かかる劣化が起きない。
次に、本発明の感圧記録媒体の構成について言及する。
ポリアミド樹脂の上記要件以外の物理的、化学的特性の
好ましい範囲は次の通りである。
即ち、重量平均分子量(Mw)が、4000ないし60
00、数平均分子量(Mn)が2500ないし6000
、軟化点が110℃ないし150℃、ガラス転移点が0
℃ないし50℃である。
本発明において、インク層に使用される特に好ましいポ
リアミド樹脂は、1gにつきにOHで0.2gの酸化価
、及び1gにつきKOHで0.5gのアミン価、Mw5
000、Mn3300、軟化点125℃、ガラス転移点
16℃であって、しかも水添ダイマー酸原料のものであ
る。
本発明の感圧記録媒体のインク層は、ポリアミド樹脂に
、必要に応じてオイルや着色剤を含有せしめて構成する
オイルは、樹脂の引っばり強さ減少剤および樹脂の接着
力を調製するためのものであり、例えば、鉱油、パラフ
ィン、アマニ油、ナタネ油、レシチン、とマシ油、綿実
油、ステアリン酸ブチル、イソセチルステアレート、ポ
リエチレングリコール等が使用できる。着色剤としては
、例えばカーボンブラックに代表される各種の顔料およ
び染料等が挙げられる。なおインク層にはオイルや着色
剤の他、必要に応じて従来から感圧記録媒体に用いられ
ている各種の添加剤を含有させることは一向に差しつか
えない。
本発明の感圧記録媒体の基材に関しては、例えば公知の
感圧記録媒体に用いられているプラスチッフィルム等、
種々の材質、形状のものが広く使用できる。好適には、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、アラミド等のプラスチックフィルムが挙げられ
る。基材厚さとしては、インク層積層方向に3〜15鱗
が好適である。
(実施例) 以下に実施例を示すが、本発明を更に詳しく説明するが
、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
実施例1 ポリアミド樹脂           50オイル(n
−パラフィン )70 着色剤(カーボンブラック)15 重量平均分子量(Mw)5000、酸価1gにつきにO
Hで0.2mg、アミン価1gにつきKOHで0.5m
gであって、しかも酸成分としての水添ダイマー酸(こ
こでは、リノール酸の二量体物を、ニッケル触媒にて、
水素添加したもの)を95mo1%含有するポリアミド
樹脂を用い、該樹脂50重量部を、イソプロパツール:
トルエン=約4:1の混合溶剤に溶解した。その後、こ
れにn−パラフィンとカーボンブラックを上記の部数加
え、アトライターにて2時間攪拌粉砕することにより均
一に上記組成をもったインク組成物を得た。これを厚さ
14−の高密度ポリプロピレンフィルム基材に塗布乾燥
した後、17mm巾に切断することによフて、本発明の
感圧記録媒体をインクリボンとして得た。なお、塗布量
は乾燥後の重量が約3.0g/m”となるようにした。
このインクリボンをデイジ−ホイール型の電子タイプラ
イタ−(キャノン(株)製)に装着し、インパクトエネ
ルギー2〜25 mJ/m+n2で記録を行なった。そ
の結果を第1表に示す。
保存試験後のインパクトエネルギー及び裏移りの有無、
文字品位については、良好な結果を得た。なお、保存試
験は45度、95%RH148時間放置と、60℃、4
0%RH,10時間放置を行なった。
実施例2 ダイマー酸の酸価を0.6〜1.5、アミン価を0.6
〜2.0とする以外は実施例1と同様にして実施例と同
様なインクリボンを得た。このリボンの各特性を実施例
1と同様に評価した結果も第1表に示す。
実施例3 ダイマー酸を水添を行なっていないもの、すなわち、リ
ノール酸の二量体とした以外は、実施例2と同様にイン
クリボン化し、評価した結果を表1に示す。
比較例1 ダイマー酸の含有量、酸価、アミン価を第1表の如くし
たポリアミド樹脂を用いた以外は実施例1と同様にイン
クリボン化し、評価した結果を第1表に示す。
この第1表から明らかなように、ポリアミド樹脂のダイ
マー酸の純度、酸価、アミン価及び不飽和結合の有無に
は、明白な相関が見られ、実施例においては、印字性能
、保存性、裏移りの各特性において、良好な性能を示し
た。すなわち、本発明の感圧記録媒体では、高温高湿で
の長時間保存後にもインパクトエネルギー、文字品位の
劣化がなく、且つ裏移り現象も発生しなかった。
また、印字時の騒音は、3〜3 、6 mJ/ mn+
2の低いインパクトエネルギーでの印字においても、最
大で48デシベルであった。
これに対して従来型のインクリボンでは保存試験後にお
いて裏移り及び劣化が見られ転写不良のない転写像を得
るためには最低でも4 、3 mJ/Iam”のインパ
クトエネルギーを必要とした。また、騒音も60デシベ
ル以上の高いレベルにあった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の感圧記録媒体では、従来
の記録媒体と比較して、高温、高湿に対する印字特性劣
化、耐自動酸化性において非常に優れており、かつ低イ
ンパクト圧での印字を十分、満足するものである。
特許出願人  キャノン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 インク層を基材上に保持して成る感圧記録媒体において
    、前記インク層が (a)酸価及びアミン価が共に、1gにつきKOHで0
    .5g以下であるポリアミド樹脂か、または(b)酸成
    分が水添ダイマー酸を原料とするポリアミドか、または (c)ダイマー酸を酸成分として95%以上含むポリア
    ミド樹脂 を含有することを特徴とする感圧記録媒体。
JP25832487A 1987-10-15 1987-10-15 感圧記録媒体 Pending JPH01101181A (ja)

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JP25832487A JPH01101181A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 感圧記録媒体

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JP25832487A JPH01101181A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 感圧記録媒体

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JPH01101181A true JPH01101181A (ja) 1989-04-19

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