JP7904084B2 - 保護部材形成方法 - Google Patents

保護部材形成方法

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Description

本発明は、ワークピースに樹脂製の保護部材を形成する際に用いられる保護部材形成方法に関する。
半導体デバイスの製造に用いられるウェーハ等のワークピースを研削等の方法で加工する際には、一般的に、ワークピースの被加工面とは反対側の被保持面側がチャックテーブルで保持される。そのため、チャックテーブルから被保持面に作用する衝撃を十分に緩和できるように、ワークピースをチャックテーブルで保持する前には、ワークピースの被保持面側に、この被保持面を覆う樹脂製の保護部材が形成されている。
上述のような保護部材は、例えば、平坦なステージの上に樹脂製のシートを載せ、シートの上に液状の樹脂を供給し、樹脂にワークピースを重ねてワークピースの被保持面側の全体に樹脂を押し広げ、その後、樹脂を硬化させることで形成される(例えば、特許文献1参照)。
ところが、この方法では、樹脂を押し広げる際の力でシートがステージに密着し、ステージからシートを容易に取り外せなくなることがあった。そこで、ステージの端部からステージとシートとの間に気体を供給して隙間を形成することで、ステージからシートを取り外す技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012-143723号公報 特開2022-20286号公報
しかしながら、ワークピースが、その周縁部分に対して中央部分が大きく盛り上がるような形(つまり、上下が反転したお椀型)に湾曲している場合には、樹脂を押し広げて硬化させる際に、ワークピースが吸盤のように働いて、ステージとシートとが更に強く密着してしまう。そのため、ステージの端部から気体を供給する上述の方法では、必ずしもステージからシートを確実に取り外すことができなかった。
よって、本発明の目的は、シートを保持するステージ等の保持部からシートをより確実に取り外すことができる保護部材形成方法を提供することである。
本発明の一側面によれば、第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有するワークピースの該第1面側に保護部材を形成する保護部材形成方法であって、該ワークピースの該第2面側を第1保持部で保持する第1保持ステップと、該第1保持部と対向する位置に配置される第2保持部でシートを保持する第2保持ステップと、該第2保持部で保持された該シートと、該第1保持部で保持された該ワークピースと、の間の領域に液状の樹脂を供給する樹脂供給ステップと、該第1保持部と該第2保持部とを接近させて、該ワークピース及び該シートから該樹脂に力を加えることにより、該ワークピースと該シートとの間で該樹脂を広げて該ワークピースの該第1面側に該樹脂を被覆する樹脂被覆ステップと、該ワークピースの該第1面側に被覆された該樹脂を硬化させて、硬化した該樹脂と該シートとを含む保護部材を形成する樹脂硬化ステップと、該樹脂を硬化させた後に、該ワークピースを保持した状態の該第1保持部と該シートを保持した状態の該第2保持部とを離隔させる離隔ステップと、該樹脂を硬化させた後に、該第2保持部と該シートとが接触している部分に気体を供給する気体供給ステップと、を含み、該離隔ステップと該気体供給ステップとの双方により、該第2保持部と該シートとの間に隙間を形成し、該第1保持部に作用する力の変化をセンサで検出して該第2保持部と該シートとの間に該隙間が形成されたか否かを判定する判定ステップを更に含む保護部材形成方法が提供される。
好ましくは、該第2保持部と該シートとの間に該隙間が形成された後に、該第1保持部による該ワークピースの保持を解除して該ワークピースを該第1保持部から解放するワークピース解放ステップを更に含む。
本発明の一側面にかかる保護部材形成方法では、樹脂を硬化させて保護部材を形成した後に、ワークピースを保持した状態の第1保持部とシートを保持した状態の第2保持部とを離隔させ、且つ、第2保持部とシートとが接触している部分に気体を供給することで、第2保持部とシートとの間に隙間を形成するので、気体を供給するだけでは第2保持部からシートを取り外せないような状況であっても、第2保持部からシートを取り外すことができる。つまり、本発明の一側面にかかる保護部材形成方法によれば、従来の方法に比べて、シートを保持する第2保持部からシートをより確実に取り外すことができる。
図1は、保護部材形成装置の構造を模式的に示す断面図である。 図2は、ワークピースとシートとが保護部材形成装置により保持された状態を模式的に示す断面図である。 図3は、シートに液状の樹脂が供給された状態を模式的に示す断面図である。 図4は、ワークピースの表面側に樹脂が被覆された状態を模式的に示す断面図である。 図5は、光源から放射される光(紫外線)によって硬化した樹脂とシートとを含む保護部材がワークピースの表面側に形成された状態を模式的に示す断面図である。 図6は、第1ステージとシートとの間に隙間が形成された状態を模式的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の保護部材形成方法において使用される保護部材形成装置2の構造を模式的に示す断面図である。なお、図1では、保護部材形成装置2を構成する一部の要素が機能ブロックで表現されている。
図1に示されるように、保護部材形成装置2は、板状のワークピースを上方から保持できるように構成されたワークピース保持ユニット4を含む。このワークピース保持ユニット4は、例えば、ボールねじ式の昇降機構(不図示)によって支持される金属製のベース部6と、ベース部6の下面6a側に固定される円盤状のワークピース保持部(第1保持部)8と、を有している。
ワークピース保持部8は、例えば、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属で構成された円盤状の枠体10を含んでいる。枠体10の中央下部10aは、逆さに配置された円錐台状(逆円錐台状)に構成されており、この中央下部10aの周りに配置された周縁部10bに比べて下方に突出している。
枠体10の中央下部10aには、その下面10cに開口する円形状の開口部を備えた凹部10dが形成されている。凹部10dには、下端の高さが下面10cの高さと等しくなるように構成された複数の柱状部材(ピン)12が、概ね等しい間隔で配列されている。また、凹部10dの底には、枠体10を高さの方向に貫通する流路10eの一端部が開口している。
流路10eの他端部は、枠体10の上面10fに開口しており、ベース部6に設けられた流路6bやバルブ14等を介して、吸引源16に接続されている。そのため、吸引源16が作動している状態でバルブ14が開かれると、凹部10dに配列された複数の柱状部材12の隙間には、流路6bや流路10eを通じて吸引源16からの負圧が作用する。
枠体10の周縁部10bには、その下面10gに開口する環状の開口部を備えた凹部10hが形成されている。この凹部10hは、中央下部10aの周りを囲むように配置されている。凹部10hの底には、枠体10を高さの方向に貫通する流路10iの一端部が開口している。
流路10iの他端部は、枠体10の上面10fに開口しており、ベース部6に設けられた流路6cやバルブ14等を介して、吸引源16に接続されている。そのため、吸引源16が作動している状態でバルブ14が開かれると、凹部10hには、流路6cや流路10iを通じて吸引源16からの負圧が作用する。
なお、本実施形態にかかるワークピース保持ユニット4では、共通のバルブ14によって、複数の柱状部材12の隙間への負圧の供給と、凹部10hへの負圧の供給と、が同時に制御されるが、これらは個別に制御されてもよい。その場合には、例えば、流路10e及び流路6bに接続されるバルブと、流路10i及び流路6cに接続されるバルブと、が別に設けられる。
ベース部6の下面6aと、ワークピース保持部8を構成する枠体10の上面10fと、の間の環状の領域には、6個のセンサ18が概ね等間隔に配置されている。各センサ18は、代表的には、圧電素子を含む荷重センサであり、ワークピース保持部8に対して上下の方向に力が加わると、その力の大きさに応じた電気信号を出力する。なお、本実施形態では、6個のセンサ18が使用されているが、センサ18の数は、ワークピース保持部8に加わる力を適切に検出できる範囲で変更され得る。
ワークピース保持ユニット4の下方には、樹脂製のシートを下方から保持できるように構成されたシート保持ユニット20が配置されている。シート保持ユニット20は、所定の波長の光(紫外線)を透過させる透明な材料で構成された円盤状の第1ステージ(第2保持部)22を含む。つまり、第1ステージ22は、ワークピース保持部8と対向する位置に配置されている。また、第1ステージ22の上面22aは、概ね平坦に形成されている。
第1ステージ22の周りには、環状の第2ステージ24が配置されている。この第2ステージ24の上面24aの高さは、第1ステージ22の上面22aの高さよりも僅かに高い。また、第1ステージ22と第2ステージ24との隙間によって、流路20aが形成されている。
流路20aは、バルブ26等を介して、吸引源28に接続されるとともに、バルブ30等を介して、エア供給源32に接続されている。そのため、吸引源28が作動している状態でバルブ26が開かれると、第1ステージ22の上方且つ第2ステージ24より内側の空間には、流路20aを通じて吸引源28からの負圧が作用する。また、エア供給源32が作動している状態でバルブ30が開かれると、第1ステージ22の上方且つ第2ステージ24より内側の空間には、流路20aを通じてエア供給源32からのエア(気体)が供給される。
また、第2ステージ24には、その上面24aに開口する環状の開口部を備えた凹部24bが形成されている。この凹部24bは、第1ステージ22の周りを囲むように配置されている。凹部24bの底には、第2ステージ24に設けられた流路24cの一端部が開口している。流路24cの他端部は、バルブ34等を介して、吸引源28に接続されている。そのため、吸引源28が作動している状態でバルブ34が開かれると、凹部24bには、流路24cを通じて吸引源28からの負圧が作用する。
更に、第1ステージ22の下方には、所定の波長の光(紫外線)を放射できる光源36が配置されている。光源36から放射された光は、第1ステージ22を透過して、上面22aに載せられたシート等に照射される。例えば、シートの上面に供給された紫外線硬化型の樹脂(液状の樹脂)は、この光源36から放射される光によって硬化する。
本実施形態にかかる保護部材形成方法では、ワークピース保持ユニット4によってワークピースが保持され(第1保持ステップ)、シート保持ユニット20によってシートが保持される(第2保持ステップ)。図2は、ワークピース11とシート21とが保護部材形成装置2により保持された状態を模式的に示す断面図である。
ワークピース11は、例えば、シリコン等の半導体材料で構成される円盤状のウェーハであり、円形状の表面(第1面)11aと、表面11aとは反対側の円形状の裏面(第2面)11bと、を有している。ワークピース11の表面11a側は、例えば、互いに交差する複数のストリート(分割予定ライン)で複数の小領域に区画されており、各小領域には、集積回路(IC:Integrated Circuit)等のデバイス(不図示)が形成されている。
本実施形態にかかる保護部材形成方法は、例えば、このワークピース11の表面11a側に保護部材を形成する際に用いられる。なお、ワークピース11の材質、形状、構造、大きさ等は、上述した態様に制限されない。例えば、他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等の材料で構成される基板等がワークピース11として用いられ得る。同様に、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等も、上述の態様に制限されない。ワークピース11には、デバイスが形成されていなくてもよい。
本実施形態では、このワークピース11の表面11a側に、ポリオレフィン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂材料により構成される円形状のフィルム13があらかじめ貼付される。また、フィルム13の外縁部に、ワークピース11を囲む環状のフレーム15が固定される。つまり、ワークピース11は、フィルム13を介して環状のフレーム15に支持された状態になっている。ただし、フィルム13には、環状のフレーム15が固定されなくてもよい。なお、フィルム13の厚みは、例えば、50μm~300μm程度である。
ワークピース保持ユニット4によってワークピース11が保持される際には、例えば、図2に示されるように、枠体10の下面10cにワークピース11の裏面11bを接触させ、枠体10の下面10gにフレーム15の上面を接触させた状態で、バルブ14が開かれる。これにより、複数の柱状部材12の隙間と凹部10hとに吸引源16の負圧が作用し、ワークピース11の裏面11b側がワークピース保持部8によって保持される。
シート21は、例えば、ポリオレフィン、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂材料により構成された円形状のフィルムである。このシート21の直径は、第1ステージ22の円形の上面22aの直径よりも大きく、また、例えば、第2ステージ24の環状の上面24aの外縁の直径よりも小さい。なお、シート21の厚みは、例えば、50μm~300μm程度である。
このシート21がシート保持ユニット20によって保持される際には、例えば、第2ステージ24の上面24aにシート21の周縁部の下面を接触させた状態で、バルブ34が開かれる。これにより、凹部24bに吸引源28の負圧が作用し、シート21の周縁部の下面側が第2ステージ24によって保持される。
また、シート21の周縁部の下面側が第2ステージ24によって保持された状態で、バルブ26が開かれる。これにより、第1ステージ22の上面22aとシート21の下面との隙間に吸引源28の負圧が作用し、この隙間に残留している気体が除去され、図2に示されるように、シート21の下面が第1ステージ22の上面22aに密着する。なお、このシート保持ユニット20によるシート21の保持と、ワークピース保持ユニット4によるワークピース11の保持とは、いずれが先に遂行されてもよい。
ワークピース保持ユニット4によってワークピース11が保持され、シート保持ユニット20によってシート21が保持された後には、シート21の上面に液状の樹脂が供給される(樹脂供給ステップ)。言い換えれば、シート21と、ワークピース11と、の間の領域に液状の樹脂が供給される。図3は、シート21に液状の樹脂23が供給された状態を模式的に示す断面図である。
液状の樹脂23は、代表的には、所定の波長の光(紫外線)が照射されると硬化する紫外線硬化型の樹脂であり、保護部材形成装置2に設けられているノズル(不図示)からシート21に滴下される。なお、本実施形態では、液状の樹脂23として、紫外線硬化型の樹脂が使用されるが、例えば、熱が加わると硬化する熱硬化型の樹脂等が液状の樹脂23として使用されてもよい。
シート21とワークピース11との間の領域に液状の樹脂23が供給された後には、ワークピース保持ユニット4を昇降機構で下降させて、ワークピース11とシート21との間で樹脂23を広げることにより、ワークピース11の表面11a側に樹脂23が被覆される(樹脂被覆ステップ)。
つまり、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とを接近させ、ワークピース11及びシート21から樹脂23に力を加えることで、ワークピース11とシート21との間で樹脂23が広げられ、ワークピース11の表面11a側に樹脂23が被覆される。図4は、ワークピース11の表面11a側に樹脂23が被覆された状態を模式的に示す断面図である。
フィルム13とシート21との間隔、すなわち、押し広げられた状態での樹脂23の厚みは、例えば、50μm~400μm程度となるように調整される。なお、この時に、各センサ18は、上向きの力(荷重)を検出する。具体的な力の値は、樹脂23の粘度等に応じて変わるが、代表的には、上向きを正として、+500N程度である。
ワークピース11の表面11a側に樹脂23が被覆された後には、この樹脂23を硬化させて保護部材を形成する(樹脂硬化ステップ)。図5は、光源36から放射される光(紫外線)25によって硬化した樹脂27とシート21とを含む保護部材31が、ワークピース11の表面11a側に形成された状態を模式的に示す断面図である。
図5に示されるように、光源36から放射された光25は、第1ステージ22及びシート21を透過して、液状の樹脂23に照射される。その結果、樹脂23は硬化し、この樹脂23が硬化することで得られる樹脂27と、シート21と、フィルム13と、を含む保護部材31が完成する。なお、樹脂23は硬化する際に収縮するので、この時には、各センサ18は、下向きの力を検出する。具体的な力の値は、硬化させる際の樹脂23の収縮率等に応じて変わるが、代表的には、-300N程度である。
樹脂23を硬化させて保護部材31を形成した後には、ワークピース11を保持した状態のワークピース保持ユニット4と、シート21を保持した状態のシート保持ユニット20と、が離隔される(離隔ステップ)。また、第1ステージ22とシート21とが接触している部分に、エア(気体)が供給される(気体供給ステップ)。図6は、第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成された状態を模式的に示す断面図である。
本実施形態では、まず、図6に示されるように、ワークピース11を保持した状態のワークピース保持ユニット4を上昇させることにより、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とが離隔される。なお、ワークピース保持ユニット4を上昇させる速さや、ワークピース保持ユニット4を上昇させる距離は、ワークピース保持ユニット4からワークピース11等が脱落しない範囲で適切に設定される。
例えば、ワークピース保持ユニット4を上昇させる速さ(ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とを離隔させる速さ)は、1μm/s~100μm/s程度に設定される。また、ワークピース保持ユニット4を上昇させる距離(ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とを離隔させる距離)は、1μm~100μm程度に設定される。
上述のようにシート21が第1ステージ22に密着している状態で、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とが離隔されると、各センサ18は、更に大きな下向きの力を検出する。具体的な力の値は、ワークピース保持ユニット4を上昇させる距離(離隔させる距離)等に応じて変わるが、代表的には、-1000N程度である。
ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とが離隔された後には、第1ステージ22とシート21とが接触している部分に、エア(気体)が供給される。これにより、第1ステージ22からのシート21の剥離が促され、第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成される。エアの圧力等の条件は、第1ステージ22とシート21との間に隙間を形成できる範囲で任意に設定される。代表的には、エアの圧力は、0.1kPa~5kPa程度である。
シート21が第1ステージ22の上面22aから剥離され、第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成されると、各センサ18は、隙間に供給されるエアの圧力に起因した上向きの力を検出する。具体的な力の値は、シート21の柔軟性や、供給されるエアの圧力等に応じて変わるが、代表的には、+10N程度である。
このように、シート21が第1ステージ22の上面22aから剥離される際には、ワークピース保持部8に作用し各センサ18で検出される力の値が、負から正(又はゼロ)へと変化する。そこで、本実施形態では、この力の変化に基づいて、第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成されたか否かを判定する(判定ステップ)。つまり、各センサ18で検出される力が負から正(又はゼロ)に変化した段階で、第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成されたと判定される。
第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成されたと判定された後には、ワークピース保持ユニット4によるワークピース11の保持を解除して、ワークピース11をワークピース保持ユニット4から解放する(ワークピース解放ステップ)。もちろん、ワークピース11をワークピース保持ユニット4から解放する前には、作業性が向上するように、ワークピース保持ユニット4を更に上昇させて、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20との間の隙間を広げることができる。
一方で、例えば、所定の時間が経過しても第1ステージ22とシート21との間に隙間が形成されていないと判定された場合には、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とを離隔させる距離を更に大きくしたり、エアの圧力を高めたりして、第1ステージ22の上面22aからのシート21の剥離をより促進させるとよい。これにより、シート21を保持する第1ステージ22からシート21を更に確実に取り外すことができる。
以上のように、本実施形態にかかる保護部材形成方法では、樹脂23を硬化させて保護部材31を形成した後に、ワークピース11を保持した状態のワークピース保持部(第1保持部)8とシート21を保持した状態の第1ステージ(第2保持部)22とを離隔させ、且つ、第1ステージ22とシート21とが接触している部分に気体を供給することで、第1ステージ22とシート21との間に隙間を形成する。
よって、気体を供給するだけでは第1ステージ22からシート21を取り外せないような状況であっても、第1ステージ22からシート21を取り外すことができる。つまり、本実施形態にかかる保護部材形成方法によれば、従来の方法に比べて、シート21を保持する第1ステージ22からシート21をより確実に取り外すことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態の記載に制限されず種々変更して実施され得る。例えば、上述した実施形態では、ワークピース保持ユニット4とシート保持ユニット20とが離隔された後に、第1ステージ22とシート21とが接触している部分への気体の供給が開始されているが、これらの順序は入れ替えられてもよい。もちろん、これらが同時に開始されてもよい。
その他、上述した実施形態や変形例にかかる構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて変更して実施できる。
11 :ワークピース
11a :表面(第1面)
11b :裏面(第2面)
13 :フィルム
15 :フレーム
21 :シート
23 :樹脂
25 :光(紫外線)
27 :樹脂
31 :保護部材
2 :保護部材形成装置
4 :ワークピース保持ユニット
6 :ベース部
6a :下面
6b :流路
6c :流路
8 :ワークピース保持部(第1保持部)
10 :枠体
10a :中央下部
10b :周縁部
10c :下面
10d :凹部
10e :流路
10f :上面
10g :下面
10h :凹部
10i :流路
12 :柱状部材(ピン)
14 :バルブ
16 :吸引源
18 :センサ
20 :シート保持ユニット
20a :流路
22 :第1ステージ(第2保持部)
22a :上面
24 :第2ステージ
24a :上面
24b :凹部
24c :流路
26 :バルブ
28 :吸引源
30 :バルブ
32 :エア供給源
34 :バルブ
36 :光源

Claims (2)

  1. 第1面と、該第1面とは反対側の第2面と、を有するワークピースの該第1面側に保護部材を形成する保護部材形成方法であって、
    該ワークピースの該第2面側を第1保持部で保持する第1保持ステップと、
    該第1保持部と対向する位置に配置される第2保持部でシートを保持する第2保持ステップと、
    該第2保持部で保持された該シートと、該第1保持部で保持された該ワークピースと、の間の領域に液状の樹脂を供給する樹脂供給ステップと、
    該第1保持部と該第2保持部とを接近させて、該ワークピース及び該シートから該樹脂に力を加えることにより、該ワークピースと該シートとの間で該樹脂を広げて該ワークピースの該第1面側に該樹脂を被覆する樹脂被覆ステップと、
    該ワークピースの該第1面側に被覆された該樹脂を硬化させて、硬化した該樹脂と該シートとを含む保護部材を形成する樹脂硬化ステップと、
    該樹脂を硬化させた後に、該ワークピースを保持した状態の該第1保持部と該シートを保持した状態の該第2保持部とを離隔させる離隔ステップと、
    該樹脂を硬化させた後に、該第2保持部と該シートとが接触している部分に気体を供給する気体供給ステップと、を含み、
    該離隔ステップと該気体供給ステップとの双方により、該第2保持部と該シートとの間に隙間を形成し、
    該第1保持部に作用する力の変化をセンサで検出して該第2保持部と該シートとの間に該隙間が形成されたか否かを判定する判定ステップを更に含む保護部材形成方法。
  2. 該第2保持部と該シートとの間に該隙間が形成された後に、該第1保持部による該ワークピースの保持を解除して該ワークピースを該第1保持部から解放するワークピース解放ステップを更に含む請求項1に記載の保護部材形成方法。
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