JP7861908B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents
車両用駆動装置Info
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Description
本開示は、車両用駆動装置に関する。
ギヤにより掻き上げた油をキャッチタンクへ入れ、キャッチタンクに溜めた油を回転電機の軸心油路に供給する車両用駆動装置が知られている。
ところで、車両用駆動装置のケースが車両の姿勢に応じて傾斜すると、それに伴い軸心油路等の油路も傾くことなる。この点、上記のような従来技術では、車両の姿勢に依存して、キャッチタンク内の油が、水平面に対して傾斜した油路を登ることができない場合があり、この場合、車両用駆動装置の所期のシステム性能が得られないという問題が生じる。他方、オイルポンプを設けると、かかる問題点を解消できるが、部品点数やコスト増加が問題となる。
そこで、1つの側面では、本開示は、ギヤにより掻き上げた油をケース内に循環させる構造を有しつつ、車両の姿勢に起因して所望の油路に油を供給できなくなる可能性を、低減することを目的とする。
1つの側面では、油が流れる収容室を形成するケースと、
前記収容室に配置され、動力源からの動力を車輪に伝達可能な動力伝達機構と、
前記ケースに少なくとも一部が形成される油路構造と、を備え、
前記動力伝達機構は、動力伝達時に軸まわりに回転する回転体を含み、
前記回転体は、前記収容室の下方に溜まる油を、回転により掻き上げ可能な外周部を有し、
前記油路構造は、前記回転体の回転により掻き上げられる油が入る第1油室と、前記第1油室に連通する第1油路とを有し、
前記第1油室内の油は、前記回転体の回転により前記第1油室に新たな油が入る際に生じる油圧に基づいて、前記第1油路へと圧送される、車両用駆動装置が提供される。
前記収容室に配置され、動力源からの動力を車輪に伝達可能な動力伝達機構と、
前記ケースに少なくとも一部が形成される油路構造と、を備え、
前記動力伝達機構は、動力伝達時に軸まわりに回転する回転体を含み、
前記回転体は、前記収容室の下方に溜まる油を、回転により掻き上げ可能な外周部を有し、
前記油路構造は、前記回転体の回転により掻き上げられる油が入る第1油室と、前記第1油室に連通する第1油路とを有し、
前記第1油室内の油は、前記回転体の回転により前記第1油室に新たな油が入る際に生じる油圧に基づいて、前記第1油路へと圧送される、車両用駆動装置が提供される。
1つの側面では、本開示によれば、ギヤにより掻き上げた油をケース内に循環させる構造を有しつつ、車両の姿勢に起因して所望の油路に油を供給できなくなる可能性を、低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
以下の説明では、Y方向(図4等参照)は、車両用駆動装置100の使用状態での上下方向、すなわち、車両用駆動装置100をその使用状態での向きに配置した場合の上下方向に対応する。そして、Y1側及びY2側は、Y方向に沿った上側及び下側に対応する。なお、上下方向は、必ずしも鉛直方向と平行である必要はなく、鉛直方向成分を支配的に有すればよい。また、以下の説明における各部材についての方向は、それらが車両用駆動装置100に組み付けられた状態での方向を表す。また、各部材についての寸法、配置方向、配置位置等に関する用語は、誤差(製造上許容され得る程度の誤差)による差異を有する状態を含む概念である。A方向(図2等参照)は、軸方向に対応し、図2等には、A方向に沿ったA1側とA2側が定義されている。A方向は、必ずしも水平面内である必要はなく、水平面内の成分を支配的に有すればよい。また、X方向(図3等参照)は、A方向及びY方向の双方に直交する方向であり、図3等には、X方向に沿ったX1側とX2側が定義されている。
本明細書では、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力(トルクと同義)を伝達可能に連結された状態を指し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、あるいは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。このような伝動部材としては、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材(例えば、軸、歯車機構、ベルト、チェーン等)が含まれる。なお、伝動部材として、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置(例えば、摩擦係合装置、噛み合い式係合装置等)が含まれていてもよい。
また、本明細書では、「連通」とは、2つの空間的要素が互いに流体的に連通している状態を指す。すなわち、2つの空間的要素間で流体が行き来できる状態を指す。この際、2つの空間的要素は、直接的に連通してもよいし、間接的に(すなわち他の空間的要素を介して)連通してもよい。
本明細書では、「回転電機」は、モータ(電動機)、ジェネレータ(発電機)、及び必要に応じてモータ及びジェネレータの双方の機能を果たすモータ・ジェネレータのいずれをも含む概念として用いている。また、本明細書では、2つの部材の配置に関して、「特定方向視で重なる」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線に直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの部材の双方に交わる領域が少なくとも一部に存在することを意味する。また、本明細書では、2つの部材の配置に関して、「特定方向の配置領域が重なる」とは、一方の部材の特定方向の配置領域内に、他方の部材の特定方向の配置領域の少なくとも一部が含まれることを意味する。
図1は、車両VCにおける車両用駆動装置100の搭載状態を示した上面視の概略図である。図2は、車両用駆動装置100の断面図である。図2Aは、車両用駆動装置100を示すスケルトン図である。
車両用駆動装置100は、図2Aに模式的に示すように、回転電機1と、一対の車輪W(図1参照)にそれぞれ駆動連結される一対の出力部材6と、回転電機1と一対の出力部材6との間で駆動力を伝達する伝達機構3と、を備えている。車両用駆動装置100は、更に、回転電機1を収容するケース2を備えている。ケース2は、一対の出力部材6及び伝達機構3も収容している。なお、変形例では、ケース2は、一対の出力部材6のうちの一方(例えば第1出力部材61)だけを収容してもよい。また、車両用駆動装置100の用途は、電気自動車やハイブリッド車のような、回転電機1を有する任意の車両に適用可能であり、駆動方式も前輪駆動や後輪駆動など任意の車両に適用可能である。また、駆動源は、エンジン(内燃機関)のみであってもよい。
一対の出力部材6の一方である第1出力部材61は、一対の車輪Wの一方である第1車輪W1に駆動連結され、一対の出力部材6の他方である第2出力部材62は、一対の車輪Wの他方である第2車輪W2に駆動連結される。図1に示すように、車両用駆動装置100が搭載される車両VCは、第1車輪W1と一体的に回転する第1ドライブシャフト63と、第2車輪W2と一体的に回転する第2ドライブシャフト64と、を備えている。第1ドライブシャフト63は、例えば等速ジョイントを介して第1車輪W1に連結され、第2ドライブシャフト64は、例えば等速ジョイントを介して第2車輪W2に連結される。そして、第1出力部材61は、第1ドライブシャフト63と一体的に回転するように第1ドライブシャフト63に連結され、第2出力部材62は、第2ドライブシャフト64と一体的に回転するように第2ドライブシャフト64に連結される。なお、第1出力部材61は、インターミディエイトシャフトの形態であってよい。第1出力部材61は、軸方向第2側A2では、ベアリングBR1を介してケース2に対して回転可能に支持され、軸方向第1側A1では、ベアリングBR2を介してケース2に対して回転可能に支持される。なお、本実施例では、一例として、ベアリングBR1、BR2は、ボールベアリングの形態であるが、他の形態であってもよい。
車両用駆動装置100は、回転電機1の出力トルクを、一対の出力部材6を介して一対の車輪Wに伝達させて、車両用駆動装置100が搭載された車両VCを走行させる。すなわち、回転電機1は、一対の車輪Wの駆動力源である。一対の車輪Wは、車両VCにおける左右一対の車輪(例えば、左右一対の前輪、又は左右一対の後輪)である。回転電機1は、例えば、3相交流で駆動される交流回転電機であってよい。
図2に示すように、回転電機1と一対の出力部材6とは、互いに平行な2つの軸(具体的には、第1軸C1及び第2軸C2)に分かれて配置されている。具体的には、回転電機1が、第1軸C1上に配置され、一対の出力部材6が、第1軸C1とは異なる第2軸C2上に配置されている。第1軸C1及び第2軸C2は、互いに平行に配置される軸(仮想軸)である。伝達機構3は、一対の出力部材6の少なくとも一方に駆動連結される出力ギヤ(リングギヤ)30を、一対の出力部材6と同軸に(すなわち、第2軸C2上に)備えている。
回転電機1は、例えばインナーロータタイプである。回転電機1は、ステータ11(図2参照)の径方向内側に、第1軸C1を中心として回転可能なロータ14が配置される。なお、ステータ11は、図2に示すように、径方向外側の水路により冷却されてもよいし、空冷により冷却されてもよい。
ロータ14のロータ軸15は、軸方向第2側A2では、ベアリングBR3を介してケース2に対して回転可能に支持され、軸方向第1側A1では、ベアリングBR4を介してケース2に対して回転可能に支持される。なお、本実施例では、一例として、ベアリングBR3、BR4は、ボールベアリングの形態であるが、他の形態であってもよい。なお、図2に示す例では、ロータ軸15は、軸心油路15a及び径方向の噴出孔15bを有し、回転時、遠心力によって、軸心油路15a内の油を径方向の噴出孔15bのそれぞれからコイルエンド13に向けて油を噴出可能である。
伝達機構3は、回転電機1と出力ギヤ30との間の動力伝達経路に、減速機構34を備えている。減速機構34は、任意であり、カウンタギヤを用いる減速機構や、遊星歯車を用いる減速機構等を含んでよい。本実施例では、一例として、減速機構34は、遊星歯車機構を含み、減速機構34は、回転電機1と同軸に配置される。減速機構34の出力ギヤ(キャリア)342は、差動歯車機構5の出力ギヤ30と径方向に噛み合う。このような車両用駆動装置100は、2軸(第1軸C1及び第2軸C2)からなるコンパクトな構成を有することができる。なお、変形例では、車両用駆動装置100は、3軸以上を有してもよい。
減速機構34は、回転電機1に駆動連結される態様で、回転電機1と同軸に(すなわち、第1軸C1上に)配置されてよい。本実施例では、一例として、回転電機1のロータ14は、減速機構34のサンギヤ341とともに入力部材16と一体的に回転する。
また、伝達機構3は、差動歯車機構5を更に備えている。差動歯車機構5は、回転電機1の側から伝達される駆動力を、一対の出力部材6に分配する。図2に示す例では、差動歯車機構5は、出力ギヤ30の回転を、第1サイドギヤ51と第2サイドギヤ52とに分配する。差動歯車機構5は、一対の出力部材6と同軸に(すなわち、第2軸C2上に)配置されてよい。なお、差動歯車機構5は、傘歯車式の差動歯車機構であってよく、出力ギヤ30は、差動歯車機構5が備える差動ケース部50と一体的に回転するように当該差動ケース部50に連結されてよい。
次に、図2及び図3を参照してケース2の構成を詳説する。
図3は、車両用駆動装置100を概略的に示す上面図である。図3では、インバータケース部24の内部に配置される要素が分かるように、インバータケース部24の上部のインバータカバー部材203の図示が省略されている。
本実施例では、一例として、ケース2は、モータケース部21と、伝達機構ケース部22と、出力軸ケース部23と、インバータケース部24と、を一体化した形態で含む。ここで、「一体化した形態」とは、ボルト等の締結部材で一体化した形態や、一体成形(例えば鋳造やアルミナイジング等を利用した鋳込み)により一体化した形態を含む。
モータケース部21は、回転電機1を収容するモータ収容室S1を形成し、伝達機構ケース部22は、伝達機構3を収容する伝達機構収容室S2を形成し、出力軸ケース部23は、第1出力部材61を収容する出力軸収容室S3を形成し、インバータケース部24は、インバータ装置70を収容するインバータ収容室S4を形成する。なお、モータケース部21がモータ収容室S1を形成するとは、モータ収容室S1を境界付ける壁部がモータケース部21を形成することを意味する。これは、伝達機構収容室S2、出力軸ケース部23、及びインバータケース部24についても同様である。
モータケース部21は、回転電機1の外形に対応した円筒状の形態である。ただし、モータケース部21は、円筒状の外周部がすべて閉じている必要はない。例えば、モータ収容室S1と出力軸収容室S3とは、連通してもよく、この場合、モータケース部21における出力軸収容室S3に対向する側は、壁部(隔壁部)が形成されなくてもよい。
伝達機構ケース部22は、モータケース部21及び出力軸ケース部23に対して軸方向第2側A2に設けられる。出力軸ケース部23は、モータケース部21に対してX方向X2側に設けられる。インバータケース部24は、伝達機構ケース部22及び出力軸ケース部23の上側に設けられる。インバータケース部24の詳細は後述する。
なお、本実施例では、一例として、出力軸ケース部23を有するので、第1出力部材61をケース2の外部に設ける場合に比べて、第1出力部材61を外部環境(例えば飛び石等)から有効に保護できる。また、第1出力部材61と周辺部品との間で確保すべきクリアランスを低減できる。ただし、変形例では、第1出力部材61は、ケース2の外部に設けられてもよい。
なお、ケース2は、複数の部材(ケース部材やカバー部材)を接合して形成されてよい。従って、ケース2を形成する一のケース部材は、モータケース部21、伝達機構ケース部22、出力軸ケース部23、及びインバータケース部24のうちの、2つ以上のケース部を形成する場合がある。
また、ケース2により形成されるモータ収容室S1、伝達機構収容室S2、出力軸収容室S3、及びインバータ収容室S4は、互いに完全に隔離されてもよいし、部分的に連通してもよいし、境界を有さない態様で共通化されてもよい。例えば、モータ収容室S1及び出力軸収容室S3は、互いを仕切る隔壁を有さない態様で、共通化されてもよい。この場合、回転電機1と第1出力部材61とが、ケース2が形成する共通の収容室(具体的には、モータ収容室S1及び出力軸収容室S3)に収容されることになる。なお、本実施例では、一例として、モータ収容室S1には油が供給されるため、モータ収容室S1とインバータ収容室S4は、仕切られてよい。
以下の説明では、ケース2は、一例として、ケース部材200と、モータカバー部材201と、デフカバー部材202と、インバータカバー部材203とを、接合して形成されるものとする。なお、接合方法は、ボルト等による締結であってよい。
ケース部材200は、一ピースの部材(例えば、ダイカスト法によって形成された、材質を共通とする1つの部材)に形成されてよい。この場合、モータ収容室S1と伝達機構収容室S2は、1枚の隔壁26によって区画されてよい。
ケース部材200は、軸方向第1側A1において軸方向に開口するとともに、軸方向第2側A2において軸方向に開口する。
モータカバー部材201は、ケース部材200における軸方向第1側A1の開口(すなわちモータ収容室S1の軸方向第1側A1の開口)を覆うように設けられる。モータカバー部材201は、一ピースの部材に形成されてよい。モータカバー部材201は、ケース部材200の軸方向第1側A1の端面(接合面)に接合されてよい。この場合、モータカバー部材201とケース部材200との間の接合面(合わせ面)221は、軸方向に垂直な平面内に延在してよい。
デフカバー部材202は、ケース部材200における軸方向第2側A2の開口(すなわち伝達機構収容室S2の軸方向第2側A2の開口)を覆うように設けられる。デフカバー部材202は、一ピースの部材に形成されてよい。デフカバー部材202は、ケース部材200の軸方向第2側A2の端面(接合面)に接合されてよい。この場合、デフカバー部材202とケース部材200との間の接合面(合わせ面)222は、軸方向に垂直な平面内に延在してよい。
インバータカバー部材203は、ケース部材200におけるインバータ収容室S4の開口を覆うように設けられる。インバータカバー部材203は、一ピースの部材に形成されてよい。
インバータ装置70は、モジュールの形態であってよく、ボルト等によってインバータケース部24を形成する壁部に固定されてよい。
インバータ装置70は、上述したように、インバータケース部24のインバータ収容室S4内に収容される。インバータ装置70は、バッテリBA(図1参照)からの電力の供給を受け、回転電機1に電力を供給する。なお、バッテリBAは、任意であるが、比較的定格電圧の高い高圧バッテリであってよく、リチウムイオンバッテリー等であってよい。インバータ装置70は、主に、パワーモジュールPM、平滑コンデンサCM、及びバスバー構造72を含む。また、インバータ装置70は、インバータ回路を制御する制御装置が実装された制御基板(図示せず)等を更に含んでよい。バスバー構造72は、回転電機1とパワーモジュールPMとの間に配置され、両者を電気的に接続する。
本実施例では、一例として、インバータケース部24は、上面視(第2方向Yに視たビュー、以下同じ)で第1軸C1及び第2軸C2に重なる態様で配置される。
インバータ収容室S4は、第1収容部S41と、第2収容部S42と、第3収容部S43とを含む。インバータ収容室S4は、上面視で、図3に示すように、L字状の形態を有する。具体的には、X方向で第1軸C1及び第2軸C2の間をX方向中心とすると、インバータ収容室S4は、X方向中心を跨ぐ態様で、X方向中心に対してX方向両側に延在する。また、A方向で回転電機1と減速機構34の間をA方向中心とすると、インバータ収容室S4は、第1方向第2側X2において、A方向中心を跨ぐ態様で、A方向中心に対してA方向両側に延在する。他方、インバータ収容室S4は、第1方向第1側X1においては、A方向中心よりも軸方向第2側A2だけに延在する。
より具体的には、第1収容部S41、第2収容部S42、及び第3収容部S43は、上面視で、図3に示すように、全体としてL字状に配置される。この際、第1収容部S41は、上面視で軸方向第2側A2において第1軸C1(すなわち減速機構34)に重なり、かつ、軸方向Aに視て回転電機1に重なる。また、第2収容部S42は、上面視で第2軸C2に重なり、かつ、第1方向Xに視て回転電機1に重なる。第3収容部S43は、第1収容部S41及び第2収容部S42に隣接し、かつ、上面視で第2軸C2に重なる。なお、第3収容部S43は、第1収容部S41及び第2収容部S42に一体的に連通してよい。
第1収容部S41、第2収容部S42、及び第3収容部S43は、回転電機1の回転軸の軸心である第1軸C1と出力部材6の軸心である第2軸C2とを含む平面(図示せず)よりも上側に配置される。なお、本実施例では、一例として、上述したように、出力ギヤ30の中心軸(すなわち第2軸C2)と回転電機1の中心軸(すなわち第1軸C1)との間の第2方向Yのオフセット量は、比較的小さく設定されるので、第1軸C1と第2軸C2とを含む平面(図示せず)は、水平面に近い平面となる。ただし、変形例では、第1軸C1と第2軸C2とは、上下方向に有意にオフセットされてもよい。
なお、第1収容部S41には、インバータ装置70の構成要素のうちの、バスバー構造72が配置され、第2収容部S42には、平滑コンデンサCMが配置され、第3収容部S43には、パワーモジュールPMが配置されてよい。この際、バスバー構造72及びパワーモジュールPMは、第1方向Xで隣り合い、かつ、パワーモジュールPM及び平滑コンデンサCMは、軸方向Aで隣り合う。なお、第1収容部S41、第2収容部S42、及び第3収容部S43のそれぞれの境界は、厳密である必要なく、例えば、パワーモジュールPMの軸方向第1側A1の一部が第2収容部S42に配置されてもよいし、パワーモジュールPMの第1方向第1側X1の一部が第1収容部S41に配置されてもよい。
なお、ここでは、図3を参照して、インバータ収容室S4における特定の配置態様について説明したが、パワーモジュールPM等の配置態様は任意であり、図3に示した配置態様に限られない。また、変形例では、インバータケース部24自体が省略されてもよい。
次に、図4以降を参照して、本実施例の特徴的な構成を説明する。
図4は、本実施例による車両用駆動装置100を軸方向第2側A2から視て概略的に示す側面図である。図4では、デフカバー部材202を取り外した状態が示されている。図5は、デフカバー部材202をA1側から視て概略的に示す側面図である。
なお、伝達機構収容室S2及び出力軸収容室S3は、上述したように、上面視で第2軸C2に重なり、また、互いに対して軸方向に隣接する関係である。また、伝達機構収容室S2は、減速機構34及び差動歯車機構5を収容する態様で、X方向に延在するため、伝達機構収容室S2及び出力軸収容室S3は、上面視で、L字状に延在する。以下では、伝達機構収容室S2のうちの、減速機構34を収容する部分を、「減速機構収容室S21」とも称し、差動歯車機構5を収容する部分を、「差動歯車収容室S22」とも称する。
本実施例では、油は、オイルポンプ(機械式又は電動式オイルポンプ)を利用したいわゆる強制潤滑方式ではなく、ギヤの回転によって掻き上げて潤滑させる潤滑方式(自然潤滑方式)により、車両用駆動装置100内を循環される。ただし、変形例では、オイルポンプが一部の潤滑及び/又は冷却で併用されてもよい。
具体的には、本実施例では、伝達機構収容室S2内の下部に溜まる油を、差動歯車機構5の出力ギヤ30(いわゆるデフリング)の回転によって掻き上げて各種潤滑対象物を潤滑させる潤滑方式が採用される。
本実施例では、伝達機構収容室S2には、図4及び図5に示すように、キャッチタンク920が設けられる。
キャッチタンク920は、図4に示すように、減速機構収容室S21において、減速機構34まわりの軸方向の壁部9201の径方向外側に延在し、出力ギヤ30の回転によって掻き上げられる油を捕捉可能な位置に入口921を有する。そして、キャッチタンク920は、下部で差動歯車収容室S22に開口する排出口922を有する。この場合、リターン流路292の軸方向第2側A2の端部(減速機構収容室S21側の開口)は、排出口922の近傍に設けられてもよい。これにより、上述した空間S11内のコイルエンド13の冷却に供された油を、差動歯車収容室S22内の下部(出力ギヤ30が浸かる油溜まり)に、キャッチタンク920の下部を介して比較的速やかに戻すことが可能となる。なお、キャッチタンク920は、ロータ軸15の軸心油路15aに油を供給するように、ロータ軸15の軸心油路15a等にも連通されてよい。
なお、リターン流路292は、軸方向第1側A1の端部が、モータ収容室S1の空間S11に連通し、軸方向第2側A2の端部が、伝達機構収容室S2の下部(キャッチタンク920の下部)に連通してよい。
差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げられる油は、キャッチタンク920を介してロータ軸15の軸心油路15aに導入される。具体的には、キャッチタンク920は、その上部に連通口75が設けられる。連通口75は、径方向の連通路74の径方向外側の開口部であり、連通路74の径方向内側の端部は、入力部材16の軸心油路16aに接続される。この場合、差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げられる油は、キャッチタンク920の連通口75から連通路74に入り、ついで、軸心油路16aを介してロータ軸15の軸心油路15aに供給される。軸心油路15aに供給された油は、減速機構34等の潤滑等に供される。なお、キャッチタンク920から軸心油路15aへの油の供給方法は任意であり、他の経路が利用されてもよい。
このようにして、本実施例によれば、車両用駆動装置100において、このような自然潤滑方式を採用することで、オイルポンプを無くすことによるコスト低減や体格低減を図ることができる。
図6は、車両VCの左右方向の傾斜に依存してケース2(及びそれに伴い軸心油路16a、15a)が左右方向に傾斜した場合の状態を模式的に示す図であり、図2のQ6を拡大した図である。図6には、キャッチタンク920からの油の流れのうちの、連通路74を通る流れが矢印R60で、軸心油路16aを通る油の流れが矢印R62で、減速機構34等の潤滑等に供される油の流れが矢印R64で、それぞれ模式的に示されている。
ところで、「発明が解決しようとする課題」の欄で言及したように、車両用駆動装置100のケース2が車両用駆動装置100の姿勢に応じて傾斜すると、それに伴い軸心油路16a等の油路も傾くことなる。この点、本実施例のようにオイルポンプを無くしキャッチタンク920を設ける構成では、車両VCの姿勢に依存して、キャッチタンク920内の油が、水平面に対して傾斜した左右方向の油路(例えば軸心油路16a)を流れ難くなる場合(流量が有意に低下する又はゼロになる場合)がありうる。これは、キャッチタンク920内の油は、自重又はヘッド圧(水頭圧)に基づいて軸心油路16aに供給されるため、軸心油路16a内での油のヘッド圧が、傾斜によってキャッチタンク920内の油のヘッド圧よりも高くなりうるためである。
そこで、本実施例では、以下で詳説するように、オイルポンプを利用しないが、オイルポンプと同様の態様で油を圧送できる油の供給系を設けることで、上述した問題点を解消する。
具体的には、本実施例では、伝達機構収容室S2には、図4及び図5に示すように、圧送用油室940が設けられる。圧送用油室940は、キャッチタンク920とは異なり、比較的小さい容積を有する。なお、圧送用油室940は、キャッチタンク920と同様、デフカバー部材202により軸方向第2側A2が閉塞されてよい。
本実施例では、圧送用油室940は、図4及び図5に示すように出力ギヤ30の外周縁よりもわずかに径方向外側に入口941を有するように配置されてよい。圧送用油室940は、出力ギヤ30まわりの全周範囲に対して一部に設けられる。この際、圧送用油室940は、好ましくは、出力ギヤ30まわりの全周範囲に対して1/3以内の周方向範囲、より好ましくは、1/4以内の周方向範囲にわたって延在する。この場合、デッドスペースを利用して、比較的小さい容積の圧送用油室940を形成でき、後述する圧送に要する油圧を効率的に高めることができる。
圧送用油室940は、好ましくは、出力ギヤ30の外周縁よりもわずかに径方向外側に入口941を有するように配置される。この場合、出力ギヤ30に掻き上げられる油を、圧送用油室940の入口941に直接的に導入でき、後述する圧送に要する油圧を効率的に高めることができる。
圧送用油室940には、圧送用油路950が連通する。圧送用油路950の詳細は後述する。本実施例では、圧送用油室940内の油は、圧送用油室940に新たな油が直接的に入る際に生じる油圧に基づいて、圧送用油路950へと圧送される。なお、圧送用油路950における圧送用油室940側の開口面積は、軸方向に視て、圧送用油室940の延在範囲の面積よりも有意に小さい。
図7は、圧送用油室940の油に対する油圧の発生原理の概略的な説明図であり、図4のQ7の拡大図である。図7には、出力ギヤ30から掻き上げられた油のうちの、圧送用油室940に入る油が符号92のハッチング領域で模式的に示されており、圧送用油室940内の油が符号90のハッチング領域で模式的に示されている。
本実施例では、圧送用油室940には、上述したように出力ギヤ30から掻き上げられた油が入るが、その流入量は、出力ギヤ30の回転数の増加とともに増加する。そして、圧送用油室940は、上述したように比較的少ない容量であるため、出力ギヤ30の回転数が0よりも有意に大きい特定の回転数(第2回転数の一例)を超えると、図7に模式的に示すように、圧送用油室940内が油90で充填されることになる。すなわち、圧送用油室940内は、空気を実質的に含まない態様で油90により充填される。なお、特定の回転数は、状況や個体に応じて変動しうるが、圧送用油室940の容量等の設計により所望の値になるように適合できる。このような充填状態に至ると、出力ギヤ30から掻き上げられた油のうちの、圧送用油室940に入る油は、圧送用油室940内の油に対して、油圧(図7の圧力P70参照)を付与できる。すなわち、圧送用油室940内の油は、圧送用油室940内に新たな油が直接的に入る際に生じる油圧に基づいて、昇圧される。その結果、圧送用油室940内の油は、圧送用油路950へと圧送される。ここで、一の油路に“油が直接的に入る”とは、他の油路を介することなく、油が当該一の油路に入る態様を意味する。
このようにして、本実施例によれば、オイルポンプを利用することなく、圧送用油室940に新たな油が直接的に入る際に生じる油圧に基づいて、圧送用油室940内の油を圧送用油路950へと圧送できる。その結果、上述したような車両の傾斜(例えば左右方向の傾斜)が生じた場合でも、圧送用油路950を介した油の供給(流れ)を維持できる。
なお、本実施例では、圧送用油室940は、図4等に示すように、入口941が斜め下向きであるので、出力ギヤ30の回転数が0又はそれに近い回転数(第1回転数の一例)であるとき、圧送用油室940の油の実質的にすべては、自重により伝達機構収容室S2の下部に戻る。
次に、図8以降を参照して、圧送用油路950の好ましい例について説明する。
図8は、圧送用油路950を介した油の流れの説明図であり、図2に、対応する各油の流れを各矢印で模式的に示す図である。なお、図8には、図6を参照して概説したキャッチタンク920からの油の流れも併せて示されている。図9から図12は、圧送用油路950の説明図であり、図9は、車両用駆動装置100をA1側から視て概略的に示す側面図である。図9では、モータカバー部材201を取り外した状態が示されている。図10は、車両用駆動装置100を、軸方向Aに垂直な側方から視て概略的に示す側面図であり、図11は、モータカバー部材201を軸方向第2側A2から視て概略的に示す側面図であり、図12は、モータカバー部材201を軸方向第1側A1から視て概略的に示す側面図である。
本実施例では、圧送用油路950は、ロータ軸15の軸心油路15aに軸方向第1側A1から連通する。なお、上述したように、キャッチタンク920からの連通路74は、入力部材16の軸心油路16aを介して、ロータ軸15の軸心油路15aに軸方向第2側A2から連通する。これにより、ロータ軸15の軸心油路15aには、軸方向A両側から油を流入させることが可能となり、ロータ軸15の軸心油路15aへの油の供給の安定化を効果的に高めることができる。
具体的には、圧送用油路950は、圧送用油室940から順に、主に、軸方向油路951と、径方向油路952とを含む。
軸方向油路951は、ケース部材200に形成され、軸方向に延在する。軸方向油路951は、軸方向第2側A2の端部が圧送用油室940に接続され、軸方向第1側A1の端部が径方向油路952に接続される。なお、図10に示す例では、軸方向油路951は、軸方向Aに略平行に直線状に延在するが、屈曲部を有してもよい。また、軸方向油路951の一部又は全部は、モータ収容室S1内に配置可能な管状部材により形成されてもよい。
径方向油路952は、図11及び図12に示すように、モータカバー部材201に形成され、径方向に延在する。径方向油路952は、径方向外側の端部が軸方向油路951に接続され、径方向内側の端部が軸心油路15aに接続される。なお、図11及び図12に示す例では、径方向油路952は、径方向に略平行に直線状に延在するが、屈曲部を有してもよい。また、径方向油路952の一部又は全部は、モータ収容室S1内に配置可能な管状部材により形成されてもよい。なお、径方向油路952は、モータカバー部材201に設けられてもよいオイルクーラ(図示せず)を通るように形成されてもよい。
このように本実施例によれば、オイルポンプを利用することなく、出力ギヤ30により掻き上げられる油を、2系統の供給系を介して軸心油路15aに安定的に供給できる。
具体的には、図8に示すように、上述したように、差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げられる油は、キャッチタンク920、連通路74、及び入力部材16の軸心油路16aを介して、ロータ軸15の軸心油路15aに軸方向第2側A2から導入される(矢印R60、矢印R62参照)。また、差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げられる油は、圧送用油室940及び圧送用油路950を介して、ロータ軸15の軸心油路15aに軸方向第1側A1から導入される(矢印R80参照)。軸心油路15aに供給された油は、軸心油路15aを通り(矢印R82参照)つつ、噴出孔15bから回転電機1のコイルエンド13に噴出される(矢印R84参照)。これにより、差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げられる油によって、コイルエンド13を効率的に冷却できる。そして、モータ収容室S1の空間S12内のコイルエンド13に噴出された油は、ベアリングBR3、BR4等を潤滑しつつ(矢印R86参照)、第2軸C2よりも下側の位置のリターン流路290の端部(軸方向A2側の端部)(図4参照)を介して、空間S12から伝達機構収容室S2へと戻される。また、モータ収容室S1の空間S11内のコイルエンド13に噴出された油は、第2軸C2よりも下側の位置のリターン流路292の端部(軸方向A2側の端部)(図4参照)を介して、空間S11から伝達機構収容室S2へと戻される。このようにして伝達機構収容室S2へと戻された油は、キャッチタンク920における第2軸C2よりも下側の排出口922から、差動歯車収容室S22に戻される。これにより、再び差動歯車機構5の出力ギヤ30の回転によって掻き揚げ可能となる。
なお、本実施例では、2つのリターン流路290、292が設けられるが、リターン流路の数や構成は任意である。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、圧送用油室940は、差動歯車機構5の出力ギヤ30により掻き上げられる油に基づいて機能するが、これに限られない。すなわち、油を掻き上げるギヤが、差動歯車機構5の出力ギヤ30以外のギヤである構成であってもよく、この場合も、圧送用油室940は、当該ギヤ(油を掻き上げるギヤ)に対して、出力ギヤ30に対してと同様の態様で、配置されてよい。
また、上述した実施例では、圧送用油室940に対して油を掻き上げる要素は、出力ギヤ30の外周部の歯であるが、これに限られない。すなわち、圧送用油室940に対して油を掻き上げる要素は、ギヤの歯である必要はなく、他の要素であってもよい。例えば、減速機構34の一部(例えばキャリア)とともに一体回転する回転体の外周部にフィンを設け、フィンにより油を掻き上げてもよい。この場合、圧送用油室940のような油室が、フィンにより掻き上げられる油が入るように配置されてよい。
また、上述した実施例では、車両の動力源は、回転電機1であるが、これに限られない。例えば、車両の動力源は、回転電機1に代えて又は加えて、エンジン(内燃機関)を含んでもよい。
また、上述した実施例では、圧送用油室940から吐出される油の供給先は、車両の左右方向に延在する軸心油路15aを含むが、これに限られない。例えば、圧送用油室940から吐出される油の供給先は、任意であり、車両の左右方向以外の方向に延在する油路であってもよい。また、圧送用油室940から吐出される油の供給先は、略水平面内に延在する油路が好適であるが、これにも限れない。
100・・・車両用駆動装置、1・・・回転電機(動力源)、2・・・ケース、3・・・伝達機構、15・・・ロータ軸、15a・・・軸心油路、30・・・出力ギヤ(回転体、ギヤ)、920・・・キャッチタンク(第2油室)、74・・・連通路(第2油路)、940・・・圧送用油室(第1油室)、950・・・圧送用油路(第1油路)、S2・・・伝達機構収容室(収容室)
Claims (9)
- 油が流れる収容室を形成するケースと、
前記収容室に配置され、動力源からの動力を車輪に伝達可能な動力伝達機構と、
前記ケースに少なくとも一部が形成される油路構造と、を備え、
前記動力伝達機構は、動力伝達時に軸まわりに回転する回転体を含み、
前記回転体は、前記収容室の下方に溜まる油を、回転により掻き上げ可能な外周部を有し、
前記油路構造は、前記回転体の回転により掻き上げられる油が入る第1油室と、前記第1油室に連通する第1油路とを有し、
前記第1油室内の油は、前記回転体の回転により前記第1油室に新たな油が入る際に生じる油圧に基づいて、前記第1油路へと圧送される、車両用駆動装置。 - 前記回転体は、外周部に歯を有するギヤを含む、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1油室内の油は、前記回転体の回転数が特定の回転数を超えると、前記第1油室に入る際に生じる油圧に基づいて前記第1油路へと圧送される、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記回転体の回転数が0以上の第1回転数である状態において、前記第1油室内の油は、自重により前記収容室の下部に戻り、かつ、前記回転体の回転数が前記第1回転数により高い第2回転数である状態において、前記第1油室内の油は、前記第1油室に入る際に生じる油圧に基づいて前記第1油路へと圧送される、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記第1油室は、前記回転体まわりの全周範囲に対して1/4以内の周方向範囲にわたって延在する、請求項1に記載の車両用駆動装置。
- 前記動力源は、前記収容室に配置される回転電機を含み、
前記第1油路は、前記回転電機のロータ軸の軸心油路に連通する、請求項1に記載の車両用駆動装置。 - 前記油路構造は、前記回転体の回転により前記回転体により掻き上げられる油が入る第2油室と、前記第2油室に連通する第2油路とを更に有し、
前記第2油室内の油は、自重又は前記第2油室内のヘッド圧に基づいて、前記第2油路へと供給される、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の車両用駆動装置。 - 前記第1油室は、前記第2油室よりも容積が小さい、請求項7に記載の車両用駆動装置。
- 前記動力源は、前記収容室に配置される回転電機を含み、
前記第1油路は、前記回転電機のロータの軸心油路に対して軸方向一方側から連通し、
前記第2油路は、前記回転電機のロータの軸心油路に対して軸方向他方側から連通する、請求項7に記載の車両用駆動装置。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023037570 | 2023-03-10 | ||
| JP2023037570 | 2023-03-10 | ||
| PCT/JP2024/002167 WO2024190099A1 (ja) | 2023-03-10 | 2024-01-25 | 車両用駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2024190099A1 JPWO2024190099A1 (ja) | 2024-09-19 |
| JP7861908B2 true JP7861908B2 (ja) | 2026-05-19 |
Family
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Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019098166A1 (ja) | 2017-11-14 | 2019-05-23 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
| JP2022136861A (ja) | 2021-03-08 | 2022-09-21 | 日本電産株式会社 | 伝達機構装置および駆動装置 |
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019098166A1 (ja) | 2017-11-14 | 2019-05-23 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
| JP2022136861A (ja) | 2021-03-08 | 2022-09-21 | 日本電産株式会社 | 伝達機構装置および駆動装置 |
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