JP7846949B2 - エアロゾル生成装置に着脱が可能な追加部材 - Google Patents

エアロゾル生成装置に着脱が可能な追加部材

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Description

本開示は、エアロゾル生成装置に着脱が可能な追加部材に関する。
エアロゾル生成装置は、香料等を含むエアロゾル源の加熱によりエアロゾルを生成する装置であり、その電源には本体内に内蔵された二次電池が使用される。エアロゾル生成装置には、デザイン性の観点等からカバー部材が取り付けられることがある。
国際公開2019-084161号明細書 特開2014-73135号公報
現在、エアロゾル源の加熱に使用するプロファイル(以下「加熱プロファイル」という。)は、予め定められている。なお、エアロゾルの生成量が異なる2つの加熱モードを備えるエアロゾル生成装置も存在するが、ユーザは、予め定められた複数のモードのいずれかを選択することしかできない。
本開示はエアロゾル生成装置に予め用意されているモード以外のモードの選択を可能にする技術を提供する。
本開示の一形態として、制御部と、電池と、エアロゾル源を加熱する加熱部とを有するエアロゾル生成装置に対して着脱が可能な追加部材であって、加熱部による加熱を規定する制御シーケンスを記憶する記憶部、を有する追加部材が提供される。
記憶部には、エアロゾル生成装置に記憶されている制御シーケンスとは異なる第2の制御シーケンスが記憶されていてもよい。
記憶部が書き換え可能である場合、記憶部には、外部端末又はエアロゾル生成装置からダウンロードした第2の制御シーケンスが書き込まれてもよい。
また、外部端末又はエアロゾル生成装置と通信して第2の制御シーケンスを取得する通信部を更に有してもよい。
装着された本体部は、エアロゾル生成装置の表面の一部を覆ってもよい。
本体部のエアロゾル生成装置への装着が、加熱部によるエアロゾル源の加熱を可能にする条件の1つであってもよい。
ユーザの押圧により、エアロゾル生成装置に設けられているスイッチの操作が可能であってもよい。
エアロゾル生成装置に装着された本体部は、エアロゾルの発生が可能な状態にあるエアロゾル生成装置のうち本体部で覆われていない部分と一体的な外観を形成してもよい。
本開示の一形態によれば、エアロゾル生成装置に予め用意されているモード以外のモードの選択を可能にできる。
エアロゾル生成装置の正面側を斜め上方から観察する図である。 エアロゾル生成装置の正面側を斜め下方から観察する図である。 シャッタを取り外したエアロゾル生成装置を上方から観察する図である。 フロントパネルを取り外した状態の本体装置を正面から観察する図である。 本体装置から取り外されたフロントパネルの裏面を観察する図である。 エアロゾル生成装置の内部構成を模式的に示す図である。 本体装置の制御部が実行するフロントパネルの装着検知動作の一例を説明するフローチャートである。 実施の形態1において本体装置の制御部が実行する加熱プロファイルの更新処理の一例を説明するフローチャートである。 フロントパネルの交換による加熱プロファイルの更新を説明する図である。 実施の形態2において本体装置の制御部が実行する加熱プロファイルの保存処理の一例を説明するフローチャートである。 フロントパネルの交換による加熱プロファイルの追加を説明する図である。 実施の形態3において本体装置の制御部が実行する加熱プロファイルの入れ替え処理の一例を説明するフローチャートである。 フロントパネルの交換による加熱プロファイルの入れ替えを説明する図である。 実施の形態4において本体装置の制御部が実行する加熱プロファイルの入れ替え処理の一例を説明するフローチャートである。 フロントパネルの交換による加熱プロファイルの切り替えを説明する図である。 実施の形態5において本体装置の制御部が実行する加熱プロファイルの交換処理の一例を説明するフローチャートである。 フロントパネルの交換による加熱プロファイルの入れ替えを説明する図である。 実施の形態6で使用するエアロゾル生成装置の内部構成を模式的に示す図である。 実施の形態6で使用するフロントパネルの電気的な回路構成を模式的に示す図である。 実施の形態6におけるフロントパネルの使用例を説明する図である。 実施の形態7で使用するエアロゾル生成装置の内部構成を模式的に示す図である。 実施の形態7で使用するフロントパネルと本体装置の電気的な接続関係を模式的に示す図である。 制御部が実行するUSB充電動作の一例を説明するフローチャートである。 USB充電動作を説明する図である。
以下、図面を参照して、本開示に関する実施の形態を説明する。各図面には、同一の部分に同一の符号を付して示す。
<用語>
各実施の形態に係るエアロゾル生成装置は、電子たばこの一形態である。
以下の説明では、エアロゾル生成装置が生成する物質をエアロゾルという。エアロゾルは、気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と、空気その他の気体との混合体をいう。
各実施の形態では、燃焼を伴わずに、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置について説明する。
以下の説明では、エアロゾル生成装置が生成したエアロゾルをユーザが吸引することを、「吸引」又は「パフ」という。
各実施の形態では、固形のエアロゾル源の取り付けが可能なエアロゾル生成装置について説明する。なお、固形のエアロゾル源を収納する容器は、商品形態に応じて「カプセル」とも「スティック型基材」ともいう。カプセルやスティック型基材は消耗品である。このため、カプセルやスティック型基材には、交換の目安が定められる。
<実施の形態1>
<外観例>
まず、実施の形態1で使用するエアロゾル生成装置1の外観例を説明する。
図1は、エアロゾル生成装置1の正面側を斜め上方から観察する図である。
図2は、エアロゾル生成装置1の正面側を斜め下方から観察する図である。
図3は、シャッタ30を取り外したエアロゾル生成装置1を上方から観察する図である。
図4は、フロントパネル10を取り外した状態の本体装置20を正面から観察する図である。
図5は、本体装置20から取り外されたフロントパネル10の裏面を観察する図である。
本実施の形態で使用するエアロゾル生成装置1は、ユーザが片手で保持可能なサイズを有している。
エアロゾル生成装置1は、本体装置20と、本体装置20の正面に装着されるフロントパネル10と、本体装置20の上面に配置され、上面に沿ってスライド操作が可能なシャッタ30を有している。
フロントパネル10は、本体装置20に対して着脱が可能な部材である。フロントパネル10の着脱はユーザが行う。
本体装置20に取り付けられたフロントパネル10は、図1及び図2に示すように、本体装置20の正面部分を覆う。換言すると、フロントパネル10の取り付け後も、本体装置20の正面部分以外は外部から観察が可能である。例えば本体装置20の側面、背面、上面、底面は、フロントパネル10の取り付け後も外部から観察が可能である。
本体装置20に取り付けられたフロントパネル10は、図1及び図2に示すように、本体装置20の側面、上面、底面と段差なく連続的につながり、一体的な外観を形成する。
このように、フロントパネル10の役割の一つに装飾がある。なお、本体装置20の側面、上面、底面は、フロントパネル10で覆われていない部分の一例である。
フロントパネル10には、窓10Bが設けられている。窓10Bは、本体装置20側の発光素子と対面する位置に設けられる。実施の形態1の場合、発光素子にはLED(=Light Emitting Diode)20A(図4参照)を用いる。
実施の形態1における窓10Bは、光を透過する素材で構成される。もっとも、窓10Bは表面から裏面まで貫通するスリットでもよい。なお、発光素子の点灯や点滅は、エアロゾル生成装置1の動作の状態等を表現する。動作の状態には、エラーも含まれる。発光素子の点灯や点滅は、後述する制御部206(図6参照)によって制御される。
フロントパネル10は、装飾としての役割の他、本体装置20から放出される熱の伝搬を緩衝する役割等も有する。このため、本実施の形態の場合、フロントパネル10が本体装置20に取り付けられた場合に限り、エアロゾルの生成が許可される。換言すると、本体装置20に取り付けられたフロントパネル10は、エアロゾルの生成が可能な状態の本体装置20と一体的な外観を形成する。
さらに、フロントパネル10には、汚れや傷等からの本体装置20を保護する役割がある。
本実施の形態で使用するフロントパネル10は、窓10Bよりも下方の位置をユーザが指先で押すことで変形し、押すのを止めると元の形状が復元される。
本実施の形態で使用するフロントパネル10の内側には、加熱プロファイルを記憶する記憶部101が取り付けられている。ここでの加熱プロファイルは、加熱を規定する制御シーケンスの一例である。
記憶部101は、例えば不揮発性の半導体メモリで構成される。ここでの半導体メモリは、例えばROM(=Read Only Memory)やフラッシュメモリである。なお、フロントパネル10の内側には、フロントパネル10を本体装置20に装着した場合に、本体装置20側の端子を通じて制御部206(図6参照)による記憶部101へのアクセスを可能とする端子や配線パターンも設けられる。以下では、記憶部101を外部メモリともいう。
もっとも、非接触型のIC(=Integrated Circuit)カードと同様、電磁誘導などの非接触給電により記憶部101に記憶されている加熱プロファイルの本体装置20による読み出しが可能でもよい。
本実施の形態におけるフロントパネル10は、追加部材の一例である。なお、図1及び図2に示すフロントパネル10の外観を形成する本体パネル10Aは、本体部の一例である。
本体装置20の底面側には、タイプCのUSB(=Universal Serial Bus)コネクタ21が設けられている。USBコネクタ21の形状や種類は一例である。換言すれば、USBコネクタ21をタイプC以外のUSBとしてもよい。実施の形態1の場合、USBコネクタ21は、例えば本体装置20に内蔵される電源部201(図6参照)の充電に使用される。
本体装置20の上面部には、エアロゾル源を収納したスティック型基材210(図6参照)を挿入するための孔22が設けられている。本実施の形態で使用するスティック型基材210には、略円筒形状に成形された紙筒に固形のエアロゾル源が収納されている。孔22は、シャッタ30を開位置にスライドすることで露出し、シャッタ30を閉位置にスライドすることで隠蔽される。
実施の形態1の場合、孔22は、スティック型基材210とほぼ同型の円筒形状である。孔22の開口部分の直径は、スティック型基材210の挿入が可能な寸法である。換言すると、スティック型基材210の直径は、孔22に挿入が可能な寸法である。
シャッタ30の裏面には、例えば磁石が取り付けられている。一方、本体装置20には、シャッタ30の可動範囲にホールICが取り付けられている。
ホールICは、ホール素子とオペアンプ等で構成される磁気センサであり、ホール素子を横切る磁界の強度に応じた電圧を出力する。
本実施の形態では、シャッタ30のスライドに伴いホールICから出力される電圧の変化からシャッタ30の開閉を検知する。すなわち、シャッタ30が開位置か閉位置かを検知する。
本体装置20の正面の略中央にはボタン20Bが配置される。前述したように、ボタン20Bは、フロントパネル10を装着した状態のまま操作が可能である。
ボタン20Bは、例えば本体装置の電源のオンとオフ、エアロゾル源を加熱する加熱部207(図6参照)への給電のオンとオフ、ブルートゥース(登録商標)のペアリング指示等に使用される。
なお、フロントパネル10が本体装置20から取り外された状態でボタン20Bを長押しすると(例えば5秒以上押すと)、リセット機能が作動する。
本実施の形態では、ブルートゥースとして、BLE(=Bluetooth Low Energy)を使用する。
本体装置20の正面の上部と下部には、フロントパネル10の取り付けに使用する磁石20Cが配置されている。磁石20Cは、フロントパネル10の内側に設けられる磁石10Cと対向する位置に設けられる。例えばフロントパネル10の磁石10CがN極であると、本体装置20側の磁石20CはS極である。磁石同士の吸引力により、フロントパネル10は、本体装置20に着脱可能に装着される。
なお、磁石10C及び20Cのうちいずれか一方は、鉄その他の磁性を有する金属片でもよい。因みに、フロントパネル10の本体装置20への取り付けは、本体装置20側に設けられたホールICによって検知される。
この他、本体装置20には、エアロゾルの生成に必要な各種の電子部品が内蔵されている。この意味で本体装置20は、エアロゾルの生成に特化した電子機器の一例である。なお、狭義には、本体装置20をエアロゾル生成装置という。
<内部構成>
図6は、エアロゾル生成装置1の内部構成を模式的に示す図である。なお、図6には、本体装置20にスティック型基材210が取り付けられた状態を表している。また、図6に示す内部構成は、フロントパネル10と本体装置20に設ける電子部品やそれらの位置関係を説明することを目的とする。このため、図6に示す電子部品等の外観は、前述した外観図と必ずしも一致しない。
図6に示すように、フロントパネル10には、加熱プロファイルを記憶する記憶部101が設けられている。なお、加熱プロファイルの読み出しに必要な電力は、本体装置20から有接又は無接点給電の方式で供給される。
有接点給電には、例えば電極の機械的な接触による方法、バネ付き電極ピン(ポゴピン)による機械的な接触による方法、コネクタの結合による方法を使用する。
無接点給電には、例えばQi規格、NFC(=Near field communication)規格等の電磁誘導方式による給電、電界誘導方式による給電を使用する。
因みに、本体装置20側からの給電は、電源部201を構成する電池の消耗を少なくするため、フロントパネル10から加熱プロファイルを読み出す場合にのみ給電してもよい。
本体装置20は、電源部201、センサ部202、通知部203、記憶部204、通信部205、制御部206、加熱部207、断熱部208、保持部209を有している。
前述したように、図6は、スティック型基材210が保持部209に保持された状態を表している。この状態で、ユーザによるエアロゾルの吸引が行われる。
本実施の形態の電源部201は、本体装置20に電力を供給するユニットである。電源部201は、例えばリチウムイオン二次電池やコンデンサを使用して電力を貯蔵する。
二次電池201A(図20参照)には、外部電源からの充電が可能である。本実施の形態の場合、外部電源として、例えば商用電源やモバイルバッテリを想定する。
センサ部202は、本体装置20に関する各種の情報を検出する電子部品である。
センサ部202には、例えばマイクロホンコンデンサ等の圧力センサ、流量センサがある。センサとしてのセンサ部202は、検出した情報を制御部206に出力する。例えば吸引に伴う気圧の変化や空気の流れを検出した場合、センサ部202は、ユーザの吸引を表す数値を制御部206に出力する。
センサ部202には、例えばユーザからの入力を受け付ける入力装置がある。入力装置には、例えばボタン、スイッチがある。本実施の形態では、入力装置としてボタン20B(図4参照)を使用する。
ボタン20Bは、主電源のオンとオフの切り替え、加熱部207への給電の開始と停止(すなわちエアロゾルの生成開始と停止)の切り替え等に使用される。
ユーザの指示の内容は、センサ部202から制御部206に出力される。なお、ボタン20Bは、ボタンの一例だけでなく、スイッチの一例でもある。
この他、センサ部202には、加熱部207の温度を検出する温度センサがある。温度センサは、例えば加熱部207の導電トラックの電気抵抗値に基づいて加熱部207の温度を検出する。検出された電気抵抗値は、センサ部202から制御部206に出力される。なお、制御部206は、電気抵抗値に基づいて加熱部207の温度を算出する。換言すると、制御部206は、保持部209に保持されているスティック型基材210の温度を算出する。
この他、センサ部202には、スティック型基材210の保持部209への挿入を検知する静電容量センサ、光学センサ、圧力センサ等がある。
また、センサ部202には、スティック型基材210を個体識別するための光学カラーセンサー、RFID(=Radio Frequency Identification)リーダ等がある。
また、センサ部202には、ユーザの心拍数等を測定する生体センサ、ロック解除に用いる指紋センサ等がある。
また、センサ部202には、ユーザの動きを検出する加速度センサ、ジャイロセンサー等がある。
通知部203は、本体装置20に関する各種の情報をユーザに通知する電子部品である。通知部203には、LED20Aその他の発光装置がある。例えばLED20Aは、電源部201の充電が必要な場合、電源部201が充電中の場合、本体装置20に異常が発生している場合に、それぞれ異なるパターンで発光する。
ここでのパターンには、色の違い、点灯/消灯のタイミングの違い等が含まれる。
通知部203は、前述した発光装置と共に又は発光装置に代えて、画像を表示する表示装置、音を出力する音出力装置、本体装置20を振動させる振動装置等により構成してもよい。発光装置、表示装置、音出力装置、振動装置等は、情報を通知する通知部の一例でもある。
この他、通知部203は、エアロゾルの吸引が可能になった状態をユーザに通知してもよい。この通知は、加熱部207により加熱されたスティック型基材210の温度が所定の温度に達した場合に通知される。
記憶部204は、本体装置20の動作に関する各種情報を記憶する。記憶部204は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体により構成される。
記憶部204に記憶される情報には、例えばOS(=Operating System)やFW(=FirmWare)その他のプログラムがある。また、記憶部204には、エアロゾル源であるスティック型基材210の加熱に使用する加熱プロファイルが記憶されている。加熱プロファイルは、加熱を開始した後の目標温度の時間変化を規定するデータファイルである。実施の形態1の場合、記憶部204には、加熱プロファイルが1つ記憶されている。
この他、記憶部204に記憶される情報には、例えば電子部品の制御に関する情報がある。制御に関する情報には、吸引回数、吸引時刻、吸引時間累計等の、ユーザの吸引に関する情報である。
通信部205は、本体装置20と他の装置との通信を実現するための通信インタフェースである。通信部205は、有線又は無線の任意の通信規格に準拠した方式により他の装置と通信する。ここでの通信規格には、例えば無線LAN、有線LAN、Wi-Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)がある。
例えば通信部205は、ユーザの吸引に関する情報をスマートフォンに送信する。
また、通信部205は、更新プログラムや加熱モードにおける加熱部207の温度変化を規定するプロファイルをサーバからダウンロードする。
また、通信部205は、フロントパネル10の記憶部101から加熱プロファイルを読み出す。
制御部206は、演算処理装置や制御装置として機能し、各種のプログラムに従って本体装置20の動作を制御する。本実施の形態における制御部206は、フロントパネル10の記憶部101からの加熱プロファイルの読み出し動作も制御する。
制御信号の送信は、電源ラインとは異なる信号線を通じて実行される。例えば本体装置20内の通信には、I2C(=Inter-Integrated Circuit)通信方式、SPI(=Serial Peripheral Interface)通信方式、UART(=Universal Asynchronous Receiver Transmitter)通信方式等のシリアル通信方式を使用する。
制御部206は、例えばCPU(=Central Processing Unit)、MPU(=Micro Processing Unit)、GPU(=Graphical Processing Unit)、ASIC(=application specific integrated circuit)、FPGA(=Field Programmable Gate Array)、DSP(=Digital Signal Processor)等の電子回路によって実現される。
制御部206には、プログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(=Random Access Memory)を含んでいてもよい。
制御部206は、プログラムの実行を通じて各種の処理や制御を実行する。
ここでの処理や制御には、例えば加熱プロファイルの書き換え、電源部201から他の電子部品への給電、電源部201の充電、センサ部202による情報の検出、通知部203による情報の通知、記憶部204による情報の記憶及び読み出し、通信部205による情報の送受信がある。
この他、電子部品への情報の入力、電子部品から出力された情報に基づく処理なども、制御部206が制御する。
保持部209は、概略筒状の容器である。本実施の形態では、内壁と底面によって画定される保持部209の内側の空間を内部空間209Aという。内部空間209Aは、概略柱状である。
保持部209には、内部空間209Aを外部に連通する開口209Bが設けられている。スティック型基材210は、この開口209Bから内部空間209Aに挿入される。スティック型基材210は、その先端が底部209Cに当たるまで挿入される。
スティック型基材210は、その一部だけが内部空間209Aに収容される。内部空間209Aにスティック型基材210が収容されている状態を、内部空間209Aにスティック型基材210が保持されているという。
保持部209は、その軸方向の少なくとも一部における内径が、スティック型基材210の外径よりも小さく形成される。
このため、内部空間209Aに挿入されるスティック型基材210の外周面には、保持部209の内壁から圧迫を受ける。この圧迫により、スティック型基材210は、内部空間209Aに保持される。
保持部209は、スティック型基材210を通る空気の流路を画定する機能も有する。流路への空気の入り口である空気流入孔は、例えば底部209Cに配置される。なお、開口209Bは、空気の出口である空気流出孔にあたる。
本実施の形態の場合、スティック型基材210の一部だけが保持部209に保持され、残りは筐体から外に突き出ている。以下では、保持部209に保持されている部分を基材部210Aといい、筐体から突き出ている部分を吸口部210Bという。
少なくとも基材部210Aには、エアロゾル源が収納されている。エアロゾル源は、加熱されることで霧化され、エアロゾルを生成する物質である。
エアロゾル源には、刻みたばこの他、たばこ原料を粒状、シート状、又は粉末状に成形した加工物その他のたばこ由来の物質が含まれる。
さらに、エアロゾル源は、ミントやハーブ等のたばこ以外の植物から作られた非たばこ由来の物質を含んでもよい。例えばエアロゾル源には、メントール等の香料成分を含んでもよい。
本体装置20が医療用の吸入器である場合、エアロゾル源は、患者が吸入するための薬剤を含んでもよい。なお、エアロゾル源は固体に限られるものではなく、例えばグリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールでもよく、水等の液体でもよい。
吸口部210Bの少なくとも一部は、吸引の際にユーザに咥えられる。
吸口部210Bをユーザが咥えて吸引すると、空気流入孔から内部空間209Aに空気が流入する。流入した空気は、内部空間209Aと基材部210Aを通過してユーザの口内に到達する。ユーザの口内に到達する空気には、基材部210Aで発生するエアロゾルが含まれる。
加熱部207は、ヒータその他の発熱体で構成される。加熱部207は、金属、ポリイミド等の任意の素材で構成される。加熱部207は、例えばフィルム状に構成され、保持部209の外周面に取り付けられる。
加熱部207の発熱により、スティック型基材210に含まれるエアロゾル源が加熱され、霧化される。霧化されたエアロゾル源が空気等と混合され、エアロゾルが生成される。
図6の場合、スティック型基材210の外周付近が最初に加熱され、加熱される範囲が徐々に中心付近に移動する。
このため、エアロゾル源の霧化は、スティック型基材210の外周付近から始まり、徐々に中心付近に移動する。
加熱部207は、電源部201からの給電により発熱する。例えば所定のユーザ入力がセンサ部202を通じて検出された場合、加熱部207への給電が許可される。ここでのユーザ入力には、シャッタ30(図1参照)やボタン20B(図4参照)に対する操作がある。ただし、加熱部207への給電は、フロントパネル10(図1参照)が本体装置20に取り付けられていることが前提となる。フロントパネル10を取り付けることで、フロントパネル10を取り付けない場合よりも、ユーザの手に伝わる温度を下げることが可能になる。
なお、加熱部207により加熱されたスティック型基材210の温度が所定の温度に達すると、ユーザによる吸引が可能となる。ユーザによるエアロゾルの吸引は、センサ部202の流量センサ等によって検知され、記憶部204に保存される。
その後、所定のユーザ入力がセンサ部202で検出されると、加熱部207への給電が停止される。なお、ユーザによる吸引がセンサ部202で検出されている期間、加熱部207に給電され、ユーザによる吸引がセンサ部202で検出されなくなると、加熱部207への給電が停止される方式を採用してもよい。
また、図6の例では、加熱部207がスティック型基材210の外部に配置されているが、加熱部207、スティック型基材210に差し込んで使用するブレード型の金属片でもよいし、スティック型基材210に内蔵された金属片でもよい。加熱部207として作用する金属片がスティック型基材210に内蔵される場合には、保持部209の周囲に誘導加熱用のコイルを配置すればよい。
断熱部208は、加熱部207で発生する熱の周囲への伝搬を低減する部材である。このため、断熱部208は、少なくとも加熱部207の外周面を覆うように配置される。
断熱部208は、例えば真空断熱材、エアロゲル断熱材等で構成される。真空断熱材とは、例えばグラスウール及びシリカ(ケイ素の粉体)等を樹脂製のフィルムで包んで高真空状態にすることで、気体による熱伝導を限りなくゼロに近づけた断熱材である。
<処理動作例>
以下では、本体装置20(図6参照)の制御部206(図6参照)が実行する処理動作例を説明する。
<装着検知動作>
図7は、本体装置20の制御部206が実行するフロントパネル10の装着検知動作の一例を説明するフローチャートである。この動作は、加熱部207(図6参照)の加熱が開始される前だけでなく加熱の開始後も実行される動作であり、バックグラウンドで常に実行される。なお、図中に示す記号のSはステップを意味する。
まず、制御部206は、フロントパネル10(図1参照)が本体装置20(図1参照)に装着されているか否かを判定する(ステップ1)。
本体装置20にフロントパネル10が装着されている場合、ステップ1で肯定結果が得られる。一方、本体装置20の正面からフロントパネル10取り外されている場合、ステップ1で否定結果が得られる。フロントパネル10の着脱は、ホールICの出力信号に基づいて判定される。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、制御部206は、加熱部207によるエアロゾル源の加熱の禁止状態を解除する(ステップ2)。
ただし、加熱の禁止状態が解除されることと、加熱が開始されることとは別である。エアロゾル源であるスティック型基材210(図6参照)の加熱は、ボタン20B(図4参照)がフロントパネル10の上から1秒以上長押しされることで開始される。
ステップ1で否定結果が得られた場合、制御部206は、加熱部207によるエアロゾル源の加熱を禁止状態に制御する(ステップ3)。
ステップ2又はステップ3が実行されると、制御部206は、ステップ1に戻り、フロントパネル10が本体装置20に装着されているか否かの判定を繰り返す。
この装着検知動作により、加熱動作中の本体装置20をユーザが直接触れずに済む。
<加熱プロファイルの更新>
図8は、実施の形態1において本体装置20(図6参照)の制御部206(図6参照)が実行する加熱プロファイルの更新処理の一例を説明するフローチャートである。
加熱プロファイルの更新処理は、例えばユーザによる特定の操作により起動される。ここでの特定の操作には、例えばフロントパネル10を取り付けた状態での再起動、フロントパネル10を取り外した状態での再起動、フロントパネルの複数回の着脱、フロントパネル10を取り付けた状態でのボタン20Bの所定回数の操作がある。
また、加熱プロファイルの更新処理は、本体装置20とペアリングしているスマートフォンその他の端末から指示を受け付けた場合、プログラムでスケジュールされた時刻の検出時や特定イベントの検出時に起動してもよい。
まず、制御部206は、外部メモリに加熱プロファイルが記憶されているか否かを判定する(ステップ11)。換言すると、制御部206は、デバイスマネージャーで認識されている外部メモリに加熱プロファイルが存在するか否かを判定する。ここでの外部メモリは、本体装置20に内蔵されていない記憶媒体をいう。本実施の形態の場合、外部メモリとしてフロントパネル10の記憶部101を想定する。
フロントパネル10に記憶部101が設けられていない場合や記憶部101に加熱プロファイルが記憶されていない場合には、ステップ11で否定結果が得られる。この場合、制御部206は、起動した更新処理を終了する。
これに対し、外部メモリに加熱プロファイルが記憶されている場合、ステップ11で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、外部メモリに、本体装置20の記憶部204にはない加熱プロファイルが存在するか否かを判定する(ステップ12)。
2つの加熱プロファイルが同じ場合等、本体装置20側の加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルが外部メモリに存在しない場合、ステップ12で否定結果が得られる。この場合、制御部206は、起動した更新処理を終了する。
一方、外部メモリに本体装置20側とは異なる加熱プロファイルが存在する場合、ステップ12で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、現在使用中の加熱プロファイルを、外部メモリの加熱プロファイルに更新するか否かを判定する(ステップ13)。
加熱プロファイルの更新は、例えばユーザからの指示に従う。
なお、ユーザからの指示に先立ち、加熱プロファイルの更新が可能な状態がユーザに通知される。
文字等を表示可能なディスプレイパネルが本体装置20に設けられている場合には、例えば「現在使用中の加熱プロファイルは標準プロファイルですが、エアロゾルの発生量が多い加熱プロファイルへの更新が可能です。実行しますか?」等の問い合わせをディスプレイパネルに表示する。
なお、ディスプレイパネルが本体装置20に設けられていない場合、制御部206は、LED20A(図4参照)の発光又は点滅により、加熱プロファイルの更新が可能な状態をユーザに通知してもよいし、ブザーや音声により加熱プロファイルの更新が可能な状態をユーザに通知してもよいし、振動により加熱プロファイルの更新が可能な状態をユーザに通知してもよい。
例えばボタン20B(図4参照)等の操作を通じ、更新の指示が検出されなかった場合、又は、更新回避の指示が検出された場合、ステップ13で否定結果が得られる。
なお、通知から予め定めた時間(例えば10秒以内)に更新の指示が検出されない場合には、更新回避の指示とみなしてもよい。そもそも加熱プロファイルの更新は、頻度の低い処理であるためである。
ステップ13で否定結果が得られた場合、制御部206は、起動した更新処理を終了する。
一方、更新処理の実行がユーザから指示された場合、ステップ13で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、外部メモリの加熱プロファイルを読み出して、本体装置20の記憶部204(図6参照)に上書き保存する(ステップ14)。
この上書きにより、加熱プロファイルの更新処理が終了する。これにより、次回のエアロゾルの吸引からは、更新後の加熱プロファイルに従ってスティック型基材210の加熱が実行される。
なお、加熱プロファイルが記憶部101に記憶されたフロントパネル10の本体装置20への装着をユーザによる加熱プロファイルの更新の指示とみなすことも可能である。この場合には、ステップ12で肯定結果が得られた場合、ステップ14が自動的に開始される。
図9は、フロントパネル10の交換による加熱プロファイルの更新を説明する図である。
交換前のフロントパネル10には、記憶部101は取り付けられていない。また、本体装置20の記憶部204には「加熱プロファイル1」が記憶されている。ここでの「加熱プロファイル1」は、例えば販売時に用意された標準的な加熱プロファイル(以下「標準プロファイル」ともいう。)である。標準プロファイルによる加熱モードを「標準モード」という。
この状態で、本体装置20に取り付けられているフロントパネル10を取り外し、記憶部101に「加熱プロファイル2」が記憶されたフロントパネル10に交換する。
「加熱プロファイル2」は、例えば標準プロファイルよりもエアロゾルの生成が多い加熱プロファイルである。この「加熱プロファイル2」による加熱モードを「ハイモード」という。ハイモードは、標準モードよりも多くの電力を消費するが、1回の吸引中に標準モードよりも多くのエアロゾルを生成できる。
新たなフロントパネル10の取り付け後に加熱プロファイルの更新が実行されると、本体装置20の記憶部204に記憶される加熱プロファイルは「加熱プロファイル2」に上書きされる。
これにより、標準モードとは異なるハイモードによるエアロゾルの生成が可能になる。
もっとも、使用中の加熱プロファイルが「加熱プロファイル2」の場合には、「加熱プロファイル1」(すなわち標準プロファイル)が記憶されたフロントパネル10の装着により、加熱モードをハイモードから標準モードに戻すことも可能である。
また、「加熱プロファイル1」や「加熱プロファイル2」とは異なる加熱プロファイルが記憶されたフロントパネル10を本体装置20に装着すれば、ユーザはフロントパネル10の交換によって好みに応じた加熱プロファイルを選択できる。例えば1本のスティック型基材210の吸引回数が標準モードよりも多い長持ちモードや電力消費が少ないエコノミーモードの選択が可能になる。
<実施の形態2>
本実施の形態では、本体装置20に複数の加熱プロファイルの記憶が可能な場合について説明する。
なお、本体装置20のハードウェア構成や機能構成は実施の形態1と同様とする。
図10は、実施の形態2において本体装置20の制御部206が実行する加熱プロファイルの保存処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図10には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10の場合、ステップ11で肯定結果が得られた場合、外部メモリに、本体装置20の記憶部204にはない加熱プロファイルが存在するか否かを判定する(ステップ12)。
外部メモリに記憶されている加熱プロファイルが本体装置20の記憶部204に記憶されている場合、ステップ12で否定結果が得られる。この場合、制御部206は、起動した更新処理を終了する。
これに対し、外部メモリに記憶されている加熱プロファイルが本体装置20の記憶部204に記憶されていない場合、ステップ12で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、外部メモリの加熱プロファイルを本体装置20の記憶部204に追加するか否かを判定する(ステップ21)。
加熱プロファイルの追加も、例えばユーザからの指示に従う。
この場合も、指示の前提として追加が可能な加熱プロファイルの存在をユーザに通知する必要がある。
文字等を表示可能なディスプレイパネルが本体装置20に設けられている場合には、例えば「フロントパネルに新しい加熱プロファイルが見つかりました。本体に追加しますか?」等の問い合わせをディスプレイパネルに表示する。
なお、ディスプレイパネルが本体装置20に設けられていない場合、制御部206は、LED20A(図4参照)の発光又は点滅により、新しい加熱プロファイルの発見をユーザに通知してもよいし、ブザーや音声により新しい加熱プロファイルの発見をユーザに通知してもよい。
例えばボタン20B(図4参照)等の操作を通じ、追加の指示が検出されなかった場合、又は、追加回避の指示が検出された場合、ステップ21で否定結果が得られる。
なお、通知から予め定めた時間(例えば10秒以内)に追加の指示が検出されない場合には、追加回避の指示とみなしてもよい。
ステップ21で否定結果が得られた場合、制御部206は、起動した更新処理を終了する。
一方、追加処理の実行がユーザから指示された場合、ステップ21で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、外部メモリのうち対象である加熱プロファイルを読み出して、本体装置20の記憶部204(図6参照)に追加する(ステップ22)。
なお、本体装置20の記憶部204には記憶されていない加熱プロファイルがフロントパネル10に複数見つかった場合であって、見つかった複数の加熱プロファイルのうちの一部だけを本体装置20の記憶部204に追加を可能とするときには、追加の対象とする加熱プロファイルの指定をユーザに問い合わせる機能を用意する。例えばディスプレイの表示を通じて追加する加熱プロファイルの指定を受け付け可能とする。この機能により、ユーザが使用しない加熱プロファイルの本体装置20への追加を回避できる。
この追加により、加熱プロファイルの追加処理が終了する。これにより、本体装置20では、次回のエアロゾルの吸引から加熱プロファイルを選択することができる。
なお、フロントパネル10の記憶部101内に、本体装置20の記憶部204には存在しない加熱プロファイルが見つかった場合、制御部206は、ステップ21の判定を待つことなく、新しい加熱プロファイルを自動的に本体装置20の記憶部204に追加してもよい。
図11は、フロントパネル10の交換による加熱プロファイルの追加を説明する図である。なお、図11では、本体装置20の記憶部204に複数の加熱プロファイルの記憶が可能な場合を想定している。
交換前のフロントパネル10には、記憶部101は取り付けられていない。また、本体装置20の記憶部204には「加熱プロファイル1」のみが記憶されている。
この状態で、本体装置20に取り付けられているフロントパネル10を取り外し、記憶部101に「加熱プロファイル2」が記憶されたフロントパネル10に交換する。
交換されたフロントパネル10に記憶されている「加熱プロファイル2」は、本体装置20の記憶部204には存在しない加熱プロファイルである。
図11では、新たに発見された「加熱プロファイル2」が本体装置20の記憶部204に追記されている。その結果、本体装置20の記憶部204には、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル2」が記憶されている。
このように、複数の加熱プロファイルが本体装置20に記憶されることで、ユーザは、例えば標準プロファイルを含む複数の加熱プロファイルの中からエアロゾルの生成に使用する加熱プロファイルを吸引のたび選択することが可能になる。
<実施の形態3>
実施の形態2の場合、フロントパネル10に新しい加熱プロファイルが発見されると、発見された加熱プロファイルが本体装置20の記憶部204に追加されているが、記憶部204に記憶可能な加熱プロファイルの数に制限があることも考えられる。
そこで、本実施の形態では、本体装置20の記憶部204に記憶可能な加熱プロファイルの数に制約がある場合でも新しい加熱プロファイルの利用を可能にする方法について説明する。
なお、本体装置20のハードウェア構成や機能構成は実施の形態1と同様とする。もっとも、フロントパネル10における記憶部101は、書き換えが可能な不揮発性の半導体メモリである。ここでの半導体メモリには、例えばEEPROM(=Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を使用する。本体装置20の制御部206に設けられるRAMを使用した書き換えが可能な場合には、記憶部101として、フラッシュメモリの使用も可能である。
図12は、実施の形態3において本体装置20の制御部206が実行する加熱プロファイルの入れ替え処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図12には、図10との対応部分に対応する符号を付して示している。
図12の場合、ステップ21で肯定結果が得られるまでの処理動作が、実施の形態2と同じである。従って、以下では、相違部分について説明する。
ステップ21で肯定結果が得られた場合、制御部206は、本体装置20の記憶部204に記憶されている加熱プロファイルの数は上限数に達しているか否かを判定する(ステップ31)。
記憶済みの加熱プロファイルの数が上限数に達していない場合、ステップ31で否定結果が得られる。この場合には、例えば本体装置20の記憶部204に記憶可能な加熱プロファイルの数が2個であり、実際に記憶されている加熱プロファイルの数が1個の場合がある。
このとき、制御部206は、外部メモリのうち対象である加熱プロファイルを読み出して、本体装置20の記憶部204に追加する(ステップ22)。
これに対し、記憶済みの加熱プロファイルの数が上限数に達している場合、ステップ31で肯定結果が得られる。この場合、ステップ31で肯定結果が得られる。
この場合、制御部206は、本体装置20の記憶部204に記憶されている加熱プロファイルの1つを外部メモリに移動する(ステップ32)。なお、移動する加熱プロファイルは、例えばユーザが指定する。移動対象とする加熱プロファイルの指定には、例えばディスプレイを通じて受け付ける。
なお、標準プロファイルの移転がブロックされている場合には、標準プロファイル以外の加熱プロファイルがフロントパネル10の記憶部101に移動される。これにより、本体装置20の記憶部204には、新しい加熱プロファイルを記憶するための空き領域が用意される。
また、本体装置20の記憶部204に記憶されていた加熱プロファイルは、フロントパネル10の記憶部101に記憶されるので、使用中の加熱プロファイルが失われずに済む。
この他、記憶部204に記憶された日時が古い方の加熱プロファイルをフロントパネル10に移動してもよいし、反対に記憶部204に記憶された日時が新しい方の加熱プロファイルをフロントパネル10に移動してもよい。
なお、フロントパネル10で見つかった新しい加熱プロファイルを本体装置20の記憶部204に上書き保存する場合、入れ替え対象である加熱プロファイルを「移動」ではなく「複製」してもよい。
次に、制御部206は、移動した加熱プロファイルとは異なる加熱プロファイルを本体装置20の記憶部204に保存する(ステップ33)。
ステップ22又はステップ33の実行により、加熱プロファイルの入れ替え処理が終了する。これにより、本体装置20では、次回のエアロゾルの吸引から新たな加熱プロファイルを選択することが可能になる。
なお、ステップ12で発見された加熱プロファイルが複数ある場合には、前述したように、保存の対象とする加熱プロファイルの選択をユーザに問い合わせる機能を用意する。
一方で、フロントパネル10の記憶部101に本体装置20の記憶部204には存在しない加熱プロファイルが1つ見つかった場合には、ステップ21の判定を待つことなく、新しい加熱プロファイルを自動的に本体装置20の記憶部204に記憶されている加熱プロファイルと入れ替えてもよい。
ところで、運用上は、ステップ32の実行に際し、外部メモリに新たな加熱プロファイルの書き込みに必要な空き領域が不足することが起こり得る。
このため、ステップ32の実行前に外部メモリの空き領域の過不足を判定する処理を設けてもよい。
因みに、外部メモリの空き領域が不足する場合、フロントパネル10から本体装置20への加熱プロファイルの追加そのものを停止してもよい。すなわち、ステップ32とステップ33を実行しなくてもよい。
この場合には、加熱プロファイルの本体装置20への書き込みを行わないことをユーザに通知してもよい。例えば「外部メモリの容量不足のため、加熱プロファイルの更新を停止します。」等をディスプレイに表示する。
もっとも、外部メモリの空き領域が不足する場合には、ステップ32だけをスキップし、ステップ33の代わりに、本体装置20に記憶されていない加熱プロファイルの1つで本体装置20の記憶部204の加熱プロファイルを上書きしてもよい。この場合、使用中の加熱プロファイルの1つが失われるが、ユーザは、フロントパネル10の取り付けによって新しい加熱プロファイルによるエアロゾル源の加熱を楽しむことが可能になる。
この他、外部メモリに記憶されている加熱プロファイルのうち、本体装置20に保存する加熱プロファイルを除いてバージョンが最も古い加熱プロファイル、記憶日が最も古い加熱プロファイル、使用の頻度が最も少ない加熱プロファイル等を、本体装置20から移動する加熱プロファイルで上書きしてもよい。この場合、上書き保存された加熱プロファイルは失われるので、上書きの対象とする加熱プロファイルをユーザに事前に確認する仕組みを採用してもよい。例えばディスプレイにフロントパネル10に記憶されている加熱プロファイルの一覧と、本体装置20に移動する加熱プロファイルと、上書き保存される加熱プロファイルの選択を可能にしてもよい。
この他、外部メモリの加熱プロファイルと本装置20の加熱プロファイルを入れ替えてもよい。具体的には、外部メモリに移動する加熱プロファイルを本体装置20のRAMに一時的に保存した状態で、外部メモリの加熱プロファイルを本体装置20の記憶部204に保存し、その後、外部メモリの加熱プロファイルのうち本体装置20に移動された加熱プロファイルを本体装置20のRAMに一次保存した加熱プロファイルで上書きしてもよい。これにより、外部メモリに新たな加熱プロファイルを書き込む容量が不足する場合でも、使用中の加熱プロファイルを失わずに済む。
図13は、フロントパネル10の交換による加熱プロファイルの入れ替えを説明する図である。なお、図13には、図11との対応部分に対応する符号を付して示している。
図13の場合、加熱プロファイルの入れ替え前の本体装置20の記憶部204には、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル2」が記憶されている。一方、フロントパネル10の記憶部101には、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル5」が記憶されている。
この場合、「加熱プロファイル5」と「加熱プロファイル2」が入れ替えの対象となる。
入れ替え後の本体装置20の記憶部204には、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル5」が記憶されている。
一方で、フロントパネル10の記憶部101には、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル2」と「加熱プロファイル5」が記憶される。
このように、記憶可能な加熱プロファイルの数の制約のため、本体装置20に記憶されている加熱プロファイルの1つをフロントパネル10の記憶部101に記憶されている加熱プロファイルと入れ替える場合でも、本体装置20から削除された「加熱プロファイル2」はフロントパネル10の記憶部101に保存される。
このため、フロントパネル10を本体装置20から取りはずして付け直すと、今度は、「加熱プロファイル2」を本体装置20の「加熱プロファイル5」と入れ替えることが可能となる。
本実施の形態の場合、フロントパネル10は、ユーザが使用する加熱プロファイルの蓄積に使用できる。
<実施の形態4>
本実施の形態では、フロントパネル10の記憶部101に記憶されている加熱プロファイルを使用してエアロゾルの生成を制御する場合について説明する。
なお、本体装置20のハードウェア構成や機能構成は実施の形態1と同様とする。因みに、フロントパネル10の記憶部101は、不揮発性の半導体メモリであれば、書き換え可能でなくてもよい。
図14は、実施の形態4において本体装置20の制御部206が実行する加熱プロファイルの入れ替え処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図14には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図14の場合、ステップ12で肯定結果が得られるまでの処理動作が、実施の形態1と同じである。従って、以下では、相違部分について説明する。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、制御部206は、外部メモリの加熱プロファイルの加熱への使用をユーザに問い合わせる(ステップ41)。
文字等を表示可能なディスプレイパネルが本体装置20に設けられている場合には、例えば「現在使用中の加熱プロファイルは標準プロファイルですが、フロントパネルにはエアロゾルの発生量が多い加熱プロファイルが存在します。加熱プロファイルを切り替えますか?」等の問い合わせをディスプレイパネルに表示する。
なお、ディスプレイパネルが本体装置20に設けられていない場合、制御部206は、音声により加熱プロファイルの切り替えを問い合わせてもよい。
次に、制御部206は、外部メモリの加熱プロファイルをエアロゾルの生成に使用するか否かを判定する(ステップ42)。
この判定は、ユーザの指示に従う。
例えばボタン20B(図4参照)等の操作を通じ、切り替えの指示が検出されなかった場合、又は、切り替え回避の指示が検出された場合、ステップ42で否定結果が得られる。
なお、通知から予め定めた時間(例えば10秒以内)に切り替えの指示が検出されない場合には、切り替え回避の指示とみなしてもよい。
ステップ42で否定結果が得られた場合、制御部206は、起動した切り替え処理を終了する。
一方、切り替え処理の実行がユーザから指示された場合、ステップ42で肯定結果が得られる。この場合、制御部206は、エアロゾルの生成に使用する加熱プロファイルを外部メモリの加熱プロファイルに切り替える(ステップ43)。
この切り替えにより、次回以降のエアロゾルの生成では、フロントパネル10の記憶部101に記憶されている加熱プロファイルが読み出されて使用される。
なお、フロントパネル10と加熱プロファイルが1対1に対応する場合のように、フロントパネル10の交換が加熱プロファイルの交換を意図するとみなせる場合には、ステップ12で肯定結果が得られるとステップ43を自動的に実行してもよい。
なお、本実施の形態では、本体装置20に加熱プロファイルが記憶されている場合を前提としているが、本体装置20には加熱プロファイルが記憶されない場合を想定してもよい。すなわち、フロントパネル10にのみ加熱プロファイルを保存し、フロントパネル10が装着された場合には、フロントパネル10に保存されている加熱プロファイルを本体装置20に読み出してエアロゾルの生成に使用してもよい。
この場合には、ステップ41~43をスキップしてもよい。
図15は、フロントパネル10の交換による加熱プロファイルの切り替えを説明する図である。
交換前のフロントパネル10には、記憶部101は取り付けられていない。また、本体装置20の記憶部204には「加熱プロファイル1」が記憶されている。
この状態で、本体装置20に取り付けられているフロントパネル10を取り外し、記憶部101に「加熱プロファイル2」が記憶されたフロントパネル10に交換する。
新たなフロントパネル10の取り付けにより加熱プロファイルの切り替えが実行されても、本体装置20の記憶部204に記憶される加熱プロファイルは「加熱プロファイル1」のままである。
そして、エアロゾルの吸引時には、フロントパネル10の加熱プロファイルが本体装置20に読み出され、スティック型基材210の加熱制御に用いられる。
この実施の形態によれば、本体装置20の記憶部204の加熱プロファイルを書き換えが禁止されている場合や新たな加熱プロファイルの追加が禁止されている場合でも、フロントパネル10を利用してユーザが選択可能な加熱プロファイルの種類を増やすことができる。
<実施の形態5>
本実施の形態では、フロントパネル10の加熱プロファイルと本体装置20の加熱プロファイルを入れ替える場合について説明する。
なお、本体装置20のハードウェア構成や機能構成は実施の形態1と同様とする。
図16は、実施の形態5において本体装置20の制御部206が実行する加熱プロファイルの交換処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図16には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図16の場合、ステップ13で肯定結果が得られるまでの処理動作が、実施の形態1と同じである。従って、以下では、相違部分について説明する。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、制御部206は、本体装置20の記憶部204に記憶されている加熱プロファイルをRAMに複製する(ステップ51)。本実施の形態の場合、RAMは、制御部206の一部である。もっとも、RAMは、加熱プロファイルが記憶される不揮発性の記憶領域とは別の領域として、本体装置20の記憶部204に設けてもよい。
次に、制御部206は、外部メモリの加熱プロファイルを読み出して、本体装置20の記憶部204(図6参照)に上書き保存する(ステップ14)。
その後、制御部206は、RAMに記憶されている加熱プロファイルを外部メモリに上書き保存する(ステップ52)。
ステップ52の実行により、加熱プロファイルの入れ替え処理が終了する。すなわち、フロントパネル10の記憶部101に記憶されていた加熱プロファイルと、本体装置20の記憶部204に記憶されていた加熱プロファイルとが入れ替わる。
これにより、本体装置20では、次回のエアロゾルの吸引から新たな加熱プロファイルを選択することが可能になる。
図17は、フロントパネル10の交換による加熱プロファイルの入れ替えを説明する図である。図17には、図9との対応部分に対応する符号を付して示している。
交換前のフロントパネル10には、記憶部101は取り付けられていない。また、本体装置20の記憶部204には「加熱プロファイル1」のみが記憶されている。
この状態で、本体装置20に取り付けられているフロントパネル10を取り外し、記憶部101に「加熱プロファイル2」が記憶されたフロントパネル10に交換する。
交換されたフロントパネル10に記憶されている「加熱プロファイル2」は、本体装置20の記憶部204には存在しない加熱プロファイルである。
図17では、新たに発見された「加熱プロファイル2」が本体装置20の記憶部204に記憶され、本体装置20の「加熱プロファイル1」がフロントパネル10の記憶部101に記憶される。すなわち、フロントパネル10と本体装置20との間で、「加熱プロファイル1」と「加熱プロファイル2」が入れ替わる。
この入れ替えにより、本体装置20に新たな加熱プロファイルを記憶する際に、既存の加熱プロファイルが失われずに済む。換言すると、ユーザは、いつでも入れ替え前の加熱プロファイルに戻すことが可能になる。
<実施の形態6>
本実施の形態では、フロントパネル10を本体装置20から取り外した状態での動作が可能な構成について説明する。
図18は、実施の形態6で使用するエアロゾル生成装置1の内部構成を模式的に示す図である。なお、図18には、図6との対応部分に対応する符号を付して示している。
図18と図6との違いは、フロントパネル10に記憶部101に加え、通信部102と電源部103が設けられている点である。以下では、相違点についてのみ説明する。
本実施の形態における通信部102は、本体装置20との通信に加え、その他の外部端末との無線通信が可能である。
本実施の形態における通信部102は、本体装置20に対して加熱プロファイルを送信する機能と、本体装置20から加熱プロファイルを受信する機能と、外部端末から加熱プロファイルを受信する機能とを少なくとも有している。
例えば通信部102は、任意の通信規格に準拠した有線又は無線の通信方式を通信に使用する。ここでの通信規格には、例えば無線LAN(=LocalAreaNetwork)、シリアル信号線、Wi-Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)がある。
電源部103は、フロントパネル10の記憶部101及び通信部102に電力を供給する電池である。電源部103は、一次電池でも二次電池でもよい。一次電池には、例えばリチウム電池やアルカリ電池を使用する。二次電池には、例えばリチウムイオン二次電池やコンデンサを使用する。
図19は、実施の形態6で使用するフロントパネル10の電気的な回路構成を模式的に示す図である。
図19に示すように、電源部103は、電池103Aと昇降圧DC/DC回路103Bと構成されている。昇降圧DC/DC回路103Bは、電池103Aの出力電圧によらず3.3Vのシステム電源Vsysを生成して記憶部101と通信部102に供給する回路である。このように、本実施の形態におけるフロントパネル10では、フロントパネル10を本体装置20から取り外した状態でも供給される電力により、記憶部101及び通信部102の動作が可能である。
図20は、実施の形態6におけるフロントパネル10の使用例を説明する図である。図20には、本体装置20(図1参照)から取り外されたフロントパネル10と、加熱プロファイルを配信するサーバ300と、フロントパネル10のユーザAが使用するスマートフォン310Aと、別のユーザBが使用するスマートフォン310Bとが描かれている。
図20に示すサーバ300には、6種類の加熱プロファイルが記憶されている。ユーザAは、ネットワークN経由で、サーバ300から「加熱プロファイル6」をスマートフォン310Aにダウンロードしている。そして、ダウンロードした「加熱プロファイル6」をフロントパネル10に書き込んでいる。
この仕組みにより、ユーザは、好みの加熱プロファイルをサーバ300からダウンロードしてフロントパネル10に書き込むことにより、前述した実施の形態1-4のいずれかの手法により、スティック型基材210の加熱に使用する加熱プロファイルを切り替えることができる。
また、スティック型基材210を提供する事業者においても、この仕組を利用することにより、新しいスティック型基材210の加熱に適した加熱プロファイルを、サーバ300からユーザAのスマートフォン310Aに配布することができる。
また、ユーザAは、自身が有していない「加熱プロファイル10」を、ユーザBのスマートフォン310Bから自身のフロントパネル10に書き込んでもらうことができる。
このように、本実施の形態の場合には、手元に本体装置20が存在しなくても、フロントパネル10に新しい加熱プロファイルを書き込むことができる。その結果、フロントパネル10経由で本体装置20の加熱プロファイルを更新等することが可能になる。
<実施の形態7>
本実施の形態では、フロントパネル10の電源部103(図16参照)として二次電池を使用する場合である。
図21は、実施の形態7で使用するエアロゾル生成装置1の内部構成を模式的に示す図である。なお、図21には、図18との対応部分に対応する符号を付して示している。
図21と図18との違いは、本体装置20から供給される電力で電源部103を充電する充電回路104と、電源部103に蓄えられている電力の残量を計測する残量計105がフロントパネル10に設けられる点である。以下では、相違点についてのみ説明する。
図22は、実施の形態7で使用するフロントパネル10と本体装置20の電気的な接続関係を模式的に示す図である。図22には、図19との対応部分に対応する符号を付して示している。
図22には、本体装置20の電源部201の構成として、二次電池201Aと、電源ユニット201Bが示されている。
電源ユニット201Bは、動作モードに応じて、電力の供給経路の切り替えや電圧レベルの変換を実行する回路部品である。
電源ユニット201Bは、センサ部202(図21参照)、LED20A(図4参照)を除く通知部203(図21参照)、記憶部204(図21参照)、通信部205(図21参照)、制御部206(図21参照)が接続された電源ラインに対し、例えば3.3Vのシステム電源を出力する。また、電源ユニット201Bは、LED20Aが接続された電源ラインには例えば5Vを出力し、加熱部207が接続された電源ラインには例えば4.2Vを出力する。
また、電源ユニット201Bは、二次電池201Aを外部電源で充電する場合、二次電池201Aが接続された電源ラインに例えば4.2Vを出力する。
ここでの外部電源には、商用電源やモバイルバッテリを想定する。
商用電源やモバイルバッテリからの給電にはUSBケーブルを使用するので、図20では、これらに対応する給電端子をVUSBで表している。
一方、フロントパネル10には、記憶部101と、通信部102と、電源部103と、充電回路104と、残量計105とが設けられている。
ここでの充電回路104は、本体装置20側から供給される電力により電源部103の二次電池103Cを充電するための回路である。
本実施の形態の場合、充電回路104は、例えば昇圧型のDC/DC回路で構成される。充電回路104は、本体装置20から給電があった場合、二次電池103Cに対し、例えば4.2Vの電圧を供給する。なお、充電回路104には、電流の逆流を防止する回路が設けられている。
本体装置20から充電回路104への給電には、有接点給電又は無接点給電を使用する。有接点給電には、例えば電極の機械的な接触による方法、バネ付き電極ピン(ポゴピン)による機械的な接触による方法、コネクタの結合による方法を使用する。
無接点給電には、例えばQi規格、NFC(=Near field communication)規格等の電磁誘導方式による給電、電界誘導方式による給電を使用する。
充電回路104の動作は、本体装置20の制御部206により制御される。制御信号の送信には、SPI通信方式やUART通信方式を使用する。なお、通信回線には、例えばBLEを使用する。
残量計105は、二次電池103Cの電源ラインに現れる電源電流IBATや電源電圧VBAT等に基づいて二次電池103Cの残量を計算する回路である。なお、残量計105による残量の計算は、例えば予め定めた周期やタイミングに実行してもよいし、本体装置20の制御部206から指示があった場合にのみ実行してもよい。計算された残量は、例えば通信部102を通じて本体装置20に送信される。
なお、記憶部101、通信部102、残量計105の動作に必要なシステム電源Vsysは、昇降圧DC/DC回路103Bから供給される。
以下では、本実施の形態に特有のフロントパネル10の二次電池103Cの充電動作を説明する。
図23は、制御部206が実行するUSB充電動作の一例を説明するフローチャートである。
まず、制御部206は、USB接続を検知したか否かを判定する(ステップ61)。
ステップ61で否定結果が得られた場合、制御部206は、ステップ61の判定を繰り返し実行する。
一方、ステップ61で肯定結果が得られた場合、制御部206は、本体装置20の二次電池201Aとフロントパネル10の二次電池103Cの充電を開始する(ステップ62)。なお、実際の充電は、本体装置20の二次電池201Aとフロントパネル10の二次電池103Cのいずれか一方を先に満容量まで充電し、次に他方を満容量まで充電する手法を採用してもよい。もっとも、本体装置20の二次電池201Aとフロントパネル10の二次電池103Cの充電を並列的に実行してもよい。
次に、制御部206は、2つの二次電池103C及び201Aがいずれも満充電電圧か否かを判定する(ステップ63)。
いずれか一方でも満充電電圧に達していない場合、ステップ63で否定結果が得られる。一方、2つの二次電池103C及び201Aの両方が満充電電圧に達した場合、ステップ63で肯定結果が得られる。
ステップ63で否定結果が得られた場合、制御部206は、USBケーブルの取り外しか否かを判定する(ステップ64)。
USBケーブルが取り付けられたままの場合、ステップ64で否定結果が得られる。一方、充電中にUSBケーブルが取り外された場合、ステップ64で肯定結果が得られる。
ステップ64で否定結果が得られた場合、制御部206は、ステップ63に戻り、ステップ63の判定を繰り返す。
ステップ63で肯定結果が得られた場合、又は、ステップ64で肯定結果が得られた場合、制御部206は、本体装置20の二次電池201Aとフロントパネル10の二次電池103Cの充電を停止する(ステップ65)。
その後、制御部206は、USB充電動作を終了する。
図24は、USB充電動作を説明する図である。図中の横軸は時間であり、縦軸の上半分は本体装置20内の二次電池201Aの残量であり、縦軸の下半分はフロントパネル10内の二次電池103Cの残量である。
図24の場合、初期状態T1における二次電池103Cと二次電池201Aはいずれも満充電である。
時点T2は、フロントパネル10の二次電池103Cと本体装置20の二次電池201Aの残量が低下した状態を表している。
この状態でUSBケーブルが接続されることでUSB充電が開始される。
その結果、USB充電の終了時T3では、本体装置20の二次電池201Aだけでなく、フロントパネル10の二次電池103Cも満充電状態に回復している。
このように、本実施の形態の場合には、フロントパネル10の二次電池103Cを、本体装置20の二次電池201Aの充電時に同時に充電することができる。
その結果、ユーザは、フロントパネル10の電池の交換を特に意識することなく、フロントパネル10を利用して加熱プロファイルのダウンロードや書き込みを行うことができる。
<他の実施の形態>
(1)以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本開示の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(2)前述の実施の形態では、フロントパネル10と本体装置20のつなぎ目部分が段差なく連続的につながって一体的な外観を形成する場合について説明したが、本体装置20との外観上の一体性があればつなぎ目部分に段差や切り欠き等があってもよい。
(3)前述の実施の形態では、エアロゾル源が固形の場合について説明したが、エアロゾル源は液体でもよい。エアロゾル源が液体の場合には、毛細管現象を用いてウィックと呼ばれる細管にエアロゾル源を誘導し、ウィックに巻き付けられているコイルを加熱することによりエアロゾル源を蒸発させる方式を採用する。
(4)前述の実施の形態では、固形のエアロゾル源を加熱してエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置について説明したが、固形のエアロゾル源と液体のエアロゾル源をそれぞれ個別に加熱してエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置でもよい。この種のエアロゾル生成装置は、ハイブリッド型のエアロゾル生成装置とも呼ばれる。
(5)前述の実施の形態1では、記憶部101を有するフロントパネル10について説明したが、追加部材は、本体装置20のUSBコネクタ21に装着が可能なUSBメモリでもよい。
(6)前述の実施の形態では、フロントパネル10が本体装置20に取り付けられた場合にエアロゾルの生成が許可される例を説明したが、本体装置20は、フロントパネル10が装着されていない状態でもエアロゾルの生成が可能でもよい。
この場合、フロントパネル10の本体装置20への装着は、本体装置20で実行可能な機能の拡張に使用される。例えばフロントパネル10を取り外した状態の本体装置20は、内蔵する二次電池201A(図20参照)のみで動作し、二次電池付きのフロントパネル10が装着された本体装置20は、フロントパネル10の電池(一次電池、二次電池103C)からの電力を使用する機能が有効になる。
(7)前述の実施の形態では、動作可能な状態にあるエアロゾル生成装置1(本体装置20)の一例として、エアロゾルの生成が可能な状態について説明したが、これに限らない。例えば電力不足によりエアロゾルを生成できなくても他の機能が動作していれば、動作可能な状態のエアロゾル生成装置1(本体装置20)である。ここでの他の機能には、例えば二次電池201A等の残量を確認して提示する機能、吸引の履歴を取得して提示する機能、外部端末と通信する機能がある。
(8)前述の実施の形態では、本体装置20に装着された状態のフロントパネル10を押して変形させ、本体装置20に設けられているボタン20Bを操作する例について説明したが、本体装置20に対する指示の入力は、フロントパネル10の変形以外の方法を用いてもよい。
例えばフロントパネル10にタッチパネルを設け、タッチパネルに対するユーザの操作を示す情報を、不図示の通信部経由で、本体装置20の制御部206(図6参照)に通知してもよい。
また例えばフロントパネル10にスイッチやボタンを配置し、これらに対する操作の有無等を不図示の通信部経由で、本体装置20の制御部206(図6参照)に通知してもよい。ここでのタッチパネルやスイッチ等は操作部の一例である。
なお、この種の本体装置20の表面部材やその内側には遮熱構造を採用する。
なお、本開示は、以下の構成を含む。
(1)制御部と、電池と、エアロゾル源を加熱する加熱部とを有するエアロゾル生成装置に対して着脱が可能な追加部材であって、加熱部による加熱を規定する制御シーケンスを記憶する記憶部、を有する追加部材。
(2)記憶部には、エアロゾル生成装置に記憶されている制御シーケンスとは異なる第2の制御シーケンスが記憶されている、(1)に記載の追加部材。
(3)記憶部が書き換え可能である場合、記憶部には、外部端末又はエアロゾル生成装置からダウンロードした第2の制御シーケンスが書き込まれる、(1)又は(2)に記載の追加部材。
(4)外部端末又はエアロゾル生成装置と通信して第2の制御シーケンスを取得する通信部を更に有する、(3)に記載の追加部材。
(5)装着された本体部は、エアロゾル生成装置の表面の一部を覆う、(1)~(4)のいずれか1つに記載の追加部材。
(6)本体部のエアロゾル生成装置への装着が、加熱部によるエアロゾル源の加熱を可能にする条件の1つである、(1)~(5)のいずれか1つに記載の追加部材。
(7)ユーザの押圧により、エアロゾル生成装置に設けられているスイッチの操作が可能である、(1)~(6)のいずれか1つに記載の追加部材。
(8)エアロゾル生成装置に装着された本体部は、エアロゾルの発生が可能な状態にあるエアロゾル生成装置のうち本体部で覆われていない部分と一体的な外観を形成する、(1)~(7)のいずれか1つに記載の追加部材。
1…エアロゾル生成装置、10…フロントパネル、10A…本体パネル、10B…窓、10C、20C…磁石、20…本体装置、20A…LED、20B…ボタン、21…USBコネクタ、22…孔、30…シャッタ、101、204…記憶部、102、205…通信部、103、201…電源部、103A…電池、103B…昇降圧DC/DC回路、103C、201A…二次電池、104…充電回路、105…残量計、202…センサ部、203…通知部、206…制御部、207…加熱部、208…断熱部、209…保持部、210…スティック型基材

Claims (7)

  1. 制御部と、電池と、エアロゾル源を加熱する加熱部と、前記加熱部による加熱を規定する制御シーケンスを記憶する第1記憶部と、を有するエアロゾル生成装置に対して着脱が可能な追加部材であって、
    前記加熱部による加熱を規定する制御シーケンスを記憶する第2記憶部、
    を有し、
    前記エアロゾル生成装置に取り付けられた前記追加部材は、押圧により変形して前記エアロゾル生成装置に設けられているスイッチを押し、押圧をやめると元の形状が復元される、
    追加部材。
  2. 前記第2記憶部には、前記エアロゾル生成装置に記憶されている前記制御シーケンスとは異なる第2の制御シーケンスが記憶されている、
    請求項1に記載の追加部材。
  3. 前記第2記憶部が書き換え可能である場合、当該第2記憶部には、外部端末又は前記エアロゾル生成装置からダウンロードした第2の制御シーケンスが書き込まれる、
    請求項1又は2に記載の追加部材。
  4. 前記外部端末又は前記エアロゾル生成装置と通信して前記第2の制御シーケンスを取得する通信部を更に有する、
    請求項3に記載の追加部材。
  5. 装着された本体部は、前記エアロゾル生成装置の表面の一部を覆う、
    請求項1に記載の追加部材。
  6. 本体部の前記エアロゾル生成装置への装着が、前記加熱部による前記エアロゾル源の加熱を可能にする条件の1つである、
    請求項1に記載の追加部材。
  7. 前記エアロゾル生成装置に装着された本体部は、エアロゾルの発生が可能な状態にある当該エアロゾル生成装置のうち当該本体部で覆われていない部分と一体的な外観を形成する、
    請求項1に記載の追加部材。
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