JP7843967B2 - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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Description

本発明は、浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットに関する。
従来から、浴室カウンターとして、湯水を吐水する水栓が内蔵され、上面に物品を載置させることができる水栓カウンターと、この水栓カウンターの下方に配置され、上面に洗面器などを載置させることができる洗面カウンターとが知られている(例えば、特許文献1)。これらの浴室カウンター及び水栓カウンターは、天板部及び側面部を有する直方体形状に形成されたカバー部材をそれぞれ備えている。
一方、板状に形成された天板を備えたキッチンカウンターが知られている(例えば、特許文献2及び3)。このキッチンカウンターの天板は、透明層と、この透明層の裏側に隣接された意匠層により構成されている。透明層及び意匠層から構成された天板は、透明層には粗面化処理が施され、意匠層には色彩や模様などが施されているので、意匠性がよいという利点がある。
特開2019-120065号公報 特許第6800423号公報 特許第6711156号公報
しかしながら、特許文献1の浴室カウンターのカバー部材を透明層及び意匠層から構成しようとした場合、カバー部材が天板部及び側面部を有する直方体形状に形成されているので、例えば天板部と側面部の間の角部分に意匠層の稜線が形成されることになる。この意匠層の稜線は、透明層を介して外部から見えるため、浴室カウンターの外観意匠性が損なわれるという問題がある。
したがって、本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになされたものであり、意匠性に優れた浴室カウンターを備えた浴室ユニットを提供することを目的としている。
上述した目的を達成するために、本発明は、浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、浴室カウンターは、ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から下方へ延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、壁面に取り付けられ、カバー部材を支持するための支持部材と、を備え、カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、カバー部材は、天板部の上面から透明層に入射した光が意匠層で反射して側面部の側面から出射すると共に、側面部の側面から透明層に入射した光が意匠層で反射して天板部の上面から出射するように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、天板部の上面及び側面部の側面から透明層に入射した光が、意匠層で反射し、天板部の上面及び側面部の側面から出射するので、浴室カウンターを明るく光らせることができる。これにより、意匠層の稜線を目立たなくすることができ、意匠性に優れた浴室カウンターを備えた浴室ユニットを提供することができる。
本発明において、好ましくは、側面部は、側面の下端からカバー部材の内側に向けて延びる下端面を有し、カバー部材は、天板部の上面から透明層に入射した光が意匠層で反射して側面部の側面及び下端面から出射すると共に、側面部の側面から透明層に入射した光が、意匠層で反射して天板部の上面及び側面部の下端面から出射し、側面部の下端面から透明層に入射した光が、意匠層で反射して天板部の上面及び側面部の側面から出射するように構成されている。このように構成された本発明によれば、天板部の上面、側面部の側面及び下端面から透明層に入射した光が、意匠層で反射し、天板部の上面、側面部の側面及び下端面から出射するので、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。
また、本発明において、好ましくは、天板部及び側面部は、一体的に形成されている。このように構成された本発明によれば、天板部及び側面部が、一体的に形成されているので、光が透明層を透過し易くなり、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。
本発明において、好ましくは、天板部及び側面部は、別々の部材により形成され、天板部の透明層及び側面部の透明層が、透明層に入射した光が透過するように接触又は近接して配置されている。このように構成された本発明によれば、天板部の透明層及び側面部の透明層が、透明層に入射した光が透過するように接触又は近接して配置されているので、天板部及び側面部が別々の部材により形成された場合であっても、光が透明層を透過し易くなり、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。
また、本発明において、好ましくは、側面部の下端面は、カバー部材の内側に向けて下方へ傾斜している。このように構成された本発明によれば、側面部の下端面が、カバー部材の内側に向けて下方へ傾斜しているので、下端面からより多くの光を透明層に入射させることができ、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。
本発明において、好ましくは、側面部の下端面は、カバー部材の外側に向けて円弧状に湾曲している。このように構成された本発明によれば、側面部の下端面が、カバー部材の外側に向けて円弧状に湾曲しているので、下端面から入射した光を散乱させることができ、浴室カウンターをより光らせることができる。
また、本発明において、好ましくは、天板部の透明層の表面及び側面部の透明層の表面には、粗面化処理が施されている。このように構成された本発明によれば、天板部の透明層の表面及び側面部の透明層の表面には、粗面化処理が施されているので、光が粗面化処理が施された表面を通過する際に乱反射するため、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。
本発明の浴室ユニットによれば、意匠性に優れた浴室カウンターを備えた浴室ユニットを提供することができる。
本発明の第1実施形態による浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの正面図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの右側面図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの平面図である。 図4のV-Vに沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける天板部の上面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける側面部の側面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける側面部の下端面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図である。 本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターが光っているイメージを示す図である。 本発明の第2実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの断面図である。 本発明の第3実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの断面図である。
以下、添付図面により、本発明の第1実施形態による浴室ユニット1を説明する。
先ず、図1により、本発明の第1実施形態による浴室カウンターが設けられた浴室ユニット1を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。
なお、本願明細書においては、使用者が浴室カウンターの正面を向いている状態で、手前側を「前方」、奥側を「後方」、上側を「上方」、下側を「下方」、右側を「右方」、左側を「左方」とする。また、使用者が浴室カウンターを見た時に、使用者が視認できる面を「表面」、使用者が視認できない面を「裏面」とする。また、浴室カウンターの外周縁よりも外側を「外側」、浴室カウンターの外周縁よりも内側を「内側」とする。
浴室ユニット1は、床面2と、床面2から鉛直方向に延びる複数の壁面4と、壁面4の上端から水平方向に延びる天井面6とを備えている。浴室ユニット1は、いわゆるユニットバスであり、各壁面4、床面2及び天井面6により浴室空間を形成している。床面2には、浴槽8が設けられ、この浴槽8に隣接して洗い場10が設けられている。洗い場10の壁面4には、鏡12が取り付けられ、この鏡12の下方に浴室カウンター14が取り付けられている。また、天井面6には、浴室空間を照射する複数の照明装置16が設けられている。
図1に示すように、浴室カウンター14は、例えば水栓カウンター18及び洗面カウンター20である。水栓カウンター18は、湯水を吐出する水栓を備えると共に、シャンプーボトルや石鹸などを載置するためのカウンターである。洗面カウンター20は、洗面器などを載置するためのカウンターである。水栓カウンター18の下方に、洗面カウンター20が配置され、洗面器を洗面カウンター20に置くことにより、水栓から吐水された湯水を洗面器で受けることができるようになっている。
なお、本実施形態では、浴室カウンターとして、水栓カウンター18及び洗面カウンター20の両方を備えているが、これに限定されるものではなく、水栓カウンター18及び洗面カウンター20のいずれか一方のみを備えてもよく、水栓カウンター18及び洗面カウンター20とは別のカウンターを備えてもよい。
照明装置16は、いわゆるダウンライトである。照明装置16は、天井面6の複数箇所に設けられ、下方に向かって光を照射するようになっている。複数の照明装置16のうち少なくとも1つは、浴室カウンター14及び浴室カウンター14の前方の洗い場10を照射するように配置されている。
図1に示すように照明装置16から照射された光の一部は、上方から洗面カウンター20に直接的に入射するようになっている(図1の符号Aを参照)。また、照明装置16から照射された光の一部は、壁面4で反射した後、側方から洗面カウンター20に間接的に入射するようになっている(図1の符号Bを参照)。さらに、照明装置16から照射された光の一部は、床面2で反射した後、下方から洗面カウンター20に間接的に入射するようになっている(図1の符号Cを参照)。
次に、図2~図5により、本発明の第1実施形態による浴室ユニット1の浴室カウンター14を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの正面図であり、図3は、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの右側面図であり、図4は、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの平面図であり、図5は、図4のV-Vに沿って見た断面図である。
洗面カウンター20は、洗面器などを載置するためのカウンターであり、洗い場10に着座した使用者が使用し易い高さ位置に設定されている。洗面カウンター20は、棚状のカバー部材22と、壁面4に取り付けられカバー部材22を支持するための支持部材24と、支持部材24の後方側の露出部分を覆い隠すための補助カバー部材26を備えている。
カバー部材22は、樹脂製であり、偏平の直方体形状に形成されている。カバー部材22は、ほぼ平坦な上面28aを有する天板部28と、天板部28の外周縁から下方へ延びる側面30aを有する側面部30とを備えている。天板部28及び側面部30は、一体的に連続して形成されている。天板部28は、その上面28aが水平方向に延びて、この上面28aに洗面器などを載置することができるようになっている。
図5に示すように、天板部28及び側面部30は、無色透明である透明層32と、着色されて不透明である意匠層34との二層により構成されている。透明層32及び意匠層34は、2色成形(ダブルモールド)により成形され、一体的に形成されている。
なお、本発明の実施形態において、「透明」とは、完全に透明であるものに限定されず、透明層32の裏側に配置される意匠層34の意匠(形状、模様若しくは色彩、又はこれらの結合)を透明層32の表側から目視可能な程度に透明であればよく、例えば透過率が85%以上であればよい。これに対して、「不透明」とは、完全に不透明であるものに限定されず、意匠層34の意匠を認識可能な程度に着色されていればよい。
透明層32は、天板部28及び側面部30の表側全体に設けられている。透明層32の厚さは、例えば3~10mm、より好ましくは4~5mmの厚さに設定されている。意匠層34は、透明層32に隣接して、天板部28及び側面部30の裏側全体に設けられている。意匠層34の厚さは、透明層32よりも小さな厚さに設定されている。意匠層34に施された模様や色彩などは、透明層32を介して外部から見えるようになっている。透明層32は、樹脂が主成分である成形体であることが好ましい。主成分とは、樹脂成形体において樹脂を50質量%以上含むことが好ましく、さらに好ましくは60質量%以上である。樹脂として、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂のいずれかを用いることが可能である。樹脂成形体が大きく、高い強度や耐熱性が求められる場合は、熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。一方、樹脂成形体が小さく複雑形状の場合は、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。熱硬化性樹脂として、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂から選ばれる一種以上を用いることが可能である。熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE) 、ポリアセタール樹脂(POM) 、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC) 、ポリスチレン樹脂(PS)、アクリロニトリル- ブタジエン- スチレン共重合樹脂(ABS) 、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS) 、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET) 、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA) 、ポリアミド樹脂(PA) 、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK) 、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂(PTT) 、ポリカーボネート樹脂(PC) 、ポリテトラフルオロエチレン 4フッ化エチレン樹脂(PTFE)から選ばれる一種以上を用いることが可能である。本発明において、樹脂として、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。さらに好ましくは、樹脂として、PP、PE、POM、PBT、PVC、ABS、PPS、PET、PMMA、PA、PC から選ばれる一種以上を用いることがより好ましい。これらのうち更により好ましいのは、PP、POM、PBT、ABS、PMMAから選ばれる一種以上である。
天板部28の透明層32の表面及び側面部30の透明層32の表面は、粗面化処理が施され、マットな質感(マット調)により形成されている。これにより、透明層32に入射する光が乱反射するため、意匠層34の稜線が外部から目立たないようになっている。粗面化処理方法としては、例えば型転写などのシボ加工による方法、ショットブラストやサンドペーパー研削などの研磨加工処理による方法、フロスト加工(ショットブラスト及びフッ酸処理)やエッチング処理などの化学的処理による方法、プラズマ処理やレーザー処理などの物理的処理による方法、マット塗装などのコーティング処理による方法が採用される。本実施形態においては、塗装などのコーティング処理により、表面層を設ける方法が好ましい。具体的には、表面層の主成分となるアクリル樹脂にアクリル粒子を含有した塗料をスプレー塗装、スピンコーディング塗装等で成膜し、硬化させることで表面層を形成することが好ましい。この場合、表面層の表面は、アクリル樹脂の硬化物の表面に対し、アクリル樹脂が露出することが好ましい。これにより、照明等から表面層に照射される光が表面を通過する際に乱反射するため、浴室カウンターをより明るく光らせることができる。また、表面層に親水性を付与しても良い。表面に親水性を付与する方法として、表面層に親水性の官能基を含めることが好ましい。親水性の官能基としてアニオン性の官能基を含むことが好ましい。アニオン性の官能基としては、スルホン酸基、カルボキシル基およびリン酸基から選択される1種以上を用いることができる。親水性の表面層はスルホン酸基を含むことが好ましい。これにより、表面層の親水性をより高めることが可能となる。
図5に示すように、透明層32は、天板部28と側面部30の間の角部分に、カバー部材22の外側(表側)に向けて下方へ傾斜する傾斜面36が形成されている。傾斜面36は、ほぼ平坦な面であり、表側の天板部28の外周縁の全周に設けられている。傾斜面36は、水平方向に対して下方へ傾斜する傾斜角度は30度~50度の範囲に設定され、傾斜方向の幅は5mm~10mmの範囲に設定されている。
意匠層34は、天板部28と側面部30の間の角部分に、カバー部材22の外側(表側)に向けて所定の曲率半径で円弧状に湾曲する湾曲部38が形成されている。湾曲部38は、裏側の天板部28の外周縁の全周に設けられている。湾曲部38は、傾斜面36に対して垂直方向に傾斜面36を投影した領域と重なるように配置されている。これにより、カバー部材22を上方から見た場合、天板部28と側面部30の間の角部分における意匠層34の稜線が外部から目立たないようになっている。
傾斜面36の上端36aは、湾曲部38の上端38aよりも外側に配置され、湾曲部38の下端38bよりも内側に配置されている。傾斜面36の下端36bは、湾曲部38の上端38a及び下端38bよりも外側に配置されている。これにより、傾斜面36及び湾曲部38が平面視において重なるため、天板部28と側面部30の間の角部分における意匠層34の稜線が外部から目立たないようになっている。
側面部30は、その下端からカバー部材22の内側(裏側)に延びる下端面40を有している。下端面40は、カバー部材22の内側に向けて下方へ傾斜している。下端面40は、ほぼ平坦な面であり、側面部30の下端の全周に設けられている。下端面40は、水平方向に対して下方へ傾斜する傾斜角度は30度~50度の範囲に設定され、傾斜方向の幅は5mm~10mmの範囲に設定されている。
支持部材24は、壁面4に取り付けられ、カバー部材22を支持するように構成されている。支持部材24は、その内部に金属製の複数の固定フレーム(図示せず)を備えている。各固定フレームの後端が壁面4に取り付けられ、各固定フレームの上面にカバー部材22が載置されている。支持部材24は、カバー部材22を壁面4から所定距離離間した状態で固定し、それにより、カバー部材22が浮いているように見えるようになっている。カバー部材22と壁面4の間には、補助カバー部材26が配置され、この補助カバー部材26により支持部材24の後側の露出部分を覆い隠すようになっている。
なお、本実施形態の浴室カウンターは、補助カバー部材26を備えているが、必要に応じて補助カバー部材26を省略することが可能であり、必要に応じて照明器具などの他の部材を追加することも可能である。また、本実施形態の浴室カウンターは、支持部材が金属製の固定フレームで構成されているが、樹脂製の固定フレームであってもよい。
次に、図6A~図6Cにより、本発明の第1実施形態による浴室カウンター14のカバー部材22について詳細に説明する。図6Aは、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける天板部の上面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図であり、図6Bは、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける側面部の側面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図であり、図6Cは、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターにおける側面部の下端面から光が入射した場合の光の光路を説明するための模式図である。図6A~図6Cにおいて、実線の矢印は入射光を示し、点線の矢印は反射光を示している。
図6Aに示すように、天板部28の上面28aから透明層32に入射した光は、意匠層34で反射して天板部28の上面28aから出射する(図6Aの符号a1を参照)と共に、意匠層34の湾曲部38で反射して側面部30の側面30aから出射する(図6Aの符号a2を参照)。また、天板部28の傾斜面36から透明層32に入射した光は、意匠層34の湾曲部38で反射して側面部30の下端面40から出射する(図6Aの符号a3を参照)。このように、天板部28の上面28aから透明層32に入射した光は、意匠層34で反射することにより、天板部28の上面28aから出射すると共に、側面部30の側面30aや下端面40からも出射するようになっている。
図6Bに示すように、側面部30の側面30aから透明層32に入射した光は、意匠層34の湾曲部38で反射して、天板部28の上面28aから出射する(図6Bの符号b1を参照)と共に、側面部30の側面30aから出射する(図6Bの符号b2を参照)。また、側面部30の側面30aから透明層32に入射した光は、意匠層34で反射して側面部30の下端面40から出射する(図6Bの符号b3を参照)。このように、側面部30の側面30aから透明層32に入射した光は、意匠層34で反射することにより、側面部30の側面30aから出射すると共に、天板部28の上面28aや側面部30の下端面40からも出射するようになっている。
図6Cに示すように、側面部30の下端面40から透明層32に入射した光は、意匠層34で反射して、天板部28の傾斜面36から出射する(図6Cの符号c1を参照)すると共に、側面部30の側面30aから出射する(図6Cの符号c2を参照)。このように、側面部30の下端面40から透明層32に入射した光は、意匠層34で反射することにより、天板部28の傾斜面36や側面部30の側面30aから出射するようになっている。
次に、上述した本発明の第1実施形態による浴室ユニット1の浴室カウンター14の作用効果について説明する。図7は、本発明の第1実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターが光っているイメージを示す図であり、図7(a)は、上方から光が照射された状態における浴室カウンターを斜め上方から見た図であり、図7(b)は、上方から光が照射された状態における浴室カウンターを上方から見た図である。図7(a)及び図7(b)において、白色になっている部分が光っている部分である。
図7(a)及び図7(b)を参照して、上方から浴室カウンター14に向けて照射された光は、直接的又は間接的に天板部28の上面28a、傾斜面36、側面部30の側面30a及び下端面40から透明層32に入射し、意匠層34で反射することにより、天板部28の上面28a、傾斜面36、側面30a及び下端面40から出射している。特に、天板部28の外周縁付近が強く光っているため(図7(a)及び図7(b)の白色になっている部分を参照)、天板部28と側面部30の間の角部分における意匠層34の稜線が外部から目立たないようになっている。
本発明の第1実施形態による浴室ユニット1においては、カバー部材22が、天板部28の上面28aから透明層32に入射した光が意匠層34で反射して側面部30の側面30aから出射すると共に、側面部30の側面30aから透明層32に入射した光が意匠層34で反射して天板部28の上面28aから出射するように構成されているので、天板部28の上面28a及び側面部30の側面30aから透明層32に入射した光が、意匠層34で反射し、天板部28の上面28a及び側面部30の側面30aから出射するため、浴室カウンター14を明るく光らせることができる。これにより、意匠層34の稜線を目立たなくすることができ、意匠性に優れた浴室カウンター14を備えた浴室ユニット1を提供することができる。
また、本発明の第1実施形態による浴室ユニット1においては、天板部28の上面28aから透明層32に入射した光が意匠層34で反射して側面部30の側面30a及び下端面40から出射すると共に、側面部30の側面30aから透明層32に入射した光が、意匠層34で反射して天板部28の上面28a及び側面部30の下端面40から出射し、側面部30の下端面40から透明層32に入射した光が、意匠層34で反射して天板部28の上面28a及び側面部30の側面30aから出射するように構成されているので、天板部28の上面28a、側面部30の側面30a及び下端面40から透明層32に入射した光が、意匠層34で反射し、天板部28の上面28a、側面部30の側面30a及び下端面40から出射するため、浴室カウンター14をより明るく光らせることができる。
本発明の第1実施形態による浴室ユニット1においては、天板部28及び側面部30が、一体的に形成されているので、光が透明層32を透過し易くなり、浴室カウンター14をより明るく光らせることができることができる。
また、本発明の第1実施形態による浴室ユニット1においては、側面部30の下端面40が、カバー部材22の内側に向けて下方へ傾斜しているので、下端面40からより多くの光を透明層32に入射させることができ、浴室カウンター14をより明るく光らせることができる。
本発明の第1実施形態による浴室ユニット1においては、天板部28の透明層32の表面及び側面部30の透明層32の表面には、粗面化処理が施されているので、光が粗面化処理が施された表面を通過する際に乱反射するため、浴室カウンター14をより明るく光らせることができる。
次に、図8により、本発明による第2実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターについて説明する。第2実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるため、以下第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図8は、本発明の第2実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの断面図であり、第1実施形態における図5に対応する。
図8に示すように、本発明の第2実施形態は、カバー部材122が天板部材128及び側面部材130の別々の部材により形成されている点において第1実施形態と異なっている。
カバー部材122は、ほぼ平坦な上面128aを有する天板部材128と、天板部材128の外周縁から下方へ延びる側面130aを有する側面部材130とを備えている。さらに、側面部材130は、側面130aの上端からカバー部材122の内側(裏側)に向けて上方へ傾斜する上方傾斜面130bと、側面130aの下端からカバー部材122の内側(裏側)に向けて下方へ傾斜する下方傾斜面130cとを備えている。
天板部材128及び側面部材130は、無色透明である第1の透明層132及び第2の透明層133と、着色されて不透明である第1の意匠層134及び第2の意匠層135とをそれぞれ備えている。側面部材130の第2の意匠層135は、支持部材124に側面部材130を取り付けるための取付部142を有している。
側面部材130の上方傾斜面130bには、不透明であるフィルム144が設けられている。フィルム144は、合成樹脂で形成され、薄いシート状に形成され、上方傾斜面130bに接着されている。これにより、第1の意匠層134と第2の意匠層135の間の境界がフィルム144により隠蔽されるようになっている。
天板部材128の第1の透明層132の外側(表側)端部と側面部材130の第2の透明層133の内側(裏側)端部は、隙間が形成されることなく接触して配置されている。これにより、天板部材128の上面128aから第1の透明層132に入射した光は、第2の透明層133を介して側面部材130の側面130aから出射する(図8の符号d1を参照)。また、天板部材128の側面130aから第2の透明層133に入射した光は、第1の透明層132を介して天板部材128から出射する(図8の符号d2を参照)。
なお、本発明の第2実施形態の天板部材128の第1の透明層132と側面部材130の第2の透明層133とは接触して配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、天板部材128の第1の透明層132と側面部材130の第2の透明層133との間を、近接、例えば約1~5mm離間させて配置してもよく、透明層に入射した光が透過することができればよい。
本発明の第2実施形態による浴室ユニットにおいては、天板部材128及び側面部材130が、別々の部材により形成され、天板部材128の第1の透明層132及び側面部材130の第2の透明層133が、透明層に入射した光が透過するように接触又は近接して配置されているので、天板部材128及び側面部材130が別々の部材により形成された場合であっても、光が透明層を透過し易くなり、浴室カウンターをより明るく光らせることができることができる。
次に、本発明による第3実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターについて説明する。第3実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの基本構成は、上述した第1実施形態と同様であるため、以下第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
図9は、本発明の第3実施形態による浴室ユニットの浴室カウンターの断面図であり、第1実施形態における図5に対応する。
図9に示すように、本発明の第3実施形態は、カバー部材222の側面部230の下端面240が湾曲している点において第1実施形態と異なっている。
カバー部材222の側面部230の下端面240は、カバー部材222の外側(表側)に向けて所定の曲率半径で円弧状に湾曲して形成されている。これにより、側面部230の下端面240から透明層232に入射した光は、湾曲した下端面240を通過することにより光の光路が散乱し、光があらゆる方向から出射するようになっている。
本発明の第3実施形態による浴室ユニットにおいては、側面部230の下端面240が、カバー部材222の外側に向けて円弧状に湾曲しているので、下端面240から入射した光を散乱させることができ、浴室カウンターをより光らせることができる。
本発明の実施形態においては、浴室カウンターとして、洗面カウンター20を取り上げて説明したが、水栓カウンター18に関しても、カバー部材が上述した洗面カウンター20のカバー部材22と同一の構成で構成されている。
本発明の上述した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
1 :本発明の第1実施形態による浴室ユニット
2 :床面
4 :壁面
6 :天井面
8 :浴槽
10 :洗い場
12 :鏡
14 :浴室カウンター
16 :照明装置
18 :水栓カウンター
20 :洗面カウンター
22 :カバー部材
24 :支持部材
26 :補助カバー部材
28 :天板部
28a :天板部の上面
30 :側面部
30a :側面部の側面
32 :透明層
34 :意匠層
36 :傾斜面
38 :湾曲部
40 :下端面
122 :本発明の第2実施形態によるカバー部材
124 :支持部材
128 :天板部材
128a :天板部材の上面
130 :側面部材
130a :側面部材の側面
130b :上方傾斜面
130c :下方傾斜面
132 :第1の透明層
133 :第2の透明層
134 :第1の意匠層
135 :第2の意匠層
222 :本発明の第2実施形態によるカバー部材
230 :側面部
232 :透明層
240 :下端面

Claims (12)

  1. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から前記天板部の下面よりも下方へ延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが3mm以上の厚さに設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から下方に向けて屈曲する角部と、この角部から下方へ延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが3mm以上の厚さに設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  3. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から下方へ支持部材の少なくとも一部と重なる位置まで延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが3mm以上の厚さに設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  4. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から前記天板部の下面よりも下方へ延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが前記意匠層よりも厚くなるように設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  5. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から下方に向けて屈曲する角部と、この角部から下方へ延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが前記意匠層よりも厚くなるように設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  6. 浴室の壁面に取り付けられる浴室カウンターと、浴室空間を照射する照明装置と、を備えた浴室ユニットであって、
    前記浴室カウンターは、
    ほぼ平坦な上面を有する天板部と、この天板部の外周縁から下方へ支持部材の少なくとも一部と重なる位置まで延びる側面を有する側面部と、を有するカバー部材と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、透明である透明層と、この透明層の裏側に配置され不透明である意匠層とを有し、
    前記カバー部材は、前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面から出射すると共に、前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記天板部の上面から出射するように構成され
    前記透明層の厚さが前記意匠層よりも厚くなるように設定されていることを特徴とする浴室ユニット。
  7. 前記側面部は、前記側面の下端から前記カバー部材の内側に向けて延びる下端面を有し、
    前記カバー部材は、
    前記天板部の上面から前記透明層に入射した光が前記意匠層で反射して前記側面部の側面及び下端面から出射すると共に、
    前記側面部の側面から前記透明層に入射した光が、前記意匠層で反射して前記天板部の上面及び前記側面部の下端面から出射し、
    前記側面部の下端面から前記透明層に入射した光が、前記意匠層で反射して前記天板部の上面及び前記側面部の側面から出射するように構成されている、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
  8. 前記天板部及び前記側面部は、一体的に形成されている、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
  9. 前記天板部及び前記側面部は、別々の部材により形成され、前記天板部の透明層及び前記側面部の透明層が、前記透明層に入射した光が透過するように接触又は近接して配置されている、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
  10. 前記側面部の下端面は、前記カバー部材の内側に向けて下方へ傾斜している、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
  11. 前記側面部の下端面は、前記カバー部材の外側に向けて円弧状に湾曲している、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
  12. 前記天板部の透明層の表面及び前記側面部の前記透明層の表面には、粗面化処理が施されている、請求項1~の何れか1項に記載の浴室ユニット。
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[LIXIL]人造大理石「グランザ」,YouTube[online][video],2021年09月15日,<https://www.youtube.com/watch?v=dWqa-aE8FNk>

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