JP7843929B2 - 通信装置、通信制御方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信制御方法及びプログラム

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Description

本開示は、通信装置、通信制御方法及びプログラムに関する。
従来、特許文献1に記載されるように、マスタとスレーブのいずれかとして動作する通信装置において、電子機器と無線接続すると、当該電子機器以外の電子機器との通信状況に応じて自身がスレーブとして動作する期間を制御する技術が知られている。
国際公開第2020/096066号
ところで、通信装置が、セントラルロールでセンサ端末等の複数のペリフェラル機器からアドバタイズをアドバタイズチャネル方式で受信するとともに、ペリフェラルロールでセントラル機器とデータチャネル方式で通信を行う構成の通信システムが知られている。
アドバタイズチャネル方式では、通信装置は、各ペリフェラル機器との通信状況、すなわち、各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを把握することなく通信を行う。このため、上記構成の従来の通信システムでは、通信装置は、ペリフェラルとして動作するタイミング、すなわち、セントラル機器との通信タイミングを適切に調整することが難しいという課題がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、セントラル機器との通信タイミングを適切に調整することが可能な通信装置、通信制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る通信装置は、
1又は複数のペリフェラル機器を検出し、検出した各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定する受信タイミング推定手段と、
セントラル機器との通信と各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する競合判定手段と、
前記競合判定手段によって、いずれかのペリフェラル機器からのアドバタイズの受信と前記セントラル機器との通信とに競合があると判定された場合、前記セントラル機器に対して通信タイミングの変更を要求する通信タイミング変更要求手段と、を備える。
本開示によれば、セントラル機器との通信タイミングを適切に調整することが可能となる。
実施の形態における通信システムの全体構成を示す図 実施の形態における通信装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態におけるセントラル機器のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態におけるセンサ端末のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態における通信装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態におけるペリフェラル管理テーブルの一例を示す図 実施の形態において、セントラル機器との通信タイミングについて説明するための図 実施の形態における通信タイミング情報の一例を示す図 実施の形態におけるペリフェラル検出処理の手順を示すフローチャート 実施の形態におけるコネクション確立処理の手順を示すフローチャート 実施の形態における競合判定処理の手順を示すフローチャート 実施の形態の変形例における通信優先度テーブルの一例を示す図
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態における通信システム1の全体構成を示す図である。通信システム1は、通信装置2と、セントラル機器3と、1又は複数のセンサ端末4とを備える。
<通信装置2>
通信装置2は、本開示に係る通信装置の一例である。通信装置2は、各センサ端末から、当該センサ端末4によって計測された値を示すデータ(以下「センサデータ」という。)を収集し、収集したデータをセントラル機器3に送信する。また、通信装置2は、セントラル機器3による自身に対する各種の設定、操作等を受け付けたり、セントラル機器3から受信したデータに基づいてプログラムの更新等を行う。また、通信装置2が、空調機、照明装置等の機器に接続される通信アダプタである場合、当該通信装置2は、当該機器とセントラル機器3との間で授受されるデータの中継を行う。
図2に示すように、通信装置2は、ハードウェア構成として、通信インタフェース20と、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read-Only Memory)22と、RAM(Random-Access Memory)23と、補助記憶装置24とを備える。これらの構成部は、バス25を介して相互に接続される。通信インタフェース20は、予め定めた近距離無線通信方式で他の機器と無線通信するためのハードウェアであり、本実施の形態では、Bluetooth(登録商標)通信を行うためのハードウェアである。
CPU21は、通信装置2を統括的に制御する。CPU21によって実現される通信装置2の機能の詳細については後述する。ROM22は、BIOS等の読み出し専用のプログラムを記憶する。RAM23は、CPU21の作業領域として使用される。補助記憶装置24は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置24には、通信装置2の後述する各機能を実現するためのプログラムである通信制御プログラムと、通信制御プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
通信装置2は、上記の通信制御プログラム又は通信制御プログラムを更新するための更新プログラムをセントラル機器3又は図示しないその他の機器から通信により取得することが可能である。また、これらのプログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、HDD、SSD(Solid-State Drive)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。通信装置2は、そのような記録媒体が自身に直接又は間接的に装着されると、当該記録媒体から通信制御プログラム又は更新プログラムを読み出して自身にインストールすることも可能である。
<セントラル機器3>
セントラル機器3は、本開示に係るセントラル機器の一例である。セントラル機器3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイス、ノート型PC(Personal Computer)、空調リモコン、照明リモコン等である。セントラル機器3は、通信装置2とコネクションを確立し、自身が主導してデータ通信を行う。すなわち、セントラル機器3は、いわゆるデータチャネル方式で通信装置2と通信する。
図3に示すように、セントラル機器3は、ディスプレイ30と、操作受付部31と、通信インタフェース32と、CPU33と、ROM34と、RAM35と、補助記憶装置36とを備える。これらの構成部は、バス37を介して相互に接続される。ディスプレイ30は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。ディスプレイ30は、CPU33の制御の下、通信装置2に対する操作画面、通信装置2から取得したセンサデータを表示するための画面等を表示する。
操作受付部31は、押しボタン、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス等の1つ以上の入力デバイスを含んで構成され、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作に係る信号をCPU33に出力する。通信インタフェース32は、予め定めた近距離無線通信方式で他の機器と無線通信するためのハードウェアであり、本実施の形態では、Bluetooth(登録商標)通信を行うためのハードウェアである。CPU33は、セントラル機器3を統括的に制御する。
ROM34は、BIOS等の読み出し専用のプログラムを記憶する。RAM35は、CPU33の作業領域として使用される。補助記憶装置36は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置36には、通信装置2を操作するためのプログラムを含む各種のプログラムと、これらのプログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
<センサ端末4>
センサ端末4は、本開示に係るペリフェラル機器の一例である。図4に示すように、センサ端末4は、センサ部40と、通信インタフェース41と、CPU42と、ROM43と、RAM44と、補助記憶装置45とを備える。これらの構成部は、バス46を介して相互に接続される。
センサ部40は、設置された周囲の環境情報を計測するための回路である。環境情報には、例えば、空気温度、湿度、CO濃度、臭気、PM(Particulate Matter)、熱画像、照度等が含まれる。通信インタフェース41は、予め定めた近距離無線通信方式で他の機器と無線通信するためのハードウェアであり、本実施の形態では、Bluetooth(登録商標)通信を行うためのハードウェアである。
CPU42は、センサ端末4を統括的に制御する。ROM43は、BIOS等の読み出し専用のプログラムを記憶する。RAM44は、CPU42の作業領域として使用される。補助記憶装置45は、例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ等で構成される。補助記憶装置45には、環境情報を計測し、計測結果を無線送信するためのプログラムと、当該プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
以上のように構成されるセンサ端末4は、設置された周囲の環境情報を計測し、自身の識別子であるUUID(Universally Unigue Identifier)と、計測した値とを含むアドバタイズ(すなわち、センサデータ)を予め設定された時間間隔(すなわち、アドバタイズインターバル)でブロードキャスト送信する。
<通信装置2の機能構成>
図5に示すように、通信装置2は、特徴的な機能として、ペリフェラル検出部200と、接続管理部201と、競合判定部202と、通信タイミング変更要求部203とを備える。これらの機能部は、CPU21が補助記憶装置24に記憶されている上述した通信制御プログラムを実行することで実現される。
ペリフェラル検出部200は、本開示に係る受信タイミング推定手段の一例である。ペリフェラル検出部200は、予め定めた条件が成立すると、ペリフェラル機器、すなわち、センサ端末4を検出し、検出したセンサ端末4からのアドバタイズの受信タイミングを推定する処理を実行する。上記の条件は、下記の(1)~(3)のいずれかに該当する場合に成立する。
(1)通信装置2の近距離無線通信が有効であり、且つ、電源がONになった場合
(2)通信装置2の近距離無線通信が無効から有効に切り替えられた場合
(3)ユーザによってペリフェラル検出の実行を指示する操作が行われた場合
詳細には、ペリフェラル検出部200は、スキャン(詳細には、パッシブスキャン)を実施して周囲のセンサ端末4から送信されるアドバタイズを受信する。そして、ペリフェラル検出部200は、受信したアドバタイズから識別子(本実施の形態では、UUID)を抽出して取得する。ペリフェラル検出部200は、取得したUUIDをペリフェラル管理テーブル(図6参照)に登録する。ペリフェラル管理テーブルは、センサデータの取得対象となるペリフェラル機器、すなわち、センサ端末4の受信タイミングを管理するためのデータテーブルであり、補助記憶装置24に記憶される。ペリフェラル管理テーブルには、UUID毎に受信タイミング情報が登録される。受信タイミング情報には、起点時刻と受信周期とが含まれる。
ペリフェラル検出部200は、予め定めた時間(以下「ペリフェラル検出時間」という。)が経過するまでスキャンを繰り返すことで、各UUIDに対応するアドバタイズ、すなわち、各センサ端末4から送信されるアドバタイズの受信周期、つまり、アドバタイズインターバルを推定する。ペリフェラル検出部200は、ペリフェラル検出時間以内に検出した発信元が同じアドバタイズ(すなわち、UUIDが同じアドバタイズ)の受信周期(Tn)の平均を算出することで、各センサ端末4からのアドバタイズの受信周期を推定する。
ただし、アドバタイズインターバルには、他のアドバタイズとの衝突を回避するためランダム時間(0~10msのアドバタイズディレイ)が入っているため、ペリフェラル検出部200は、下記式のように、受信周期(Tn)の平均からアドバタイズディレイの平均(すなわち5ms)を差し引くことで各センサ端末4からのアドバタイズの受信周期を推定する。
ペリフェラル検出部200は、推定した受信周期をペリフェラル管理テーブルに登録する。また、ペリフェラル検出部200は、直近に当該センサ端末4からアドバタイズを受信した時刻を起点時刻としてペリフェラル管理テーブルに登録する。ペリフェラル検出時間の経過後、ペリフェラル検出部200は、ペリフェラル管理テーブルに登録されたUUIDのアドバタイズ(すなわち、センサデータ)を周期的に受信し、受信したセンサデータをUUID毎に時系列で分別して図示しないセンサデータテーブルに格納する。センサデータテーブルは補助記憶装置24に記憶されるデータテーブルである。
接続管理部201は、セントラル機器3とコネクションを確立する。また、接続管理部201は、コネクション確立の際、セントラル機器3から受信した接続要求から、コネクションインターバルとオフセットを抽出して取得する。図7に示すように、コネクションインターバルは、セントラル機器3との通信間隔を示す。また、オフセットは、セントラル機器3から接続要求を受信してから最初のデータを受信するまでの間隔、換言すると、接続要求を受信してからセントラル機器3との通信が開始されるまでの間隔を示す。
接続管理部201は、接続要求を受信した時刻と、取得したオフセットに基づいて、セントラル機器3との通信が開始される時刻(以下「通信開始時刻」という。)を算出する。接続管理部201は、算出した通信開始時刻と取得したコネクションインターバルとを含む通信タイミング情報(図8参照)を補助記憶装置24に保存する。
競合判定部202は、本開示に係る競合判定手段の一例である。競合判定部202は、セントラル機器3との通信と各センサ端末4からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する。詳細には、競合判定部202は、補助記憶装置24に記憶されている通信タイミング情報と、ペリフェラル管理テーブルに格納されている各センサ端末4に対応する受信タイミング情報とに基づいて、センサ端末4毎に、セントラル機器3との通信タイミング(具体的には、セントラル機器3からのデータを受信するタイミング)と、アドバタイズの受信タイミングとが競合するか否かを判定する。
具体的には、競合判定部202は、現時点から予め定めた判定時間以内において、当該センサ端末4からの今後のアドバタイズの受信と、セントラル機器3からの今後のデータ受信とが重なる(換言すると、衝突する)ことがあるか否かを推定し、重なることがあると推定した場合には、その回数をカウントする。上記の判定時間は、コネクションインターバル、各センサ端末4の受信周期よりも十分に長い時間である。
上記の推定において、競合判定部202は、上記判定時間以内における、当該センサ端末4からの推定される各アドバタイズの受信時刻と、セントラル機器3からの推定される各データ受信時刻とを直接比較するのではなく、各アドバタイズの受信時刻から一定時間(例えば、アドバタイズディレイの平均である5ms)の範囲で、セントラル機器3からのデータ受信と重なるか否かを判定する。競合判定部202は、上記カウントした回数が一定数以上となる場合、当該センサ端末4からのアドバタイスの受信とセントラル機器3との通信とに競合があると判定する。
競合判定部202は、いずれかのセンサ端末4からのアドバタイズの受信とセントラル機器3との通信とに競合があると判定すると、その旨を通信タイミング変更要求部203に通知する。通信タイミング変更要求部203は、本開示に係る通信タイミング変更要求手段の一例である。通信タイミング変更要求部203は、競合判定部202によっていずれかのセンサ端末4からのアドバタイズの受信とセントラル機器3との通信とに競合があると判定された場合、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求する。詳細には、通信タイミング変更要求部203は、通信タイミングの変更を要求するための規定のメッセージ(以下「変更要求メッセージ」という。)をセントラル機器3に送信する。
上記の変更要求メッセージを受信すると、セントラル機器3は、オフセットとコネクションインターバルの少なくとも一方を変更し、変更完了メッセージを通信装置2に送信する。接続管理部201は、受信した変更完了通知から、コネクションインターバルとオフセットを抽出して取得する。そして、接続管理部201は、取得したコネクションインターバル及びオフセットに基づいて、補助記憶装置24に記憶されている通信タイミング情報を更新する。競合判定部202は、通信タイミング情報が更新されると、再度、競合判定を行う。通信タイミング変更要求部203は、競合判定部202によって競合があると判定された場合、再度、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求する。以降、競合判定部202によって競合がないと判定されるまで上記の一連の処理が繰り返し行われる。
<ペリフェラル検出処理>
図9は、通信装置2によって実行されるペリフェラル検出処理の手順を示すフローチャートである。通信装置2は、通信装置2の近距離無線通信が有効であり、且つ、電源がONになった場合、通信装置2の近距離無線通信が無効から有効に切り替えられた場合、又は、ユーザによってペリフェラル検出の実行を指示する操作が行われた場合、下記のペリフェラル検出処理を実行する。
(ステップS100)
通信装置2は、スキャンを実施する。その後、通信装置2の処理は、ステップS101に遷移する。
(ステップS101)
通信装置2は、いずれのセンサ端末4からアドバタイズを受信したか否かを判定する。アドバタイズを受信した場合(ステップS101;YES)、通信装置2の処理は、ステップS102に遷移する。アドバタイズを受信していない場合(ステップS101;NO)、通信装置2の処理は、ステップS100に戻る。
(ステップS102)
通信装置2は、受信したアドバタイズから識別子(すなわち、UUID)を取得し、取得した識別子がペリヘラル管理テーブルに登録済みであるか否かを判定する。取得した識別子がペリヘラル管理テーブルに登録済みでない場合(ステップS102;NO)、通信装置2の処理は、ステップS103に遷移する。取得した識別子がペリヘラル管理テーブルに登録済みである場合(ステップS102;YES)、通信装置2の処理は、ステップS104に遷移する。
(ステップS103)
通信装置2は、取得した識別子をペリフェラル管理テーブル(図6参照)に登録する。その後、通信装置2の処理は、ステップS106に遷移する。
(ステップS104)
通信装置2は、当該センサ端末4からのアドバイズの受信周期を推定する。その後、通信装置2の処理は、ステップS105に遷移する。
(ステップS105)
通信装置2は、推定した受信周期及び起点時刻をペリフェラル管理テーブルに登録する。その後、通信装置2の処理は、ステップS106に遷移する。
(ステップS106)
通信装置2は、ペリフェラル検出処理を開始してからの経過時間がペリフェラル検出時間に達したか否かを判定する。ペリフェラル検出時間が経過していない場合(ステップS106;NO)、通信装置2の処理は、ステップS100に戻る。ペリフェラル検出時間が経過した場合(ステップS106;YES)、通信装置2は、ペリフェラル検出処理を終了する。
<コネクション確立処理>
図10は、通信装置2によって実行される、セントラル機器3とのコネクションを確立するためのコネクション確立処理の手順を示すフローチャートである。
(ステップS200)
通信装置2は、自身のUUIDが含まれたアドバタイズをブロードキャスト送信する。その後、通信装置2の処理は、ステップS201に遷移する。
(ステップS201)
通信装置2は、セントラル機器3から接続要求を受信したか否かを判定する。接続要求を受信した場合(ステップS201;YES)、通信装置2の処理は、ステップS202に遷移する。接続要求を受信していない場合(ステップS201;NO)、通信装置2の処理は、ステップS200に戻る。
(ステップS202)
通信装置2は、受信した接続要求からコネクションインターバルとオフセットを抽出して取得する。その後、通信装置2の処理は、ステップS203に遷移する。
(ステップS203)
通信装置2は、セントラル機器3とのコネクションを確立する。その後、通信装置2の処理は、ステップS204に遷移する。
(ステップS204)
通信装置2は、接続要求を受信した時刻と取得したオフセットから通信開始時刻を算出する。その後、通信装置2の処理は、ステップS205に遷移する。
(ステップS205)
通信装置2は、通信開始時刻と取得したコネクションインターバルとを含む通信タイミング情報(図8参照)を補助記憶装置24に保存する。その後、通信装置2は、コネクション確立処理を終了する。
<競合判定処理>
図11は、通信装置2によって実行される競合判定処理の手順を示すフローチャートである。通信装置2は、セントラル機器3とのコネクション確立時、及び、通信タイミング情報(図8参照)が変更される度に下記の競合判定処理を実行する。
(ステップS300)
通信装置2は、ペリフェラル管理テーブル(図6参照)から、各センサ端末4(すなわち、各UUID)に対応する受信タイミング情報を順番に1つずつ読み出す。その後、通信装置2の処理は、ステップS301に遷移する。
(ステップS301)
通信装置2は、読み出した受信タイミング情報と、補助記憶装置24に記憶されている通信タイミング情報とに基づいて、当該受信タイミング情報に対応するセンサ端末4からのアドバタイズの受信がセントラル機器3との通信と競合するか否かを判定する。当該アドバタイズの受信がセントラル機器3との通信と競合しない場合(ステップS301;NO)、通信装置2の処理は、ステップS302に遷移する。当該アドバタイズの受信がセントラル機器3との通信と競合する場合(ステップS301;YES)、通信装置2の処理は、ステップS303に遷移する。
(ステップS302)
通信装置2は、ペリフェラル管理テーブルから全ての受信タイミング情報を読み出したか否かを判定する。全ての受信タイミング情報を読み出していない場合(ステップS302;NO)、通信装置2の処理は、ステップS300に戻る。全ての受信タイミング情報を読み出した場合(ステップS302;YES)、通信装置2は、競合判定処理を終了する。
(ステップS303)
通信装置2は、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求する。その後、通信装置2は、競合判定処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態における通信システム1では、通信装置2は、各センサ端末4からのアドバタイズの受信タイミングを推定し、セントラル機器3との通信と各センサ端末4からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する。そして、いずれかのセンサ端末4からのアドバタイズの受信とセントラル機器3との通信とに競合があると判定した場合、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求する。このため、セントラル機器3との通信タイミングを適切に調整することが可能となり、センサ端末4からのセンサデータの取りこぼしを防止することができる。
(変形例1)
通信装置2は、特定のセンサ端末4からのアドバタイズに限定して受信タイミングを推定する構成であってもよい。具体的には、通信装置2は、ペリフェラル検出処理(図9参照)において、受信したアドバタイズの識別子(すなわち、UUID)が、予め定められた取得対象のセンサデータの識別子と一致していない場合、当該アドバタイズを破棄して、当該識別子をペリフェラル管理テーブルに登録しないようにしてもよい。
(変形例2)
通信装置2は、センサデータの利用上、当該センサ端末4からのアドバタイズの受信周期より長い周期(アドバタイズの受信周期×n(n>1))でセンサデータを取得できればよい場合、当該周期でセンサデータ(すなわち、アドバタイズ)を受信し、また、当該周期に基づいて競合有無を判定してもよい。
例えば、空気温度を計測するセンサ端末4が10秒毎にセンサデータをアドバタイズとして送信する場合であっても、通信システム1として当該センサ端末4から1分毎のセンサデータを取得すれば必要十分である場合、通信装置2は、1分毎に当該センサ端末4からのアドバタイズを受信する。また、通信装置2は、競合判定処理(図11参照)のステップS301において、当該センサ端末4については、1分周期でのアドバタイズの受信がセントラル機器3との通信と競合するか否かを判定する。
(変形例3)
通信装置2は、競合判定処理(図11参照)のステップS301において、センサ端末4からのアドバタイズの受信がセントラル機器3との通信と競合すると判定した場合(ステップS301;YES)、いずれのセンサ端末4からのアドバタイズの受信もセントラル機器3との通信と競合しないようにするための通信タイミング(すなわち、コネクションインターバル及びオフセット)を算出し、算出した通信タイミングが含まれた変更要求メッセージをセントラル機器3に送信してもよい。なお、通信装置2は、コネクションインターバル及びオフセットのうちのいずれか一方のみを算出してもよい。
上記の変更要求メッセージを受信したセントラル機器3は、当該変更要求メッセージに含まれる通信タイミングを勘案して、オフセットとコネクションインターバルの少なくとも一方を変更し、変更完了メッセージを通信装置2に送信する。このような構成にすることで、通信装置2からセントラル機器3に対する変更要求メッセージの送信回数を低減させることが可能となる。
(変形例4)
通信装置2は、ペリフェラル検出処理(図9参照)を定期的に実行してもよい。この場合、従前のペリフェラル管理テーブル(図6参照)に登録されていな新たなUUID(すなわち、新たなセンサ端末4)を検出すると、通信装置2は、競合判定処理(図11参照)を実行する。このような構成にすることで、通信装置2は、動作開始後の新たなペリフェラル機器の追加に自動的に対応することが可能となる。
(変形例5)
通信装置2は、ペリフェラル管理テーブル又は他のテーブルにより各センサ端末4からのアドバタイズの直近の受信時刻を管理し、最後に受信してから予め定めた時間(例えば、当該アドバタイズの受信周期×n)、当該センサ端末4からアドバタイズを受信していない場合、当該センサ端末4が離脱したとして、ペリフェラル管理テーブルから当該センサ端末4に対応するレコードを削除してもよい。
(変形例6)
通信種別毎に優先度を予め設定し、セントラル機器3との通信における通信種別の優先度が、各センサ端末4との通信における優先度(すなわち、センサデータの優先度)より高い場合、通信装置2は、セントラル機器3との通信を優先してもよい。具体的には、この場合、通信装置2は、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求しない。通信種別毎の優先度は、補助記憶装置24に記憶される通信優先度テーブル(図12参照)に予め登録されている。セントラル機器3との通信において、通信種別を示す情報はセントラル機器3からのデータに含まれている。
例えば、セントラル機器3との通信における通信種別が通信装置2の設定又はプログラム更新の場合、通信装置2は、センサ端末4からのアドバタイズの受信と競合しても、セントラル機器3に対して通信タイミングの変更を要求しない。あるいは、セントラル機器3との通信における通信種別が通信装置の設定又はプログラム更新の場合、通信装置2は、競合判定処理(図11参照)の実行を回避してもよい。
(変形例7)
通信装置2の機能部(図5参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらの組合せである。
上記の各変形例に係る技術思想は、それぞれ単独で実現されてもよいし、適宜組み合わせることで実現されてもよい。
本開示は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、セントラル機器及び複数のペリフェラル機器と近距離無線通信を行う装置に好適に採用され得る。
1 通信システム、2 通信装置、3 セントラル機器、4 センサ端末、20,32,41 通信インタフェース、21,33,42 CPU、22,34,43 ROM、23,35,44 RAM、24,36,45 補助記憶装置、25,37,46 バス、30 ディスプレイ、31 操作受付部、40 センサ部、200 ペリフェラル検出部、201 接続管理部、202 競合判定部、203 通信タイミング変更要求部

Claims (7)

  1. 1又は複数のペリフェラル機器を検出し、検出した各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定する受信タイミング推定手段と、
    セントラル機器との通信と各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する競合判定手段と、
    前記競合判定手段によって、いずれかのペリフェラル機器からのアドバタイズの受信と前記セントラル機器との通信とに競合があると判定された場合、前記セントラル機器に対して通信タイミングの変更を要求する通信タイミング変更要求手段と、を備える、
    通信装置。
  2. 前記通信タイミング変更要求手段は、前記競合判定手段によって前記競合があると判定された場合、前記セントラル機器との通信と前記各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信とが競合しないようにするための通信タイミングを算出し、
    前記セントラル機器に対して通信タイミングの変更を要求する際、前記算出した通信タイミングを前記セントラル機器に通知する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記受信タイミング推定手段は、定期的にペリフェラル機器を検出し、検出したペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定し、
    前記競合判定手段は、前記受信タイミング推定手段によって新たなペリフェラル機器が検出された場合、前記セントラル機器との通信と前記各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 通信種別毎に優先度が予め設定され、前記セントラル機器との通信における通信種別の優先度が、前記各ペリフェラル機器との通信における通信種別の優先度より高い場合、前記通信装置は、前記セントラル機器との通信を優先する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 前記受信タイミング推定手段は、特定のペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 受信タイミング推定手段が、1又は複数のペリフェラル機器を検出し、検出した各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定し、
    競合判定手段が、セントラル機器との通信と各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信との競合有無を判定し、
    通信タイミング変更要求手段が、前記競合判定手段によって、いずれかのペリフェラル機器からのアドバタイズの受信と前記セントラル機器との通信とに競合があると判定された場合、前記セントラル機器に対して通信タイミングの変更を要求する、
    通信制御方法。
  7. コンピュータを、
    1又は複数のペリフェラル機器を検出し、検出した各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信タイミングを推定する受信タイミング推定手段、
    セントラル機器との通信と各ペリフェラル機器からのアドバタイズの受信との競合有無を判定する競合判定手段、
    前記競合判定手段によって、いずれかのペリフェラル機器からのアドバタイズの受信と前記セントラル機器との通信とに競合があると判定された場合、前記セントラル機器に対して通信タイミングの変更を要求する通信タイミング変更要求手段、として機能させる、
    プログラム。
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