以下、本開示の実施の形態に係る換気システムについて図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る換気システムは、換気装置と、繰り返し到来する予め設定された前記換気装置が動作する換気期間における換気装置の第1動作モードと、換気装置の換気期間以外の期間における第2動作モードと、を設定する動作モード設定部と、換気装置を含む少なくとも1つの機器の運転状態を示す運転状態情報を取得する運転状態取得部と、換気装置が設置された建物内または建物外の空気質を示す空気質情報を取得する空気質取得部と、の少なくとも一方と、換気期間または換気期間以外の期間において、第1動作モードまたは第2動作モードの種類に応じて、運転状態情報と空気質情報との少なくとも一方に基づいて、換気装置を制御する際の制御モードを選出する制御モード選出部と、選出された制御モードに基づいて換気装置の動作を制御するための制御情報を生成する機器制御部と、を備える。
本実施の形態に係る換気システムは、図1に示すように、環境センサ2と、建物H内に設置された複数の機器3と、端末装置5と、クラウドサーバ1と、を備える。複数の機器3は、空気調和機3Aと換気装置3Bとを含む。各機器3は、それぞれ、通信アダプタ41を介して建物H内に構築された局所ネットワークNW2に接続されている。また、局所ネットワークNW2は、ブロードバンドルータ(以下、「BBR」と称する。)42を介して広域ネットワークNW1に接続されている。クラウドサーバ1と端末装置5は、広域ネットワークNW1を介して互いに通信可能であり、クラウドサーバ1は、広域ネットワークNW1、局所ネットワークNW2を介して通信アダプタ41それぞれと通信可能である。また、広域ネットワークNW1には、気象サーバ6が接続されている。局所ネットワークNW2は、例えば有線LAN(Local Area Network)または無線LANであり、広域ネットワークNW1は、例えばインターネットである。
気象サーバ6は、建物Hが存在する地域を示す地域情報を含む空気質要求情報を取得すると、取得した空気質要求情報に含まれる地域情報が示す建物Hが存在する地域における気温、湿度、PM2.5の濃度および花粉の濃度を示す情報を含む空気質情報を生成する。そして、気象サーバ6は、生成した空気質情報を空気質要求情報の送信元へ送信する。気象サーバ6は、例えばクラウドサーバ1から送信される気象情報要求情報を取得すると、取得した気象情報要求情報に含まれる地域情報に基づいて、空気質情報を生成し、生成した空気質情報をクラウドサーバ1へ送信する。
空気調和機3A、換気装置3Bは、それぞれ、建物Hの内側の内空気質を計測する環境センサ(図示せず)を有する。この空気調和機3Aの建物Hの内側の空気質を計測する環境センサは、建物H内に設置された室内機に設けられた温度センサ、湿度センサ等である。また、換気装置3Bの建物Hの内側の空気質を計測する環境センサは、建物H内の空気を建物H外へ排出する際に換気装置3B内を通過する空気の温度、湿度を計測する温度センサ、湿度センサ等である。また、空気調和機3A、換気装置3Bは、それぞれ、建物Hの外側の空気質を計測する環境センサ(図示せず)も有する。ここで、空気調和機3Aの空気質を計測する環境センサは、建物H外に設置された室外機に設けられた温度センサ、湿度センサ等である。また、換気装置3Bの環境センサは、建物H外の空気を建物H内へ導入する際に換気装置3B内を通過する空気の温度、湿度を計測する温度センサ、湿度センサ等である。空気調和機3A、換気装置3Bは、それぞれ、予め設定された情報送信時期が到来する毎に、機器3の運転状態を示す運転状態情報と環境センサにより計測される空気質を示す空気質情報とを生成してクラウドサーバ1へ送信する。
換気装置3Bは、建物H内外の空気質に応じて適応的に動作する適応制御モードまたは換気装置3Bを操作するための操作機器32から取得する操作情報に基づいて動作する手動モードで動作する。また、換気装置3Bは、定期換気モードで動作する場合、繰り返し到来する予め設定された換気装置3Bが動作する換気期間において、換気期間適応制御モードまたは換気期間手動モードで動作する。ここで、換気期間適応制御モードは、建物H内外の空気質に応じて換気装置3Bを含む機器3がそれぞれ適応的に動作しつつ、少なくとも換気装置3Bが停止することがない動作モードである。また、換気期間手動モードは、換気装置3B以外の機器3は手動で動作開始または停止されるが、少なくとも換気装置3Bだけは停止させることができない動作モードである。
環境センサ2は、例えば建物H内のCO2濃度を計測するCO2センサである。環境センサ2は、予め設定された情報送信時期が到来する毎に、計測した空気質を示す空気質情報をクラウドサーバ1へ送信する。
端末装置5は、例えばスマートフォンであり、図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)501と、主記憶部502と、補助記憶部503と、表示部504と、入力部505と、通信部506と、これらを互いに接続するバス509と、を備える。主記憶部502は、RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを有し、CPU501の作業領域として使用される。また、主記憶部502は、表示部504に表示させる画像情報を一時的に記憶する画像専用メモリ(図示せず)を有する。補助記憶部503は、半導体フラッシュメモリのような不揮発性メモリであり、CPU501が各種処理を実行するためのプログラムを記憶する。表示部504は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。入力部505は、例えば表示部504に重ねて配置される透明なタッチパッドである。通信部506は、広域ネットワークNW1に接続され、CPU501から転送される情報を、広域ネットワークNW1を介してクラウドサーバ1へ送信したり、クラウドサーバ1から広域ネットワークNW1を介して受信した情報をCPU501へ転送したりする。
CPU501は、補助記憶部503が記憶するプログラムを主記憶部502に読み出して実行することにより、図3に示すように、受付部511、設定通知部512、換気モード通知部513、制御モード取得部514、運転状態取得部515、画像形成部516および表示制御部517として機能する。また、図2に示す補助記憶部503は、図3に示すように、運転状態記憶部531と、制御モード記憶部532と、画像記憶部533と、を有する。また、図2に示す主記憶部502の画像専用メモリは、表示部504に表示させる画面画像を一時的に記憶する表示画像記憶部521を有する。運転状態記憶部531は、クラウドサーバ1から取得した建物Hに設置された機器3のうちの少なくとも1つの機器3の運転状態を示す運転状態情報を、その機器3の機器識別情報に対応づけて記憶する。制御モード記憶部532は、機器3を制御する際の制御モード情報を記憶する。画像記憶部533は、操作画面画像を構築するための基本的なアイコン画像を示す画像情報を含む各種画像情報を記憶する。
受付部511は、利用者が入力部505に対して行った操作内容を受け付け、受け付けた操作内容に応じた操作情報を生成して設定通知部512に通知する。設定通知部512は、換気装置3Bが定期換気モードで動作する際の換気期間の長さを示す換気期間長さ情報、換気期間の周期を示す周期情報、換気期間およびそれ以外の期間における換気装置3Bの動作モードを示す動作モード情報を含む定期換気設定情報を生成する。そして、設定通知部512は、生成した定期換気設定情報をクラウドサーバ1へ送信する。ここで、設定通知部は、受付部511から通知される操作情報が前述の換気期間の長さ、換気期間の周期および換気装置3Bの動作モードを設定するための操作を示すものである場合、この操作情報に基づいて、前述の定期換気設定情報を生成してクラウドサーバ1へ送信する。換気モード通知部513は、利用者が入力部505を介して換気装置3Bを定期換気モードで動作させるための定期換気モード切替操作を行うと、これに応じて定期換気モード切替要求情報をクラウドサーバ1へ送信する。一方、換気モード通知部513は、利用者が入力部505を介して定期換気モードで動作中の換気装置3Bについて定期換気モードを解除する定期換気モード解除操作を行うと、これに応じて定期換気モード解除要求情報をクラウドサーバ1へ送信する。
運転状態取得部515は、クラウドサーバ1から送信された前述の運転状態情報を取得すると、取得した運転状態情報を、対応する機器識別情報とともに運転状態記憶部531に記憶させる。制御モード取得部514は、クラウドサーバ1から送信された前述の制御モード情報を取得すると、取得した制御モード情報を制御モード記憶部532に記憶させる。画像形成部516は、機器3の運転状態情報と制御モード情報とを含み利用者に機器3を操作する際に確認する画面を提供するために表示部504に表示される操作画面画像を生成する。表示制御部517は、表示画像記憶部521が記憶する情報に対応する操作画面画像を表示部504に表示させる。
図2に戻って、クラウドサーバ1は、CPU101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、通信部106と、計時部108と、これらを相互に接続するバス109と、を備える。CPU101は、例えばマルチコアプロセッサである。主記憶部102は、RAMのような揮発性メモリを有し、CPU101の作業領域として使用される。補助記憶部103は、大容量の不揮発性メモリから構成され、クラウドサーバ1の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。通信部106は、広域ネットワークNW1に接続されている。計時部108は、例えばRTC(Real Time Clock)を有し、計時した時刻情報をCPU101へ通知する。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、図3に示すように、運転状態取得部111、空気質取得部113、制御モード選出部114、動作モード設定部115、定期換気設定部116、換気モード設定部117および機器制御部119として機能する。また、図2に示す補助記憶部103は、図3に示すように、運転状態記憶部131と、空気質記憶部132と、制御モード記憶部133と、換気モード記憶部134と、定期換気設定記憶部135と、を有する。運転状態記憶部131は、例えば図4(A)に示すように、複数の機器3それぞれの運転状態を示す運転状態識別情報を、機器3を識別する機器識別情報および機器3の制御の種類を示す機器動作モード情報に対応づけて記憶する。また、運転状態記憶部131は、複数の機器3の機器識別情報を複数の機器3を所有する利用者の利用者識別情報に対応づけて記憶する。ここで、機器識別情報としては、例えば各機器3に付与されたMAC(Media Access Control)アドレスを採用することができる。また、利用者識別情報としては、利用者がクラウドサーバ1に登録したEmailアドレス或いは利用者IDを採用することができる。動作モード情報が示す動作モードは、前述の適応制御モード、手動モード、換気期間適応制御モードまたは換気期間手動モードのいずれに設定される。図4(A)に示す例では、機器識別情報IDD[0]で識別される空気調和機3Aが、運転状態識別情報IDM[0]で識別される暖房運転中であり、機器識別情報IDD[1]で識別される換気装置3Bが、換気運転中であることを示している。また、機器識別情報IDD[0]の空気調和機3Aが、適応制御モードを示すICC[0]に設定されており、機器識別情報IDD[1]の換気装置3Bが、適応制御モードを示すICC[0]に設定されている。この場合、換気装置3Bは、適応制御モード且つ継続換気モードで動作することを示す。
空気質記憶部132は、例えば図4(B)に示すように、機器3が設置された建物Hの内外の空気質を示す空気質情報を、空気質情報の取得先を示す情報源識別情報に対応づけて記憶する。また、空気質記憶部132は、空気質情報をこれらに対応する建物Hに居住する利用者の利用者識別情報に対応づけて記憶する。ここで、空気質情報には、建物H内の温度、湿度を示す室内温度情報、室内湿度情報と、建物H内のCO2濃度を示すCO2濃度情報と、を含む。また、空気質情報は、建物H外の温度、湿度を示す室外温度情報、室外湿度情報と、PM2.5の濃度を示すPM2.5濃度情報と、花粉の濃度を示す花粉濃度情報と、を含む。図4(B)に示す例では、情報源識別情報IDS[0]で識別される空気調和機3Aから、室内温度情報、室内湿度情報、CO2濃度情報、室外温度情報および室外湿度情報が取得されることを示している。また、情報源識別情報IDS[1]で識別される換気装置3Bから、室内温度情報、室内湿度情報、室外温度情報および室外湿度情報が取得されることを示している。更に、情報源識別情報IDS[i]が付与された気象サーバ6から、室外温度情報、室外湿度情報、PM2.5濃度情報および花粉濃度情報が取得されることを示している。
制御モード記憶部133は、例えば図5に示すように、機器3を制御する際の複数種類の制御モードを示す制御モード情報を、機器3の運転状態に対する運転状態条件と機器3が設置された建物H内外の空気質に対する空気質条件との組み合わせ、または、換気モードに対する条件に対応づけて記憶する。また、制御モード記憶部133は、これらの制御モード情報、空気質条件情報および運転状態条件情報に対応する機器3の利用者の利用者識別情報に対応づけて記憶する。例えば図5に示す各制御モード情報が示す制御モードでは、換気装置3Bの単位時間当たりの換気量である単位換気量が低下するように換気装置3Bが制御される。例えば制御モード情報DCM[0]は、建物H内の温度Tiが低く且つ建物H内の湿度Miが高い場合に選出される。制御モード情報DCM[0]に対応する制御モードでは、機器制御部119が、空気調和機3Aに霜取り運転を実行させる霜取り制御を行う。そして、機器制御部119は、同時に、換気装置3Bの単位換気量を低下させることにより建物H内の部屋の温度の変化を抑制する。また、制御モード情報DCM[1]は、空気調和機3Aの消費電力P[0]が予め設定された消費電力閾値P[0]th以上である場合に選出される。制御モード情報DCM[1]に対応する制御モードでは、機器制御部119が換気装置3Bの単位換気量を低下させることにより、空気調和機3Aの負荷を軽減させて空気調和機3Aでの消費電力を低下させる消費電力抑制制御を実行する。更に、制御モード情報DCM[2]は、建物H外の温度Toが予め設定された温度範囲(例えば15℃よりも高く且つ30℃未満)から外れていたり建物H外の湿度Moが高かったりした場合に選出される。また、制御モード情報DCM[3]は、制御モード情報DCM[2]と同様の条件であり且つ空気調和機3Aが運転n中の場合に選出される。制御モード情報DCM[2]、DCM[3]に対応する制御モードでは、機器制御部119が換気装置3Bの単位換気量を低下させることにより、建物H内の温度変化を低減させる室温変動抑制制御を実行する。更に、制御モード情報DCM[4]は、環境センサ2で計測されたCO2濃度が予め設定された濃度閾値未満である場合に選出される。制御モード情報DCM[4]に対応する制御モードでは、機器制御部119が換気装置3Bの単位換気量を低下させることにより、換気装置3Bでの消費電力を低減する省エネ制御を実行する。なお、これらの各種制御モード情報は、例えば利用者が端末装置5を操作することにより予め設定することができる。
制御モード情報DCM[6]に対応する制御モードでは、機器制御部119が換気装置3Bの単位換気量を予め設定された基準換気量以上で維持する換気量維持制御を実行する。この場合、機器制御部119は、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態と空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質とに応じて、単位換気量を経時的に変化させつつ、単位換気量が基準換気量まで下降すると、単位換気量を基準換気量で維持するように換気装置3Bを動作させる。なお、これらの各種制御モード情報は、例えば利用者が端末装置5を操作することにより予め設定することができる。
図3に戻って、換気モード記憶部134は、換気装置3Bが定期換気モードに設定されているか否かを示す換気モード情報を記憶する。定期換気設定記憶部135は、例えば図6に示すように、繰り返し到来する予め設定された換気装置3Bが動作する換気期間の長さを示す換気期間長さ情報と、換気期間が到来する周期を示す到来周期情報と、を記憶する。また、定期換気設定記憶部135は、換気期間における換気装置3Bの第1動作モードを示す換気期間動作モード情報と、換気期間以外の期間における換気装置3Bの第2動作モードを示す非換気期間動作モード情報と、を記憶する。また、定期換気設定記憶部135は、これらの換気期間長さ情報、到来周期情報、換気期間制御モード情報および非換気期間動作モード情報を換気装置3Bの利用者の利用者識別情報に対応づけて記憶する。
図3に戻って、運転状態取得部111は、機器3それぞれから定期的に送信される運転状態情報を取得すると、取得した運転状態情報をその運転状態情報の送信元の機器3を識別する機器識別情報に対応づけて運転状態記憶部131に記憶させる。ここで、運転状態取得部111は、例えば機器3から取得した運転状態情報を含むパケットのヘッダ情報に含まれるMACアドレスを抽出し、抽出したMACアドレスを運転状態情報に対応づけて運転状態記憶部131に記憶させる。
空気質取得部113は、機器3が設置された建物Hの空気質情報を取得する。具体的には、空気質取得部113は、機器3それぞれに設けられた環境センサにより計測された建物H内外の空気質を示す空気質情報を機器3それぞれから取得する。また、空気質取得部113は、建物H内に設置された環境センサ2により計測された空気質を示す空気質情報を環境センサ2から取得する。更に、空気質取得部113は、気象サーバ6から建物Hが存在する地域における空気質を示す空気質情報を取得する。ここで、空気質取得部113は、気象サーバ6に対して建物Hが存在する地域の温度、湿度等を示す空気質情報の送信を要求する空気質情報要求情報を気象サーバ6へ送信することにより、気象サーバ6から建物外空気質情報を取得する。
定期換気設定部116は、端末装置5から送信される前述の定期換気設定情報を取得すると、取得した定期換気設定情報に含まれる前述の換気期間長さ情報と到来周期情報と換気期間制御モード情報と非換気期間動作モード情報とを抽出し、抽出した各情報を定期換気設定記憶部135に記憶させる。換気モード設定部117は、端末装置5から前述の定期換気モード設定要求情報を取得すると、換気装置3Bを定期換気モードで動作させることを示す換気モード情報を換気モード記憶部134に記憶させる。一方、換気モード設定部117は、端末装置5から前述の定期換気モード解除要求情報を取得すると、換気装置3Bの定期換気モードを解除することを示す換気モード情報を換気モード記憶部134に記憶させる。
動作モード設定部115は、定期換気設定記憶部135が記憶する換気期間動作モード情報および非換気期間動作モード情報を参照して、換気装置3Bが定期換気モードで動作する場合の前述の換気期間における換気装置3Bの第1動作モードと、換気装置3Bの換気期間以外の期間における第2動作モードと、を設定する。また、動作モード設定部115は、換気装置3B以外の機器3それぞれの動作モード情報も設定する。動作モード設定部115は、定期換気設定記憶部135が記憶する換気期間動作モード情報および非換気期間動作モード情報を参照して、換気期間内または換気期間以外の期間内に応じて、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの第1動作モードまたは第2動作モードを示す動作モード情報を設定する。例えば定期換気設定記憶部135が記憶する換気期間動作モード情報および非換気期間動作モード情報が図6に示すように設定されている場合、動作モード設定部115は、換気期間内では換気装置3Bを少なくとも換気装置3Bが動作する換気期間適応制御モードに設定し、換気期間以外の期間内では換気装置3Bを適応制御モードに設定する。また、動作モード設定部115は、換気装置3Bが定期換気モードで動作する場合、前述の換気期間または換気期間以外の期間の継続時間を監視するためのタイマ(図示せず)を有し、タイマの出力するカウント値に基づいて換気期間、換気期間以外の期間の継続時間を計時する。このタイマは、例えばソフトウェアタイマで実現されている。また、動作モード設定部115は、換気装置3Bが定期換気モードで動作している場合において、換気期間と換気期間以外の期間とのいずれか一方から他方へ切り替わるときに、換気装置3Bの定期換気モードでの動作を継続させるか否かを判定する。動作モード設定部115は、例えば換気装置3Bが定期換気モードで動作中に、換気期間と換気期間以外の期間とのいずれか一方から他方へ切り替わるときに、換気モード記憶部134が非定期換気モード情報を記憶している場合、定期換気モードを継続しないと判定する。この場合、動作モード設定部115は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、予め設定された動作モードを示す動作モード情報に更新する。
制御モード選出部114は、運転状態記憶部131が記憶する各機器3の動作モード情報を参照して、適応制御モードで動作する機器3について、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報と空気質記憶部132が記憶する空気質情報との少なくとも一方に基づいて、制御モード記憶部133が記憶する複数種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する。ここで、制御モード選出部114は、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態が満たす運転状態条件と空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質とが満たす空気質条件との少なくとも一方に対応する制御モード情報を選出する。また、制御モード選出部114は、前述の換気期間において、換気装置3Bの換気量が前述の基準換気量以上となるように換気装置3Bを制御する際の制御モードを選出する。
更に、制御モード選出部114は、換気装置3Bが定期換気モードである場合、前述の換気期間以外の期間における換気装置3Bの動作モードが適応制御モードであるとき、その換気期間以外の期間において、前述のように前記運転状態情報と前記空気質情報との少なくとも一方に基づいて、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態が満たす運転状態条件と空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質とが満たす空気質条件との少なくとも一方に対応する制御モード情報を選出する。ここで、制御モード選出部114は、前述の換気期間が終了した直後において、運転状態情報と空気質情報との少なくとも一方に基づいて制御モードを選出する。また、制御モード選出部114が、制御モード記憶部133が記憶する制御モード情報の中に運転状態条件または空気質条件を満たす制御モード情報が存在せず、制御モード情報の選出が不可能であると判定したとする。この場合、制御モード選出部114は、制御モードの選出が不可能であることを機器制御部119に通知する。
機器制御部119は、運転状態記憶部131が記憶する各機器3の動作モード情報を参照して、適応制御モードで動作する機器3について、制御モード選出部114が選出した制御モードで機器3を制御する。具体的には、機器制御部119は、制御モード情報に基づいて機器3の制御情報を生成し、生成した制御情報を対応する機器3へ送信することにより機器3の動作を制御する。また、機器制御部119は、制御モード選出部114から制御モードの選出が不可能であることが通知されると、機器3が前述の第1機器動作モードで動作していた直前に手動モードでの動作と同じ動作をさせるための制御情報を特定する。そして、機器制御部119は、特定した制御情報を含む選出不可通知情報を生成して機器3へ送信する。
運転状態通知部120は、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報を、それらに対応づけられた利用者識別情報で識別される端末装置5へ送信する。制御モード通知部121は、制御モード選出部114により選出された各機器3の制御モード情報を、それらに対応づけられた利用者識別情報で識別される端末装置5へ送信する。
次に、本実施の形態に係る換気システムの動作について、図7から図13を参照しながら説明する。ここで、空気調和機3A、換気装置3Bは、前述の適応制御モードで動作しているものとする。まず、図7に示すように、空気調和機3Aは、空気調和機3Aについて予め設定された情報送信時期が到来すると、空気調和機3Aの運転状態を示す運転状態情報および空気調和機3Aに設けられた環境センサにより計測された建物内空気質、建物内空気質を示す空気質情報を生成する(ステップS1)。次に、生成された運転状態情報および空気質情報が、空気調和機3Aからクラウドサーバ1へ送信される(ステップS2)。一方、クラウドサーバ1は、空気調和機3Aから運転状態情報および空気質情報を取得すると、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報、空気質記憶部132が記憶する空気質情報を、取得した運転状態情報、空気質情報で更新する(ステップS3)。また、換気装置3Bは、換気装置3Bについて予め設定された情報送信時期が到来すると、換気装置3Bの運転状態を示す運転状態情報および換気装置3Bに設けられた環境センサにより計測された建物内空気質、建物内空気質を示す空気質情報を生成する(ステップS4)。続いて、生成された運転状態情報および空気質情報が、換気装置3Bからクラウドサーバ1へ送信される(ステップS5)。一方、クラウドサーバ1は、換気装置3Bから運転状態情報および空気質情報を取得すると、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報、空気質記憶部132が記憶する空気質情報を、取得した運転状態情報、空気質情報で更新する(ステップS6)。
更に、環境センサ2は、環境センサ2について予め設定された情報送信時期が到来すると、計測した建物内空気質、建物内空気質を示す空気質情報を生成する(ステップS7)。その後、生成された空気質情報が、環境センサ2からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS8)。一方、クラウドサーバ1は、環境センサ2から空気質情報を取得すると、空気質記憶部132が記憶する空気質情報を、取得した空気質情報で更新する(ステップS9)。次に、予め設定された気象サーバ6から空気質情報を取得する時期が到来すると、気象サーバ6に対して空気質情報の送信を要求する空気質情報要求情報が、クラウドサーバ1から気象サーバ6へ送信される(ステップS10)。一方、気象サーバ6は、空気質情報要求情報を取得すると、建物Hの建物外空気質を示す空気質情報を生成する(ステップS11)。続いて、生成された空気質情報が、気象サーバ6からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS12)。一方、クラウドサーバ1は、気象サーバ6から空気質情報を取得すると、空気質記憶部132が記憶する空気質情報を、取得した空気質情報で更新する(ステップS13)。以後、空気調和機3Aおよび換気装置3Bは、前述の情報送信時期が到来する毎に運転状態情報、空気質情報を送信し、環境センサ2は、前述の情報送信時期が到来する毎に運転状態情報、空気質情報を送信する。また、クラウドサーバ1は、前述の空気質情報取得時期が到来する毎に、気象サーバ6へ空気質情報要求情報を送信することにより気象サーバ6から空気質情報を取得する。
その後、図8に示すように、利用者が端末装置5の入力部505に対して換気装置3Bを前述の定期換気モードで動作させる際の換気期間の長さと、換気期間の周期と、換気期間およびそれ以外の期間における換気装置3Bの動作モードと、を入力する定期換気設定操作を行ったとする。この場合、端末装置5は、定期換気設定操作を示す操作情報に基づいて、前述の定期換気設定情報を生成する(ステップS14)。次に、生成された定期換気設定情報が、端末装置5からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS15)。一方、クラウドサーバ1は、端末装置5から送信された定期換気設定情報を取得すると、取得した定期換気設定情報に含まれる前述の換気期間長さ情報と到来周期情報と換気期間制御モード情報と非換気期間動作モード情報とを抽出し、抽出した各情報を定期換気設定記憶部135に記憶させる(ステップS16)。
ここで、換気装置3Bが未だ定期換気モードで動作していない場合、予め設定された制御モード更新時期が到来し、クラウドサーバ1が、運転状態記憶部131が記憶する運転状態が運転状態条件および空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質を満たすと判定したとする(ステップS17)。この場合、クラウドサーバ1は、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態が満たす運転状態条件と空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質とが満たす空気質条件との少なくとも一方を満たす制御モード情報を選出する(ステップS18)。続いて、クラウドサーバ1は、選出した制御モード情報に基づいて、換気装置3Bを制御するための制御情報を生成する(ステップS19)。その後、生成された制御情報が、クラウドサーバ1から換気装置3Bへ送信される(ステップS20)。一方、換気装置3Bは、クラウドサーバ1から制御情報を取得すると、取得した制御情報に従って運転を開始する(ステップS21)。
その後、換気装置3Bは、自機の運転状態を示す運転状態情報を生成する(ステップS22)。次に、生成された運転状態情報が、換気装置3Bからクラウドサーバ1へ送信される(ステップS23)。一方、クラウドサーバ1は、運転状態情報を取得すると、取得した運転状態情報で運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報を更新する(ステップS24)。次に、運転状態記憶部131が記憶する制御モード情報と更新後の運転状態情報とが、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS25)。一方、端末装置5は、制御モード情報および運転状態情報を取得すると、これらの情報に基づいて、制御モード情報が示す制御モードと運転状態情報が示す運転状態とを表すメッセージ情報を含む操作画面画像を生成する(ステップS26)。続いて、端末装置5は、生成した操作画面画像を表示部504に表示させる(ステップS27)。
また、図9に示すように、利用者が端末装置5の入力部505に対して換気装置3Bの換気モードを定期換気モードに切り替えるための定期換気モード切替操作を行ったとする。この場合、クラウドサーバ1に対して換気装置3Bの換気モードを定期換気モードに切り替えることを要求する定期換気モード切替要求情報が、端末装置5からクラウドサーバ1へ送信される(ステップS28)。一方、クラウドサーバ1は、端末装置5から送信される定期換気モード切替要求情報を取得すると、換気モード記憶部134が記憶する換気モード情報を、換気装置3Bを定期換気モードで動作させることを示す換気モード情報に更新する(ステップS29)。その後、クラウドサーバ1は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、換気装置3Bが前述の基準換気量以上の換気量で動作する換気期間適応制御モードを示す動作モード情報に更新する(ステップS30)。これにより、定期換気モードにおける換気期間が開始する。次に、クラウドサーバ1は、前述の換気期間の継続時間を監視するためのタイマをセットする(ステップS31)。続いて、クラウドサーバ1は、制御モード記憶部133が記憶する制御モード情報の中から、定期換気モードにおける換気期間中に対応する制御モード情報を選出する(ステップS32)。その後、クラウドサーバ1は、選出した制御モード情報に基づいて、換気装置3Bを制御するための制御情報を生成する(ステップS33)。次に、生成された制御情報が、クラウドサーバ1から換気装置3Bへ送信される(ステップS34)。一方、換気装置3Bは、クラウドサーバ1から制御情報を取得すると、取得した制御情報に従って運転を開始する(ステップS35)。このとき、換気装置3Bは、単位換気量を前述の基準換気量以上で維持する動作をする。
続いて、換気装置3Bが、自機の運転状態を示す運転状態情報を生成し(ステップS36)、生成された運転状態情報が、換気装置3Bからクラウドサーバ1へ送信される(ステップS37)。一方、クラウドサーバ1は、運転状態情報を取得すると、取得した運転状態情報で運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報を更新する(ステップS38)。その後、運転状態記憶部131が記憶する制御モード情報と更新後の運転状態情報とが、クラウドサーバ1から端末装置5へ送信される(ステップS39)。一方、端末装置5は、制御モード情報および運転状態情報を取得すると、これらの情報に基づいて、制御モード情報が示す制御モードと運転状態情報が示す運転状態とを表すメッセージ情報を含む操作画面画像を生成する(ステップS40)。次に、端末装置5は、生成した操作画面画像を表示部504に表示させる(ステップS41)。
ここで、端末装置5は、例えば図10に示すような操作画面画像GA1を表示部504に表示させる。操作画面画像GA1は、換気装置3Bが定期換気モードで動作していることを表すメッセージ画像M11と、換気装置3Bを含む機器3の動作モードを表すメッセージ画像M12と、換気装置3Bの運転状態を表すメッセージ画像M13と、を含む。ここで、メッセージ画像M13は、建物H内への花粉、PM2.5の侵入を抑制する制御モード「花粉・PM2.5侵入抑制制御」を表す。また、操作画面画像GA1は、換気装置3Bの運転状態を表すアイコン画像GA11と、操作画面画像GA1を換気装置3Bの制御モードを変更するための操作画面画像へ切り替えるための入力部505におけるタッチ位置を示す釦画像BU11と、を含む。
図9に戻って、続いて、前述のタイマがタイムアップして前述の換気期間が終了すると、クラウドサーバ1は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を予め設定された動作モード情報(例えば適応制御モード)へ再び更新する(ステップS42)。その後、図11に示すように、クラウドサーバ1は、前述の換気期間以外の期間の継続時間を監視するためのタイマをセットする(ステップS43)。ここで、前述の制御モード更新時期が到来し、クラウドサーバ1が、運転状態記憶部131が記憶する運転状態が運転状態条件および空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質を満たすと判定したとする(ステップS17)。この場合、前述のステップS18からS27の一連の処理が実行される。
また、前述の換気期間以外の期間において、制御モード更新時期が到来したときに、クラウドサーバ1が、空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質および運転状態記憶部131が記憶する運転状態が運転状態条件を満たさないと判定したとする(ステップS44)。この場合、クラウドサーバ1による制御モード記憶部133が記憶する制御モード情報からの制御モード情報の選出が不可能であることを通知する選出不可通知情報が、クラウドサーバ1から例えば換気装置3Bへ送信される(ステップS45)。ここで、選出不可通知情報には、換気装置3Bが前述の適応制御モードで換気装置3Bを制御する直前に換気装置3Bにおいて手動モードでの動作と同じ動作をさせるための制御情報が含まれる。一方、換気装置3Bは、クラウドサーバ1から選出不可通知情報を取得すると、選出不可通知情報に含まれる以前に手動モードで動作していたときの制御内容と同じ制御情報に基づいて、手動モードでの動作を開始する(ステップS46)。続いて、換気装置3Bは、自機の運転状態を示す運転状態情報を生成する(ステップS47)。その後、生成された運転状態情報が、換気装置3Bからクラウドサーバ1へ送信される(ステップS48)。一方、クラウドサーバ1は、運転状態情報を取得すると、取得した運転情報で運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報を更新する(ステップS49)。
その後、図12に示すように、前述のタイマがタイムアップして前述の換気期間以外の期間が終了すると、クラウドサーバ1は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、再び前述の換気期間適応制御モードを示す動作モード情報に更新する(ステップS30)。次に、前述のステップS31からS41までの一連の処理が実行される。このように、本実施の形態に係る換気システムでは、例えば第1動作モード、第動作モードがそれぞれ換気期間適応制御モード、適応制御モードに設定されている場合、図13(A)に示すように、時刻T0において、換気装置3Bの換気モードが定期換気モードに切り替わると、その後、換気装置3Bが換気期間適応制御モードで動作する換気期間dt11と、換気装置3Bが適応制御モードで動作する換気期間以外の期間dT12と、が交互に到来する。また、例えば第1動作モード、第2動作モードがそれぞれ換気期間手動モード、適応制御モードに設定されている場合、図13(B)に示すように、時刻T0において、換気装置3Bの換気モードが定期換気モードに切り替わると、その後、換気装置3Bが換気期間手動モードで動作する換気期間dT21と、換気装置3Bが適応制御モードで動作する換気期間以外の期間dT22と、が交互に到来する。
次に、本実施の形態に係るクラウドサーバ1が実行する換気装置3Bを制御する換気制御処理について、図14から図16を参照しながら説明する。なお、この換気制御処理は、クラウドサーバ1において換気制御処理を実行するためのプログラムが起動されたことを契機として開始される。まず、図14に示すように、運転状態取得部111、空気質取得部113は、それぞれ、運転状態情報、空気質情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。ここで、運転状態取得部111、空気質取得部113が、いずれも運転状態情報、空気質情報を取得していないと判定すると(ステップS101:No)、後述のステップS103の処理が実行される。一方、運転状態取得部111、空気質取得部113の少なくとも一方が、運転状態情報、空気質情報を取得したと判定すると(ステップS101:Yes)、運転状態記憶部131、空気質記憶部132が記憶する運転状態情報、空気質情報を、取得した運転状態情報、空気質情報で更新する(ステップS102)。
次に、換気モード設定部117は、端末装置5から送信される定期換気モード切替要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS103)。ここで、換気モード設定部117が、定期換気モード切替要求情報を取得していないと判定すると(ステップS103:No)、後述のステップS125の処理が実行される。一方、換気モード設定部117は、定期換気モード切替要求情報を取得したと判定すると(ステップS103:Yes)、換気モード記憶部134が記憶する換気モード情報を、換気装置3Bを定期換気モードで動作させることを示す換気モード情報に更新する(ステップS104)。次に、動作モード設定部115は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、換気期間に対応する動作モード情報に更新する(ステップS105)。具体的には、動作モード設定部115は、動作モード情報を、前述の換気期間適応制御モードまたは換気期間手動モードを示す動作モード情報に更新する。続いて、動作モード設定部115は、前述の換気期間の継続時間を監視するためにタイマをセットする(ステップS106)。
その後、制御モード選出部114は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが適応制御モード(換気期間適応制御モード)であるか否かを判定する(ステップS107)。ここで、制御モード選出部114が、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが換気期間適応制御モードであると判定すると(ステップS107:Yes)、適応制御処理が実行される(ステップS108)。
ここで、本実施の形態に係るクラウドサーバ1が実行する適応制御処理について図15を参照しながら説明する。まず、運転状態取得部111、空気質取得部113は、それぞれ、運転状態情報、空気質情報を取得したか否かを判定する(ステップS201)。ここで、運転状態取得部111、空気質取得部113が、いずれも運転状態情報、空気質情報を取得していないと判定すると(ステップS201:No)、後述のステップS103の処理が実行される。一方、運転状態取得部111、空気質取得部113の少なくとも一方が、運転状態情報、空気質情報を取得したと判定すると(ステップS201:Yes)、運転状態記憶部131、空気質記憶部132が記憶する運転状態情報、空気質情報を、取得した運転状態情報、空気質情報で更新する(ステップS202)。次に、制御モード選出部114は、制御モード更新時期が到来したか否かを判定する(ステップS203)。ここで、制御モード選出部114が、制御モード更新時期が未だ到来していないと判定すると(ステップS203:No)、後述のステップS118の処理が実行される。
一方、制御モード選出部114が、制御モード更新時期が到来したと判定したとする(ステップS203:Yes)。この場合、制御モード選出部114は、制御モード記憶部133が記憶する運転状態条件情報および空気質条件情報を参照して、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態と、空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す建物H内外の空気質と、が、制御モード記憶部133が記憶する運転状態条件情報が示す運転状態条件、空気質条件情報が示す空気質条件を満たすか否か、または、換気期間中であるか否かを判定する(ステップS204)。制御モード選出部114は、機器3の運転状態と建物H内外の空気質との少なくとも一方が、運転状態条件、空気質条件を満たす、或いは、換気期間条件を満たすと判定すると(ステップS204:Yes)、制御モード記憶部133が記憶する制御モード情報の中から、前述の運転状態条件、空気質条件、または、換気期間中に対応する制御モード情報を選出する(ステップS205)。続いて、機器制御部119は、選出された制御モード情報に基づいて制御情報を生成して換気装置3Bへ送信し(ステップS206)、適応制御処理が終了する。
一方、制御モード選出部114が、機器3の運転状態と建物H内外の空気質とが、前述の運転状態条件、空気質条件を満たさず、且つ、換気期間以外の期間中であると判定したとする(ステップS204:No)。この場合、機器制御部119は、前述の選出不可通知情報を換気装置3Bへ送信する(ステップS207)。この選出不可通知情報には、換気装置3Bが適応制御モードで動作する直前に換気装置3Bが手動モードで動作していたときの換気装置3Bと同じ運転状態を実現するための制御情報が含まれる。そして、換気装置3Bは、選出不可通知情報を取得すると、取得した選出不可通知情報に含まれる制御情報に基づいて動作を開始する。
図14に戻って、また、制御モード選出部114が、ステップS107において、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが換気期間手動モードであると判定したとする(ステップS107:No)。この場合、機器制御部119は、換気装置3Bを基準換気量以上の予め設定された一定の単位換気量で動作させるための制御情報を生成して換気装置3Bへ送信する(ステップS109)。ここで、機器制御部119は、換気期間中に一度だけ、換気装置3Bを一定の単位換気量で動作させるための制御情報を換気装置3Bへ送信した後、再度同じ制御情報の送信は行わない。
次に、運転状態取得部111は、換気装置3Bから送信された運転状態情報を取得すると(ステップS110)、取得した運転状態情報で運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの運転状態情報を更新する(ステップS111)。続いて、制御モード通知部121が、制御モード情報を端末装置5へ送信するとともに、運転状態通知部120が、運転状態記憶部131が記憶する更新後の運転状態情報を端末装置5へ送信する(ステップS112)。その後、動作モード設定部115は、前述のタイマがタイムアップして換気期間が終了したか否かを判定する(ステップS113)。ここで、動作モード設定部115は、未だタイムアップしていないと判定すると(ステップS113:No)、再びステップS107の処理が実行される。
一方、動作モード設定部115は、タイムアップしたと判定すると(ステップS113:Yes)、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS114)。具体的には、動作モード設定部115は、換気モード記憶部134が換気装置3Bの定期換気モードを解除することを示す換気モード情報を記憶しているか否かを判定する。ここで、動作モード設定部115が、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得したと判定すると(ステップS114:Yes)、後述のステップ125の処理が実行される。一方、動作モード設定部115が、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得していない、即ち、換気装置3Bが定期換気モードを継続すると判定したとする(ステップS114:No)。この場合、動作モード設定部115は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、定期換気設定記憶部135が記憶する換気期間以外の動作モードを示す動作モード情報に更新する(ステップS115)。次に、動作モード設定部115は、換気期間以外の期間の継続時間を監視するためにタイマをセットする(ステップS116)。
続いて、図16に示すように、制御モード選出部114は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが適応制御モード(換気期間適応制御モード)であるか否かを判定する(ステップS117)。ここで、制御モード選出部114が、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが換気期間適応制御モードであると判定すると(ステップS117:Yes)、前述の適応制御処理が実行された後(ステップS118)、後述のステップS120の処理が実行される。一方、制御モード選出部114が、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが換気期間手動モードであると判定すると(ステップS117:No)、機器制御部119は、換気装置3Bを基準換気量以上の予め設定された一定の単位換気量で動作させるための制御情報を生成して換気装置3Bへ送信する(ステップS119)。
その後、運転状態取得部111は、換気装置3Bから送信された運転状態情報を取得すると(ステップS120)、取得した運転状態情報で運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの運転状態情報を更新する(ステップS121)。次に、制御モード通知部121が、制御モード情報を端末装置5へ送信するとともに、運転状態通知部120が、運転状態記憶部131が記憶する更新後の運転状態情報を端末装置5へ送信する(ステップS122)。続いて、動作モード設定部115は、前述のタイマがタイムアップして換気期間以外の期間が終了したか否かを判定する(ステップS123)。ここで、動作モード設定部115は、未だタイムアップしていないと判定すると(ステップS123:No)、再びステップS117の処理が実行される。
一方、動作モード設定部115は、タイムアップしたと判定すると(ステップS123:Yes)、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得したか否かを判定する(ステップS124)。ここで、動作モード設定部115が、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得していない、即ち、換気装置3Bが定期換気モードを継続すると判定すると(ステップS124:No)、再びのステップ105の処理が実行される。一方、動作モード設定部115は、換気モード設定部117が定期換気モード解錠要求情報を取得したと判定すると(ステップS124:Yes)、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報を、予め設定された動作モードを示す動作モード情報に更新する(ステップS125)。
続いて、制御モード選出部114は、運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが適応制御モード(換気期間適応制御モード)であるか否かを判定する(ステップS126)。ここで、制御モード選出部114が、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが適応制御モードであると判定すると(ステップS127:Yes)、前述の適応制御処理が実行された後(ステップS127)、後述のステップS129の処理が実行される。一方、制御モード選出部114が、換気装置3Bの動作モード情報が示す動作モードが手動モードであると判定すると(ステップS127:No)、機器制御部119は、過去に換気装置3Bが手動モードで動作していたときの運転状態を実現するための制御情報を生成して換気装置3Bへ送信する(ステップS128)。
その後、運転状態取得部111は、換気装置3Bから送信された運転状態情報を取得すると(ステップS129)、取得した運転状態情報で運転状態記憶部131が記憶する換気装置3Bの運転状態情報を更新する(ステップS130)。次に、制御モード通知部121が、制御モード情報を端末装置5へ送信するとともに、運転状態通知部120が、運転状態記憶部131が記憶する更新後の運転状態情報を端末装置5へ送信する(ステップS131)。続いて、再びステップS101の処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態に係る換気システムによれば、繰り返し到来する換気期間では換気装置3Bの換気量を基準換気量以上としつつ、換気期間以外の期間では換気装置3Bの換気期間以外の動作モードの種類に応じて、換気装置3Bの含む機器3の運転状態と換気装置3Bが設置された建物H内外の空気質質情報とに適した形で換気装置3Bを制御できる。従って、予め定められた必要換気量を達成しつつ、建物H内の環境を利用者にとって快適な環境で維持できる。
また、本実施の形態に係る制御モード選出部114は、換気装置3Bの換気モードが定期換気モードであり且つ前述の換気期間以外の期間における動作モードが適応制御モードである場合、換気期間が終了した直後の換気期間以外の期間における運転状態情報と空気質情報とに基づいて、換気装置3Bを制御する際の制御モードを選出する。これにより、換気期間直後において、換気装置3Bの含む機器3の運転状態と換気装置3Bが設置された建物H内外の空気質質情報とに適した形で換気装置3Bを制御できるので、建物H内を利用者にとって快適な環境で維持することができる。
更に、本実施の形態に係る動作モード設定部115は、換気装置3Bが定期換気モードで動作している場合において、換気期間と換気期間以外の期間とのいずれか一方から他方へ切り替わるときに、換気装置3Bの定期換気モードでの動作を継続させるか否かを判定する。これにより、換気期間と換気期間以外の期間との長さの比率を一定に維持することができるので、予め設定された必要換気量を維持し易くなるという利点がある。
また、本実施の形態では、換気装置3Bの換気モードが定期換気モードである場合でも、少なくとも換気期間中以外の期間において換気装置3Bを前述の適応制御モードで動作させることができる。これにより、建物H内を利用者にとって快適な環境で維持することができる。
更に、本実施の形態に係る端末装置5は、換気装置3Bの動作モード情報と換気モードが定期換気モードに設定されているか否かを示す換気モード情報とを表示部504に表示させる。これにより、利用者が換気装置3Bの動作モードと換気モードとを把握し易くなるので、利用者の利便性が向上する。
また、本実施の形態に係るクラウドサーバ1は、換気モード情報を記憶する換気モード記憶部134と、定期換気設定情報を記憶する定期換気設定記憶部135と、を備える。また、クラウドサーバ1は、利用者が端末装置5の入力部505に対して行った操作を示す操作情報に基づいて生成された定期換気設定情報を定期換気設定記憶部135に記憶させる定期換気設定部116を備える。これにより、利用者は端末装置5の入力部505に対して前述の定期換気設定操作を行うだけで、換気装置3Bが定期換気モードで動作する際の換気期間、換気期間の到来周期等、換気期間における制御モードおよび換気期間以外の期間における動作モードを設定できる。従って、換気装置3Bが定期換気モードで動作する場合の各種設定を利用者が容易に行うことができる。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、制御モード選出部114が、前述の制御モード情報DCM[6]に対応する制御モード(換気量維持制御)を選出した場合、機器制御部119が、運転状態記憶部131が記憶する運転状態情報が示す機器3の運転状態と空気質記憶部132が記憶する空気質情報が示す空気質とに関わらず、単位換気量を基準換気量以上の一定の単位換気量で維持するように換気装置3Bを動作させるものであってもよい。
実施の形態では、定期換気設定記憶部135が、換気期間における換気装置3Bの動作モードを示す非換気期間動作モード情報と、換気期間以外の期間における換気装置3Bの動作モードを示す非換気期間動作モード情報と、を記憶する例について説明した。但し、これに限らず、例えば図17(A)に示すように、定期換気設定記憶部135が、換気期間における換気装置3Bの換気装置3Bの制御モードを示す換気期間制御モード情報と、換気期間以外の期間における換気装置3Bの動作モードを示す非換気期間動作モード情報と、を記憶するものであってもよい。この場合、図17(B)に示すように、換気装置3Bの換気モードが定期換気モードに切り替わると、換気装置3Bが換気量を維持する換気期間制御モードで動作する換気期間dT31と、換気装置3Bが適応制御モードで動作する非換気期間dT32と、が交互に到来する。
実施の形態において、クラウドサーバ1が、空気質取得部113が機器3から取得した空気質情報が示す空気質が直前の制御モード更新時期において制御モード選出部114により選出された制御モード情報に対応する空気質条件を満たしているか否かを監視する空気質監視部(図示せず)を備えるものであってもよい。ここで、空気質監視部は、制御モード更新時期が到来する周期よりも短い周期で空気質情報を監視する。そして、空気質監視部が、機器3から取得した空気質情報が示す空気質が直前の制御モード更新時期に選出された制御モード情報に対応する空気質条件を満たさないと判定すると、制御モード選出部114が、新たに制御モード情報を選出し、機器制御部119が新たに選出された制御モード情報に基づいて新たに制御情報を生成するものであってもよい。
実施の形態では、クラウドサーバ1が、定期換気設定情報を記憶する定期換気設定記憶部135を備える例について説明した。但し、これに限らず、例えば換気装置3B、端末装置5が、定期換気設定記憶部を備え、クラウドサーバ1が、換気装置3Bまたは端末装置5から定期換気設定情報を取得する構成であってもよい。或いは、換気装置3Bを操作する操作機器32が局所ネットワークNW2に接続されたいわゆるスマートスイッチである場合、操作機器32が、定期換気設定記憶部を備え、クラウドサーバ1が、操作機器32から定期換気設定情報を取得するものであってもよい。
また、本開示に係るクラウドサーバ1、端末装置5の各種機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory))に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するクラウドサーバ1、端末装置5を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示版(BBS(Bulletin Board System))にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OS(Operating System)の制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行するクラウドサーバ1または端末装置5して機能する。
以上、本開示の各実施の形態および変形例について説明したが、本開示はこれらに限定されるものではない。本開示は、実施の形態および変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。