JP7842875B2 - 自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車 - Google Patents
自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車Info
- Publication number
- JP7842875B2 JP7842875B2 JP2024538940A JP2024538940A JP7842875B2 JP 7842875 B2 JP7842875 B2 JP 7842875B2 JP 2024538940 A JP2024538940 A JP 2024538940A JP 2024538940 A JP2024538940 A JP 2024538940A JP 7842875 B2 JP7842875 B2 JP 7842875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planetary gear
- gear
- electric assist
- assist unit
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M11/00—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
- B62M11/04—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
- B62M11/14—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
- B62M11/16—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M11/00—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
- B62M11/04—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
- B62M11/14—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
- B62M11/18—Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears with a plurality of planetary gear units
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/02—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
- B62M25/04—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M6/00—Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
- B62M6/40—Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
- B62M6/60—Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at axle parts
- B62M6/65—Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at axle parts with axle and driving shaft arranged coaxially
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Y—INDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
- B60Y2200/00—Type of vehicle
- B60Y2200/10—Road Vehicles
- B60Y2200/13—Bicycles; Tricycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
本発明は、自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車に関する。
特許文献1には、駆動力を発生する駆動用モータと、人力の駆動力をハブケース(ケース)に伝達する変速機構部と、駆動用モータの駆動力をハブケースに伝達する減速機構部と、を備える自転車用ハブユニットが開示されている。
ところで、電動アシスト自転車では、通常の自転車と比べてバッテリや電動アシストユニットなど多くの部品が必要であるため、電動アシストユニットの更なる小型化が求められている。
しかしながら、特許文献1のハブユニットでは、変速機構部は、変速機用太陽歯車(サンギヤ)と、変速機用遊星歯車(プラネタリギヤ)と、変速機用遊星キャリア(キャリア)と、変速機用外輪歯車(リングギヤ)と、を備え、変速機用外輪歯車に人力の駆動力が入力され、変速機用遊星キャリアがハブケースへ駆動力を出力する。また、減速機構部は、減速機用太陽歯車と、減速機用遊星歯車と、減速機用外輪歯車と、を備え、減速機用遊星歯車が減速機用外輪歯車に噛み合い、減速機用遊星歯車を保持する変速機用遊星キャリアがハブケースへ駆動力を出力する。このように、特許文献1のハブユニットでは、変速機構部と減速機構部とにそれぞれ太陽歯車、遊星歯車、及び外輪歯車が設けられるので、構造が複雑であり小型化が困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電動アシストユニットを小型化することを目的とする。
本発明のある態様によれば、自転車の電動アシストユニットは、互いに異なる歯数を有して運転者によるペダル踏力が選択的に入力される複数のサンギヤと、前記複数のサンギヤにそれぞれ噛み合う歯面を有する第1プラネタリギヤと、前記ペダル踏力をアシストする駆動力を発生する電動モータと、前記電動モータからの前記駆動力が入力される前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと、前記第1プラネタリギヤと一体に公転及び自転し、前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと噛み合う第2プラネタリギヤと、回転不能に設けられて前記第2プラネタリギヤと噛み合うリングギヤと、前記第1プラネタリギヤと前記第2プラネタリギヤとを支持するキャリアと、前記キャリアと連結されて前記ペダル踏力と前記駆動力との少なくとも一方を駆動輪に伝達するケースと、を備える。
本発明のある態様によれば、回転不能に設けられて第1プラネタリギヤと一体に公転及び自転する第2プラネタリギヤと噛み合う単一のリングギヤが設けられる。よって、運転者によるペダル踏力を伝達する減速機構部と電動モータからの駆動力を伝達する変速機構部とに各々リングギヤを設ける必要はない。したがって、電動アシストユニットを小型化することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る自転車の電動アシストユニット(以下、単に「電動アシストユニット」と称する。)100及び電動アシストユニット100を備える電動アシスト自転車(以下、単に「自転車」と称する。)1について説明する。
まず、図1を参照して、自転車1の全体構成について説明する。
図1は、電動アシストユニット100を備える自転車1の概要を説明する側面図である。
図1に示すように、自転車1は、フレーム2と、前輪3aと、駆動輪としての後輪3bと、ハンドル4と、サドル5と、駆動スプロケット6aと、被駆動スプロケット6bと、チェーン6cと、一対のペダル7と、一対のクランク部としてのクランクアーム7bと、クランクシャフト7cと、支持軸8と、コントローラ9aと、蓄電部9bと、電動アシストユニット100と、を備える。
自転車1は、運転者が跨ってサドル5に着座し、ペダル7を介してクランクアーム7bを漕いで運転するものである。自転車1は、クランクアーム7bからクランクシャフト7cに伝達されるペダル踏力(駆動トルク)と、当該ペダル踏力に応じた大きさの電動アシストユニット100による駆動力(アシストトルク)と、によって後輪3bを駆動するものである。
フレーム2は、側面視略平行四辺形状のいわゆるダイヤモンド型フレームである。フレーム2には、前輪3a及び後輪3bが回転可能に取り付けられる。フレーム2は、前輪3aを支持するフロントフォーク2aを有する。
前輪3aは、運転者のハンドル4の操作によってフロントフォーク2aが回動することで左右に転舵される。
後輪3bは、支持軸8を中心に回転する。後輪3bには、被駆動スプロケット6bと、電動アシストユニット100と、が取り付けられる。
被駆動スプロケット6bには、クランクアーム7bからの駆動力が入力される駆動スプロケット6aとの間に掛け回されたチェーン6cを介して駆動トルクが伝達される。
電動アシストユニット100は、運転者によるペダル踏力をアシストするアシストトルクを発生する。電動アシストユニット100については、図2A及び図2Bを参照しながら、後で詳細に説明する。
ペダル7は、運転者が駆動トルクを入力するものである。ペダル7は、クランクアーム7bを介してクランクシャフト7cに連結されている。
支持軸8は、フレーム2に取り付けられる。支持軸8は、フレーム2に対して回転不能に設けられる。
コントローラ9aは、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ9aは、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。コントローラ9aは、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することで各種の処理を行う。具体的には、コントローラ9aは、後述するトルクセンサ(図示省略)から入力されたペダル踏力の大きさに対応する電気信号に基づいてアシストトルクを演算し、当該アシストトルクを電動モータ70が発生するように指令信号を出力する。
蓄電部9bは、ニッケル水素蓄電池やリチウムイオン蓄電池等の充放電可能な二次電池である。蓄電部9bは、フレーム2から取り外し可能に設けられる。
次に、図2A及び図2Bを参照して、電動アシストユニット100の構成について説明する。
図2Aは、電動アシストユニット100の構成図である。図2Bは、変形例に係る電動アシストユニット100の構成図である。
図2Aに示すように、電動アシストユニット100は、ケースユニット10と、遊星歯車機構20と、トルクセンサ(図示省略)と、電動モータ70と、複数(ここでは3つ)のワンウェイクラッチ81,82,83と、動力入力部材90と、を備える。電動アシストユニット100は、第1段(最Low段)と、第2段と、第3段(最High段)と、の3段に変速段が切り替え可能である。
ケースユニット10は、固定ケース11と、ケースとしての回転ケース12と、支持部材13と、モータ支持部14と、を有する。
固定ケース11は、支持軸8に固定される。固定ケース11は、支持軸8に対して回転しない。
回転ケース12は、固定ケース11とは別体に設けられる。回転ケース12は、後輪3bを支持軸8に対して回転自在に支持する。回転ケース12は、遊星歯車機構20の後述するキャリア50と一体に設けられる。回転ケース12は、支持軸8に対してキャリア50と共に回転する。回転ケース12は、キャリア50と連結されてペダル踏力と駆動力との少なくとも一方を後輪3bに伝達する。回転ケース12は、支持軸8を中心として、固定ケース11に対して後輪3bと共に回転する。回転ケース12の外周には、スポーク(図示省略)を介して後輪3bが取り付けられる。
支持部材13は、回転ケース12(キャリア50)と共に回転する。支持部材13は、遊星歯車機構20の後述するプラネタリギヤ40,43を、回転ケース12に支持する。支持部材13は、遊星歯車機構20の後述するプラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との間を回転ケース12に支持する。
このように、支持部材13がプラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との間を回転ケース12に支持するので、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とは、回転ケース12に両持ちで支持される。よって、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とを回転ケース12で端部から片持ちで支持する場合と比べて、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とを安定して回転ケース12に支持することができる。また、電動モータ70の回転を減速するために大径に形成されるプラネタリギヤ43よりも、支持部材13を支持する回転ケース12の内周面側に、支持部材13のキャリア50側の支持部を配置しているので、支持部材13のプラネタリギヤ径方向の長さを短くすることができ、支持部材13を小型化することができる。
なお、図2Bに示すように、プラネタリギヤ40,43を軸方向に順に並べて設け、支持部材13が回転ケース12の内周面から最も離れた位置を支持部材13で支持するようにしてもよい。即ち、回転ケース12と支持部材13とによって、プラネタリギヤ40,43を両端で支持する両持ち支持としてもよい。
モータ支持部14は、固定ケース11の一部として形成される。モータ支持部14は、電動モータ70の後述するステータ71を回転不能に支持する。モータ支持部14は、遊星歯車機構20の後述するリングギヤ60を回転不能に支持する。
遊星歯車機構20は、複数のサンギヤとしてのサンギヤ31,32と、複数のサンギヤとは異なるサンギヤとしてのサンギヤ33と、第1プラネタリギヤとしてのプラネタリギヤ40と、第2プラネタリギヤとしてのプラネタリギヤ43と、キャリア50と、リングギヤ60と、を備える。
サンギヤ31,32は、互いに異なる歯数を有する。サンギヤ31,32には、運転者によるペダル踏力が選択的に入力される。
サンギヤ31は、動力入力部材90の外周に設けられる。サンギヤ31は、回転ケース12の内周面との間にサンギヤ32を挟むように設けられる。サンギヤ31は、変速段が最も減速比の大きな第1段に切り替えられたときに、プラネタリギヤ40の後述する歯面41に動力を伝達する。
サンギヤ32は、動力入力部材90の外周に設けられる。サンギヤ32は、サンギヤ31と軸方向に並んで回転ケース12の内周面に面するように設けられる。サンギヤ32は、サンギヤ31よりも外径が大きい。サンギヤ32は、変速段が第1段よりも減速比が小さな第2段に切り替えられたときに、プラネタリギヤ40の後述する歯面42に動力を伝達する。
サンギヤ33は、サンギヤ31,32とは別に設けられる。サンギヤ33は、支持軸8の外周に設けられる。サンギヤ33には、電動モータ70からの駆動力が入力される。サンギヤ33は、電動モータ70のアシストトルクをプラネタリギヤ43に伝達する。
プラネタリギヤ40は、キャリア50に支持される。プラネタリギヤ40は、回転軸Aを中心に自転すると共に、サンギヤ31の外周を公転する。プラネタリギヤ40は、サンギヤ31,32に各々噛み合い、同軸に設けられて一体に回転する複数の歯面41,42を有する。即ち、複数の歯面41、42が互いに同軸に設けられ、プラネタリギヤ40を構成している。
歯面41は、回転ケース12の内周面との間に歯面42を挟むように設けられる。歯面41は、サンギヤ31と噛み合う。歯面41には、変速段が第1段に切り替えられたときにサンギヤ31からの動力が伝達される。
歯面42は、歯面41と軸方向に並んで回転ケース12の内周面に面するように設けられる。歯面42は、歯面41と同軸に設けられて一体に回転する。歯面42は、サンギヤ32と噛み合う。歯面42は、歯面41よりも外径が小さく形成される。歯面42には、変速段が第2段に切り替えられたときにサンギヤ32からの動力が伝達される。
プラネタリギヤ43は、プラネタリギヤ40とは別に設けられ、キャリア50に支持される。プラネタリギヤ43は、プラネタリギヤ40との間に支持部材13の支持部を挟むように設けられる。プラネタリギヤ43は、回転軸Aを中心に自転すると共に、サンギヤ33の外周を公転する。プラネタリギヤ43は、プラネタリギヤ40と同軸に設けられて一体に公転及び自転する。プラネタリギヤ43は、サンギヤ33と噛み合う歯面44と、リングギヤ60と噛み合う歯面45と、を有する。
歯面44は、歯面41,42,44,45の中で外径が最も大きく形成される。歯面44には、変速段に関わらず電動モータ70からのアシストトルクがサンギヤ33を介して伝達される。
歯面45は、歯面44と軸方向に並んで歯面44よりも回転ケース12のプラネタリギヤ40側の内周面から離れた位置に設けられる。歯面45は、歯面44と同軸に設けられて一体に回転する。歯面45は、プラネタリギヤ40よりも外径が大きく、かつ歯面44よりも外径が小さく形成される。歯面45は、リングギヤ60の内周と噛み合う。
このように、リングギヤ60の内周と噛み合う歯面45の外径が歯面44の外径よりも小さいので、回転ケース12が径方向に大きくなることを抑制できると共に、電動モータ70の減速比を大きくしてアシストトルクを大きくすることができる。これに代えて、歯面45を設けずに、リングギヤ60が歯面44の外周と噛み合うように構成してもよい。この場合、歯面45を設ける必要がないので、電動アシストユニット100の軸方向の長さを小さくすることができる。
キャリア50は、回転ケース12と一体に設けられてプラネタリギヤ40,43の軸方向の一端を支持する。プラネタリギヤ40,43の軸方向の一端から離れた箇所は、支持部材13によって支持される。即ち、プラネタリギヤ40,43は、キャリア50と支持部材13とによって二か所が支持される。キャリア50は、プラネタリギヤ40及びプラネタリギヤ43を、回転軸Aを中心に回転(自転)可能に支持する。キャリア50は、プラネタリギヤ40,43の公転に伴い、支持軸8を中心に回転ケース12と共に回転する。
このように、運転者によるペダル踏力は、サンギヤ31,32、プラネタリギヤ40、キャリア50、回転ケース12、後輪3bの順に内周から外周に向かって伝達される。そのため、変速機構であるキャリアの外側のリングギヤから駆動力を入力し、リングギヤの外側の回転ケースに駆動力を出力する場合と比べて、駆動力の入力経路と出力経路とをシンプルな構造にすることができる。したがって、電動アシストユニット100を小型化することができる。
また、電動モータ70から駆動力が入力される駆動力入力ギヤをサンギヤ33とすることで、ペダル踏力の入力と同様に、電動モータ70からの駆動力は、サンギヤ33、プラネタリギヤ43、キャリア50、回転ケース12、後輪3bの順に内周から外周に向かって伝達される。そのため、変速機構であるキャリアの外側のリングギヤから駆動力を入力し、リングギヤの外側の回転ケースに駆動力を出力する場合と比べて、駆動力の入力経路と出力経路とをシンプルな構造にすることができる。したがって、電動アシストユニット100を小型化することができる。
また、電動アシストユニット100には、回転不能に設けられてプラネタリギヤ40と一体に公転及び自転するプラネタリギヤ43と噛み合う単一のリングギヤ60が設けられる。よって、運転者によるペダル踏力を伝達する変速機構部と電動モータ70からの駆動力を伝達する減速機構部とに各々リングギヤを設ける必要はない。したがって、電動アシストユニット100を小型化することができる。
リングギヤ60は、支持軸8に回転不能に支持される。リングギヤ60は、プラネタリギヤ43の歯面45とだけ噛み合うが、プラネタリギヤ40,43は同軸に設けられて一体に公転及び自転するので、プラネタリギヤ40,43の共通のリングギヤである。
このように、運転者によるペダル踏力の入力経路と電動モータ70による駆動力の入力経路とでリングギヤ60が共用されるので、部品点数を削減することができる。
電動モータ70は、運転者によるペダル踏力に応じて駆動力をアシストする。電動モータ70は、コントローラ9aからの指令によって駆動される。電動モータ70は、蓄電部9bから供給される電力によってアシストトルクを発生する。
トルクセンサは、運転者がペダル7を介してクランクアーム7bを漕いで発生しクランクシャフト7cに伝達された駆動トルクを検出する。トルクセンサは、例えば、磁気によって計測したクランクシャフト7cのねじれに基づいてトルクを検出する非接触式トルクセンサである。
ワンウェイクラッチ81は、サンギヤ31の内周と動力入力部材90の外周との間に設けられる。ワンウェイクラッチ81は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介してサンギヤ31に伝達する状態と、サンギヤ31の回転をペダル7に伝達しない状態を切り替える。これにより、ワンウェイクラッチ81は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介してサンギヤ31に伝達する。ワンウェイクラッチ81は、サンギヤ31の回転をペダル7に伝達しない。
ワンウェイクラッチ82は、サンギヤ32の内周と動力入力部材90の外周との間に設けられる。ワンウェイクラッチ82は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介してサンギヤ32に伝達する状態と、サンギヤ32の回転をペダル7に伝達しない状態を切り替える。これにより、ワンウェイクラッチ82は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介してサンギヤ32に伝達する。ワンウェイクラッチ82は、サンギヤ32の回転をペダル7に伝達しない。
ワンウェイクラッチ83は、回転ケース12の内周と動力入力部材90の外周との間に設けられる。ワンウェイクラッチ83は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介して回転ケース12に伝達する状態と、回転ケース12の回転をペダル7に伝達しない状態を切り替える。ワンウェイクラッチ83は、運転者によるペダル踏力を、動力入力部材90を介して回転ケース12に伝達する。
このように、複数のワンウェイクラッチ81,82,83が設けられるので、変速時にワンウェイクラッチ81,82,82のうち隣り合う二つからペダル踏力が入力されたとしても、サンギヤ31,32,及び回転ケース12のうち回転速度の高い方にはペダル踏力は伝達されない。よって、変速段の変更をスムーズに行うことができる。
動力入力部材90は、ペダル踏力が入力される被駆動スプロケット6bの内周に設けられる。動力入力部材90は、支持軸8の外周に回転自在に設けられる筒状の部材である。動力入力部材90は、被駆動スプロケット6bから入力される駆動トルクをワンウェイクラッチ81,82,83のいずれかを介してサンギヤ31,32,及び回転ケース12のいずれかに選択的に伝達する。
次に、図3Aから図3Cを参照して、電動アシストユニット100の各変速段について説明する。
図3Aは、電動アシストユニット100の共線図であり、第1段に切り替えられた状態を示す図である。図3Bは、電動アシストユニット100の共線図であり、第2段に切り替えられた状態を示す図である。図3Cは、電動アシストユニット100の共線図であり、第3段に切り替えられた状態を示す図である。
図3Aに示すように、変速段が最Low段である第1段に切り替えられた状態では、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、ワンウェイクラッチ81を介してサンギヤ31に伝達される。サンギヤ31は、プラネタリギヤ40の歯面41と噛み合っているので、サンギヤ31からプラネタリギヤ40へと駆動力が伝達され、プラネタリギヤ40の公転がキャリア50から回転ケース12に伝達される。これにより、運転者のペダル踏力が減速されて後輪3bに伝達される。
このとき、サンギヤ31の外径はサンギヤ32よりも小さく、プラネタリギヤ40における歯面41の外径は歯面42よりも大きい(歯面41に形成される歯数が歯面42に形成される歯数よりも多い)ので、運転者のペダル踏力が最も大きな減速比で後輪3bに伝達される。
図3Bに示すように、変速段が第2段に切り替えられた状態では、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、ワンウェイクラッチ82を介してサンギヤ32に伝達される。サンギヤ32は、プラネタリギヤ40の歯面42と噛み合っているので、サンギヤ32からプラネタリギヤ40へと駆動力が伝達され、プラネタリギヤ40の公転がキャリア50から回転ケース12に伝達される。これにより、運転者のペダル踏力が減速されて後輪3bに伝達される。
このとき、サンギヤ32の外径はサンギヤ31よりも大きく、プラネタリギヤ40における歯面42の外径は歯面41よりも小さい(歯面42に形成される歯数が歯面41に形成される歯数より少ない)ので、変速段が第1段である場合と比較して小さな減速比で運転者のペダル踏力が後輪3bに伝達される。
図3Cに示すように、変速段が最High段である第3段に切り替えられた状態では、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、ワンウェイクラッチ83を介して回転ケース12に直接伝達される。このとき、被駆動スプロケット6b、動力入力部材90、及び回転ケース12は、一体になって回転する。これにより、運転者のペダル踏力が減速されずに後輪3bに直接伝達される。
次に、図4から図6を参照して、電動アシストユニット100の具体的な構成について説明する。なお、電動アシストユニット100の構成は、既に図2A及び図2Bを参照して説明しているので、重複する説明は適宜省略する。
図4は、電動アシストユニット100の断面図であり、第1段に切り替えられた状態を示す図である。図5は、電動アシストユニット100の断面図であり、第2段に切り替えられた状態を示す図である。図6は、電動アシストユニット100の断面図であり、第3段に切り替えられた状態を示す図である。
電動アシストユニット100は、ケースユニット10と、遊星歯車機構20と、トルクセンサと、電動モータ70と、複数のワンウェイクラッチ81,82,83と、動力入力部材90と、変速シャフト92と、摺動係合部材94と、を備える。
ケースユニット10は、固定ケース11と、回転ケース12と、支持部材13と、モータ支持部14と、を有する。
固定ケース11は、軸方向の一方の面の略全面が開口する略カップ状に形成される。固定ケース11は、支持軸8に取り付けられ、支持軸8と一体に回転する。固定ケース11は、電動モータ70と、サンギヤ33と、リングギヤ60と、を収容する。
回転ケース12は、第1ケース12aと、第2ケース12bと、締結部材としての複数のボルト12cと、を有する。
第1ケース12aは、軸方向の他方の面の略全面が開口する略カップ状に形成される。第1ケース12aは、軸受け16を介して動力入力部材90の外周に回転自在に支持される。第1ケース12aは、サンギヤ31,32、プラネタリギヤ40,43、及びワンウェイクラッチ81,82,83、を収容する。第1ケース12aは、固定ケース11と開口部が対向するように設けられる。第1ケース12aの外周には、スポークが連結される一方のフランジ17が、外周に突出するように設けられる。
第2ケース12bは、軸方向の一方の面の略全面が開口する略カップ状に形成される。第2ケース12bは、固定ケース11の外側を覆うように、固定ケース11の外面との間に間隔をあけて設けられる。第2ケース12bは、軸受け15を介して固定ケース11の外周に回転自在に支持される。第2ケース12bは、第1ケース12aと開口部が対向するように設けられ、ボルト12cによって第1ケース12aに締結される。第2ケース12bの開口部は、固定ケース11の開口部と同じ向きに開口する。第2ケース12bの外周には、スポークが連結される他方のフランジ17が、外周に突出するように設けられる。
これにより、第1ケース12a内にサンギヤ31,32、プラネタリギヤ40,43、及びワンウェイクラッチ81,82,83、を収容し、固定ケース11内に電動モータ70と、サンギヤ33と、リングギヤ60と、を収容した状態で、第1ケース12aと固定ケース11との開口部どうしを対向させ、第2ケース12bを取り付けて第1ケース12aとボルト12cによって締結するだけで、電動アシストユニット100の組み立てが可能である。
支持部材13は、軸方向の一方の面の略全面が開口し、他方の面の回転中心部とその近傍は、支持軸8を挿入可能に開口する略カップ状に形成される。支持部材13は、第1ケース12aよりも外径が小さく形成される。支持部材13は、一方の開口面が第1ケース12aの径方向に延在する内壁面と対向するように第1ケース12aの径方向に延在する内壁面に取り付けられる。支持部材13は、軸受け13aを介してプラネタリギヤ40,43を、回転軸Aを中心に自転可能に支持する。支持部材13は、プラネタリギヤ40,43の公転に伴い、プラネタリギヤ40,43と共に支持軸8を中心として回転する。
キャリア50は、回転ケース12と一体に設けられる。換言すると、キャリア50は、回転ケース12の一部を構成する。キャリア50は、軸受け50aを介してプラネタリギヤ40,43を、回転軸Aを中心に自転可能に支持する。キャリア50は、プラネタリギヤ40,43の公転に伴い、プラネタリギヤ40,43と共に支持軸8を中心として回転する。
電動モータ70は、ステータ71と、ロータ72と、を有する。ステータ71は、モータ支持部14によって回転不能に支持される。ロータ72は、ステータ71の内周側に設けられ、ステータ71に対して回転する。ロータ72には、サンギヤ33が取り付けられる。ロータ72は、サンギヤ33と共に回転する。
動力入力部材90は、軸受け91を介して支持軸8の外周に回転自在に支持される。動力入力部材90は、第1係合部としてのスプライン90aと、第2係合部としてのスプライン90bと、を有する。
スプライン90aは、大径に形成される大径部の外周に形成され、被駆動スプロケット6bの内周面に形成されたスプラインと係合する。
スプライン90bは、スプライン90aよりも小径に、かつ軸方向にオフセットした位置に形成される小径部の外周に形成され、摺動係合部材94のスプライン94aと係合する。スプライン90bは、摺動係合部材94の軸方向の位置に関わらず常にスプライン94aと係合する。
変速シャフト92は、支持軸8の内部を軸方向に摺動可能であり、摺動係合部材94との軸方向の係合位置によって摺動係合部材94がどのインナーレース81a,82a,83aと共に回転するかを切り替える。
これにより、運転者の操作に基づき変速シャフト92の軸方向の位置を変更するだけで、変速段を変更することができる。よって、例えば、通常の自転車の変速と同様に、運転者による手元のレバー等の操作によって変速段を変更することが可能である。
連結部材93は、変速シャフト92の中心軸に対して直角に設けられ、変速シャフト92に対して軸方向に係合する。連結部材93は、変速シャフト92と摺動係合部材94とを連結し、軸方向に一体に移動させる。
摺動係合部材94は、動力入力部材90に対して軸方向に摺動自在に設けられ、動力入力部材90と共に回転するように動力入力部材90に係合する。摺動係合部材94は、複数のワンウェイクラッチ81,82,83のインナーレース81a,82a,83aのいずれかと共に回転するように係合する。
具体的には、摺動係合部材94は、同軸の二つの筒状部からなる部材である。摺動係合部材94の内周側に位置する小径の筒状部の内周面は、連結部材93と係合する。摺動係合部材94の外周側に位置する大径の筒状部の内周面には、第3係合部としてのスプライン94aが形成され、外周面には第4係合部としてのスプライン94bが形成される。
スプライン94aは、動力入力部材90のスプライン90bと係合する。スプライン94bは、ワンウェイクラッチ81,82,83のインナーレース81a,82a,83aのいずれかと選択的に係合する。
これにより、摺動係合部材94を軸方向に摺動させるだけで、動力入力部材90から入力されるペダル踏力をワンウェイクラッチ81,82,83のいずれかに伝達させることができる。
続いて、電動アシストユニット100の各変速段について説明する。
図4に示す状態では、電動アシストユニット100の変速段は、第1段に変速されている。このとき、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、摺動係合部材94及びワンウェイクラッチ81を介してサンギヤ31に伝達される。サンギヤ31は、プラネタリギヤ40の歯面41と噛み合っているので、サンギヤ31からプラネタリギヤ40へと駆動力が伝達され、プラネタリギヤ40の公転がキャリア50から回転ケース12に伝達される。これにより、運転者のペダル踏力により回転される被駆動スプロケット6bの回転が減速されて後輪3bに伝達される。この状態から、運転者の操作に基づき変速シャフト92がケースユニット10から退出する方向へ摺動すると、図5に示す状態に切り替えられる。
図5に示す状態では、電動アシストユニット100の変速段は、第2段に変速されている。このとき、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、摺動係合部材94及びワンウェイクラッチ82を介してサンギヤ32に伝達される。サンギヤ32は、プラネタリギヤ40の歯面42と噛み合っているので、サンギヤ32からプラネタリギヤ40へと駆動力が伝達され、プラネタリギヤ40の公転がキャリア50から回転ケース12に伝達される。これにより、運転者のペダル踏力により回転される被駆動スプロケット6bの回転が減速されて後輪3bに伝達される。この状態から、運転者の操作に基づき変速シャフト92がケースユニット10から退出する方向へ更に摺動すると、図6に示す状態に切り替えられる。
図6に示す状態では、電動アシストユニット100の変速段は、第3段に変速されている。このとき、被駆動スプロケット6bから動力入力部材90を介して入力される駆動トルクは、摺動係合部材94及びワンウェイクラッチ83を介して回転ケース12に直接伝達される。このとき、被駆動スプロケット6b、動力入力部材90、及び回転ケース12は、一体になって回転する。これにより、運転者のペダル踏力により回転される被駆動スプロケット6bの回転が減速されずに後輪3bに直接伝達される。
このように、電動アシストユニット100では、第3速で入力と出力とが等速となり、第1速及び第2速とが減速側の変速比を有するように構成される。これにより、電動モータ70によりアシストトルクが駆動輪である後輪3bに伝達される場合に最も使用頻度の高い最High段である第3速に切り替えられた状態では、運転者のペダル踏力は、遊星歯車機構20の各構成を介さずに、回転ケース12に直接伝達される。よって、電動アシストユニット100の遊星歯車機構20の各構成にかかる負荷を回避して電動アシストユニット100の耐久性を向上させることができる。
以上の本実施形態の構成及び作用効果について、まとめて説明する。
(1)(7)自転車1の電動アシストユニット100は、互いに異なる歯数を有して運転者によるペダル踏力が選択的に入力される複数のサンギヤ31,32と、複数のサンギヤ31,32にそれぞれ噛み合う歯面41,42を有するプラネタリギヤ40と、ペダル踏力をアシストする駆動力を発生する電動モータ70と、電動モータ70からの駆動力が入力される複数のサンギヤ31,32とは異なるサンギヤ33と、プラネタリギヤ40と一体に公転及び自転し、複数のサンギヤ31,32とは異なるサンギヤ33と噛み合うプラネタリギヤ43と、回転不能に設けられてプラネタリギヤ43と噛み合うリングギヤ60と、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とを支持するキャリア50と、キャリア50と連結されてペダル踏力と駆動力との少なくとも一方を後輪3bに伝達する回転ケース12と、を備える。
この構成によれば、電動アシストユニット100には、回転不能に設けられてプラネタリギヤ40と一体に公転及び自転するプラネタリギヤ43と噛み合う単一のリングギヤ60が設けられる。よって、運転者によるペダル踏力を伝達する変速機構部と電動モータ70からの駆動力を伝達する減速機構部とに各々リングギヤを設ける必要はない。したがって、電動アシストユニット100を小型化することができる。
また、運転者によるペダル踏力は、サンギヤ31,32、プラネタリギヤ40、キャリア50、回転ケース12、後輪3bの順に内周から外周に向かって伝達される。そのため、変速機構であるキャリアの外側のリングギヤから駆動力を入力し、リングギヤの外側の回転ケースに駆動力を出力する場合と比べて、駆動力の入力経路と出力経路とをシンプルな構造にすることができる。したがって、電動アシストユニット100を小型化することができる。
(2)また、回転ケース12は、後輪3bを支持軸8に対して回転自在に支持し、支持軸8に対してキャリア50と共に回転する。
この構成によれば、運転者のペダル踏力が駆動スプロケット6aと被駆動スプロケット6bとを介して電動アシストユニット100のサンギヤ31,32又は回転ケース12に入力されることになる。駆動スプロケット6aの歯数に対し、被駆動スプロケット6bの歯数が少ない場合には、駆動スプロケット6aから被駆動スプロケット6bに伝達された駆動力は、増速されるため、サンギヤ31,32又は回転ケース12に入力されるトルクはその分小さくなる。このため、電動アシストユニット100の各構成部品の耐力を小さくすることができ、電動アシストユニット100の大型化を抑制することができる。
(3)また、電動アシストユニット100は、運転者によるペダル踏力を複数のサンギヤ31,32に各々伝達する状態と、複数のサンギヤ31,32の回転をペダル7に伝達しない状態と、を切り替える複数のワンウェイクラッチ81,82を更に備える。
この構成によれば、ワンウェイクラッチ81,82が設けられるので、変速時にワンウェイクラッチ81,82の両方からペダル踏力が入力されたとしても、サンギヤ31,32のうち回転速度の高い方にはペダル踏力は伝達されない。よって、変速段の変更をスムーズに行うことができる。
(4)また、電動アシストユニット100は、ペダル踏力が入力される被駆動スプロケット6bの内周に設けられる動力入力部材90と、動力入力部材90に対して軸方向に摺動自在に設けられ、動力入力部材90と共に回転するように動力入力部材90に係合し、複数のワンウェイクラッチ81,82,83のインナーレース81a,82a,83aのいずれかと共に回転するように係合する摺動係合部材94と、を更に備える。
この構成によれば、摺動係合部材94を軸方向に摺動させるだけで、動力入力部材90から入力されるペダル踏力をワンウェイクラッチ81,82,83のいずれかに伝達させることができる。
(5)また、電動アシストユニット100は、支持軸8の内部を軸方向に摺動可能であり、摺動係合部材94との軸方向の係合位置によって摺動係合部材94がどのインナーレース81a,82a,83aと共に回転するかを切り替える変速シャフト92を更に備える。
この構成によれば、運転者の操作に基づき変速シャフト92の軸方向の位置を変更するだけで、変速段を変更することができる。よって、例えば、通常の自転車の変速と同様に、運転者による手元のレバー等の操作によって変速段を変更することが可能である。
(6)また、電動アシストユニット100は、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との間を回転ケース12に支持する支持部材13を更に備える。
この構成によれば、支持部材13がプラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との間を回転ケース12に支持するので、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とは、回転ケース12に片持ちで支持される。よって、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43とを両端から支持する場合と比べて、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との軸方向の長さを小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、電動アシストユニット100は、被駆動スプロケット6bと共に後輪3bに取り付けられる。しかしながら、電動アシストユニット100は、駆動スプロケット6aと共にクランクシャフト7cに取り付けられてもよい。この場合、運転者がペダル7を介してクランクアーム7bを漕いで、クランクアーム7bからクランクシャフト7cに伝達されるペダル踏力(駆動トルク)がサンギヤ31,32又は回転ケース12に入力されるように構成してもよい。また、電動アシストユニット100の出力は、回転ケース12を介して駆動スプロケット6aに伝達され、駆動スプロケット6aとの間に掛け回されたチェーン6cを介して被駆動スプロケット6bに伝達され、後輪3bを回転させる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ロータ72は、ステータ71の内周に設けられるいわゆるインナーロータである。これに代えて、ステータを内周側に設けて、ロータがステータの外周を回転するいわゆるアウターロータとしてもよい。
また、上記実施形態では、運転者によるペダル踏力を複数のサンギヤ31,32に各々伝達する状態と、サンギヤ31,32の回転をペダル7に伝達しない状態とを切り替える複数のワンウェイクラッチ81,82を備える構成とした。これに代えて、単に、運転者によるペダル踏力を複数のサンギヤ31,32に各々伝達する状態と、サンギヤ31,32の回転をペダル7に伝達しない状態とを切り替える複数のクラッチを設けてもよい。
また、上記実施形態では、ペダル踏力が入力される被駆動スプロケット6bの内周に設けられる動力入力部材90と、動力入力部材90に対して軸方向に摺動自在に設けられ、動力入力部材90と共に回転するように動力入力部材90に係合し、複数のワンウェイクラッチ81,82,83のインナーレース81a,82a,83aのいずれかと共に回転するように係合する摺動係合部材94と、を備える構成とした。これに代えて、軸に対して回転することで、複数のワンウェイクラッチ81,82,83のインナーレース81a,82a,83aのいずれかと共に回転するように係合する回転係合部材を備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、プラネタリギヤ40とプラネタリギヤ43との間を回転ケース12に支持する支持部材13を更に備える構成、及びプラネタリギヤ40,43を軸方向に順に並べて設け、支持部材13がプラネタリギヤ40側の回転ケース12の内周面から最も離れた位置を支持する構成とした。これに代えて、支持部材13を備えず、回転ケース12の壁部でのみキャリア50を支持する片持ちの構成としてもよい。
100 電動アシストユニット
1 自転車
3b 後輪(駆動輪)
6b 被駆動スプロケット
7 ペダル
8 支持軸
12 回転ケース(ケース)
13 支持部材
31,32 サンギヤ
33 サンギヤ
40 プラネタリギヤ(第1プラネタリギヤ)
41,42 歯面
43 プラネタリギヤ(第2プラネタリギヤ)
44,45 歯面
50 キャリア
60 リングギヤ
70 電動モータ
81,82,83 ワンウェイクラッチ
81a,82a,83a インナーレース
90 動力入力部材
92 変速シャフト
94 摺動係合部材
1 自転車
3b 後輪(駆動輪)
6b 被駆動スプロケット
7 ペダル
8 支持軸
12 回転ケース(ケース)
13 支持部材
31,32 サンギヤ
33 サンギヤ
40 プラネタリギヤ(第1プラネタリギヤ)
41,42 歯面
43 プラネタリギヤ(第2プラネタリギヤ)
44,45 歯面
50 キャリア
60 リングギヤ
70 電動モータ
81,82,83 ワンウェイクラッチ
81a,82a,83a インナーレース
90 動力入力部材
92 変速シャフト
94 摺動係合部材
Claims (7)
- 自転車の電動アシストユニットであって、
互いに異なる歯数を有して運転者によるペダル踏力が選択的に入力される複数のサンギヤと、
前記複数のサンギヤにそれぞれ噛み合う歯面を有する第1プラネタリギヤと、
前記ペダル踏力をアシストする駆動力を発生する電動モータと、
前記電動モータからの前記駆動力が入力される前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと、
前記第1プラネタリギヤと一体に公転及び自転し、前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと噛み合う第2プラネタリギヤと、
回転不能に設けられて前記第2プラネタリギヤと噛み合うリングギヤと、
前記第1プラネタリギヤと前記第2プラネタリギヤとを支持するキャリアと、
前記キャリアと連結されて前記ペダル踏力と前記駆動力との少なくとも一方を駆動輪に伝達するケースと、
を備える、
自転車の電動アシストユニット。 - 請求項1に記載の自転車の電動アシストユニットであって、
前記ケースは、前記駆動輪を支持軸に対して回転自在に支持し、前記支持軸に対して前記キャリアと共に回転する、
自転車の電動アシストユニット。 - 請求項2に記載の自転車の電動アシストユニットであって、
運転者による前記ペダル踏力を前記複数のサンギヤに各々伝達する状態と、前記複数のサンギヤの回転をペダルに伝達しない状態と、を切り替える複数のワンウェイクラッチを更に備える、
自転車の電動アシストユニット。 - 請求項3に記載の自転車の電動アシストユニットであって、
前記ペダル踏力が入力される被駆動スプロケットの内周に設けられる動力入力部材と、
前記動力入力部材に対して軸方向に摺動自在に設けられ、前記動力入力部材と共に回転するように前記動力入力部材に係合し、前記複数のワンウェイクラッチのインナーレースのいずれかと共に回転するように係合する摺動係合部材と、
を更に備える、
自転車の電動アシストユニット。 - 請求項4に記載の自転車の電動アシストユニットであって、
前記支持軸の内部を軸方向に摺動可能であり、前記摺動係合部材との軸方向の係合位置によって前記摺動係合部材がどの前記インナーレースと共に回転するかを切り替える変速シャフトを更に備える、
自転車の電動アシストユニット。 - 請求項1から5のいずれか一つに記載の自転車の電動アシストユニットであって、
前記第1プラネタリギヤと前記第2プラネタリギヤとの間を前記ケースに支持する支持部材を更に備える、
自転車の電動アシストユニット。 - 電動アシスト自転車であって、
互いに異なる歯数を有して運転者によるペダル踏力が選択的に入力される複数のサンギヤと、
前記複数のサンギヤにそれぞれ噛み合う歯面を有する第1プラネタリギヤと、
前記ペダル踏力をアシストする駆動力を発生する電動モータと、
前記電動モータからの前記駆動力が入力される前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと、
前記第1プラネタリギヤと一体に公転及び自転し、前記複数のサンギヤとは異なるサンギヤと噛み合う第2プラネタリギヤと、
回転不能に設けられて前記第2プラネタリギヤと噛み合うリングギヤと、
前記第1プラネタリギヤと前記第2プラネタリギヤとを支持するキャリアと、
前記キャリアと連結されて前記ペダル踏力と前記駆動力との少なくとも一方を駆動輪に伝達するケースと、
を備える、
電動アシスト自転車。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022125755 | 2022-08-05 | ||
| JP2022125755 | 2022-08-05 | ||
| PCT/JP2023/026952 WO2024029381A1 (ja) | 2022-08-05 | 2023-07-24 | 自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2024029381A1 JPWO2024029381A1 (ja) | 2024-02-08 |
| JP7842875B2 true JP7842875B2 (ja) | 2026-04-08 |
Family
ID=89848930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2024538940A Active JP7842875B2 (ja) | 2022-08-05 | 2023-07-24 | 自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP4566930A4 (ja) |
| JP (1) | JP7842875B2 (ja) |
| KR (1) | KR20250034435A (ja) |
| CN (1) | CN119604450A (ja) |
| WO (1) | WO2024029381A1 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012121407A (ja) | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ntn Corp | 電動補助自転車及び電動二輪車 |
| EP3131184A1 (en) | 2014-04-11 | 2017-02-15 | Suzhou Bafang Electric Motor Science Technology Co. Ltd | Electric bicycle wheel hub motor device |
| US20170050700A1 (en) | 2015-08-19 | 2017-02-23 | Joseph Rene Lemmens | Multi mode e-bike hub wheel, direct drive, variable overdrive and regenerative braking |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013039865A (ja) | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Ntn Corp | 自転車用ハブユニット、並びにそれを用いた電動補助自転車及び電動二輪車 |
| CN203800745U (zh) * | 2014-04-11 | 2014-08-27 | 苏州八方电机科技有限公司 | 电动自行车轮毂电机装置 |
| CN103944306B (zh) * | 2014-04-11 | 2016-04-13 | 苏州八方电机科技有限公司 | 电动自行车轮毂电机 |
| CN203774952U (zh) * | 2014-04-11 | 2014-08-13 | 苏州八方电机科技有限公司 | 电动自行车轮毂电机 |
-
2023
- 2023-07-24 JP JP2024538940A patent/JP7842875B2/ja active Active
- 2023-07-24 KR KR1020257003651A patent/KR20250034435A/ko active Pending
- 2023-07-24 EP EP23849936.2A patent/EP4566930A4/en active Pending
- 2023-07-24 WO PCT/JP2023/026952 patent/WO2024029381A1/ja not_active Ceased
- 2023-07-24 CN CN202380056123.4A patent/CN119604450A/zh active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012121407A (ja) | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Ntn Corp | 電動補助自転車及び電動二輪車 |
| EP3131184A1 (en) | 2014-04-11 | 2017-02-15 | Suzhou Bafang Electric Motor Science Technology Co. Ltd | Electric bicycle wheel hub motor device |
| US20170050700A1 (en) | 2015-08-19 | 2017-02-23 | Joseph Rene Lemmens | Multi mode e-bike hub wheel, direct drive, variable overdrive and regenerative braking |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20250034435A (ko) | 2025-03-11 |
| EP4566930A1 (en) | 2025-06-11 |
| EP4566930A4 (en) | 2025-10-29 |
| JPWO2024029381A1 (ja) | 2024-02-08 |
| WO2024029381A1 (ja) | 2024-02-08 |
| CN119604450A (zh) | 2025-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5561586B2 (ja) | 電動補助自転車 | |
| US10773771B2 (en) | Hybrid drive for an electric bicycle | |
| US9017201B2 (en) | Bicycle drive unit | |
| JP7730422B2 (ja) | 自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車 | |
| TW201836910A (zh) | 電動輔助車輛用動力單元 | |
| JP2025526059A (ja) | 車両用の駆動装置 | |
| CN104136314B (zh) | 电动用轮毂装置及电动自行车 | |
| JP6705740B2 (ja) | 自転車用変速機および自転車用内装変速ハブ | |
| JP7125894B2 (ja) | 自転車のチェーンホイールキャリアとホイールハブとの間で用いる変速機、並びにその変速機を備えた後部アクスルおよび後部ホイール | |
| JP7842875B2 (ja) | 自転車の電動アシストユニット及び電動アシスト自転車 | |
| JP2024094149A (ja) | 人力駆動車用のドライブユニット | |
| EP4048580B1 (en) | A drive system for a side mounted cycle wheel | |
| WO2012077538A1 (ja) | 電動補助自転車及び電動二輪車 | |
| JP2013139242A (ja) | 電動補助人力車両用ハブユニットおよび電動補助人力車両 | |
| WO2025115388A1 (ja) | ユニット | |
| WO2025173321A1 (ja) | クラッチ機構及びユニット | |
| JP2024094155A (ja) | 人力駆動車用のドライブユニット | |
| JP2025110707A (ja) | 人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネント | |
| JP2025110710A (ja) | 人力駆動車用のコンポーネント | |
| TW202426336A (zh) | 人力驅動車用之驅動單元 | |
| JP2025110709A (ja) | 人力駆動車用のコンポーネント | |
| TW202533987A (zh) | 人力驅動車用變速器及人力驅動車用組件 | |
| JP2025075747A (ja) | 人力駆動車用のコンポーネント | |
| TW202519446A (zh) | 人力驅動車用變速器及人力驅動車用組件 | |
| JP2025075748A (ja) | 人力駆動車用の変速機および人力駆動車用のコンポーネント |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20250121 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20260310 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20260327 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7842875 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |