JP7841875B2 - 学習モデル作成装置、計画作成装置、学習モデル作成方法、計画作成方法、およびプログラム - Google Patents

学習モデル作成装置、計画作成装置、学習モデル作成方法、計画作成方法、およびプログラム

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Description

本発明は、学習モデル作成装置、計画作成装置、学習モデル作成方法、計画作成方法、およびプログラムに関し、特に、生産計画または物流計画を作成するために用いて好適なものである。
生産計画および物流計画の作成に際して考慮すべき制約条件は、その数が多いために複雑である場合や、計画作成者の経験や勘に基づく暗黙知である場合がある。そうした場合、計算機による計画作成に必要となる正確な制約条件の定義は困難であり、結果として得られる計画もユーザの満足いくものとはなり難い。この問題に対し、特許文献1には、計画作成者の生産指示ルールを学習し、学習した生産指示ルールに適用した生産計画データに類似する生産計画データに対して当該生産指示ルールと同一の生産指示ルールを選択する技術が開示されている。また、特許文献2に記載の技術では、生産ラインに割り付ける生産ロットを選択する際に、一定のルールと経験則とに基づいて複数の割り付け候補を作成する。そして、複数の割り付け候補のそれぞれについての経験則に基づく評価結果と、計画シミュレーションで予測される評価結果と、を集計して、割り付け候補に順位付けを行う。
しかしながら、これらの技術では、取り扱う制約条件が事前に明確であることが前提であり、いわゆる暗黙知に基づく制約を扱うことができない。暗黙知に基づく制約を扱うことができる技術として、特許文献3に記載の技術がある。特許文献3に記載の技術では、判明済みの制約条件により作成した仮計画と、実績計画とを比較する。仮計画との類似度が所定基準以下(すなわち非類似)であると判定された実績計画(出力)データと、その実績計画に対する入力データ(実績計画の作成に利用したデータ)との相関解析を行う。そして、所定強さ以上の相関があると判定された入出力の関係性に基づいて暗黙知に基づく制約を生成する。
特開平7-21263号公報 特開2012-194712号公報 特許第6467264号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、仮計画の作成、仮計画と実績計画との比較、および仮計画と非類似の実績計画の相関解析等、人が介在せざるを得ない煩雑な多段階の手続きを要する。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、高精度な生産計画および物流計画を、人の介在を可及的に要さずに作成することができるようにすることを目的とする。
本発明の学習モデル作成装置は、生産計画または物流計画である計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する学習モデル作成装置であって、前記計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製品データであって、前記製品の仕様を含む複数の項目の値と、当該計画における前記製品の処理順と、を有する製品データである学習モデル作成用製品データと、当該計画の良否を示す良否判定データと、を含む教師データを取得する教師データ取得手段と、前記教師データに含まれる前記学習モデル作成用製品データに基づいて、前記複数の項目のそれぞれを行および列の一方に対応させ、且つ、前記複数の製品の処理順を行および列の他方に対応させ、且つ、前記項目の値を画素値に対応させた画像である計画表現画像を学習モデル作成用計画表現画像として作成する学習モデル作成用画像作成手段と、前記学習モデル作成用画像作成手段により作成された前記学習モデル作成用計画表現画像を用いた教師あり学習を行うことによって、前記計画表現画像を入力とし、前記計画の良否に対する確信度を出力とする学習モデルを作成する学習モデル作成手段と、を備える。
本発明の計画作成装置は、前記学習モデル作成装置で作成された前記学習モデルを用いて、前記計画を作成する計画作成装置であって、前記学習モデル作成用製品データと異なる前記製品データである計画作成用製品データを取得する計画作成用製品データ取得手段と、前記計画作成用製品データに基づいて、前記計画表現画像である計画作成用計画表現画像を作成する計画作成用画像作成手段と、前記計画作成用画像作成手段により作成された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記計画の良否に対する確信度を算出する確信度算出手段と、前記確信度算出手段により算出された前記確信度に基づいて、前記学習モデルに入力された前記計画作成用計画表現画像を修正する計画表現画像修正手段と、前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像が、前記計画作成用計画表現画像を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たす場合に、当該修正された前記計画作成用計画表現画像に基づいて、前記計画を作成する計画作成手段と、を備え、前記確信度算出手段は、前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像が前記計算終了条件を満たさない場合、前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記確信度を再び算出する。
本発明の学習モデル作成方法は、生産計画または物流計画である計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する学習モデル作成方法であって、教師データ取得手段が、前記計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製品データであって、前記製品の仕様を含む複数の項目の値と、当該計画における前記製品の処理順と、を有する製品データである学習モデル作成用製品データと、当該計画の良否を示す良否判定データと、を含む教師データを取得する教師データ取得工程と、学習モデル作成用画像作成手段が、前記教師データに含まれる前記学習モデル作成用製品データに基づいて、前記複数の項目のそれぞれを行および列の一方に対応させ、且つ、前記複数の製品の処理順を行および列の他方に対応させ、且つ、前記項目の値を画素値に対応させた画像である計画表現画像を学習モデル作成用計画表現画像として作成する学習モデル作成用画像作成工程と、学習モデル作成手段が、前記学習モデル作成用画像作成工程により作成された前記学習モデル作成用計画表現画像を用いた教師あり学習を行うことによって、前記計画表現画像を入力とし、前記計画の良否に対する確信度を出力とする学習モデルを作成する学習モデル作成工程と、を備える。
本発明の計画作成方法は、前記学習モデル作成方法で作成された前記学習モデルを用いて、前記計画を作成する計画作成方法であって、計画作成用製品データ取得手段が、前記学習モデル作成用製品データと異なる前記製品データである計画作成用製品データを取得する計画作成用製品データ取得工程と、計画作成用画像作成手段が、前記計画作成用製品データに基づいて、前記計画表現画像である計画作成用計画表現画像を作成する計画作成用画像作成工程と、確信度算出手段が、前記計画作成用画像作成工程により作成された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記計画の良否に対する確信度を算出する確信度算出工程と、計画表現画像修正手段が、前記確信度算出工程により算出された前記確信度に基づいて、前記学習モデルに入力された前記計画作成用計画表現画像を修正する計画表現画像修正工程と、計画作成手段が、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像が、前記計画作成用計画表現画像を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たす場合に、当該修正された前記計画作成用計画表現画像に基づいて、前記計画を作成する計画作成工程と、を備え、前記確信度算出工程は、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像が前記計算終了条件を満たさない場合、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記確信度を再び算出する。
本発明のプログラムの第1の例は、前記学習モデル作成装置の各手段としてコンピュータを機能させる。
本発明のプログラムの第2の例は、前記計画作成装置の各手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、高精度な生産計画および物流計画を、人の介在を可及的に要さずに作成することができる。
学習モデル作成装置および計画作成装置の機能的な構成の一例を示す図である。 学習モデル作成用計画表現元画像と良否判定データの一例を示す図である。 CNNの一例を概念的に示す図である。 畳み込み演算の概要の一例を説明する図である。 畳み込み演算の一例を詳細に説明する図である。 畳み込み層およびプーリング層における処理の一例を説明する図である。 計画の作成方法の概要の一例を示す図である。 学習モデル作成方法の一例を説明するフローチャートである。 計画作成方法の一例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、学習モデル作成装置110および計画作成装置120の機能的な構成の一例を示す図である。学習モデル作成装置110および計画作成装置120のハードウェアは、例えば、プロセッサ、主記憶装置、補助記憶装置、および各種のインターフェースを備える情報処理装置を用いることにより実現される。なお、本実施形態では、学習モデル作成装置110および計画作成装置120が別々の装置である場合を例示する。しかしながら、学習モデル作成装置110および計画作成装置120は、1つの装置で実現されても良い。以下に、本実施形態の学習モデル作成装置110および計画作成装置120の一例を、学習モデル作成装置110、計画作成装置120の順に説明する。
[学習モデル作成装置110]
学習モデル作成装置110は、生産計画または物流計画である計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する。本実施形態では、学習モデル作成装置110が、製品を生産する際の生産計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する場合を例示する。生産計画として、例えば、熱延スケジュール(熱間圧延を行うスラブ(鋼材)の圧延順を含むスケジュール)が挙げられる。ただし、生産計画は、製品の生産順を含んでいれば、熱延スケジュールに限定されない。また、学習モデル作成装置110は、生産計画に代えて物流計画を作成するために用いられる学習モデルを作成しても良い。物流計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する場合には、以下の説明において、例えば、生産順を搬送順に置き替えれば良い。また、学習モデルは、教師あり学習を行うことによって作成される学習モデル(機械学習モデル)であれば良いが、本実施形態では、学習モデルがCNN(Convolutional Neural Network)である場合を例示する(ただし、CNNのアルゴリズム自体は、後述する計算が行われるように公知のCNNのアルゴリズムに対して変更され、公知のCNNのアルゴリズムとは異なる)。
学習モデル作成装置110は、教師データ取得部111と、学習モデル作成用画像作成部112と、学習モデル作成部113と、記憶部114と、を備える。
<教師データ取得部111>
教師データ取得部111は、学習モデル作成用製品データと、当該学習モデル作成用製品データに対応する良否判定データと、を含む教師データを取得する。
学習モデル作成用製品データは、計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製品データであって、製品の仕様を含む複数の項目の値と、当該計画における製品の処理順と、を有する製品データである。
本実施形態では、学習モデル作成用製品データにおける複数の項目が、製品のサイズ、材質、品質、および納期である場合を例示する。製品のサイズ、材質、品質、および納期は、製品の仕様である。なお、複数の項目に、製品の仕様以外の項目が含まれていても良い。例えば、複数の項目に、製品の生産条件(例えば、製品を生産する際に行われる工程、製品を生産する際に使用される装置、製品を生産する際に使用される材料)が含まれていても良い。また、本実施形態では、生産計画である場合を例示するので、処理順は、生産順になる。
このように本実施形態では、製品データは、或る1つの生産計画に含まれる各製品の、仕様を含む複数の項目の値と、当該製品の当該生産計画における生産順と、を有する。なお、後述する計画作成装置120(計画作成用製品データ取得部121)も製品データを取得する。以下の説明では、計画作成装置120が取得する製品データと区別するために、教師データ取得部111が取得する製品データを、必要に応じて学習モデル作成用製品データと称する。また、以下の説明では、仕様を含む複数の項目を、必要に応じて製造仕様とも称する。
良否判定データは、計画の良否を示すデータである。本実施形態では、良い計画に対して「1」、良くない計画に対して「0」が良否判定データとして設定される場合を例示する。良い計画とは、修正の必要がない計画であり、例えば、実際の生産に使用された計画である。また、良い計画は、例えば、製品が計画通りに生産された際に使用された計画であっても良い。良くない計画とは、修正の必要がある計画(良い計画とは逆の計画)であり、例えば、立案はされたが実際の生産に使用されなかった計画や、製品が計画通りに生産されなかった際に使用された計画である。
本実施形態では、良否判定データが、良い計画であることの確からしさを示す確信度と、良くない計画であることの確からしさを示す確信度と、を含む場合を例示する。また、本実施形態では、確信度が、0以上1以下の値をとる場合を例示する。確信度が「1」である場合に確信度が最も高いことを示し、確信度が「0」である場合に確信度が最も低いことを示すものとする。教師データにおいては、学習モデル作成用製品データが良い計画によるものであるか、または、良くない計画であるものであるかが特定されている。したがって、学習モデル作成用製品データが良い計画によるものである場合、当該学習モデル作成用製品データに対応する良否判定データは、良い計画である確信度が「1」であり、良くない計画である確信度が「0」であることを示すデータを含む。一方、学習モデル作成用製品データが良くない計画によるものである場合、当該学習モデル作成用製品データに対応する良否判定データは、良い計画である確信度が「0」であり、良くない計画である確信度が「1」であることを含むデータとなる。すなわち、学習モデル作成用製品データに対応する良否判定データは、「0」の値のデータと「1」の値のデータとを含む。
教師データ取得部111は、以上の教師データとして複数の教師データを取得する。教師データ取得部111が取得する教師データには、良い計画による学習モデル作成用製品データを含む教師データと、良くない計画による学習モデル作成用製品データを含む教師データと、がそれぞれ複数あるのが好ましい。また、学習モデル(本実施形態ではCNN)の学習を高精度に行う観点から、教師データ取得部111が取得する、良い計画による学習モデル作成用製品データを含む教師データの数と、良くない計画による学習モデル作成用製品データを含む教師データの数は、それぞれ多い方が好ましい。ただし、教師データ取得部111が取得する教師データの数が多すぎると、計算負荷が高くなる。教師データ取得部111が取得する教師データの数は、このような観点から適宜定められる。
教師データの取得形態として、例えば、外部装置から送信された教師データを受信する形態、可搬型記憶媒体に記憶された教師データを読み出す形態、およびオペレータによる学習モデル作成装置110のユーザインターフェースに対する教師データの入力操作により入力する形態のうち、少なくとも1つの形態が採用される。
<学習モデル作成用画像作成部112>
学習モデル作成用画像作成部112は、教師データ取得部111により取得された教師データに含まれる学習モデル作成用製品データに基づいて、学習モデル作成用計画表現画像を作成する。
計画表現画像は、製品データに含まれる複数の項目のそれぞれを行および列の一方に対応させ、且つ、製品データに含まれる複数の製品の処理順を行および列の他方に対応させ、且つ、各項目の値を画素値に対応させた画像である。なお、後述する計画作成装置120(計画作成用画像作成部122)も計画表現画像を作成する。以下の説明では、計画作成装置120が作成する計画表現画像と区別するために、学習モデル作成用画像作成部112が作成する計画表現画像を、必要に応じて学習モデル作成用計画表現画像と称する。
本実施形態では、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製造仕様(項目)のそれぞれを列に対応させ、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製品の生産順を行に対応させる場合を例示する。
図2は、学習モデル作成用計画表現元画像210と良否判定データ220の一例を示す図である。計画表現画像は、製品データを画像に見立てて、製品データに含まれる各製造仕様(項目)の値を画素値に変換したものである。計画表現元画像は、計画表現画像の元となる画像を指す。後述する計画作成装置120(計画作成用画像作成部122)も計画表現元画像を作成する。計画作成装置120が作成する計画表現元画像と区別するために、学習モデル作成用画像作成部112が作成する計画表現元画像を、必要に応じて学習モデル作成用計画表現元画像と称する。
本実施形態では、学習モデル作成用製品データに含まれる各製造仕様(サイズ、材質、品質、納期)のそれぞれに対し複数のカテゴリーを設定する。そして、学習モデル作成用製品データに含まれる各製造仕様の値を、当該製造仕様に対して設定した複数のカテゴリーのいずれか1つに分類する。図2に示す例では、サイズに対し1~6の6つのカテゴリーが設定される場合を例示する。ここでは、サイズのカテゴリーを示す数値が大きいほど大きいサイズを表す場合を例示する。また、材質に対しA~Fの6つのカテゴリーが設定される場合を例示する。ここでは、アルファベット順で近い文字のカテゴリーであるほど材質が類似している場合を例示する。また、品質に対し1~5の5つのカテゴリーが設定される場合を例示する。ここでは、品質のカテゴリーを示す数値が大きいほど高品質の製品であることを示す場合を例示する。また、納期に対し1~5の5つのカテゴリーが設定される場合を例示する。ここでは、納期のカテゴリーを示す数値が大きいほど納期が先(納期に余裕がある)ことを示す場合を例示する。
図2では、生産計画に12個の製品が含まれる場合を例示する。学習モデル作成用画像作成部112は、12個の製品のそれぞれの製造仕様(サイズ、材質、品質、納期)の値が、前述したカテゴリーのいずれに該当するのかを特定する。前述したように本実施形態では、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製造仕様のそれぞれを列に対応させ、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製品の生産順を行に対応させる。したがって、図2において、生産計画に含まれる12個の製品の製造仕様(サイズ、材質、品質、納期)を、学習モデル作成用計画表現元画像210の列に対応させる。また、当該生産計画に含まれる12個の製品の生産順を行に対応させる。
図2に示す例では、製品の生産順を、学習モデル作成用計画表現元画像210の行の上から順に、昇順で各画素に割り当てる。したがって、例えば、生産計画に含まれる12個の製品のうち最も早く生産される製品は、学習モデル作成用計画表現元画像210の1行目の画素に割り当てられる。本実施形態では、学習モデル作成用計画表現元画像210の行を識別する変数をvとし、学習モデル作成用計画表現元画像210は、v1行(=第1行)からvmax行(=第12行)まで存在するものとする。
また、図2に示す例では、サイズの6つのカテゴリー、材質の6つのカテゴリー、品質の5つのカテゴリー、納期の5つのカテゴリーを、学習モデル作成用計画表現元画像210の列の左から順に、各画素に割り当てる。したがって、例えば、製品の各製造仕様(サイズ、材質、品質、納期)の値が属するカテゴリーに対応する画素の画素値を、当該製造仕様と同一の製造仕様の他のカテゴリーに対応する画素の画素値と別の値にする。例えば、製品の各製造仕様(サイズ、材質、品質、納期)の値が属するカテゴリーに対応する画素の画素値を「1」とし、当該製造仕様と同一の製造仕様の他のカテゴリーの画素値を「0」とするビットパターンとする。図2では、画素値が「1」の画素を黒で示し、画素値が「0」の画素を白で示す(このことは、図3以降の各図でも同じであるものとする。これはone-hotエンコーディングに相当する。)。例えば、図2において、生産計画に含まれる12個の製品のうち最も早く生産される製品、材質、品質、納期のカテゴリーは、1行目に示されているように、それぞれ、5、C、4、5であることを示す。
本実施形態では、学習モデル作成用計画表現元画像210の列を識別する変数をhとし、製造仕様を識別する変数をmとする。ただし、納期には変数mを付与しないものとする。また、サイズ、材質、品質におけるmの値を、それぞれ、1、2、3とする。そして、図2に示すように、学習モデル作成用計画表現元画像210において、製造仕様mに対応する領域は、h1 m列からhmax m列まで存在するものとする。したがって、サイズ(m=1)に対応する領域は、h1 1列(=第1列)からhmax 1列(=第6列)まで存在する。また、材質(m=2)に対応する領域は、h1 2列(=第7列)からhmax 2列(=第12列)まで存在する。品質(m=3)に対応する領域は、h1 3列(=第13列)からhmax 3列(=第17列)まで存在する。なお、例えば、h1 1は、図2において、h1の1の上に1が付されている記号に対応する。このような表記の方法は、h1 1以外の記号についても同じであり、また、各図および各数式においても同じように表記するものとする。
本実施形態では、学習モデル作成用計画表現元画像210のうち、このようにして変数mが付与された部分を学習モデル作成用計画表現画像230とする(mの数をMとする)。なお、本実施形態では、納期に変数mを付与しない場合を例示するが、納期にも変数mを付与しても良い。このようにする場合、学習モデル作成用計画表現元画像210は、学習モデル作成用計画表現画像230と同じになる。
前述したように本実施形態では、良否判定データ220が、良い計画である確信度と、良くない計画である確信度と、を含み、「1」である場合に確信度が最も高いことを示し、「0」である場合に確信度が最も低いことを示す場合を例示する。教師データにおいては、学習モデル作成用製品データが良い計画によるものであるか良くない計画であるものであるかが特定されている。図2では、良い計画である確信度が「1」であり、良くない計画である確信度が「0」であることを、「良:1 否:0」と表記している。すなわち、図2に示す計画表現画像230の作成元の学習モデル作成用製品データは良い計画によるものであることを示す。
以下の説明では、入力層310に入力される計画表現画像により表現される計画が良い計画である確信度Y1を、必要に応じて、良計画に対する確信度Y1と称する。また、入力層310に入力される計画表現画像により表現される計画が良くない計画である確信度Y2を、必要に応じて、不良計画に対する確信度Y2と称する。
本実施形態では、学習モデル作成用画像作成部112は、以上のようにして学習モデル作成用計画表現元画像210および学習モデル作成用計画表現画像230を作成する。なお、学習モデル作成用計画表現元画像210および学習モデル作成用計画表現画像230は、図2に示すものに限定されない。例えば、学習モデル作成用計画表現元画像210および学習モデル作成用計画表現画像230の画素値を8ビットで表す場合、複数の製造仕様mのそれぞれの値を256階調の値のいずれかに分類しても良い。
また、本実施形態では、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製造仕様のそれぞれを列(横方向)に対応させ、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製品の生産順を行(縦方向)に対応させる場合を例示した。しかしながら、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製造仕様のそれぞれを行に対応させ、学習モデル作成用製品データに含まれる複数の製品の生産順を列に対応させても良い。
<学習モデル作成部113、記憶部114>
学習モデル作成部113は、学習モデル作成用計画表現画像230を用いた教師あり学習を行うことによって、計画表現画像を入力とし、計画の良否に対する確信度を出力とする学習モデルを作成して記憶部114に記憶する。前述したように本実施形態では、学習モデルがCNNである場合を例示する。
図3は、CNNの一例を概念的に示す図である。図2に示す例では、CNNは、入力層310と、畳み込み層320と、プーリング層330と、出力層340と、を備える。本実施形態では、CNNが、図3に示す構成である場合を例示する。しかしながら、CNNの構成は、図3に示す構成に限定されず、その他の公知のCNNの構成を採用しても良い。例えば、図3では、説明および表記を簡単にするため、畳み込み層320およびプーリング層330が1つである場合を例示するが、CNNは、畳み込み層320およびプーリング層330の組として複数の組を備えていても良い。また、本実施形態では、出力層340のニューロンとプーリング層330の各成分とが全結合される場合を例示し、CNNが全結合層を備えていない場合を例示するが、CNNは、全結合層を備えていても良い。
CNNでは入力層310に画像が入力される。本実施形態では、学習モデル作成用計画表現画像230が入力層310に入力される場合を例示する。
畳み込み層320では、画像に対して、カーネル(フィルタ)を用いた畳み込み演算が行われる。図4は、畳み込み演算の概要の一例を説明する図である。図4に示す例では、畳み込み演算では使用されるカーネルが、学習モデル作成用計画表現画像230の列に割り当てられた複数の項目(製造仕様m)のうちの1つの項目(製造仕様m)に対して個別に設定される場合を例示する。具体的に図4では、サイズに対してカーネル411が設定され、材質に対してカーネル412が設定され、品質に対してカーネル413が設定される場合を例示する。
ここで、学習モデル作成用計画表現画像230に含まれる複数の項目(製造仕様m)の数をMとする。図2に示す例では、M=3である。学習モデル作成用計画表現画像230において2以上M未満の項目(製造仕様m)に対して同一のカーネルを設定しても良い。図2に示す例では、例えば、サイズと材質に対して同一のカーネルを設定しても、サイズと品質に対して同一のカーネルを設定しても、材質と品質に対して同一のカーネルを設定しても、サイズと材質と品質に対して同一のカーネルを設定しても良い。
学習モデル作成用計画表現画像230において2以上M未満の項目(製造仕様m)に対して同一のカーネルを設定する場合、各項目(製造仕様m)に適用されるカーネルの数が1つになるようにしても、1つの項目(製造仕様m)に複数のカーネルが適用されるようにしても良い。図2に示す例では、例えば、サイズと材質に対して1つのカーネルを設定すると共に品質に対して別の1つのカーネルを設定しても、サイズと材質に対して1つのカーネルを設定すると共に品質と材質に対して別の1つのカーネルを設定しても良い。
以上のように学習モデル作成用計画表現画像230において2以上M未満の項目(製造仕様m)に対して同一のカーネルを設定する場合、以下の説明において、2以上M未満の項目(図2に示す例では、例えばサイズおよび材質)を1つの項目(製造仕様m)と見なせば良い。
また、図4では、1つの項目(製造仕様m)に対して設定されるカーネル411~413の、学習モデル作成用計画表現画像230において複数の製品の処理順(生産順)を対応させた行の長手方向(すなわち、行方向(横方向))における大きさが、学習モデル作成用計画表現画像230における当該1つの項目(製造仕様m)に対応する領域の当該方向における大きさと同じである場合を例示する。すなわち、図2を参照しながら例示したように、学習モデル作成用計画表現画像230では、複数の製品の生産順を行に対応させ、複数の項目(製造仕様m)を列に対応させる。したがって、サイズに対して設定されるカーネル411の行方向(横方向)の大きさは、学習モデル作成用計画表現画像230におけるサイズに対応する領域の行方向における大きさと同じになる。同様に、材質、品質に対して設定されるカーネル412、413の行方向(横方向)の大きさは、それぞれ、学習モデル作成用計画表現画像230における材質、品質に対応する領域の行方向における大きさと同じになる。
また、図4では、カーネル411~413の、学習モデル作成用計画表現画像230において複数の項目(製造仕様m)を対応させた列の長手方向(すなわち、列方向(縦方向))の大きさを、当該カーネル411~413が設定される項目(製造仕様m)に応じた大きさにする場合を例示する。
例えば、或る材質の製品の次に生産する製品の材質が特定の材質(例えば、図4において、材質Fの製品の次に生産する製品は材質C)であるのが好ましい場合がある。このような場合、或る材質の製品の次に生産する製品の材質が特定の材質であるような関係が多く含まれている生産計画が良い生産計画である。そこで、このような特徴が抽出され易くなるように、材質に対して設定されるカーネル412の列方向(縦方向)の大きさを小さくする。
また、例えば、高品質の製品と低品質の製品とが生産順で分散されていると、低品質の製品を生産する際に高品質の製品と同様の処理を行う必要が生じ、低品質の製品の生産コストが高くなる場合がある。このような場合、同じ品質の製品が連続して生産される生産計画が良い生産計画である。そこで、このような特徴が抽出され易くなるように、材質に対して設定されるカーネル413の列方向(縦方向)の大きさを大きくする。
また、例えば、生産順で隣接する製品のサイズが急激に変化すると製品の生産が容易でなくなる場合がある。すなわち、このような場合、サイズが段階的に(徐々に)変化するようにする生産計画が良い生産計画である。そこで、このような特徴が抽出されるように、サイズに対して設定されるカーネル411の列方向(縦方向)の大きさを中程度の大きさとする。
また、図4では、各項目(各製造仕様m)に対して設定されるカーネル411~413を、学習モデル作成用計画表現画像230における当該項目(製造仕様m)に対応する領域内でのみスライドさせる場合を例示する。具体的に図4では、カーネル411は、学習モデル作成用計画表現画像230におけるサイズに対応する領域内でのみスライドされる。同様に、カーネル412、413は、それぞれ、学習モデル作成用計画表現画像230における材質、品質に対応する領域内でのみスライドされる。より具体的に図4では、カーネル411~413をスライドさせる方向が、複数の項目(製造仕様m)に対応する列の方向(列方向(縦方向))のみとする場合を例示する(図4のカーネル411~413の下に示す白抜き矢印線を参照)。
ただし、必ずしも図4に示すようにカーネル411~413を設定する必要はない。例えば、1つの項目(製造仕様m)に対して設定されるカーネルの行方向の大きさは、学習モデル作成用計画表現画像230における当該1つの項目(製造仕様m)に対応する領域の行方向における大きさよりも小さくても良い。このようにする場合、当該1つの項目(製造仕様m)に対して設定されるカーネルは、例えば、学習モデル作成用計画表現画像230における当該項目(製造仕様m)に対応する領域内で、行方向(横方向)および列方向(縦方向)にスライドされる。
図5は、畳み込み演算の一例を詳細に説明する図である。
本実施形態では、学習モデル作成用計画表現画像230において、製品仕様mの第v行第h列の画素値をxv,h mと表記する。ここで、画素値xv,h mを表記する際に、hには、学習モデル作成用計画表現画像230においてカーネル411~413が適用される領域毎に数値が設定されるものとする。本実施形態では、学習モデル作成用計画表現画像230におけるサイズに対応する領域にカーネル411が設定される。したがって、例えば、画素値xv,h mを表記する際に、図2にサイズ(m=1)に対応する領域のh1 1列を示すhの数値は「1」となり、hmax 1列を示すhの数値は「6」となる。また、画素値xv,h mを表記する際に、材質(m=2)に対応する領域のh1 2列を示すhの数値は「1」となり、hmax 2列を示すhの数値は「6」となる。また、画素値xv,h mを表記する際に、品質(m=3)に対応する領域のh1 3列を示すhの数値は「1」となり、hmax 3列を示すhの数値は「5」となる。このようにして図5に示すxv,h mが学習モデル作成用計画表現画像230の画素値として定められる。また、カーネル411~413の重みをwl,s m_fcと表記する。ここで、m_fcは、製造仕様mについての畳み込み層320を識別する記号である。図3~図5に示す例では、1つの製造仕様mにそれぞれ1つの畳み込み層320が作成されるので、fc=1となる。1つの製造仕様mに複数の畳み込み層320が作成される場合には、fcは2以上の値をとり得る(なお、後述する数式ではfcの数をFcと表記している)。lは、畳み込み層320を構成する特徴マップの要素の位置であって、入力層310に入力される画像の列方向(縦方向)に対応する方向の要素の位置を識別する番号(行番号)であり、sは、畳み込み層320を構成する特徴マップの要素の位置であって、入力層310に入力される画像の行方向(横方向)に対応する方向の要素の位置を識別する番号(列番号)である。また、カーネル411~413の列方向(縦方向)の要素の数をkr mと表記し、カーネル411~413の行方向(横方向)の要素の数をkc mと表記する。
そうすると、畳み込み層320における畳み込み演算では、以下の(1)式の計算が行われ、ul,s m_fcが算出される。
図6は、畳み込み層320およびプーリング層330における処理の一例を説明する図である。図6では、表記の都合上、学習モデル作成用計画表現画像230におけるサイズ(m=1)の領域のみの処理について説明する。また、図6では、図2に示す学習モデル作成用計画表現画像230に対して、図4および図5に示すようにしてカーネル411~413が設定される場合の処理を例示する。図4および図5に示すようにカーネル411~413を設定する場合、kc m=hmax mとなるので、hmax m-kc m+1=1となる。この場合、図6に示すように、学習モデル作成用計画表現画像230における1つの製造仕様mに対応する領域の画像は、畳み込み層320における畳み込み演算により、1列の画像になる。図3では、学習モデル作成用計画表現画像230におけるサイズ(m=1)の領域にカーネル411が適用された結果、畳み込み演算の計算値u1,1 1_1が、特徴マップの要素321に格納されることをグレーで示す。同様に、学習モデル作成用計画表現画像230における材質(m=2)の領域にカーネル412が適用された結果、畳み込み演算の計算値u1,1 2_1が、特徴マップの要素322に格納されることをグレーで示し、学習モデル作成用計画表現画像230における品質(m=3)の領域にカーネル413が適用された結果、畳み込み演算の計算値u1,1 3_1が、特徴マップの要素323に格納されることをグレーで示す。
また、(1)式においてdl+q-1は、図2に示すdvに対応する。図2に示す例では、vは1~12の値をとるので、図5においては、dvをd1~d12と表記する。dv(d1~d12)は、図2に示す納期のカテゴリーの値である。前述したように納期のカテゴリーの値が大きいほど納期が先である(言い換えると、納期のカテゴリーの値が小さいほど納期が迫っている)。図2において、例えば、生産順が「6」の製品の納期のカテゴリーの値は「1」であるのに対し、生産順が「1」~「5」の製品の納期のカテゴリーの値は「4」または「5」である。すなわち、図2に示す例では、納期が先の製品を納期が迫っている製品よりも先に生産する製品が含まれる生産計画に基づいて学習モデル作成用計画表現画像230が作成されていることになる。そこで、本実施形態では、このように納期が迫っている製品よりも先に生産する製品は、製造仕様mの観点から重要度が高い製品であるとし、学習モデル作成用計画表現画像230において、当該製品に対応する画素値に対する重みを大きくする。このように本実施形態では(1)式に示すように、カーネル411~413に設定されている重みwp,q mに対してdl+q-1を乗算することにより、学習モデル作成用計画表現画像230の画素値xv,h m((1)式のxl+q-1,s+r-1 m)に対する重みを、当該画素値に対応する製品の納期に応じた値にする。
なお、畳み込み演算においては、例えば、(1)式の右辺にバイアス(閾値)が加算されるが、バイアス(閾値)自体はCNNについての公知の技術で実現される。したがって、ここでは、バイアス(閾値)についての表記および詳細な説明を省略する。
そして、畳み込み層320において、以上のようにして得られる畳み込み演算の計算値ul,s m_fcを、以下の(2)式に示すように、活性化関数σc(u)のuに与えることにより、畳み込み層320の計算値cl,s m_fcが算出される。
図6に示す例では、畳み込み演算の計算値u1,1 1_1,・・・,u8,1 1_1から、それぞれ、畳み込み層320の計算値c1,1 1_1,・・・,c8,1 1_1が算出されることを示す。図3において、特徴マップの要素321、322、323には、それぞれ、u1,1 1_1、u1,1 2_1、u1,1 3_1を活性化関数σc(u)に与えることにより算出されたc1,1 1_1、c1,1 2_1、c1,1 3_1が格納される。同様に、図3に示す特徴マップの要素324、325、326には、それぞれ、u2,1 1_1、u2,1 2_1、u2,1 3_1を活性化関数σc(u)に与えることにより算出されたc2,1 1_1、c2,1 2_1、c2,1 3_1が格納される。なお、活性化関数σc(u)としては、例えば、シグモイド関数等、CNNで用いられる公知の関数を用いれば良い。
以上のようにして畳み込み層320における処理が実行される。プーリング層330および出力層340における処理は、公知のCNNにおける処理と同じ処理で実現される。図3では、学習モデル作成用計画表現画像230のサイズ(m=1)の領域に対する畳み込み層320の計算値cl,s 1_fcを格納する特徴マップの2つの要素321、324を圧縮(ダウンサンプリング)してプーリング層330の出力表(圧縮された特徴マップの要素)331に格納することをグレーで示す(図6の特徴マップの要素321、324、331も参照)。同様に、学習モデル作成用計画表現画像230の材質(m=2)の領域に対する畳み込み層320の計算値cl,s 2_fcを格納する特徴マップ2つの要素322、325を圧縮してプーリング層330の出力表332に格納することをグレーで示し、学習モデル作成用計画表現画像230の品質(m=3)の領域に対する畳み込み層320の計算値cl,s 3_fcを格納する特徴マップの2つの要素323、326を圧縮してプーリング層330の出力表333に格納することをグレーで示す。特徴マップの複数の要素の圧縮は、例えば、当該複数の要素に格納される値の最大値または平均値を算出することにより実現される。
本実施形態では、このようにして算出されるプーリング層330の計算値をpi,j m_fpと表記する。iは、プーリング層330の出力表の位置であって、入力層310に入力される画像の列方向(縦方向)に対応する方向の位置を識別する番号(行番号)であり、jは、プーリング層330の出力表の位置であって、入力層310に入力される画像の行方向(横方向)に対応する方向の位置を識別する番号(列番号)である。m_fpは、製造仕様mについてのプーリング層330を識別する記号である。本実施形態では、1つの製造仕様mにそれぞれ1つのプーリング層330が作成されるので、fp=1となる。1つの製造仕様mに複数のプーリング層330が作成される場合には、fpは2以上の値をとり得る(なお、後述する数式ではfpの数をFpと表記している)。図6では、学習モデル作成用計画表現画像230のサイズ(m=1)の領域に対する畳み込み層320の計算値cl,s 1_fcを格納する特徴マップの2つの要素毎に当該計算値c1,1 1_1~c2,1 1_1、c3,1 1_1~c4,1 1_1、c5,1 1_1~c6,1 1_1、c7,1 1_1~c8,1 1_1を圧縮して、サイズ(m=1)、fp=1についてのプーリング層330の出力表331、334、335、336に格納される計算値p1,1 1_1、p2,1 1_1、p3,1 1_1、p4,1 1_1がプーリング層330の各成分としてそれぞれ算出されることを示す。
学習モデル作成部113は、以上のような畳み込み層320における処理が行われるCNNを、学習モデル作成用画像作成部112により作成された学習モデル作成用計画表現画像230および良否判定データ220を用いた教師あり学習を行うことにより作成して記憶部114に記憶する。具体的に図3に示すCNNの構成例では、学習モデル作成部113は、CNNの学習パラメータとして、畳み込み層320における重みwおよびバイアス(閾値)と、プーリング層330および出力層340を全結合する際に使用される重みwおよびバイアス(閾値)とを含むパラメータを算出する。CNNの学習の手法は、例えば誤差逆伝搬法を用いる手法等、公知の手法により実現されるので、CNNの学習の手法の詳細な説明を省略する。
[計画作成装置120]
計画作成装置120は、学習モデル作成装置110で作成された学習済みの学習モデルを用いて、生産計画または物流計画を作成する。前述したように本実施形態では、学習モデル作成装置110が、鋼板等の製品を生産する際の生産計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する場合を例示する。したがって、本実施形態では、計画作成装置120が生産計画を作成する場合を例示する。
計画作成装置120は、計画作成用製品データ取得部121と、計画作成用画像作成部122と、確信度算出部123と、計画表現画像修正部124と、計画作成部125と、を備える。
図7は、計画作成装置120における計画の作成方法の概要の一例を示す図である。
図7において、学習モデル作成装置110により作成されたCNNに対して、教師データに含まれる学習モデル作成用計画表現画像230とは異なる計画表現画像を入力する。そうすると、出力層340から、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2がそれぞれ出力される。計画作成装置120は、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2の、それぞれの目標値に対する誤差である確信度誤差を算出する。前述したように本実施形態では、確信度が「1」である場合に確信度が最も高いことを示し、確信度が「0」である場合に確信度が最も低いことを示すものとする。したがって、本実施形態では、良計画に対する確信度Y1の目標値が「1」であり、不良計画に対する確信度Y2の目標値が「0」である場合を例示する。
計画作成装置120は、良計画に対する確信度Y1の目標値に対する誤差である良計画確信度誤差と、不良計画に対する確信度Y2の目標値に対する誤差である不良計画確信度誤差と、に基づいて、CNNに入力した計画表現画像を修正する。計画作成装置120は、このような計画表現画像の修正を、計算終了条件を満たすまで繰り返し実行する。計算終了条件として、例えば、確信度誤差が閾値以下になるという条件と、計算表現画像の前回値との差が所定値以下になるという条件と、繰り返し計算の回数が所定値であるという条件と、のうちいずれかが採用される。
<計画作成用製品データ取得部121>
計画作成用製品データ取得部121は、教師データ取得部111により取得された教師データに含まれる学習モデル作成用製品データとは異なる製品データである計画作成用製品データを取得する。計画作成用製品データは、学習モデル作成用製品データと同様に、或る1つの生産計画に含まれる各製品の、仕様を含む複数の項目の値と、当該製品の当該生産計画における生産順と、を有する。学習モデル作成装置110(教師データ取得部111)が取得する教師データに含まれる製品データ(学習モデル作成用製品データ)と区別するために、計画作成用製品データ取得部121が取得する製品データを、必要に応じて計画作成用製品データと称する。計画作成用製品データは、修正対象の生産計画に含まれる各製品の、仕様を含む複数の項目(製造仕様m)の値と、当該製品の当該生産計画における生産順と、を有する。なお、計画作成装置120は、良否判定データ220を取得する必要はない。また、計画作成用製品データ取得部121が取得する学習モデル作成用製品データは、1つで良い(すなわち、計画作成用製品データ取得部121が取得する学習モデル作成用製品データは、1つの生産計画における製品データで良い)。
<計画作成用画像作成部122>
計画作成用画像作成部122は、計画作成用製品データ取得部121により取得された計画作成用製品データに基づいて、計画作成用計画表現元画像および計画作成用計画表現画像を作成する。計画作成用計画表現元画像および計画作成用計画表現画像を作成する方法は、学習モデル作成用計画表現元画像210および学習モデル作成用計画表現画像230を作成する方法と同じである。そこで、以下の説明では、学習モデル作成装置110(学習モデル作成用画像作成部112)が作成する計画表現元画像(学習モデル作成用計画表現画像230)と区別するために、計画作成用画像作成部122が作成する計画表現画像を、必要に応じて、計画作成用計画表現画像と称する。また、計画作成装置120では、学習モデル作成装置110で作成されたCNNを用いる。そこで、以下では、必要に応じて数式を含め、図2~図6を参照しながら説明した記号と同じ記号を付して説明を行う。また、説明の都合上、計画作成用計画表現画像が図2等に示す画像であるとし、計画作成用計画表現画像についても必要に応じて符号230を付して説明する。
<確信度算出部123>
確信度算出部123は、記憶部114に記憶された学習モデル(CNNの入力層310)に、計画作成用画像作成部122により作成された計画作成用計画表現画像230を入力することにより、当該計画作成用計画表現画像230により表される生産計画の良否に対する確信度を算出する。本実施形態では、確信度算出部123が、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2を算出する場合を例示する。
<計画表現画像修正部124>
計画表現画像修正部124は、確信度算出部123により算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)に基づいて、確信度算出部123により学習モデル(CNN)の入力層310に入力された計画作成用計画表現画像230を修正する。本実施形態では、計画表現画像修正部124が、評価値算出部124aと、誤差偏微分値算出部124bと、修正部124cと、判定部124dと、を有する場合を例示する。
<<評価値算出部124a>>
評価値算出部124aは、確信度算出部123により算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)に基づいて、評価関数Eの値を算出する。評価関数Eは、確信度の目標値に対する誤差である確信度誤差を(関数を定めるパラメータとして)含む。前述したように本実施形態では、確信度誤差として、良計画に対する確信度Y1の目標値1に対する誤差である良計画確信度誤差と、不良計画に対する確信度Y2の目標値0に対する誤差である不良計画確信度誤差と、を用いる場合を例示し、評価関数Eが以下の(3)式である場合を例示する。
(3)式において、(1-Y1)が、良計画確信度誤差を表し、(0-Y2)が、不良計画誤差確信度を表す。したがって、良計画確信度誤差(1-Y1)および不良計画確信度誤差(0-Y2)の絶対値が小さいほど、評価関数Eの値は小さくなる。本実施形態では、評価関数Eの値が小さくなるように、学習モデル(CNN)の入力層310に入力された計画作成用計画表現画像230を修正する場合を例示する。なお、評価関数Eの値が大きくなるように、学習モデル(CNN)の入力層310に入力された計画作成用計画表現画像230を修正しても良い。このようにする場合、例えば、(3)式の右辺全体に(-1)を乗算した関数を評価関数Eとして用いれば良い。なお、本実施形態では、後述する(17)式で評価関数Eの値を使用する場合があるため、評価値算出部124aで評価関数Eの値を算出する場合を例示する。しかしながら、本実施形態では、計画作成用計画表現画像230を修正するための計算に評価関数Eの値自体は使用されない。したがって、例えば後述する(17)式を使用しない場合には、計画表現画像修正部124は、評価値算出部124aを有していなくても良い。
<<誤差偏微分値算出部124b>>
誤差偏微分値算出部124bは、確信度算出部123により算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を用いて、誤差偏微分値∂E/∂xv,h mを算出する。誤差偏微分値∂E/∂xv,h mは、評価関数Eの値を、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで偏微分した値である。なお、前述したように本実施形態では、確信度算出部123により算出される確信度が、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2であり、確信度誤差が、良計画確信度誤差(1-Y1)および不良計画確信度誤差(0-Y2)である場合を例示する。本実施形態では、誤差偏微分値算出部124bが、第1部分偏微分値算出部124b1と、第2部分偏微分値算出部124b2と、部分偏微分値合成部124b3と、を有する場合を例示する。
<<<第1部分偏微分値算出部124b1>>>
第1部分偏微分値算出部124b1は、確信度算出部123により算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)と、出力層340に入力される計算値uk 0とを用いて、評価関数Eの値を出力層340に入力される計算値uk 0で偏微分した値である第1部分偏微分値∂E/uk 0を算出する。
本実施形態では、畳み込み層320における処理においては、前述した(1)式および(2)式が用いられる。
以下に、プーリング層330、および出力層340における処理で行われる計算の一例を説明する。
まず、本実施形態では、CNNが全結合層を備えない場合を例示する。そこで、本実施形態では、プーリング層330において、以下の(4a)式または(4b)式により、プーリング層330の計算値(成分)pi,j m_fpが算出され、出力層340のニューロンとプーリング層330の各成分とが全結合した場合を例示する。なお、ここでは、表記の都合上、畳み込み層320を構成する特徴マップの2×2の要素を1つの要素に圧縮する場合を例示する。(4a)式の計算が行われる場合、プーリング層330は、いわゆるマックスプーリング層である。(4b)式の計算が行われる場合、プーリング層330は、いわゆるアベレージプーリング層である。
次に、本実施形態では、以下の(5)式により、プーリング層330の各出力表に格納される計算値pi,j m_fp(プーリング層330の各成分)の重み付きの線形和uk 0が、出力層340に入力される計算値uk 0として算出される場合を例示する。kは、出力層340におけるニューロンを識別するためのパラメータであり、1以上、出力層340におけるニューロンの数(出力層340から出力される計算値の数)以下の値を示す(以下の説明では、kを、必要に応じて出力層340のニューロン識別パラメータkと称する)。本実施形態では、出力層340から、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2が出力されるので、出力層340のニューロン識別パラメータkとして「1」および「2」が設定される(すなわち、uk 0は、以下の(5)式のように、u1 0およびu2 0になる)。
ここで、Jmは、プーリング層330の出力表の数であって、入力層310に入力される画像の行方向(横方向)に対応する方向の数(列数)を示す。Imは、プーリング層330の出力表の数であって、入力層310に入力される画像の列方向(縦方向)に対応する方向の数(行数)を示す。また、wi,j_k m_fpは、出力層340のニューロンとプーリング層330の各出力表に格納される計算値(プーリング層330の各成分)pi,j m_fpとが全結合される際に使用される重みである。前述したように本実施形態では、出力層340のニューロンを識別するパラメータkとして「1」および「2」が設定される(すなわち、wi,j_k m_fpは、(5)式のようにwi,j_1 m_fpおよびwi,j_2 m_fpになる)。なお、実際には(5)式の右辺にバイアス(閾値)が加算されるが、バイアス(閾値)自体はCNNについての公知の技術で実現される。したがって、ここでは、バイアス(閾値)についての表記および詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態では、出力層340において、以下の(6)式により、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2が算出される場合を例示する。
ここで、σ0(u)は、活性化関数を表す。なお、畳み込み層320で使用される活性化関数σc(u)と同様に、出力層340で使用される活性化関数σ0(u)も、例えば、シグモイド関数等、CNNで用いられる公知の関数を用いれば良い。
本実施形態では、以上の計算が、畳み込み層320、プーリング層330、および出力層340で行われる場合を例示して、第1部分偏微分値算出部124b1および第2部分偏微分値算出部124b2における処理の一例を説明する。したがって、確信度算出部123は、修正対象の計画作成用計画表現画像230(画素値xv,h m)を入力層310に入力することにより、以下の計算値を算出している。すなわち、確信度算出部123は、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを用いて畳み込み層320における畳み込み演算の計算値ul,s m_fcを算出することと、畳み込み演算の計算値ul,s m_fcを用いて畳み込み層320の計算値cl,s m_fcを算出することと、畳み込み層320の計算値cl,s 3_fcを用いてプーリング層330の計算値(成分)pi,j m_fpを算出することと、プーリング層330の各計算値(各成分)pi,j m_fpの重み付きの線形和を出力層340に入力される計算値uk 0として算出することと、当該計算値uk 0を用いて出力層340から出力される計算値Y1、Y2(出力層340の出力値)を算出することと、をこの順で順次行っている。
計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで評価関数Eの値を偏微分した値∂E/∂xv,h mは、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mの変化量に対する、評価関数Eの変化量を表す。∂E/∂xv,h mが「0」となるxv,h mが、評価関数Eの値が最小になるxv,h mを表す。したがって、∂E/∂xv,h mに応じてxv,h mを修正すれば、評価関数Eの値が小さくなるように、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを修正することができる。すなわち、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mの修正量を、∂E/∂xv,h mに基づいて定めることができる。∂E/∂xv,h mは、連鎖律により、以下の(7)式で表される。つまり、評価関数Eに基づいて、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを修正するための修正勾配となる∂E/∂xv,h mは、∂E/uk 0と∂uk 0/∂xv,h m(k=1、2)の2つの微分係数の積により表すことができる。そこで、前者の∂E/uk 0を第1部分偏微分値算出部124b1により、後者の∂uk 0/∂xv,h mを第2部分偏微分値算出部124b2により算出する。
(7)式の右辺の∂E/∂u1 0、∂E/∂u2 0は、以下の(8)式のように表される。
ここで、{σ0(u1 0)}'は、σ0(u1 0)をu1 0で微分した値であることを示し、{σ0(u2 0)}'は、σ0(u2 0)をu2 0で微分した値であることを示す。なお、このような表記('を微分演算子として表現すること)は、その他の式においても同じである。また、前述したようにu1 0、u2 0は、プーリング層330から出力層340へ入力される、プーリング層330の各出力表に格納される計算値pi,j m_fp(プーリング層330の各成分)の重み付きの線形和の計算値である。
前述したように(8)式の右辺のY1、Y2、u1 0、u2 0は、修正対象の計画作成用計画表現画像230(の画素値xv,h m)を入力層310に入力することにより確信度算出部123により計算されている。また、活性化関数σ0の関数形は、予め定められている。したがって、第1部分偏微分値算出部124b1は、(8)式より、第1部分偏微分値∂E/u1 0、∂E/u2 0を算出することができる。
<<<第2部分偏微分値算出部124b2>>>
第2部分偏微分値算出部124b2は、確信度算出部123により計画作成用計画表現画像230を入力層310に入力することにより学習済みCNNで行われる計算の結果を用いて、出力層340に入力される計算値uk 0(プーリング層330から出力層340へ入力される、プーリング層330の各成分の重み付きの線形和uk 0)を計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで偏微分した値である第2部分偏微分値∂uk 0/∂xv,h mを算出する。
本実施形態では、第2部分偏微分値算出部124b2が、確信度算出部123により計画作成用計画表現画像230を入力層310に入力することによりCNNの下流側(出力層340側)で行われる計算である第1計算よりも前にCNNの上流側(入力層310側)で行われる計算である第2計算による計算値を計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで偏微分した値∂ul,s m_fc/∂xv,h m、∂cl,s m_f/∂xv,h m、∂pi,j m_fp/∂xv,h mを用いて、当該第1計算による計算値cl,s m_fc、pi,j m_fp、uk 0を計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで偏微分した値∂cl,s m_fc/∂xv,h m、∂pi,j m_fp/∂xv,h m、∂uk 0/∂xv,h mを算出することを、この順で順次行うことを含む計算を行うことにより、第2部分偏微分値∂uk 0/∂xv,h mを算出する場合を例示する。すなわち、∂ul,s m_fc/∂xv,h mを用いて∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出し、算出した∂cl,s m_f/∂xv,h mを用いて∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出し、算出した∂pi,j m_fp/∂xv,h mを用いて∂uk 0/∂xv,h mを算出する場合を例示する。この計算は、∂uk 0/∂xv,h mが算出されるまで(すなわち、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mで偏微分する第1計算による計算値cl,s m_fc、pi,j m_fp、uk 0が、出力層340に入力される計算値uk 0になるまで)、当該画素値xv,h mで偏微分する第1計算による計算値cl,s m_fc、pi,j m_fp、uk 0が算出されるCNNの位置を入力層310側から出力層340側に向けて変更することにより行われる。
前述したように、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを、(7)式に示す∂E/∂xv,h mに応じて修正すれば、評価関数Eの値が小さくなるように、計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを修正することができる。(7)式の右辺の∂E/u1 0、∂E/u2 0(第1部分偏微分値)は、第1部分偏微分値算出部124b1により算出される。したがって、第2部分偏微分値算出部124b2は、(7)式の右辺の∂uk 0/∂xv,h mを第2部分偏微分値∂uk 0/∂xv,h mとして算出する。
前述したように、確信度算出部123によって修正対象の計画作成用計画表現画像230(画素値xv,h m)が入力層310に入力されることにより、ul,s m_fc、cl,s m_fc、pi,j m_fp、uk 0がこの順で順次算出されている。本実施形態では、第2部分偏微分値算出部124b2が、これらの値を用いて、以下のようにして、∂ul,s m_fc/∂xv,h m、∂cl,s m_fc/∂xv,h m、∂pi,j m_fp/∂xv,h m、∂uk 0/∂xv,h mをこの順で順次算出する場合を例示する。
まず、∂ul,s m_fc/∂xv,h mは、(1)式を変形した以下の(9)式より、以下の(10)式のように表される。
第2部分偏微分値算出部124b2は、(10)式により、∂ul,s m_fc/∂xv,h mを算出する。ここで、畳み込み層320における畳み込み演算で使用されるカーネル411~413の重みwl,s m_fc(wv-q+1,h-r+1 m_fc)は、学習モデル作成装置110(学習モデル作成部113)で算出されている。したがって、(10)式により、∂ul,s m_fc/∂xv,h mを算出することができる。
次に、∂cl,s m_fc/∂xv,h mは、cl,s m_fc=σc(ul,s m_fc)(σc(*)は畳み込み層の活性化関数)により、以下の(11)式のように表される。
第2部分偏微分値算出部124b2は、(11)式により、∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出する。ここで、畳み込み層320における畳み込み演算の計算値ul,s m_fcは、修正対象の計画作成用計画表現画像230(画素値xv,h m)を入力層310に入力することにより確信度算出部123で算出されている。また、活性化関数σcの関数形は、予め定められており、その微分係数を算出することができる。したがって、{σc(ul,s m_fc)}'が計算でき、(10)式と合わせ(11)式により、∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出することができる。
次に、∂pi,j m_fp/∂xv,h mは、(4b)式より、以下の(12)式で表される。ただし、ここでは、畳み込み層320を構成する特徴マップの2×2の要素((2i-1,2j-1)、(2i,2j-1)、(2i-1,2j)、(2i,2j)の要素)を、プーリング層330の(i,j)の出力表に圧縮する場合を例示する。
第2部分偏微分値算出部124b2は、(12)式により、∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出する。ここで、畳み込み層320の計算値cl,s m_fcは、修正対象の計画作成用計画表現画像230(画素値xv,h m)を入力層310に入力することにより確信度算出部123で算出されている。また、pi,j m_fp(*)の関数形は、予め定められており、その微分係数を算出することができる。したがって、{pi,j m_fp(cl,s m_fc)}'が計算でき、(11)式と合わせ(12)式により、∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出することができる。
なお、プーリング層330の計算値pi,j m_fpが(4a)式により算出される場合、∂pi,j m_fp/∂xv,h mは、以下の(13)式により算出される。
最後に、∂uk 0/∂xv,h mは、(5)式を出力層340のニューロン識別パラメータkで表した以下の(14)式より、以下の(15)式で表される。
第2部分偏微分値算出部124b2は、(15)式により、∂uk 0/∂xv,h m(k=1,2)を算出する。ここで、出力層340のニューロンとプーリング層330の各出力表に格納される計算値(プーリング層330の各成分)pi,j m_fpとを全結合する際に使用される重みwi,j m_fpは、学習モデル作成装置110(学習モデル作成部113)で算出されている。したがって、(12)式と合わせ(14)式により、∂uk 0/∂xv,h mを算出することができる。
以上のように本実施形態では、第2部分偏微分値算出部124b2が、wv-q+1,h-r+1 m_fcを用いて(10)式により∂ul,s m_fc/∂xv,h mを算出し、その∂ul,s m_fc/∂xv,h mおよびul,s m_fcを用いて(11)式により∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出し、その∂cl,s m_f/∂xv,h mおよびcl,s m_fcを用いて(12)式または(13)式により∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出し、その∂pi,j m_fp/∂xv,h mおよびwi,j m_fp用いて(15)式により第2部分偏微分値である∂uk 0/∂xv,h m(k=1、2)を算出する場合を例示する。
すなわち、∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出する際には、cl,s m_fcの算出(第1計算)よりもCNNの上流側(入力層310側)で計算されるul,s m_fcの算出(第2計算)による計算値ul,s m_fcをxv,h mで偏微分した値∂ul,s m_fc/∂xv,h mが用いられる((11)式を参照)。∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出する際には、pi,j m_fpの算出(第1計算)よりもCNNの上流側で計算されるcl,s m_fcの算出(第2計算)による計算値cl,s m_fcをxv,h mで偏微分した値∂cl,s m_fc/∂xv,h mが用いられる((12)式または(13)式を参照)。∂uk 0/∂xv,h mを算出する際には、uk 0の算出(第1計算)よりもCNNの上流側で計算されるpi,j m_fpの算出(第2計算)による計算値pi,j m_fpをxv,h mで偏微分した値∂pi,j m_fp/∂xv,h mが用いられる((15)式を参照)。
以上のように本実施形態では、確信度算出部123によりCNNの入力層310に入力された計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mを修正した場合の各層における計算値ul,s m_fc、cl,s m_fc、pi,j m_fpの変化量を、CNNの入力層310側から出力層340側に向けて伝播させることにより、xv,h mを修正した場合のuk 0の変化量∂uk 0/∂xv,h mが算出される。
<<<部分偏微分値合成部124b3>>>
以上のように第1部分偏微分値算出部124b1により(7)式の右辺の∂E/u1 0、∂E/u2 0(第1部分偏微分値)が算出され、第2部分偏微分値算出部124b2により(7)式の右辺の∂u1 0/∂xv,h m、∂u2 0/∂xv,h mが算出される。部分偏微分値合成部124b3は、第1部分偏微分値∂E/u1 0、∂E/u2 0と、第2部分偏微分値∂u1 0/∂xv,h m、∂u2 0/∂xv,h mと、を用いて(7)式により、誤差偏微分値∂E/∂xv,h m(v=1,2,・・・,vmax、h=1,2,・・・,hmax m)を算出する。
<<修正部124c>>
修正部124cは、誤差偏微分値算出部124b(部分偏微分値合成部124b3)により算出された誤差偏微分値∂E/∂xv,h mを用いて、学習モデルに入力された計画作成用計画表現画像230を修正する。本実施形態では、修正部124cが、以下の(16)式により、当該誤差偏微分値∂E/∂xv,h mの算出元の計画作成用計画表現画像230(修正対象の計画作成用計画表現画像230(の画素値xv,h m))を修正する場合を例示する。
ここで、(R)、(R-1)は、計画作成用計画表現画像230の修正の繰り返し計算の繰り返し回数を示す(Rは1以上の整数である)。また、ηは、学習係数(1回の繰り返し計算における画素値xv,h mの修正幅を定めるパラメータ)である。学習係数ηの絶対値が大きいほど、計算負荷は低くなるが計算精度(画素値xv,h mの分解能)も低くなる。逆に、学習係数ηの絶対値が小さいほど、計算精度(画素値xv,h mの分解能)は高くなるが、計算負荷も高くなる。学習係数ηは、このような観点から予め設定される。ただし、学習係数ηは、修正後の画素値xv,h m(R)が、画素値xv,h mとしてとり得る範囲になるように定められるようにする。
<<判定部124d>>
判定部124dは、計画作成用計画表現画像230を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たすか否かを判定する。計算終了条件は、特に限定されないが、本実施形態では、判定部124dが、修正部124cにより修正された計画作成用計画表現画像230に基づく計算終了条件を満たすか否かを判定する場合を例示する。例えば、判定部124dは、以下の(17)式のように、評価関数Eの値が閾値ε1以下である場合に、計算終了条件を満たすと判定し、そうでない場合に、計算終了条件を満たさないと判定する。また、判定部124dは、例えば、以下の(18)式のように、繰り返し回数がRのときの計画作成用計画表現画像230(修正部124cにより修正された最新の計画作成用計画表現画像230)の画素値xv,h m(R)と、繰り返し回数がR-1のときの計画作成用計画表現画像230(修正部124cにより1回前に修正された計画作成用計画表現画像230)の画素値xv,h m(R-1)との差の絶対値の最大値が閾値ε2以下である場合に、計算終了条件を満たすと判定し、そうでない場合に、計算終了条件を満たさないと判定しても良い。また、前述したように、計算終了条件として、繰り返し計算の回数が所定値であるという条件を採用しても良い。
確信度算出部123は、判定部124dにより、計算終了条件を満たさないと判定された場合、修正部124cにより修正された最新の計画作成用計画表現画像230を新たな修正対象の計画作成用計画表現画像230として、入力層310に入力する。そして、確信度算出部123および計画表現画像修正部124は、前述した処理を再び行う。確信度算出部123および計画表現画像修正部124は、このような処理を、計算終了条件を満たすまで繰り返し実行する。
そして、計画表現画像修正部124は、判定部124dにより、計算終了条件を満たすと判定された場合、修正部124cにより修正された最新の計画作成用計画表現画像230を、最終的な修正後の計画作成用計画表現画像230として決定する。
<計画作成部125>
計画作成部125は、計画表現画像修正部124により修正された計画作成用計画表現画像230が、計画作成用計画表現画像230を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たす場合に、当該修正された計画作成用計画表現画像230に基づく生産計画を作成する。以下の説明では、当該計画作成用計画表現画像230を、必要に応じて、最終修正後の計画作成用計画表現画像230と称する。
本実施形態では、最終修正後の計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mは、(16)式の計算により、「0」および「1」以外の値をとり得る。そこで、計画作成部125は、最終修正後の計画作成用計画表現画像230の画素値xv,h mの最大値を「1」に変換し、それ以外を「0」に変換することを、製造仕様m毎に個別に行う。以下の説明では、このようにして画素値xv,h mが変換された最終修正後の計画作成用計画表現画像230を、必要に応じて、最適な計画作成用計画表現画像230と称する。例えば、最適な計画作成用計画表現画像230が、図4に示すものであると仮定する。そうすると、図4において、画素値が「1」であることを示す黒の領域により、どのような製造仕様m(サイズ、材質、品質)の製品をどのような生産順で製造すればよいのかが特定される。本実施形態では、計画作成装置120は、最適な計画作成用計画表現画像230を生産計画として作成する。
実際に製品を生産する際に、生産計画は、例えば以下のようにして利用される。
まず、計画作成部125は、例えば、生産が必要な複数の製品のそれぞれについての製造仕様mを示すデータを入力する。そして、計画作成部125は、最適な計画作成用計画表現画像230において全ての製造仕様mの値が「1」の画素値の画素(黒の画素)に対応する値となる製品を特定することを、入力したデータに含まれる全ての製品のそれぞれについて実行する。これにより、入力したデータに含まれる全ての製品の生産順が決定される。計画作成部125は、このようにして決定した製品の生産順を含む情報を、生産計画を示す情報として出力する。出力の形態として、例えば、コンピュータディスプレイへの表示、計画作成装置120の内部または外部の記憶装置への記憶、および外部装置への送信のうち、少なくとも1つが採用される。
また、計画作成部125は、最適な計画作成用計画表現画像230を出力し、計画作成者に提示しても良い。このようにする場合、計画作成者が、最適な計画作成用計画表現画像230において全ての製造仕様mの値が「1」の画素値の画素(黒の画素)に対応する値となる製品を特定することを、生産が必要な複数の製品のそれぞれについて行うことにより、各製品の生産順を決定する。このようにする場合、計画作成装置120は、このようにして決定された各製品の製造仕様m、納期、生産順を含む情報を入力して記憶しても良い。
[フローチャート]
次に、図8のフローチャートを参照しながら、本実施形態の学習モデル作成装置110を用いて行われる学習モデル作成方法の一例を説明する。
まず、ステップS801において、教師データ取得部111は、教師データを取得する。教師データには、学習モデル作成用製品データと良否判定データ220とが含まれる。学習モデル作成用製品データには、或る1つの生産計画に含まれる各製品の製造仕様mの値と、当該製品の当該生産計画における生産順と、が含まれる。良否判定データ220には、良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2として「1」または「0」を示すデータが含まれる。
次に、ステップS802において、学習モデル作成用画像作成部112は、ステップS801で教師データに含まれる学習モデル作成用製品データに基づいて、学習モデル作成用計画表現画像230を作成する。
次に、ステップS803において、学習モデル作成部113は、ステップS802で作成された学習モデル作成用計画表現画像230を用いた教師あり学習を行うことによって、計画表現画像を入力とし、計画の良否に対する確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を出力とする学習モデル(CNN)を作成する。
次に、ステップS804において、学習モデル作成部113は、ステップS803で作成した学習モデル(CNN)の情報を記憶部114に記憶する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、本実施形態の計画作成装置120を用いて行われる計画作成方法の一例を説明する。図9のフローチャートは、図8のフローチャートにより記憶部114に学習モデル(CNN)の情報が記憶された後に実行される。
まず、ステップS901において、計画作成用製品データ取得部121は、計画作成用製品データを取得する。計画作成用製品データには、学習モデル作成用製品データと同様に、或る1つの生産計画に含まれる各製品の製造仕様mの値と、当該製品の当該生産計画における生産順と、が含まれる。
次に、ステップS902において、計画作成用画像作成部122は、ステップS901で取得された計画作成用製品データに基づいて、計画作成用計画表現画像230を作成する。
次に、ステップS903において、確信度算出部123は、図8のフローチャートによる処理が実行されることにより記憶部114に記憶された学習モデル(CNNの入力層310)に、ステップS902で作成された計画作成用計画表現画像230を入力することにより、当該計画作成用計画表現画像230により表される生産計画の良否に対する確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を算出する。
次に、ステップS904において、評価値算出部124aは、ステップS903で算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を用いて、(3)式により、評価関数Eの値を算出する。
次に、ステップS905において、第1部分偏微分値算出部124b1は、ステップS903で算出された確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)および出力層340に入力される計算値u1 0、u2 0を用いて、(8)式より、第1部分偏微分値∂E/u1 0、∂E/u2 0を算出する。
次に、ステップS906において、第2部分偏微分値算出部124b2は、(11)式により∂ul,s m_fc/∂xv,h mを用いて∂cl,s m_fc/∂xv,h mを算出することと、(13)式または(14)式により∂cl,s m_f/∂xv,h mを用いて∂pi,j m_fp/∂xv,h mを算出することと、(15)式により∂pi,j m_fp/∂xv,h mを用いて∂uk 0/∂xv,h mを算出することと、を、この順で順次行うことを含む計算を行うにより、第2部分偏微分値∂uk 0/∂xv,h mを算出する。
次に、ステップS907において、部分偏微分値合成部124b3は、ステップS905で算出された第1部分偏微分値∂E/u1 0、∂E/u2 0と、ステップS906で算出された第2部分偏微分値∂u1 0/∂xv,h m、∂u2 0/∂xv,h mと、を用いて(7)式により、誤差偏微分値∂E/∂xv,h m(v=1,2,・・・,vmax、h=1,2,・・・,hmax m)を算出する。
次に、ステップS908において、修正部124cは、ステップS907で算出された誤差偏微分値∂E/∂xv,h mを用いて、(16)式の計算を行うことにより、計画作成用計画表現画像230を修正する。
次に、ステップS909において、判定部124dは、(18)式または(19)式の計算を行うことにより、計算終了条件を満たすか否かを判定する。この判定の結果、計算終了条件を満たさない場合(ステップS909でNOの場合)、ステップS903の処理が再び実行される。この場合、ステップS903の処理では、(ステップS902で作成された計画作成用計画表現画像230ではなく)ステップS908で修正された計画作成用計画表現画像230が修正対象の計画作成用計画表現画像230として用いられる。
一方、計算終了条件を満たす場合(ステップS909でYESの場合)、ステップS910の処理が行われる。ステップS910において、計画作成部125は、ステップS909で計算終了条件を満たすと判定された直前のステップS908で修正された計画作成用計画表現画像230に基づいて生産計画を作成する。
[まとめ]
以上のように本実施形態では、学習モデル作成装置110は、生産計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製造仕様mの値と、当該生産計画における製品の生産順と、を有する学習モデル作成用製品データと、当該生産計画の良否を示す良否判定データと、を含む教師データを取得する。学習モデル作成装置110は、学習モデル作成用製品データに基づいて、複数の製造仕様mのそれぞれを列に対応させ、且つ、複数の製品の生産順を行に対応させ、且つ、製造仕様mの値を画素値に対応させた画像である学習モデル作成用計画表現画像230を作成する。学習モデル作成装置110は、学習モデル作成用計画表現画像230を用いた教師あり学習を行うことによって、計画表現画像を入力とし、生産計画の良否に対する確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を出力とする学習モデル(CNN)を作成する。したがって、暗黙知等が考慮された高精度な生産計画を、人の介在を可及的に要さずに作成するための学習モデルを構築することができる。例えば、生産計画の作成に際して考慮すべき制約条件や評価項目が多く必ずしも明確でないケースや、計画立案者の経験や勘に基づく暗黙知であるケースに対し、良好な生産計画の立案のために必要な特徴を自動的に抽出して、当該特徴が反映された生産計画が作成されるように、学習モデルを自動的に学習することができる。
そして、本実施形態では、計画作成装置120は、計画作成用計画表現画像230を学習済みの学習モデル(CNN)に入力して生産計画の良否に対する確信度(良計画に対する確信度Y1および不良計画に対する確信度Y2)を算出し、算出された確信度に基づいて、学習済みの学習モデル(CNN)に入力した計画作成用計画表現画像230を修正する。そして、計画作成装置120は、修正した計画作成用計画表現画像230に基づく所定の計算終了条件を満たす場合に、当該計画作成用計画表現画像230に基づく生産計画を作成し、満たさない場合に、修正した計画作成用計画表現画像230を学習済みの学習モデルに入力して生産計画の良否に対する確信度を再び算出する。したがって、暗黙知等が考慮された高精度な生産計画を、人の介在を可及的に要さずに作成することができる。
なお、以上説明した本発明の実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び前記プログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明の実施形態は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のハードウェアにより実現されてもよい。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
110 学習モデル作成装置
111 教師データ取得部
112 学習モデル作成用画像作成部
113 学習モデル作成部
114 記憶部
120 計画作成装置
121 計画作成用製品データ取得部
122 計画作成用画像作成部
123 確信度算出部
124 計画表現画像修正部
124a 評価値算出部
124b 誤差偏微分値算出部
124b1 第1部分偏微分値算出部
124b2 第2部分偏微分値算出部
124b3 部分偏微分値合成部
124c 修正部
124d 判定部
125 計画作成部
210 学習モデル作成用計画表現元画像
220 良否判定データ
230 計画表現元画像(学習モデル作成用計画表現画像、計画作成用計画表現画像)
310 入力層
320 畳み込み層
321~326 畳み込み層を構成する特徴マップの要素
330 プーリング層
331~333 プーリング層の出力表(圧縮された特徴マップの要素)
340 出力層
411~413 カーネル(フィルタ)

Claims (12)

  1. 生産計画または物流計画である計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する学習モデル作成装置であって、
    前記計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製品データであって、前記製品の仕様を含む複数の項目の値と、当該計画における前記製品の処理順と、を有する製品データである学習モデル作成用製品データと、当該計画の良否を示す良否判定データと、を含む教師データを取得する教師データ取得手段と、
    前記教師データに含まれる前記学習モデル作成用製品データに基づいて、前記複数の項目のそれぞれを行および列の一方に対応させ、且つ、前記複数の製品の処理順を行および列の他方に対応させ、且つ、前記項目の値を画素値に対応させた画像である計画表現画像を学習モデル作成用計画表現画像として作成する学習モデル作成用画像作成手段と、
    前記学習モデル作成用画像作成手段により作成された前記学習モデル作成用計画表現画像を用いた教師あり学習を行うことによって、前記計画表現画像を入力とし、前記計画の良否に対する確信度を出力とする学習モデルを作成する学習モデル作成手段と、
    を備える、学習モデル作成装置。
  2. 前記学習モデルは、CNN(Convolutional Neural Network)である、請求項1に記載の学習モデル作成装置。
  3. 前記複数の項目の数をMとして、
    前記CNNにおける畳み込み演算の際に使用されるカーネルは、1つの前記項目または前記学習モデル作成用計画表現画像において2以上M未満の前記項目に対して個別に設定され、
    前記1つの項目または前記2以上M未満の項目に対して設定された前記カーネルは、前記計画表現画像における当該1つの項目または当該2以上M未満の項目に対応する領域内でのみスライドされる、請求項2に記載の学習モデル作成装置。
  4. 前記1つの項目または前記2以上M未満の項目に対して設定される前記カーネルの、前記計画表現画像において前記複数の製品の処理順を対応させる行または列の長手方向における大きさは、前記計画表現画像における当該1つの項目または当該2以上M未満の項目に対応する領域の当該方向における大きさと同じであり、
    前記1つの項目または前記2以上M未満の項目に対して設定される前記カーネルは、前記計画表現画像において前記複数の項目を対応させた行または列の長手方向にのみスライドされる、請求項3に記載の学習モデル作成装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の学習モデル作成装置で作成された前記学習モデルを用いて、前記計画を作成する計画作成装置であって、
    前記学習モデル作成用製品データと異なる前記製品データである計画作成用製品データを取得する計画作成用製品データ取得手段と、
    前記計画作成用製品データに基づいて、前記計画表現画像である計画作成用計画表現画像を作成する計画作成用画像作成手段と、
    前記計画作成用画像作成手段により作成された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記計画の良否に対する確信度を算出する確信度算出手段と、
    前記確信度算出手段により算出された前記確信度に基づいて、前記学習モデルに入力された前記計画作成用計画表現画像を修正する計画表現画像修正手段と、
    前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像が、前記計画作成用計画表現画像を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たす場合に、当該修正された前記計画作成用計画表現画像に基づいて、前記計画を作成する計画作成手段と、
    を備え、
    前記確信度算出手段は、前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像が前記計算終了条件を満たさない場合、前記計画表現画像修正手段により修正された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記確信度を再び算出する、計画作成装置。
  6. 前記計画表現画像修正手段は、
    前記確信度算出手段により算出された前記確信度を用いて、前記確信度の目標値に対する誤差である確信度誤差を含む評価関数の値を、前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分した値である誤差偏微分値を算出する誤差偏微分値算出手段と、
    前記誤差偏微分値算出手段により算出された前記誤差偏微分値を用いて、前記学習モデルに入力された前記計画作成用計画表現画像を修正する修正手段と、
    を有する、請求項5に記載の計画作成装置。
  7. 前記計画作成装置は、請求項2~4のいずれか1項に記載の学習モデル作成装置で作成された前記CNNを用いて、前記計画を作成し、
    前記誤差偏微分値算出手段は、
    前記確信度算出手段により算出された前記確信度と、前記CNNの出力層に入力される計算値とを用いて、前記評価関数の値を前記CNNの出力層に入力される計算値で偏微分した値である第1部分偏微分値を算出する第1部分偏微分値算出手段と、
    前記計画作成用計画表現画像を前記CNNの入力層に入力することにより前記CNNで行われる計算の結果を用いて、前記CNNの出力層に入力される計算値を前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分した値である第2部分偏微分値を算出する第2部分偏微分値算出手段と、
    前記第2部分偏微分値と、前記第1部分偏微分値とを用いて、前記誤差偏微分値を算出する部分偏微分値合成手段と、
    を有する請求項6に記載の計画作成装置。
  8. 前記第2部分偏微分値算出手段は、第1計算よりも前記CNNの入力層側で行われる計算である第2計算による計算値を、前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分した値を用いて、当該第1計算による計算値を、前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分した値を算出することを、前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分する前記第1計算による計算値が、前記CNNの出力層に入力される計算値になるまで、前記計画作成用計画表現画像の画素値で偏微分される前記第1計算による計算値が算出される前記CNNの位置を前記CNNの入力層側から出力層側に向けて変更して行うことを含む計算を行うことにより、前記第2部分偏微分値を算出する、請求項7に記載の計画作成装置。
  9. 生産計画または物流計画である計画を作成するために用いられる学習モデルを作成する学習モデル作成方法であって、
    教師データ取得手段が、前記計画に含まれる複数の製品のそれぞれについての製品データであって、前記製品の仕様を含む複数の項目の値と、当該計画における前記製品の処理順と、を有する製品データである学習モデル作成用製品データと、当該計画の良否を示す良否判定データと、を含む教師データを取得する教師データ取得工程と、
    学習モデル作成用画像作成手段が、前記教師データに含まれる前記学習モデル作成用製品データに基づいて、前記複数の項目のそれぞれを行および列の一方に対応させ、且つ、前記複数の製品の処理順を行および列の他方に対応させ、且つ、前記項目の値を画素値に対応させた画像である計画表現画像を学習モデル作成用計画表現画像として作成する学習モデル作成用画像作成工程と、
    学習モデル作成手段が、前記学習モデル作成用画像作成工程により作成された前記学習モデル作成用計画表現画像を用いた教師あり学習を行うことによって、前記計画表現画像を入力とし、前記計画の良否に対する確信度を出力とする学習モデルを作成する学習モデル作成工程と、
    を備える、学習モデル作成方法。
  10. 請求項9に記載の学習モデル作成方法で作成された前記学習モデルを用いて、前記計画を作成する計画作成方法であって、
    計画作成用製品データ取得手段が、前記学習モデル作成用製品データと異なる前記製品データである計画作成用製品データを取得する計画作成用製品データ取得工程と、
    計画作成用画像作成手段が、前記計画作成用製品データに基づいて、前記計画表現画像である計画作成用計画表現画像を作成する計画作成用画像作成工程と、
    確信度算出手段が、前記計画作成用画像作成工程により作成された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記計画の良否に対する確信度を算出する確信度算出工程と、
    計画表現画像修正手段が、前記確信度算出工程により算出された前記確信度に基づいて、前記学習モデルに入力された前記計画作成用計画表現画像を修正する計画表現画像修正工程と、
    計画作成手段が、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像が、前記計画作成用計画表現画像を修正するための計算についての所定の計算終了条件を満たす場合に、当該修正された前記計画作成用計画表現画像に基づいて、前記計画を作成する計画作成工程と、
    を備え、
    前記確信度算出工程は、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像が前記計算終了条件を満たさない場合、前記計画表現画像修正工程により修正された前記計画作成用計画表現画像を前記学習モデルに入力して前記確信度を再び算出する、計画作成方法。
  11. 請求項1~4のいずれか1項に記載の学習モデル作成装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 請求項5~8のいずれか1項に記載の計画作成装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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