JP7841840B2 - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品は、尿などの吸収性の向上に加えて、肌トラブルの防止等の高機能化が望まれている。例えば特許文献1には、肌の保護を目的として、液体透過性身体側ライナーと、外側カバーと、これらの間に位置する吸収体とを備え、エモリエント、増粘剤及び植物性活性成分を含む組成物が該ライナーの肌対向面に配された吸収性物品が記載されている。
また特許文献2には、優れたエモリエント効果を発揮することを目的として、着用者の肌面と当接する表面にゲル状組成物を含む吸収性物品が開示されている。このゲル状組成物は、重量平均分子量が異なる二種のスチレン系熱可塑性エラストマーと、脂肪族炭化水素油と、脂肪酸トリグリセリドとを含有することが同文献に記載されている。
国際公開第2002/051456号パンフレット 特開2017-99824号公報
しかし、特許文献1に記載の吸収性物品は、流動性を有する組成物を含んでいるので、該組成物が保持されるべき所定の位置から流動してしまい所望の効果が得られなかったり、また、該組成物が肌に付着して、吸収性物品の着用者にべたつき等の不快感を知覚させたりしてしまう。また、特許文献2に記載の吸収性物品は、油剤が軽い負荷で容易に放出されてしまうので、油剤に起因するべたつきを着用者に知覚させやすくなってしまう。
したがって、本発明の課題は、保湿剤による肌のべたつきを防ぎつつ、着用者に対して保湿効果を想起させ得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、保湿剤と熱可塑性エラストマーとを含む保湿組成物が肌対向面に配されており、
前記保湿組成物の坪量が5g/m以下である、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、保湿剤による肌のべたつきを防ぎつつ、着用者に対して保湿効果を想起させ得る吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の肌対向面における、繊維及び保湿組成物の配置形態の一例を模式的に示す平面図である。 図2(a)は、溶融状態の保湿組成物を塗工した直後の保湿組成物及び構成部材の状態の一例を模式的に示す断面図であり、図2(b)は、塗工した保湿組成物が冷却固化したあとの保湿組成物及び構成部材の状態の一例を模式的に示す断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の吸収性物品は一般に、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する長手方向とこれに直交する幅方向とを有する縦長の形状をしている。そして吸収性物品は、着用者の股間部に配される股下部並びにその前後に延在する腹側部及び背側部を有する。股下部は、吸収性物品の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、吸収性物品の長手方向の中央部又はその近傍に位置している。
吸収性物品は一般に、着用者の肌対向面側に位置する表面シートと、非肌対向面側に位置する裏面シートと、両シート間に介在配置された吸収体とを備える。表面シートとしては、液透過性を有するシート、例えば不織布や穿孔フィルムなどを用いることができ、好ましくは不織布等の繊維シートである。表面シートは、その肌対向面側が凹凸形状になっていてもよい。例えば表面シートの肌対向面側に、散点状に複数の凸部を形成することができる。あるいは、表面シートの肌対向面側に、一方向に延びる畝部と溝部とを交互に形成することができる。そのような目的のために、2枚以上の不織布を用いて表面シートを形成することもできる。
一方、裏面シートとしては、例えば、液透過性を有するシート、又は液難透過性のフィルムやスパンボンド-メルトブローン-スパンボンド不織布などを用いることができる。液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。吸収性物品の肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シートの外面に不織布等の風合いの良好なシートを積層してもよい。裏面シートとして液透過性を有するシートを用いる場合、裏面シートは、表面シートに用いられるシートと同様のものを用いることができる。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品における、該吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌に近い側である。「非肌対向面」は、吸収性物品における、該吸収性物品の着用時に肌側とは反対側の面、すなわち相対的に着用者の肌から遠い側に向けられる面である。なお、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、すなわち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味する。
吸収体は、吸収性コアを備えている。吸収性コアは例えばパルプをはじめとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成される。吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われていてもよく、肌対向面及び非肌対向面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
上述の表面シート、裏面シート及び吸収体に加え、吸収性物品の具体的な用途に応じ、肌対向面側の長手方向に沿う両側部に、長手方向に沿って延びる防漏カフが配される場合がある。防漏カフは一般に、基端部と自由端とを備えている。防漏カフは、吸収性物品の肌対向面側に基端部を有し、肌対向面側から起立している。防漏カフは、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成されている。防漏カフの自由端又はその近傍には、糸ゴム等からなる弾性部材を伸長状態で配してもよい。吸収性物品の着用状態においてこの弾性部材が収縮することによって、防漏カフが着用者の身体に向けて起立するようになり、表面シート上に排泄された液が、表面シート上を伝い吸収性物品の幅方向外方へ漏れ出すことが効果的に阻止される。
吸収性物品は更に、非肌対向面の表面に粘着剤層を有していてもよい。粘着剤層は、吸収性物品の着用状態において、該吸収性物品を、下着や別の吸収性物品に固定するために用いられる。
本発明の吸収性物品は、その肌対向面に、保湿剤と熱可塑性エラストマーとを含む保湿組成物が配されている。図1には、吸収性物品の肌対向面を構成する繊維シートにおける保湿組成物1の配置形態の一例が模式的に示されている。図1では、説明の便宜上、繊維シートの構成繊維どうしの空間が広がった状態で、且つ保湿組成物1が各繊維に略均一に配された態様で示されているところ、同図は、肌対向面に配された繊維シートを構成する繊維と保湿組成物1との各存在状態を理解の助けとすべく簡略的に示したものであり、繊維シートに存在する実際の繊維及び保湿組成物1の配置とは異なるものである。
図1に示すように、保湿組成物1は、熱可塑性エラストマー2と、該エラストマー2に分散されてなる保湿剤3とを含んで構成されている。肌対向面側に配される繊維シートを構成する一本の繊維Fに着目したときに、保湿組成物1は、繊維Fの表面の一部又は全域を覆うように配されている。保湿組成物1は、吸収性物品の肌対向面を巨視的にみたときに、該肌対向面の一部の領域に配されていてもよく、肌対向面の全域に配されていてもよい。保湿組成物1が肌対向面の一部の領域に配されている場合、保湿組成物1の配置形態としては、例えばストライプ状、散点状及び市松模様状等が挙げられる。保湿効果を十分に発現させる観点から、保湿組成物1は、吸収性物品の着用者の肌と直接当接し得る構成部材に配されていることが好ましく、その具体例としては表面シートや防漏カフを形成するシート等が挙げられる。
本発明に用いられる熱可塑性エラストマーは、重量平均分子量が1000以上の有機化合物であり、そのメルトフローレート(MFR)が0.1g/10min以上であり、且つショアA値が90以下である化合物である。MFRは、JIS K7210に従い、230℃、21.18Nの条件で測定される。また、ショアA値は、JIS K6253に準拠してタイプAデュロメータによって測定された硬さの値を指す。
上述した熱可塑性エラストマーは、これを融点以上に加熱することで流動性を示し、融点以下に冷却にすることで流動性を失い、弾性を有する固体となる性質を有する。このような熱可塑性エラストマーとしては、例えばSBS(スチレン-ブタジエン-スチレン)、SIS(スチレン-イソプレン-スチレン)、SIBS(スチレン-イソプレン-ブタジエン-スチレン)及びSEBS(スチレン-エチレン-ブタジエン-スチレン)等のスチレン系エラストマー、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンと、エチレン-プロピレンゴム(EPM)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)とを共重合させたオレフィン系エラストマー、ポリエステル構造とポリエーテル構造とを共重合させたエステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー(TPU)、ポリアミド構造とポリエーテル構造とを共重合させたアミド系エラストマー、並びにエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等が挙げられる。これらのエラストマーは、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。熱可塑性エラストマーは、これを含む保湿組成物を加熱した状態で対象物に対して塗工する際に、比較的低温で保湿組成物の流動性を発現可能にして、保湿組成物の塗工効率と、吸収性物品の生産効率とを両立して高める観点から、熱可塑性エラストマーとして、スチレン系エラストマー及びエチレン酢酸ビニル共重合体エラストマーの少なくとも一種を用いることが好ましい。
保湿組成物中の全質量に対する熱可塑性エラストマーの質量割合は、塗工された保湿組成物中のエラストマー成分が連続して存在するようにして、保湿効果を着用者に効果的に想起させやすくする観点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、更に好ましくは20質量%以上である。また同条件における熱可塑性エラストマーの質量割合は、塗工された保湿組成物の表面に保湿剤を存在させやすくして、保湿剤が有する保湿効果を着用者に付与させる観点から、好ましくは60質量%以下、より好ましくは45質量%以下、更に好ましくは30質量%以下である。熱可塑性エラストマーがこのような質量割合で含まれていることによって、熱可塑性エラストマーと吸収性物品の着用者の肌とが当接したときに、エラストマー成分に起因する適度な接着性の発現によって、着用者に対して保湿効果を効果的に想起させ得ることができる。
本発明において用いられる熱可塑性エラストマーにおいて、その表面自由エネルギーの極性項の値は、エラストマーと肌との引力的な相互作用を発現しやすくして、保湿効果の想起をさせやすくする観点から、好ましくは3mN/m以上、より好ましくは4mN/m以上、更に好ましくは5mN/m以上である。また、熱可塑性エラストマーの表面自由エネルギーの極性項の値は、保湿剤の肌への過度な付着に起因するべたつきを効果的に防止する観点から、好ましくは40mN/m以下、より好ましくは30mN/m以下、更に好ましくは20mN/m以下である。このような値となっていることによって、熱可塑性エラストマーと吸収性物品の着用者の肌とが当接したときに、エラストマーと肌との間に引力的な相互作用が発現し、肌への接着性を更に発現させることができるので、着用者に対して保湿効果を一層効果的に想起させ得ることができる。
熱可塑性エラストマーにおける表面自由エネルギーの極性項の値は、エラストマーを構成するモノマー成分の比率に依存して変化する。一般的に、スチレンや酢酸ビニル等のエラストマー分子中の側鎖を構成するモノマー成分の比率が多いほど、表面自由エネルギーの極性項の値は大きくなる。
本発明において、熱可塑性エラストマーにおける表面自由エネルギーの極性項の値は、Owens-Wendt法によって求めることができる。詳細には、物質の表面自由エネルギーγが、非極性項γdと、極性項γhとの和からなると仮定する。この場合、固体の表面自由エネルギーγSと、液体の表面自由エネルギーγLと、該固体と該液体とのヤングの式に基づく接触角θとの関係において、以下の式(1)~(3)が成り立つ。
γS=γS d+γS h ・・・(1)
γL=γL d+γL h ・・・(2)
(γS d×γL d1/2+(γS h×γL h1/2=γL(1+cosθ)/2 ・・・(3)
測定対象である熱可塑性エラストマー(固体)の表面自由エネルギーγSを構成する非極性項γd及び極性項γhの各値を、表面自由エネルギー並びに非極性項及び極性項が既知である二種類の液体を用いて、以下の式(4)及び(5)から方程式により算出し、得られた極性項の数値を本発明の「表面自由エネルギーの極性項の値」とする。以下の式では、第1の既知液体の表面自由エネルギー、非極性項、極性項及び接触角をそれぞれγL1、γL1 d、γL1 h及びθ1と表し、第2の既知液体の表面自由エネルギー、非極性項、極性項及び接触角をそれぞれγL2、γL2 d、γL2 h及びθ2と表す。これらの値は、20℃における値を用いる。
(γS d×γL1 d1/2+(γS h×γL1 h1/2=γL1(1+cosθ1)/2 ・・・(4)
(γS d×γL2 d1/2+(γS h×γL2 h1/2=γL2(1+cosθ2)/2 ・・・(5)
本発明に用いられる熱可塑性エラストマーの融点は、好ましくは50℃以上、更に好ましくは70℃以上であり、好ましくは130℃以下、更に好ましくは110℃以下である。このような構成となっていることによって、保湿組成物の調製が容易になるとともに、保湿組成物を吸収性物品に配する際に、保湿剤の分散性を高めた状態を維持したままで首尾よく行うことができる。融点の測定方法は後述する。
本発明に用いられる保湿剤は、融点が40℃未満の有機化合物であって、肌を軟化あるいは柔軟にしたり、肌を潤滑させたり、肌に湿気を付与したり、肌を保湿したり、肌を清浄にしたりするなどの肌の健康状態を向上させる働きを有する物質全般を包含する。このような物質としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール及びソルビトール等のポリオール類、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、2-ピロリドン-5-カルボン酸ナトリウム等の有機酸塩等の水剤成分や、流動パラフィン、シリコーンオイル、動植物油(オリーブ油、ホオバ油、ペニバナ油、スクワランおよびスクワレン等)、モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライド、脂肪族エーテル(ミリスチル-1,3-ジメチルブチルエーテル、パルミチル-1,3-ジメチルブチルエーテル、ステアリル-1,3-ジメチルブチルエーテル、パルミチル-1,3-メチルプロピルエーテル、ステアリル-1,3-メチルプロピルエーテル等)、ビサボロール、イソステアリル-コレステロールエステル、パラフィンワックス、C12~C22脂肪酸、C12~C44脂肪酸エーテル、C12~C22脂肪アルコール、ワセリン、金属石鹸(ステアリン酸マグネシウム等)、ショ糖脂肪酸エステル、シクロデキストリン脂肪酸エステル、シリコーン系レジン、アルキルシリコーンや、特表平10-509895号公報、特表平10-509896号公報、特表平11-510082号公報、特表2003-527147号公報、特表2003-533244号公報、特開2004-255164号公報及び特開2012-143543号公報等に記載されている油剤成分等が挙げられる。これらの他に、国際公開公報00/61097号パンフレットに記載されているジアミド誘導体を油剤成分として用いることができる。上述した各成分は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることもできる。
上述した保湿剤のうち、ジアミド誘導体を用いることが好ましく、以下の式(I)で表される化合物であるジアミド誘導体を用いることがより好ましく、以下の式(II)で表される化合物であるジアミド誘導体を用いることが更に好ましい。保湿剤としてジアミド誘導体を用いることによって、角質層の水分保持能力及びバリヤ機能を改善し、肌のかぶれを抑制したり、肌の健康状態を改善したりすることができる。ジアミド誘導体を使用する場合、使用するジアミド誘導体の化合物種は一種のみであってもよいし、二種以上であってもよい。
保湿組成物中の全質量に対する保湿剤の質量割合は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下であり、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。保湿剤がこのような質量割合で含まれていることによって、保湿効果を発現できる程度の保湿剤量を着用者の肌に付着させながら、保湿剤の肌への過度な付着を効果的に抑制でき、且つ肌触りが良好に保たれた吸収性物品となる。
特に、本発明に用いられる保湿剤の融点は、好ましくは20℃以上、更に好ましくは30℃以上であり、好ましくは40℃以下、更に好ましくは38℃以下である。このような構成となっていることによって、熱可塑性エラストマー中に容易に分散させることができ、その分散を維持した状態で保湿組成物を吸収性物品に配することができる。
熱可塑性エラストマー及び保湿剤の各融点(℃)は、示差走査型熱量計(セイコーインスツルメンツ株式会社製DSC6200)を用い、試料(サンプル重量2mg)の熱分析を昇温速度10℃/minで行い、各試料の融解ピーク温度を測定し、その融解ピーク温度で定義される。また、試料成分の分子の流動が始まる温度として、融点と同じ測定条件でJIS 7121に準拠して測定した中間点ガラス転移温度を軟化点(℃)とする。成分の融点が上述した方法で明確に測定できない場合、その成分を「融点を持たない成分」と定義する。この場合、軟化点を融点の代わりに用いる。
保湿組成物は、熱可塑性エラストマーと保湿剤との二種類のみから構成されていてもよく、これに加えて、他の成分を更に含んでいてもよい。保湿組成物の調製時において、熱可塑性エラストマーと保湿剤との相溶性を高めて、分散性を高くするとともに、保湿組成物を吸収性物品に配置しやすくして、吸収性物品の製造効率を向上させる観点から、保湿組成物は、熱可塑性エラストマー及び保湿剤とは別に、20℃において固体であり、重量平均分子量が1000未満の有機化合物(以下、これを「固形低分子成分」ともいう。)を含むことが好ましい。
保湿組成物中に含まれ得る固形低分子成分としては、例えばラウリルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、サンフラワーワックス、水添ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、合成ミツロウ、合成モクロウ等の合成ワックス等のワックス類等が挙げられる。これらは単独で又は二種以上用いることができる。これらのうち、ステアリルアルコール等の高級アルコール、及びパラフィンワックスの少なくとも一種といった、比較的融点が高い固形低分子成分を用いることよって、保湿組成物と肌との接触に起因するべたつきを効果的に抑制できるため好ましい。
保湿組成物中の全質量に対する固形低分子成分の質量割合は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは40質量%以上であり、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下、更に好ましくは60質量%以下である。固形低分子成分がこのような質量割合で含まれていることによって、保湿組成物の調製時において、保湿剤と熱可塑性エラストマーとの相溶性及び分散性を高めるとともに、エラストマーの肌への粘着性と、保湿剤の肌への付着量とを適切に調整することができる。その結果、吸収性物品の肌触りを良好に保ちながら、着用者に対して保湿効果を効果的に想起させ得ることができる。
保湿剤による保湿効果の発現と、熱可塑性エラストマーによる着用者に対する保湿効果の想起とを両立させる観点から、保湿組成物の坪量は、好ましくは5g/m以下、より好ましくは2g/m以下、更に好ましくは1g/m以下であり、低ければ低いほど好ましいが、0.1g/m以上が現実的である。なお、保湿組成物がストライプ状や散点状等の巨視的な態様で間欠的に塗工されている場合、本発明における保湿組成物の坪量は、保湿組成物の塗工領域どうしの最短距離が10mm未満の塗工領域を全て包含し、且つ面積が最小となる矩形の領域を「見かけ塗工領域」としたときに、見かけ塗工領域に配された保湿組成物の質量(g)を見かけ塗工領域における面積(m)で除した値とする。
保湿組成物は、その調製時や、吸収性物品の製造時における保湿組成物の酸化を防ぐ観点から、保湿剤、熱可塑性エラストマー及び固形低分子成分とは別に、酸化防止剤を含んでいてもよい。酸化防止剤としては、肌の健康状態に影響を与えない成分であることが好ましく、例えば、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等を用いることができる。酸化防止剤を含む場合、その含有量は、酸化防止剤を除く保湿組成物の全質量に対する割合として、好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.1質量%とすることができる。
以上の成分を含む保湿組成物が肌対向面に配された吸収性物品は、保湿剤が有する皮膚の保湿効果を吸収性物品の着用者に対して十分に発現させることができる。これに加えて、熱可塑性エラストマーが有する弾性及び接着性とによって、吸収性物品の着用者の肌に該エラストマーが接触したときに、保湿効果を十分に想起させ得るものとなる。また保湿組成物の坪量が所定の値以下となっているので、吸収性物品の肌触りを良好に保つことができる。本発明の好適な態様によれば、熱可塑性エラストマーの物性に起因する保湿効果の着用者への想起を促すことができ、また、保湿剤が肌に過度に付着することが無く、且つ肌触りが一層良好に保たれた吸収性物品となる。
保湿組成物が肌対向面に配された吸収性物品は、例えば以下の方法で製造することができる。詳細には、まず、保湿剤と、熱可塑性エラストマーと、必要に応じて固形低分子成分等の他の成分とを加熱下に混合して、溶融状態の保湿組成物を調製する。次いで、吸収性物品の肌対向面に配される予定の表面シートや防漏カフ等の構成部材に対して、該保湿組成物を塗工する。その後、保湿組成物が塗工された構成部材が肌対向面に配されるように、吸収性物品を構成する他の構成部材とともに組み込んで、吸収性物品を製造する。
溶融状態の保湿組成物を調製する際の調製方法は特に限定されず、公知の混合手段で行うことができる。保湿組成物の調製時における加熱温度は、保湿剤、熱可塑性エラストマー、及び必要に応じて含有される他の成分の融点以上の温度であり、且つ各成分の変性や分解が生じない温度で行うことが、各成分が均一に分散した保湿組成物を得られる点で好ましい。
例えば、後述する実施例に示すように、熱可塑性エラストマーとしてEVA又はSEBSを用い、保湿剤として、上述した式(II)で表される化合物を用い、固形低分子成分としてステアリルアルコール又はパラフィンワックスを用いた場合には、好ましくは90℃以上180℃以下の温度で加熱して調製することができる。
次いで、得られた保湿組成物を溶融状態で、吸収性物品の肌対向面に配される予定の表面シートや防漏カフ等の構成部材に塗工する。本工程においては、保湿組成物は流動性を有する状態で構成部材に塗工される。構成部材への塗工方法は特に限定されず、例えば、ダイコーター、グラビアコーター、スロットコーター等のコーターによる塗布、ロール転写による塗布等の公知の手段を採用することができ、構成部材の一方の面に連続的に又は間欠的に塗工することができる。本工程における保湿組成物の塗工量は、上述した坪量の範囲となるように適宜調整すればよい。溶融状態の保湿組成物を構成部材の一方の面に塗工する場合、塗工される該保湿組成物は粘度が高いので、塗工対象となる構成部材の他方の面側には透過しない。
保湿組成物の塗工直後においては、図2(a)に示すように、保湿組成物1を構成する熱可塑性エラストマー2中に保湿剤3が均一に分散した状態で、繊維F等の構成部材Mの表面に存在している。構成部材が下流の工程に搬送される等によって、塗工された保湿組成物1が時間の経過とともに冷却されると、保湿組成物1中の熱可塑性エラストマー2が固化して、ゴム状の固体になるとともに、図2(b)に示すように、該エラストマー2中に分散していた保湿剤3が、熱可塑性エラストマー2の表面にブリードアウトするようになる。このようにして、保湿組成物1の塗工面である構成部材Mの第1面1aに、熱可塑性エラストマー2が存在する領域と、保湿剤3が存在する領域との双方が形成される。特に、保湿剤3の熱可塑性エラストマー2表面へのブリードアウトは、ジアミド誘導体等の油性且つ極性の高い保湿剤を用いた場合に生じやすくなるので、油性且つ極性の高い保湿剤を用いることによって、塗工時においては熱可塑性エラストマー2と保湿剤3との相溶性を高めて、製造効率を高めることができ、また、冷却固化後あるいは吸収性物品の使用時には、保湿剤3による保湿効果の向上と、良好な肌触りの維持とを両立させながら、熱可塑性エラストマー2による保湿効果の想起を一層効果的に発現可能とする点で有利である。
溶融状態の保湿組成物と、冷却固化した保湿組成物とは、各成分の分散状態が異なるのみで、加熱及び冷却による保湿組成物の変質は実質的にないので、溶融状態の保湿組成物の組成と、冷却固化した保湿組成物の組成は実質的に同一である。
その後、保湿組成物1が塗工された構成部材Mを、吸収性物品を構成する他の構成材料と接合する等して組み込んで、本発明の吸収性物品とする。構成部材Mを組み込む際には、保湿組成物1の塗工面である第1面1aが肌対向面を形成するように行うことによって、保湿剤3による保湿効果を発現させながら、良好な肌触りを維持することができるとともに、熱可塑性エラストマー2による保湿効果を想起させ得る吸収性物品を得ることができる。
以上の構成を有する吸収性物品としては、例えば展開型の使い捨ておむつ、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等が挙げられるが、これらに限られない。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
保湿剤として前記式(II)で表される化合物(融点:35℃)と、熱可塑性エラストマーとしてEVA(Celanese Corporation製、Ateva(登録商標)2803G、MFR:3g/10min、ショアA値:81、融点:75℃、酢酸ビニル含有率:28質量%、重量平均分子量1000以上)と、固形低分子成分としてステアリルアルコール(高級アルコール工業製、ステアリルアルコールNX、融点:59℃、重量平均分子量270)及びパラフィンワックス(日本精蝋株式会社製、Paraffin Wax-155、融点:69℃、重量平均分子量674以下)、酸化防止剤として酢酸DL-α-トコフェロール(DSM製、融点:-27.5℃、分子量473)とを以下の表1に示す質量割合となるように添加し、且つ140℃で混合し、溶融状態の保湿組成物を調製した。酸化防止剤は、保湿剤、熱可塑性エラストマー及び固形低分子成分の合計質量を100質量%としたときの質量割合を基準として混合した。この保湿組成物を、不織布からなる液透過性の表面シートの一方の面の全域に以下の表1に示す坪量で連続的に塗工し、室温にて冷却した。その後、保湿組成物1の塗工面が肌対向面に配されるように組み込んで、使い捨ておむつを得た。本実施例で用いたEVAの表面自由エネルギーの極性項の値は、11.8mN/mであった。
〔実施例2~5〕
保湿組成物の塗工量を以下の表1に示すように変更した他は、実施例1と同様にして、使い捨ておむつを得た。
〔実施例6〕
固形低分子成分としてステアリルアルコールのみを用いた他は、実施例2と同様にして、使い捨ておむつを得た。
〔実施例7〕
熱可塑性エラストマーとしてSEBS(Kraton Corporation製、G1643、融点:74℃、MFR:19g/10min、ショアA値:52、スチレン含有率:19質量%、重量平均分子量1000以上)を用い、固形低分子成分としてパラフィンワックスのみを用いて、以下の表1に示す質量割合で混合した他は、実施例2と同様にして、使い捨ておむつを得た。本実施例で用いたSEBSの表面自由エネルギーの極性項の値は、4.9mN/mであった。
〔比較例1〕
保湿組成物を塗工しない表面シートを用いた他は、実施例1と同様にして、使い捨ておむつを得た。
〔比較例2〕
前記式(II)で表される化合物のみを0.5g/mの坪量で塗工した表面シートを用いた他は、実施例1と同様にして、使い捨ておむつを得た。
〔比較例3〕
前記式(II)で表される化合物と、固形低分子成分(ステアリルアルコール)とを以下の表1に示す質量割合で混合した混合物を、0.5g/mの坪量で塗工した表面シートを用いた他は、実施例1と同様にして、使い捨ておむつを得た。
〔保温感の評価〕
実施例及び比較例の吸収性物品に配された表面シートの肌対向面を、5名の成人男女に触らせて、以下の点数基準で評価を行った。各評価結果を、5名の評価点数の各合計値として、以下の表1に示す。評価点数の合計値が高いほど、着用者に対して保湿感を想起させ得ることを指す。
<保温感の評価基準>
3点:保湿効果を十分に想起でき、保湿感に優れる。
2点:保湿効果を想起でき、保湿感が良好である。
1点:保湿効果を想起できない。
〔べたつきの評価〕
上述した保湿感の評価と同様に、表面シートの肌対向面を5名の成人男女に触らせて、以下の点数基準で評価を行った。評価結果を、5名の評価点数の合計値として、以下の表1に示す。評価点数の合計値が高いほど、保湿剤による肌のべたつきを防ぎ、肌触りが良好であることを指す。
<べたつきの評価基準>
3点:比較例1と同等の肌触りである。
2点:比較例1の肌触りよりもやや劣るが、べたつきは少ない。
1点:比較例2と同等の肌触りである。
表1に示すように、各実施例の吸収性物品は、比較例のものと比較して、保湿剤による肌のべたつきを防ぎつつ、吸収性物品の着用者に対して保湿効果を十分に想起でき得るものであることが判る。
1 保湿組成物
2 熱可塑性エラストマー
3 保湿剤
F 繊維
M 構成部材
1a 第1面(肌対向面)

Claims (7)

  1. 保湿剤と熱可塑性エラストマーとを含む保湿組成物が肌対向面を構成する構成部材に塗工されており、
    前記保湿組成物の坪量が0.3g/m 以上1.0g/m以下であり、
    前記熱可塑性エラストマーの融点が50℃以上である、吸収性物品。
  2. 前記保湿組成物中の前記保湿剤の質量割合が50質量%以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記保湿組成物中の前記熱可塑性エラストマーの質量割合が10質量%以上である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記保湿組成物は、20℃で固体であり且つ重量平均分子量が1000未満の有機化合物を更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記保湿剤の融点が20℃以上40℃以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記熱可塑性エラストマーの表面自由エネルギーの極性項の値が3mN/m以上である、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記保湿組成物中の前記熱可塑性エラストマーの質量割合が45質量%以下である、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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