JP7841757B2 - T型カルシウムチャネル調節因子及びその使用方法 - Google Patents

T型カルシウムチャネル調節因子及びその使用方法

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年11月9日に出願された米国仮特許出願第63/111,358号、2020年11月9日に出願された米国仮特許出願第63/111,361号、及び2021年2月17日に出願された米国仮特許出願第63/150,397号の優先権及び利益を主張するものであり、これらの各々は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、T型カルシウムチャネルを選択的に調節する化合物に関し、より具体的には、例えば、T型カルシウムチャネル調節因子として作用するよう設計された重水素濃縮化合物に関する。
T型カルシウムチャネルは、細胞内へのカルシウムの流入を仲介する低電位活性化イオンチャネルである。これらのイオンチャネルの異常機能は、精神障害(例えば、気分障害(例えば、大うつ病性障害))、疼痛、振戦(例えば、本態性振戦)、てんかん、又はてんかん症候群(例えば、欠神発作及び若年性ミオクローヌスてんかん)を含む、いくつかの疾患又は状態と関連している。したがって、哺乳類においてT型カルシウムチャネルを選択的に調節する化合物は、このような疾患の治療において有用であり得る。
本明細書において、例えば、T型カルシウムチャネル調節因子として作用するよう設計された重水素濃縮化合物が提供される。特に本開示は、以下の式を有するT型カルシウムチャネル調節因子の重水素濃縮化合物を提供する。
本明細書に記載されるように、このT型カルシウムチャネル阻害剤の重水素化は、代謝クリアランスに重大な影響を与えることができる。驚くべきことに、本明細書に記載の重水素化化合物のいくつかは、非重水素化化合物と比較して、代謝安定性の顕著な向上を示す。代謝クリアランスはしばしば改善された生物学的利用能につながるため、重水素化化合物は、非重水素化化合物と比較して生物学的利用能が改善することが期待される。
式(I)の重水素濃縮化合物は、天然に存在するレベルを上回る重水素レベルを有する化合物を含む。
したがって、一態様では、本明細書で提供されるのは、式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは重水素であるが、ただし化合物が、
又はその薬学的に許容される塩ではない。
また、本明細書では、式(I)の重水素濃縮化合物及び薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物も記載される。医薬組成物は、その天然存在量よりも多い式(I)の重水素濃縮化合物の存在を必要とする。
別の態様では、本明細書では、式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物が提供され、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
本明細書の化合物(例えば、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩)は、精神障害(例えば、気分障害(例えば、大うつ病性障害))、疼痛、振戦(例えば、本態性振戦)、発作(例えば、欠神発作)、てんかん、又はてんかん症候群(例えば、若年性ミオクローヌスてんかん)などのT型カルシウムチャネルの異常な機能と関連する疾患又は状態を防止及び/又は治療するのに有用であると考えられている。本発明は、T型カルシウムチャネルの機能を調節する方法を更に含む。
一態様では、本明細書では、神経障害の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
別の態様では、本明細書では、精神障害(例えば、気分障害(例えば、大うつ病性障害))の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
一態様では、本明細書では、疼痛の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
一態様では、本明細書では、振戦(例えば、本態性振戦)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
一態様では、本明細書では、発作(例えば、欠伸発作)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
一態様では、本明細書では、てんかん又はてんかん症候群(例えば、若年性ミオクローヌスてんかん)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法を提供し、方法は、有効量の式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含み、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
他の目的及び利点は、以下の発明を実施するための形態、実施例、及び特許請求の範囲を考慮することにより、当業者には明らかになるであろう。
概して本明細書に記載されるように、本発明は、重水素濃縮化合物(例えば、式(I)の化合物)、本明細書に記載の化合物(例えば、式(I)の化合物)と薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物、及びT型カルシウムチャネルの異常機能に関連する疾患又は状態、例えば、精神障害(例えば、気分障害(例えば、大うつ病性障害))、疼痛、振戦(例えば、本態性振戦)、発作(例えば、欠伸発作)、てんかん、又はてんかん症候群(例えば、若年性ミオクローヌスてんかん)を防止及び/又は治療する方法を提供する。また、振戦(例えば、本態性振戦、パーキンソン病性振戦、又は小脳性振戦)、又はてんかん若しくはてんかん症候群(例えば、欠神発作、若年性ミオクローヌスてんかん、又は遺伝性てんかん)を治療するための方法が提示される。また、気分障害(例えば、うつ病、大うつ病性障害、気分変調性障害(例えば、軽度のうつ病)、双極性障害(例えば、I及び/又はII)、不安障害(例えば、全般不安障害(GAD)、社交不安障害)、ストレス、外傷後ストレス障害(PTSD)、及び/又は強迫性障害(例えば、強迫神経症(OCD))を治療するための方法が提示される。また、T型カルシウムチャネルの機能を調節し、その有効性を増強するのに有用である方法が提示される。また、疼痛(例えば、急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、中枢性疼痛、例えば、視床痛、又は片頭痛)を治療するための方法が提示される。運動失調症(例えば、脊髄小脳失調症、又はCACNA1G変異を有する脊髄小脳失調症)を治療するための方法が提示される。また、耳鳴を治療する方法が提示される。また、覚醒障害を治療するための方法が提示される。
定義
化学的定義
特定の官能基及び化学用語の定義は、以下でより詳細に説明される。化学元素は、the Periodic Table of the Elements,CAS version,Handbook of Chemistry and Physics,75thEd.の表紙裏に従って特定され、特定の官能基は、一般に同書に記載されるように定義される。更に、有機化学の一般原則、並びに特定の機能的部分及び反応性は、Thomas Sorrell,Organic Chemistry,University Science Books,Sausalito,1999、Smith and March,March’s Advanced Organic Chemistry,5th Edition,John Wiley & Sons,Inc.,New York,2001、Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers,Inc.,New York,1989、及びCarruthers,Some Modern Methods of Organic Synthesis,3rd Edition,Cambridge University Press,Cambridge,1987に記載されている。
重水素(D又はH)は、水素の安定した、非放射性水素同位体であり、原子量2.0144を有する。水素は、同位体H(水素又はプロチウム)、D(H又は重水素)、及びT(H又はトリチウム)の混合物として自然に発生する。重水素の天然存在量は、0.015%である。当業者であれば、H原子を有する全ての化合物において、H原子は、実際にはH及びDの混合物を表し、約0.015%がDであることを認識する。したがって、その天然存在量の0.015%より大きく濃縮されている重水素のレベルを有する化合物は、非天然とみなされ、結果として、それらの非濃縮の対応物よりも新規であると考えられるべきである。
化合物の代謝特性における重水素修飾の影響は、重水素原子が既知の代謝部位に混入されている場合でも、予測不可能である。重水素化化合物を実際に調製して試験することによってのみ、代謝速度が、その非重水素化化合物の代謝速度と異なるかどうか、どのように異なるかを判断することができる。例えば、Fukuto et al.(J.Med.Chem.1991,34,2871-76)を参照されたい。多くの化合物は、代謝が可能な複数の部位を有する。重水素置換が必要とされる部位、及び代謝に及ぼす影響を見るために必要な重水素化の程度は、ある場合は化合物ごとに異なるであろう。
別段の記載がない限り、位置が具体的に「H」又は「水素」と指定される場合、その位置は、その天然存在量の同位体組成で水素を有するものと理解される。また、別段の記載がない限り、位置が具体的に「D」又は「重水素」と指定される場合、その位置は、重水素の天然存在量の少なくとも3000倍多い存在量、すなわち0.015%で重水素を有すると理解される(すなわち、用語「D」又は「重水素」は、少なくとも45%の重水素の混入を示す)。
本明細書で使用される場合、用語「同位体濃縮係数」は、本発明の化合物中の特定の位置でのDの同位体存在量と、その同位体の天然存在量との間の比を意味する。
化合物(例えば、式(I)の化合物)中に存在する重水素の量を増加させることを「重水素濃縮」と呼び、このような化合物を「重水素濃縮」化合物と呼ぶ。特に言及されていない場合は、濃縮のパーセンテージは、化合物中に存在する重水素のパーセンテージを指す。
他の実施形態では、本発明の化合物は、化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも3500(52.5.%重水素混入)、少なくとも4000(60%重水素混入)、少なくとも4500(重水素混入67.5%)、少なくとも5000(75%重水素混入)、少なくとも5500(82.5%重水素混入)、少なくとも6000(90%重水素混入)、少なくとも6466.7(97%重水素混入)、少なくとも6633.3(99.5%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する。重水素化部位として指定される部位に存在する各重水素の同位体濃縮係数は、他の重水素化部位とは独立していることが理解される。例えば、化合物上に2つの重水素化部位がある場合、1つの部位は52.5%で重水素化され、他方は75%で重水素化され得る。得られる化合物は、同位体濃縮係数が少なくとも3500(52.5%)である化合物であると考えられる。
重水素の天然存在量が約0.015%であるため、本明細書に記載の天然に存在する化合物、例えば式(I)の化合物6,667個に約1個は、本明細書に記載の1つの天然に存在する化合物、例えば1つの重水素が存在する式(I)の化合物を有することが予想される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物、例えば式(I)の化合物は、本明細書に記載の天然に存在する化合物、例えば式(I)の化合物中に存在する重水素濃縮量よりも多い、重水素濃縮量を含む。
存在する重水素の量に対して与えられた全てのパーセンテージは、モルパーセントである。
実験室では、実験室規模の量(例えば、ミリグラム以上)の化合物の任意の1つの部位で100%の重水素化を達成することは困難であり得る。100%の重水素化が列挙されているか、又は重水素原子が構造内に具体的に示されている場合、水素のわずかなパーセンテージがまだ存在している可能性があると想定される。重水素濃縮は、プロトンを重水素と交換するか、又は濃縮された出発物質を使用して分子を合成することによって達成することができる。
また、本明細書に記載の重水素濃縮化合物、例えば、式(I)の化合物の単離又は精製も本明細書に記載される。本明細書に記載される単離又は精製された重水素濃縮化合物、例えば、式(I)の化合物は、天然に存在するレベルを超えている。
本明細書に記載の化合物は、1つ以上の不斉中心を含み得、したがって、様々な異性体、例えば、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーの形態で存在し得る。例えば、本明細書に記載の化合物は、個々のエナンチオマー、ジアステレオマー、若しくは幾何異性体の形態であることも、ラセミ混合物及び1つ以上の立体異性体に富む混合物を含む立体異性体の混合物の形態であることもできる。異性体は、キラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、並びにキラル塩の形成及び結晶化を含む、当業者に既知の方法によって混合物から単離することができ、又は好ましい異性体を不斉合成によって調製することができる。例えば、Jacques et al.,Enantiomers,Racemates and Resolutions(Wiley Interscience,New York,1981)、Wilen et al.,Tetrahedron 33:2725(1977)、Eliel,Stereochemistry of Carbon Compounds(McGraw-Hill,NY,1962)、及びWilen,Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions p.268(E.L.Eliel,Ed.,Univ.of Notre Dame Press,Notre Dame,IN 1972)を参照されたい。加えて、発明は、他の異性体を実質的に含まない個々の異性体としての、あるいは様々な異性体の混合物としての、本明細書に記載の化合物を包含する。
本明細書で使用される場合、純粋なエナンチオマー化合物は、化合物の他のエナンチオマー又は立体異性体を実質的に含まない(すなわち、エナンチオマー過剰)。言い換えれば、化合物の「S」形態は、化合物の「R」形態を実質的に含まず、このため、「R」形態のエナンチオマー過剰である。用語「エナンチオマー的に純粋な」又は「純粋なエナンチオマー」は、化合物が、75重量%超、80重量%超、85重量%超、90重量%超、91重量%超、92重量%超、93重量%超、94重量%超、95重量%超、96重量%超、97重量%超、98重量%超、98.5重量%超、99重量%超、99.2重量%超、99.5重量%超、99.6重量%超、99.7重量%超、99.8重量%超、又は99.9重量%超のエナンチオマーを含むことを意味する。ある特定の実施形態では、重量は、化合物の全てのエナンチオマー又は立体異性体の総重量に基づく。
本明細書に提供される組成物では、エナンチオマー的に純粋な化合物は、他の活性又は不活性成分とともに存在し得る。例えば、エナンチオマー的に純粋なR化合物を含む医薬組成物は、例えば、約90%の賦形剤及び約10%のエナンチオマー的に純粋なR化合物を含み得る。特定の実施形態では、このような組成物中のエナンチオマー的に純粋なR化合物は、例えば、化合物の総重量に対し、少なくとも約95重量%のR化合物、及び多くとも約5重量%のS化合物を含み得る。例えば、エナンチオマー的に純粋なS化合物を含む医薬組成物は、例えば、約90%の賦形剤及び約10%のエナンチオマー的に純粋なS化合物を含み得る。特定の実施形態では、このような組成物中のエナンチオマー的に純粋なS化合物は、例えば、化合物の総重量に対し、少なくとも約95重量%のS化合物、及び多くとも約5重量%のR化合物を含み得る。特定の実施形態では、有効成分は、賦形剤又は担体をほとんど又は全く含まずに製剤化され得る。
本明細書に記載の化合物はまた、1つ以上の同位体置換を含み得る。例えば、Hは、H、H(D又は重水素)、及びH(T又はトリチウム)を含む任意の同位体であってもよい、Cは、12C、13C、及び14Cを含む任意の同位体であってもよい、Oは、16O及び18Oを含む、任意の同位体であってもよい、などである。
他の定義
冠詞「a」及び「an」は、本明細書では、冠詞の文法上の対象のうちの1つ又は2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を指すために使用され得る。例として、「類似体(an analogue)」は、1つの類似体又は2つ以上の類似体を意味する。
用語「薬学的に許容される塩」は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激性、アレルギー応答などを伴わずにヒト及び下等動物の組織と接触させて使用するのに好適であり、妥当な利益/リスク比に見合った塩を指す。薬学的に許容される塩は、当該技術分野において周知である。例えば、Berge et al.は、J.Pharmaceutical Sciences(1977)66:1-19で薬学的に許容される塩について詳細に記載している。本発明の化合物の薬学的に許容される塩としては、好適な無機及び有機の酸及び塩基から誘導されるものが挙げられる。薬学的に許容される非毒性酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、及び過塩素酸などの無機酸と形成される、又は酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、若しくはマロン酸などの有機酸と形成される、あるいはイオン交換などの当該技術分野において使用される他の方法を使用することによって、形成されるアミノ基の塩である。他の薬学的に許容される塩としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などが挙げられる。
本明細書で使用される場合、投与が企図される「対象」としては、限定されないが、ヒト(すなわち、任意の年齢群、例えば、小児対象(例えば、乳児、小児、青年)、又は成人対象(例えば、若年成人、中年成人、又は高齢成人)の男性又は女性)、並びに/又は非ヒト動物、例えば、霊長類(例えば、カニクイザル、アカゲザル)、ウシ、ブタ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、げっ歯類、ネコ、及び/若しくはイヌなどの哺乳類が挙げられる。特定の実施形態では、対象は、ヒトである。ある特定の実施形態では、対象は、非ヒト動物である。用語「ヒト」、「患者」、及び「対象」は、本明細書で互換的に使用される。
疾患、障害、及び状態は、本明細書で互換的に使用される。
本明細書で使用される場合、別段指定されない限り、用語「治療する」、「治療すること」、及び「治療」は、対象が指定された疾患、障害、又は状態に罹患している間に生じる、疾患、障害、若しくは状態の重症度を低減するか、又は疾患、障害、若しくは状態の進行を妨害するか若しくは遅らせる作用(「療法的処置」もまた)を企図する。
概して、化合物の「有効量」は、所望の生物学的応答を誘発するのに十分な量を指す。当業者には理解されるであろうように、本発明の化合物の有効量は、所望の生物学的エンドポイント、化合物の薬物動態、治療される疾患、投与方式、並びに対象の年齢、体重、健康、及び状態などの要因に応じて変動し得る。
本明細書で使用される場合、かつ別段指定されない限り、化合物の「治療有効量」は、疾患、障害、若しくは状態の治療に治療的利点を提供するか、又は疾患、障害、若しくは状態に関連する1つ以上の症状を遅延させる又は最小限に抑えるのに十分な量である。化合物の治療有効量は、疾患、障害、又は状態の治療に治療的利点を提供する、単独での、又は他の療法と組み合わせた治療薬の量を意味する。用語「治療有効量」は、全体的な療法を改善するか、疾患若しくは状態の症状若しくは原因を低減若しくは回避するか、又は別の治療薬の治療効果を増強する量を包含し得る。
代替的な実施形態では、本発明は、対象が指定された疾患、障害、又は状態に罹患し始める前に、予防剤として、本発明の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又はその薬学的に許容される組成物を投与することを企図する。本明細書で使用される場合、「予防的治療」は、対象が指定された疾患、障害、又は状態に罹患し始める前に生じる作用を企図する。本明細書で使用される場合、かつ別途指定されない限り、化合物の「予防的有効量」は、疾患、障害、若しくは状態、又は疾患、障害、若しくは状態に関連する1つ以上の症状を防止するか、又はその再発を防止するのに十分な量である。化合物の予防的有効量は、単独での、又は他の薬剤と組み合わせて、疾患、障害、又は状態の防止に予防的な利点を提供する治療薬の量を意味する。用語「予防的有効量」は、全体的な予防を改善するか、又は別の予防剤の予防的効力を増強する量を包含し得る。
本明細書で使用される場合、用語「難治性」は、療法若しくは治療に容易に屈しないか若しくは応答しない、又は療法若しくは治療によって制御されない、疾患、障害、又は状態を指す。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される疾患、障害、又は状態は、難治性(例えば、難治性てんかん又は難治性欠神発作)であり、標準療法又は治療に応答しない。
化合物
一態様では、本明細書では、式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩を提供し、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは重水素であるが、ただし化合物が、
又はその薬学的に許容される塩ではない。
いくつかの実施形態では、R1a、R1b、R2a、及びR2bのうちの少なくとも1つは、重水素である。他の実施形態では、R1a、R1b、R2a、及びR2bは、水素である。
いくつかの実施形態では、R1a及びR1bは、重水素である。他の実施形態では、R1a及びR1bは、水素である。
いくつかの実施形態では、R2a及びR2bは、重水素である。他の実施形態では、R2a及びR2bは、水素である。
いくつかの実施形態では、Rの少なくとも1つは、重水素である。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R、R、及びRは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、nは、0である。いくつかの実施形態では、nは、1~9から選択される整数である。いくつかの実施形態では、nは、2である。いくつかの実施形態では、nは、4である。いくつかの実施形態では、nは、6である。いくつかの実施形態では、nは、8である。いくつかの実施形態では、nは、9である。
いくつかの実施形態では、nは、1~9から選択される整数であり、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、nは、1であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、2であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、4であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、6であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、8であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、9であり、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、mは、1、2、又は3である。いくつかの実施形態では、mは、1である。いくつかの実施形態では、mは、2である。いくつかの実施形態では、mは、3である。他の実施形態では、mは、0である。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるのは、以下からなる群から選択される化合物、




















、及び

又はその薬学的に許容される塩である。
驚くべきことに、ピペリジンコアの、窒素原子に隣接する炭素原子の一方又は両方での重水素化は、非重水素化化合物と比較して、代謝安定性を著しく改善させることが見出された。一実施形態では、本開示は、以下の化合物の重水素化類似体、
又はその薬学的に許容される塩を提供し、ピペリジン環上の窒素に隣接する炭素原子のうちの少なくとも1つが、1つ又は2つの重水素原子で置換されている。そのような一実施形態では、ピペリジン環上の窒素に隣接する両方の炭素原子が、1つ又は2つの重水素原子で置換されている。別の実施形態では、ピペリジン環上の窒素に隣接する両方の炭素原子は、2つの重水素原子で各々置換される。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(I-A)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、R、R、及びmは、式(I)に対して本明細書に定義されるとおりであり、
6a、R6b、R6c、及びR6dのうちの少なくとも1つは、重水素であり、
6e、R6f、R6g、R6hの各々は独立して、水素又は重水素である。
いくつかの変形では、R6a、R6b、R6c、及びR6dのうちの1つ、2つ、3つ、又は4つ全てが、重水素である。いくつかの変形では、R6a及びR6bは、水素であり、R6c及びR6dは、重水素である。いくつかの変形では、R6a及びR6bは、重水素であり、及びR6c及びR6dは、水素である。他の変形では、R6a及びR6cは、重水素であり、R6b及びR6dは、水素である。
いくつかの実施形態では、化合物は、以下からなる群、





、及び

又はその薬学的に許容される塩から選択される。
医薬組成物及び投与経路
別の態様では、本明細書では、式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物が提供され、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である。
いくつかの実施形態では、R1a、R1b、R2a、及びR2bのうちの少なくとも1つは、重水素である。他の実施形態では、R1a、R1b、R2a、及びR2bは、水素である。
いくつかの実施形態では、R1a及びR1bは、重水素である。他の実施形態では、R1a及びR1bは、水素である。
いくつかの実施形態では、R2a及びR2bは、重水素である。他の実施形態では、R2a及びR2bは、水素である。
いくつかの実施形態では、Rの少なくとも1つは、重水素である。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、-CHである。他の実施形態では、Rは、-CDである。
いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R及びRは、-CDである。いくつかの実施形態では、R、R、及びRは、-CDである。
いくつかの実施形態では、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、nは、0である。いくつかの実施形態では、nは、1~9から選択される整数である。いくつかの実施形態では、nは、2である。いくつかの実施形態では、nは、4である。いくつかの実施形態では、nは、6である。いくつかの実施形態では、nは、8である。いくつかの実施形態では、nは、9である。
いくつかの実施形態では、nは、1~9から選択される整数であり、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、nは、1であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、2であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、4であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、6であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、8であり、Rは、重水素である。いくつかの実施形態では、nは、9であり、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、Rは、重水素である。
いくつかの実施形態では、mは、1、2、又は3である。いくつかの実施形態では、mは、1である。いくつかの実施形態では、mは、2である。いくつかの実施形態では、mは、3である。他の実施形態では、mは、0である。
別の態様では、本明細書で提供されるのは、以下からなる群から選択される化合物、



















、及び

又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容される賦形剤を含む。特定の実施形態では、医薬組成物は、有効量の有効成分を含む。特定の実施形態では、医薬組成物は、治療有効量の有効成分を含む。特定の実施形態では、医薬組成物は、予防有効量の有効成分を含む。
本発明は、有効成分として、本明細書に記載の化合物(例えば式(I)の化合物)又はその薬学的に許容される塩、並びに1つ以上の薬学的に許容される賦形剤、不活性固体希釈剤及びフィラーを含む担体、滅菌水溶液及び様々な有機溶媒を含む希釈剤、透過促進剤、可溶化剤及びアジュバントを含有する医薬組成物を提供する。医薬組成物は、単独で投与しても、他の治療薬と組み合わせて投与してもよい。このような組成物は、当該医薬技術分野で周知の様式で調製される(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mace Publishing Co.,Philadelphia,Pa.17th Ed.(1985)、及びModern Pharmaceutics,Marcel Dekker,Inc.3rd Ed.(G.S.Banker & C.T.Rhodes,Eds.を参照されたい)。
医薬組成物は、例えば、直腸、口腔、鼻腔内、及び経皮経路を含む、動脈内注射、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所によって、吸入剤として、又は例えば、ステント、又は動脈挿入円筒形ポリマーなどの含浸若しくはコーティングされたデバイスを介して、参照により組み込まれるそれらの特許及び特許出願に記載のものと同様の有用性を有する、薬剤の許容される投与方式のうちのいずれかによって、単回又は複数回用量のいずれで投与してもよい。
投与のための一方式は、非経口、特に注射によるものである。本発明の新規組成物が注射による投与のために組み込まれ得る形態は、水性若しくは油性懸濁液、又はゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、若しくはピーナッツ油を含むエマルション、並びにエリキシル剤、マンニトール、デキストロース、又は滅菌水溶液、及び同様の薬学的ビヒクルを含む。生理食塩水中の水溶液も従来注射に使用されているが、本発明との関連ではあまり好ましくない。また、エタノール、グリセロール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコールなど(及びそれらの好適な混合物)、シクロデキストリン誘導体、及び植物油を用いてもよい。適切な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散液の場合は必要な粒径を維持することによって、及び界面活性剤の使用によって維持することができる。微生物作用の防止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、チメロサールなどの様々な抗菌剤及び抗真菌剤によってもたらされ得る。
滅菌注射用溶液は、必要に応じて、上に列挙される様々な他の成分を含む適切な溶媒中に、必要な量の本発明による化合物を組み込み、その後濾過滅菌することによって調製される。概して、分散液は、基本的な分散媒及び上に列挙されるものからの必要とされる他の成分とを含有する滅菌ビヒクル中に、様々な滅菌された有効成分を組み込むことによって調製される。滅菌注射用溶液を調製するための滅菌粉末の場合、好ましい調製方法は、予め滅菌濾過したその滅菌溶液から有効成分及び任意の追加の所望の成分の粉末を得る真空乾燥及び凍結乾燥技術である。
経口投与は、本発明による化合物の投与のための別の経路である。投与は、カプセル又は腸溶性コーティング錠剤などを介してもよい。本明細書に記載の少なくとも1つの化合物を含む医薬組成物の作製では、有効成分は、通常、賦形剤によって希釈され、かつ/又はカプセル、小袋、紙、若しくは他の容器の形態であり得る担体内に封入される。賦形剤が希釈剤として機能する場合、賦形剤は、有効成分のためのビヒクル、担体、又は媒体として作用する(上述のような)固体、半固体、又は液体材料の形態であり得る。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、粉末、舐剤、小袋、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液、エマルション、溶液、シロップ、エアロゾル(固体として又は液体媒体中)、例えば、最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル、滅菌注射用溶液、並びに滅菌包装粉末の形態であり得る。
好適な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップ、及びメチルセルロースが挙げられる。製剤は、タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱油などの滑剤、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、メチル及びプロピルヒドロキシ-安息香酸塩などの保存剤、甘味剤、香味剤を更に含むことができる。
本発明の組成物は、当該技術分野において既知の手順を用いることによって患者に投与した後に、有効成分の迅速な、持続的、又は遅延放出を提供するように製剤化され得る。経口投与のための制御放出薬物送達システムとしては、浸透圧ポンプシステム、及びポリマーコーティングされたリザーバ又は薬物ポリマーマトリックス製剤を含有する溶解システムが挙げられる。制御放出システムの例は、米国特許第3,845,770号、同第4,326,525号、同第4,902,514号、及び同第5,616,345号に記載されている。本発明の方法での使用のための別の製剤は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を用いる。このような経皮パッチは、制御された量で本発明の化合物の連続的又は不連続的な注入を提供するために使用され得る。医薬品を送達するための経皮パッチの構成及び使用は、当該技術分野において周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号、及び同第5,001,139号を参照されたい。このようなパッチは、医薬品の継続的、パルス的、又はオンデマンド送達のために構築され得る。
組成物は、好ましくは、単位剤形で製剤化される。用語「単位剤形」は、ヒト対象及び他の哺乳動物用の単位投薬量として好適な物理的に個別の単位を指し、各単位は、好適な薬学的賦形剤(例えば、錠剤、カプセル、アンプル)に関連して、所望の療法的効果を生じるように計算された既定量の活性物質を含有する。化合物は、概して、薬学的有効量で投与される。好ましくは、経口投与では、各投薬量単位は、1mg~2gの本明細書に記載の化合物を含有し、非経口投与では、好ましくは0.1~700mgの本明細書に記載の化合物化合物を含有する。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、通常、治療される状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物及びその相対的活性、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重症度などを含む関連状況を鑑みて、医師によって決定されるであろうことが理解されるであろう。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要有効成分を薬学的賦形剤と混合して、本発明の化合物の均一な混合物を含有する固体予備処方組成物を形成する。これらの予備処方組成物が均質であると言及する場合、有効成分は、組成物全体に均一に分散され、それによって組成物が、錠剤、丸剤、及びカプセルなどの等しく有効な単位剤形に容易に細分され得ることを意味する。
本発明の錠剤又は丸剤は、持続性作用の利点を生じる剤形を提供するか、又は胃の酸性状態から保護するために、コーティング又は他の方法で配合され得る。例えば、錠剤又は丸剤は、内側投薬構成成分及び外側投薬構成成分を含むことができ、後者は前者を覆う外被の形態である。2つの構成成分は、胃での崩壊に耐え、かつ内側構成成分が無傷で十二指腸を通るか、又は遅延放出されることを可能にするように機能する、腸溶層によって分離され得る。そのような腸溶層又はコーティングには、多様な材料が使用され得、そのような材料としては、多くのポリマー酸、並びにポリマー酸とセラック、セチルアルコール、及び酢酸セルロースなどの材料との混合物が挙げられる。
吸入又は吹送用の組成物は、薬学的に許容される水性溶媒もしく有機溶媒、又はそれらの混合物中の溶液及び懸濁液、並びに粉末を含む。液体又は固体組成物は、上記のような好適な薬学的に許容される賦形剤を含有してもよい。好ましくは、組成物は、局所又は全身的効果のために経口又は経鼻呼吸経路によって投与される。好ましくは薬学的に許容される溶媒中にある組成物は、不活性ガスの使用によって噴霧されてもよい。噴霧される溶液は、噴霧デバイスから直接吸入されてもよく、又は噴霧デバイスは、フェイスマスクテント若しくは間欠的陽圧呼吸器に装着されてもよい。溶液、懸濁液、又は粉末組成物は、適切な様式で製剤を送達するデバイスから、好ましくは経口又は経鼻投与され得る。
いくつかの実施形態では、開示の化合物、又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体と、を含む医薬組成物。
治療方法
てんかん及びてんかん症候群
本明細書に記載の化合物及び組成物は、てんかん及びてんかん症候群の治療において有用である。てんかんは、脳内の神経細胞活性が妨げられ、これにより、異常な動き、普通でない行動、感覚及び時に意識喪失の期間として現れ得る発作を引き起こす、CNS障害である。発作症状は、数秒間の単なる無表情の凝視から、発作中の腕又は脚の反復性攣縮まで、非常に大きく異なる。
てんかんは、全般発作又は部分発作若しくは焦点発作を含み得る。脳の全ての領域が、全般発作に関与する。全般発作を経験している人は、叫ぶか、又は幾らかの音を立て、数秒間~1分程度硬直した後、手足の律動的な動きを有する場合がある。目は一般的に開いており、人は、呼吸していないように見え、実際に青くなる場合がある。意識は、徐々に戻り、人は、数分間~数時間混乱する場合もある。以下が、主要なタイプの全般発作である:強直間代性発作、強直性発作、間代性発作、ミオクローヌス発作、ミオクローヌス強直間代性発作、ミオクローヌス脱力発作、脱力発作、及び欠神(定型、非定型、ミオクローヌス、眼瞼ミオクローヌス)発作、並びにてんかん性スパズム。部分又は焦点発作では、脳の一部のみが関与するため、身体の一部のみが影響を受ける。異常な電気的活動を有する脳の部分に応じて、症状は異なり得る。
本明細書に記載されるてんかんは、全般発作、部分発作、複雑部分発作(例えば、脳の一部のみが関与するが、意識が損なわれている発作)、強直間代性発作、間代性発作、強直性発作、難治性発作、てんかん重積、欠神発作、熱性発作、又は側頭葉てんかんを含む。
本明細書に記載される化合物及び組成物はまた、てんかん症候群の治療において有用であり得る。てんかんのいくつかの態様によって少なくとも部分的に引き起こされたびまん性脳機能障害を伴う重度の症候群はまた、てんかん性脳症とも呼ばれる。これらは、治療に抵抗性である頻繁な発作、及び重度の認知機能障害、例えば、ウエスト症候群と関連する。
いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、てんかん性脳症、ドラベ症候群、アンジェルマン症候群、CDKL5障害、前頭葉てんかん、点頭てんかん、ウエスト症候群、若年性ミオクローヌスてんかん、ランドウ・クレフナー症候群、レノックス・ガストー症候群、大田原症候群、PCDH19てんかん、又はGlut1欠損症を含む。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、小児欠神てんかん(CAE)である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、若年性欠神てんかん(JAE)である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、レノックス・ガストー症候群である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、SLC6A1てんかん性脳症である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、T型カルシウムチャネルをコードする遺伝子の変異(例えば、遺伝性全般てんかん(GGE)についてCACNA1G、EEF1A2、及びGABRG2、並びに非後天的焦点てんかん(NAFE)についてLGI1、TRIM3、及びGABRG2)と関連する。Am J Hum Genet.2019 Aug 1;105(2):267-28。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、ドーゼ症候群又はミオクローヌス失立てんかんである。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、睡眠期持続性棘徐波(CSWS)を伴うてんかん性脳症である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、ランドウ・クレフナー症候群(LKS)である。いくつかの実施形態では、てんかん症候群は、ジーボンス症候群である。
欠神発作
欠神発作は、特発性全般てんかん(IGE)を有する患者における最も一般的な発作タイプの1つである(Berg et al.,Epilepsia 2000)。欠神発作は、意識消失及び応答性消失の突然発症を特徴とする比較的短い非痙攣性発作で、通常10~30秒間持続し、発作後錯乱なしに正常な意識に迅速に戻る。発作は、付随するEEG記録において、全般性の1~6Hz(例えば、3Hz)棘波放電の突然発生及び消失により特徴付けられる。欠神発作は、しばしば、1日に複数回生じ、学習及び心理社会的機能を中断させ、意識喪失の頻繁な発症のため、傷害のリスクを呈する。典型的には、欠神発作は、幼児期に始まり、10代後半までに寛解する。しかしながら、少数の患者において、それらは、しばしば、薬物抵抗性である成人期まで持続し、全般強直間代性てんかん発作などの他のてんかん発作タイプを伴う場合がある。これらの成人患者では、欠神発作は、特に、通常、高度に身体障害性であり、罹患者が意識喪失である発作に付随する期間が安全性リスクを引き起こし、自動車の免許の取得、又は職業及び趣味の追求の資格を奪うことにより、重大な心理社会的能力障害を伴う(Wirrell et al.,1997)。
欠神発作は、比較的治療が「容易」であるという一般的な認識があるが、小児欠神てんかんを有する患者における無作為化比較試験では、最も有効な抗てんかん薬であるエトスクシミド及びバルプロ酸でさえ、ビデオEEG記録により評価したところ、16週目でそれぞれ53%及び58%の患者における発作のみを完全に制御し(Glauser et al.,2010)、12ヶ月で、それぞれ45%及び44%の患者における発作のみを完全に制御した(Glauser et al.,2013)ことを示した。欠神発作を治療するために一般的に使用される他のAEDであるラモトリギンは、16週で患者の29%、12ヶ月月で患者の21%におけるてんかん発作を制御したのみであった。更に、エトスクシミドとバルプロ酸の両方に、耐えられない副作用(これらの薬剤のいずれかで治療した患者の24%において生じる)が一般的に伴い(Glauser et al.,2010)、後者は、現在では、妊娠可能である少女及び女性において禁忌であると一般的にみなされる。欠神発作に対する他の治療選択肢は制限されており、ベンゾジアゼピンのみ有効性が確立されており、これらは、鎮静及び認知的な副作用に起因して、一般的に忍容性が低い。成人期まで持続する欠神発作は、特に治療が難しく、患者は、しばしば、複数の薬剤で治療され、発作制御を達成することなく、重大な副作用を生じる。
低閾値(T型)のカルシウムチャネルが、欠神発作の発生及び維持において重要な役割を果たし、欠神発作中に視床皮質ニューロンで生じる振動性バースト発火の主要要素であることを示す、膨大な証拠が存在する(Pinault and O’Brien,1997)。いくつかの実施形態では、本発明は、本明細書に記載される組成物を用いて欠神発作を治療するための方法を特徴とする。いくつかの実施形態では、欠神発作は、難治性欠神発作である。いくつかの実施形態では、欠神発作は、抗てんかん薬(例えば、エトスクシミド、バルプロ酸、又はラモトリギン)に対して難治性である。
いくつかの実施形態では、対象は、てんかんを有する。いくつかの実施形態では、欠神発作は、非定型欠神発作である。いくつかの実施形態では、欠神発作は、成人欠神発作、若年性欠神発作、又は小児欠神発作を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される方法は、欠神発作を有する対象を特定することを更に含む。
遺伝性てんかん
いくつかの実施形態では、てんかん又はてんかん症候群は、遺伝性てんかん又は遺伝性てんかん症候群である。いくつかの実施形態では、てんかん又はてんかん症候群は、遺伝性全般てんかんである。いくつかの実施形態では、てんかん又はてんかん症候群は、てんかん性脳症、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を伴うてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、ドラベ症候群、SCN1A変異を伴うドラベ症候群、熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代性発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を伴う焦点てんかん、SCN3A変異を伴う潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、ラスムッセン脳炎、乳児悪性焦点移動性部分発作、常染色体優勢夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、及びKCNT1てんかん性脳症を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される方法は、本明細書に記載される組成物の投与前に、てんかん又はてんかん症候群(例えば、てんかん性脳症、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を伴うてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、ドラベ症候群、SCN1A変異を伴うドラベ症候群、熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代性発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を伴う焦点てんかん、SCN3A変異を伴う潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、ラスムッセン脳炎、乳児悪性焦点移動性部分発作、常染色体優勢夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、及びKCNT1てんかん性脳症)を有する対象を特定することを更に含む。
一態様では、本発明は、てんかん又はてんかん症候群(例えば、てんかん性脳症、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を伴うてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、ドラベ症候群、SCN1A変異を伴うドラベ症候群、熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代性発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を伴う焦点てんかん、SCN3A変異を伴う潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、ラスムッセン脳炎、乳児悪性焦点移動性部分発作、常染色体優勢夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、及びKCNT1てんかん性脳症)を治療する方法であって、治療を必要とする対象に、本明細書に記載される化合物又は組成物を投与することを含む方法を特徴とする。
本発明の化合物又は組成物はまた、対象が、ALDH7A1、ALG13、ARHGEF9、ARX、ASAH1、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLN8、CNTNAP2、CPA6、CSTB、DEPDC5、DNM1、EEF1A2、EPM2A、EPM2B、GABRA1、GABRB3、GABRG2、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HCN1、IER3IP1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、LGI1、MEF2C、NHLRC1、PCDH19、PLCB1、PNKP、PNPO、PRICKLE1、PRICKLE2、PRRT2、RELN、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SCN9A、SIAT9、SIK1、SLC13A5、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SNIP1、SPTAN1、SRPX2、ST3GAL3、STRADA、STX1B、STXBP1、SYN1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、及びWWOXのうちの1つ以上に変異を有する、てんかん性脳症を治療するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、本明細書に記載の化合物又は組成物の投与前に、ALDH7A1、ALG13、ARHGEF9、ARX、ASAH1、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLN8、CNTNAP2、CPA6、CSTB、DEPDC5、DNM1、EEF1A2、EPM2A、EPM2B、GABRA1、GABRB3、GABRG2、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HCN1、IER3IP1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、LGI1、MEF2C、NHLRC1、PCDH19、PLCB1、PNKP、PNPO、PRICKLE1、PRICKLE2、PRRT2、RELN、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SCN9A、SIAT9、SIK1、SLC13A5、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SNIP1、SPTAN1、SRPX2、ST3GAL3、STRADA、STX1B、STXBP1、SYN1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、WWOX、CACNA1G、CACNA1H、及びCACNA1Iのうちの1つ以上に変異を有する対象を特定することを更に含む。
本発明の化合物又は組成物はまた、対象が、ADSL、ALDH5A1、ALDH7A1、ALG13、ARG1、ARHGEF9、ARX、ATP1A2、ATP1A3、ATRX、BRAT1、C12orf57、CACNA1A、CACNA2D2、CARS2、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLCN4、CLN2(TPP1)、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CSTB、CTSD、DDC、DEPDC5、DNAJC5、DNM1、DOCK7、DYRK1A、EEF1A2、EFHC1、EHMT1、EPM2A、FARS2、FOLR1、FOXG1、FRRS1L、GABBR2、GABRA1、GABRB2、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GLRA1、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HCN1、HNRNPU、IER3IP1、IQSEC2、ITPA、JMJD1C、KANSL1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNH2、KCNJ10、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、LGI1、LIAS、MBD5、MECP2、MEF2C、MFSD8、MOCS1、MOCS2、MTOR、NEDD4L、NEXMIF、NGLY1、NHLRC1、NPRL3、NRXN1、PACS1、PCDH19、PIGA、PIGN、PIGO、PLCB1、PNKD、PNKP、PNPO、POLG、PPT1、PRICKLE1、PRIMA1、PRRT2、PURA、QARS、RELN、ROGDI、SATB2、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN3A、SCN8A、SCN9A、SERPINI1、SGCE、SIK1、SLC12A5、SLC13A5、SLC19A3、SLC25A12、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SLC6A8、SLC9A6、SMC1A、SNX27、SPATA5、SPTAN1、ST3GAL5、STRADA、STX1B、STXBP1、SUOX、SYN1、SYNGAP1、SYNJ1、SZT2、TBC1D24、TCF4、TPK1、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、WWOX、ZDHHC9、ZEB2、ABAT、ARHGEF15、ATP6AP2、CACNA1H、CACNB4、CASR、CERS1、CNTN2、CPA6、DIAPH1、FASN、GABRD、GAL、GPHN、KCNA1、KCND2、KCNH5、KPNA7、LMNB2、NECAP1、PIGG、PIGQ、PIK3AP1、PRDM8、PRICKLE2、RBFOX1、RBFOX3、RYR3、SCN5A、SETD2、SLC35A3、SNAP25、SRPX2、ST3GAL3、TBL1XR1、AMT、GCSH、GLDC、FLNA、PTEN、及びRANBP2のうちの1つ以上に変異を有する、てんかん性脳症を治療するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、ADSL、ALDH5A1、ALDH7A1、ALG13、ARG1、ARHGEF9、ARX、ATP1A2、ATP1A3、ATRX、BRAT1、C12orf57、CACNA1A、CACNA2D2、CARS2、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLCN4、CLN2(TPP1)、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CSTB、CTSD、DDC、DEPDC5、DNAJC5、DNM1、DOCK7、DYRK1A、EEF1A2、EFHC1、EHMT1、EPM2A、FARS2、FOLR1、FOXG1、FRRS1L、GABBR2、GABRA1、GABRB2、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GLRA1、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HCN1、HNRNPU、IER3IP1、IQSEC2、ITPA、JMJD1C、KANSL1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNH2、KCNJ10、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、LGI1、LIAS、MBD5、MECP2、MEF2C、MFSD8、MOCS1、MOCS2、MTOR、NEDD4L、NEXMIF、NGLY1、NHLRC1、NPRL3、NRXN1、PACS1、PCDH19、PIGA、PIGN、PIGO、PLCB1、PNKD、PNKP、PNPO、POLG、PPT1、PRICKLE1、PRIMA1、PRRT2、PURA、QARS、RELN、ROGDI、SATB2、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN3A、SCN8A、SCN9A、SERPINI1、SGCE、SIK1、SLC12A5、SLC13A5、SLC19A3、SLC25A12、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SLC6A8、SLC9A6、SMC1A、SNX27、SPATA5、SPTAN1、ST3GAL5、STRADA、STX1B、STXBP1、SUOX、SYN1、SYNGAP1、SYNJ1、SZT2、TBC1D24、TCF4、TPK1、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、WWOX、ZDHHC9、ZEB2、ABAT、ARHGEF15、ATP6AP2、CACNA1H、CACNB4、CASR、CERS1、CNTN2、CPA6、DIAPH1、FASN、GABRD、GAL、GPHN、KCNA1、KCND2、KCNH5、KPNA7、LMNB2、NECAP1、PIGG、PIGQ、PIK3AP1、PRDM8、PRICKLE2、RBFOX1、RBFOX3、RYR3、SCN5A、SETD2、SLC35A3、SNAP25、SRPX2、ST3GAL3、TBL1XR1、AMT、GCSH、GLDC、FLNA、PTEN、及びRANBP2のうちの1つ以上に変異を有する対象を特定することを更に含む。
本発明の化合物又は組成物はまた、対象が、ADSL、ALDH5A1、ALDH7A1、ALG13、ARHGEF9、ARX、ASNS、ATP1A2、ATP1A3、ATP6AP2、ATRX、BRAT1、CACNA1A、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNA7、CHRNB2、CLCN4、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CSTB、CTNNB1、CTSD(CLN10)、CTSF、DDX3X、DEPDC5、DNAJC5(CLN4B)、DNM1、DYRK1A、EEF1A2、EHMT1、EPM2A、FLNA、FOLR1、FOXG1、FRRS1L、GABBR2、GABRA1、GABRB2、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GLDC、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HNRNPU、IQSEC2、KANSL1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNH1、KCNJ10、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7(CLN14)、KDM6A、KIAA2022、LGI1、MAGI2、MBD5、MECP2、MEF2C、MFSD8(CLN7)、NALCN、NGLY1、NHLRC1(EPM2B)、NPRL3。NR2F1、NRXN1、PACS1、PCDH19、PIGA PIGO、PIGV、PLCB1、PNKP、PNPO、POLG、PPP2R5D、PPT1(CLN1)、PRRT2、PURA、QARS、SATB2、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SLC13A5、SLC19A3、SLC25A22、SLC2A1、SLC6A1、SLC6A8、SLC9A6、SMC1A、SPATA5、SPTAN1、STX1B、STXBP1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、TBL1XR1、TCF4、TPP1(CLN2)、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、WWOX、及びZEB2のうちの1つ以上に変異を有する、てんかん性脳症を治療するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、ADSL、ALDH5A1、ALDH7A1、ALG13、ARHGEF9、ARX、ASNS、ATP1A2、ATP1A3、ATP6AP2、ATRX、BRAT1、CACNA1A、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNA7、CHRNB2、CLCN4、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CSTB、CTNNB1、CTSD(CLN10)、CTSF、DDX3X、DEPDC5、DNAJC5(CLN4B)、DNM1、DYRK1A、EEF1A2、EHMT1、EPM2A、FLNA、FOLR1、FOXG1、FRRS1L、GABBR2、GABRA1、GABRB2、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GLDC、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、HNRNPU、IQSEC2、KANSL1、KCNA2、KCNB1、KCNC1、KCNH1、KCNJ10、KCNMA1、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7(CLN14)、KDM6A、KIAA2022、LGI1、MAGI2、MBD5、MECP2、MEF2C、MFSD8(CLN7)、NALCN、NGLY1、NHLRC1(EPM2B)、NPRL3。NR2F1、NRXN1、PACS1、PCDH19、PIGA PIGO、PIGV、PLCB1、PNKP、PNPO、POLG、PPP2R5D、PPT1(CLN1)、PRRT2、PURA、QARS、SATB2、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SLC13A5、SLC19A3、SLC25A22、SLC2A1、SLC6A1、SLC6A8、SLC9A6、SMC1A、SPATA5、SPTAN1、STX1B、STXBP1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、TBL1XR1、TCF4、TPP1(CLN2)、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、WWOX、及びZEB2のうちの1つ以上に変異を有する対象を特定することを更に含む。
本発明の化合物又は組成物はまた、対象が、ALDH7A1、ARHGEF9、ARX、ATP13A2、ATP1A2、CACNA1A、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CRH、CSTB、CTSD、CTSF、DCX、DEPDC5、DNAJC5、DNM1、DYNC1H1、DYRK1A、EEF1A2、EPM2A、FLNA、FOLR1、FOXG1、GABRA1、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、GRN、HCN1、HNRNPU、IQSEC2、KCNA2、KCNC1、KCNJ10、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、KIAA2022、LGI1、MECP2、MEF2C、MFSD8、NHLRC1、NRXN1、PCDH19、PIGA、PLCB1、PNKP、PNPO、POLG、PPT1、PRICKLE1、PRRT2、PURA、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SIK1、SLC13A5、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SLC9A6、SMC1A、SNAP25、SPTAN1、ST3GAL3、STX1B、STXBP1、SYN1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、TBL1XR1、TCF4、TPP1、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、及びZEB2のうちの1つ以上に変異を有する、てんかん性脳症を治療するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、ALDH7A1、ARHGEF9、ARX、ATP13A2、ATP1A2、CACNA1A、CASK、CDKL5、CHD2、CHRNA2、CHRNA4、CHRNB2、CLN3、CLN5、CLN6、CLN8、CNTNAP2、CRH、CSTB、CTSD、CTSF、DCX、DEPDC5、DNAJC5、DNM1、DYNC1H1、DYRK1A、EEF1A2、EPM2A、FLNA、FOLR1、FOXG1、GABRA1、GABRB3、GABRG2、GAMT、GATM、GNAO1、GOSR2、GRIN1、GRIN2A、GRIN2B、GRN、HCN1、HNRNPU、IQSEC2、KCNA2、KCNC1、KCNJ10、KCNQ2、KCNQ3、KCNT1、KCTD7、KIAA2022、LGI1、MECP2、MEF2C、MFSD8、NHLRC1、NRXN1、PCDH19、PIGA、PLCB1、PNKP、PNPO、POLG、PPT1、PRICKLE1、PRRT2、PURA、SCARB2、SCN1A、SCN1B、SCN2A、SCN8A、SIK1、SLC13A5、SLC25A22、SLC2A1、SLC35A2、SLC6A1、SLC9A6、SMC1A、SNAP25、SPTAN1、ST3GAL3、STX1B、STXBP1、SYN1、SYNGAP1、SZT2、TBC1D24、TBL1XR1、TCF4、TPP1、TSC1、TSC2、UBE3A、WDR45、及びZEB2のうちの1つ以上に変異を有する対象を特定することを更に含む。
気分障害
気分障害などの精神障害、例えば、臨床的うつ病、産後うつ病若しくは分娩後うつ病、周産期うつ病、非定型うつ病、メランコリー型うつ病、精神病性大うつ病、緊張病性うつ、季節性情動障害、気分変調症、二重うつ病、抑うつ性パーソナリティ障害、反復性短期うつ病、小うつ病性障害、双極性障害若しくは躁うつ障害、慢性的な病状により引き起こされるうつ病、治療抵抗性うつ病、難治性うつ病、自殺傾向、自殺念慮、又は自殺行動を治療するための方法もまた、本明細書において提供される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される方法は、うつ病(例えば、中程度又は重度のうつ病)に罹患している対象に治療効果をもたらす。いくつかの実施形態では、気分障害は、本明細書に記載される疾患又は障害(例えば、神経内分泌疾患及び障害、神経変性疾患及び障害(例えば、てんかん)、運動障害、振戦(例えば、パーキンソン病)、女性の健康障害若しくは状態)と関連する。
臨床的うつ病はまた、大うつ病、大うつ病性障害(MDD)、重度抑うつ、単極性うつ病、単極性障害、及び反復性うつ病としても知られ、低い自尊心及び通常は楽しい活動での興味又は喜びの喪失を伴う、広範かつ持続的な気分の落ち込みを特徴とする精神障害を指す。臨床的うつ病を有する人の中には、睡眠障害、体重減少、及び一般的な動揺し、怒りっぽい感情を有する人もいる。臨床的うつ病は、個体の感じ方、考え方、行動に影響を与え、様々な感情的及び身体的問題につながる可能性がある。臨床的うつ病を有する個体は、日常の活動を行うのに苦労し、人生を生きる価値がないと感じることがある。
周産期うつ病は、妊娠中のうつ病を指す。症状は、易怒性、泣き叫ぶこと、落ち着かない感情、睡眠障害、極度の疲労(感情的及び/若しくは身体的)、食欲の変化、集中が困難であること、不安並びに/又は心配の増大、乳児及び/又は胎児とのつながりが感じられない、並びに以前は楽しかった活動への興味の喪失を含む。
産後うつ病(PND)はまた、分娩後うつ病(PPD)とも称され、出産後の女性に影響を及ぼす臨床的うつ病の1種を指す。症状は、悲哀、疲労、睡眠及び摂食習慣の変化、性的欲求の低下、泣き叫びの発現、不安、及び易怒性を含み得る。いくつかの実施形態では、PNDは、治療抵抗性うつ病(例えば、本明細書に記載される治療抵抗性うつ病)である。いくつかの実施形態では、PNDは、難治性うつ病(例えば、本明細書に記載される難治性うつ病)である。
いくつかの実施形態では、PNDを有する対象はまた、妊娠中に、うつ病、又はうつ病の症状を経験していた。このうつ病は、本明細書において周産期うつ病と呼ばれる。実施形態では、周産期うつ病を経験している対象は、PNDを経験するリスクが増大する。
非定型うつ病(AD)は、気分反応性(例えば、逆説的快感消失)及び積極性、有意な体重増加又は食欲亢進により特徴付けられる。ADに罹患している患者はまた、過度の睡眠又は傾眠(過眠症)、手足の重い感覚、及び対人関係の拒絶の受け止めに対する過敏の結果としての重大な社会的障害を有する場合もある。
メランコリー型うつ病は、大部分又は全ての活動における喜びの喪失(快感消失)、楽しい刺激への反応を出さない、悲しみ又は喪失よりも顕著な抑うつ気分、過度の体重減少、又は過度の罪悪感により特徴付けられる。
精神病性大うつ病(PMD)又は精神病性うつ病は、特に、メランコリー性質の大うつ病エピソードで、個体が妄想及び幻覚などの精神病症状を経験するものを指す。
緊張病性うつは、運動行動の妨害及び他の症状を伴う大うつ病を指す。個体は、無言かつ昏迷状態になり、動けないか、又は目的がないか若しくは奇妙な動きを呈し得る。
季節性情動障害(SAD)は、季節性うつ病の一種で、個体が秋又は冬になるとうつ病エピソードの季節パターンを有するものを指す。
気分変調症は、単極性うつ病に関連する状態で、同じく身体的及び認知的問題が明らかであるものを指す。これらは、それほど深刻ではないが、より長く(例えば、少なくとも2年間)持続する傾向がある。
二重うつ病は、少なくとも2年間持続するかなりの抑うつ気分(気分変調症)で、大うつ病の期間によって中断されるものを指す。
抑うつ性パーソナリティ障害(DPD)は、抑うつ特性を有するパーソナリティ障害を指す。反復性短期うつ病(RBD)は、個体が、月に約1回、うつ病エピソードを有し、それぞれのエピソードが、2週間以下、典型的には2~3日未満持続する、状態を指す。
小うつ病性障害又は軽度のうつ病は、少なくとも2つの症状が、2週間存在する、うつ病を指す。
双極性障害又は躁うつ病性障害は、感情的高揚感(躁病又は軽躁病)及び低揚感(うつ病)を含む、極端な気分の揺れを引き起こす。躁病の期間中、個体は、異常な幸せ、エネルギッシュ、若しくはいらいらを感じるか、又は行動したりすることがある。彼らは、しばしば、結果に関してほとんど考慮しないで決断を下す。睡眠の欲求は、通常、低減する。うつ病の期間中、泣き叫び、他人とのアイコンタクトが乏しく、人生に対する否定的な見方があることがある。障害を有する者での自殺リスクは、20年間で6%超と高いが、自傷は、30~40%で生じる。不安障害及び物質使用障害などの他のメンタルヘルス問題は、双極性障害と一般的に関連する。
慢性的な病状により引き起こされるうつ病は、がん又は慢性疼痛、化学療法、慢性ストレスなどの慢性的な病状により引き起こされるうつ病を指す。
治療抵抗性うつ病は、個体が、うつ病について治療されているが、症状が改善しない状態を指す。例えば、抗うつ剤又は心理カウンセリング(精神療法)は、治療抵抗性うつ病を有する個体についてのうつ病症状を和らげない。ある場合では、治療抵抗性うつ病を有する個体は、症状を改善するが、また再発する。難治性うつ病は、三環系抗うつ薬、MAOI、SSRI、並びに二重及び三重取り込み阻害剤(double and triple uptake inhibitor)及び/又は抗不安薬を含む、標準的な薬理学的治療、並びに非薬理学的治療(例えば、精神療法、電気痙攣療法、迷走神経刺激及び/又は経頭蓋磁気刺激)に抵抗性であるうつ病に罹患している患者において発生する。
術後うつ病は、外科的処置後の(例えば、自分の死と向き合わなければならない結果として)うつ病の感情を指す。例えば、個体は、悲哀又は空虚な気分を持続的に感じ、通常楽しい趣味及び活動における喜び又は興味の喪失、又は無価値若しくは絶望感の持続的な感情を感じ得る。
女性の健康の状態又は障害に関連する気分障害は、(例えば、本明細書に記載される)女性の健康の状態又は障害に関連する(例えば、それに起因する)気分障害(例えば、うつ病)を指す。
自殺傾向、自殺念慮、自殺行動は、個体の自殺する傾向を指す。自殺念慮は、自殺についての考え又は自殺への異常な執着に関する。自殺念慮の範囲は、例えば、つかの間の思考から広範な思考、詳細な計画、ロールプレイング、不完全な試みまで、大きく異なる。症状は、自殺について話すこと、自殺する手段を得ること、社会的な接触から退くこと、死に気を取られること、状況に囚われるか、又は絶望的になる感情、アルコール又は薬剤の使用の増大、危険なこと又は自己破壊的なことをすること、もう二度と会えないかのように、人々に別れを告げることを含む。
うつ病の症状としては、持続的な不安感又は悲しみの感情、無力感、絶望感、悲観主義、無価値感、元気のなさ、落ち着きのなさ、睡眠困難、不眠、易怒性、疲労、運動困難、楽しい活動又は趣味に対する興味の喪失、集中力の喪失、元気の喪失、自尊心の低さ、前向きな思考又は計画性の欠如、過度な睡眠、過食、食欲喪失、不眠症、自傷、自殺の思考、及び自殺企図が挙げられる。症状の存在、重症度、頻度、及び持続時間は、場合により変動し得る。うつ病の症状、及びその緩和は、医師又は心理学者によって(例えば、精神状態の検査により)確認され得る。
いくつかの実施形態では、気分障害は、うつ病、大うつ病性障害、双極性障害、気分変調性障害、不安障害、ストレス、外傷後ストレス障害、双極性障害、及び強迫性障害から選択される。いくつかの実施形態では、気分障害は、大うつ病性障害である。
いくつかの実施形態では、方法は、既知のうつ病尺度、例えば、ハミルトンうつ病(HAM-D)尺度、臨床全般印象-改善尺度(CGI)、及びモンゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)を用いて対象をモニタリングすることを含む。いくつかの実施形態では、治療効果は、対象により呈示されるハミルトンうつ病(HAM-D)合計スコアの低減により決定することができる。治療効果は、特定の治療期間にわたり評価することができる。例えば、治療効果は、本明細書に記載される組成物の投与後(例えば、投与の12、24、若しくは48時間後;又は24、48、72、若しくは96時間以上後;又は1日、2日、14日、21日、若しくは28日後;又は1週間、2週間、3週間、若しくは4週間後;又は1ヶ月、2ヶ月、6ヶ月、若しくは10ヶ月後;又は1年、2年後、若しくは一生)のHAM-D合計スコアにおけるベースラインからの減少により決定することができる。
いくつかの実施形態では、対象は、軽度の抑うつ障害、例えば、軽度の大うつ病性障害を有する。いくつかの実施形態では、対象は、中程度の抑うつ障害、例えば、中程度の大うつ病性障害を有する。いくつかの実施形態では、対象は、重度の抑うつ障害、例えば、重度の大うつ病性障害を有する。いくつかの実施形態では、対象は、非常に重度の抑うつ障害、例えば、非常に重度の大うつ病性障害を有する。いくつかの実施形態では、対象のベースラインのHAM-D合計スコア(すなわち、本明細書に記載される組成物を用いた治療前)は、少なくとも24である。いくつかの実施形態では、対象のベースラインHAM-D合計スコアは、少なくとも18である。いくつかの実施形態では、対象のベースラインHAM-D合計スコアは、14以上、18以下である。いくつかの実施形態では、対象のベースラインHAM-D合計スコアは、19以上、22以下である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療前の対象のHAM-D合計スコアは、23以上である。いくつかの実施形態では、ベースラインスコアは、少なくとも10、15、又は20である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療後の対象のHAM-D合計スコアは、約0~10(例えば、10未満;0~10、0~6、0~4、0~3、0~2、又は1.8)である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療後のHAM-D合計スコアは、10、7、5、又は3未満である。いくつかの実施形態では、HAM-D合計スコアの減少は、約20~30(例えば、22~28、23~27、24~27、25~27、26~27)であるベースラインスコアから、本明細書に記載される組成物を用いた治療後の約0~10(例えば、10未満;0~10、0~6、0~4、0~3、0~2、又は1.8)のHAM-D合計スコアである。いくつかの実施形態では、ベースラインHAM-D合計スコアから本明細書に記載される組成物を用いた治療後のHAM-D合計スコアにおける減少は、少なくとも1、2、3、4、5、7、10、25、40、又は50)である。いくつかの実施形態では、ベースラインHAM-D合計スコアから本明細書に記載される組成物を用いた治療後のHAM-D合計スコアにおける減少パーセンテージは、少なくとも50%(例えば、60%、70%、80%、又は90%)である。いくつかの実施形態では、治療効果は、ベースラインHAM-D合計スコアと比較した本明細書に記載される組成物を用いた治療後のHAM-D合計スコアの減少として測定される。
いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、14、10、4、3、2、若しくは1日以内、又は24、20、16、12、10、若しくは8時間以下以内に、治療効果(例えば、ハミルトンうつ病スコア(HAM-D)の低減により測定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、本明細書に記載される組成物を用いた治療の初日又は2日目以内に、治療効果(例えば、HAM-D合計スコアの統計上有意な低減により決定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、本明細書に記載される組成物を用いた治療の開始以来14日以内に、治療効果(例えば、HAM-D合計スコアの統計上有意な低減により決定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、本明細書に記載される組成物を用いた治療の開始以来21日以内に、治療効果(例えば、HAM-D合計スコアの統計上有意な低減により決定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、本明細書に記載される組成物を用いた治療の開始以来28日以内に、治療効果(例えば、HAM-D合計スコアの統計上有意な低減により決定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、治療効果は、本明細書に記載される組成物を用いた治療後のHAM-D合計スコアのベースラインからの減少である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療前の対象のHAM-D合計スコアは、少なくとも24である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療前の対象のHAM-D合計スコアは、少なくとも18である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた治療前の対象のHAM-D合計スコアは、14以上、18以下である。いくつかの実施形態では、ベースラインHAM-D合計スコアと比較した、本明細書に記載される組成物を用いて対象を治療した後のHAM-D合計スコアの減少は、少なくとも10である。いくつかの実施形態では、ベースラインHAM-D合計スコアと比較した、本明細書に記載される組成物を用いて対象を治療した後のHAM-D合計スコアの減少は、少なくとも15である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた対象の治療と関連するHAM-D合計スコアは、6~8の範囲にある数以下である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される組成物を用いた対象の治療と関連するHAM-D合計スコアは、7以下である。
いくつかの実施形態では、方法は、14、10、4、3、2、若しくは1日、又は24、20、16、12、10、若しくは8時間以下以内に、治療効果(例えば、臨床全般印象-改善尺度(CGI)の低減により測定される)をもたらす。いくつかの実施形態では、CNS障害は、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害である。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、治療期間の2日目以内に、治療効果をもたらす。いくつかの実施形態では、治療効果は、治療期間の終わり(例えば、投与の14日後)のCGIスコアのベースラインからの減少である。
いくつかの実施形態では、CNS障害は、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害である。いくつかの実施形態では、抑うつ障害、例えば、大うつ病性障害を治療するための方法は、治療期間の2日目以内に、治療効果をもたらす。いくつかの実施形態では、治療効果は、治療期間の終わり(例えば、投与の14日後)のMADRSスコアのベースラインからの減少である。
大うつ病性障害についての治療効果は、対象により呈示される、モンゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)スコアの低減により決定することができる。例えば、MADRSスコアは、4、3、2、若しくは1日以内、又は96、84、72、60、48、24、20、16、12、10、8時間以内に低減され得る。モンゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)は、精神科医が、気分障害を有する患者におけるうつ病エピソードの重症度を測定するために使用する、10項目の診断質問票(外見上の悲しみ、報告された悲しみ、内面的緊張、睡眠の減少、食欲低下、集中力困難、倦怠感、感覚の消失、悲観的な考え、及び自殺の考えに関する)である。
疼痛
本明細書に記載の化合物及び組成物は、疼痛の治療において有用であり得る。いくつかの実施形態では、疼痛は、急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、中枢性疼痛(例えば、視床痛)、又は片頭痛を含む。いくつかの実施形態では、疼痛は、急性疼痛又は慢性疼痛を含む。いくつかの実施形態では、疼痛は、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、又は侵害受容性疼痛を含む。いくつかの実施形態では、疼痛は、中枢性疼痛(例えば、視床痛)を含む。いくつかの実施形態では、疼痛は、片頭痛を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される方法は、本明細書に記載される剤形又は組成物(例えば、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む剤形又は組成物)の投与前に、疼痛(例えば、急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、侵害受容性疼痛、中枢性疼痛(例えば、視床痛)、又は片頭痛)を有する対象を特定することを更に含む。
振戦
本明細書に記載の方法は、振戦を治療するためにが使用され得、例えば、本明細書に開示の投薬又は組成物は、小脳性振戦若しくは企図振戦、ジストニア性振戦、本態性振戦、起立性振戦、パーキンソン病振戦、生理的振戦、又は赤核性振戦(rubral tremor)を治療するために使用され得る。振戦は、それぞれ、ウィルソン病、パーキンソン病、及び本態性振戦などの遺伝性、変性性、及び特発性障害;代謝性疾患;末梢神経障害(シャルコー・マリー・トゥース病、ルシー・レヴィ病、糖尿病、複合性局所疼痛症候群と関連する);毒素(ニコチン、水銀、鉛、CO、マンガン、ヒ素、トルエン);薬剤誘導性(神経遮断薬三環系、リチウム、コカイン、アルコール、アドレナリン、気管支拡張剤、テオフィリン、カフェイン、ステロイド、バルプロ酸、アミオダロン、甲状腺ホルモン、ビンクリスチン);並びに心因性障害を含む。臨床的振戦は、生理的振戦、増強された生理的振戦、本態性振戦症候群(古典的本態性振戦、一次性起立性振戦、並びに動作特異性及び位置特異的振戦を含む)、ジストニア性振戦、パーキンソン病振戦、小脳性振戦、ホームズ振戦(すなわち、赤核性振戦)、口蓋振戦、神経障害性振戦、毒素又は薬物誘発性振戦、並びに心因性振戦に分類することができる。振戦は、家族性振戦であってもよい。
振戦は、1以上の身体部分(例えば、手、腕、目、顔、頭、声帯、体幹、脚)の振動又は痙攣を含み得る、不随意性の律動的筋収縮及び弛緩である。
小脳振戦又は企図振戦は、目的のある動きの後に生じる四肢のゆっくりとした広範囲の振戦である。小脳振戦は、例えば、腫瘍、脳卒中若しくは他の限局性病変疾患(例えば、多発性硬化症))又は神経変性疾患から生じる小脳における病変又は小脳に対する損傷によって引き起こされる。
ジストニア性振戦は、ジストニアに罹患している個体において発生し、持続的な不随意性筋収縮が、ねじれ及び反復運動並びに/又は痛みを伴う異常な姿勢若しくは位置を引き起こす運動障害である。ジストニア性振戦は、身体におけるいずれかの筋肉に影響し得る。ジストニア性振戦は、不規則に発生し、多くの場合、絶対安静又はある特定の感覚操作によって緩和することができる。
本態性振戦又は良性本態性振戦は、最も一般的なタイプの振戦である。本態性振戦は、一部で、軽度かつ非進行性であり得、身体の片側から始まり、典型的には両側に影響を及ぼしながら、ゆっくりと進行し得る。手が、最も頻繁に影響を受けるが、頭、声、舌、脚、及び体幹も関与し得る。振戦の頻度は、年齢とともに減少し得るが、重症度は、増大する場合がある。増強した情動、ストレス、発熱、身体的消耗、又は低血糖は、振戦を誘発し、及び/又はそれらの重症度を増大させ得る。症状は、一般的に時間の経過とともに進行し、発症後に目に見えることもあり、かつ持続することもある。
起立性振戦は、起立直後に脚及び体幹に生じる、速い(12Hz超)律動的な筋収縮を特徴とする。痙攣は、大腿と脚で感じられ、患者は、一箇所で立つように求められとき、制御不能に震えることがある。起立性振戦は、本態性振戦を有する患者において発生することがある。
パーキンソン病振戦は、運動を制御する脳内の構造への損傷によって引き起こされる。パーキンソン病振戦は、典型的には、顎、唇、脚、及び体幹にも影響し得る手の「丸剤作成様」運動として見られる。パーキンソン病振戦の発症は、通常、60歳以降に始まる。運動は、片方の脚又は身体の片側で始まり、反対側も含めて進行する場合がある。
赤核性振戦は、安静時、姿勢時、及び企図により存在し得る、粗くゆっくりな振戦により特徴付けられる。振戦は、脳卒中などの、中脳における赤核に影響を及ぼす状態と関連する。
いくつかの実施形態では、振戦は、本態性振戦、パーキンソン病性振戦、又は小脳振戦から選択される。
本態性振戦を治療するための、本明細書に記載される化合物又は組成物の有効性は、以下の参考文献に記載の方法によって測定できる:Ferreira,J.J.et al.,“MDS Evidence-Based Review of Treatments for Essential Tremor.”Mov.Disord.2019 Jul;34(7):950-958、Elble,R.et al.,“Task Force Report:Scales for Screening and Evaluating Tremor.”Mov.Disord.2013 Nov;28(13):1793-800。Deuschl G.et al.,“Treatment of patients with essential tremor.”Lancet Neurol.2011;10:148-61。Reich S.G.et al.”Essential Tremor.”Med.Clin.N.Am.2019;103:351-356。参考文献の開示は、その全体が本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、ベースラインと比較して、上肢振戦スコアに少なくとも25%の低減を生じる。例えば、特定の実施形態では、本明細書に記載の方法は、TETRAS上肢スコアによって測定される振戦振幅の平均約40%の低減を生じる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、ベースラインと比較して、TETRASパフォーマンススコアに少なくとも25%の低減を生じる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法は、TETRASパフォーマンススコアによって測定されるように、ベースラインと比較して、症状の重症度に平均して少なくとも35%の低減を生じる。
運動失調
小脳運動失調及び脊髄運動失調(例えば、後脊髄運動失調)の両方を含む運動失調は、一般に、協調性の喪失又は不全を伴う。運動失調を呈する患者は、姿勢、平衡、及び四肢運動に関与する力、範囲、方向、速度、及び律動を調節することが困難であり得る。体幹の運動失調は、例えば、姿勢動揺が増大し、重心を支持基底面上に維持することができなくなり得る。運動失調並びに失調性歩行の一次的又は二次的症状及び手足の振戦は、言語障害、嚥下障害、異常呼吸及び異常発語、並びに不随意眼球運動、ジストニア、錐体路又は錐体外路症状を伴い、これにより、日常生活活動が実質的に妨げられる可能性がある。
上述のとおり、運動失調は、小脳及び神経変性障害並びに毒素への慢性的又は長期的な曝露から生じる疾患を含む、患者における広範な基礎疾患及び状態から生じる可能性がある。運動失調の症状は、他の様々なものの中でも、感染性疾患、代謝性疾患、神経変性疾患、遺伝性疾患、血管疾患、新生物疾患、脱髄性疾患、神経筋疾患、及び毒素(薬剤及びアルコールを含む)への長期又は慢性的な曝露から生じる疾患を含む、広範な疾患、障害、及び環境因子から生じ得、一実施形態では、例えば、運動失調は、代謝性疾患、神経変性疾患、血管疾患、神経筋疾患、又は毒素への長期的若しくは慢性的な曝露から生じる疾患の結果である。本明細書に記載の方法により治療され得る運動失調症状を生じ得る疾患、障害、症候群、及び状態としては、多様な他のものの中でも、限定されないが、筋萎縮性側索硬化症、良性発作性頭位めまい症、小脳性運動失調1型(常染色体劣性遺伝性)、小脳性運動失調(常染色体劣性遺伝性)、小脳性運動失調(優性で純粋)、小脳皮質萎縮症、小脳変性(亜急性)、小脳機能障害、小脳低形成、小脳低形成(骨内膜硬化症)、小脳低形成(壁板網膜変性)、小脳実質性常染色体劣性遺伝障害3、小脳実質性障害V、小脳無形成(水頭症)、脳アミロイド血管症(家族性)、脳性麻痺、脱髄性障害、脊髄後策状態、自立神経失調症、平衡障害症候群、感覚異常(dysethesis)、内分泌疾患、毒素(例えば、アルコール、薬物、抗てんかん薬、神経遮断薬)への慢性的な曝露によって引き起こされる疾患、脆弱X関連/振戦運動失調症候群、フリードライヒ運動失調症、前頭葉機能障害、遺伝性疾患、中枢神経系の肉芽腫性血管炎、ハラーホルデン・スパッツ疾患、遺伝性運動感覚神経障害、水頭症(例えば、低圧又は正常圧)、筋緊張低下、先天性眼振、運動失調及び異常聴性脳幹反応、乳児発症型脊髄小脳失調症、マシャド・ジョセフ病、メニエール病、代謝障害、ミラー・フィッシャー症候群、水俣病、多発性硬化症、筋ジストロフィー、ミオクローヌス運動失調、神経変性疾患、オリーブ橋小脳萎縮症、腫瘍随伴障害、パーキンソニズム(非定型)、腓骨筋萎縮症、フェニロイン(phenyloin)毒性、網膜色素変性症を伴う脊髄後索性運動失調、ポリオ後症候群、脳への重篤な損傷(例えば、頭部損傷、脳の手術、多発性硬化症若しくは脳性麻痺、慢性アルコール/薬剤乱用、毒素への慢性的曝露、ウイルス感染症、又は脳腫瘍によって引き起こされる)、痙性不全片麻痺、痙性対麻痺23、痙性対麻痺緑内障思春期早発症、SPG、脊髄小脳失調症、脊髄小脳失調症(筋萎縮症-聴覚消失)、脊髄小脳失調症(異形症)、脊髄小脳失調症11、脊髄小脳失調症17、脊髄小脳失調症20、脊髄小脳失調症25、脊髄小脳失調症29、脊髄小脳失調症42、脊髄小脳失調症3、脊髄小脳失調症(常染色体劣性遺伝1)、脊髄小脳失調症(常染色体劣性遺伝3)、脊髄小脳失調症(常染色体劣性遺伝4)、脊髄小脳失調症(常染色体劣性遺伝5)、脊髄小脳失調症(常染色体劣性遺伝、軸索神経障害を伴う)、脊髄小脳失調症(マシャド・ジョセフ病II型)、脊髄小脳失調症(X連鎖性、2)、脊髄小脳失調症(X連鎖性、3)、脊髄小脳失調症(X連鎖性、4)、脊髄小脳変性症(ブック(Book)型)、脳卒中(例えば、急性又は出血性)、椎骨動脈解離、椎骨-脳底動脈循環不全、並びにビタミン欠乏症によって引き起こされる疾患が挙げられる。一実施形態では、運動失調は、脊髄小脳失調症、フリードライヒ運動失調、及び脆弱X関連/振戦運動失調症候群から選択される疾患の結果である。別の特定の実施形態では、運動失調は、脊髄小脳失調症又は脆弱X関連/振戦運動失調症候群の結果である。
耳鳴
開示される剤形又は組成物を使用する、耳鳴の治療を必要とする対象においてそれを行う方法が、提供される。耳鳴は、影響を受けたものが、外部音が存在しないときに、片耳又は両方の耳又は頭部で音を知覚する状態である。耳の中で「鳴り響く」としばしば呼ばれる耳鳴は、断続的又は一貫して、低い音量から痛い程高い音量までの範囲にある知覚音量が発生する。しかしながら、知覚される耳鳴りの音量は、患者によって異なる可能性があり、ある患者における耳鳴りの音量の客観的測定値が、痛みとして知覚される場合があるが、別の患者では、同じ音量が、わずかであると知覚される場合がある。
睡眠障害
本明細書において開示される投薬又は組成物を使用した、睡眠障害(例えば、ナルコレプシー)を治療又は防止する方法が、本明細書において提供される。例えば、睡眠障害は、中枢性過眠障害、ナルコレプシーI型、ナルコレプシーII型、特発性過眠症、クライネ・レヴィン症候群、医学的障害に起因する過眠症、薬剤治療又は物質に起因する過眠症、精神障害に関連する過眠症、睡眠不足症候群、概日リズム睡眠・覚醒障害、睡眠・覚醒相後退障害、睡眠・覚醒相前進障害、不規則睡眠・覚醒リズム、非24時間睡眠・覚醒リズム障害、交代勤務障害、時差ぼけ障害、特定不能の(NOS)概日リズム睡眠・覚醒障害であってもよい。
併用療法
本明細書に記載される化合物又は組成物(例えば、T型カルシウムイオンチャネルの調整における使用のため)は、別の薬剤又は療法と組み合わせて投与されてもよい。本明細書において開示される化合物を投与されるべき対象は、別の薬剤又は療法を用いた治療からの恩恵を受ける、疾患、障害、若しくは状態、又はその症状を有し得る。これらの疾患又は状態は、てんかん若しくはてんかん症候群(例えば、欠神発作、若年性ミオクローヌスてんかん、若しくは遺伝性てんかん)又は振戦(例えば、本態性振戦)に関し得る。
抗てんかん薬
抗てんかん薬としては、ブリバラセタム、カルバマゼピン、クロバザム、クロナゼパム、ジアゼパム、ジバルプロエクス、エスリカルバゼピン、エトスクシミド、エゾガビン、フェルバメート、ガバペンチン、ラコサミド、ラモトリギン、レベチラセタム、ロラゼパム、オクスカルバゼピン(oxcarbezepine)、ペランパネル(permpanel)、フェノバルビタール、フェニトイン、プレガバリン、プリミドン、ルフィナミド、チアガビン(tigabine)、トピラマート、バルプロ酸、ビガバトリン、ゾニサミドが挙げられる。
鎮痛剤
鎮痛剤は、疼痛を和らげるために使用される治療薬である。鎮痛剤の例としては、オピエート及びモルヒネ様作用薬、例えばフェンタニル及びモルヒネ;パラセタモール;NSAID、及びCOX-2阻害剤が挙げられる。T型カルシウムチャネル(例えば、Cav3.1、Cav3.2、及びCav3.3)の阻害を介して疼痛を治療する本発明の化合物の能力を考慮すると、鎮痛剤との組み合わせが、特に想定される。
振戦治療薬
振戦治療薬としては、プロプラノロール、プリミドン、クロナゼパム、ジアゼパム、ロラゼパム、アルプラゾラム、ガバペンチン、トピラマート、トパマックス、ニューロンチン、アテノロール、クロノピン、アルプラゾラム、ネビボロール、カルビドパ/レボドパ、クロナゼパム、ヒドロクロロチアジド/メトプロロール、ガバペンチンエナカルビル、ラベタロール、ラクツロース、ラモトリギン、メトプロロール、ナドロール、ヒドロクロロチアジド、及びゾニサミドが挙げられる。
列挙された実施形態
以下の列挙された実施形態は、本発明のいくつかの態様を代表するものである。
1.式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは重水素であるが、ただし化合物が、以下ではない、化合物又はその薬学的に許容される塩。
2.R1a、R1b、R2a、及びR2bのうちの少なくとも1つが、重水素である、実施形態1に記載の化合物。
3.R1a、R1b、R2a、及びR2bが、水素である、実施形態1に記載の化合物。
4.Rのうちの少なくとも1つが、重水素である、実施形態1~3のいずれか1つに記載の化合物。
5.Rが、-CHである、実施形態1~3のいずれか1つに記載の化合物。
6.Rが、-CDである、実施形態1~4のいずれか1つに記載の化合物。
7.Rが、-CHである、実施形態1~6のいずれか1つに記載の化合物。
8.Rが、-CDである、実施形態1~6のいずれか1つに記載の化合物。
9.Rが、-CHである、実施形態1~8のいずれか1つに記載の化合物。
10.Rが、-CDである、実施形態1~8のいずれか1つに記載の化合物。
11.Rが、重水素である、実施形態1~10のいずれか1つに記載の化合物。
12.nが、1~9から選択される整数であり、Rが、重水素である、実施形態1~11のいずれか1つに記載の化合物。
13.nが、9であり、Rが重水素である、実施形態1~13のいずれか1つに記載の化合物。
14.Rが、重水素である、実施形態1~12のいずれか1つに記載の化合物。
15.以下からなる群から選択される化合物、


















、及び

又はその薬学的に許容される塩。
16.式(I)の化合物、
又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物であって、式中、
1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である、医薬組成物。
17.R1a、R1b、R2a、及びR2bのうちの少なくとも1つが、重水素である、実施形態16に記載の医薬組成物。
18.R1a、R1b、R2a、及びR2bが、水素である、実施形態16に記載の医薬組成物。
19.Rのうちの少なくとも1つが、重水素である、実施形態16~18のいずれか1つに記載の医薬組成物。
20.Rが、-CHである、実施形態16~18のいずれか1つに記載の医薬組成物。
21.Rが、-CDである、実施形態16~19のいずれか1つに記載の医薬組成物。
22.Rが、-CHである、実施形態16~21のいずれか1つに記載の医薬組成物。
23.Rが、-CDである、実施形態16~21のいずれか1つに記載の医薬組成物。
24.Rが、-CHである、実施形態16~23のいずれか1つに記載の医薬組成物。
25.Rが、-CDである、実施形態16~23のいずれか1つに記載の医薬組成物。
26.nが、1~9から選択される整数であり、Rが、重水素である、実施形態16~25のいずれか1つに記載の医薬組成物。
27.nが、9であり、Rが、重水素である、実施形態16~26のいずれか1つに記載の医薬組成物。
28.Rが、重水素である、実施形態16~27のいずれか1つに記載の医薬組成物。
29.以下からなる群から選択される化合物、





















、及び

又はその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物。
30.神経障害の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つに記載の化合物又は実施形態16~29のいずれか1つに記載の組成物を対象に投与することを含む、方法。
31.精神障害(例えば、気分障害(例えば、大うつ病性障害))の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つの化合物又は実施形態16~29のいずれか1つに記載の組成物を対象に投与することを含む、方法。
32.疼痛の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つに記載の化合物又は実施形態16~29のいずれか1つに記載の組成物を対象に投与することを含む、方法。
33.振戦(例えば、本態性振戦)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つの化合物又は実施形態16~29のいずれか1つの組成物を対象に投与することを含む、方法。
34.発作(例えば、欠伸発作)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つの化合物又は実施形態16~29のいずれか1つの組成物を対象に投与することを含む、方法。
35.てんかん又はてんかん症候群(例えば、若年性ミオクローヌスてんかん)の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、方法が、有効量の実施形態1~15のいずれか1つの化合物又は実施形態16~29のいずれか1つの組成物を対象に投与することを含む、方法。
36.化合物が、化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも4500(67.5%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、実施形態1~15のいずれか1つに記載の化合物。
37.化合物が、化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも5000(75%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、実施形態1~15のいずれか1つに記載の化合物。
38.化合物が、化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも4500(67.5%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、実施形態16~29のいずれか1つに記載の医薬組成物。
39.化合物が、化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも5000(75%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、実施形態16~29のいずれか1つに記載の医薬組成物。
本明細書に記載の発明をより十分に理解することができるように、以下の実施例を記載する。本出願に記載の合成及び生物学的実施例は、本明細書に提供される化合物、医薬組成物、及び方法を例示するために提供され、それらの範囲をいかようにも制限するものとして解釈されるものではない。
本明細書に提供される化合物は、以下の一般の方法及び手順を使用して、容易に入手可能な出発物質から調製することができる。典型的な又は好適なプロセス条件(すなわち、反応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力など)が与えられる場合、他のプロセス条件も、別段明記されない限り使用され得ることが理解されるであろう。最適な反応条件は、使用される特定の反応物又は溶媒で変動し得るが、このような条件は、日常的な最適化によって、当業者によって決定され得る。
加えて、当業者には明らかであろうように、特定の官能基が望ましくない反応を受けることを防止するために、従来の保護基が必要な場合がある。特定の官能基に好適な保護基の選択、並びに保護及び脱保護に好適な条件は、当該技術分野において周知である。例えば、多数の保護基、並びにそれらの導入及び除去は、T.W.Greene and P.G.M.Wuts,Protecting Groups in Organic Synthesis,Second Edition,Wiley,New York,1991、及び同書に引用される参考文献に記載されている。
本明細書に提供される化合物は、既知の標準的な手順によって単離及び精製され得る。このような手順としては、再結晶化、濾過、フラッシュクロマトグラフィー、研和、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、又は超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)が挙げられる。フラッシュクロマトグラフィーは、手動で、又は自動システムを介してのいずれかで実施され得ることに留意されたい。本明細書に提供される化合物は、核磁気共鳴分光法(NMR)又は液体クロマトグラフィー質量分析法(LCMS)などの既知の標準的な手順によって特徴付けられ得る。NMR化学シフトは、百万分率(ppm)で報告され、当業者に周知の方法を使用して生成される。
実施例1.化合物1の合成
3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイルクロリド(D2):
DCM(30mL)中の3-クロロ-5-フルオロ安息香酸(3g、17.2mmol)及び0.5mLのDMFの溶液に、(COCl)(2.21mL、25.8mmol)を加え、混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、直接使用した。
tert-ブチル2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D8-1):
THF(45mL)及び水(45mL)中の2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオピペリジン-4-オール(4.5g、40.8mmol)の溶液に、0℃でTHF(45mL)中のBocO(8.91g、40.8mmol)を滴下で加えた。混合物を25℃まで温め、25℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、生成物(8.5g、収率99%)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=1.45(s,9H)。LCMS R=3分のクロマトグラフィーで1.762分、10-80CD、MS ESI CNO[M-tBu+H]に対する計算値155.1、実測値155.1。
tert-ブチル 2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D8-2):
0℃のジクロロメタン(100mL)中のtert-ブチル2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(8.5g、40.4mmol)及びTEA(9.51mL、68.7mmol)の溶液に、N下でMsCl(4.07mL、52.5mmol)をゆっくり加えた。得られた混合物を、0℃で2時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、残渣をDCM(200mL)で希釈し、飽和塩化ナトリウム溶液(200mL)で洗浄した。有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(12.4g)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=3.03(s,3H)、1.45(s,9H)。
tert-ブチル4-シアノ-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D8-3):
ジメチルスルホキシド(130mL)中のtert-ブチル2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(12.4g、43.0mmol)の溶液に、シアン化ナトリウム(3.582g、73.1mmol)を25℃でN下で加えた。混合物を80℃まで温め、16分間撹拌した。混合物を水(300mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(300mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。合わせた水層を、NaOHでpH約11まで処理し、飽和NaClO溶液(500mL)で処理し、一晩放置した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE中EtOAc、10%~20%)により精製して、生成物(300mg、収率40%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=1.46(s,9H)。
tert-ブチル4-(アミノメチル)-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D8-4):
THF(50mL)中のtert-ブチル4-シアノ-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(3.5g、16.0mmol)の溶液に、LiAlH(1.21g、31.9mmol)を0℃で少しずつゆっくり加えた。懸濁液を、0℃で1時間撹拌した。混合物に、非常にゆっくりと水(1.2mL)、15% NaOH水溶液(1.2mL)、及び再び水(3.6mL)を加えた。沈殿物を濾過し、EtOAc(50mL)で洗浄した。合わせた有機相を減圧下で濃縮して、生成物(2g、収率56%)を油状物として得た。LCMS R=3分のクロマトグラフィーで2.036分、10-80CD、MS ESI C[M-tBu+H]に対する計算値168.1、実測値168.1。
tert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D8-5):
DCM(20mL)中のtert-ブチル4-(アミノメチル)-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(2g、8.95mmol)の溶液に、DCM(20mL)中のEtN(3.72mL、26.9mmol)及び3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイルクロリド(3.32g、17.2mmolを25℃で加えた。混合物を、25℃で1時間撹拌した。混合物を水(50mL)でクエンチし、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(PE中のEtOAc、10%~30%)で精製して、生成物(1.8g、収率53%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.53-7.48(s,1H)、7.41-7.35(m,1H)、7.26-7.20(m,1H)、6.14(br s,1H)、3.34(br s,2H)、1.45(s,9H)。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.924分、5-95AB、MS ESI C13ClFNO[M-Boc+H]に対する計算値280.1、実測値280.1。
3-クロロ-5-フルオロ-N-[(2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド塩酸塩(D9):
1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(1g、2.63mmol)の溶液に、4MのHCl/ジオキサン(5mL、99.3mmol)を25℃で加えた。混合物を、25℃で2時間撹拌した。混合物を濾過し、残渣をジオキサン(5mL)で洗浄し、母液を減圧下で濃縮して、生成物(520.8mg、収率72%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.91-8.73(m,2H)、8.60-8.42(m,1H)、7.81-7.76(s,1H)、7.72-7.61(m,2H)、3.18(d,2H)。LCMS R=3分のクロマトグラフィーで1.635分、10-80AB、MS ESI C13ClFNO[M+H]に対する計算値280.1、実測値280.1。
メチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(D10):
DMF(1.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-N-[(2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド塩酸塩(90mg、0.28mmol)の溶液に、EtN(143mg、1.4mmol)及びブロモ酢酸メチル(87mg、0.57mmol)を25℃で加えた。25℃で2時間撹拌した後、混合物を水(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(115mg)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(s,1H)、7.42-7.35(m,1H)、7.24-7.18(m,1H)、6.20(s,1H)、3.72(s,3H)、3.35(d,2H)、3.31-3.20(m,2H)。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.760分、5-95AB、MS ESI C1612ClFN[M+H]に対する計算値352.1、実測値352.1。
[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(D11):
メタノール(1.0mL)/THF(1.0mL)/水(0.50mL)中のメチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(115mg、0.33mmol)の溶液に、LiOH.HO(41mg、0.98mmol)を25℃で加えた。25℃で3時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮して、生成物(120mg)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ=7.77(s,1H)、7.69-7.53(m,2H)、3.16(s,1H)、3.11(s,2H)、2.60(s,2H)。
N-[[1-[2-(tert-ブチルアミノ)-2-オキソ-エチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-4-ピペリジル]メチル]-3-クロロ-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物1):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(110mg、0.32mmol)の溶液に、DIEA(330mg、2.6mmol)、TP(730mg、0.96mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、tert-ブチルアミン(0.10mL、0.96mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05% NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100% B保持時間(分):2、流量(mL/分):30、注入:6)により精製して、生成物(81.38mg、収率65%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.66-8.63(m,1H)、7.76(s,1H)、7.63(d,2H)、7.12(s,1H)、3.14(d,2H)、2.77(s,2H)、1.26(s,9H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ=-110.149。LCMS R=3分のクロマトグラフィーで2.014分、10-80AB、MS ESI C1919ClFN[M+H]に対する計算値393.2、実測値393.2。
実施例2.化合物2の合成
メチル1-ニトロソピペリジン-4-オール(D13):
水(20mL)中のピペリジン-4-オール(10g、0.10mol)の溶液に、水(40mL)中のNaNO(14g、0.20mol)を加えた。0℃に冷却した後、混合物に、HOAc(8.6mL、0.15mol)を0℃で30分間滴下で加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、NaCO(16g、0.15mol)を徐々に加えた。混合物を20℃で5時間撹拌した。混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を飽和ブライン(2×50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物(8.0g、62mmol、収率62%)を油状物として得た。H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ=4.92(d,1H)、4.38-4.28(m,1H)、4.07-3.93(m,2H)、3.92-3.83(m,1H)、3.52-3.41(m,1H)、1.95-1.84(m,1H)、1.70-1.51(m,2H)、1.35-1.24(m,1H)。
メチル2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ニトロソ-ピペリジン-4-オール(D14):
O(40mL、0.20mol)中の1-ニトロソピペリジン-4-オール(4.0g、31mmol)の混合物に、MeONa(8.3g、0.15mol)を加えた。100℃で24時間撹拌した後、混合物を濃縮して、溶媒の一部を除去した。次いで、混合物に、DO(40mL、0.20mol)を加え、100℃で16時間撹拌した。溶液を冷却し、次のステップに直接使用した。
2,2,6,6-テトラジュウテリオピペリジン-4-オール(D15):
O(40mL、0.20mol)中の2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ニトロソ-ピペリジン-4-オール(4g、30mmol)の混合物に、ニッケルアルミニウム合金(3.7g)を加えた。80℃で1時間撹拌した後、溶液を濾過し、濾液を次のステップに直接使用した。
メチル2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D16):
O(0.10L、5.0mol)中の2,2,6,6-テトラジュウテリオピペリジン-4-オールの溶液に、(Boc)O(5.5g、25mmol)を加えた。20℃で16時間撹拌した後、混合物をDCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EtOAc=3/1~1/1)により精製し、生成物(0.68g、3.3mmol、収率12%)を油状物として得た。H NMR(CDCl,400MHz)δ=3.90-3.80(m,1H)、1.88-1.79(m,2H)、1.56(s,1H)、1.46(s,9H)、1.45-1.42(m,2H)。
tert-ブチル2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D17):
DCM(10mL)中のtert-ブチル2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(0.68g、3.3mmol)及びEtN(0.92mL、6.6mmol)の溶液に、N下、0℃でMsCl(0.38mL、5.0mmol)をゆっくり加えた。0℃で16時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄した。有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(0.94g、3.3mmol、収率100%)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。
メチルtert-ブチル4-シアノ-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D18):
DMSO(15mL)中のtert-ブチル2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(0.94g、3.3mmol)の溶液に、NaCN(0.49g、10mmol)をN下、25℃で加えた。混合物を、80℃に温め、16時間撹拌した。混合物を水(30mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(PE中EtOAc、10%~20%)により精製して、生成物(0.25g、1.1mmol、収率35%)を油状物として得た。H NMR(CDCl,400MHz)δ=2.84-2.75(m,1H)、1.91-1.72(m,4H)、1.46(s,9H)。
メチルtert-ブチル4-(アミノメチル)-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D19):
THF(10mL)中のtert-ブチル4-シアノ-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(0.24g、1.1mmol)の溶液に、LiAlH(85mg、2.2mmol)を0℃で少しずつゆっくり加えた。懸濁液を、0℃で1時間撹拌した。混合物に、非常にゆっくりと水(0.10mL)、15% NaOH水溶液(0.10mL)、及び再び水(0.30mL)を加えた。沈殿物を濾過し、トルエン(50mL)で洗浄した。合わせた有機相を減圧下で濃縮して、生成物(100mg、0.46mmol、収率41%)を油状物として得た。H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ=2.41-2.35(m,2H)、2.27(s,1H)、1.71-1.49(m,4H)、1.38(s,9H)、0.95-0.78(m,2H)。
tert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D20):
DMF(2.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(80mg、0.46mmol)の溶液に、HATU(0.35g、0.92mmol)、EtN(0.32mL、2.3mmol)、及びtert-ブチル4-(アミノメチル)-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(0.1g、0.46mmol)を25℃で加え、混合物を25℃で12時間撹拌した。混合物を水(15mL)に注ぎ、EtOAc(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をPE中のEtOAc(0%~30%)で溶出するフラッシュカラムにより精製して、生成物(104mg、0.28mmol、収率61%、4Dの重水素化純度:95%)を油状物として得た。H NMR(CDCl,400MHz)δ=7.55-7.48(m,1H)、7.40-7.35(m,1H)、7.25-7.21(m,1H)、6.21-6.06(m,1H)、3.38-3.31(m,2H)、1.84-1.75(m,1H)、1.74-1.67(m,2H)、1.45(s,9H)、1.18(t,2H)。HRMS MS-TOF C1413ClFN[M+H-56]に対する計算値319.1157、実測値319.1100。重水素化純度:1%の3D、1%の2D、3%の3D、及び95%の4D。
3-クロロ-5-フルオロ-N-[(2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド塩酸塩(D21):
1,4-ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(104mg、0.28mmol)の溶液に、4MのHCl/ジオキサン(0.53mL、11mmol)を25℃で加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、生成物(100mg、0.32mmol)を固体として得た。H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ=8.85-8.74(m,1H)、7.82-7.74(m,1H)、7.70-7.59(m,2H)、3.57(s,2H)、3.18(t,2H)、1.82-1.70(m,2H)、1.42-1.25(m,2H)。
メチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(D22):
DMF(2.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-N-[(2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド塩酸塩(90mg、0.28mmol)の溶液に、EtN(139mg、1.4mmol)及びブロモ酢酸メチル(84mg、0.55mmol)を25℃で加えた。混合物を、25℃で2時間撹拌した。混合物を水(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(100mg)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ=8.66(t,1H)、7.77(s,1H)、7.64(dd,2H)、3.60(s,3H)、3.27-3.06(m,4H)、1.65-1.57(m,2H)、1.55-1.47(m,1H)、1.20-1.09(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d6)δ-110.137。
[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(D23):
MeOH(1.0mL)/THF(1.0mL)/HO(0.50mL)中のメチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(100mg、0.29mmol)の溶液に、LiOH.HO(36mg、0.87mmol)を25℃で加えた。混合物を、25℃で3時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、生成物(100mg)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ=7.78(s,1H)、7.65(d,1H)、7.57(d,1H)、3.17(s,1H)、3.14-3.08(m,2H)、2.61(s,2H)、1.60-1.33(m,3H)、1.26-1.19(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d6)δ=-110.579。
N-[[1-[2-(tert-ブチルアミノ)-2-オキソ-エチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル]メチル]-3-クロロ-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物2):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(100mg、0.30mmol)の溶液に、DIEA(305mg、2.4mmol)、TP(674mg、0.89mmol、50%EtOAc溶液)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、tert-ブチルアミン(0.09mL、0.89mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05% NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2、流量(mL/分):30、注入:5)により精製して、生成物(21.3mg、0.055mmol、収率19%、4Dの重水素化純度:93.40%)を固体として得た。H NMR(CDCl,400MHz)δ=7.52(s,1H)、7.39(d,1H)、7.23(d,1H)、7.04(s,1H)、6.22(s,1H)、3.36(t,2H)、2.86(s,2H)、1.78-1.70(m,2H)、1.63-1.58(m,1H)、1.44-1.20(m,11H)。19F NMR(CDCl,376.5MHz)δ=-109.225。LCMS R=3分のクロマトグラフィーで1.302分、10-80AB、MS ESI C1924ClF[M+H]に対する計算値388.2、実測値388.2。HRMS MS-TOF C1924ClF[M+H]に対する計算値388.2057、実測値388.2057。重水素化純度:0.96%の0D、0.96%の1D、1.27%の2D、3.41%の3D、及び93.40%の4D。
実施例3.化合物3の合成
tert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D25):
CDCl(100mL)中の1-Boc-4-ピペリジン(10g、50mmol)の溶液に、N下で25℃で1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン(0.50g、3.6mmol)を加え、混合物を、25℃で16時間撹拌した。混合物を25℃に冷却した後、混合物を1M HCl(100mL)で希釈し、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(10g、49mmol)を油状物として得た。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで、0.865~0.874分、10-80AB、MS ESI CNO[M-tBu+H]に対する計算値148.1、実測値148.1。
tert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D26):
MeOD(30mL、24.6mmol)中のtert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(5g、24.6mmol)の溶液に、NaBH(1.03g、27.1mmol)をN下で25℃で加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を、飽和NHCl(20mL)で希釈し、EtOAc(2×15mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(4.5g、20.1mmol)を油状物として得た。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで0.834分、10-80AB_E、MS ESI C11[M-tBu+H]に対する計算値150.1、実測値150.1。
tert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D27):
0℃のDCM(100mL)中のtert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(9.0g、44mmol)及びEtN(12mL、88mmol)の溶液に、MsCl(5.1mL、66mmol)をN下でゆっくり加えた。20℃で16時間撹拌した後、混合物を濃縮し、残渣をジクロロメタン(100mL)で希釈し、飽和塩化ナトリウム溶液(100mL)で洗浄した。合わせた有機層を、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(8.0g、28mmol)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=4.86(s,1H)、3.69(d,2H)、3.28(d,2H)、3.04(s,3H)、1.46(s,9H)。
tert-ブチル4-シアノ-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D28):
DMSO(60mL)中のtert-ブチル3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-メチルスルホニルオキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(8.0g、28mmol)の溶液に、NaCN(2.1g、42mmol)をN下で25℃で加えた。混合物を、80℃に温め、N下で16時間撹拌した。混合物を水(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(PE中EtOAc、10%~20%)により精製して、生成物(1.7g、7.9mmol)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=3.67-3.60(m,2H)、3.37-3.29(m,2H)、2.77(s,1H)、1.46(s,9H)。
tert-ブチル4-(アミノメチル)-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D29):
THF(10mL)中のtert-ブチル4-シアノ-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(700mg、3.3mmol)の溶液に、LiAlH(248mg、6.5mmol)を0℃で少しずつゆっくり加えた。0℃で1時間撹拌した後、混合物に水(0.25mL)、15% NaOH水溶液(0.25mL)及び再び水(0.75mL)を非常にゆっくり加えた。沈殿物を濾過し、トルエン(30mL)で洗浄した。合わせた有機相を減圧下で濃縮して、生成物(500mg、2.3mmol)を油状物として得た。LCMS R=7分のクロマトグラフィーで3.773分、0-60CD_E、MS ESI C11[M-tBu+H]に対する計算値163.2、実測値163.2。
tert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(D30):
DMF(10mL)中のEt3N(2.5mL、18mmol)の溶液に、tert-ブチル4-(アミノメチル)-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(800mg、3.7mmol)、3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(707mg、3.7mmol)及びHATU(2.8g、7.3mmol)を25℃で加え、混合物を25℃で12時間撹拌した。混合物を水(15mL)に注ぎ、EtOAc(15mL×2)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE中EtOAc=0%~10%~25%)によって精製して、生成物(400mg、1.1mmol)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(s,1H)、7.41-7.35(m,1H)、7.25-7.20(m,1H)、6.24-6.15(m,1H)、4.15-4.09(m,2H)、3.40-3.30(m,2H)、2.74-2.66(m,2H)、1.80-1.72(m,1H)、1.45(s,9H)。HRMS MS-TOF C1413ClFN[M-tBu+H]+に対する計算値319.1157、実測値319.1124。重水素化純度:1.51%の0D、2.17%の1D、2.60%の2D、7.51%の3D、86.21%の4D。
3-クロロ-5-フルオロ-N-[(3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド(D31):
1,4-ジオキサン(5.0mL)中のtert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-ピペリジン-1-カルボキシレート(400mg、1.1mmol)の溶液に、4MのHCl/ジオキサン(2.2mL、43mmol)を25℃で加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮して、生成物(300mg、1.1mmol)を固体として得た。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.731分、5-95AB、MS ESI C1313ClFNO[M+H]に対する計算値275.1、実測値275.1。
メチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(D32):
DMF(5.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-N-[(3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル)メチル]ベンズアミド(300mg、1.1mmol)の溶液に、EtN(0.76mL、5.5mmol)及びブロモ酢酸メチル(0.20mL、2.2mmol)を25℃で加えた。25℃で2時間撹拌した後、混合物を水(15mL)でクエンチし、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(300mg、0.87mmol)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(s,1H)、7.40-7.35(m,1H)、7.24-7.20(m,1H)、6.17-6.10(m,1H)、3.72(s,3H)、3.36(t,2H)、3.23(s,2H)、2.96(d,2H)、2.18(d,2H)、1.65-1.63(m,1H)。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.754分、5-95AB、MS ESI C1617ClFN3[M+H]に対する計算値347.1、実測値347.1。
[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(D33):
メタノール(2.0mL)/THF(2.0mL)/水(1.0mL)中のメチル2-[4-[[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセテート(300mg、0.87mmol)の溶液に、LiOH.HO(109mg、2.6mmol)を25℃で加えた。混合物を、25℃で0.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、生成物(300mg、0.89mmol)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.747分、5-95AB、MS ESI C1524ClFN3[M+H]に対する計算値333.0、実測値333.0。
N-[[1-[2-(tert-ブチルアミノ)-2-オキソ-エチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-4-ピペリジル]メチル]-3-クロロ-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物3):
DCM(2mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(50mg、0.15mmol)の溶液に、DIEA(190mg、1.5mmol)及びTP(337mg、0.44mmol)を加えた。混合物を25℃で20分間撹拌した後、tert-ブチルアミン(0.050mL、0.44mmol)を加え、混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生成物を、分取HPLC(カラム Phenomenex Gemini-NX 80×30mm×3μm、条件:水(10mM NHO)-ACN、開始B:40、終了B:70、勾配時間(分):9、100% B保持時間(分):1.5、流量(mL/分):30、注入:3)により精製して、生成物(17.5mg、0.045mmol)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=8.73-8.61(m,1H)、7.77(s,1H)、7.68-7.59(m,2H)、7.12(s,1H)、3.16(t,2H)、2.80-2.73(m,4H)、2.00(d,2H)、1.57-1.47(m,1H)、1.27(s,9H)。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで1.222分、10-80AB、MS ESI C1924ClFN2[M+H]に対する計算値388.2、実測値388.2。HRMS MS-TOF C1924ClFN2[M+H]に対する計算値388.2100、実測値388.2043。重水素化純度:1.71%の0D、2.58%の1D、3.04%の2D、8.02%の3D、84.37%の4D、0.28%の5D。
実施例4.化合物4及び5の合成
tert-ブチル4-[ジジュウテリオ(ヒドロキシ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(D35):
CDOD(25mL、20.6mmol)中の1-tert-ブチル4-メチルピペリジン-1,4-ジカルボキシレート(5.0g、20.6mmol)の撹拌した溶液に、テトラジュウテリオ(ソジオ)ホウ素(3.44g、82.2mmol)を0℃でバッチで加えた。0℃で2時間撹拌した後、混合物を1M CHl(10mL)でpH7に調整し、DCM(3×25mL)で抽出した。有機層をブライン(2×25mL)で洗浄し、次いで、減圧化で濃縮した。残渣を、DCM中5% MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物(3.30g、15.2mmol、収率74%、2Dの重水素化純度:92.80%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=4.16-4.08(m,2H),2.74-2.65(m,2H)1.74-1.67(m,2H),1.66-1.57(m,1H),1.45(s,10H),1.20-1.07(m.2H)。HRMS MS-TOF C12NO[M-tBu+H]に対する計算値162.1094、実測値162.1083。重水素化純度:0.19の0D、6.84%の1D、92.80%の2D、0.17%の3D。
tert-ブチル4-[ジジュウテリオ-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(D36):
THF(30mL)中のtert-ブチル4-[ジジュウテリオ(ヒドロキシ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(3.30g、15.2mmol)の溶液に、PPh(5.17g、19.8mmol)及びフタルイミド(4.02g、27.3mmol)を加えた。30分間撹拌した後、混合物を0℃で冷却しながら、DIAD(5.53g、27.3mmol)を加えた。次いで混合物を、25℃で16時間撹拌した。得られた混合物を、HO(20mL)及びEtOAc(3×20mL)でクエンチした。合わせた有機相をブライン(2×10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣生成物を、PE中のEtOAc(0~20%)で溶出するフラッシュカラムにより精製して、生成物(4.50g、13.0mmol、収率86%)を固体として得た。H NMR(400MHz CDCl)δ=7.95-7.83(m,2H)、7.80-7.65(m,2H)、4.18-4.02(m,2H)、2.76-2.59(m,2H)、1.73-1.57(m,2H)、1.51-1.39(m,9H)、1.36-1.15(m,3H)。
tert-ブチル4-[アミノ(ジジュウテリオ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(D37):
DCM(50mL)及びエタノール(10mL)中のtert-ブチル4-[ジジュウテリオ-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)メチル]ピペリジン1-カルボキシレート(4.50g、13.0mmol)の溶液に、N.HO(7.79mL、156mmol)を25℃で滴下で加えた。25℃で16時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾過ケーキをDCM(3×10mL)で洗浄した。濾液を濃縮して、生成物(4.0g、18.5mmol)を固体として得た。H NMR(400MHz DMSO-d)δ=3.99-3.86(m,2H)、3.48-3.45(m,2H)、2.79-2.53(m,2H)、1.73-1.59(m,2H)、1.47-1.24(m,9H)、1.20-1.11(m,1H)、1.09-0.85(m,2H)。
tert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(D38):
DMF(10mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(0.81g、4.62mmol)の溶液に、HATU(3.52g、9.25mmol)、EtN(3.20mL、23.1mmol)を加えた。20℃で30分間撹拌した後、tert-ブチル4-[アミノ(ジジュウテリオ)メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.0g、4.62mmol)を加え、16時間撹拌した。混合物を水(10mL)に注ぎ、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得、これを、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(PE中EtOAc=0%~30%)によって精製して、生成物(1.50g、4.02mmol、収率87%)を油状物として得、これを熱水(20mL)で洗浄し、60℃で2時間撹拌した。次いで混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を水(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物(800mg、2.15mmol、収率53%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.52(s,1H)、7.42-7.35(m,1H)、7.24-7.20(m,1H)、6.35-6.25(m,1H)、4.17-4.06(m,2H)、2.76-2.63(m,2H)、1.75-1.68(m,2H)、1.49-1.40(m,9H)、1.29-1.13(m,3H)。
3-クロロ-N-[ジジュウテリオ(1λ2-アジナン-4-イル)メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド塩酸塩(D39):
1,4-ジオキサン(4.0mL)中のtert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(800mg、2.15mmol)の溶液に、4MのHCl/ジオキサン(4.0mL、79.5mmol)を25℃で加えた。25℃で16時間撹拌した後、混合物を濾過し、残渣をジオキサン(5.0mL)で洗浄し、母液を減圧下で濃縮して、生成物(400mg、1.30mmol、収率60%、2Dの重水素化純度:93.20%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=8.79(s,1H)、8.67-8.40(m,1H)、7.77(s,1H)、7.70-7.60(m,2H)、3.30-3.21(m,2H)、2.90-2.76(m,2H)、1.87-1.74(m,3H)、1.41-1.26(m,2H)。HRMS MS-TOF C1315ClFNO[M+H]に対する計算値273.1133、実測値273.1085。重水素化純度:0.23%の0D、6.57%の1D、93.20%の2D。
メチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]アセテート(D40):
DMF(5.0mL)中の3-クロロ-N-[ジジュウテリオ(4-ピペリジル)メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド塩酸塩(200mg、0.65mmol)の溶液に、Et3N(0.45mL、3.23mmol)及びブロモ酢酸メチル(0.12mL、1.29mmol)を25℃で加えた。25℃で2時間撹拌した後、混合物を水(5.0mL)でクエンチし、EtOAc(2×5.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(600mg、1.74mmol)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.53(s,1H)、7.43-7.37(m,1H)、7.24-7.19(m,1H)、6.34-6.24(m,1H)、3.74(s,3H)、3.33(s,2H)、3.11-3.01(m,2H)、2.43-2.31(m,2H)、1.84-1.66(m,3H)、1.63-1.48(m,2H)。
[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(D41):
メタノール(1.0mL)/THF(1.0mL)/水(0.50mL)のメチル(2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]アセテート(195mg、0.57mmol)の溶液に、LiOH.HO(71.2mg、1.70mmol)を25℃で加えた。25℃で0.5時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮して、生成物(250mg、0.76mmol、2Dの重水素化純度:91.76%)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=7.77(s,1H)、7.68-7.54(m,2H)、2.84-2.75(m,2H)、2.62-2.58(m,3H)、1.90-1.81(m,2H)、1.61-1.52(m,2H)、1.50-1.41(m,1H)、1.30-1.13(m,2H)。HRMS MS-TOF C1517ClFN3[M+H]に対する計算値331.1188、実測値331.1160。重水素化純度:0.20%の0D、6.85%の1D、91.76%の2D、1.18%の3D。
N-[[1-[2-(tert-ブチルアミノ)-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-ジジュウテリオ-メチル]-3-クロロ-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物4):
DCM(2.50mL)中の2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]酢酸(250mg、0.76mmol)の溶液に、DIEA(1.75g、13.6mmol)、TP(5.17g、6.80mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、tert-ブチルアミン(0.72mL、6.80mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(2.0mL)でクエンチし、DCM(2×2.0mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(2.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件 水(0.05%NHO)-ACN、開始B:35、終了B:65、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2、流量(mL/分):30)により精製して、生成物(107mg、0.28mmol、収率43%)を固体として得た。生成物(107mg、0.28mmol)をNaHCO(2×1.0mL)中に注いで、40℃で20分間撹拌した。水相をDCM(2×1.0mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×1.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物(90.0mg、0.23mmol、収率84%)を油状物として得た。生成物(90mg、0.23mmol)を、プレTLC及びフラッシュカラム(MeOH/DCM=1/10)により精製し、生成物(40.5mg、0.11mmol、収率45%、2Dの重水素化純度:93.0%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.48-8.36(m,1H)、7.75(s,1H)、7.65-7.58(m,1H)、7.56-7.50(m,1H)、7.09-6.97(m,1H)、2.82-2.77(m,4H)、2.13-2.05(m,2H)、1.71-1.65(m,2H)、1.61-1.52(m,1H)、1.29(s,9H)、1.27-1.19(m,2H)。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで1.2分、10-80AB、MS ESI C1926ClFN2[M+H]に対する計算値386.1、実測値386.1。HRMS MS-TOF C1926ClFN2[M+H]に対する計算値386.1974、実測値386.1966。重水素化純度:0.20%の0D、6.80%の1D、93.0%の2D。
3-クロロ-N-[ジジュウテリオ-[1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物5):
DCM(1.0mL)中の2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]酢酸(100mg、0.30mmol)の溶液に、DIEA(312mg、2.42mmol)、TP(690mg、0.91mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(74.5mg、0.91mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(2.0mL)でクエンチし、DCM(2×2.0mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(2.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×30mm×3μm、条件 水(10mM NHHCO)-ACN、開始B:42、終了B:72、勾配時間(分):9、100%B保持時間(分):1.5、流量(mL/分):30)により精製して、生成物(45.5mg、0.12mmol、収率45%、11Dの重水素化純度:87.46%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.64(s,1H)、7.76(s,1H)、7.67-7.60(m,2H)、7.15-7.05(m,1H)、2.81-2.72(m,4H)、2.07-1.96(m,2H)、1.72-1.60(m,2H)、1.57-1.45(m,1H)、1.25-1.14(m,2H)。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで1.205分、10-80AB、MS ESI C191711ClFN2[M+H]に対する計算値395.3、実測値395.3。HRMS MS-TOF C191711ClFN2[M+H]に対する計算値395.2539、実測値395.2534。重水素化純度:0.04%の8D、0.72%の9D、11.78%の10D、87.46%の11D。
実施例5.化合物6の合成
メチル2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセテート(D43):
DMF(60mL)中のピペリジン-4-カルボニトリル(6.0g、41.1mmol)の溶液に、EtN(28.4mL、205mmol)及びブロモ酢酸メチル(7.57mL、82.1mmol)を25℃で加えた。25℃で2時間撹拌した後、混合物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(250mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(2.0g、11.0mmol、収率27%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=3.71(s,3H)、3.23(s,2H)、2.80-2.61(m,3H)、2.58-2.48(m,2H)、2.02-1.86(m,4H)。
[2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセチル]オキシリチウム(D44):
メタノール(3.0mL)/THF(3.0mL)/水(1.0mL)中のメチル2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセテート(2.0g、11.0mmol)の溶液に、LiOH.HO(1.38g、32.9mmol)を25℃で加えた。25℃で3時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮して、生成物(2.80g、16.1mmol)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。
N-tert-ブチル-2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセトアミド(D45):
DCM(25mL)中の[2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセチル]オキシリチウム(2.80g、16.1mmol)の溶液に、DIEA(16.6g、128mmol)、TP(36.7g、48.2mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、tert-ブチルアミン(5.11mL、48.2mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(40mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(PE中0~70%のEtOAc)により精製して、生成物(770mg、3.45mmol、収率21%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.01-6.71(m,1H)、2.94-2.85(s,2H)、2.79-2.57(m,3H)、2.51-2.31(m,2H)、2.00-1.81(m,4H)、1.35(s,9H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-tert-ブチル-アセトアミド(D46):
メタノール(10mL)中のN-tert-ブチル-2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセトアミド(300mg、1.34mmol)の溶液に、0℃で塩化コバルト(II)六水和物(160mg、0.67mmol)を加え、次いで水素化ホウ素ナトリウム(229mg、6.05mmol)をN下でゆっくり加えた。25℃で15時間撹拌した後、混合物を、25mLの5%水酸化アンモニウム水溶液で希釈し、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して、生成物(260mg、1.14mmol、収率85%)を油状物として得て、これを更に精製することなく次のステップに使用した。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-tert-ブチル-2,2-ジジュウテリオ-アセトアミド(D47):
CDOD(8mL、0.92mmol)中の2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-tert-ブチル-アセトアミド(210mg、0.92mmol)の混合物に、MeONa(250mg、4.62mmol)を加えた。80℃で72時間撹拌した後、混合物を25℃に冷却し、DO(10mL)に注ぎ、DCM(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×40mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物(210mg、0.92mmol)を油状物として得た。
N-[[1-[2-(tert-ブチルアミノ)-1,1-ジジュウテリオ-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]メチル]-3-クロロ-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物6):
DCM(10mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(167mg、0.96mmol)の溶液に、DIEA(990mg、7.67mmol)及びTP(2.19g、2.88mmol)を25℃で加えた。25℃で20分間撹拌した後、2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-tert-ブチル-2,2-ジジュウテリオ-アセトアミド(220mg、0.96mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュカラム(DCM中0~10%のMeOH)により精製して、生成物(210mg、0.38mmol、収率40%)を油状物として得た。生成物(110mg、0.29mmol)を、分取TLC(DCM/MeOH=10/1)により2回精製し、生成物(45.7mg、0.119mmol、収率41%、2Dの重水素化純度:96.78%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.70-8.60(m,1H)、7.76(s,1H)、7.70-7.55(m,2H)、7.13(s,1H)、3.20-3.07(m,2H)、2.83-2.70(m,2H)、2.07-1.95(m,2H)、1.71-1.60(m,2H)、1.58-1.46(m,1H)、1.26(s,9H)、1.22-1.12(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,CDCl)δ=-110.137。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.823分、5-95AB、MS ESI C1926ClFN2[M+H]に対する計算値395.9、実測値395.9。HRMS MS-TOF-B C1926ClFN2[M+H]に対する計算値396.1964、実測値396.1964。重水素化純度:0.07%の0D、3.15%の1D、96.78%の2D。
実施例6.化合物7の合成
2-メチル-N-(プロパン-2-イリデン)プロパン-2-スルフィンアミド(D49):
THF(500mL)中のアセトン(45.5mL、620mmol)の溶液に、Ti(OEt)(141g、620mmol)及び2-メチル-2-プロパンスルフィンアミド(15.0g、124mmol)を、N下で25℃で少しずつ加えた。混合物を、60℃で更に16時間撹拌して、懸濁液を得た。25℃に冷却した後、混合物を、NaHCO(300mL)の急速に撹拌している溶液に注いだ。溶液を5分間撹拌した後、混合物をセライトのパッドを通して濾過し、残渣をEtOAc(3×800mL)で洗浄した。濾液をEtOAc(2×800mL)で抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(PE中EtOAc、5%~20%)により精製して、生成物(15.0g、83.7mmol、収率67%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=2.28(s,3H)、2.13(s,3H)、1.18(s,9H)。
2-メチル-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)プロパン-2-スルフィンアミド(D52):
Mg(3.02g、124mmol)及びI(0.32g、1.24mmol)に、エーテル(100mL)中のトリジュウテリオ(ヨード)メタン(9.0g、62.1mmol)の溶液をN下で0℃で液滴で加えた。混合物を、0℃で1時間撹拌した。エーテル(10mL)中のN-イソプロピリデン-2-メチル-プロパン-2-スルフィンアミド(5.0g、31mmol)の溶液を、N下で30分間にわたって0℃で滴下で加え、その間、温度を25℃未満に維持した。混合物に飽和NHCl溶液(40mL)を加え、水層をEtOAc(40mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。残渣を、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/1)により精製して、生成物(2.20g、3.66mmol、収率12%)を液体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=2.98(s,1H)、1.29(s,6H)、1.19-1.17(m,9H)。
1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(D53):
1,4-ジオキサン(1.0mL)中の2-メチル-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)プロパン-2-スルフィンアミド(200mg、1.11mmol)の混合物を、20℃でHCl/ジオキサン(1.0mL、4.0mmol)を加え、20℃で2時間撹拌した。濾液を濃縮して、生成物(100mg、0.89mmol、収率80%)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物7):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(120mg、0.36mmol)の溶液に、DIEA(0.63mL、3.59mmol)、TP(0.82g、1.08mmol)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン(32.8mg、0.43mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(10mL)でクエンチし、DCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×30mm×3μm、条件:水(10mM NHO)-ACN、開始B:31、終了B:61、勾配時間(分):9、100% B保持時間(分):1.5、流量(mL/分):30、注入:5)により精製して、生成物(45.6mg、0.12mmol、収率32%、3Dの重水素化純度:99.63%))を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.72-8.60(m,1H)、7.76(s,1H)、7.70-7.57(m,2H)、7.12(s,1H)、3.19-3.11(m,2H)、2.82-2.71(m,4H)、2.0-1.96(m,2H)、1.73-1.46(m,3H)、1.26(s,6H)、1.22-1.08(m,2H)。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで1.429分、0-60AB、MS ESI C1925ClFN2[M+H]に対する計算値387.2、実測値387.2。HRMS MS-TOF C1925ClFN2[M+H]に対する計算値387.2037、実測値387.2095。重水素化純度:0.37%の2D、99.63%の3D。
実施例7.化合物8の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物8):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(50.0mg、0.15mmol)の溶液に、DIEA(0.26mL、1.48mmol)及びTP(337mg、0.44mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(0.05mL、0.39mmol)を加え、混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を水(10.0mL)でクエンチし、DCM(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×30mm×3μm、条件:水(10mM NHO)-ACN、開始B:31、終了B:61、勾配時間(分):9、100%B保持時間(分):1.5、流速(mL/分):30、注入:3)により精製し、生成物(27.4mg、0.069mmol、13Dの重水素化純度:77.61%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.74-8.62(m,1H)、7.83-7.73(m,1H)、7.64(dd,2H)、7.23-7.02(m,1H)、3.15(t,2H)、2.87-2.69(m,4H)、2.13-1.87(m,2H)、1.56-1.45(m,1H)。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで1.224分、10-80AB、MS ESI C191513ClFN2[M+H]に対する計算値397.2、実測値397.6。HRMS MS-TOF C191513ClFN2[M+H]に対する計算値397.2665、実測値397.2703。重水素化純度:0.11%の8D、1.83%の9D、2.86%の10D、3.81%の11D、13.12%の12D、77.61%の13D、0.51%の14D、0.16%の15D。
実施例8.化合物9の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物9):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(80.0mg、0.24mmol)の溶液に、DIEA(0.33mL、1.89mmol)及び50%酢酸エチル中のTP(0.21mL、0.71mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン(36.0mg、0.47mmol)を加え、混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を水(10.0mL)でクエンチし、DCM(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 150×25mm×5μm、条件:水(10mM NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):9、100%B保持時間(分):1.5、流速(mL/分):30、注入:3)により精製し、生成物(27.9mg、0.072mmol、7Dの重水素化純度:81.4%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.72-8.60(m,1H)、7.81-7.73(m,1H)、7.66-7.58(m,2H)、7.20-7.06(m,1H)、3.15(t,2H)、2.89-2.73(m,4H)、2.05-1.95(m,2H)、1.55-1.45(m,1H)、1.26(s,6H)。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで1.229分、10-80AB、MS ESI C1921ClFN2[M+H]に対する計算値391.2、実測値391.1。HRMS MS-TOF C1921ClFN2[M+H]に対する計算値391.2288、実測値397.2321。重水素化純度:1.80%の3D、2.81%の4D、3.37%の5D、9.13%の6D、81.43%の7D、1.45%の8D。
実施例9.化合物10の合成
3-クロロ-N-[ジジュウテリオ-[1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物10):
DCM(1.0mL)中の2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]ペルオキシ酢酸(50.0mg、0.14mmol)の溶液に、DIEA(0.25mL、1.44mmol)及びTP(165mg、0.43mmol)を25℃で加えた。20分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン(32.9mg、0.43mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(1.0mL)でクエンチし、DCM(2×1.0mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(1.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(50.0mg、0.13mmol、収率89%)を固体として得て、これを、分取HPLC(カラム:Welch Xtimate C18 150×25mm×5μm、条件:水(10mM NHHCO)-ACN、開始B:45、終了B:75、勾配時間(分):9、100%B保持時間(分):1.5、流量(mL/分):30)により精製して、生成物(15.4mg、0.04mmol、収率30%、5Dの重水素化純度:91.95%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.64(s,1H)、7.76(s,1H)、7.66-7.61(m,2H)、7.15-7.08(m,1H)、2.84-2.72(m,4H)、2.10-1.97(m,2H)、1.70-1.61(m,2H)、1.57-1.46(m,1H)、1.26(s,6H)、1.23-1.12(m,2H)。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで1.233分、10-80AB、MS ESI C1923ClFN2[M+H]に対する計算値389.1、実測値389.1。HRMS MS-TOF C1923ClFN2[M+H]に対する計算値389.2162、実測値389.2191。重水素化純度:0.23%の3D、7.82%の4D、の91.95%の5D。
実施例10.化合物11の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物11):
DCM(3.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(100mg、0.29mmol)の溶液に、DIEA(0.41mL、2.33mmol)及びT3P(664mg、0.87mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン(65.5mg、0.58mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05%NH3H2O)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2.3、流量(mL/分):30、注入:6)により精製して、生成物(51.6mg、0.13mmol、収率44%)を固体として得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δH=7.51(s,1H)、7.42-7.35(m,1H)、7.25-7.20(m,1H)、7.03(s,1H)、6.18(s,1H)、3.36(d,2H)、2.86(s,2H)、1.35(s,6H)。LCMS R=3.0分のクロマトグラフィーで2.034分、10-80AB、MS ESI C19H16D12ClFN3O2[M+H]+に対する計算値396.4、実測値396.4。
実施例11.化合物12の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物12):
DCM(3.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(100mg、0.29mmol)の溶液に、DIEA(0.51mL、2.91mmol)及びTP(664mg、0.87mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(71.7mg、0.87mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、残渣を得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05%NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2、流量(mL/分):30、注入:6)により精製して、生成物(58.4mg、0.14mmol、収率49%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.52(s,1H)、7.43-7.35(m,1H)、7.25-7.20(m,1H)、7.02(s,1H)、6.21(s,1H)、3.36(d,2H)、2.86(s,2H)。LCMS R=3.0分のクロマトグラフィーで1.880分、10-80AB、MS ESI C191018ClFN2[M+H]に対する計算値402.4、実測値402.4。
実施例12.化合物13の合成
tert-ブチル4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(D55):
THF(100mL)中のtert-ブチル4-シアノピペリジン-1-カルボキシレート(5.0g、24mmol)の溶液に、LiAlH(1.8g、48mmol)を0℃で少しずつゆっくり加えた。0℃で2時間撹拌した後、反応物に、非常にゆっくりと水(1.8mL)、15% NaOH水溶液(12mL)、及び再び水(5.4mL)を加えた。沈殿物を濾過し、EtOAc(30mL)で洗浄した。合わせた有機層を、減圧下で濃縮して、生成物(1.6g、7.5mmol、収率31%)を油状物として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=4.25-4.01(m,2H)、3.33-3.25(m,1H)、3.01-2.65(m,1H)、2.75-2.60(m,2H)、2.59-2.5(m,1H)、1.75-1.55(m,2H)、1.45(s,9H)、1.44-1.38(m,2H)、1.35-1.0(m,2H)。
tert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(D56):
DMF(30mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(1.1g、6.5mmol)の溶液に、HATU(5.0g、13mmol)、EtN(4.5mL、33mmol)、及びtert-ブチル4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.4g、6.5mmol)を25℃で加えた。25℃で12時間撹拌した後、反応物を水(60mL)中に注いで、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を水(2×60mL)及びブライン(2×60mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をPE中のEtOAc(0%~30%)を用いるフラッシュカラムにより精製して、生成物(1.1g、2.7mmol、収率41%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(s,1H)、7.43-7.34(m,1H)、7.25-7.13(m,1H)、6.32-6.08(m,1H)、4.18-4.05(m,3H)、3.40-3.28(m,2H)、2.77-2.58(m,2H)、1.85-1.65(m,2H)、1.45(s,9H)、1.21-1.02(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,CDCl)δ=-109.216。
3-クロロ-5-フルオロ-N-(4-ピペリジルメチル)ベンズアミド(D57):
1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.7g、4.5mmol)の溶液に、4MのHCl/ジオキサン(5.0mL、36mmol)を25℃で加えた。25℃で12時間撹拌した後。混合物を減圧下で濃縮して、生成物(1.5g)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.79(s,1H)、7.72-7.59(m,2H)、3.56(s,2H)、3.29-3.12(m,4H)、2.94-2.73(m,2H)、1.90-1.73(m,3H)、1.44-1.26(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,CDCl)δ=-110.063。
メチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-1-ピペリジル]アセテート(D58):
DMF(15mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-N-(4-ピペリジルメチル)ベンズアミド、塩酸塩(1.5g、4.9mmol)の溶液に、EtN(3.4mL、24mmol)及びブロモ酢酸メチル(0.90mL、9.8mmol)を25℃で加えた。25℃で2時間撹拌した後、反応物を、水(30mL)でクエンチし、EtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(1.6g、4.2mmol、収率86%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(s,1H)、7.23-7.19(m,1H)、7.22(m,1H)、6.35-6.18(m,1H)、3.72(s,3H)、3.35(t,2H)、3.25(s,2H)、3.05-2.94(m,2H)、2.29-2.17(m,2H)、1.81-1.61(m,3H)、1.55-1.39(m,2H)。
2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-1-ピペリジル]酢酸(D59):
メタノール(3.0mL)/THF(3.0mL)/水(1.0mL)中のメチル2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-1-ピペリジル]アセテート(1.6g、4.7mmol)の溶液に、LiOH.HO(0.59g、14mmol)を25℃で加えた。25℃で3時間撹拌した後、反応物を減圧下で濃縮して、生成物(1.9g、5.8mmol)を固体として得て、これを次のステップに直接使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.77(s,1H)、7.70-7.52(m,2H)、7.32-7.09(m,2H)、3.16(s,2H)、3.14-3.09(m,2H)、2.83-2.74(m,2H)、1.90-1.78(m,2H)、1.63-1.52(m,2H)、1.30-1.10(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,CDCl)δ=-110.450。
3-クロロ-N-[[1-[1,1-ジジュウテリオ-2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物13):
DCM(10mL)中のリチウム2-(4-((3-クロロ-5-フルオロベンズアミド)メチル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩(100mg、0.30mmol)の溶液に、DIEA(314mg、2.4mmol)、TP(347mg、0.91mmol)及び1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(75mg、0.91mmol)を加えた。25℃で16時間撹拌した後、反応物を、水(20mL)でクエンチし、DCM(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(40mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(150mg、0.38mmol)を油状物として得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×30mm×3μm、条件:水(10mM NHHCO)-CAN、開始B:36、終了B:66、勾配時間(分):9、100%B保持時間(分):1.5、流量(mL/分):30、注入:5)により精製して、生成物(29.32mg、0.075mmol、収率20%、9Dの重水素化純度:94.21%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.53(s,1H)、7.43-7.36(m,1H)、7.31-7.20(m,1H)、7.11-7.04(m,1H)、6.29-6.15(m,1H)、3.38(t,2H)、2.96-2.77(m,4H)、2.22-2.09(m,2H)、1.80-1.71(m,2H)、1.46-1.22(m,3H)。19F NMR(400MHz,CDCl)δ=-109.216。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.784分、5-95AB、MS ESI C1919ClFN2[M+H]に対する計算値393.2、実測値393.2。HRMS MS-TOF-B C1919ClFN2[M+H]に対する計算値393.2414、実測値393.2341。重水素化純度:0.19%の7D、5.60%の8D。94.21%の9D。
実施例13.化合物14の合成
2-メチル-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-(トリジュウテリオメチル)エチリデン]プロパン-2-スルフィンアミド(D61):
THF(10.0mL)中のアセトン-d6(1.15mL、15.6mmol)の溶液に、Ti(OEt)4(7.11g、31.2mmol)及び2-メチル-2-プロパンスルフィンアミド(2.08g、17.2mmol)を、N下で25℃で少しずつ加えた。反応混合物を、60℃で更に16時間撹拌した。25℃に冷却した後、混合物を次のステップに直接使用した。
2-メチル-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]プロパン-2-スルフィンアミド(D62):
MeMgBr(50.0mL、150mmol)の溶液を、THF(10.0mL)中の2-メチル-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]プロパン-2-スルフィンアミドの溶液に、N下で0℃で加えた。10℃で16時間撹拌した後、溶液を氷水(200mL)に注ぎ、20分間撹拌し、濾過した。水相をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×30.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/1)により精製して、生成物(1g、5.45mmol、収率35%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=2.97(s,1H)、1.28(s,3H)、1.18(s,9H)。
1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(D63):
4MのHCl/ジオキサン(10.0mL、40mmol)中の2-メチル-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]プロパン-2-スルフィンアミド(1g、5.45mmol)の混合物を、20℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(490mg、4.23mmol)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.02(s,2H)、1.24(s,3H)。
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物14):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(70.0mg、0.21mmol)の溶液に、DIEA(0.29mL、2.09mmol)、TP(1.27g、1.67mmol)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(31.9mg、0.28mmol)を加え、反応物を25℃で1時間撹拌した。混合物を水(4.0mL)に注ぎ、2分間撹拌した。混合物をDCM(2×4.0mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×2.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Welch Xtimate C18 150×25mm×5μm、条件 水(10mM NHHCO-ACN、開始B:37、終了B:67、勾配時間(分):9)により精製し、生成物(23.1mg、0.059mmol、収率28%、6Dの重水素化純度:88.38%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6,)δ=8.73-8.60(m,1H)、7.82-7.70(m,1H)、7.63(dd,2H)、7.11(s,1H)、3.18-3.10(m,2H)、2.81-2.72(m,4H)、2.06-1.94(m,2H)、1.71-1.61(m,2H)、1.57-1.44(m,1H)、1.28-1.09(m,5H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ=-110.124。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで0.837分、10-80AB、MS ESI C1922ClFN2[M+H]に対する計算値390.2、実測値390.0。HRMS MS-TOF C1922ClFN2[M+H]に対する計算値390.2225、実測値390.2195。重水素化純度:11.62%の5D及び88.38%の6D。
実施例14.化合物15の合成
2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D64):
DCM(10.0mL)中の[2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセチル]オキシリチウム(800mg、4.59mmol)の溶液に、DIEA(5.93g、45.9mmol)及びTP(17.5g、23.0mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(755.2mg、9.19mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(20.0mL)によりクエンチし、DCM(2×20.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(PE中20~40%のEtOAc)により精製して、生成物(590mg、2.54mmol、収率55%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.84(s,1H)、2.89(s,2H)、2.77-2.70(m,2H)、2.67-2.60(m,1H)、2.45-2.31(m,2H)、2.01-1.94(m,2H)、1.92-1.84(m,2H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D65):
MeOH(5.0mL)中の2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(650mg、2.80mmol)の冷(0℃)溶液に、塩化コバルト(II)六水和物(333mg、1.40mmol)を加えた。次いで、水素化ホウ素ナトリウム(423mg、11.2mmol)をN下でゆっくりと加えた。25℃で4時間撹拌した後、反応溶液を、10.0mLの5%水酸アンモニウム水溶液で希釈し、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(600mg、2.03mmol、収率73%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.15-6.90(m,1H)、2.87-2.80(m,4H)、2.63(d,2H)、2.40(s,2H)、2.17-2.08(m,2H)、1.83-1.69(m,2H)、1.41-1.28(m,1H)、1.26-1.15(m,2H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D66):
CHOD(5.0mL)中の2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(200mg、0.85mmol)の混合物に、CHONa(228.5mg、4.23mmol)を加えた。80℃で3日間撹拌した後、混合物を25℃に冷却し、DO(10.0mL)中に注いで、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×40.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(160mg、0.54mmol、収率64%、11Dの重水素化純度:92.5%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=2.88-2.76(m,2H)、2.58(d,2H)、2.16-2.08(m,3H)、1.79-1.68(m,2H)、1.33-1.12(m,5H)。HRMS MS-TOF-B C121511O[M+H]に対する計算値239.2761、実測値239.2692。重水素化純度:0.34%の9D、7.16%の10D、92.50%の11D。
3-クロロ-N-[[1-[1,1-ジジュウテリオ-2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物15):
DCM(3.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイルクロリド(130mg、0.67mmol)の溶液に、DIEA(693mg、5.37mmol)及びTP(1.53g、2.01mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-2,2-ジジュウテリオ-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(160mg、0.67mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(5.0mL)によりクエンチし、DCM(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(PE中のEtOAcの20~40%)により精製して生成物を得、これを分取TLC(DCM/MeOH=10/1)により精製して、生成物(56.1mg、0.14mmol、収率21%、11Dの重水素化純度:91.70%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.70-8.61(m,1H)、7.76(s,1H)、7.67-7.60(m,2H)、7.12(s,1H)、3.19-3.10(m,2H)、2.80-2.73(m,2H)、2.07-1.95(m,2H)、1.70-1.61(m,2H)、1.58-1.46(m,1H)、1.24-1.13(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ=-110.124。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで1.081分、0-60AB、MS ESI C191711ClFN2[M+H]に対する計算値395.3、実測値395.3。HRMS MS-TOF-B C191711ClFN2[M+H]に対する計算値395.2539、実測値395.2516。重水素化純度:0.37%の9D、7.93%の10D、91.70%の11D。
実施例15.化合物16の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ビス(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物16):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(50.0mg、0.15mmol)の溶液に、TP(0.90g、1.18mmol)、DIEA(0.20mL、1.48mmol)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-(トリジュウテリオメチル)プロパン-2-アミン(24.3mg、0.30mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(4.0mL)に注ぎ、2分間撹拌した。水相をDCM(2×4.0mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×2.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Welch Xtimate C18 150×25mm×5μm、条件 水(10mM NHHCO)-ACN、開始B 42、終了B 72、勾配時間(分)9)により精製し、生成物(10.1mg、0.03mmol、収率17%、13Dの重水素化純度:83%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.72-8.59(m,1H)、7.80-7.74(m,1H)、7.68-7.59(m,2H)、7.17-7.03(m,1H)、3.18-3.10(m,2H)、2.82-2.70(m,2H)、1.69-1.59(m,2H)、1.58-1.46(m,1H)、1.23-1.11(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ-110.132。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで0.893分、10-80AB、MS ESI C191513ClFN2[M+H]に対する計算値397.3、実測値397.2。HRMS MS-TOF C191513ClFN2[M+H]に対する計算値397.2665、実測値397.2622。重水素化純度:1.0%の9D、0.9%の10D、1.9%の11D、11.9%の12D、82.8%の13D、0.6%の14D、及び0.9%の15D。
実施例16.化合物17の合成
2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D67):
DCM(20.0mL)中の[2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセチル]オキシリチウム(1.0g、5.74mmol)の溶液に、DIEA(7.41g、57.4mmol)及びTP(21.8g、28.7mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(332mg、2.87mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(80.0mL)によりクエンチし、DCM(3×40.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(PE中60~80%のEtOAc)により精製して、生成物(350mg、1.53mmol、収率27%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.85(s,1H)、2.90(s,2H)、2.78-2.58(m,3H)、2.46-2.31(m,2H)、2.03-1.93(m,2H)、1.92-1.81(m,2H)、1.34(s,3H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D68):
メタノール(10.0mL)中の2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(350mg、1.53mmol)の冷(0℃)溶液に、塩化コバルト(II)六水和物(182mg、0.76mmol)を加え、次いで水素化ホウ素ナトリウム(260mg、6.87mmol)をN下で徐々に加えた。25℃で16時間撹拌した後、反応溶液を、25.0mLの5%水酸アンモニウム水溶液で希釈し、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(330mg、1.41mmol、収率93%)を油状物として得て、これを更に精製せずに次のステップに使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.07(s,1H)、2.89-2.80(m,4H)、2.65-2.52(m,2H)、2.18-2.06(m,2H)、1.82-1.67(m,2H)、1.37-1.30(m,3H)、1.27-1.08(m,3H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-2,2-ジジュウテリオ-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(D69):
CHOD(8.0mL、1.41mmol)中の2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(330mg、1.41mmol)の溶液に、CHONa(382mg、7.07mmol)を加えた。80℃で3日間撹拌した後、混合物を濃縮し、DO(20.0mL)で希釈し、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×40.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(240mg、0.71mmol、収率51%、8Dの重水素化純度:85.8%)を油状物として得た。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで0.236分、0-60AB、MS ESI C1218O[M+H]に対する計算値236.3、実測値236.3。HRMS MS-TOF-B C1218O[M+H]に対する計算値236.2573、実測値236.2572。重水素化純度:1.0%の6D、13.2%の7D、85.8%の8D。
3-クロロ-N-[[1-[1,1-ジジュウテリオ-2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物17):
DCM(10.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(178mg、1.02mmol)の溶液に、DIEA(1.05g、8.16mmol)及びTP(2.33g、3.06mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-2,2-ジジュウテリオ-N-[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アセトアミド(240mg、1.02mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(30.0mL)によりクエンチし、DCM(2×20.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(DCM/MeOH=10/1)により精製して、生成物(140mg)を得、これを分取TLC(DCM/MeOH=15/1)により精製して、生成物(47.52mg、0.14mmol、収率20%、8Dの重水素化純度:86.8%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.74-8.56(m,1H)、7.76(s,1H)、7.68-7.60(m,2H)、7.12(s,1H)、3.19-3.06(m,2H)、2.81-2.71(m,2H)、2.06-1.95(m,2H)、1.75-1.59(m,2H)、1.56-1.44(m,1H)、1.25(s,3H)、1.22-1.11(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ=-110.124。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.815分、5-95AB、MS ESI C1920ClFN2[M+H]に対する計算値392.0、実測値392.0。HRMS MS-TOF-B C1920ClFN2[M+H]に対する計算値392.2351、実測値392.2407。重水素化純度:0.8%の6D、12.4%の7D、86.8%の8D。
実施例17.化合物18の合成
3-クロロ-N-[ジジュウテリオ-[1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物18):
DCM(1.0mL)中の2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]-ジジュウテリオ-メチル]-1-ピペリジル]酢酸(80mg、0.24mmol)の溶液に、DIEA(0.42mL、2.42
mmol)及びTP(0.28g、0.73mmol)を25℃で加えた。20分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン(57.4mg、0.73mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(1.0mL)によりクエンチし、DCM(2×1.0mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(1.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(60.0mg、0.15mmol、収率63%)を固体として得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件 水(0.05%NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2、流量(mL/分):30)により精製して、生成物(35.4mg、0.09mmol、8Dの重水素化純度:80.47%)を固体として得た。HNMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.65(s,1H)、7.76(s,1H)、7.67-7.59(m,2H)、7.11(s,1H)、2.82-2.72(m,4H)、2.06-1.96(m,2H)、1.70-1.61(m,2H)、1.55-1.45(m,1H)、1.25(s,3H)、1.22-1.11(m,2H)。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで0.833分、10-80AB、MS ESI C1920ClFN2[M+H]に対する計算値392.2、実測値392.2。HRMS MS-TOF C1920ClFN2[M+H]に対する計算値392.2351、実測値392.2391。重水素化純度:0.15%の5D、1.85%の6D、17.53%の7D、80.47%の8D。
実施例18.化合物19の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物19):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(50.0mg、0.15mmol)の溶液に、DIEA(0.20mL、1.48mmol)及びTP(0.90g、1.18mmol)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(34.1mg、0.30mmol)を加え、反応物を25℃で1時間撹拌した。混合物を水(4.0mL)に注ぎ、2分間撹拌した。水相をDCM(2×4.0mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×2.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Welch Xtimate C18 150×25mm×5μm、条件 水(10mM NHHCO)-ACN、開始B 42、終了B 72、勾配時間(分)9)により精製して、生成物(4.67mg、0.01mmol、収率8%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.69-8.60(m,1H)、7.80-7.71(m,1H)、7.64(dd,2H)、7.16-7.03(m,1H)、3.18-3.10(m,2H)、2.78(s,2H)、1.68-1.59(m,2H)、1.58-1.45(m,1H)、1.25(s,3H)、1.21-1.12(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ-110.132。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで0.899分、10-80AB、MS ESI C191810ClFN2[M+H]に対する計算値394.2、実測値394.2。HRMS MS-TOF C191810ClFN2[M+H]に対する計算値394.2476、
実測値394.2430。重水素化純度:1.2%の7D、2.6%の8D、15.0%の9D、及び81.2%の10D。
実施例19.化合物20の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物20):
DCM(3.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,3,3,4,5,5,6,6-ノナジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(100mg、0.29mmol)の溶液に、DIEA(0.40mL、2.91mmol)及びTP(664mg、0.87mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(50.5mg、0.44mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(10.0mL)によりクエンチし、DCM(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層を、ブライン(10.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物を得て、これを、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05%NHO)-ACN、開始B:34、終了B:64、勾配時間(分):8、100%B保持時間(分):2、流量(mL/分):30、注入:5)により精製して、生成物(37.43mg、0.09mmol、収率32%)を固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.52(s,1H)、7.39(d,1H)、7.25-7.20(m,1H)、7.04(s,1H)、6.26-6.16(m,1H)、3.36(d,2H)、2.87(s,2H)、1.34(s,3H)。19F NMR(376.5MHz,CDCl)δ=-109.207。LCMS R=3.0分のクロマトグラフィーで1.917分、10-80CD、MS ESI C191315ClFN2[M+H]に対する計算値399.2、実測値399.2。
実施例20.化合物21の合成
2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(D70):
DCM(20.0mL)中の[2-(4-シアノ-1-ピペリジル)アセチル]オキシリチウム(1.0g、5.74mmol)の溶液に、DIEA(7.41g、57.4mmol)及びTP(21.8g、28.7mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(300mg、2.66mmol)を加え、混合物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(60.0mL)によりクエンチし、DCM(3×20.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(PE中60~80%のEtOAc)により精製して、生成物(300mg、1.33mmol、収率23%)を油状物として得た。H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.92-6.64(m,1H)、2.88(s,2H)、2.78-2.66(m,2H)、2.65-2.57(m,1H)、2.43-2.31(m,2H)、2.02-1.91(m,2H)、1.91-1.79(m,2H)、1.33(s,6H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(D71):
メタノール(10.0mL)中の2-(4-シアノ-1-ピペリジル)-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(300mg、1.33mmol)の冷(0℃)溶液に、塩化コバルト(II)六水和物(158mg、0.66mmol)を加え、次いで水素化ホウ素ナトリウム(226mg、5.96mmol)をN下で徐々に加えた。25℃で16時間撹拌した後、反応溶液を、25.0mLの5%水酸アンモニウム水溶液で希釈し、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(260mg、1.13mmol、収率85%)を油状物として得て、これを更に精製せずに次のステップに使用した。H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.17-6.98(m,1H)、2.91-2.71(m,4H)、2.68-2.62(m,1H)、2.19-2.02(m,2H)、1.81-1.67(m,2H)、1.34(s,6H)、1.32-1.08(m,4H)。
2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-2,2-ジジュウテリオ-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(D72):
CHOD(5.0mL、5.90mmol)中の2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(170mg、0.74mmol)の溶液に、CHONa(199mg、3.69mmol)を加えた。80℃で3日間撹拌した後、混合物を濃縮し、DO(20.0mL)で希釈し、DCM(3×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×40.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、生成物(140mg、0.42mmol、収率57%、5Dの重水素化純度:95.9%)を油状物として得た。HRMS MS-TOF-B C1221O[M+H]に対する計算値233.2384、実測値233.2389。重水素化純度:4.12%の4D、95.9%の5D。
3-クロロ-N-[[1-[1,1-ジジュウテリオ-2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]-5-フルオロ-ベンズアミド(化合物21):
DCM(8.0mL)中の3-クロロ-5-フルオロ-安息香酸(105mg、0.60mmol)の溶液に、DIEA(622mg、4.82mmol)、TP(1.37g、1.81mmol)を加えた。25℃で20分間撹拌した後、2-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-2,2-ジジュウテリオ-N-(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アセトアミド(140mg、0.60mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(30.0mL)によりクエンチし、DCM(2×20.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラム(DCM/MeOH=10/1)により精製して生成物を得、これを分取TLC(DCM/MeOH=15/1)により精製して、生成物(41.77mg、0.11mmol、収率18%、5Dの重水素化純度:95.5%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.71-8.58(m,1H)、7.76(s,1H)、7.66-7.63(m,1H)、7.63-7.59(m,1H)、7.12(s,1H)、3.20-3.11(m,2H)、2.82-2.70(m,2H)、2.08-1.96(m,2H)、1.70-1.61(m,2H)、1.58-1.46(m,1H)、1.25(s,6H)、1.23-1.12(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ=-110.124。LCMS R=1.5分のクロマトグラフィーで0.823分、5-95AB、MS ESI C1923ClFN2[M+H]に対する計算値389.0、実測値389.0。HRMS MS-TOF-B C1923ClFN[M+H]に対する計算値389.2162、実測値389.2136。重水素化純度:4.47%の4D、95.5%の5D。
実施例21.化合物22の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[(2,2,2-トリジュウテリオ-1,1-ジメチル-エチル)アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物22):
DCM(2.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-2,2,6,6-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(50.0mg、0.15mmol)の溶液に、DIEA(0.20mL、1.48mmol)及びTP(0.90g、1.18mmol)を25℃で加えた。10分間撹拌した後、1,1,1-トリジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(33.3mg、0.30mmol)を加え、反応物を25℃で1時間撹拌した。混合物を水(4.0mL)に注ぎ、2分間撹拌した。水相をDCM(2×4.0mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×2.0mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をHPLC(カラム:Welch Xtimate C18 150×25mm×5μm、条件 水(10mM NHHCO)-ACN、開始B 42、終了B 72、勾配時間(分)9)により精製し、生成物(4.20mg、0.01mmol、収率7%、7Dの重水素化純度:89.1%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.70-8.60(m,1H)、7.81-7.71(m,1H)、7.67-7.57(m,2H)、7.19-7.04(m,1H)、3.20-3.08(m,2H)、2.82-2.72(m,2H)、1.69-1.59(m,2H)、1.57-1.46(m,1H)、1.26(s,6H)、1.21-1.11(m,2H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ-110.132。LCMS R=2分のクロマトグラフィーで0.893分、10-80AB、MS ESI C1921ClFN2[M+H]に対する計算値391.2、実測値391.1。HRMS MS-TOF C1921ClFN2[M+H]に対する計算値391.2288、実測値391.2248。重水素化純度:1.8%の5D、8.0%の6D、89.1%の7D、0.4%の8D、及び0.7%の10D。
実施例22.化合物23の合成
3-クロロ-5-フルオロ-N-[[3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-[2-オキソ-2-[[2,2,2-トリジュウテリオ-1-メチル-1-(トリジュウテリオメチル)エチル]アミノ]エチル]-4-ピペリジル]メチル]ベンズアミド(化合物23):
DCM(1.0mL)中の[2-[4-[[(3-クロロ-5-フルオロ-ベンゾイル)アミノ]メチル]-3,3,5,5-テトラジュウテリオ-1-ピペリジル]アセチル]オキシリチウム(80.0mg、0.24mmol)の溶液に、DIEA(305mg、2.36mmol)及びTP(1.44g、1.89mmol)を加えた。25℃で30分間撹拌した後、1,1,1,3,3,3-ヘキサジュウテリオ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(37.4mg、0.32mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(5.0mL)によりクエンチし、DCM(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20.0mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、分取HPLC(カラム:Phenommenex Genmini-NX 80×40mm×3μm、条件:水(0.05% NHO)-ACN、開始B:42、終了B:72)により精製して生成物を得て、これを分取TLC(DCM/MeOH=10/1)により精製して、生成物(4.47mg、0.01mmol、収率4%、10Dの重水素化純度:70.43%)を固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ=8.72-8.63(m,1H)、7.76(s,1H)、7.64(d,2H)、7.12(s,1H)、3.20-3.11(m,2H)、2.82-2.73(m,4H)、2.05-1.97(m,2H)、1.54-1.46(m,1H)、1.25(s,3H)。19F NMR(376.5MHz,DMSO-d)δ-110.120。LCMS R=2.0分のクロマトグラフィーで1.087分、0-60AB、MS ESI C191810ClFN2[M+H]に対する計算値394.2、実測値394.2。HRMS MS-TOF C191810ClFN2[M+H]に対する計算値394.2476、実測値394.2469。重水素化純度:0.24%の5D、2.14%の6D、3.14%の7D、4.69%の8D、18.04%の9D、70.43%の10D、1.32%の11D。
実施例23.Hμrel低クリアランスアッセイ
Hμrel低クリアランスアッセイは、本明細書に記載される重水素化化合物の安定性を決定し、以下の構造を有する対照化合物(非重水素化化合物)に対するクリアランスの変化を計算するために実行された。
実験手順
HμREL human Pool(商標)96ウェル肝共培養プレートの培地を交換し、細胞を37℃で20時間順応させた。HμREL(登録商標)インキュベーション培地(無血清)及び1000xのDMSOストック(最終基質濃度1μM、最終DMSO濃度0.1%)から希釈された試験化合物を、HμREL(登録商標)96ウェル共培養システムに、ウェル当たり30,000細胞の最終細胞数となるように加え、反応を開始した。最終インキュベーション体積は、各時点で80μLであり、参照のために2つの対照化合物(ケトプロフェン及びプレドニゾロン)が含まれた。全てのクリアランス評価は、2つの異なる日に2回(duplicate)、合計4回反復して試験された非重水素化対照化合物を除いて、1回ずつ(singlicate)実施した。各化合物を、0、2、6、24、48及び72時間インキュベートした。適切な時点で、60μLのインキュベートを、内部標準を含有する180μLのアセトニトリルに移送することによって反応を終了させた。クラッシュプレートを、4℃で3000rpmで20分間遠心分離して、残留タンパク質を沈殿させた。タンパク質沈殿後、サンプル上清を、最大4つ化合物のカセット中にまとめ、一般的なLCMS/MS条件を使用して分析した。
データ分析
LC-MS/MSクロマトグラムを、ピーク面積比(被験物質のピーク面積/内部標準ピーク面積)及び自然対数変換によって分析し、時間に対してプロットした。線の傾きを決定して、消失速度定数を計算した。その後、半減期(t1/2)及び固有クリアランス(CLint)を、以下の方程式を使用して計算した:
消失速度定数(k)=(-勾配)
半減期(t1/2)(分)=
固有クリアランス(CLint)(μL/分/百万個の細胞)=
式中、V=インキュベーション体積(μL)/細胞数
対照化合物の平均クリアランスは、4回の反復のうちの3回の幾何平均を取ることによって決定された。4番目の反復は、外れ値として平均決定から除外された。続いて、観察された固有クリアランスを対照化合物固有クリアランスの平均で割ることにより、各試験化合物について対照化合物に対する固有クリアランスのパーセントを計算し、平均対照化合物GeoMeanから2未満の幾何標準偏差の固有クリアランスを有する化合物で有意性が認められた。
HμRELクリアランスアッセイの結果を以下の表1に示す。表1に示されるように、開示された化合物のいくつかは、対照化合物と比較して有意にクリアランスが減少しており、これは、改善された生物学的利用能を示している。
実施例24.CYP3A4クリアランスアッセイ
CYP3A4クリアランスアッセイは、本明細書に記載される重水素化化合物の安定性を決定し、以下の構造を有する対照化合物(非重水素化化合物)に対するクリアランスの変化を計算するために実行された。
実験手順
組換えCYP3A4スーパーソームは、100mMリン酸カリウム緩衝液中で調製され(50pmol/mL最終リコンビナーゼ)、0.1:9.9:90のDMSO:ACN:100mMリン酸緩衝液中に最終濃度の10倍で基質を含む10μL/ウェルの使用液を含む96ウェル反応プレートに、ウェル当たり80μLのアリコートを送達した。インキュベーション中の最終基質濃度は1pMであった。反応混合物を37℃で10分間プレインキュベートした後、反応を開始するための10μL/ウェルのNADPH再生システム(β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸塩)を又は、緩衝液対照として100mMリン酸塩を加えた。
クリアランス評価は、3回試験した対照化合物を除き、試験化合物について1回行った。インキュベーションを、37℃で、0、5、15、30、45、60、90、及び120分間(又は緩衝液対照については、0及び120分間)維持した。反応は、内部標準(IS)として200ng/mLのトルブタミド及び200ng/mLのラベタロールを含有する3倍体積の冷(4℃)アセトニトリル(ACN)で終了させた。クラッシュプレートを、4℃で4000rpmで20分間遠心分離して、残留タンパク質を沈殿させた。タンパク質沈殿後、試料上清を採取し、クロマトグラフィーの目的のために3倍の体積のHPLCグレードの水を各試料に加えた。プレートを密封し、10分間振とうした後、一般的なLCMS/MS条件を使用してLCMS/MS分析を行った。
データ分析
LC-MS/MSクロマトグラムを、ピーク面積比(被験物質のピーク面積/内部標準ピーク面積)及び自然対数変換によって分析し、時間に対してプロットした。線の傾きを決定して、消失速度定数を計算した。その後、半減期(t1/2)及び固有クリアランス(CLint)を、以下の方程式を使用して計算した:
消失速度定数(k)=(-勾配)
半減期(t1/2)(分)=
固有クリアランス(CLint)(μL/分/pmolタンパク質)=
対照化合物の平均固有クリアランスは、3回の反復の幾何平均を取ることによって決定された。続いて、観察された固有クリアランスを対照化合物の平均固有クリアランスで割ることにより、各試験化合物について対照化合物に対する固有クリアランスのパーセントが計算され、平均対照化合物GeoMeanから2未満の幾何標準偏差の固有クリアランスを有する化合物で有意性が認められた。
CYP3A4クリアランスアッセイの結果を以下の表2に示す。表2に示されるように、開示された化合物のいくつかは、対照化合物と比較して有意にクリアランスが減少しており、これは、改善された生物学的利用能を示している。
均等物及び範囲
特許請求の範囲において、「a」、「an」、及び「the」などの冠詞は、別段その反対が示されるか、又は文脈から明白でない限り、1つ又は複数を意味し得る。群の1つ以上の要素間に「又は」を含む特許請求の範囲又は明細書は、別段その反対が示されない限り、又は文脈から明白でない限り、群の要素のうちの1つ、2つ以上、又は全てが所与の生成物又はプロセスに存在するか、それに用いられるか、又は関連する場合、満たされているとみなされる。本発明は、群の正確な1つの要素が、所与の生成物又はプロセスに存在するか、用いられるか、又は関連する実施形態を含む。本発明は、2つ以上、又は全ての群の要素が所与の生成物又はプロセスに存在するか、用いられるか、又は関連する実施形態を含む。
更に、発明は、列挙されている請求項のうちの1つ以上からの、1つ以上の限定、要素、条項、及び記述用語が別の請求項に導入される、全ての変形、組み合わせ、及び並べ替えを包含する。例えば、別の請求項に従属する任意の請求項は、同じ基本請求項に従属する任意の他の請求項に見出される1つ以上の制限を含むように修正され得る。要素が、一覧として、例えば、Markush群形式で提示される場合、要素の各サブグループも開示され、いずれの要素もこの群から除去され得る。概して、本発明、又は発明の態様が特定の要素及び/又は特色を含むとみなされる場合、本発明のある特定の実施形態又は発明の態様が、かかる要素及び/又は特色からなるか、又は本質的にそれらからなることが理解されるべきである。簡潔さを目的として、それらの実施形態は、本明細書で具体的に逐語的には記載されていない。用語「含むこと」及び「含有すること」は、開放的であるように意図され、追加の要素又はステップの包含を許容することも、また留意されたい。範囲が与えられている場合、端点が含まれる。更に、別段示されない限り、又は文脈及び当業者の理解から明らかでない限り、範囲として表される値は、別段文脈が明確に示さない限り、本発明の異なる実施形態の記載された範囲内の任意の特定の値又は部分範囲を、範囲の下限の単位の10分の1まで想定することができる。
本出願は、様々な発行された特許、公開された特許出願、雑誌論文、及び他の刊行物を参照し、これらの全ては、参照により本明細書に組み込まれる。組み込まれている参考文献のうちのいずれかと本明細書との間に矛盾がある場合は、本明細書を優先するものとする。加えて、先行技術範囲内の本発明の任意の特定の実施形態は、請求項のうちのいずれか1つ以上から明らかに除外され得る。かかる実施形態は、当業者に既知であるとみなされるので、除外が明らかに本明細書に記載されていない場合でさえも除外され得る。発明の任意の特定の実施形態は、先行技術の存在に関連するかどうかに関わらず、いかなる理由でも、任意の請求項から除外することができる。
当業者は、日常の実験のみを使用して、本明細書に記載の特定の実施形態に対する多くの均等物を認識するか、又は確認することが可能であろう。本明細書に記載の本実施形態の範囲は、上の発明を実施するための形態に限定されることを意図せず、むしろ添付の特許請求の範囲に記載されるとおりである。以下の特許請求の範囲に定義されるように、本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、この記載への様々な変更及び修正をなし得ることを、当業者は理解するであろう。
本発明の実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式(I)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
1a 、R 1b 、R 2a 、R 2b 、R 、及びR の各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R 、及びR の各々は、-C(R であり、各R は独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a 、R 1b 、R 2a 、R 2b 、R 、R 、及びR のうちの少なくとも1つは重水素であるが、ただし前記化合物が、

又はその薬学的に許容される塩ではない、化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目2)
前記化合物が、式(I-A)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
1a 、R 1b 、R 2a 、R 2b 、R 、R 、R 、R 、及びmは、式(I)に対して定義されるとおりであり、
6a 、R 6b 、R 6c 、及びR 6d のうちの少なくとも1つは、重水素であり、
6e 、R 6f 、R 6g 、R 6h の各々は独立して、水素又は重水素である、項目1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目3)
1a 、R 1b 、R 2a 、及びR 2b のうちの少なくとも1つが、重水素である、項目1若しくは2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目4)
1a 、R 1b 、R 2a 、及びR 2b が、水素である、項目1若しくは2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目5)
のうちの少なくとも1つが、重水素である、項目1~4のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目6)
(i)R が、-CH 若しくは-CD であるか、又は
(ii)R が、-CH 若しくはCD であるか、又は
(iii)R が、-CH 若しくは-CD であるか、
又は(i)~(iii)の任意の組み合わせである、項目1~3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目7)
が、重水素である、項目1、3~6のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目8)
nが、1~9から選択される整数であり、R が、重水素である、項目1、3~7のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目9)
nが、9であり、R が、重水素である、項目1、3~12のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目10)
が、重水素である、項目1~9のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目11)
以下からなる群から選択される化合物、









































、及び


又はその薬学的に許容される塩。
(項目12)
前記化合物が、前記化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも4500(67.5%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、項目1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目13)
前記化合物が、前記化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも5000(75%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、項目1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
(項目14)
項目1~13のいずれか一項に記載の化合物と、
少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物。
(項目15)
式(I)の化合物、

又はその薬学的に許容される塩と、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物であって、式中、
1a 、R 1b 、R 2a 、R 2b 、R 、及びR の各々は独立して、水素又は重水素であり、
、R 、及びR の各々は、-C(R であり、各R は独立して、水素又は重水素であり、
nは、0~9から選択される整数であり、
mは、0~3から選択される整数であり、
1a 、R 1b 、R 2a 、R 2b 、R 、R 、及びR のうちの少なくとも1つは、重水素である、医薬組成物。
(項目16)
神経障害、精神障害、疼痛、振戦、発作、てんかん、又はてんかん症候群の治療を必要とする対象においてそれを行う方法であって、有効量の、項目1~13のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩、又は項目14若しくは15に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
(項目17)
前記精神障害が、気分障害又は大うつ病性障害である、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記振戦が、本態性振戦である、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記発作が、欠神発作である、項目16に記載の方法。
(項目20)
前記てんかんが、若年性ミオクローヌスてんかんである、項目16に記載の方法。

Claims (20)

  1. 式(I)の化合物、

    又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
    1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
    、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
    nは、0~9から選択される整数であり、
    mは、0~3から選択される整数であり、
    1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは重水素であるが、ただし前記化合物が、

    又はその薬学的に許容される塩ではない、化合物又はその薬学的に許容される塩。
  2. 前記化合物が、式(I-A)の化合物、

    又はその薬学的に許容される塩であって、式中、
    1a、R1b、R2a、R2b、R、R、R、R、及びmは、式(I)に対して定義されるとおりであり、
    6a、R6b、R6c、及びR6dのうちの少なくとも1つは、重水素であり、
    6e、R6f、R6g、R6hの各々は独立して、水素又は重水素である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  3. 1a、R1b、R2a、及びR2bのうちの少なくとも1つが、重水素である、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  4. 1a、R1b、R2a、及びR2bが、水素である、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  5. のうちの少なくとも1つが、重水素である、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  6. (i)Rが、-CH若しくは-CDであるか、又は
    (ii)Rが、-CH若しくはCDであるか、又は
    (iii)Rが、-CH若しくは-CDであるか、
    又は(i)~(iii)の任意の組み合わせである、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  7. が、重水素である、請求項1及び3~6のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  8. nが、1~9から選択される整数であり、Rが、重水素である、請求項1及び3~7のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  9. nが、9であり、Rが、重水素である、請求項1及び3~のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  10. が、重水素である、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  11. 以下からなる群から選択される化合物、









































    、及び


    又はその薬学的に許容される塩。
  12. 前記化合物が、前記化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも4500(67.5%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  13. 前記化合物が、前記化合物上の重水素化の可能性のある部位で指定される部位に存在する各重水素について、少なくとも5000(75%重水素混入)の同位体濃縮係数を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩と、
    少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤と、を含む、医薬組成物。
  15. 式(I)の化合物、

    又はその薬学的に許容される塩と、学的に許容される賦形剤と、を含む医薬組成物であって、式中、
    1a、R1b、R2a、R2b、R、及びRの各々は独立して、水素又は重水素であり、
    、R、及びRの各々は、-C(Rであり、各Rは独立して、水素又は重水素であり、
    nは、0~9から選択される整数であり、
    mは、0~3から選択される整数であり、
    1a、R1b、R2a、R2b、R、R、及びRのうちの少なくとも1つは、重水素である、医薬組成物。
  16. 神経障害、精神障害、疼痛、振戦、発作、てんかん、又はてんかん症候群の治療を象においてうための、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物若しくはその薬学的に許容される塩を含む組成物、又は請求項14若しくは15に記載の医薬組成物。
  17. 前記精神障害が、気分障害又は大うつ病性障害である、請求項16に記載の組成物。
  18. 前記振戦が、本態性振戦である、請求項16に記載の組成物。
  19. 前記発作が、欠神発作である、請求項16に記載の組成物。
  20. 前記てんかんが、若年性ミオクローヌスてんかんである、請求項16に記載の組成物。
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