JP7828776B2 - レーザー加工装置 - Google Patents

レーザー加工装置

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Description

本発明は、レーザー加工装置に関する。
半導体ウエーハのような被加工物を分割するために、被加工物上に設定された分割予定ラインに沿ってレーザービームを照射してアブレーション加工を施すレーザー加工装置が用いられる。このようなレーザー加工装置においては、加工時に発生するプラズマとそれに伴う空気の膨張に起因して加工音が発生することが知られており、この加工音を利用してアブレーションが起こり始めるしきい値やレーザービームの位置、出力等を検出する技術が種々提案されている(特許文献1参照)。
特開平08-090261号公報
しかしながら、加工時にはバキュームポンプや軸動作等により発生する環境音も同時に発生しているため、加工音から加工状態を正確に判定するのは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、環境音の影響を受けずに加工音から正確に加工状態を判定できるレーザー加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザー加工装置は、分割予定ラインが形成された被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置であって、該レーザービームの照射により該チャックテーブルに保持された被加工物がアブレーションされた際に発生する音を集音する集音手段を有し、該制御ユニットは、該集音手段により集音された音のうち該レーザービームの繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音として抽出する解析ユニットと、該解析ユニットにより解析された加工音の音圧に基づいて被加工物の加工状態を判定する判定ユニットと、を備え、該制御ユニットは、該被加工物に照射されたレーザービームの照射条件と、該照射条件において該被加工物に加工が施された際に発生する加工音の音圧と、の相関関係を予め記憶しておく記憶部を更に備え、該レーザービームの照射条件は、該分割予定ラインに沿って該レーザービームを照射して該被加工物を該アブレーション加工する回数である加工回数を含み、該記憶部は、該加工回数毎の該加工音の音圧を予め記憶しておき、該制御ユニットは、該被加工物に照射されたレーザービームの照射条件と、該照射条件において該被加工物に加工が施された際に発生する加工音の音圧と、の相関関係を予め記憶しておく記憶部を更に備え、該判定ユニットは、該記憶部に記憶された音圧と、実際に該照射条件で加工を施した際に取得された音圧と、の間に所定値以上の差がある場合、該被加工物を適切に加工できていないと判定することを特徴とする。該解析ユニットは、該加工回数毎の該加工音の音圧を抽出し、該判定ユニットは、該解析ユニットにより抽出された該加工回数毎の該加工音の音圧に基づいて、該加工音の音圧が該加工回数に応じて単調に減少している場合、該被加工物の加工状態が正常であると判定し、該加工音の音圧が該加工回数に応じて単調に減少していない場合、該被加工物の加工状態が正常でないと判定してもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザー加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置であって、該レーザービームの照射により該チャックテーブルに保持された被加工物がアブレーションされた際に発生する音を集音する集音手段を有し、該制御ユニットは、該集音手段により集音された音のうち該レーザービームの繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音として抽出する解析ユニットと、該解析ユニットにより解析された加工音の音圧に基づいて被加工物の加工状態を判定する判定ユニットと、を備え、該判定ユニットは、実際にレーザービームを照射して該被加工物に加工を施す際に、取得する加工音の音圧が直前に取得した加工音の音圧よりも所定の閾値以上上昇した場合、該被加工物を適切に加工できていないと判定することを特徴とする。
該解析ユニットは、該レーザービームの繰り返し周波数と同等の周波数の音、該レーザービームの繰り返し周波数の倍音の周波数の音、または、該レーザービームの繰り返し周波数と同等の周波数の音と該レーザービームの繰り返し周波数の倍音の周波数の音との和を、該加工音として抽出してもよい。
該判定ユニットは、該加工音の音圧が所定の値より小さくなったときに該被加工物が完全に切断されたと判定してもよい。
該制御ユニットは、該判定ユニットにより該被加工物を適切に加工できていないと判定した場合、加工を停止して異常を報知する報知ユニットを更に備えてもよい。
本発明は、環境音の影響を受けずに加工音から正確に加工状態を判定できる。
図1は、実施形態に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1のレーザー加工装置の要部を示す断面図である。 図3は、図1のレーザー加工装置の加工音を含まない音の一例を示すグラフである。 図4は、図1のレーザー加工装置の加工音を含む音の一例を示すグラフである。 図5は、図1のレーザー加工装置の加工音を含む音の別の一例を示すグラフである。 図6は、図1のレーザー加工装置の加工音を含む音の別の一例を示すグラフである。 図7は、図1のレーザー加工装置の加工音の音圧のデフォーカスによる変化を説明するグラフである。 図8は、図1のレーザー加工装置の加工回数毎の加工音の音圧の測定結果の一例を示すグラフである。 図9は、図1のレーザー加工装置の記憶部が記憶する相関関係データを示す表である。 図10は、図1のレーザー加工装置の動作処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、変形例に係るレーザー加工装置の動作処理の手順を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係るレーザー加工装置1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るレーザー加工装置1の構成例を示す斜視図である。図2は、図1のレーザー加工装置1の要部を示す断面図である。実施形態に係るレーザー加工装置1は、図1及び図2に示すように、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20と、撮像ユニット30と、X軸方向移動ユニット41と、Y軸方向移動ユニット42と、Z軸方向移動ユニット43と、集音手段50と、表示ユニット60と、入力ユニット70と、集塵ノズル80と、制御ユニット90と、を備える。
実施形態において、レーザー加工装置1が加工する加工対象である被加工物100は、例えば、シリコン、サファイア、シリコンカーバイド(SiC)、ガリウムヒ素、ガラスなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハなどである。被加工物100は、図1に示すように、平坦な表面101の格子状に形成される複数の分割予定ライン102によって区画された領域にチップサイズのデバイス103が形成されている。被加工物100は、本実施形態では、表面101の裏側の裏面104に粘着テープ105が貼着され、粘着テープ105の外縁部に環状のフレーム106が装着されているが、本発明ではこれに限定されない。また、被加工物100は、本発明では、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックス板、又はガラス板等でも良い。
チャックテーブル10は、凹部が形成された円盤状の枠体と、凹部内に嵌め込まれた円盤形状の吸着部と、を備える。チャックテーブル10の吸着部は、多数のポーラス孔を備えたポーラスセラミック等から形成され、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続されている。チャックテーブル10の吸着部の上面は、図2に示すように、被加工物100が載置されて、真空吸引源から導入される負圧により、載置された被加工物100を吸引保持する保持面11である。保持面11は、本実施形態では、被加工物100が表面101を上方に向けて載置され、載置された被加工物100を裏面104側から粘着テープ105を介して吸引保持する。保持面11とチャックテーブル10の枠体の上面とは、同一平面上に配置されており、水平面であるXY平面に平行に形成されている。
チャックテーブル10は、X軸方向移動ユニット41により水平方向と平行なX軸方向に移動自在に設けられており、Y軸方向移動ユニット42により水平方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に移動自在に設けられている。チャックテーブル10は、X軸方向移動ユニット41及びY軸方向移動ユニット42によりそれぞれX軸方向及びY軸方向に沿って移動することで、チャックテーブル10に保持された被加工物100の表面101上におけるレーザービーム21の照射位置をそれぞれX軸方向及びY軸方向(いずれもチャックテーブル10の移動方向とは反対方向)に移動させる。チャックテーブル10は、不図示の回転駆動源により鉛直方向に平行でかつXY平面に直交するZ軸回りに回転自在に設けられている。
レーザービーム照射ユニット20は、本実施形態では、図2に示すように、チャックテーブル10に保持された被加工物100の表面101側に向けて、被加工物100に対して吸収性を有する波長の所定の繰り返し周波数のパルス状のレーザービーム21を照射して、被加工物100を表面101側からレーザービーム21によりアブレーション(昇華もしくは蒸発)させるいわゆるアブレーション加工を実施する。レーザービーム照射ユニット20は、例えば、レーザービーム21を生成する不図示のレーザービーム発振器と、レーザービーム発振器で生成したレーザービーム21を集光して被加工物100の表面101側に向けて照射する集光器とを備えて構成される。
レーザービーム照射ユニット20は、Z軸方向移動ユニット43によりZ軸方向に移動自在に設けられている。レーザービーム照射ユニット20は、Z軸方向移動ユニット43によりZ軸方向に沿って移動することで、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対して相対的にZ軸方向に移動させる。
撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持されたアブレーション加工前の被加工物100の分割予定ライン102やアブレーション加工後の被加工物100に形成された加工溝等を撮像する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット30は、本実施形態では、レーザービーム照射ユニット20に含まれる集光器と一体的に移動するように、レーザービーム照射ユニット20の集光器に隣接して固定されている。
撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持されたアブレーション加工前の被加工物100を撮像して、被加工物100とレーザービーム照射ユニット20によるレーザービーム21の照射位置との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット90に出力する。また、撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持されたアブレーション加工後の被加工物100を撮像して、加工溝が分割予定ライン102の中に収まっているか、大きな欠けなどが発生していないかを自動的に確認する、いわゆるカーフチェックを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット90に出力する。
X軸方向移動ユニット41及びY軸方向移動ユニット42は、それぞれ、チャックテーブル10をレーザービーム照射ユニット20により形成される集光点に対して相対的に、X軸方向及びY軸方向に沿って移動させる。Z軸方向移動ユニット43は、レーザービーム照射ユニット20により形成される集光点をチャックテーブル10に対して相対的に、Z軸方向に沿って移動させる。X軸方向移動ユニット41、Y軸方向移動ユニット42及びZ軸方向移動ユニット43は、それぞれ、例えば、X軸、Y軸及びZ軸の軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のパルスモータ、及び、チャックテーブル10またはレーザービーム照射ユニット20に含まれる集光器をX軸方向、Y軸方向またはZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備えて構成されている。
X軸方向移動ユニット41、Y軸方向移動ユニット42及びZ軸方向移動ユニット43は、パルスモータの回転位置を読み取るエンコーダを含み、エンコーダが読み取ったパルスモータの回転位置に基づいて、チャックテーブル10とレーザービーム照射ユニット20により形成される集光点とのX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の相対的な位置を検出し、検出した相対的な位置を制御ユニット90に出力する。なお、X軸方向移動ユニット41、Y軸方向移動ユニット42及びZ軸方向移動ユニット43は、エンコーダによりチャックテーブル10とレーザービーム照射ユニット20により形成される集光点との相対的な位置を検出する構成に限定されず、それぞれX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に平行なリニアスケールと、X軸方向移動ユニット41、Y軸方向移動ユニット42及びZ軸方向移動ユニット43によりそれぞれX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられリニアスケールの目盛を読み取る読み取りヘッドと、により構成してもよい。
レーザー加工装置1は、チャックテーブル10で被加工物100を表面101側を上方に向けて保持し、アライメントを遂行し、Y軸方向移動ユニット42によりレーザービーム21の照射ラインを被加工物100の分割予定ライン102に合わせ、Z軸方向移動ユニット43によりレーザービーム21の集光点を所定の高さ(例えば、被加工物100の表面101上)に合わせた後、被加工物100の表面101側に向けてレーザービーム21を照射しながら、X軸方向移動ユニット41によりレーザービーム照射ユニット20により形成される集光点をチャックテーブル10上の被加工物100に対して分割予定ライン102に沿って相対的に移動させることにより、被加工物100を分割予定ライン102に沿ってアブレーション加工して加工溝を形成する。レーザー加工装置1は、さらに、加工溝を形成した分割予定ライン102に沿って、同様にレーザービーム21を照射してアブレーション加工して、分割予定ライン102に沿って形成された加工溝を深くする。レーザー加工装置1は、このように、分割予定ライン102に沿って複数回レーザービーム21を照射してアブレーション加工することにより、加工溝の底面を裏面104に到達させて、分割予定ライン102に沿って被加工物100を分割する。
集音手段50は、図2に示すように、チャックテーブル10に保持された被加工物100の表面101上におけるレーザービーム照射ユニット20によるレーザービーム21の照射位置に向けて、後述する集塵ノズル80によって集音が遮られない位置に設けられている。集音手段50は、本実施形態では、撮像ユニット30と同様に、レーザービーム照射ユニット20に含まれる集光器と一体的に移動するように、レーザービーム照射ユニット20の集光器に隣接して固定されている。集音手段50は、レーザービーム照射ユニット20によるレーザービーム21の照射によりチャックテーブル10に保持された被加工物100がアブレーション加工された際に発生する加工音55(図4、図5及び図6参照)を含む音54を集音し、集音した加工音55を含む音54を制御ユニット90に出力する。集音手段50は、本実施形態では、例えば、測定可能周波数が50Hz以上16kHz以下の単一指向性のマイクである。
加工音55は、被加工物100をアブレーション加工する際に発生するプラズマによって空気が膨張することによって生じる音である。図3は、図1のレーザー加工装置1の加工音55を含まない音54の一例を示すグラフである。図4は、図1のレーザー加工装置1の加工音55を含む音54の一例を示すグラフである。集音手段50によって集音される加工音55を含む音54について、図3及び図4を用いて説明する。
図3のグラフは、レーザービーム照射ユニット20によりレーザービーム21を照射せずに、X軸方向移動ユニット41及びY軸方向移動ユニット42によりチャックテーブル10に保持された被加工物100をレーザービーム照射ユニット20に対して相対的にそれぞれX軸方向及びY軸方向に沿って移動させる軸動作を実行した際に発生したレーザー加工装置1の加工音55を含まない音54、すなわち環境音のスペクトルを示している。図4のグラフは、軸動作を実行してチャックテーブル10に保持された被加工物100をレーザービーム照射ユニット20に対して相対的に移動させながら、レーザービーム照射ユニット20により、繰り返し周波数が10kHzのパルス状のレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工した際に発生したレーザー加工装置1の加工音55を含む音54のスペクトルを示している。なお、図3及び図4の縦軸のスペクトルの強度の単位は、任意単位(arbitrary unit、a.u.)であり、以降の図のスペクトルの強度のグラフについても同様である。図3のグラフと図4のグラフとを対比すると、繰り返し周波数が10kHzのパルス状のレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工することに起因する加工音55として、例えば、図4に示す音54のうちレーザービーム21の繰り返し周波数の10kHzと同等の10kHzの周波数の音を顕著に含むことがわかる。
図5及び図6は、それぞれ、図1のレーザー加工装置1の加工音55を含む音54の別の一例を示すグラフである。図5及び図6のグラフは、軸動作をしながら、それぞれ、繰り返し周波数が5kHz,15kHzのパルス状のレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工した際に発生したレーザー加工装置1の加工音55を含む音54のスペクトルを示している。図3のグラフと図5,図6のグラフとを対比すると、繰り返し周波数が5kHz,15kHzのパルス状のレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工することに起因する加工音55として、それぞれ、例えば、図5,図6に示す音54のうちレーザービーム21の繰り返し周波数の5kHz,15kHzと同等の5kHz,15kHzの周波数の音を顕著に含むことがわかる。
また、図3のグラフと図5のグラフとを対比してさらにわかるように、繰り返し周波数が5kHzのパルス状のレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工することに起因する加工音55として、レーザービーム21の繰り返し周波数の5kHzと同等の5kHzの周波数の音の他にも、レーザービーム21の繰り返し周波数の5kHzの倍音の10kHz,15kHz,20kHz,・・・の周波数の音も顕著に含むことがわかる。ここで、レーザービーム21の繰り返し周波数の倍音の周波数とは、レーザービーム21の繰り返し周波数の2以上の整数倍の周波数のことをいう。
このように、加工音55としては、例えば、音54のうちレーザービーム21の繰り返し周波数に対応する周波数の音を顕著に含み、この音を抽出して好適に使用できる。ここで、レーザービーム21の繰り返し周波数に対応する周波数とは、レーザービーム21の繰り返し周波数と同等またはレーザービーム21の繰り返し周波数の倍音の周波数のことをいう。このため、レーザービーム21の繰り返し周波数が高いと、加工音55が高くなり、レーザービーム21の繰り返し周波数が低いと、加工音55が低くなる。
表示ユニット60は、レーザー加工装置1の不図示のカバーに、表示面側を外側に向けて設けられており、レーザー加工装置1のレーザービーム21の照射条件等の設定の画面やアライメントやカーフチェックの結果を示す画面、後述する解析ユニット91による解析結果を示す画面、判定ユニット92による判定結果を示す画面等をオペレータに視認可能に表示する。表示ユニット60は、液晶表示装置等により構成される。表示ユニット60は、オペレータがレーザー加工装置1の各種動作やレーザー加工装置1のレーザービーム21の照射条件、画像の表示等に関する指令情報等を入力する際に使用する入力ユニット70が設けられている。表示ユニット60に設けられた入力ユニット70は、表示ユニット60に設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
集塵ノズル80は、一端がレーザービーム照射ユニット20の集光器の下端に、レーザービーム21の照射位置を覆うように、水平方向に沿って配設され、他端が不図示の吸引源と接続されている。集塵ノズル80は、一端側に、レーザービーム21を通過させ、かつ、レーザービーム21の照射位置において被加工物100をアブレーション加工することによって生じるデブリと呼ばれる微細な粉塵の加工屑が通過する開口が形成されている。集塵ノズル80は、吸引源から導入される負圧によって、一端側に形成された開口から、レーザービーム21の照射位置で発生したデブリを吸引して、除去する。
制御ユニット90は、レーザー加工装置1の各構成要素の動作を制御して、レーザービーム21の照射による被加工物100のアブレーション加工をレーザー加工装置1に実施させる。制御ユニット90は、図1に示すように、解析ユニット91と、判定ユニット92と、報知ユニット93と、記憶部95と、を備える。解析ユニット91は、集音手段50により集音された音54のうち、レーザービーム21の繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音55として抽出する。解析ユニット91は、例えば、集音手段50により集音された音54に対して、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、FFT)を行って音54の周波数成分を分解し、レーザービーム21の繰り返し周波数に対応する周波数を中心とした一定の範囲の周波数の音のスペクトルを加工音55のスペクトルとして抽出する。解析ユニット91は、レーザービーム21の繰り返し周波数と同等の周波数の音を加工音55として抽出してもよいし、レーザービーム21の繰り返し周波数の倍音の周波数の音を加工音55として抽出してもよいし、これらの周波数の音の和を加工音55として抽出してもよい。
また、解析ユニット91は、抽出した加工音55の音圧を算出する。解析ユニット91は、本実施形態では例えば、抽出した加工音55のスペクトルを積分処理することで加工音55のスペクトルの積分強度を算出し、この算出した積分強度を加工音55の音圧とする。
解析ユニット91によって算出される加工音55の音圧の性質について説明する。図7は、図1のレーザー加工装置1の加工音55の音圧のデフォーカスによる変化を説明するグラフである。図7のグラフは、レーザービーム21のその他の照射条件を変更せずに、レーザービーム21のデフォーカスを-100μmから100μmまで20μmずつ変えたときの加工音55の音圧を示している。ここで、レーザービーム21のデフォーカスは、レーザービーム21の集光点を被加工物100の表面101上に位置付けたジャストフォーカス(Just Focus、JF)の状態から、被加工物100に向かってもしくは被加工物100から遠ざかって、被加工物100の厚み方向に集光点を移動させたときの移動量を指す。なお、図7の縦軸の音圧の単位は、前述のスペクトルの強度の単位と同様に任意単位であり、以降の図の音圧のグラフについても同様である。図7のグラフを参照すると、加工音55の音圧は、集光点の位置(高さ)によって異なり、ジャストフォーカスの状態で最も大きくなることがわかる。また、レーザー加工装置1は、この性質を利用して、レーザービーム21のその他の照射条件を変更せずに、集光点の位置のみを変えて被加工物100を加工した際に、加工音55の音圧が一番大きくなる時の位置を、集光点として検知することができる。
図8は、図1のレーザー加工装置1の加工回数毎の加工音55の音圧の測定結果の一例を示すグラフである。図8のグラフは、レーザービーム21のその他の照射条件を変更せずに、同じ分割予定ライン102に沿って複数回レーザービーム21を照射してアブレーション加工したときの加工音55の音圧を示している。加工回数は、分割予定ライン102に沿ってレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工する回数である。
図8のグラフにおいて中抜きの丸で表されたデータ点201は、全ての加工回数においてレーザービーム21による被加工物100のアブレーション加工が正常に施されたときの加工音55の音圧を示している。ここで、アブレーション加工が正常に施されるとは、当該アブレーション加工が施された後の加工溝に対して所定の条件でカーフチェックを実行した結果、異常が検出されないことをいう。図8のグラフのデータ点201を参照すると、加工音55の音圧は、加工回数に応じて単調に減少していることがわかる。この現象は、加工回数が少ないうちは加工音55を生じる要因であるプラズマが被加工物100の表面101に近い位置で発生するため音が広がりやすく音圧が大きくなる一方で、加工回数を重ねるにしたがって、レーザービーム21の照射対象である加工溝が深くなることに伴い、加工音55を生じる要因であるプラズマが加工溝の内部で発生して音が広がりにくい状態となって音圧が小さくなることによる。
図8のグラフにおいて中塗りの丸で表されたデータ点202は、加工回数が5回目においてレーザービーム21の照射位置が加工溝に対してずれたことに起因して被加工物100のアブレーション加工が異常となってしまったときの加工音55の音圧を示している。図8のグラフのデータ点202を参照すると、加工回数が5回目のときの加工音55の音圧が、加工回数が4回目のときと比較して、大きく増加していることがわかる。この現象は、レーザービーム21の照射位置が加工溝に対してずれた部分が、レーザービーム21により加工溝の底面ではなくて被加工物100の表面101近傍を加工することになり、加工音55を生じる要因であるプラズマが被加工物100の表面101に近い位置で発生するため音が広がりやすく音圧が大きくなることによる。
判定ユニット92は、解析ユニット91により解析された加工音55の音圧に基づいて、被加工物100の加工状態を判定する。判定ユニット92は、例えば、解析ユニット91により図8のグラフのデータ点201に示す加工音55の音圧が得られた場合、被加工物100の加工状態が、正常に加工できている状態であると判定する。判定ユニット92は、また、解析ユニット91により図8のグラフのデータ点202の加工回数が5回目の加工音55の音圧が得られた場合、被加工物100の加工状態が、被加工物100を適切に加工できていない状態であると判定する。判定ユニット92は、また、所定の値より小さい加工音55の音圧が得られた場合、被加工物100の加工状態が、加工溝の底面が裏面104に到達した状態、すなわち、被加工物100が完全に切断された状態であると判定する。
報知ユニット93は、判定ユニット92により被加工物100を適切に加工できていないと判定した場合、レーザービーム照射ユニット20によるレーザービーム21の照射を停止し、アブレーション加工を停止して、適切に加工できていない旨すなわち異常を報知する。報知ユニット93は、例えば、表示ユニット60に、被加工物100を適切に加工できていないと判定した結果を示す画面を表示することで、異常を報知する。報知ユニット93は、また、制御ユニット90に接続された不図示の発光ダイオードなどにより構成される発光ユニットを点灯、点滅及び消灯することにより被加工物100を適切に加工できていないと判定した旨の異常を報知してもよいし、制御ユニット90に接続された不図示のスピーカなどにより被加工物100を適切に加工できていないと判定した旨の異常を音声で報知してもよい。
図9は、図1のレーザー加工装置1の記憶部95が記憶する相関関係データ200を示す表である。記憶部95は、レーザー加工装置1が被加工物100にレーザービーム21を照射してアブレーション加工を実施する前に、例えば図9に示すような相関関係データ200を予め記憶しておく。相関関係データ200は、図9に示すように、被加工物100に照射されたレーザービーム21の照射条件と、照射条件において正常に被加工物100にレーザービーム21によるアブレーション加工が施された際に発生する加工音55の音圧と、を互いに紐付けた相関関係のデータである。ここで、レーザービーム21の照射条件は、本実施形態では、図9に示すように、例えば、照射パワー(W)、繰り返し周波数(kHz)、移動速度(mm/s)、デフォーカス(μm)、及び加工回数(回)である。照射パワーは、レーザービーム21の光強度である。移動速度は、レーザービーム21を照射中における、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対するレーザービーム照射ユニット20により形成される集光点の相対的な移動速度である。記憶部95は、様々な照射条件毎に、相関関係データ200を記憶しておくことが好ましい。
制御ユニット90は、実施形態1では、コンピュータシステムを含む。制御ユニット90が含むコンピュータシステムは、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット90の演算処理装置は、制御ユニット90の記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、レーザー加工装置1を制御するための制御信号を、制御ユニット90の入出力インターフェース装置を介してレーザー加工装置1の各構成要素に出力する。
解析ユニット91、判定ユニット92及び報知ユニット93の機能は、本実施形態では、制御ユニット90の演算処理装置が記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより実現される。記憶部95の機能は、本実施形態では、制御ユニット90の記憶装置により実現される。
次に、本明細書は、実施形態に係るレーザー加工装置1の動作処理を図面に基づいて説明する。図10は、図1のレーザー加工装置1の動作処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、1本の分割予定ライン102を加工する動作処理の手順を示したものである。レーザー加工装置1の制御ユニット90は、チャックテーブル10で被加工物100を保持する等した後、レーザービーム照射ユニット20により被加工物100に対して分割予定ライン102に沿ってレーザービーム21を照射して被加工物100をアブレーション加工しつつ、集音手段50により加工音55を含む音54を集音し、解析ユニット91により集音手段50で集音した音54から加工音55を抽出し、加工音55の音圧を算出する(図10のステップ1001)。
制御ユニット90は、ステップ1001の実施後、直前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧と、記憶部95に予め記憶しておいた相関関係データ200のうち、直前のステップ1001のレーザービーム21の照射条件と紐付けられた加工音55の音圧とを比較する(図10のステップ1002)。
制御ユニット90は、これらの比較する2つの加工音55の音圧の間に、記憶部95に予め記憶しておいた所定値以上の差がある場合(図10のステップ1002でYes)、判定ユニット92により、直前のステップ1001での被加工物100の加工状態が、被加工物100を適切に加工できていない状態であると判定し(図10のステップ1003)、報知ユニット93により、レーザービーム照射ユニット20によるレーザービーム21の照射を停止し、アブレーション加工を停止して、異常を報知する(図10のステップ1004)。ここで、記憶部95に予め記憶しておいた所定値は、本実施形態では例えば、解析ユニット91による加工音55の音圧の誤差よりも十分大きく、アブレーション加工の主要な異常に起因する加工音55の音圧の変化量よりも十分小さい値に適宜定められる。
例えば、記憶部95に図8のグラフの加工回数が5回目のデータ点201の加工音55の音圧が予め記憶されており、直前のステップ1001で図8のグラフの加工回数が5回目のデータ点202の加工音55の音圧が取得されたような場合、これらの2つの加工音55の音圧の間に所定値以上の差があるので、判定ユニット92により、直前のステップ1001での被加工物100の加工状態が、被加工物100を適切に加工できていない状態であると判定する。
制御ユニット90は、これらの比較する2つの加工音55の音圧との間に、記憶部95に予め記憶しておいた所定値以上の差がない場合(図10のステップ1002でNo)、判定ユニット92により、直前のステップ1001での被加工物100の加工状態が、正常に加工できている状態であると判定し、さらに、直前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧が記憶部95に予め記憶しておいた所定の値より小さいか否かを判定する(図10のステップ1005)。ここで、記憶部95に予め記憶しておいた所定の値は、本実施形態では例えば、実質的に加工音55が消滅したとみなすことができる十分に小さい値に適宜定められる。
制御ユニット90は、直前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧が記憶部95に予め記憶しておいた所定の値より小さい場合(図10のステップ1005でYes)、判定ユニット92により、被加工物100が完全に切断された状態であると判定し(図10のステップ1006)、この分割予定ライン102の加工を終了する(図10のステップ1007)。
制御ユニット90は、直前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧が記憶部95に予め記憶しておいた所定の値以上の場合(図10のステップ1005でNo)、判定ユニット92により、被加工物100が完全に切断されていない状態であると判定し、動作処理を再びステップ1001に戻す。
制御ユニット90は、このように、判定ユニット92により、ステップ1002で被加工物100の加工状態が、被加工物100を適切に加工できていない状態であると判定するか、もしくは、ステップ1005で被加工物100が完全に切断された状態であると判定するまで、ステップ1001の処理を繰り返して、同じ分割予定ライン102に沿ってアブレーション加工を繰り返す。
また、ステップ1005で使用する、記憶部95に予め記憶しておいた所定の値は、実質的に加工音55がしなくなるとみなすことができる小さい値に代えて、記憶部95に予め記憶しておいた相関関係データ200のうち、被加工物100を完全に切断する最後の加工回数のときのレーザービーム21の照射条件と紐付けられた加工音55の音圧に定めてもよい。このようにすることで、加工音55の消失を検知するためにステップ1001の実施回数が1回余分に多くなってしまう可能性を抑制することができる。
以上のような構成を有する実施形態に係るレーザー加工装置1は、解析ユニット91が、被加工物100がアブレーション加工された際に集音手段50により集音された音54のうち、レーザービーム21の繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音55として抽出し、判定ユニット92が、解析ユニット91により抽出した加工音55の音圧に基づいて被加工物100の加工状態を判定するので、音54のうち加工音55以外の環境音の影響を受けずに、加工音55から正確に加工状態を判定できるという作用効果を奏する。
さらに、実施形態に係るレーザー加工装置1は、判定ユニット92が、記憶部95に予め記憶しておいた、所定のレーザービーム21の照射条件において被加工物100にアブレーション加工が施された際に発生する加工音55の音圧と、実際に当該照射条件でアブレーション加工を施した際に取得された加工音55の音圧との間に所定値以上の差がある場合、被加工物100を適切に加工できていないと判定するので、環境音の影響を受けずに、加工音55の音圧に基づいて正確に加工状態を判定できる。また、実施形態に係るレーザー加工装置1は、判定ユニット92が、被加工物100を適切に加工できていないと判定した場合、報知ユニット93が、アブレーション加工を停止して、異常を報知するので、レーザー加工装置1のオペレータが被加工物100を適切に加工できるように速やかに補正を行うことを適切に促して、被加工物100の加工全体を通じた補正の回数を少なくして加工効率を上昇できる。
また、実施形態に係るレーザー加工装置1は、判定ユニット92が、加工音55の音圧が所定の値より小さくなった時に被加工物100が完全に切断されたと判定するので、環境音の影響を受けずに、加工音55の音圧に基づいて正確に加工状態を判定できる。実施形態に係るレーザー加工装置1は、これにより、環境音の影響を受けずに、加工音55の音圧に基づいて正確なタイミングでアブレーション加工を終了できる。
〔変形例〕
実施形態の変形例に係るレーザー加工装置1を図面に基づいて説明する。図11は、変形例に係るレーザー加工装置1の動作処理の手順を示すフローチャートである。図11は、実施形態と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
変形例に係るレーザー加工装置1は、実施形態において、動作処理を変更したものであり、その他の構成については実施形態と同様である。変形例に係るレーザー加工装置1の動作処理は、図11に示すように、実施形態において、ステップ1002をステップ1009に変更したものである。
変形例に係るレーザー加工装置1の制御ユニット90は、図11に示すステップ1009では、ステップ1001の実施後、直前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧と、直前のステップ1001より1回前のステップ1001で実際に取得した加工音55の音圧とを比較し、直前の加工音55の音圧がその1回前の加工音55の音圧よりも所定の閾値以上上昇したか否かを判定する。ここで、記憶部95に予め記憶しておいた所定の閾値は、本実施形態では例えば、解析ユニット91による加工音55の音圧の誤差程度の値に適宜定められる。
制御ユニット90は、直前の加工音55の音圧がその1回前の加工音55の音圧よりも、記憶部95に予め記憶しておいた所定の閾値以上上昇した場合(図11のステップ1009でYes)、動作処理をステップ1003に進める。一方で、制御ユニット90は、直前の加工音55の音圧がその1回前の加工音55の音圧よりも所定の閾値以上上昇していない場合(図11のステップ1009でNo)、動作処理をステップ1005に進める。
以上のような構成を有する変形例に係るレーザー加工装置1は、判定ユニット92が、実際にレーザービーム21を照射して被加工物100に加工を施す際に、取得する加工音55の音圧が当該加工音55の直前に取得した加工音55の音圧よりも所定の閾値以上上昇した場合、被加工物100を適切に加工できていないと判定するので、実施形態と同様に、環境音の影響を受けずに、加工音55の音圧に基づいて正確に加工状態を判定できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 レーザー加工装置
10 チャックテーブル
20 レーザービーム照射ユニット
21 レーザービーム
50 集音手段
54 音
55 加工音
90 制御ユニット
91 解析ユニット
92 判定ユニット
93 報知ユニット
95 記憶部
100 被加工物
200 相関関係データ

Claims (6)

  1. 分割予定ラインが形成された被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、
    各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置であって、
    該レーザービームの照射により該チャックテーブルに保持された被加工物がアブレーションされた際に発生する音を集音する集音手段を有し、
    該制御ユニットは、
    該集音手段により集音された音のうち該レーザービームの繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音として抽出する解析ユニットと、
    該解析ユニットにより解析された加工音の音圧に基づいて被加工物の加工状態を判定する判定ユニットと、
    を備え、
    該制御ユニットは、該被加工物に照射されたレーザービームの照射条件と、該照射条件において該被加工物に加工が施された際に発生する加工音の音圧と、の相関関係を予め記憶しておく記憶部を更に備え
    該レーザービームの照射条件は、該分割予定ラインに沿って該レーザービームを照射して該被加工物を該アブレーション加工する回数である加工回数を含み、
    該記憶部は、該加工回数毎の該加工音の音圧を予め記憶しておき、
    該判定ユニットは、該記憶部に記憶された音圧と、実際に該照射条件で加工を施した際に取得された音圧と、の間に所定値以上の差がある場合、該被加工物を適切に加工できていないと判定することを特徴とする、レーザー加工装置。
  2. 該解析ユニットは、該加工回数毎の該加工音の音圧を抽出し、
    該判定ユニットは、該解析ユニットにより抽出された該加工回数毎の該加工音の音圧に基づいて、該加工音の音圧が該加工回数に応じて単調に減少している場合、該被加工物の加工状態が正常であると判定し、該加工音の音圧が該加工回数に応じて単調に減少していない場合、該被加工物の加工状態が正常でないと判定することを特徴とする、請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物に対して吸収性を有する波長のレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、
    各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置であって、
    該レーザービームの照射により該チャックテーブルに保持された被加工物がアブレーションされた際に発生する音を集音する集音手段を有し、
    該制御ユニットは、
    該集音手段により集音された音のうち該レーザービームの繰り返し周波数に対応する周波数の音を加工音として抽出する解析ユニットと、
    該解析ユニットにより解析された加工音の音圧に基づいて被加工物の加工状態を判定する判定ユニットと、
    を備え
    判定ユニットは、実際にレーザービームを照射して該被加工物に加工を施す際に、取得する加工音の音圧が直前に取得した加工音の音圧よりも所定の閾値以上上昇した場合、該被加工物を適切に加工できていないと判定することを特徴とする、レーザー加工装置。
  4. 該解析ユニットは、該レーザービームの繰り返し周波数と同等の周波数の音、該レーザービームの繰り返し周波数の倍音の周波数の音、または、該レーザービームの繰り返し周波数と同等の周波数の音と該レーザービームの繰り返し周波数の倍音の周波数の音との和を、該加工音として抽出することを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項3に記載のレーザー加工装置。
  5. 該判定ユニットは、該加工音の音圧が所定の値より小さくなったときに該被加工物が完全に切断されたと判定することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレーザー加工装置。
  6. 該制御ユニットは、該判定ユニットにより該被加工物を適切に加工できていないと判定した場合、加工を停止して異常を報知する報知ユニットを更に備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレーザー加工装置。
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