JP7820719B2 - 賃貸用不動産の経営支援システム - Google Patents
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Description
そして、地震や台風などの天災により送電線等に被害があった場合に、長期停電になるのを防ぐため、戸建住宅などの建物に再生可能エネルギー発電機構が設置された場合のように、再生可能エネルギー発電機構と電力を受電する需要地の距離が短いことが好ましい。
戸建住宅などの建物で比較的容易に利用な再生可能エネルギー発電機構として、太陽光発電設備が挙げることができる。
そして、借り手がつきにくい居室は、他の居室よりも家賃を安く設定することで居住者を確保しようとするのか一般的であるが、家賃を上げることに繋がる従来にない条件を付与できれば、家賃を上げることができる。
そこで、家賃を上げることに繋がる従来にない条件に付いて検討したところ、在宅勤務やリモートワークの普及により、居室において使用される電気製品が増加し、また、その使用時間も増えてきていることから、安価で安定した電力を利用できるというのは、居室を借りるか検討する際の重要な条件となり得ることが判明した。
そして、その安価で安定した電力の供給に再生可能エネルギーを利用できるようにして賃貸用不動産を所有する者の経営を支援できる仕組みを、できるだけ新たな電気配線工事を行わずに導入できるようにすることで、賃貸用不動産に再生可能エネルギーによる発電設備を普及させることができる。
施設は、該当する第一選択条件と第二選択条件に基づいて特定施設に選択される優先順位が設定され、天候や時間帯などによる再生可能エネルギー発電設備からの電力の供給状況の変化に応じて、優先順位が高い方から特定施設に選択されるのが好ましい。
以下、本発明の第1実施形態にかかる賃貸用不動産の経営支援システム1(以下、単に経営支援システム1という)を、図1及び2を参照しながら説明する。
本実施例において、経営支援システム1は、複数の居室71と共有施設72を有する集合住宅70に用いられる。
図1において、各ブロックを結ぶ実線は、電力の流れを示し、各ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを示す。破線が示す通信は、各種の機器との間を相互に接続させるための通信ネットワーク61により行われる。
また、特定の居室71で優先的に利用できるようにしながら、集合住宅70全体として再生可能エネルギーの使用率を向上させるためのものである。
経営支援システム1は、後述するように、集合住宅70の所有者と電力会社との間に、集合住宅全体への電力を一括受電する契約が結ばれている場合に導入される。
まず、集合住宅70について説明し、その後に経営支援システム1について説明する。
集合住宅70は、図1に示すように、居室71と、共有施設72と、後述する居室71と共同施設72の負荷に電力を供給するための電力供給機構80と、を有する。
電力供給機構80は、送電網100に接続される。
集合住宅70においては、一括受電により各居室71に対して電力の供給を行う一括受電事業者が、集合住宅70全体への電力を一括受電する契約(一括受電契約)を、送電網100を介して電力を給電する電力会社と締結している。
本実施形態では、一括受電事業者は、集合住宅70が高圧一括受電に必要な電力を消費しないので、高圧一括受電に必要な電力(例えば50kW)未満の電力での一括受電をするため、電力会社の間で低圧一括受電契約を締結している。
一括受電事業者は、集合住宅70の所有者や、その所有者に集合住宅70の管理を委託された管理者や、後述する再生可能エネルギー発電機構20の所有者などであってもよい。それらの者は、単数であってよく、または複数であってよい。また、自然人または法人であってよい。
居室71には、図1に示すように、電力を消費する施設負荷73を備えることができる。
施設負荷73は、居室71において電力を消費する機器であり、例えば、居室71で使用されるエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、ルータなどが挙げられる。
なお、特定居室71Aと一般居室71Bを区別する必要がない場合は、単に居室71と称することがある。
選択条件としては、その居室71が該当する居住者を確保するのが困難な条件などが挙げられる。
居住者を確保するのが困難な条件としては、例えば、継続的に発生する第一選択条件や、所定の時間や予定の曜日や所定の温度や湿度になる期間にのみ該当する第二条件などが挙げられる。
第一選択条件としては、例えば、居室71の大きさや位置など、集合住宅70の構造などにより、居住者を確保するのが困難な条件が生じている場合が挙げられる。
第二選択条件としては、例えば、集合住宅70の所在地の気温や湿度が所定値を超える場合など季節の変化により発生する居住者を確保するのが困難な条件や、日当たりの悪い時間帯がある場合など時間ごと発生する居住者を確保するのが困難な条件などが挙げられる。
なお、第一選択条件と第二選択条件を区別する必要がない場合は、単に選択条件と称することがある。
そして、選択された特定居室71Aにより特定居室群71Cが形成される。
具体的に、図2を参照して、どのように一般居室71Bから特定居室71Aに選択されて、特定居室群71Cが形成されるかについて説明する。
集合住宅70には、図2に示すように、1階に居室71a~dが設けられ、2階に居室71e~hが設けられている。
本実施形態では、該当する第一選択条件の数が多い順に、特定居室71Aが選択される。
第一選択条件として、防犯の観点から1階に設けられている居室71に付される第一選択条件aと、プライバシーの観点からいわゆる角部屋でなく両隣に居室71がある居室71に付される第一選択条件bの2つ条件が設定されている。
そして、1階に設けられている居室71a~dが第一選択条件aに該当すると記録され、両隣に居室71がある居室71b,71c,71f,71gが第一選択条件bに該当すると記録されている。
そのため、図2に示すように、2つの第一選択条件に該当する居室71bと居室71cが、優先的に特定居室71Aに選択され、居室71bと居室71cにより特定居室群71Cが形成される。
具体的には、特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計よりも少ない場合は、1つの第一選択条件に該当する居室71からも特定居室71Aに選択される(図4 S1-6参照)。
一方、特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計よりも多い場合には、特定居室71Aの数を減らすように調整され、場合によっては居室71bと居室71cも特定居室71Aに選択されなくなり、特定居室71Aに選択されている数が0になることがある。
後述する第一選択条件とともに第二選択条件が用いられて、特定居室71Aが選択される場合も同様である。
第一選択条件とともに第二選択条件を用いる場合も、第一選択条件のみを用いる場合と同様に、特定居室群71Cを構成する居室71の数が、後述する本実施形態の再生可能エネルギーの供給調整方法において、特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計と略等しくなるように調整される。
本実施形態では、第二選択条件として、梅雨になると湿気対策が必要な角部屋に、第二選択条件aが設定されている。
集合住宅70の所在地が所定の湿度以上になると、1階の角部屋である居室71a,71d,71e,71hが第二選択条件を満たすことになる。
その場合は、後述する本実施形態の再生可能エネルギーの供給調整方法において、特定居室71Aの数を増やすときに、第一選択条件も1つ満たす居室71a,71dが、第一選択条件を1つ満たすのみの居室71f,71gよりも、優先的に特定居室71Aに選択される。
つまり、居室71b,71cからなる特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計よりも少ない場合は、特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計と略等しくなるように、まず居室71a,71dが特定居室71Aに選択され、次に居室71f,71gが特定居室71Aに選択される。
集合住宅70の所在地が所定の温度以上になると、最上階の居室71e~71hが第二選択条件bを満たすことになる。
その場合は、後述する本実施形態の再生可能エネルギーの供給調整方法において、特定居室71Aの数を増やすときに、第一選択条件も1つ満たす居室71f,71gが、第一選択条件を1つ満たすのみの居室71a,71dよりも、優先的に特定居室71Aに選択される。
つまり、居室71b,71cからなる特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計よりも少ない場合は、特定居室群71Cの予測合計需要電力量D1が、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計と略等しくなるように、まず居室71f,71gが特定居室71Aに選択され、次に居室71a,71dが特定居室71Aに選択される。
第二選択条件も、第一選択条件と同様に重要度などに応じて優先順位を設定できる。
第二選択条件も、第一選択条件と同様に適宜追加できる。
例えば、近年、企業の生産活動に利用する電力の脱炭素化を進めるため、従業員の住宅からも脱炭素電源やその環境価値を集める動きが広まっている。そのため、脱炭素電源での生活や環境価値をより多く創出できる居室71に魅力を感じる入居希望者がいる場合は、その居室71が特定居室71Aになるように、第一選択条件を設定してもよい。
また、在宅勤務を希望する居住者向けに、在宅勤務をする曜日の昼間を第二選択条件にしていてもよい。
共有施設72の施設負荷73は、共有施設72において電力を消費する機器であり、例えば、非常設備(例えば、火災報知機等)、外灯、および浄化槽ブロア電源などが挙げられる。
なお、上述した特定居室71Aの施設負荷73と、一般居室71Bの施設負荷73と、共有施設72の施設負荷73を合わせて、集合住宅負荷70aと称することがある。
上位メータ装置81は、計量法により検定する検定付きメータ装置であり、検定有効期間内のものである。
なお、上位メータ装置81としてスマートメータを用いてもよい。
また、上位メータ装置81は、集合住宅70が再生可能エネルギー発電機構20の発電電力を送電網100に売電する給電電力量E2を検出する。
給電電力量E2は、再生可能エネルギー発電機構20から出力される電力が、集合住宅負荷70aの受電した電力より大きい場合に、余剰電力が送電網100の側に逆潮流される余剰電力の電力量である。
そして、上位メータ装置81は、検出した受電電力量E1および給電電力量E2を制御装置13に出力する。
具体的には、上位メータ装置81は、1秒や30分や1時間などの任意の単位時間(T)毎の受電電力量E1および給電電力量E2を制御装置13に出力する。
一括受電盤82は、送電網100から供給された電力を上位分電盤83に供給する。
なお、下位メータ装置84はスマートメータであってもよい。
具体的には、下位メータ装置84は、1秒や30分や1時間などの任意の単位時間(T)毎の受電電力量E5を、制御装置13に出力する。
下位メータ装置84は、一括受電事業者によって管理されてもよい。
再生可能エネルギー発電機構20は、図1に示すように、太陽光発電設備21と、パワーコンディショナ(Power Conditioner System:PCS)22と、を有する。
本実施形態において再生可能エネルギー発電機構20は、集合住宅70の敷地外に設置されている。
太陽光発電設備21は、図示を省略する太陽光モジュールを有している。
状態検出部は、太陽光発電設備21や第一需給調整装置11の動作状態を監視し、取得した動作ログを制御装置13に出力する。
動作ログとしては、太陽光発電設備21の発電状況、第一需給調整装置11の充放電状況、エラー情報等が挙げられる。
次に、本実施形態の経営支援システム1について説明する。
経営支援システム1は、図1に示すように、再生可能エネルギー発電機構20で産生された再生可能エネルギーの需要を調整するための電力需要調整システム10と、制御装置13から受電電力量E5等の情報を取得する管理装置60と、を有する。
以下に、各構成要素について説明する。
電力需要調整システム10は、図1に示すように、図1に示すように、再生可能エネルギー発電機構20で産生された再生可能エネルギーの需要を調整するための第一需給調整装置11、再生可能エネルギー発電機構20から出力され集合住宅70に供給される電力量E6を計測する計測装置12、及び再生可能エネルギー発電機構20を制御する制御装置13を有する。
第一蓄電池により、所定の条件、例えば、特定居室群71Cの消費電力量が再生可能エネルギー発電機構20からの発電量を下回る場合に、蓄電が開始され、特定居室群71Cの電力消費量が、太陽光発電設備21の発電量を上回った場合に、供給が開始される。
さらに、予め定められた最低容量まで放電したら、第一需給調整装置11からの放電を停止することができる。
計測装置12は、太陽光発電設備21又は第一需給調整装置11から出力される電力量E6を測定し、取得したデータを制御装置13に出力するためのものである。
本実実施形態では、計測装置12として、発電メータが用いられる。
発電メータは、計量法により検定する検定付きメータ装置であり、検定有効期間内のものである。
発電メータは、1秒や30分や1時間などの任意の単位時間(T)毎の電力量E6を制御装置13に出力する。
また、計量法の改正等によって許可されるのであれば、発電メータに代えて、パワーコンディショナ22を、太陽光発電設備21又は第一蓄電池から出力される電力量E6の測定と、その取得したデータの制御装置13への出力に用いてもよい。つまり、この場合には、パワーコンディショナ22が計測装置12としても機能する。
制御装置13は、データ収集部12aと、制御部12bと、を有する。
またデータ収集部12aは、パワーコンディショナ22から動作ログを取得して、管理装置60に出力する。
また、基準価格Xの情報や、上述した特定居室71Aに選択される選択条件の情報を取得する。
このように本実施形態では、CT(Current Transformer)センサを用いることなく、後述する再生可能エネルギーの供給調整を行うことができ、本実施形態の経営支援システム1の使用を容易に開始することができる。
具体的には、CTセンサを用いて、送電網100からの順潮流を検知することにより、太陽光発電設備21での電力の産生量や、第一需給調整装置11からの電力の供給量が、集合住宅負荷70aの消費電力量を下回っているか否かを確認して、再生可能エネルギーの供給調整を行うことも可能である。その場合は、集合住宅負荷70aの消費電力量を下回っているか否かを確認するため、CTセンサを上位メータ81と一括受電盤82の間の配電線に設置する必要があるが、この配電線が太い場合など配電線の種類や、配線の状況によっては、CTセンサを設置することが困難な場合もある。
これに対し、下位メータ84と制御装置13があれば再生可能エネルギーの供給調整を行うことができる。
予測供給電力量S1,S2の予測は、公知の方法を適宜用いることができ、データ収集部12aに記憶されている再生可能エネルギー発電機構20の所在地の翌日の気象情報に基づいて行ってもよい。
各居室71や共有施設72の電力の需要予測は、公知の方法を適宜用いることができ、例えば翌日の時間単位ごとに、データ収集部12aに記憶されている各居室71の過去の1日当たりの電力消費量に基づいて行ってもよい。また各居室71の電力の需要予測には、データ収集部12aに記憶されている集合住宅70の所在地の気象情報を利用してもよい。
制御部12bは、通信ネットワーク61を介して、管理装置60と通信することができ、制御部12bで作成した情報を管理装置60に出力できる。
管理装置60は、制御装置13から消費電力量等の情報を取得して、検針データ管理支援、料金請求データDの作成支援、入居者及び管理者向けに電気使用量の推移を把握しやすくするために電気使用量の可視化サービス等を行う。
また管理装置60は、制御装置13からエラー情報を取得したとき、管理装置60のユーザである監視員に音声、ランプ、画像、映像、電話、メール等でエラーが生じていることを通知する。
なお、本実施形態では、購入価格P1は、昼間は購入価格P1a、夜は購入価格P1dのように時間帯ごとに定められている。
図3に示すように、購入価格P1aの方が、購入価格P1dよりも高価格に設定されている。
販売価格F1は、電力会社との間で定められているものであり、電力の固定価格買取制度の買取期間中においては、固定価格買取制度で定められた買取価格が販売価格F1となり、買取期間外では、任意の相対契約に基づき定められた買取価格が販売価格F1となる。
販売価格F2は、購入価格P1a、購入価格P1dなど購入価格P1が時間帯ごとに定められている場合は、購入価格P1aに応じた販売価格F2aと、購入価格P1dに応じた販売価格F2bのように、その時間帯に応じて定めることができる。これにより、夜の購入価格P1dが昼間の購入価格P1aよりも安い場合は、各居室71の居住者は、昼間よりも夜の時間帯に安価に電気を使用できる。
販売価格F3は、販売価格F2よりも安くなるように設定されている。これにより、特定居室71Aの居住者は、再生可能エネルギー発電機構20から供給された電力を優先して利用することで、電気料金を安くすることができる。
販売料金F3は、販売価格F1よりも高いことが好ましい。これにより、集合住宅70の所有者は、電力会社に売電するよりも利益を得ることができるので、再生可能エネルギー発電機構20を導入する大きな動機となることができる。
以上から、販売価格F1、販売価格F2、販売料金F3は、以下の関係にあることが好ましい。
販売価格F2>販売料金F3>販売価格F1
通信ネットワーク61は、上述したような無線通信網や有線通信網が複数組み合わされて構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、パワーコンディショナ22と制御装置13との通信は、ECHONET Lite(登録商標)に準拠するが、Modbus(登録商標)や、パワーコンディショナ22を製造しているメーカー独自のプロトコル等に伝送されていてもよい。さらに制御装置13と管理装置60との通信は、他の通信方式に基づき行われてもよい。
以下に、経営支援システム1による再生可能エネルギー発電機構20で産生された再生可能エネルギーの供給調整方法について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、ステップ1-1において、特定居室群71Cを設定する。特定居室群71Cを設定したら、ステップ1-2に移行する。
消費電力が供給電力よりも大きい場合(図4:S1-2 N)は、ステップ1-3に移行する。
一方、消費電力が供給電力よりも小さい場合(図4:S1-2 Y)は、後述するステップ1-9に移行する。
具体的には、図3に示すように、本実施形態において購入価格P1は、昼間は購入価格P1a、夜間の購入価格P1dが設定されている。
そして購入価格P1aは、基準価格Xよりも高値になっているので、購入価格P1aに設定されている時間帯を高価格時間帯Hと認定し、高価格時間帯Hの開始時刻T1と終了時刻T2を認定する。
高価格時間帯Hの開始時刻T1と終了時刻T2を認定したら、ステップ1-4に移行する。
高価格時間帯H内の場合(図4:S1-4 Y)は、ステップ1-5に移行する。
一方、高価格時間帯H内ではない場合(図4:S1-4 N)は、後述するステップ1-10に移行する。
具体的には、特定施設群71Cの予測合計需要電力量D1と、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と、再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1を予測する。
電力量D1,C1,S1を予測が完了したら、ステップ1-6に移行する。
比較した結果、予測合計需要電力量D1の方が多い場合は、可能供給量C1と予測供給量S1の合計と上述した特定居室71Aに選択する選択条件に基づいて、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計と略等しくなるように、特定居室群71Cを構成する特定居室71Aの数を減らす。
一方、予測合計需要電力量D1の方が少ない場合は、上述した特定居室71Aに選択する選択条件と上述した特定居室71Aに選択する選択条件に基づいて、一般居室71Bから新たに特定居室71Aに選択して、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計と略等しくなるように、特定居室群71Cに追加する。
さらに、予測合計需要電力量D1と、第一需給調整装置11からの可能供給量C1と再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S1の合計が略等しい場合は、特定居室群71Cを構成する特定居室71Aの数をそのまま維持する。
一般的に、所定の時間帯に施設負荷73の負荷を落とし、需要と供給のバランスを取ることで下げDRを実現させているが、本実施形態では、所定の時間帯に蓄電池から放電した電気を使うことによって、その時間帯における電力会社からの電力供給を抑制することで、下げDRを実現させている。
第一下げDRにおける放電は、予測合計需要電力量D1を上限に行われる。
ステップ1-9において、第一上げDRを行う。
具体的には、上述したようにステップ1-2において、消費電力が供給電力よりも小さいと判断されているため(図4:S1-2 Y)、余剰電力を第一需給調整装置11に蓄電する。
第一上げDRでの蓄電は、上述したステップ1-2で求めた、再生可能エネルギー発電機構20からの供給電力から特定居室群71Cの消費電力を引いた値を上限に行われる。
なお、第一需給調整装置11に予め定められた最大容量まで蓄電された場合は、第一需給調整装置11への蓄電が停止されて、一般居室71Bに供給される。
ステップ1-10では、上述したステップ1-4において、高価格時間帯H内であると判断されている状態である(図4:S1-4 N)。
ステップ1-10において、特定居室群71Cの消費電力の動向と、1つ又は複数の再生可能エネルギー発電機構20からの合計供給量の動向を予測し、消費電力より合計供給量が多くなる時刻T3を予測する。
時刻T3の予測が完了したら、ステップ1-11に移行する。
具体的には、開始時刻T1から時刻T3までの、特定施設群71Cの予想合計需要電力量D2と、第一需給調整装置11からの可能供給量C2と、再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を予測する。
電力量D2,C2,S2を予測が完了したら、ステップ1-12に移行する。
具体的には下記のように、予測合計需要電力量D2から再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を引いた値と、第一需給調整装置11からの可能供給量C2を比較する。
D2-S2>C2
一方、可能供給量C2の方が多い場合(図4:S1-12 Y)は、後述するステップ1-14に移行する。
具体的には、ステップ1-11で求めた開始時刻T1から時刻T3までの特定施設群71Cの予想合計需要電力量D2から、再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を引いた値が、開始時刻T1から時刻T3まで給調整装置11から供給することが好ましい電力量となるが、それが第一需給調整装置11からの可能供給量C2よりも少ないことから、可能供給量C2に余裕があると判断して、第一需給調整装置11から放電が開始される。
第二下げDRにおける放電は、予測合計需要電力量D2から再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を引いた値を、可能供給量C2から引いた値を上限に行われる。
ステップ1-14において、第二上げDRを行う。
具体的には、ステップ1-11で求めた開始時刻T1から時刻T3までの特定施設群71Cの予想合計需要電力量D2から、再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を引いた値が、開始時刻T1から時刻T3まで給調整装置11から供給することが好ましい電力量となる。
それが第一需給調整装置11からの可能供給量C2よりも多いことから、開始時刻T1の前に、開始時刻T1から時刻T3まで給調整装置11から供給することが好ましい電力量に足りない分を、送電網100側からの電力供給を受けて第一需給調整装置11に蓄電する。
このように、開始時刻T1の前に送電網100側からの電力供給を受けて第一需給調整装置11に蓄電することで、一括受電事業者の経済的負担を減らすことができる。
なお、ステップ1-14に移行しているということは、特定居室群71Cの消費電力が、再生可能エネルギー発電機構20からの供給電力よりも多い状態であるから(図4 S1-2 N)、第一需給調整装置11に蓄電している間は、特定居室群71Cにも送電網100側から電力供給されることになる。
ステップ1-15は、ステップ1-8において、時間がTだけ経過していると判断されたときに行われる(図4:S1-8 Y)。
ステップ1-15において、時間Tの間の所定の電力量を計測する。
具体的には、上位メータ装置81の逆潮流量TE2と、特定居室71Aの下位メータ装置84の順潮流量TE5aと、一般居室71Bの下位メータ装置84の順潮流量TE5bと、再生可能エネルギー発電機構20からの供給量TE6aと、第一需給調整装置11からの供給量TE6bと、を計測する。
上位メータ装置81の逆潮流量TE2は、時間Tの間に上位メータ装置81計測された電力量E2に基づき算出される。
特定居室71Aの下位メータ装置84の順潮流量TE5aと、一般居室71Bの下位メータ装置84の順潮流量TE5bは、各々の居室71Aの下位メータ装置84で時間Tの間に計測された電力量E5に基づき算出される。
再生可能エネルギー発電機構20からの供給量TE6aと、第一需給調整装置11からの供給量TE6bは、パワーコンディショナ22の状態検出部から出力された太陽光発電設備21や第一需給調整装置11の動作状態に基づいて、計測装置12で計測された時間Tの間の電力量E6から算出される。
電力量TE2,TE5a,TE5b,TE6a,TE6bの計測が完了したら、再びステップ1-1に移行する。
再生可能エネルギーの利用率の計算について、図5を用いて説明する。
まずステップ2-1において、上述した再生可能エネルギーの供給調整方法のステップ1-15において計測した特定居室71Aの下位メータ装置84の順潮流量TE5aの合計を算出する。
順潮流量TE5aの合計を算出したら、ステップ2-2に移行する。
再生可能エネルギーの供給量Stは、再生可能エネルギー発電機構20からの供給量TE6aと、第一需給調整装置11からの供給量TE6bのうち再生可能エネルギー発電機構20から供給された電力量を合計したものから、上位メータ装置81の逆潮流量TE2を引いたものである。
本実施形態の再生可能エネルギーの供給調整方法では、図4に示すように、ステップ1-9で第一上げDRが行われ、ステップ1-14で第二上げDRが行われる。
そして上述したように、第一上げDRは再生可能エネルギー発電機構20から電力供給を受けて第一需給調整装置11に蓄電が行われ、上述したステップ1-14の第二上げDRの際には、送電網100側からの電力供給を受けて第一需給調整装置11に蓄電が行われる。
そのため、過去の記録から、所定期間の、第一上げDRでの第一需給調整装置11への蓄電量と、第二上げDRでの第一需給調整装置11への蓄電量から第一需給調整装置11の再生可能エネルギーの利用率α1を算出する。
この比較の結果により、特定居室71Aの再生可能エネルギーの利用率α2と一般居室71Bの再生可能エネルギーの利用率α3が、異なる計算で求められる。
α3=(St-TE5aの合計)/TE5bの合計
α2=St/TE5aの合計
次に、各居室71の料金請求データDの作成について、図6を用いて説明する。
一方、特定居室71Aに該当しない場合は(図6:S3-1 N)、居室71が一般居室71Bに該当する場合の工程に移行する。
以下に、居室71が特定居室71Aに該当する場合の工程(図6:S3-2~S3-4)について説明し、次に居室71が一般居室71Bに該当する場合の工程(図6:S3-5~S3-7)について説明する。
まず、ステップ3-2において、管理装置60の記録部に記録された、上述したS1-15で制御装置12の制御部12bで計測されて管理装置60に出力された、料金請求データDを作成する特定居室71Aの下位メータ装置84で測定された時間Tの間の順潮流量TE5aと、上述したS2-4乃至S2-6で算出した再生可能エネルギーの利用率α2を取得する。
順潮流量TE5aと再生可能エネルギーの利用率α2を取得したら、ステップ3-3に移行する。
具体的には、ステップ3-3において抽出した順潮流量TE5aに、同じくステップ3-3において抽出した再生可能エネルギーの利用率α2と、第4の規約に定められている販売価格F3を掛けて作成する。
第一料金請求データD1を作成したら、ステップ3-4に移行する。
具体的には、ステップ3-3において抽出した順潮流量TE5aに、同じくステップ3-3において抽出した再生可能エネルギーの利用率α2を1から引いた値と、第4の規約に定められている販売価格F3を掛けて作成する。
第二料金請求データD2を作成したら、居室71が特定居室71Aに該当する場合の工程が終了し、ステップ3-8に移行する。
まず、ステップ3-5において、管理装置60の記録部に記録された、上述したS1-15で制御装置12の制御部12bで計測されて管理装置60に出力された、料金請求データDを作成する一般居室71Bの下位メータ装置84で測定された時間Tの間の順潮流量TE5bと、上述したS2-4乃至S2-6で算出した再生可能エネルギーの利用率α3を取得する。
順潮流量TE5bと再生可能エネルギーの利用率α3を取得したら、居室71が特定居室71Aに該当する場合の工程のステップ3-3と同様に、ステップ3-6で第一料金請求データD1を作成して、ステップ3-4と同様に、ステップ3-7で第二料金請求データD2を作成する。
第二料金請求データD2を作成したら、居室71が一般居室71Bに該当する場合の工程が終了し、ステップ3-8に移行する。
具体的には、特定居室71Aの場合は、ステップ3-3で作成した第一料金請求データD1に、ステップ3-4で作成した第二料金請求データD2を足して、料金請求データDを作成する。
一方、一般居室71Bの場合は、ステップ3-6で作成した第一料金請求データD1に、ステップ3-7で作成した第二料金請求データD2を足して、料金請求データDを作成する。
料金請求データDを作成したら、ステップ3-9に移行する。
時間がTだけ経過している場合(図6:S3-9 Y)は、ステップ3-1に移行する。一方、時間がTだけ経過していない場合(図6:S3-9 N)は、再び時間がTだけ経過しているか判断する。
次に、経営支援システム1により奏する効果について説明する。
本実施形態の経営支援システム1は、複数の居室71と、複数の居室71に送電網100から一括受電した電力を供給するための電力供給機構80と、を有し、電力供給機構80を介して再生可能エネルギー発電設備20で産生された電力も複数の居室71に供給できる賃貸用不動産において、ある施設が同じ賃貸用不動産の別施設に比べて諸条件で劣後した状況にある場合や、天候や時間帯などによる再生可能エネルギー発電設備からの電力の供給状況の変化に応じて、複数の居室71のうち、1又は2以上の居室71が特定居室71に選択され、特定居室71に選択されているときは、他の居室71よりも有利な条件で電力を使用できるように設定されていることを特徴とする。
本実施形態によれば、できるだけ新たな電気配線工事を伴わずに、1又は2以上の居室71を特定居室71Aに選択でき、特定居室71Aに選択された居室71の再生可能エネルギーの消費率を向上させることができる。
以下に、第2実施形態について、図7を用いて説明する。
第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図7においても、各ブロックを結ぶ実線は、電力の流れを示し、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを示す。
第二需給調整装置14は、太陽光発電設備21で発電された余剰電力を用いて水を温めて作った温水を貯蔵しておく温水機や、太陽光発電設備21で発電された余剰電力を用いて水を凍らせて作った氷を貯蔵しておく製氷機でもよい。
また、温水機や製氷機は、居室71の室内に設けられてもよく、居室71の室外に設けられていてもよい。居室71の室外に設けられている場合は、居室71の居住者のみが利用できるように設けられていていることが好ましい。
また、ステップ1-14においては、第一需給調整装置11から特定居室71Aの第二需給調整装置14に電力が供給され、その後に、送電網100側からの電力供給を受けて第一需給調整装置11の蓄電が行われるようにしてもよい。
ステップ1-14は、図3に示すように、高価格時間帯Hを経過して、次の高価格時間帯Hの開始時刻T1の前の時間帯である。
そのため、設定されている選択条件から高価格時間帯H内において特定居室71Aから一般居室71Bに変更される居室71であっても、開始時刻T1の前の時間帯に、第一需給調整装置11から特定居室71Aの第二需給調整装置14に電力が供給されることで、第二需給調整装置14が設けられている居室71が特定施設71Aに該当しない時間帯に再生可能エネルギーを使用する機会を増やすことができ、再生可能エネルギーの利用率を高めることができる。
第二需給調整装置14が蓄電池である場合は、ステップ1-14において、第一需給調整装置11と同様に、購入価格P1dで充電を行う。
これにより、ステップ1-14に移行したということは、特定施設群71Cの予想合計需要電力量D2から、再生可能エネルギー発電機構20からの予測供給量S2を引いた値が、第一需給調整装置11からの可能供給量C2よりも多い状態であり(図4 S1-12参照)、その不足分を、高価格時間帯Hの開始時刻T1の前に確保することができる。
本実施形態の経営支援システム1は、第二需給調整装置14が設けられている居室71が特定居室71Aに選択されることにより、第一上げDRの際に、再生可能エネルギー発電機構20からの供給電力を送電網100側に逆潮流させることを抑えて、有効に利用することができる。
以下に、第3実施形態について、図8を用いて説明する。
第1実施形態と同様の構成要素には、第1実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
図8においても、各ブロックを結ぶ実線は、電力の流れを示し、各機能ブロックを結ぶ破線は、制御信号または通信される情報の流れを示す。
集合住宅70Bは、図8に示すように、集合住宅70と異なり、再生可能エネルギー発電機構20から電力供給を直接受けていない。
集合住宅70Bは、集合住宅70が再生可能エネルギー発電機構20から供給を受けた電力のうち、上位メータ装置81に測定された逆潮流E2を集合住宅70Bで利用されたと仮定して、料金計算がされる。
それにより、集合住宅70と同様に、特定居室71Aを設定することができる。
本実施形態は、第1実施形態と異なり集合住宅70Bが再生可能エネルギー発電機構20から電力供給を直接受けていないので、ステップ2-2において、第一需給調整装置11の再生可能エネルギーの利用率α1と集合住宅70Bからの逆潮流を考慮する必要がない。
そのため、再生可能エネルギーの供給量Stは、時間Tの間に集合住宅70の上位メータ装置81に測定された逆潮流E2を基に算出されたTE2とすることができる。
そして、図6に示すように、計算されたα2又はα3を用いて、各施設71の料金請求データが作成される。
本実施形態では、再生可能エネルギー発電機構20から電力供給を直接受けていなくていない集合住宅70Bについても、経営支援システム1Bを容易に用いることができる。
また、複数の集合住宅70Bを、第1実施形態における1棟の集合住宅70のように管理できるので、再生可能エネルギーの需要調整が容易になる場合もある。
ステップ2-2において、第1実施形態と異なり集合住宅70Bが再生可能エネルギー発電機構20から電力供給を直接受けていないので、第一需給調整装置11の再生可能エネルギーの利用率α1を計算せずに、再生可能エネルギーの供給量Stのみを求める。
St=(集合住宅70群のTE2合計/集合住宅70B群のTE1合計)×集合住宅70BnのTE1の値
例えば、集合住宅70Bnのnの少ない集合住宅70Bが優先される場合は、まず、集合住宅70A群のTE2の合計値から、集合住宅70B1のTE1から集合住宅70BnのTE1まで順に減算される。
そのように減算すると、集合住宅70群のTE2の合計値の残りよりも、TE1の値が大きい集合住宅70Bn+1が検出される。
集合住宅70Bnまでが、再生可能エネルギーの供給量ST=TE1として求められる。
そして、集合住宅70Bn+1では、下記の式で再生可能エネルギーの供給量Stを求められる。
St=(集合住宅70群のTE2合計の残り/集合住宅70BxのTE1の値)×集合住宅70Bn+1のTE1の値
さらに、集合住宅70Bn+1の次の集合住宅70Bn+2からは、再生可能エネルギーの供給量St=0として求められる。
そして、図6に示すように、計算されたα2又はα3を用いて、各施設71の料金請求データが作成される。
施設としては、上述した実施形態の居室に用いることができる施設の他に、店舗、事務所、倉庫、ガレージ等の用途に用いることができる施設が挙げられる。
また、上述した実施形態では、経営支援システム1は、低圧一括受電契約を締結している集合住宅70で使用されていたが、本発明はこれに限定されない。施設の数が多いなどの理由で高圧受電が必要になることが想定されるなどの理由で、高圧一括受電契約が締結されている賃貸用不動産にも好適に用いることができる。
また、複数の種類の再生可能エネルギー発電設備を使用することができる。これにより、特定居室71Aの施設負荷73が安定して再生可能エネルギー発電機構20からの電力を受電できる場合がある。
再生可能エネルギー発電機構20から供給された電力の、特定居室71Aの受電した電力量に対する販売価格F3aと、一般居室71Bの受電した電力量に対する販売価格F3bを定めてもよい。
その場合は、販売価格F3aが、販売価格F3bよりも安いことが好ましい。
つまり、販売価格F1、販売価格F2、販売価格F3a、販売価格F3bは、以下の関係にあることが好ましい。
販売価格F2>販売価格F3b>販売価格F3a>販売価格F1
調整率αは、料金請求データDを作成する際の公差調整や比率による値引きに利用される。
10 電力需要調整システム
20 再生可能エネルギー発電機
60 管理装置
70 集合住宅
80 電力供給機構
100 送電網
Claims (5)
- 複数の施設と、
前記複数の施設に一括受電盤および上位分電盤を介して、送電網から一括受電した電力を供給するための電力供給機構を備える賃貸用不動産に用いられ、
前記一括受電盤から下流側に前記上位分電盤まで設けられている配電線に接続され、産生された電力を前記複数の施設に供給できる再生可能エネルギー発電設備と、
前記複数の施設の各々に設置され、順潮流量を検出する下位メータ装置と、
前記複数の施設のうち、1又は2以上の前記施設を特定施設に選択すること、または選択されている前記特定施設を選択から除外することを行う選択手段と、
前記下位メータで検出された前記順潮流量を用いて、前記特定施設に選択されているときは、同じ電力量を使用したときに、前記特定施設に選択されていない他の前記施設よりも、電気料金が安価となるように、前記特定施設の料金請求データを作成することを行う管理手段と、
を備えることを特徴とする経営支援システム。 - 前記選択手段は、継続的に該当する条件である第一選択条件と、所定の期間にのみ該当する条件である第二選択条件に基づいて行われる請求項1に記載の経営支援システム。
- 前記施設は、該当する前記第一選択条件と前記第二選択条件に基づいて前記特定施設に選択される優先順位が設定され、天候や時間帯などによる再生可能エネルギー発電設備からの電力の供給状況の変化に応じて、優先順位が高い方から前記特定施設に選択される請求項2に記載の経営支援システム。
- 前記複数の施設に設置され、順潮流量を検出する前記下位メータ装置と、
送電網又は前記再生可能エネルギー発電設備から供給される電力を放充電する需給調整装置と、
前記需給調整装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記送電網から高値で供給されることになる時間帯を認定し、前記時間帯内か否かで前記需給調整装置から放電させる量を調整する請求項3に記載の経営支援システム。 - 前記送電網と前記一括受電盤の間に上位メータ装置を有し、前記送電網に接続され電力の供給を受ける1又は複数の前記賃貸用不動産と、前記管理手段により、前記賃貸用不動産の少なくとも一つが前記再生可能エネルギー発電設備から供給を受けた電力のうち、前記上位メータ装置に測定された逆潮流が利用されたと仮定して前記特定施設の前記料金請求データを作成する1又は複数の第二賃貸用不動産と、からなる賃貸用不動産群に用いられる請求項1に記載の経営支援システム。
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