JP7820135B2 - 固定具、及び固定具を有する固定部材 - Google Patents
固定具、及び固定具を有する固定部材Info
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Description
図7に示すように、特許文献1には、洗面台に取り付けられた洗髪用の水栓1が開示されている。図7(a)に示すように、水栓1は、吐水ヘッド2の基端側に、外周面にネジが形成された取付筒3が設けられている。水栓1は、洗面台の壁Wに形成された取付孔4に取付筒3を挿入し、壁Wの下方から三角パッキン5を外嵌してナット6で締め付けることにより固定されている。
例えば、キッチンシンクの下に調理器具を収納したり、洗面台の下に掃除用具を収納したりする際、壁の下側にこれら収納物をぶつけてしまう場合がある。この点、規制部がパッキンにおけるボルトの径方向の端部に設けられていると、座金がパッキンに覆われた状態となる。そのため、座金の外縁によって収納物が傷付くことが抑制される。
この構成によれば、パッキンに対する座金の位置決め状態が安定する。
上記課題を解決するため、本発明の固定部材は、上記の固定具、前記ネジ部材、及び前記固定対象物を有する固定部材であって、前記固定対象物は前記壁の一方の面に固定されて前記孔を塞ぐキャップであり、前記ネジ部材は前記キャップに取り付けられるボルトである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の固定具10は、洗面台の壁11に固定対象物であるキャップ60を固定するために使用される。洗面台の壁11には孔12が2つ貫通形成されており、水栓Fを2つ並設可能に構成されている。固定具10は、一方の孔12のみに水栓Fを取り付けて他方の孔12を使用しない場合に、使用しない孔12をキャップ60で塞ぐためのものである。
図2及び図3に示すように、固定具10は、パッキン30、座金40、及びナット50を有している。固定具10は、ボルト70が取り付けられたキャップ60を、壁11に貫設された孔12の上面13に固定するために使用される。ボルト70が本発明のネジ部材に相当し、キャップ60が本発明の固定対象物に相当する。キャップ60に取り付けられたボルト70は、上面13から孔12に挿入されて下面14から突出している。パッキン30及び座金40は、下面14側からボルト70に外嵌されており、ナット50をボルト70に螺合して締め付けることにより下面14に固定されている。
ナット50は、金属製であり、2つの取手51とネジ孔52を有するいわゆる蝶ナットである。ネジ孔52の内周面に形成された雌ネジ52aが、ボルト70のネジ部71に螺合して、パッキン30及び座金40を締め付ける。
図2及び図3に示すように、固定部材20は、固定具10、キャップ60、ボルト70、及び上面パッキン80を有している。
図4に示すように、パッキン30の規制部34の内径は、座金40の外径以上である。本実施形態のパッキン30では、規制部34の内周面34aが、上方ほど徐々に小径となるテーパ面として形成されている。規制部34の内径とは、内周面34aの上端縁での内径を言う。パッキン30の規制部34の内径と座金40の外径との差を「B」とする。差Bは、例えば0~0.3mm程度である。本実施形態では、差Bがほぼ0mmであって、規制部34の内周面34aの上端縁は座金40の外縁に当接している。
洗面台の壁11にキャップ60を固定する固定方法とともに、作用について説明する。
図2及び図3に示すように、ボルト70が取り付けられるとともに、被覆部62の内部に上面パッキン80が収容された状態のキャップ60を準備する。ボルト70を壁11の上面13から孔12に挿入して、ボルト70を下面14から突出させる。続いて、下面14側から、パッキン貫通孔33をボルト70に外嵌する。パッキン30の下面14側から、座金貫通孔41をボルト70に外嵌する。座金40の下面14側から、ボルト70のネジ部71にナット50を螺合して、パッキン30及び座金40を締め付ける。
(1)本実施形態の固定具10は、パッキン30、座金40、及びナット50を備えている。パッキン30には、座金40がボルト70の径方向へ移動して、座金40に形成された座金貫通孔41の内縁がボルト70のネジ山72に接触することを規制する規制部34が設けられている。
(6)座金貫通孔41の内径とネジ部71のネジ山72の外径との差A、パッキン30の規制部34の内径と座金40の外径との差B、パッキン貫通孔33の内径とネジ部71のネジ山72の外径との差Cとの間には、A>B+Cの関係式が成り立つように、パッキン30、座金40が形成されている。そのため、パッキン30とボルト70との間に遊びがあり、また、座金40とパッキン30との間に遊びがあったとしても、座金40とボルト70のネジ山72との接触を抑制することができる。
(8)固定対象物であるキャップ60は、ボルト70と別体に形成されている。そのため、取り付けるボルト70の長さを変更すれば、厚さの異なる壁11に対応することができる。また、大きさの異なる種々のキャップ60を取り付けることができる。さらに、固定部材20を保管等する際に省スペース化することができる。
・座金40の径方向への移動を規制して、ネジ山72への接触を抑制する構成は、座金40に形成されていてもよい。図5に示すように、座金40の外周部には、上方に突出する座金規制部42が形成されている。座金規制部42は、例えばパッキン30の基部32の外周面を囲むように円環状に形成されている。こうすることで、パッキン30に規制部34が形成されていなくても、座金40の移動を規制することができる。
・パッキン貫通孔33、座金貫通孔41は、径方向断面が円形状ではなく、例えば矩形状であってもよい。この場合、パッキン貫通孔33の内接円の内径、座金貫通孔41の内接円の内径が、A>B+Cの関係式を満たせばよい。
・ネジ部材は、外周面にネジ部を有しており、ナットと螺合して壁の孔に取り付けられるものであれば、本実施形態のようなボルト70に限定されない。例えば、内部に通水路が形成されて吐水ヘッドが取り付けられた取付筒であってもよい。
・キャップ60とボルト70が一体に形成されていてもよい。
次に、上記実施形態から把握される技術的思想について記載する。
・孔が貫通形成された壁の一方の面に、ネジ部材が取り付けられた固定対象物を固定するための固定具であって、パッキン貫通孔を有するとともに、前記一方の面から前記孔に挿入された前記ネジ部材に、前記壁の他方の面から外嵌されるパッキンと、座金貫通孔を有するとともに、前記パッキンの前記他方の面側から前記ネジ部材に外嵌される座金と、前記ネジ部材の外周面に形成されたネジ部に螺合して、前記パッキン及び前記座金を締め付けて前記他方の面に固定するナットとを備え、前記パッキン及び前記座金の少なくとも一方には、前記座金が前記ネジ部材の径方向へ移動して、前記座金貫通孔の内縁が前記ネジ部のネジ山に接触することを規制する規制部が設けられており、前記パッキン及び前記座金は、前記径方向の断面が円形状に形成され、前記規制部は、前記パッキンの外周部に前記座金側に突出するように円環状に形成され、前記座金貫通孔の内接円の内径は、前記ネジ部のネジ山の外径より大きく、前記規制部の内径は、前記座金の外径以上であり、パッキン貫通孔の内接円の内径は、前記ネジ部のネジ山の外径以上であり、前記座金貫通孔の内接円の内径と前記ネジ部のネジ山の外径との差は、前記規制部の内径と前記座金の外径との差に、前記パッキン貫通孔の内接円の内径と前記ネジ部のネジ山の外径との差を足した値より大きい。
Claims (4)
- 孔が貫通形成された壁の一方の面に、ネジ部材が取り付けられた固定対象物を固定するための固定具であって、
パッキン貫通孔を有するとともに、前記一方の面から前記孔に挿入された前記ネジ部材に、前記壁の他方の面から外嵌されるパッキンと、
座金貫通孔を有するとともに、前記パッキンの前記他方の面側から前記ネジ部材に外嵌される座金と、
前記ネジ部材の外周面に形成されたネジ部に螺合して、前記パッキン及び前記座金を締め付けて前記他方の面に固定するナットと
を備え、
前記パッキンには、前記座金が前記ネジ部材の径方向へ移動して、前記座金貫通孔の内縁が前記ネジ部のネジ山に接触することを規制する規制部が設けられており、
前記規制部は、前記パッキンにおける前記径方向の端部に設けられて、前記座金の外縁に当接することを特徴とする固定具。 - 前記規制部は、前記座金の外縁を取り囲むように環状に形成されている請求項1に記載の固定具。
- 孔が貫通形成された壁の一方の面に、ネジ部材が取り付けられた固定対象物を固定するための固定具であって、
パッキン貫通孔を有するとともに、前記一方の面から前記孔に挿入された前記ネジ部材に、前記壁の他方の面から外嵌されるパッキンと、
座金貫通孔を有するとともに、前記パッキンの前記他方の面側から前記ネジ部材に外嵌される座金と、
前記ネジ部材の外周面に形成されたネジ部に螺合して、前記パッキン及び前記座金を締め付けて前記他方の面に固定するナットと
を備え、
前記パッキン及び前記座金の少なくとも一方には、前記座金が前記ネジ部材の径方向へ移動して、前記座金貫通孔の内縁が前記ネジ部のネジ山に接触することを規制する規制部が設けられており、
前記パッキンは、前記径方向の断面が円形状に形成されて、円形状の前記パッキン貫通孔を有し、
前記座金は、前記径方向の断面が円形状に形成されて、円形状の前記座金貫通孔を有し、
前記規制部は、前記パッキンの外周部に、前記座金側に突出するように円環状に形成され、
前記座金貫通孔の内径は、前記ネジ部のネジ山の外径より大きく、
前記規制部の内径は、前記座金の外径以上であり、
前記パッキン貫通孔の内径は、前記ネジ部のネジ山の外径以上であり、
前記座金貫通孔の内径と前記ネジ部のネジ山の外径との差は、前記規制部の内径と前記座金の外径との差に、前記パッキン貫通孔の内径と前記ネジ部のネジ山の外径との差を足した値より大きい固定具。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載の固定具、前記ネジ部材、及び前記固定対象物を有する固定部材であって、
前記固定対象物は前記一方の面に固定されて前記孔を塞ぐキャップであり、
前記ネジ部材は前記キャップに取り付けられるボルトであることを特徴とする固定部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021203406A JP7820135B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 固定具、及び固定具を有する固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021203406A JP7820135B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 固定具、及び固定具を有する固定部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023088585A JP2023088585A (ja) | 2023-06-27 |
| JP7820135B2 true JP7820135B2 (ja) | 2026-02-25 |
Family
ID=86935516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021203406A Active JP7820135B2 (ja) | 2021-12-15 | 2021-12-15 | 固定具、及び固定具を有する固定部材 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP7820135B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2021
- 2021-12-15 JP JP2021203406A patent/JP7820135B2/ja active Active
Also Published As
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