JP7805382B2 - ハイブリッドコンステレーション、ハイブリッドコンステレーション形成方法、地上システム、および、ミッション衛星 - Google Patents
ハイブリッドコンステレーション、ハイブリッドコンステレーション形成方法、地上システム、および、ミッション衛星Info
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Description
滑空段階の飛翔体を検知して追跡する手段として、飛翔体が大気圏に侵入する時の大気摩擦による温度上昇を赤外線で検知することが有望視されている。また、滑空段階の飛翔体を赤外線で検知する手段は、低軌道周回衛星群から監視することが有望と考えられている。
しかし、多数機を保有する大規模システムには、コスト規模が大きくなるという課題がある。
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、ミッションを実行するミッション装置を具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションであって、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ハイブリッドコンステレーションは、前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築して形成される。
以下の実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例について説明する。
図1の衛星コンステレーション20では、同一軌道面において同一高度で複数の衛星30が飛翔している。衛星30は人工衛星ともいう。
図1の衛星コンステレーション20では、複数の軌道面の各軌道面21の軌道傾斜角が約90度ではなく、かつ、複数の軌道面の各軌道面21が互いに異なる面に存在する。図1の衛星コンステレーション20では、任意の2つの軌道面が極域以外の地点で交差する。図1に示すように、軌道傾斜角が90度よりも傾斜している複数の軌道面の交点は軌道傾斜角に応じて極域から離れていく。また、軌道面の組合せによって赤道近傍を含む多様な位置で軌道面が交差する可能性がある。
図1の衛星コンステレーション20の他には、複数の軌道面の各軌道面の軌道傾斜角が約90度であり、複数の軌道面が極域近傍で交差するといった構成の衛星コンステレーションもある。
衛星コンステレーション形成システム600は、コンピュータを備える。図2では、1つのコンピュータの構成を示しているが、実際には、衛星コンステレーション20を構成する複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々にコンピュータが備えられる。そして、複数の衛星の各衛星30、および、衛星30と通信する地上設備700の各々に備えられたコンピュータが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。以下において、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現するコンピュータの構成の一例について説明する。
衛星コンステレーション形成部11は、衛星30と通信しながら衛星コンステレーション20の形成を制御する。
衛星30は、衛星制御装置31と通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35とを備える。その他、各種の機能を実現する構成要素を備えていてもよいが、図6では、衛星制御装置31と通信装置32と推進装置33と姿勢制御装置34と電源装置35について説明する。
通信装置32は、地上設備700と通信する装置である。あるいは、通信装置32は、同一軌道面の前後の衛星30、あるいは、隣接する軌道面の衛星30と通信する装置である。具体的には、通信装置32は、自衛星に関する各種データを地上設備700あるいは他の衛星30へ送信する。また、通信装置32は、地上設備700から送信される各種コマンドを受信する。
推進装置33は、衛星30に推進力を与える装置であり、衛星30の速度を変化させる。
姿勢制御装置34は、衛星30の姿勢と衛星30の角速度と視線方向(Line Of Sight)といった姿勢要素を制御するための装置である。姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に変化させる。もしくは、姿勢制御装置34は、各姿勢要素を所望の方向に維持する。姿勢制御装置34は、姿勢センサとアクチュエータとコントローラとを備える。姿勢センサは、ジャイロスコープ、地球センサ、太陽センサ、スター・トラッカ、スラスタおよび磁気センサといった装置である。アクチュエータは、姿勢制御スラスタ、モーメンタムホイール、リアクションホイールおよびコントロール・モーメント・ジャイロといった装置である。コントローラは、姿勢センサの計測データまたは地上設備700からの各種コマンドにしたがって、アクチュエータを制御する。
電源装置35は、太陽電池、バッテリおよび電力制御装置といった機器を備え、衛星30に搭載される各機器に電力を供給する。
処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。つまり、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
専用のハードウェアは、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
図4の衛星30では、図3の構成に加え、監視装置36を備える。
監視装置36は、物体を監視する装置である。具体体には、監視装置36は、宇宙物体、飛翔体、あるいは陸海空の移動体といった物体を監視あるいは観測するための装置である。監視装置36は、観測装置ともいう。
例えば、監視装置36は、飛翔体が大気圏に侵入する時の大気摩擦による温度上昇を赤外線で検知する赤外線監視装置である。監視装置36は、飛翔体の発射時のプルームないし飛翔体本体の温度を検知する。
あるいは、監視装置36は、光波ないし電波の情報収集装置でもよい。監視装置36は、物体を光学系で検知する装置でもよい。監視装置36は、観測衛星の軌道高度と異なる高度を飛翔する物体を光学系で撮影する。具体的には、監視装置36は可視光学センサであってもよい。
地上設備700は、全ての軌道面の多数衛星をプログラム制御する。地上設備700は、地上装置あるいは地上システムともいう。地上装置は、地上アンテナ装置、地上アンテナ装置に接続された通信装置、あるいは電子計算機といった地上局と、地上局にネットワークで接続されたサーバあるいは端末としての地上設備から構成される。また、地上装置には航空機、自走車両、あるいは移動端末といった移動体に搭載された通信装置を含んでも良い。
解析予測部520は、衛星30の軌道を解析予測する。
軌道制御コマンド生成部510は、衛星30に送信する軌道制御コマンド55を生成する。
軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の機能を実現する。すなわち、軌道制御コマンド生成部510および解析予測部520は、衛星コンステレーション形成部11の例である。
衛星30は、さらに、衛星コンステレーション20を形成する衛星コンステレーション形成部11bを備える。そして、複数の衛星の各衛星30の衛星コンステレーション形成部11bと、地上設備700の各々に備えられた衛星コンステレーション形成部11とが連携して、衛星コンステレーション形成システム600の機能を実現する。なお、衛星30の衛星コンステレーション形成部11bは、衛星制御装置31に備えられていてもよい。
次に、図7から図12を用いて、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例について説明する。
以下の説明において、第1の衛星301から第5の衛星305の各衛星30に備えられる通信装置あるいは監視装置には、同一の符号を付している。しかし、同一の符号を付しているのは機能の説明を簡単にするためのものであり、実際は衛星それぞれに別個の装置が備えられている。
また、以下で説明する、第1の衛星301と第2の衛星302と第3の衛星303と第4の衛星304と第5の衛星305は、衛星30の例である。
図7は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション201の構成例を示す図である。
衛星コンステレーション201は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例1である。衛星コンステレーション201は、例えば、衛星コンステレーション形成システム600により形成される。
図7および図8に示すように、第1の通信装置501は、同一軌道面の前後を飛翔する衛星と通信する。具体的には、衛星30の第1の通信装置501は、同一軌道面の前後を飛翔する衛星が備える第1の通信装置501と双方向の通信リンク71を形成する。通信リンク71を形成することにより、同一軌道面の前後を飛翔する衛星同士が双方向に通信可能となる。
図7および図9に示すように、第2の通信装置502は、隣接軌道を飛翔する衛星と通信する。具体的には、衛星30の第2の通信装置502は、隣接軌道を飛翔する衛星が備える第2の通信装置502と双方向の通信リンク72を形成する。図9では、衛星30の第2の通信装置502は、東側および西側の各隣接軌道を飛翔する衛星が備える第2の通信装置502と双方向の通信リンク72を形成する。通信リンク72を形成することにより、隣接軌道を飛翔する衛星との双方向の通信が可能となる。
第1の通信装置501と第2の通信装置502と第3の通信装置503の機能については、上述したように、第1の衛星301に備えられるものと同様である。
監視装置36は、上述したように、宇宙物体、飛翔体、あるいは陸海空の移動体といった物体を監視する装置である。
第1の通信装置501と第3の通信装置503と監視装置36の機能については、上述したように、第1の衛星301あるいは第2の衛星302に備えられるものと同様である。
第1の通信装置501と第3の通信装置503の機能については、上述したように、第1の衛星301に備えられるものと同様である。
図10は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション202の構成例を示す図である。
衛星コンステレーション202は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例2である。衛星コンステレーション202は、例えば、衛星コンステレーション形成システム600により形成される。
第3の衛星303は、第1の通信装置501と監視装置36と第3の通信装置503を備える。
第4の衛星304は、第1の通信装置501と第3の通信装置503を備える。
衛星コンステレーション202では、監視装置36の情報は前後の衛星経由で伝送することにより、高価な第2の衛星302を含まずに、所望の目的を低コストで実現できるという効果がある。特に、衛星コンステレーション202では、監視装置36の情報を隣接軌道の衛星に伝送する場合に、前後の衛星経由で伝送することができる。
図11は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション203の構成例を示す図である。
衛星コンステレーション203は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例3である。衛星コンステレーション203は、例えば、衛星コンステレーション形成システム600により形成される。
第3の衛星303は、第1の通信装置501と監視装置36と第3の通信装置503を備える。
図12は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション204の構成例を示す図である。
衛星コンステレーション204は、本実施の形態に係る衛星コンステレーション20の例4である。衛星コンステレーション204は、例えば、衛星コンステレーション形成システム600により形成される。
第3の衛星303は、第1の通信装置501と第3の通信装置503と監視装置36を備える。
第4の衛星304は、第1の通信装置501と第3の通信装置503を備える。
第4の通信装置504は、観測衛星、測位衛星、あるいは通信衛星といったユーザ衛星306と通信する。
なお、衛星コンステレーション204が、第3の衛星303あるいは第4の衛星304を含まない場合であっても、同様の効果が得られる。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態に係る衛星コンステレーション20aでは、実施の形態1で説明した衛星コンステレーション201,202,203,204の中から任意の6軌道面以上の衛星コンステレーションが、経度方向に分散して配列される。そして、第2の通信装置502により隣接軌道間の衛星同士が通信クロスリンクして、メッシュ状の通信網であるメッシュ通信網703を形成する。
全ての軌道面が同一軌道高度で形成されていれば、軌道面の相対関係が維持されるので、安定的に監視および通信サービスを継続できるという効果がある。
ただし、全ての軌道面が同一軌道高度で形成された場合に、軌道上で衝突するリスクがあるため、軌道面毎に軌道高度を変えることにより衝突確立が激減するという効果がある。この際軌道面同士の相対関係が時間経緯に伴い変化するという課題がある。この対策として、平均軌道高度が同一となるように、それぞれの軌道面高度を変動させることにより、軌道面の相対関係を平均的に維持し、衝突リスクを激減できるという効果がある。
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1,2と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
衛星30の例である監視衛星307は、監視装置36を備える。監視装置36は、赤外線監視装置である。監視装置36は、飛翔体601の発射時のプルームないし飛翔体601本体の温度を検知し、飛翔体情報を取得する。
飛翔体対処システム401は、実施の形態2で説明した衛星コンステレーション20aにより形成されるメッシュ通信網703を経由して、地上設備800ないし陸海空の飛翔体対処アセット802に対して飛翔体情報を伝送する。
衛星30の例である監視衛星307は、監視装置36を備える。監視装置36は、光波ないし電波の情報収集装置である。監視装置36は、観測対象602の画像情報といった監視情報を取得する。
情報収集システム402は、実施の形態2で説明した衛星コンステレーション20aにより形成されるメッシュ通信網703を経由して、地上設備800ないし陸海空の情報収集アセット803に対して監視情報を伝送する。
衛星情報伝送システム403は、ユーザ衛星306と通信する第5の衛星305を含む。
衛星情報伝送システム403では、実施の形態2で説明した衛星コンステレーション20aにより形成されるメッシュ通信網703を経由して、ユーザ衛星306の衛星情報を、地上設備800ないし陸海空の移動体801に対して送受信をする。
本実施の形態では、主に、実施の形態1から3に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から3と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、ハイブリッドコンステレーション20b、およびハイブリッドコンステレーション20bを形成するハイブリッドコンステレーション形成方法について説明する。
本実施の形態に係るハイブリッドコンステレーション20bは、同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網702を形成する通信コンステレーションとミッション衛星とを備える。
本実施の形態に係る通信コンステレーションは、実施の形態1および2で説明した衛星コンステレーション20と同様である。
ハイブリッドコンステレーション20bは、円環状通信網702を形成する通信コンステレーションを形成する複数の衛星とミッション衛星30bとを用いて円環状通信網702を再構築することにより形成される。
各種ミッション装置は、監視装置、観測装置、測位装置、あるいは情報収集装置といった通信装置以外のミッション装置である。また、各種ミッション装置は、データ中継装置、あるいは移動体を含む各種地上アセットとの通信装置のような通信装置でもよい。
また、ミッション衛星30bは、測位信号を送信する測位信号送信装置をミッション装置として備えた測位信号送信衛星であってもよい。このとき、ハイブリッドコンステレーション20bは、再構築された通信網である円環状通信網702を経由して衛星同士の時刻管理信号を授受する。
本実施の形態では、主に、実施の形態1から4に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から4と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、ハイブリッドコンステレーション20c、およびハイブリッドコンステレーション20cを形成するハイブリッドコンステレーション形成方法について説明する。
本実施の形態に係るハイブリッドコンステレーション20cは、同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網702を形成するとともに、隣接軌道の左右の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星がメッシュ通信網703を形成する通信コンステレーションと、ミッション衛星とを備える。
本実施の形態に係る通信コンステレーションは、実施の形態3で説明した衛星コンステレーション20aと同様である。
ハイブリッドコンステレーション20cは、円環状通信網702を形成するとともにメッシュ通信網703を形成する通信コンステレーションと、ミッション衛星30cとを用いて、同一軌道面の円環状通信網702を再構築するとともに、メッシュ通信網703を再構築することにより形成される。
また、ミッション衛星30cは、測位信号を送信する測位信号送信装置をミッション装置として備えた測位信号送信衛星であってもよい。このとき、ハイブリッドコンステレーション20cは、再構築された通信網である円環状通信網702およびメッシュ通信網703を経由して衛星同士の時刻管理信号を授受する。
本実施の形態では、主に、実施の形態1から5に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から5と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
そこで、本実施の形態では、同期制御と測位ミッション実現に資するハイブリッドコンステレーションの例について説明する。ハイブリッドコンステレーションについては、実施の形態4,5で説明したものと同様である。
ハイブリッドコンステレーションは、ミッション装置として高精度マスタークロックを具備するミッション衛星を含み、複数衛星間で同期制御信号を授受する。
例えば、ミッション装置が測位ミッションである場合に、マスタークロック衛星が送信する同期制御信号を使えば、原子時計を具備しない測位衛星から高精度の測位信号を配信可能になるという効果がある。
原子時計あるいは光格子時計といった高精度な時計と、測位信号送信装置をミッション装置として具備する衛星が、自衛星の精密軌道情報を含めて測位信号を配信すれば、GPSあるいは準天頂測位衛星といったGNSSと同様に、測位衛星として機能する。GPSは、Global Positioning Systemの略語である。GNSSは、Global Navigation Satellite Systemの略語である。
衛星が標準的に具備する水晶時計といった時計は、原子時計として比較して長期安定性が劣るため、長時間放置して運用すると時刻誤差が生じるという課題がある。
そこで、所望の時刻精度を維持している間に、マスタークロックからの同期信号を参照して、標準的な時計を校正することにより、高精度マスタークロックを具備しなくても正確な時刻を維持して測位衛星として機能可能となる。
ハイブリッドコンステレーションは、測位信号受信機と、測位信号送信機をミッション装置として具備するミッション衛星を含む。ハイブリッドコンステレーションは、測位信号受信機が受信した信号により正確な時刻を算出して自衛星の時計を校正し、複数衛星間で同期制御信号を授受する。
測位信号送信機は、衛星測位用の信号である測位信号を発信する、
測位信号受信機は、測位信号を受信し、受信した信号により正確な時刻を算出して自衛星の時計を校正する。
以後マスタークロックにより校正される標準的な時計をスレーブクロックと呼ぶ。スレーブクロックの同期手法としては、GPS時刻同期と呼ばれる手法が知られている。
図23は、本実施の形態に係る同期制御手法の別例を示す図である。
また、図23に示すように、タイミング信号に時刻情報を付与する方法なども有効である。
測位衛星Aと測位衛星Bのそれぞれの具備する時計により、同期制御信号を発信した時刻と受信した時刻のタイムスタンプ情報が付与される。相対距離Lが一定とした場合に、Aが発信した時刻とBが受信した時刻の時刻差、および、Bを発信した時刻とAが受信した時刻の時刻差、が本来一致する前提とすれば、双方の具備する時計の相対誤差を導出することが可能となる。
なお、通信端末が電波通信装置であっても遅延誤差あるいはドップラ効果等を考慮して、同様の時刻管理ができることは言うまでもない。
ハイブリッドコンステレーションは、測距装置を具備する衛星を含み、衛星同士が距離を計測する。
軌道周期が管理されて同一軌道面を同期して飛翔するハイブリッドコンステレーションでは、前後の衛星との距離を正確に測距して、軌道情報を地上で高精度軌道決定処理をすることにより、系統誤差を排除して、軌道情報を高精度化できるという効果がある。
衛星間の測距手段としては、例えばレーザー測距装置を具備する衛星が、前方を飛翔する衛星に具備したレーザーリフレクタの反射レーザーを受信して、ダブルパスの測距をしてもよい。あるいは、時刻同期した衛星間で光通信端末の信号を送受してシングルパスの測距をしてもよい。
光通信端末を測距装置として利用することも可能である。
また隣接軌道間の衛星間測距により、異なる軌道面の衛星飛翔位置を正確に計測できるという効果がある。
ハイブリッドコンステレーションにおいて、円環通信網を形成して同一軌道面を飛翔する衛星同士が、衛星進行方向に向かって時刻管理信号を伝達する順方向時刻管理と、進行方向の逆方向に向かって時刻管理信号を伝達する逆方向時刻管理を実施する。
また高度2万kmの軌道上は地表に比べて重力の影響が弱いため、一般相対性理論により地上の時計に比べて早く進む。
双方の効果を重ね合わせると、GPS衛星に搭載された原子時計は、地上の時計に比べて1日当たり28.6マイクロ秒だけ早く進むことになる。
光は28.6マイクロ秒の間におよそ11km進むため、このズレを1日放っておくだけで、GPSに11kmもの誤差が出ることになる。
GNSSにおいて、これら相対論の効果を打ち消すべく原子時計の補正が行われている。
ハイブリッドコンステレーションにおいて、軌道上で生成した異なるミッション装置への指令情報を複数の衛星同士で授受する。
例えば飛翔体追跡システムでは、発射探知した衛星が発射探知した発射点の位置座標を軌道上で自動生成して、別の監視衛星に対して監視目標位置座標として監視指示指令情報を伝送することにより、迅速に飛翔体追跡が可能となる。
ハイブリッドコンステレーションにおいて、軌道上で取得した飛翔体情報を複数の衛星同士で授受する。
前後通信装置とミッション装置を具備することにより、実施の形態4または5、あるいは、本実施の形態の例1から例6のいずれかで説明したハイブリッドコンステレーションを構成する。このハイブリッドコンステレーションにおいて、ミッション衛星は、ミッション装置として、光学情報収集装置、電波情報収集装置、レーザー発生装置、電波発生装置、赤外線監視装置、測位信号発生装置、電波データ中継装置、あるいは、光データ中継装置のいずれかを含む。
また、地上設備は、本実施の形態の例1から例6のハイブリッドコンステレーションを運用制御する地上システムである。
本実施の形態では、主に、実施の形態1から6に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1から6と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態では、地上設備を地上装置、地上システム、あるいは、地上データセンタともいう。また、地上設備を単に地上と記載する場合もある。
図19では、エッジサーバ81を具備するミッション衛星を備えたハイブリッドコンステレーションの例を示している。
ハイブリッドコンステレーションにおいて、ミッション衛星は、AI(人工知能)を具備する計算機とエッジサーバを具備し、軌道上でエッジコンピューティングする。
ハイブリッドコンステレーションによれば、円環状通信網ないしメッシュ通信網を経由して、地上設備にデータセンタを具備するクラウドと情報授受して、低遅延(レイテンシ)とデータの一元管理を実現できるという効果がある。
・地上でクラウドコンピューティング処理していた内容を、軌道上分散コンピューティング処理することにより、地上処理の負担を軽減する目的。
・ミッション衛星が取得した衛星情報を、軌道上で分散コンピューティング処理することにより、地上に伝送するデータ量を軽減する目的。
・衛星コンステレーションの自システム内衝突防止のように、軌道上で自律的にシステム管理する目的。
・飛翔体追跡システムのように、緊急時において、軌道上取得情報を迅速に処理して、自律的に判断して軌道上次工程に反映すべき情報を分散コンピューティングすることにより、地上システムとの情報授受をなくして判断の迅速化を図る目的。
・地上設備の電力増大と集中による排熱問題の解決。
・地上に送信する衛星情報のデータ量低減による地上処理負荷の低減。
・衛星コンステレーションの自律的システム管理による地上処理負荷の低減。
・緊急事態における対応の迅速化。
さらに、地上処理の負担を低減する効果として、温室効果ガス排出量を減らし、地上のSDGs(Sustainable Development Goals)に貢献できるという効果がある。
例8のハイブリッドコンステレーションにおいて、エッジサーバがコンステレーションを構成する衛星群の軌道情報を格納する。そして、AIを具備する計算機がコンステレーションを構成する衛星同士の衝突危険解析をする。
そこで、ハイブリッドコンステレーションの構成衛星の中に、エッジサーバを持ち、コンステレーションを構成する衛星群の軌道情報を格納して危険解析をし、予め衝突が予見された衛星があれば、軌道上で推進装置を動作する指示を与える。これにより、ハイブリッドコンステレーションにおいて、衝突を回避して飛行安全を確保することが可能となる。
例8のハイブリッドコンステレーションにおいて、エッジサーバがコンステレーションを構成する衛星群の軌道情報と、コンステレーションを構成する衛星が取得した飛翔体情報を格納する。そして、AIを具備する計算機が飛翔体情報を、コンステレーションを構成する衛星に送信する。
例8あるいは例10のハイブリッドコンステレーションにおいて、AIを具備する計算機が、複数の監視衛星から取得した飛翔体情報と、エッジサーバに格納された先見情報により飛翔経路解析をする。そして、AIを具備する計算機が、予測飛翔経路を追跡可能な監視衛星に飛翔体情報を送信する。
例8、例10、あるいは、例11のハイブリッドコンステレーションにおいて、AIを具備する計算機が、複数の監視衛星から取得した飛翔体情報と、エッジサーバに格納された先見情報により飛翔体着弾予測をする。そして、AIを具備する計算機が、対処可能な地上アセットに飛翔体情報を送信できる衛星を選択して飛翔体情報送信司令を送信する。
例8のハイブリッドコンステレーションにおいて、ミッション衛星が合成開口レーダを具備する。ミッション衛星では、エッジサーバに取得情報を格納する。そして、計算機が、軌道上で合成開口処理による画像生成をし、画像データを地上に送信する。
なお複数のミッション衛星が合成開口レーダを具備し、同一観測対象から取得した監視情報を複数のミッション衛星がエッジサーバに格納して、合成開口処理してもよい。
また合成開口レーダを具備する衛星と、計算機を搭載する衛星と、エッジサーバを搭載する衛星が別々であっても、通信網を経由して処理可能であることは言うまでもない。
例8のハイブリッドコンステレーションにおいて、ミッション衛星が光学監視装置を具備する。ミッション衛星では、エッジサーバに取得情報を格納する。そして、計算機が、軌道上で超解像処理による画像生成をし、画像データを地上に送信する。
なお複数のミッション衛星が光学監視装置を具備し、同一観測対象から取得した監視情報を複数のミッション衛星がエッジサーバに格納して、超解像処理してもよい。
また光学監視装置を具備する衛星と、計算機を搭載する衛星と、エッジサーバを搭載する衛星が別々であっても、通信網を経由して処理可能であることは言うまでもない。
図20では、スーパーコンピュータ83およびデータセンタ84の両方またはどちらか一方を具備するミッション衛星を備えたハイブリッドコンステレーションの例を示している。
ハイブリッドコンステレーションにおいて、ミッション衛星は、スーパーコンピュータおよびデータセンタの両方またはどちらか一方を具備する。
一方宇宙空間では放射冷却により深宇宙に排熱できる。衛星コンステレーション側に、クラウド環境を実現するためのスーパーコンピュータあるいはデータセンタを具備することが可能である。ミッション衛星が、軌道上で演算処理をした後に必要データのみを地上のユーザに伝送することにより、クラウド環境を維持し、温室効果ガス排出量を低減することができる。これにより、地上のSDGsに貢献できるという効果がある。
また、ハイブリッドコンステレーションによれば、円環状通信網ないしメッシュ通信網を経由して、任意の地上ユーザと情報授受ができる。よって、ハイブリッドコンステレーションを構成する各衛星とIOTと見なした分散コンピューティングを、低遅延(レイテンシ)でデータ一元管理を実現できるという効果がある。
図21では、スーパーコンピュータおよびデータセンタの両方またはどちらか一方を具備する地上設備の例を示している。
地上設備は、地上データセンタともいう。
地上設備は、スーパーコンピュータまたはデータセンタを具備し、緯度50度以上の高緯度地域に設置される。地上設備は、ハイブリッドコンステレーションを経由して情報授受する。
これに対して例えば軌道高度350km程度に形成されて、光通信端末で円環状ないしメッシュ状通信網を形成するハイブリッドコンステレーションによれば、高緯度地域から大都市部への情報通信網確保が容易である。よって、低遅延(レーテンシ)を実現できるという効果がある。
傾斜軌道衛星においても、南半球から北上する衛星は軌道面最北端において、衛星が西から東に飛翔して北半球から南下する方向に進行方向が変わる。北半球から南下する衛星は軌道面最南端において、衛星が西から東に飛翔して南半球から北上する方向に進行方向が変わる。よって、軌道傾斜角が50度以上の軌道では、衛星が西から東に飛翔する領域において軌道面の最北端および最南端において極域を含む高緯度地域に設置された地上設備と通信容量を拡大しやすいという効果がある。
また、極域を含む高緯度地域に設置したデータセンタとの通信回線を、堅牢なセキュリティ対策を施した衛星との通信に限定することにより、サイバー攻撃から遮断した、堅牢なセキュリティ環境のデータセンタを構築できるという効果がある。
すなわち、実施の形態1から7では、実施の形態1から7のいずれかの部分の自由な組み合わせ、あるいは任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態1から7において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (18)
- LEO(Low Earth Orbit)に形成されるハイブリッドコンステレーションにおいて、
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成するとともに、隣接軌道の左右の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星がメッシュ通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、監視もしくは観測し取得した衛星情報を収集する情報収集装置を通信以外のミッションを実行するミッション装置として具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションであって、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ハイブリッドコンステレーションは、前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築するとともに、前記メッシュ通信網を再構築して形成し、
前記ミッション衛星が、前記再構築された前記円環状通信網と前記メッシュ通信網とのいずれかを経由して、前記ミッション装置の前記衛星情報を、海洋ないし大陸を跨いで伝送するハイブリッドコンステレーション。 - LEO(Low Earth Orbit)に形成されるハイブリッドコンステレーションにおいて、
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、監視もしくは観測し取得した衛星情報を収集する情報収集装置を通信以外のミッションを実行するミッション装置として具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションであって、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ハイブリッドコンステレーションは、前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築して形成し、
前記ミッション衛星が、前記再構築された前記円環状通信網を経由して、前記ミッション装置の前記衛星情報を、海洋ないし大陸を跨いで伝送するハイブリッドコンステレーション。 - 前記情報収集装置は、地表面ないし地表面から発射される飛翔体の情報を収集する請求項1または請求項2に記載のハイブリッドコンステレーション。
- 前記ハイブリッドコンステレーションは、発射後に間欠的に噴射を繰り返す極超音速滑空飛翔体の発射探知および追跡をする請求項1または請求項2に記載のハイブリッドコンステレーション。
- LEO(Low Earth Orbit)に形成されるハイブリッドコンステレーションを形成するハイブリッドコンステレーション形成方法において、
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成するとともに、隣接軌道の左右の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星がメッシュ通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、監視もしくは観測し取得した衛星情報を収集する情報収集装置を通信以外のミッションを実行するミッション装置として具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションを形成するハイブリッドコンステレーション形成方法であって、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築するとともに、前記メッシュ通信網を再構築してハイブリッドコンステレーションを形成し、前記再構築された前記円環状通信網と前記メッシュ通信網とのいずれかを経由して、前記ミッション装置の前記衛星情報を、海洋ないし大陸を跨いで伝送するハイブリッドコンステレーション形成方法。 - LEO(Low Earth Orbit)に形成されるハイブリッドコンステレーションにおいて、
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成するとともに、隣接軌道の左右の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星がメッシュ通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、測位信号を送信する測位信号送信装置を備え、通信以外のミッションを実行するミッション装置を具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションであって、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ハイブリッドコンステレーションは、前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築するとともに、前記メッシュ通信網を再構築して形成し、
前記ミッション衛星が、前記再構築された前記円環状通信網と前記メッシュ通信網とのいずれかを経由して、前記ミッション装置の情報を、海洋ないし大陸を跨いで伝送するハイブリッドコンステレーション。 - 請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーションを運用制御する地上システム。
- 前記ミッション装置として高精度マスタークロックを具備するミッション衛星を含み、複数衛星間で同期制御信号を授受する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 測位信号受信機と、測位信号送信機を前記ミッション装置として具備するミッション衛星を含み、
前記測位信号受信機が受信した信号により正確な時刻を算出して自衛星の時計を校正し、複数衛星間で同期制御信号を授受する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 測距装置を具備する衛星を含み、衛星同士が距離を計測する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 円環通信網を形成して同一軌道面を飛翔する衛星同士が、衛星進行方向に向かって時刻管理信号を伝達する順方向時刻管理と、進行方向の逆方向に向かって時刻管理信号を伝達する逆方向時刻管理を実施する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 軌道上で生成した異なる前記ミッション装置への指令情報を、複数の衛星同士で授受する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 軌道上で取得した飛翔体情報を複数の衛星同士で授受する
請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。 - 前後通信装置とミッション装置を具備して請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーションを構成するミッション衛星であって、
前記ミッション装置として、光学情報収集装置、電波情報収集装置、レーザー発生装置、電波発生装置、赤外線監視装置、測位信号発生装置、電波データ中継装置、光データ中継装置のいずれかを含むことを特徴とするミッション衛星。 - 請求項8から請求項13のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーションを運用制御する地上システム。
- 複数の軌道面の各軌道傾斜角が90度ではなく、かつ、各軌道面が互いに異なる面に存在する請求項1から請求項4、および、請求項6のいずれか1項に記載のハイブリッドコンステレーション。
- 軌道面毎に軌道高度を変える請求項1に記載のハイブリッドコンステレーション。
- LEO(Low Earth Orbit)に形成されるハイブリッドコンステレーションにおいて、
同一軌道面の進行方向前後の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星が円環状通信網を形成するとともに、隣接軌道の左右の衛星と通信する通信装置を具備する複数の衛星がメッシュ通信網を形成する通信コンステレーションと、
前後の衛星と通信する通信装置を具備し、通信以外のミッションを実行するミッション装置を具備したミッション衛星と
を備えたハイブリッドコンステレーションであって、
前記複数の衛星は、前記ミッション衛星を具備せず、
前記ミッション衛星が、前記通信コンステレーションを形成する複数の衛星の間を飛翔し、
前記ハイブリッドコンステレーションは、前記ミッション衛星と前記通信コンステレーションを形成する前記複数の衛星とを用いて、前記円環状通信網を再構築するとともに、前記メッシュ通信網を再構築して形成し、
前記ミッション衛星が、前記再構築された前記円環状通信網と前記メッシュ通信網とのいずれかを経由して、前記ミッション装置が実行した前記ミッションの情報を、海洋ないし大陸を跨いで伝送するハイブリッドコンステレーション。
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