JP7787397B2 - 発光装置、および発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、および発光装置の製造方法

Info

Publication number
JP7787397B2
JP7787397B2 JP2021202660A JP2021202660A JP7787397B2 JP 7787397 B2 JP7787397 B2 JP 7787397B2 JP 2021202660 A JP2021202660 A JP 2021202660A JP 2021202660 A JP2021202660 A JP 2021202660A JP 7787397 B2 JP7787397 B2 JP 7787397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
emitting device
graphite layer
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021202660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023088042A (ja
Inventor
一真 ▲高▼鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2021202660A priority Critical patent/JP7787397B2/ja
Priority to US18/060,859 priority patent/US20230187898A1/en
Publication of JP2023088042A publication Critical patent/JP2023088042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7787397B2 publication Critical patent/JP7787397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/02218Material of the housings; Filling of the housings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/024Arrangements for thermal management
    • H01S5/02469Passive cooling, e.g. where heat is removed by the housing as a whole or by a heat pipe without any active cooling element like a TEC
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/024Arrangements for thermal management
    • H01S5/02476Heat spreaders, i.e. improving heat flow between laser chip and heat dissipating elements
    • H10W40/10
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/0201Separation of the wafer into individual elements, e.g. by dicing, cleaving, etching or directly during growth
    • H01S5/0203Etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/02208Mountings; Housings characterised by the shape of the housings
    • H01S5/02212Can-type, e.g. TO-CAN housings with emission along or parallel to symmetry axis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/023Mount members, e.g. sub-mount members
    • H01S5/02315Support members, e.g. bases or carriers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/022Mountings; Housings
    • H01S5/0233Mounting configuration of laser chips
    • H01S5/02345Wire-bonding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本開示は、発光装置、発光装置の製造方法、およびサブマウントの製造方法に関する。
発光装置は、加工機、プロジェクタ、および照明器具などの装置に利用することができる。発光装置の典型例は、端面出射型の半導体レーザ素子と、それを支持するサブマウントとを備える。端面出射型の半導体レーザ素子は導波路を有する。そのような半導体レーザ素子を駆動すると、導波路に沿って繰り返し往復する光が生じ、その光の一部が導波路の2つの端面の一方からレーザ光として出射される。導波路では、熱密度が高くなりやすいため、サブマウントの熱伝導率が低いと熱抵抗も高くなる。その結果、半導体レーザ素子の温度が過度に上昇してレーザ光の出力が低下する可能性がある。特許文献1は、グラフェンシートが積層された構造体を備え、特定方向に高い熱伝導率を有する異方性熱伝導素子を開示している。
特開2011-023670号公報
端面出射型の半導体レーザ素子の温度上昇を抑制することが可能な発光装置およびその製造方法、ならびに端面出射型の半導体レーザ素子から発せられる熱を効率的に外部に伝えることが可能なサブマウントの製造方法が求められている。
本開示の発光装置は、一実施形態において、互いに直交する第1方向および第2方向に沿って拡がる上面および下面を有するグラファイト層であって、前記第1方向に積層された複数のグラフェンを含み、前記複数のグラフェンの各々は前記第2方向に沿って延びている、グラファイト層と、前記第1方向および前記第2方向に沿って拡がる上面および下面を有し、前記グラファイト層より厚い、支持層であって、前記グラファイト層の前記下面を前記支持層の前記上面によって支持する支持層と、を有するサブマウントと、前記第1方向に沿って延びる導波路を有し、前記第1方向に交差する端面からレーザ光を出射し、前記グラファイト層の前記上面によって支持されている、半導体レーザ素子と、前記サブマウントを直接的または間接的に支持する基体と、を備える。
本開示のサブマウントの製造方法は、一実施形態において、互いに直交する第1方向および第2方向に沿って拡がるグラファイト層であって、前記第1方向に積層され、各々が前記第2方向に沿って延びる複数のグラフェンを含むグラファイト層と、前記第1方向および前記第2方向に沿って拡がり、前記グラファイト層より厚い、支持層とが積層された積層体を用意する工程と、前記積層体に、前記第1方向および前記第2方向に沿って複数の溝を形成する工程と、前記積層体を前記複数の溝に沿って個片化することにより、各々が前記グラファイト層の一部および前記支持層の一部を含む複数のサブマウントを形成する工程と、を含む。
本開示の発光装置の製造方法は、一実施形態において、上記のサブマウントの製造方法の後に、前記複数のサブマウントの各々に含まれる前記グラファイト層の前記一部の上に、前記第1方向に沿って延びる導波路を有し、前記第1方向に交差する端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子を設ける工程を含む。
端面出射型の半導体レーザ素子の温度上昇を抑制することが可能な発光装置およびその製造方法、ならびに端面出射型の半導体レーザ素子から発せられる熱を効率的に外部に伝えることが可能なサブマウントの製造方法を実現できる。
図1Aは、本開示の例示的な実施形態による発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図1Bは、図1Aに示す発光装置の内部の構成を模式的に示す上面図である。 図2Aは、図1Aの発光装置からパッケージ、リード端子、およびワイヤを省略した構成のより詳細を示す斜視図である。 図2Bは、図2Aの発光装置から第1金属膜および第2金属膜を省略した構成を模式的に示す斜視図である。 図3Aは、図2Bに示す発光装置の上面図である。 図3Bは、図2Bに示す発光装置の側面図である。 図4Aは、本開示の実施形態の第1変形例による発光装置を模式的に示す斜視図である。 図4Bは、図4Aの発光装置から第1金属膜および第2金属膜を省略した構成を模式的に示す斜視図である。 図4Cは、本開示の実施形態の第2変形例による発光装置を模式的に示す斜視図である。 図5Aは、グラファイトシートの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図5Bは、グラファイトシートの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図6Aは、本開示の実施形態によるサブマウントの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図6Bは、本開示の実施形態によるサブマウントの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図6Cは、本開示の実施形態によるサブマウントの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図6Dは、本開示の実施形態によるサブマウントの製造方法における工程の例を説明するための図である。 図6Eは、本開示の実施形態によるサブマウントの製造方法における工程の例を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態による発光装置およびその製造方法、ならびにサブマウントの製造方法を説明する。複数の図面に表れる同一符号の部分は同一または同等の部分を示す。
さらに以下に説明する実施形態および変形例は、本発明の技術思想を具体化するために例示しているのであって、本発明を以下に限定しない。また、構成要素のサイズ、材質、形状、その相対的配置などの記載は、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図している。各図面が示す部材の大きさや位置関係などは、理解を容易にするなどのために誇張している場合がある。
また、本明細書または特許請求の範囲において、ある構成要素に関し、これに該当する構成要素が複数あり、それぞれを区別して表現する場合に、その構成要素の頭に“第1”、“第2”と付記して区別することがある。本明細書と特許請求の範囲とで区別する対象や観点が異なる場合、本明細書と特許請求の範囲との間で、同一の付記が、同一の対象を指さない場合がある。
(実施形態)
[発光装置]
まず、図1Aから図2Bを参照して、本開示の実施形態による発光装置の例を説明する。図1Aは、本開示の例示的な実施形態による発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。図面では、参考のために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が模式的に示されている。X軸の矢印の方向を+X方向と称し、その反対の方向を-X方向と称する。±X方向を区別しない場合は、単にX方向と称する。±Y方向および±Z方向についても同様である。座標軸は、発光装置の使用時における向きを制限するわけではなく、発光装置の向きは任意である。本明細書において、Z方向を「第1方向」とも称し、X方向を「第2方向」とも称する。
図1Aに示す発光装置100は、外観には表れない端面出射型の半導体レーザ素子およびサブマウントと、それらを収容するパッケージ30と、パッケージ30を貫通し、半導体レーザ素子に電力を供給するリード端子40とを備える。パッケージ30は、蓋体30L、基体30b、および窓30wを備える。
図1Bは、図1Aに示す発光装置100の内部の構成を模式的に示す上面図である。図1Bでは、蓋体30Lが省略されている。発光装置100は、図1Bに示すように、基体30bの内部に、サブマウント10と、半導体レーザ素子20と、ワイヤ40wとを備える。基体30bは、内側底面30btを有する底板部分と、内側底面30btに設けられた部材30mとを備える。基体30bの部材30mは、サブマウント10を直接的または他の部材を介して間接的に支持する。半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光は、図1Aに示す窓30wから外部に取り出される。
図2Aは、図1Bの発光装置100からパッケージ30、リード端子40、およびワイヤ40wを省略した構成のより詳細を示す斜視図である。図2Aに示す発光装置100Aは、サブマウント10と、サブマウント10の上に設けられる半導体レーザ素子20とを備える。図2Aに示す例において、サブマウント10の上に設けられる半導体レーザ素子20の数は1であるが、複数であってもよい。サブマウント10は、支持層14と、支持層14によって支持される外観には表れないグラファイト層と、支持層14およびグラファイト層の上に設けられる第1金属膜16aと、第1金属膜16aの上に部分的に設けられる第2金属膜16bとを備える。図2Aに示すハッチングされた部分は、第1金属膜16aおよび第2金属膜16bを表す。以下では、わかりやすさのために、第1金属膜16aおよび第2金属膜16bを省略した図を参照して、発光装置100Aの構成を説明する。第1金属膜16aおよび第2金属膜16bの詳細については後述する。
図2Bは、図2Aの発光装置100Aから第1金属膜16aおよび第2金属膜16bを省略した構成を模式的に示す斜視図である。本明細書では、図2Bに示す発光装置も「発光装置100A」と称する。半導体レーザ素子20は、Z方向に沿って延びる導波路20wを有する。図2Bに示す点線は、導波路20wを表す。半導体レーザ素子20を駆動すると、導波路20wに沿って繰り返し往復する光が生じ、その光の一部がレーザ光として+Z方向側の端面20eから+Z方向に向けて出射する。導波路20wでは、駆動時の注入電流が幅の狭い領域を流れるので、電流密度が高くなり、導波路20wの熱密度(単位時間当たりの発熱量/単位体積)が高くなる。導波路20wで発生する熱を効率的に外部に放出できなければ、熱抵抗(温度上昇量/単位時間当たりの発熱量)も高くなる。その結果、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の出力が低下し得る。本実施形態による発光装置100Aでは、半導体レーザ素子20の温度上昇をサブマウント10によって抑制することができる。以下に、サブマウント10に含まれる各構成要素の詳細を説明する。
まず、グラファイト層12の詳細を説明する。グラファイト層12は、上面12s1および下面12s2を有する。グラファイト層12の上面12s1および下面12s2の各々は、X方向およびZ方向に沿って拡がる。グラファイト層12の上面12s1は、半導体レーザ素子20を支持する。グラファイト層12は、図2Bの拡大図(破線によって囲まれた領域)に模式的に示すように、Z方向に積層された複数のグラフェン12gを有する。複数のグラフェン12gの各々は、Z方向に対して垂直な平面方向に拡がり、図2Bに示す例においてはX方向に沿って延びている。各グラフェン12gは、複数の炭素原子の共有結合によって形成される蜂の巣構造により、XY平面に対して平行な平面形状を有する。Z方向において互いに隣接する2つのグラフェン12gは、ファンデルワールス力によって結合されている。実際には、互いに隣接する2つのグラフェン12gのZ方向における間隔は0.3nmから0.4nm程度であり極めて狭いが、図2Bに示す例では誇張して示されている。グラファイト層12の製造方法については後述する。
各グラフェン12gの熱伝導キャリアとしては、電子よりもフォノンが主体的である。各グラフェン12gの面内の方が、互いに隣接する2つのグラフェン12gの間よりも、熱が伝わりやすい。したがって、グラファイト層12のXY平面方向における熱伝導率は極めて高く、反対に、グラファイト層12のZ方向における熱伝導率はそれほど高くない。具体的には、グラファイト層12のXY平面方向における熱伝導率は1700W/mKであり、Z方向における熱伝導率は7W/mKである。以上のように、グラファイト層12は、熱伝導率について高い異方性を有する。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、半導体レーザ素子20から発せられる熱がグラファイト層12においてどのように拡散するかを説明する。図3Aおよび図3Bは、それぞれ、図2Bに示す発光装置100Aの上面図および側面図である。図3Aおよび図3Bに示す太線の矢印は、導波路20wから発せられる熱がグラファイト層12において効率的に拡散する方向を表す。
導波路20wから発せられる熱は、図3Aに示すように、グラファイト層12において±X方向に効率的に拡散し、図3Bに示すように、グラファイト層12において-Y方向に効率的に拡散する。その結果、導波路20wの駆動時における熱密度を効率的に低減することができる。導波路20wの延びる方向が、各グラフェン12gの熱伝導率が高い平面に対して垂直であるので、導波路20wの駆動時における熱密度を効率的に低減することができる。熱密度の低減によって熱抵抗も低減する。対照的に、導波路20wの延びる方向が、複数のグラフェン12gの熱伝導率が低い積層方向に対して垂直である構成では、導波路20wの駆動時における熱密度を効率的に低減することは困難である。そのような構成では、図3Aに示す例とは異なり、導波路20wから発せられる熱は、+Y方向側から見たとき、すなわち上面視で、導波路20wの延びる方向に対して垂直な方向には効率的に拡散しないからである。
本実施形態において、導波路20wの延びる方向は、各グラフェン12gの平面に対して厳密に垂直である必要はない。導波路20wの延びる方向と各グラフェン12gの平面とがなす角度は、例えば80°以上90°以下であり得る。同様に、半導体レーザ素子20の端面20eは、複数のグラフェン12gの積層方向に対して厳密に垂直である必要はない。半導体レーザ素子20の端面20eは複数のグラフェン12gの積層方向に交差し、半導体レーザ素子20の端面20eと複数のグラフェン12gの積層方向とがなす角度は、例えば80°以上90°以下であり得る。
次に、支持層14の詳細を説明する。支持層14は、上面14s1および下面14s2を有する。支持層14の上面14s1および下面14s2の各々は、X方向およびZ方向に沿って拡がる。支持層14の上面14s1は、グラファイト層12の下面12s2を支持する。グラファイト層12は、支持層14の上面14s1の全体ではなく一部に設けられている。支持層14は、上面視において、グラファイト層12の周縁の外側に位置する周縁部14pを有する。周縁部14pにより、脆いグラファイト層12に物体が接触することを抑制できる。上面視における周縁部14pの幅は、例えば5μm以上100μm以下であり得る。
支持層14の剛性はグラファイト層12の剛性よりも高い。また、支持層14の厚さはグラファイト層12の厚さよりも大きい。剛性が高く、厚い支持層14によって脆いグラファイト層12を支持することにより、サブマウント10の機械強度を向上させることができる。グラファイト層12のY方向における寸法、すなわち、厚さは、例えば10μm以上200μm以下であり得る。支持層14の厚さは、例えば50μm以上300μm以下であり得る。サブマウント10の最大の厚さは、グラファイト層12の厚さ、支持層14の厚さ、第1金属膜16aの厚さ、および第2金属膜16bの厚さの合計に等しい。サブマウント10のX方向における最大の寸法は例えば0.3mm以上4mm以下であり、Z方向における最大の寸法は例えば0.3mm以上5mm以下であり得る。
支持層14の熱伝導率は、グラファイト層12のXY平面方向における熱伝導率ほどではないが比較的高く、例えば100W/m・K以上800W/m・K以下であり得る。支持層14の下面14s2は、図1Bの示す部材30mの上面に熱的に接触している。部材30mは放熱部材として機能し得る。支持層14は、導波路20wからグラファイト層12に伝わる熱を、基体30bの部材30mに効率的に伝えることができる。
部材30mが導電性を有する場合、支持層14が同様に導電性を有すると、半導体レーザ素子20が部材30mに導通してしまい、半導体レーザ素子20に電力を効率的に供給できない可能性がある。電気絶縁性を有する支持層14であれば、半導体レーザ素子20が部材30mに導通することを抑制できる。なお、部材30mが電気絶縁性を有する場合、支持層14は導電性を有していてもよいし、電気絶縁性を有していてもよい。
支持層14は、例えば、AlN、SiC、窒化シリコンおよびアルミナからなる群から選択される少なくとも1つを含むセラミックから形成され得る。セラミックは、例えばLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic:低温同時焼成セラミックス)であってもよい。あるいは、支持層14は、Ag、Cu、W、Au、Ni、Pt、Pdからなる群から選択される少なくとも1つを含む金属またはそれらの合金から形成され得る。
次に、図2Aに示す第1金属膜16aおよび第2金属膜16bの詳細を説明する。第1金属膜16aは、図2Bに示す周縁部14pの上面の全体、ならびにグラファイト層12の上面12s1の全体および各側面の全体に設けられている。第1金属膜16aは、サブマウント10と半導体レーザ素子20とを、はんだ付け、ろう付け、または焼結が可能な無機接合材で接合する際に役立つ。さらに、第1金属膜16aは、図1Bに示すワイヤ40wを介して半導体レーザ素子20に電力を供給する際に役立つ。
第1金属膜16aは、例えばTi、Pt、およびAuからなる群から選択される少なくとも1つの金属から形成され得る。はんだ付けの場合、無機接合材は、例えばAuSn、SnCu、SnAg、およびSnAgCuからなる群から選択される少なくとも1つの合金から形成され得る。ろう付けの場合、無機材料は、例えば金ろう材、銀ろう材、および銅ろう材からなる群から選択される少なくとも1つの合金から形成され得る。焼結の場合、無機接合材は、例えばAg粒子、Cu粒子、およびAu粒子からなる群から選択される少なくとも1種類の粒子を含む金属ペーストから形成され得る。
第1金属膜16aは薄い方が、半導体レーザ素子20から発せられる熱をグラファイト層12に効率的に伝えることができる。第1金属膜16aの厚さは、例えば0.05μm以上2μm以下であり得る。第1金属膜16aは、単層膜または多層膜である。
第2金属膜16bは、第1金属膜16aの上に部分的に設けられている。図1Bに示すワイヤ40wを第1金属膜16aに超音波接合しようとしても、第1金属膜16aは薄いので、超音波が、第1金属膜16aを介して剛性が低いグラファイト層12に吸収されてしまう。超音波がグラファイト層12に吸収されてしまうと、ワイヤ40wが第1金属膜16aに接合されない可能性がある。第1金属膜16aの上に第2金属膜16bを部分的に設けることにより、第2金属膜16bにワイヤ40wを超音波接合することができる。第1金属膜16aに第2金属膜16bが加わることによって超音波がグラファイト層12に吸収されることを抑制できるからである。超音波がグラファイト層12に吸収されることを抑制できる第2金属膜16bの厚さは、例えば5μm以上100μm以下であり得る。第2金属膜16bの材料は、例えば第1金属膜16aの材料と同じであり得る。第2金属膜16bは、単層膜または多層膜である。
なお、半導体レーザ素子20の上面にも金属膜が設けられている。当該金属膜は、ワイヤ40wを介して半導体レーザ素子20に電力を供給する際に役立つ。
次に、図4Aから図4Cを参照して、本開示の実施形態による発光装置100Aの変形例を説明する。図4Aは、本開示の実施形態の第1変形例による発光装置を模式的に示す斜視図である。図4Aに示す発光装置110Aは、サブマウント11Aと、半導体レーザ素子20とを備える。サブマウント11Aは、グラファイト層13Aと、支持層14と、第1金属膜16aと、第2金属膜16bとを備える。図4Bは、図4Aの発光装置110Aから第1金属膜16aおよび第2金属膜16bを省略した構成を模式的に示す斜視図である。本明細書では、図4Bに示す発光装置も「発光装置110A」と称する。図4Bに示す発光装置110Aが図2Bに示す発光装置100Aとは異なる点は、グラファイト層13Aが支持層14の上面14s1の全体に設けられており、かつ、グラファイト層13Aのうち、周縁部分以外の部分が盛り上がっていることである。
グラファイト層13Aは、上面および下面を有する本体部13aと、本体部13aの周囲に位置し、上面および下面を有する鍔部13bとを有する。グラファイト層13Aの上面は、本体部13aの上面および鍔部13bの上面を有する。グラファイト層13Aの下面は、本体部13aの下面および鍔部13bの下面を有する。図4Aに示す第1金属膜16aは、グラファイト層13Aの上面に設けられている。本体部13aの上面は、第1金属膜16aを介して半導体レーザ素子20を支持する。図4Aに示す第2金属膜16bは、上面視で、本体部13aに重なる。
本体部13aの下面および鍔部13bの下面は互いに同じ平面内に位置しており、支持層14の上面14s1に設けられている。支持層14の上面14s1を基準として、鍔部13bの上面は、本体部13aの上面よりも低い位置にある。鍔部13bの厚さは、本体部13aの厚さよりも小さい。鍔部13bの厚さは、例えば本体部13aの厚さの0.1倍以上、0.6倍以下であり得る。本体部13aの厚さは、例えば、前述したグラファイト層12の厚さと同じであり得る。第1変形例による発光装置110Aでは、鍔部13bによって本体部13aを保護することができるので、支持層14は、図2Bに示すような周縁部14pを有さなくてもよい。
図4Cは、本開示の実施形態の第2変形例による発光装置を模式的に示す斜視図である。図4Cに示す発光装置110Bは、サブマウント11Bと、半導体レーザ素子20とを備える。サブマウント11Bは、グラファイト層13Bと、支持層14と、第1金属膜16aと、第2金属膜16bとを備える。図4Cに示す発光装置110Bが図2Aに示す発光装置100Aとは異なる点は、グラファイト層13Bが支持層14の上面14s1の全体に設けられており、かつ、グラファイト層13BがXZ平面に沿って拡がる平板形状を有することである。グラファイト層13Bを保護する必要がないのであれば、支持層14は、図2Bに示すような周縁部14pを有さなくてもよい。第2変形例による発光装置110Bでは、グラファイト層13Bがより広くなるので、サブマウント11Bにおいて、半導体レーザ素子20をより+Z方向側に配置することができる。
本実施形態による発光装置100Aおよびその変形例による発光装置110A、110Bによれば、半導体レーザ素子20の過度な温度上昇を抑制することが可能になる。発光装置100A、110A、110Bでは、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の出力が低い場合だけでなく、レーザ光の出力が10W以上100W以下と高い場合であっても、レーザ光の出力の低下を抑制することができる。高出力の発光装置は、例えば、加工機またはプロジェクタに利用することができる。
[発光装置の製造方法]
以下に、本開示の実施形態による発光装置の製造方法を説明する。発光装置の製造方法は、例えば10mm角以上50mm角以下の支持層およびグラファイトシートを積層した積層体を加工し、個片化することによって複数のサブマウント10を製造する工程を含む。個片化によって得られる複数のサブマウント10の数は、例えば10から10のオーダであり得る。
まず、図5Aおよび図5Bを参照して、グラファイトシートの製造方法を説明する。図5Aおよび図5Bは、グラファイトシートの製造方法における工程の例を説明するための図である。
最初の工程において、図5Aに示すように、グラファイト12Gが、例えば化学蒸着法によって形成される。グラファイト12Gは、鉛直方向に積層される複数のグラフェンシート12gsを有する。複数のグラフェンシート12gsの各々は、2次元的に拡がる平面形状を有する。各グラフェンシート12gsは、図2Bに示す各グラフェン12gと同様に、複数の炭素原子の共有結合によって形成される蜂の巣構造を有する。互いに隣接する2つのグラフェンシート12gsは、図2Bに示す互いに隣接する2つのグラフェン12gと同様に、ファンデルワールス力によって結合されている。グラファイト12Gとして、例えば、高配向性グラファイトである米国MINTEQ International Inc.社製のPYROID HTを用いることができる。
次の工程において、図5Aに示すグラファイト12Gの端部を破線に沿ってスライスすることにより、図5Bに示すように、グラファイトシート12Aが形成される。ただし、図5Bに示すグラファイトシート12Aの向きは、図5Aに示すグラファイト12Gのスライスされる端部の向きとは異なる。グラファイトシート12Aは、X方向およびZ方向に沿って拡がっている。グラファイトシート12Aは、Z方向に積層され、各々がX方向に沿って延びる、複数のグラフェン12gを含む。グラファイトシート12Aの厚さは、例えば100μm以上3000μm以下であり得る。
次に、図6Aから図6Eを参照して、本開示の実施形態によるサブマウント10の製造方法を説明する。図6Aから図6Eは、本開示の実施形態によるサブマウント10の製造方法における工程の例を説明するための図である。
最初の工程において、図6Aに示すように、グラファイトシート12Aと支持層14Aとが積層された積層体10Aが用意される。図6Aに示すグラファイトシート12Aは、図5Bに示すグラファイトシート12Aとは異なり、平板として表されている。支持層14Aは、グラファイトシート12Aと同様に、X方向およびZ方向に沿って拡がっている。グラファイトシート12Aと支持層14Aとは、例えば常温接合によって貼り合わせられる。具体的には、グラファイトシート12Aの下面および支持層14Aの上面の各々が研磨され、研磨されたグラファイトシート12Aの下面および支持層14Aの上面が常温で分子間力によって互いに接合される。常温接合では、接合材を用いる必要がない。この工程において、グラファイトシート12Aの厚さは、支持層14Aの厚さよりも大きい。
次の工程において、図6Aに示すグラファイトシート12Aの上面を研磨して、グラファイトシート12Aを支持層14Aよりも薄くすることにより、図6Bに示すように、グラファイト層12Bが形成される。図6Bに示す積層体10Bでは、グラファイト層12Bと支持層14Aとが積層されている。支持層14Aの剛性はグラファイト層12Bの剛性よりも高く、支持層14Aの厚さは、グラファイト層12Bの厚さよりも大きい。剛性が高く、厚い支持層14Aによって脆いグラファイト層12Bを支持することにより、積層体10Bの機械強度を向上させることができる。グラファイト層12Bの厚さは、図2Bに示すグラファイト層12の厚さと同じである。支持層14Aの厚さは、図2Bに示す支持層14の厚さと同じである。支持層14Aの材料は、図2Bに示す支持層14の材料と同じである。
次の工程において、図6Bに示す積層体10Bのグラファイト層12Bに、図6Cに示すように、X方向およびZ方向に沿って複数の溝が形成される。複数の溝の形成によって支持層14Aの表面の一部は露出する。図6Cに示す積層体10Cでは、複数の溝が形成されたグラファイト層12Cと支持層14Aとが積層されている。複数の溝は、例えばエッチングによってグラファイト層12Bを格子状にパターニングして形成され得る。エッチングによって複数の溝を形成することにより、ブレードによって複数の溝を形成する場合と比較して、グラファイト層12Cにバリが発生することを抑制できる。グラファイト層12Cにバリの発生が許容できる場合であれば、ブレードによって複数の溝を形成してもよい。
次の工程において、図6Cに示す積層体10Cの上面、すなわち、グラファイト層12Cの上面および各側面、ならびに支持層14Aの露出した表面に、図6Dに示すように、第1金属膜16Aが形成される。第1金属膜16Aは、例えばスパッタリング、蒸着、またはめっき加工によって形成され得る。さらに、第1金属膜16Aに、X方向およびZ方向に沿って配列される複数の第2金属膜16Bが部分的に形成される。複数の第2金属膜16Bは、例えば、第1金属膜16Aの上面の全体に金属膜を設け、当該金属膜をパターニングすることによって形成され得る。各第2金属膜16Bは、第1金属膜16Aのうち、複数の溝によって区切られる1つの部分の上に設けられる。図6Dに示す積層体10Dは、図6Cに示す積層体10Cと、第1金属膜16Aと、第2金属膜16Bとを有する。第1金属膜16Aおよび第2金属膜16Bの材料は、図2Aに示す第1金属膜16aおよび第2金属膜16bの材料とそれぞれ同じである。第1金属膜16Aおよび第2金属膜16Bの厚さは、図2Aに示す第1金属膜16aおよび第2金属膜16bの厚さとそれぞれ同じである。
次の工程において、図6Dに示す積層体10Dを複数の溝に沿って個片化することにより、図6Eに示すように、複数のサブマウント10が形成される。個片化は、例えばブレードによる切断によって行われる。各サブマウント10は、図6Cに示すグラファイト層12Cの一部、ならびに図6Dに示す支持層14Aの一部、第1金属膜16Aの一部、および第2金属膜16Bを有する。グラファイト層12Cの一部は、図2Bに示すグラファイト層12に相当し、支持層14Aの一部は、図2Bに示す支持層14に相当する。第1金属膜16Aの一部は、図2Aに示す第1金属膜16aに相当し、第2金属膜16Bは、図2Aに示す第2金属膜16bに相当する。
複数の溝に沿って個片化するので、グラファイト層12Cは切断されない。したがって、グラファイト層12Cの切断に起因するバリは発生しない。ただし、第1金属膜16Aを切断することに起因するバリは発生し得る。そのようなバリが発生しても、図2Aに示すように、サブマウント10の盛り上がった部分に半導体レーザ素子20が配置されるので、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の進行が当該バリによって妨げられることを抑制することができる。
図6Aから図6Eを参照して説明する上記の工程により、本実施形態によるサブマウント10を製造することができる。本実施形態による発光装置100Aの製造方法は、本実施形態によるサブマウント10の製造方法の後に、サブマウント10に含まれるグラファイト層12の上に、第1金属膜16aを介して半導体レーザ素子20を設ける工程を含む。
図6Cに示す例とは異なり、図6Bに示す積層体10Bのグラファイト層12Bに、支持層14Aの表面の一部が露出しないように、X方向およびZ方向に沿って複数の溝を形成してもよい。当該複数の溝が形成されたグラファイト層の上に、図6Dに示す第1金属膜16Aおよび複数の第2金属膜16Bが設けられる。そのようにして得られた積層体を複数の溝に沿って個片化することにより、図4Aに示す本実施形態の第1変形例によるサブマウント11Aを製造することができる。グラファイト層および第1金属膜16Aの切断に起因するバリは発生し得る。そのようなバリが発生しても、前述したように、サブマウント10の盛り上がった部分に半導体レーザ素子20が配置されるので、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の進行が当該バリによって妨げられることを抑制することができる。
あるいは、図6Bに示す積層体10Bのグラファイト層12Bに、複数の溝を形成しなくてもよい。図6Bに示すグラファイト層12Bの上に図6Dに示す第1金属膜16Aおよび複数の第2金属膜16Bが設けられる。そのようにして得られた積層体をX方向およびZ方向に沿って個片化することにより、図4Cに示す本実施形態の第2変形例によるサブマウント11Bを製造することができる。グラファイト層12Bおよび第1金属膜16Aの切断に起因して発生するバリにより、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の進行が妨げられる可能性がある。レーザ光の進行の妨げが問題にならない程度であれば、第2変形例によるサブマウント11Bは有効である。
次に、図2Aおよび図2Bに示す半導体レーザ素子20、ならびに図1Aに示すパッケージ30およびリード端子40の構成を説明する。
[半導体レーザ素子20]
半導体レーザ素子20は、例えば直方体であり得る。各半導体レーザ素子20のX方向におけるサイズは例えば50μm以上500μm以下であり、好ましくは150μm以上500μm以下である。Y方向におけるサイズは例えば20μm以上150μm以下である。Z方向におけるサイズは例えば50μm以上10mm以下であり、好ましくは1200μm以上4mm以下である。
半導体レーザ素子20は、可視領域における紫色、青色、緑色もしくは赤色のレーザ光、または不可視領域における赤外もしくは紫外のレーザ光を出射し得る。紫色の発光ピーク波長は、380nm以上419nm以下の範囲内にあることが好ましく、400nm以上415nm以下の範囲内にあることがより好ましい。青色光の発光ピーク波長は、420nm以上494nm以下の範囲内にあることが好ましく、440nm以上475nm以下の範囲内にあることがより好ましい。紫色または青色のレーザ光を出射する半導体レーザ素子としては、窒化物半導体材料を含む半導体レーザ素子が挙げられる。窒化物半導体材料としては、例えば、GaN、InGaN、およびAlGaNを用いることができる。緑色光の発光ピーク波長は、495nm以上570nm以下の範囲内にあることが好ましく、510nm以上550nm以下の範囲内にあることがより好ましい。緑色のレーザ光を出射する半導体レーザ素子としては、窒化物半導体材料を含む半導体レーザ素子が挙げられる。窒化物半導体材料としては、例えば、GaN、InGaN、およびAlGaNを用いることができる。赤色光の発光ピーク波長は、605nm以上750nm以下の範囲内にあることが好ましく、610nm以上700nm以下の範囲内にあることがより好ましい。赤色のレーザ光を出射する半導体レーザ素子としては、例えば、InAlGaP系、GaInP系、GaAs系およびAlGaAs系の半導体材料を含む半導体レーザ素子が挙げられる。
半導体レーザ素子20は、+Y方向または-Y方向に沿って、基板、第1クラッド層、発光層、および第2クラッド層がこの順に積層された半導体積層構造を含む。第1クラッド層の導電型は、p型およびn型の一方であり、第2クラッド層の導電型は、p型およびn型の他方である。基板は、例えば半導体基板である。半導体積層構造は、基板を有していなくてもよい。半導体レーザ素子20の第1クラッド層に電気的に接続される電極を「第1電極」と称し、半導体レーザ素子20の第2クラッド層に電気的に接続される電極を「第2電極」と称する。第1電極と第2電極とに順方向電圧を印加して閾値以上の電流を流すことにより、発光層のZ方向に交差する2つの端面のうちの一方、すなわち端面20eからレーザ光が出射される。当該レーザ光は広がりを有し、端面20eと平行な面において楕円形状のファーフィールドパターン(以下「FFP」という。)を形成する。例えば、当該楕円形状のうち、長軸は、半導体積層構造の積層方向に対して平行であり、短軸は、端面20eが延びる方向に対して平行である。レーザ光は、進行するにつれて長軸方向において相対的に速く広がり、短軸方向において相対的に遅く広がることから、長軸および短軸は、それぞれ速軸および遅軸と呼ばれている。
レーザ光の速軸方向における広がりを低減する速軸コリメートレンズは、例えば、パッケージ30の内側または外側かつレーザ光の光路上に設けられ得る。レーザ光の遅軸方向における広がりを低減する遅軸コリメートレンズについても同様である。速軸コリメートレンズは、半導体レーザ素子20と遅軸コリメートレンズとの間に位置する。1つのコリメートレンズによって、速軸方向と遅軸方向の両方のレーザ光の広がりを低減するようにしてもよい。
半導体レーザ素子20は、半導体積層構造において発光層よりも基板がサブマウント10に近い、いわゆるフェイスアップの状態で実装されてもよい。あるいは、半導体レーザ素子20は、半導体積層構造において基板よりも発光層がサブマウント10の近くに位置する、いわゆるフェイスダウンの状態で実装されてもよい。レーザ光の波長の長短に関係なく、フェイスダウンの状態で実装する方が、フェイスアップの状態で実装するよりも、半導体レーザ素子20から発せられる熱を、サブマウント10に効率的に伝えることができる。フェイスダウンの状態で実装する場合、半導体レーザ素子20は、サブマウント10の上に、半導体レーザ素子20の端面20eを含む先端部分が上面視でグラファイト層12または支持層14から突出するように配置され得る。そのような配置により、レーザ光の一部の進行がグラファイト層12または支持層14よって妨げられることを抑制できる。
[パッケージ30]
パッケージ30のうち、基体30bは、図1Bに示すように、サブマウント10、半導体レーザ素子20、およびワイヤ40wを収容する。パッケージ30はこれらの構成要素を気密封止してもよい。半導体レーザ素子20が例えば350nm以上570nm以下のレーザ光を出射する場合、雰囲気に含まれる有機ガス成分などがレーザ光によって分解され、分解物が半導体レーザ素子20の図2Bに示す端面20eに付着することがある。さらに、半導体レーザ素子20の端面20eが外気に接していると、例えば集塵により、駆動中に出射面の劣化が進行していく可能性もある。これらの要因により、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の出力が低下し得る。半導体レーザ素子20の信頼性を高めて寿命を延ばすため、パッケージ30は、半導体レーザ素子20を気密に封止していることが望ましい。パッケージ30による気密封止は、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の波長に関係なく行われてもよい。
基体30bの内側底面30btに設けられる部材30mにより、半導体レーザ素子20の端面20eと窓30wとの高さを合わせることができる。部材30mは、基体30bの内側底面30btを有する底板部分と同じ材料から形成され得る。あるいは、部材30mは、基体30bの内側底面30btの少なくとも一部が突出した部分であり得る。基体30bのうち、内側底面30btを有する底板部分は、例えば、Cu、Al、Ag、Fe、Ni、Mo、Cu、W、およびCuMoからなる群から選択される少なくとも1つを含む金属から形成され得る。当該金属は高い熱伝導率を有し、そのような金属から形成された底板部分は、駆動時に半導体レーザ素子20から発せられた熱を外部に効率的に伝えることができる。基体30bのうち、側壁部分は、サブマウント10、半導体レーザ素子20、およびワイヤ40wを囲む。当該側壁部分は、例えばコバール(kovar)から形成され得る。コバールは、主成分である鉄にニッケルおよびコバルトを加えた合金である。
蓋体30Lは、基体30bと同じ材料から形成されてもよいし、異なる材料から形成されてもよい。窓30wは、基体30bに取り付けられ、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光を透過させる。窓30wの材料は、例えば、ガラス、シリコン、石英、合成石英、サファイア、透明セラミック、およびプラスチックからなる群から選択される少なくとも1つの透光性材料から形成され得る。
[リード端子40]
リード端子40によって半導体レーザ素子20に電流が注入されて、半導体レーザ素子20からレーザ光が出射される。リード端子40は、半導体レーザ素子20から出射されるレーザ光の出射タイミングおよび出力を調整する外部回路に電気的に接続されている。
リード端子40は、図1Bに示すように、ワイヤ40wおよびサブマウント10を介して半導体レーザ素子20に電気的に接続されている。図1Bに示す例では、リード端子40のうち、一方が、3本のワイヤ40wを介して、半導体レーザ素子20の上面に形成された金属膜(電極)に電気的に接続されており、他方が、3本のワイヤ40wを介して、サブマウント10の上面に設けられた金属膜(図2Aに示す第2金属膜16b)に電気的に接続されている。ワイヤ40wの本数は3本である必要はなく、1本または2本でもよいし、4本以上でもよい。
リード端子40は、例えばFe-Ni合金、またはCu合金のような導電性材料から形成され得る。ワイヤ40wは、例えばAu、Ag、Cu、およびAlからなる群から選択される少なくとも1つの金属から形成され得る。
本開示の発光装置、発光装置の製造方法、およびサブマウントの製造方法は、例えば、加工機、プロジェクタ、および照明器具に利用され得る。
10、11A、11B サブマウント
10A、10B、10C、10D 積層体
12、13A、13B グラファイト層
12A グラファイトシート
12B、12C グラファイト層
12G グラファイト
12g グラフェン
12gs グラフェンシート
12s1 上面
12s2 下面
13a 本体部
13b 鍔部
14、14A 支持層
14p 周縁部
14s1 上面
14s2 下面
16a、16A 第1金属膜
16b、16B 第2金属膜
20 半導体レーザ素子
20e 端面
20w 導波路
30 パッケージ
30L 蓋体
30b 基体
30bt 内側底面
30m 部材
30w 窓
40 リード端子
40w ワイヤ
100、110A、110B 発光装置

Claims (16)

  1. 互いに直交する第1方向および第2方向に沿って拡がる上面および下面を有するグラファイト層であって、前記第1方向に積層された複数のグラフェンを含み、前記複数のグラフェンの各々は前記第2方向に沿って延びている、グラファイト層と、
    前記第1方向および前記第2方向に沿って拡がる上面および下面を有し、前記グラファイト層より厚い、支持層であって、前記グラファイト層の前記下面を前記支持層の前記上面によって支持する支持層と、を有するサブマウントと、
    前記第1方向に沿って延びる導波路を有し、前記第1方向に交差する端面からレーザ光を出射し、前記グラファイト層の前記上面によって支持されている、半導体レーザ素子と、
    前記サブマウントを直接的または間接的に支持する基体と、
    を備える、発光装置。
  2. 前記グラファイト層の厚さは、10μm以上200μm以下であり、前記支持層の厚さは、50μm以上300μm以下である、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記支持層は、セラミックまたは金属から形成されている、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記支持層の熱伝導率は、100W/m・K以上である、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記支持層は電気絶縁性を有する、請求項3または4に記載の発光装置。
  6. 上面視において、前記支持層は、前記グラファイト層の周縁の外側に位置する周縁部を有している、請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記グラファイト層は、前記支持層の前記上面の全体に設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記グラファイト層は、上面および下面を有する本体部と、前記本体部の周囲に位置し、上面および下面を有する鍔部とを備え、
    前記本体部の上面は、半導体レーザ素子を支持し、
    前記本体部の前記下面および前記鍔部の前記下面は、互いに同じ平面内に位置し、
    前記支持層の前記上面を基準として、前記鍔部の前記上面は、前記本体部の前記上面よも低い位置にある、請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記サブマウントは、前記グラファイト層の前記上面に設けられる第1金属膜を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記サブマウントは、前記第1金属膜の上に部分的に設けられる第2金属膜を有する、請求項9に記載の発光装置。
  11. 前記半導体レーザ素子は、基板、第1クラッド層、発光層、および第2クラッド層がこの順に積層された半導体積層構造を有し、
    前記半導体積層構造において、前記基板よりも前記発光層が前記グラファイト層の近くに位置する、請求項1から10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 互いに直交する第1方向および第2方向に沿って拡がるグラファイト層であって、前記第1方向に積層され、各々が前記第2方向に沿って延びる複数のグラフェンを含むグラフ
    ァイト層と、前記第1方向および前記第2方向に沿って拡がり、前記グラファイト層より厚い、支持層とが積層された積層体を用意する工程と、
    前記積層体に、前記第1方向および前記第2方向に沿って複数の溝を形成する工程と、
    前記積層体を前記複数の溝に沿って個片化することにより、各々が前記グラファイト層の一部および前記支持層の一部を含む複数のサブマウントを形成する工程と、
    前記複数のサブマウントの各々に含まれる前記グラファイト層の前記一部の上に、前記第1方向に沿って延びる導波路を有し、前記第1方向に交差する端面からレーザ光を出射する半導体レーザ素子を設ける工程と、
    を含む、発光装置の製造方法。
  13. 前記積層体に前記複数の溝を形成する工程は、前記グラファイト層に前記複数の溝を形成する、請求項12に記載の発光装置の製造方法。
  14. 前記積層体に前記複数の溝を形成する工程は、エッチングによって前記グラファイト層を格子状にパターニングする工程を含む、請求項12または13に記載の発光装置の製造方法。
  15. 前記積層体に前記複数の溝を形成する工程と、前記積層体を個片化して前記複数のサブマウントを形成する工程との間に、前記積層体の前記グラファイト層の上面に金属膜を形成する工程を含む、請求項12から14のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  16. 前記積層体を用意する工程は、前記支持層に接合されたグラファイトシートを研磨して、前記グラファイトシートを前記支持層より薄くすることにより、前記グラファイト層を形成する工程を含む、請求項12から15のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
JP2021202660A 2021-12-14 2021-12-14 発光装置、および発光装置の製造方法 Active JP7787397B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021202660A JP7787397B2 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 発光装置、および発光装置の製造方法
US18/060,859 US20230187898A1 (en) 2021-12-14 2022-12-01 Light emitting device, method of manufacturing a light emitting device, and method of manufacturing a submount

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021202660A JP7787397B2 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 発光装置、および発光装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023088042A JP2023088042A (ja) 2023-06-26
JP7787397B2 true JP7787397B2 (ja) 2025-12-17

Family

ID=86693929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021202660A Active JP7787397B2 (ja) 2021-12-14 2021-12-14 発光装置、および発光装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230187898A1 (ja)
JP (1) JP7787397B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311556A (ja) 2007-06-18 2008-12-25 Sony Corp 半導体レーザ装置および表示装置
JP2011023670A (ja) 2009-07-17 2011-02-03 Thermo Graphitics Co Ltd 異方性熱伝導素子及びその製造方法
JP2012533882A (ja) 2009-07-14 2012-12-27 スペシャルティ ミネラルズ (ミシガン) インコーポレーテツド 異方性熱伝導要素およびその製造方法
JP2015032706A (ja) 2013-08-02 2015-02-16 ウシオ電機株式会社 半導体装置及びその製造方法
WO2019188614A1 (ja) 2018-03-28 2019-10-03 株式会社カネカ 半導体パッケージ
US20200006190A1 (en) 2018-06-29 2020-01-02 Abb Schweiz Ag Heat transfer structure, power electronics module, cooling element, method of manufacturing a heat transfer structure and method of manufacturing a power electronics component

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311556A (ja) 2007-06-18 2008-12-25 Sony Corp 半導体レーザ装置および表示装置
JP2012533882A (ja) 2009-07-14 2012-12-27 スペシャルティ ミネラルズ (ミシガン) インコーポレーテツド 異方性熱伝導要素およびその製造方法
JP2011023670A (ja) 2009-07-17 2011-02-03 Thermo Graphitics Co Ltd 異方性熱伝導素子及びその製造方法
JP2015032706A (ja) 2013-08-02 2015-02-16 ウシオ電機株式会社 半導体装置及びその製造方法
WO2019188614A1 (ja) 2018-03-28 2019-10-03 株式会社カネカ 半導体パッケージ
US20200006190A1 (en) 2018-06-29 2020-01-02 Abb Schweiz Ag Heat transfer structure, power electronics module, cooling element, method of manufacturing a heat transfer structure and method of manufacturing a power electronics component

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023088042A (ja) 2023-06-26
US20230187898A1 (en) 2023-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP4220874B1 (en) Light emitting device
JP5143140B2 (ja) 半導体発光装置
JP4897133B2 (ja) 半導体発光素子、その製造方法および配設基板
JP5007027B2 (ja) 成長基板の除去により製造される共振キャビティiii族窒化物発光装置
CN104040809B (zh) 半导体激光器装置以及其制造方法
JP7709086B2 (ja) レーザ光源の製造方法
JP6304282B2 (ja) 半導体レーザ装置
JPWO2020026730A1 (ja) 半導体発光装置及び外部共振型レーザ装置
JP7678389B2 (ja) レーザ光源
TW201717422A (zh) 紫外線發光裝置及其製造方法
JP7493544B2 (ja) レーザ光源およびその製造方法
JP7787397B2 (ja) 発光装置、および発光装置の製造方法
JP2023014090A (ja) 光源装置
JP7583321B2 (ja) 光源装置
JP7050045B2 (ja) パッケージ、発光装置、およびレーザ装置
JP7795089B2 (ja) 発光装置、パッケージの製造方法、および発光装置の製造方法
JP7659183B2 (ja) レーザ光源
US20240372315A1 (en) Semiconductor light emitting device
JP2024092493A (ja) 発光装置及びその製造方法
JP7656180B2 (ja) 発光装置の製造方法、および発光装置
JP2024089730A (ja) 支持部材の製造方法、支持部材、および発光装置
US20260033050A1 (en) Submount and method of producing the same, and light-emitting device
JP2024104058A (ja) 発光素子及び発光装置
JP2024065281A (ja) 発光装置およびその製造方法
WO2024162073A1 (ja) 発光デバイス、発光モジュール、発光デバイスの製造方法、及び、発光モジュールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20241114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20251117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7787397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150