以下、添付の図面を参照して、本願の実施形態で提供される技術的解決策について述べる。
本願の実施形態の説明において、「/」は、特に指定がない限り「または」を示すことを理解されたい。例えば、A/Bは、AまたはBを示し得る。本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係のみを述べるものであり、3つの関係が存在し得ることを示している。例えば、Aおよび/またはBは、次の3つのケース、すなわちAのみが存在するケース、AおよびBの両方が存在するケース、ならびにBのみが存在するケースを示し得る。
実施形態における「第1の」および「第2の」という用語は、単に説明のためのものとして意図されているにすぎず、相対的な重要性についてのインジケーション、もしくは相対的な重要性を暗示するものとして、または示されている技術的特徴の数量についての黙示的なインジケーションとして理解されるべきではない。したがって、「第1の」または「第2の」で限定されている特徴は、明示的または暗示的に1つまたは複数の特徴を含み得る。実施形態の説明では、「複数の」は、特に指定がない限り、2つ以上を意味する。
電子デバイスは、通常は、例えば設定アプリケーション、マルチスクリーンコラボレーションアプリケーション、スクリーン投影アプリケーション、オーディオアプリケーション、ビデオアプリケーション、ギャラリアプリケーション、カメラアプリケーション、ナビゲーションアプリケーション、地図アプリケーション、電子メールクライアント、およびゲームアプリケーションなど、様々なアプリケーションを記憶する。実行中には、アプリケーションのそれぞれは、実施形態で提供される短距離ワイヤレス通信プロトコルアーキテクチャに基づいてピアデバイスとの短距離ワイヤレス通信を実行することがある。
図1および図2は、本願の実施形態による短距離ワイヤレス通信プロトコルアーキテクチャの図である。図1に示されるように、このアーキテクチャは、基本アプリケーション層と、基本サービス層と、スパークリンクアクセス層(アクセス層と呼ばれることもある)とを含む。基本アプリケーション層および基本サービス層は、スパークリンク上位層と総称されることもある。スパークリンクアクセス層は、SLBモジュールとSLEモジュールとを含む。スパークリンク上位層は、SLBモジュールおよびSLEモジュールを統一された様式でスケジュールし得る。
(1)基本アプリケーション層
基本アプリケーション層は、様々な一般フレームワークを含む。異なるプラットフォームの異なるデバイス間で通信を実施するために、基本アプリケーション層は、様々な起こり得る一般的な適用シナリオのためのフレームワークを構築する。例えば、図2に示されるように、これらのフレームワークは、基本通信フレームワーク、一般知覚フレームワーク、一般ビデオフレームワーク、一般オーディオフレームワーク、一般データフレームワーク、および車内制御フレームワークなどの一般フレームワークを含むことがある。アプリケーションから送達されるサービス要件を受信した後で、基本アプリケーション層は、対応する一般フレームワークを選択して対応するサービスを処理する。
基本通信フレームワークは、例えば、デバイス発見/発見済みモード(例えばブロードキャストモードまたはポーリングモード)を設定する、フィルタリングポリシー(例えばオーディオサービスシナリオでは、オーディオデバイスをサポートする電子デバイスに対してのみデバイス発見が実行される)を設定する、発見可能性レベルを設定するように構成される。さらに、基本通信フレームワークは、アプリケーションのサービス要件に従って通信のためのSLBモジュールおよび/またはSLEモジュールを選択するようにさらに構成される。
異なるアプリケーションは通常は異なるサービス要件を有し、サービス要件はアプリケーション識別子(application identification, AID)およびサービス品質(quality of service, QoS)を含むことを理解されたい。QoSは、ビットレート、遅延、サンプリングレート、ビット幅などを含む。アプリケーションのサービス要件を検出した後で、基本アプリケーション層は、サービス要件に応じて、対応する機能モジュールを選択してサービスを処理し、基本サービス層を制御してサービスチャネルなどを確立することができる。
一般知覚フレームワークは、ユーザ操作、デバイスのバッテリレベル情報、信号強度などを検出するように構成される。ユーザ操作は、スクリーンタッチ操作、空中制御ジェスチャ、音声制御命令などを含み得る。信号強度は、SLB信号強度、SLE信号強度などを含み得る。
一般ビデオフレームワークは、例えばビデオデータを符号化および復号するなど、ビデオサービスに関係するデータを処理するように構成される。
一般オーディオフレームワークは、例えばオーディオデータを符号化および復号するなど、オーディオサービスに関係するデータを処理するように構成される。
一般データフレームワークは、データを暗号化および解読などをするように構成される。
車内制御フレームワークは、車内制御サービスに関係するデータを処理するように構成される。
(2)基本サービス層
基本サービス層は、制御プレーンとデータプレーンとを含む。制御プレーンは、デバイス発見モジュール、サービス管理モジュール、チャネル管理モジュール、QoS管理モジュール、セキュリティ管理モジュール、マルチドメイン調整モジュール、測定管理モジュール、および5Gフュージョンモジュールなどの機能モジュールを含む。データプレーンは、チャネル制御データ、ブロードキャストデータ、サービス管理データ、実時間データ、信頼できるデータなどを含み、伝送制御適応プロトコル、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(transmission control protocol/internet protocol, TCP/IP)、透過伝送プロトコルなどをさらに含む。データプレーンの一部のデータ(例えば図2の破線枠内のチャネル制御データ)は、通常は初期プロトコルアーキテクチャには含まれず、電子デバイスがプロトコルアーキテクチャを使用するプロセスで徐々に生成されて記憶されていくことに留意されたい。
デバイス発見モジュールは、主として、周辺デバイスを発見し、デバイス発見モジュールがインストールされているデバイスについての情報を外部に対して告知し、アクセス層能力を呼び出してデバイス発見を実行し、デバイス情報などを決定するように構成される。本実施形態では、デバイス情報は、ドメイン名、媒体アクセス制御(media access control, MAC)アドレス、ロール、デバイスモデル、デバイス能力(例えばサポートされるワイヤレス接続タイプおよびサポートされる通信プロトコル)、およびデバイスの他の情報を含む。
デバイス発見中に、デバイス発見モジュールは、具体的には、電子デバイスのデバイス情報を通知し、サービス要件を満たす電子デバイスがないかスキャンするように構成されることがある。短距離ワイヤレス通信サービスでは、異なるサービス要件は、通常は、異なるタイプの対象電子デバイスに対応することを理解されたい。例えば、携帯電話がスクリーン投影を実行するときには、その携帯電話のデバイス発見モジュールは、例えばテレビジョンまたはプロジェクタなどスクリーン投影および表示機能を有する大スクリーンデバイスがないかスキャンする必要があり、例えば携帯電話またはワイヤレスヘッドセットなどスクリーン投影を受け入れることができない別の電子デバイスについてスキャンはしない。
さらに、本実施形態では、デバイス発見モジュールは、SLBとSLEとの間の相互発見をさらにサポートする。具体的には、SLBアクセス技術を用いたピアデバイスとの通信中に、デバイス発見モジュールは、そのピアデバイスがSLE通信機能を使用可能にすることを発見することができる、またはSLEアクセス技術を用いたピアデバイスとの通信中に、デバイス発見モジュールは、そのピアデバイスがSLB通信機能を使用可能にすることを発見することができる。
サービス管理モジュールは、基本アプリケーション層で制御命令および小さなデータを伝送するための抽象データ構造モデルを提供し、例えば読み取る、書き込む、通知する、または示すなど、データ構造を操作する方法を提供するように構成される。
チャネル管理モジュールは、伝送チャネルの確立、保守、および解放を管理するなど、基本サービス層の伝送チャネルを管理し、デフォルトの伝送チャネルを介したデータ伝送またはデータ伝送のための伝送チャネルの動的割振りをサポートするように構成される。
さらに、チャネル管理モジュールは、基本アプリケーション層のポートと基本サービス層の伝送チャネル識別子(transmission channel identifier, TCID)との間のマッピング関係および基本サービス層のTCIDとアクセス層の論理チャネル識別子(logical channel identifier, LCID)との間のマッピング関係を管理するなど、クロスレイヤマッピング関係の確立および保守を管理するようにさらに構成される。
QoS管理モジュールは、サービスの静的QoS要求テーブルを管理し、QoSについてピアデバイスと交渉するように構成される。異なるサービスは通常、異なる静的QoS要求テーブルを有する。静的QoS要求テーブルは、伝送遅延、ビットレート、再伝送レート、伝送帯域幅要件、サービスタイプ、およびビット幅などのパラメータを含む。QoS管理は、電子デバイスとピアデバイスとの間の通信中のネットワーク遅延およびネットワーク輻輳などの問題を軽減し、通信品質を改善することができる。
セキュリティ管理モジュールは、識別認証、エアインタフェース通信セキュリティ保護、鍵更新、プライバシー保護、アプリケーション層伝送セキュリティ、パスワード要件、デバイス情報の安全な記憶、安全な実行、セキュリティ保護、セキュリティ管理など、基本サービス層での安全な接続を管理するように構成される。
マルチドメイン調整モジュールは、電子デバイスが複数の通信ドメインにあるシナリオにおいて、通信ドメイン間の情報交換を制御および実施して複数のドメイン間の相互干渉を回避し、ドメイン間のロードバランシングを保護するように構成される。SLBアクセス技術では、電子デバイスは、認可ノードデバイス(Grant、短縮表記はGノードデバイス)および端末ノードデバイス(Terminal、短縮表記はTノードデバイス)を含む。GノードデバイスとそのGノードデバイスに接続された全てのTノードデバイスとによって共同で構成される通信システムが、通信ドメインと呼ばれる。電子デバイスが複数の通信ドメインにあるときには、マルチドメイン調整モジュールは、この複数の通信ドメインに対応する複数のGノードデバイスの間のインタラクションチャネルの確立を管理し、近傍のGノードデバイスのリストおよび基本情報を保守し、複数のドメイン間でリソースを調整して、共同測位およびモビリティ管理を実行し、ロードバランシングを実施する必要がある。
測定管理モジュールは、受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator, RSSI)および既定のアルゴリズムに基づいてローカルデバイスと別の電子デバイスとの間の距離、別の電子デバイスに対するローカルデバイスの向きなどを測定するように構成される。さらに、測定管理モジュールは、例えば、測定サイクルを設定し、測定イベントおよび測定結果を基本アプリケーション層に報告し、測定リソースをスケジュールし、測定パワーを制御するようにさらに構成される。
5Gフュージョンモジュールは、5Gリモート管理能力を用いてチャネルを確立し、認証機構を介してセルラ5Gリモート制御機能を有するデバイスを取得するように構成される。具体的には、5Gフュージョンモジュールは、全てのノードが5Gエッジコアネットワークによって認識および制御される能力を有することを可能にする。例えば、Gノードデバイスはコアネットワークに接続する能力を有しているが、Tノードデバイスはコアネットワークに接続する能力を有していないときに、5Gコアネットワークは、Gノードデバイスを介してTノードデバイスに制御命令を送達して、Tノードデバイスも5Gコアネットワークによって制御されることが可能になるようにし得る。
(3)スパークリンクアクセス層
スパークリンクアクセス層は、SLBモジュールとSLEモジュールとを含む。SLBモジュールは、SLBアクセス層と呼ばれることもあり、SLEモジュールは、SLEアクセス層と呼ばれることもある。
SLBモジュールは、SLBアクセス技術を用いて通信を実行する。SLBアクセス技術は、高帯域幅通信能力を有し、例えばワイヤレススクリーン投影サービスまたはビデオ通話サービスなどの高帯域幅サービスを搬送し得る。通信中に、データスループットは高く、データ伝送速度は高い。しかし、SLBアクセス技術は、高い電力消費を有し、アクセスプロセスに長い時間がかかる。
SLBアクセス技術では、電子デバイスは、GノードデバイスおよびTノードデバイスを含み、Gノードデバイスはブロードキャストを送信し得、Tノードデバイスは情報がないかスキャンし得るものと指定されている。さらに、GノードデバイスとTノードデバイスとの間のSLB接続の確立中には、TノードデバイスのみがスキャンによってGノードデバイスを発見し、Gノードデバイスに接続要求を送信してGノードデバイスに接続することが許可されている。一方、GノードデバイスはTノードデバイスに接続要求を送信することは許可されていない。
一例では、大スクリーンデバイス(例えばテレビジョン)がGノードデバイスであり、携帯電話がTノードデバイスであるときには、SLB通信機能が使用可能になった後で、大スクリーンデバイスは、自動的にSLB接続情報を外部に対して通知する。携帯電話がスクリーン投影のサービス要件を有するときには、携帯電話は、周囲のGノードデバイスがないかスキャンを開始し、Gノードデバイスによって通知されるSLB接続情報を受信し、SLB接続情報に基づいてデバイススキャン結果(例えばデバイスモデルおよびデバイス名)を表示する。スキャン結果から大スクリーンデバイスを選択するユーザによる操作に応答して、携帯電話は、接続要求を大スクリーンデバイスに送信して、大スクリーンデバイスとのSLB接続を確立する。しかし、大スクリーンデバイスは、接続要求を携帯電話に送信することを許可されていない。
SLEモジュールは、SLEアクセス技術を用いて通信を実行する。SLEアクセス技術を用いた通信は、低パワー通信能力を有する。SLEモジュールが遊休状態である(具体的には、別のデバイスに接続されていない)ときには、SLEモジュールは、3つの固定されたブロードキャストチャネルでデバイス情報およびデータを通知して、SLEモジュールが迅速に発見および接続されることが可能になるようにし得る。これは、デバイスのパワーを節約する助けになる。しかし、SLEアクセス技術は、低帯域幅をサポートし、データ伝送速度は低い。したがって、SLEアクセス技術は、通常は、例えばワイヤレスヘッドセットに基づくオーディオ再生サービスまたは携帯電話によってスマートホーム家電を制御するサービスなど、低帯域幅要件を有するサービスを処理するために使用される。
SLBモジュールおよびSLEモジュールは、それぞれデータリンク層と物理層とを含む。データリンク層は、リンク制御層と媒体アクセス層とを含む。リンク制御層は、基本サービス層にサービスを提供する。
伝送端では、リンク制御層は、番号付け(例えば一連番号SNを付与する)、セグメント化、暗号化、および完全性保護などの必要な動作を上位層サービスデータ(すなわち基本サービス層のデータ)に対して実行し、生成されたリンク制御プロトコルデータユニット(link control protocol data unit、LC PDU)を媒体アクセス層に送信するように構成される。媒体アクセス層は、主として、スケジュールされたリソースの数量に基づいて異なるLC PDUに対して多重化およびカプセル化を実行して、媒体アクセスプロトコルデータユニット(media access protocol data unit、MAC PDU)を生成する。
受信端では、媒体アクセス層が、データをカプセル化解除し、カプセル化解除されたデータを異なる論理チャネルに送達することを担当する。リンク制御層は、解読、再組立て、およびソーティングなどの必要な動作をデータに対して実行し、サービスデータを順番に基本サービス層に送達し得る。
物理層は、データリンク層にデータ伝送サービスを提供するように構成され、具体的には、次の機能、すなわち伝送される情報の正当性を検査して検査結果をデータリンク層に対して示す、伝送される情報の順方向誤り訂正(forward error correction, FEC)符号化/復号、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request, HARQ)ソフト合成、伝送される情報と対応する物理リソースとの間のレートマッチング、符号化された伝送される情報と対応する物理リソースとの間のマッピング、物理層制御情報および物理層データ情報の変調および受信、周波数および時間同期、無線特徴を測定して測定結果をデータリンク層に対して示す、多入力多出力アンテナ処理、ビーム形成、無線周波数処理などを含む。
上記の短距離ワイヤレス通信プロトコルアーキテクチャに基づいて、電子デバイスは、適用の異なるサービス要件に応じて異なるアクセス技術(SLBアクセス技術および/またはSLEアクセス技術)を柔軟に使用してピアデバイスと通信し得る。
図3は、本願の実施形態によるSLB接続を確立する方法が適用可能な短距離ワイヤレス通信システムのアーキテクチャの図である。図3に示されるように、このシステムは、第1の電子デバイス(短縮表記は第1のデバイス)と第2の電子デバイス(短縮表記は第2のデバイス)とを含む。第1のデバイスおよび第2のデバイスは両方とも、図1および図2に示される短距離ワイヤレス通信プロトコルアーキテクチャを備えた構成であり、SLBアクセス技術および/またはSLEアクセス技術を用いてこのプロトコルアーキテクチャに基づいて互いに通信することができる。
本実施形態では、電子デバイスは、例えばスマートホーム分野の大スクリーンデバイス、人工知能(artificial intelligence, AI)スピーカ、高忠実度(high fidelity, Hi-Fi)スピーカ、温度センサ、もしくは湿度センサ、インテリジェント端末分野の携帯電話、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、拡張現実(augmented reality, AR)/仮想現実(virtual reality, VR)デバイス、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer, UMPC)、ネットブック、もしくは携帯情報端末(personal digital assistant, PDA)、またはインテリジェント製造分野の機械アーム、カメラ、ジョイスティック、モニタ、物流車両、もしくはスマートシェルフなど、様々な分野の電子デバイスであり得る。電子デバイスの具体的なタイプは、本願の実施形態では限定されない。
図4Aおよび図4Bは、本願の実施形態による第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立する流れ図である。具体的には、以下のステップS401からS404が含まれる。
S401:第1のデバイスは、Gノードデバイスになり、SLB接続情報を通知する。
最初に、SLBアクセス技術では、異なる電子デバイスには異なるデフォルトのロールが設定されることに留意されたい。いくつかの電子デバイスのデフォルトのロールは、認可ロール(短縮表記はGロール)であり、その電子デバイスは、SLB接続プロセスにおいてデフォルトでGノードデバイスとして機能する。いくつかの電子デバイスのデフォルトのロールは、端末ロール(短縮表記はTロール)であり、その電子デバイスは、SLB接続プロセスにおいてデフォルトでTノードデバイスとして機能する。
可能な実装では、デフォルトのロールは、電子デバイスの入出力状態に基づいて決定されることがある。入出力状態は、電子デバイスがマウス、キーボード、もしくはスクリーンなどの装置を用いて入力される情報をサポートするかどうか、電子デバイスがスクリーンもしくはスピーカなどの装置を用いて出力される情報をサポートするかどうかなどを含む。例えば、例として携帯電話またはタブレットコンピュータなど、ユーザによる情報入力が容易なデバイスのデフォルトのロールは、通常はTロールであり、そのデバイスは、SLB接続プロセスにおいてデフォルトでTノードデバイスとして機能し、例えば大スクリーンデバイスまたはスマートスピーカなど、ユーザによる情報入力が容易でないデバイスのデフォルトのロールは、通常はGロールであり、そのデバイスはSLB接続プロセスにおいてデフォルトでGノードデバイスとして機能する。
さらに、電子デバイスは、代替として、ユーザ命令に従って電子デバイスのロールを決定またはリセットすることがある。例えば、電子デバイスのデフォルトのロールは、制御センターで、または電子デバイスの設定インタフェースでリセットされる。
上記の内容に基づき、本実施形態では、第1のトリガイベントを検出した後で、第1のデバイス(例えば大スクリーンデバイス)は、SLBモジュールを認可ロール(Gロール)として起動することがある。例えば、第1のトリガイベントは、第1のデバイスが始動されること、または第1のデバイスのSLB通信機能がユーザ命令に従って使用可能になることであることがある(図5参照)。具体的には、第1のトリガイベントを検出した後で、第1のデバイス上のアプリケーションが、基本アプリケーション層および基本サービス層を順に介して第1のSLB始動命令をSLBモジュールに送信する。ここで、第1のSLB始動命令は、SLBモジュールにGロールとして始動するように命令するために使用される。第1のデバイスのSLBモジュールがGロールとして始動した後、第1のデバイスはGノードデバイスになる。
第1のデバイスがGノードデバイスになった後で、第1のデバイスのSLBモジュールは、SLB接続情報を通知し始める。SLB接続情報は、TノードデバイスによってGノードデバイスを発見して接続するために使用される。本実施形態では、SLB接続情報は、以下の(1)から(4)を含む。
(1)第1のトレーニング信号(first training signal, FTS)
(2)第2のトレーニング信号(secondary training signal, STS)
FTSおよびSTSは両方とも、SLBアクセス技術で時間同期に使用される信号である。FTSは、粗い同期信号であり、STSは精細な同期信号である。1つのFTSと1つのSTSとでグループを構成する。信号のグループのそれぞれでは、時間領域で最初に出現する信号がFTSであり、時間領域で後に出現する信号がSTSである。FTSは、1または40のルートインデックスおよび39の長さを有するZC(Zadoff-Chu)シーケンスである。STSは、1から20の範囲のルートインデックスおよび39の長さを有するZCシーケンスである。
(3)ブロードキャスト情報
ブロードキャスト情報は、総数で63ビット(bit)を有し、ブロードキャストチャネル(broadcast channel, BCH)で伝送される。ブロードキャスト情報は、表1に具体的に示されているSLB物理層設定パラメータを搬送する。第2のデバイス(Tノードデバイス)は、例えば通信ドメインシステム情報など他のシステム情報を受信するためにこれらのパラメータを使用する必要がある。
(4)通信ドメインシステム情報
通信ドメインシステム情報は、SLBプロトコルの情報要素である。第2のデバイスは、第1のデバイスとのSLB接続を確立するために、第1のデバイスの通信ドメインシステム情報を取得してアクセスリソースおよび他の情報を取得する必要がある。本実施形態では、通信ドメインシステム情報の構造は、以下のように示されることがある。
DomainSysInfo-IEs ::= SEQUENCE {
domainName DomainName
OPTIONAL, -- Need OR
domainID DomainID
OPTIONAL, -- Need OR
carrierChannelConf CarrierChannelConf,
nonContentionAccessResourceSYS NonContentionAccessResourceSYS,
OPTIONAL, -- Need OR
contentionAccessResourceSYS ContentionAccessResourceSYS,
p0-NominalConfig P0-NominalConfig,
ack-ResourceSetConf ACK-ResourceSetConf,
domainCoordination DomainCoordination,
OPTIONAL, -- Need OR
accessControl BIT STRING (SIZE (4)),
OPTIONAL, -- Need OR
keyAlgNegotiation BIT STRING (SIZE (32)),
testModeIndication ENUMERATED {true, false},
OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SEQUENCE {}
OPTIONAL -- Need OR
}
S402:第2のデバイスは、Tノードデバイスになる。
第2のトリガイベントを検出した後で、第2のデバイス(例えば携帯電話)は、SLBモジュールを端末ロール(Tロール)として起動することがある。例えば、第2のトリガイベントは、第2のデバイスが始動されること、またはユーザが第2のデバイスのSLB通信機能を使用可能にすることであることがある(図5参照)。具体的には、第2のトリガイベントを検出した後で、第2のデバイス上のアプリケーションが、基本アプリケーション層および基本サービス層を順に介して第2のSLB始動命令をSLBモジュールに送信し、ここで、第2のSLB始動命令は、SLBモジュールにTロールとして始動するように命令するために使用される。第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして始動した後、第2のデバイスはTノードデバイスになる。
S403:第2のデバイスは、Gノードデバイスがないかスキャンする。
第3のトリガイベントを検出した後で、第2のデバイス上のアプリケーションは、第2のデバイスのSLBモジュールを周囲のGノードデバイスがないかスキャンを開始するように制御する。
いくつかの実施形態では、第3のトリガイベントは、Gノードデバイスについてのスキャンをユーザが制御する操作を第2のデバイスが検出することである。例えば、図6に示されるように、第2のデバイスがビデオを再生するプロセスでは、第3のトリガイベントは、ビデオ再生インタフェース上のスクリーン投影コントロールに対してユーザによって実行される操作である。
いくつかの他の実施形態では、Tノードデバイスになった後で、第2のデバイスは、既定の期間の間隔で自動的に周囲のGノードデバイスがないかスキャンする。これに基づくと、第3のトリガイベントは、既定の期間が経過することである。
いくつかの他の実施形態では、第3のトリガイベントは、第2のデバイスがSLB設定インタフェースなどを表示することである。例えば、図7に示されるように、第2のデバイスがSLB設定インタフェースを表示した後で、第2のデバイスは、Gノードデバイスがないかスキャンを開始し、スキャンによって発見されたGノードデバイスのデバイス情報(例えばデバイス名およびデバイスモデル)を利用可能なデバイスのリストに表示する。
具体的には、第3のトリガイベントを検出した後で、第2のデバイス上のアプリケーションは、基本アプリケーション層および基本サービス層を順に介してスキャン命令をSLBモジュールに送信し、ここで、スキャン命令は、SLBモジュールをGノードデバイスがないかスキャンして発見するように制御するために使用される。スキャン命令を受信した後で、SLBモジュールは、周囲のGノードデバイスがないかスキャンを開始し、周囲のGノードデバイスによって通知されるSLB接続情報を受信する。次いで、SLBモジュールは、受信されたSLB接続情報で搬送されるデバイス情報(例えばデバイス名およびデバイスモデル)を、スキャン結果として基本サービス層および基本アプリケーション層を順に介してアプリケーションに報告する。最後に、アプリケーションは、スキャンによって発見されたGノードデバイスのデバイス情報を、スキャン結果に基づいて第2のデバイスの表示インタフェース上に表示する。
第2のデバイスがSLB接続情報を受信することは、以下の内容(1)から(3)を順に含む。
(1)第2のデバイスは、FTSおよびSTSを受信し、FTSおよびSTSに基づいて第1のデバイスとのダウンリンク同期を実施する。
上記の説明に基づくと、ルートインデックスがそれぞれ1および40である2つのタイプのFTSがあり、ルートインデックスがそれぞれ1から20である20のタイプのSTSがあると理解されることができる。したがって、FTSおよびSTSを受信するプロセスでは、第2のデバイスのSLBモジュールは、ブロードキャスト信号を受信する必要があるだけでなく、受信されるブロードキャスト信号(短縮表記は受信信号)からFTSおよびSTSを発見し、さらにFTSおよびSTSの具体的なタイプを検出する必要もある。
本実施形態では、第2のデバイスのSLBモジュールは、相関処理を介してFTSおよびSTSの具体的なタイプを検出することがある。具体的には、第2のデバイスは、全てのタイプのFTSおよびSTSをローカルに事前記憶する、または生成し、受信信号を取得した後で、受信信号と全てのタイプのローカルのFTSおよびSTSとに対して別々に相関処理を実行する。受信信号の一部分と既定のFTSまたはSTSのと間の相関ピークの高さが閾値を超える場合に、受信信号のその部分のタイプが既定の信号のタイプと同じであると決定される。
例えば、FTSを受信するプロセスでは、第2のデバイスのSLBモジュールは、受信信号とルートインデックスが1および40であるローカルのFTSのそれぞれとに対して相関処理を実行する必要がある。受信信号の一部分とルートインデックスが1であるFTSとの間の相関ピークの高さが閾値を超える場合に、受信信号のその部分がルートインデックスが1であるFTSであると決定される。受信信号の一部分とルートインデックスが40であるFTSの間との相関ピークの高さが閾値を超える場合に、受信信号のその部分がルートインデックスが40であるFTSであると決定される。第2のデバイスはFTSのタイプを検出するために相関処理を1回または2回実行する必要があることは理解されることが可能である。
別の例で、STSを受信するプロセスでは、第2のデバイスのSLBモジュールは、最初にFTSの相関ピークの位置に基づいて受信信号からSTSを発見し、次いでさらにSTSのタイプを検出する。STSのタイプを検出するときには、第2のデバイスのSLBモジュールは、発見されたSTSとルートインデックスが1から20であるローカルのSTSのそれぞれとに対して相関処理を実行する必要がある。そのSTSとルートインデックスがkであるSTSとの間の相関ピークの高さが閾値を超える場合に、STSがルートインデックスがkであるSTSであると決定される。kは、1から20の範囲の任意の値であり、kは整数である。第2のデバイスは、STSのタイプを検出するために相関処理を1回から20回実行する必要があることは理解されることが可能である。
第2のデバイスのSLBモジュールは、FTSおよびSTSに基づいて第2のデバイスのSLBモジュールと第1のデバイスのSLBモジュールの間のダウンリンク同期を実施することがある。ダウンリンク同期とは、TノードデバイスがGノードデバイスによって送信される信号(FTSおよび/またはSTSを含む)に基づいてGノードデバイスと同期することを意味する。
第1のデバイス(Gノードデバイス)とのダウンリンク同期を完了した後で、第2のデバイス(Tノードデバイス)は、対応する時間周波数領域位置で、第1のデバイスによって送信されるブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報を受信することがある。
(2)第2のデバイスは、ブロードキャスト情報を受信する。
図8に示されるように、時間領域において、1msがスーパーフレームであり、1つのスーパーフレームは48個の無線フレーム(Frame)を含み、無線フレームのそれぞれの長さは20.833μsであり、無線フレームのそれぞれは8つのシンボル(symbol、短縮表記はsym)を含む。図8は、単に例として、第1のフレーム構造および第2のフレーム構造を含む無線フレームの2つのフレーム構造を与えている。第1のフレーム構造では、最初の4つのシンボル(例えばsym#0からsym#03)がGリンク(G link)であり、最後の4つのシンボル(例えばsym#4からsym#7)がTリンク(T link)である。第2のフレーム構造では、最初の4つのシンボル(例えばsym#0からsym#03)がTリンクであり、最後の4つのシンボル(例えばsym#4からsym#7)がGリンクである。
Gリンクは、通信ドメインにおいてGノードデバイスによって情報を送信するために使用され、Tノードデバイスによって情報を受信するために使用されるリソースである。Tリンクは、Tノードデバイスによって情報を送信するために使用され、Gノードデバイスによって情報を受信するために使用されるリソースである。この情報は、物理層信号、物理層制御情報、物理層データ情報などを含む。
第1のデバイス(すなわちGノードデバイス)のSLBモジュールは、4つの連続するスーパーフレームの8つのシンボル(具体的にはシステムオーバヘッドシンボル)を用いてブロードキャスト情報を伝送し、このブロードキャスト情報は、スーパーフレームのそれぞれにおける2つのシンボルを占有する。この2つのシンボルは、スーパーフレーム中の以下のシンボル、すなわちFTSが位置する無線フレームの位置より前の第1の無線フレームの最後のシステムオーバヘッドシンボル、およびFTSが位置する無線フレームの位置より前の第2の無線フレームの最後のシステムオーバヘッドシンボルである。一例では、図9に示されるように、この2つのシンボルは、ブロードキャスト情報2が位置する無線フレームの最後のシステムオーバヘッドシンボルおよびブロードキャスト情報1が位置する無線フレームの最後のシステムオーバヘッドシンボルである。
第1のデバイスのSLBモジュールは1つの完全なブロードキャスト情報を送信するために4つのスーパーフレームを使用する必要があるので、図10に示されるように、第2のデバイスのSLBモジュールは、ブラインド検出によって完全なブロードキャスト情報を取得するために少なくとも4つの完全なスーパーフレームを受信する必要がある。ブラインド検出動作が情報の境界と交差するシナリオを考えると、第2のデバイスのSLBモジュールは、ブラインド検出によって完全なブロードキャスト情報を取得するために最大で7つの完全なスーパーフレームを受信する必要がある。
(3)第2のデバイスは、通信ドメインシステム情報を受信する。
通信ドメインシステム情報は、第1のデバイス(すなわちGノードデバイス)によってブロードキャストを介して送信される。ブロードキャスト情報を成功裏に受信した後で、第2のデバイスは、ブロードキャスト情報で搬送されるパラメータに基づいて通信ドメインシステム情報を受信し続けることがある。
具体的には、第2のデバイスは、通信ドメインシステム情報のブロードキャストサイクルおよび通信ドメインシステム情報を搬送する時間周波数領域リソースの位置に基づいて、通信ドメインシステム情報を受信する。
通信ドメインシステム情報のブロードキャストサイクルは、64個、128個、256個、または512個のスーパーフレームであり、サイクルパラメータは、通信ドメインシステム情報で搬送される。ただし、通信ドメインシステム情報を受信するプロセスにおいて、第2のデバイスは、通信システム情報のブロードキャストサイクルの具体的な値を知らない。したがって、第2のデバイスは、最小のブロードキャストサイクルに基づいて(具体的には少なくとも64スーパーフレームごとに)通信ドメインシステム情報に対してブラインド検出を実行する必要があり、ブラインド検出プロセスは長い時間がかかる。
通信ドメインシステム情報を搬送する時間周波数領域リソースの位置は、システム制御情報によって示され、システム制御情報は、無線フレーム中のGリンクの制御情報伝送リソース中の共通リソースで搬送される。1つのスーパーフレームは、1つの共通リソースのみを有する。図9に示されるように、共通リソースの位置は、STSを搬送する無線フレームの後の1番目の無線フレームから始まり、N番目の無線フレームで終わり、ここで、N=4、8、または12であり、Nは、ブロードキャスト情報に示される。さらに、N個の無線フレームのそれぞれの最後のシステムオーバヘッドシンボルは、共通リソースで使用される。システム制御情報は60ビットの長さを有し、4つまたは8つのシンボルを占有するので、システム制御情報は、4つまたは8つの無線フレームを占有する必要がある。
STSを検出し、ブロードキャスト情報を正しく受信した後で、第2のデバイス(すなわちTノードデバイス)は、スーパーフレーム中の共通リソースの位置を推定することがある。共通リソースは、69ビットの長さを有する第2のタイプの動的データスケジューリングリソースインジケーション情報、60ビットの長さを有するシステム制御情報、および60ビットの長さを有するランダムアクセス応答制御情報のうちのいずれか1つを搬送し得る。したがって、第2のデバイスは、共通リソースで搬送される情報のタイプを決定するために、60ビットの長さおよび69ビットの長さに別個に基づいて共通リソースに対してブラインド検出を実行する必要がある。4つまたは8つのシンボルがシステム制御情報によって使用され、2つのシンボルごとに1つのリソースブロックとなり、第2のデバイスは、リソースブロックを単位として用いてシステム制御情報に対してブラインド検出を実行する(具体的には、システム制御情報は2つまたは4つのリソースブロックを占有する)。したがって、システム制御情報に対するブラインド検出中に、電子デバイスは、共通リソースからシステム制御情報を検出するために、60ビットの長さおよび69ビットの長さのそれぞれに基づいて最大で4回ブラインド検出を成功裏に実行する必要があり、換言すれば、総数で最大8回ブラインド検出を成功裏に実行する必要がある。共通リソースで搬送されるシステム制御情報を取得した後で、第2のデバイスは、通信ドメインシステム情報を搬送する時間周波数領域リソースの位置をシステム制御情報から取得し、通信ドメインシステム情報のブロードキャストサイクルに基づいて時間周波数領域リソースの位置で通信ドメインシステム情報を検出する。
第2のデバイスによるブラインド検出の間で、ブラインド検出は成功することがあり、または失敗することがあることに留意されたい。ブラインド検出が成功するとは、第2のデバイスが検出によって必要な情報(例えばシステム制御情報)を発見することを意味する。ブラインド検出が失敗するとは、第2のデバイスが検出によって必要な情報(例えばシステム制御情報)を発見しないことを意味する。
通信ドメインシステム情報を成功裏に受信した後で、第2のデバイスは、ブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとの同期接続を開始して、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続を確立することができる。詳細については、S404を参照されたい。
S404:第2のデバイスは、第1のデバイスとのSLB接続を確立する。
SLBアクセス技術の定義に基づくと、TノードデバイスのみがGノードデバイスとの接続を開始することができる。したがって、本実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続を確立するプロセスでは、第2のデバイス(Tノードデバイス)がコンテンションベースのランダムアクセスを開始する。以下、詳細について述べる。
第2のデバイス側では、スキャンによって発見されたGノードデバイスからユーザが第1のデバイスを選択したことを検出した後で、アプリケーションは、第1のデバイス接続要求を基本アプリケーション層に送信する。第1のデバイス接続要求に応答して、基本アプリケーション層は、基本サービス層を介して第1のデバイス接続命令をSLBモジュールに送達して、SLBモジュールに第1のデバイスとのSLB接続を確立するように命令する。
第1のデバイス接続命令を受信した後で、第2のデバイスのSLBモジュールは、第1のデバイスのSLBモジュールとのコンテンションベースのランダムアクセスを開始する。コンテンションベースのランダムアクセスの4方向ハンドシェイクプロセスは、以下の内容(1)から(4)を含む。
(1)第2のデバイスのSLBモジュールは、第1のメッセージ(Msg1)を第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第1のメッセージの内容は、主としてランダムアクセス要求(random access request)である。
本実施形態では、第2のデバイスのSLBモジュールは、(取得された通信ドメインシステム情報中の)情報要素ContentionAccessResourceによって示される[contentionPhysID-starting,contentionPhysID-ending]の範囲から物理層識別子を無作為に選択し、情報要素ContentionAccessResourceによって示されるコンテンションベースのアクセスリソースからアクセスリソースを無作為に選択する。第2のデバイスのSLBモジュールは、このコンテンションベースのアクセスリソース上で物理層識別子を第1のデバイスのSLBモジュールに送信して、ランダムアクセス要求が存在することを第1のデバイスのSLBモジュールに対して示す。
(2)第1のデバイスのSLBモジュールは、第2のメッセージ(Msg2)を第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第2のメッセージは、ランダムアクセス応答(random access response(RAR))であり、主として第1のデバイスのSLBモジュールによって、Gリンク制御情報を用いて第2のデバイスのSLBモジュールについてより多くの情報を送信するためのリソースを設定し、Gリンク制御シグナリングを用いてスケジューリングシグナリングを送信するために使用される。スケジューリングシグナリングの巡回冗長検査(cyclic redundancy check, CRC)コードは、コンテンションベースのアクセスリソースの物理層識別子および第2のデバイス(Tノードデバイス)のSLBモジュールの物理層識別子に基づいてスクランブルされる。
(3)第2のデバイスのSLBモジュールは、Msg2に設定されるリソース上でXRCセットアップ要求(XRCSetupRequest)メッセージを送信し、ここで、この要求は、競合解消のために使用される識別子を含み、この識別子は、グローバルに一意な媒体アクセス制御(media access control, MAC)層識別子であり、アクセス要求を開始したTノードデバイスを一意に識別し得る。さらに、任意選択で、第2のデバイスのSLBモジュールは、Msg2に設定されるリソース上でXRCシグナリングを用いて第2のデバイスのSLBモジュールの能力情報を第1のデバイスのSLBモジュールに報告し、リンク制御層のデータ量をMAC制御要素(control element, CE)の形態で報告することもある。
(4)第1のデバイスのSLBモジュールは、第4のメッセージ(Msg4)を第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第4のメッセージは、XRCセットアップ(XRCSetup)メッセージである。XRCセットアップメッセージは、第2のデバイスのSLBモジュールによって報告される競合解消のために使用される識別子を搬送する。第2のデバイスのSLBモジュールは、応答メッセージを受信し、競合解消のための識別子に基づいて、アクセスが成功するかどうかを決定する。
コンテンションベースのランダムアクセスを完了した後で、第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールは、ペアリングおよび認証を実行する必要がある。ペアリングおよび認証が完了した後で、第1のデバイスと第2のデバイスとはSLB接続を成功裏に確立し、サービスデータを伝送し得る。
第1のデバイスと第2のデバイスが成功裏にペアリングおよび認証された後で、第1のデバイスのSLBモジュールと第2のデバイスのSLBモジュールとはそれぞれ、基本サービス層および基本アプリケーション層を介してそれぞれのアプリケーション層にSLB接続結果を報告して、SLB接続が完了したことをアプリケーション層に通知する。
要約すると、上記のステップS401からS404では、第1のデバイスに対して第2のデバイスによって開始される高帯域幅サービスを処理するために、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続が確立され得る。
例えば、携帯電話がスピーカに接続されて高精細度オーディオを再生する。いくつかの実施形態では、スピーカは始動された後でGノードデバイスになり、SLB接続情報を外部に対して通知する。携帯電話は、始動された後でTノードデバイスになる。携帯電話が設定(Setting)インタフェースに入った後で、携帯電話上の設定アプリケーションは、基本アプリケーション層および基本サービス層を順に介してスキャン命令をSLBモジュールに送達する。SLBモジュールは、スキャン動作を実行し、SLB接続情報を受信し、スキャン結果中のデバイス情報(例えばデバイス名およびモデル)を表示のために基本サービス層および基本アプリケーション層を順に介して設定アプリケーションに報告して、携帯電話の周りのSLB技術をサポートする電子デバイスをユーザが見ることができるようにする。ユーザがスキャンを介して発見された電子デバイスからスピーカを選択した後で、携帯電話は、スピーカに能動的に接続し、スピーカとのSLB接続を確立する。SLB接続が成功裏に確立された後で、携帯電話は、高精細度オーディオを再生するようにスピーカを制御し得る。
現在では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスは、主として第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスに長い時間がかかるために、長い時間がかかる。以下、これについて具体的に述べる。
本実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスでは、主要なインタラクションプロセスは、図11に示されるコンテンツ(a)から(c)を含む。コンテンツのそれぞれにかかる具体的な時間については、表2を参照されたい。
(a)第2のデバイスは、SLB接続情報、すなわちFTS、STS、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を受信する。
(b)第1のデバイスおよび第2のデバイスは、コンテンションベースのランダムアクセスを実行する。
(c)第1のデバイスおよび第2のデバイスは、ペアリングおよび認証を実行する。
表2を参照すると、理想的なケースでは、第1のデバイス(Gノードデバイス)と第2のデバイス(Tノードデバイス)との間でSLB接続を確立するプロセスでは、デバイス間のインタラクションのプロセスに約140msかかる、と理解されることができる。通信ドメインシステム情報を受信するには、長い時間(約100ms)がかかる。
上記の説明に基づき、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスは、主として以下のプロセス(1)から(4)が実行される必要があるために長い時間がかかる、と理解されることができる。
(1)FTSおよびSTSのタイプを検出する。理想的なケースでは、第2のデバイス(Tノードデバイス)のSLBモジュールは、受信信号およびルートインデックスが1または40であるローカルシーケンスに対して相関処理を実行する。相関ピークの高さが閾値を超える場合には、FTSが発見され、FTSのタイプが検出されたとみなされる。次いで、STSの位置が、FTSの位置に基づいて推定され得、STSのタイプが検出される。FTSのタイプを検出するためには、相関処理は最大で2回実行される必要があり、STSのタイプを検出するためには、相関処理は最大で20回実行される必要がある。検出プロセスには長い時間がかかる。
さらに、FTSの受信時には相関ピークの高さが閾値を超えるが、STSのタイプについての後続の検出が失敗した(例えば受信されたFTSが干渉ノイズである)場合には、FTS検出が再度実行される必要がある。これは長い時間がかかる。
(2)ブロードキャスト情報を受信する。第1のデバイス(Gノードデバイス)は、ブロードキャスト情報を送信するために4つのスーパーフレームを使用する必要がある。したがって、ブロードキャスト情報を受信するプロセスでは、Tノードデバイスは、1つの完全なブロードキャスト情報を取得するために4つから7つのスーパーフレームに対してブラインド検出を実行する必要がある。詳細については、上記の説明を参照されたい。
(3)通信ドメインシステム情報を受信する。
最初に、Tノードデバイスは、ブロードキャスト情報のインジケーションに基づいて、システム制御情報を搬送する共通リソースの位置を推定する必要があり、共通リソースの位置の60ビットの長さを有するシステム制御情報に対してブラインド検出を実行する。次いで、Tノードデバイスは、システム制御情報のインジケーションに基づいて、通信ドメインシステム情報を搬送する時間周波数領域リソースの位置を取得する。最後に、Tノードデバイスは、通信ドメインシステム情報のブロードキャストサイクルに基づいて時間周波数領域リソースの位置の通信ドメインシステム情報を受信する。受信プロセスは、複雑であり、長い時間がかかる。
さらに、Gノードデバイスによる通信ドメインシステム情報をブロードキャストするサイクルは64個、128個、256個、または512個のスーパーフレームであり、サイクル情報は、通信ドメインシステム情報で搬送される。したがって、Tノードデバイスがブロードキャストサイクルの具体的な値を知らないときには、Tノードデバイスは、64個のスーパーフレームごとに1回、通信ドメインシステム情報をパースする必要がある。動作は複雑であり、長い時間がかかる。詳細については、上記の説明を参照されたい。
(4)コンテンションベースのランダムアクセスプロセス。理想的なケースでは、Tノードデバイスは、1回のコンテンションベースのランダムアクセスプロセスを開始するだけで、Gノードデバイスとの同期接続を完了することができる。ただし、競合シナリオでは、Tノードデバイスは、成功裏に接続される前に複数回のランダムアクセスプロセスを行う必要があることもある。
要約すると、第1のデバイス(Gノードデバイス)と第2のデバイス(Tノードデバイス)との間でSLB接続を確立するプロセスでは、第2のデバイスが、第1のデバイスによって通知されるFTS、STS、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報に対してブラインド検出を実行して受信し、コンテンションベースのランダムアクセス、識別認証、競合解消などを実行する必要があるので、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスは長い時間がかかり、ユーザエクスペリエンスを損なう。
したがって、本願の実施形態は、SLB接続を確立する方法を提供する。この方法は、第1のデバイスと第2のデバイスとがSLEアクセス技術を援用してSLB接続を確立するプロセスに関する。この方法では、第1のデバイスおよび第2のデバイスによってSLB接続を確立する期間が短縮されて、SLB接続の効率を改善することができる。
以下、本願の実施形態によって提供される、第1のデバイスと第2のデバイスとがSLEアクセス技術を援用してSLB接続を確立するプロセスについて詳細に述べる。第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するためのサービス要件が現れるときには、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLE接続は成功裏に確立されていることがあり、または確立されていないことがあることを理解されたい。以下、2つのシナリオのそれぞれで第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスについて述べる。
(I)第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されている。
デバイスの電力消費を低減するために、高帯域幅サービス要件のないシナリオでは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続のみが保持されることがあり、SLBモジュールはスリープ状態になるように制御される。第1のデバイス上のアプリケーションが高帯域幅サービス要件を第1のデバイスに送達した後で、第1のデバイスおよび第2のデバイスはそれぞれのSLBモジュールを起動し、SLB接続を確立するための関係するパラメータ情報をSLE接続を介して伝送して、第1のデバイスと第2のデバイスとが迅速にSLB接続を確立するのを支援する。
例えば、図12に示されるように、第1のデバイスは携帯電話であり、第2のデバイスはワイヤレスヘッドセットである。高精細度オーディオが再生されないときには、携帯電話およびワイヤレスヘッドセットはSLEモジュール間の接続のみを保持する。携帯電話が高精細度オーディオを再生する必要があるときに、携帯電話とワイヤレスヘッドセットとは既存のSLE接続を援用してSLB接続を迅速に確立する。
図13A、図13B、および図13Cは、本願の別の実施形態によって第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立する概略流れ図であり、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されているときにSLE接続を援用してSLB接続を確立するプロセスに関する。具体的には、以下のステップS1301からS1305が含まれる。
S1301:第1のデバイスは、第2のデバイスとのSLB接続を確立すると決定する。
S1302:第1のデバイスは、SLE接続を介して第2のデバイスのSLB能力について照会する。
S1303:第2のデバイスがSLB能力を有するときには、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、G/Tロールネゴシエーションを実行してGノードデバイスおよびTノードデバイスを決定する。
S1304:Gノードデバイスは、第1の情報をTノードデバイスに送信する。第1の情報は、補助SLB接続情報のうちの少なくとも1つ、ならびに/またはSLB接続情報の第1の部分(例えばブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報)のうちの少なくとも1つを含む。
S1305:Tノードデバイスは、第2の情報を受信する。第2の情報は、SLB接続情報のうちの、以前にSLE接続を介して第2のデバイスに送信されていない部分を含む。
S1306:Tノードデバイスは、第1の情報および第2の情報に基づいてGノードデバイスに接続して、SLB接続を確立する。
本願の本実施形態のSLB接続を確立する方法では、第1のデバイスと第2のデバイスとは、SLE接続に基づいてSLB接続を迅速に確立することができるので、ユーザエクスペリエンスは良好である。
以下、S1301からS1306について別個に詳細に述べる。
S1301:第1のデバイスは、第2のデバイスとのSLB接続を確立すると決定する。このステップは、具体的には、以下のコンテンツ1-1から1-3を含む。
1-1:第1のデバイス上のアプリケーションは、サービス要件を第1のデバイスの基本アプリケーション層に送達する。
例えば、第1のデバイスが携帯電話であり、第2のデバイスがワイヤレスヘッドセットであるときには、図14に示されるように、高精細度オーディオの再生をユーザが制御する操作を携帯電話が検出した後で、携帯電話上のオーディオ再生アプリケーションは、高精細度オーディオ再生サービスに対応するサービス要件を携帯電話の基本アプリケーション層に送信する。
1-2:サービス要件がSLEリンクのベアラ能力を超えるときには、第1のデバイスの基本アプリケーション層は、第2のデバイスに対してSLB接続が確立される必要があると決定する。
例えば、高帯域幅サービス要件は、高精細度ビデオ再生要件、高精細度オーディオ再生要件などを含み、データ伝送時の帯域幅についての高い要件を有する。通常は、SLB接続は、高帯域幅サービス要件を満たすことができ、SLE接続は、高帯域幅サービス要件を満たすことができない。したがって、サービス要件がSLEリンクのベアラ能力を超えるときには、第1のデバイスは、第2のデバイスとのSLB接続を確立すると決定する。
本実施形態では、高精細度オーディオは、品質が既定の品質より高いオーディオであることに留意されたい。例えば、図14に示されるように、高精細度オーディオは、高精細度品質を有するオーディオまたは無損失品質を有するオーディオであることがある。高精細度ビデオは、精細度が既定の精細度より高いビデオである。例えば、高精細度ビデオは、480P、720P、または1080Pのビデオであることがある。
別の実施形態では、1-1および1-2との相違点は、次の通りである。すなわち、第1のデバイスが携帯電話であり、第2のデバイスがワイヤレスヘッドセットであるときに、図15に示されるように、第1のデバイスがSLE接続を介してワイヤレスヘッドセットがオーディオを再生するように制御するプロセスにおいて、第1のデバイスは、代替として例えばSLB切替えコントロール上でユーザによって実行される操作に基づくなどユーザからの命令に従って第2のデバイスとのSLB接続を確立すると決定して、現在第1のデバイスで再生されているオーディオをSLB接続を介して再生することがある。
1-3:第1のデバイスの基本アプリケーション層は、SLB接続命令を第1のデバイスの基本サービス層に送達する。
本実施形態では、SLB接続命令は、高帯域幅サービス要件に対応するサービスデータを伝送するために第1のデバイスと第2のデバイスのと間のSLB接続の確立を制御するように第1のデバイスの基本サービス層に命令するために使用される。
S1302:第1のデバイスは、SLE接続を介して第2のデバイスのSLB能力について照会する。
S1302は任意選択のステップであることに留意されたい。第2のデバイスのSLB能力が第1のデバイスの基本サービス層に既知であるときには、S1301を実行した後で、第1のデバイスはS1302を実行せずに直接S1303を実行することがある。
本実施形態では、第1のデバイスは、以下のステージにおいて予め第2のデバイスのSLB能力を知ることがある。例えば、第1のデバイスが第2のデバイスとのSLE接続を確立する前のデバイス発見ステージで、第1のデバイスは、第2のデバイスによって送信されるブロードキャストから第2のデバイスのSLB能力を取得することがある。代替として、第1のデバイスが第2のデバイスとのSLE接続を確立した後で、第1のデバイスは、サービス発見中に第2のデバイスのSLB能力を知ることがある。
S1302は、具体的には、以下のコンテンツ2-1から2-6を含む。
2-1:第1のデバイスの基本サービス層は、SLB能力照会メッセージを第1のデバイスのSLEモジュールに送信し、ここで、SLB能力照会メッセージは、第2のデバイスがSLB通信能力を有するかどうかを照会するために使用される。
2-2:第1のデバイスのSLEモジュールは、SLE接続に基づいてSLB能力照会メッセージを第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。
2-3:第2のデバイスのSLEモジュールは、SLB能力照会メッセージを第2のデバイスの基本サービス層に報告する。
2-4:第2のデバイスの基本サービス層は、SLB能力照会メッセージに応答してSLB能力照会結果を第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。SLB能力照会結果は第2のデバイスがSLB能力を有するかどうかを示す。
2-5:第2のデバイスのSLEモジュールは、SLE接続に基づいてSLB能力照会結果を第1のデバイスのSLEモジュールに送信する。
2-6:第1のデバイスのSLEモジュールは、SLB能力照会結果を第1のデバイスの基本サービス層に送信する。
S1303:第2のデバイスがSLB能力を有するときに、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、G/Tロールネゴシエーションを実行してGノードデバイスおよびTノードデバイスを決定する。
SLBアクセス技術は、両デバイスのSLBモジュールについてGロールおよびTロールを定義し、ここで、GロールのSLBモジュールを有する電子デバイスがGノードデバイスであり、TロールのSLBモジュールを有する電子デバイスがTノードデバイスである。SLBアクセス技術の特徴に基づくと、TノードデバイスのみがGノードデバイスに接続することを許可されている(具体的にはTノードデバイスのみが接続要求をGノードデバイスに送信することを許可されている)。したがって、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続の確立時には、第1のデバイスおよび第2のデバイスのロールが最初に決定される必要がある。これは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続の確立時には、第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールのロールが最初に決定される必要があるということとしても理解され得る。
本実施形態では、第1のデバイスが接続サービスをトリガするので、第1のデバイスは、第2のデバイスのロールについて照会し、第1のデバイスのSLBモジュールと第2のデバイスのSLBモジュールとの間のロールネゴシエーションのプロセスを開始する。第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールがG/Tロールネゴシエーションを実行するということは、次の3つのシナリオを含み得る。(1)第1のデバイスのSLBモジュールが起動されていない。(2)第1のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されている。(3)第1のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されている。以下、この3つのシナリオのそれぞれにおける第1のデバイスと第2のデバイスとの間のG/Tロールネゴシエーションのプロセスについて述べる。
シナリオ(1):第1のデバイスのSLBモジュールが起動されていない。
第2のデバイスのSLBモジュールが起動されていないときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定結果を決定する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが起動された後でGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが起動された後でTロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる、または第1のデバイスが起動された後でTロールを担い、第2のデバイスが起動された後でGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。
第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されているときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが起動された後でGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる。
第2のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されているときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが起動された後でTロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが引き続きGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。
シナリオ(1)では、決定結果を決定した後で、第1のデバイスの基本サービス層は、SLE接続に基づいて決定結果を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。第1のデバイスおよび第2のデバイスは、決定結果に基づいてローカルのSLBモジュールのロールを維持する。
シナリオ(2):第1のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されている。
第2のデバイスのSLBモジュールが起動されていないときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが引き続きGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが起動された後でTノードになる、換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる。
第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されているときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが引き続きGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる。
シナリオ(2)の上記の2つのケースでは、決定結果を決定した後で、第1のデバイスの基本サービス層は、SLE接続に基づいて決定結果を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。第1のデバイスおよび第2のデバイスは、決定結果に基づいてローカルのSLBモジュールのロールを維持する。
第2のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されているときには、第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールの両方のロールがGロールであり、ロール競合が発生し、第1のデバイスの基本サービス層は、第1のデバイスがロールを切り替えるか、または第2のデバイスがロールを切り替えるかを決定する必要がある。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスの基本サービス層は、ローカルのSLBモジュールが再始動されてそのローカルのSLBモジュールのロールをTロールに切り替えると決定する。第1のデバイスのSLBモジュールのロール切替えが成功した場合には、G/Tロールネゴシエーションが成功し、ネゴシエーション結果は次の通りである。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールがTロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールがGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。第1のデバイスのSLBモジュールのロール切替えが失敗した(例えば再始動の失敗によりロールが切り替えられることができない)場合には、ロールネゴシエーションが失敗し、第1のデバイスと第2のデバイスとはロール競合によりSLB接続を確立することができず、基本サービス層は、接続失敗結果を基本アプリケーション層に報告する。
いくつかの他の実施形態では、第1のデバイスの基本サービス層は、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動すると決定し、SLBモジュール再始動要求を第2のデバイスに送信する。ここで、この要求は、第1のデバイスが第2のデバイスが再始動後に担うことを予期するロール(すなわちTロール)を搬送する。SLBモジュール再始動要求を受信した後で、第2のデバイスは、次の2つのケースの処理を実行する。
ケース1:第2のデバイスは、SLBモジュールを再始動することに同意し、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動することに同意することを示す通知を第1のデバイスに送信し、SLBモジュールが再始動された後で、再始動されたSLBモジュールのロール情報を第1のデバイスに送信する。
ケース2:第2のデバイスは、SLBモジュールを再始動することに同意せず、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動することに同意しないことを示す通知を第1のデバイスに送信する。ロールネゴシエーションは失敗し、SLB接続の確立は失敗し、基本サービス層は、接続失敗結果を基本アプリケーション層に報告する。
シナリオ(3):第1のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されている。
第2のデバイスのSLBモジュールが起動されていないときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが起動された後でGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。
第2のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されているときには、第1のデバイスの基本サービス層は、次の決定を実行する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが引き続きGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。
シナリオ(3)の上記の2つのケースでは、決定結果を決定した後で、第1のデバイスの基本サービス層は、SLE接続を介して決定結果を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。第1のデバイスおよび第2のデバイスは、決定結果に基づいてローカルのSLBモジュールのロールを維持する。
第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されているときには、第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールの両方のロールがTロールであり、ロール競合が発生し、第1のデバイスは、第1のデバイスがロールを切り替えるか、または第2のデバイスがロールを切り替えるかを決定する必要がある。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスは、ローカルのSLBモジュールが再始動されてそのSLBモジュールをGロールになるように切り替えると決定する。第1のデバイスのSLBモジュールのロール切替えが成功した場合には、G/Tロールネゴシエーション結果は、次の通りである。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールがGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる。第1のデバイスのSLBモジュールのロール切替えが失敗した場合には、ロールネゴシエーションが失敗し、SLB接続の確立は失敗する。
いくつかの他の実施形態では、第1のデバイスは、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動すると決定し、SLBモジュール再始動要求を第2のデバイスに送信する。ここで、この要求は、第1のデバイスが第2のデバイスが再始動後に担うことを予期するロール(すなわちGロール)を搬送する。SLBモジュール再始動要求を受信した後で、第2のデバイスは、次の2つのケースの処理を実行する。
ケース1:第2のデバイスは、SLBモジュールを再始動することに同意し、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動することに同意することを示す通知を第1のデバイスに送信し、SLBモジュールが再始動された後で、再始動されたSLBモジュールのロール情報を第1のデバイスに送信する。
再始動後に第2のデバイスのSLBモジュールが担うロールがGロール(具体的には、第1のデバイスが再始動後に第2のデバイスがなることを予期するロール)である場合には、ロールネゴシエーションは成功し、G/Tロールネゴシエーション結果は次の通りであることに留意されたい。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールが引き続きTロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールがGロールを担う、換言すれば、第1のデバイスがTノードデバイスとなり、第2のデバイスがGノードデバイスとなる。第2のデバイスのSLBモジュールの再始動が失敗した場合には、ロールネゴシエーションは失敗し、SLB接続の確立は失敗し、基本サービス層は接続失敗結果を基本アプリケーション層に報告する。
ケース2:第2のデバイスは、SLBモジュールを再始動することに同意せず、第2のデバイスがSLBモジュールを再始動することに同意しないことを示す通知を第1のデバイスに送信する。SLB接続の確立は失敗し、基本サービス層は、接続失敗結果を基本アプリケーション層に報告する。
S1303では、例えば、第1のデバイスと第2のデバイスとがロールネゴシエーションを実行する前に、第1のデバイスのSLBモジュールはGロールとして起動されており、第2のデバイスのSLBモジュールはTロールとして起動されている。S1303で第1のデバイスと第2のデバイスとによってG/Tロールネゴシエーションを実行するプロセスは、次のステップ3-1から3-7を含む。
3-1:第1のデバイスの基本サービス層は、G/Tロール照会メッセージを第1のデバイスのSLEモジュールに送信し、ここで、G/Tロール照会メッセージは、第2のデバイスのSLBモジュールの稼働状態およびロール情報について照会するために使用される。
本実施形態では、SLBモジュールの稼働状態は、スリープ状態およびアウェイク状態を含む。
任意選択で、ロール照会メッセージは、第1のデバイスのロール情報をさらに搬送し、このロール情報は、第1のデバイスがGロールを担うことを示す。第2のデバイスは、第1のデバイスのロール情報および第2のデバイスのロール情報に基づいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でロール競合が発生するかどうかを決定することがある。
3-2:第1のデバイスのSLEモジュールは、SLE接続に基づいてG/Tロール照会メッセージを第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。
3-3:第2のデバイスのSLEモジュールは、G/Tロール照会メッセージを第2のデバイスの基本サービス層に報告する。
3-4:第2のデバイスの基本サービス層は、G/Tロール照会結果を第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。
G/Tロール照会結果は、第2のデバイスのSLBモジュールの稼働状態およびロールを含む。本実施形態では、ロール照会結果は、次の通りである。すなわち、第2のデバイスのSLBモジュールは、Tロールとして起動されている。
任意選択で、第1のデバイスのSLBモジュールのロールが第2のデバイスのSLBモジュールのそれと同じであるときには、ロール照会結果は、競合インジケーション情報をさらに搬送することがあり、競合インジケーション情報は、第1のデバイスのSLBモジュールと第2のデバイスのSLBモジュールとの間でロール競合が発生していることを示している。さらに、ロール照会結果は、第2のデバイスのSLBモジュールがロールを切り替える再始動をサポートするかどうかを示す再始動インジケーション情報をさらに含む。
3-5:第2のデバイスのSLEモジュールは、SLE接続に基づいてG/Tロール照会結果を第1のデバイスのSLEモジュールに送信する。
3-6:第1のデバイスのSLEモジュールは、G/Tロール照会結果を第1のデバイスの基本サービス層に報告する。
第1のデバイスのSLBモジュールはGロールとして起動されているので、第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されていることを知った後で、第1のデバイスの基本サービス層は、第1のデバイスのSLBモジュールのロールはGロールのままであると決定する。
3-7:第1のデバイスと第2のデバイスとはG/Tロールネゴシエーションを実行する。
第1のデバイスのSLBモジュールはGロールとして起動されており、第2のデバイスのSLBモジュールはTロールとして起動されているので、ロール競合は発生しない。この場合には、第1のデバイスの基本サービス層は、次のG/Tロール決定結果を取得する。すなわち、第1のデバイスのSLBモジュールがGロールを担い、第2のデバイスのSLBモジュールがTロールを担う。第1のデバイスの基本サービス層は、この決定結果を第2のデバイスに送信する。第1のデバイスのSLBモジュールは、決定結果に基づいてGロールのままとなり、第2のデバイスのSLBモジュールは、決定結果に基づいてTロールのままとなる。
第1のデバイスと第2のデバイスとによってG/Tロールネゴシエーションを実行するプロセスでは、第1のデバイスのSLBモジュールと第2のデバイスのSLBモジュールとの間でロール競合が発生するときに、第2のデバイスのSLBモジュールがロールを切り替える再始動をサポートしない場合には、第1のデバイスは、第1のデバイスのサービス状態に基づいて、SLBモジュールを再始動するかどうかを決定する。再始動条件が満たされる場合には、第1のデバイスは、第1のデバイスのSLBモジュールを再始動してロールを切り替える。再始動条件が満たされない場合には、SLB接続は失敗する。第2のデバイスのSLBモジュールがロールを切り替える再始動をサポートする場合には、第1のデバイスは、第1のデバイスのサービス状態に基づいて、第1のデバイスのSLBモジュールが再始動されることが可能であるかどうかを決定する。第1のデバイスが再始動条件を満たす場合には、第1のデバイスは、第1のデバイスのSLBモジュールを再始動してロールを切り替える。第1のデバイスが再始動条件を満たさない場合には、第2のデバイスが、SLBモジュールを再始動してロールを切り替える必要がある。
S1304:Gノードデバイスは、第1の情報をTノードデバイスに送信する。
例えば、G/Tロールネゴシエーション結果は、次の通りである。すなわち、第1のデバイスがGノードデバイスとなり、第2のデバイスがTノードデバイスとなる。S1304は、具体的には、次のコンテンツ4-1から4-9を含む。
4-1:第1のデバイスの基本サービス層は、第1の起動命令を第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第1の起動命令は、SLBモジュールを起動し、SLBモジュールのロールがGロールであると決定するために使用される。
4-2:第1の起動命令に応答して、第1のデバイスのSLBモジュールは、Gロールとして起動される。
4-1および4-2は任意選択のステップであることに留意されたい。第1のデバイスと第2のデバイスとがG/Tロールネゴシエーションを完了した後で、第1のデバイスのSLBモジュールが起動されていない場合に、第1のデバイスは、ステップ4-1およびステップ4-2を実行して、第1のデバイスのSLBモジュールを起動し、SLBモジュールがGロールを担うと決定して、第1のデバイスがGノードデバイスになるようにする。代替として、第1のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されている場合には、第1のデバイスはステップ4-1またはステップ4-2を実行する必要はない。
4-3:第2のデバイスの基本サービス層は、第2の起動命令を第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第2の起動命令は、SLBモジュールを起動し、SLBモジュールのロールがTロールであると決定するために使用される。
4-4:第2の起動命令に応答して、第2のデバイスのSLBモジュールは、Tロールとして起動される。
ステップ4-3およびステップ4-4は任意選択のステップであることに留意されたい。第1のデバイスと第2のデバイスとがロールネゴシエーションを完了した後で、第2のデバイスのSLBモジュールが起動されていない場合に、第2のデバイスは、ステップ4-3およびステップ4-4を実行して、第2のデバイスのSLBモジュールを起動し、SLBモジュールがTロールを担うと決定して、第2のデバイスがTノードデバイスになるようにする。代替として、第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されている場合には、第2のデバイスはステップ4-3またはステップ4-4を実行する必要はない。
4-5:第1のデバイスの基本サービス層は、第1の情報照会メッセージを第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第1の情報照会メッセージは、第1のデバイスの第1の情報を照会するために使用される。
4-6:第1のデバイスのSLBモジュールは、第1の情報を第1のデバイスの基本サービス層に返送する。
本実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスの間でSLB接続を確立するための情報は、補助SLB接続情報およびSLB接続情報を含む。
補助SLB接続情報は、以下の内容(1)から(5)のうちの少なくとも1つを含む。
(1)Gノードデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅。
(2)FTSルートインデックス。FTSルートインデックスは、第1のデバイスによって送信されるFTSのルートインデックスを示す。FTSルートインデックスは、1または40であり、電子デバイスによって、FTSを受信するプロセスにおいてローカルシーケンス信号を生成または決定し、FTSを受信するためにローカルシーケンス信号および受信信号に対して相関処理を実行するために使用される。
(3)STSルートインデックス。STSルートインデックスは、第1のデバイスによって送信されるSTSのルートインデックスを示す。STSルートインデックスは、1から20の範囲の整数であり、電子デバイスによって、STSを受信するプロセスにおいてローカルシーケンス信号を生成または決定し、STSを受信するためにローカルシーケンス信号および受信信号に対して相関処理を実行するために使用される。
(4)物理層識別子:T-PhysID。
T-PhysID::=INTEGER(0...4095)
物理層識別子は、通信ドメイン中でTノードデバイスを一意に識別するために使用され、12ビットの長さを有する。物理層識別子は、非コンテンションベースのランダムアクセスリソースを選択するために使用される。詳細については、上記の説明を参照されたい。非コンテンションベースのランダムアクセスでは、アクセスリソースと物理層識別子との間にマッピング関係があり、物理層識別子が決定された場合には、アクセス層リソースは既知となり得る。
(5)認証クレデンシャル:認証パスワードおよび256ビット共有鍵(PSK)。
SLB接続情報は、以下の情報(1)から(4)を含む。
(1)FTS。詳細については、上記の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。
(2)STS。詳細については、上記の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。
(3)ブロードキャスト情報。ブロードキャスト情報の詳細な内容については、上記の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。
(4)通信ドメインシステム情報。通信ドメインシステム情報は、SLE接続を援用してSLB接続が確立される場合には簡略化された通信ドメインシステム情報であることがあることに留意されたい。例えば、簡略化された通信ドメインシステム情報は、以下の内容aからgを含む。
a.ドメイン名:DomainID::=BIT STRING(SIZE(48))。ドメイン名は、媒体アクセス制御(medium access control, MAC)アドレスである。
b.キャリアチャネル番号:CarrierChannelConf::=SEQUENCE(SIZE(1...32)) OF ChannelNumber。
c.非コンテンションベースのアクセスリソースプールについての情報:
NonContentionAccessResourceSYS::=SEQUENCE{
nonContentionAccessDuration ENUMERATED{ms512,ms1024,ms2048,ms4096},
nonContentionAccessResource DedicatedOverheadTimeResource,
nonContentionAccessModulation SR-Modulation, OPTIONAL,--Need ON
nonContentionAccessSymNum ENUMERATED{2,3,5,9}
waitingWindow INTEGER(0...1023),
numY INTEGER(0...4095),
}
DedicatedOverheadTimeResource::=BIT STRING(SIZE(96))
SR-Modulation::=ENUMERATED{qpsk,qam16,qam64,qam256,qam1024}
通信ドメインシステム情報において、情報要素nonContentionAccessDurationは、非コンテンションベースのアクセスリソースプールのサイクルを示し、ここで、ms512は、512個のスーパーフレームを表し、ms1024は、1024個のスーパーフレームを表し、ms2048は、2048個のスーパーフレームを表し、ms4096は、4096個のスーパーフレームを表す。
情報要素nonContentionAccessResourceは、スーパーフレーム中の非コンテンションアクセス情報を送信するためのリソースを示し、N個のシンボルを含む。シンボルの時系列順に、nonContentionAccessSymNum個のオーバヘッドシンボルが1つのグループを構成し、N個のシンボルは総数で
個のグループに分割される。設定サイクル中には、総数で
個のグループがある。グループのそれぞれは、サブキャリア番号の昇順に5つの非コンテンションベースのアクセスリソースを含む。
設定サイクル中に、総数で
個の非コンテンションベースのアクセスリソースがある。全てのリソースグループの時系列順に、およびグループのそれぞれにおけるサブキャリア番号の昇順に、アクセスリソースには、#0から#(Y-1)の番号が振られる。
Tノードデバイスは、これらのリソースからmod(T-PhysID,Y)と番号が振られたリソースを選択し、このリソース上で、T-PhysIDを含むアクセス情報を送信し、ここで、T-PhysIDは、Gノードデバイスによって設定および記憶された物理層識別子であるか、またはT-PhysIDは、Tノードデバイスによって事前設定された物理層識別子である。
waitingWindowは、スーパーフレームを単位とするランダムアクセスのための待機時間ウィンドウのサイズを示す。
d.ランダムアクセスの対象受信パワー設定:
P0-NominalConfig::=SEQUENCE{rach-P0-NominalConfig}
e.Tノードデバイスのための確認ACK情報リソース:
DedicatedACK-ResourceSetConf::=INTEGER(0...31)
DedicatedACK-ResourceSetConfは、ACKリソースプールセット中の特定のACKリソースプールを示す。ACKは、GノードデバイスがTノードデバイスのためにダウンリンクデータをスケジュールするときに、Tノードデバイスが指定されたACKリソース上でACK情報をGノードデバイスに返送する必要があることを示す。
f.Gノードデバイスがアクセス制御機能を有する場合には、補助SLB接続情報は、次の内容をさらに含む。
accessControl BIT STRING(SIZE(4)), OPTIONAL,--Need OR
g.鍵ネゴシエーションアルゴリズムについての情報:
keyAlgNegotiation BIT STRING(SIZE(32))
SLB接続情報中のブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報は、第1のデバイス(すなわちGノードデバイス)によってSLE接続を介して第2のデバイスに送信されることがあり、本実施形態ではSLB接続情報の第1の部分と呼ばれる。ただし、FTSおよびSTSは、SLB接続の確立時の同期信号であるので、FTSおよびSTSは、SLBブロードキャストを介するのみで第1のデバイスによって第2のデバイスに送信されることが可能である。
本実施形態では、第1の情報は、補助SLB接続情報ならびに/またはSLB接続情報の第1の部分(すなわちブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報)のうちの少なくとも1つを含む。したがって、上記の説明を参照すると、第1の情報は、限定されるわけではないが、以下の形態を含む、と理解されることができる。
例えば、第1の情報は、第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅を含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックスを含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスを含む、または
第1の情報は、通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、ブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、第1のデバイスの物理層識別子、第1のデバイスの認証クレデンシャル、およびブロードキャスト情報を含む、または
第1の情報は、第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、第1のデバイスの物理層識別子、第1のデバイスの認証クレデンシャル、ブロードキャスト情報、ならびに通信ドメインシステム情報を含む。
さらに、いくつかの実施形態では、ブロードキャスト情報または通信ドメインシステム情報をSLE接続を介して第2のデバイスに送信するときに、第1のデバイスは、代替として、ブロードキャスト情報または通信ドメインシステム情報の一部の内容のみを送信することがある。例として通信ドメインシステム情報が用いられる。第1のデバイスによってSLE接続を介して第2のデバイスに送信される通信ドメインシステム情報は、上記に示されている簡略化された通信ドメインシステム情報であることがある。
4-7:第1のデバイスの基本サービス層は、第1の情報と第2のデバイスに第1のデバイスとのSLB接続を開始するように指示するインジケーション情報とを第1のデバイスのSLEモジュールに送信する。
4-8:第1のデバイスのSLEモジュールは、SLE接続に基づいて第1の情報およびインジケーション情報を第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。
4-9:第2のデバイスのSLEモジュールは、第1の情報およびインジケーション情報を基本サービス層に報告する。
第1のデバイスがSLB接続サービスをトリガし、Tノードデバイスである場合には、第1のデバイスは、4-5から4-9を実行せず、第1の情報を取得するための要求を第2のデバイスに送信し、第2のデバイスは、SLE接続に基づいて第1の情報を第1のデバイスに送信することに留意されたい。
任意選択で、4-7から4-9において、第1のデバイスは、代替として、インジケーション情報を第2のデバイスに送信しないことがある。第1の情報を受信した後で、第2のデバイスは、デフォルトで接続イニシエータとして機能して、第2のデバイスとの同期接続を開始する(具体的には、第1のデバイスと第2のデバイスとが時間周波数領域で同期状態で接続される)。
S1305:Gノードデバイスは、第2の情報をTノードデバイスに送信する。
第2の情報は、SLB接続情報のうちの、SLE接続を介して以前に第2のデバイスに送信されていない部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報がブロードキャスト情報のみを含む場合に、第2の情報は、FTS、STS、および通信ドメインシステム情報を含む。
いくつかの他の実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報が通信ドメインシステム情報のみを含む場合に、第2の情報は、FTS、STS、およびブロードキャスト情報を含む。
さらにいくつかの他の実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報がブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報の両方を含む場合に、第2の情報は、FTSおよびSTSを含む。
いくつかの他の実施形態では、第1の情報がSLB接続情報を含まない場合に、第2の情報は、FTS、STS、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含む。
第1のデバイスが第1の情報およびインジケーション情報を第2のデバイスに送信した(図13Cのステップ5-1参照)後で、第1のデバイスのSLBモジュールは、SLBブロードキャストを送信し始め、ここで、SLBブロードキャストは、第2の情報を含む(図13Cのステップ5-2参照)。インジケーション情報を受信した後で、第2のデバイスは、第2の情報がないかスキャンを開始するように第2のデバイスのSLBモジュールを制御する。代替として、第1の情報を受信した後で、第2のデバイスは、デフォルトで接続イニシエータとして機能し始めて、第2の情報がないかスキャンを開始するように第2のデバイスのSLBモジュールを制御し始める。
第1の情報が第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅を含む場合、換言すれば、第2のデバイスが、第2の情報を受信するときに、第1のデバイスが第2の情報を送信するブロードキャスト周波数および帯域幅を既に知っている場合には、第2のデバイスは、そのブロードキャスト周波数および帯域幅で第2の情報を受信して、第2の情報を受信する効率を改善し得ることに留意されたい。
第2の情報を送信するときに、第1のデバイスは、最初にFTSおよびSTSを送信する。FTSおよび/またはSTSを受信した後で、第2のデバイスのSLBモジュールは、FTSおよび/またはSTSに基づいて第1のデバイスとのダウンリンク同期を実施する。
TノードデバイスのSLBモジュールおよびSLEモジュールのクロックソースが同期しており、SLBモジュールおよびSLEモジュールのフレーム境界が整列されている場合には、TノードデバイスがGノードデバイスとの同期接続を実行するプロセスにおいて、Tノードデバイスは、Gノードデバイスによって送信されるSTSを受信し、STSに基づいてTノードデバイスとGノードデバイスとの間の精密な同期を完了する必要があることに留意されたい。同期が完了した後で、Tノードデバイスは、Gノードデバイスへの非コンテンションベースのランダムアクセスを開始することがある。TノードデバイスのSLBモジュールおよびSLEモジュールのクロックソースが同期していない場合には、TノードデバイスがGノードデバイスとの同期接続を実行するプロセスにおいて、TノードデバイスはFTSおよびSTSを受信し、FTSおよびSTSに基づいてGノードデバイスとの粗い同期および精細な同期を順に実行する必要がある。
本実施形態では、第1の情報がFTSルートインデックスおよび/またはSTSルートインデックスを含むときには、第2のデバイスは、第1の情報に基づいて第2の情報中のFTSおよび/またはSTSを迅速に受信し得る。
これは、第1の情報がFTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスを含むからである。具体的には、FTSおよびSTSを受信するために生成される必要があるローカル信号のルートインデックスは、Tノードデバイスに既知である。したがって、同期時に、Tノードデバイスは、FTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスをそれぞれ用いてローカルシーケンスを直接生成または決定し、次いで、ローカルシーケンスに基づいてFTSおよびSTSを受信するので、Tノードデバイスのクロック同期効率が改善されることが可能である。
例えば、FTSルートインデックスが第2のデバイスに既知であり、FTSルートインデックスが1であるときには、第2のデバイスは、第1のデバイスがルートインデックスが1であるFTSを送信したと決定し得る。したがって、第2のデバイスは、ルートインデックスが1である事前記憶されたFTSシーケンスをローカルに取得する、またはルートインデックスが1であるFTSシーケンスをローカルに生成し、このシーケンスに基づいて受信信号に対して相関処理を実行し、受信信号から、第1のデバイスによって送信されたルートインデックスが1であるFTSを決定し得る。第2のデバイスは、FTSを受信するためにルートインデックスが40であるFTSシーケンスを用いて受信信号に対してブラインド検出を実行する必要がないので、FTS受信効率が改善されることが可能である。
別の例で、STSルートインデックスが第2のデバイスに既知であり、STSルートインデックスが5であるときには、第2のデバイスは、第1のデバイスがルートインデックスが5であるSTSを送信したと決定し得る。したがって、第2のデバイスは、ルートインデックスが5である事前記憶されたSTSシーケンスをローカルに取得する、またはルートインデックスが5であるSTSシーケンスをローカルに生成し、このシーケンスに基づいて受信信号に対して相関処理を実行し、受信信号から、第1のデバイスによって送信されたルートインデックスが5であるSTSを決定し得る。第2のデバイスは、STSを受信するためにルートインデックスが1から4および6から20であるSTSシーケンスを用いて受信信号に対してブラインド検出を実行する必要がないので、STS受信効率が改善されることが可能である。
同期が完了した後、いくつかの実施形態では、第1の情報がブロードキャスト情報のいかなる内容も含まないときには、第2のデバイスと同期した後で、第1のデバイスは、ブロードキャスト情報のうちの、第2のデバイスに送信されていない部分を第2のデバイスにさらに送信する必要がある。第2のデバイスは、SLBアクセス技術を用いてブロードキャスト情報のこの部分を受信して、第2のデバイスが第1のデバイスへの同期接続を実行する前に完全なブロードキャスト情報を受信することを保証する必要がある。
いくつかの実施形態では、第1の情報が通信ドメインシステム情報のいかなる内容も含まないときには、第1のデバイスは、通信ドメインシステム情報のうちの、第2のデバイスに送信されていない部分を第2のデバイスにさらに送信する必要がある。第2のデバイスは、SLBアクセス技術を用いて通信ドメインシステム情報のこの部分を受信して、第2のデバイスが第1のデバイスへの同期接続を実行する前に完全な通信ドメインシステム情報を受信することを保証する必要がある。完全なブロードキャスト情報および完全な通信ドメインシステム情報を受信した後で、第2のデバイスは、ブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとの接続を確立し得る。
S1306:GノードデバイスとTノードデバイスとは、第1の情報および第2の情報に基づいてSLB接続を確立する。
SLBアクセス技術に基づくと、TノードデバイスのみがGノードデバイスに対する接続要求を開始することができる。さらに、本実施形態では、第1のデバイスがGノードデバイスであり、第2のデバイスがTノードデバイスである。したがって、S1306では、第2のデバイスが、能動的に第1のデバイスに接続する。これに基づき、S1306は、具体的には以下のコンテンツ6-1から6-6を含む。
6-1:第2のデバイスのSLBモジュールは、第1の情報および第2の情報中のブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスのSLBモジュールとの同期接続を実行する。
任意選択で、補助SLB接続情報が非コンテンションベースのリソース情報および第1のデバイスの物理層識別子を含むときには、第2のデバイスは、第1のデバイスへの非コンテンションベースのランダムアクセスを開始する。本実施形態では、非コンテンションベースのランダムアクセスプロセスは、具体的には以下の2方向ハンドシェイクプロセスを含む。
(1)第2のデバイスのSLBモジュールは、第1のメッセージ(Msg1)を第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第1のメッセージの内容は、主としてランダムアクセス要求(random access request)であり、ランダムアクセス要求は、第2のデバイスによって事前設定または記憶される物理層識別子を含む。
(2)第1のデバイスのSLBモジュールは、第4のメッセージ(Msg4)を第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第4のメッセージは、XRCセットアップ(xrcsetup)メッセージであり、このセットアップメッセージは、第2のデバイスのSLBモジュールの物理層識別子を含み、Tノードデバイスのアクセス要求に応答するために使用される。
6-2:第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールは、ペアリングおよび認証を実行する。
任意選択で、ペアリングおよび認証は第1のデバイスと第2のデバイスとがSLE接続を確立したときに完了するので、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、代替としてSLE接続を援用してSLB接続を確立するときにはペアリングまたは認証を実行しないことがある。
6-3:第1のデバイスのSLBモジュールは、SLB接続結果を第1のデバイスの基本サービス層に送信する。
6-4:第1のデバイスの基本サービス層は、SLB接続結果を第1のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。
6-5:第2のデバイスのSLBモジュールは、SLB接続結果を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。
6-6:第2のデバイスの基本サービス層は、SLB接続結果を第2のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。
S1301からS1306で、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続(具体的にはSLB物理リンク)が成功裏に確立される。第1のデバイスと第2のデバイスとは、物理リンクに基づいて論理リンクまたはサービスリンクを確立して、サービスデータを伝送し得る。
本願の本実施形態のSLB接続を確立する方法では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、SLE接続に基づいて補助SLB接続情報を伝送して、補助SLB接続情報に基づいて迅速にSLB接続を確立することがあり、および/またはSLE接続を介してSLB接続情報の一部分を迅速に伝送して、SLB接続の確立時にブラインド検出を実行してSLB接続情報のその部分を受信することを回避し、SLB接続を迅速に確立することがある。本実施形態で提供されるSLB接続方法は、かかる時間が短く、良好なユーザエクスペリエンスを実現する。
例えば、SLB接続の確立時に使用される第1の情報は、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含み、第2の情報は、FTSおよびSTSを含む。図16を参照すると、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスにおいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスは、主として以下のコンテンツ(a)から(e)を含む、と理解されることができる。このコンテンツの部分のそれぞれのインタラクション期間については、表3を参照されたい。
(a)第1のデバイスは、第2のデバイスのSLB能力について照会する。
(b)第1のデバイスは、第2のデバイスとロールネゴシエーションを実行する。
(c)第1のデバイスは、第1の情報、すなわちFTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を第2のデバイスに送信する。
(d)第2のデバイスは、第1のデバイスによって送信される第2の情報すなわちFTSおよびSTSを受信する。
(e)第1のデバイスおよび第2のデバイスは、非コンテンションベースのランダムアクセスを実行する。
表3に示されるように、本実施形態のSLB接続を確立するプロセスでは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスは、かかる時間が短く、約22msしかかからない。SLEを援用せずにSLB接続を確立するプロセスでかかる時間と比較すると、SLE接続を援用してSLB接続を確立するプロセスでかかる時間は、約120ms短縮される。主な理由は、同期接続プロセスにかかる時間が有意に短縮されることにある。
SLE接続を援用してSLB接続を確立するプロセスでは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスにかかる時間が短いことは、具体的には以下の要因(1)から(5)を含む。
(1)FTSおよびSTSのタイプを検出するための時間が短縮される。これは、第2のデバイスがFTSおよびSTSを受信するときにFTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスが第2のデバイスに既知であり、第2のデバイスが対応するルートインデックスを使用して対応するローカルシーケンスを直接決定し、次いでそのローカルシーケンスを用いて受信されるFTSおよびSTSに対して相関処理を実行して、FTSおよびSTSのタイプを決定し得るからである。
(2)ブロードキャスト情報が、同期接続中に受信される必要がない。これは、第1のデバイスが以前にSLE接続に基づいてブロードキャスト情報を第2のデバイスに送信しているからである。したがって、同期接続時に、第2のデバイスはブロードキャスト情報を再度受信または検出する必要がない。
(3)通信ドメインシステム情報が、同期接続中に受信される必要がない。これは、第1のデバイスが以前にSLE接続に基づいて通信ドメインシステム情報を第2のデバイスに送信しているからである。したがって、同期接続時に、第2のデバイスは通信ドメインシステム情報を再度受信する必要がない。
(4)ランダムアクセスプロセスにかかる時間が短縮される。これは、第1のデバイスが以前にSLE接続に基づいて物理層識別子および非コンテンションベースのアクセスリソースパラメータを第2のデバイスに送信しているからである。したがって、第1のデバイスとの同期接続時に、第2のデバイスは非コンテンションベースのランダムアクセスモードで第1のデバイスに接続し得る。
(5)第1のデバイスと第2のデバイスとがSLEリンクを介してSLB2方向認証クレデンシャル中の認証パスワードを交換して、SLB認証プロセスを低減させ得る。代替として、SLEモジュールについての認証結果がSLBモジュールに適用可能である場合には、SLB認証プロセスが実行されないことがある。
要約すると、本実施形態のSLB接続を確立する方法では、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、SLE接続に基づいて、SLB接続を迅速に確立するために使用される補助SLB接続情報(例えばFTSルートインデックス、STSルートインデックス、物理層識別子、および非コンテンションベースのアクセスリソースパラメータ)ならびにSLB接続情報の一部分(例えば通信ドメインシステム情報およびブロードキャスト情報)を伝送し得る。これにより、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションの期間を有意に短縮して、SLB接続を確立する効率を改善し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
(II)第1のデバイスと第2のデバイスの間でSLE接続が確立されていない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されず、第1のデバイスが高帯域幅サービス要件を有するときには、第1のデバイスは、最初に第2のデバイスとのSLE接続を確立し、次いでS1301からS1306に示される方法に基づいてSLB接続を迅速に確立することがある。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。
いくつかの他の実施形態では、第1のデバイスのSLBモジュールがGロールとして起動されており、第2のデバイスのSLBモジュールがTロールとして起動されている(換言すれば、第1のデバイスがGノードデバイスであり、第2のデバイスがTノードデバイスである)ことに基づいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されていないときに、第1のデバイスはSLEブロードキャストを介して第2のデバイスによって発見されることもある。第2のデバイスが高帯域幅サービス要件を有するときには、第2のデバイスは、第1のデバイスとの同期接続を実行し、第1のデバイスとのSLB接続を確立することがある。詳細については、図17Aおよび図17Bを参照されたい。
図17Aおよび図17Bは、本願のさらに別の実施形態による第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立する概略流れ図である。この方法は、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されていないときにSLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立するプロセスに関する。この方法は、以下のステップS1701からS1704を含む。
S1701:第1のデバイスは、SLEブロードキャストを送信し、ここで、SLEブロードキャストは、第1のデバイスの第1の情報を搬送する。
本実施形態では、第1のデバイスのSLBモジュールは、Gロールを担い、アウェイク状態であり、第2のデバイスのSLBモジュールは、Tロールを担い、アウェイク状態である、換言すれば、第1のデバイスはGノードデバイスであり、第2のデバイスはTノードデバイスである。SLEモジュールは低電力消費という利点を有するので、第1のデバイスのSLEモジュールは、上位層設定に基づいて(例えば始動された後で、またはユーザ命令に従って)定期的にSLEブロードキャストを外部に対して送信することがあり、第1の情報およびその他の内容をSLEブロードキャストに追加することもある。
本実施形態では、第1の情報は、補助SLB接続情報、および/またはSLB接続情報の第1の部分(すなわちブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報)のうちの少なくとも1つを含む。
補助SLB接続情報は、次の内容(1)から(3)のうちの少なくとも1つを含む:(1)Gノードデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅、(2)FTSルートインデックス、および(3)STSルートインデックス。補助SLB接続情報のそれぞれの具体的な内容については、上記の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。本実施形態では、補助接続情報はSLEブロードキャストを介して送信されるので、第1のデバイスの情報セキュリティを保証するなどの観点から、補助SLB接続情報は、第1のデバイスのデバイス識別子または認証クレデンシャルを含まないことに留意されたい。
SLB接続情報は、FTS、STS、ブロードキャスト情報、および基本通信ドメインシステム情報を含み、ここで、ブロードキャスト情報および基本通信ドメインシステム情報は、SLB接続情報の第1の部分である。
本実施形態では、通信ドメインシステム情報は、以下の内容aからgを含むことがある。
a.ドメイン名(MACアドレス):
DomainID::=BIT STRING(SIZE(48))
b.キャリアチャネル番号:
CarrierChannelConf::=SEQUENCE(SIZE(1...32)) OF ChannelNumber
c.コンテンションベースのアクセスリソースプールのパラメータ:
ContentionAccessResourceSYS::=SEQUENCE{
contentionAccessResource
DedicatedOverheadTimeResource,
contentionAccessModulation SR-Modulation,
contentionAccessSymNum ENUMERATED{2,3,5,9},
contentionPhysID-starting T-PhysID,
contentionPhysID-ending T-PhysID,
waitingWindow INTEGER(0...1023),
backoffWindow INTEGER(0...1023)
}
SR-Modulation::=ENUMERATED{qpsk,qam16,qam64,qam256,qam1024}
d.ランダムアクセスの対象受信パワー:
P0-NominalConfig::=SEQUENCE{rach-P0-NominalConfig}
e.TノードデバイスのACK情報リソース:
DedicatedACK-ResourceSetConf::=INTEGER(0...31)
f.アクセス制御:
accessControl BIT STRING(SIZE(4)), OPTIONAL,--Need OR
g.鍵ネゴシエーションアルゴリズムについての情報:
keyAlgNegotiation BIT STRING(SIZE(32))
上記の説明を参照すると、第1の情報は、限定されるわけではないが、以下の形態を含む。
例えば、第1の情報は、第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅を含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックスを含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスを含む、または
第1の情報は、通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、ブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含む、または
第1の情報は、第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、ならびに通信ドメインシステム情報を含む。
さらに、いくつかの実施形態では、ブロードキャスト情報または通信ドメインシステム情報をSLEブロードキャストを介して第2のデバイスに送信するときに、第1のデバイスは、代替として、ブロードキャスト情報または通信ドメインシステム情報の一部の内容のみを送信することがある。
S1701の第1のデバイスによる第1の情報をブロードキャストする具体的なプロセスは、以下のコンテンツ1-1から1-7を含む。
1-1:第1のデバイスのアプリケーション層は、SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立すると決定する。
いくつかの実施形態では、第1のデバイスのアプリケーション層は、デフォルト設定に基づいて、SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立すると決定する。例えば、SLE機能が使用可能になった後、または特定のアプリケーション(例えばビデオ再生アプリケーションもしくはインスタントメッセージングアプリケーション)が始動された後で、第1のデバイスは、SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立すると決定する。
いくつかの他の実施形態では、補助接続コントロール上でユーザによって実行される操作を受信した後で、アプリケーション層は、SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立すると決定する。
1-2:第1のデバイスのアプリケーション層は、補助接続命令を第1のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。補助接続命令は、第1のデバイスが別のデバイスとのSLB接続を確立するのを支援するためにSLEブロードキャストを使用するように命令するために使用される。
1-3:第1のデバイスの基本アプリケーション層は、補助接続命令を第1のデバイスの基本サービス層に送信する。
1-4:第1のデバイスの基本サービス層は、第1の情報照会メッセージを第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、第1の情報照会メッセージは、第1のデバイスの第1の情報を照会するために使用される。
1-5:第1のデバイスのSLBモジュールは、第1の情報を第1のデバイスの基本サービス層に返送する。
1-6:第1のデバイスの基本サービス層は、ブロードキャスト命令を第1のデバイスのSLEモジュールに送信し、ここで、ブロードキャスト命令は、第1の情報を搬送し、第1の情報を搬送するSLEブロードキャストを送信するようにSLEモジュールを制御するために使用される。
1-7:第1のデバイスのSLEモジュールは、第1の情報を通知する。本実施形態では、第1のデバイスのSLEモジュールは、3つのチャネルで同時に第1の情報を通知する。
例えば、図18に示されるように、SLEブロードキャストのペイロード(Payload)は、ヘッダ(Header)とデータ部分(Data)とを含む。データ部分は、N個のデータ構造(Data stru)を含む。データ構造のそれぞれは、データタイプ(Data Type)と、データ長情報(Length)と、データ内容(Value)とを含む。データタイプは、1バイトを占有し、データ長情報は、1バイト(Bytes)を占有し、データ内容は、Lengthバイトを占有する。例えば、データ長Lengthが0x64であるときには、データ内容は100バイトを占有する。
SLEブロードキャストが第1の情報を搬送するときには、第1の情報を搬送するデータ構造において、データタイプは、データが第1の情報であることを示し、データ内容は、具体的な第1の情報である。
第1のデバイス(Gノードデバイス)のSLEモジュールは、起動された後で第1の情報を通知し始めて、SLB接続を確立するための何らかの基本接続情報(例えばブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報)またはSLB接続の確立を加速させるための何らかの補助接続情報(例えばFTSルートインデックスおよびSTSルートインデックス)が、第1のデバイスが高帯域幅サービス要件を有する前にSLE機能を用いて周囲のデバイスに通知されるようにすることがあることに留意されたい。
S1702:第2のデバイスは、SLEブロードキャストをスキャンしてSLEブロードキャストで搬送される第1の情報を取得する。
第2のデバイス(Tノードデバイス)が高帯域幅サービス要件を有していないときには、電力消費を低減するために、第2のデバイスは、第2のデバイスのSLBモジュールをスリープするように制御し、SLEモジュールのみが定期的にSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信するように保つことがある。第2のデバイスが高帯域幅サービスを処理する必要があるときに、Tノードデバイスは、TノードデバイスのSLBモジュールを起動し、以前に受信されたSLEブロードキャスト中の第1の情報を用いて迅速にSLB接続を確立する。代替として、Tノードデバイスが高帯域幅サービスを処理する必要があるときに、Tノードデバイスは、最初にSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信して第1の情報を取得し、次いでSLB接続を実行する。
例えば、図19に示されるように、第1のデバイス(Gノードデバイス)はテレビジョンであり、第2のデバイス(Tノードデバイス)は携帯電話である。テレビジョンは、始動された後で、SLEブロードキャストを外部に送信することがあり、ここで、SLEブロードキャストは第1の情報を搬送する。携帯電話が高帯域幅サービス要件を有していないときには、携帯電話は、携帯電話のSLBモジュールをスリープするように制御し、SLEのみが定期的にSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信するように保つことがある。携帯電話がスクリーン投影コントロール上でユーザによって実行される操作を検出した後で、携帯電話は、受信されたSLEブロードキャスト中の第1の情報を用いてSLB接続を実行することがある。
第2のデバイスがSLEブロードキャストを介して第1のデバイスの第1の情報を取得した場合には、第2のデバイスは、第1のデバイスがSLB通信能力を有すると決定し得る、換言すれば第2のデバイスがSLB通信機能を有する第1のデバイスを発見したと決定し得る。
第1のデバイスがSLEアクセス技術を用いて第1の情報を周囲のTノードデバイスに通知するときには、別のGノードデバイスは、SLEアクセス技術を用いてGノードデバイスの第1の情報を通知することもあることに留意されたい。したがって、第2のデバイスは、複数のGノードデバイスによって送信される第1の情報を受信し得る、換言すれば、第2のデバイスは、SLB通信機能を有する複数の電子デバイスを発見し得る。
本実施形態では、第2のデバイス(Tノードデバイス)によってSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信するプロセスは、具体的には以下のコンテンツ2-1から2-4を含む。
2-1:第2のデバイスのアプリケーション層は、SLEデバイス発見要求を基本サービス層に送信する。
例えば、第1のデバイスはテレビジョンであり、第2のデバイスは携帯電話である。携帯電話は、デフォルトの定期スキャン設定に基づいて、またはSLEデバイスを発見するための別のアプリケーション要件に従って、アプリケーションをトリガしてSLEデバイス発見要求を基本サービス層に送信し得る。
2-2:第2のデバイスの基本アプリケーション層は、SLEデバイス発見要求を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。
2-3:第2のデバイスの基本サービス層は、スキャン命令を第2のデバイスのSLEモジュールに送信する。
2-4:第2のデバイスのSLEモジュールは、スキャンによって発見された、第1の情報を含むSLEブロードキャストを第2のデバイスの基本サービス層に送信する。
S1703:第2のデバイスが高帯域幅サービス要件を有するときに、第2のデバイスは、第1のデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
例えば、図20Aおよび図20Bに示されるように、第2のデバイスによってビデオ再生アプリケーションを用いて高精細度ビデオを再生するプロセスにおいて、第2のデバイスがビデオ再生インタフェース上のスクリーン投影コントロール上でユーザによって実行される操作を検出した場合には、それは、第2のデバイスがスクリーン投影の高帯域幅サービス要件を有することを示す。したがって、第2のデバイスは、Gノードデバイスの以前に受信された第1の情報に基づいて利用可能なGノードデバイスのリストを表示する。ユーザによるGノードデバイスのリストから第1のデバイス(例えば居間のテレビジョン)を選択する操作に応答して、第2のデバイスは、第1のデバイスによって送信される第2の情報を受信し始める。
代替として、第1のデバイスが第2のデバイスによって一般に使用されるスクリーン投影デバイスである場合には、ビデオ再生インタフェース上のスクリーン投影コントロール上でユーザによって実行される操作を検出した後で、第2のデバイスは、第1のデバイスをそのままデフォルトのスクリーン投影デバイスとして使用し、第1のデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
第2の情報は、SLB接続情報のうちの、SLEブロードキャストを介して以前に第2のデバイスに送信されていない部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報がブロードキャスト情報のみを含む場合には、第2の情報は、FTS、STS、および通信ドメインシステム情報を含む。
いくつかの他の実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報が通信ドメインシステム情報のみを含む場合には、第2の情報は、FTS、STS、およびブロードキャスト情報を含む。
さらにいくつかの他の実施形態では、第1の情報中のSLB接続情報がブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報の両方を含む場合には、第2の情報は、FTSおよびSTSを含む。
いくつかの他の実施形態では、第1の情報がSLB接続情報を含まない場合には、第2の情報は、FTS、STS、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含む。
S1703は、具体的には、以下のコンテンツ3-1から3-4を含む。
3-1:第2のデバイス上のアプリケーションは、サービス要件を第2のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。
例えば、第1のデバイスはテレビジョンであり、第2のデバイスは携帯電話である。ユーザがスクリーン投影デバイス探索結果においてテレビジョンに接続することを選んだことを検出した後で、携帯電話は、サービス要件を基本アプリケーション層に送信することがある。
3-2:サービス要件が高帯域幅サービス要件であるときには、第2のデバイスの基本アプリケーション層は、第1のデバイスとのSLB接続を確立すると決定し、SLB接続命令を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。
3-3:第2のデバイスの基本サービス層は、第1の情報と第2のデバイスに第1のデバイスに接続するように指示するためのインジケーション情報とを、第2のデバイスのSLBモジュールに送信する。
3-4:第2のデバイスは、第1のデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
第1の情報が第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅を含む場合、換言すれば、第2のデバイスが第2の情報を受信するときに第1のデバイスが第2の情報を送信するブロードキャスト周波数および帯域幅を既に知っている場合には、第2のデバイスは、そのブロードキャスト周波数および帯域幅で第2の情報を受信して、第2の情報を受信する効率を改善し得ることに留意されたい。
第2の情報を送信するときに、第1のデバイスは、最初にFTSおよびSTSを送信する。第2のデバイスのSLBモジュールは、FTSおよび/またはSTSを受信し、FTSおよび/またはSTSに基づいて第1のデバイスとのダウンリンク同期を実施する。詳細については、上記の説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。ダウンリンク同期が完了した後で、第2のデバイスは、ブロードキャスト情報を受信し、および/またはブロードキャスト情報に基づいて通信ドメインシステム情報を受信し、および/またはその後に通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとの接続を確立し得る。
いくつかの実施形態では、第1の情報がブロードキャスト情報のいかなる内容も含まないときには、第2のデバイスと同期した後で、第1のデバイスは、ブロードキャスト情報のうちの第2のデバイスに送信されていない部分を第2のデバイスに送信する必要がさらにある。第2のデバイスは、SLBアクセス技術を用いてブロードキャスト情報のこの部分を受信して、第2のデバイスが第1のデバイスとの同期接続を実行する前に完全なブロードキャスト情報を受信することを保証する必要がある。
いくつかの実施形態では、第1の情報が通信ドメインシステム情報のいかなる内容も含まないときには、第1のデバイスは、通信ドメインシステム情報のうちの第2のデバイスに送信されていない部分を第2のデバイスに送信する必要がさらにある。第2のデバイスは、SLBアクセス技術を用いて通信ドメインシステム情報のこの部分を受信して、第2のデバイスが第1のデバイスとの同期接続を実行する前に完全な通信ドメインシステム情報を受信することを保証する必要がある。
S1704:第2のデバイスと第1のデバイスとは、第1の情報および第2の情報に基づいてSLB接続を確立する。具体的には、以下のコンテンツ4-1から4-6が含まれる。
4-1:第2のデバイスのSLBモジュールは、第1の情報および第2の情報中のブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスのSLBモジュールとの同期接続を実行する。
本実施形態では、補助SLB接続情報は、第1のデバイスの物理層識別子を含まない、換言すれば、第1のデバイスは第1のデバイスの物理層識別子を第2のデバイスに割り振らず、および第1のデバイスによって第2のデバイスに送信される通信ドメインシステム情報は第1のデバイスのコンテンションベースのアクセスリソース情報を含むことに留意されたい。したがって、第1のデバイスに接続するプロセスにおいて、第2のデバイスは、第1のデバイスの非コンテンションベースのランダムアクセスリソースを選択することができず、コンテンションベースのランダムアクセスのみを実行することができる。コンテンションベースのランダムアクセスプロセスの詳細については、S404の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について本実施形態で重ねて述べることはしない。
4-2:第2のデバイスのSLBモジュールおよび第1のデバイスのSLBモジュールは、ペアリングおよび認証を実行する。
4-3:第1のデバイスのSLBモジュールは、SLB接続結果を第1のデバイスの基本サービス層に送信する。
4-4:第1のデバイスの基本サービス層は、SLB接続結果を第1のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。
4-5:第2のデバイスのSLBモジュールは、SLB接続結果を第2のデバイスの基本サービス層に送信する。
4-6:第2のデバイスの基本サービス層は、SLB接続結果を第2のデバイスの基本アプリケーション層に送信する。
上記のステップS1701からS1704では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間にSLE接続が確立されていないときに、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のSLB接続がSLEブロードキャストを援用して迅速に確立され得、したがってユーザエクスペリエンスが良好である。
例えば、SLB接続の確立中に使用される第1の情報は、FTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を含み、第2の情報は、FTSおよびSTSを含む。図21を参照すると、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLB接続を確立するプロセスにおいて、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスは、主として以下のコンテンツ(a)から(c)を含む、と理解されることができる。このコンテンツの部分のそれぞれのインタラクション期間については、表4を参照されたい。
(a)第1のデバイスは、第1の情報、すなわちFTSルートインデックス、STSルートインデックス、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報を、第2のデバイスに予め通知する。
(b)第2のデバイスは、第1のデバイスによって送信される第2の情報、すなわちFTSおよびSTSを受信する。
(c)第1のデバイスと第2のデバイスとは、コンテンションベースのランダムアクセスを実行する。
表4に示されるように、本実施形態のSLB接続を確立するプロセスは、かかる時間が短く、約30msしかかからない、と理解されることができる。SLEを援用せずにSLB接続を確立するプロセスにかかる時間と比較すると、SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立するプロセスにかかる時間は、約110ms短縮される。主な理由は、同期接続プロセスにかかる時間が有意に短縮されることにある。
SLEブロードキャストを援用してSLB接続を確立するプロセスでは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間のインタラクションのプロセスにかかる時間が短いことは、具体的には、以下の要因(1)から(3)を含む。
(1)FTSおよびSTSのタイプを検出するための時間が短縮される。これは、第2のデバイスがFTSおよびSTSを受信するときにFTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスが第2のデバイスに既知であり、第2のデバイスが対応するルートインデックスを使用して対応するローカルシーケンスを直接生成し、次いでそのローカルシーケンスを用いて受信されるFTSおよびSTSに対して相関処理を実行して、FTSおよびSTSのタイプを決定し得るからである。
(2)ブロードキャスト情報が、同期接続中にブラインド検出によって受信される必要がない。これは、第1のデバイスがSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信することによって、以前にブロードキャスト情報を取得しているからである。したがって、同期接続時に、第2のデバイスはブロードキャスト情報を再度検出する必要がない。
(3)通信ドメインシステム情報が、同期接続中にブラインド検出によって受信される必要がない。これは、第1のデバイスがSLEブロードキャストがないかスキャンしてSLEブロードキャストを受信することによって、以前に通信ドメインシステム情報を取得しているからである。したがって、同期接続時に、第2のデバイスは通信ドメインシステム情報を再度受信する必要がない。
要約すると、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されていないときには、第1のデバイスは、補助SLB接続情報および/またはSLB接続情報の一部分をSLEブロードキャストに追加して、第2のデバイスが、SLEスキャン中にブロードキャストから、後に使用するために補助SLB接続情報を事前取得することができるようにする。第2のデバイスが後にサービス要件によってSLB接続を確立する必要があるときに、第2のデバイスは、取得されている補助SLB接続情報および/またはSLB接続情報の一部分を用いて第1のデバイスとのSLB接続を迅速に確立し得る。この方法では、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の同期接続のプロセスにかかる時間が有意に短縮されて、SLB接続を確立する効率が改善し、ユーザエクスペリエンスを改善する。
以下、本願の実施形態で第1のデバイス(Gノードデバイス)および第2のデバイス(Tノードデバイス)がペアリングおよび認証を実行する例示的なプロセスについて述べる。
図22は、本願の実施形態による第1のデバイスおよび第2のデバイスがペアリングおよび認証を実行する流れ図である。このプロセスは、具体的には、以下のステップS2201からS2203を含む。
S2201:第1のデバイスと第2のデバイスとは、ペアリングモードについてのネゴシエーションを実行する。
第1のデバイス(Gノードデバイス)および第2のデバイス(Tノードデバイス)のペアリングモードは、値比較、通信コード入力、直接接続、PINコード入力、帯域外(out-of-band, OOB)モード(例えばSLE接続に基づく伝送)などを含む。第1のデバイスおよび第2のデバイスは、入出力(input/output, I/O)能力に基づいてネゴシエーションによってペアリングモードを決定する。I/O能力は、キーボード入力があるかどうか、スクリーン出力があるかどうかなどを含む。
本実施形態では、ペアリングモードについてのネゴシエーションの具体的なプロセスは、以下の内容を含む。
第2のデバイスのSLBモジュールは、セキュリティ要求を第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、セキュリティ要求は、第2のデバイスによって、ペアリングプロセスを能動的に開始するために使用される。第1のデバイスがペアリングプロセスを能動的に開始するときには、第2のデバイスは、代替としてセキュリティ要求を第1のデバイスに送信しないことがあることに留意されたい。
第1のデバイスのSLBモジュールは、ペアリング要求を第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、ペアリング要求は、第1のデバイスに対するペアリングプロセスを開始するために、第1のデバイスのSLBモジュールのI/O能力および他の情報を含む。
第2のデバイスのSLBモジュールは、ペアリング応答メッセージを第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、ペアリング応答メッセージは、第2のデバイスのSLBモジュールのI/O能力および他の情報を含む。
第1のデバイスのSLBモジュールは、ペアリング確認メッセージを第2のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、ペアリング確認メッセージは、公開鍵、ランダムパラメータなどを第2のデバイスと交換するために使用される。
第2のデバイスのSLBモジュールは、初期ペアリング情報を第1のデバイスのSLBモジュールに送信し、ここで、初期ペアリング情報は、第2のデバイスの公開鍵、ランダムパラメータなどを含む。
S2202:第1のデバイスと第2のデバイスとは相互認証を実行する。
第1のデバイスと第2のデバイスとは、S2201のネゴシエーションによって決定されたペアリングモード(例えばPINコード入力)でペアリングを実行する、具体的には、識別検査情報を交換し、識別検査情報に基づいて検査ディフィーヘルマン(Diffie-Hellman, DH)鍵(すなわちDH鍵)を生成し、DH鍵を検査して相互認証を完了する。
第1のデバイスと第2のデバイスとがSLE接続を援用してSLB接続を確立するプロセスでは、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、SLE接続に基づいて識別検査情報を伝送することがある。
S2203:第1のデバイスおよび第2のデバイスは、暗号化制御プロセスを実行する。
任意選択で、第2のデバイスのSLBモジュールが暗号化イネーブル命令を第1のデバイスのSLBモジュールに送信した後で、第1のデバイスおよび第2のデバイスは、伝送対象のデータまたはSLBリンクをDH鍵を用いて暗号化する。代替として、第1のデバイスと第2のデバイスの間でDH鍵が検査された後で、伝送対象のデータまたはSLBリンクが直接DH鍵を用いて暗号化される。
第1のデバイスのSLBモジュールおよび第2のデバイスのSLBモジュールは、通信中に鍵をリフレッシュすることがある。鍵リフレッシュプロセスは、2つのプロセス、すなわち暗号化を中断するプロセスおよび暗号化をイネーブルにするプロセスを含む。具体的には、暗号化は、最初に中断される必要があり、次いで鍵が更新され、その後に新たな鍵を用いて暗号化がイネーブルにされる。
上記の実施形態におけるステップの続き番号は、実行順序を意味するわけではないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部論理に基づいて決定されるべきものであり、本願の実施形態の実装プロセスに対するいかなる制限としても解釈されるべきではない。
上記の実施形態のSLB接続を確立する方法に基づき、本願の実施形態は、以下の技術的解決策をさらに提供する。
本願の実施形態は、SLB接続を確立する装置を提供する。この装置は、第1のデバイスで使用され、この装置は、
SLEアクセス技術を用いて第1の情報を第2のデバイスに送信するように構成された第1のSLEモジュールと、
SLBアクセス技術を用いて第2の情報を第2のデバイスに送信し、第2のデバイスの要求に従って第2のデバイスとのSLB接続を確立するように構成された第1のSLBモジュールであって、この要求が、第1の情報および第2の情報に基づいて第2のデバイスによって送信される、第1のSLBモジュールと
を含む。
第1のデバイスは、認可ノードデバイスであり、第2のデバイスは端末ノードデバイスである。第1のデバイスおよび第2のデバイスは両方とも、SLBアクセス技術およびSLEアクセス技術を用いた通信をサポートする。
任意選択で、第1のSLEモジュールがSLEアクセス技術を用いて第1の情報を第2のデバイスに送信するように構成されることは、第1のSLEモジュールが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されているときに、SLE接続を介して第1の情報を第2のデバイスに送信するように構成される、または第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されていないときに、SLEブロードキャストを介して第1の情報を第2のデバイスに送信するように構成されることを含む。
任意選択で、第1の情報は、次の内容、すなわち第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅、第1のデバイスの同期信号のルートインデックス、第1のデバイスの物理層識別子、第1のデバイスの認証クレデンシャル、第1のデバイスのブロードキャスト情報の全てまたは一部の内容、ならびに第1のデバイスの通信ドメインシステム情報の全てまたは一部の内容のうちの少なくとも1つを含む。第1の情報がSLEブロードキャストを介して送信されるときには、第1の情報は、物理層識別子または認証クレデンシャルを含まない。
任意選択で、第2の情報は、同期信号、ブロードキャスト情報のうち第1の情報に含まれない部分、および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれない部分を含む。
本願の別の実施形態は、SLB接続を確立する装置をさらに提供する。この装置は、第2のデバイスで使用され、この装置は、
第1のデバイスによって送信される第1の情報をSLEアクセス技術を用いて受信するように構成された第2のSLEモジュールと、
第1のデバイスによって送信される第2の情報をSLBアクセス技術を用いて受信し、SLBアクセス技術を用いて第1の情報および第2の情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成された第2のSLBモジュールと
を含む。
第1のデバイスは、認可ノードデバイスであり、第2のデバイスは、端末ノードデバイスである。第1のデバイスおよび第2のデバイスは両方とも、SLBアクセス技術およびSLEアクセス技術を用いた通信をサポートする。
任意選択で、第2のSLEモジュールが第1のデバイスによって送信される第1の情報をSLEアクセス技術を用いて受信するように構成されることは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間でSLE接続が確立されているときに、第2のデバイスが、第1のデバイスによって送信される第1の情報をSLE接続を介して受信すること、または第1のデバイスと第2のデバイスの間でSLE接続が確立されていないときに、第2のデバイスが、第1のデバイスによって送信される第1の情報をSLEブロードキャストを介して受信することを含む。
任意選択で、第1の情報は、次の内容、すなわち第1のデバイスのブロードキャスト周波数および帯域幅、第1のデバイスの同期信号のルートインデックス、第1のデバイスの物理層識別子、第1のデバイスの認証クレデンシャル、第1のデバイスのブロードキャスト情報の全てまたは一部の内容、ならびに第1のデバイスの通信ドメインシステム情報の全てまたは一部の内容のうちの少なくとも1つを含む。第1の情報がSLEブロードキャストを介して受信されるときには、第1の情報は、物理層識別子または認証クレデンシャルを含まない。
任意選択で、第2の情報は、同期信号、ブロードキャスト情報のうち第1の情報に含まれない部分、および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれない部分を含む。
任意選択で、第1の情報がブロードキャスト周波数および帯域幅を含むときには、第2のSLBモジュールがSLBアクセス技術を用いて第1の情報および第2の情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成されることは、以下を含む。
すなわち、第2のSLBモジュールが、ブロードキャスト周波数および帯域幅とに基づいて同期信号を受信し、同期信号に基づいて第1のデバイスと同期し、ブロードキャスト周波数および帯域幅に基づいて第2の情報のうち第1の情報に含まれていない部分および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれていない部分を受信し、SLBアクセス技術を用いてブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成される。
任意選択で、第1の情報が同期信号のルートインデックスを含むときには、第2のSLBモジュールがSLBアクセス技術を用いて第1の情報および第2の情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成されることは、以下を含む。
すなわち、第2のSLBモジュールが、同期信号のルートインデックスに基づいて同期信号を受信し、同期信号に基づいて第1のデバイスと同期し、ブロードキャスト情報のうち第1の情報に含まれていない部分および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれていない部分を受信し、SLBアクセス技術を用いてブロードキャスト情報および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成される。
任意選択で、同期信号がFTSおよびSTSを含み、同期信号のルートインデックスがFTSルートインデックスおよびSTSルートインデックスを含むときには、第2のSLBモジュールが同期信号のルートインデックスに基づいて同期信号を受信するように構成されることは、第2のSLBモジュールがFTSルートインデックスに基づいてFTSを受信し、STSルートインデックスに基づいてSTSを受信するように構成されることを含む。
任意選択で、第1の情報が第1のデバイスの物理層識別子を含むときには、第2のSLBモジュールがSLBアクセス技術を用いて第1の情報および第2の情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成されることは、以下を含む。すなわち、第2のデバイスが、同期信号を受信する。第2のデバイスが、同期信号に基づいて第1のデバイスと同期する。第2のデバイスが、ブロードキャスト情報のうち第1の情報に含まれていない部分および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれていない部分を受信する。第2のデバイスが、物理層識別子、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報に基づいて非コンテンションベースのランダムアクセスモードで第1のデバイスとのSLB接続を確立する。
任意選択で、第1の情報が認証クレデンシャルを含むときには、第2のSLBモジュールがSLBアクセス技術を用いて第1の情報および第2の情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成されることは、以下を含む。
すなわち、第2のSLBモジュールが、同期信号を受信し、同期信号に基づいて第1のデバイスと同期し、ブロードキャスト情報のうち第1の情報に含まれていない部分および通信ドメインシステム情報のうち第1の情報に含まれていない部分を受信し、SLBアクセス技術を用いて認証クレデンシャル、ブロードキャスト情報、および通信ドメインシステム情報に基づいて第1のデバイスとのSLB接続を確立するように構成される。
実施形態は、電子デバイスを提供する。この電子デバイスは、上記の実施形態に示されるスパークリンク短距離ワイヤレス通信プロトコルアーキテクチャを含み、上記の実施形態で第1のデバイスまたは第2のデバイスによって実行されるSLB接続を確立する方法を実行するように構成される。
実施形態は、チップを提供する。図23に示されるように、このチップは、プロセッサとメモリとを含む。メモリは、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、上記の実施形態で第1のデバイスまたは第2のデバイスによって実行されるSLE技術を援用してSLB接続を確立する方法が実施される。
実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。このコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されたときに、上記の実施形態で第1のデバイスまたは第2のデバイスによって実行されるSLE技術を援用してSLB接続を確立する方法が実施される。
実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。このプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムが電子デバイスによって実行されたときに、電子デバイスは、上記の実施形態で第1のデバイスまたは第2のデバイスによって実行されるSLE技術を援用してSLB接続を確立する方法を実施することができるようになる。
本願の実施形態で言及されるプロセッサは、中央処理装置(central processing unit, CPU)であることがあり、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、または個別ハードウェア構成要素などであることがあることを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることがあり、またはこのプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであることがある。
本願の実施形態で言及されるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであることがあり、または揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含むことがあることをさらに理解されたい。不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(programmable ROM, PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable PROM, EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically EPROM, EEPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)であることがあり、外部キャッシュとして機能する。限定的な記述ではなく例として、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM, SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM, DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM, SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM, DDR SDRAM)、エンハンストシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM, ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM, SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM, DR RAM)など、多くの形態のRAMが使用され得る。
本願で提供される実施形態では、フレームワークまたはモジュールへの分割は、単に論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実装では、他の分割であることがある。例えば、複数のフレームワークまたはモジュールが結合または統合されて別のシステムになることがあり、または一部の特徴が無視されることがある、もしくは実行されないことがある。
さらに、本願の実施形態における機能モジュールは、1つの処理モジュールに統合されることがあり、モジュールのそれぞれが物理的に単独で存在することがあり、または2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されることがある。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されることがあり、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されることがある。
説明を容易かつ簡潔にするために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスが参照され得ることは、当業者なら明白に理解することができ、本明細書では詳細について重ねて述べることはしない。
本願の本明細書に記載される「一実施形態」、「いくつかの実施形態」などの言及は、本願の1つまたは複数の実施形態が、その実施形態を参照して記載される特定の特徴、構造、または特性を含むことを示している。したがって、本明細書の様々な箇所に見られる「一実施形態では」、「いくつかの実施形態では」、「いくつかの他の実施形態では」、および「他の実施形態では」などの記述は、必ずしも同じ実施形態への言及を意味しているとは限らない。代わりに、この記述は、別のやり方で特に強調されない限り、「1つまたは複数の、ただし全てというわけではない実施形態」を意味する。「含む」、「備える」、「有する」、およびそれらの変形は全て、別のやり方で特に強調されない限り、「含むが、限定されない」ことを意味する。
上記の実施形態は、単に本願の技術的解決策を説明することが意図されているものであり、本願を限定するためのものではない。上記の実施形態を参照して本願について詳細に述べたが、当業者なら、本願の実施形態の技術的解決策の趣旨および範囲を逸脱することなく、上記の実施形態に記載される技術的解決策にさらに変更を加え得る、またはそれらの一部の技術的特徴に対して等価な置換を行い得、これらの変更および置換が本願の保護範囲に含まれることを理解されたい。