JP7705758B2 - 手摺り - Google Patents

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Description

本開示は、手摺りに関する。
特許文献1は、受け面を有する支持部材と、支持部材の受け面に接触した状態で支持される被受け面を有する手摺り棒とを備える手摺りを開示する。
特開2017-179941号公報
本願発明者は、手摺りに関して検討を進めた結果、次の新たな認識を得るに至った。支持部材の受け面と手摺り棒の被受け面は、通常、公差の中央値にあるときに合致する形状となるように設計している。このように設計した場合、支持部材と手摺り棒の位置のバラツキに起因して、支持部材と手摺り棒の境目が大きく広がり得る。これらの境目が大きく広がってしまうと外観品位の低下を招くため、その改善が望まれる。
本開示の目的の1つは、支持部材と手摺り棒の位置のバラツキに起因する外観品位への影響を抑制できる技術を提供することにある。
本開示の手摺りは、受け面を有し、壁に取り付けられる支持部材と、前記受け面に接触した状態で支持される被受け面を有する手摺り棒と、前記支持部材と前記手摺り棒の位置のバラツキに起因する前記支持部材と手摺り棒との境目の開き度合いに対する影響を緩和可能な緩和構造と、を備える。
第1実施形態の手摺りの平面図である。 図1のA-A断面図である。 第一類型のバラツキの説明図である。 第二類型のバラツキの説明図である。 第1実施形態の緩和構造を示す側面断面図である。 第2実施形態の緩和構造を示す側面断面図である。 第3実施形態の緩和構造を示す側面断面図である。 第3実施形態の緩和構造の効果に関する第1説明図である。 第3実施形態の緩和構造の効果に関する第2説明図である。 第4実施形態の手摺りの一部を示す側面断面図である。 図8のB-B端面図である。 第4実施形態の支持部材及びカバー部材の分解図である。 支持部材の第1変形挙動を示す模式的な平面図である。 支持部材の第2変形挙動を示す模式的な平面図である。
以下、実施形態を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。図4、図5等ではハッチングを省略する。
(第1実施形態)図1、図2を参照する。手摺り10は壁Wに取り付けられる。本実施形態の手摺り10は、浴室に設置され、浴室空間を内部に形成する壁Wに取り付けられる。
手摺り10は、壁Wに取り付けられる支持部材12と、支持部材12に支持される手摺り棒14と、手摺り棒14を支持部材12に締結する第1締結部材16と、を備える。本明細書では、手摺り棒14の軸芯Caに沿った方向を「軸芯方向Da」といい、その軸芯Caを円中心とする円の周方向及び径方向を単に「周方向」、「径方向」という。
支持部材12は、手摺り棒14を支持するブラケットとして機能する。本実施形態の支持部材12は、ねじ等の第2締結部材17によって壁Wに取り付けられる。支持部材12は、手摺り棒14の軸芯方向Daに間隔を空けて複数配置される。支持部材12は、手摺り棒14を受ける受け面18を有する。受け面18は、手摺り棒14の被受け面20(後述する)と径方向に対向する。
手摺り棒14は、ユーザによって握られることで使用される。手摺り棒14は、全体として棒状をなしていればよく、その軸芯方向Daに直交する断面形状は特に限定されない。本実施形態の手摺り棒14は中空部22を有する中空構造である。この他にも、手摺り棒14は、中空部22のない中実構造であってもよい。
手摺り棒14の中空部22には、支持部材12によって支持される箇所に芯材24が配置される。芯材24は、手摺り棒14の中空部22内に嵌め込まれている。芯材24は、第1締結部材16のねじ込み相手となるナット26を収容するナット収容部28を備える。本実施形態の手摺り棒14は、第1締結部材16によって芯材24とともに支持部材12に締結されることで支持部材12に固定される。
手摺り棒14は、支持部材12の受け面18に接触した状態で支持される被受け面20を備える。被受け面20は、手摺り棒14の外周面に設けられる。ここでの「接触した状態で支持」という条件は、軸芯方向Daに直交する断面において受け面18の全域において満たされる必要はなく、少なくとも一部の周方向範囲において満たされていればよい。
本実施形態の第1締結部材16はねじ部材である。第1締結部材16は、雄ネジ部を有する軸部16aと、軸部16aの端部に設けられる頭部16bとを備える。
手摺り10は、支持部材12と手摺り棒14との境目30A、30Bを備える。境目30A、30Bは、軸芯方向Daに直交する断面において周方向の一方側(図2では反時計回り側)に設けられる第1境目30Aと、周方向の他方側(図2では時計回り側)に設けられる第2境目30Bとを含む。以下、説明の便宜から、第1境目30Aを上側境目30Aといい、第2境目30Bを下側境目30Bという。この境目30A、30Bは、外部空間に露出しており、外部から視認可能な位置に設けられる。特に、上側境目30Aは、下側境目30Bと比べて、手摺り棒14を握るユーザが斜め上側から見たときに見え易い位置に設けられる。
境目30A、30Bの開き度合いは、支持部材12と手摺り棒14の位置のバラツキに起因して変動する。ここでの位置のバラツキとは、予め定められる基準位置からの位置の変動をいう。この「位置のバラツキ」は、製造誤差に起因する支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20の寸法のバラツキを含む。この他に、この「位置のバラツキ」は、手摺り棒10の組み立て時の組立誤差等に起因する、支持部材12の全体と手摺り棒14の全体とのうちの少なくともいずれかの位置ずれを含む。この組立誤差等に起因する位置ずれは、例えば、周方向、上下方向Z、前後方向X等において、支持部材12の全体と手摺り棒14の全体との相対位置がずれることで生じる。この「基準位置」は、例えば、予め定められる公差の中央値にあるときの位置をいう。本明細書では、支持部材12と手摺り棒14の位置関係を言及するとき、特に言及がないかぎり、予め定められる基準位置にあるときの位置関係をいう。
図3A、図3Bを参照する。境目30A、30Bの開き度合いに影響を及ぼすバラツキの類型としては、例えば、以下の二つの類型がある。本図では、基準位置にあるときに支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20が合致する形状となり、その基準位置から寸法のバラツキが発生している状態を誇張して示す。
第一の類型は、支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20における周方向の中間部18a、20aで相手側に位置ずれするバラツキである。図3Aでは、支持部材12の受け面18における中間部18aに基準位置から手摺り棒14側の方向Dbに位置ずれするバラツキが生じている状態を示す。このようなバラツキが発生すると、そのバラツキに起因して支持部材12と手摺り棒14の相対位置のずれを招き、境目30A、30Bの開き度合いが大きくなり得る。手摺り棒14の被受け面20における周方向の中間部20aが支持部材12側に位置ずれするバラツキが発生した場合も同様である。
第二の類型は、支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20における周方向の端縁部18b、20bで相手とは反対側に位置ずれするバラツキである。例えば、支持部材12の受け面18における端縁部18bが手摺り棒14とは反対側の方向Dcに位置ずれするバラツキをいう。このようなバラツキが発生すると、そのバラツキに起因して境目30Aの開き度合いが大きくなる。手摺り棒14の被受け面20における端縁部20bが支持部材12とは反対側に位置ずれするバラツキが発生した場合も同様である。
以下、本実施形態では、第一の類型のバラツキが発生した場合の対策を説明する。図4を参照する。本図ではハッチングを省略する。以降の第1実施形態~第3実施形態のいずれにおいても、基準位置にあるとき、支持部材12の受け面18の端縁部18bと手摺り棒14の被受け面20の端縁部20bとは接触しており、上側境目30A及び下側境目30Bのいずれも閉じた状態となる。
手摺り10は、支持部材12と手摺り棒14の位置のバラツキに起因する境目30A、30Bの開き度合いに対する影響を緩和可能な緩和構造40を備える。本実施形態の緩和構造40は、支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20それぞれの中間領域46(後述する)で寸法のバラツキが発生した場合に、上側境目30A及び下側境目30Bそれぞれの開き度合いに対する影響を緩和可能である。
ここでの「緩和」とは、後述のように、支持部材12及び手摺り棒14に位置のバラツキが発生した場合に、その境目30A、30Bの開き度合いを閉じた状態に維持することを含む。この他に、ここでの「緩和」とは、緩和構造40を適用しない場合に、緩和構造40を適用したときと同様の位置のバラツキが支持部材12及び手摺り棒14に発生したときと比べ、その境目30A、30Bの開き度合いを小さくすることも含む。ここでの「緩和構造40を適用しない場合」とは、支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20を合致する形状にして面接触させる場合をいう。具体的には、第1実施形態でいえば、後述する緩和構造40の各接触領域42、44、中間領域46を受け面18及び被受け面20に設けず、合致する形状を持つ受け面18及び被受け面20を面接触させる場合をいう。第2実施形態でいえば、後述する緩和構造40の高硬度領域60及び低硬度領域62を受け面18及び被受け面20に設けず、合致する形状を持つ受け面18及び被受け面20をめり込ませることなく面接触させる場合をいう。第3実施形態でいえば、後述する緩和構造40の第2隙間72を設けず、合致する形状を持つ受け面18及び被受け面20を面接触させる場合をいう。ここでの「緩和構造40を適用したときと同様の位置のバラツキが・・・発生する」とは、寸法のバラツキが発生した場合でいえば、緩和構造40を適用した支持部材12及び手摺り棒14で生じた寸法のバラツキと同じ位置かつ大きさの寸法のバラツキが、緩和構造40を適用しない支持部材12及び手摺り棒14に発生することを意味する。この他に、これは、組立誤差等に起因する位置ずれが発生した場合でいえば、緩和構造40を適用した支持部材12及び手摺り棒14で生じた位置ずれと同じ大きさの位置ずれが、緩和構造40を適用しない支持部材12及び手摺り棒14に発生することを意味する。
本実施形態の緩和構造40は、受け面18及び被受け面20のそれぞれにおいて周方向の一方側(図4では反時計回り側)に設けられる第1接触領域42と、受け面18及び被受け面20のそれぞれにおいて周方向の他方側(図4では時計回り側)に設けられる第2接触領域44と、を備える。この他に、本実施形態の緩和構造40は、受け面18及び被受け面20のそれぞれにおいて第1接触領域42と第2接触領域44との間に設けられる中間領域46と、を備える。図2では、説明の便宜のため、緩和構造40を省略している。
受け面18及び被受け面20それぞれの第1接触領域42は互いに接触する。第1接触領域42は、軸芯方向Daに直交する断面において、周方向の一方側にある受け面18及び被受け面20それぞれの端縁部18b、20bに設けられる。
受け面18及び被受け面20それぞれの第2接触領域44は互いに接触する。第2接触領域44は、軸芯方向Daに直交する断面において、周方向の他方側にある受け面18及び被受け面20それぞれの端縁部18b、20bに設けられる。
受け面18及び被受け面20の中間領域46は、互いの間に第1隙間48を形成する。第1隙間48の径方向寸法は、例えば、1.0mm以下となる。この第1隙間48は、受け面18及び被受け面20が基準位置にあるときに形成されていればよく、これらのバラツキの大きさによっては形成されていなくともよい。
軸芯方向Daに直交する断面において、受け面18のある周方向範囲を範囲Raとする。このとき、受け面18の各接触領域42、44のそれぞれは、例えば、その範囲Raの1/4以下の範囲に設けられる。受け面18の中間領域46は、範囲Raの1/2以上の範囲に設けられるともいえる。
本実施形態の第1接触領域42及び第2接触領域44のいずれもが、受け面18及び被受け面20のいずれにおいても、軸芯方向Daに直交する断面において平面状をなす。この場合、受け面18及び被受け面20それぞれの第1接触領域42及び第2接触領域44は面接触する。この他にも、受け面18及び被受け面20それぞれの第1接触領域42及び第2接触領域44の少なくともいずれかは点接触していてもよい。この場合、第1接触領域42、第2接触領域44は、受け面18及び被受け面20の周方向外側の端点に設けられる。この場合、受け面18及び被受け面20の端縁部18b、20bは平面状及び曲面状のいずれをなしていてもよい。本実施形態の中間領域46は、受け面18及び被受け面20のいずれにおいても、曲面状をなす。被受け面20の中間領域46は、受け面18の中間領域46のなす曲面よりも曲率の大きい曲面状をなす。
本実施形態の中間領域46は、第1接触領域42との間にある第1変曲点50Aから第2接触領域44との間にある第2変曲点50Bまでの間で連続する単数の曲面部分によって構成される。この他に、中間領域46は、第1変曲点50Aから第2変曲点50Bまでの間で連続する複数の曲面部分によって構成されてもよい。この場合、被受け面20の中間領域46における各曲面部分の曲率が、受け面18の中間領域46における各曲面部分の曲率よりも大きくなっていればよい。
ここまで説明した受け面18及び被受け面20の関係は、受け面18及びの軸芯方向Daの全域に亘る範囲で満たされる。例えば、受け面18の軸芯方向Daの両端部及び中間部のいずれにおいても、緩和構造40の第1隙間48が受け面18と被受け面20との間に設けられるということである。
以上の手摺り棒14の作用とともに効果を説明する。本実施形態の緩和構造40は、受け面18及び被受け面20のそれぞれにおいて第1隙間48を形成する中間領域46を備える。支持部材12の受け面18における中間領域46で手摺り棒14側に位置ずれするバラツキが発生した場合を考える。この場合、緩和構造40は、支持部材12の受け面18の中間領域46での位置のバラツキを第1隙間48によって吸収することで、境目30A、30Bの開き度合いに対する影響を緩和することができる。手摺り棒14の被受け面20における中間領域46で支持部材12側に位置ずれするバラツキが発生した場合も同様である。
これにより、第1隙間48によって吸収できる範囲内の位置のバラツキであれば、上側境目30A及び下側境目30Bの開き度合いを閉じた状態に維持することができる。第1隙間48によって吸収できる範囲外の位置のバラツキが発生した場合、緩和構造40を適用しない場合と比べ、上側境目30A及び下側境目30Bの開き度合いを小さくすることができる。ひいては、緩和構造40によって、支持部材12及び手摺り棒14の位置のバラツキに起因する外観品位への影響を抑制することができる。
被受け面20の中間領域46は、受け面18の中間領域46のなす曲面よりも曲率の大きい曲面状をなす。よって、支持部材12の受け面18と手摺り棒14の被受け面20の一部の曲率を変えるという簡単な構成によって、緩和構造40を実現できる。この他に、手摺り棒14の外周面に設けた握り易い曲面形状を用いて被受け面20の中間領域46を構成できる利点もある。
(第2実施形態)図5を参照する。本図ではハッチングを省略する。本実施形態では、前述した第二の類型のバラツキが発生した場合の対策を説明する。本図では、説明の便宜のため、第1締結部材16に関して、その軸部16aの軸線Laのみを示す。
本実施形態の緩和構造40は、受け面18及び被受け面20の一方に設けられる高硬度領域60と、受け面18及び被受け面20の他方に設けられ、高硬度領域60よりも表面硬度の低い低硬度領域62と、を備える。本実施形態において、高硬度領域60は、受け面18の全域を含む範囲で設けられ、低硬度領域62は、被受け面20の全域を含む範囲で設けられる。
ここでの「表面硬度」とは、所定の硬さ試験法によって得られる押し込み硬さをいう。この押し込み硬さは、例えば、ロックウェル硬さ、ビッカース硬さ及びデュロメータ硬さのいずれかである。高硬度領域60及び低硬度領域62それぞれの表面硬度を測定するにあたっては、共通する試験条件のもとで行われる硬さ試験法によって得られる測定値を使用する。例えば、高硬度領域60及び低硬度領域62のいずれの表面硬度もロックウェル硬さで評価するということである。高硬度領域60及び低硬度領域62の一方がゴム系素材の場合、デュロメータ硬さで評価することが好ましい。
この表面硬度に関する条件は、あくまで高硬度領域60と低硬度領域62との間で満たされていればよく、それ以外の箇所での手摺り棒14及び支持部材12の表面硬度の大小関係は特に問わない。本実施形態では高硬度領域60を有する部材(支持部材12)の全体は、その高硬度領域60以外の箇所も含めて、同じ素材によって構成される。この他にも、高硬度領域60を有する部材は、その高硬度領域60以外の箇所と高硬度領域60とで異なる素材によって構成されてもよい。本実施形態では低硬度領域62を有する部材(手摺り棒14)の全体は、その低硬度領域62以外の箇所も含めて、同じ素材によって構成される。この他にも、低硬度領域62を有する部材は、その低硬度領域62以外の箇所と低硬度領域62とで異なる素材によって構成されてもよい。この他に、表面硬度に関する条件を満たすうえで、高硬度領域60の弾性率よりも低硬度領域62の弾性率が大きくなるようにしてもよい。
高硬度領域60は、第1締結部材16の締結力Faによって、受け面18及び被受け面20の周方向の少なくとも一方側にある端縁部18b、20bにおいて、低硬度領域62にめり込んでいる。ここでの締結力Faとは、第1締結部材16の軸部16aの軸線Laに沿った方向の引張力をいう。本実施形態の高硬度領域60は、周方向の両側にある端縁部18b、20bにおいて、低硬度領域62にめり込んでいる。ここでは、低硬度領域62の弾性変形を伴い、高硬度領域60が低硬度領域62にめり込む場合を想定している。この他にも、低硬度領域62の塑性変形を伴い高硬度領域60が低硬度領域62にめり込んでもよい。
受け面18及び被受け面20の端縁部18b、20bにおける低硬度領域62に対する高硬度領域60のめり込み量をQa(mm)という。受け面18及び被受け面20の周方向の中間部18a、20aにおける低硬度領域62に対する高硬度領域60のめり込み量をQb(mm)という。ここでのめり込み量とは、めり込み前の形状に対するめり込み後の形状の径方向での低硬度領域62の変形量をいう。このとき、中間部18a、20aでのめり込み量Qbは端縁部18b、20bでのめり込み量Qaよりも小さくなる。これを実現するうえで中間部18a、20aのめり込み量Qbはゼロになってもよい。これにより、中間部18a、20aのめり込み量Qbを端縁部18b、20bでのめり込み量Qaと同じにする場合と比べ、端縁部18b、20bにおいて低硬度領域62に対して高硬度領域60を容易にめり込ませることができる。
高硬度領域60及び低硬度領域62の素材は、第1締結部材16の締結力によって、低硬度領域62に対して高硬度領域60をめり込ませるという条件を満たすものであれば、特に限定されない。これらの素材は、例えば、樹脂系素材を想定しているものの、金属系素材等でもよい。樹脂系素材によって構成する場合、高硬度領域60及び低硬度領域62の素材は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリアセタール(POM)、塩化ビニル(PVC)、アクリル樹脂(PMMA)、オレフィン系樹脂(例えば、オレフィン系エラストマー)等を用いてもよい。前述のめり込みに関する条件を満たすうえで、例えば、高硬度領域60を有する支持部材12をPOM、低硬度領域62を有する手摺り棒14をオレフィン系樹脂としてもよい。この他にも、高硬度領域60を有する支持部材12をPVC、PMMA等とし、低硬度領域62を有する手摺り棒14をPPとしてもよい。
以上の手摺り10の作用とともに効果を説明する。本実施形態の緩和構造40は、高硬度領域60及び低硬度領域62を備え、受け面18及び被受け面20の端縁部18b、20bにおいて低硬度領域62に対して高硬度領域60をめり込ませている。前述した第二の類型のような、支持部材12の受け面18における端縁部18bで位置のバラツキが発生した場合を考える。この場合、緩和構造40は、支持部材12の受け面18の端縁部18bにおいて、低硬度領域62に対する高硬度領域60のめり込み量を変化させることで、境目30A、30Bの開き度合いに対する影響を緩和することができる。例えば、手摺り棒14とは反対側に位置ずれするバラツキが支持部材12に発生した場合、めり込み量を小さくすることで、その影響を緩和することができる。手摺り棒14側に位置ずれする位置のバラツキが発生した場合、めり込み量を大きくすることで、その影響を緩和することができる。手摺り棒14の被受け面20における端縁部20bで位置のバラツキが発生した場合も同様である。いずれにしても、支持部材12の端縁部18b、20bでの位置のバラツキを、低硬度領域62に対する高硬度領域60のめり込み箇所で吸収できる。
これにより、めり込み箇所で吸収できる範囲内の位置のバラツキであれば、境目30A、30Bの開き度合いを閉じた状態に維持することができる。めり込み箇所で吸収できる範囲外の位置のバラツキが発生した場合、緩和構造40を適用しない場合と比べ、境目30A、30Bの開き度合いを小さくすることができる。ひいては、第1実施形態と同様、緩和構造40によって、支持部材12及び手摺り棒14の位置のバラツキに起因する外観品位への影響を抑制することができる。
高硬度領域60は支持部材12の受け面18に設けられ、低硬度領域62は手摺り棒14の被受け面20に設けられる。よって、支持部材12の受け面18に低硬度領域62を設ける場合と比べて、支持部材12の強度を確保し易くすることができる。
(第3実施形態)図6を参照する。本実施形態では、前述した第二の類型のバラツキが発生した場合の対策を説明する。特に、上側境目30Aの開き度合いを大きくする位置のバラツキが発生した場合の対策を説明する。緩和構造40は、第1締結部材16の頭部16bが座する座面70と第1締結部材16の頭部16bとの間に設けられる第2隙間72を備える。
本実施形態の座面70は、支持部材12の前壁部84(後述する)の内面に設けられる。この他にも、座面70は、支持部材12と第1締結部材16の頭部16bとの間に設けられる座金等に設けられてもよい。
第1締結部材16の頭部16bの底面16cは、その軸線Laと直交するように設けられる。支持部材12、手摺り棒14、第1締結部材16が基準位置にあるとき、座面70は、後述する回転方向Df(図6では時計回り)に向かうに連れて第1締結部材16の底面16cから遠ざかるように、第1締結部材16の底面16cに対して傾斜している。これにより、支持部材12等が基準位置にあるとき、第1締結部材16の軸線Laに対して回転方向Dfとは周方向の反対方向(図6では反時計回り)において、第1締結部材16の頭部16bを座面70に部分的に接触させることができる。このとき、第1締結部材16の頭部16bと座面70との接触位置74から回転方向Dfに向かうに連れて、第1締結部材16の軸線方向Ddに徐々に広がるような前述の第2隙間72が形成される。
この第2隙間72は、第1締結部材16の締結力Faが付与されたとき、支持部材12及び手摺り棒14の全体を回転方向Dfに回転させようとする接触位置74周りの回転力Fbを作用させるために設けられる。この回転方向Dfは、第1締結部材16の頭部16bの底面16cと座面70とのなす角度θをゼロに近づける方向となる。この第2隙間72の軸線方向Ddでの大きさは、例えば、1.0mm以下となる。
支持部材12等が基準位置にある場合、支持部材12の受け面18は、手摺り棒14が回転力Fbを受けたとき、その端縁部18bを手摺り棒14に接触させることで、手摺り棒14の回転を拘束可能な形状である。ここでの端縁部18bとは、回転方向Dfとは周方向の反対方向にある境目(ここでは上側境目30A)を形成する受け面18の端縁部18bをいう。これを実現するうえで、本実施形態の手摺り棒14の軸芯Caに直交する断面形状は細長形状(つまり非円形状)をなす。これと併せて、受け面18は、細長形状の手摺り棒14の被受け面20に端縁部18bを接触させることで回転を拘束できる形状となる。本実施形態の受け面18は、細長形状の手摺り棒14の外周面に部分的に合致する形状となる。ここでの細長形状とは、軸芯Caに直交する二方向Dx,Dyを想定したとき、その方向Dxの寸法Lxと方向Dyの寸法Lyが異なることをいう。ここでは方向Dxが上下方向に延びる縦方向であり、方向Dyが前後方向に延びる横方向である例を示す。
以上の手摺り10の作用とともに効果を説明する。図7A、図7Bを参照する。手摺り棒14及び第1締結部材16の回転方向Dfでの回転を許容するとともに上側境目30Aを広げる位置のバラツキが支持部材12及び手摺り棒14に発生した場合を考える。この場合、手摺り棒14の回転方向Dfでの回転を許容する第3隙間76が受け面18と被受け面20との間に形成される。このバラツキは、例えば、支持部材12の受け面18及び手摺り棒14の被受け面20それぞれの上側境目30A側において、相手とは反対側に位置ずれすることで発生する。本図では、上側境目30A側において支持部材12の受け面18に手摺り棒14とは反対側に位置ずれするバラツキが発生する例を示す。
このようなバラツキが発生したとき、手摺り棒14は、第1締結部材16の締結力Faと回転力Fbによって、支持部材12の受け面18に対する滑りを伴い回転方向Dfに回転することで上側境目30Aを狭めることができる(図7B参照)。手摺り棒14の外周面は、このようなバラツキが発生したとき、このように回転することで上側境目30Aを狭めることのできる形状であるともいえる。緩和構造40は、このようなバラツキが発生したとき、手摺り棒14の滑りを伴い回転方向Dfに回転させることで、上側境目30Aの開き度合いに対する影響を緩和できるともいえる。
第1締結部材16の締め付け量を大きくするほど、第1締結部材16と座面70のなす角度θを小さくするように手摺り棒14及び第1締結部材16が回転する。手摺り棒14及び第1締結部材16は、この角度θをゼロとするまで回転方向Dfに回転させることができる。この角度θがゼロとなるとき、第1締結部材16の軸部16aに対して周方向の両側で、その頭部16bが座面70と接触する。図7Bは、角度θをゼロとし、かつ、上側境目30Aを閉じるまで手摺り棒14を回転させた状態を示す。このように手摺り棒14を回転させた後、上側境目30Aとは周方向の反対側にある下側境目30Bが開いてもよい。本実施形態では下側境目30Bが閉じた状態に維持される。
手摺り棒14は、第2隙間72の軸線方向Laでの大きさに対応する範囲内で上側境目30Aを狭めることができる。この上側境目30Aを狭めることのできる範囲内の位置のバラツキであれば、上側境目30Aの開き度合いを閉じた状態に維持することができる。この上側境目30Aを狭めることのできる範囲外の位置のバラツキが発生した場合、緩和構造40を適用しない場合と比べ、上側境目30Aの開き度合いを小さくすることができる。ひいては、第1実施形態と同様、緩和構造40によって、支持部材12及び手摺り棒14の位置のバラツキに起因する外観品位への影響を抑制することができる。
ここまで、本実施形態の緩和構造40は、上側境目30Aの開き度合いに対する影響を緩和可能である例を説明した。この他にも、緩和構造40は、上側境目30Aではなく下側境目30Bの開き度合いに対する影響を緩和可能でもよい。この場合、前述の説明において、下側境目30Bとは周方向の反対方向(つまり、図6の反時計回り)を回転方向Dfとして、その回転方向Dfの回転力Fbを作用させるための第2隙間72を第1締結部材16と座面70との間に設ければよい。これと併せて、手摺り棒14及び第1締結部材16の回転を許容するとともに下側境目30Bを広げるバラツキが発生したとき、締結力Fa及び回転力Fbによって、手摺り棒14の滑りを伴い回転方向Dfに回転させることで、手摺り棒14によって下側境目30Bを狭めることができればよい。
(第4実施形態)図8~図10を参照する。次に、ここまで説明した緩和構造40と組み合わせて用いることのできる手摺り棒14の他の工夫点を説明する。
まず、本実施形態の手摺り棒14を想到するに至った背景から説明する。手摺り棒14には大荷重が付与されるため、その荷重に対する支持部材12の強度を確保する必要がある。支持部材12の強度を確保するうえで、支持部材そのものの剛性を確保する手段が考えられる。例えば、支持部材12の肉厚を増大させる等の手段である。しかしながら、支持部材12の剛性を確保することで支持部材12の強度を確保するにも限界がある。このような問題との関係で工夫を講じた技術は未だ提案されていない。以下、支持部材12そのものの剛性を確保せずとも支持部材12の強度を確保することのできる技術を説明する。
以下、支持部材12の取り付けられる壁Wを正面から見た水平な奥行き方向を前後方向X、前後方向Xと直交する水平方向を左右方向Y、前後方向Xと直交する鉛直方向を上下方向Zという。同様の視点から見た手前側を前側とし、奥側を後側とする。
支持部材12は、互いに左右方向Yに対向する一対の側壁部80と、一対の側壁部80を接続する後壁部82と、一対の側壁部80を接続する前壁部84と、一対の側壁部80を接続する上壁部86と、を備える。本実施形態の支持部材12は、射出成形品等の樹脂成形品である。この他にも、支持部材12は、金属等を素材としてもよい。
支持部材12の前壁部84には前述の受け面18が設けられる。支持部材12の前壁部84には第1締結部材16(図2参照)を通すための第1貫通孔88が形成される。支持部材12の後壁部82には第2締結部材17(図2参照)を通すための第2貫通孔90が形成される。
支持部材12は、一対の側壁部80間に形成され、下向きに開放する凹部92を備える。手摺り10の施工時において、凹部92内を作業空間の一部として第1締結部材16及び第2締結部材17が取り扱われる。
手摺り10は、支持部材12に取り付けられるカバー部材94を備える。本実施形態のカバー部材94は、射出成形品等の樹脂成形品である。この他にも、カバー部材94は、金属等を素材としてもよい。
カバー部材94は、支持部材12の一対の側壁部80それぞれに対応して個別に設けられ、対応する側壁部80を外側からカバーする一対の第1カバー部96と、一対の第1カバー部96を接続する第2カバー部98とを備える。第2カバー部98は、支持部材12の下面部を下側からカバーしている。各カバー部96、98は板状をなす。各カバー部96、98は全体として上向きに開放するU字状をなす。
支持部材12に対するカバー部材94の取付態様は特に限定されない。本実施形態のカバー部材94は、スナップフィット構造100によって支持部材12に取り付けられる。スナップフィット構造100は、カバー部材94の第1カバー部96の内面部に設けられる爪部102と、支持部材12の側壁部80の外面部に設けられる爪受け部104とを備える。スナップフィット構造100は、爪受け部104に対する爪部102の引っ掛けによって、カバー部材94に取り付けられる。スナップフィット構造100は、予め壁Wに取り付けられる支持部材12に対してカバー部材94を移動させることで、カバー部材94の弾性変形を伴うスナップフィットによって、爪部102を爪受け部104に引っ掛け可能である。このとき、本実施形態での支持部材12に対するカバー部材94の移動方向は上向きとなる。
図11A、図11Bを参照する。各図は、支持部材12の側壁部80、後壁部82、前壁部84の位置関係を模式的に示す平面図である。手摺り棒14には、通常、前方かつ斜め上から荷重が入力される。このように手摺り棒14に荷重が入力されたとき、支持部材12に前後方向Xの圧縮荷重Fcが作用する。支持部材12に圧縮荷重Fcが作用すると、一対の側壁部80は、内向き及び外向きのいずれかの倒れ方向Deに倒れるように倒れ変形する。ここでの倒れ変形とは、本実施形態でいえば、側壁部80の固定端部(ここでは上端部)に対して自由端部(ここでは下端部)側の部分が内向き及び外向きのいずれかに倒れるような変形をいう。
側壁部80の倒れ方向は、支持部材12全体の形状に応じて決まる。この倒れ方向に影響する因子としては、例えば、一対の側壁部80の形状、側壁部80の変形を拘束するリブ部の位置、個数等がある。例えば、図11Aに示すように、平面視において、一対の側壁部80が全体として内向きに凹となる凹状をなす場合、倒れ方向Deを内向きとする倒れ変形が発生し易くなる。これに対して、図11Bに示すように、平面視において、一対の側壁部80が全体として外向きに凸となる凸状をなす場合、倒れ方向Deを外向きとする倒れ変形が発生し易くなる。この他に、例えば、側壁部80の内向き及び外向きの一方(例えば、外向き)の倒れ変形を拘束するリブ部を側壁部80に設ける場合、側壁部80の逆向き(例えば、内向き)の倒れ変形が発生し易くなる。リブ部を設ける場合、個数の増加、厚み及び幅の増大によって、側壁部80の逆向きの倒れ変形が更に発生し易くなる。これら支持部材12の形状に関する因子の影響によって側壁部80の倒れ方向が決まる。本実施形態では、図11Aに示すような形状としており、一対の側壁部80のそれぞれの倒れ方向Deは内向きとなる。
図8,図9を参照する。カバー部材94は、このような支持部材12の変形を拘束可能な変形拘束部108を備える。変形拘束部108は、カバー部96、98とは別に設けられる。本実施形態の変形拘束部108は、一対の側壁部80それぞれに対応する個別のリブ部110と、個別のリブ部110の根本部を接続する補強部112と、を備える。変形拘束部108のリブ部110及び補強部112は第2カバー部98の内面から上向きに突き出ている。
変形拘束部108は、側壁部80に対して倒れ方向Deに配置されており、その側壁部80が倒れ変形したとき、その側壁部80に当たることで倒れ変形を拘束可能である。本実施形態の変形拘束部108は、一対の側壁部80それぞれの倒れ方向Deとなる側壁部80の内側に、その側壁部80に対応するリブ部110が配置されている。変形拘束部108の補強部112は、一対の側壁部80の倒れ変形に追従するリブ部110の変形を拘束することで、そのリブ部110を補強する役割を持つ。
変形拘束部108は、支持部材12に対してカバー部材94を取り付けるときの移動方向(ここでは上向き)に動かしたときに、支持部材12の凹部92内に差し込み可能である。変形拘束部108は、支持部材12の凹部92内に差し込まれることで、その内側に嵌め込まれる。
以上の手摺り10の効果を説明する。カバー部材94は、支持部材の変形を拘束する変形拘束部108を備える。よって、支持部材12そのものの剛性を確保せずとも、その変形をカバー部材94によって拘束することで、支持部材12の強度を向上させることができる。
カバー部材94の変形拘束部108は、カバー部材94のカバー部96、98とは別に設けられる。よって、支持部材12の強度を向上させるうえで、カバー部材94の変形拘束部108の大寸法化によって対応でき、外観面となるカバー部96、98の肉厚を厚くせずに済む。これは、カバー部材94を樹脂成形品とした場合に、カバー部96、98でのヒケ、ボイド等の成形不良に起因する外観品位の低下を抑制できる点で有効となる。ここでの大寸法化とは、例えば、変形拘束部108のリブ部110の左右方向Yでの厚みを増やすことをいう。
支持部材12の強度を確保するうえで、この他にも、支持部材12の素材の高強度化、支持部材12のリブ部114の高さを増大させる等の手段が考えられる。前者は選択材料の制限、コストアップ等の問題を招き、後者は射出成形時の成形難度の増大、各締結部材16、17との干渉等の問題を招く。ここでのリブ部114とは、図9に示すような、上壁部86から内面に突き出るリブ部をいう。この点、本実施形態によれば、これらの問題を招かずに済む。
カバー部材94の変形拘束部108は、支持部材12の側壁部80の倒れ変形を拘束可能である。支持部材12の強度を確保するうえで、支持部材12の側壁部80の肉厚を増大させる等の手段が考えられる。この手段を用いた場合、支持部材12の他の箇所(例えば、上壁部86の一部86a)で成形不良に起因する外観品位の低下を招き得る。この点、支持部材12の強度を確保するうえで支持部材12の側壁部80の肉厚を増大させずに済むため、支持部材12の他の箇所での外観品位を維持できる利点がある。
変形拘束部108は、一対の側壁部80それぞれの外向き及び内向きのうちの同じ倒れ方向Deへの倒れ変形を拘束可能である。これにより、一方の側壁部80の倒れ変形によって変形拘束部108に入力される荷重と、他方の側壁部80の倒れ変形によって変形拘束部108に入力される荷重とを相殺させることができる。よって、変形拘束部108によって一対の側壁部80の倒れ変形を拘束しつつ、カバー部材94を支持部材12から外し難くすることができる。
次に、ここまで説明した各構成要素の変形形態を説明する。
手摺り10の具体的な設置位置は特に限定されない。手摺り10は、例えば、浴室以外にも、トイレ、キッチン、リビング、廊下等に設置されてもよい。
手摺り棒14の支持部材12に対する固定態様は特に限定されない。これを実現するうえで、手摺り棒14及び芯材24のいずれかに第1締結部材16をねじ込んでもよい。手摺り棒14は、上下方向Zに延びていてもよい。これは、スライドバーとして手摺り棒14を機能させる場合を想定している。
緩和構造40は、支持部材12と手摺り棒14の位置のバラツキに起因する境目30A、30Bの開き度合いに対する影響を緩和可能であればよく、その具体例は実施形態の内容に限定されない。
(第1実施形態の変形形態)受け面18及び被受け面20それぞれの中間領域46の形状は特に限定されない。例えば、各面18、20の中間領域46は軸芯方向Daに直交する断面において平面状をなしていてもよい。
(第2実施形態の変形形態)高硬度領域60及び低硬度領域62は受け面18及び被受け面20の全域ではなく部分的に設けられていてもよい。この場合、受け面18及び被受け面20の端縁部18b、20bにおいて部分的に設けられていてもよい。これは、例えば、表面硬化処理によって高硬度領域60となる箇所を部分的に高硬度化する場合を想定している。外観品位への影響を抑制するうえでは、手摺り棒14の被受け面20に高硬度領域60を設けて、支持部材12の受け面18に低硬度領域62を設けてもよい。外観品位への影響を抑制するうえでは、受け面18及び被受け面20の周方向の少なくとも一方側にある端縁部18b、20bにおいて、高硬度領域60が低硬度領域62にめり込んでいればよい。低硬度領域62に対する高硬度領域60のめり込み量は受け面18及び被受け面20の周方向位置によらず一定でもよい。
(第4実施形態の変形形態)カバー部材94の変形拘束部108は支持部材12の一対の側壁部80それぞれの変形を拘束する例を説明した。カバー部材94の変形拘束部108によって変形を拘束する支持部材12の箇所は特に限定されない。例えば、カバー部材94の変形拘束部108は、支持部材12の上壁部86、前壁部84のいずれかの変形を拘束してもよい。この他にも、カバー部材94の変形拘束部108は、支持部材12の一つの側壁部80のみの変形を拘束してもよい。
一対の側壁部80のそれぞれの倒れ方向Deは内向きである例を説明した。この他にも、一対の側壁部80のそれぞれの倒れ方向Deは外向きであってもよい。この場合、カバー部材94の変形拘束部108は、一対の側壁部80それぞれの外向きの倒れ変形を拘束可能でもよい。
以上の実施形態及び変形形態は例示である。これらを抽象化した技術的思想は、実施形態及び変形形態の内容に限定的に解釈されるべきではない。実施形態及び変形形態の内容は、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態」との表記を付して強調している。しかしながら、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以上の構成要素の任意の組み合わせも有効である。この一例として、第1~第3実施形態それぞれの緩和構造40を組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態の緩和構造40と第2実施形態の緩和構造40を組み合わせてもよいし、第1実施形態の緩和構造40と第3実施形態の緩和構造40を組み合わせてもよい。この他にも、第4実施形態の支持部材12及びカバー部材94を第1実施形態~第3実施形態のいずれの手摺り10に適用してもよい。この他にも、第4実施形態の支持部材12及びカバー部材94を第1実施形態~第3実施形態の緩和構造40と組み合わせずに用いてもよい。
以上の実施形態、変形形態により具体化される開示の一つを一般化すると、次に記載の開示が含まれているともいえる。詳しくは、本開示の手摺りは、手摺り棒を支持する支持部材と、前記支持部材に取り付けられるカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記支持部材をカバーするカバー部と、前記カバー部とは別に設けられ、前記支持部材の変形を拘束可能な変形拘束部と、を備える。この開示の目的は、支持部材そのものの剛性を確保せずとも支持部材の強度を確保することのできる技術を提供することにある。
10…手摺り、12…支持部材、14…手摺り棒、16…締結部材、16b…頭部、18…受け面、18a…中間部、18b…端縁部、20…被受け面、20a…中間部、20b…端縁部、30A、30B…境目、40…緩和構造、42…第1接触領域、44…第2接触領域、46…中間領域、48…隙間、60…高硬度領域、62…低硬度領域、70…座面、72…隙間、80…側壁部、94…カバー部材、96…第1カバー部、98…第2カバー部、108…変形拘束部。

Claims (6)

  1. 受け面を有し、壁に取り付けられる支持部材と、
    前記受け面に接触した状態で支持される被受け面を有する手摺り棒と、
    前記支持部材と前記手摺り棒の寸法のバラツキに起因する前記支持部材と前記手摺り棒との境目の開き度合いに対する影響を緩和可能な緩和構造と、を備え
    前記緩和構造は、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて周方向の一方側にある端縁部に設けられ、互いに接触する第1接触領域と、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて周方向の他方側にある端縁部に設けられ、互いに接触する第2接触領域と、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて前記第1接触領域と前記第2接触領域との間の周方向範囲の全域に設けられ、互いの間に隙間を形成する中間領域と、を備える手摺り。
  2. 受け面を有し、壁に取り付けられる支持部材と、
    前記受け面に接触した状態で支持される被受け面を有する手摺り棒と、
    前記支持部材と前記手摺り棒の寸法のバラツキに起因する前記支持部材と前記手摺り棒との境目の開き度合いに対する影響を緩和可能な緩和構造と、を備え、
    前記緩和構造は、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて周方向の一方側に設けられ、互いに接触する第1接触領域と、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて周方向の他方側に設けられ、互いに接触する第2接触領域と、
    前記受け面及び前記被受け面のそれぞれにおいて前記第1接触領域と前記第2接触領域とに設けられ、互いの間に隙間を形成する中間領域と、を備え、
    前記受け面及び前記被受け面それぞれの前記中間領域は曲面状をなし、
    前記被受け面の前記中間領域は、前記受け面の前記中間領域のなす曲面より曲率の大きい曲面状をなす手摺り。
  3. 前記手摺り棒を前記支持部材に締結する締結部材を備える請求項1からのいずれか1項に記載の手摺り。
  4. 前記支持部材に取り付けられるカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、
    前記支持部材をカバーするカバー部と、
    前記カバー部とは別に設けられ、前記支持部材の変形を拘束可能な変形拘束部と、を備える請求項1からのいずれか1項に記載の手摺り。
  5. 前記支持部材は、前記カバー部材によってカバーされる一対の側壁部を備え、
    前記変形拘束部は、前記一対の側壁部それぞれの変形を拘束可能である請求項に記載の手摺り。
  6. 前記一対の側壁部のそれぞれは、前記支持部材に前後方向の圧縮荷重が作用したとき、外向き及び内向きのうちの同じ倒れ方向に倒れ変形可能であり、
    前記変形拘束部は、前記一対の側壁部それぞれの倒れ変形を拘束可能である請求項に記載の手摺り。
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