JP7636077B2 - エッチング装置及びエッチング方法 - Google Patents

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Description

本開示は、エッチング装置及びエッチング方法に関する。
低温環境下でエッチングすることによりシリコン酸化膜にホール等を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。アスペクト比が高くなるほど、エッチングにて生成された反応生成物がホール等の底部にたまり揮発しにくいことによりエッチングレートが低下する現象、所謂デプスローディングが発生し易くなる。
特開平7-22393号公報
本開示は、デプスローディングの発生を抑えつつ、エッチングを促進することができる技術を提供する。
本開示の一の態様によれば、処理チャンバと、前記処理チャンバ内に配置された基板支持台と、エッチングガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、制御部とを有し、基板に含まれる被エッチング膜をエッチングするエッチング装置であって、前記制御部は、(a)前記処理チャンバ内に配置された前記基板支持台の上に前記被エッチング膜を含む前記基板を提供する工程と、(b)前記基板支持台の温度を設定する工程と、(c)前記エッチングガスからプラズマを生成する工程と、(d)前記基板の温度を、前記基板のエッチングにより生成された反応生成物が揮発する温度まで上昇させる工程と、(e)前記基板の温度を、前記エッチングガスのエッチャントが前記基板に吸着する温度まで下降させる工程と、(f)前記(d)の工程と前記(e)の工程とを所定の回数繰り返す工程と、を含む工程を実行するように構成される、エッチング装置が提供される。
一の側面によれば、デプスローディングの発生を抑えつつ、エッチングを促進することができる。
実施形態に係るエッチングモデルの一例を示す図。 実施形態1,2に係るエッチング方法による実験結果の一例を示すグラフ。 実施形態3に係るエッチング方法の一例を示すフローチャート。 実施形態4に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャート。 図4のエッチング方法を説明するための図。 実施形態5に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャート。 実施形態6に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャート。 実施形態に係るエッチング装置の一例を示す断面模式図。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[デプスローディングとエッチング]
はじめに、デプスローディング(Depth Loading)によるエッチングレートの低下について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るエッチングモデル(構造)の一例を示す図である。実施形態に係るエッチングモデルでは、基板Wは被エッチング膜3及びマスク2を含む。被エッチング膜3は、マスク2に形成されたパターンを介してエッチングされ、これにより被エッチング膜3にホール又は溝(以下、凹部4という。)が形成される。
エッチング時間の経過により凹部4のアスペクト比(AR:Aspect Ratio)が20程度又はそれ以上になると、凹部4の底部にてエッチングにより生成された反応生成物(By-Product)が排出され難くなりエッチングレートが低下する現象、所謂デプスローディングが生じる。デプスローディングの現象は、アスペクト比が50以上で顕著になる。以下、本明細書中では、20以上のアスペクト比を高アスペクト比といい、20未満のアスペクト比を低アスペクト比という。高アスペクト比の凹部4の底部では、低アスペクト比の凹部4の底部よりも圧力が高くなるためにデプスローディングの効果が大きい。
例えばHARC(High Aspect Ratio Contact)では、凹部4が深くなるほど凹部4の反応生成物が排出され難くなり、デプスローディングが発生し、スループットを悪化させる。また、凹部4の底部における形状も悪化する。
図1(a)は、基板の温度が常温よりも低い場合のエッチングを模式的に示す。図1(b)は、基板の温度が高い(常温以上)場合のエッチングを模式的に示す。基板の温度が常温よりも低い場合、基板へのエッチャントの吸着量(反応活性種の生成量)が増える。この場合、低アスペクト比(low AR)の領域におけるエッチングレート(E/R)は高い。また、エッチングが促進されるため、エッチング中に生成される反応生成物5の生成量は多いが、凹部4からの反応生成物5の排出速度は遅い。このため、図1(a)のモデル(構造)に示すように、反応生成物5が排出され難く、高アスペクト比の領域ではデプスローディングが顕在化する。また、凹部4の形状が悪化し、凹部4の底部がとがったり、凹部4の側壁が垂直にならず、凹部4の形状に撚れが発生したりする恐れがある。ただし、被エッチング膜3の間口に対して凹部4の側壁が広がるボーイング形状(Bowing)は発生し難い。
基板の温度が高くなると、反応生成物5が揮発し易くなり、図1(b)のモデルに示すように反応生成物5が凹部4から排出されるが、凹部4の底部へのエッチャントの吸着量が減り、エッチングレートは高くならない。また、凹部4の底部はフラットで凹部4の側壁は略垂直に近くなる。ただし、凹部4にボーイング形状6が発生し易くなる。
[実施形態]
以上から、エッチングの促進(反応生成物5の生成)及び反応生成物5の凹部4からの排出のバランスにより、デプスローディングの発生、エッチングレートの高低及び凹部4の形状が決まる。そこで、一実施形態に係るエッチング方法では、高アスペクト比の領域においてもデプスローディングの発生を抑えつつ、エッチングを促進し、凹部4の先端の先細りを抑制し、垂直にするエッチングの手法を提案する。
図2は、一実施形態に係るエッチング方法による実験結果の一例を示すグラフである。この実験では、後述するエッチング装置1(図8参照)を用いて、処理チャンバ10内に配置された基板支持台20に被エッチング膜を含む基板Wを載置してエッチングを行った。実験中、以下の条件に従い処理チャンバ10内にエッチングガスを供給し、基板支持台20の温度を制御し、エッチングを行った。
<条件>
被エッチング膜:シリコン酸化膜(SiOx)とシリコン窒化膜(SiN)を交互に積層した積層膜
エッチングガス:ハロゲン含有ガス、フルオロカーボンガス
基板支持台の温度:-40℃
この実験では、処理チャンバ内を比較的高い圧力(27mTorr:3.6Pa)に制御し、上記条件でエッチングを行った場合を参考例として図2の曲線eに示す。これに対して、処理チャンバ内を比較的低い圧力(10mTorr:1.3Pa)に制御し、上記条件でエッチングを行った場合を実施形態1として図2の曲線fに示す。更に、処理チャンバ内を比較的高い圧力(27mTorr)に制御し、上記条件でエッチングを行う際、エッチングガスにアルゴンガスを200sccm及びOガスを2sccm添加してエッチングガスを希釈した場合を実施形態2として図2の曲線gに示す。なお、Oガスは凹部4の間口を広げるためにエッチングガスに添加したものであり、エッチングガスの希釈化のためにOガスは添加しなくてもよい。
図2の横軸はプロセス時間(エッチング時間)を示し、縦軸はInterval E/Rを示す。Interval E/Rは以下の式で示され、エッチングレートに対応する。
Interval E/R=D-Dn-1/(t-tn-1
式中のnはエッチングレートの測定点、tは時間、Dは凹部4の深さを示す。n=1の測定点に関して時間tをt=0(min)、深さDをD=0(nm)として計算した。
この結果、参考例の曲線eでは、プロセス時間の経過に従い急激にInterval E/Rが減少した。これは、プロセスの初期では図8の基板支持台20の温度が-40℃と低いためにエッチャントの供給量が多くInterval E/Rが高くなったと考えられる。また、Interval E/Rが高く反応生成物の生成量が増えたが、プロセス時間の経過に従い凹部4が深くなるため処理チャンバ10内の圧力が高くなり凹部4から反応生成物が排出され難くなる。以上から、プロセス時間が長くなるとデプスローディングが発生し、Interval E/Rの低下(エッチングレートの低下)が顕著になったと考えられる。
これに対して、実施形態1の曲線f及び実施形態2の曲線gでは、参考例のような急激なInterval E/Rの減少は生じず、プロセス時間に対するエッチングレートの低下は緩やかになった。つまり、実施形態1の曲線fでは、処理チャンバ10内の圧力を参考例よりも低く制御したために凹部4の底部から反応生成物が排出され易くなり、デプスローディングの発生を抑制でき、エッチングレートの低下が緩やかになった。また、実施形態2の曲線gでは、アルゴンガスによりエッチャントが希釈化され、参考例よりも基板へのエッチャントの供給量が減り、これによって反応生成物の生成量が減ったため、デプスローディングの発生を抑制でき、エッチングレートの低下が緩やかになった。
参考例では、プロセス時間の経過に従い急激にInterval E/Rが減少する。そうすると、例えば異なる径や幅が混在するマスク2のパターンに被エッチング膜3をエッチングする場合、異なる径や幅の凹部4のエッチングレートの差が大きくなるおそれがある。一方、実施形態1のエッチング方法における低圧化及び実施形態2のエッチング方法におけるエッチングガスの希釈によれば異なる径や幅の凹部4のエッチングレートの変化量が低減する。よって、実施形態1,2のエッチング方法によれば、例えば異なる径や幅が混在するマスク2のパターンに被エッチング膜3をエッチングする場合であっても、異なる径や幅の凹部4のエッチングレートの差を低減でき、プロセス時間の経過によるエッチングレートの低下を緩やかにできる。
ただし、実施形態1、2のエッチング方法では、参考例と比べて全体のエッチングレートが低下し、特にエッチングの初期(低アスペクト比の領域)においてエッチングレートが低い傾向が見られた。そこで、発明者は、全体のエッチングレートを低下させず、かつエッチングレートの急激な減少が生じないエッチング方法を導出した。図3は、実施形態3に係るエッチング方法の一例を示すフローチャートである。本明細書及び図面において、高周波(RF:Radio Frequency)のうち、基板支持台20又は基板支持台20に対向する電極に供給し、主にプラズマ生成に寄与する周波数を有する高周波をHFと表記する。また、基板支持台20に供給し、主にプラズマ中のイオンの引き込みに寄与する周波数を有する高周波をLFと表記する。HFの周波数は、LFの周波数よりも高い。HF、LFはそれぞれパルス状に供給されてもよい。HF電力をソース電力ともいい、LF電力をバイアス電力ともいう。
図3に示すように、実施形態3に係るエッチング方法は、S1~S6のステップを有する。まず、ステップS1において、処理チャンバ10内に配置された基板支持台20の上に被エッチング膜3を含む基板Wを提供する。次に、ステップS2において、基板支持台20の温度を設定する。一例では、ステップS2において基板支持台20の温度を-40℃以上20℃以下に設定することが好ましい。例えば、基板支持台20の温度を-40℃に設定する。ステップS2では、基板支持台20の温度を設定することに替えて基板の温度を設定してもよい。基板の温度を、-40℃以上20℃以下に設定することが好ましい。ここで、基板支持台20の上面と基板の裏面との間に伝熱ガスを供給することで、基板支持台20の温度と基板の温度を略同一にできる。
次に、ステップS3において、HFパワー(プラズマ生成用の高周波電力)を供給し、処理チャンバ10に供給されたエッチングガスからプラズマを生成する。次に、ステップS4において、基板Wの温度を上昇させ、生成されたプラズマを用いて被エッチング膜3をエッチングする。次に、ステップS5において、基板Wの温度を下降させ、生成されたプラズマを用いて被エッチング膜3をエッチングする。ここで、ステップS4においては基板支持台20にバイアス電力(一例では、LF)を供給する。ステップS5においては基板支持台20にバイアス電力(一例では、LF)を供給しない。次に、ステップS6において、ステップS4とステップS5の工程を所定の回数繰り返したかを判定する。所定の回数は、1以上の整数に予め設定されている。ステップS6において、所定の回数繰り返したと判定されるまでステップS4とステップS5の工程を繰り返し実行し、所定の回数繰り返したと判定されたとき、本処理を終了する。なお、ステップS4とステップS5の工程は順番を逆にしてステップS5を実行した後にステップS4を実行してもよい。
実施形態3に係るエッチング方法によれば、S3では、エッチングガスからプラズマを生成することで、生成されたプラズマからエッチャントが基板表面に供給(吸着)され、エッチングが進行する。同時に反応生成物(エッチング副生成物、By-Product)が凹部4の底部周辺に生成される。
次いでS4では、基板Wの温度を予め設定された温度まで上昇させることで生成された反応生成物の凹部4からの排出を促進させる。例えば、ステップS4では、基板の温度を、反応生成物が揮発する温度まで上昇させる。ステップS5では、再び基板温度を下げ、エッチングを行う。ステップS5では、基板の温度が低い方がエッチャントが吸着しやすいため、基板の温度を、十分な量のエッチャントが基板に吸着する温度まで下降させる。ステップS5では、基板の温度を-40℃以上20℃以下に設定してもよい。ステップS4の基板の温度は、ステップS5で設定した基板の温度よりも高い。ステップS4とステップS5の基板の温度の差分は、10℃以上であることが好ましい。ステップS4では、基板の温度を10℃以上30℃以下に設定してもよい。
[実施形態4~6]
次に、図3に示したエッチング方法におけるステップS4とステップS5の繰り返し処理で行うエッチングの方法について、実施形態3の具体的な形態としての実施形態4~6の3つの方法を説明する。実施形態4~6では、図3のステップS5の後にステップS4を実行する処理を繰り返す例を挙げて説明するが、ステップS4の後にステップS5を実行してもよい。
HF周波数の例は、40MHz、60MHz、100MHz等であり、LF周波数の例は、400kHz、3MHz、13MHz、等であるがこれに限らない。主にイオンの引き込みに寄与するバイアス用の電圧は、高周波(RF)に限らず、負極性のパルス周波数を有する直流電圧でもよい。このときのパルス周波数は、100kHz以上800kHz以下でよく、一例としては400kHzでよい。高周波電力(RFパワー)は、HFパワー(プラズマ生成用の高周波電力)が5kW、LFパワー(バイアス用の高周波電力)が10kW等に設定してもよく、一般に高アスペクト比になるにつれて使用するパワーが大きくなる。
<実施形態4>
まず、実施形態3の一例である実施形態4に係るエッチング方法の一例について図4及び図5を参照しながら、説明する。図4は、実施形態4に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャートである。図5は、図4のエッチング方法を説明するための図である。
実施形態4に係るエッチング方法では、HFは連続波であり、エッチングの間、基板支持台20又は基板支持台20に対向する電極(図8のシャワーヘッド25)に供給される。HFパワーにより、エッチングガスからプラズマが生成され、基板W上の被エッチング膜3がプラズマによりエッチングされる。
実施形態4に係るエッチング方法では、LFはパルス波であり、エッチングの間、基板支持台20に供給され、これにより、基板の温度が制御される。実施形態4では、図4に示すA期間にLFをオフ(Off)又はロー(low)に制御することで、図3のステップS5を実行する。例えば、1サイクル目のA期間には、LFはオフ又はローに制御され、プラズマ中のイオンを基板へ引き込む量が少なくなるためプラズマからの入熱が減る。その結果、基板の温度が下がる。これにより、凹部4へのエッチャントの吸着(供給)を増やすことができる。つまり、基板の温度が低い方がエッチャントが吸着しやすいため、基板の温度を、十分な量のエッチャントが基板に吸着する温度まで下げ、エッチングを促進させる。
また、B期間にLFをオン(On)又はハイ(high)に制御することで、図3のステップS4を実行する。1サイクル目のB期間には、LFはオン又はハイに制御され、プラズマ中のイオンを基板へ引き込む量が多くなるためプラズマからの入熱が増える。その結果、基板の温度が上がる。これにより、反応生成物5が脱離しやすくなる。つまり、図5(b)のStep2に示すように、基板Wの温度を予め設定された温度まで上昇させることで生成されたエッチングによる反応生成物の排出(脱離)が促進する。しかし、エッチャントの供給が減る。
そこで、次の2サイクル目のA期間には、再びLFがオフ又はローに制御される。これにより、再び基板の温度が下がり、凹部4へのエッチャントの吸着が増え、エッチングが促進される。
B期間は、エッチング中に反応生成物5を揮発させ、凹部4から除去可能な温度領域に基板を昇温させるようにLFパワーが制御される。これにより、反応生成物の排出(脱離)が促進する。なお、基板支持台(載置台)は一例では-40℃程度の温度に維持されているため、A期間及びB期間において、それぞれ設定される基板の温度はある時定数τで変化して飽和する。
以上のように、実施形態4では、各サイクルにおいてA期間の基板の降温とB期間の基板の昇温とを交互に繰り返すことで、A期間ではエッチャントの吸着およびエッチングを促進し、B期間では反応生成物5の排出(脱離)を促進する。これを所定の回数繰り返し、エッチャントの吸着およびエッチングの促進と反応生成物の排出(脱離)を交互に行うことでエッチングの促進とデプスローディングの発生のトレードオフを解消する。これにより、実施形態4のエッチング方法によれば、デプスローディングの発生を抑えつつ、エッチングを促進することができる。この結果、スループットを高めることができる。また、凹部4の形状にボーイングや撚れが生じることを抑制し、凹部4の側壁を略垂直に形成できる。
1サイクルの周期は、一例では0.01ミリ秒以上10秒以下(周波数では0.1Hz以上100kHz以下)であってよく、1ミリ秒以上1秒以下(周波数では1Hz以上1kHz以下)であってよく、10ミリ秒以上500ミリ秒(100Hz以上2Hz以下)以下であってもよい。1サイクルの時間に対するLFをオン又はハイに制御する時間、つまり、B期間/(A期間+B期間)を示すデューティー比(Duty)は、好ましくは10%以上70%以下であり、より好ましくは30%以上50%以下である。上記のHF周波数、LF周波数、1サイクルの周期(周波数)及びデューティー比等は、後述する実施形態5、6についても同様に適用されてよい。なお、本明細書中における「ハイ(high)」と「ロー(low)」との関係について、「ハイ(high)」は「ロー(low)」よりも高いレベル(電力レベル)であることを示している。言い換えると「ハイ(high)」を第1レベル、「ロー(low)」を第2レベルとした場合、第1レベルは第2レベルよりも高い。
<実施形態5>
次に、実施形態3の一例である実施形態5に係るエッチング方法の一例について図6を参照しながら説明する。図6は、実施形態5に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャートである。実施形態5に係るエッチング方法では、HFをパルス制御する点が実施形態4と異なる。
LFをパルス制御する点は実施形態4と同じであり、A期間にLFをオフ又はローに制御し、B期間にLFをオン又はハイに制御する。加えて実施形態5では、A期間にHFをオン又はハイに制御し、B期間にHFをオフ又はローに制御する。なお、HFは、基板支持台20又は基板支持台20に対向する電極に供給する。
これによれば、A期間は、LFはオフ又はローに制御され、プラズマ中のイオンを基板へ引き込む量が少なくなるためプラズマからの入熱が減る。その結果、基板の温度が下がる。これにより、凹部4へのエッチャントの吸着(供給)およびエッチングを促進することができる。さらに、A期間においてHFはオン又はハイに制御される。その結果、A期間ではプラズマの生成が促進されるため、エッチャントの吸着量が増え、エッチングが促進される。これに対して、B期間ではLFはオン又はハイに制御され、プラズマ中のイオンを基板へ引き込む量を多くしてプラズマからの入熱を増やし、基板の温度を上昇させる。これにより、エッチングによる反応生成物の排出(脱離)を促進することができる。さらに、B期間においてHFはオフ又はローに制御される。その結果、プラズマの生成量が減り、凹部4へのエッチャントの吸着量が減ることで反応生成物の生成量が減少する。
以上のように、実施形態5では、LFのパルス制御に加えてHFのパルス制御によりエッチャントの供給量、エッチングの促進及び反応生成物の排出を制御する。つまり、A期間における基板の降温によるエッチャント供給量の増加及びエッチングの促進、及びB期間における基板の昇温によるエッチャント供給量の減少及び反応生成物の排出(脱離)を交互に繰り返す。これにより、反応生成物5の排出効率を高め、デプスローディングの発生を抑制しつつ、エッチングを促進することができる。加えて凹部4の形状を更に改善できる。
なお、実施形態4、5では、LFの波形及び/又はHFの波形を矩形波とする例を挙げたが、これに限らない。LFの波形、HFの波形は矩形波だけでなく、立ち上がりのスローアップ又は立ち下がりのスローダウンの少なくともいずれかを含む略矩形波を印加してもよい。実施形態6においても同様である。
<実施形態6>
次に、実施形態3の一例である実施形態6に係るエッチング方法の一例について図7を参照しながら説明する。図7は、実施形態6に係るエッチング方法の一例を示すタイムチャートである。実施形態6に係るエッチング方法では、図7(a)(b)に示すように、基板支持台20と基板Wの間に供給する伝熱媒体をパルス状に圧力を高低させて供給する点が実施形態5と異なる。また、図7(b)に示すように、基板支持台20と基板Wの間に供給する伝熱媒体及び基板支持台20に設けられた後述する図8の静電チャック106の電極106aへの吸着電圧をパルス状に供給する点が実施形態5と異なる。なお、実施形態6では、LF及びHFをパルス制御する点は実施形態5と同じであるが、実施形態4と同様にLFをパルス制御し、HFを連続波としてもよい。
伝熱媒体の供給は、基板支持台20と基板Wの間の伝熱効率を高める。よって、伝熱媒体の流量制御により基板支持台20と基板Wの間の圧力を変えることにより、基板の温度を変えることができる。なお、実施形態6では伝熱媒体としてHeガスを用いるが、他の不活性ガスを用いてもよい。
実施形態6では、具体的には、A期間にはLFをオフ又はローに制御し、B期間にはLFをオン又はハイに制御する。また、A期間にはHFをオン又はハイに制御し、B期間にはHFをオフ又はローに制御する。
加えて実施形態6では基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力(He B.P.:He Back Pressure)を制御する。一例としては、伝熱ガス供給源85から伝熱ガスライン130を介して基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間にHeガス等の伝熱媒体が供給され、その流量がハイ又はローに制御される。また、温調媒体(温調流体)が、図8に示すチラー107で所望の温度に制御される。温調媒体は、チラー107から出力され、流路入口104bへ流入し、流路104aを通って流路出口104cから流出し、チラー107へ戻る。実施形態6では、チラー107により供給される温調媒体を流路104aに流す場合において、Heガスの流量を変化させて基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を制御する。
チラー107により制御する温調媒体の温度が予め設定された閾値の温度よりも高い場合、図7(a)に示すように、A期間においてHeガスの流量をローに制御することで基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を下げる。これにより、A期間は伝熱効率を下げ、基板支持台20の流路を流れる温調媒体により温められた基板支持台20の温度を基板Wに伝えにくくすることで、基板Wの温度を下げる。これにより、凹部4へのエッチャントの吸着(供給)およびエッチングを促進することができる。一方、B期間ではHeガスの流量をハイに制御することで基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を上げる。これにより、B期間は伝熱効率を上げ、温調媒体により温められた基板支持台20の温度を基板Wに伝えやすくすることで、基板の温度を上げる。これにより、凹部4からの反応生成物5の排気(離脱)を促進することができる。
チラー107により制御する温調媒体の温度が予め設定された閾値の温度よりも低い場合、図7(b)に示すように、A期間においてHeガスの流量をハイに制御することで基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を上げる。これにより、A期間は伝熱効率を上げ、温調媒体により冷やされた基板支持台20の温度を基板Wに伝えやすくすることで、基板の温度を下げる。これにより、凹部4へのエッチャントの吸着およびエッチングを促進することができる。一方、B期間ではHeガスの流量をローに制御することで基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を下げる。これにより、B期間では伝熱効率を下げ、基板支持台20の温度を基板Wに伝えにくくすることで、基板の温度を上げる。これにより、凹部4からの反応生成物5の排出を促進することができる。
更に、図8の静電チャック106の電極106aへの吸着電圧をハイ又はローに制御してもよい。静電チャック106の吸着電圧を変更することにより、静電チャック106と基板Wとの間の伝熱特性を変化させ、基板Wの温度を調整することができる。例えば、静電チャック106への吸着電圧を大きくすることは熱伝導性を向上させ、吸着電圧を小さくすることは熱伝導性を低下させる。これにより、基板Wの温度を変更することができる。
例えば、図7(b)において、A期間では吸着電圧をハイに制御する。これにより、A期間においては伝熱効率を上げ、温調媒体により冷やされた基板支持台20の温度を基板Wに伝えやすくすることで、基板の温度を下げる。これにより、凹部4へのエッチャントの吸着およびエッチングを促進することができる。B期間では吸着電圧をローに制御する。これにより、B期間は伝熱効率を下げ、温調媒体により冷やされた基板支持台20の温度を基板Wに伝えにくくすることで、基板の温度を上げる。これにより、凹部4からの反応生成物5の排気を促進することができる。温調媒体の制御温度により吸着電圧をハイに制御する期間、ローに制御する期間は入れ替わる。図示しないが図7(a)において基板支持台20の温度が温調媒体により温められている場合には、A期間では吸着電圧をローに制御し、B期間では吸着電圧をハイに制御する。
以上に説明した、LFの制御、HFの制御、伝熱媒体による基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力の制御、チラー107の温度の制御、静電チャック106の吸着電圧の制御のうち少なくとも1つを用いて基板Wの温度を昇降させ、図3のステップS4及びステップS5を実行することができる。さらに、LFの制御、HFの制御、伝熱媒体による基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力の制御、チラー107の温度の制御、静電チャック106の吸着電圧の制御のうち少なくとも2つを用いて基板Wの温度を昇降させてもよい。
具体的には、図4は、LF電力のハイ及びロー制御、或いはオン及びオフ制御により基板Wの温度を制御している例である。図6は、HF電力及びLF電力のハイ及びロー制御、或いはオン及びオフ制御により基板Wの温度を変更している例である。図7(a)は、HF電力、LF電力及びHeの圧力のハイ及びロー制御、或いはオン及びオフ制御により基板Wの温度を制御している例である。図7(b)は、HF電力、LF電力、Heの圧力、及び静電チャック106の電極106aへの吸着電圧のハイ及びロー制御、或いはオン及びオフ制御により基板Wの温度を制御している例である。図4、図6、図7(a)の具体例のそれぞれにおいて、さらに静電チャック106の電極106aへの吸着電圧を変更する制御により温度を変更することができる。
図4及び図6では、一例として低温の温調媒体が基板支持台20を通流しているとき、LFがローに制御されているとき吸着電圧をハイに制御し、LFがハイに制御されているとき吸着電圧をローに制御する。これにより、A期間において基板温度を効率的に低下させることができ、B期間において基板温度を効率的に上昇させることができる。他の例においても、チラーが制御する温調媒体の温度により吸着電圧をハイ又はローに制御するタイミングは異なる。この例において、伝熱媒体の圧力を吸着電圧の高低に合わせて高低させてもよい。
以上のように、実施形態6では、LFのパルス制御に加えて基板支持台20と基板Wの間に供給するHeガスの熱伝導を制御する。これにより、各サイクルにおいてA期間の基板の降温とB期間の基板の昇温とを促進することで、A期間にはエッチングを促進し、B期間には反応生成物5の排出を促進できる。これを所定の回数繰り返すことで、エッチングの促進と反応生成物の排出を交互に行う。これにより、反応生成物の排出効率を更に高め、デプスローディングの発生を効果的に抑制しつつ、エッチングを効果的に促進することができる。また、凹部4の形状を良好な垂直形状に改善できる。
なお、実施形態6では、LFのパルス制御を行わずに、Heガスによる前記圧力のパルス制御のみを行ってもよい。
[エッチング装置]
以上に説明した各実施形態及び各実施例に係るエッチング方法を実行可能なエッチング装置1の一例について、図8を参照して説明する。図8は、実施形態に係るエッチング装置1の一例を示す断面模式図である。本開示のエッチング装置1は、処理チャンバ10、ガス供給源15、電源30、排気装置65及び制御部100を含む。また、エッチング装置1は、基板支持台20及びガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスを処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド25を含む。基板支持台20は、処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド25は、基板支持台20の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド25は、処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。シャワーヘッド25の外周にはリング状の絶縁部材40が配置されている。処理チャンバ10は、シャワーヘッド25、処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持台20により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するためのガス供給口45と、プラズマ処理空間10sからガスを排出するためのガス排出口60とを有する。処理チャンバ10の側壁10aは接地される。シャワーヘッド25及び基板支持台20は、処理チャンバ10筐体とは電気的に絶縁される。側壁10aには搬送口が設けられ、ゲートバルブGにより搬送口を開閉することにより処理チャンバ10への基板Wの搬入及び処理チャンバ10からの基板Wの搬出が行われる。
基板支持台20は、基台104及び静電チャック106を含む。基台104及びシャワーヘッド25は、導電性部材を含む。基台104の導電性部材は下部電極として機能する。静電チャック106は、基台104の上に配置される。静電チャック106の上面は、基板支持面を有する。静電チャック106は、絶縁性のプレート106b内に導電性の電極106aが埋設された構成を有する。
基板支持台20は、基板支持台20及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、温調媒体、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。本開示では、基台104に流路104aが設けられ、ブラインのような温調媒体がチラー107で所望の温度に制御される。温調媒体は、チラー107により供給され、流路入口104bから流入し、流路104aを通って流路出口104cから流出し、チラー107へ戻る。また、伝熱ガス供給源85から伝熱ガスライン130を介して基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間にHeガス等の伝熱媒体が供給される。
シャワーヘッド25は、ガス供給源15からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド25は、少なくとも1つのガス供給口45、少なくとも1つのガス拡散室(図8の例ではガス拡散室50a、50b、及び複数のガス導入口55を有する。ガス供給口45に供給された処理ガスは、ガス拡散室50a、50bを通過して複数のガス導入口55からプラズマ処理空間10s内に導入される。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド25に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給源15は、少なくとも1つのガスソースを有し、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応するガスソースからそれぞれに対応の流量制御器を介してシャワーヘッド25に供給するように構成される。各流量制御器は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給源15は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つの整合器(インピーダンス整合回路)を介して処理チャンバ10に結合されるRF電源を含む。RF電源は、ソースRF信号及びバイアスRF信号のような少なくとも1つのRF信号(RF電力)を、基板支持台20の導電性部材及び/又はシャワーヘッド25の導電性部材に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源は、処理チャンバ10において1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を基板支持台20の導電性部材に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源は、プラズマ生成用の高周波電力を供給する高周波電源32及びバイアス用の高周波電力を供給する高周波電源34を含む。高周波電源32は、第1整合器33を介して基板支持台20の導電性部材に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。本開示では、高周波電源32は、基板支持台20の導電性部材である基台104に結合されるが、シャワーヘッド25の導電性部材に結合されてもよい。
一実施形態において、電源30は、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成された第1のRF生成部を有してもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、基板支持台20の導電性部材及び/又はシャワーヘッド25の導電性部材に供給される。高周波電源34は、第2整合器35を介して基板支持台20の導電性部材に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号よりも低い周波数を有する。一実施形態において、電源30は、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成された第2のRF生成部を有してもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、基板支持台20の導電性部材に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、処理チャンバ10に結合されるDC電源があってもよい。DC電源は、基板支持台20の導電性部材に接続され、第1のDC信号を生成するように構成された第1のDC生成部を有してもよい。生成された第1のDC信号は、基板支持台20の導電性部材に印加される。一実施形態において、第1のDC信号が、静電チャック106内の電極106aのような他の電極に印加されてもよい。一実施形態において、DC電源112から静電チャック106内の電極106aに直流電圧が印加され、これにより、基板Wが静電チャック106に吸着保持される。種々の実施形態において、第1のDC信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。なお、第1のDC生成部は、RF電源に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部が後述する第2のRF生成部に代えて設けられてもよい。
排気装置65は、例えば処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口60に接続され得る。排気装置65は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
制御部100は、本開示において述べられる種々の工程をエッチング装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部100は、ここで述べられる種々のエッチング方法の各工程を実行するようにエッチング装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部100の一部又は全てがエッチング装置1に含まれてもよい。制御部100は、例えばコンピュータを含んでもよい。コンピュータは、例えば、処理部(CPU:Central Processing Unit)105、記憶部、及び通信インターフェースを含んでもよい。処理部105は、記憶部に格納されたプログラムに基づいて種々の制御動作を行うように構成され得る。記憶部は、RAM115(Random Access Memory)、ROM110(Read Only Memory)を含む。記憶部は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェースは、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してエッチング装置1との間で通信してもよい。
[その他]
被エッチング膜3は、シリコン含有膜であってもよい。シリコン含有膜の一例としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜、シリコン酸化膜とポリシリコン膜の積層膜が挙げられる。ただし、被エッチング膜3は、シリコン含有膜に限定されず、有機膜、Low-K膜又はその他の所望の膜であってよい。
マスク2は、被エッチング膜3との選択比がとれる膜であれば種類は問わない。例えば、被エッチング膜3がシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜、シリコン酸化膜とポリシリコン膜の積層膜の場合には、カーボン含有マスクやメタル含有マスクを用いてよい。被エッチング膜3が有機膜の場合には、シリコン酸化膜等からなるマスクを用いてよい。
エッチングガスは、被エッチング膜3がシリコン含有膜の場合、ハロゲン含有ガス(例えば、フルオロカーボンガス、ハイドロフルオロカーボンガス等、NFガス、SFガス及びこれらの組み合わせ)を用いることができる。さらに、これらのガスにArガス等の不活性ガスを希ガスとして添加してもよい。
[付記1]
以上、(a)処理チャンバ内に配置された基板支持台の上に被エッチング膜を含む基板を提供する工程と、(b)前記基板支持台の温度を設定する工程と、(c)エッチングガスからプラズマを生成する工程と、(d)前記基板の温度を上昇させる工程と、(e)前記基板の温度を下降させる工程と、(f)前記(d)の工程と前記(e)の工程とを所定の回数繰り返す工程と、を含むエッチング方法について説明した。(d)の前記基板の温度を上昇させる工程は、被エッチング膜のエッチングにより生成された反応生成物を離脱させる工程としてもよい。(e)の前記基板の温度を下降させる工程は、被エッチング膜にエッチャントを吸着させる工程としてもよい。
[付記2]
一実施形態において、処理チャンバ10に結合される直流(DC)電源は、シャワーヘッド25を構成する導電性部材に接続され、第2のDC信号を生成するように構成された第2のDC生成部を有してもよい。生成された第2のDC信号は、シャワーヘッド25を構成する導電性部材に印加される。種々の実施形態において、第2のDC信号がパルス化されてもよい。なお、第2のDC生成部は、導電性部材に結合するRF電源からのRF電力に重畳して印加するよう構成されてもよい。
[付記3]
実施形態6では、チラー107が温調媒体を一定の温度(高温又は低温)に制御している状態において、Heガス等の伝熱媒体の流量制御により基板Wの裏面と基板支持台20の表面との間の圧力を制御する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、チラー107による温調媒体の温度制御と、伝熱媒体による前記圧力制御と、の少なくともいずれかにより基板の温度を制御してもよい。チラー107による温度制御では、2つのタンク内に高温及び低温に制御された温調媒体をそれぞれ用意し、2つのタンク内から供給する高温及び低温の温調媒体のそれぞれの流量を調節することで所望の温度の温調媒体を流路104aに供給してもよい。また、チラー107による温度制御では、1つのタンクに温調媒体を溜め、タンク内の温調媒体を所望の温度に調整しながら温調媒体を流路104aに供給してもよい。実施形態6では、LFのパルス制御を行っても行わなくてもよく、伝熱媒体による前記圧力制御及びチラー107による温調媒体の温度制御の少なくともいずれかを行ってもよい。
[付記4]
一実施形態において、(e)の工程における前記基板の温度は、-120℃以上40℃以下であってもよい。
以上に説明したように、各実施形態及び各実施例のエッチング方法及びエッチング装置によれば、デプスローディングの発生を抑えつつ、エッチングを促進することができる。また、被エッチング膜3の凹部4の形状を良好にすることができる。また、例えば異なる径や幅が混在するマスク2のパターンに被エッチング膜3をエッチングする場合、異なる径や幅の凹部4のエッチングレートの差を低減することができる。
今回開示された各実施形態及び各実施例に係るエッチング方法及びエッチング装置は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。各実施形態及び各実施例は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態及び実施例に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本開示のエッチング装置は、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプの装置でも適用可能である。
1 エッチング装置
2 マスク
3 被エッチング膜
4 凹部
5 反応生成物
10 処理チャンバ
10s プラズマ処理空間
20 基板支持台
32 高周波(HF)電源
34 高周波(LF)電源
100 制御部
W 基板

Claims (14)

  1. 処理チャンバと、前記処理チャンバ内に配置された基板支持台と、エッチングガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、制御部とを有し、基板に含まれる被エッチング膜をエッチングするエッチング装置であって、
    前記制御部は、
    (a)前記処理チャンバ内に配置された前記基板支持台の上に前記被エッチング膜を含む前記基板を提供する工程と、
    (b)前記基板支持台の温度を設定する工程と、
    (c)前記エッチングガスからプラズマを生成する工程と、
    (d)前記基板の温度を、前記基板のエッチングにより生成された反応生成物が揮発する温度まで上昇させる工程と、
    (e)前記基板の温度を、前記エッチングガスのエッチャントが前記基板に吸着する温度まで下降させる工程と、
    (f)前記(d)の工程と前記(e)の工程とを所定の回数繰り返す工程と、
    を含む工程を実行するように構成される、エッチング装置。
  2. 前記(d)の工程は、バイアス用の高周波電力の供給をオン(ON)に制御し、
    前記(e)の工程は、前記バイアス用の高周波電力の供給をオフ(OFF)に制御する、
    請求項1に記載のエッチング装置。
  3. 前記(d)の工程は、バイアス用の高周波電力の供給をハイ(high)に制御し、
    前記(e)の工程は、前記バイアス用の高周波電力の供給を前記ハイ(high)よりも低いロー(low)に制御する、
    請求項1に記載のエッチング装置。
  4. 前記制御部は、
    (i)前記基板と前記基板支持台との間に伝熱媒体を供給する工程を更に実行するように構成され、
    チラーから出力され、前記基板支持台に形成された流路に予め設定された閾値の温度よりも低い温調媒体が通流する場合、前記(d)の工程は、前記基板と前記基板支持台との間の圧力を下げるために前記伝熱媒体の流量を制御し、前記(e)の工程は、前記圧力を上げるために前記伝熱媒体の流量を制御する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  5. 前記制御部は、
    (i)前記基板と前記基板支持台との間に伝熱媒体を供給する工程を更に実行するように構成され、
    チラーから出力され、前記基板支持台に形成された流路に予め設定された閾値の温度よりも高い温調媒体が通流する場合、前記(d)の工程は、前記基板と前記基板支持台との間の圧力を上げるために前記伝熱媒体の流量を制御し、前記(e)の工程は、前記圧力を下げるために前記伝熱媒体の流量を制御する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  6. 前記基板支持台は、電極を含む静電チャックを有し、
    前記制御部は、
    (j)前記電極に吸着電圧を供給する工程を更に実行するように構成され、
    チラーから出力され、前記基板支持台に形成された流路に予め設定された閾値の温度よりも低い温調媒体が通流する場合、前記(d)の工程は、前記電極に供給する吸着電圧をローに制御し、前記(e)の工程は、前記電極に供給する吸着電圧をハイに制御する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  7. 前記基板支持台は、電極を含む静電チャックを有し、
    前記制御部は、
    (j)前記電極に吸着電圧を供給する工程を更に実行するように構成され、
    チラーから出力され、前記基板支持台に形成された流路に予め設定された閾値の温度よりも高い温調媒体が通流する場合、前記(d)の工程は、前記電極に供給する吸着電圧をハイに制御し、前記(e)の工程は、前記電極に供給する吸着電圧をローに制御する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  8. 前記(e)の工程における前記基板の温度は、-120℃以上40℃以下である、
    請求項1~7のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  9. 前記(e)の工程における前記基板の温度は、-40℃以上20℃以下である、
    請求項に記載のエッチング装置。
  10. 前記(d)の工程と前記(e)の工程における前記基板の温度の差分は、10℃以上である、
    請求項1~のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  11. 前記(f)の工程を繰り返す1サイクルの周期は、0.1Hz以上100kHz以下である、
    請求項1~10のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  12. 前記1サイクルの時間に対する前記(d)の工程の時間を示すデューティー比(Duty)は、10%以上70%以下である、
    請求項11に記載のエッチング装置。
  13. 前記デューティー比は、30%以上50%以下である、
    請求項12に記載のエッチング装置。
  14. (a)処理チャンバ内に配置された基板支持台の上に被エッチング膜を含む基板を提供する工程と、
    (b)前記基板支持台の温度を設定する工程と、
    (c)エッチングガスからプラズマを生成する工程と、
    (d)前記基板の温度を、前記基板のエッチングにより生成された反応生成物が揮発する温度まで上昇させる工程と、
    (e)前記基板の温度を、前記エッチングガスのエッチャントが前記基板に吸着する温度まで下降させる工程と、
    (f)前記(d)の工程と前記(e)の工程とを所定の回数繰り返す工程と、
    を含むエッチング方法。
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