JP7540758B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットなどの通信ネットワーク上に構築される仮想世界の一種であるメタバース(Metaverse)が注目されている。メタバースは、各地から多数の利用者が同時に参加可能であり、各利用者は、例えば自身のアバター(Avatar)を用いてメタバースに参加する。各利用者は、コントローラなどを用いてアバターを操作することで、メタバース内で自在に行動が可能とされている。
例えば、特許文献1には、メタバースに参加する利用者により入力された音声データを予め設定された変換パラメータに基づき異質の音声データに変換し、変換後の音声データを利用者の分身となるアバターの発話音声として出力させることが記載されている。
また、特許文献2には、利用者が商品をカスタマイズすることができ、仮想店員や他の利用者とともにコミュニケーションを取りながら商品を選択して購入することができるメタバースを実現する手法が開示されている。
特開平10-207684号公報 特開2022-36691号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者の要望に応じた最適なアバターを提供する点で改善の余地がある。
例えば、特許文献1で実現されるメタバースでは、クライアントユーザによって操作されるアバターと、顧客事業者側の人物によって操作されるアバターとの間でのコミュニケーションが実現されるが、メタバースに参加する特定の利用者(例えば、顧客事業者)の要望に応じた最適なアバターを提供することができるとは限らない。
また、特許文献2で実現されるメタバースでは、アバターを操作するクライアントユーザと、仮想店員を操作する顧客事業者側の人物とのマッチングにより、クライアントユーザのアバターを接客する仮想店員を選択しているに過ぎず、同様に、メタバースに参加する特定の利用者の要望に応じた最適なアバターを提供することができるとは限らない。
そこで、本開示では、メタバースに参加する利用者の要望に応じた最適なアバターを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提案する。
上記の課題を解決するために、本開示に係る一形態の情報処理装置は、メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付部と、前記貸出要求に含まれる条件に応じた種別のアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理を行うレンタル制御部とを備える。
本開示に係る一形態の情報処理装置によれば、メタバースに参加する利用者の要望に応じた最適なアバターを貸し出すことができる。
図1は、実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 図2は、図2は、メタバースの概略図である。 図3は、実施形態に係るレンタル制御処理の手順例を示す図である。 図4は、実施形態に係る対話制御処理の手順例を示す図である。 図5は、実施形態に係る雇用制御処理の手順例を示す図である。 図6は、実施形態に係る評価制御処理の手順例を示す図である。 図7は、利用者による行動評価に応じたポイント付与処理の手順例を示す図である。 図8は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。 図9は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。 図10は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報処理手順を示すフォローチャートである。 図12は、広告制御機能を説明する図である。 図13は、情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理装置および情報処理方法が限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
〔1.システム構成〕
まず、図1を用いて、実施形態に係るシステムの構成を説明する。図1は、実施形態に係るシステムの構成を示す図である。図1には、実施形態に係るシステムの一例として、システムSyが示される。システムSyは、メタバースを実現するための情報処理システムである。
図1に示すように、システムSyは、クライアント装置10と、事業者装置20と、サーバ装置100と、サーバ装置200と、サーバ装置300と、サーバ装置400とを備えて構成されてよい。また、クライアント装置10、事業者装置20、サーバ装置100、サーバ装置200、サーバ装置300、サーバ装置400は、ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続されてよい。
図1の例によれば、システムSyには、サーバ装置100と、サーバ装置200と、サーバ装置300と、サーバ装置400とで構成されるシステムに相当する情報処理装置1が含まれる。情報処理装置1は、本開示の実施形態に係る情報処理装置の一例であり、運営者Tによって管理される。ここでいう運営者Tとは、メタバースを運営する運営者であり、事前登録を行っている利用者に対して、メタバース(後述するメタバースVS1)の利用権限を与える。
利用権限を与えられた利用者は、メタバース内で他の利用者とコミュニケーションしたり、メタバース内で事業を展開したり、あるいは、メタバース内で買い物等をしたりすることができるようになる。
また、利用者は、メタバースにおける代理(分身)であるアバターを作成することができる。例えば、利用者は、性別、髪型、顔のパーツ、体格、服装等を組み合わせることで、自分好みの見た目・スタイルのアバターを作成することができる。また、利用者は、複数のアバターを作成し、用途に応じて使い分けることもできる。アバター作成機能は、情報処理装置1によって提供されてよい。
サーバ装置100は、仮想空間による仮想世界(Virtual World)の一種であるメタバースVS1を生成し、生成したメタバースVS1をネットワークNを介して、クライアント装置10や事業者装置20に提示する。このため、メタバースVS1には、クライアント装置10を操作する操作者のメタバースVS1における代理であるアバター、事業者装置20を操作する操作者のメタバースVS1における代理であるアバターが含まれる。
サーバ装置200は、AIモデルに関する学習処理を行う学習器である。AIモデルは、サーバ装置200による機械学習によって生成され、アバターに対応するチャットボットの機能を制御する対話プログラムに組み込まれる。AIモデルは、利用者ごとのアバターそれぞれに対して個々に生成されてよい。この結果、例えば、利用者は、サービスに応じた適切な会話を自律的に行うよう自身のアバターに覚え込ませることができるため、自身のアバターをオリジナルのアバター、あるいは、専門性の高いアバターへと改変することができるようになる。
なお、本実施形態では、このようにAI(人工知能)を有するアバターは、情報処理装置1(運営者T)側から貸し出される構成が採用されるものとする。このため、例えば、登録時等において利用者が作成することのできる一般的なアバターは、利用者の入力操作に応じて動作する手動のアバターであるものとする。AIが搭載されることにより自動で動作するアバター(以下、「AIアバター」と表記する場合がある)に対して、この手動のアバターは、半有人のアバターと解することができる。
サーバ装置300は、アバターを介して利用者との間で対話を実現する、所謂、チャットボットに相当する装置である。チャットボットの機能は、実施形態に係る対話プログラムによって制御されてよく、上述したように、係る対話プログラムには、サーバ装置200による機械学習によって生成されたAIモデルが適用される。また、対話プログラムは、AIモデルだけでなく、特定のルールも参考にして、対話を実現するものである。
このため、実施形態に係る対話プログラムとは、AIモデルおよびルールベースの双方に基づいて、対話を実現するものである。このような対話プログラムによれば、例えば、メタバースで店舗を展開する利用者は、接客で使われやすい挨拶等が予めプログラムされたアバターをレンタルしたうえで、自店舗で取り扱っている商品の商品名や接客術に関するオリジナル情報については、自身の好みに合わせてアバターに覚え込ませることができる。
サーバ装置400は、メタバースVS1内での各種機能を実現するための装置である。ここでいう各種機能とは、サーバ装置300による対話機能以外の様々な機能を含み、その一例としては、メタバースVS1で展開される事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する雇用制御機能や、メタバースVS1の利用者の間で、メタバースVS1での行動を互いに評価可能に制御する評価制御機能が挙げられる。もちろん、サーバ装置400によって実現される機能は、これらの機能に限定されない。
例えば、メタバースVS1内で行われるビジネスとしては、建築物内案内、鑑賞、不動産物件案内、住宅プレゼンテーション、衣服シミュレーション、被服試着、模擬実験、バーチャル博物館、語学教育、バーチャル展示会、分解組立のシミュレーション、商品の模擬体験、オンライン商品購入、広告システム、避難仮想体験など多岐にわたっている。このため、サーバ装置400は、これらの事業に応じたサービス機能を有してよい。
例えば、サーバ装置400は、映画、コンサート、ライブイベント等の映像コンテンツを配信する機能に併せて、利用者が拍手、声援、チップ等を与えることができる機能を有してよい。
また、サーバ装置400は、ドレスコードを条件とした特定のコンテンツ(例えば、VIPの会合や、業界著名人の講演会等)への参加を制御する機能を有してよい。具体的な一例を挙げると、サーバ装置400は、VIPの会合に参加要求してきた利用者に対して、スーツの購入と、購入したスーツによって着せ替えられたアバターの利用とを条件として、係る条件を満たした利用者には、VIPの会合への参加権限を与えてよい。なお、ここでいうスーツの購入とは、メタバースVS1に設けられる仮想店舗を介したオンライン販売による実物のスーツの購入、および、電子データとしてのスーツの購入という2つの概念を含んでよい。このため、ドレスコードを条件とした特定のコンテンツへの参加の制御により、実商品の販促に貢献することも可能となる。
また、サーバ装置400は、特定の作品(例えば、デジタル絵画)の購入あるいは出品に関する制御として、作品に対して代替不可能なトークン(NFT)を付与する機能を有してよい。また、サーバ装置400は、作品が閲覧された回数に応じて、価値を制御する機能も有してよい。
また、サーバ装置400は、メタバースVS1の一部(例えば、土地の一角)を利用者に貸し出したり販売したりするとともに、立地条件に応じて価格をさらに制御してよい。例えば、サーバ装置400は、メタバースVS1内での人流に基づいて、アバターが集まりやすい場所ほど価格を高く制御してもよいし、メタバースVS1内に設置されるステーション(例えば、駅やバス停)に基づいて、ステーションからの移動距離が短い場所ほど価格を高く制御してもよい。
また、サーバ装置400は、同窓会を開催する機能を有してもよい。例えば、サーバ装置400は、同窓会の主催者から参加者の名簿を受け付けることで、名簿に示される人物のアバターのみ入室可能なルームを設定してよい。また、係るルームに入出したアバターについては、その顔を幼少期の顔に動的に変更してもよい。例えば、サーバ装置400は、高校の同窓会、中学校の同窓会、小学校の同窓会等、同窓会の種別に応じて、アバターの顔を適切な年代の顔へと幼く制御してもよい。また、サーバ装置400は、服装や体格についても同様の制御を施してもよい。
さらに、サーバ装置400は、メタバースVS1にログインした利用者に対して、ログイン日に応じたミッション(デイリーミッション)を与えることで、ミッションを達成した利用者には、ポイント付与やキャッシュバックといった各種のインセンティブを与えてもよい。例えば、サーバ装置400は、複数のミッションを与えることで、ミッションの達成具合に応じたインセンティブを与えてよい。
さらには、サーバ装置400は、メタバースVS1において時刻および天候の概念を導入してよい。例えば、サーバ装置400は、時刻に応じて、太陽の位置や月の位置を制御することでメタバースVS1において昼夜を発生させてもよいし、現実世界の季節に合わせて季節感を演出するエフェクト(例えば、雨、雪、植物、落ち葉)を発生させてもよい。
クライアント装置10は、メタバースVS1に参加する利用者のうち、メタバースVS1に訪問して各種コンテンツやコミュニケーションを楽しむ不特定多数の一般消費者(クライアントユーザ)によって利用される情報処理端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。
例えば、任意の訪問者Uxは、クライアント装置10に接続あるいは内蔵される入力デバイスに対して所定の方法でコマンドを入力することで、メタバースVS1内の自身のアバターを操作することができる。例えば、訪問者Uxは、クライアント装置10の表示デバイスにより、サーバ装置100により提示されるメタバースVS1を観察することができる。また、訪問者Uxは、メタバースVS1において、自身のアバターの他に、他の訪問者Uxのアバターを観察することができる。
一例として、訪問者U1は、クライアント装置10-1(クライアント装置10の一例)を操作して、自身のアバターAV101の他に、訪問者U5のアバターAV105を観察することができる。また、訪問者U1は、クライアント装置10-1を介してアバターAV101を操作することで、アバターAV101の動作を、訪問者U5のアバターAV105の動作に作用させることができる。訪問者U5についても同様のことがいえる。
なお、クライアント装置10には、情報処理装置1との間で情報の送受信を実現する所定のアプリケーションソフトウェアが導入されてよい。また、係るアプリケーションソフトウェアは、ウェブブラウザ等の汎用的なアプリケーションソフトウェアであってもよいし、情報処理装置1に対応する専用のアプリケーションソフトウェアとして実装されてもよい。
事業者装置20は、メタバースVS1に参加する利用者のうち、メタバースで事業を行う顧客事業者によって利用される情報処理端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等が挙げられる。
ここでいう顧客事業者とは、例えば、メタバースVS1に仮想店舗を出店し、その仮想店舗でサービスを提供するサービス提供者であってよい。例えば、任意のサービス提供者SPyに雇われている従業員は、事業者装置20に接続あるいは内蔵される入力デバイスに対して所定の方法でコマンドを入力することで、仮想店舗で接客する役割を有する仮想店員としてのアバターを操作することができる。この結果、例えば、訪問者Uxの操作に応じて仮想店舗に訪問したアバターと、仮想店舗側の接客アバターとの間で対話が発生する。
一例として、訪問者U1は、クライアント装置10-1を操作して、自身のアバターAV101を、サービス提供者SP5の仮想店舗に入店させたとする。係る場合、サービス提供者SP5に所属する従業員は、事業者装置20-5(事業者装置20の一例)を操作して、接客アバターAV205の動作を、アバターAV101の動作に作用させる。
なお、事業者装置20には、情報処理装置1との間で情報の送受信を実現する所定のアプリケーションソフトウェアが導入されてよい。また、係るアプリケーションソフトウェアは、ウェブブラウザ等の汎用的なアプリケーションソフトウェアであってもよいし、情報処理装置1に対応する専用のアプリケーションソフトウェアとして実装されてもよい。
〔2.メタバースの概略〕
次に、図2を用いて、メタバースVS1について概略的に説明する。図2は、メタバースVS1の概略図である。図2では、サーバ装置100が、クライアント装置10および事業者装置20に対して、メタバースVS1を提示する場面を示す。
サーバ装置100は、メタバースVS1を生成し、ログインしてきたクライアント装置10や事業者装置20に対して、このメタバースVS1を提示してよい。ここで、図2(図1も同様)では不図示であるが、システムSyには、サーバ装置100に対応する複数のローカルサーバ装置がさらに含まれてよい。ローカルサーバ装置の一例として、ローカルサーバ装置100aおよび100bを挙げると、例えば、サーバ装置100は、ローカルサーバ装置100aおよび100bに対して、共通のメタバースVS1を構築し、各ローカルサーバ装置100aおよび100bに提示してよい。例えば、サーバ装置100は、自装置が生成したメタバースVS1に関する情報を、各ローカルサーバ装置100aおよび100bに提示してよい。
ローカルサーバ装置100aおよび100bは、それぞれ、サーバ装置100からメタバースVS1に関する情報を受け取り、メタバースVS1に含まれる構造物、物体、アバターと同一の構造物、アバターを含む仮想世界を構築する。この結果、サーバ装置100により生成されたオリジナルのメタバースVS1が複数のローカルサーバ装置に渡って複製されることになるため、例えば、利用者をログインさせるローカルサーバ装置を分散させることができ、1つのメタバースVS1に利用者が集中することによる処理遅延の発生を抑制することができる。
また、図2の例によれば、サーバ装置100により生成されるメタバースVS1は、ある特定のタウンTWを模した仮想市街であり、オブジェクトOB1、OB2、OB3、OB4、および、OB5等が構築されてよい。タウンTWは、実物するタウンを模したものであってもよいし、空想の街であってもよい。
図2の例によれば、オブジェクトOB1は仮想駅、オブジェクトOB2は仮想店舗、オブジェクトOB3は仮想看板、オブジェクトOB4は仮想住宅、オブジェクトOB5は空の仮想エリアである。
ここで、例えば、サーバ装置400は、ログインした訪問者Uxのクライアント装置10に対して、訪問者Uxのアバターが電車に乗車し、タウンTWのオブジェクトOB1(仮想駅)へと向かうイベントが描写される画面を提示してよい。
また、サーバ装置400は、オブジェクトOB2(仮想店舗)の新設や、空きのオブジェクトOB3に関する賃貸制御を行ってよい。
また、サーバ装置400は、オブジェクトOB3(仮想看板)を利用する広告主を募集し、広告主により入稿された広告コンテンツをオブジェクトOB3に表示させてもよい。このとき、1つのオブジェクトOB3に複数の応募者が存在した場合には、サーバ装置400は、例えば、オークション方式で、広告主を決定してもよい。また、図2の例によれば、オブジェクトOB3が複数個所に存在するため、サーバ装置400は、例えば、より高い入札価格を設定した広告主の広告コンテンツほど、利用者の目に留まりやすい位置のオブジェクトOB3に表示させてもよい。
また、サーバ装置400は、オブジェクトOB4(仮想住宅)の新設や、空きのオブジェクトOB4に関する賃貸制御を行ってよい。
さらに、サーバ装置400は、オブジェクトOB5(仮想の空き地)の販売に関する不動産制御を行ってよい。
〔3.AIアバターについて〕
ここからは、AIアバターのレンタルと、AIアバターに対応するチャットボット機能について説明する。AIアバターに関する各種制御処理は、サーバ装置300によって実行される。サーバ装置300は、AIアバターを介して利用者との間で対話を実現するチャットボットに相当する装置である。
〔3-1.AIアバターのレンタル制御機能〕
まず、サーバ装置300が有するレンタル制御機能について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係るレンタル制御処理の手順例を示す図である。図3では、メタバースVS1内の仮想店舗でサービスを提供するサービス提供者SP1の要求に応じて、サーバ装置300がAIアバターを貸し出す処理を行う場面を示す。また、図3の例では、サービス提供者SP1は、仮想店舗として、アパレルショップSH1を予めメタバースVS1内の特定の区画に設置しているものとする。
ここで、図3には、事業者装置20-1は、サービス提供者SP1の操作に応じて、AIアバターの貸出要求をサーバ装置300に送信している(ステップS31)。具体的には、事業者装置20-1は、AIアバターが投入される業種「アパレル」と、AIアバターの利用用途「接客」とを条件として含む貸出要求をサーバ装置300に送信している。
係る場合、サーバ装置300は、貸出要求を受け付けたと判定し、貸出要求送信元のサービス提供者SP1に貸し出すためのレンタル制御処理を行う(ステップS32)。例えば、サーバ装置300は、貸出要求に含まれる条件(アパレル/接客)に応じた対話を実現する対話プログラムPG201が搭載されたAIアバターAV201を、貸出対象のAIアバターとして決定する。
ここで、対話プログラムPG201は、条件(アパレル/接客)を満たす日常会話をルールベースで実現するチャットボット機能であるとともに、サーバ装置200の機械学習によって生成されたAIモデルがさらに適用される。このため、図3に示すように、AIアバターAV201は、人工知能および予め規定されたルールの双方に基づいて、自律的に対話を実現する3次元AIアバターである。
なお、図3の例では、サービス提供者SP1は、AIアバターが投入される業種、および、AIアバターの利用用途を条件として設定しているが、これらのうち一方だけを設定する場合や、条件を一切設定しない場合もある。係る場合、サーバ装置300は、サービス提供者SP1に関する情報(例えば、事前登録情報)に基づいて、設定されなかった条件を動的に推定し、推定した条件に応じた対話を実現する対話プログラムPGxが搭載されたAIアバターAVxを、貸出対象のAIアバターとして決定してもよい。
また、サーバ装置300は、サービス提供者SP1を識別する事業者IDと、AIアバターAV201を識別するアバターIDと、レンタル期間とを対応付けた状態で、貸出情報記憶部(図9の貸出情報記憶部321)に登録する(ステップS33)。このような登録により、サービス提供者SP1には、AIアバターAV201の利用権限が付与される。
また、サーバ装置300は、AIアバターAV201を貸し出す旨の通知を事業者装置20-1に送信する(ステップS34)。係る通知には、例えば、AIアバターAV201の取得先を示す所在地情報(URL)、レンタル期間、レンタル料金等が含まれてよい。
また、サービス提供者SP1は、特定の期日になると、運営者Tに対してレンタル料金(例えば、月額利用料金)を支払う。すなわち、事業者装置20-1は、サービス提供者SP1の操作に応じて、運営者Tにより指定された口座にレンタル料金に入金する処理を行う。
なお、サーバ装置300による上記アバターのレンタル制御には、顧客事業者に対するアバターの派遣(すなわち、人材派遣のアバター版)、あるいは、アバターの賃貸し等の意味合いが含まれる。
〔3-2.AIアバターのチャットボット機能〕
次に、図4を用いて、AIアバターのチャットボット機能について説明する。図4は、実施形態に係る対話制御処理の手順例を示す図である。図4では、AIアバターAV201に対応するチャットボット機能(すなわち、対話プログラムPG201)の制御に応じて、アパレルショップSH1に訪問したアバターAV101(訪問者U1)との間で対話が実現される場面を示す。
まず、AIモデルの学習フェーズについて説明する。学習フェーズでは、学習器に相当するサーバ装置200が用いられる。学習フェーズでは、サービス提供者SP1は、例えば、アパレルショップSH1で取り扱われている商品の商品名や接客術に関するオリジナル情等を、AIアバターAV201に覚え込ませることができる。
図4には、事業者装置20-1は、サービス提供者SP1の操作に応じて、教師データLDをサーバ装置200に送信している(ステップS41)。具体的には、事業者装置20-1は、説明変数と目的変数との組で構成される教師データLDをサーバ装置200に送信している。図4の例によれば、サービス提供者SP1は、訪問者Uxから「おススメは?」と質問された場合に、AIアバターAV201が「〇〇ブランドの商品××」と返答するよう、教師データLDを設定している。また、サービス提供者SP1は、訪問者Uxから「20代に似合うようコーディネートして欲しい」と依頼された場合に、AIアバターAV201が「ジャケットとパンツの組合せ」と返答するよう、教師データLDを設定している。
なお、教師データは、顧客事業者側に設定されるだけでなく、サーバ装置200が動的に生成してもよい。図4の例では、サーバ装置200は、アパレルショップSH1に訪問した訪問者Uxと、AIアバターAV201との間で実現された対話の履歴情報を教師データとして生成してもよい。
例えば、対話の履歴情報は、対話履歴記憶部(図9の対話履歴記憶部322)に記憶されてよい。そこで、サーバ装置200は、対話履歴記憶部に記憶される対話履歴のうち、AIアバターAV201を識別するアバターIDが付された対話履歴を教師データとしてさらに用いて、AIモデルを学習してよい。
次に、サーバ装置200は、教師データに基づいて、対話プログラムPG201に適用されるAIモデルを学習する(ステップS42)。例えば、サーバ装置200は、機械学習により、訪問者Uxのメッセージに対して応答するメッセージを推定する予測モデルをAIモデルとして生成する。
また、サーバ装置200は、学習済みのAIモデルをモデル情報記憶部(図8のモデル情報記憶部221)に保存する(ステップS43)。
続いて、学習済みのAIモデルを用いた推論フェーズについて説明する。推論フェーズでは、推論器に相当するサーバ装置300が用いられる。推論フェーズでは、AIアバターAV201の人工知能の役割を有する対話プログラムPG201が、アバターAV101を介した訪問者U1の質問情報に対する回答情報を推定し、AIアバターAV201を介して回答情報を出力させる。
図4の例において、まず、訪問者U1が、クライアント装置10-1を用いてアバターAV101を操作し、アパレルショップSH1に入店させたとする。係る場合、サーバ装置100は、アパレルショップSH1の店内を示す仮想空間VS11をクライアント装置10-1に提示する。これにより、訪問者U1は、仮想空間VS11を観察することができる。
このような状態で、訪問者U1は、アバターAV101を介して、質問情報「おススメの「Tシャツ」はありますか?」を入力したとする。対話プログラムPG201は、サーバ装置300によって質問情報が受け付けられると(ステップS44)、学習済みのAIモデルをモデル情報記憶部から取得する(ステップS45)。そして、対話プログラムPG201は、学習済みのAIモデルと、質問情報とに基づいて、質問情報に対して応答すべき回答情報を作成する(ステップS46)。具体的には、対話プログラムPG201は、質問情報を学習済みのAIモデルに入力し、学習済みのAIモデルから出力された出力情報に基づいて、質問情報に対して応答すべき最適な回答情報を推定する。
また、対話プログラムPG201は、応答ルール記憶部(図8の応答ルール記憶部222)に登録される回答情報と、今回の質問情報とを照らし合わせて、質問情報に対して応答すべき回答情報をさらに生成してよい。
図4の例では、対話プログラムPG201は、「「〇〇ブランド」の「商品××」が新作でおススメです。」という内容の回答情報を生成したとする。係る場合、対話プログラムPG201は、メタバースVS1を制御するサーバ装置100を介して、この回答情報をクライアント装置10-1に提示する(ステップS47)。例えば、対話プログラムPG201は、AIアバターAV201を識別するアバターIDと、回答情報との組をサーバ装置100に送信する。この結果、図4に示すように、訪問者U1は、「「〇〇ブランド」の「商品××」が新作でおススメです」と発話する様子のAIアバターAV201を観察することができる。
〔4.雇用制御機能〕
次に、図5を用いて、サーバ装置400が有する雇用制御機能について説明する。図5は、実施形態に係る雇用制御処理の手順例を示す図である。図5では、メタバースVS1内の仮想店舗でサービスを提供するサービス提供者SP2の求人募集に応じて、サーバ装置400が雇用制御を行う場面を示す。また、図5の例では、サービス提供者SP2は、仮想店舗として、アパレルショップSH2を予めメタバースVS1内の特定の区画に設置しているものとする。
なお、サーバ装置400による雇用制御とは、メタバースVS1内で展開される事業で求められる業務であって、アバターを活用したメタバースVS1内での業務(例えば、接客業務)に対する雇用制御であり、人材確保のための一般的な採用活動とは異なる。すなわち、サーバ装置400による雇用制御とは、メタバースVS1という仮想空間において、アバターを介して行われるデジタルな業務に対する採用活動といえる。
ここで、図5には、事業者装置20-2は、サービス提供者SP2の操作に応じて、求人募集をサーバ装置300に入稿している(ステップS51)。具体的には、事業者装置20-2は、「実店舗での接客経験」と、「20代」とを求人条件として含む求人募集をサーバ装置400に入稿している。
係る場合、サーバ装置400は、求人募集を受け付けたと判定し、例えば、メタバースVS1に参加する利用者のうち、不特定多数の訪問者Uxに対して求人募集として入稿された求人内容を公開する(ステップS52)。つまり、サーバ装置400は、各訪問者Uxのクライアント装置10に求人内容を送信する。求人内容には、サービス提供者SP2が定めた求人条件や、アバターを用いて行う業務内容が含まれてよい。
このような状態において、図5には、サーバ装置400は、クライアント装置10-2から応募情報を取得した例が示される。係る場合、サーバ装置400は、求人募集に対する訪問者U2の応募を受け付ける(ステップS53)。
サーバ装置400は、求人募集を受け付けると、求人募集入稿元のサービス提供者SP2に対応する雇用制御処理を行う(ステップS54)。具体的には、サーバ装置400は、訪問者U2から受け付けた応募情報に基づいて、訪問者U2が求人条件を満たすか否か判定する。図5の例では、サーバ装置400は、応募情報「実店舗での接客歴3年/25歳」と、求人条件とを照らし合わせて、訪問者U2が求人条件を満たすか否か判定する。
そして、サーバ装置400は、求人条件を満たすと判定した場合には、訪問者U2に対して、アパレルショップSH2で用いられる従業員アバターを操作し接客業務を行える権利を与える。例えば、サーバ装置400は、サービス提供者SP2を識別する事業者IDと、訪問者U2を識別する利用者IDと、訪問者U2のプロフィール情報(応募情報)とを対応付けた状態で、雇用者情報記憶部(図10の雇用者情報記憶部421)に登録してよい。
また、サーバ装置400は、求人内容が示す業務に利用されるアバターである業務用アバターを訪問者U2に貸し出すためのレンタル制御処理を行ってよい(ステップS55)。例えば、サーバ装置400は、求人内容が示す業務に応じた態様の業務用アバターAV102を、貸出対象の業務用アバターとして決定する。
また、サーバ装置400は、サービス提供者SP2を識別する事業者IDと、訪問者U2を識別する利用者IDと、業務用アバターAV102を識別するアバターIDと、レンタル期間とを対応付けた状態で、貸出情報記憶部(図10の貸出情報記憶部422)に登録してよい。このような登録により、訪問者U2には、業務用アバターAV102の利用権限が付与される。業務用アバターAV102は、訪問者U2の入力操作に応じて動作する手動のアバター(半有人のアバター)である点がAIアバターとは異なる。
また、サーバ装置400は、業務用アバターAV102を貸し出す旨の通知をクライアント装置10-2に送信する(ステップS56)。なお、業務用アバターAV102は、無料で貸し出されてよい。
また、これまでの説明によれば、訪問者U2は、業務用アバターAV102を操作し、サービス提供者SP2のアパレルショップSH2内において動作させ、客としてきた入店してきた他のアバターに対する接客業務を行う。そして、訪問者U2は、その報酬として賃金を得ることができるため、メタバースVS1で個人事業主(あるいは、アルバイター)として活動することができるようになる。このようなことから、サーバ装置400は、メタバースVS1に参加する利用者に対して仕事を与え、収益を得る機会を与えることができるため、利用者の生活を支援することができる。
なお、図5では、サーバ装置400が、不特定多数の訪問者Uxに応募内容を公開することで、訪問者Uxから応募を募る例を示したが、サーバ装置400は、メタバースVS1に参加する利用者であればいかなる利用者に対しても応募内容を公開し応募を受け付けてよい。このため、例えば、顧客事業者側の職員が、副業としてアルバイトを行うこともできる。
〔5.評価制御機能〕
図4の例では、訪問者U2は、分身の業務用アバターAV102を用いて、アパレルショップSH2で接客業務を行うアルバイト店員として採用された。そこで、サーバ装置400は、業務用アバターAV102を介した訪問者U2の勤務状況を評価し、訪問者U2への報酬として支払われる賃金を制御する評価制御処理をさらに行ってよい。図6を用いて、サーバ装置400が有する評価制御機能について説明する。図6は、実施形態に係る評価制御処理の手順例を示す図である。
図6では、アパレルショップSH2にアバターAV103(訪問者U3)が訪問したことに応じて、業務用アバターAV102を用いて成された勤務状況が評価される場面を示す。
図6の例において、まず、訪問者U3が、クライアント装置10-3を用いてアバターAV103を操作し、アパレルショップSH2に入店させたとする。係る場合、サーバ装置100は、アパレルショップSH2の店内を示す仮想空間VS12をクライアント装置10-3に提示する。これにより、訪問者U3は、仮想空間VS12を観察することができる。
また、図6の例において、訪問者U2は、アパレルショップSH2への来店に応じて、クライアント装置10-2を用いて業務用アバターAV102を操作し、アパレルショップSH2内に出現させたとする。係る場合、サーバ装置100は、アパレルショップSH2の店内を示す仮想空間VS12をクライアント装置10-2に提示する。これにより、訪問者U2は、仮想空間VS12を観察することができる。
この結果、訪問者U3は、仮想空間VS12において業務用アバターAV102を観察することができ、一方、訪問者U2は、仮想空間VS12においてアバターAV103を観察することができるようになる。
このような状態で、訪問者U3は、アバターAV103を介して、「ジーンズを探しに来ました。」を入力したとする。また、図6の例では、訪問者U2は、業務用アバターAV102を介して、「ストレッチタイプが人気ですよ。」を入力している。そこで、サーバ装置400は、アバターAV103と業務用アバターAV102との間でのこのようなやり取りを示す対話の履歴情報を、訪問者U2の勤務状況を示す状況情報として取得してよい(ステップS61)。
サーバ装置400は、状況情報に基づいて、訪問者U2の勤務状況を評価する評価制御処理を行う(ステップS62)。例えば、サーバ装置400は、状況情報に接客としてふさわしい文言が含まれているか否か、あるいは、アバターAV103側の入力メッセージに対するアバターAV102側の応答メッセージの適切さ等に基づいて、評価スコアを算出してよい。
なお、サーバ装置400は、アパレルショップSH2において、訪問者U2の業務用アバターAV102だけでなく、他の利用者による業務用アバターが導入されている場合には、複数の利用者の間で勤務状況を比較し、比較結果に応じて、複数の利用者それぞれの勤務状況を相対的に評価してもよい。例えば、サーバ装置400は、各利用者について算出した評価スコアを比較してよい。
また、サーバ装置400は、アパレルショップSH2において、業務を自動で行うAIアバターが導入されている場合には、AIアバターの勤務状況と、訪問者U2の勤務状況とを比較した比較結果に応じて、訪問者U2の勤務状況を相対的に評価してよい。
さらに、サーバ装置400は、評価制御処理として、評価結果に応じて訪問者U2への報酬として支払われる賃金を制御する賃金制御処理も行ってよい(ステップS63)。例えば、サーバ装置400は、訪問者U2個人の評価スコアや、相対評価で得られた相対スコアに基づいて、賃金を決定してよい。また、サーバ装置400は、決定した賃金が訪問者U2に支払われるよう制御する(ステップS64)。
なお、サーバ装置400は、募集を行う顧客事業者に対して手数料の支払いを求め、この手数料を、賃金の原資として賄ってもよい。
〔6.雇用制御機能の変形例〕
図4では、サーバ装置400が、顧客事業者がメタバースVS1で展開する事業で求められる業務に対する求人募集をさらに受け付ける例を示した。具体的には、サーバ装置400が、顧客事業者から求人募集を受け付け、受け付けた求人募集に応じた雇用制御処理を行う例を示した。
しかし、サーバ装置400は、メタバースVS1を運営する運営者Tが提供する事業で求められる業務に対する求人募集を受け付けてもよい。具体的には、サーバ装置400は、運営者Tから求人募集を受け付け、受け付けた求人募集に応じた雇用制御処理を行ってもよい。
運営者Tが提供する事業で求められる業務の一例としては、各種サロン(例えば、談話サロン、お困りごと解決サロン等)でのホスト役業務が挙げられる。談話サロンを例に挙げると、ホスト役とは、談話サロンとして仮想的に設定されるルームに入室した依頼者(ゲスト)と談話を行う話し相手役となる。また、お困りごと解決サロンを例に挙げると、ホスト役とは、お困りごと解決サロンとして仮想的に設定されるルームに入室した依頼者とともに解決案を探る相手役となる。このような例では、サーバ装置400は、不特定多数の訪問者Uxに対してホスト役を募集することで、応募してきた訪問者Uxがホスト役としての求人条件を満たすか否かに基づいて、採用を制御してよい。
また、サーバ装置400は、ホスト役としての求人条件を満たすと判定し採用した訪問者Uxに対して、サロンで用いられる従業員アバターを操作しホスト業務を行える権利を与える。例えば、サーバ装置400は、運営者Tを識別する運営者IDと、採用された訪問者Uxを識別する利用者IDと、採用された訪問者Uxのプロフィール情報と、さらに採用された訪問者UxのPR情報とを対応付けた状態で、雇用者情報記憶部(図10の雇用者情報記憶部421)に登録してよい。
ここで、PR情報は、採用された訪問者Uxによって登録されてよく、ゲストとしての売り(例えば、得意分野、自己PR等)が含まれる。このため、サーバ装置100は、サーバ装置400から取得したPR情報に基づいて、採用された訪問者Uxごとに専用の仮想ルームをメタバースVS1に設けられる特定の施設内に生成してよい。一例として、サーバ装置100は、高齢者向け談話ルーム、仕事に関するお悩み解決ルーム、子供向け相談ルーム等といった仮想ルームを設定することができる。
仮想ルームでは、1人のホストと、1人のゲストとが1対1で対話できる構成が採用されることが好ましい。
また、サーバ装置400は、ゲストのクライアント装置10には、ホストを選択する機能(選択ボタン)を提示し、ゲストによって選ばれたホストのクライアント装置10には、このゲストとの対話に応じるか否かを決定する機能(OKボタン、NOボタン)を提示してもよい。もちろん、仮想ルームでの対話は、ホストおよびゲストともにアバターの操作によって行われる。
このため、サーバ装置400は、ホスト業務に利用されるアバターである業務用アバターをホスト役として採用された訪問者Uxに貸し出すためのレンタル制御処理も行ってよい。係る例によれば、ホストは、自身のルームの前に業務用アバターを立たせた状態で、自己PRを提示してよい。この場合、ゲストは、PR情報を参考にしつつ、好みのゲストを選択し、そのゲストのルームに自身のアバターを入室させればよい。
また、サーバ装置400には、ルームでの対話時間に応じて、ホストに課金する構成が採用されてもよいし、対話終了後にゲストに評価(例えば、5段階評価)を求め、評価結果に応じた賃金をホストに支払う構成が採用されてもよい。
さて、ここまで運営者Tが提供する事業で求められる業務として、サロンでのホスト役業務を例示したが、運営者Tが提供する事業で求められる業務はこの例に限定されない。例えば、運営者Tは、メタバースVS1の参加者に対して動画コンテンツを閲覧可能とする仮想施設をメタバースVS1内で運営しているとする。係る場合、サーバ装置400は、この仮想施設で閲覧させる動画コンテンツの投稿業務に対する求人募集を受け付ける場合がある。このような例では、サーバ装置400は、不特定多数の訪問者Uxに対して投稿業務に対する求人を募集することで、応募してきた訪問者Uxが求人条件を満たすか否かに基づいて、採用を制御してよい。
ここで、例えば、仮想施設内には、動画コンテンツのジャンルごとに複数のルームが設けられる場合がある。そこで、サーバ装置400は、採用された訪問者Uxに対して、ジャンルを指定することで指定したジャンルの動画コンテンツを投稿するよう要求してもよいし、任意のジャンルの動画コンテンツを投稿させてもよい。
また、サーバ装置400は、採用された訪問者Uxによって動画コンテンツが投稿された場合には、動画コンテンツ1本の投稿につき定められた報酬金をチップとして訪問者Uxに与えてよい。さらに、サーバ装置400は、動画コンテンツが再生された再生回数をカウントすることで、カウント結果に基づいて、報酬として支払われる賃金を制御してもよい。また、サーバ装置400は、動画コンテンツがどこまで再生されたか再生時間を計測し、計測結果に応じて、カウント結果に基づき算出した賃金を補正してもよい。
〔7.行動評価機能〕
メタバースVS1では、各地から多数の利用者が同時に参加し、また、アバターを操作するのはリアルな人間であることから、現実世界と同様に、様々な生活行動や人間関係が生まれることとなる。このため、メタバースVS1では、迷惑行為や発話に基づくトラブル等が発生する場合がある。このようなことから、メタバースVS1での道徳的環境を維持することが求められる。
サーバ装置400は、道徳的環境の維持を目的とした機能も有する。具体的には、サーバ装置400は、メタバースVS1の利用者の間で、メタバースVS1での行動を互いに評価可能に制御する機能と、この機能により、一方の利用者が他の利用者の行動を評価した場合には、評価結果に応じた所定のポイントを他の利用者に付与する機能とを有する。これらの機能について、図7を用いて説明する。図7は、利用者による行動評価に応じたポイント付与処理の手順例を示す図である。図7では、アパレルショップSH1の店内を示す仮想空間VS11において、アバターAV104(訪問者U4)の迷惑行動に遭遇したアバターAV101(訪問者U1)が、この迷惑行動を評価する場面を示す。
図7の例において、訪問者U4は、クライアント装置10-4を用いてアバターAV104を操作し、アパレルショップSH1に入店させている。係る場合、サーバ装置100は、アパレルショップSH1の店内を示す仮想空間VS11をクライアント装置10-4に提示する。これにより、訪問者U4は、仮想空間VS11を観察することができる。
また、図7の例において、訪問者U1は、クライアント装置10-1を用いてアバターAV101を操作し、アパレルショップSH1に入店させている。係る場合、サーバ装置100は、アパレルショップSH1の店内を示す仮想空間VS11をクライアント装置10-1に提示する。これにより、訪問者U1は、仮想空間VS11を観察することができる。
この結果、訪問者U4は、仮想空間VS11においてアバターAV101を観察することができ、一方、訪問者U1は、仮想空間VS11においてアバターAV104を観察することができるようになる。
ここで、サーバ装置400は、メタバースVS1に参加する各利用者に対して、他の利用者の行動を評価可能に制御している。例えば、サーバ装置400は、他の利用者の行動を評価する機能として、「いいねボタン」と、「ダメダメボタン」とを提示してよい。つまり、サーバ装置400は、「いいねボタン」と、「ダメダメボタン」とを、クライアント装置10および事業者装置20に提示してよい。
「いいねボタン」は、他の利用者の行動(アバターを介した行動)を称賛したい場合に用いられる。例えば、訪問者U1は、訪問者U4の操作に応じたアバターAV104の動作を称賛したい場合には、アバターAV104を選択(あるいは、アバターAV104の名前を入力)した状態で「いいねボタン」を押下すればよい。
一方、「ダメダメボタン」は、他の利用者の行動(アバターを介した行動)を批判したい場合に用いられる。例えば、訪問者U1は、訪問者U4の操作に応じたアバターAV104の動作を批判したい場合には、アバターAV104を選択(あるいは、アバターAV104の名前を入力)した状態で「ダメダメボタン」を押下すればよい。
このような状態において、図7の例によれば、アバターAV104およびアバターAV101をはじめとする複数のアバターが、それぞれの利用者の操作に応じて、仮想空間VS11に設けられるレジカウンター前に整列させられ、会計の順番待ちをしている。
また、図7には、訪問者U4が、待ち時間の長さに耐えきれず、アバターAV104を介して、不適切な文言を入力した様子が示される。そして、この様子を観察した訪問者U1は、クライアント装置10-1を操作し、アバターAV104を選択した状態で「ダメダメボタン」を押下したとする。係る場合、クライアント装置10-1は、アバターAV104の行動(訪問者U4による不適切な内容の発言)を批判する評価結果(すなわち、「ダメ」との評価結果)をサーバ装置400に送信する。
サーバ装置400は、訪問者U1による訪問者U4に対する評価結果をクライアント装置10-1から受け付ける(ステップS71)。評価結果には、訪問者U1を識別する利用者IDと、訪問者U4を識別する利用者IDとが含まれてよい。
そして、サーバ装置400は、アバターAV104の行動(訪問者U4による不適切な内容の発言)を批判する評価結果であることに応じて、負のポイントを訪問者U4に対して付与する(ステップS72)。例えば、サーバ装置400は、訪問者U4を識別する利用者IDと、負のポイントを示すポイント情報(例えば、ダメダメポイント1pt)とを対応付けた状態で、ポイント情報記憶部(図10のポイント情報記憶部423)に登録する。
なお、サーバ装置400は、例えば、アバターAV104の行動を称賛する評価結果を受け付けた場合には、正のポイントを訪問者U4に対して付与してよい。例えば、サーバ装置400は、訪問者U4を識別する利用者IDと、正のポイントを示すポイント情報(例えば、いいねポイント1pt)とを対応付けた状態で、ポイント情報記憶部(図10のポイント情報記憶部423)に登録する。
いいねポイント、ダメダメポイントは、ポイント情報記憶部において蓄積されてゆく。このため、利用者は、例えば、蓄積されたいいねポイントについては、換金することができる。
一方、利用者は、ダメダメポイントが所定の値まで蓄積されてしまった場合には、ペナルティを受けることになる。例えば、サーバ装置400は、ダメダメポイントが所定の値まで蓄積されてしまった利用者に対して、メタバースVS1への参加を所定期間(例えば、1ヶ月)停止してよい。このため、メタバースVS1に参加する利用者は、他の利用者から悪い評価を受けないよう適切な行動をとろうと心掛けるようになる。すなわち、メタバースVS1での道徳的環境の維持につながる。
〔8.情報処理装置の構成〕
ここからは、実施形態に係る情報処理装置1の構成例について説明する。具体的には、サーバ装置200、サーバ装置300、および、サーバ装置400それぞれの構成例について説明する。
〔8-1.サーバ装置の構成(1)〕
図8を用いて、実施形態に係るサーバ装置200について説明する。図8は、実施形態に係るサーバ装置200の構成例を示す図である。図8に示すように、サーバ装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。
(通信部210について)
通信部210は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。例えば、通信部210は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、クライアント装置10、事業者装置20、サーバ装置100、サーバ装置300、サーバ装置400との間で情報の送受信を行う。
(記憶部220について)
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、モデル情報記憶部221と、応答ルール記憶部222とを有する。
(制御部230について)
制御部230は、図4で説明したAIモデルに関する学習処理を司る処理部である。例えば、制御部230は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、サーバ装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部230は、取得部231と、学習部232と、登録部233とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部231について)
取得部231は、AIモデルの学習に用いられる教師データ(学習データ)を取得する。例えば、取得部231は、顧客事業者により提供された教師データを取得してよい。図4の例では、取得部231は、サービス提供者SP1に対応する教師データLDを取得している。
また、取得部231は、対話の履歴情報を教師データとして取得してもよい。図4の例では、取得部231は、アパレルショップSH1訪問した訪問者Uxと、AIアバターAV201との間で実現された対話の履歴情報を教師データとして取得している。
(学習部232について)
学習部232は、顧客事業者により提供された教師データに基づいて、メタバースに訪問した利用客との間で対話を実現する対話プログラムに適用されるAIモデルを学習する。また、学習部232は、利用客と、AIアバターとの間で実現された対話の履歴情報を教師データとしてさらに用いて、AIモデルを学習してよい。
図4の例では、学習部232は、取得部231により取得された教師データに基づいて、AIアバターAV201に対応するチャットボット機能(すなわち、対話プログラムPG201)に適用されるAIモデルを学習している。
(登録部233について)
登録部233は、学習済みのAIモデルをモデル情報記憶部221に保存する。この結果、モデル情報記憶部221では、例えば、アバターIDごとに、当該アバターIDが示すAIアバターに搭載される専用のAIモデルが対応付けられる。
〔8-2.サーバ装置の構成(2)〕
図9を用いて、実施形態に係るサーバ装置300について説明する。図9は、実施形態に係るサーバ装置300の構成例を示す図である。図9に示すように、サーバ装置300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有する。
(通信部310について)
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。例えば、通信部310は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、クライアント装置10、事業者装置20、サーバ装置100、サーバ装置200、サーバ装置400との間で情報の送受信を行う。
(記憶部320について)
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部320は、貸出情報記憶部321と、対話履歴記憶部322とを有する。
(制御部330について)
制御部330は、図3で説明したレンタル制御機能、図4で説明したチャットボット機能に対応する処理部である。例えば、制御部330は、CPUやMPU等によって、サーバ装置300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図9に示すように、制御部330は、受付部331と、レンタル制御部332と、対話制御部333とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、図9に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部330が有する各処理部の接続関係は、図9に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部331について)
受付部331は、メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける。例えば、受付部331は、貸出要求として、AIアバターの利用用途、または、AIアバターが投入される業種のうち、少なくともいずれか一方を条件として含む貸出要求を受け付けてよい。図3の例では、受付部331は、AIアバターが投入される業種「アパレル」と、AIアバターの利用用途「接客」とを条件として含む貸出要求をサービス提供者SP1から受け付けている。
(レンタル制御部332について)
レンタル制御部332は、受付部331により受け付けられた貸出要求に含まれる条件に応じた種別のAIアバターを要求元の顧客事業者に貸し出す処理を行う。
例えば、レンタル制御部332は、貸出要求が受け付けられた場合には、メタバースVS1に訪問した利用客との間で条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたAIアバターを顧客事業者に貸し出す処理を行う。
また、レンタル制御部332は、予め定められたルールに従い、条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを顧客事業者に貸し出す処理を行う。
例えば、レンタル制御部332は、貸出要求に含まれる条件を満たす応答ルールが適用された対話プログラムが搭載されるAIアバターを、貸出対象のAIアバターとして決定してよい。
図3の例では、レンタル制御部332は、サービス提供者SP1による貸出要求に含まれる条件(アパレル/接客)に基づいて、係る条件に応じた対話を実現する対話プログラムPG201が搭載されたAIアバターAV201を、貸出対象のAIアバターとして決定している。
また、図3の例では、レンタル制御部332は、サービス提供者SP1を識別する事業者IDと、AIアバターAV201を識別するアバターIDと、レンタル期間とを対応付けた状態で、貸出情報記憶部321に登録することで、サービス提供者SP1にAIアバターAV201の利用権限を付与している。
なお、レンタル制御部332は、要求元の顧客事業者に関する情報に基づいて、顧客事業者に最適な条件を推定し、推定した条件に応じた対話を実現する対話プログラムPGxが搭載されたAIアバターAVxを、貸出対象のAIアバターとして決定してもよい。
(対話制御部333について)
対話制御部333は、個人のアバター(訪問者Uxが有する半有人のアバター)を介したメッセージ情報(例えば、質問情報)が入力された場合に、学習済みのAIモデル、または、応答ルールに基づいて、メッセージ情報に対して応答すべき応答情報(例えば、回答情報)を推定する。例えば、対話制御部333は、メッセージ情報の内容に基づいて、学習済みのAIモデル、応答ルールのうち、どちらを使用するか判断し、判断結果に応じた手法で応答情報を生成してよい。
図4の例では、対話制御部333(対話プログラムPG201)は、訪問者U1により入力された質問情報を学習済みのAIモデルに入力し、学習済みのAIモデルから出力された出力情報に基づいて、質問情報に対して応答すべき回答情報を推定している。
〔8-3.サーバ装置の構成(3)〕
図10を用いて、実施形態に係るサーバ装置400について説明する。図10は、実施形態に係るサーバ装置400の構成例を示す図である。図10に示すように、サーバ装置400は、通信部410と、記憶部420と、制御部430とを有する。
(通信部410について)
通信部410は、例えば、NIC等によって実現される。例えば、通信部410は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、クライアント装置10、事業者装置20、サーバ装置100、サーバ装置200、サーバ装置300との間で情報の送受信を行う。
(記憶部420について)
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部420は、雇用者情報記憶部421と、貸出情報記憶部422と、ポイント情報記憶部423とを有する。
(制御部430について)
制御部430は、図5で説明した雇用制御機能、図6で説明した評価制御機能、図7で説明した行動評価機能対応する処理部である。例えば、制御部430は、CPUやMPU等によって、サーバ装置400内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部430は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図10に示すように、制御部430は、受付部431と、雇用制御部432と、レンタル制御部433と、評価制御部434と、提供部435とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部430の内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部430が有する各処理部の接続関係は、図10に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部431について)
受付部431は、メタバースVS1で展開される事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する求人募集を受け付ける。例えば、受付部431は、顧客事業者がメタバースVS1で展開する事業で求められる業務に対する求人募集を受け付けてよい。また、受付部431は、メタバースVS1を運営する運営者Tが提供する事業で求められる業務に対する求人募集を受け付けてもよい。
(雇用制御部432について)
雇用制御部432は、メタバースVS1で展開される事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する雇用を制御する。例えば、雇用制御部432は、メタバースVS1の利用者であって、求人募集に対して応募してきた利用者が求人条件を満たすか否かに応じて、求人募集に対する採用を制御する。
図5の例では、雇用制御部432は、各訪問者Uxのクライアント装置10に、サービス提供者SPから受け付けられた求人募集の内容を公開することで、応募を受け付けている。
また、図5の例では、雇用制御部432は、訪問者U2から応募を受け付けたことで、応募情報と、求人条件とに基づいて、訪問者U2が求人条件を満たすか否か判定している。そして、雇用制御部432は、訪問者U2が求人条件を満たすと判定したことで、訪問者U2に対して、アパレルショップSH2で用いられる従業員アバターを操作し接客業務を行える権利を与えている。
また、雇用制御部432は、アバターを介した勤務状況(雇用制御部432により採用された利用者の勤務状況)を評価し、評価結果に応じて、利用者への報酬として支払われる賃金の制御も行ってよい。
図6の例では、雇用制御部432は、アバターAV103と業務用アバターAV102との間でのやり取りを示す対話の履歴情報を、訪問者U2の勤務状況を示す状況情報として取得し、この状況情報に基づいて、訪問者U2の勤務状況を評価する評価制御処理を行っている。具体的には、雇用制御部432は、状況情報に接客としてふさわしい文言が含まれているか否か、あるいは、アバターAV103側の入力メッセージに対するアバターAV102側の応答メッセージの適切さ等に基づいて、評価スコアを算出してよい。
なお、雇用制御部432は、メタバースVS1を構成する仮想空間うち、業務が行われる仮想空間において、複数の利用者によるアバターが導入されている場合には、複数の利用者の間で勤務状況が比較された比較結果に応じて、複数の利用者それぞれの勤務状況を相対的に評価してもよい。
また、雇用制御部432は、メタバースVS1を構成する仮想空間うち、業務が行われる仮想空間において、業務を自動で行うAIアバターが導入されている場合には、AIアバターの勤務状況と、利用者の勤務状況とを比較した比較結果に応じて、利用者の勤務状況を相対的に評価してもよい。
(レンタル制御部433について)
レンタル制御部433は、雇用制御部432の雇用制御処理によって採用された利用者に対して、求人内容が示す業務に利用されるアバターを貸し出す処理を行う。例えば、レンタル制御部433は、利用者の入力操作に応じて動作する手動のアバターを利用者に貸し出す処理を行う。
図5の例では、レンタル制御部433は、サービス提供者SP2を識別する事業者IDと、採用された訪問者U2を識別する利用者IDと、業務用アバターAV102を識別するアバターIDとを対応付けた状態で、貸出情報記憶部422に登録することで、訪問者U2に業務用アバターAV102の利用権限を付与している。
(評価制御部434について)
評価制御部434は、メタバースVS1の利用者の間で、メタバースVS1での行動を互いに評価可能に制御する。例えば、評価制御部434は、一方の利用者によって他の利用者の行動が評価された評価結果を受け付けてよい。図7の例では、評価制御部434は、他の利用者の行動を評価する機能として、「いいねボタン」と、「ダメダメボタン」とを各利用者に提示している。
(提供部435について)
提供部435は、評価制御部434による制御に応じて、一方の利用者が他の利用者の行動を評価した場合には、評価結果に応じた所定のコンテンツ(例えば、ポイント)を他の利用者に提供する。例えば、提供部435は、評価結果が他の利用者の行動を称賛する内容を示す場合には、正のポイント(いいねポイント)を他の利用者に付与し、評価結果が他の利用者の行動を批判する内容を示す場合には、負のポイント(ダメダメポイント)を他の利用者に付与してよい。
また、提供部435は、負のポイントの累積数が所定値を超えた利用者に対しては、所定の利用制限が課せられるよう制御してよい。例えば、提供部435は、負のポイントの累積数が所定値を超えた利用者に対して、所定期間(例えば、1ヶ月)、メタバースVS1へログインできないよう制御してもよいし、メタバースVS1内において訪問できる仮想空間(例えば、店舗等の施設)を制限してもよい。また、提供部435は、メタバースVS1内での利用金額に上限を定めることで自由に買い物できないよう制限してもよい。
なお、提供部435は、メタバースVS1を自由に利用したいのにできないという心情を誘発することで、今後はメタバースVS1内では道徳的な行動をとろうと意識させられ得る利用制限であれば、上記例に限らず、いかなる内容の制限を課してもよい。
〔9.情報処理手順〕
図11を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の手順を説明する。図11は、実施形態に係る情報処理手順を示すフォローチャートである。
まず、情報処理装置1は、情報の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1101)。ここでいう情報の入力とは、AIアバターの貸出要求の送信、対話メッセージの入力、求人募集の入稿、他の利用者が評価された評価結果の送信等であってよい。
情報処理装置1は、受付けた情報に応じた制御処理を実行する(ステップS1102)。
そして、情報処理装置1は、制御処理の結果を対応する利用者に適用する(ステップS1103)。
〔10.その他の実施形態〕
ここからは、情報処理装置1によるその他の実施形態について説明する。情報処理装置1は、上記実施形態以外にも種々の異なる態様で実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置1の他の実施形態について説明する。
〔10-1.広告制御機能〕
サーバ装置400は、広告コンテンツの表示を制御する広告制御機能も有してよい。図12を用いて、広告制御機能について説明する。図12は、広告制御機能を説明する図である。例えば、サーバ装置400は、メタバースVS1に入場する際に所定のイベントを発生させることで、このイベント中に広告コンテンツを表示させてよい。
図12では、訪問者U1が自身のアバターを選択した状態でログインすることで、選択したアバターの状態でメタバースVS1に入場する場面を示す。また、図12(a)には、訪問者U1に対応するアバター選択画面G1が示され、図12(b)には、アバター選択画面G1からログインされたことで発生するロード画面G2が示され、図12(c)には、メタバースVS1への入場イベントを示すイベント画面G3が示される。
図12の例では、アバター選択画面G1、ロード画面G2、イベント画面G3は、サーバ装置400によってクライアント装置10-1に表示されてよい。
各画面についてより詳細に説明する。図12(a)のアバター選択画面G1には、訪問者U1が有する2体のアバターとして、アバターAV101-1と、アバターAV101-2とが表示されている。また、アバター選択画面G1には、操作領域AR1が設けられており、操作領域AR1を用いてアバターを画面中央に移動させることで、そのアバターを選択した状態とさせることができる。図12(a)の例によれば、現在は、アバターAV101-1が選択されている。
また、アバター選択画面G1には、他に操作領域AR2が設けられており、ログインに関する「はい」ボタンと、「いいえ」ボタンとが含まれる。したがって、例えば、訪問者U1は、アバターAV101-1でメタバースVS1にログインしたい場合には、まず、操作領域AR1を用いてアバターAV101-1を選択した状態で、操作領域AR2の「はい」ボタンを押下すればよい。一方、訪問者U1は、アバターAV101-2でメタバースVS1にログインしたい場合には、操作領域AR1を用いてアバターAV101-2を選択した状態で、「はい」ボタンを押下すればよい。
ここで、訪問者U1は、「はい」ボタンを押下したとする。係る場合、サーバ装置400は、アバター選択画面G1から、待機のロード画面G2へと遷移させる。
図12(b)に示すように、ロード画面G2には広告枠Fが設けられ、サーバ装置400は、予め入稿されている各広告主の広告コンテンツの中から表示対象の広告コンテンツを決定し、決定した広告コンテンツを広告枠Fに表示させる。なお、サーバ装置400は、広告配信で用いられる既存の手法により表示対象の広告コンテンツを決定してよい。例えば、サーバ装置400は、入札価格の比較に基づき広告コンテンツを決定することができる。
サーバ装置400は、ロード画面G2を表示させる時間を制御することができ、ロード画面G2の表示を開始させてから所定時間が経過した場合には、ロード画面G2から、イベント画面G3へと遷移させてよい。
イベント画面G3で再現されるイベントとは、図12(c)に示すように、訪問者U1により選択されたアバターAV101-1が電車TRに乗って、図2で説明したオブジェクトOB1(仮想駅)へ向かい、オブジェクトOB1からタウンTWに出現するシーンを示すものであってよい。もちろん、イベント画面G3で再現されるイベントは、係る例に限定されてないが、メタバースVS1への没入感を高め得る内容であることが好ましい。
なお、サーバ装置400は、メタバースVS1に対する利用者の貢献度に応じて、ロード画面G2の表示時間を制御してもよい。例えば、サーバ装置400は、会員ランク(例えば、メタバースVS1内での利用金額が多いほど、ランクが上昇する)が高い利用者ほど、ロード画面G2の表示時間を短く制御してもよいし、顧客事業者や広告主には、ロード画面G2をそもそも表示させなくともよい。
〔10-2.AIアバターのレンタルに係る提案(1)〕
上記実施形態では、サーバ装置300が、顧客事業者から受け付けた貸出要求に含まれる条件に応じた種別のAIアバターを顧客事業者に貸し出す例を示した。しかし、サーバ装置300は、AIアバターによる業績の統計情報に基づいて、要求元の顧客事業者に適したAIアバターを特定し、特定したAIアバターを提案してよい。また、サーバ装置300は、提案のAIアバターに対して顧客事業者が同意した場合には、このAIアバターを貸し出す処理を行ってよい。
例えば、サーバ装置300は、顧客事業者の事業の業種と、当該業種で利用されたAIアバターの属性との組合せによって、この業種の売上がどのように変化するか、組合せごとに売上の統計を取得する。
一例を示すと、サーバ装置300は、業種「アパレルショップ」と、アバター属性「20代/女性」との組合せでは、売上「10%アップ」という統計を得ることができる場合がある。また、サーバ装置300は、業種「アパレルショップ」と、アバター属性「20代/男性」との組合せでは、売上「10%ダウン」、という統計を得ることができる場合がある。係る例では、サーバ装置300は、要求元の顧客事業者の業種が「アパレル」である場合には、売上上昇が見込める属性のAIアバター、すなわち、アバター属性「20代/女性」のAIアバターを提案してよい。
例えば、顧客事業者は、サーバ装置300から提供されたAIアバターの見た目を自由に変更することができるが、どのように変更すべきか迷う場合があり、煩雑との問題がある。サーバ装置300による提案によれば、顧客事業者は、売上に対して効果的な属性を予め有するAIアバターをレンタルすることができるため、レンタルにおける利便性を向上させることができる。
〔10-3.AIアバターのレンタルに係る提案(2)〕
メタバースVS1の一角には、特定の世界観や、特定のキャラクターをモチーフとした、仮想施設群(例えば、ショッピングモール)が設定される場合がある。一例を示すと、メタバースVS1の一角には、アニメキャラクターのグッズが取り扱われる仮想のアニメショップ群が設定される場合がある。このようなショップ群には、取り扱われているグッズのアニメキャラクターを模したAIモデルが適切であると考えられるため、例えば、一般的な人型のAIアバターが投入されるとアニメの世界観に悪影響が出る可能性がある。
そこで、サーバ装置300は、例えば、アニメショップを運営する顧客事業者から貸出要求を受け付けた場合には、そのアニメショップで取り扱われているキャラクターの見た目を有するAIアバターを提案してよい。この結果、サーバ装置300は、メタバースVS1の一角において、アニメショップ群という世界観を維持し統一性を持たせることができるため、集客に貢献することができる。
〔11.ハードウェア構成〕
また、上述してきた情報処理装置1(サーバ装置100、サーバ装置200、サーバ装置300、サーバ装置400)は、例えば、図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図13は、情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラム(例えば、実施形態に係る情報処理プログラム)を実行することにより、情報処理装置1が有する制御部(例えば、制御部230、制御部330、制御部430)の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔12.その他〕
また、上記各実施形態において説明した処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
Sy システム
1 情報処理装置
10 クライアント装置
20 事業者装置
100 サーバ装置
200 サーバ装置
220 記憶部
221 モデル情報記憶部
222 応答ルール記憶部
230 制御部
231 取得部
232 学習部
233 登録部
300 サーバ装置
320 記憶部
321 貸出情報記憶部
322 対話履歴記憶部
330 制御部
331 受付部
332 レンタル制御部
333 対話制御部
400 サーバ装置
420 記憶部
421 雇用者情報記憶部
422 貸出情報記憶部
423 ポイント情報記憶部
430 制御部
431 受付部
432 雇用制御部
433 レンタル制御部
434 評価制御部
435 提供部

Claims (20)

  1. メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付部と、
    前記貸出要求に含まれる条件に応じた種別のアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理として、前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを、前記顧客事業者に貸し出す貸出対象として生成する処理を行うレンタル制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記受付部は、前記貸出要求として、アバターの利用用途、または、アバターが投入される業種のうち、少なくともいずれか一方を条件として含む貸出要求を受け付ける
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記顧客事業者により提供された教師データに基づいて、前記対話プログラムに適用されるモデルを学習する学習部をさらに備え、
    前記レンタル制御部は、前記モデルに基づき前記対話を実現する前記対話プログラムが搭載されたアバターを、前記顧客事業者に貸し出す貸出対象として生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記学習部は、前記利用客と、前記アバターとの間で実現された対話の履歴情報を前記教師データとしてさらに用いて、前記モデルを学習する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記顧客事業者は、前記メタバースの仮想店舗でサービスを提供するサービス提供者であり、
    前記学習部は、前記仮想店舗に訪問した利用客と、前記顧客事業者に貸し出されたアバターであって、前記仮想店舗で稼働するアバターとの間で実現された対話の履歴情報に基づいて、前記サービスの内容に適した応答を出力するよう前記モデルを更新する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記レンタル制御部は、予め定められたルールに従い、前記条件に応じた対話を実現する前記対話プログラムが搭載されたアバターを前記顧客事業者に貸し出す貸出対象として生成する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記メタバースの利用者の間で、前記メタバースでの行動を互いに評価可能に制御する評価制御部と、
    前記評価制御部による制御に応じて、一方の利用者が他の利用者の行動を評価した場合には、評価結果に応じた所定のコンテンツを前記他の利用者に提供する提供部と
    をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記評価制御部は、前記一方の利用者によって前記他の利用者の行動が評価された評価結果を受け付け、
    前記提供部は、前記評価結果が前記他の利用者の行動を称賛する内容を示す場合には、正のポイントを前記他の利用者に付与し、前記評価結果が前記他の利用者の行動を批判する内容を示す場合には、負のポイントを前記他の利用者に付与する
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、前記負のポイントの累積数が所定値を超えた利用者に対して、所定の利用制限が課せられるよう制御する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付部と、
    前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理を行うレンタル制御部と、
    前記メタバースで行われる事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する雇用を制御する雇用制御部と
    を備え、
    前記受付部は、前記事業で求められる業務に対する求人募集を受け付け、
    前記雇用制御部は、前記メタバースの利用者であって、前記求人募集に対して応募してきた利用者が求人条件を満たすか否かに応じて、前記求人募集に対する採用を制御し、
    前記レンタル制御部は、採用された利用者に対して、求人内容が示す業務に利用されるアバターを貸し出す
    情報処理装置。
  11. 前記受付部は、前記業務として、前記顧客事業者が前記メタバースで展開する事業で求められる業務に対する求人募集をさらに受け付ける
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記受付部は、前記業務として、前記メタバースを運営する運営者が提供する事業で求められる業務に対する求人募集をさらに受け付ける
    請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記レンタル制御部は、前記アバターとして、前記利用者の入力操作に応じて動作する手動のアバターを前記利用者に貸し出す
    請求項10に記載の情報処理装置。
  14. 前記雇用制御部は、前記アバターを介した勤務状況を評価し、評価結果に応じて、前記利用者への報酬として支払われる賃金を制御する
    請求項10に記載の情報処理装置。
  15. 前記雇用制御部は、前記メタバースを構成する仮想空間うち、前記業務が行われる仮想空間において、複数の利用者によるアバターが導入されている場合には、複数の利用者の間で勤務状況が比較された比較結果に応じて、複数の利用者それぞれの勤務状況を相対的に評価する
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記雇用制御部は、前記メタバースを構成する仮想空間うち、前記業務が行われる仮想空間において、前記業務を自動で行うアバターが導入されている場合には、自動のアバターの勤務状況と、前記利用者の勤務状況とを比較した比較結果に応じて、前記利用者の勤務状況を相対的に評価する
    請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付工程と、
    前記貸出要求に含まれる条件に応じた種別のアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理として、前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを、前記顧客事業者に貸し出す貸出対象として生成する処理を行うレンタル制御工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  18. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付工程と、
    前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理を行うレンタル制御工程と、
    前記メタバースで展開される事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する雇用を制御する雇用制御工程と
    を含み、
    前記受付工程は、前記事業で求められる業務に対する求人募集を受け付け、
    前記雇用制御工程は、前記メタバースの利用者であって、前記求人募集に対して応募してきた利用者が求人条件を満たすか否かに応じて、前記求人募集に対する採用を制御し、
    前記レンタル制御工程は、採用された利用者に対して、求人内容が示す業務に利用されるアバターを貸し出す
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付手順と、
    前記貸出要求に含まれる条件に応じた種別のアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理、前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを、前記顧客事業者に貸し出す貸出対象として生成する処理を行うレンタル制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  20. メタバースで事業を行う顧客事業者からアバターの貸出要求を受け付ける受付手順と、
    前記メタバースに訪問した利用客との間で前記貸出要求に含まれる条件に応じた対話を実現する対話プログラムが搭載されたアバターを前記顧客事業者に貸し出す処理を行うレンタル制御手順と、
    前記メタバースで行われる事業で求められる業務であって、アバターを活用した業務に対する雇用を制御する雇用制御手順
    をコンピュータに実行させ、
    前記受付手順は、前記事業で求められる業務に対する求人募集を受け付け、
    前記雇用制御手順は、前記メタバースの利用者であって、前記求人募集に対して応募してきた利用者が求人条件を満たすか否かに応じて、前記求人募集に対する採用を制御し、
    前記レンタル制御手順は、採用された利用者に対して、求人内容が示す業務に利用されるアバターを貸し出す
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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