JP7517423B2 - 基地局装置、サービスの提供方法、ネットワークノード及びプログラム - Google Patents

基地局装置、サービスの提供方法、ネットワークノード及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7517423B2
JP7517423B2 JP2022536028A JP2022536028A JP7517423B2 JP 7517423 B2 JP7517423 B2 JP 7517423B2 JP 2022536028 A JP2022536028 A JP 2022536028A JP 2022536028 A JP2022536028 A JP 2022536028A JP 7517423 B2 JP7517423 B2 JP 7517423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
connection request
base station
connection
station device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022536028A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022013958A5 (ja
JPWO2022013958A1 (ja
Inventor
一気 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2022013958A1 publication Critical patent/JPWO2022013958A1/ja
Publication of JPWO2022013958A5 publication Critical patent/JPWO2022013958A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7517423B2 publication Critical patent/JP7517423B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/02Access restriction performed under specific conditions
    • H04W48/04Access restriction performed under specific conditions based on user or terminal location or mobility data, e.g. moving direction, speed
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/08Access security
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/08Network architectures or network communication protocols for network security for authentication of entities
    • H04L63/0861Network architectures or network communication protocols for network security for authentication of entities using biometrical features, e.g. fingerprint, retina-scan
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/10Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources
    • H04L63/107Network architectures or network communication protocols for network security for controlling access to devices or network resources wherein the security policies are location-dependent, e.g. entities privileges depend on current location or allowing specific operations only from locally connected terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/12Detection or prevention of fraud
    • H04W12/121Wireless intrusion detection systems [WIDS]; Wireless intrusion prevention systems [WIPS]
    • H04W12/122Counter-measures against attacks; Protection against rogue devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/60Context-dependent security
    • H04W12/63Location-dependent; Proximity-dependent
    • H04W12/64Location-dependent; Proximity-dependent using geofenced areas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/60Context-dependent security
    • H04W12/65Environment-dependent, e.g. using captured environmental data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、基地局装置、サービスの提供方法及びプログラムを記録したプログラム記録媒体に関する。
あるエリアに位置するユーザに対し、その端末に情報を提供したり、その端末からの要求に基づいてサービスを提供したりすることが行われている。例えば、特許文献1には、交通に関する情報を運転者または車両に適切に提供することができるという運転支援システムが開示されている。また、特許文献2には、通信機器を内蔵した交通信号機にカメラを付設し、交通量計測、交通違反検知、事故検知等の情報を、通信回線を介して基地局に伝送する交通監視装置が開示されている。
今後は、上記車両に加えて、無人飛行体(Unmanned Aerial Vehicle)、各種の搬送ロボット、IoT(Internet of Things)センサ等が通信の主体となり、その比重が増えてくることが予想される。
特許文献3には、コスト・構成を大きくすることなく、携帯情報端末の所有者の位置を推定し、推定した位置の画像、または映像を撮影することができるという撮像装置が開示されている。また、非特許文献1には、カメラで撮影した映像から、リアルタイムにエリアごとの混雑度合いや群衆の移動方向の把握を行うことができる群衆行動解析技術が開示されている。
特開2013-47931号公報 特開2001-229487号公報 特開2016-208197号公報
「群衆行動解析技術を用いた混雑推定システム」、NEC技報/Vol.67 No.1、[online]、[令和2年(2020年)6月1日検索]、インターネット<URL:http://jpn.nec.com/techrep/journal/g14/n01/pdf/140117.pdf>
以下の分析は、本発明者によって与えられたものである。特許文献1、2に記載されている車載端末や交通信号機のほか、今後、さまざまな機器が、ネットワークに接続し、各種のサービスの提供を受けることが予想される。
また、1人のユーザが携行する通信機器の数も増える傾向にある。例えば、スマートフォンとタブレットを携行して使い分けているユーザも少なくないし、通信機能を備えたスマートウォッチ、GPS(Global Positioning System)端末、健康管理端末等を別途身に着けている人も増えている。
一方で、特許文献1等に記載されている基地局は、1つの端末を、1つの通信主体とみなして、リソースの割り当てを行っている(例えば、特許文献1の段落0028-0031、図3参照)。結果として、1つの通信端末を保持しているユーザよりも、多数の通信端末を持っているユーザや機械に、基地局ひいてはネットワークのリソースが偏重して割り当てられ、提供を受けられるサービスにも差がついてしまうという一種の不公平な状況が生じている。
本発明は、上記した通信リソースの公平な割り当てに貢献することのできる、基地局装置、サービスの提供方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、端末からの接続要求を受け付ける手段と、所定のエリアを監視し、前記接続要求の送信元の状況を推定する手段と、前記送信元の状況に基づいて、前記端末からの接続要求を許可するか否かを判定する手段と、前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する手段と、を備える基地局装置が提供される。
第2の視点によれば、端末からの接続要求を受け付け、所定のエリアを監視し、前記接続要求の送信元の状況を推定し、前記送信元の状況に基づいて、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定し、前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する、サービスの提供方法が提供される。本方法は、端末からの接続要求に応じてサービスを提供する基地局装置という、特定の機械に結びつけられている。
第3の視点によれば、上記した基地局装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムが提供される。なお、このコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジトリーな)記憶媒体に記録することができる(プログラム記録媒体)。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、通信リソースの公平な割り当てに貢献することができる。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置が保持する接続許可ポリシの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置が保持する接続管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の動作を表したシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置の動作を説明するための別の図である。 本発明の第1の実施形態の基地局装置の動作を説明するための別の図である。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態のCPFが保持する基地局情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の動作を表したシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の基地局装置が保持する接続許可ポリシの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の基地局装置が保持する接続管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の基地局装置として機能可能なコンピュータの構成を示す図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。また、以降の説明で参照する図面等のブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。また、図中の各ブロックの入出力の接続点には、ポート乃至インタフェースがあるが図示省略する。また、以下の説明において、「A及び/又はB」は、A及びBの少なくともいずれかという意味で用いる。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、接続要求受付部101aと、監視部102aと、判定部103aと、サービス提供部104aと、を備える基地局装置100aにて実現できる。
接続要求受付部101aは、端末からの接続要求を受け付ける手段として機能する。
監視部102aは、所定のエリアを監視し、前記接続要求の送信元の状況を推定手段として機能する。
判定部103aは、前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する手段として機能する。
サービス提供部104aは、前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する手段として機能する。
上記構成を備える基地局装置100aは、端末からの接続要求を受け付けると、前記接続要求の送信元の状況を推定する。そして、基地局装置100aは、前記送信元の状況に基づいて、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する。
例えば、図2に示すように、点線で示す所定のエリア内に位置する歩行者の端末T1から接続要求を受けると、基地局装置100aは、送信元である歩行者を特定する。そして、基地局装置100aは、両者が1対1の関係にあり整合している状況であるため、端末T1からの接続要求を許可する。同様に、車載端末T2から接続要求を受けると、基地局装置100aは、送信元である車両を特定する。そして、基地局装置100aは、両者が1対1の関係にあり整合している状況であるため、端末T2からの接続要求を許可する。
その後、図3に示すように、端末T3~T5の3台の端末を携行する歩行者が所定のエリアに進入し、端末T3、T4、T5の順に基地局装置100aに対し接続要求を送信してきたものとする。この場合、基地局装置100aは、端末T3からの接続要求については、送信元である歩行者と、1対1の関係にあり整合している状況であるため、端末T3からの接続要求を許可する。一方、端末T4、T5からの接続要求については、すでにサービス提供中の歩行者以外の送信元は見当たらないため、基地局装置100aは、整合している状態でないと判定し、端末T4、T5からの接続要求を拒否する。
以上のように基地局装置100aは、端末ベースではなく、その送信元の状況を推定し、その整合性を確認してから、接続要求を許可し、サービスを提供する。これにより、送信元に対し、公平に通信リソースを割り当てることが可能となる。
なお、図3の例では、送信元と接続要求の関係が1対1で対応しているか否かという状況により接続要求を許可するか否かを判定するものとしているが、送信元と接続要求は、必ずしも1対1で対応していなくてもよい。例えば、1つの送信元(歩行者、車両、IoT機器)について、予め定められた数だけ接続要求を許可するものとしてもよい。例えば、1つの送信元(歩行者、車両、IoT機器)につき、2つの接続要求を許可するとのルールが定められている場合、図3の例では、基地局装置100aは、端末T3及び端末T4からの接続要求を許可する。そして、この場合、基地局装置100aは、端末T5からの接続要求を拒否する。
他方、接続要求を受信したが、送信元を特定できない場合や、送信元の機器がサービス対象外の機器であることが判明する場合も想定される。例えば、図4に示すように、無人飛行体(UAV)に搭載された端末T6からの接続要求があり、無人飛行体又は端末T6の像を捉えられず、送信元を特定できない場合、端末T6からの接続要求を拒否してもよい。また、端末T6の像を特定できたが、送信元の無人飛行体(UAV)がサービス対象外の機器であることが確認できた場合、端末T6からの接続要求を拒否してもよい。もちろん、無人飛行体(UAV)もサービス対象の機器である場合、前述のT1、T2と同様に、端末T6からの接続要求を許可してもよい。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明の第1の実施形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。図5を参照すると、接続要求受付部101と、送信元特定部102と、判定部103と、サービス提供部104と、接続許可ポリシ記憶部105と、アンテナ106と、カメラ107と、画像記録部108と、接続管理部109と、を備える基地局装置100が示されている。このような基地局装置100としては、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化されている第5世代移動通信システム(5G)の基地局を用いることができる。
接続要求受付部101は、アンテナ106を介して基地局装置100のサービスエリアに位置する端末から接続要求を受け付けると、判定部103に接続要求を受け付けるか否かの判定を依頼する。
送信元特定部102は、判定部103からの要求に応じて、カメラ107にて撮影された画像から接続要求を行った送信元を特定する。この送信元の特定方法としては、画像記録部108に記録されたデータを用いて、直近の画像と、接続要求を受信する前のフレーム間差分を実施し、差分画像に現れた像の特徴から送信元を特定する方法を採ることができる。また、この差分画像(像の変化)に現れた像が送信元であるか否かや、その種別(歩行者、車両、IoT機器)等の識別は、事前に用意した学習済みのモデルを用いて行うことができる。また、これらの歩行者、車両、IoT機器については、より細分化した被写体の種別等を識別するようにしてもよい。例えば、車両について、緊急車両、優先バス、一般車を識別してもよく、IoT機器について、無人搬送車、ロボット、UAV等の種別を識別してもよい。
判定部103は、接続許可ポリシ記憶部105に記憶された接続許可ポリシに基づいて、端末からの接続要求を許可するか否かを判定する。
図6は、接続許可ポリシ記憶部105に記憶された接続許可ポリシの一例を示す。図6の例では、接続要求の送信元(接続要求元)毎に同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を定めた接続許可ポリシが示されている。判定部103は、送信元特定部102にて特定された送信元が「人」(歩行者)である場合、最大2つの端末からの接続要求を許可する。同様に、判定部103は、送信元特定部102にて特定された送信元が「車両」である場合、最大3つの端末からの接続要求を許可する。同様に、判定部103は、送信元特定部102にて特定された送信元が「IoT機器」である場合、同時に1つの端末からの接続要求を許可する。このように送信元毎に許容する接続要求の数を変えることで、接続要求の送信元の種別に応じたリソースの割り当てを行うことが可能となる。もちろん、図6に示した同時接続許可数は、あくまで一例であり、基地局装置100の能力やサービス提供可能なエリアの大きさや位置等に応じて変更することができる。
なお、図6の接続許可ポリシの例では、人、車両、IoT機器といった大分類毎に、同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を設定しているが、より細かい種別ごとに、同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を設定してもよい。例えば、車両について、緊急車両、優先バス、一般車にそれぞれ同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を設定してもよい。同様に、IoT機器について、無人搬送車、ロボット、UAVにそれぞれ同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を設定してもよい。
サービス提供部104は、判定部103による判定の結果、接続要求を許可した端末に対して、サービスを提供する。具体的には、サービス提供部104は、接続要求を許可した端末に対して、コアネットワーク(コアNW)を介した各種の情報提供やデータのアップロードを許可する。
カメラ107は、基地局装置100のサービス対象エリアを撮影可能なように配置され、画像記録部108に撮影した画像を記録する。なお、カメラ107は、必要に応じて複数台配置されていてもよい。
接続管理部109は、送信元毎に、その種別と、接続中の端末を管理する。図7は、接続管理部109に保持される接続管理テーブルの一例を示す図である。図7の例では、送信元特定部102が特定した送信元を、一意に特定するための送信元管理ID、送信元の種別、接続中の端末IDを対応付けて管理可能なテーブルが示されている。例えば、新規に送信元である「人」が認識された場合、接続管理部109は、送信元管理ID0001を付与し、接続管理テーブルに新規エントリを追加する。そして、接続管理部109は、判定部103の判定結果に応じて該当エントリに端末IDを追記することで、送信元と接続を許可した端末との対応関係を管理する。例えば、図7の例では、送信元管理ID0001が付与された送信元は「人」であり、AAAA、BBBBの端末IDを持つ端末が接続中として管理されている。この場合、送信元管理ID0001を持つ送信元は「人」であるため、図6の接続許可ポリシに照らすと、接続可能端末数の上限に達していることになる。一方、送信元管理ID0002を持つ送信元は「人」であり、CCCCの端末IDを持つ端末のみが接続中であるため、同一の送信元と特定される範囲でもう1台接続可能となっている。
上記のようなカメラ及びサービス提供機能を備える基地局装置100としては、交差点に配置され、カメラにより交差点内外の画像を記録する機能を備えた基地局装置を用いることもできる。以下、基地局装置100が交差点に配置され、交差点を通行する車両や歩行者に通信サービスを提供する例を用いて、基地局装置100の動作を詳細に説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態の動作を表したシーケンス図である。図8を参照すると、まず、端末から接続要求を受信すると(ステップS001)、基地局装置100は、画像記録部108から画像を取得し(ステップS002)、送信元を特定する(ステップS003)。
次に、基地局装置100は、接続許可ポリシ及び接続管理部109に保持されている接続管理テーブルを参照して、接続要求を許可するか否かを判定する(ステップS004)。例えば、送信元特定部102にて「車両」と判定された送信元からの接続要求があった場合、基地局装置100は、該当する送信元の接続端末数が接続許可ポリシに定められた上限に達していなければ接続を許可する(ステップS004のYes)。この場合、基地局装置100は、コアNW側に接続要求を転送する(ステップS005)。また、基地局装置100は、接続管理部109の接続管理テーブルに接続を許可した端末IDを追加する(ステップS007)。以降、端末とコアNW間でPDU(Protocol Data Unit)セッションの確立が行われ、サービスが開始される(ステップS008)。
一方、該当する送信元の接続端末数が接続許可ポリシに定められた上限に達している場合、基地局装置100は、接続を拒否する(ステップS004のNo)。この場合、基地局装置100は、端末に対して拒否応答を送信する(ステップS006)。
以降も同様に、基地局装置100は、接続管理部109の内容を更新する一方、接続要求の受信の都度、以上のような動作を行い、接続要求を許可するか否かの判定を行う。これにより、端末数ではなく、送信元をベースとした基地局リソースの割り当てが実現される。
本実施形態の効果について、図9~図12を用いて詳細に説明する。図9は、交差点の横断歩道の手前で信号が変わるのを待っている歩行者と、その所持している端末数を表している。この交差点の近くに基地局装置を設置し、通信サービスを提供することを考える。それぞれの端末から接続要求を受け、そのすべてを許可すると、基地局装置は、都合12台の端末を収容し、サービスを提供することになる。
図10は、本実施形態の基地局装置100を用いて、1つの送信元当たりの端末の接続可能数を2とした例を示している。図10に示した通り、本実施形態の基地局装置100によれば歩行者1人に対し、接続する端末数を2台に制限することができる。これにより、今後、この交差点に入ってくる歩行者のために基地局装置100のリソースを節約するとともに、各歩行者間の公平性も確保することが可能となる。本実施形態によれば、端末数でなく、送信元の数を把握可能となるため、この横断歩道で信号が変わるのを待っている歩行者の数を正しく3人と把握することも可能となる。このようにして正確に把握された送信元の数は、例えば、交差点の歩道エリアに滞留している歩行者の数の把握にも役立てることが可能となる。
図11は、交差点の横断歩道の手前で信号が変わるのを待っている車両と、各車両に搭載されている端末数を表している。この交差点の近くに基地局装置を設置し、通信サービスを提供することを考える。それぞれの端末から接続要求を受け、そのすべてを許可すると、基地局装置は、都合12台の端末を収容し、サービスを提供することになる。
図12は、本実施形態の基地局装置100を用いて、1つの送信元当たりの端末の接続可能数を3とした例を示している。図12に示した通り、本実施形態の基地局装置100によれば車両1台に対し、接続する端末数を最大3台に制限することができる。また、基地局装置100が収容する端末の数も、図11の12台に対し、8台に削減されている。これにより、今後、この交差点に入ってくる車両等のために基地局装置100のリソースを節約するとともに、各車両間の公平性も確保することが可能となる。本実施形態によれば、端末数でなく、送信元の数を把握可能となるため、この横断歩道で信号が変わるのを待っている車両の数を正しく3台と把握することが可能となる。このようにして正確に把握された送信元の数は、例えば、交差点の信号待ちをしている車両の数の把握にも役立てることが可能となる。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、端末数ではなく、送信元の種類と数に基づいた基地局装置のリソースの割り当てを行うことが可能となる。また、このような本実施形態の動作は、なんらかの不正な意図をもって、多数の端末を持ち込んで、接続要求を行う攻撃や欺瞞行為への対応策としても有効となる。
[第2の実施形態]
上記した第1の実施形態では、基地局装置が送信元の種類と数に基づいて接続要求を許可するか否かを判定したが、同等の機能をネットワーク側に配置することもできる。続いて、電子通信事業者が管理するコアネットワーク側に接続要求の処理機能を配置した第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、3GPPで標準化されている第5世代移動通信システム(5G)のコアネットワークに同機能を設けた例を挙げて説明する。
図13は、本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図13を参照すると、基地局装置100bに、コアネットワークの要素であるCPF110、UPF120とが相互に接続された構成が示されている。本実施形態では、このうちのCPF110に、接続要求の送信元の数に基づいた種類と数に基づいて接続要求を許可するか否かを判定する機能を持たせている。なお、図13のCPF、UPFは、Control Plane Function、User Plane Functionの略である。このようなCPF、UPFは、物理的な装置のほか、各種のオーケストレーション装置により、仮想ネットワークファンクション(VNF)として実現することもできる。また、図13のDNは、Data Networkの略であり、コアネットワークに接続するインターネット、クラウド等を表している。

基地局装置100bは、RU(Radio Unit)106bと、カメラ107と、画像記録部108とを備えた基地局装置である。基地局装置100bの各部の構成は、同一の符号を付した第1の実施形態の要素と同一であるため説明を省略する。
UPF120は、コントロールプレーン-ユーザプレーン分離(CU分離)構成におけるユーザデータの転送を担う機能ユニットである。
CPF110は、コントロールプレーン-ユーザプレーン分離(CU分離)構成における通信を実現するための制御処理を担う機能ユニットである。本実施形態では、CPF110に以下の機能ユニットを追加する。
接続要求受付部111は、基地局装置100bを介してそのサービスエリアに位置する端末から接続要求を受け付けると、判定部113に接続要求を受け付けるか否かの判定を依頼する。
送信元特定部112は、判定部113からの要求に応じて、基地局装置100bの画像記録部108に蓄積されている画像を参照して接続要求を行った送信元を特定する。なお、前記送信元を特定するための画像は、基地局データベース(基地局DB)116に登録されている基地局情報を参照して選択することができる。なお、送信元の特定方法としては、第1の実施形態と同様の方法を採ることができる。即ち、送信元特定部112は、接続要求を受信した基地局装置に対応するエリアの像から、前記接続要求の送信元を特定する手段として機能する。
図14は、基地局データベース(基地局DB)116に保持されている基地局情報の一例を示す図である。図14の例は、各基地局装置のID(基地局ID)と、そのアンテナ(RU)のID(RU ID/アンテナID)と、カメラIDとを対応付けて記録した基地局情報が示されている。上述の送信元特定部112は、接続要求の送信元の基地局ID、RU IDの組み合わせから、カメラIDを割り出す。そして、送信元特定部112は、画像記録部108から該当するカメラIDを持つ画像を参照して送信元を特定する。
判定部113は、接続許可ポリシ記憶部115に記憶された接続許可ポリシに基づいて、端末からの接続要求を許可するか否かを判定する。判定部113、接続許可ポリシ記憶部115及び接続管理部119は、それぞれ第1の実施形態の基地局装置100の判定部103、接続許可ポリシ記憶部105及び接続管理部109と同様であるので、説明を省略する。
カメラ107は、基地局装置100bに接続された各RU106のカバーエリアを撮影可能なように配置され、基地局ID及びRU IDと対応付けて、画像記録部108に撮影した画像を記録する。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図15は、本発明の第2の実施形態の動作を表したシーケンス図である。図15を参照すると、まず、端末から接続要求を受信すると(ステップS101)、基地局装置100bは、CPF110に対し、接続要求を転送する(ステップS102)。
前記接続要求を受けたCPF110は、画像記録部108から画像を取得し(ステップS103)、送信元を特定する(ステップS104)。
次に、CPF110は、接続許可ポリシ及び接続管理部119に保持されている接続管理テーブルを参照して、接続要求を許可するか否かを判定する(ステップS105)。例えば、送信元特定部112にて「車両」と判定された送信元からの接続要求があった場合、CPF110は、該当する送信元の接続端末数が接続許可ポリシに定められた上限に達していなければ接続を許可する(ステップS105のYes)。この場合、CPF110は、コアNW側に接続要求を転送する(ステップS106)。また、CPF110は、接続管理部119の接続管理テーブルに接続を許可した端末IDを追加する(ステップS108)。以降、端末とコアNW間でPDU(Protocol Data Unit)セッションの確立が行われ、サービスが開始される(ステップS109)。
一方、該当する送信元の接続端末数が接続許可ポリシに定められた上限に達している場合、CPF110は、接続を拒否する(ステップS105のNo)。この場合、CPF110は、基地局装置100bを介して、端末に対して拒否応答を送信する(ステップS107)。
以降も同様に、CPF110は、接続管理部119の内容を更新する一方、接続要求の発生の都度、以上のような動作を行い、接続要求を許可するか否かの判定を行う。これにより、端末数ではなく、送信元の数をベースとした基地局リソースの割り当てが実現される。
以上説明したように、送信元の数に応じて端末に対するサービスの提供可否を判定する機能は、ネットワーク側に配置することもできる。
[第3の実施形態]
上記した第1、2の実施形態では、基地局装置が送信元の種類と数に基づいて接続要求を許可するか否かを判定したが、基地局装置が送信元の種類と数を細かく計数せずにおおよその概数を把握することでもよい。続いて、基地局装置内の送信元特定部に変更を加えた第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図16は、本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。図5に示した第1の実施形態との構成上の大きな相違は、送信元特定部102が、概数推定部114に置き換わっている点である。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、以下、その相違点を中心に説明する。
概数推定部114は、判定部103cからの要求に応じて、カメラ107にて撮影された画像に含まれる送信元となりうる主体の概数を推定する。この送信元の概数の推定方法としては、画像中の人の顔を検出する顔検出技術や、監視対象エリアの混雑度を推定する群衆行動解析技術を用いることができる。群衆行動解析技術としては、例えば、非特許文献1に記載の技術を用いることができる。
図17は、本実施形態の基地局装置100cが保持する接続許可ポリシの一例を示す図である。図17の例では、接続要求の送信主体となりうる送信元種別毎に同時に接続を許可する端末の数(同時接続許可数)を定めた接続許可ポリシが示されている。図17の例では、基地局装置100cは、「人」、「車両」についてそれぞれ最大30台、20台の端末の接続を許可することになる。
図18は、本実施形態の基地局装置の接続管理部109cが保持する接続管理テーブルの一例を示す図である。図18の例では、送信元種別ごとに、概数推定部114にて推定された各送信元種別の概数(推定数)と、実際に接続が許可された端末IDが管理されている。接続管理テーブルの推定数は、概数推定部114が送信元種別毎の概数を推定(再計算)する度に更新される。また、端末IDフィールドは、判定部103cによる接続要求の許可や、端末の離脱に応じて更新される。
そして、本実施形態の判定部103cは、接続許可ポリシ記憶部105cに記憶された接続許可ポリシに基づいて、端末からの接続要求を許可するか否かを判定する。例えば、現時点において、基地局装置100cが、図18に示すように、所定のエリア内に、人が10人、車両が8台存在していると把握しているものとする。また、以下の説明では、基地局装置100cが1人に対して1台の端末からの接続、車両1台に対して1台の端末からの接続を許可する運用をしているものとする。この状態で、歩行者の端末から接続要求を受けた場合、基地局装置100cは、図17に示す接続許可ポリシに定められた「人」の同時接続許可数を超えていないので接続を許可する。その後、20人の歩行者が所定エリアに進入し、カメラ107から得られる画像に変化が生じると、図18の「人」の推定数フィールドは30(人)となる。この状態で、歩行者の端末から接続要求を受けた場合、基地局装置100cは、図17に示す接続許可ポリシに定められた「人」の同時接続許可数を超えているので接続を拒否する。車両についても同様に、基地局装置100cは、所定のエリアに位置する車両の数を推定し、接続許可ポリシに定められた上限を超えない範囲で接続要求を許可する。
以上のように、本発明は、カメラ等から得られる画像から、送信元となりうる主体の概数を推定し、その結果に基づいて端末からの接続要求を許可するか否かを判定する形態にも展開することができる。特に、本実施形態は、所定のエリアが広い場合や所定エリアの内の混雑度が高く、個別の送信元の特定が困難なケースに好適に適用することができる。なお、上記した例では、基地局装置100cが1人に対して1台の端末からの接続、車両1台に対して1台の端末からの接続を許可するものとして説明したが、各送信元種別(例:人、車両等)に対し、それぞれ任意の数だけ接続を許可してもよい。この場合の同時接続許可数を超えているかどうかの判定は、簡易的には、次の手順で行うことができる。まず、基地局装置100cが、送信元種別毎に定められた接続許可数の値に、概数推定部114にて推定された各送信元種別の概数を乗じて同時接続許可数を算出する。そして、基地局装置100cが、この同時接続許可数と、接続管理テーブルに記録されている実際に接続が許可された端末IDの数とを比較することで、同時接続許可数を超えているかどうかを判定することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示した装置構成、各要素の構成、データ等の表現形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。例えば、上記した第2の実施形態では、端末に対するサービスの提供可否を判定する機能が、5GコアNWのCPFに配置するものとして説明したが、CPFとは独立したノードに、上記第2の実施形態のCPF相当の処理を行わせてもよい。また、上記構成に代えて、CPF内でアクセスやモビリティ管理を行うAMF(Access and Mobility Management Function)に第2の実施形態のCPF相当の機能を追加してもよい。
また、上記した実施形態では、接続許可ポリシを用いて、端末種別毎に、接続端末数の上限を定め、新たな接続要求を許可するか否かを判定するものとして説明したが、端末種別によらず一律に上限の接続端末数を設定してもよい。また、接続許可ポリシにユーザの属性(電気通信会社との契約種別等)ごとの接続端末数の上限を定め、ユーザの属性に応じた判定を行うようにすることもできる。さらに、接続許可ポリシに加えて、基地局装置の基地局としての能力やその設置場所の特性や時間帯等を考慮に入れて、接続端末数の上限を変更してもよい。例えば、朝夕のラッシュ時のみ、上記した実施形態で説明した送信元に応じた接続端末数の制限を行い、その他の時間帯には、接続端末数の制限を行わないようにすることもできる。
また、接続許可ポリシを用いずに、端的に、送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合している範囲で接続要求を許可する形態を採ることができる。例えば、カメラに写っている送信元の数が1つである場合、1×n台の端末からの接続要求を許可し、送信元の数が増えるに従い接続要求を許可する端末数を増やしていく構成を採ることができる。
例えば、上記した各実施形態では、送信元を特定するための装置としてカメラを用いるものとして説明したが、カメラの代わりに、LiDAR(Light Detection and Ranging)等のセンサを用いて送信元を特定する構成も採用可能である。また、端末のID等から送信元の種別等を割り出せるデータベース等を利用可能である場合には、これらを利用して送信元の種別を特定してもよい。また、端末からの接続要求に送信元の種別を特定可能な情報が含まれている場合には、これらの情報を用いて送信元の種別を特定する構成を採用することができる。
また、上記した各実施形態では、同一の送信元からの制限を超える接続要求があった場合に接続要求の選択については先着順に選択を行うものとして説明したが、事前に定めたルールにより、接続要求に優先順位を持たせてもよい。例えば、端末からサービス要求や上位アプリケーションの内容に基づいて、許可する接続要求を選択する構成を採用することができる。また、端末との通信に、QoS(Quality of Service)フローIDやCoS(Class of Service)等の情報が設定されている場合、これらの情報に基づいて、許可する接続要求を選択する構成を採用することができる。このような構成を採ることで、優先度の高い端末を優先することが可能となる。
また、上記した各実施形態では、端末からの接続要求を許可するか否かの判断を行うものとして説明したが、基地局装置は接続要求を許可した上で、前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末に対しサービスを提供する否かを判定する構成とすることもできる。この場合、前述のサービス提供部は、前記判定結果に基づいて、前記端末に対して、サービスを提供することになる。
また、上記した各実施形態では、基地局装置が、前記送信元の状況に基づいて、端末からの接続要求を許可するか否かの判断を行うものとして説明したが、その判断にサービス提供側の人員を関与させてもよい。例えば、基地局装置が、前記送信元の状況をサービス提供側の人員に通知し、サービス提供側の人員が、端末からの接続要求を許可するか否かを判断して基地局装置に指示する構成も採用可能である。
また、前記送信元の状況に基づいて、端末からの接続要求を許可しないと判断した場合、基地局装置が、サービス提供側の人員に通知を行ってもよい。さらに、この通知には、前記送信元の状況やカメラで撮影した映像を付加することもできる。サービス提供側の人員は、これらのデータを用いて、接続許可ポリシの見直しを行うことができる。また、これらの通知を用いて、不正の意図をもって接続している端末やその所有者の詳細な分析を行うこともできる。さらに、前記端末からの接続要求を許可しないと判断した場合、基地局装置が現場の監視員等が所持する端末に対し、同様の通知を送信するようにしてもよい。これにより、前記監視員等に、不正な意図をもって接続している端末やその所有者の確認を行わせることができる。
また、送信元と端末からの接続要求との整合を確認する本発明の特性上、上記した基地局装置が接続要求を受信できる地理的範囲(エリア)と、送信元を特定可能な地理的範囲(エリア)がなるべく一致していることが好ましい。送信元を特定する手段としてカメラを用いる場合、本発明は、5Gのミリ波帯とも呼ばれるFR2でサービスを提供する基地局に好適に適用することができる。もちろん、本発明の本質に照らせば、本発明を適用可能な基地局装置は、上記した5Gの基地局に限定されるものではない。例えば、本発明は、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントやフェムトセルと呼ばれる小型基地局における端末の接続管理にも適用することができる。また、多数のカメラの設置することが可能であれば、本発明は、より大きなサービスエリアを持つ基地局装置における端末の接続管理にも適用することができる。例えば、新幹線の車内や航空機の機内、店舗やサテライトオフィス(シェアオフィスを含む)の室内において無線LANのサービスを提供している場合に、これらの車内や機内、室内を監視して送信元の状況を推定し、サービスを提供するか否かを判断する構成にも採用可能である。このような構成を採ることにより、店舗やサテライトオフィスの室内での通信サービスの提供する際に、端末数に応じた従量制の料金体系を採ることが可能となる。
また、上記した各実施形態に示した手順は、基地局装置やCPFとして機能するコンピュータ(図19の9000)に、これらの装置としての機能を実現させるプログラムにより実現可能である。このようなコンピュータは、図19のCPU(Central Processing Unit)9010、通信インタフェース9020、メモリ9030、補助記憶装置9040を備える構成に例示される。すなわち、図19のCPU9010にて、送信元プログラムや接続可否判定プログラムを実行やCPFさせればよい。
即ち、上記した基地局装置の各部(処理手段、機能)は、これらの装置に搭載されたプロセッサに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
(上記第1の視点による基地局装置参照)
[付記2]
上記した基地局装置において、
前記送信元の状況を推定する手段は、前記所定のエリアに位置する物体を検出するセンサにより前記所定のエリアに位置する送信元の数を計数することにより前記送信元の状況を推定し、
前記端末からの接続要求を許可するか否かを判定する手段は、前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する構成を採ることができる。
[付記3]
上記した基地局装置において、
前記接続要求の送信元の状況を推定する手段は、前記所定のエリアに位置する像の変化により、前記接続要求の送信元の数を計数する構成を採ることができる。
[付記4]
上記した基地局装置において、
前記接続要求の送信元の数に対し、所定の時間内に受信した前記端末からの接続要求の数が所定の範囲に収まっているか否かにより前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する構成を採ることができる。
[付記5]
上記した基地局装置において、
前記所定時間内における前記端末からの接続要求のうち、前記所定の範囲内の数までの接続要求を許可し、前記所定の範囲を超えた以降の前記端末からの接続要求を拒否する構成を採ることができる。
[付記6]
上記した基地局装置において、
さらに、前記接続要求に含まれる端末種別に基づいて、前記所定の時間内に受信した接続要求の中から接続を許可する接続要求を選択する構成を採ることができる。
[付記7]
上記した基地局装置において、
さらに、前記端末からサービス要求の内容に基づいて、前記所定の時間内に受信した接続要求の中から接続を許可する接続要求を選択する構成を採ることができる。
[付記8]
上記した基地局装置は、
端末からの接続要求を受け付ける手段と、
所定のエリアを監視し、前記接続要求の送信元の状況を推定する手段と、
前記接続要求の送信元の状況に基づいて、前記接続要求を送信した端末に対して、サービスを提供する手段と、を備える構成とすることもできる。
[付記9]
上記した基地局装置の機能の一部をネットワーク側に配置し、ネットワークノードにて同等の機能を実現することもできる。
[付記10]
(上記第2の視点によるサービスの提供方法参照)
[付記11]
(上記第3の視点によるプログラム参照)
なお、上記付記9~11の形態は、付記1と同様に、付記2~付記8と同様に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的な技術的思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
100、100a、100b、100c 基地局装置
101、101a、111 接続要求受付部
102a 監視部
102、112 送信元特定部
103、103a、113 判定部
104、104a サービス提供部
T1~T6 端末
105、105c、115 接続許可ポリシ記憶部
106 アンテナ
106b Radio Unit(RU)
107 カメラ
108 画像記録部
109、109c、119 接続管理部
110 CPF
114 概数推定部
116 基地局データベース(基地局DB)
120 UPF
9000 コンピュータ
9010 CPU
9020 通信インタフェース
9030 メモリ
9040 補助記憶装置

Claims (9)

  1. 端末からの接続要求を受け付ける手段と、
    所定のエリアに位置する物体を監視するセンサからの情報により、前記所定のエリアに位置する前記接続要求の送信元の数を計数することで前記送信元の状況を推定する手段と、
    前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する手段と、
    前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する手段と、
    を備える基地局装置。
  2. 前記センサは前記所定のエリアに位置する物体を撮影するカメラであり、
    前記送信元の状況を推定する手段は、前記カメラで撮影された画像を解析することより前記接続要求の送信元の数を計数する請求項1の基地局装置
  3. 前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する手段は、
    前記接続要求の送信元の数に対し、所定の時間内に受信した前記端末からの接続要求の数が所定の範囲に収まっているか否かにより前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する請求項1または2の基地局装置
  4. 前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する手段は、
    前記所定の時間内における前記端末からの接続要求のうち、前記所定の範囲内の数までの接続要求を許可し、前記所定の範囲を超えた以降の前記端末からの接続要求を拒否する請求項3の基地局装置
  5. さらに、前記接続要求に含まれる端末種別に基づいて、前記所定の時間内に受信した接続要求の中から接続を許可する接続要求を選択する請求項3または4の基地局装置。
  6. さらに、前記端末からのサービス要求の内容に基づいて、前記所定の時間内に受信した接続要求の中から接続を許可する接続要求を選択する請求項3から5いずれか一の基地局装置。
  7. 端末からの接続要求を受け付ける手段と、
    前記接続要求の受信を受信した基地局装置に対応する所定のエリアに位置する物体を監視するセンサからの情報により、前記所定のエリアに位置する前記接続要求の送信元の数を計数することで前記送信元の状況を推定する手段と、
    前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する手段と、
    を備えるネットワークノード。
  8. 端末からの接続要求を受け付け、
    所定のエリアに位置する物体を監視するセンサからの情報により、前記所定のエリアに位置する前記接続要求の送信元の数を計数することで前記送信元の状況を推定し、
    前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定し、
    前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する、
    サービスの提供方法。
  9. 端末からの接続要求を受け付ける処理と、
    所定のエリアに位置する物体を監視するセンサからの情報により、前記所定のエリアに位置する前記接続要求の送信元の数を計数することで前記送信元の状況を推定する処理と、
    前記送信元の数と、前記端末からの接続要求とが整合しているか否かにより、前記端末から接続要求を許可するか否かを判定する処理と、
    前記判定の結果、接続要求を許可した前記端末に対して、サービスを提供する処理と、
    を基地局装置に実行させるプログラム。
JP2022536028A 2020-07-15 2020-07-15 基地局装置、サービスの提供方法、ネットワークノード及びプログラム Active JP7517423B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/027434 WO2022013958A1 (ja) 2020-07-15 2020-07-15 基地局装置、サービスの提供方法及びプログラムを記録したプログラム記録媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2022013958A1 JPWO2022013958A1 (ja) 2022-01-20
JPWO2022013958A5 JPWO2022013958A5 (ja) 2023-03-20
JP7517423B2 true JP7517423B2 (ja) 2024-07-17

Family

ID=79554557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022536028A Active JP7517423B2 (ja) 2020-07-15 2020-07-15 基地局装置、サービスの提供方法、ネットワークノード及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230254910A1 (ja)
JP (1) JP7517423B2 (ja)
WO (1) WO2022013958A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014184834A1 (ja) 2013-05-15 2014-11-20 日本電気株式会社 制御装置、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2016066894A (ja) 2014-09-24 2016-04-28 Kddi株式会社 基地局装置、端末装置、通信方法、および通信システム
JP2018107507A (ja) 2016-12-22 2018-07-05 Kddi株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
WO2020111133A1 (ja) 2018-11-29 2020-06-04 住友電気工業株式会社 交通支援システム、サーバ及び方法、車載装置及びその動作方法、コンピュータプログラム、記録媒体、コンピュータ、並びに半導体集積回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014184834A1 (ja) 2013-05-15 2014-11-20 日本電気株式会社 制御装置、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2016066894A (ja) 2014-09-24 2016-04-28 Kddi株式会社 基地局装置、端末装置、通信方法、および通信システム
JP2018107507A (ja) 2016-12-22 2018-07-05 Kddi株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
WO2020111133A1 (ja) 2018-11-29 2020-06-04 住友電気工業株式会社 交通支援システム、サーバ及び方法、車載装置及びその動作方法、コンピュータプログラム、記録媒体、コンピュータ、並びに半導体集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022013958A1 (ja) 2022-01-20
WO2022013958A1 (ja) 2022-01-20
US20230254910A1 (en) 2023-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7504128B2 (ja) 車両と受信デバイスとの間のv2x通信を管理するためのシステムおよび方法
CN110972208B (zh) 一种切片信息处理方法及装置
CN109460952B (zh) 用于应急物流的异构网络融合通信装置及通信方法
EP3834582B1 (en) Method and apparatus for controlling sidelink qos
WO2019131398A1 (ja) IoTデバイスの制御方法、プログラムが記録された記録媒体及びIoTネットワーク基盤システム
JP7225753B2 (ja) 情報収集装置、情報収集システム、情報収集方法及びコンピュータプログラム
KR102569131B1 (ko) 차량 통신 서비스를 수행하는 장치 및 방법
KR20140096705A (ko) 버스 승하차 알림 장치 및 방법
CN109818917A (zh) 一种通信方法及其装置
JP7468321B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、及び中継サーバ
JP7517423B2 (ja) 基地局装置、サービスの提供方法、ネットワークノード及びプログラム
US11924904B2 (en) Configuration protocol (DHCP) optimization for Wi-Fi connectivity in a network of moving things, for example, autonomous vehicles
US9131167B2 (en) Broker service system to acquire location based image data
Slamnik-Kriještorac et al. Unraveling Edge-based in-vehicle infotainment using the Smart Highway testbed
CN113840330A (zh) 建立连接的方法、网关设备、网络系统及调度中心
CN109819480A (zh) 一种通信方法及装置
WO2019235946A1 (en) System and method for sending and rendering an image by a device based on receiver's context
Wang et al. Exploring agent-based wireless business models and decision support applications in an airport environment
Salaberria et al. Wireless technologies in the railway: Train-to-earth wireless communications
KR20050066880A (ko) 개방형 인터페이스를 이용한 좌석 예매 서비스 방법
JP7418635B1 (ja) 飛行管理装置、飛行管理方法及び飛行管理プログラム
EP4398061A1 (en) Techniques to provide a route planning of a mobile radio-capable user device
WO2022161500A1 (zh) 一种多接入边缘计算网络、流量处理方法及相关设备
WO2023221031A1 (en) Systems and methods to provide network services to user devices
US20240022878A1 (en) Method and apparatus for assigning talk groups to network slices

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7517423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150