JP7516056B2 - つけまつげおよびそれを製造するための方法 - Google Patents

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本発明は、つけまつげに関し、特に、複数の別個のまつげ繊維が、複数のまつげ繊維にわたって延びるベースラインを介して互いに平行に(または実質的に平行に)連結された房状のつけまつげに関する。本発明はまた、下型および上型を使用して、そのようなつけまつげを製造するための方法に関する。
現在多くの女性が、美容上の目的でつけまつげを日常的にまたは時々使用している。最も一般的に使用されるものは、複数のまつげ繊維が、それらと交差する単一の繊維、すなわちベースラインを介して互いに平行に連結された構造を有する、房状のつけまつげである。
一般に、それらの繊細な構造のために、つけまつげ、特に房状のつけまつげは、人によって1つずつ手で製造される。そのような労働集約的生産方法のために、生産性は低く、製造コストは非常に高い。この問題を解決するために、近年、つけまつげの自動化生産が試みられている。しかしながら、取得される製品の外観の良さを、高い生産性と低い生産コストのバランスをとることは困難である。
さらに、従来のつけまつげは、以下の点において改良を必要とする。市場で入手できるつけまつげの長さ(すなわち、ベースラインに沿った長さ)は、使用者のまぶた縁部の長さに一致しないことが多い。このために、使用者は、つけまつげの長さを調整すること、すなわち、つけまつげを装着する前に、使用者のまぶた縁部の長さに従って余分な部分を取り除くことが必要である。使用者が使用者の手のみを使用してそのような作業を容易かつ迅速に行うことができることが好ましい。しかしながら、上述のように、従来のつけまつげは、複数のまつげ繊維が一繊維で作られたベースラインによって互いに連結された構造を有し、したがって使用者が使用者の手でベースラインを引き裂くことは困難である。そのために、つけまつげの長さを調整するには、はさみなどの道具が必要とされる。
上記に鑑みて、従来技術のつけまつげよりも低コストで、効率的に生産する、具体的には自動的に生産することができる、外観の良いつけまつげが必要である。さらに、使用者がはさみなどの道具を使用せずに、使用者の手のみを使用して、つけまつげの長さを調整することを可能にするつけまつげが必要である。これに加えて、高い生産性と低い生産コストでそのようなつけまつげを製造するための方法が必要である。
たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、および特許文献4は、本発明に関係すると考えられる従来技術、すなわち、つけまつげおよびそれの製造方法を開示している。特許文献1は概して、人工まつげを分配するためのデバイスを開示している。特許文献2は概して、つけまつげ用の分配アプリケータなどを開示している。特許文献3は概して、つけまつげを人のまぶたに付けるための用具を開示している。さらに、特許文献4は概して、つけまつげを分配するためのアプリケータでつけまつげを付けるための方法を開示している。しかしながら、これらの従来技術は、上述の問題を解決しない。
仏国特許発明第3038499号明細書 米国特許第2667176号明細書 国際公開第2013/171232号パンフレット 米国特許出願公開第20140263392号明細書
本発明の1つの目的は、手作業の生産に頼ることから生じる現在の問題を解決すること、より具体的には、従来技術のつけまつげよりも低コストで、効率よく生産することができる、具体的には自動的に生産することができる、外観の良いつけまつげを提供することである。本発明の別の目的は、使用者がはさみなどの道具を使用せずに、使用者の手のみを使用して、つけまつげの長さを調整することを可能にするつけまつげを提供することである。本発明のさらなる目的は、取得される製品の外観の良さ、ならびに高い生産性と低い生産コストを同時に達成することができるつけまつげを製造するための方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、複数の別個のまつげ繊維と、複数のまつげ繊維にわたって延び、複数のまつげ繊維を互いに平行または実質的に平行に連結するベースラインとを備えるつけまつげであって、ベースラインは、固化した原料樹脂で形成され、ベースラインを形成する固化した原料樹脂は、複数のまつげ繊維の近位端を少なくとも部分的に覆い、それによって複数のまつげ繊維を互いに連結する、つけまつげを提供する。
本発明はまた、複数の別個のまつげ繊維が、複数のまつげ繊維にわたって延びるベースラインを介して互いに平行または実質的に平行に連結されたつけまつげを、下型および上型を使用することによって製造するための方法を提供し、この方法は、複数のまつげ繊維を互いに対して隣り合わせに下型の上面に供給するステップであって、下型の上面は、供給されるまつげ繊維と交差するように延びる第1の溝を含む、ステップと、複数のまつげ繊維が下型と上型との間にはさまれた状態で下型および上型を組み合わせるステップであって、上型の底面は、下型および上型が互いに組み合わされると下型の第1の溝に対向するように配置された第2の溝を含む、ステップと、下型および上型が互いに組み合わされた後、互いに向かい合う下型の第1の溝および上型の第2の溝によって定められる通路に溶融状態のベースライン用の原料樹脂を充填するステップと、通路に充填された原料樹脂が固化された後に、下型および上型を互いから分離し、固化した原料樹脂から成るベースラインを介して複数のまつげ繊維が互いに平行または実質的に平行に連結されたつけまつげの前駆体を取り外すステップとを含む。
本発明によれば、従来、繊維で構成されていたベースラインが、固化した原料樹脂で作られるベースラインに取って代わられる。これは、個々のまつげ繊維およびベースラインを一つ一つ結合する面倒な作業をなくす。この結果として、その繊細な構造のために、従来1つずつ手作業で製造される房状のつけまつげを、人の手に頼ることなく、工業的に生産することが可能である。これは、房状のつけまつげの生産が、完全に自動化できることを意味する。したがって、本発明によれば、房状のつけまつげの生産において高い生産性と低い生産コストを実現することができる。さらに、本発明によれば、高い生産性と低い生産コストで、従来の製造方法によって取得されるものと同等の外観を有する房状のつけまつげを実現することもまた可能である。これに加えて、本発明によれば、つけまつげのベースラインが、固化した原料樹脂で作られるので、使用者は使用者の手のみを使用してベースラインを引き裂くことが可能である。したがって、使用者は、つけまつげの長さを容易かつ迅速に調整すること、すなわち、つけまつげを装着する前に、はさみなどの道具を使用せずに使用者の手で余分な部分を取り除くことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインは、固化した原料樹脂から成る、オーバーモールド成形された構成体であってもよい。すなわち、ベースラインは、オーバーモールドプロセスを使用して形成されてもよい。この好ましい態様では、まつげ繊維は、必要な厚さを有するオーバーモールド成形されたベースラインによって互いに連結される。
本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインの後ろ側から突出する複数のまつげ繊維の近位端(すなわち、使用者のまぶたに近い端部)の領域は、熱処理によってトリミングされてもよい。言い換えれば、本発明の好ましい一態様では、複数のまつげ繊維の近位端は、熱処理によってトリミングされ、丸くされてもよい。本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインの後ろ側から突出する複数のまつげ繊維の近位端の領域は、熱処理によってベースラインの延伸方向に沿って少なくとも部分的に互いに連結される。本発明のこれらの好ましい態様は、まつげ繊維の近位先端による(まぶたに痛みを伴うことがある)使用者のまぶたへの刺激を予防することができる。さらに、これらの好ましい態様によれば、使用者の自まつげに通常塗布される接着剤とつけまつげとの間の接触面積は、つけまつげのまつげ繊維の近位端の領域で増大する。したがって、つけまつげが使用者の自まつげに安定して付着した状態を、長時間にわたって維持することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインの後ろ側および/または前側から突出する複数のまつげ繊維の近位端の領域は、それの断面に関して少なくとも部分的に扁平にされてもよい。本明細書で使用する、ベースラインの「後ろ側」という用語は、使用者のまぶたに面するベースラインの側を意味する。これとは逆に、ベースラインの「前側」という用語は、使用者のまぶたから離れる方を向くベースラインの側を意味する。
本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインは、水添スチレン熱可塑性エラストマー(SEBS)などの、熱可塑性材料から作られてもよい。本発明の好ましい一態様によれば、ベースラインは、シリコン材料から作られてもよい。さらに、本発明の好ましい一態様によれば、複数のまつげ繊維は、ポリアミド(PA)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)などの、非熱可塑性材料から作られてもよい。本発明の好ましい一態様によれば、複数のまつげ繊維は、レーヨン、ビスコース、アセテート、アクリルポリマー、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエステル、人毛、または上述のポリマーなどのポリマーの混合から形成される繊維、たとえばポリアミド/ポリエステル繊維から作られてもよい。
本発明の製造方法の好ましい一態様によれば、方法は、つけまつげの前駆体の両端にあるまつげ繊維から外に突出するベースラインの余分な部分を除去するステップをさらに含んでもよい。
本発明の製造方法の好ましい一態様によれば、方法は、熱処理によって、ベースラインの後ろ側から突出する複数のまつげ繊維の近位端の領域をトリミングするステップをさらに含んでもよい。この好ましい態様では、複数のまつげ繊維の近位端はまた、熱処理によって丸くされる。さらに、好ましい一態様では、ベースラインの後ろ側から突出する複数のまつげ繊維の近位端の領域は、トリミングするステップによってベースラインの延伸方向に沿って、少なくとも部分的に、好ましくは全体にまたはほぼ全体に互いに連結されてもよい。
本発明の製造方法の好ましい一態様によれば、方法は、つけまつげ前駆体の各まつげ繊維を熱処理によってカールすることと、前駆体のベースラインを熱処理によって弓形形状に形作ることとを同時に実行するステップ、またはカールすることと、形作ることとを連続的に実行するステップをさらに含んでもよい。
本発明の製造方法の好ましい一態様によれば、下型の第1の溝および上型の第2の溝は、下型の上面に供給されるまつげ繊維の少なくとも一部に直交してまたは実質的に直交して延びてもよい。好ましい一態様では、まつげ繊維の少なくとも一部が、ベースラインに対して、たとえば70~110度の角度を形成してもよい。具体的には、下型の第1の溝および上型の第2の溝が、直線状に延びることが好ましい。第1および第2の溝の断面形状は、同じであっても、異なっていてもよい。第1および第2の溝の断面形状が、たとえば、半円であるとき、それの半径は、限定はしないが、まつげ繊維の直径の約半分から数倍であってもよい。
次に本発明の非限定的および代表的な実施形態について、添付の図面を参照して以下で詳細に説明する。
本発明の一実施形態による房状のつけまつげの概略斜視図である。 図1に示す丸で囲んだエリアAの拡大平面図である。 図2に示す線X-Xに沿った断面図である。 本発明の別の実施形態による房状のつけまつげの一部を示す、図2と同様の図である。 房状のつけまつげを製造するためのシステムの概略図である。 下型および上型を使用して、つけまつげ前駆体を取得するためのプロセスに関係する断面図である。 図6に示すプロセスを通して取得されるつけまつげ前駆体を示す斜視図である。 図7に示す前駆体からつけまつげを取得するためのさらなるプロセスを示す概略図である。 複数のまつげ繊維と交差するように延びる環状溝が下型の上面に形成されることを示す、本発明の代替実施形態の下型の平面図である。 図9に示す下型を含む成形ユニットを使用して形成されたつけまつげ前駆体がカットされる方法を示す概略図である。
次に、図1~図10を参照しながら、本発明のいくつかの例示的な実施形態について説明する。これらの図全体にわたって、いくつかの要素またはそれの一部分の幅、長さ、高さ、および直径、ならびにそれらの間の距離の縮尺比率は一定ではなく、実際の比率とは異なる場合がある。いくつかの図では、いくつかの要素またはそれの一部分が、強調のために実際よりも大きく描かれていることに留意されたい。
図1は、本発明の例示的一実施形態である房状のつけまつげ1を概略的に示す。図1に示すように、房状のつけまつげ1(以下では単に「つけまつげ」と呼ぶ)は、複数の別個のまつげ繊維10と、必要な剛性および可とう性を有するベースライン20とを備える。ベースライン20は、複数のまつげ繊維10にわたって延び、これらのまつげ繊維10を互いに実質的に平行に連結する。まつげ繊維10は、それらの延伸方向に沿って湾曲している。同様に、ベースライン20は、それの延伸方向に沿って湾曲している。さらに、まつげ繊維10は、それの遠位端(自由端)間の距離が、それの近位端(固定端)間の距離よりもわずかに大きいように構成される。
この実施形態では、複数のまつげ繊維10は、非熱可塑性材料、たとえば、ポリアミド(PA)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)から作られる。一方、ベースライン20は、固化した原料樹脂で形成される。より具体的には、ベースライン20は、熱可塑性エラストマー(TPE)、たとえば、水添スチレン熱可塑性エラストマー(SEBS)を使用して形成される。言い換えれば、ベースライン20は、固化した原料樹脂自体から成るオーバーモールド成形された構成体である。本発明の例示的な実施形態として提示するこれらのつけまつげ1では、後で詳細に説明するように、ベースライン20を形成する固化した原料樹脂は、複数のまつげ繊維10の近位端を部分的に覆い、それによって複数のまつげ繊維10を互いに連結する。
これに限定しないが、本発明の一実施形態では、まつげ繊維10の数は、10~数十であってもよく、各まつげ繊維10の直径は、約0.1~0.8mmであってもよい。ベースライン20の直径または幅は、約0.1~2mmであってもよい。まつげ繊維10の色は、黒色または茶色であってもよく、ベースライン20の色は、白色、肌色、または無色および透明であってもよい。
図1に示す丸で囲んだエリアAの拡大平面図である図2に詳細に示すように、ベースライン20の(装着されるとまぶたに面する)後ろ側から突出する複数のまつげ繊維10の近位端の領域10aは、熱処理によってトリミングされる。この熱処理の結果として、ベースライン20から突出する複数のまつげ繊維10の近位端の領域10aは、部分的に融解し、ベースライン20の延伸方向に沿って、全体的またはほぼ全体的に互いに連結される。当業者には理解できるように、領域10a間の接着の破断強度は、まつげ繊維10自体の破断強度よりも小さい。やはり図2からわかるように、各まつげ繊維10の近位端の領域10aは、必然的に球形の外観を示す。別の実施形態では、複数のまつげ繊維10の近位端の領域10a間のつながりは、部分的に存在してもよく、または存在しなくてもよい。
図2に示す線X-Xに沿った断面図である図3に示すように、ベースライン20の後ろ側から突出する複数のまつげ繊維10の近位端の領域10aは、それの断面に関して部分的に扁平にされる(または広くされる)。同様に、ベースライン20の前側から突出する複数のまつげ繊維10の近位端の領域10bもまた、それの断面に関して扁平にされる。この実施形態では、まつげ繊維10の扁平にされた部分は、ベースライン20の両側に存在する。しかしながら、図4に示す別の実施形態では、まつげ繊維10の各々の扁平にされた部分は、ベースライン20の片側にのみ、具体的には各まつげ繊維10の自由端側にのみ存在する。
また図3からわかるように、ベースライン20と接触する各まつげ繊維10の断面(この断面は扁平にされていない)の上面および下面は、わずかに押し下げられている。これは、最終的にベースライン20を形成する、製造システムの組み立てられた型(以下で説明する)に充填された溶融樹脂が、固まるときわずかに縮み、結果としてまつげ繊維10をつかむからである。これは、各まつげ繊維10とベースライン20との間の物理的接着強度を高める。
上述の例示的な実施形態では、従来、繊維から成るベースライン20が、固化した原料樹脂で作られるベースライン20に取って代わられるので、個々のまつげ繊維およびベースラインを結合するなどの面倒な作業を、生産中に回避することができる。結果として、その繊細な構造のために、従来1つずつ手作業で製造される房状のつけまつげを、人の手に頼ることなく、工業的に生産することが可能である。すなわち、房状のつけまつげの生産を完全に自動化することができ、房状のつけまつげの生産において、高い生産性と低い生産コストを実現することができる。さらに、上述の例示的な実施形態によれば、高い生産性と低い生産コストで、従来の製造方法によって取得されるものと同等の外観を有する房状のつけまつげを実現することもまた可能である。これに加えて、上述の例示的な実施形態によれば、使用者が使用者の手のみを使用してベースライン20を引き裂くことがさらに可能である。したがって、使用者は、つけまつげの長さを容易かつ迅速に調整すること、すなわち、つけまつげを装着する前に、はさみなどの道具を使用せずに使用者の手のみを使用して余分な部分を取り除くことができる。
以下で、図1~図4に示すつけまつげを製造するための方法およびシステムについて、図5~図8を参照しながら詳細に説明する。
図5は、上述の房状のつけまつげ1を製造するためのシステムSを概略的に示す。システムSは、以下で説明する上型および下型を使用して、房状のつけまつげ1を生産するよう意図されている。システムSは、複数のまつげ繊維10の供給源(図示せず)を含む。まつげ繊維10は、所定の長さ、たとえば、数ミリメートル~2cmに事前にカットされた状態で供給される。特に、必要な数のまつげ繊維10がグループとして供給されてもよい。まつげ繊維10の各々の長さは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
システムSは、まつげ繊維10が供給される成形ユニット40と、カットおよびトリミングユニット50と、熱成形ユニット60とをさらに備える。これらのユニット40、50、および60は、機能的に一列に結合される。本発明の別の実施形態では、カットおよびトリミングユニット50並びに熱成形ユニット60の順序は、逆にされてもよい。
上述のように、また図6(a)からわかるように、成形ユニット40は、一対の下型100および上型200と、組み合わされた型100、200にベースライン20用の原料樹脂を充填するための充填デバイス(図示せず)とを有する。下型100の上面110に、複数のまつげ繊維10がそれの供給源から互いに実質的に平行に供給される。図6(a)は、複数のまつげ繊維10が下型100の上面110に置かれている状態を示している。この実施形態では、複数のまつげ繊維10が置かれる下型100の上面110のエリアは、上面110の周辺部に構成される。そのために、下型100の上面110に置かれた各まつげ繊維10の実質的な部分は、上面110から外に突出する。
また図6(a)からわかるように、下型100の上面110は、供給されるまつげ繊維10と、具体的にはそれに直角に(または実質的に直角に)交差するように延びる第1の溝120を含む。第1の溝120は、下型100の片側と平行なエリアに存在する。この実施形態では溝120は、直線形状を有するが、別の実施形態では溝120は、弓形形状を有する場合がある。さらに、溝120の断面は、この実施形態では半円であるが、他のタイプの断面が適宜に採用されてもよい。溝120の断面が半円である場合、それの直径は、0.1~1mmであってもよいが、これに限定されない。
下型100と対になる上型200は、複数のまつげ繊維10が下型100と上型200との間にはさまれる状態で下型100と組み合わせることができるように、および下型100から分離することができるように、構成される。すなわち、上型200は、図示していないアクチュエータを使用して、図6(a)の線Y-Yに沿って垂直に変位可能である。
下型100と同様に、上型200の底面210が、第2の溝220を含む。この溝220は、下型100および上型200が互いに組み合わされるとき、下型100の第1の溝120に対向するように配置される。上型200の第2の溝220もまた、下型100の上面110に供給されるまつげ繊維10に直交して延びる。この実施形態では、溝220の寸法および断面形状は、下型100の溝120のそれらと同じである。
一対の下型100および上型200とともに成形ユニット40を形成する充填デバイス(図示せず)は、溶融状態のベースライン20用の原料樹脂を、組み合わされた型100、200の通路300(図6(b)参照)に充填するように構成される。通路300は、互いに向かい合う下型100の第1の溝120および上型200の第2の溝220によって定められる。通路300は、下型100と上型200との間にはさまれるまつげ繊維10に直交して延びる。下型100の溝120および上型200の溝220はともに形状が直線状であるので、それらから定められる通路300もまた直線状である。
上記の説明から明らかなように、また図6(c)からわかるように、つけまつげ1のベースライン20は、下型100の第1の溝120および上型200の第2の溝220によって定められた通路300に充填された原料樹脂20'から形成される。このようにして取得されたつけまつげ1の前駆体1'を図7に示す。
再び図5を参照すると、システムSでは、カットおよびトリミングユニット50は、成形ユニット40に続く位置に組み込まれる。カットおよびトリミングユニット50は、つけまつげ1の前駆体1'の両端にあるまつげ繊維10から外に突出する、ベースライン20の余分な部分を、図示していないカッターを使用して、除去するように構成される。さらに、カットおよびトリミングユニット50は、ベースライン20の後ろ側から突出するまつげ繊維10の近位端を、図示していない熱カッターを使用して、トリミングするように構成される。すなわち、カットおよびトリミングユニット50は、図2および図4に関して説明したように、まつげ繊維10の近位端を丸くするために、それに熱処理が適用されるように構成される。
分離ユニット50の後ろの位置に組み込まれる熱成形ユニット60は、図示していない好適な型を使用して熱成形(熱処理)によってつけまつげ1の前駆体1'の各まつげ繊維10をカールするように構成される。熱成形ユニット60は続いて、図示していない別の好適な型を同じく使用して熱成形(熱処理)によって、つけまつげ1の前駆体1'のベースライン20を弓形形状に形成するようにさらに構成される。熱成形ユニット60による処理の前の前駆体1'は、図8(c)に示され、熱成形ユニット60による処理の後の前駆体1'、すなわち完成した房状のつけまつげ1は、図8(d)に示されている。一実施形態では、図8(d)に示すように、房状のつけまつげ1の各まつげ繊維10は、虚点P1を中心とする実質的に一定の(または変化する)曲率半径R1を有し、ベースライン20は、虚点P2を中心とする実質的に一定の(または変化する)曲率半径R2を有する。
別の実施形態では、カットおよびトリミングユニット50ならびに熱成形ユニット60の組込み順序は、逆にされてもよい。
続いて、上記のシステムSを使用して本発明の一実施形態による房状のつけまつげを製造するための方法について、図6~図8を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明によるつけまつげを製造する方法は、上記のシステムを使用せずに実装され得ることに留意されたい。
この方法では、最初に、複数のまつげ繊維10が、互いに対して隣り合わせに配置された状態で、下型100の上面110に供給される。供給されるまつげ繊維10は、下型100の上面110の第1の溝120と交差するように配置される(図6(a)参照)。
続いて、上型200は、複数のまつげ繊維10が下型100と上型200との間にはさまれた状態で下型100と組み合わされる(図6(b)参照)。
上型200および下型100が完全に組み合わされた後、溶融状態のベースライン20用の原料樹脂20'(たとえば、熱可塑性エラストマー(TPE)、具体的には、水添スチレン熱可塑性エラストマー(SEBS))は、互いに向かい合う下型100の溝120および上型200の溝220によって定められる通路300に充填される(図6(c)参照)。
通路300に充填された原料樹脂20'が十分にまたは完全に固化された後、下型100および上型200は互いから分離され、つけまつげの前駆体1'は型から取り外される(図6(d)参照)。この段階で、上述のように、複数のまつげ繊維10は、固化した原料樹脂20'から成るベースライン20によって互いに連結される(図7参照)。具体的には、原料樹脂20'は、各まつげ繊維10上にオーバーモールド成形されている状態である。
その後、前駆体1'の両端にあるまつげ繊維10から外に突出するベースライン20の余分な部分は、図8(a)のC1-C1およびC2-C2で示す線に沿って、ベースライン20の残部から分離(除去)される。さらに、このステップに続いて(またはこれと同時に)、ベースライン20の後ろ側から突出するまつげ繊維10の近位端の領域10aは、熱処理によって図8(b)のC3-C3で示す線に沿ってトリミングされる。これらのステップが完了されたつけまつげ前駆体1'を、図8(c)に示す。
最後に、前駆体1'の各まつげ繊維10が、熱成形によってカールされ、さらに前駆体1'のベースライン20は、熱成形によって弓形形状に形作られる(図8(d)参照)。前駆体1'の各まつげ繊維10の熱成形および前駆体1'のベースライン20の熱成形は、同時に、または上記の説明の逆の順序で行われてもよい。さらに、本発明の別の実施形態では、カットおよびトリミングするステップと、熱成形するステップとが、逆の順序で行われてもよい。上記に加えて、まつげ繊維は、さらに処理されてもよい。より具体的には、各まつげ繊維10の自由先端は、まつげ繊維10が互いに対して異なる長さを有するように、任意の直線、曲線、またはジグザク線に沿ってカットされることがある。一例では、各まつげ繊維の自由端は、図8(a)のD-Dで示される曲線に沿ってさらにカットされてもよい。追加として、まつげ繊維は、まつげ繊維の直径がそれの自由先端に向かって減少するように、先細になるようあらかじめ処理されてもよい。
上述のように、本発明の例示的な実施形態によれば、その繊細な構造のために、従来1つずつ手作業で製造される房状のつけまつげを、人の手に頼ることなく、工業的に、すなわち自動的に生産することが可能である。結果として、例示的な実施形態によれば、外観の良い房状のつけまつげの生産において高い生産性と低い生産コストを実現することができる。
図9は、代替実施形態による成形ユニット40の下型100の上面図である。この代替実施形態では、下型100の上面110は、互いに隣接した複数のまつげ繊維10と交差するように延びる2つの細長い溝140a、140bを含む。2つの細長い溝140a、140bは、まつげ繊維10に平行に配置された2つの短い溝150a、150bによって互いに結合される。結果として、下型100の上面110に、輪になった溝が形成される。図示していないが、下型100と対になる上型(図示せず)の底面には、2つの対応する細長い溝および2つの対応する短い溝が形成される。結果として、下型100と対になる上型にも、同様の輪になった溝が形成される。そのために、下型100および図示していない上型が組み合わされると、2つの型の間に、溶融樹脂を充填するための輪になった通路が形成される。図9は、凹レンズのような形状に湾曲した一対の弓形の溝140a、140bを示すが、これらの溝の形状は、直線状であっても、凸レンズのような形状に湾曲していてもよい。
図10は、図9に示す下型100を含む成形ユニットを使用して形成された、つけまつげ前駆体1'、すなわち連結された前駆体を示す。この前駆体1'は、まつげ繊維10が2つのベースライン20によって2点で互いに連結された構造を有する。2つのベースライン20自体も、両端で延長部を介して連結されている。この前駆体1'は、図10に示すC4-C4、C5-C5、C6-C6、およびC7-C7線によりカットされる。その後、それらのベースライン20は、逆に湾曲され、まつげ繊維10は、熱成形によってカールされて、2つの房状のつけまつげを取得し、それらの一方は、図8(d)に示すものと同じである。この代替実施形態によれば、1つの成形プロセスが、2つのつけまつげをもたらし、生産効率が上がる。まつげ繊維と交差するように延びる細長い溝の数は、2つに限定されず、さらなる代替実施形態では、型は、互いに隣接して配置された3つ以上の細長い溝を有してもよい。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して詳細に上記で説明した。しかしながら、本発明は、これらの実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく、上記で説明した実施形態に、様々な改変および変更が行われる場合があり、そのような改変および変更もまた、本発明の範囲に含まれる。
1 房状のつけまつげ
1' 前駆体
10 まつげ繊維
10a 領域
10b 領域
20 ベースライン
20' 原料樹脂
40 成形ユニット
50 カットおよびトリミングユニット
60 熱成形ユニット
100 下型
110 上面
120 第1の溝
140a 細長い溝
140b 細長い溝
150a 短い溝
150b 短い溝
200 上型
210 底面
220 第2の溝
300 通路

Claims (11)

  1. 複数の別個のまつげ繊維(10)と、
    前記複数のまつげ繊維(10)にわたって延び、前記複数のまつげ繊維(10)を互いに平行または略平行に連結するベースライン(20)と
    を備え、
    前記ベースライン(20)が、固化した原料樹脂(20')で形成され、
    前記ベースライン(20)を形成する前記固化した原料樹脂(20')が、前記複数のまつげ繊維(10)の近位端を少なくとも部分的に覆い、それによって前記複数のまつげ繊維(10)を互いに連結し、
    前記ベースライン(20)の後ろ側および/または前側から突出する、前記複数のまつげ繊維(10)の前記近位端の領域(10a、10b)が、その断面に関して、少なくとも部分的に扁平にされている、つけまつげ(1)。
  2. 前記ベースライン(20)が、前記固化した原料樹脂(20')から成る、オーバーモールド成形された構成体である、請求項1に記載のつけまつげ(1)。
  3. 前記ベースライン(20)の前記後ろ側から突出する前記複数のまつげ繊維(10)の前記近位端の前記領域(10a)が、熱処理によってトリミングされる、請求項1または2に記載のつけまつげ(1)。
  4. 前記ベースライン(20)の前記後ろ側から突出する前記複数のまつげ繊維(10)の前記近位端の前記領域(10a)が、熱処理によって、前記ベースライン(20)の延伸方向に沿って少なくとも部分的に互いに連結される、請求項1から3のいずれか一項に記載のつけまつげ(1)。
  5. 前記ベースライン(20)が、水添スチレン熱可塑性エラストマー(SEBS)などの、熱可塑性材料から作られる、請求項1から4のいずれか一項に記載のつけまつげ(1)。
  6. 前記複数のまつげ繊維(10)が、ポリアミド(PA)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)などの、非熱可塑性材料から作られる、請求項1から5のいずれか一項に記載のつけまつげ(1)。
  7. 複数の別個のまつげ繊維(10)が、前記複数のまつげ繊維(10)にわたって延びるベースライン(20)を介して互いに平行または略平行に連結されるつけまつげ(1)を、下型(100)および上型(200)を使用することによって製造するための方法であって、
    前記複数のまつげ繊維(10)を互いに対して隣り合わせに前記下型(100)の上面(110)に供給するステップであって、前記下型(100)の前記上面(110)が、供給される前記まつげ繊維(10)と交差するように延びる第1の溝(120)を含む、ステップと、
    前記複数のまつげ繊維(10)が前記下型(100)と前記上型(200)との間にはさまれた状態で前記下型(100)および前記上型(200)を組み合わせるステップであって、前記上型(200)の底面(210)は、前記下型(100)および前記上型(200)が互いに組み合わされると前記下型(100)の前記第1の溝(120)に対向するように配置された第2の溝(220)を含み、前記ベースライン(20)の後ろ側および/または前側から突出する、前記複数のまつげ繊維(10)の近位端の領域(10a、10b)が、その断面に関して、少なくとも部分的に扁平にされている、ステップと、
    前記下型(100)および前記上型(200)が互いに組み合わされた後、互いに向かい合う前記下型(100)の前記第1の溝(120)および前記上型(200)の前記第2の溝(220)によって定められる通路(300)に、溶融状態の前記ベースライン(20)用の原料樹脂(20')を充填するステップと、
    前記通路(300)に充填された前記原料樹脂(20')が固化された後、前記下型(100)および前記上型(200)を互いから分離し、前記固化した原料樹脂(20')から成る前記ベースライン(20)を介して前記複数のまつげ繊維(10)が互いに平行または略平行に連結される、前記つけまつげ(1)の前駆体(1')を取り外すステップと
    を含む、方法。
  8. 前記前駆体(1')の両端にある前記まつげ繊維(10)から外に突出する前記ベースライン(20)の余分な部分を除去するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ベースライン(20)の前記後ろ側から突出する前記複数のまつげ繊維(10)の前記近位端の前記領域(10a)を、熱処理によってトリミングするステップをさらに含む、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記ベースライン(20)の前記後ろ側から突出する前記複数のまつげ繊維(10)の前記近位端の前記領域(10a)が、前記トリミングするステップによって、前記ベースライン(20)の延伸方向に沿って少なくとも部分的に互いに連結される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記前駆体(1')の各まつげ繊維(10)を熱処理によってカールすることと、前記前駆体(1')の前記ベースライン(20)を熱処理によって弓形形状に形作ることとを同時に実行するステップ、または前記カールすることと、前記形作ることとを連続的に実行するステップをさらに含む、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
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