JP7509218B2 - 表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び表示制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7509218B2
JP7509218B2 JP2022550295A JP2022550295A JP7509218B2 JP 7509218 B2 JP7509218 B2 JP 7509218B2 JP 2022550295 A JP2022550295 A JP 2022550295A JP 2022550295 A JP2022550295 A JP 2022550295A JP 7509218 B2 JP7509218 B2 JP 7509218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication
information
biometric
user
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022550295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022059173A1 (ja
JPWO2022059173A5 (ja
Inventor
秀典 北方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2022059173A1 publication Critical patent/JPWO2022059173A1/ja
Publication of JPWO2022059173A5 publication Critical patent/JPWO2022059173A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7509218B2 publication Critical patent/JP7509218B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/30Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Description

本開示は、表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
近年、生体認証が様々なシーンで活用されている。生体認証には種々の方式があり、例えば、顔認証、指紋認証、虹彩認証等が例示される。また、これらの認証方式を組み合わせたマルチモーダル認証も活用されている。
例えば、特許文献1には、多数の人が集まる場所に設けられ、予約可能な情報を一覧表示する情報提供装置が開示されている。ユーザは、この情報提供装置に表示される一覧情報を用いて、サービスや物品などの予約を行うことができる。
特開2013-232218号公報
近年では、感染症に対する懸念から、他人が接触した可能性のある物体への接触を避けたいという要望がある。生体認証の方式には、顔認証、虹彩認証のような非接触型の認証方式と、指紋認証のような接触型の認証方式がある。飲食店や小売店等の中には、ここで示した非接触型の生体認証を用いた決済を導入している店舗がある。ユーザは、このような店舗を利用することにより、物体に接触することなく決済手続を行うことができる。
また、ユーザは生体認証その他を含む決済方法による決済が可能であるが、店舗によっては当該ユーザが可能な決済方法に対応していない店舗もある。そのため、ユーザが食事をする飲食店を選ぶ際、上記のような自身が利用可能な決済方法に対応する店舗を予め把握できることが望ましい。特許文献1で開示された情報提供装置は、この点について考慮されていない。
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することが可能な表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することを目的とする。
本開示にかかる表示制御装置は、
店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶する店舗定義情報記憶手段と、
所定のユーザの生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御手段と、
前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する生成手段と、
を備えるものである。
本開示にかかる表示システムは、
所定のユーザの生体情報を取得する認証端末と、
前記認証端末と接続された表示制御装置と、
を備え、
前記表示制御装置は、
店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶し、
前記認証端末から前記ユーザの生体情報を取得し、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する
ものである。
本開示にかかる表示制御方法は、
コンピュータが、
所定のユーザの生体情報を取得し、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する
ものである。
本開示にかかる表示制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体は、
所定のユーザの生体情報を取得する生体情報取得処理と、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御処理と、
前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する生成処理と、
をコンピュータに実行させるものである。
本開示により、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することが可能な表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
実施形態1にかかる表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる表示制御装置の処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる表示システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる認証装置の生体情報登録処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる認証装置の生体認証処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる認証端末の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる店舗定義情報の一例を示す図である。 実施形態2にかかる認証端末に表示される内容の一例を示す図である。 実施形態2にかかる認証端末に表示される内容の一例を示す図である。 実施形態2にかかる認証端末に表示される内容の一例を示す図である。 実施形態2にかかる表示制御装置の処理を示すフローチャートである。 実施形態3にかかる表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態4にかかる表示制御装置の構成を示すブロック図である。
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施形態1>
図1は、本実施形態にかかる表示制御装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示制御装置10は、店舗定義情報記憶部11、生体情報取得部12、認証制御部13、生成部14を備えている。
店舗定義情報記憶部11は、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶する。
生体情報取得部12は、所定のユーザの生体情報を取得する。
認証制御部13は、取得した生体情報を用いた生体認証を制御する。
生成部14は、生体認証に成功した場合、店舗定義情報に基づいて、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。ここで、「ユーザが利用可能な決済方法」とは、例えば、当該ユーザが生体認証に成功した際における生体認証方式を用いた決済方法や、当該生体認証方式以外で当該ユーザにおける生体情報が登録済みである生体認証方式を用いた決済方法を含む。または、「ユーザが利用可能な決済方法」は、当該ユーザが端末等で設定済みの生体認証以外の決済方式であってもよい。
図2は、本実施形態にかかる表示制御装置10が行う処理を示すフローチャートである。店舗定義情報記憶部11は、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を予め記憶している。
まず、生体情報取得部12は、所定のユーザの生体情報を取得する(S11)。次に、認証制御部13は、取得した生体情報を用いた生体認証を制御する(S12)。そして、生成部14は、生体認証に成功したか否かを判断する(S13)。生体認証に成功した場合(S13のYes)、生成部14は、店舗定義情報に基づいて、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する(S14)。生体認証に失敗した場合(S13のNo)、表示制御装置10は処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態にかかる表示制御装置10は、ユーザが生体認証に成功すると、店舗定義情報に基づいて、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。これにより、ユーザは、生成された表示情報の内容から、ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することができる。
なお、表示制御装置10は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる表示制御方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、生体情報取得部12、認証制御部13、生成部14の機能を実現する。
又は、生体情報取得部12、認証制御部13、生成部14は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用又は専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
また、表示制御装置10の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、表示制御装置10の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
<実施形態2>
実施形態2は、上述した実施形態1の具体例である。図3は、本実施形態にかかる表示システム1000の全体構成を示すブロック図である。表示システム1000は、認証装置100、認証端末400、表示制御装置200を備えている。認証装置100、認証端末400、表示制御装置200のそれぞれは、ネットワークNを介して接続されている。ここで、ネットワークNは、有線又は無線の通信回線である。
また、表示システム1000では、ネットワークNを介して、店舗AからDが接続されている。店舗AからDは、例えば、小売店、飲食店、ホテル等、各種サービスの提供を行う店舗である。
まず、本実施形態にかかる表示システム1000について説明し、認証装置100、認証端末400、表示制御装置200の各構成の詳細については後述する。
表示システム1000は、認証端末400を用いてユーザUから生体情報を取得し、取得した生体情報を用いて生体認証を行う。生体認証に成功すると、表示制御装置200は、予め記憶された店舗定義情報に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。認証端末400は、生成された表示情報を表示制御装置200から受信して、表示部440に表示する。ユーザUは、表示部440の内容を確認することで、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することができる。
表示システム1000に含まれる店舗AからDのそれぞれは、認証端末400や登録用のwebサイトなどを通じて、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を、表示制御装置200に予め登録する。店舗で利用可能な決済方法とは、その店舗を利用したユーザUが、商品の購入やサービスの提供を受けたことに対する決済を行う際に利用することができる決済方法である。店舗で利用可能な決済方法は、例えば、現金決済、クレジットカード決済、生体認証を用いた決済、電子マネーを用いた決済等である。電子マネーを用いた決済には、例えば、QRコード(登録商標)を用いた決済やICカードを用いた決済が含まれる。
店舗定義情報は、上述した店舗で利用可能な決済方法と、店舗を識別するための店舗IDとが対応付けて記憶されている。また、店舗定義情報は、これらの情報に加えて、店舗の位置情報が対応付けて記憶されてもよい。
図9は、店舗定義情報の一例を示す図である。例えば、店舗Aは、顔認証を用いた決済方法に対応している。ユーザUが顔認証を利用可能な場合、ユーザUは、店舗Aで顔認証を用いた決済を行うことができる。なお、同図では、各店舗はそれぞれ1つの決済方法を示しているが、各店舗は複数の決済方法が利用可能であってよい。
ユーザUは、認証端末400や登録用のwebサイトなどを通じて、表示制御装置200に、個人情報と、ユーザUが利用可能な決済方法を予め登録する。個人情報とは、例えば、ユーザUの氏名、クレジットカード情報等である。ユーザUが利用可能な決済方法とは、上述の店舗の場合と同様、例えば、現金決済、クレジットカード決済、生体認証を用いた決済、電子マネーを用いた決済等である。
また、ユーザUは、生体認証を利用する場合、認証端末400や登録用webサイトなどを通じて、その生体認証に用いるユーザUの生体情報を認証装置100に登録する。認証装置100は、ユーザUの複数種類の生体情報を記憶することができる。生体情報を認証装置100に登録することにより、ユーザUは、認証装置100に登録した生体情報を用いた生体認証を利用することができる。表示システム1000で用いられる生体認証の方式には、例えば、顔認証や虹彩認証のような非接触型の認証方式と、指紋認証のような接触型の認証方式が含まれる。生体認証の方式はこれらに限られず、種々の生体認証方式が用いられてよい。
本実施形態では、ユーザUは、ユーザUが利用可能な決済方法として、QRコードを用いた決済方法を表示制御装置200に予め登録しているものとする。また、ユーザUは、顔情報及び指紋情報を認証装置100に予め登録しており、表示システム1000において、顔認証及び指紋認証を利用することができるものとする。
したがって、ユーザUは、対応する各店舗において、QRコード、顔認証、指紋認証のいずれかを用いた決済方法を用いて決済を行うことができる。
以下では、予め表示制御装置200又は認証装置100に登録され、表示システム1000においてユーザUが利用可能となった決済方法を、「登録済み決済方法」と呼ぶことがある。上述の例では、ユーザUの登録済み決済方法は、顔認証、指紋認証、QRコードをそれぞれ用いた決済方法である。
また、同様に、ユーザUの登録済み決済方法のうち、生体認証を用いた決済方法によるものを「登録済み生体認証決済方法」と呼ぶことがある。上述の例では、ユーザUの登録済み生体認証決済方法は、顔認証及び指紋認証をそれぞれ用いた決済方法である。
認証端末400は、複数の認証方式を組み合わせたマルチモーダル認証を行うことが可能な情報処理装置である。認証端末400は、例えばデジタルサイネージであり、ユーザUに対して生体認証を促す表示や認証結果の結果を示す表示を行う表示部440を備えている。認証端末400は、例えば、ホテルや空港などに設置され、ユーザUは、食事のために利用する飲食店を選ぶ際に認証端末400を利用する。
認証端末400は、予め認証装置100に登録された顔などの画像と、認証端末400の設置場所で撮影された顔などの画像とを、それらの特徴情報の比較により照合して、ユーザUに対する生体認証を行う。認証端末400で生体認証に成功することにより、ユーザUは、利用可能な決済方法に対応する店舗を、認証端末400の表示情報により容易に把握することが可能となる。
まず、認証端末400は、内蔵のカメラなどを用いて、認証端末400の前に立ち止まったユーザUの存在を検出する。認証端末400は、例えば、「利用可能な店舗を表示するため、顔認証を行います。」等のメッセージを表示部440に表示して、生体認証を行う旨を予めユーザUに通知する。認証端末400は、カメラを用いてユーザUを撮影し、ユーザUの生体情報を取得する。認証端末400は、取得したユーザUの生体情報を用いて生体認証を行う。具体的には、認証端末400は、撮影したユーザUの画像を含む生体認証要求を表示制御装置200に対して送信する。
表示制御装置200は、認証端末400から生体認証要求を受信して、認証装置100に対して生体認証要求を送信する。認証装置100は、表示制御装置200からの生体認証要求を受けて生体認証を行い、結果を表示制御装置200に対して返信する。表示制御装置200は、その結果を認証端末400に返信する。
以上の処理により、認証端末400は、ユーザUに対する生体認証の結果を受信することができる。これらの処理について、より詳細な内容は後述する。
ユーザUの生体認証に成功すると、表示制御装置200は、店舗定義情報に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。例えば、表示制御装置200は、ユーザUの登録済み決済方法である顔認証、指紋認証、QRコードをそれぞれ用いた決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。また、表示制御装置200は、ユーザUが成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて表示情報として生成する。例えば、ユーザUが顔認証に成功した場合、表示制御装置200は、店舗定義情報に基づいて、顔認証を用いた決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。
また、表示制御装置200は、ユーザUが生体認証に成功した場合、ユーザUに対応付けられた複数種類の生体情報にさらに基づいて、成功した生体認証以外の方式に対応する生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を加えて表示情報を生成する。本実施形態では、ユーザUは、顔情報及び指紋情報を認証装置100に登録している。これらの生体情報は、ユーザUを識別するユーザIDにより、ユーザUと対応付けて認証装置100に記憶されている。表示制御装置200は、このユーザIDを介して、認証装置100に記憶されたこれらの生体情報を管理することができる。よって、表示制御装置200は、認証装置100に記憶されたユーザUの複数種類の生体情報にさらに基づいて、成功した顔認証と異なる方式である指紋認証方式を用いた決済方法に対応する店舗を加えて表示情報を生成する。
例えば、ユーザUの登録済み生体認証決済方法に対応する店舗の表示情報を生成する場合、表示制御装置200は、店舗定義情報とユーザUの生体情報を参照して、ユーザUが利用可能な生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を抽出する。図9に示す例では、ユーザUが利用可能な店舗として、顔認証に対応する店舗Aと、指紋認証に対応する店舗Bとが抽出される。
表示制御装置200は、抽出したこれらの店舗を表示するための表示情報を生成する。そして、表示制御装置200は、生成した表示情報を認証端末400に送信する。認証端末400は、この表示情報を表示部440に表示する。ユーザUは、表示部440に表示された内容を確認することで、ユーザUは、登録済み生体認証決済方式に対応する店舗を容易に把握することができる。
図10は、表示制御装置200が生成する表示情報により表示部440に表示される内容の一例を示す図である。同図では、ユーザUの登録済み生体認証決済方法に対応した店舗が地図上に表示されている。同図では、顔認証に対応する店舗A及び指紋認証に対応する店舗Bに「☆」印が付されて表示されている。ユーザUは、虹彩認証利用をすることができないため、虹彩認証に対応する店舗Cには「☆」印は付されていない。また、ユーザUはQRコード決済が可能であるが、ここでは生体認証を用いた決済方法に限って表示しているため。店舗Dには「☆」印は付されていない。
また、表示制御装置200は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗を判別可能に表示するように表示情報を生成することができる。
図11は、その表示内容の一例を示す図である。図11では、図10で「☆」印が付された店舗のうち、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗に「★」印が付されて表示されている。よって、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗と、それ以外の店舗とが、付される記号によって判別可能に表示されている。このように、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗と、それ以外の店舗を判別可能に表示することによって、ユーザUは、登録済み生体認証決済方法に対応する店舗のうち、非接触認証に対応する店舗をさらに判別することができる。したがって、ユーザUは、物体に接触せずに決済が行える店舗を容易に把握し、店舗の選択の参考にすることができる。
なお、上記では店舗を判別可能に表示する方法として「☆」印及び「★」印を用いたが、これに限られない。例えば、上記条件を満たす店舗のみを表示して、他の店舗を非表示としてもよい。又は、地図上において、上記条件を満たす店舗を強調表示する、色を変更する、点滅させるなど、対象となる店舗をユーザUが把握できるような表示方法であればどのようなものでもよい。
さらに、表示制御装置200は、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示するように表示情報を生成することができる。
図12は、その表示内容の一例を示す図である。同図では、図10及び図11と異なり、店舗Dに「★」印が付されている。店舗Dは、QRコードを用いた決済方法に対応している店舗である。これにより、ユーザUは、生体認証を用いているか否かにかかわらず、非接触により決済を行うことが可能な店舗を容易に把握することができる。
また、表示制御装置200は、ユーザUの登録済み決済方法に対応する店舗を全て表示してもよい。これにより、生体認証を用いた決済方法であるか否か、非接触型決済であるか否かなどを区別することなく、ユーザUは、自身が利用可能な決済方法に対応する店舗を把握することができる。
なお、表示情報は、表示部440に画面切り替えボタンを設けるなどして、ユーザUの操作により自由に切り替えられるようにしてもよい。
以上のように、ユーザUは、表示部440の表示内容を確認することにより、ユーザUの登録済み決済方法に対応する店舗を把握することができる。
また、ユーザUは、表示された店舗の詳細情報を知りたいときは、表示部440上で店舗のアイコンを指などでタッチ(タップ)することにより、その店舗の詳細情報を表示させることができる。具体的には、ユーザUは、表示部440上の店舗アイコンのタッチにより、表示部440に表示させるための詳細表示要求を認証端末400に対して行う。表示制御装置200は、認証端末400を介してユーザUの詳細表示要求を受信し、ユーザUがタッチしたアイコンの店舗の詳細情報を表示するための表示情報をさらに生成する。店舗の詳細情報は、例えば、店舗で提供される食事のメニュー、店舗の営業時間、当日の混雑具合など、店舗に関する種々の情報が含まれる。これにより、ユーザUは、店舗の詳細情報を参考にして店舗を選ぶことができる。
なお、ユーザUの詳細表示要求には、表示部440へのタッチ操作以外の方法を用いることができる。例えば、認証端末400は、表示部440とユーザUとの間にホログラムを表示し、ユーザUが、詳細情報を表示させたい店舗のアイコンをホログラム上でタッチしてもよい。
又は、認証端末400は、ユーザUのジェスチャによって詳細表示要求を受け付けてもよい。認証端末400は、例えば、ユーザUが手や腕を用いて行うジェスチャをカメラで撮影し、撮影した画像に基づいて、ユーザUの詳細表示要求を受け付ける。ジェスチャは、予め所定の動作パターンを設けておき、表示部440に表示してユーザUに動作を促してもよい。例えば、認証端末400は、「店舗Aの詳細情報を表示する場合は、画面の前で『1』をジェスチャしてください。」などのメッセージを表示して、ユーザUに対しジェスチャを促すことができる。
さらに、認証端末400は、マイクを設け、ユーザUの音声を収音、音声認識を行うことでユーザUの詳細表示要求を受け付けてもよい。
このように、詳細情報を表示する店舗を選択する際の操作として非接触の方法を用いることで、ユーザUが物体に接触する機会を減らすことができる。これにより、ユーザUは非接触で表示部440の操作を行い、所望の表示情報を表示部440で確認することができる。なお、上記の操作方法は、詳細表示要求に限らず、表示画面のスクロール、拡大、縮小等、各種操作に適用してもよい。
上述の説明では、ユーザUが1人の場合を用いて説明したが、ユーザUが複数の場合においても本発明を適用することができる。
ユーザUが複数の場合、表示制御装置200は、複数のユーザUの生体情報をそれぞれ取得して、取得した生体情報を用いた生体認証を複数のユーザUごとに制御する。複数のユーザUのうち少なくとも一人が生体認証に成功した場合、表示制御装置200は、店舗定義情報に基づいて、生体認証に成功したユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。
これにより、複数のユーザUで店舗を選択する場合に、複数のユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することができる。生成される表示情報は、全てのユーザUが登録済みの決済方法に対応している店舗のみを対象としてもよいし、一部のユーザUが登録済みの決済方法に対応していること店舗を対象としてもよい。表示情報は、登録済みのユーザUの人数が多い決済方法を強調表示するなどしてもよい。
また、表示制御装置200は、複数のユーザUのうち、決済を行う1名を選択して、生体認証等を行ってもよい。例えば、家族連れなどの場合、店舗の選択は複数のユーザUで行うが、決済は1名がまとめて行うことがある。このような場合に、決済を行わないユーザUを除外して、表示対象の店舗を抽出することで、ユーザUは、店舗の選択肢を減らすことなく、利用可能な店舗を容易に把握することができる。
以上が、本実施形態にかかる表示システム1000が行う処理についての説明である。続いて、表示システム1000を構成する認証装置100、認証端末400、表示制御装置200のそれぞれについて詳細に説明する。
まず、認証装置100について詳細に説明する。認証装置100は、外部から受信した生体認証要求に応じて、当該要求に含まれる顔や虹彩等の画像又はこれらの生体特徴情報について、ユーザUの生体特徴情報と照合を行い、照合結果(認証結果)を要求元へ返信する情報処理装置である。認証装置100は、複数のユーザUの生体特徴情報を記憶する。また、認証装置100は、1人のユーザUにつき複数の生体特徴情報を記憶し、それぞれの生体特徴情報を用いて認証を行うことができる。生体特徴情報とは、生体認証に用いる生体情報の特徴情報である。生体情報は、例えば顔、虹彩、指紋、静脈等である。
ユーザUは、認証端末400や登録用webサイトなどを通じて、生体認証に用いるユーザUの生体情報を認証装置100に予め登録する。認証装置100は、ユーザUの複数種類の生体情報を記憶することができる。生体情報を認証装置100に登録することにより、ユーザUは、認証装置100に登録した生体情報を用いた生体認証を利用することができる。表示システム1000で用いられる生体認証の方式には、例えば、顔認証や虹彩認証のような非接触型の認証方式と、指紋認証のような接触型の認証方式が含まれる。生体認証の方式はこれらに限られず、種々の生体認証方式が用いられてよい。
本実施形態では、ユーザUは、生体情報として顔情報及び指紋情報を登録しているため、表示システム1000において顔認証及び指紋認証を利用することができる。
図4は、本実施形態にかかる認証装置100の構成を示すブロック図である。認証装置100は、生体情報DB(Database)110と、検出部120と、特徴点抽出部130と、登録部140と、認証部150とを備える。
生体情報DB110は、ユーザID111、当該ユーザIDの生体特徴情報112、生体認証方式113を対応付けて記憶する。生体特徴情報112は、顔画像や虹彩画像から抽出された特徴点の集合である。生体認証方式113は、顔認証、虹彩認証、指紋認証、静脈認証等の認証方式を示す情報である。なお、認証装置100は、生体特徴情報112の登録ユーザUからの要望に応じて、生体情報DB110内の生体特徴情報112を削除してもよい。又は、認証装置100は、生体特徴情報112の登録から一定期間経過後に削除してもよい。
検出部120は、生体情報を登録するための登録画像に含まれる顔や虹彩の領域を検出し、特徴点抽出部130に出力する。特徴点抽出部130は、検出部120が検出した顔領域等から特徴点を抽出し、登録部140に生体特徴情報を出力する。また、特徴点抽出部130は、表示制御装置200から受信した顔画像等に含まれる特徴点を抽出し、認証部150に生体特徴情報を出力する。
登録部140は、生体特徴情報の登録に際して、ユーザID111を新規に発行する。登録部140は、発行したユーザID111と、登録画像から抽出した生体特徴情報112とを対応付けて生体情報DB110へ登録する。認証部150は、生体特徴情報112を用いた生体認証を行う。具体的には、認証部150は、顔画像等から抽出された生体特徴情報と、生体情報DB110内の生体特徴情報112との照合を行う。認証部150は、生体特徴情報の一致の有無を表示制御装置200に返信する。生体特徴情報の一致の有無は、認証の成否に対応する。なお、生体特徴情報が一致する(一致有)とは、一致度が所定値以上である場合をいうものとする。
続いて、本実施形態にかかる生体情報の登録処理及び認証処理について説明する。図5は、本実施形態にかかる生体情報登録処理の流れを示すフローチャートである。まず、認証装置100は、生体情報登録要求に含まれる登録画像を取得する(S21)。例えば、認証装置100は、生体情報登録要求を、認証端末400や登録用webサイト等からネットワークNを介して受け付ける。次に、検出部120は、登録画像に含まれる顔領域等を検出する(S22)。次に、特徴点抽出部130は、ステップS22で検出した顔領域等から特徴点を抽出し、登録部140に生体特徴情報を出力する(S23)。最後に、登録部140は、ユーザID111を発行し、当該ユーザID111、生体特徴情報112、生体認証方式113を対応付けて生体情報DB110に登録する(S24)。認証装置100は、ユーザUが所有する端末等から生体特徴情報112を受信し、生体特徴情報112をユーザID111及び生体認証方式113と対応付けて生体情報DB110に登録してもよい。
図6は、本実施形態にかかる認証装置100による生体認証処理の流れを示すフローチャートである。まず、特徴点抽出部130は、生体認証要求に含まれる認証用の顔画像等を取得する(S31)。例えば、認証装置100は、表示制御装置200からネットワークNを介して生体認証要求を受信し、生体認証要求に含まれる生体画像からステップS21からS23のように生体特徴情報を抽出する。又は、認証装置100は、表示制御装置200から生体特徴情報を受信してもよい。
次に、認証部150は、取得した生体特徴情報を、生体情報DB110の生体特徴情報112と照合する(S32)。生体特徴情報が一致した場合、つまり、生体特徴情報の一致度が所定値以上である場合(S33のYes)、認証部150は、生体特徴情報が一致したユーザUのユーザID111を特定する(S34)。そして、認証部150は、生体認証に成功した旨と特定したユーザID111とを表示制御装置200に返信する(S35)。一致する生体特徴情報が存在しない場合(S33のNo)、認証部150は、生体認証に失敗した旨を表示制御装置200に返信する(S36)。
なお、ステップS32において、認証部150は、生体情報DB110内の全ての生体特徴情報112との照合を試みる必要はない。例えば、認証部150は、生体認証要求に生体認証方式113を含めて受信し、生体認証方式113が一致するものの中から照合を行うことができる。又は、認証部150は、生体認証要求を受け付けた当日から数日前までの期間に登録が行われた生体特徴情報と優先的に照合を試みるなどしてもよい。これらにより、照合速度が向上し得る。また、上記優先的な照合に失敗した場合、残り全ての生体特徴情報と照合を行うようにするとよい。
次に、認証端末400について詳細に説明する。図7は、本実施形態にかかる認証端末400の構成を示すブロック図である。認証端末400は、第1のカメラ410と、第2のカメラ411と、記憶部420と、通信部430と、表示部440と、制御部450とを備える。
第1のカメラ410及び第2のカメラ411は、制御部450の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。本実施形態では、第1のカメラ410がユーザUの顔を撮影し、第2のカメラ411がユーザUの虹彩を撮影する。第2のカメラ411は、虹彩の撮影が可能な赤外線カメラである。これにより、認証端末400は、ユーザUから非接触でユーザUの生体情報を取得することができる。
記憶部420は、認証端末400の各機能を実現するためのプログラムが格納される記憶装置である。
通信部430は、ネットワークNとの通信インタフェースである。
表示部440は、少なくとも表示装置である。また、表示部440は、表示装置と入力装置を含む入出力部、例えば、タッチパネルであってもよい。
制御部450は、認証端末400が有するハードウェアの制御を行う。制御部450は、撮影制御部451と、登録部452と、認証制御部453と、表示制御部454とを備える。
撮影制御部451は、第1のカメラ410及び第2のカメラ411を制御し、ユーザUの登録画像、認証用画像を撮影する。第1のカメラ410及び第2のカメラ411が撮影する登録画像、認証用画像は、少なくともユーザUの顔領域及び虹彩領域をそれぞれ含む画像である。
撮影制御部451は、登録画像を登録部452へ出力する。また、撮影制御部451は、認証用画像を認証制御部453へ出力する。
登録部452は、登録画像を含む生体情報登録要求を、ネットワークNを介して認証装置100へ送信する。
認証制御部453は、認証用画像を含む生体認証要求を、ネットワークNを介して表示制御装置200へ送信する。また、認証制御部453は、認証端末400が設置されている場所の位置情報をこの生体認証要求に含めて表示制御装置200に送信する。また、認証制御部453は、認証端末400の位置情報に代えて、認証端末400を識別する端末IDを、この生体認証要求に含めて表示制御装置200に送信してもよい。その場合、表示制御装置200は、認証端末400の端末IDと、その認証端末400の位置情報とを対応付けて、予め記憶部210に記憶しておく。これにより、表示制御装置200は、受信した生体認証要求に含まれる端末IDに基づいて、記憶部210を参照し、認証端末400の設置場所の位置情報を取得することができる。
また、認証制御部453は、表示制御装置200から生体認証の結果を受信する。また、認証結果が成功である場合、認証制御部453は、生体認証に成功した旨と共に、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗の情報を表示するための表示情報を表示制御装置200から受信する。
生体認証に成功した場合、認証制御部453は、生体認証に成功した旨と、上記店舗を表示するための表示情報を表示制御部454に出力する。生体認証に失敗した場合、認証制御部453は、その旨を表示制御部454に出力する。
本実施形態では、ユーザUが利用できる生体認証は顔認証及び指紋認証であり、虹彩認証は利用することができない。そのため、認証端末400が行う顔認証及び虹彩認証のうち、顔認証には成功するが虹彩認証には失敗すると考えられる。本実施形態では、ユーザUの顔認証の成功をもって、生体認証の成功とするが、これに限られない。顔認証及び虹彩認証の双方の成功をもって生体認証の成功としてもよい。なお、生体認証は1つずつ行ってもよいし、複数を同時に行ってもよい。
表示制御部454は、表示情報を表示部440に表示する。表示部440には、図10から図12に示すように、ユーザUの登録済み決済方法に対応する店舗が地図上で表示される。また、表示制御部454は、店舗の詳細情報を表示するための表示情報を表示部440に表示する。表示制御部454は、表示部440とユーザUとの間の空間にホログラムを表示することで表示を行ってもよい。これにより、ユーザUは表示部440に接触することなく、表示部440に対して操作を行うことができる。
続いて、表示制御装置200について説明を行う。表示制御装置200は、所定の認証端末400における表示処理を制御する情報処理装置である。表示制御装置200は、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。表示制御装置200は、ユーザUから生体情報を取得し、取得した生体情報を用いた生体認証を制御する。生体認証が成功した場合、表示制御装置200は、予め記憶している店舗定義情報に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。
表示制御装置200の構成について詳細に説明する。図8は、本実施形態にかかる表示制御装置200の構成を示すブロック図である。表示制御装置200は、記憶部210、メモリ220、通信部230、制御部240を備える。
記憶部210は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置である。また、記憶部210は、上述した店舗定義情報記憶部11を含むものである。記憶部210は、プログラム211、店舗定義情報212、ユーザ情報214を記憶する。
プログラム211は、本実施形態にかかる表示制御方法の処理が実装されたコンピュータプログラムである。
店舗定義情報212は、店舗を識別するための店舗ID2121と、店舗で利用可能な決済方法2122とが対応付けて記憶された情報である。また、店舗定義情報212は、これらの情報に加えて、店舗の位置情報2123が対応付けて記憶されてもよい。
各店舗は、認証端末400や登録用のwebサイトなどを通じて、店舗で利用可能な決済方法2122を表示制御装置200に予め登録する。決済方法2122は、店舗を利用したユーザUが、商品の購入やサービスの提供を受けたことに対する決済を行う際に選択して利用することができる決済方法である。
図9は、店舗定義情報212の一例を示す図である。同図では、各店舗はそれぞれ1つの決済方法と対応付けられているが、これに限らず、各店舗は、複数の決済方法が利用可能であってよい。また、決済方法2122は、同図のものに限られない。同図に記載の生体認証方式以外の方式を用いた決済方法でもよいし、生体認証を用いない決済方法でもよい。
位置情報2123は、緯度及び経度で示される絶対位置でもよいし、例えば、認証端末400の設置場所との相対的な位置でもよい。店舗の位置情報を店舗IDと関連付けて記憶することで、認証端末400周辺の店舗を中心とした表示情報を生成することができる。
ユーザ情報214は、ユーザUを識別するユーザID2141、ユーザUの個人情報2142、ユーザUが利用可能な決済方法2143が対応付けて記憶された情報である。ユーザID2141は、上述した生体情報DB110のユーザID111と対応するものである。そのため、表示制御装置200は、ユーザ情報214と生体情報DB110を組み合わせることで、実質的にユーザごとに複数種類の生体情報(生体特徴情報)を管理しているといえる。個人情報2142は、例えば、ユーザUの氏名、クレジットカード情報である。決済方法2143は、ユーザUが決済方法として利用しようとする決済方法である。決済方法2143は、例えば、現金決済、クレジットカード決済、生体認証を用いた決済、電子マネーを用いた決済等である。ユーザUは、認証端末400や登録用のwebサイトなどを通じて、個人情報2142及び決済方法2143を予め登録する。
なお、ユーザ情報214は、必ずしも記憶部210に記憶されている必要はない。ユーザ情報214は、表示制御装置200に接続された外部装置に記憶されていてもよい。その場合、表示制御装置200は、ユーザ情報214を当該外部装置から取得する。例えば、後述する生成部243は、ユーザUが生体認証に成功すると、当該外部装置に記憶されたユーザ情報214を参照してユーザUを特定し、ユーザID2141を取得する。
メモリ220は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部240の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。
通信部230は、ネットワークNとの通信インタフェースである。
制御部240は、表示制御装置200の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部240は、記憶部210からプログラム211をメモリ220へ読み込ませ、プログラム211を実行する。これにより、制御部240は、生体情報取得部241、認証制御部242、生成部243の機能を実現する。
生体情報取得部241は、上述した生体情報取得部12の一例である。生体情報取得部241は、所定のユーザUの生体情報を取得する。また、生体情報取得部241は、複数のユーザUの生体情報をそれぞれ取得する。具体的には、生体情報取得部241は、ユーザUの生体情報を、ネットワークNを介して認証端末400から取得する。生体情報は、例えば第1のカメラ410及び第2のカメラ411により撮影されたユーザUの顔及び虹彩の生体情報である。したがって、生体情報取得部241は、ユーザUから非接触で生体情報を取得することができる。
認証制御部242は、上述した認証制御部13の一例である。認証制御部242は、取得した生体情報を用いた生体認証を制御する。また、ユーザUが複数の場合、認証制御部242は、取得した生体情報を用いた生体認証を複数のユーザUごとに制御する。認証制御部242は、例えば、取得した顔情報及び虹彩情報を用いて、顔認証及び虹彩認証を、それぞれの方式ごとに制御する。具体的には、認証制御部242は、ネットワークNを介して、顔認証要求及び虹彩認証要求を認証装置100に対して送信する。これらの生体認証要求には、それぞれの生体情報が含まれる。また、これらの生体認証要求には、それぞれの生体認証方式の情報を含めてもよい。これにより、認証装置100における照合速度が向上し得る。
認証制御部242は、顔認証及び虹彩認証の制御を共に行い、いずれかの生体認証が成功した場合に認証成功と判定してもよいし、双方の生体認証に成功した場合にのみ認証成功と判定してもよい。本実施形態では、ユーザUは顔認証及び虹彩認証を共に行い、登録済みである顔認証の成功をもってユーザUの認証に成功したものとする。
また、認証制御部242は、複数のユーザUのうち、一部のユーザUの生体認証を行ってもよい。例えば、認証制御部242は、複数ユーザUのいずれかからの入力に基づいて、店舗において決済を行うユーザUを選択し、そのユーザUについてのみ生体認証を行う。これにより、決済を行わないユーザを除外して、表示対象の店舗を抽出することができるので、ユーザUは、店舗の選択肢を減らすことなく、利用可能な店舗を把握することができる。
生成部243は、上述した生成部14の一例である。生成部243は、ユーザUが生体認証に成功した場合、店舗定義情報212に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。例えば、生成部243は、ユーザUが生体認証に成功した場合、店舗定義情報212に基づいて、ユーザUの登録済み決済方法である顔認証、指紋認証、QRコードをそれぞれ用いた決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。
また、生成部243は、ユーザUが成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて表示情報として生成する。例えば、ユーザUが顔認証に成功した場合、生成部243は、店舗定義情報212に基づいて、顔認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて表示情報を生成する。
そして、生成部243は、ユーザUが生体認証に成功した場合、ユーザUに対応付けられた複数種類の生体情報にさらに基づいて、成功した生体認証以外の方式に対応する生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を加えて表示情報を生成する。本実施形態では、ユーザUは、生体情報DB110に顔情報及び指紋情報を生体特徴情報112として登録している。生体特徴情報112は、ユーザID111と対応付けて記憶されているため、表示制御装置200では、ユーザID2141を介して、生体情報DB110に記憶されたこれらの生体情報をユーザUごとに管理することができる。これにより、生成部243は、ユーザUが顔認証に成功した場合、生体情報DB110に記憶されたユーザUの複数種類の生体情報にさらに基づいて、成功した顔認証と異なる方式である指紋認証方式を用いた決済方法に対応する店舗を加えて表示情報を生成する。
生成部243が、成功した生体認証以外の方式を含め、ユーザUの登録済み生体認証決済方法に対応する店舗を全て表示するための表示情報を生成する場合について具体的に説明する。まず、生成部243は、ユーザUが顔認証に成功すると、ユーザ情報214を参照してユーザUを特定し、ユーザUのユーザID2141を取得する。次に、生成部243は、生体情報DB110を参照し、取得したユーザID2141に対応するユーザID111に対応付けられた生体特徴情報112があるか否かを判定する。成功した顔認証以外の方式に対応する生体情報がある場合、生成部243は、その認証方式の情報を取得する。これにより、生成部243は、ユーザUが成功した認証方式以外の方式を含めて表示情報を生成することができる。
次に、生成部243は、店舗定義情報212を参照して、ユーザUが利用可能な生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を抽出する。本実施形態では、生成部243は、顔認証に対応する店舗A、指紋認証に対応する店舗Bを抽出する。
生成部243は、店舗の位置情報2123を参照して、抽出したこれらの店舗を地図上に表示するように表示情報を生成する。
図10は、生成部243が生成する表示情報により表示部440に表示される内容の一例を示す図である。既に説明したように、同図では、ユーザUの登録済み生体認証決済方法に対応した店舗A及びBが地図上に「☆」印により表示されている。
また、生成部243は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗を判別可能に表示するように表示情報を生成する。図11は、その表示内容の一例を示す図である。既に説明したように、図11では、図10で「☆」印が付された店舗A及びBのうち、非接触認証である顔認証を用いた決済方法に対応する店舗Aに「★」印が付されて表示されている。このように、表示情報は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗と、それ以外の店舗とを判別可能に表示することができる。店舗を判別可能に表示する方法は、上記のように記号を用いて区別する方法に限られない。
そして、生成部243は、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示するように表示情報を生成する。図12は、その表示内容の一例を示す図である。同図では、図10及び図11と異なり、店舗Dに「★」印が付されている。店舗Dは、QRコードを用いた決済方法に対応している店舗である。QRコードによる決済では、ユーザUは、生体認証を行わず、かつ、非接触により決済を行うことが可能である。よって、表示情報は、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示することができる。これにより、ユーザUは、生体認証を用いているか否かにかかわらず、非接触型の決済を行うことが可能な店舗を把握することができる。
また、生成部243は、ユーザUの詳細表示要求に応じて、店舗の詳細情報を表示するための表示情報をさらに生成する。ユーザUの詳細表示要求は、ユーザUが表示部440上の店舗アイコンをタッチすることで行われる。店舗の詳細情報は、例えば、店舗で提供される食事メニュー、店舗の営業時間等である。これらの情報は、店舗の決済方法2122等と共に店舗定義情報212に予め記憶しておく。
ユーザUの詳細表示要求にホログラムを用いる場合、生成部243は、表示部440とユーザUとの間に表示するためのホログラムを生成する。ユーザUは、生成されたホログラム上で店舗のアイコンをタッチすることにより、詳細表示要求を行う。
また、ユーザUの詳細表示要求にユーザUのジェスチャや音声を用いる場合、生成部243は、ユーザUにジェスチャや発声を促すための表示情報を生成する。
このように、ホログラム、ジェスチャ、音声等を用いることで、ユーザUが表示部440に接触する機会を減らすことができる。
さらに、生成部243は、複数のユーザUのうち少なくとも一人が生体認証に成功した場合、店舗定義情報212に基づいて、生体認証に成功したユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。
表示情報の生成において、生成部243は、全てのユーザUが登録済みの決済方法に対応している店舗のみを対象としてもよいし、一部のユーザUが登録済みの決済方法に対応していること店舗を対象としてもよい。生成部243は、登録済みのユーザの人数が多い決済方法を強調表示するなどして表示情報を生成してもよい。
これにより、複数のユーザで店舗を選択する場合に、複数のユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することができる。
図13は、本実施形態にかかる表示制御装置200が行う表示制御表示処理の流れを示すフローチャートである。まず、生体情報取得部241は、認証端末400から生体認証要求を受信し、認証端末400で取得されたユーザUの生体情報を取得する(S401)。次に、認証制御部242は、認証装置100に生体認証を要求する(S402)。認証制御部242は、複数の生体認証を同時に要求してもよいし、いずれかの生体認証を要求し、その成功に応じて他の生体認証を要求してもよい。
続いて、生成部243は、認証装置100から生体認証の結果を受信し、生体認証に成功したか否かを判定する(S403)。認証に成功した場合(S403のYes)、生成部243は、店舗定義情報212に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する(S404)。そして、生体情報取得部241は、認証端末400に対し、認証に成功した旨と、生成した表示情報を返信する(S405)。
ステップS403において、認証に成功しなかった場合(S403のNo)、認証制御部242は、生体認証に失敗した旨を認証端末400に返信する(S406)。
以上説明したように、本実施形態にかかる表示システム1000では、ユーザUから生体情報を取得して、ユーザUの生体認証を行う。生体認証に成功した場合、生成部243は、店舗定義情報212に基づいて、ユーザUが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する。よって、ユーザUは、利用可能な決済方法に対応する店舗を容易に把握することができる。
また、生成部243は、ユーザUが成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて表示情報として生成することができる。よって、ユーザUは、生体認証に成功した場合、少なくとも当該成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を把握することができる。
さらに、表示システム1000は、ユーザUの複数種類の生体情報を記憶し、ユーザUと対応付けて管理することができる。これにより、生成部243は、ユーザUに対応付けられた複数種類の生体情報にさらに基づいて、ユーザUが成功した生体認証以外の方式に対応する生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を加えて、表示情報を生成することができる。よって、ユーザUは、登録済み生体認証決済方法が複数ある場合でも、成功した認証方式以外の方式を含めて、ユーザUが利用可能な店舗を把握することができる。
そして、生成部243は、以下のように表示情報を生成するので、ユーザUは、店舗の利用を検討する際に、候補となる店舗をより容易に把握することができる。
まず、生成部243は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗を、それ以外の店舗と判別可能に表示するように表示情報を生成する。次に、生成部243は、QRコードを用いた決済方法など、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示するように表示情報を生成する。そして、生成部243は、ユーザUの詳細表示要求に応じて、店舗の詳細情報を表示するための表示情報をさらに生成する。さらに、生成部243は、表示対象の店舗を地図上で表示するように表示情報を生成する。
さらに、ユーザUが複数の場合、生成部243は、それぞれのユーザUの生体認証結果に応じて表示情報を生成することができるので、複数のユーザUは、生成された表示情報を参考にして、利用する店舗を選ぶことができる。
また、上述の説明において例示したように、ユーザUの生体認証及びユーザUによる詳細表示要求を非接触により行うことで、各シーンにおいてユーザUが物体に接触する機会を減らすことができる。
<実施形態3>
本実施形態は、上述した実施形態2の変形例である。本実施形態にかかる表示制御装置200aは、認証端末400から受信した生体認証要求に対し、認証装置100を介すことなく認証処理を行い、その結果を認証端末400に返信するものである。
図14は、本実施形態にかかる表示制御装置200aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示制御装置200aは、記憶部210と、メモリ220と、通信部230と、制御部240とを備えている。記憶部210は、プログラム211、店舗定義情報212、ユーザ情報214に加え、生体情報215をさらに記憶する。
生体情報215は、上述した認証装置100の生体情報DB110に相当するものであり、ユーザID2151と、生体特徴情報2152と、生体認証方式2153とが対応付けられて記憶されている。
生体情報取得部241aは、実施形態2で説明した機能に加え、認証装置100における検出部120、特徴点抽出部130、登録部140、認証部150の機能を有している。つまり、生体情報取得部241aは、認証端末400から受信した生体情報登録要求に含まれる顔等の画像から顔領域等を検出し、顔等の特徴情報を抽出し、ユーザIDを発行する。また、生体情報取得部241aは、ユーザID2151と生体特徴情報2152及び生体認証方式2153とを対応付けた生体情報215を記憶部210に登録する。
認証制御部242aは、取得した撮影画像に含まれるユーザUの顔等の領域から抽出された特徴情報と、記憶部210に記憶された生体特徴情報2152とを照合することにより、生体認証を制御する。
上記以外の構成については、実施形態2と同様であるので、それらの説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態にかかる表示制御装置200aによれば、実施形態2と同様の効果を奏することができる。
<実施形態4>
本実施形態は、上述した実施形態2の変形例である。本実施形態にかかる表示制御装置200bは、実施形態2で説明した認証端末400の機能を有するものである。
図15は、本実施形態にかかる表示制御装置200bの構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示制御装置200bは、記憶部210と、メモリ220と、通信部230と、制御部240に加えて、第1のカメラ250、第2のカメラ251、表示部260を備えている。
また、制御部240は、実施形態2で説明した機能に加えて、撮影制御部245、登録部246、表示制御部248の各機能を実現することが可能である。
第1のカメラ250、第2のカメラ251、表示部260は、それぞれ実施形態2における第1のカメラ410、第2のカメラ411、表示部440に相当する。つまり、第1のカメラ250は、例えばユーザUの顔を撮影し、第2のカメラ251は、ユーザUの虹彩を撮影する。表示部260は、少なくとも表示装置であり、入力装置を含む出力部、例えば、タッチパネルであってもよい。
生体情報取得部241bは、ユーザUの生体情報を、第1のカメラ250及び第2のカメラ251により撮影されたユーザUの顔画像等から取得する。また、生体情報取得部241bは、複数のユーザUの生体情報をそれぞれ取得する。
撮影制御部245、登録部246、表示制御部248は、それぞれ実施形態2で説明した撮影制御部451、登録部452、表示制御部454に相当する。ただし、撮影制御部245は、登録画像を登録部246に出力するが、認証用画像は認証制御部242bに出力する。
上記以外の構成については、実施形態2と同様であるので、それらの説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態にかかる表示制御装置200bによれば、実施形態2と同様の効果を奏することができる。
なお、上述の実施形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
例えば、上述の説明では、生成した表示情報を表示部440又は260に表示したが、ユーザUが所有する携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末などの情報端末に表示情報を送信し、その画面上に表示させてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶する店舗定義情報記憶手段と、
所定のユーザの生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御手段と、
前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する生成手段と、
を備える表示制御装置。
(付記2)
前記生成手段は、前記成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて前記表示情報として生成する
付記1に記載の表示制御装置。
(付記3)
前記生成手段は、前記生体認証に成功した場合、前記ユーザに対応付けられた複数種類の生体情報にさらに基づいて、当該成功した生体認証以外の方式に対応する生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を加えて前記表示情報として生成する
付記1又は2に記載の表示制御装置。
(付記4)
前記生成手段は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗を判別可能に表示するように前記表示情報を生成する
付記1から3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記5)
前記生成手段は、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示するように前記表示情報を生成する
付記1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記6)
前記生体情報取得手段は、複数のユーザの生体情報をそれぞれ取得し、
前記認証制御手段は、前記取得した生体情報を用いた生体認証を前記複数のユーザごとに制御し、
前記生成手段は、前記複数のユーザのうち少なくとも一人が前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記生体認証に成功したユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する、
付記1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記7)
前記生成手段は、前記ユーザの要求に応じて前記店舗の詳細情報を表示するための表示情報をさらに生成する
付記1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記8)
前記生成手段は、前記店舗を地図上に表示するように前記表示情報を生成する
付記1から7のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記9)
所定のユーザの生体情報を取得する認証端末と、
前記認証端末と接続された表示制御装置と、
を備え、
前記表示制御装置は、
店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶し、
前記認証端末から前記ユーザの生体情報を取得し、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する
表示システム。
(付記10)
前記表示制御装置は、
前記成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて前記表示情報として生成する
付記9に記載の表示システム。
(付記11)
コンピュータが、
所定のユーザの生体情報を取得し、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する
表示制御方法。
(付記12)
所定のユーザの生体情報を取得する生体情報取得処理と、
前記取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御処理と、
前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を表示するための表示情報を生成する生成処理と、
をコンピュータに実行させる表示制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
10 表示制御装置
11 店舗定義情報記憶部
12 生体情報取得部
13 認証制御部
14 生成部
100 認証装置
110 生体情報DB
111 ユーザID
112 生体特徴情報
120 検出部
130 特徴点抽出部
140 登録部
150 認証部
200 表示制御装置
200a 表示制御装置
200b 表示制御装置
210 記憶部
211 プログラム
212 店舗定義情報
214 ユーザ情報
215 生体情報
220 メモリ
230 通信部
240 制御部
241 生体情報取得部
241a 生体情報取得部
241b 生体情報取得部
242 認証制御部
242a 認証制御部
242b 認証制御部
243 生成部
245 撮影制御部
246 登録部
248 表示制御部
250 第1のカメラ
251 第2のカメラ
260 表示部
400 認証端末
410 第1のカメラ
411 第2のカメラ
420 記憶部
430 通信部
440 表示部
450 制御部
451 撮影制御部
452 登録部
453 認証制御部
454 表示制御部
1000 表示システム
2121 店舗ID
2122 決済方法
2123 位置情報
2141 ユーザID
2142 個人情報
2143 決済方法
2151 ユーザID
2152 生体特徴情報
N ネットワーク
U ユーザ

Claims (10)

  1. 店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶する店舗定義情報記憶手段と、
    所定のユーザの生体情報を、所定の場所に設置された認証端末から取得する生体情報取得手段と、
    前記認証端末から取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御手段と、
    前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を前記認証端末に表示するための表示情報を生成する生成手段と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記生成手段は、前記成功した生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を含めて前記表示情報として生成する
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記生成手段は、前記生体認証に成功した場合、前記ユーザに対応付けられた複数種類の生体情報にさらに基づいて、当該成功した生体認証以外の方式に対応する生体認証を用いた決済方法に対応する店舗を加えて前記表示情報として生成する
    請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記生成手段は、非接触認証を用いた決済方法に対応する店舗を判別可能に表示するように前記表示情報を生成する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記生成手段は、生体認証を用いない非接触の決済方法に対応する店舗をさらに含めて表示するように前記表示情報を生成する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記生体情報取得手段は、前記認証端末から複数のユーザの生体情報をそれぞれ取得し、
    前記認証制御手段は、前記認証端末から取得した生体情報を用いた生体認証を前記複数のユーザごとに制御し、
    前記生成手段は、前記複数のユーザのうち少なくとも一人が前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記生体認証に成功したユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を前記認証端末に表示するための表示情報を生成する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記生成手段は、前記ユーザの要求に応じて前記店舗の詳細情報を表示するための表示情報をさらに生成する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 所定の場所に設置された、所定のユーザの生体情報を取得する認証端末と、
    前記認証端末と接続された表示制御装置と、
    を備え、
    前記表示制御装置は、
    店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報を記憶し、
    前記認証端末から前記ユーザの生体情報を取得し、
    前記認証端末から取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
    前記生体認証に成功した場合、前記店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を前記認証端末に表示するための表示情報を生成する
    表示システム。
  9. コンピュータが、
    所定のユーザの生体情報を、所定の場所に設置された認証端末から取得し、
    前記認証端末から取得した生体情報を用いた生体認証を制御し、
    前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を前記認証端末に表示するための表示情報を生成する
    表示制御方法。
  10. 所定のユーザの生体情報を、所定の場所に設置された認証端末から取得する生体情報取得処理と、
    前記認証端末から取得した生体情報を用いた生体認証を制御する認証制御処理と、
    前記生体認証に成功した場合、店舗で利用可能な決済方法を定義した店舗定義情報に基づいて、前記ユーザが利用可能な決済方法に対応する店舗を前記認証端末に表示するための表示情報を生成する生成処理と、
    をコンピュータに実行させる表示制御プログラム。
JP2022550295A 2020-09-18 2020-09-18 表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び表示制御プログラム Active JP7509218B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/035496 WO2022059173A1 (ja) 2020-09-18 2020-09-18 表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2022059173A1 JPWO2022059173A1 (ja) 2022-03-24
JPWO2022059173A5 JPWO2022059173A5 (ja) 2023-05-17
JP7509218B2 true JP7509218B2 (ja) 2024-07-02

Family

ID=80776041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022550295A Active JP7509218B2 (ja) 2020-09-18 2020-09-18 表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び表示制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7509218B2 (ja)
WO (1) WO2022059173A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023176529A (ja) * 2022-05-31 2023-12-13 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084113A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Pioneer Corporation 地図表示装置及び方法、並びに地図表示システム
JP2015102986A (ja) 2013-11-25 2015-06-04 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及びシステム
JP2019067075A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 株式会社セガゲームス 生体認証装置
JP2020135742A (ja) 2019-02-25 2020-08-31 株式会社Paidy 決済システム、第1決済サーバ、第2決済サーバ、コンピュータプログラム及び決済方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7003136B2 (ja) * 2017-08-02 2022-01-20 マクセル株式会社 レジシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084113A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Pioneer Corporation 地図表示装置及び方法、並びに地図表示システム
JP2015102986A (ja) 2013-11-25 2015-06-04 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法及びシステム
JP2019067075A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 株式会社セガゲームス 生体認証装置
JP2020135742A (ja) 2019-02-25 2020-08-31 株式会社Paidy 決済システム、第1決済サーバ、第2決済サーバ、コンピュータプログラム及び決済方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022059173A1 (ja) 2022-03-24
JPWO2022059173A1 (ja) 2022-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107093066B (zh) 业务实现方法和装置
US10021569B2 (en) Theme applying method and electronic device for performing the same
US20160364610A1 (en) User authentication method and electronic device supporting the same
TW201407500A (zh) 智慧型文件呈現
JP7298594B2 (ja) 店舗管理装置および店舗管理方法、プログラム
US20160071110A1 (en) Payment system that reduces or eliminates the need to exchange personal information
JP7015216B2 (ja) 生体認証プログラム、生体認証方法
US11663308B2 (en) Biological data registration support device, biological data registration support system, biological data registration support method, biological data registration support program, recording medium for strong biological data registration support program
JP7509216B2 (ja) 入力制御装置、入力システム、入力制御方法及び入力制御プログラム
US20160071097A1 (en) Payment system that reduces or eliminates the need to exchange personal information
US20200167622A1 (en) Methods and systems for a combined transaction by an assignee on behalf of one or more users
US11295306B2 (en) Systems and methods for location based account integration and electronic authentication
US20160071109A1 (en) Payment system that reduces or eliminates the need to exchange personal information
KR102579895B1 (ko) 전자장치, 이를 활용한 적외선 센서 기반의 심장 박동 수 측정 방법
KR20180121273A (ko) 객체에 대응하는 콘텐트를 출력하기 위한 방법 및 그 전자 장치
US20130176108A1 (en) Automated mechanism to switch user data sets in a touch-based device
JP7509218B2 (ja) 表示制御装置、表示システム、表示制御方法及び表示制御プログラム
KR102415587B1 (ko) 증강 수기 서명 인증 방법 및 시스템
JP7239149B2 (ja) 自動販売機決済システム、自動販売機、自動販売機決済方法及びプログラム
JP2020129344A (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
US20230298025A1 (en) Value transfer apparatus, value transfer system, value transfer method, and non-transitory computer-readable medium
WO2017143402A1 (en) Networked system for facilitating a retail transaction
JP7007022B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP7494899B2 (ja) 撮影制御装置、システム、方法及びプログラム
US9712714B2 (en) Digital watermark feature for device to device duplication of a digital receipt

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240603