JP7502903B2 - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents

シート貼付装置およびシート貼付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7502903B2
JP7502903B2 JP2020100432A JP2020100432A JP7502903B2 JP 7502903 B2 JP7502903 B2 JP 7502903B2 JP 2020100432 A JP2020100432 A JP 2020100432A JP 2020100432 A JP2020100432 A JP 2020100432A JP 7502903 B2 JP7502903 B2 JP 7502903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
boundary
pressure roller
axis direction
fireproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020100432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021195736A (ja
Inventor
浩和 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S.B.SHEET WATERPROOF SYSTEMS CO., LTD.
Original Assignee
S.B.SHEET WATERPROOF SYSTEMS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by S.B.SHEET WATERPROOF SYSTEMS CO., LTD. filed Critical S.B.SHEET WATERPROOF SYSTEMS CO., LTD.
Priority to JP2020100432A priority Critical patent/JP7502903B2/ja
Publication of JP2021195736A publication Critical patent/JP2021195736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7502903B2 publication Critical patent/JP7502903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)

Description

本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
従来から、傾斜した屋根やベランダの床部として、多数枚の断熱パネルが敷設された断熱パネル敷設部が適用された家屋が知られている。この断熱パネル敷設部では、多数枚の断熱パネルが行列状に並べられ、隣り合う断熱パネル同士において、一方の断熱パネルは、突き合わされる端面において凹部を備え、他方の断熱パネルは、突き合わされる端面において凸部を備えており、一方の断熱パネルの凹部と、他方の断熱パネルの凸部とが係合することで、隣り合う断熱パネル同士が連結されている。
そして、この断熱パネル敷設部は、家屋が備える棟木や、母屋および垂木等に、固定ビスを用いて固定されることで、屋根や床部を構成している。
また、かかる構成をなす断熱パネル敷設部では、施工状態によっては、隣り合う断熱パネル同士の間に間隙が生じることがある。間隙があると、この間隙から雨水等が家屋の中に入り込み、雨漏りの原因となることがある。そこで、この間隙を覆うように帯状の防水シートを貼付して、雨水等の侵入を防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、この断熱パネル敷設部では、前述の通り、優れた防水性を有することが求められるが、これと同様に、優れた耐火性を有することが求められている。そのため、断熱パネル同士間の間隙と防水シートとの間に、帯状をなす耐火シートを配置することが提案されている。
以上のように、断熱パネル同士間の間隙すなわち境界部には、耐火シートと防水シートとが、この順で貼付されるが、これらシートの境界部への貼付は、作業者の手により行われることが一般的である。
ここで、前述の通り、断熱パネルは、行列状に多数枚のものが配置されることから、これら同士の間に形成される境界部に貼付される耐火シートおよび防水シートのシートも、多数枚のものが貼付される。したがって、作業者の手により、これらのシートを、境界部に沿って貼付するのは、作業者に多大な労力と負荷がかかる作業であった。
そのため、断熱パネル同士間の境界部に、シートを貼着するためのシート貼付装置として、例えば、特許文献2では、ロール状に巻回されたシートをシート貼付装置が備えるリールに保持し、このリールからシートを連続的に送り出しつつ、回転自在に設けられた1つの押さえローラにより、境界部にシートを押さえ付けることで、シートの境界部にシートを貼付する構成のものが提案されている。
しかしながら、このようなシート貼付装置では、シートを押さえローラにより境界部に押さえ付けることで、境界部にシートが貼付されるが、この押さえローラによる押さえ付けが不十分であるために、優れた精度で境界部に対してシートを貼付することができないのが実情であった。
特開2007-120248号公報 特開2010-143671号公報
本発明の目的は、作業者に多大な労力と負荷を掛けることなく、優れた精度でシートを貼付することができるシート貼付装置、および、かかるシート貼付装置を用いたシート貼付方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)~()に記載の本発明により達成される。
(1) 平面視で四角形状をなす平板からなる複数の部材が格子状に並べて敷設された部材敷設部において、隣り合う前記部材同士が突き合わされた境界部を覆うように、帯状をなすシートを前記境界部に貼付する際に用いられるシート貼付装置であって、
巻回された前記シートを保持し、前記境界部に前記シートを供給する供給系と、
当該シート貼付装置の前進により、前記供給系ごと走行する走行系とを有し、
前記走行系は、回転可能に支持された第1押さえローラを有する第1走行部と、該第1走行部に対して後方に配置され、回転可能に支持された第2押さえローラを有する第2走行部とを備え、
前記供給系から前記シートを、前方側から前記第1押さえローラと前記境界部との間に供給することで、前記第1押さえローラで前記境界部に前記シートを押さえ付けた後に、前記第2押さえローラで前記境界部に前記シートをさらに押さえ付けることで、前記境界部に前記シートを連続的に貼付するよう構成され
前記第2押さえローラは、前記第2走行部において、上下方向に揺動可能に、下方向に向かって付勢されており、
前記第2押さえローラは、中空を備える円筒状をなし、前記中空に車軸が挿通されることで、前記車軸を介して、前記第2走行部に支持されており、
前記車軸は、2つの端部を有し、これらが独立して、前記中空内に、その一部が突出するように挿通され、前記中空内から突出する各前記端部の一部が前記第2走行部に回転可能に支持されていることを特徴とするシート貼付装置。
) 前記走行系は、前記第1押さえローラおよび前記第2押さえローラの上部に固定された把持部を有し、
該把持部は、長尺状をなし、前記前進方向に沿って配置されたハンドルを備え、
前記ハンドルと、前記第1押さえローラおよび前記第2押さえローラの前記前進方向に直交する方向における中心とは、前記平面視において、同一軸上に配置されている上記(1)に記載のシート貼付装置。
) 前記供給系は、巻回された前記シートを回転可能に保持するリールと、前記走行系に設けられたリール受部とを有し、
前記リールは、着脱可能に前記リール受部により固定されている上記(1)または(2)に記載のシート貼付装置。
) 上記(1)ないし()のいずれかに記載のシート貼付装置を用いて、前記シートを貼付する貼付工程を有することを特徴とするシート貼付方法。
本発明によれば、作業者に多大な労力と負荷を掛けることなく、シートを境界部に対して確実に押さえ付けることができる。そのため、優れた精度でシートを境界部に貼付することが可能となる。
防水構造の好適な実施形態を示す平面図である。 図1中のA-A線断面図である。 図1中のB-B線断面図である。 図1中のC-C線断面図である。 図1中のD部における部分平面図である。 本発明のシート貼付装置の実施形態を示す斜視図である。 図6中の矢印A方向から見た側面図である。 図6中の矢印B方向から見た平面図である。 図6に示すシート貼付装置が備える第1走行部を拡大して示す部分拡大側面図である。 図6に示すシート貼付装置が備える第1走行部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図6に示すシート貼付装置が備える第2走行部を拡大して示す部分拡大側面図である。 図6に示すシート貼付装置が備える第2走行部を拡大して示す部分拡大平面図である。
以下、本発明のシート貼付装置およびシート貼付方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明のシート貼付装置およびシート貼付方法を説明するのに先立って、本発明のシート貼付装置を用いたシート貼付方法(本発明のシート貼付方法)を適用して貼付された耐火シートを備える防水構造について説明する。
なお、以下では、防水構造を、家屋が備える傾斜した屋根に適用した場合を一例に説明する。
<防水構造>
図1は、防水構造の好適な実施形態を示す平面図、図2は、図1中のA-A線断面図、図3は、図1中のB-B線断面図、図4は、図1中のC-C線断面図、図5は、図中のD部における部分平面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、図中の左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向とする。また、図2~図4中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」、図5中の紙面手前側を「上」または「1上方」、紙面奥側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図2の左側を「下流側」、右側を「上流側」と言うことがある。
図1に示すように、防水構造10は、家屋が備える屋根100に適用して、施工されたものであり、本実施形態では、複数枚の断熱パネル1と、複数枚の第1耐火シート2Aと、複数枚の第2耐火シート2Bと、複数枚の第3耐火シート2Cと、複数枚の第1防水シート8Aと、複数枚の第2防水シート8Bと、複数個の固定ビス9とを備えている。
この屋根100は、水はけがよいものとすることを目的に、水平方向に対して傾斜して設けられている。この傾斜方向αは、図1中では、Y軸方向と同方向となっている。そして、この屋根100において、防水構造10は、家屋が備える母屋91や、棟木および垂木(図示せず)等に固定されること、すなわち、母屋91や、棟木および垂木等を介して家屋に固定されることで、屋根としての機能を発揮する。
また、防水構造10を、耐火シート2A、2B、2Cおよび防水シート8A、8Bを備える構成とすることで、防水構造10は、優れた防水性とともに、優れた耐火性を発揮する。
以下、防水構造10の各部の構成について説明する。
断熱パネル1は、図1に示すように、平面視で長方形状(四角形状)をなす平板からなり、その厚さ方向に貫通する貫通孔15を複数有する部材である。この断熱パネル1は、短辺方向と長辺方向とにそれぞれ同一方向として複数枚が格子状に並べて敷設されて、断熱パネル敷設部30(部材敷設部)を構成し、これにより、屋根100を形成している。
本実施形態では、長辺方向がX軸方向と平行となっており、短辺方向がY軸方向と平行となっている。なお、屋根100の広さや形状にもよるが、X軸方向に敷設される断熱パネル1の枚数と、Y軸方向に敷設される断熱パネル1の枚数とは、同じとなる場合もあるし、異なる場合もある。
各断熱パネル1は、配置箇所が異なること以外は、同じ積層構造を有するものである(図2、図3参照)。以下、代表的に1枚の断熱パネル1の積層構造について説明する。
断熱パネル1は、図2~図4に示すように、樹脂層3と、金属層4aと、金属層4bと、樹脂層5aと、樹脂層5bとを有する積層板である。
樹脂層3は、例えば、ポリウレタンフォームで構成され、断熱パネル1で断熱性を発揮する部分である。
樹脂層3の下面側には、金属層4aが積層され、樹脂層3の上面側には、金属層4bが積層されている。金属層4aおよび金属層4bは、例えば、ガルバリウム鋼板(登録商標)やステンレス鋼板等の各種鋼板で構成され、断熱パネル1で耐環境性(防腐性)を発揮する部分である。
なお、樹脂層3は、金属層4aおよび金属層4bよりも厚く、例えば、金属層4a(金属層4b)の厚さの2倍以上100倍以下であるのが好ましく、50倍以上80倍以下であるのがより好ましい。この場合、例えば、樹脂層3の厚さを35mm程度、金属層4aおよび金属層4bの厚さをそれぞれ0.5mm程度とすることができる。
樹脂層5aおよび樹脂層5bは、例えば、ポリ塩化ビニルで構成された膜である。樹脂層5aは、金属層4aを被覆しており、金属層4aへの防錆性および防水性を発揮する。樹脂層5bは、金属層4bを被覆しており、金属層4bへの防錆性および防水性を発揮する。
前述したように、屋根100は、水平方向に対して傾斜している。従って、屋根100を構成する断熱パネル1も、水平方向に対して傾斜した姿勢で、家屋において敷設される。これにより、例えば、雨水等が上流側(傾斜方向αの上側)から下流側(傾斜方向αの下側)に向かって流下することから、断熱パネル敷設部30すなわち屋根100での排水性が向上する。なお、断熱パネル1の傾斜角度θ(図2参照)としては、特に限定されない。
また、断熱パネル1は、前述したように平面視で長方形状(四角形状)をなす平板であり、その縁部(外縁部)を、本実施形態では、長辺方向(X軸方向)に沿った縁部11(第1縁部)および縁部12(第2縁部)と、短辺方向(Y軸方向)に沿った縁部13(第3縁部)および縁部14(第4縁部)とに分けることができる(図1参照)。
図2に示すように、縁部12には、この縁部12を構成する端面から、凸部6が図中の右側に向かって突出して形成されている。この凸部6は、前記長辺方向に沿って、すなわち、図2中の紙面手前側から奥側に向かって形成された凸条となっている。
また、縁部11には、この縁部11を構成する端面から、凹部7が図2中の右側に向かって凹没して形成されている。この凹部7は、前記長辺方向に沿って、すなわち、図2中の紙面手前側から奥側に向かって形成された溝となっている。なお、凹部7の深さは、凸部6の突出量よりも大きいのが好ましい。
そして、断熱パネル敷設部30のうち、Y軸方向(短辺方向)に隣り合う断熱パネル1同士は、一方の断熱パネル1の凹部7と、他方の断熱パネル1の凸部6とが、突き合わされることにより、係合することができる。これにより、双方の断熱パネル1同士が連結され(接合され)、よって、Y軸方向の互いの位置関係が規制される。
また、これら双方の断熱パネル1は、傾斜している。そのため、傾斜方向αの上側に位置する断熱パネル1が、重力によって、その下側に位置する断熱パネル1を押圧する。これにより、凸部6が凹部7にできる限り深く挿入されることとなり、よって、凸部6と凹部7との係合状態がより強固となる。
また、凸部6が凸条で構成され、凹部7が溝で構成されていることにより、凸部6と凹部7との係合状態がさらに強固となる。これにより、例えば、断熱パネル1が強風等で不本意に取り外されてしまうのを確実に防止することができ、よって、屋根100を安全かつ快適に使用することができる。
図3に示すように、縁部13、すなわち縁部13を構成する端面は、前記短辺方向に沿って、換言すれば、図3中の紙面手前側から奥側に向かって平坦な平坦部となっている。
さらに、縁部13と同様に、縁部14、すなわち縁部14を構成する端面も、前記短辺方向に沿って、換言すれば、図3中の紙面手前側から奥側に向かって平坦な平坦部となっている。また、このような平坦な形状をなす縁部13および縁部14は、それぞれ、断熱パネル1の平面視での面方向に対して垂直に形成されている。
そして、断熱パネル敷設部30のうち、X軸方向(長辺方向)に隣り合う断熱パネル1同士は、一方の断熱パネル1の縁部13と、他方の断熱パネル1の縁部14とが、突き合わされることにより、互いに対向している。
また、図4に示すように、各断熱パネル1は、前述の通り、ほぼ等間隔を空けて形成された複数の貫通孔15を備えている。そして、各貫通孔15にそれぞれ固定ビス9が挿通され、さらに、この固定ビス9は、家屋が有する母屋91が備える、内ネジを有する貫通孔に螺合されている。これにより、各断熱パネル1すなわち断熱パネル敷設部30は、固定ビス9により、母屋91すなわち家屋に対して固定される。
なお、複数の断熱パネル1は、図1に示すように、平面視で長方形状をなす平板からなる場合に限らず、平面視で四角形状をなすものであればよく、正方形状をなすものであってもよい。
第1耐火シート2Aは、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士を突き合わすことで形成された境界部25A、すなわち、縁部11と縁部12との間を覆うとともに、本実施形態では、断熱パネル1の縁部11、12付近において形成された貫通孔15に挿通された固定ビス9の頭部を覆う部材である(図1、図2参照)。換言すれば、第1耐火シート2Aは、縁部11と縁部12との間を覆う耐火シートと、固定ビス9を覆う耐火シートとが一体的に形成されたものであると言うことができる。したがって、それぞれを覆う耐火シートを別体として形成する必要がなくなるため、耐火シートを貼付する際の時間と手間の簡略化を図ることができる。
また、第2耐火シート2Bは、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士が突き合わされることで形成された境界部25B、すなわち、縁部13と縁部14との間を覆う部材である(図3参照)。
さらに、第3耐火シート2Cは、断熱パネル1の中央部付近において形成された貫通孔15に挿通された固定ビス9の頭部を覆う部材である(図4参照)。
第1耐火シート2A、第2耐火シート2Bおよび第3耐火シート2Cは、それぞれ、金属材料を主材料として含有する金属シートで構成されている。これにより、第1耐火シート2A、第2耐火シート2Bおよび第3耐火シート2Cには、それぞれ、耐火性が付与される。このような第1耐火シート2A、第2耐火シート2Bならびに第3耐火シート2Cを用いて、それぞれ、縁部11と縁部12との間および固定ビス9、縁部13と縁部14との間、ならびに、固定ビス9を覆うことにより、断熱パネル敷設部30、ひいては、この断熱パネル敷設部30を備える家屋に優れた耐火性を付与することができる。
なお、金属材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、銅、チタンおよびタングステン等が挙げられ、これらの金属を単独または合金として用いることができる。これらの中でも、アルミニウムであることが好ましい。これにより、第1耐火シート2A、第2耐火シート2Bおよび第3耐火シート2Cに、優れた耐火性を付与することができる。
また、第1耐火シート2A、第2耐火シート2Bおよび第3耐火シート2Cは、それぞれ、前記金属シートの単層で構成されるものの他、例えば、その厚さ方向の途中に繊維層が介挿されたもの、すなわち、厚さ方向に積層された第1金属層と第2金属層との間に繊維層(繊維シート)が挾持された構成のものであってもよい。この繊維層は、繊維の集合体で構成されたものであり、例えば、織布や不織布等のクロス、縦糸と横糸とで複数の格子を形成したネット等の繊維シートが挙げられる。このような繊維層を備えるものとすることで、強度(引き裂き強度や引張り強度等)および耐久性(耐繰り返し疲労特性)等を向上させることができる。
図1、図2示すように、第1耐火シート2Aは、帯状をなす。これにより、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士を突き合わすことで形成されたX軸方向に直鎖状に延びる境界部25Aを、X軸方向に沿って一括して、すなわち、連続的に覆うことができる。したがって、当該境界部25Aを介して煙や火等が排出されるのを確実に防止することができる。また、第1耐火シート2Aは、その幅が、断熱パネル1の縁部11、12付近において形成された貫通孔15をも包含し得る大きさに設定されている。したがって、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25Aを、第1耐火シート2Aで覆う際に、貫通孔15に挿通して固定された固定ビス9の頭部をも一括して覆うことができる。したがって、当該境界部25Aおよび貫通孔15を介して煙や火等が排出されるのを確実に防止することができる。
第1耐火シート2Aと同様に、第2耐火シート2Bも、帯状をなす。これにより、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士を突き合わすことで形成されたY軸方向に直線状に延びる境界部25Bを、Y軸方向に沿って一括して、すなわち、連続的に覆うことができる。したがって、当該境界部25Bを介して煙や火等が排出されるのを確実に防止することができる。
また、図3に示すように、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25Bには、突き合わされる縁部13と縁部14とがともに平坦面で構成される。そのため、施工状態によっては、大なり小なり、隙間20が形成されることがある。隙間20があると、この隙間20から、煙や火等が排出され易くなるため、断熱パネル敷設部30における耐火性が低下するおそれがある。そこで、この隙間20すなわち境界部25Bを覆うように帯状の第2耐火シート2Bを貼付することで、この隙間20からの煙や火等の排出を的確に抑制または防止することができるため、断熱パネル敷設部30を優れた耐火性を発揮するものとし得る。
第3耐火シート2Cは、耐火シート2A、2Bとは異なり、円盤状をなす。これにより、断熱パネル1の中央部に位置する貫通孔15に挿通して固定された固定ビス9に対して、個別に覆うことができる。したがって、貫通孔15を介して煙や火等が排出されるのを確実に防止することができる。
第1耐火シート2Aの幅W2Aと、第2耐火シート2Bの幅W2Bとは、本実施形態では、同じである(図1参照)。また、第1耐火シート2Aの厚さt2Aと、第2耐火シート2Bの厚さt2Bとは、同じである(図2参照)。このように双方の防水シートが幅も厚さも同じであることにより、共通の耐火シートを用いることができる。これにより、例えば各防水シートに幅や厚さが異なる防水シートを用いる場合に比べて、防水構造10を施工する際に、コストダウンを図ることができる。また、第1耐火シート2Aとして用いるか、または、第2耐火シート2Bとして用いるかを問わずに、前記共通の防水シートを用いることができる。これにより、防水構造10を施工するときの作業性が向上する。
また、第1耐火シート2Aの幅W2Aは、具体的には、50mm以上175mm以下程度であることが好ましく、75mm超100mm以下程度であることがより好ましい。ここで、縁部11、12付近に形成される貫通孔15は、通常、各縁部11、12に形成されたもの同士の離間距離が、50mm程度の大きさとなる位置に配置され、また、固定ビス9としては、その頭部の直径がφ15mm程度の大きさのものが選択される。したがって、第1耐火シート2Aの幅W2Aを前記のような大きさに設定することで、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25Aを、第1耐火シート2Aで覆う際に、貫通孔15に挿通して固定された固定ビス9の頭部をも確実に包含して覆うことができる。
さらに、第3耐火シート2Cの直径W2Cは、φ20mm以上125mm以下程度であることが好ましく、φ25mm超60mm以下程度であることがより好ましい。ここで、前述の通り、また、固定ビス9としては、その頭部の直径φが15mm程度の大きさのものが選択される。したがって、第3耐火シート2Cの直径W2Cを前記のような大きさに設定することで、貫通孔15に挿通して固定された固定ビス9の頭部を確実に覆うことができる。
第1防水シート8Aは、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25A、すなわち、縁部11と縁部12との間を、第1耐火シート2Aを介して覆う部材である(図2参照)。かかる構成をなす第1防水シート8Aを設けることで、当該境界部25Aを介して家屋の内部に雨水のような水が浸入するのを確実に防止することができる。
また、第2防水シート8Bは、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25B、すなわち、縁部13と縁部14との間を、第2耐火シート2Bを介して覆う部材である(図3参照)。かかる構成をなす第2防水シート8Bを設けることで、当該境界部25Bを介して家屋の内部に雨水のような水が浸入するのを確実に防止することができる。
第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bは、それぞれ、樹脂材料を主材料として含有する樹脂シートで構成されている。これにより、第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bは、それぞれ、防水性を有するものとなる。
なお、樹脂材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニルのような塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、塩化ビニル系樹脂であることが好ましい。これにより、第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bは、熱融着性や溶剤溶着性に優れたものとなる。第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bは、断熱パネル1に貼付されるものであり、その貼付方法として、例えば、熱融着による方法や、溶剤による溶着による方法が用いられる。従って、第1防水シート8Aが熱融着性や溶剤溶着性に優れることは、第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bを断熱パネル1に貼付する上で好ましい。
また、塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルを含む重合体、すなわちオリゴマー、プレポリマーおよびポリマーであれば特に限定されないが、例えば、塩化ビニルの単量重合体、または塩化ビニルと、酢酸ビニル、エチレン、もしくはプロピレン等との共重合体、およびこれらの2種以上の重合体の混合物等が挙げられる。
また、樹脂材料には、さらに、各種可塑剤、各種安定化剤、各種酸化防止剤、各種紫外線吸収剤、加工助剤、滑剤、充填材、難燃剤および色材等を含んでいてもよく、特に、可塑剤が含まれることが好ましい。これにより、第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bを、より優れた柔軟性を有するものとし得る。
また、第1防水シート8Aおよび第2防水シート8Bは、それぞれ、前記樹脂シートの単層で構成されるものの他、例えば、その厚さ方向の途中に繊維層が介挿されたもの、すなわち、厚さ方向に積層された第1樹脂層と第2樹脂層との間に繊維層(繊維シート)が挾持された構成のものであってもよい。この繊維層は、繊維の集合体で構成されたものであり、例えば、織布や不織布等のクロス、縦糸と横糸とで複数の格子を形成したネット等の繊維シートが挙げられる。このような繊維層を備えるものとすることで、強度(引き裂き強度や引張り強度等)および耐久性(耐繰り返し疲労特性)等を向上させることができる。
図3に示すように、第1防水シート8Aは、帯状をなす。これにより、Y軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の間に形成された境界部25AをX軸方向に沿って一括して、すなわち、連続的に覆うことができる。したがって、当該境界部25Aから雨水等が侵入するのを確実に防止することができる。
第1防水シート8Aと同様に、第2防水シート8Bも、帯状をなす。これにより、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の間に形成された境界部25BをY軸方向に沿って一括して、すなわち、連続的に覆うことができる。したがって、当該境界部25Bから雨水等が侵入するのを確実に防止することができる。
また、図3に示すように、施工状態によっては、X軸方向に隣り合う断熱パネル1同士の境界部25Bには、突き合わされる縁部13と縁部14とがともに平坦面で構成されるため、大なり小なり、隙間20が形成されることがある。隙間20があると、この隙間20から雨水等が家屋の中に入り込み、雨漏りの原因となるおそれがある。そこで、この隙間20すなわち境界部25Bを覆うように帯状の第2防水シート8Bを貼付することで、隙間20からの雨水等の侵入を防止することができる。
なお、防水構造10では、断熱パネル1における樹脂層5aおよび樹脂層5bの形成が省略されていてもよい。この場合には、帯状をなす防水シート8A、8Bに代えて、平板状をなす防水シートを用意し、この防水シートを用いて、断熱パネル1すなわち断熱パネル敷設部30のほぼ全面を、1つのシートで一括して被覆すればよい。かかる構成の防水構造10では、平板状をなす防水シートは、樹脂層5a、5bとしての機能をも併せ持つ。すなわち、金属層4aへの防錆性および防水性を発揮する防水層としての機能をも発揮する。
以上のような構成をなす防水構造10において、断熱パネル敷設部30が備える断熱パネル1同士を突き合わすことで形成された直線状をなす境界部25A、25Bが、帯状をなす耐火シート2A、2Bで、連続して被覆され、さらに、この耐火シート2A、2Bを介して、帯状をなす防水シート8A、8Bで、連続して被覆されている。
また、耐火シート2A、2Bおよび防水シート8A、8Bは、それぞれ、金属材料および樹脂材料を主材料として構成されており、一般的に、防水シート8A、8Bと比較して耐火シート2A、2Bの方が柔軟性に優れている。そのため、耐火シート2A、2Bと防水シート8A、8Bとを比較した場合、直線状をなす境界部25A、25Bに沿うように、これらを貼付するには、耐火シート2A、2Bの方が、防水シート8A、8Bよりも、技術的に困難を伴う。
そこで、以下では、直線状をなす境界部25(25A、25B)に対して、金属材料を主材料として構成された、帯状をなす耐火シート2(2A、2B)を貼付するのに適用されたシート貼付装置について説明する。
<シート貼付装置>
図6は、本発明のシート貼付装置の実施形態を示す斜視図、図7は、図6中の矢印A方向から見た側面図、図8は、図6中の矢印B方向から見た平面図、図9は、図6に示すシート貼付装置が備える第1走行部を拡大して示す部分拡大側面図、図10は、図6に示すシート貼付装置が備える第1走行部を拡大して示す部分拡大平面図、図11は、図6に示すシート貼付装置が備える第2走行部を拡大して示す部分拡大側面図、図12は、図6に示すシート貼付装置が備える第2走行部を拡大して示す部分拡大平面図である。
なお、以下では、説明の都合上、図6~図12中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う。また、図6中の斜め左下側、図7、図9~図12中の左側、図8中の下側を「前(または前方)」と言う。また、図6中の斜め右上側、図7、図9~12中の右側、図8中の上側を「後(または後方)」と言う。また、図6~図12に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。
図6に示すシート貼付装置55(以下、単に「貼付装置55」と言うこともある。)は、前述の通り、本実施形態では、金属材料を主材料として構成された、帯状をなす耐火シート2を、ロール状に巻回された状態から連続的に送り出すとともに、回転自在に設けられた押さえローラ62、72により押さえ付けることで、直線状をなす境界部25に対して、貼付する際に用いられる装置である。なお、本実施形態では、直線状をなす境界部25(25A、25B)のうち、X軸方向に沿って延在する境界部25(25A)に対して、耐火シート2を貼付する場合を、一例に説明する。
この貼付装置55は、本実施形態では、図6に示すように、巻回された耐火シート2を保持し、境界部25に耐火シート2を供給する(送り出す)供給系40と、貼付装置55の前進により、供給系40ごと走行するとともに、供給された耐火シート2を境界部25に押さえ付けることで貼付する押さえローラ62、72を備える走行系50とを有している。以下、貼付装置55が備える各部の構成について説明する。
走行系50は、図6~図8に示すように、第1走行部60と、第2走行部70と、2つの走行部60、70を支持する支持部51と、支持部51を介して走行系50(第1走行部60、第2走行部70)の上部に支持、固定された把持部93とを有している。
第1走行部60は、図6~図10に示すように、フレーム61と、第1走行部60(フレーム61)の後方に回転可能に支持された1つの第1押さえローラ62と、第1走行部60の前部に回転可能に支持された2つの車輪63と、第1走行部60の前部に支持されることで第1押さえローラ62に独立して設けられたガイド部65とを備えている。
フレーム61は、2つの側板611と1つの前板612で構成され、これらのうち2枚の側板611は、X軸方向に延びる長尺物であり、Y軸方向に並べられ、間隙を介して互いに対向して配置されている。また、前板612は、側板611の前方側の端部(先端)に配置され、2つの側板611を、このものを介して接合している。
そして、フレーム61には、図6~図11に示すように、2枚の側板611の後方側で、その間に、1つの第1押さえローラ62が配置されている。第1押さえローラ62は、円筒状をなし、その幅が耐火シート2の幅よりも大きく設定され、回転可能に2つの側板611に支持されている。また、2枚の側板611の前方側で、それぞれに対して、1つずつ車輪63が互いに対向するように配置されている。各車輪63は、円盤状をなし、それぞれ、回転可能に各側板611に車軸631を介して支持されている。そして、車輪63および第1押さえローラ62が回転することにより、貼付装置55は、供給系40ごと走行することができる。より具体的には、車輪63および第1押さえローラ62を+X軸方向すなわち前進方向Lsに回転させることにより、供給系40ごと貼付装置55を+X軸方向に前進させることができる。さらに、この前進の際に、供給系40から耐火シート2を、第1押さえローラ62の前方側から第1押さえローラ62と境界部25との間に供給する(送り出す)ことで、第1押さえローラ62で境界部25に耐火シート2を押さえ付けることができる。そのため、境界部25に対して耐火シート2を連続的に貼付することができる。
なお、フレーム61に配置される第1押さえローラ62の配置数は、図2に示す構成では1つであるが、これに限定されない。
ガイド部65は、図7、図9、図10に示すように、走行系50において、第1押さえローラ62に対して前方に配置されており、ガイドローラ651と、ガイドローラ651を回転可能に支持する可動板652と、フレーム61に固定された固定板653と、可動板652を固定板653に対して揺動可能に付勢するねじりコイルばね654とを有している。
このガイド部65が備えるガイドローラ651の縁部(少なくとも一部)を、境界部25に挿入し、この状態で、貼付装置55を+X軸方向に移動すなわち前進させてガイドローラ651を回転させることで、作業者は、たとえ優れた技術を有していなくても、この貼付装置55が+X軸方向からズレることなく、優れた精度で貼付装置55を+X軸方向に沿って直線状に移動させることができる。すなわち、境界部25は、貼付装置55が備えるガイド部65を案内するレールとして機能し、ガイド部65は、境界部25に沿って、貼付装置55を移動させるためのガイドとして機能することから、貼付装置55ひいては走行系50が備える押さえローラ62、72を+X軸方向に沿った前進方向Lsに案内することができる。
したがって、このガイド部65を備える貼付装置55を用いて、直線状をなす境界部25に対して連続的に耐火シート2を貼付することで、この耐火シート2の境界部25に沿った貼付を優れた精度で、かつ迅速に実施することができる。以下、ガイド部65が備える各部の構成について順次説明する。
ガイドローラ651は、全体形状が円盤状をなし、中心部において、回転可能に可動板652に車軸655を介して支持されている。そして、ガイドローラ651は、その幅が、境界部25にガイドローラ651の縁部(少なくとも一部)が挿入可能な程度の大きさに設定されている。なお、ガイドローラ651の幅は、ガイドローラ651の縁部側において漸減しているのが好ましい。これにより、ガイドローラ651の少なくとも一部を、境界部25に確実に挿入させることができる。
ガイドローラ651を境界部25に挿入させた状態で、作業者が貼付装置55を+X軸方向に沿って前進させることで、ガイドローラ651は、回転し、この回転により、境界部25に沿って移動することから、ガイド部65ひいては貼付装置55を、境界部25に沿って直線状に案内することができる。すなわち、貼付装置55を、+X軸方向に沿った前進方向Lsに移動させることができる。
可動板652は、X軸方向(前後方向)に沿って配置され、後方から前方に向かって幅が漸減する平板状をなしている。この可動板652は、前方部(先端部)において、回転可能にガイドローラ651を、車軸655を介して支持しており、さらに、後方部(基端部)において揺動可能に固定板653に固定軸656を介して支持されている。
固定板653は、X軸方向に沿って配置された平板531と、Y軸方向に沿って配置された平板532とを有し、平面視において、これらがL字状をなして接合されている。そして、固定板653は、平板532において、前板612に接合されることで、フレーム61に固定され、平板531において、固定軸656を介して、可動板652を揺動可能に支持している。なお、本実施形態では、固定板653が前板612の前面に対して接合されることで、前板612および車輪63の前方側にガイド部65が配置されているが、かかる構成に限定されず、固定板653が前板612の後面に対して接合されることで、ガイド部65は、前板612および車輪63の後方側に配置されていてもよい。
ねじりコイルばね654は、コイル状とされたコイル部541と、コイル部541の各端部からそれぞれ延長して設けられた2つの脚部542、543とを有している。
コイル部541は、固定軸713が、その内側に挿通されることで、可動板652と固定板653(平板531)との間に配置されている。また、脚部542は、可動板652において、-Y軸方向に突出して設けられた凸部521に、コイル部541のばね力に抗して傾斜した状態で係合している。さらに、脚部543は、固定板653が備える平板531において+Y軸方向に突出して設けられた凸部533と、固定板653が備える平板532との間に、コイル部541のばね力に抗して傾斜した状態で係合している。
かかる構成をなしているねじりコイルばね654により、可動板652を固定板653に対して、上下方向Lt(Z軸方向)に揺動可能に、下方向(-Z軸方向)に向かって付勢することができる(図9参照)。
したがって、可動板652の前方において回転可能に支持されたガイドローラ651も、上下方向Lt(Z軸方向)に揺動可能に、下方向(-Z軸方向)に向かって付勢されることとなる。これにより、境界部25に形成された溝の深さ等に左右されることなく、ガイドローラ651の縁部を、境界部25に対して確実に挿入することができる。また、作業者が貼付装置55を前進させて境界部25に沿って移動させる際に、例えば、断熱パネル1に凹凸等が存在することで貼付装置55にガタツキが生じたとしても、ガイドローラ651が境界部25から脱落するのを的確に抑制または防止することができる。よって、ガイドローラ651により、ガイド部65ひいては貼付装置55を、境界部25に沿って確実に直線状に案内することができる。すなわち、貼付装置55を、+X軸方向に沿った前進方向Lsに確実に移動させることができる。
第2走行部70は、図11~図12に示すように、フレーム71と、第2走行部70(フレーム71)の後方に回転可能に支持された1つの第2押さえローラ72とを備えている。
フレーム71は、2つの側板711と、2つの連結板712と、1つの固定軸713と、2つのねじりコイルばね714とを有し、これらのうち、2枚の側板711は、平板状をなし、Y軸方向に並べられ、間隙を介して互いに対向して配置されている。また、2つの連結板712は、Z軸方向に延びる長尺物であり、2枚の側板711と同様に、Y軸方向に並べられている。
そして、2つの連結板712は、その基端側(下端側)において、それぞれ、固定軸713を介して、2枚の側板711を、その前方側で、揺動可能に支持している。
ねじりコイルばね714は、コイル状とされたコイル部141と、コイル部141の各端部からそれぞれ延長して設けられた2つの脚部142、143とを有している。
2つのねじりコイルばね714において、コイル部141は、固定軸713が、その内側に挿通されることで、側板711と連結板712との間に配置されている。また、脚部142は、側板711において、連結板712側に突出して設けられた凸部421に、コイル部141のばね力に抗して傾斜した状態で係合している。さらに、脚部143は、連結板712において、側板711側に突出して設けられた凸部121に、コイル部141のばね力に抗して傾斜した状態で係合している。
かかる構成をなしている2つのねじりコイルばね714により、各側板711を、これらが連結する各連結板712に対して、上下方向Lt(Z軸方向)に揺動可能に、下方向(-Z軸方向)に向かって付勢することができる(図11参照)。
また、フレーム71には、図6~図8、図11、12に示すように、2枚の側板711の後方側で、その間に、1つの第2押さえローラ72が配置されている。第2押さえローラ72は、円筒状をなし、その幅が耐火シート2の幅よりも大きく設定され、車軸73を介して、回転可能に2つの側板711に支持されている。そして、第2押さえローラ72が回転することにより、貼付装置55は、供給系40ごと走行することができる。より具体的には、第2押さえローラ72を+X軸方向すなわち前進方向Lsに回転させることにより、供給系40ごと貼付装置55を+X軸方向に前進させることができる。また、この前進の際に、第1押さえローラ62により境界部25に対して貼付された耐火シート2を、さらに、第2押さえローラ72により境界部25に耐火シート2を押さえ付けることができる。そのため、境界部25に対して耐火シート2を確実に貼付することができる。
また、前述の通り、各ねじりコイルばね714は、各側板711を、これらが連結する各連結板712に対して、上下方向Lt(Z軸方向)に揺動可能に、下方向(-Z軸方向)に向かって付勢している。
したがって、各ねじりコイルばね714は、各側板711を介して、側板711の後方において回転可能に支持された第2押さえローラ72をも、下方向(-Z軸方向)に向かって付勢することができる。そのため、作業者が貼付装置55を前進させて境界部25に沿って移動させる際に、例えば、断熱パネル1に凹凸等が存在することで貼付装置55にガタツキが生じたとしても、第2押さえローラ72と境界部25との間に間隙が生じるのを的確に抑制または防止することができる。よって、第2押さえローラ72により、耐火シート2を境界部25に対して確実に押さえ付けることができる。そのため、境界部25に対する耐火シート2の貼付を、確実に実施することができる。
また、第2押さえローラ72は、前述の通り、全体形状が円筒状をなし、その中空732に、車軸73が挿通されることで、この車軸73を介して、側板711すなわち第2走行部70に支持されている。そして、第2押さえローラ72は、その幅が耐火シート2の幅よりも大きく設定されている。
これにより、貼付装置55を+X軸方向に前進させる際に、第1押さえローラ62により境界部25に対して貼付された耐火シート2を、さらに、この第2押さえローラ72で境界部25に耐火シート2を確実に押さえ付けることができる。
この第2押さえローラ72は、特に限定されないが、例えば、ゴム、熱可塑性エラストマーのような弾性体で構成されることが好ましい。
また、車軸73は、図12に示すように、2つの端部731を有し、これらが独立して、第2押さえローラ72の中空732内に、その一部が中空732から突出するように挿通され、この中空732内から突出する一部が各側板711に回転可能に支持されている。なお、本実施形態では、端部731を挿通することで、空間として残存する中空732の幅は、耐火シート2の幅よりも大きく設定されている。
第2押さえローラ72および車軸73をかかる構成をなすものとすることで、貼付装置55の移動の時に、例えば、断熱パネル1に凹凸等が存在することで貼付装置55にガタツキが生じた際に、ねじりコイルばね714により付勢された2つの側板711を、互いに独立して、上下方向Lt(Z軸方向)に揺動させることができる。そして、側板711の上下方向Ltに対する揺動の際に、第2押さえローラ72を、中空732に残存する空間と端部731との境目に対応する位置で、屈曲させることができる。そのため、中空732に残存する空間に対応する領域に位置する第2押さえローラ72により、境界部25に対して第1押さえローラ62により貼付された耐火シート2を、より確実に境界部25に対して押さえ付けることができる。
なお、中空732に残存する空間には、端部731と同一の外径を有する軸体が挿入されていてもよい。このような軸体を前記空間に挿入する構成においても、前記と同様の効果を得ることができる。
以上のように、貼付装置55では、走行系50は、回転可能に支持された第1押さえローラ62を有する第1走行部60と、この第1走行部60に対して後方に配置され、回転可能に支持された第2押さえローラ72を有する第2走行部70とを備えている。このような第1押さえローラ62と第2押さえローラ72とを備える構成をなす貼付装置55において、供給系40から耐火シート2を、前方側から第1押さえローラ62と境界部25との間に供給した状態で、作業者による貼付装置55のX軸方向に沿った前進により、第1押さえローラ62で境界部25に耐火シート2を押さえ付けた後に、第2押さえローラ72で境界部25に耐火シート2をさらに押さえ付けることができる。したがって、作業者に多大な労力と負荷を掛けることなく、境界部25に対して貼付された耐火シート2を、より確実に境界部25に対して押さえ付けることができるため、境界部25に対して耐火シート2を優れた精度で、連続的に貼付することができる。
これら第1走行部60と第2走行部70とは、第1走行部60を前方としてX軸方向に並べられ、間隙を介して配置されており、この配置位置で、第1走行部60および第2走行部70が、2つの支持部51により連結されている。
また、2つの支持部51は、Z軸方向の斜め後方に延びる長尺物であり、Y軸方向に並べられ、間隙を介して互いに対向して配置されている。そして、支持部51の先端側(前方側)において、第1走行部60が備えるフレーム61の側板611に連結され、支持部51の中央部において、第2走行部70が備えるフレーム71の連結板712における先端側に連結されている。これにより、貼付装置55を+X軸方向に前進させる際に、第1走行部60が第2走行部70に対して前方を走行する。したがって、供給系40から第1走行部60が備える第1押さえローラ62に対して耐火シート2を供給することで、まず、第1走行部60が備える第1押さえローラ62により、境界部25に対して耐火シート2が貼付され、その後、第2走行部70が備える第2押さえローラ72により、境界部25に対して耐火シート2が確実に貼付されることとなる。
把持部93は、第1ハンドル94と第2ハンドル95とを有している。第1ハンドル94は、長尺状をなし、Y軸方向に沿って配置され、2つの支持部51の基端側(後方側)に支持、固定され、さらに、第2ハンドル95は、長尺状をなし、X軸方向(前進方向Ls)に沿って配置され、その先端側が、第1ハンドル94の中央部に支持、固定されている。耐火シート2の貼付作業を行なう作業者は、両手で第1ハンドル94を把持するか、もしくは、片手で第2ハンドル95を把持した状態で、+X軸方向に沿って歩行する。これにより、貼付装置55を+X軸方向に前進させることができる。
なお、片手で第2ハンドル95を把持した状態で、貼付装置55を+X軸方向に前進させることで、本実施形態では、図8に示すように、第2ハンドル95がX軸方向に沿って、かつ、第2ハンドル95とガイドローラ651とが平面視において同一軸上に配置されていることから、作業者は、より容易に、貼付装置55を+X軸方向に沿って前進させることができる。さらに、第2ハンドル95と、第1押さえローラ62および第2押さえローラ72のY軸方向における中心とが平面視において同一軸上に配置されている。そのため、耐火シート2のY軸方向(幅方向)における中心が境界部25に対応するように、境界部25に対して耐火シート2を貼付することができる。
供給系40は、耐火シート2を第1走行部60が備える第1押さえローラ62に供給するためのものであり、図6~図8に示すように、ロール状に巻回された耐火シート2を回転可能に保持するリール41と、このリール41を着脱可能に装着できる、支持部51に設けられたリール受部42とを有している。
リール41は、その全体形状が円柱状をなす軸体411と、軸体の両端側にそれぞれ配置されたガイド板412とで構成され、ロール状をなす耐火シート2に形成された孔部に軸体411を挿通した状態で、2つのガイド板412で耐火シート2を挟持することで、耐火シート2を回転可能に保持する。
リール受部42は、2つの支持部51の中央部における、フレーム61とフレーム71とが連結されている位置の間において、上方に開放する切欠き422を備える平板として設けられている。これにより、リール41がリール受部42に着脱自在に装着できる。したがって、リール41に耐火シート2が保持された状態で、リール41をリール受部42に装着することで、供給系40から、第1走行部60が備える第1押さえローラ62に対して、耐火シート2を連続して送り出すことが可能となる。
かかる構成をなす貼付装置55において、リール41から耐火シート2を送り出し、その端部を、第1押さえローラ62と境界部25との間に配置された状態とし、その後、作業者が把持部93を把持して、貼付装置55を+X軸方向に沿って前進方向Lsに走行させることで、まず、第1走行部60が備える第1押さえローラ62により、境界部25に対して耐火シート2が貼付され、その後、第2走行部70が備える第2押さえローラ72により、境界部25に対して耐火シート2が確実に貼付される。そして、作業者が継続して貼付装置55を前進させることで、リール41からの耐火シート2の送り出しと、押さえローラ62、72による境界部25に対する耐火シート2の貼付とを、連続的に行うことができる。
<シート貼付装置を用いた貼付方法>
次に、上述したシート貼付装置55を用いた、境界部25に対する耐火シート2の貼付方法について説明する。
[1]まず、貼付装置55を、隣り合う断熱パネル1同士を突き合わすことで形成された境界部25の一端(基端)に対応する載置し、この際に、ガイド部65が備えるガイドローラ651を、境界部25に対して挿入する。
そして、供給系40において巻回された耐火シート2の先端部を引き出し、その後、この耐火シート2の先端部を、第1押さえローラ62の前方側から、第1押さえローラ62と境界部25との間で挟持する。なお、第1押さえローラ62と境界部25とによる耐火シート2の挟持により、耐火シート2の先端部は、境界部25に対して貼付される。
[2]次いで、作業者は、把持部93を把持した状態で、X軸方向に沿って貼付装置55を前進させる。
この貼付装置55の前進により、まず、第1走行部60が備える第1押さえローラ62により、境界部25に耐火シート2を押さえ付けることで、境界部25に対して耐火シート2を貼付することができる。その後、第1走行部60の後方に位置する第2走行部70が備える第2押さえローラ72により、境界部25に貼付された耐火シート2をさらに押さえ付けることができる。そのため、作業者に多大な労力と負荷を掛けることなく、境界部25に対して耐火シート2を優れた精度で確実に貼付することができる。
また、貼付装置55の前進の際に、境界部25に挿通されたガイドローラ651が、この境界部25に沿って回転する。そのため、ガイドローラ651を備えるガイド部65は、貼付装置55を境界部25に沿って案内することができる。したがって、供給系40から供給される耐火シート2を、走行部60、70がそれぞれ備える押さえローラ62、72による押さえ付けにより、境界部25に対して位置ズレが生じることなく優れた精度で貼付することができる。
[3]次いで、作業者は、貼付装置55のX軸方向に沿った前進を、直鎖状に延びる境界部25の他端に到着するまで、継続する。すなわち、貼付装置55の前進を、境界部25の他端(先端)に貼付装置55が到った時点で停止する。
これにより、供給系40から供給される耐火シート2を、走行部60、70がそれぞれ備える押さえローラ62、72により、順次押さえ付けることができるため、X軸方向に沿って直鎖状に延びる境界部25に対して、耐火シート2を連続的に貼付することができる。
このとき、ガイドローラ651は、境界部25に挿入されているため、この境界部25に沿って回転することで走行する。そのため、ガイドローラ651を備えるガイド部65、ひいては貼付装置55を、境界部25が延在するX軸方向に沿って、優れた精度で移動させることができる。したがって、供給系40から供給された、帯状をなす耐火シート2を、X軸方向に沿って直線状に長尺に延びる境界部25に対して、位置ズレが生じることなく優れた精度で、かつ迅速に、貼付することができる。
なお、前記工程[1]~[3]のうち、前記工程[2]、[3]により、貼付装置55を用いて耐火シート2を境界部25に貼付する貼付工程が構成される。
また、上記では、直線状をなす境界部25に対して、貼付装置55を用いて耐火シート2を貼付する場合について説明したが、これに限定されず、貼付装置55を用いて防水シート8A、8Bを境界部25に貼付することもできる。
さらに、本実施形態では、防水構造10において、複数枚の断熱パネル1を格子状に敷設することで形成された、直線状をなす境界部25(25A、25B)に対して、帯状をなす耐火シート2(2A、2B)を、貼付装置55を用いて貼付する場合について説明したが、このような場合に限定されず、貼付装置55を用いた耐火シート2(シート)の貼付は、例えば、以下に示すようなシート防水構造にも適用し得る。
すなわち、建築物が備える屋上、ベランダおよび廊下等の躯体に、防水シートを敷設するシート防水構造において、躯体と防水シートとの間に、四角形状をなす断熱材や消音ボードのような板材が格子状に敷設される。そして、隣り合う板材同士の間に直線状をなす境界部が形成され、この境界部を覆うように耐火シート2が貼付されることとなるが、この境界部に対する耐火シート2の貼付についても、貼付装置55を用いた耐火シート2(シート)の貼付を適用することができる。
以上、本発明のシート貼付装置およびシート貼付方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、シート貼付装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、シート貼付装置55が備える走行系50は、第1走行部60において、ガイド部65を備える場合について説明したが、これに限定されず、ガイド部65は、省略されていてもよい。ただし、第1走行部60がガイド部65を備える構成とすることで、耐火シート2の境界部25に沿った貼付を、優れた精度で、かつ迅速に実施することができる。
さらに、シート貼付方法が適用される防水構造の施工場所としては、前記実施形態では、家屋が備える屋根であったが、これに限定されず、家屋が備える屋上やベランダの床等であってもよい。
100 屋根
10 防水構造
1 断熱パネル
11 縁部(第1縁部)
12 縁部(第2縁部)
13 縁部(第3縁部)
14 縁部(第4縁部)
2 耐火シート
2A 第1耐火シート
2B 第2耐火シート
2C 第2耐火シート
3 樹脂層
4a 金属層
4b 金属層
5a 樹脂層
5b 樹脂層
6 凸部
7 凹部
8A 第1防水シート
8B 第2防水シート
9 固定ビス
91 母屋
15 貫通孔
20 間隙
30 断熱パネル敷設部
2A、t2B 厚さ
2A、W2B
2C 直径
α 傾斜方向
θ 傾斜角度
25 境界部
25A 境界部
25B 境界部
40 供給系
41 リール
42 リール受部
50 走行系
51 支持部
55 シート貼付装置(貼付装置)
60 第1走行部
61 フレーム
62 第1押さえローラ
63 車輪
65 ガイド部
70 第2走行部
71 フレーム
72 第2押さえローラ
73 車軸
93 把持部
94 第1ハンドル
95 第2ハンドル
121 凸部
141 コイル部
142 脚部
143 脚部
411 軸体
412 ガイド板
421 凸部
422 切欠き
521 凸部
531 平板
532 平板
533 凸部
541 コイル部
542 脚部
543 脚部
611 側板
612 前板
631 車軸
651 ガイドローラ
652 可動板
653 固定板
654 ねじりコイルばね
655 車軸
656 固定軸
711 側板
712 連結板
713 固定軸
714 ねじりコイルばね
731 端部
732 中空
Ls 前進方向
Lt 上下方向

Claims (4)

  1. 平面視で四角形状をなす平板からなる複数の部材が格子状に並べて敷設された部材敷設部において、隣り合う前記部材同士が突き合わされた境界部を覆うように、帯状をなすシートを前記境界部に貼付する際に用いられるシート貼付装置であって、
    巻回された前記シートを保持し、前記境界部に前記シートを供給する供給系と、
    当該シート貼付装置の前進により、前記供給系ごと走行する走行系とを有し、
    前記走行系は、回転可能に支持された第1押さえローラを有する第1走行部と、該第1走行部に対して後方に配置され、回転可能に支持された第2押さえローラを有する第2走行部とを備え、
    前記供給系から前記シートを、前方側から前記第1押さえローラと前記境界部との間に供給することで、前記第1押さえローラで前記境界部に前記シートを押さえ付けた後に、前記第2押さえローラで前記境界部に前記シートをさらに押さえ付けることで、前記境界部に前記シートを連続的に貼付するよう構成され
    前記第2押さえローラは、前記第2走行部において、上下方向に揺動可能に、下方向に向かって付勢されており、
    前記第2押さえローラは、中空を備える円筒状をなし、前記中空に車軸が挿通されることで、前記車軸を介して、前記第2走行部に支持されており、
    前記車軸は、2つの端部を有し、これらが独立して、前記中空内に、その一部が突出するように挿通され、前記中空内から突出する各前記端部の一部が前記第2走行部に回転可能に支持されていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記走行系は、前記第1押さえローラおよび前記第2押さえローラの上部に固定された把持部を有し、
    該把持部は、長尺状をなし、前記前進方向に沿って配置されたハンドルを備え、
    前記ハンドルと、前記第1押さえローラおよび前記第2押さえローラの前記前進方向に直交する方向における中心とは、前記平面視において、同一軸上に配置されている請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記供給系は、巻回された前記シートを回転可能に保持するリールと、前記走行系に設けられたリール受部とを有し、
    前記リールは、着脱可能に前記リール受部により固定されている請求項1または2に記載のシート貼付装置。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のシート貼付装置を用いて、前記シートを貼付する貼付工程を有することを特徴とするシート貼付方法。
JP2020100432A 2020-06-09 2020-06-09 シート貼付装置およびシート貼付方法 Active JP7502903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020100432A JP7502903B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 シート貼付装置およびシート貼付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020100432A JP7502903B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 シート貼付装置およびシート貼付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021195736A JP2021195736A (ja) 2021-12-27
JP7502903B2 true JP7502903B2 (ja) 2024-06-19

Family

ID=79197488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020100432A Active JP7502903B2 (ja) 2020-06-09 2020-06-09 シート貼付装置およびシート貼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7502903B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099261A (ja) 2009-11-06 2011-05-19 Sanko Techno Co Ltd 光硬化性プリプレグテープ貼付装置
JP2017150153A (ja) 2016-02-22 2017-08-31 アーキヤマデ株式会社 テープ貼り付け治具
JP2018193821A (ja) 2017-05-19 2018-12-06 三晃金属工業株式会社 シールテープ貼着機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099261A (ja) 2009-11-06 2011-05-19 Sanko Techno Co Ltd 光硬化性プリプレグテープ貼付装置
JP2017150153A (ja) 2016-02-22 2017-08-31 アーキヤマデ株式会社 テープ貼り付け治具
JP2018193821A (ja) 2017-05-19 2018-12-06 三晃金属工業株式会社 シールテープ貼着機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021195736A (ja) 2021-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180297334A1 (en) Membrane assembly and method of installing roofing system
US20140342134A1 (en) Thermoplastic single ply membrane
CA2441927A1 (en) Structural insulated sheathing and related sheathing methods
CN113924209B (zh) 建筑物面板、组件及相关方法
JP7502903B2 (ja) シート貼付装置およびシート貼付方法
JP7548492B2 (ja) シート貼付装置およびシート貼付方法
WO2020075111A1 (en) Underlayment
MX2007001174A (es) Laminados de construccion.
JP7500904B2 (ja) 墨出し装置および墨出し方法
US20090186541A1 (en) Roof panel
US20060101758A1 (en) Composite building material
EP0953090B1 (en) Composite roof system
EP3546208A1 (en) Flexible backing layer for insulating panels and insulating panel and manufacturing method
JP3183713B2 (ja) 床下地材及びoaフロアーの施工方法
JP6478350B2 (ja) 防水構造
US20070212513A1 (en) Method and Plant for Producing Carpet Squares and Carpet Square
JP7552977B2 (ja) 未接合領域形成用配置部材および防水シート接合方法
JPH0254053A (ja) 絶縁防水工法
JP4357968B2 (ja) 防水塗膜構造とこれに用いる水系塗膜防水材用下地緩衝シート。
JP2020180435A (ja) シート防水構造および施工方法
JP7329412B2 (ja) 防水構造
JP6478349B2 (ja) 防水構造
JP2805135B2 (ja) 金属板葺き屋根のシート防水装置
JP7042599B2 (ja) 被覆構造体
JP2019132050A (ja) 屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20230509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7502903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150