JP7499136B2 - 自転車利用システム、情報処理装置、プログラム、電動アシスト自転車および自転車利用方法 - Google Patents

自転車利用システム、情報処理装置、プログラム、電動アシスト自転車および自転車利用方法 Download PDF

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Description

本発明は、自転車利用システム、情報処理装置、プログラム、電動アシスト自転車および自転車利用方法に関する。
従来、電動アシスト自転車を利用したシェアサイクルシステムが知られている。シェアサイクルシステムは、ユーザに、複数のサイクルポートのうちの何れかに置かれている電動アシスト自転車を選択して利用を開始させ、複数のサイクルポートの何れかに電動アシスト自転車を返却して利用を終了させる。これにより、ユーザは、利用を開始したサイクルポートとは異なるサイクルポートに電動アシスト自転車を返却することができる。シェアサイクルシステムは、コミュニティーサイクルシステムまたは都市型レンタルサイクルシステム等とも呼ばれる。
特開2019-148928号公報 特許第6408985号公報 特許第5668036号公報
ところで、このようなシェアサイクルシステムは、電動アシスト自転車を充電しなければならない。このため、シェアサイクルシステムの管理者は、サイクルポートに充電システムを設置しなければならない。しかし、全てのサイクルポートに充電システムを設置した場合、充電設備のコストが多くなってしまう。また、作業者がサイクルポートに置かれている電動アシスト自転車を充電する方法もある。しかし、作業者が全ての電動アシスト自転車を充電した場合、充電作業のコストが多くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、充電設備のコストおよび充電作業のコストを少なくすることができる自転車利用システム、情報処理装置、プログラム、電動アシスト自転車および自転車利用方法を提供する。
さらに、本発明は、人力による発電電力を効率良く利用することによってシステム全体の省エネルギー化を図り、COを排出する発電による電力の使用を少なくすることができる自転車利用システム、情報処理装置、プログラム、電動アシスト自転車および自転車利用方法を提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る自転車利用システムは、2個以上の車輪を有し、アシスト時において人力駆動力とモータによるアシスト駆動力とを加えて走行し、回生時において前記モータにより発生される回生制動力により制動されて回生電力を発生する電動アシスト自転車と、前記電動アシスト自転車を利用したユーザに対して、料金または料金に相当するポイントを利用料として請求する情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記ユーザによる前記電動アシスト自転車の利用に先だって、前記アシスト時における前記アシスト駆動力の発生量および前記回生時における前記回生制動力の発生量の少なくとも一方を示す利用モードを、前記ユーザから受け付ける情報受付部を有し、前記電動アシスト自転車は、前記ユーザによる利用時において、前記利用モードに従って前記アシスト駆動力および前記回生制動力を制御する駆動制御部を有し、前記情報処理装置は、利用前の電池の電力残量および前記利用モードの少なくとも一方に応じて、前記利用料を決定する利用料決定部とをさらに有する。
本発明によれば、充電設備のコストおよび充電作業のコストを少なくすることができる。
図1は、実施形態に係る自転車利用システムを示す図である。 図2は、自転車利用システムの情報処理のための機能構成を示す図である。 図3は、自転車利用システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 図4は、利用モードの選択画像が表示されたユーザ端末装置を示す図である。 図5は、アシスト駆動力の決定フローを示す図である。 図6は、回生制動力の決定フローを示す図である。 図7は、利用料の決定フローを示す図である。 図8は、利用履歴の一例を示す図である。 図9は、情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
図1は、実施形態に係る自転車利用システム10を示す図である。自転車利用システム10は、シェアサイクルシステムと呼ばれる、電動アシスト自転車30をユーザに貸し出すためのシステムである。自転車利用システム10は、複数の電動アシスト自転車30を管理する。複数の電動アシスト自転車30のそれぞれは、ユーザにより利用されていない場合、複数のサイクルポートの何れかに置かれている。ユーザは、複数のサイクルポートのうちの何れかのサイクルポート(開始ポート、開始場所)に置かれている電動アシスト自転車30を選択して利用を開始する。そして、ユーザは、複数のサイクルポートの何れかのサイクルポート(終了ポート、終了場所)に、電動アシスト自転車30に返却して利用を終了する。
自転車利用システム10は、情報処理装置22と、ユーザ端末装置24と、電動アシスト自転車30と、を備える。
情報処理装置22は、コンピュータ等である。情報処理装置22は、通信ネットワーク上におけるサーバであってもよいし、通信ネットワーク上の複数のサーバが連携して動作するクラウド等であってもよい。通信ネットワークは、例えば、インターネットである。情報処理装置22は、複数のサイクルポートのそれぞれに置かれている1または複数の電動アシスト自転車30を管理する。また、情報処理装置22は、ユーザにより利用されている電動アシスト自転車30を管理する。情報処理装置22は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用した場合、電動アシスト自転車30の利用に伴う料金または料金に相当するポイントを、利用料として決定する。そして、情報処理装置22は、電動アシスト自転車30を利用したユーザに対して、決定した利用料をユーザに対して請求する。
ユーザ端末装置24は、ユーザが所持するコンピュータである。ユーザ端末装置24は、スマートフォンであってもよいし、タブレット端末であってもよい。また、ユーザ端末装置24は、ウェアラブルデバイスであってもよいし、携帯電話機であってもよい。ユーザは、自身が所持するユーザ端末装置24に、例えば、自転車利用システム10の管理者が提供するアプリケーションプログラムをインストールする。ユーザは、このアプリケーションプログラムを起動したユーザ端末装置24を操作することにより、電動アシスト自転車30を利用することができる。
ユーザ端末装置24は、通信ネットワークを介して、情報処理装置22にアクセスすることができる。ユーザ端末装置24は、例えばLTE(Long Term Evolution)通信回路または他の無線通信回路を有し、無線通信により通信ネットワークに接続する。ユーザ端末装置24は、ユーザの操作に応じて情報処理装置22にアクセスすることにより、自転車利用システム10を利用するためのユーザ登録、電動アシスト自転車30の利用開始の手続きおよび電動アシスト自転車30の利用終了の手続きを行う。ユーザ端末装置24は、ユーザの操作に応じて、情報処理装置22からの利用料の請求に対して支払処理を行う。
また、ユーザ端末装置24は、電動アシスト自転車30に設けられた自転車端末装置32と、近距離無線通信により無線接続する。これにより、ユーザ端末装置24は、自転車端末装置32と無線通信により情報のやり取りをすることができる。近距離無線通信は、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy(登録商標))通信である。なお、近距離無線通信は、BLE通信以外の方式であってもよい。
電動アシスト自転車30は、2個以上の車輪を有する。電動アシスト自転車30は、2輪車であってもよいし、3輪車であってもよい。電動アシスト自転車30は、コンピュータである自転車端末装置32を備える。自転車端末装置32は、ユーザ端末装置24と近距離無線通信により無線接続する。これにより、自転車端末装置32は、ユーザ端末装置24と無線通信により情報のやり取りをすることができる。また、自転車端末装置32は、ユーザ端末装置24と近距離無線通信により接続されている場合、ユーザ端末装置24を介して、情報処理装置22と情報のやり取りもすることができる。なお、自転車端末装置32は、通信ネットワークと接続するためのLTE通信回路等の無線通信回路を有してよい。これにより、自転車端末装置32は、通信ネットワークを介して情報処理装置22と情報のやり取りをすることができる。
電動アシスト自転車30は、アシスト機能を有する。すなわち、電動アシスト自転車30は、アシスト時において、ペダルからの人力駆動力と、電池の電力で動作するモータによるアシスト駆動力とを車輪に加えて走行する。さらに、電動アシスト自転車30は、電力回生機能を有する。すなわち、電動アシスト自転車30は、回生時において、モータにより発生される回生制動力により制動される。さらに、電動アシスト自転車30は、回生時において、モータにより回生電力を発生し、発生した回生電力を電池に充電する。
ここで、電動アシスト自転車30は、ユーザによる利用に先だって、アシスト駆動力の発生量、および、回生制動力の発生量の少なくとも一方を示す利用モードが設定される。自転車端末装置32は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用時において、設定された利用モードに従って、アシスト駆動力および回生制動力を制御する。
自転車端末装置32は、アシスト駆動力の発生量として、例えば、アシスト駆動力の強さを制御する。より具体的には、自転車端末装置32は、アシスト駆動力を発生させるモータに供給する駆動電力を制御する。この場合、自転車端末装置32は、例えば、アシスト駆動力の発生量が大きいモードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量が小さいモードに設定された場合よりも、強いアシスト駆動力を車輪に加える。
また、自転車端末装置32は、アシスト駆動力の強さに加えてまたはアシスト駆動力の強さに代えて、アシスト駆動力の発生量として、アシスト駆動力を発生させる場面を制御してもよい。例えば、自転車端末装置32は、アシスト駆動力の発生量が大きいモードに設定された場合、上り坂でアシスト駆動力を加えるとともに、平坦な道でもアシスト駆動力を加えるように制御する。これに対して、自転車端末装置32は、アシスト駆動力の発生量が小さいモードに設定された場合、上り坂でアシスト駆動力を加えるが、平坦な道ではアシスト駆動力を加えないように制御する。また、自転車端末装置32は、アシスト駆動力の発生量が小さいモードに設定された場合、所定勾配以下の上り坂および平坦な道では、アシスト駆動力は加えず、所定勾配より急な上り坂でアシスト駆動力を加えるように制御してもよい。
このようにアシスト駆動力を利用モードに応じて制御することにより、電動アシスト自転車30は、アシスト駆動力の発生量が大きいモードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量が小さいモードに設定された場合よりも、小さい人力駆動力により走行することができる。すなわち、このようにアシスト駆動力を利用モードに応じて制御することにより、電動アシスト自転車30は、アシスト駆動力の発生量が小さいモードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量が大きいモードに設定された場合よりも、電池からの電力消費を少なくすることができる。
また、自転車端末装置32は、回生制動力の発生量として、例えば、回生駆動力の強さを制御する。より具体的には、自転車端末装置32は、モータにより発生させる回生電力の大きさを制御する。自転車端末装置32は、例えば、回生制動力の発生量が小さいモードに設定された場合よりも、回生制動力の発生量が大きいモードに設定された場合の方を、回生駆動力の強さを大きくして、同一の傾斜の下り坂を走行している電動アシスト自転車30から回生させる電力を大きくする。
また、自転車端末装置32は、回生制動力の強さに加えてまたは回生制動力の強さに代えて、回生制動力の発生量として、回生制動力を発生させる場面を制御してもよい。例えば、自転車端末装置32は、回生制動力の発生量が小さいモードに設定された場合、下り坂で回生制動力を加え、平坦な道では回生制動力を加えないように制御する。これに対して、自転車端末装置32は、回生制動力の発生量が大きいモードに設定された場合、下り坂において回生制動力を加えるとともに、平坦な道でもペダルにトルクが加わっていなければ回生制動力を加えるように制御する。
このように回生制動力を利用モードに応じて制御することにより、電動アシスト自転車30は、回生制動力の発生量が大きいモードに設定された場合、回生制動力の発生量が小さいモードに設定された場合よりも、電池への充電量を大きくすることができる。
図2は、自転車利用システム10の情報処理のための機能構成を示す図である。情報処理装置22は、情報受付部52と、利用管理部54と、利用料決定部58と、請求処理部60とを有する。
情報受付部52は、電動アシスト自転車30の利用の開始の要求および電動アシスト自転車30の利用の終了の要求を、ユーザから受け付ける。さらに、情報受付部52は、アシスト駆動力の発生量および回生制動力の発生量の少なくとも一方を示す利用モードを、ユーザから受け付ける。また、情報受付部52は、電動アシスト自転車30から、利用前の電動アシスト自転車30の電池の電力残量と、利用後における電動アシスト自転車30の電池の電力残量とを受け付ける。
利用管理部54は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用した場合、利用に関連する情報を管理および記憶する。例えば、利用管理部54は、利用開始時刻、利用終了時刻、利用開始時における電動アシスト自転車30の電池の電力残量、利用終了時における電動アシスト自転車30の電池の電力残量、および、利用モードを記憶する。
利用料決定部58は、利用前の電池の電力残量および利用モードの少なくも一方に応じて、利用料を決定する。本実施形態においては、利用料決定部58は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用後において、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差または比率と、利用モードとに応じて、利用料を決定する。例えば、利用料決定部58は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用後において、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差または比率と、利用モードとに応じて、予め定められた値を上下に調整して利用料を決定してもよい。利用料は、例えば、通貨により表される料金であってもよい。また、利用料は、通貨に代えて、料金に相当するポイントであってもよい。ポイントは、ポイント発行業者により管理される。ユーザは、ポイントに応じたサービスの提供を受けたり、ポイントに応じた商品を取得したりすることができる。ポイントは、仮想通貨であってもよい。
請求処理部60は、電動アシスト自転車30を利用したユーザに対して、決定された利用料を請求する処理をする。例えば、請求処理部60は、ユーザ端末装置24に対して利用料を請求するための情報を送信する。
ユーザ端末装置24は、端末通信制御部62と、入出力制御部64とを有する。ユーザ端末装置24は、所定のアプリケーションプログラムを実行することにより、端末通信制御部62および入出力制御部64として機能する。
端末通信制御部62は、通信ネットワークを介して情報処理装置22にアクセスし、情報処理装置22との情報のやり取りを制御する。さらに、端末通信制御部62は、近距離通信による自転車端末装置32との情報のやり取りを制御する。また、端末通信制御部62は、情報処理装置22と自転車端末装置32との間の情報のやり取りを仲介する。
入出力制御部64は、ユーザにより入力された情報を受け付ける。また、入出力制御部64は、ユーザに対して情報を出力する。例えば、入出力制御部64は、ユーザに対して情報を表示する。
自転車端末装置32は、利用制御部72と、駆動制御部74と、モード設定部76と、充電管理部78とを有する。
利用制御部72は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用に関する制御をする。利用制御部72は、例えば、許可されたユーザが電動アシスト自転車30を利用する場合、電動アシスト自転車30のロックを解除したり、アシスト機能および回生機能等を有効にしたりする。
駆動制御部74は、アシスト制御部82と、回生制御部84とを含む。アシスト制御部82は、アシスト時において、ペダルからの人力駆動力と電池の電力で動作するモータによるアシスト駆動力とを車輪に加えるアシスト機能を制御する。回生制御部84は、回生時において、回生電力を電池に充電する回生機能を制御する。
モード設定部76は、電動アシスト自転車30の利用に先だって、情報処理装置22の情報受付部52が受け付けた利用モードを、情報処理装置22から受け取る。そして、モード設定部76は、電動アシスト自転車30の利用時において、受け取った利用モードを駆動制御部74に設定する。
充電管理部78は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用前の電池の電力残量を検出する。また、充電管理部78は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用後の電池の電力残量を検出する。充電管理部78は、電池の電力残量として、例えばSOC(State Of Charge)を検出する。充電管理部78は、電池の電力残量として、例えば電池の電圧値を検出してもよいし、電池の残量を表す他のパラメータを検出してもよい。
ここで、情報受付部52は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用に先だって、利用モードを、ユーザから受け付ける。駆動制御部74は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用時において、情報受付部52が受け付けた利用モードに従って、シスト駆動力の発生量および回生制動力の発生量を制御する。そして、利用料決定部58は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用後において、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差または比率と、利用モードとに応じて、利用料を決定する。これにより、自転車利用システム10は、電池の電力の消費を少なくするまたは電池の電力残量を増加させるような利用モードに設定することによりユーザに利用料のメリットを与えて、充電設備のコストおよび充電作業のコストを少なくすることができる。
例えば、情報受付部52は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用に先だって、利用モードとして、第1モードまたは第2モードの設定を受け付ける。駆動制御部74は、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用時において、第1モードに設定された場合、回生制動力の発生量を第1回生量とするように制御し、第2モードに設定された場合、回生制動力の発生量を第1回生量より大きい第2回生量とするように制御する。そして、ユーザによる電動アシスト自転車30の利用後において、利用料決定部58は、第1モードに設定された場合、利用料を第1値に決定し、第2モードに設定された場合であって残量差が予め定められた値以下である場合、第1値より低い第2値に決定する。これにより、電動アシスト自転車30は、第1モードに設定された場合より、第2モードに設定された場合の方が、より多く電池に回生電力を充電させることができる。従って、自転車利用システム10は、回生制動力の発生力を大きくする利用モードに設定させることにより、ユーザに利用料のメリットを与えて、電池の電力の消費を少なくさせることができる。
また、例えば、利用料決定部58は、第2モードに設定された場合であって、利用前の電池の電力残量よりも利用後における電池の電力残量が大きい場合、第2値をマイナスの値に決定してもよい。ここで、マイナスの値の利用料は、ユーザに料金またはポイントを支払わせるのではなく、ユーザに料金またはポイントを返金することを意味する。これにより、自転車利用システム10は、回生制動力の発生力を大きくする利用モードに設定した場合に、ユーザに大きな利用料のメリットを与え、電池の電力残量を増加させることができる。
また、例えば、駆動制御部74は、第1モードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量を第1アシスト量とするように制御し、第2モードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量を、第1アシスト量より小さい第2アシスト量とするように制御してもよい。これにより、電動アシスト自転車30は、第1モードに設定された場合より、第2モードに設定された場合の方が、電池の電力の消費を少なくすることができる。従って、自転車利用システム10は、アシスト駆動力の発生力を小さくする利用モードに設定した場合に、ユーザに利用料のメリットを与え、電池の電力の消費を少なくさせることができる。
また、例えば、利用料決定部58は、第2モードに設定された場合、残量差が小さいほど、第2値を小さい値に決定してもよい。これにより、自転車利用システム10は、回生制動力の発生量を大きくすることによる利用料のメリットの大きさを段階的に設定し、ユーザに対して回生制動力の発生量が大きい利用モードを選択させやすくすることができる。
また、例えば、情報受付部52は、第1モードとして、高アシスト第1モードまたは低アシスト第1モードの設定を受け付けてもよい。駆動制御部74は、高アシスト第1モードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量を高アシスト量とするように制御し、低アシスト第1モードに設定された場合、アシスト駆動力の発生量を、高アシスト量より小さい低アシスト量とするように制御する。そして、利用料決定部58は、高アシスト第1モードに設定された場合、利用料を第1値に決定し、低アシスト第1モードに設定された場合、第1値より低い第3値に決定する。これにより、自転車利用システム10は、アシスト駆動力の発生量を小さくすることによる利用料のメリットの大きさを段階的に設定し、アシスト駆動力の発生量が小さい利用モードを選択させやすくすることができる。
図3は、自転車利用システム10の処理の流れを示すシーケンス図である。自転車利用システム10は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用する場合、例えば、図3に示す流れで処理を実行する。
ユーザが電動アシスト自転車30の利用を開始する場合、まず、S11において、ユーザ端末装置24は、ユーザの操作に応じて、サイクルポートに置かれている何れかの電動アシスト自転車30に対して接続要求を送信する。続いて、S12において、電動アシスト自転車30は、ユーザ端末装置24に対して、電動アシスト自転車30を識別する車両ID等を返信する。
続いて、S13において、ユーザ端末装置24は、車両IDおよびユーザを識別するユーザIDを含む開始要求を情報処理装置22に送信する。続いて、S14において、情報処理装置22は、ユーザIDが正当であり、車両IDで識別される電動アシスト自転車30が利用可能である場合、許可情報をユーザ端末装置24に送信する。
続いて、S15において、ユーザ端末装置24は、ユーザが選択した利用モードを示す選択情報を情報処理装置22に送信する。続いて、S16において、情報処理装置22は、受信した利用モードおよび利用開始時刻を記憶する。そして、情報処理装置22は、利用モードを電動アシスト自転車30に設定するために、利用モードをユーザ端末装置24に送信する。
続いて、S17において、ユーザ端末装置24は、許可情報および利用モードを電動アシスト自転車30に送信する。電動アシスト自転車30は、許可情報を受け取ったことに応じて、ロック等を解除して、ユーザによる利用を可能とする。さらに、S18において、電動アシスト自転車30は、受け取った利用モードを設定する。これにより、電動アシスト自転車30は、利用モードに従って、アシスト駆動力および回生制動力を制御することができる。続いて、S19において、電動アシスト自転車30は、利用前における電池の電力残量を検出する。例えば、電動アシスト自転車30は、電池の電力残量として、満充電状態からの割合を検出する。その後、ユーザは、電動アシスト自転車30を利用することができる。
ユーザが電動アシスト自転車30の利用を終了する場合、S20において、ユーザ端末装置24は、ユーザの操作に応じて、ユーザIDを含む終了要求を情報処理装置22に送信する。続いて、S21において、情報処理装置22は、電動アシスト自転車30の利用結果を取得するために、確認要求をユーザ端末装置24に送信する。
続いて、S22において、ユーザ端末装置24は、確認要求を電動アシスト自転車30に送信する。続いて、S23において、電動アシスト自転車30は、利用終了時における電池の電力残量を検出する。続いて、S24において、電動アシスト自転車30は、利用開始時における電池の電力残量および利用終了時おける電池の電力残量を含む利用結果をユーザ端末装置24に送信する。なお、電動アシスト自転車30は、例えばサイクルポートに正常に置かれている状態であるか否か、および、故障等をせずに正常に使用が完了したか等を検出して、これらの検出結果を利用結果に含めてもよい。
続いて、S25において、ユーザ端末装置24は、電動アシスト自転車30から受信した利用結果を、情報処理装置22に送信する。続いて、S26において、情報処理装置22は、利用結果を検証して正常に電動アシスト自転車30の利用が終了していると判断した場合、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差と、利用モードとに応じて、利用料を決定する。
続いて、S27において、情報処理装置22は、ユーザに対して利用料の請求処理を実行する。例えば、情報処理装置22は、ユーザ端末装置24に利用料の請求処理を指示し、ユーザにユーザ端末装置24により利用料の決済処理を実行させる。なお、利用料は、マイナスの値である場合もある。利用料がマイナスの値である場合、ユーザは、料金が返金される、または、ポイントを受け取る。そして、決済処理が完了した場合、S28において、ユーザ端末装置24は、電動アシスト自転車30に切断指示を与える。電動アシスト自転車30は、切断指示を受信した場合、以後ユーザにより利用ができないようにロック等をする。
図4は、利用モードの選択画像が表示されたユーザ端末装置24を示す図である。例えば、ユーザ端末装置24は、図4に示すような画像を表示し、ユーザに利用モードを選択させる。
図4の例においては、ユーザ端末装置24は、通常高アシストモード、通常低アシストモードおよび返金モードの何れかを、利用モードとして選択させる。
通常高アシストモードおよび通常低アシストモードは、第1モードの一例である。より詳しくは、通常高アシストモードは、高アシスト第1モードの一例である。また、通常低アシストモードは、低アシスト第1モードの一例である。また、返金モードは、第2モードの一例である。
通常高アシストモードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(第1アシスト量)および通常の回生制動力の発生量(第1回生量)とするように、アシスト駆動力および回生制動力を制御する。また、通常高アシストモードに設定された場合、利用料は、通常料金(第1値)である。なお、通常料金は、例えば、予め定められた固定の料金であってもよいし、電動アシスト自転車30の種類によって異なってもよいし、ユーザの利用時間によって異なってもよいし、利用開始をするサイクルポートおよび利用を終了するサイクルポートによって異なってもよい。また、通常料金は、利用する日、時間帯、電動アシスト自転車30を利用しているユーザの数および天候等によって異なってもよい。
通常低アシストモードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(高アシスト量または第1アシスト量)より小さいアシスト駆動力の発生量(低アシスト量)とするように、アシスト駆動力を制御する。また、通常低アシストモードに設定された場合、利用料は、通常料金(第1値)よりも安い料金(第2値)である。例えば、通常低アシストモードに設定された場合、利用料は、通常料金の1/2である。なお、通常低アシストモードに設定された場合の利用料は、通常料金より安ければ、1/2に限られない。
返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(第1アシスト量)より小さいアシスト駆動力の発生量(第2アシスト量)とするように、アシスト駆動力を制御する。例えば、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、アシスト駆動力の発生をほぼ停止してもよい。
返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常の回生制動力の発生量(第1回生量)より大きい強い回生制動力の発生量(第2回生量)とするように、回生制動力を制御する。例えば、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、ペダルをこいでいない場合に強制的に電力を回生させるように回生制動力を制御してもよい。
返金モードに設定された場合であって、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差が予め定められた値以下である場合、利用料は、通常料金(第1値)より低い料金(第2値)である。ただし、返金モードに設定された場合であって、残量差が予め定められた値より大きい場合、すなわち、電池から予め定められた値より大きい電力を使用してしまった場合、利用料は、通常料金(第1値)である。
また、返金モードに設定された場合であって、利用前の電池の電力残量よりも利用後における電池の電力残量が大きい場合、利用料(第2値)は、マイナスの値であってもよい。すなわち、返金モードに設定された場合であって、利用前の電池の電力残量よりも利用後における電池の電力残量が大きい場合、情報処理装置22は、ユーザに返金またはポイントの追加をしてもよい。また、返金モードに設定された場合であって、残量差が予め定められた値以下である場合、利用料(第2値)は、残量差が小さいほど、小さい値であってもよい。
図5は、アシスト駆動力の決定フローを示す図である。利用モードとして、通常高アシストモード、通常低アシストモードおよび返金モードの何れかが選択された場合、アシスト駆動力を発生させるタイミングにおいて、電動アシスト自転車30は、例えば、図5に示すような流れでアシスト駆動力を決定する。
まず、S41において、駆動制御部74は、通常アシスト駆動力を算出する。駆動制御部74は、例えば、ペダルに加わったトルクに基づき、通常において車輪に加える通常アシスト駆動力を算出する。
続いて、S42において、駆動制御部74は、利用モードが通常高アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常高アシストモードである場合(S42のYes)、S43において、駆動制御部74は、アシスト駆動力を通常アシスト駆動力に設定して、アシスト制御を開始する。
利用モードが通常高アシストモードではない場合(S42のNo)、S44において、駆動制御部74は、利用モードが通常低アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常低アシストモードである場合(S44のYes)、S45において、駆動制御部74は、アシスト駆動力を通常アシスト駆動力の1/2に設定して、アシスト制御を開始する。
利用モードが通常低アシストモードではない場合(S44のNo)、すなわち、利用モードが返金モードである場合、S46において、駆動制御部74は、アシスト駆動力を0に設定して、アシスト制御を開始する。
以上の処理を行うことにより、通常高アシストモードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(第1アシスト量および高アシスト量)とするように、アシスト駆動力を制御することができる。また、通常低アシストモードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(高アシスト量または第1アシスト量)より小さいアシスト駆動力の発生量(低アシスト量)とするように、アシスト駆動力を制御することができる。また、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常のアシスト駆動力の発生量(第1アシスト量)より小さいアシスト駆動力の発生量(第2アシスト量)とするように、アシスト駆動力を制御することができる。例えば、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、アシスト駆動力の発生をほぼ停止することができる。
図6は、回生制動力の決定フローを示す図である。利用モードとして、通常高アシストモード、通常低アシストモードおよび返金モードの何れかが選択された場合、回生制動力を発生させるタイミングにおいて、電動アシスト自転車30は、例えば、図6に示すような流れで回生制動力を決定する。
まず、S51において、駆動制御部74は、通常回生制動力を算出する。駆動制御部74は、例えば、ペダルに加わったトルクおよび車輪の回転速度等に基づき、通常において車輪に加える通常回生制動力を算出する。
続いて、S52において、駆動制御部74は、利用モードが通常高アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常高アシストモードである場合(S52のYes)、S53において、駆動制御部74は、回生制動力を通常回生制動力に設定して、回生制御を開始する。
利用モードが通常高アシストモードではない場合(S52のNo)、S54において、駆動制御部74は、利用モードが通常低アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常低アシストモードである場合(S54のYes)、S55において、駆動制御部74は、回生制動力を通常回生制動力に設定して、回生制御を開始する。
利用モードが通常低アシストモードではない場合(S54のNo)、すなわち、利用モードが返金モードである場合、S56において、駆動制御部74は、回生制動力を通常回生制動力のN倍に設定して、回生制御を開始する。なお、Nは、1より大きい値である。
以上の処理を行うことにより、通常高アシストモードおよび通常低アシストモードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常の回生制動力の発生量(第1回生量)とするように、回生制動力を制御する。また、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、通常の回生制動力の発生量(第1回生量)より大きい強い回生制動力の発生量(第2回生量)とするように、回生制動力を制御する。例えば、返金モードに設定された場合、電動アシスト自転車30は、ペダルをこいでいない場合に強制的に電力を回生させるように回生制動力を制御することができる。
図7は、利用料の決定フローを示す図である。ユーザによる電動アシスト自転車30の利用が終了した場合、情報処理装置22は、例えば、図8に示す流れで利用料を決定する。
まず、S61において、利用料決定部58は、通常料金を算出する。通常料金は、例えば、固定の料金であってもよいし、電動アシスト自転車30の種類および利用時間等によって変動してもよい。
続いて、S62において、利用料決定部58は、利用モードが通常高アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常高アシストモードである場合(S62のYes)、S63において、利用料決定部58は、利用料を通常料金に決定する。
利用モードが通常高アシストモードではない場合(S62のNo)、S64において、利用料決定部58は、利用モードが通常低アシストモードであるか否かを判断する。利用モードが通常低アシストモードである場合(S64のYes)、S65において、利用料決定部58は、利用料を通常料金の1/2に決定する。なお、通常低アシストモードに設定された場合の利用料は、通常料金より安ければ、1/2に限られない。
利用モードが通常低アシストモードではない場合(S64のNo)、すなわち、利用モードが返金モードである場合、S66において、利用料決定部58は、利用前の電池の電力残量と利用後における電池の電力残量との残量差を算出する。
続いて、S67において、利用料決定部58は、残量差が-5%以下であるか否か、すなわち、電池からの電力を5%以上消費したか否かを判断する。なお、利用料決定部58は、-5%に代えて、マイナスの値であれば他の予め定められた値以下であるか否かを判断してもよい。残量差が-5%以下である場合(S67のYes)、S68において、利用料決定部58は、利用料を通常料金に決定する。
残量差が-5%より大きい場合(S67のNo)、S69において、利用料決定部58は、残量差が0%以下であるか否か、すなわち、電池の電力を消費したか否かを判断する。残量差が0%以下である場合(S69のYes)、S70において、利用料決定部58は、利用料を通常料金の1/2に決定する。
残量差が0%より大きい場合(S69のNo)、S71において、利用料決定部58は、残量差が0%より大きく+5%以下であるか否か、すなわち、電池の電力残量が0%より大きく5%以下の範囲で増加したか否かを判断する。残量差が0%より大きく+5%以下である場合(S71のYes)、S72において、利用料決定部58は、利用料を、通常料金の1/2にマイナスを乗じた値に決定する。すなわち、利用料決定部58は、利用料を、通常料金の1/2をユーザに返金する値に決定する。
残量差が+5%より大きい場合(S71のNo)、S73において、利用料決定部58は、利用料を、通常料金にマイナスを乗じた値に決定する。すなわち、利用料決定部58は、利用料を、通常料金をユーザに返金する値に決定する。
以上の処理をすることにより、情報処理装置22は、通常高アシストモードに設定された場合、利用料を通常料金(第1値)に決定し、通常低アシストモードに設定された場合、利用料を通常料金(第1値)より低い料金(第3値)に決定することができる。また、情報処理装置22は、返金モードに設定された場合であって残量差が予め定められた値(例えば-5%)以下である場合、利用料を、通常料金(第1値)より低い料金(第2値)に決定することができる。また、情報処理装置22は、返金モードに設定された場合であって、利用前の電池の電力残量よりも利用後における電池の電力残量が大きい場合、利用料(第2値)を、マイナスの値に決定することができる。また、情報処理装置22は、返金モードに設定された場合、残量差が小さいほど、利用料(第2値)を小さい値に決定することができる。
図8は、利用履歴の一例を示す図である。情報処理装置22は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用する毎に、利用履歴を管理する。例えば、情報処理装置22は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用する毎に、利用開始の日時、利用開始時における電池の電力残量、ユーザが設定した利用モード、利用終了の日時、利用終了時における電池の電力残量を取得して、記憶する。そして、情報処理装置22は、ユーザが電動アシスト自転車30を利用する毎に、利用料を決定して、決定した利用料の請求処理をするとともに、利用料を記憶する。
例えば、図8のID1の例の場合、利用モードは、通常高アシストモードとなっている。このため、利用料は、通常料金(200円)となっている。
また、図8の図8のID2の例の場合、利用モードは、通常低アシストモードとなっている。このため、利用料は、通常料金の1/2の金額(100円)となっている。
例えば、図8のID3の例の場合、利用モードは、返金モードとなっており、電力残量は、4%増加している。このため、利用料は、通常料金の1/2の金額にマイナスを乗じた金額(-100円)となっている。従って、この場合、情報処理装置22は、ユーザに-100円を返金する。
図9は、情報処理装置22のハードウェア構成を示す図である。なお、ユーザ端末装置24および自転車端末装置32も同様の構成を有する。
情報処理装置22は、一例として、一般のコンピュータと同様のハードウェア構成により実現される。情報処理装置22は、CPU(Central Processing Unit)202と、ROM(Read Only Memory)204と、RAM(Random Access Memory)206と、記憶装置208と、ネットワークインターフェース装置210とを備える。各部は、バスにより接続される。
CPU202は、RAM206の所定領域を作業領域としてROM204または記憶装置208に予め記憶された各種プログラムとの協働により各種処理を実行し、情報処理装置22を構成する各部の動作を統括的に制御する。また、CPU202は、ROM204または記憶装置208に予め記憶されたプログラムとの協働により無線通信装置212およびネットワークインターフェース装置210等を動作させる。
ROM204は、情報処理装置22の制御に用いられるプログラムおよび各種設定情報等を書き換え不可能に記憶する。RAM206は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶媒体である。RAM206は、CPU202の作業領域として機能する。
記憶装置208は、フラッシュメモリ等の半導体による記憶媒体、磁気的または光学的に記録可能な記憶媒体等の書き換え可能な記録装置である。記憶装置208は、情報処理装置22の制御に用いられるプログラムを記憶する。
ネットワークインターフェース装置210は、他の装置とインターネット等の通信ネットワークを介して情報を送受信する。ユーザ端末装置24は、このような構成に加えて、LTE等により通信ネットワークと接続する無線通信装置、および、BLE通信等の近距離無線通信をする近距離無線通信装置をさらに備える。また、自転車端末装置32は、このような構成に加えて、BLE通信等の近距離無線通信をする近距離無線通信装置をさらに備える。
情報処理装置22で実行されるプログラムは、例えば、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供される。また、情報処理装置22で実行されるプログラムは、持ち運び可能な記憶媒体等に予め組み込んで提供されてもよい。
情報処理装置22で実行されるプログラムは、情報受付モジュールと、利用管理モジュールと、利用料決定モジュールと、請求処理モジュールとを含むモジュール構成となっている。CPU202は、記憶媒体等からこのようなプログラムを読み出して、上記各モジュールをRAM206にロードする。そして、CPU202は、このようなプログラムを実行することにより、情報受付部52、利用管理部54、利用料決定部58および請求処理部60として機能する。なお、情報受付部52、利用管理部54、利用料決定部58および請求処理部60の一部または全部がハードウェアにより構成されていてもよい。
また、自転車端末装置32で実行されるプログラムは、利用制御モジュールと、駆動制御モジュールと、モード設定モジュールと、充電管理モジュールとを含むモジュール構成となっている。CPU202は、記憶媒体等からこのようなプログラムを読み出して、上記各モジュールをRAM206にロードする。そして、CPU202は、このようなプログラムを実行することにより、利用制御部72、駆動制御部74、モード設定部76および充電管理部78として機能する。なお、利用制御部72、駆動制御部74、モード設定部76および充電管理部78の一部または全部がハードウェアにより構成されていてもよい。
以上のような自転車利用システム10は、電動アシスト自転車30の電池の電力の消費を少なくするようなまたは電池の残量を増加させるような利用モードを選択させ、選択させた利用モードに従ってアシスト駆動力の発生量および回生電力量の発生量を制御する。そして、自転車利用システム10は、電動アシスト自転車30のユーザに対して、電池の電力消費の少ない利用モードを選択したり、電池の電力の消費が少なかったり、または、電池の残量を増加させたりした場合に、利用料を通常より安くしたり、または、返金をしたりする。これにより、自転車利用システム10は、電動アシスト自転車30の電池の消費を少なくして、充電設備のコストおよび充電作業のコストを少なくすることができる。
さらに、自転車利用システム10は、人力による発電電力を効率良く利用することによってシステム全体の省エネルギー化を図り、COを排出する発電による電力の使用を少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、種々の変更を行うことができる。
10 自転車利用システム
22 情報処理装置
24 ユーザ端末装置
30 電動アシスト自転車
32 自転車端末装置
52 情報受付部
54 利用管理部
58 利用料決定部
60 請求処理部
62 端末通信制御部
64 入出力制御部
72 利用制御部
74 駆動制御部
76 モード設定部
78 充電管理部
82 アシスト制御部
84 回生制御部

Claims (13)

  1. 2個以上の車輪を有し、アシスト時において人力駆動力とモータによるアシスト駆動力とを加えて走行し、回生時において前記モータにより発生される回生制動力により制動されて回生電力を発生する電動アシスト自転車と、
    前記電動アシスト自転車を利用したユーザに対して、料金または料金に相当するポイントを利用料として請求する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記ユーザによる前記電動アシスト自転車の利用に先だって、前記アシスト時における前記アシスト駆動力の発生量および前記回生時における前記回生制動力の発生量の少なくとも一方を示す利用モードを、前記ユーザから受け付ける情報受付部を有し、
    前記電動アシスト自転車は、前記ユーザによる利用時において、前記利用モードに従って前記アシスト駆動力および前記回生制動力を制御する駆動制御部を有し、
    前記情報処理装置は、利用前の電池の電力残量および前記利用モードの少なくも一方に応じて、前記利用料を決定する利用料決定部とをさらに有する
    自転車利用システム。
  2. 前記アシスト時において、前記モータは、前記電池の電力で動作し、
    前記回生時において、前記電池は、前記回生電力が充電される
    請求項1に記載の自転車利用システム。
  3. 前記利用料決定部は、前記ユーザによる前記電動アシスト自転車の利用後において、利用前の前記電池の電力残量と利用後における前記電池の電力残量との残量差または比率と、前記利用モードとに応じて、前記利用料を決定する
    請求項1または2に記載の自転車利用システム。
  4. 前記利用料決定部は、前記ユーザによる前記電動アシスト自転車の利用後において、利用前の前記電池の電力残量と利用後における前記電池の電力残量との残量差または比率と、前記利用モードとに応じて、予め設定された値を上下に調整して前記利用料を決定する
    請求項1または2に記載の自転車利用システム。
  5. 前記情報受付部は、前記利用モードとして第1モードまたは第2モードの設定を受け付け、
    前記駆動制御部は、前記第1モードに設定された場合、前記回生制動力の発生量を第1回生量とするように制御し、前記第2モードに設定された場合、前記回生制動力の発生量を第2回生量とするように制御し、
    前記利用料決定部は、前記第1モードに設定された場合、前記利用料を第1値に決定し、前記第2モードに設定された場合であって前記残量差または前記比率が予め定められた値以下である場合、前記第1値より低い第2値に決定する
    請求項3または4に記載の自転車利用システム。
  6. 前記利用料決定部は、前記第2モードに設定された場合であって、利用前の前記電池の電力残量よりも利用後における前記電池の電力残量が大きい場合、前記第2値をマイナスの値に決定する
    請求項5に記載の自転車利用システム。
  7. 前記駆動制御部は、前記第1モードに設定された場合、前記アシスト駆動力の発生量を第1アシスト量とするように制御し、前記第2モードに設定された場合、前記アシスト駆動力の発生量を第2アシスト量とするように制御する
    請求項5に記載の自転車利用システム。
  8. 前記利用料決定部は、前記第2モードに設定された場合、前記残量差が小さいほど、前記第2値を小さい値に決定する
    請求項5から7の何れか1項に記載の自転車利用システム。
  9. 前記情報受付部は、前記第1モードとして、高アシスト第1モードまたは低アシスト第1モードの設定を受け付け、
    前記駆動制御部は、前記高アシスト第1モードに設定された場合、前記アシスト駆動力の発生量を高アシスト量とするように制御し、前記低アシスト第1モードに設定された場合、前記アシスト駆動力の発生量を低アシスト量とするように制御し、
    前記利用料決定部は、前記高アシスト第1モードに設定された場合、前記利用料を前記第1値に決定し、前記低アシスト第1モードに設定された場合、前記第1値より低い第3値に決定する
    請求項5から8の何れか1項に記載の自転車利用システム。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の自転車利用システムに備えられる情報処理装置。
  11. コンピュータを請求項10に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項1から9の何れか1項に記載の自転車利用システムに備えられる電動アシスト自転車。
  13. 自転車利用システムにおいて実行される自転車利用方法であって、
    前記自転車利用システムは、
    2個以上の車輪を有し、アシスト時において人力駆動力とモータによるアシスト駆動力とを加えて走行し、回生時において前記モータにより発生される回生制動力により制動されて回生電力を発生する電動アシスト自転車と、
    前記電動アシスト自転車を利用したユーザに対して、料金または料金に相当するポイントを利用料として請求する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置が、前記ユーザによる前記電動アシスト自転車の利用に先だって、前記アシスト時における前記アシスト駆動力の発生量および前記回生時における前記回生制動力の発生量の少なくとも一方を示す利用モードを、前記ユーザから受け付け、
    前記電動アシスト自転車が、前記ユーザによる利用時において、前記利用モードに従って前記アシスト駆動力および前記回生制動力を制御する駆動制御部を有し、
    前記情報処理装置が、利用前の電池の電力残量および前記利用モードの少なくとも一方に応じて、前記利用料を決定する
    自転車利用方法。
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