JP7495199B1 - 電子天びん - Google Patents

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Abstract

【課題】秤量室を形成する風防の左右一対のスライドドアを自動開閉する電子天びんを小型化する。【解決手段】秤量皿2に連結された秤量機構を配置する収容ケース5の上方に、左右一対のスライドドア13,14を備えた風防8を設け、スライドドア13,14はスライド可能に吊り下げ支持するとともに、接続部材31,32、係脱部材33,34、連結板60からなる連係機構で互いの下部で係脱可能に連係し、連結板60にピストンロッドを連係したエアシリンダと、エアシリンダの駆動源であるポンプを、収容ケース5内に設ける。エアシリンダとポンプを収容する空間を別途設ける必要がないので、電子天びん1の小型化を図れる。【選択図】図1

Description

本発明は、秤量室を形成する風防の左右一対の側板であるスライドドアを自動開閉する電子天びんに関する。
従来から秤量室を形成する風防の左右一対の側板であるスライドドアを自動開閉させる機構として、様々なものが提案されている。例えば特許文献1には、側板である滑り窓を、秤量室の下に移動可能に支持した板と、この板に固定したロック付きグリップによって、横方向に同期して移動可能にし、前記板にこの板を移動させるモータ駆動装置を連結した精密秤が開示されている。そして、前記モータ駆動装置は、前記秤量室の後部に設けた秤量機構を収容する前記秤量室とほぼ同一大の秤ケース内に位置して、前記秤量室の後壁に固定され、モータの回転駆動軸の先端に固定したピニオンが前記板に設けたラックと係合している。これによって、前記モータ駆動装置の前記回転駆動軸が回転することで前記板を前記秤量室の前後方向に移動し、前記滑り窓を同方向に移動して開閉する。
実開昭62-140328号公報
しかし、特許文献1の精密秤は、モータ駆動装置を秤量室の後部に設けた秤ケースに収容しているので、前記ケースの存在によって精密秤がその前後方向に大きくなってしまい、小型化が難しいという問題がある。本発明は、前記問題に鑑みたものであり、小型化が可能な、自動で開閉する一対の側板であるスライドドアを有する風防を備えた電子天びんを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電子天びんの好適な第1の実施態様では、秤量皿に連結された秤量機構を配置する収容ケースと、前記収容ケースの上方に前記秤量皿を覆って秤量室を形成するために、上面板と正面板と背面板と左右一対の側板を備え、少なくとも前記左右一対の側板は前記収容ケースの前後方向にスライド可能なスライドドアである風防と、前記左右一対のスライドドアをそれぞれ各別にスライド可能に吊り下げ支持する一対の吊り下げ機構と、前記左右一対のスライドドアを互いの下部で係脱可能に連係する連係機構と、前記収容ケース内に配置され、ピストンロッドを前記連係機構と連係し、前記連係機構を介して前記左右一対のスライドドアをスライドさせるエアシリンダと、から構成する。
この構成によると、左右一対のスライドドアを連係する連係機構にエアシリンダのロッドを連係しているので、エアシリンダを駆動してそのピストンロッドを突出入することで、前記左右一対のスライドドアを連動して自動的にスライドさせることができることに加え、エアシリンダは秤量室の下方に位置する収容ケース内に設けるので、従来の秤量機構やモータ駆動機構を収容する、秤量室の後部に設けたケースが不要になる。また、前記左右一対のスライドドアの一方のみを連係機構に連係すれば、この一方のスライドドアのみをスライドさせることが可能となる。
また第2の実施態様では、前記第1の実施態様に加えて、前記収容ケース内に、前記エアシリンダの駆動源であるポンプを配置するものである。この実施態様によると、電子天びんの小型化がより一層顕著となる。また、ポンプを収容ケースとは別の場所に設ける必要がないので、全体がまとまって使い勝手が良い。
またさらに第3の実施態様では、前記第2の実施態様の構成に加えて、前記エアシリンダと前記ポンプは、前記収容ケース内に上下に重なった状態で配置されるものである。この実施態様によると、収容ケース内における前記エアシリンダと前記ポンプの占有面積を最小限にすることができる。
またさらに第4の実施態様では、前記第2の実施態様の構成に加えて、前記エアシリンダと前記ポンプは、前記収容ケース内に並列的に配置されるものである。この実施態様によると、収容ケース内において前記エアシリンダと前記ポンプの占める高さを最小限にすることができる。
本発明の電子天びんによれば、秤量室の後部に存在した余分なケースが不要になるので小型化が可能になり、また、風防を構成する左右一対の側板であるスライドドアを連動して、あるいは各別に、自動で開閉することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子天びんの一方のスライドドアを開いた状態を示す斜視図。 吊り下げ機構を示す一部を省略した斜視図。 エアシリンダと係脱部材の連係状態を示す一部を省略した斜視図。 エアシリンダの下ケース枠内への配置状態を示す一部を省略した斜視図。 スライドドアに固定した接続部材を示す斜視図。 係脱部材の分解斜視図。 係脱部材の動作説明図。 ポンプの収容ケース内への配置状態を示す一部を省略した斜視図。 エアシリンダとポンプ及び電磁弁との接続関係を示すブロック図。 第2の実施形態であるエアシリンダとポンプ及び電磁弁の配置状態を示す斜視図。
以下、本発明の第1の実施形態を添付図面に基いて説明する。
図1に示すように、電子天びん1は、秤量皿2に連結された電磁平衡式やロードセル式などの質量センサをはじめとする秤量機構(図示せず)や電子天びん1の各種動作を制御する制御部(図示せず)を内部に設けた底板3a(図4参照)を有する下ケース枠3と天板を有する上ケース枠4からなる収容ケース5を備え、前記秤量皿2は前記上ケース枠4の前記天板を兼ねる床板6よりも上に位置している。また、前記電子天びん1は、前記収容ケース5の上方に前記秤量皿2を覆って秤量室7を形成するための風防8を備えている。前記床板6の上面には、前記秤量皿2への風の影響を防ぐ役割を果たすリング状の風防リング21が固定されている。そして、前記収容ケース5の前面側にはコントロールパネル9を備える。このコントロールパネル9は、その上面に、秤量結果や状態を表示する表示部91と複数のタッチパネル式の各種操作用スイッチ92を備える。
風防8は、秤量時の空気の流れ、たとえばエアコンの風、秤量時の人の息、人が歩く場合に発生する空気の流れなどが、前記秤量皿2を中心とした荷重負荷部分に風圧として作用して、計量に影響を与えるのを防ぐ。前記風防8は、上面板10、正面板11、背面板12、左右一対の側板であるスライドドア13,14を備え、前記上面板10と、前記右スライドドア13及び前記左スライドドア14は、前記収容ケース5の前後方向にスライド可能に設けられている。そして、前記左右一対のスライドドア13,14が自動開閉される。前記上面板10には、手動でスライド動作する際に把持する取手15が取り付けられている。前記上面板10、正面板11、背面板12及び左右スライドドア13,14は、内部の状態が観察可能なように透明なガラス又は樹脂で構成されている。また、静電気の発生を防止するために、ガラスは表面に導電膜を設けた導電ガラス、樹脂は導電性を有する導電樹脂が望ましい。
正面板11の下端は、床板6に固定され、上端の隅部が風防8の上部に設けた、底面の幅方向中央部が長手方向に沿って開口された一対の支持ケース16,17の前端面に固定されている。前記一対の支持ケース16,17の後端側は、前記床板6に下端を固定した支持板18,19の上端に固定されている。図1には、前記支持板18の下端と、前記支持板19の上端のみが可視状態にある。背面板12は、両側端が前記支持板18,19に固定され、下端が前記床板6に固定され、上端の両隅部が前記支持ケース16,17に固定されている。上面板10は、両側端が前記支持ケース16,17の対向する外側面に設けたガイドレール22,23(支持ケース17についてのみ図示)にガイドされて、電子天びん1の前後方向にスライド可能であり、最後方に位置すると秤量室7の上面が全面的に開放された状態となる一方、前面板11の上部に当接する最前方に位置すると秤量室7の上面が閉鎖された状態となる。
次に、左右のスライドドア13,14をそれらの吊り下げ機構とともに説明するが、前記右スライドドア13と前記左スライドドア14は同一構成のものが、対称的に配置されているものであるから、前記右スライド
ドア13についてのみ説明し、前記左スライドドア14についての説明は省略する。
図1及び図2に示すように、前記右スライドドア13は、その周縁に保護枠25を有している。この保護枠25は、その上部左側(正面板11側)が前記右スライドドア13の左上隅部分を露出するようにクランク状に折曲された折曲部25aとなり、上部中央には左右に分断する切り欠き部25bを有している。前記保護枠25の左側部分には平面形状がL字状の補助板26が固定され、前記右スライドドア13を閉鎖状態にしたときに、前記補助板26が正面板11に当接するものである。
図2に示すように、保護枠25の上面には軸受け部27a,27bを設けたガイド部材27を固定している。前記ガイド部材27の正面板11側端は下方に延びて折り曲げ部25a上に固定されている。前記軸受け部27a,27bには、各一対のローラ28a,28b及び29a,29bを有するガイドローラ28及び29が、各回転軸で回転可能に支持されている。前記ガイドローラ28,29の各ローラ28a,28b,29a、29bは、支持ケース16の内部に対向するように設けた一対の固定枠30(ローラ28a,29a側のみ図示)の下端に設けたガイドレール30a上に載置されている。これによって、前記右スライドドア13は前記支持ケース16に吊り持ち支持され、前記右スライドドア13の下端は、床板6から若干離反した位置にある。そして、前記各ローラ28a,28b,29a、29bが回転することにより、その回転方向に応じて、前記ガイド部材27及び前記保護枠25を介して右スライドドア13を前後方向に移動する。
次に、左右一対の右スライドドア13,14を互いの下部で係脱可能に連係する連係機構について説明する。
図1に示すように、左右スライドドア13,14の取手を兼ねる接続部材31,32には、係脱部材33,34(図3,図4参照)が係脱可能に係合する。前記各係脱部材33,34及び前記各接続部材31,32は同一構成であるから、右スライドドア13側の接続部材31と係脱部材33の構成についてのみ説明し、スライドドア14側の構成については、それぞれ対応する各構成要素に同一符号を付するに止め、詳細な説明は省略する。
図5に示すように、接続部材31は固定部31aと、ブロック状で、下面から上方に伸びる平面形状が長円状の穴31bを設けた接続部31cを有している。図1及び図5に示すように、前記接続部材31は、前記固定部31aにおいて右スライドドア13の閉鎖移動方向に傾けて斜めに位置するように、前記右スライドドア13の保護枠25の補助板26側に固定されている。
図6に示すように、係脱部材33は、全体形状がロ字状の筐体本体41と、この筐体本体41内にその長手方向に摺動可能に配置された移動体42と、前記筐体本体41にその一方の開放面を閉塞するように固定した断面コ字状の筐体カバー43を有する。前記筐体本体41の一対の対向する側壁内面には、断面半円状の凹溝44a,44b及び45a,45bが長手方向に間隔をおいて形成されている。前記筐体本体41の長手方向端に位置する一方の側壁には円孔46が設けられている。また、前記筐体カバー43には、長方形状の透孔47が設けられている。図3及び図4に示すように、前記筐体カバー43は、上面57を有する枠状の支持体56に固定されている。前記支持体56の上面57には、円孔58が設けられている。そして、前記係脱部材33と左スライドドア14側の係脱部材34は、支持体56の下端において、下ケース枠3の底板3a外面に沿って伸びる連結板60の両端に固定されている。
図6に示すように、移動体42は直方体状の本体48を有し、この本体48に円柱状の突出部49と操作摘み50を設けている。前記移動体42には、前記操作摘み50に対応位置して横方向に貫通する横孔51を設け、この横孔51内にコイルバネ52で横孔51の外方に向けて弾発付勢した一対の半球状先端部と円柱状基部を有する位置決め部材53a,53bを配置している。前記各位置決め部材53a,53bは、前記筐体本体41の凹溝44a,44b,45a,45bを設けた側壁内面に前記コイルバネ52の弾発力で弾接している。また、前記操作摘み50は前記筐体カバー43の透孔47から突出し、前記突出部49は筐体本体41の円孔46から突出入する。前記円孔46は支持体56の上面57に設けた円孔58と対応位置している。前記本体48には、軽量化を図るために、前記横孔51と平行に延びる角孔54,55を設けている。
図7に示すように、操作摘み50を摘まんで透孔47内で移動することにより、移動体42の本体48は筐体本体41内を、各位置決め部材53a,53bが前記筐体本体41の側壁内面に弾接しつつ移動し、移動方向に応じて突出部49を円孔46(図6参照)から突出入させる。この移動時に、前記各位置決め部材53a,53bが各凹溝44a,44bに篏合する図7(c)状態が、突出部49の最突出位置であり、前記各位置決め部材53a,53bが各凹溝45a,45bに篏合する図7(a)状態が、突出部49の最突入位置であって、これら二つの位置で移動体42は位置決めされる。
したがって、対応位置する接続部材31と係脱部材33において、係脱部材33の図7(a)状態にある操作摘み50を図1及び図3上、上方に移動し、各位置決め部材53a,53bを各凹溝45a,45bから離脱させ、図7(b)状態を経て各凹溝44a,44bに篏合させると図7(c)状態となり、突出部49が筐体本体41内から最も突出して、接続部材31の穴31bに突入し、図1に示す係合状態となる。この際、穴31bは平面形状が長円状なので、突出部49の突入動作時の位置決めは容易である。左右一対のスライドドア13,14を前記係合状態とすることによって、前記各右スライドドア13,14は連係状態となり、連動して自動開閉可能となる。また、左右スライドドア13,14の一方のみを前記係合状態とすれば、係合状態にあるスライドドアだけを自動開閉することができる。
続いて、左右スライドドア13,14を開閉するエアシリンダ及びその駆動源について説明する。
図8に示すように、下ケース枠3の底部には、右側壁3bに沿って、底面が開放されたシリンダボックス62が設けられている。このシリンダボックス62内には、図3及び図4に示すように、前記左右スライドドア13,14を開閉させるための駆動手段であるエアシリンダ63が、前記左右スライドドア13,14と平行に位置して収められている。前記エアシリンダ63は、両端部上面に各左右一対の固定ツメ65a,65b及び66a,66bを突設した、断面U字状の保持枠64(図3参照)内に固定され、前記各固定ツメ65a,65b及び66a,66bが前記シリンダボックス62の天板67の係止孔(図示せず)に突入して係止されることで、前記シリンダボックス62に固定される。前記エアシリンダ63を前記シリンダボックス62内に配置することで、エアシリンダ63からの秤量室7へのゴミの進入や空気振動の伝達を防止している。
図9に示すように、エアシリンダ63は複動型であり、ピストンロッド68の往復運動は、往きと帰りの両方がエア圧力によってなされる。このため、エアシリンダ63内にエアを送るポートは前後二箇所に設けられている。ピストンロッド68を設けたピストン(図示せず)を内部に有するシリンダチューブ69の前方には、送られたエアによりピストンロッド68を後方へと進ませるための後進側ポート90が設けられている。同様に、シリンダチューブ69の後方には、ピストンロッド68を前方へと送るための前進側ポート91が設けられている。
図3及び図8に示すように、後進側ポート90に接続された配管チューブ71は、接続管72、配管チューブ73を介して、シリンダボックス62の天板67に取付けられた第1ポンプ74と繋がっている。また、前進側ポート91 に接続された配管チューブ75は、接続管76、配管チューブ77を介して、シリンダボックス62の天板67に取付けられた第2ポンプ78と繋がっている。前記第1ポンプ74は、前記配管チューブ73、前記接続管72、配管チューブ79を介して、エアの流止を制御する第1電磁弁80に繋がっている。また、前記第2ポンプ78は、前記配管チューブ77、前記接続管76、配管チューブ81を介して、エアの流止を制御する第2電磁弁82に繋がっている。前記第1電磁弁80は前記天板67に垂直に固定された固定板95によって第1ポンプ74に固定され、前記第2電磁弁82は前記天板67に垂直に固定された固定板96によって第2ポンプ78に固定されている。前記各ポンプ74,78は、エアシリンダ63に対して上下に重なった状態で、前記エアシリンダ63の上方に配置され、それらの下部を除いた部分が収容ケース5の上ケース枠4に対応位置している。
図9は、上述したエアシリンダ63と、各ポンプ74,78及び各電磁弁80,82との接続関係を示すブロック図であり、第1ポンプ74と第2ポンプ78は、ともにエアポンプである。前記第1ポンプ74と前記第2ポンプ78がエアシリンダ63の駆動源であり、エアを圧縮して前記エアシリンダ63に送り、エア圧力によりピストンを動かし、ピストンロッド68に連係した連結板60、係脱部材33,34,接続部材31,32を介してスライドドア13,14を開閉させる。第1電磁弁80、第2電磁弁82は、弁の出口側は大気に開放されており、弁の開閉によりエアの流止を制御する。エアシリンダ63の後方に設けられた前進側ポート91には、第2ポンプ78が接続され、途中分岐があり、第2電磁弁82が接続されている。エアシリンダ63の前方に設けられた後進側ポート90には、第1ポンプ74が接続され、途中分岐があり、こちらには第1電磁弁82が接続されている。
ここで、エアシリンダ93と連係機構の連係について説明する。
図3及び図4に示すように、エアシリンダ63のピストンロッド68は、その先端に雄ねじ(図示せず)が形成され、この雄ねじがガイド板83の一端に設けた立ち上がり部84に形成した雌ねじ部84aと螺合している。図4に示すように、前記ガイド板83は、底面に設けた係合突部83aで、下ケース枠3の底板3aに右側壁3bに沿ってシリンダボックス62の開放底面に対応位置して設けたガイド孔85と係合し、このガイド孔85にガイドされて移動可能である。また、前記下ケース枠3の底板3aには、左側壁3cに沿って前記ガイド孔85と平行に延びるガイド孔86を形成している。このガイド孔86には、ガイド板87がその底面に設けた係合突部87aで係合し、このガイド板87は、前記ガイド孔86に沿って移動可能である。前記ガイド板87は、前記ガイド板83と立ち上がり部84の有無を除いて同一構成である。なお、前記一方のガイド孔86及びガイド板87は、前記底板3aに設けた前記ガイド板87の移動を許容するカバー88a,88b(図8参照)によって被覆されている。前記他方のガイド孔85は、シリンダボックス62で被覆されるため、カバーは必要ない。
各ガイド板83,87は、各ガイド孔85,86から外部に露出する底面において、下ケース枠3の底板3aの外面に沿って前記各ガイド孔85,86と垂直に延びる連結板60に固定されている。前記連結板60の両端は、前記収容ケース5の両側壁3b、3cよりも外側に位置し、それぞれ対応位置する係脱部材33,34の下端部に固定されている。上述したように、前記各係脱部材33,34は、前記連結板60を左右一対の右スライドドア13,14に係脱可能に連係するものであり、前記各右スライドドア13,14の取手を兼ねる接続部材31,32に係脱可能に係合する。
次に、本実施形態における左右スライドドア13,14の開閉操作について説明する。
まず、各スライドドア13,14が閉じられている状態において、自動開閉したいスライドドア13,14側の接続部材31,32と係脱部材33,34を係合状態とする。ここで、左右スライドドア13,14を連動して開閉したい場合は、各スライドドア13,14それぞれの接続部材31,32と係脱部材33,34を係合状態とする。そして、第2電磁弁82を開き、第1電磁弁80を閉じて、第1ポンプ74を作動すると、エアシリンダ63の後進側ポート90からエアが流入して加圧されるので、ピストンロッド68はシリンダチューブ69内に突入し、ガイド板83、連結板60、ガイド板87も同一方向に移動し、係脱部材33,34及び接続部材31,32を介して各スライドドア13,14は後方(背面板12方向)に移動して、開いた状態になる。一方、各スライドドア13,14を閉じる場合は、第1電磁弁80を開き、第2電磁弁82を閉じて、第2ポンプ78を作動すると、前述とは反対にピストンロッド68はシリンダチューブ69内から突出するので、各スライドドア13,14は前方(正面板11方向)に移動して、閉じた状態になる。
また、一方のスライドドア、例えば右スライドドア13だけを自動開閉したい場合は、右スライドドア13側の接続部材31と係脱部材33だけを係合状態とし、左スライドドア14側の接続部材32と係脱部材34は非係合状態として、上述と同様の動作を行えば良い。
さらに、各スライドドア13,14を手動で開閉したい場合は、各スライドドア13,14を連動したいのであれば、各スライドドア13,14それぞれの接続部材31,32と係脱部材33,34を係合状態とし、第1電磁弁80と第2電磁弁82の両方を開いて、大気がシリンダチューブ69内への流出入を可能とし、ピストンロッド68がシリンダチューブ69内をエアの抵抗なく移動できる状態にすれば良い。連動させることなく一方のスライドドアだけを開閉したい場合は、各スライドドア13,14の連係を解除するために少なくとも一方側の、例えば接続部材31と係脱部材33を非係合状態とすればよいが、この場合も第1電磁弁80と第2電磁弁82の両方を開いて、大気のシリンダチューブ69内への流出入を可能にする必要がある。ここで、両スライドドア13,14側の接続部材31,32と係脱部材33,34を非係合状態とすれば、エアシリンダ63の影響を受けることはないので、第1電磁弁80と第2電磁弁82を開く必要はない。
本実施形態にあっては、エアシリンダ63と各ポンプ74,78及び各電磁弁80,82が上下に重なった状態で配置されて収容ケース5内に収まるので、収容ケース5内における前記エアシリンダ63と前記各ポンプ74,78及び前記各電磁弁80,82の占有面積を最小限にすることができ、電子天びん1全体の小型化が可能になる。
続いて、本発明のエアシリンダとポンプ及び電磁弁の配置に関する第2の実施形態を説明する。
図10に示すように、エアシリンダとポンプ及び電磁弁の構成は、それぞれ上述した第1の実施形態のエアシリンダ63と第1ポンプ74、第2ポンプ78及び第1電磁弁80、第2電磁弁82の構成と同一であるから、対応する構成要素に同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。本実施形態が第1の実施形態と異なるのは、前記各ポンプ74,78及び前記各電磁弁80,82とこれに付随する構成要素を、ピストンロッド68側から見て、エアシリンダ63に対して左へ90度変位させた状態で下ケース枠3内に設けたところにある。したがって、前進側ポート91と後進側ポート90は、第1の実施形態ではシリンダチューブ69の上側に設けられているが、本実施形態では、シリンダチューブ69の下枠ケース3の側面3bとは反対側の横側に設けられている。
この実施形態によれば、エアシリンダ63と各ポンプ74,78及び各電磁弁80,82が並列的に配置されて下ケース枠3内に収まるので、収容ケース5の高さを下ケース枠3とほぼ同一高さにすることができ、収容ケース5内に占める前記エアシリンダ63と前記各ポンプ74,78及び前記各電磁弁80,82の高さを最小限にすることで、電子天びん1全体の高さを低くして、小型化することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、多くの改変が可能である。例えば、収容ケース5は、下ケース枠3と上ケース枠4を組み合わせた構成に限られない。また、上面板10もエアシリンダ63の動作で左右スライドドアと連動して、あるいは各別に開閉するように、上面板10を連係機構に連係して構成しても良い。
1 電子天びん
2 秤量皿
3 下ケース枠
4 上ケース枠
5 収容ケース
6 床板
7 秤量室
8 風防
9 コントロールパネル
10 上面板
11 正面板
12 背面板
13 右スライドドア
14 左スライドドア
16,17 支持ケース
18,19 支持板
22,23 ガイドレール
25 保護板
27 ガイド部材
28,29 ガイドローラ
30 固定枠
31,32 接続部材
33,34 係脱部材
60 連結板
63 エアシリンダ
68 ピストンロッド
74 第1ポンプ
78 第2ポンプ
80 第1電磁弁
82 第2電磁弁
83,87 ガイド板
84 立ち上がり部
85,86 ガイド孔

Claims (4)

  1. 秤量皿に連結された秤量機構を配置する収容ケースと、
    前記収容ケースの上方に前記秤量皿を覆って秤量室を形成するために、上面板と正面板と背面板と左右一対の側板を備え、少なくとも前記左右一対の側板は前記収容ケースの前後方向にスライド可能なスライドドアである風防と、
    前記左右一対のスライドドアをそれぞれ各別にスライド可能に吊り下げ支持する一対の吊り下げ機構と、
    前記左右一対のスライドドアを互いの下部で係脱可能に連係する連係機構と、
    前記収容ケース内に配置され、ピストンロッドを前記連係機構と連係し、前記連係機構を介して前記左右一対のスライドドアをスライドさせるエアシリンダと、
    を備えることを特徴とする電子天びん。
  2. 前記収容ケース内に、前記エアシリンダの駆動源であるポンプを配置することを特徴とする請求項1記載の電子天びん。
  3. 前記エアシリンダと前記ポンプは、前記収容ケース内に上下に重なった状態で配置されることを特徴とする請求項2記載の電子天びん。
  4. 前記エアシリンダと前記ポンプは、前記収容ケース内に並列的に配置されることを特徴とする請求項2記載の電子天びん。
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