JP7495064B2 - 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム - Google Patents

頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム Download PDF

Info

Publication number
JP7495064B2
JP7495064B2 JP2021505145A JP2021505145A JP7495064B2 JP 7495064 B2 JP7495064 B2 JP 7495064B2 JP 2021505145 A JP2021505145 A JP 2021505145A JP 2021505145 A JP2021505145 A JP 2021505145A JP 7495064 B2 JP7495064 B2 JP 7495064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
sensor
wearer
humidity sensor
mounted device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021505145A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020184686A1 (ja
Inventor
伸晃 橋元
良則 組田
敏仁 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PUBLIC UNIVERSITY CORPORATION SUWA UNIVERSITY OF SCIENCE FOUNDATION
Fujita Corp
Original Assignee
PUBLIC UNIVERSITY CORPORATION SUWA UNIVERSITY OF SCIENCE FOUNDATION
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PUBLIC UNIVERSITY CORPORATION SUWA UNIVERSITY OF SCIENCE FOUNDATION, Fujita Corp filed Critical PUBLIC UNIVERSITY CORPORATION SUWA UNIVERSITY OF SCIENCE FOUNDATION
Publication of JPWO2020184686A1 publication Critical patent/JPWO2020184686A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7495064B2 publication Critical patent/JP7495064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B1/00Hats; Caps; Hoods
    • A42B1/24Hats; Caps; Hoods with means for attaching articles thereto, e.g. memorandum tablets or mirrors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/28Ventilating arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/30Mounting radio sets or communication systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B21/00Alarms responsive to a single specified undesired or abnormal condition and not otherwise provided for
    • G08B21/02Alarms for ensuring the safety of persons

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

本開示は、頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システムに関する。
高温の環境下においては、熱中症を予防することが必要となる。従来から、工事現場等の作業に従事する作業者の熱中症を防ぐための、作業者に装着させる装置が知られている。例えば特許文献1には、温度センサ及び湿度センサを備えたヘルメットが記載されている。特許文献1のヘルメットによれば、管理者がヘルメット内の状況を把握できるので、異常発生時には作業者に連絡することが可能となる。非特許文献1には、熱へのばく露を止めることが必要とされている兆候が記載されている。非特許文献2には、熱中症の症状が記載されている。
特開2017-115275号公報
「熱中症を防ごう」、厚生労働省労働基準局、都道府県労働局、労働基準監督署、平成25年4月 「職場の「熱中症」を防ごう」、東京労働局労働基準部健康課、平成29年2月
しかしながら、特許文献1のヘルメットは、単にヘルメット内の温度及び湿度を計測するだけである。このため、特に作業者の体内水分量の減少量等、熱中症になる可能性の推定に必要な、作業者である装着者の身体の状態を正確に検出するには限界がある。したがって、熱中症になる可能性の推定精度を向上させることが難しい。また、作業者に限定されず、屋外で活動及び運動等を行う一般人であっても、熱中症になる可能性がある。したがって、ヘルメットに限定されず、一般人にも装着可能であることが望ましい。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、熱中症になる可能性の推定に必要な、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる頭部装着装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の頭部装着装置は、装着者の頭部を覆い、且つ通気性を有する頭部被覆部材と、一端が前記頭部被覆部材の外部に配置され且つ他端が前記頭部被覆部材の内部に配置される管部材と、前記頭部被覆部材の外部又は内部に配置され、水蒸気を含む空気が前記頭部被覆部材の表面を通過して外部に排出されるように送風または又は吸引するファンと、前記ファン又は前記頭部被覆部材に入る吸入空気の絶対湿度を計測するための第1湿度センサと、前記頭部被覆部材の内表面又は外表面に位置し、前記頭部被覆部材又は前記ファンから出る排出空気の絶対湿度を計測するための第2湿度センサと、を備え、前記ファンは、前記一端から前記他端に向かって空気を送り、且つ前記管部材の上流側端部に位置する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記第1湿度センサは、前記ファンの上流に位置し、前記一端から前記管部材に入る吸入空気の絶対湿度を計測し、前記第2湿度センサは、前記ファンの下流に位置し、前記他端から前記頭部被覆部材の外部に出る排出空気の絶対湿度を計測する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記第1湿度センサは、前記頭部被覆部材の外部に位置する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記第2湿度センサは、前記頭部被覆部材の内表面に位置する。
頭部装着装置の望ましい態様として、筐体、前記ファン、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサを有するセンサユニットを備え、前記ファン及び前記第1湿度センサは、前記筐体に取り付けられ、前記第2湿度センサは、前記筐体又は前記筐体に固定される支持部材に取り付けられる。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記センサユニットは、前記頭部被覆部材に対して着脱可能である。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記装着者の頭部と前記頭部被覆部材との間の隙間に設けられ、且つ貫通孔を有する中間被覆部材を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記第1湿度センサは、前記吸入空気の温度及び相対湿度を計測し、前記第2湿度センサは、前記排出空気の温度及び相対湿度を計測する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記ファンは、前記排出空気の温度が前記排出空気の露点温度以上となる風量で送風する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記装着者の体温を計測する体温センサを備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記体温センサは、深部体温を計測する。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記装着者の心拍数を計測する心拍センサを備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記装着者の周辺の湿球温度及び黒球温度を計測する環境センサを備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記ファンの風量を計測するための風量計測装置を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記風量計測装置は、前記ファンの空気の入口又は出口に設けられる風量センサを含む。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記風量計測装置は、前記ファンの差圧を計測するための圧力センサを含み、前記圧力センサから得た情報に基づき前記ファンの風量を演算する制御装置を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記風量計測装置は、前記ファンを駆動する電源電圧を検出する検出機構を含み、前記検出機構から得た情報に基づき前記ファンの風量を演算する制御装置を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得た情報に基づき前記装着者の発汗量を演算する制御装置を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記装着者の汗の塩分濃度を計測するための塩分濃度センサと、前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得た情報に基づき前記装着者の塩分損失量を演算する制御装置と、を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置を備える。
頭部装着装置の望ましい態様として、前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置を備える。
本開示の一態様の熱中症予防システムは、上述した頭部装着装置と、管理装置と、を備え、前記頭部装着装置は、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の発汗量を記憶する。
熱中症予防システムの望ましい態様として、前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える。
熱中症予防システムの望ましい態様として、上述した頭部装着装置と、管理装置と、を備え、前記頭部装着装置は、前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の塩分損失量を記憶する。
熱中症予防システムの望ましい態様として、前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える。
本開示の一態様の水分補給警告システムは、上述した頭部装着装置と、管理装置と、を備え、前記頭部装着装置は、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の発汗量を記憶する。
水分補給警告システムの望ましい態様として、前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える。
本開示の一態様の水分補給警告システムは、上述した頭部装着装置と、管理装置と、を備え、前記頭部装着装置は、前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の塩分損失量を記憶する。
水分補給警告システムの望ましい態様として、前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える。
本開示によれば、熱中症になる可能性の推定に必要な、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる頭部装着装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態の熱中症予防システムの模式図である。 図2は、第2実施形態の熱中症予防システムの模式図である。 図3は、第2実施形態のセンサユニットの模式図である。 図4は、第3実施形態の熱中症予防システムの模式図である。
以下、本開示につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本開示を実施するための形態(以下、実施形態という)により本開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の熱中症予防システムの模式図である。本実施形態の熱中症予防システム1は、作業者等の熱中症の発症を抑制するためのシステムである。熱中症予防システム1は、例えば建設現場等における作業者に適用される。熱中症予防システム1は、作業者が水分を補給すべきであることを警告する、作業者に水分を補給するよう指示する、又は作業者に休憩をとることを促すもしくは指示する水分補給警告システム1でもある。図1に示すように、熱中症予防システム1は、頭部装着装置10と、管理部9と、を含む。
頭部装着装置10は、作業者の頭部に装着される装置である。以下の説明において、頭部装着装置10を装着する人間を装着者と記載する。例えば本実施形態の頭部装着装置10は帽子である。図1に示すように、頭部装着装置10は、頭部被覆部材2と、中間被覆部材3と、センサユニット4と、ファン6と、バッテリー16と、第1湿度センサ52と、第2湿度センサ54と、風量センサ56と、環境センサ58と、塩分濃度センサ72と、体温センサ74と、心拍センサ76と、制御装置11と、警報装置12と、通信装置13と、アンテナ14と、を備える。
頭部被覆部材2は、装着者の頭部を覆う部材であって、半球状である。頭部被覆部材2は、通気性を有する。装着者の頭部で生じる汗は、水蒸気となり、頭部被覆部材2に遮閉されずに頭部被覆部材2を通過する。頭部被覆部材2は、本体20と、鍔21と、を備える。本体20は、例えば布等で形成されている。鍔21は、本体20と一体に形成されており、本体20の下端部201から装着者から離れる方向に突出している。以下の説明において、頭部被覆部材2で囲まれる略半球状の領域に対して外側の領域を外部Eとする。
中間被覆部材3は、装着者の頭部に面する部材である。中間被覆部材3は、装着者の頭部と頭部被覆部材2との間の隙間に設けられる。中間被覆部材3は、頭部被覆部材2に対して、着脱可能であってもよい。中間被覆部材3は、例えば合成樹脂等で形成されている。中間被覆部材3は、複数の貫通孔31を備えており、装着者の頭部の一部を覆っている。装着者の頭部で生じる汗は、水蒸気となり、中間被覆部材3に遮閉されずに中間被覆部材3を通過する。なお、中間被覆部材3が頭部の全体を覆っていてもよいが、このような場合は中間被覆部材3が透湿性を有する材料で形成される。
センサユニット4は、筐体42と、管部材44と、支持部材46と、サブユニット7と、を備える。ファン6、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、風量センサ56、環境センサ58、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76、制御装置11、警報装置12、通信装置13、アンテナ14及びバッテリー16は、センサユニット4に設けられる。
筐体42は、頭部被覆部材2の外表面に取り付けられている。筐体42は、空気を吸入する吸気口421と、空気を送り出す送風口422と、を有する。筐体42の外側において、吸気口421の近傍には、第1湿度センサ52と、環境センサ58と、アンテナ14と、が取り付けられている。筐体42の内部には、ファン6と、風量センサ56と、制御装置11と、警報装置12と、通信装置13と、バッテリー16と、が取り付けられている。風量センサ56は、第1実施形態において、ファン6の空気の出口側に取り付けられている。風量センサ56は、ファン6の空気の入口側に取り付けられてもよい。
管部材44は、一端441が頭部被覆部材2の外部Eに配置される。管部材44の一端441は、筐体42の送風口422に接続される。管部材44は、他端442が頭部被覆部材2の内部に配置される。管部材44の他端442は、頭部被覆部材2の内側の下端部に接続される。
支持部材46は、筐体42に固定される。支持部材46は、中間被覆部材3の内表面に沿って、頭部被覆部材2の下端部から上方に向かって設けられる。頭部被覆部材2及び中間被覆部材3は、支持部材46と筐体42とによって挟持される。支持部材46の上端部には、第2湿度センサ54が取り付けられている。
サブユニット7は、例えば、板状の部材である。サブユニット7の一面には、塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76が取り付けられている。サブユニット7は、塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76が取り付けられている面が装着者の頭部に対向するように、中間被覆部材3の内表面に取り付けられている。サブユニット7は、筐体42に連結される。サブユニット7は、ケーブル78によって、筐体42に連結される。
筐体42は、頭部被覆部材2に対して着脱可能であることが好ましい。サブユニット7は、中間被覆部材3に対して着脱可能であることが好ましい。センサユニット4は、頭部被覆部材2及び中間被覆部材3に対して着脱可能であることが好ましい。
ファン6は、センサユニット4に設けられる。ファン6は、筐体42の内部に配置されている。ファン6は、本実施形態において、筐体42の吸気口421から吸入された空気を、送風口422を介して、管部材44に導く。ファン6は、管部材44の一端441から他端442に向かって空気を送る。すなわち、ファン6は、管部材44の上流側端部に位置する。空気は外部Eから筐体42に入り、管部材44及び頭部被覆部材2の内部を通り、頭部被覆部材2の表面を通過して外部Eへ排出される。装着者が汗をかくと、頭部被覆部材2の内部には水蒸気が供給される。汗による水蒸気を含む空気が、頭部被覆部材2の表面を通過して外部Eに排出される。
ファン6の風量は、風量センサ56によって計測される。ファン6は、風量が所定の値になるように、手動又は後述する制御装置11に含まれる制御回路で調節できる。ファン6は、頭部被覆部材2の表面から漏れ出る排出空気の温度が排出空気の露点温度以上となる風量で送風するように調節される。すなわち、ファン6は、排出空気の周辺のものに結露が生じない風量で送風するように調節される。ファン6の最低風量は、排出空気が露点温度以上となるような風量であることが好ましい。これは、一般的に湿度センサは相対湿度が100%より高い空気の湿度(露点温度以下である空気の湿度)を計測できないためである。排出空気の相対湿度を100%以下にするためには、後述する第2湿度センサ54が計測した温度が露点温度以上になるように制御装置11がファン6の風量を増加させればよい。一般的な作業環境である排出空気の相対湿度が100%にならないような環境下(排出空気の周辺のものに結露が生じない環境下)で使用される場合には、装着者の暑さに対する耐性及び発汗量に応じて、簡易的に手動でファン6の風量を好みの風量に設定しても、排出空気は露点以上となる。このため、後述する第2湿度センサ54は、正確な絶対湿度を計測できる。第2湿度センサ54の表面の空気が入れ替わるように、ファン6の最低風量は、0.01l/min以上であることが好ましい。ファン6の風量は、0.01l/min以上500l/min以下であることがより好ましい。
バッテリー16は、ファン6、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、体温センサ74、心拍センサ76、環境センサ58、制御装置11、警報装置12、通信装置13、アンテナ14に電力を供給する。制御装置11、警報装置12、通信装置13及びアンテナ14は一体化された基板上に形成されていてもよい。
第1湿度センサ52は、管部材44に入る吸入空気の絶対湿度(以下、第1絶対湿度という)を計測するためのセンサである。絶対湿度は、単位体積当たりの空気に含まれる水蒸気の量である。第1湿度センサ52は、ファン6よりも上流に位置する。第1湿度センサ52は外部Eに位置する。例えば、第1湿度センサ52は、筐体42の外表面に取り付けられている。第1湿度センサ52は、外部Eの空気の温度及び相対湿度を計測する。
第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2の表面から出る排出空気の絶対湿度(以下、第2絶対湿度という)を計測するためのセンサである。第2湿度センサ54は、ファン6よりも下流に位置する。第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2の内部に位置する。例えば、第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2の本体20の内表面202に取り付けられる。第2湿度センサ54は、本体20の外表面に取り付けられてもよい。第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2の内部の空気の温度及び相対湿度を計測する。
風量センサ56は、ファン6の風量を計測するためのセンサである。風量センサ56は、ファン6の空気の出口側に取り付けられている。風量センサ56は、ファン6の空気の入口側に取り付けられてもよい。ファン6の風量を計測する風量計測装置は、風量センサ56に限定されない。風量計測装置は、ファン6の差圧を計測するための圧力センサを含んでもよい。ファン6の風量は、後述の制御装置11によって、圧力センサから得た情報に基づいて演算される。風量計測装置は、ファン6を駆動する電源電圧を検出する検出機構を含んでもよい。ファン6の風量は、後述の制御装置11によって、検出機構から得た情報に基づいて演算される。
環境センサ58は、装着者の周辺の湿球温度、乾球温度及び黒球温度を計測するセンサである。環境センサ58は、図1に示すように、筐体42の外表面に取り付けられている。
塩分濃度センサ72は、装着者の汗の塩分濃度を計測するためのセンサである。塩分濃度センサ72は、サブユニット7に取り付けられている。塩分濃度センサ72は、装着者に接している。塩分濃度センサ72は、装着者の肌に接することが好ましい。塩分濃度センサ72は、装着者の額に接するように取り付けることがより好ましい。
体温センサ74は、装着者の体温を計測するセンサである。体温センサ74は、サブユニット7に取り付けられている。体温センサ74は、装着者に接している。また、体温センサ74は、装着者の深部体温を計測できることがより好ましい。深部体温の指標としては、口腔温、直腸温、鼓膜温が挙げられる。体温センサ74が深部体温を計測する場合、体温センサ74の取付位置は適宜調節される。
心拍センサ76は、装着者の心拍数を計測するセンサである。心拍センサ76は、サブユニット7に取り付けられている。心拍センサ76は、装着者に接している。心拍センサ76は、装着者のこめかみに接することが好ましい。
制御装置11は、コンピュータであり、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力インターフェース、及び出力インターフェースを含む。制御装置11は、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、風量センサ56、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76及び環境センサ58と電気的に接続されており、計測値を受信する。制御装置11は、各センサから得た情報に基づいて医学的パラメータを演算する。例えば、制御装置11は医学的パラメータとして発汗量を演算する。制御装置11は、発汗量変動、深部体温変動及び心拍間隔等を演算することが好ましい。さらに、制御装置11は、上述した各センサから得た情報及び算出された医学的パラメータから、作業環境及び装着者個人の熱中症の危険度を指数化し、指数に基づき警報装置12又は通信装置13を制御することが好ましい。また、制御装置11は、ファン6と電気的に接続されており、ファン6の風量を制御してもよい。制御装置11は、筐体42の内部に取り付けられている。
制御装置11は、装着者の体重、年齢、作業場所及び作業工程等の、装着者に関する情報を記憶している。例えば、制御装置11は、後述する管理装置91に記憶された装着者に関する情報を通信装置13を介して得ることができる。または、作業前に装着者に関する情報が制御装置11に対して直接入力されてもよい。
制御装置11は、第1湿度センサ52から受信した吸入空気の温度及び相対湿度に基づいて第1絶対湿度を演算する。相対湿度から絶対湿度を推定するのには各種の近似式があるが、ここでは比較的よく用いられるTetensの式で推定することとし、第1絶対湿度をX[g/m]、吸入空気の温度をt[K]、吸入空気の相対湿度をRH[%]、吸入空気の飽和水蒸気圧をe[hPa]とした場合、制御装置11は、下記式(1)及び式(2)からXを得る。
Figure 0007495064000001
Figure 0007495064000002
制御装置11は、第1絶対湿度(X)及び風量センサ56から受信したファン6の風量に基づき、単位時間当たりに管部材44に入る水分の質量を演算する。単位時間当たりに管部材44に入る水分の質量をA[g/min]、ファン6の風量をV[m/min]とした場合、制御装置11は、下記式(3)からAを得る。
Figure 0007495064000003
制御装置11は、第2湿度センサ54から受信した排出空気の温度及び相対湿度に基づいて第2絶対湿度を演算する。第2絶対湿度をY[g/m]、排出空気の温度をt[K]、排出空気の相対湿度をRH[%]、排出空気の飽和水蒸気圧をe[hPa]とした場合、制御装置11は、下記式(4)及び式(5)からYを得る。
Figure 0007495064000004
Figure 0007495064000005
制御装置11は、第2絶対湿度(Y)及びファン6の風量に基づき、単位時間当たりに頭部被覆部材2の表面から漏れ出る水分の質量の和を演算する。この水分の質量の和をB[g/min]とした場合、制御装置11は、下記式(6)からBを得る。
Figure 0007495064000006
単位時間当たりに装着者の頭部から蒸発した水分の質量をC[g/min]とした場合、制御装置11は、下記式(7)からCを得る。以下の説明において、単位時間当たりに装着者の頭部から蒸発した水分の質量(C)は発汗量と記載される。
Figure 0007495064000007
制御装置11は、発汗量を所定間隔毎に演算し記憶する。制御装置11は、発汗量の推移に基づき装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。制御装置11は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。例えば、制御装置11は、発汗量に関して予め決められた閾値を記憶しており、発汗量が閾値を超えた場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。または、制御装置11は、発汗量に関して予め決められた閾値及び閾回数を記憶しており、発汗量が閾値を超えた回数が閾回数を超えた場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。
または、制御装置11は、発汗量を積算し、積算した発汗量が閾値を超えた場合に装着者が熱中症になる可能性があると判定する。この場合の閾値は、例えば、装着者の体重の1.5%に相当する質量である(非特許文献1参照)。装着者の体重の減少量は、装着者の全身発汗量で計測できる。熱中症罹患の予防のためには、上述した閾値よりも小さい値を閾値とすることが好ましい。制御装置11は、頭部の発汗量を算出できるが、予め頭部の発汗量と全身の発汗量との相関を記憶しておくことで、頭部発汗量から全身発汗量(体重の減少量)を推定できる。または、制御装置11は、所定時間内で積算した発汗量に関して閾値を記憶しており、所定時間内で積算した発汗量が閾値を超えた場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。または、制御装置11は、所定時間内での積算した発汗量に関する第1閾値と、装着者の周辺の湿球温度(又は乾球温度)に関する第2閾値を記憶しており、第1閾値と第2閾値に基づいて装着者が熱中症になる可能性を判定する。例えば、制御装置11は、湿球温度が第2閾値を超え且つ所定時間内で積算した発汗量が第1閾値よりも低い場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。
制御装置11は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、装着者が水分を補給すべきであると判定する。例えば、制御装置11は、全身発汗量に関して予め決められた閾値を記憶しており、全身発汗量が閾値を超えた場合に、装着者が水分を補給すべきであると判定する。制御装置11は、発汗量の情報に基づき、装着者が補給すべき水分の量を算出する。例えば、制御装置11が算出する装着者が補給すべき水分の量は、全身発汗量に相当する水分の量である。なお、制御装置11が算出する装着者が補給すべき水分の量は、全身発汗量に相当する水分の量とは異なる量であってもよい。
制御装置11は、発汗量及び塩分濃度センサ72から受信した汗の塩分濃度に基づき、単位時間当たりに装着者の頭部から蒸発した汗に含まれる塩分損失量を演算する。制御装置11は、塩分損失量を所定間隔毎に演算し記憶する。制御装置11は、塩分損失量の推移に基づき装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。制御装置11は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。例えば、制御装置11は、塩分損失量に関して予め決められた閾値を記憶しており、塩分損失量が閾値を超えた場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。または、制御装置11は、塩分損失量に関して予め決められた閾値及び閾回数を記憶しており、塩分損失量が閾値を超えた回数が閾回数を超えた場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。制御装置11は、汗の平均塩分濃度を記憶していてもよい。制御装置11は、汗の平均塩分濃度に基づいて、装着者の塩分損失量を演算してもよい。汗の平均塩分濃度は、予め制御装置11に記憶された所定の値である。汗の平均塩分濃度は、例えば、装着者毎に、予め汗の塩分濃度を所定回数測定し、その平均値から求められてもよいし、塩分濃度センサ72を設置せず、一般的な既知の汗の塩分濃度の値を使用してもよい。一般的な既知の汗中の平均塩分濃度は、0.3%以上0.4%以下である。
制御装置11は、体温の推移に基づき装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。例えば、制御装置11は、装着者の休憩中に体温センサ74から受信した体温が作業開始前の体温に戻らない場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する(非特許文献1参照)。
制御装置11は、心拍数の推移に基づき装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。例えば、制御装置11は、1分間の心拍数が180から装着者の年齢を引いた値を超える状態が数分続く場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する。または、制御装置11は、装着者の作業強度のピークから1分後における1分間の心拍数が120を超える場合に、装着者が熱中症になる可能性があると判定する(非特許文献1参照)。
制御装置11は、環境センサ58が計測した情報に基づき、暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)を演算する。制御装置11は、装着者の作業工程を記憶しているので、装着者が屋外にいるか屋内にいるか把握している。装着者が屋外にいる場合、制御装置11は、湿球温度、乾球温度及び黒球温度に基づき暑さ指数を演算する。装着者が屋内にいる場合、制御装置11は、湿球温度及び黒球温度に基づき暑さ指数を演算する。制御装置11は、装着者が熱中症になる可能性があるか否かの判定に暑さ指数も用いることができる。
また、制御装置11は、発汗量に、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76及び環境センサ58から得た情報を組み合わせて、装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定してもよい。
警報装置12は、装着者に自身が熱中症になる可能性があることを認識させるための装置である。警報装置12は、筐体42の内部に取り付けられている。装着者が熱中症になる可能性があると制御装置11が判定した場合、警報装置12は警報を発する。警報の種類は特に限定されない。警報の例としては、音、光又は振動が挙げられる。また、警報装置12は、自身に水分補給及び塩分補給の少なくとも一方が必要であることを認識させるための装置である。警報装置12は、装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであると制御装置11が判定した場合、警報装置12は警報を発する。警報の種類は特に限定されない。警報の例としては、音、光又は振動が挙げられる。例えば、装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであると制御装置11が判定した場合、警報装置12は、制御装置11が算出した装着者が補給すべき水分及び塩分の少なくとも一方の量を表示する。例えば、装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであると制御装置11が判定した場合、警報装置12は、制御装置11が算出した装着者が補給すべき量の水分及び塩分の少なくとも一方を摂取するよう、装着者に音声等で指示する。また、警報装置12においては、水分補給及び塩分補給の少なくとも一方の指示と、例えば連続作業時間に基づく休憩を促す指示と、が併用されてもよい。
通信装置13及びアンテナ14は、制御装置11が得た情報を管理部9に送信するための装置である。通信装置13は、筐体42の内部に取り付けられている。アンテナ14は、筐体42の外表面に取り付けられている。
管理部9は、装着者を監視する管理者がいる場所である。管理部9は、管理装置91と、警報装置92と、を備える。管理装置91は、複数の頭部装着装置10から情報を受信する。管理装置91は、複数の装着者の作業場所、作業工程及び年齢等の情報を記憶している。
管理装置91は、制御装置11から得た発汗量、塩分損失量及び各センサから得た情報を記憶する。管理装置91は、発汗量、塩分損失量、体温、心拍数及び熱さ指数の推移に基づき、装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。管理装置91は、発汗量、塩分損失量、体温、心拍数及び熱さ指数の推移に基づき、装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであるか否かを判定する。具体的な判定方法は、制御装置11の判定方法と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
警報装置92は、装着者が熱中症になる可能性があることを、管理者に認識させるための装置である。装着者が熱中症になる可能性があると管理装置91が判定した場合、警報装置92は、管理者に対して警報を発する。警報装置92は、装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであることを管理者に認識させるための装置である。装着者が水分及び塩分の少なくとも一方を補給すべきであると管理装置91が判定した場合、警報装置92は、管理者に対して警報を発する。警報装置12と同様に、警報の種類は特に限定されない。また、警報装置92においては、水分補給及び塩分補給の少なくとも一方の指示と、例えば連続作業時間に基づく休憩を促す指示と、が併用されてもよい。
頭部被覆部材2及び中間被覆部材3の材質は一例に過ぎず、特に限定されない。また、頭部装着装置10は、必ずしも中間被覆部材3を備えていなくてもよい。
頭部装着装置10において、必ずしも外部Eの空気が筐体42の吸気口421から入らなくてもよい。外部Eの空気が頭部被覆部材2の表面から入り、吸気口421から排出されてもよい。このような場合、第2湿度センサ54は、吸気口421の近傍に配置されることが好ましい。
頭部装着装置10が備える第2湿度センサ54の数は、必ずしも1つでなくてもよい。例えば、中間被覆部材3の複数の貫通孔31の近傍それぞれに第2湿度センサ54が配置されていてもよい。このような場合、制御装置11は、複数の第2湿度センサ54の計測結果の平均に基づいて、発汗量を演算することが好ましい。
頭部装着装置10は、本実施形態において、1つの管部材44を有するが、複数の管部材44を有してもよい。管部材44は、1つの一端441と複数の他端442とを有するように、分岐して設けられてもよい。
ファン6の風量が制御装置11により自動で調節される場合、制御装置11は、排出空気の温度が露点温度未満となった場合にファン6の風量を大きくしてもよい。また、制御装置11は、発汗量の増加にしたがってファン6の風量を大きくしてもよい。また、ファン6は、送風口422から吸気口421へ送風してもよい。
頭部装着装置10は、風量センサ56、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76及び環境センサ58を備えていなくてもよい。頭部装着装置10は、風量センサ56に代えて、ファン6の差圧を計測する圧力センサ又はファン6を駆動する電源電圧を検出する検出機構を備えてもよい。頭部装着装置10は、ファン6の風量を計測することが可能であれば、どのように風量を計測してもよい。頭部装着装置10は、本実施形態において、制御装置11による風量の設定値を、風量計測装置による計測値の風量をV[m/min]としているが、制御装置11による設定値の風量をV[m/min]としてもよい。すなわち、頭部装着装置10は、必ずしもファン6の風量を計測しなくてもよい。
頭部装着装置10は、センサとして少なくとも第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54を備えていればよい。また、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54は、必ずしも温度及び相対湿度を計測するセンサでなくてもよく、絶対湿度を計測できればよい。例えば、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54は、光(近赤外光)を利用した水分計(赤外線水分計)であってもよい。水分には特定の波長の近赤外光を吸収する性質がある。赤外線水分計は、吸光度の大きさに基づいて絶対湿度を計測する。第1湿度センサ52は、必ずしも筐体42の外表面に配置されなくてもよい。第2湿度センサ54は、必ずしも支持部材46に取り付けられなくてもよい。第2湿度センサ54は、例えば、中間被覆部材3の貫通孔31の近傍に取り付けられてもよい。環境センサ58は、必ずしも筐体42の外表面に配置されなくてもよい。環境センサ58は、例えば、頭部被覆部材2の外表面に取り付けられてもよい。
制御装置11、警報装置12及び通信装置13は、必ずしも筐体42の内部に配置されなくてもよい。制御装置11、警報装置12及び通信装置13は、例えば、鍔21の内表面211に取り付けられてもよい。アンテナ14は、必ずしも筐体42の外表面に配置されなくてもよい。アンテナ14は、例えば、鍔21の外表面に取り付けられてもよい。塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76は、必ずしもサブユニット7に配置されなくてもよい。塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76は、例えば、中間被覆部材3の内表面に取り付けられてもよい。
頭部装着装置10は、上述したセンサ以外のセンサを備えていてもよい。例えば、頭部装着装置10は、装着者の脳血流を計測する脳血流センサを備えていてもよい。脳血流センサとしては、近赤外光を用いて頭皮上から非侵襲的に脳機能を計測する装置が知られている。このような装置は近赤外線分光法(NIRS:Near Infrared Spectroscopy)脳計測装置と呼ばれる。また、頭部装着装置10は、加速度センサを備えていてもよい。これにより、頭部装着装置10は装着者の眩暈等を検出できる。
頭部装着装置10は、通信装置13及びアンテナ14を備えていなくてもよい。このような場合であっても、頭部装着装置10が警報装置12を備えているので、装着者は自身が熱中症になる可能性があることを認識することができる。
頭部装着装置10は、制御装置11を備えていなくてもよい。このような場合、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、風量センサ56、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76及び環境センサ58が計測した情報は、通信装置13を介して管理装置91に送信される。そして、管理装置91は、上述した式(1)から式(7)に基づいて発汗量を演算し、装着者が熱中症になる可能性があるか否かを判定する。なお、頭部装着装置10が制御装置11を備えている場合でも、管理装置91が発汗量を演算してもよい。
制御装置11及び管理装置91は、過去に各センサが計測した情報を蓄積し、その情報に基づいて熱中症になる可能性があるか否かの判定基準を変更してもよい。また、制御装置11及び管理装置91は、人工知能(AI:Artificial Intelligence)を有していてもよい。蓄積した情報を人口知能に学習させることで、熱中症になる可能性があるか否かの判定精度を向上させることができる。
頭部装着装置10は、警報装置12を備えていなくてもよい。管理部9は、警報装置92を備えていなくてもよい。ただし、熱中症予防システム1は、警報装置12及び警報装置92の少なくとも一方を有していることが好ましい。
以上で説明したように、頭部装着装置10は、頭部被覆部材2と、ファン6と、第1湿度センサ52と、第2湿度センサ54と、を備える。頭部被覆部材2は、装着者の頭部を覆い、且つ通気性を有する。ファン6は、頭部被覆部材2の外部E又は内部に配置され、送風又は吸引する。第1湿度センサ52は、ファン6又は頭部被覆部材2に入る吸入空気の絶対湿度を計測するための装置である。第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2又はファン6から出る排出空気の絶対湿度を計測するための装置である。
これにより、頭部装着装置10は、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得る情報に基づき、装着者の頭部の発汗量を得ることができる。その結果、頭部装着装置10は、熱中症になる可能性の推定に必要な、作業者である装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10は、センサユニット4を備える。センサユニット4は、筐体42、ファン6、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54を有する。ファン6、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54は、筐体42に支持される。これにより、例えば、頭部被覆部材2にセンサユニット4を取り付けることによって、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得る情報に基づき、装着者の頭部の発汗量を得ること可能になる。頭部装着装置10は、熱中症になる可能性の推定に必要な、作業者である装着者の身体の状態をより容易に計測できる。
また、頭部装着装置10において、センサユニット4は、頭部被覆部材2に対して着脱可能である。これにより、例えば、頭部被覆部材2を水等で洗浄することができる。
また、頭部装着装置10は、中間被覆部材3を備える。中間被覆部材3は、装着者の頭部と頭部被覆部材2との間の隙間に設けられ、且つ貫通孔31を有する。これにより、頭部被覆部材2の通気性を損なうことなく、センサユニット4の重さにより頭部被覆部材2が変形することを抑制することができる。
また、頭部装着装置10は、一端441が頭部被覆部材2の外部Eに配置され且つ他端442が頭部被覆部材2の内部に配置される管部材44を備える。ファン6は、一端441及び他端442の一方から他方に送風する。第1湿度センサ52は、一端441及び他端442の一方から管部材44に入る吸入空気の絶対湿度を計測する。第2湿度センサ54は、一端441及び他端442の他方から出る排出空気の絶対湿度を計測する。これにより、第1湿度センサ52は、装着者の汗による水蒸気の影響を受けにくくなる。また、第2湿度センサ54は、外気による影響を受けにくくなる。したがって、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54より得られる絶対湿度の精度が向上する。
また、頭部装着装置10において、ファン6は、一端441から他端442に向かって空気を送り、且つ管部材44の上流側端部に位置する。第1湿度センサ52は、ファン6の上流に位置する。
これにより、第1湿度センサ52は、装着者の汗による水蒸気の影響を受けにくくなる。このため、第1湿度センサ52によって得られる絶対湿度の精度が向上する。
また、頭部装着装置10において、第1湿度センサ52は、頭部被覆部材2の外部Eに位置する。
これにより、第1湿度センサ52は、装着者の汗による水蒸気の影響を受けにくくなる。このため、第1湿度センサ52によって得られる絶対湿度の精度が向上する。
また、頭部装着装置10において、ファン6は、一端441から他端442に向かって空気を送り、且つ管部材44の上流側端部に位置する。第2湿度センサ54は、ファン6の下流に位置する。
これにより、汗による水蒸気を含む空気がファン6で撹拌されるので、ファン6の下流では絶対湿度の分布が均一になりやすい。また、管部材44の他端442が複数ある場合には、管部材44間での絶対湿度の差が抑制される。したがって、第2湿度センサ54によって得られる絶対湿度の精度が向上する。
また、頭部装着装置10において、第2湿度センサ54は、頭部被覆部材2の内表面(例えば内表面202)に位置する。
これにより、頭部被覆部材2に日射が遮られることで、第2湿度センサ54に日射が当たりにくくなる。第2湿度センサ54が計測する排出空気の温度に誤差が生じにくくなるので、第2湿度センサ54によって得られる絶対湿度の精度が向上する。
また、頭部装着装置10において、第1湿度センサ52は、吸入空気の温度及び相対湿度を計測し、第2湿度センサ54は、排出空気の温度及び相対湿度を計測する。
温度及び相対湿度から絶対湿度を算出することができるので、頭部装着装置10の吸入空気及び排出空気の絶対湿度を算出することができる。これにより、より好適に装着者の発汗量を推定することができる。
また、頭部装着装置10において、ファン6は、排出空気の温度が排出空気の露点温度以上となる風量で送風する。
これにより、排出空気の相対湿度が100%未満となる。排出空気に含まれる水分による結露が抑制される。このため、第2湿度センサ54によって得られる絶対湿度の精度が向上する。その結果、頭部装着装置10は、発汗量の計測精度を向上させることができる。
また、頭部装着装置10は、装着者の体温を計測する体温センサ74を備える。これにより、頭部装着装置10は、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10において、体温センサ74は、深部体温を計測する。これにより、頭部装着装置10は、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10は、装着者の心拍数を計測する心拍センサ76を備える。これにより、頭部装着装置10は、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10は、装着者の周辺の湿球温度及び黒球温度を計測する環境センサ58を備える。これにより、頭部装着装置10は、装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10は、ファン6の風量を計測するための風量計測装置を備える。これにより、リアルタイム計測による風量の補正が可能である。より正確な風量値に基づいて、装着者の頭部の発汗量を演算することができるので、より好適に装着者の頭部の発汗量を得ることができる。その結果、頭部装着装置10は、熱中症になる可能性の推定に必要な、作業者である装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10において、風量計測装置は、ファン6の空気の入口又は空気出口に設けられる風量センサ56である。これにより、容易にファン6の風量を計測することができる。
また、頭部装着装置10は、風量センサ56に代えて、ファン6の空気の入口及び出口の差圧を計測するための圧力センサと、圧力センサから得た情報に基づきファン6の風量を演算する制御装置11と、を備えてもよい。これにより、容易にファン6の風量を計測することができる。
また、頭部装着装置10は、風量センサ56に代えて、ファン6を駆動する電源電圧を検出する検出機構と、検出機構から得た情報に基づきファン6の風量を演算する制御装置11と、を備えてもよい。これにより、容易にファン6の風量を計測することができる。
また、頭部装着装置10は、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得た情報に基づき装着者の発汗量を演算する制御装置11を備える。
大量の発汗は熱中症の初期症状であるため(非特許文献2参照)、頭部装着装置10は、装着者に熱中症の初期症状が出ているか否かを検出できる。すなわち、頭部装着装置10は、早期に熱中症を検出できる。頭部装着装置10は、熱中症になる可能性の推定精度を向上させることができる。
また、頭部装着装置10は、塩分濃度センサ72と、制御装置11と、を備える。塩分濃度センサ72は、装着者の汗の塩分濃度を計測するための装置である。制御装置11は、塩分濃度センサ72、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得た情報に基づき装着者の塩分損失量を演算する。これにより、装着者の頭部の発汗量に加え、塩分損失量を得ることができる。その結果、頭部装着装置10は、熱中症になる可能性の推定に必要な、作業者である装着者の身体の状態をより高い精度で計測できる。
また、頭部装着装置10は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置12を備える。これにより、装着者は、自身が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、頭部装着装置10は、熱中症の重症化を抑制できる。
また、頭部装着装置10は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置92を備える。これにより、装着者は、自身が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、頭部装着装置10は、熱中症の重症化を抑制できる。
また、熱中症予防システム1は、頭部装着装置10と、管理装置91と、を備える。頭部装着装置10は、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得られた情報を無線通信により送信する通信装置13を備える。管理装置91は、通信装置13から情報を受信し装着者の発汗量を記憶する。
これにより、管理装置91は、離れた場所にいる装着者に熱中症の初期症状が出ているか否かを検出できる。すなわち、熱中症予防システム1は、早期に熱中症を検出できる。熱中症予防システム1は、熱中症になる可能性の推定精度を向上させることができる。管理者は、装着者が熱中症になる可能性があることを管理装置91によって認識することができる。したがって、熱中症予防システム1は、熱中症の重症化を抑制できる。
また、熱中症予防システム1は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に管理者に対して警報を発する警報装置92を備える。
これにより、管理者は、装着者が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、熱中症の重症化が抑制される。
また、熱中症予防システム1において、頭部装着装置10は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に装着者に対して警報を発する警報装置12を備える。
これにより、装着者は、自身が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、熱中症の重症化が抑制される。
また、熱中症予防システム1は、頭部装着装置10と、管理装置91と、を備える。頭部装着装置10は、塩分濃度センサ72、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得られた情報を無線通信により送信する通信装置13を備える。管理装置91は、通信装置13から情報を受信し装着者の塩分損失量を記憶する。
これにより、管理装置91は、離れた場所にいる装着者に熱中症の初期症状が出ているか否かを検出できる。すなわち、熱中症予防システム1は、早期に熱中症を検出できる。熱中症予防システム1は、熱中症になる可能性の推定精度を向上させることができる。管理者は、装着者が熱中症になる可能性があることを管理装置91によって認識することができる。したがって、熱中症予防システム1は、熱中症の重症化を抑制できる。
また、熱中症予防システム1は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に管理者に対して警報を発する警報装置92を備える。
これにより、管理者は、装着者が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、熱中症の重症化が抑制される。
また、熱中症予防システム1において、頭部装着装置10は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に装着者に対して警報を発する警報装置12を備える。
これにより、装着者は、自身が熱中症になる可能性があることを早期に認識することができる。したがって、熱中症の重症化が抑制される。
水分補給警告システム1は、頭部装着装置10と、管理装置91と、を備える。頭部装着装置10は、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得られた情報を無線通信により送信する通信装置13を備える。管理装置91は、通信装置13から情報を受信し装着者の発汗量を記憶し、表示する。
これにより、管理装置91は、離れた場所にいる装着者に水分補給が必要か否かを検出できる。管理者は、装着者に水分補給が必要であることを管理装置91によって認識することができ、装着者に水分補給や休憩を指示することができる。したがって、水分補給警告システム1は、装着者の発汗による体内水分減少に起因する熱中症罹患を予防することができる。水分補給警告システム1は、頭部装着装置10を着用する装着者の安全な労務管理に資する。
また、水分補給警告システム1は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、管理者に対して警報を発する警報装置92を備える。
これにより、管理者は、装着者に水分補給が必要であることを早期に認識することができる。したがって、装着者の発汗による体内水分減少に起因する熱中症罹患を予防することができる。
また、水分補給警告システム1において、頭部装着装置10は、発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、装着者に対して警報を発する警報装置12を備える。
これにより、装着者は、自身の発汗による体内水分減少によって自身に水分補給が必要な状態になったことを早期に認識することができる。これにより、装着者は、適切な量の水分を自発的に摂取したり、休憩を取ったりすることができる。したがって、装着者の発汗による体内水分減少による熱中症罹患を予防することができる。水分補給警告システム1においては、警報装置92を用いた管理者による水分摂取の指示と、警報装置12を用いた装着者への自発的な水分摂取の指示と、が併用されてもよい。
水分補給警告システム1は、頭部装着装置10と、管理装置91と、を備える。頭部装着装置10は、塩分濃度センサ72、第1湿度センサ52及び第2湿度センサ54から得られた情報を無線通信により送信する通信装置13を備える。管理装置91は、通信装置13から情報を受信し装着者の発汗量を記憶し、表示する。
これにより、管理装置91は、離れた場所にいる装着者に塩分補給が必要か否かを検出できる。管理者は、装着者に塩分補給が必要であることを管理装置91によって認識することができ、装着者に塩分補給や休憩を指示することができる。したがって、水分補給警告システム1は、装着者の発汗による体内塩分減少に起因する熱中症罹患を予防することができる。水分補給警告システム1は、頭部装着装置10を着用する装着者の安全な労務管理に資する。
また、水分補給警告システム1は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、管理者に対して警報を発する警報装置92を備える。
これにより、管理者は、装着者に塩分補給が必要であることを早期に認識することができる。したがって、装着者の発汗による体内塩分減少に起因する熱中症罹患を予防することができる。
また、水分補給警告システム1において、頭部装着装置10は、塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、装着者に対して警報を発する警報装置12を備える。
これにより、装着者は、自身の発汗による体内塩分減少によって自身に塩分補給が必要な状態になったことを早期に認識することができる。これにより、装着者は、適切な量の塩分を自発的に摂取したり、休憩を取ったりすることができる。したがって、装着者の発汗による体内塩分減少による熱中症罹患を予防することができる。水分補給警告システム1においては、警報装置92を用いた管理者による塩分摂取の指示と、警報装置12を用いた装着者への自発的な塩分摂取の指示と、が併用されてもよい。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態の熱中症予防システムの模式図である。図3は、第2実施形態のセンサユニットの模式図である。第2実施形態の熱中症予防システム1Aにおいて、上述の熱中症予防システム1と同一の構成については同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。図2に示すように、熱中症予防システム1Aは、頭部装着装置10Aと、管理部9と、を含む。
頭部装着装置10Aは、頭部被覆部材2と、センサユニット4Aと、ファン6と、バッテリー16と、第1湿度センサ52と、第2湿度センサ54と、風量センサ56と、環境センサ58と、塩分濃度センサ72と、体温センサ74と、心拍センサ76と、制御装置11と、警報装置12と、通信装置13と、アンテナ14と、を備える。すなわち、頭部装着装置10Aは、第1実施形態の頭部装着装置10と比較して、中間被覆部材3及びセンサユニット4の代わりに、センサユニット4Aを備える点で相違する。
センサユニット4Aは、筐体42と、管部材44Aと、支持部材46と、サブユニット7Aと、を備える。ファン6、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、風量センサ56、環境センサ58、塩分濃度センサ72、体温センサ74、心拍センサ76、制御装置11、警報装置12、通信装置13、アンテナ14及びバッテリー16は、センサユニット4Aに設けられる。
管部材44Aは、一端441が頭部被覆部材2の外部Eに配置される。管部材44の一端441の開口は、筐体42の送風口422に接続される。管部材44は、他端442Aが頭部被覆部材2の内部に配置される。本実施形態において、管部材44は、複数の他端442Aを含む。管部材44の他端442Aの開口は、頭部被覆部材2の内側の下端部に接続される。管部材44Aは、第1管443と、第2管444と、を含む。第1管443は、一端441を含む。第1管443は、少なくとも一部が頭部被覆部材2の外部Eに配置される。第1管443は、一端441とは反対側の端部において第2管444と連通する。第1管443は、筐体42と第2管444とを接続する管部材であるといえる。
図3に示すように、第2管444は、C字状の管部材である。これにより、第2管444は、装着者の頭部の大きさに応じて容易に変形できる。第2管444は、第1管443から前方に延びる。第2管444は、本体20の内表面202の下端部に沿って設けられる。図2に示すように、第2管444の端部は、本体20の前後方向の中心よりも前方に配置される。第1管443は、第2管444の長手方向におけるいずれの部分に連通してもよいが、本実施形態にように、第2管444の長手方向の中心に連通することが好ましい。第2管444は、上面に複数の開口を含む。複数の開口は、他端442Aである。筐体42の内部のファン6から送られた空気は、第1管443及び第2管444を通って、他端442Aから上方に向かって排出される。
サブユニット7Aは、例えば、板状の部材である。サブユニット7Aは、第2管444における装着者の頭部に対向する面に取り付けられる。すなわち、サブユニット7Aは、第2管444の内周面に取り付けられる。サブユニット7Aの一面には、塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76が取り付けられている。サブユニット7Aは、塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76が取り付けられている面が装着者の頭部に対向するように、第2管444の内周面に取り付けられている。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態の熱中症予防システムの模式図である。図4は、第3実施形態のセンサユニットの模式図である。第3実施形態の熱中症予防システム1Bにおいて、上述の熱中症予防システム1と同一の構成については同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。図4に示すように、熱中症予防システム1Bは、頭部装着装置10Bと、管理部9と、を含む。
頭部装着装置10Bは、頭部被覆部材2Bと、センサユニット4Bと、ファン6と、バッテリー16と、第1湿度センサ52と、第2湿度センサ54と、風量センサ56と、環境センサ58と、制御装置11と、警報装置12と、通信装置13と、アンテナ14と、を備える。すなわち、頭部装着装置10Aは、第1実施形態の頭部装着装置10と比較して、頭部被覆部材2、中間被覆部材3、センサユニット4、塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76の代わりに、頭部被覆部材2B及びセンサユニット4Bを備える点で相違する。
頭部被覆部材2Bは、装着者の頭部を覆う部材である。頭部被覆部材2Bは、例えば、麦わら帽子又は運動用紅白帽等である。頭部被覆部材2Bは、通気性を有する。装着者の頭部で生じる汗は、水蒸気となり、頭部被覆部材2Bに遮閉されずに頭部被覆部材2Bを通過する。頭部被覆部材2Bは、本体20Bと、鍔21Bと、を備える。本体20Bは、例えば藁、藁様素材又は布等で形成されている。鍔21Bは、本体20Bと一体に形成されており、本体20Bの下端部201Bから装着者から離れる方向に突出している。以下の説明において、頭部被覆部材2Bで囲まれる領域に対して外側の領域を外部Eとする。
センサユニット4Bは、筐体42Bを備える。ファン6、第1湿度センサ52、第2湿度センサ54、風量センサ56、環境センサ58、制御装置11、警報装置12、通信装置13、アンテナ14及びバッテリー16は、センサユニット4Bに設けられる。
筐体42Bは、頭部被覆部材2Bの頭頂部における外表面203に取り付けられている。筐体42Bは、空気を吸入する吸気口421Bと、空気を送り出す複数の送風口422Bと、を有する。筐体42Bは、送風口422Bが頭部被覆部材2Bの外表面203に対向するように取り付けられる。筐体42Bの外側において、吸気口421Bの近傍には、第1湿度センサ52と、環境センサ58と、アンテナ14と、が取り付けられている。筐体42Bの外側において、頭部被覆部材2Bの外表面203Bの近傍には、第2湿度センサ54が取り付けられている。筐体42の内部には、ファン6と、風量センサ56と、制御装置11と、警報装置12と、通信装置13と、バッテリー16と、が取り付けられている。風量センサ56は、第3実施形態において、ファン6の空気の出口側に取り付けられている。風量センサ56は、ファン6の空気の入口側に取り付けられてもよい。
筐体42Bは、頭部被覆部材2Bに対して着脱可能であることが好ましい。センサユニット4Bは、頭部被覆部材2Bに対して着脱可能であることが好ましい。
ファン6は、第3実施形態において、センサユニット4Bに設けられる。ファン6は、筐体42の内部に配置されている。ファン6は、第3実施形態において、筐体42の吸気口421から吸入された空気を、送風口422を介して、頭部被覆部材2Bに導く。空気は外部Eから筐体42及び頭部被覆部材2の表面を通過して頭部被覆部材2の内部に入り、頭部被覆部材2の表面を通過して外部Eへ排出される。装着者が汗をかくと、頭部被覆部材2の内部には水蒸気が供給される。汗による水蒸気を含む空気が、頭部被覆部材2の表面を通過して外部Eに排出される。
このように、第1実施形態の管部材44及び第2実施形態の管部材44Aに例示したような、頭部被覆部材の外部Eと内部とを接続する管部材は、必ずしも設けられなくてもよい。管部材を設けないことにより、センサユニット4Bの小型化に寄与できる。
以上、本開示の各実施形態を説明したが、この実施形態の内容によって実施形態が限定されるものではない。例えば、第2実施形態の第2管444は、装着者の額側には設けられないが、頭囲を全周に亘って囲うO字状の管部材であってもよい。塩分濃度センサ72、体温センサ74及び心拍センサ76は、第2管444の内周面に直接取り付けられてもよい。支持部材46は、第2管444と一体に設けられてもよい。
また、第3実施形態のセンサユニット4Bは、頭部被覆部材2Bの内側に取り付けられてもよい。
1、1A、1B 熱中症予防システム、水分補給警告システム
10、10A、10B 頭部装着装置
11 制御装置
12 警報装置
13 通信装置
14 アンテナ
16 バッテリー
2、2B 頭部被覆部材
20、20B 本体
201、201B 下端部
202 内表面
203B 外表面
21、21B 鍔
211 内表面
3 中間被覆部材
31 貫通孔
4、4A、4B センサユニット
42、42B 筐体
421、421B 吸気口
422、422B 送風口
44、44A 管部材
441 一端
442、442A 他端
443 第1管
444 第2管
46 支持部材
52 第1湿度センサ
54 第2湿度センサ
56 風量センサ
58 環境センサ
6 ファン
7、7A サブユニット
72 塩分濃度センサ
74 体温センサ
76 心拍センサ
78 ケーブル
9 管理部
91 管理装置
92 警報装置
E 外部

Claims (29)

  1. 装着者の頭部を覆い、且つ通気性を有する頭部被覆部材と、
    一端が前記頭部被覆部材の外部に配置され且つ他端が前記頭部被覆部材の内部に配置される管部材と、
    前記頭部被覆部材の外部又は内部に配置され、水蒸気を含む空気が前記頭部被覆部材の表面を通過して外部に排出されるように送風又は吸引するファンと、
    前記ファン又は前記頭部被覆部材に入る吸入空気の絶対湿度を計測するための第1湿度センサと、
    前記頭部被覆部材の内表面又は外表面に位置し、前記頭部被覆部材又は前記ファンから出る排出空気の絶対湿度を計測するための第2湿度センサと、
    を備え
    前記ファンは、前記一端から前記他端に向かって空気を送り、且つ前記管部材の上流側端部に位置する頭部装着装置。
  2. 記第1湿度センサは、前記ファンの上流に位置し、前記一端から前記管部材に入る吸入空気の絶対湿度を計測し、
    前記第2湿度センサは、前記ファンの下流に位置し、前記他端から前記頭部被覆部材の外部に出る排出空気の絶対湿度を計測する、
    請求項1に記載の頭部装着装置。
  3. 前記第1湿度センサは、前記頭部被覆部材の外部に位置する
    請求項1又は2に記載の頭部装着装置。
  4. 前記第2湿度センサは、前記頭部被覆部材の内表面に位置する
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  5. 筐体、前記ファン、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサを有するセンサユニットを備え、
    前記ファン及び前記第1湿度センサは、前記筐体に取り付けられ、
    前記第2湿度センサは、前記筐体又は前記筐体に固定される支持部材に取り付けられる
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  6. 前記センサユニットは、前記頭部被覆部材に対して着脱可能である
    請求項に記載の頭部装着装置。
  7. 前記装着者の頭部と前記頭部被覆部材との間の隙間に設けられ、且つ貫通孔を有する中間被覆部材を備える
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  8. 前記第1湿度センサは、前記吸入空気の温度及び相対湿度を計測し、
    前記第2湿度センサは、前記排出空気の温度及び相対湿度を計測する
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  9. 前記ファンは、前記排出空気の温度が前記排出空気の露点温度以上となる風量で送風する
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  10. 前記装着者の体温を計測する体温センサを備える
    請求項1からのいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  11. 前記体温センサは、深部体温を計測する
    請求項10に記載の頭部装着装置。
  12. 前記装着者の心拍数を計測する心拍センサを備える
    請求項1から1のいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  13. 前記装着者の周辺の湿球温度及び黒球温度を計測する環境センサを備える
    請求項1から1のいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  14. 前記ファンの風量を計測するための風量計測装置を備える
    請求項1から1のいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  15. 前記風量計測装置は、前記ファンの空気の入口又は出口に設けられる風量センサを含む
    請求項1に記載の頭部装着装置。
  16. 前記風量計測装置は、前記ファンの差圧を計測するための圧力センサを含み、
    前記圧力センサから得た情報に基づき前記ファンの風量を演算する制御装置を備える
    請求項1に記載の頭部装着装置。
  17. 前記風量計測装置は、前記ファンを駆動する電源電圧を検出する検出機構を含み、
    前記検出機構から得た情報に基づき前記ファンの風量を演算する制御装置を備える
    請求項1に記載の頭部装着装置。
  18. 前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得た情報に基づき前記装着者の発汗量を演算する制御装置を備える
    請求項1から1のいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  19. 前記装着者の汗の塩分濃度を計測するための塩分濃度センサと、
    前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得た情報に基づき前記装着者の塩分損失量を演算する制御装置と、
    を備える請求項1から1のいずれか1項に記載の頭部装着装置。
  20. 前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置を備える
    請求項1に記載の頭部装着装置。
  21. 前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に警報を発する警報装置を備える
    請求項19に記載の頭部装着装置。
  22. 請求項1に記載の頭部装着装置と、管理装置と、を備え、
    前記頭部装着装置は、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、
    前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の発汗量を記憶する
    熱中症予防システム。
  23. 前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える
    請求項2に記載の熱中症予防システム。
  24. 請求項19に記載の頭部装着装置と、管理装置と、を備え、
    前記頭部装着装置は、前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、
    前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の塩分損失量を記憶する
    熱中症予防システム。
  25. 前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える
    請求項2に記載の熱中症予防システム。
  26. 請求項1に記載の頭部装着装置と、管理装置と、を備え、
    前記頭部装着装置は、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、
    前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の発汗量を記憶する
    水分補給警告システム。
  27. 前記発汗量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える
    請求項2に記載の水分補給警告システム。
  28. 請求項19に記載の頭部装着装置と、管理装置と、を備え、
    前記頭部装着装置は、前記塩分濃度センサ、前記第1湿度センサ及び前記第2湿度センサから得られた情報を無線通信により送信する通信装置を備え、
    前記管理装置は、前記通信装置から情報を受信し、前記制御装置が演算した前記装着者の塩分損失量を記憶する
    水分補給警告システム。
  29. 前記塩分損失量の推移が所定の条件を満たした場合に、前記装着者又は管理者に対して警報を発する警報装置を備える
    請求項2に記載の水分補給警告システム。
JP2021505145A 2019-03-13 2020-03-12 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム Active JP7495064B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019046033 2019-03-13
JP2019046033 2019-03-13
PCT/JP2020/010962 WO2020184686A1 (ja) 2019-03-13 2020-03-12 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020184686A1 JPWO2020184686A1 (ja) 2020-09-17
JP7495064B2 true JP7495064B2 (ja) 2024-06-04

Family

ID=72426584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021505145A Active JP7495064B2 (ja) 2019-03-13 2020-03-12 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7495064B2 (ja)
WO (1) WO2020184686A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113557556B (zh) * 2019-03-13 2023-09-08 公立大学法人公立诹访东京理科大学 头部佩戴装置、中暑预防系统以及水分补充警告系统
WO2021014521A1 (ja) * 2019-07-22 2021-01-28 日本電信電話株式会社 ウェアラブルデバイス、およびセンサ装置
WO2023195219A1 (ja) * 2022-04-08 2023-10-12 公立大学法人公立諏訪東京理科大学 発汗量計測装置及び発汗量計測システム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112983A (ja) 2000-10-05 2002-04-16 Tanita Corp 摂取塩分計
JP3286919B2 (ja) 1992-11-09 2002-05-27 カーター−ウォーレス,インコーポレイテッド 生物学的試料を収集および処理する装置
JP2012140737A (ja) 2010-12-29 2012-07-26 Tatsuo Ito ヘルメット及びチョッキ
JP2014134905A (ja) 2013-01-09 2014-07-24 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラム
JP2016037671A (ja) 2014-08-06 2016-03-22 株式会社大林組 ヘルメット
CN105595976A (zh) 2015-12-22 2016-05-25 小天才科技有限公司 基于可穿戴设备的提醒方法以及可穿戴设备
JP2016126440A (ja) 2014-12-26 2016-07-11 大日本印刷株式会社 サーバ、情報管理方法、情報管理システム、及びプログラム
JP2016132835A (ja) 2015-01-16 2016-07-25 株式会社タニタ 測定装置および装着システム
JP2017153576A (ja) 2016-02-29 2017-09-07 シャープ株式会社 発汗量検出装置
JP2017214673A (ja) 2016-05-30 2017-12-07 スターライト工業株式会社 ウェアラブル機器における電波シールド装置
WO2018110457A1 (ja) 2016-12-16 2018-06-21 株式会社村田製作所 流体制御装置
JP2019035161A (ja) 2017-08-10 2019-03-07 スターライト工業株式会社 頭部保護帽体用内装ユニット及びこれを備えた頭部保護帽体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2805966B2 (ja) * 1990-03-30 1998-09-30 株式会社ノーリツ 風量制御装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3286919B2 (ja) 1992-11-09 2002-05-27 カーター−ウォーレス,インコーポレイテッド 生物学的試料を収集および処理する装置
JP2002112983A (ja) 2000-10-05 2002-04-16 Tanita Corp 摂取塩分計
JP2012140737A (ja) 2010-12-29 2012-07-26 Tatsuo Ito ヘルメット及びチョッキ
JP2014134905A (ja) 2013-01-09 2014-07-24 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理装置の埃量検出方法及び埃量検出プログラム
JP2016037671A (ja) 2014-08-06 2016-03-22 株式会社大林組 ヘルメット
JP2016126440A (ja) 2014-12-26 2016-07-11 大日本印刷株式会社 サーバ、情報管理方法、情報管理システム、及びプログラム
JP2016132835A (ja) 2015-01-16 2016-07-25 株式会社タニタ 測定装置および装着システム
CN105595976A (zh) 2015-12-22 2016-05-25 小天才科技有限公司 基于可穿戴设备的提醒方法以及可穿戴设备
JP2017153576A (ja) 2016-02-29 2017-09-07 シャープ株式会社 発汗量検出装置
JP2017214673A (ja) 2016-05-30 2017-12-07 スターライト工業株式会社 ウェアラブル機器における電波シールド装置
WO2018110457A1 (ja) 2016-12-16 2018-06-21 株式会社村田製作所 流体制御装置
JP2019035161A (ja) 2017-08-10 2019-03-07 スターライト工業株式会社 頭部保護帽体用内装ユニット及びこれを備えた頭部保護帽体

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020184686A1 (ja) 2020-09-17
WO2020184686A1 (ja) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7495064B2 (ja) 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム
JP7222158B2 (ja) 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム
US9211069B2 (en) Personal protective equipment with integrated physiological monitoring
US20220071562A1 (en) Face mask with integrated physiological sensors
US10226183B2 (en) Devices and methods for temperature determination
US20080287752A1 (en) Ear canal physiological parameter monitoring system
US20070177651A1 (en) Body temperature measuring device for helmet or head gear
JP7479641B2 (ja) 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム
US20140005497A1 (en) Mask having integrated physiological condition sensors
AU2020103438A4 (en) A face shield for sensing body temperature and oxygen level
JP6086418B2 (ja) エアウェイアダプタおよび生体情報取得システム
Masè et al. Hearables: new perspectives and pitfalls of in-ear devices for physiological monitoring. A scoping review
CN111759308A (zh) 睡眠呼吸检测装置、及睡眠呼吸检测系统
JP7411948B2 (ja) 衣服、熱中症予防システム及び水分補給警告システム
US20210106254A1 (en) Techniques for quantifying respiration using a wearable device and related systems and methods
US20030154990A1 (en) Mouthpiece monitor
JP7479642B2 (ja) 頭部装着装置、熱中症予防システム及び水分補給警告システム
JP2018185298A (ja) 携帯型の発散物モニタリング装置
WO2017110718A1 (ja) 体温計
WO2019244611A1 (ja) 測定装置、測定方法、及び測定プログラム
Presti et al. Feasibility assessment of an FBG-based soft sensor embedded into a single-use surgical mask for respiratory monitoring
CN112220126A (zh) 一种新型可实时检测体温的口罩
JP7417932B2 (ja) 全身発汗量推定システム及び熱中症予防システム
KR102541197B1 (ko) 스마트 안전모를 이용한 온열질환 관리시스템 및 이를 이용한 온열질환 관리방법
US20240165356A1 (en) Respirator mask with physiological monitoring system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210719

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230301

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20230601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7495064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150