JP7494757B2 - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
カーシェアリングサービスの普及が進み、カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理する様々な技術が検討されている。
例えば特許文献1は、カーシェアリングにおける車両管理とレンタカーにおける車両管理とを融合させることで、車両を合理的に融通し合うことが可能な車両管理システムを開示している。
特開2017-102553号公報
カーシェアリングサービスを利用するユーザにとって、事前に予約してシェアリングカーを利用する予約利用と、待機所に停まっているシェアリングカーの利用をその場で申し込んで利用するオンデマンド利用との双方の利用形態によってシェアリングカーサービスを利用できると便利である。
本開示の目的は、シェアリングカーサービスにおいて予約利用及びオンデマンド利用の双方を円滑に行うことを可能とすることである。
本開示に係る情報処理装置は、
カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理する情報処理装置であって、
ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得し、
前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理し、
前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定する、制御部、
を備える。
本開示に係るプログラムは、
カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理するコンピュータを動作させるプログラムであって、
ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得することと、
前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理することと、
前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定することと、
を含む動作をコンピュータに実行させる。
本開示に係る情報処理方法は、
カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得することと、
前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理することと、
前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定することと、
を含む。
本開示によれば、シェアリングカーサービスにおいて予約利用及びオンデマンド利用の双方を円滑に行うことを可能とすることができる。
本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 駐車エリアの一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムの予約利用における動作の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る情報処理システムのオンデマンド利用における動作の一例を示すフローチャートである。 予約利用において利用可能時間が表示されている一例を示す図である。 予約利用においてユーザが入力操作をしているときの表示の一例を示す図である。 オンデマンド利用において利用可能時間が表示されている一例を示す図である。 オンデマンド利用においてユーザが入力操作をしているときの表示の一例を示す図である。 予約テーブルの一例を示す図である。 予約テーブルに新規予約が追加されたときの一例を示す図である。 複数の車種の予約テーブルの一例を示す図である。 4人のユーザが予約しているときの予約テーブルの一例を示す図である。 駐車エリアが2つの場合の一例を示す図である。 オンデマンド利用の申し込みを受け付けたときの予約テーブルの一例を示す図である。 オンデマンド待機所に停まっている車両に予約テーブルを紐付けたときの予約テーブルの一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。図1を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成及び概要を説明する。
情報処理システム1は、情報処理装置10と、端末装置20と、車両30と、サーバ装置40とを備える。情報処理装置10と、端末装置20と、車両30と、サーバ装置40とは、ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。ネットワーク50は移動体通信網及びインターネットなどを含むネットワークであってよい。
図1では、情報処理装置10、端末装置20及びサーバ装置40をそれぞれ1台ずつ示しているが、情報処理装置10、端末装置20及びサーバ装置40は、それぞれ2台以上であってもよい。
車両30は、カーシェアリングサービスに用いられる車両である。車両30は、ユーザに利用されていないとき、駐車エリア2で待機している。情報処理装置10が管理しているカーシェアリングサービス用の車両30の台数は任意の台数であってよい。
情報処理装置10は、例えば、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。情報処理装置10は、汎用のPC(Personal Computer)であってもよい。
情報処理装置10は、端末装置20、車両30及びサーバ装置40と、ネットワーク50を介して通信可能である。情報処理装置10は、カーシェアリングサービスに用いられる車両30を管理する。
端末装置20は、カーシェアリングサービスを利用するユーザが所有している端末装置である。端末装置20は、例えば、スマートフォン又はタブレットなどであってよい。
端末装置20は、情報処理装置10、車両30及びサーバ装置40と、ネットワーク50を介して通信可能である。
車両30は、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、HV(Hybrid Vehicle)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)、EV(Electric Vehicle)、又はFCV(Fuel Cell Vehicle)などの任意の種類の自動車である。車両30は、自動運転が可能な車両である。車両30は、AVP(Automated Valet Parking)の機能を有する車両である。すなわち、車両30は、ユーザがカーシェアリングサービスを利用する際に、ユーザが車両30に乗車する場所に自動で移動可能である。また、車両30は、ユーザがカーシェアリングサービスの利用を終了して降車すると、利用されていない車両30の待機スペースに自動で移動可能である。
車両30は、情報処理装置10、端末装置20及びサーバ装置40と、ネットワーク50を介して通信可能である。
サーバ装置40は、サーバとして機能するように構成された専用のコンピュータである。サーバ装置40は、汎用のPC(Personal Computer)であってもよい。
サーバ装置40は、情報処理装置10、端末装置20及び車両30と、ネットワーク50を介して通信可能である。サーバ装置40は、駐車エリア2おける車両30の状況を監視している。サーバ装置40は、駐車エリア2における車両30の状況を情報処理装置10に送信する。サーバ装置40は、例えば、駐車エリア2に設置されているカメラ及びセンサなどから取得したデータに基づいて、駐車エリア2おける車両30の状況を監視してよい。
図2を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置10の構成を説明する。
情報処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを備える。
通信部11は、ネットワーク50に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部11は、LAN(Local Area Network)に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、情報処理装置10は、通信部11を介してネットワーク50に接続されている。通信部11は、ネットワーク50を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部11は、ネットワーク50を介して、端末装置20、車両30及びサーバ装置40と通信可能である。
記憶部12は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部12は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部12は、情報処理装置10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部12は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部11によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部12に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク50から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部12の一部は、情報処理装置10の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部12の一部は、任意のインタフェースを介して情報処理装置10と接続されてよい。
入力部13は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部13は、物理キー、静電容量キー、出力部14のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。
出力部14は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部14は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含むが、これに限定されない。
制御部15は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。制御部15は、情報処理装置10の各部を制御しながら、情報処理装置10の動作に関わる処理を実行する。
図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置20の構成を説明する。
端末装置20は、通信部21と、記憶部22と、入力部23と、出力部24と、制御部25と、カメラ26とを備える。
通信部21は、ネットワーク50に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部21は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)及び5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、端末装置20は、通信部21を介してネットワーク50に接続されている。通信部21は、ネットワーク50を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部21は、ネットワーク50を介して、情報処理装置10、車両30及びサーバ装置40と通信可能である。
記憶部22は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部22は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部22は、端末装置20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部21によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部22に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク50から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部22の一部は、端末装置20の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部22の一部は、任意のインタフェースを介して端末装置20と接続されてよい。
入力部23は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部23は、物理キー、静電容量キー、出力部24のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等であるが、これらに限定されない。
出力部24は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部24は、情報を画像で出力するディスプレイ、又は情報を音声で出力するスピーカ等を含むが、これに限定されない。
制御部25は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部25は、端末装置20の各部を制御しながら、端末装置20の動作に関わる処理を実行する。
カメラ26は、画像を撮影することが可能なカメラである。
図4を参照して、本開示の実施形態に係る車両30の構成を説明する。
車両30は、通信装置31と、制御装置32と、位置情報取得装置33とを備える。通信装置31、制御装置32及び位置情報取得装置33は、例えばCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワーク又は専用線を介して、互いに通信可能に接続されている。
通信装置31は、ネットワーク50に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信装置31は、LTE、4G及び5G等の移動体通信規格に対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、車両30は、通信装置31を介してネットワーク50に接続されている。通信装置31は、ネットワーク50を介して多様な情報を送信及び受信する。通信装置31は、ネットワーク50を介して、情報処理装置10、端末装置20及び車両30と通信可能である。
制御装置32は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御装置32は、車両30の各部を制御しながら、車両30の動作に関わる処理を実行する。
位置情報取得装置33は、任意の衛星測位システムに対応する1つ以上の受信機を含む。例えば、位置情報取得装置33は、GPS(Global Positioning System)受信機を含んでもよい。位置情報取得装置33は、車両30の位置の測定値を位置情報として取得する。位置情報は、例えば住所、緯度、経度、及び高度等を含む。
図5を参照して、本開示の実施形態に係るサーバ装置40の構成を説明する。
サーバ装置40は、通信部41と、記憶部42と、入力部43と、出力部44と、制御部45とを備える。
通信部41は、ネットワーク50に接続する通信モジュールを含む。例えば、通信部41は、LANに対応する通信モジュールを含んでもよい。一実施形態において、サーバ装置40は、通信部41を介してネットワーク50に接続されている。通信部41は、ネットワーク50を介して多様な情報を送信及び受信する。通信部41は、ネットワーク50を介して、情報処理装置10、端末装置20及び車両30と通信可能である。
記憶部42は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限定されない。記憶部42は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部42は、サーバ装置40の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部42は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び通信部41によって受信された各種情報等を記憶してもよい。記憶部42に記憶された情報は、例えば通信部41を介してネットワーク50から受信される情報で更新可能であってもよい。記憶部42の一部は、サーバ装置40の外部に設置されていてもよい。その場合、外部に設置されている記憶部42の一部は、任意のインタフェースを介してサーバ装置40と接続されてよい。
入力部43は、ユーザ入力を検出して、ユーザの操作に基づく入力情報を取得する1つ以上の入力用インタフェースを含む。例えば、入力部43は、物理キー、静電容量キー、出力部44のディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイク等を含むが、これに限定されない。
出力部44は、情報を出力してユーザに通知する1つ以上の出力用インタフェースを含む。例えば、出力部44は、情報を画像で出力するディスプレイ、情報を音声で出力するスピーカ等を含むが、これに限定されない。
制御部45は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部45は、サーバ装置40の各部を制御しながら、サーバ装置40の動作に関わる処理を実行する。
(情報処理システムの動作)
図1に示す情報処理システム1の動作を説明する。
最初に、情報処理システム1によって提供されるカーシェアリングサービスの概要について説明する。
車両30は、カーシェアリングサービスに用いられる車両である。車両30は、ユーザが利用していないとき、駐車エリア2で待機している。図1においては、1つの駐車エリア2を示しているが、複数の駐車エリア2があってもよい。駐車エリア2が複数ある場合、それぞれの駐車エリア2に、ユーザが利用していない車両30が待機していてよい。
図6に駐車エリア2の一例を示す。駐車エリア2は、ユーザが利用していない車両30が待機可能なスペースである。駐車エリア2は、例えば、カーシェアリングサービスのユーザなどが居住している集合住宅の地下に設けられたスペースであってよい。
駐車エリア2は、バックヤード201と、乗降場202と、オンデマンド待機所203とを備える。
図6に示すバックヤード201、乗降場202及びオンデマンド待機所203の配置は一例である。バックヤード201、乗降場202及びオンデマンド待機所203は、図6に示した配置以外の配置で駐車エリア2に設けられていてよい。
また、図6に示す例において、バックヤード201は、駐車エリア2内の1カ所に設けられているが、バックヤード201は、駐車エリア2において2カ所以上に設けられていてもよい。また、図6に示す例において、乗降場202は、駐車エリア2内の3カ所に設けられているが、乗降場202の数は、2カ所以下であってもよいし、4カ所以上であってもよい。また、図6に示す例において、オンデマンド待機所203は、駐車エリア2内の3カ所に設けられているが、オンデマンド待機所203の数は、2カ所以下であってもよいし、4カ所以上であってもよい。
バックヤード201は、ユーザが利用していない車両30が待機しているスペースである。バックヤード201には、車両30のバッテリを充電することが可能な充電器が設置されている。ユーザによる利用が終了した車両30は、バックヤード201においてバッテリを充電することができる。
また、バックヤード201において、車両30を清掃することが可能である。バックヤード201には、車両30を自動で清掃することができる機械が設置されていてよい。バックヤード201には、作業員が車両30を清掃することができるスペースが設けられていてよい。
乗降場202は、ユーザが車両30に乗り降りするときに利用可能なスペースである。カーシェアリングサービスの利用を開始する際、ユーザは、乗降場202において車両30に乗車することができる。カーシェアリングサービスの利用を終了する際、ユーザは、乗降場202において車両30を降車することができる。
オンデマンド待機所203は、オンデマンド利用可能な車両30が待機しているスペースである。オンデマンド利用については、後述する。ユーザは、オンデマンド利用でカーシェアリングサービスを利用する際、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に乗車する。
情報処理装置10は、カーシェアリングサービスに用いられる車両30を管理する。情報処理装置10は、複数の車種の車両30を管理してよい。例えば、車種A、車種B及び車種Cの車両30がそれぞれ10台ずつある場合、情報処理装置10は、車種Aの車両30を10台、車種Bの車両30を10台、車種Cの車両30を10台管理する。このように複数の車種を管理していることによって、情報処理装置10は、ユーザの用途に応じた車両30をユーザに提供することができる。
情報処理装置10は、ユーザからの車両30の利用に対する申し込み情報を取得する。カーシェアリングサービスを利用する際、ユーザは、端末装置20を用いて、車両30の利用に対する申し込み情報を情報処理装置10に送信する。
情報処理システム1によって提供されるカーシェアリングサービスにおいて、車両30は、予約利用及びオンデマンド利用のいずれの利用形態でも利用可能である。情報処理装置10は、ユーザからの車両30の利用に対する申し込み情報を、予約利用としての申し込み情報とオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得する。
予約利用は、車両30をユーザが事前に予約して利用する利用形態である。予約利用の場合、ユーザは、端末装置20を操作して、予約利用としての申し込み情報を情報処理装置10に送信する。
ユーザが情報処理装置10に送信する予約利用としての申し込み情報は、希望する車種、利用開始日時、返却予定日時及び希望する乗車場所の情報を含む。すなわち、予約利用の場合、ユーザは、利用する車両30の車種を指定することができる。また、予約利用の場合、ユーザは、利用する車両30の利用期間を、利用開始日時及び返却予定日時によって指定することができる。また、予約利用の場合、ユーザは、利用する車両30の乗車場所を指定することができる。
ユーザは、乗車場所として、駐車エリア2内の乗降場202、ユーザの住居の前など、任意の場所を指定することができる。予約利用の場合、情報処理装置10は、利用開始日時の所定時間前までに、ユーザが指定した乗車場所にユーザが希望した車種の車両30が到着するように、当該予約利用に割り当てられた車両30を配車する。車両30は自動運転可能な車両であり、情報処理装置10から受信した指令に応じて、自動でユーザが指定した乗車場所に向かう。
このように、予約利用の場合、ユーザは、希望する車種の車両30を、予定している利用期間の間、確実に乗車することができる。また、予約利用の場合、ユーザは、希望する乗車場所で車両30に乗車することができる。したがって、例えば、家族での旅行、遠方への出張などのような計画的な利用をするとき、予約利用の形態は、ユーザにとって利便性が高い。
オンデマンド利用は、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に対してユーザが利用申し込みを行い、そのまま即時にユーザが車両30を利用する利用形態である。
オンデマンド利用の場合、ユーザは、オンデマンド待機所203まで行き、オンデマンド待機所203に停まっている車両30がある場合、オンデマンド待機所203に停まっている車両30の利用を申し込む。オンデマンド利用の場合、ユーザは、端末装置20を操作して、オンデマンド利用としての申し込み情報を情報処理装置10に送信する。
車両30には、オンデマンド利用の申し込みに必要な情報を含む2次元コードが貼付されている。オンデマンド利用の場合、ユーザは、端末装置20のカメラ26で、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に貼付されている2次元コードを撮影する。端末装置20の制御部25は、2次元コードに含まれる情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。2次元コードは、例えば車両30を特定するための識別情報を含んでいてよい。
ユーザが情報処理装置10に送信するオンデマンド利用としての申し込み情報は、返却予定日時の情報を含む。オンデマンド利用としての申し込み情報は、予約利用としての申し込み情報と異なり、希望する車種、利用開始日時及び希望する乗車場所の情報は含まない。オンデマンド利用の場合、ユーザは、オンデマンド待機所203に停まっている車両30を利用するため、車種及び乗車場所は選択できないからである。また、オンデマンド利用の場合、即時に利用を開始するため、利用開始日時の情報は不要だからである。
情報処理装置10の制御部15は、最低提供保証時間以上の利用が可能な車両30のみが、オンデマンド待機所203に停まっているように、車両30の配車を制御してよい。ここで、最低提供保証時間とは、ユーザがオンデマンド利用として車両30を利用することができる時間として最低限保証される時間である。最低提供保証時間は、例えば1.5時間であってよい。このように最低提供保証時間を設けることで、ユーザは、オンデマンド待機所203に停まっている車両30をオンデマンド利用する際、少なくとも1.5時間は利用できることが保証される。
このように、オンデマンド利用の場合、ユーザは、オンデマンド待機所203に停まっている車両30があれば、当該車両30を即時に利用する乗車することができる。したがって、例えば、買い物での利用、悪天候時の送迎での利用などのように、予定はしていなかったが即時に車両30を利用したいような場合などに、オンデマンド利用の形態は、ユーザにとって利便性が高い。
車両30は、予約利用専用の車両、オンデマンド利用専用の車両というように、特定の車両30が特定の利用形態に固定されているわけではない。すなわち、ある車両30が予約利用の車両として用いられるか、オンデマンド利用の車両として用いられるかは流動的である。すわなち、同一の車両30が、予約利用及びオンデマンド利用のいずれでも利用可能である。
このように、車両30の利用形態を固定しないことで、カーシェアリングサービスに利用可能な車両30の稼働率を高めることができる。
図7に示すフローチャートを参照して、予約利用の場合における情報処理システム1の動作の概要を説明する。
端末装置20の入力部23は、予約利用を希望するユーザから、予約利用を希望する旨の入力を受け付ける。制御部25は、予約利用を希望する旨の情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した、予約利用を希望する旨の情報を、通信部11を介して取得する(ステップS101)。
制御部15は、車両30の車種ごとに、利用可能時間を算出する(ステップS102)。例えば、カーシェアリングサービスに利用可能な車両30の車種が、車種A及び車種Bの2種類である場合、制御部15は、車種Aの利用可能時間、及び車種Bの利用可能時間をそれぞれ算出する。制御部15が算出する利用可能時間は、予約利用で車両30を利用する場合に、車両30を利用可能な最大の時間である。
制御部15は、車種ごとの利用可能時間の情報を、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS103)。
端末装置20の制御部25は、車種ごとの利用可能時間の情報を取得すると、車種ごとの利用可能時間の情報を出力部24に表示させる。図9に、出力部24が、車種ごとの利用可能時間の情報を表示している画面の一例を示す。
車種ごとの利用可能時間の情報を確認したユーザは、端末装置20の入力部23に、車両30を予約利用するための申し込み情報を入力する。図10に、ユーザが申し込み情報を入力している際に、出力部24が表示している画面の一例を示す。図10に示すように、ユーザは、車種、利用開始日時、返却予定日時及び乗車場所の情報を入力する。制御部25は、ユーザが入力した申し込み情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した申し込み情報を、通信部11を介して取得する(ステップS104)。
制御部15は、取得した申し込み情報に車両30を紐付ける(ステップS105)。ここで、車両30を紐付けるとは、取得した申し込み情報に基づく予約利用で利用される車両30を特定することを意味する。車両30の紐付けの詳細については後述する。
制御部15は、利用開始日時の所定時間前までに希望の乗車場所に車両30が到着するように、車両30を配車する(ステップS106)。所定時間は、例えば10分であってよい。例えば、利用開始日時が1月1日10時であり、所定時間が10分である場合、制御部15は、1月1日9時50分までに希望の乗車場所に車両30が到着するように、車両30を配車する。車両30は、制御部15からの配車の指令を受信すると、自動運転で、ユーザが希望する乗車場所に向かう。
制御部15は、配車した車両30にユーザが乗車するための認証情報を、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS107)。
ユーザは、利用開始日時に希望の乗車場所に行き、当該乗車場所に停まっている車両30に対して、端末装置20が取得した認証情報によって認証処理をすることで、車両30の利用を開始することができる。
車両30の利用を終了したユーザは、任意の場所で車両30から降車してよい。ユーザは、例えば駐車エリア2の乗降場202で降車してもよいし、その他の場所で降車してもよい。ユーザが降車すると、車両30は、自動運転で駐車エリア2のバックヤード201に戻る。
続いて、図8に示すフローチャートを参照して、オンデマンド利用の場合における情報処理システム1の動作の概要を説明する。
オンデマンド利用を希望するユーザは、駐車エリア2のオンデマンド待機所203に行く。オンデマンド待機所203が複数ある場合、ユーザは、任意のオンデマンド待機所203に行ってよい。例えば、ユーザは、居住している住居に最も近いオンデマンド待機所203に行ってよい。
車両30には、オンデマンド利用の申し込みに必要な情報を含む2次元コードが貼付されている。ユーザは、端末装置20のカメラ26で、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に貼付されている2次元コードを撮影する。制御部25は、2次元コードに含まれる情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。2次元コードは、例えば車両30を特定するための識別情報を含んでいてよい。制御部25が2次元コードに含まれる情報を送信することは、すなわち、オンデマンド利用を希望する旨の情報を、制御部25が通信部21を介して情報処理装置10に送信したことを意味する。
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した、オンデマンド利用を希望する旨の情報を、通信部11を介して取得する(ステップS201)。
制御部15は、車両30の利用可能時間を算出する(ステップS202)。ここで、制御部15が利用可能時間を算出する車両30は、端末装置20が2次元コードを撮影した車両30である。
制御部15は、算出した利用可能時間の情報を、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS203)。
端末装置20の制御部25は、オンデマンド待機所203に停まっている車両30の利用可能時間の情報を取得すると、利用可能時間の情報を出力部24に表示させる。図11に、出力部24が、オンデマンド待機所203に停まっている車両30の利用可能時間の情報を表示している画面の一例を示す。
オンデマンド待機所203に停まっている車両30の利用可能時間の情報を確認したユーザは、端末装置20の入力部23に、車両30をオンデマンド利用するための申し込み情報を入力する。図12に、ユーザが申し込み情報を入力している際に、出力部24が表示している画面の一例を示す。図12に示すように、ユーザは、返却予定日時の情報を入力する。制御部25は、ユーザが入力した申し込み情報を、通信部21を介して情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の制御部15は、端末装置20が送信した申し込み情報を、通信部11を介して取得する(ステップS204)。
制御部15は、オンデマンド待機所203に停まっている車両30にユーザが乗車するための認証情報を、通信部11を介して端末装置20に送信する(ステップS205)。
ユーザは、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に対して、端末装置20が取得した認証情報によって認証処理をすることで、車両30の利用を開始することができる。
車両30の利用を終了したユーザは、任意の場所で車両30から降車してよい。ユーザは、例えば駐車エリア2の乗降場202で降車してもよいし、その他の場所で降車してもよい。ユーザが降車すると、車両30は、自動運転で駐車エリア2のバックヤード201に戻る。
<予約利用における利用可能時間の算出>
図7のフローチャートのステップS102において示した、予約利用における車種ごとの利用可能時間の算出について、詳細に説明する。
情報処理装置10の制御部15は、車両30の次回の予約までの空き時間から、リーディングタイムとダウンタイムとを減算して、利用可能時間を算出する。
リーディングタイムは、予約された車両30をユーザが希望する乗車場所まで配車するための見込み時間として設定されている時間である。リーディングタイムは、例えば30分などであってよい。
ダウンタイムは、ユーザが車両30を利用した後、当該車両30を次のユーザが利用可能となるまでのサービス提供停止時間として設定されている時間である。ダウンタイムは、車両30を充電するための時間、車両30を清掃するための時間、車両30を点検するための時間などを考慮して設定された時間であってよい。
充電にかかる時間、清掃にかかる時間などは、車種によって異なるため、ダウンタイムは、車種ごとに異なる時間であってよい。例えば、車種A及び車種Bの2種類の車種がある場合、車種Aのダウンタイムは3時間、車種Bのダウンタイムは1時間などと設定されていてよい。
制御部15は、車両30の予約利用が可能となる利用開始日時を、現在時刻からリーディングタイムだけ後の時間として算出する。例えば、現在時刻が1月1日10時であり、リーディングタイムが30分である場合、制御部15は、車両30の予約利用が可能となる利用開始日時を1月1日10時30分と算出する。
このように、予約利用の場合、車両30の予約利用が可能となる利用開始日時は、現在時刻からリーディングタイムだけ後の時間として算出される。したがって、ユーザが車両30を予約利用する場合に、利用開始日時として設定可能な時刻は、現在時刻からリーディングタイムだけ後の時刻以降の時刻である。
制御部15は、予約利用としての利用可能時間を算出する際、利用可能時間に上限を設けてもよい。上限は、例えば、1週間又は2週間などであってよい。制御部15は、車両30の次回の予約までの空き時間から、リーディングタイムとダウンタイムとを減算して算出した利用可能時間が利用可能時間の上限より長い場合、利用可能時間の上限の値を、利用可能時間として算出してよい。
制御部15は、車種ごとに利用可能時間を算出する。同一車種に複数の空いている車両30がある場合、制御部15は、複数の空いている車両30について算出した利用可能時間のうち、最も利用可能時間が長くなる車両30の利用可能時間を、当該車種の利用可能時間として選択する。
制御部15は、算出した車種ごとの利用可能時間の情報を、通信部11を介して端末装置20に送信する。
<オンデマンド利用における利用可能時間の算出>
図8のフローチャートのステップS202において示した、オンデマンド利用における利用可能時間の算出について、詳細に説明する。
情報処理装置10の制御部15は、車両30の次回の予約までの空き時間からダウンタイムを減算して、利用可能時間を算出する。
制御部15は、車両30のオンデマンド利用が可能となる利用開始日時を、現在時刻として算出する。例えば、現在時刻が1月1日10時である場合、制御部15は、車両30のオンデマンド利用が可能となる利用開始日時を1月1日10時と算出する。
このように、オンデマンド利用の場合、車両30のオンデマンド利用が可能となる利用開始日時は、現在時刻として算出される。したがって、オンデマンド利用する場合、ユーザは、車両30を即時に利用することができる。
制御部15は、オンデマンド利用としての利用可能時間を算出する際、利用可能時間に上限を設けてもよい。上限は、例えば、12時間などであってよい。制御部15は、車両30の次回の予約までの空き時間からダウンタイムを減算して算出した利用可能時間が利用可能時間の上限より長い場合、利用可能時間の上限の値を、利用可能時間として算出してよい。
このように、制御部15は、予約利用であるかオンデマンド利用であるかに応じて異なる方式で車両30の利用可能時間を算出する。
<予約テーブル>
情報処理装置10の制御部15は、車両30の利用予定を予約テーブルによって管理する。図13に、制御部15が、車種Aの車両30を予約テーブルによって管理している様子の一例を示す。
予約テーブルの数は、カーシェアリングサービスに用いられる車両30の台数と同数である。また、それぞれの車種の予約テーブルの数は、それぞれの車種の車両30の台数と同数である。
すなわち、例えば、車種A、車種B及び車種Cの台数がそれぞれ10台である場合、車種Aの予約テーブルの数は10個であり、車種Bの予約テーブルの数は10個であり、車種Cの予約テーブルの数は10個である。
なお、定期点検などによって、カーシェアリングサービスに利用可能な車両30の台数が減った場合、制御部15は、それに応じて予約テーブルの数も減らす。例えば、定期点検によって利用可能な車種Aの台数が10台から9台に減った場合、制御部15は、車種Aの予約テーブルの数を10個から9個に減らす。
それぞれの予約テーブルは、特定の車両30と固定して紐付けられたものではない。すなわち、ある予約テーブルで管理されている利用予定が、どの車両30によって利用されるかは流動的である。
予約利用の場合、制御部15は、予約利用を開始する時刻の所定時間前に、予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定する。所定時間は、例えば30分であってよい。
オンデマンド利用の場合、制御部15は、オンデマンド利用の申し込みを受け付けたときに、予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定する。
図13は、車種Aの車両30が4台あり、制御部15が、車種Aの車両30を4つの予約テーブルTA1~TA4で管理している様子を示したものである。予約テーブルは、ステータス、車番及びスケジュールの情報を含む。
ステータスは、その予約テーブルが現在時刻において「利用中」であるか「空き」であるかを示す。図13で示す例において、予約テーブルTA1及びTA2は、現在時刻においてスケジュールが「予約ブロック」となっているため、ステータスが「利用中」となっている。なお、スケジュールにおいて「予約ブロック」と表示されている部分は、その時間に予約が入っていることを意味する。
また、図13で示す例において、予約テーブルTA3及びTA4は、現在時刻においてスケジュールが「空き」となっているため、ステータスが「空き」となっている。なお、スケジュールにおいて「空き」と表示されている部分は、その時間に予約が入っていないことを意味する。
車番は、その予約テーブルに現在紐付けられている車両30を示す。図13で示す例において、予約テーブルTA1には、車番「A1」の車両30が現在紐付けられている。これは、予約テーブルTA1におけるN日の11時からN+1日の0時までの予約に、車番「A1」で特定される車両30が使用されていることを意味する。また、予約テーブルTB1には、車番「A2」の車両30が紐付けられている。
図13で示す例において、予約テーブルTA3及びTA4の車番の欄は空欄となっている。これは、予約テーブルTA3及びTA4には、現時点において、特定の車両30が紐付けられていないことを意味する。
図13で示す例において、スケジュールの欄には、「空き」、「予約ブロック」及び「DT」との表示がある。「空き」と表示されている部分は、その時間に予約が入っていないことを意味する。「予約ブロック」と表示されている部分は、その時間に予約が入っていることを意味する。「DT」と表示されている部分は、その時間がダウンタイムであることを意味する。なお、「予約ブロック」と表示されている部分は、リーディングタイムと、ユーザが予約した時間とを合わせた時間であってもよい。
図13で示す例において、ユーザから予約利用を希望する旨の情報を取得した場合、予約テーブルTA3及びTA4に空きがあるが、予約テーブルTA4の方が空き時間が長い。そのため、制御部15は、予約テーブルTA4について算出した利用可能時間を、通信部11を介して端末装置20に送信する。
図13で示す例においては、現在時刻がN日の12時であるため、制御部15は、N日の12時からリーディングタイムだけ後のN日の12時30分を利用可能時間の開始日時として算出する。なお、リーディングタイムは、30分であるとした。
また、図13で示す例において、予約テーブルTA4にはN+1日の12時から予約が入っている。この場合、制御部15は、N+1日の12時からダウンタイム分の時間だけ前のN+1日の11時を、利用可能時間の終了日時として算出する。なお、ダウンタイムは、1時間であるとした。
このようにして、制御部15は、車種Aの予約利用における利用可能時間を、N日の12時30分からN+1日の11時までと算出する。
図13で示す例において、駐車エリア2のオンデマンド待機所203に停まっていた車種Aの車両30についてユーザからオンデマンド利用を希望する旨の情報を取得した場合、予約テーブルTA3及びTA4に空きがあるが、予約テーブルTA4の方が空き時間が長い。そのため、制御部15は、予約テーブルTA4について算出した利用可能時間を、通信部11を介して端末装置20に送信する。
オンデマンド利用の場合、利用可能時間の開始日時は、現在時刻であるN日の12時である。
また、制御部15は、予約利用の場合と同様にして、N+1日の12時からダウンタイム分の時間だけ前のN+1日の11時を、利用可能時間の終了日時として算出する。
このようにして、制御部15は、オンデマンド利用における利用可能時間を、N日の12時からN+1日の11時までと算出する。
図14に、制御部15が、予約テーブルTA4に新規予約の利用予定情報を組み込んだ様子を示す。図14に示す例では、制御部15は、新規予約の利用予定情報として、N日の13時からN+1日の11時までの利用予定情報を組み込んでいる。新規予約の利用予定情報は、図14において、「予約ブロック(新規予約)」として示されている。利用予定情報は、リーディングタイムと、ユーザが予約した時間とを合わせた時間であってよい。この際、制御部15は、新規予約の利用予定情報の後に、ダウンタイムを組み込む。図14に示す例では、制御部15は、N+1日の11時から12時の時間にダウンタイムを組み込んでいる。
図15に、制御部15が、車種A及び車種Bの車両30を予約テーブルによって管理している様子の一例を示す。図15は、車種Aの車両30が2台あり、車種Bの車両30が2台ある様子を示したものである。制御部15は、車種Aの車両30を2つの予約テーブルTA1~TA2で管理している。また、制御部15は、車種Bの車両30を2つの予約テーブルTB1~TB2で管理している。
図15で示す例において、ユーザから予約利用を希望する旨の情報を取得した場合、予約テーブルTA2及びTB2に空きがある。制御部15は、車種Aについては、予約テーブルTA2に基づいて利用可能時間を算出する。制御部15は、車種Bについては、予約テーブルTB2に基づいて利用可能時間を算出する。
図15に示す例においては、車種Aの予約テーブルTA2及び車種Bの予約テーブルTB2のいずれも、現在時刻であるN日の12時からN+1日の0時まで「空き」となっている。しかしながら、図15に示す例においては、車種Aと車種Bではダウンタイムが異なる。車種Aのダウンタイムは3時間であり、車種Bのダウンタイムは1時間である。そのため、制御部15は、車種Aと車種Bとで異なる利用可能時間を算出する。
具体的には、制御部15は、車種Aについては、利用可能時間がN日の12時30分からN日の21時までと算出する。また、制御部15は、車種Bについては、利用可能時間がN日の12時30分からN日の23時までと算出する。
図15に、車種Aについて、4人のユーザから予約利用の申し込みを取得している場合の予約テーブルの例を示す。
図16に示す例においては、制御部15は、予約テーブルTA1に4つの利用予定情報を組み込んでいる。このように、可能な限り、1つの予約テーブルに利用予定情報をまとめて組み込むことで、制御部15は、車両30の稼働率を最大化することができる。
例えば、4つの予約テーブルTA1~TA4に、4つの利用予定情報が分散して組み込まれている場合、5人目のユーザは、N日からN+1日にかけて、車種Aの長時間の予約利用をすることができない。しかしながら、図16に示すように、制御部15が1つの予約テーブルに利用予定情報をまとめて組み込んでいると、予約テーブルTA2~TA4には空きがあるため、5人目のユーザは、N日からN+1日にかけて、車種Aの長時間の予約利用をすることができる。これにより、制御部15は、車種Aの車両30の稼働率を最大化することができる。
<予約利用における紐付け>
予約利用の場合、制御部15は、予約利用を開始する時刻の所定時間前に、予約テーブルにどの車両30を紐付けるかを決定する。所定時間は、例えば30分であってよい。制御部15は、予約利用の場合、所定の条件に基づいて、予約テーブルにどの車両30を優先的に紐付けるかを決定する。
以後、制御部15が予約テーブルにどの車両30を優先的に紐付けるかを決定する所定の条件について説明する。
図17は、2つの駐車エリア2として、駐車エリア2A及び駐車エリア2Bがある場合の一例を示す図である。駐車エリア2Aは、バックヤード201Aと、乗降場202Aと、オンデマンド待機所203Aとを備える。駐車エリア2Bは、バックヤード201Bと、乗降場202Bと、オンデマンド待機所203Bとを備える。駐車エリア2Aと駐車エリア2Bとは、例えば、数100m~数km程度離れていてよい。
図17を参照して、制御部15が予約テーブルにどの車両30を優先的に紐付けるかを決定する所定の条件について説明する。
制御部15は、予約テーブルに特定の車両30を紐付ける際、下記の第1条件~第3条件に基づいて優先順位を決定し、優先度の高い車両30を予約テーブルに紐付ける。この際、制御部15は、予約テーブルによって指定されている車種の複数の車両30のうちから、優先度の高い車両30を予約テーブルに紐付ける。例えば、予約テーブルによって指定されている車種が車種Aである場合、制御部15は、車種Aの複数の車両30のうちから、優先度の高い車種Aの車両30を予約テーブルに紐付ける。
(第1条件)
制御部15は、ユーザが希望する乗車場所を含む駐車エリア2で待機している車両30を、希望する乗車場所を含まない駐車エリア2で待機している車両30よりも優先的に予約テーブルに紐付ける。
例えば、図17において、ユーザが希望する乗車場所は、駐車エリア2Aの乗降場202Aであるとする。また、ユーザが希望する車種は、車種Aであるとする。この場合、制御部15は、駐車エリア2Aで待機している車種Aの車両30を、駐車エリア2Bで待機している車種Aの車両30よりも優先的に予約テーブルに紐付ける。
このように、制御部15が、駐車エリア2Aで待機している車両30を予約テーブルに紐付けると、駐車エリア2Bで待機している車両30を駐車エリア2Aの乗降場202Aに移動させるというような移動の無駄を防ぐことができる。
(第2条件)
制御部15は、駐車エリア2のバックヤード201で待機している車両30を、オンデマンド待機所203で待機している車両30よりも優先的に予約テーブルに紐付ける。
例えば、図17において、ユーザが希望する車種である車種Aの車両30がバックヤード201A及びオンデマンド待機所203Aの双方で待機しているとする。この場合、制御部15は、バックヤード201Aで待機している車両30を、オンデマンド待機所203Aで待機している車両30よりも優先的に予約テーブルに紐付ける。
例えば、オンデマンド待機所203Aで待機している車両30を予約テーブルに紐付けると、オンデマンド待機所203Aで待機している車両30は、利用開始日時の前に乗降場202Aに移動する。そうすると、オンデマンド待機所203Aに別の車両30を補充する必要があるため、バックヤード201Aで待機している車両30のうちの何れかの車両30を、空いたオンデマンド待機所203Aに移動させることが必要となる。制御部15は、バックヤード201Aで待機している車両30を、オンデマンド待機所203Aで待機している車両30よりも優先的に予約テーブルに紐付けることで、このような移動の無駄を防ぐことができる。
(第3条件)
制御部15は、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
例えば、図17において、ユーザが希望する車種である車種Aの複数の車両30がバックヤード201Aで待機しているとする。この場合、制御部15は、バックヤード201Aで待機している複数の車両30のうち、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
このように、制御部15が、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付けると、複数の車両30の稼働状況を平準化することができる。これにより、特定の車両30の利用頻度が高くなることを防ぐことができる。
制御部15は、第1条件を、第2条件及び第3条件よりも優先する。また、制御部15は、第2条件を第3条件よりも優先する。
以後、いくつかのケースについて具体的に説明する。なお、予約利用をするユーザの希望の乗車場所は駐車エリア2Aの乗降場202Aであり、希望車種は車種Aであるものとする。
ケース1:駐車エリア2Aのバックヤード201Aに車種Aの複数の車両30が待機している場合。
制御部15は、バックヤード201Aで待機している車種Aの複数の車両30のうち、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
ケース2:駐車エリア2Aのバックヤード201Aに待機している車種Aの車両30がなく、オンデマンド待機所203Aに車種Aの複数の車両30が待機している場合。
制御部15は、オンデマンド待機所203Aで待機している車種Aの複数の車両30のうち、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
ケース3:駐車エリア2Aに待機している車種Aの車両30がなく、駐車エリア2Bのバックヤード201Bに車種Aの複数の車両30が待機している場合。
制御部15は、駐車エリア2Bのバックヤード201Bで待機している車種Aの複数の車両30のうち、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
ケース4:駐車エリア2Aに待機している車種Aの車両30がなく、駐車エリア2Bのバックヤード201Bにも待機している車種Aの車両30がなく、駐車エリア2Bのオンデマンド待機所203Bに車種Aの複数の車両30が待機している場合。
制御部15は、駐車エリア2Bのオンデマンド待機所203Bで待機している車種Aの複数の車両30のうち、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い車両30を優先的に予約テーブルに紐付ける。
<オンデマンド利用における紐付け>
オンデマンド利用の場合、制御部15は、オンデマンド利用の申し込みを受け付けたときに、オンデマンド待機所203に停まっている車両30にどの予約テーブルを紐付けるかを決定する。
図18を参照して、制御部15が、オンデマンド待機所203に停まっている車両30にどの予約テーブルを紐付けるかを、どのように決定するかを説明する。図18は、ユーザからのオンデマンド利用の申し込みを受け付けたときの予約テーブルの一例を示す図である。
ユーザは、オンデマンド待機所203に停まっている車種Aの車両30について、オンデマンド利用の申し込みをしたものとする。図18は、このときの車種Aの車両30についての予約テーブルである。車種Aの車両30は4台あるため、4つの予約テーブルTA1~TA4がある。なお、オンデマンド待機所203に停まっている車種Aの車両30の車番は、A2であるものとする。
制御部15は、現在時刻において予約テーブルのステータスが空きである予約テーブルを、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に紐付ける。
図18を参照すると、予約テーブルTA1は、現在時刻であるN日の12時においてステータスが「利用中」となっている。したがって、制御部15は、予約テーブルTA1を紐付けの候補から外す。また、予約テーブルTA2~TA4は、現在時刻であるN日の12時においてステータスが「空き」となっている。したがって、制御部15は、予約テーブルTA2~TA4を紐付けの候補とする。
ここで、オンデマンド待機所203に停まっている車両30をオンデマンド利用しようとしているユーザが端末装置20に入力した返却予定日時がN日の21時であったとする。車両30をオンデマンド利用した後のダウンタイムが1時間であるとすると、予約テーブルはN日の22時まで空いている必要がある。
この場合、予約テーブルTA2は、N日の21時から別の予約が入っているため、制御部15は、予約テーブルTA2を紐付けの候補から外す。また、予約テーブルTA3及びTA4は、N日の22時まで別の予約が入っていない。したがって、制御部15は、予約テーブルTA3及びTA4を紐付けの候補とする。
制御部15は、このように、予約テーブルのステータスが空きであり、候補となる予約テーブルが複数ある場合、次に車種Aの車両30を利用するユーザの利用可能時間を最大とすることができるように、複数の予約テーブルのうちのいずれかを、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に紐付ける。
図18に示す例において、例えば、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に予約テーブルTA3を紐付けると、予約テーブルTA4は空いたままとなる。この場合、次に車種Aの車両30を利用しようとするユーザは、N+1日の11時まで車種Aの車両30を利用可能である。
一方、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に予約テーブルTA4を紐付けると、予約テーブルTA3は空いたままとなる。この場合、次に車種Aの車両30を利用しようとするユーザは、N日の23時まで車種Aの車両30を利用可能である。
そうすると、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に予約テーブルTA3を紐付けると、次に車種Aの車両30を利用するユーザの利用可能時間を最大とすることができる。したがって、この場合、制御部15は、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に予約テーブルTA3を紐付ける。
図19は、制御部15が、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に予約テーブルTA3を紐付けた様子を示す図である。
図19に示すように、制御部15は、オンデマンド待機所203に停まっている車番A2の車両30に、予約テーブルTA3を紐付ける。これにより、制御部15は、車両30の稼働率を最大化することができる。
<予約利用とオンデマンド利用の重複>
制御部15は、ユーザからオンデマンド利用の申し込みの受け付けを開始すると、オンデマンド利用の申し込みの対象となっている車両30を、予約利用の対象から除外してよい。このようにすることで、オンデマンド待機所203に停まっている車両30に対し、オンデマンド利用の申し込み処理をしている途中に、当該車両30が予約利用の対象となったことでオンデマンド利用できなくなってしまうといった事態を防ぐことができる。
上述のように、本実施形態に係る情報処理装置10において、制御部15は、ユーザからの車両30の利用に対する申し込み情報を、予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得する。また、制御部15は、車両30の台数と同数の予約テーブルによって車両30の利用予定を管理し、予約利用の場合、予約利用を開始する時刻の所定時間前に、予約テーブルにどの車両30を紐付けるかを決定する。このように、情報処理装置10は、予約テーブルを用いて、予約利用の場合とオンデマンド利用との場合とで適切に車両30を管理することができる。したがって、シェアリングカーサービスに本実施形態に係る情報処理装置10を用いると、予約利用及びオンデマンド利用の双方を円滑に行うことができる。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において情報処理装置10において実行される一部の処理動作が、端末装置20又はサーバ装置40において実行されてもよい。
例えば、上述した実施形態において端末装置20において実行される一部の処理動作が、情報処理装置10又はサーバ装置40において実行されてもよい。
例えば、上述した実施形態においてサーバ装置40において実行される一部の処理動作が、情報処理装置10又は端末装置20において実行されてもよい。
例えば、上述した実施形態において、情報処理装置10とサーバ装置40とを独立した装置として説明したが、情報処理装置10とサーバ装置40とは一体化された装置であってもよい。
例えば、スマートフォン又はコンピュータ等の汎用の電子機器を、上述した実施形態に係る情報処理装置10として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る情報処理装置10等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、電子機器のメモリに格納し、電子機器のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、一実施形態に係る開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
上述した実施形態において、カーシェアリングサービスに利用可能な車両30の車種が複数ある場合を説明したが、車両30の車種は1種類であってもよい。
1 情報処理システム
2、2A、2B 駐車エリア
10 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 制御部
20 端末装置
21 通信部
22 記憶部
23 入力部
24 出力部
25 制御部
26 カメラ
30 車両
31 通信装置
32 制御装置
33 位置情報取得装置
40 サーバ装置
41 通信部
42 記憶部
43 入力部
44 出力部
45 制御部
50 ネットワーク
201、201A、201B バックヤード
202、202A、202B 乗降場
203、203A、203B オンデマンド待機所

Claims (3)

  1. カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理する情報処理装置であって、
    ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得し、
    前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理し、
    前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定する、制御部、
    を備え
    前記予約利用としての前記申し込み情報は、希望する車種、利用開始日時、返却予定日時及び希望する乗車場所の情報を含み、
    前記制御部は、前記予約利用の場合、前記希望する乗車場所を含む駐車エリアで待機している前記車両を、前記希望する乗車場所を含まない駐車エリアで待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第1条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定し、
    前記制御部は、前記予約利用の場合、前記駐車エリアのバックヤードで待機している前記車両を、前記オンデマンド待機所で待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第2条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定し、
    前記制御部は、前記予約利用の場合、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い前記車両を優先的に前記予約テーブルに紐付ける第3条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定し、
    前記制御部は、前記第1条件を、前記第2条件及び前記第3条件よりも優先し、前記第2条件を前記第3条件よりも優先し、
    前記オンデマンド利用は、前記オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用申し込み後に即時にユーザが前記車両を利用する利用形態である、情報処理装置。
  2. カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理するコンピュータを動作させるプログラムであって、
    ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得することと、
    前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理することと、
    前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定することと、
    を含む動作をコンピュータに実行させ
    前記予約利用としての前記申し込み情報は、希望する車種、利用開始日時、返却予定日時及び希望する乗車場所の情報を含み、
    前記予約利用の場合、前記希望する乗車場所を含む駐車エリアで待機している前記車両を、前記希望する乗車場所を含まない駐車エリアで待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第1条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記予約利用の場合、前記駐車エリアのバックヤードで待機している前記車両を、前記オンデマンド待機所で待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第2条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記予約利用の場合、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い前記車両を優先的に前記予約テーブルに紐付ける第3条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記第1条件を、前記第2条件及び前記第3条件よりも優先し、前記第2条件を前記第3条件よりも優先することと、
    をさらに含む動作をコンピュータに実行させ、
    前記オンデマンド利用は、前記オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用申し込み後に即時にユーザが前記車両を利用する利用形態である、プログラム。
  3. カーシェアリングサービスに用いられる車両を管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
    ユーザからの前記車両の利用に対する申し込み情報を、事前に予約する予約利用としての申し込み情報と、オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用を受け付けるオンデマンド利用としての申し込み情報とのいずれかで取得することと、
    前記車両の台数と同数の予約テーブルによって前記車両の利用予定を管理することと、
    前記予約利用の場合、前記予約利用を開始する時刻の所定時間前に、前記予約テーブルにどの車両を紐付けるかを決定することと、
    を含み、
    前記予約利用としての前記申し込み情報は、希望する車種、利用開始日時、返却予定日時及び希望する乗車場所の情報を含み、
    前記予約利用の場合、前記希望する乗車場所を含む駐車エリアで待機している前記車両を、前記希望する乗車場所を含まない駐車エリアで待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第1条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記予約利用の場合、前記駐車エリアのバックヤードで待機している前記車両を、前記オンデマンド待機所で待機している前記車両よりも優先的に前記予約テーブルに紐付ける第2条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記予約利用の場合、前回の利用が終了してからの経過時間が最も長い前記車両を優先的に前記予約テーブルに紐付ける第3条件に基づいて、前記予約テーブルにどの車両を優先的に紐付けるかを決定することと、
    前記第1条件を、前記第2条件及び前記第3条件よりも優先し、前記第2条件を前記第3条件よりも優先することと、
    をさらに含み、
    前記オンデマンド利用は、前記オンデマンド待機所に停まっている前記車両に対する利用申し込み後に即時にユーザが前記車両を利用する利用形態である、情報処理方法。
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