本出願の目的、技術的解決策、および利点を明確にするために、以下では、添付図面を参照して本出願を詳細にさらに記述する。方法実施形態における具体的な動作方法はまた、装置実施形態またはシステム実施形態に適用されてもよい。本出願の説明において、別段の指定がない限り、「複数の」は、2つまたは2つを超えるものを意味する。
背景技術で述べた問題を解決するために、図1に示されるように、本出願は通信システムを提供する。システムは、アクセスネットワーク機器と、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素と、を含む。任意選択で、本システムは、セッション管理ネットワーク要素を、さらに含む。
ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、サービス・データ・フローの第1の特性情報を受信し、第1の特性情報が、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用され、サービス・データ・フローの第1の特性情報に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別し、データ・パケット・グループをアクセスネットワーク機器に送信する、ように構成される。アクセスネットワーク機器は、サービス・データ・フローの第2の特性情報を受信することであって、第2の特性情報が、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される、受信することと、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素からサービス・データ・フローを受信することと、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別することと、第2の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信することと、を実施するように構成される。
1つの可能な実施方法において、第1の特性情報は、データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴と、末端パケットの特徴と、を含む。ユーザ・プレーン・ネットワーク要素がサービス・データ・フローの第1の特性情報に基づいてサービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成されることは、初期パケットのデータ特徴に基づいて、データ・パケット・グループの初期パケットを識別することと、末端パケットのデータ特徴に基づいて、データ・パケット・グループの末端パケットを識別することと、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第1の特性情報は、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔は、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す。ユーザ・プレーン・ネットワーク要素が、サービス・データ・フローの第1の特性情報に基づいてサービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成されることは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成されること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、同じデータ・パケット・グループ識別子をデータ・パケット・グループのすべてのデータパケットに追加するように、さらに構成される。
1つの可能な実施方法において、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、第1の特性情報に基づいて、データ・パケット・グループに対してスケジューリング処理を実施する。
1つの可能な実施方法において、第1の特性情報は、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔を含み、パルス間隔は、データ・パケット・グループに対応する2つの隣接するパルス間の送信時間間隔である。ユーザ・プレーン・ネットワーク要素が、第1の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループに対してスケジューリング処理を実施することは、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔に基づいて、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートを低減し、これにより、データ・パケット・グループに対応する低減されたパルス・ピーク・レートが、事前設定された最大パルス・ピーク・レートを超過しないこと、を具体的に含む。最大パルス・ピーク・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大パルス・ピーク・レート、または複数のサービス・データ・フローの最大集約パルス・ピーク・レートである。
1つの可能な実施方法において、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、セッション管理ネットワーク要素から最大パルス・ピーク・レートを受信するように、さらに構成される。
1つの可能な実施方法において、第1の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、第1の特性情報は、データベースからのものであり、データベース内の第1の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、または、第1の特性情報は、セッション管理ネットワーク要素からのものであり、セッション管理ネットワーク要素内の第1の特性情報は、アプリケーションサーバからのものである。
1つの可能な実施方法において、アクセスネットワーク機器が、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成されることは、サービス・データ・フロー内にあり、同じデータ・パケット・グループ識別子を搬送するデータパケットが、同じデータ・パケット・グループに属する、と決定するように構成されること、または、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいてデータ・パケット・グループを識別するように構成されることであって、第2の特性情報が、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔が、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す、構成されること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、アクセスネットワーク機器が、第2の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、第2の特性情報に基づいて、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーを決定し、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーに従って、データ・パケット・グループを送信する、ように構成されること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第2の特性情報は、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含み、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、データ・パケット・グループを送信するための最大送信持続時間を示す。アクセスネットワーク機器が、第2の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループのスケジューリングポリシーを決定するように構成されることは、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに対応する複数の時間周期、および複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーを決定するように構成されること、を具体的に含む。後の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートは、前の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートよりも高い。アクセスネットワーク機器が、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーに従ってデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーに従って、データ・パケット・グループを送信するように構成されること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第2の特性情報は、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔は、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す。アクセスネットワーク機器は、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループの伝送リソースをスケジューリングするように、さらに構成される。
1つの可能な実施方法において、アクセスネットワーク機器が、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいてデータ・パケット・グループの伝送リソースをスケジューリングするように構成されることは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて端末機器からチャネル状態情報CSIを受信することと、CSIによって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定することと、を具体的に含む。アクセスネットワーク機器が、第2の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアに基づいて、データ・パケット・グループを送信するように構成されること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第2の特性情報は、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔をさらに含み、パルス間隔は、データ・パケット・グループに対応する2つの隣接するパルス間の送信時間間隔である。アクセスネットワーク機器が、CSIによって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定するように構成されることは、CSIによって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報、パルス・ピーク・レート、およびパルス間隔に基づいて、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件を決定するように構成されることと、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定するように構成されることと、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、アクセスネットワーク機器が、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて端末機器からCSIを受信するように構成されることは、構成情報を端末機器に送信するように構成されることであって、構成情報が、指示情報およびデータ・パケット・グループ送信間隔を含み、端末機器がCSIを報告する周期が、データ・パケット・グループ送信間隔と同じであることを、指示情報が示す、構成されることと、端末機器からCSIを受信するように構成されることと、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、指示情報は、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第1の持続時間内にCSIを報告するように、端末機器にさらに示す。
1つの可能な実施方法において、アクセスネットワーク機器が、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて端末機器からCSIを受信するように構成されることは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループが到着する時間を決定することと、端末機器にCSIを報告するように示すために、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第2の持続時間内に、ダウンリンク制御情報DCIを端末機器に送信することと、端末機器からCSIを受信することと、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第2の特性情報は、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含み、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、データ・パケット・グループを送信するための最大送信持続時間を示す。アクセスネットワーク機器が、特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、データ・パケット・グループの最初のデータパケットが最初の伝送に失敗したとき、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに基づいてデータ・パケット・グループの残りの送信時間を決定することと、最初のデータパケットの再伝送時間がデータ・パケット・グループの残りの送信時間より長いとき、最初のデータパケットを廃棄することと、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、第2の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、第2の特性情報は、データベースからのものであり、データベース内の第2の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、または、第2の特性情報は、セッション管理ネットワーク要素からのものであり、セッション管理ネットワーク要素内の第2の特性情報は、アプリケーションサーバからのものである。
1つの可能な実施方法において、セッション管理ネットワーク要素は、データベースまたはアプリケーションサーバから第1の特性情報を受信し、第1の特性情報をユーザ・プレーン・ネットワーク要素に送信する、ように構成される。
1つの可能な実施方法において、セッション管理ネットワーク要素は、データベースまたはアプリケーションサーバから第2の特性情報を受信し、第2の特性情報をユーザ・プレーン・ネットワーク要素に送信する、ように構成される。
前述の解決策の特定の実施は、以下の方法の実施形態で詳細に記述される。詳細は、ここでは再び記述されない。
図1に示されるシステムは、図2(a)または図2(b)に示される第5世代(5th generation、5G)ネットワークアーキテクチャにおいて使用されてもよく、または将来のネットワークアーキテクチャ、たとえば第6世代(6th generation、6G)ネットワークアーキテクチャで、当然ながら使用されてもよい。これは、本出願において限定されない。
たとえば、図1に示される通信システムが5Gネットワークアーキテクチャで使用される、と仮定される。図2(a)は、サービスベースのアーキテクチャに基づく5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。図1のユーザ・プレーン・ネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(a)に示される5Gネットワークアーキテクチャのユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素であってもよく、図1のアクセスネットワーク機器に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(a)に示される5Gネットワークアーキテクチャの無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)機器であってもよい。図1のセッション管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(a)に示される5Gネットワークアーキテクチャのセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素であり得る。
図2(a)に示される5Gネットワークアーキテクチャは、端末機器と、データネットワーク(data network、DN)と、キャリアネットワークと、の3つの部分を含み得る。以下は、いくつかのネットワーク要素の機能を簡単に記述する。
キャリアネットワークは、以下のネットワーク要素、すなわち、認証サーバ機能(Authentication Server Function、AUSF)ネットワーク要素、ネットワーク公開機能(network exposure function、NEF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)ネットワーク要素、統合データ管理(unified data management、UDM)、統合データリポジトリ(Unified Data Repository、UDR)、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function、NRF)ネットワーク要素、アプリケーション機能(Application Function、AF)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)ネットワーク要素、SMFネットワーク要素、RAN、UPFネットワーク要素など、のうちの1つまたは複数を含み得る。前述のキャリアネットワークにおいて、無線アクセスネットワーク以外の部分は、コアネットワークと呼ばれる場合がある。
具体的な実施に際して、本出願の実施形態における端末機器は、無線通信機能を実装するように構成される機器であり得る。端末機器は、5Gネットワークまたは将来の発展型公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、端末ユニット、端末局、移動局、遠隔局、遠隔端末、モバイル機器、無線通信機器、端末エージェント、端末装置などであってもよい。アクセス端末は、セル方式電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話機、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、個人用デジタル補助装置(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド機器、計算機器、無線モデムに接続される別の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、仮想現実(virtual reality、VR)端末機器、拡張現実(augmented reality、AR)端末機器、産業制御(industrial control)の無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、遠隔医療(remote medical)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、輸送安全(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム(smart home)の無線端末など、であってよい。端末は、移動可能であっても、固定位置にあってもよい。
端末機器は、キャリアネットワークによって提供されるインターフェース(たとえば、N1)を介してキャリアネットワークへの接続を確立し、キャリアネットワークによって提供されるデータサービスおよび/または音声サービスなどのサービスを使用し得る。端末機器は、キャリアネットワークを介してDNにさらにアクセスし、DN上に配備されたキャリアサービス、および/またはサードパーティによって提供されるサービスを使用し得る。サードパーティは、キャリアネットワークおよび端末機器以外のサービスプロバイダであってもよく、データサービスおよび/または音声サービスなどの別のサービスを端末機器に提供してもよい。サードパーティの具体的な表現形式は、実際の適用シナリオに基づいて具体的に決定されてもよく、本明細書では限定されない。
RANは、キャリアネットワークのサブネットであり、キャリアネットワーク内のサービスノードと端末機器との間の実施システムである。キャリアネットワークにアクセスするために、端末機器は、RANを最初に通過し、次いでRANを介してキャリアネットワーク内のサービスノードに接続され得る。本出願におけるRAN機器は、端末機器に無線通信機能を提供する機器であり、RAN機器は、アクセスネットワーク機器とも呼ばれる。本出願のRAN機器には、5Gの次世代ノードB(g nodeB、gNB)、発展型ノードB(evolved node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(たとえば、home evolved nodeB、またはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、送受信ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)、移動交換局など、を含むが、これらに限定されない。
AMFネットワーク要素は、モビリティ管理およびアクセス認証/許可などの機能を主に実施する。加えて、AMFネットワーク要素は、UEとPCFとの間のユーザポリシーの転送を担当する。
SMFネットワーク要素は、セッション管理、PCFによって配信された制御ポリシーの実行、UPF選択、およびUEインターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレス割当てなどの機能を主に実施する。
UPFネットワーク要素は、データネットワークに接続するインターフェースUPFとして機能し、ユーザプレーンデータ転送、セッション/フローレベルに基づく課金統計、および帯域幅調整などの機能を実装する。
UDMネットワーク要素は、サブスクリプションデータ管理およびユーザアクセス許可などの機能を主に担当する。
UDRは、サブスクリプションデータ、ポリシーデータ、アプリケーションデータ、および別のタイプのデータにアクセスする機能を主に担当する。
NEFは、能力およびイベント公開をサポートするように、主に構成される。
AFネットワーク要素は、ネットワーク側のアプリケーション側の要件、たとえば、サービスの品質(Quality of Service、QoS)要件、またはユーザ・ステータス・イベント・サブスクリプションを主に転送する。AFは、サードパーティの機能エンティティであってもよく、またはオペレータ配備のアプリケーションサービス、たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem、IMS)音声通話サービスであってもよい。AFネットワーク要素は、アプリケーションサーバと呼ばれる場合がある。
PCFネットワーク要素は、セッションレベルまたはサービス・データ・フロー・レベルに対する課金、QoS帯域幅保証、モビリティ管理、およびUEポリシー決定などのポリシー制御機能を主に担当する。
NRFネットワーク要素は、ネットワーク要素発見機能を提供し、別のネットワーク要素からの要求に基づいて、ネットワーク要素タイプに対応するネットワーク要素情報を提供するように構成され得る。NRFは、ネットワーク要素管理サービス、たとえば、ネットワーク要素の登録、更新、および登録解除、ならびにネットワーク要素ステータスのサブスクリプションおよびプッシュを、さらに提供する。
ユーザまたは機器がネットワークにアクセスすることを許可されているか否かを決定するために、AUSFネットワーク要素は、ユーザの認証を主に担当する。
DNは、キャリアネットワークの外部のネットワークである。キャリアネットワークは、複数のDNにアクセスし得る。複数のサービスが、DNに配置され得、DNは、データサービスおよび/または音声サービスなどのサービスを端末機器に提供し得る。たとえば、DNはスマートファクトリのプライベートネットワークであり、スマートファクトリのワークショップに設置されたセンサが、端末機器であってもよく、センサの制御サーバが、DNに配備され、制御サーバは、センサのために機能する。センサは、制御サーバの命令を取得し、収集されたセンサデータを命令に従って制御サーバに伝送するなどのために、制御サーバと通信し得る。別の例では、DNは、会社の内部オフィスネットワークであり、会社の従業員の携帯電話またはコンピュータは、端末機器であってもよく、従業員の携帯電話またはコンピュータは、会社の内部オフィスネットワーク内の情報、データリソースなどにアクセスしてもよい。
図2(a)のNausf、Nnef、Npcf、Nudm、Naf、Namf、Nsmf、N1、N2、N3、N4、およびN6は、インターフェースシリアル番号である。インターフェースシリアル番号の意味については、3GPP標準プロトコルで定義されている意味を参照されたい。これは、ここでは限定されない。
たとえば、図1に示される通信システムが5Gネットワークアーキテクチャで使用される、と仮定される。図2(b)は、ポイント・ツー・ポイント・インターフェースに基づく5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。図1のユーザ・プレーン・ネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(b)に示される5Gネットワークアーキテクチャ内のUPFネットワーク要素であってもよく、図1のアクセスネットワーク機器に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(b)に示される5GネットワークアーキテクチャのRAN機器であってもよい。図1のセッション管理ネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、図2(b)に示される5GネットワークアーキテクチャのSMFネットワーク要素であり得る。
図2(b)のネットワーク要素の機能の説明については、図2(a)の対応するネットワーク要素の機能の説明を参照されたい。詳細は、再度記述されない。図2(b)と図2(a)と間の主な違いは、図2(b)のネットワーク要素間のインターフェースがサービス指向インターフェースではなくポイント・ツー・ポイント・インターフェースである点にある。
図2(b)に示されるアーキテクチャにおいて、ネットワーク要素間のインターフェースの名前および機能は以下の通りであり、すなわち、
(1)N7は、PCFとSMFとの間のインターフェースを表しており、プロトコル・データ・ユニット(protocol data unit、PDU)セッション粒度制御ポリシー、およびサービス・データ・フロー粒度制御ポリシーを配信するように構成される。
(2)N15は、PCFとAMFとの間のインターフェースを表しており、UEポリシーおよびアクセス制御関連ポリシーを配信するように構成される。
(3)N5は、AFとPCFとの間のインターフェースを表しており、アプリケーションサービス要求を配信し、ネットワークイベントを報告するように構成される。
(4)N4は、SMFとUPFとの間のインターフェースを表しており、制御プレーンからユーザプレーンへの転送規則、QoS制御規則、トラフィック統計規則などの配信、およびユーザプレーン情報の報告を含む、制御プレーンとユーザプレーンとの間で情報を転送するように構成される。
(5)N11は、SMFとAMFとの間のインターフェースを表しており、RANとUPFとの間でPDUセッショントンネル情報を転送すること、UEに送信される制御メッセージを転送すること、RANに送信される無線リソース制御情報を転送すること、などを実施するように構成される。
(6)N2は、AMFとRANとの間のインターフェースを表しており、コアネットワーク側からRANに無線ベアラ制御情報を転送するように構成される、などである。
(7)N1は、AMFとUEとの間のインターフェースを表しており、アクセスに無関係であり、QoS制御規則をUEに転送するように構成される、などである。
(8)N8は、AMFとUDMとの間のインターフェースを表しており、AMFによってUDMから、アクセスおよびモビリティ管理関連サブスクリプションデータ、ならびに認証データを取得するために使用され、AMFによって、UEの現在のモビリティ管理関連情報をUDMに登録するために使用される、などである。
(9)N10は、SMFとUDMとの間のインターフェースを表しており、SMFによってUDMから、セッション管理関連サブスクリプションデータを取得するために使用され、SMFによって、UEの現在のセッション関連情報をUDMに登録するために使用される、などである。
(10)N35は、UDMとUDRとの間のインターフェースを表しており、UDMによってUDRから、ユーザサブスクリプションデータ情報を取得するために使用される。
(11)N36は、PCFとUDRとの間のインターフェースを表しており、PCFによってUDRから、ポリシー関連サブスクリプションデータ、およびアプリケーションデータ関連情報を取得するために使用される。
(12)N12は、AMFとAUSFとの間のインターフェースを表しており、AMFによって、AUSFへの認証手順を開始するために使用され、SUCIが、サブスクリプション識別子として搬送され得る。
(13)N13は、UDMとAUSFとの間のインターフェースを表しており、AUSFによって、認証手順を実施するために、UDMからユーザ認証ベクトルを取得するために使用される。
前述したネットワーク要素または機能が、ハードウェア機器内のネットワーク要素、専用のハードウェア上で実行するソフトウェア機能、またはプラットフォーム(たとえば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化される仮想機能であってよいことが、理解され得る。任意選択で、前述のネットワーク要素または機能は、1つの機器によって実装されてもよく、複数の機器によって共同で実装されてもよく、または1つの機器内の1つの機能モジュールによって実装されてもよい。これは、本出願の実施形態において特に限定されない。
本出願におけるセッション管理ネットワーク要素、ポリシー制御ネットワーク要素、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素、およびアクセスネットワーク機器はそれぞれ、図2(a)もしくは図2(b)のSMF、PCF、UPF、およびRANであってもよく、または将来の通信、たとえば6GネットワークにおけるSMF、PCF、UPF、およびRANの機能を有するネットワーク要素であってもよい。これは、本出願において限定されない。説明を容易にするために、本出願において、セッション管理ネットワーク要素、ポリシー制御ネットワーク要素、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素、およびアクセスネットワーク機器がそれぞれ、SMF、PCF、UPF、およびRANである例を使用することによる説明が、提供される。
既存のQoSモデルにおいて、UPFが、ダウンリンク・データ・パケットを受信するとき、UPFは、SMFによって事前設定されたパケット検出規則(Packet Detection Rule、PDR)内のフィルタ(filter)を使用することによって、同じ信頼性要件を有するデータパケット(packets)を、同じQoSフロー(QoS flow)にカプセル化する。複数のQoS flowが、同じPDUセッション(PDU session)に存在し得るが、各QoS flowは、独立し、一意のQoSフロー識別子(QoS flow Identifier、QFI)を有し、各QoS flowは、1つのQoSプロファイル(QoS profile)に関連付けられる。ネットワーク側は、QoS profile内のパラメータに基づいて、同じQoS flowに属するデータパケットに対して、遅延、転送優先度、およびパケット損失率などの同じQoS保証を使用する。
RANが、UPFからダウンリンクQoS flowを受信するとき、RANは、特定のマッピング規則(ここでは、詳細な規則は、規格で現在定義されていない)に従って、いくつかのQoS flowを、同じデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)にカプセル化する。同じDRBは、エアインターフェース側で同じ信頼性保証を受ける。
現在、AR、VR、および触覚ネットワークなどのいくつかのシナリオにおいて、データ伝送のリアルタイム性能に対する要件が高い。具体的には、特定の量のデータは、短い伝送時間ウィンドウで送信される必要がある。リアルタイム性能に対する要求が高いとき、データ伝送の効率を改善するために送信される必要があるデータに対して適切な制御をどのように実装するかが、現在緊急に解決される必要がある問題である。
データ伝送の効率に関連する問題には、主に以下が含まれ、すなわち、
問題(1):データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウにおいて、データ・パケット・グループの異なるデータパケットは、異なるスケジューリング遅延で送信され得、データ・パケット・グループの前のデータパケットのスケジューリング空間は、データ・パケット・グループの後のデータパケットのスケジューリング空間より大きい。結果として、データ・パケット・グループの後のデータパケットのパケット損失の確率が高くなる。
たとえば、データ・パケット・グループの前のデータパケットが送信に失敗したとき、データは、再送信され得る。データ・パケット・グループの後のデータパケットが送信に失敗したとき、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウが終わりに近く、残りの伝送時間が短いので、送信に失敗したデータは、再送信され得ない。加えて、データ・パケット・グループの前のデータパケットが、送信周期の大部分を費やし得るので、データ・パケット・グループの後のデータパケットの送信時間は、短い。これは、多くのデータパケットを損失する問題を引き起こす。
問題(2):データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウにおいて、データ・パケット・グループ内の1つのデータパケット再伝送は、余分な遅延オーバーヘッドを費やす。結果として、データ・パケット・グループの後続のデータパケットの伝送時間は、送信時間ウィンドウを超過する場合がある。この場合において、伝送時間が送信時間ウィンドウを超過するデータパケットをどのように処理するかについて、対応する解決策がない。
問題(3):いくつかの場合において、サービス・データ・フローの送信は、瞬間ピークレートが増加し、事前設定された最大ピークレートが超過されるという問題を有する場合がある。これは、データパケット損失問題を引き起こす。
問題(4):現在のデータパケットは、QoS Flowに基づいて伝送され、同じQoS Flow内のデータパケットは、複数のサービス・データ・フローからのものであっても、同じサービス・データ・フロー内の異なるデータ・パケット・グループからのものであってもよい。結果として、受信側は、QoS Flow内の異なるデータパケット間の関連付け関係を区別し得ない。これは、受信側の受信効率に影響を及ぼす。
本出願の実施形態において、データ伝送の効率に影響を及ぼす前述の4つの問題が、解決される。
本出願の実施形態において、サービス・データ・フロー情報は、アプリケーション識別子(Application ID、App ID)、サービス・データ・フローの識別情報、サービス・データ・フローのQoS要件、またはサービス・データ・フローの特性情報(Traffic model)のうちの1つまたは複数を含む。
アプリケーション識別子は、特定のサービスを識別するために使用され、たとえば、指定された文字であってもよい。
サービス・データ・フローの識別情報は、以下の情報、すなわち、IPトリプレットおよびユニフォーム・リソース・ロケータ(Uniform Resource Locator、URL)の一方または両方を含むが、これらに限定されない。IPトリプレットは、アプリケーションサーバ(すなわち、AF)のIPアドレス、ポート番号、およびプロトコル番号を指す。
サービス・データ・フローのQoS要件は、以下の情報、すなわち、ビットレート(bit rate)、パケット損失レート(Packet Error Rate、PER)、および遅延(delay)のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
サービス・データ・フローの特性情報は、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される。
バースト(burst)タイプのサービス・データ・フローの場合、サービス・データ・フローの特性情報は、以下の情報のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されず、すなわち、
(1)データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴
たとえば、初期パケットのデータ特徴は、初期パケットの指定されたサイズであってもよく、これにより、受信側は、初期パケットの指定されたサイズに基づいて、データパケットは、データ・パケット・グループの初期パケットであることを識別し得る、すなわち、データ・パケット・グループの開始位置を識別し得る。たとえば、初期パケットのデータ特徴が、初期パケットのサイズがxである、ことである場合、受信側が、サイズがxであるデータパケットを受信するとき、データパケットはデータ・パケット・グループの初期パケットである、と決定される。
(2)データ・パケット・グループの末端パケットのデータ特徴
たとえば、末端パケットのデータ特徴は、末端パケットの指定されたサイズであってもよく、これにより、受信側は、末端パケットの指定されたサイズに基づいて、データパケットは、データ・パケット・グループの末端パケットであることを識別し得る、すなわち、データ・パケット・グループの終了位置を識別し得る。たとえば、末端パケットのデータ特徴が、末端パケットのサイズがyである、ことである場合、受信側が、サイズがyであるデータパケットを受信するとき、データパケットはデータ・パケット・グループの末端パケットである、と決定される。
別の例では、末端パケットのデータ特徴は、代替として、2つの連続したデータパケットの指定されたサイズであってもよく、これにより、指定されたサイズの2つのデータパケットを連続して受信した後、受信側は、2つの連続したデータパケット内の2番目のデータパケットがデータ・パケット・グループの末端パケットである、と決定する、すなわち、データ・パケット・グループの終了位置を識別する。一例では、末端パケットのデータ特徴は、2つの連続するデータパケットのサイズがzである、ことである。受信側が、サイズが両方ともzである2つのデータパケットを連続して受信するとき、2つの連続するデータパケット内の2番目のデータパケットはデータ・パケット・グループの末端パケットである、と決定される。
(3)データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウ
データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、データ・パケット・グループのデータパケットを送信するための最大持続時間を指定する。あるいは、これは、データ・パケット・グループのデータパケットが送信時間ウィンドウ内で送信される必要がある、と理解される。送信時間ウィンドウが超過された場合、データ・パケット・グループのデータパケットは、送信され得ず、すなわち、データパケットは廃棄される必要がある。
(4)データ・パケット・グループ送信間隔
データ・パケット・グループ送信間隔は、2つのデータ・パケット・グループ間の送信間隔、すなわち、データ・パケット・グループの初期パケットと次のデータ・パケット・グループの初期パケットとの間の時間間隔を指す。あるいは、これは、データ・パケット・グループ送信間隔がサービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す、と理解される。
(5)データ・パケット・グループに対応するパルスの量
データ・パケット・グループにおいて伝送されるデータの量が多いとき、データ・パケット・グループは複数回送信され得る、すなわち、複数のパルスを使用することによって送信され得る。データ・パケット・グループに対応するパルスの量は、データ・パケット・グループの送信回数の量、またはデータ・パケット・グループを送信するためのパルスの量である。
(6)データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レート
たとえば、データ・パケット・グループを最短時間で迅速に送信するために、4倍の伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)送信レートが、送信に使用されてもよい。この場合、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レート=送信レート*4/1000msである。たとえば、送信レートが120Mb/sに設定されるとき、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートは、0.48Mb/msである。
(7)パルス間隔
データ・パケット・グループ内のデータ量が多いとき、データ・パケット・グループは、複数回送信され得る、すなわち、複数のパルスを使用することによって送信され得る。加えて、特定の時間間隔、すなわち、パルス間隔は、2つのパルス間に存在する必要がある。すなわち、パルス間隔は、データ・パケット・グループに対応する2つの隣接するパルス間の送信時間間隔である。
本出願の実施形態において、サービス・データ・フロー内の1つのデータ・パケット・グループは、メディアサービスの1つのビデオフレームに対応するデータパケットのグループであってもよく、1つの触覚および行動検知動作などによって生成されたデータパケットのグループであってもよい。
以下は、具体例を参照して、バーストタイプのサービス・データ・フローを記述する。たとえば、クラウドVR(Cloud VR)シナリオにおいて、クラウドサーバは、ユーザの頭部動作および画角などの知覚データに基づいて、対応するVRビデオを生成するためにレンダリングを実施し、VRビデオを符号化し、次いで、符号化されたビデオを、5Gネットワークを使用することによってVR端末に送信する。図3は、Cloud VRにおけるバーストタイプのサービス・データ・フローのトラフィックモデルの概略図である。本例では、1つの「ビデオフレーム」は、1つの「データ・パケット・グループ」に対応する。
Cloud VR内のビデオストリームは、以下の特性を有し、すなわち、
(1)クラウドサーバによってVR端末に送信されるビデオストリームが、パルスの形態で送信され、各パルス波は、ビデオフレームであり、各ビデオフレームは、約150個のデータパケットを有する。フレームレートは、60フレーム/秒(frame per second、FPS)であり、ビデオフレーム送信間隔=1000ms(ms)/60FPS=16.7msである。
(2)ユーザによる視聴の継続性を保証するために、ビデオフレーム内のすべてのデータパケットは、8.3ms以内にVR端末に伝送される必要があり、これにより、VR端末は、受信したデータパケットを復号し、ビデオ提示を実施し得る。ここで、8.3msは、ビデオフレームの送信時間ウィンドウである。
(3)ビデオフレームを最短時間で迅速に送信するために、4x伝送制御プロトコルTCP送信レート(SendSpeed)は、送信に使用され得る。ビデオフレームに対応するパルス・ピーク・レート=送信レート*4/1000ms。たとえば、送信レートが120Mb/sに設定されるとき、ビデオフレームに対応するパルス・ピーク・レートは、0.48Mb/msである。
(4)大量のデータが、ビデオフレーム内で伝送されるとき、ビデオフレームは、送信のために複数のパルスに分割され得る。たとえば、2つのパルス間のパルス間隔は、4msである。
(5)ビデオフレームに対応するパルスの量=ROUNDUP(bitrate/FPS/(SendSpeed*4/1000))、ここで、bitrateは、ビットレートを示し、FPSは、フレームレートを示し、SendSpeedは、送信レートを示し、ROUNDUP(x)関数は、xが整数に切り上げられることを示す。たとえば、Bitrateが50Mb/sであり、FPSが60であり、SendSpeedが120Mb/sであるとき、ビデオフレームに対応するパルスの量は、2である。
レート平均タイプのサービス・データ・フローの場合、サービス・データ・フローの特性情報は、以下の情報のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されず、すなわち、
(1)から(4)は、バーストタイプのサービス・データ・フローの特性情報における(1)から(4)と同じである。
(5)サービス・データ・フロー・レート
サービス・データ・フロー・レートは、平均送信レートである。
以下では、具体例を参照して、レート平均タイプのサービス・データ・フローを記述する。図4は、レート平均タイプのサービス・データ・フローのトラフィックモデルの概略図である。ビデオフレーム送信間隔=16.7ms、ビデオフレーム送信時間ウィンドウ=8.3ms、およびサービス・データ・フロー・レート=0.3Mb/ms。
送信される必要があるデータに対して適切な制御を実装し、データ伝送の効率を改善するために、本出願の実施形態は、図2(a)または図2(b)に示されたアーキテクチャに基づく通信方法を提供する。図5に示されるように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:UPFが、サービス・データ・フローの第1の特性情報を受信し、第1の特性情報は、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される。
たとえば、UPFは、SMFからサービス・データ・フローの第1の特性情報を受信してもよく、SMF内の第1の特性情報は、データベース(たとえば、UDR)、NEF、またはアプリケーションサーバからのものであってもよい。別の例では、UPFは、データベース(たとえば、UDR)からサービス・データ・フローの第1の特性情報を受信してもよく、データベース内の第1の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであってもよい。別の例では、UPFは、アプリケーションサーバからサービス・データ・フローの第1の特性情報を受信してもよい。
サービス・データ・フローが、バーストタイプのサービス・データ・フローであるとき、第1の特性情報は、以下、すなわち、データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの末端パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウ、データ・パケット・グループ送信間隔、データ・パケット・グループに対応するパルスの量、またはデータ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
サービス・データ・フローが、レート平均タイプのサービス・データ・フローであるとき、第1の特性情報は、以下、すなわち、データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの末端パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウ、データ・パケット・グループ送信間隔、またはサービス・データ・フロー・レートのうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
ステップ502:RANが、サービス・データ・フローの第2の特性情報を受信し、第2の特性情報は、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される。
たとえば、RANは、SMFからサービス・データ・フローの第2の特性情報を受信してもよく、SMF内の第2の特性情報は、データベース(たとえば、UDR)、NEF、またはアプリケーションサーバからのものであってもよい。別の例では、RANは、データベース(たとえば、UDR)からサービス・データ・フローの第2の特性情報を受信してもよく、データベース内の第2の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであってもよい。別の例では、RANは、アプリケーションサーバからサービス・データ・フローの第2の特性情報を受信してもよい。
サービス・データ・フローがバーストタイプのサービス・データ・フローであるとき、第2の特性情報は、以下、すなわち、データ・パケット・グループの初期パケットのデータの特徴、データ・パケット・グループの末端パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウ、データ・パケット・グループ送信間隔、データ・パケット・グループに対応するパルスの量、またはデータ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔のうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
サービス・データ・フローがレート平均タイプのサービス・データ・フローであるとき、第2の特性情報は、以下、すなわち、データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの末端パケットのデータ特徴、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウ、データ・パケット・グループ送信間隔、またはサービス・データ・フロー・レートのうちの1つまたは複数を含むが、これらに限定されない。
ステップ503:UPFが、サービス・データ・フローの第1の特性情報に基づいてサービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別する。
言い換えると、サービス・データ・フローは、データ・パケット・グループの形態でUPFに送信される。
UPFは、以下の方法に従って、サービス・データ・フロー内の各データ・パケット・グループを識別し得、すなわち、
方法1:UPFは、初期パケットのデータ特徴に基づいてデータ・パケット・グループの初期パケットを識別し、末端パケットのデータ特徴に基づいて、データ・パケット・グループの末端パケットを識別する。
たとえば、UPFによって受信された第1の特性情報が、サービス・データ・フローの初期パケットのデータ特徴および末端パケットのデータ特徴を含むとき、UPFは、サービス・データ・フローの初期パケットのデータ特徴および末端パケットのデータ特徴に基づいて、各データ・パケット・グループの初期パケットおよび末端パケットを識別してもよい。初期パケット、末端パケット、および初期パケットと末端パケットとの間のデータパケットは、1つのデータ・パケット・グループに属する。したがって、UPFは、各データ・パケット・グループを識別し得る。
方法2:UPFは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別する。
たとえば、UPFによって受信された第1の特性情報が、データ・パケット・グループ送信間隔を含むとき、UPFは、前述の方法1に従って、サービス・データ・フロー内の1番目のデータ・パケット・グループを識別してもよく、1番目のデータ・パケット・グループの後のデータ・パケット・グループについては、前述の方法1または方法2が、識別のために使用されてもよい。
一実施方法において、サービス・データ・フロー内の各データ・パケット・グループを識別した後で、UPFは、同じデータ・パケット・グループ識別子を、同じデータ・パケット・グループのすべてのデータパケットに追加し得る。たとえば、データ・パケット・グループ識別子Kが、N番目のデータ・パケット・グループの各データパケットのヘッダに追加され、データ・パケット・グループ識別子K+1が、(N+1)番目のデータ・パケット・グループの各データパケットのヘッダに追加され、データ・パケット・グループ識別子K+2が、(N+2)番目のデータ・パケット・グループの各データパケットのヘッダに追加される、などである。同じデータ・パケット・グループのデータパケットを同じデータ・パケット・グループ識別子でラベル付けした後で、RANは、データ・パケット・グループ識別子に基づいて、データ・パケット・グループを識別し得る。実施方法に基づいて、前述の問題(4)が、データ伝送の効率を改善するために、解決され得る。
一実施方法において、UPFが、同じデータ・パケット・グループ識別子をデータ・パケット・グループのデータパケットに追加するより前または後で、UPFは、実際の要件および第1の特性情報に基づいて、データ・パケット・グループに対してスケジューリング処理を、さらに実施してもよく、たとえば、受信したサービス・データ・フローに対してトラフィックシェーピングを実施してもよい。たとえば、UPFによって受信された第1の特性情報が、データ・パケット・グループに対応するパルスの量、またはデータ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔を含むとき、UPFは、データ・パケット・グループに対応するパルスの量、またはデータ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔に基づいて、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートを低減し、これにより、データ・パケット・グループに対応する低減されたパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートを超過しない。最大パルス・ピーク・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大パルス・ピーク・レート、または複数のサービス・データ・フローの最大集約パルス・ピーク・レートである。別の例では、UPFによって受信された第1の特性情報が、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔を含むとき、UPFは、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔に基づいて、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートを低減し得、これにより、データ・パケット・グループに対応する低減されたパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートを超過しない。最大パルス・ピーク・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大パルス・ピーク・レート、または複数のサービス・データ・フローの最大集約パルス・ピーク・レートである。任意選択で、最大パルス・ピーク・レートは、セッション管理ネットワーク要素からUPFによって受信されてもよい。実施方法に基づいて、前述の問題(3)が、データ伝送の効率を改善するために、解決され得る。
図6は、バーストタイプの単一のサービス・データ・フローに対するトラフィックシェーピングの実施の概略図である。トラフィックシェーピング方法は、伝送遅延を増加させることによって伝送レートを低減するために、主に使用され、これにより、データ・パケット・グループのパルスは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートより低い。トラフィックシェーピングより前に、データ・パケット・グループの2つのパルスのパルス・ピーク・レートは両方とも、事前設定された最大パルス・ピーク・レートを超過し、最大パルス・ピーク・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大パルス・ピーク・レートである、ことが理解され得る。トラフィックシェーピング後、データ・パケット・グループの2つのパルスのパルス・ピーク・レートは両方とも、事前設定された最大パルス・ピーク・レートより低い。
図7は、バーストタイプの2つのサービス・データ・フローに対するトラフィックシェーピングの実施の概略図である。トラフィックシェーピング方法は、単一のサービス・データ・フローの伝送遅延を増加させることによって単一のサービス・データ・フローの伝送レートを低減するために、および/または2つのサービス・データ・フローのパルスを互い違いに送信するために、主に使用され、これにより、2つのサービス・データ・フローの集約トラフィックのパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートより低く、最大パルス・ピーク・レートは、複数のサービス・データ・フローの最大集約パルス・ピーク・レートである。トラフィックシェーピングより前に、2つのデータ・パケット・グループのパルスが、ピーク値に重畳され、2つのサービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループの集約トラフィックのパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートよりも高い、ことが理解され得る。トラフィックシェーピングの後、2つのデータ・パケット・グループのパルスが、ピーク値で互い違いにされ、2つのサービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループの集約トラフィックのパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートより低い。バーストタイプの3つ以上のサービス・データ・フローのためのトラフィックシェーピング方法は、バーストタイプの2つのサービス・データ・フローのためのトラフィックシェーピング方法と同様である、ことに留意されたい。詳細は、再度記述されない。
前述は、バーストタイプのサービス・データ・フローのためのトラフィックシェーピング方法を記述している、ことに留意されたい。レート平均タイプのサービス・データ・フローでは、トラフィックシェーピング方法は、UPFによって受信された第1の特性情報がサービス・データ・フロー・レートを含むとき、UPFが、サービス・データ・フロー・レートに基づいて、データ・パケット・グループに対応するサービス・データ・フロー・レートを低減し得、これにより、データ・パケット・グループに対応する低減されたサービス・データ・フロー・レートが、事前設定された最大サービス・データ・フロー・レートを超過しない、ものであってもよい。サービス・データ・フロー・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大サービス・データ・フロー・レート、または複数のサービス・データ・フローの最大集約サービス・データ・フロー・レートである。任意選択で、最大サービス・データ・フロー・レートは、セッション管理ネットワーク要素からUPFによって受信されてもよい。
前述の方法によれば、UPFは、データ・パケット・グループにラベルを付け(具体的には、データ・パケット・グループ識別子を追加し)、ならびに/あるいはデータ・パケット・グループに対してトラフィックシェーピングを実施し、RANに、トラフィックシェーピングが実施されるラベル付きデータ・パケット・グループおよび/またはデータ・パケット・グループを送信してもよい。
ステップ504:UPFが、データ・パケット・グループをRANに送信する。これに対応して、RANは、データ・パケット・グループを受信し得る。
ステップ505:RANが、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別する。
UPFが、データ・パケット・グループの形態でサービス・データ・フローをRANに送信するとき、RANはまた、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別する必要がある。
RANは、以下の方法に従って、サービス・データ・フロー内の各データ・パケット・グループを識別し得、すなわち、
方法1:RANが、データ・パケット・グループ識別子に基づいて、各データ・パケット・グループを識別する。
たとえば、UPFが、同じデータ・パケット・グループ識別子を同じデータ・パケット・グループのデータパケットに追加し、異なるデータ・パケット・グループのデータ・パケット・グループ識別子が、異なるとき、RANは、データ・パケット・グループ識別子に基づいて、各データ・パケット・グループを識別し得る。
方法2:RANが、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別する。
たとえば、RANによって受信された第2の特性情報が、データ・パケット・グループ送信間隔を含むとき、RANは、前述の方法1に従って、サービス・データ・フロー内の1番目のデータ・パケット・グループを識別してもよく、1番目のデータ・パケット・グループの後のデータ・パケット・グループについて、前述の方法1または方法2が、識別に使用されてもよい。
ステップ506:RANが、第2の特性情報に基づいて、データ・パケット・グループを送信する。
一実施方法において、RANが、データ・パケット・グループを端末機器に送信するとき、RANは、第2の特性情報に基づいて、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーを決定し、次いで、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーに従って、データ・パケット・グループを送信してもよい。たとえば、RANによって受信された第2の特性情報が、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含むとき、RANが第2の特性情報に基づいてデータ・パケット・グループのスケジューリングポリシーを決定することは、RANが、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに対応する複数の時間周期、および複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーを決定すること、を含む。後の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートは、前の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートよりも高い。RANがデータ・パケット・グループのスケジューリングポリシーに従ってデータ・パケット・グループを送信することは、RANが、複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーに従ってデータ・パケット・グループを送信すること、を含む。本方法によれば、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウの後のデータパケットの送信レートは、増加され得、これにより、データ・パケット・グループの送信は、1つの時間ウィンドウ内で完了され、パケット損失の問題を回避するのに役立ち得る。たとえば、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、2つの時間周期に分割され、変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)-16が、前の時間周期において使用され、MSC-24が、後の時間周期において使用される。実施方法に基づいて、前述の問題(1)が、データ伝送の効率を改善するために、解決され得る。
一実施方法において、RANが、データ・パケット・グループを端末機器に送信し、RANによって受信された第2の特性情報が、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含み、データ・パケット・グループの最初のデータパケットが、最初の伝送に失敗したとき、RANは、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに基づいて、データ・パケット・グループの残りの送信時間を決定する。最初のデータパケットの再伝送時間が、データ・パケット・グループの残りの送信時間より長いとき、RANは、最初のデータパケットを廃棄する。実施方法に基づいて、前述の問題(2)が、データ伝送の効率を改善するために、解決され得る。
一実施方法において、データ・パケット・グループを端末機器に送信するとき、RANは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループの伝送リソースを、さらにスケジューリングし得る。たとえば、RANは、データ・パケット・グループを送信するための送信機会およびサブキャリアを事前に決定し、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアに基づいて、データ・パケット・グループを端末機器に、さらに送信してもよい。たとえば、RANは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて端末機器からチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を受信し、次いで、CSIによって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定してもよい。たとえば、RANによって受信された第2の特性情報が、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔を含む場合、RANは、CSI、パルス・ピーク・レート、およびパルス間隔によって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件を決定し、次いで、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定してもよい。
RANがデータ・パケット・グループ送信間隔に基づいて端末機器からCSIを受信し得る方法には、以下の方法1~方法3が含まれるが、これらに限定されない。
方法1:RANは、構成情報を端末機器に送信し、構成情報は、指示情報およびデータ・パケット・グループ送信間隔を含み、端末機器がCSIを報告する周期が、データ・パケット・グループ送信間隔と同じであることを、指示情報は示し、RANは、端末機器からCSIを受信する。
言い換えると、RANは、CSIをRANに周期的に報告するように、端末機器に示し、端末機器がCSIを報告する周期は、データ・パケット・グループ送信間隔に等しい。
方法2:RANは、構成情報を端末機器に送信し、構成情報は、指示情報およびデータ・パケット・グループ送信間隔を含み、指示情報は、端末機器がCSIを報告する周期が、データ・パケット・グループ送信間隔と同じであることを示し、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第1の持続時間にCSIを報告するように、端末機器に示し、RANは、端末機器からCSIを受信する。
言い換えると、RANは、CSIをRANに周期的に報告するように、端末機器に示し、端末機器がCSIを報告する周期は、データ・パケット・グループ送信間隔に等しい。加えて、端末機器がCSIを報告する時間は、端末機器がRANからデータ・パケット・グループを受信する時間より前の第1の持続時間である。したがって、RANは、受信したCSIに基づいて、続いて送信されるデータ・パケット・グループによって占有される送信機会およびサブキャリアを決定し得る。
方法3:RANは、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループが到着する時間を決定し、RANは、端末機器にCSIを報告するように示すために、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第2の持続時間に、ダウンリンク制御情報(Downlink control information、DCI)を端末機器に送信し、RANは、端末機器からCSIを受信する。
具体的には、RANは、UPFからデータ・パケット・グループを受信するより前の第2の持続時間に、端末機器にCSIを報告するように示すために、DCIを端末機器に送信し、これにより、RANは、受信したCSIに基づいて、続いて送信されるデータ・パケット・グループによって占有される送信機会およびサブキャリアを決定し得る。
前述の実施形態に基づいて、サービス・データ・フローの伝送効率を改善するために、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループは、サービス・データ・フローの事前に取得された特性情報に基づいて識別されてもよく、またはサービス・データ・フローは、サービス・データ・フローの特性情報に基づいて送信されてもよい。さらに、UPFは、同じデータ・パケット・グループ識別子を同じデータ・パケット・グループのデータパケットに、さらに追加してもよく、ネットワーク伝送上の高レートサービスの負担を低減し、データ伝送の効率をさらに達成するために、トラフィックシェーピングをさらに実施してもよい。さらに、1つのデータ・パケット・グループが1つの送信時間ウィンドウ内で完全に送信され得ることを保証し、サービス・データ・フローの信頼できる伝送を保証するために、RANは、同じ送信時間ウィンドウ内で異なる時間周期に対して異なるスケジューリングポリシーを実装してもよい。
一例では、以下で、特定の実施形態を参照して図5に示される実施形態を記述する。
図8は、本出願の一実施形態による通信方法の別の概略フローチャートである。本方法は、サービス・データ・フロー情報を構成するプロセスを提供する。具体的には、AFは、NEFを使用することによって、サービス・データ・フロー情報をネットワークに提供する。サービス・データ・フロー情報は、アプリケーション識別子、サービス・データ・フローの識別情報、サービス・データ・フローのQoS要件、またはサービス・データ・フローの特性情報のうちの少なくとも1つを含む。詳細な説明については、前述の説明を参照されたい。
本方法は、以下のステップを含む。
ステップ801:AFが、第1の要求をNEFに送信する。これに対応して、NEFは、第1の要求を受信し得る。
第1の要求は、新たに追加されたサービス・データ・フロー情報または更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
一実施方法において、AFが、新規のサービス・データ・フロー情報を追加する準備をするとき、AFは、第1の要求をNEFに送信する。第1の要求は、サービス・データ・フロー作成要求であってもよく、たとえば、具体的には、PFDManagement_Create Requestであってもよい。サービス・データ・フロー作成要求は、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
別の実施方法において、AFが、既存のサービス・データ・フロー情報を更新する準備をするとき、AFは、第1の要求をNEFに送信する。第1の要求は、サービス・データ・フロー更新要求であってもよく、たとえば、具体的には、PFDManagement_Update Requestであってもよい。サービス・データ・フロー更新要求は、更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
ステップ802:NEFが、NEFに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。
たとえば、NEFは、第1の要求が許可されているか否かを最初に決定し、第1の要求が許可されている場合、NEFは、NEFに記憶されているサービス・データ・フロー情報を更新する。たとえば、第1の要求が、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報を搬送する場合、NEFは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報に基づいて、NEFに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。別の例では、第1の要求が、更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する場合、NEFは、更新されたサービス・データ・フロー情報に基づいて、NEFに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。
ステップ803:NEFが、第1の応答をAFに送信する。これに対応して、AFは、第1の応答を受信し得る。
第1の応答は、要求が正常に処理されたことをAFに通知するために使用される。
当然ながら、ステップ802において、NEFが、第1の要求が許可されないと決定した場合、またはNEFが、サービス・データ・フロー情報の更新に失敗した場合、第1の応答は、要求が処理に失敗したことをAFに通知するために使用される。
第1の応答は、サービス・データ・フロー作成応答、またはサービス・データ・フロー更新応答で具体的にあってもよい。
ステップ804:NEFが、第2の要求をUDRに送信する。これに対応して、UDRは、第2の要求を受信し得る。
第2の要求は、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
一実施方法において、NEFが、新規のサービス・データ・フロー情報を追加する準備をするとき、NEFは、第2の要求をUDRに送信し、第2の要求は、データ管理作成要求(DM_Create Request)であってもよく、データ管理作成要求は、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
別の実施方法において、NEFが、既存のサービス・データ・フロー情報を更新する準備をするとき、NEFは、第2の要求をUDRに送信し、第2の要求は、データ管理更新要求(DM_Update Request)であってもよく、データ管理更新要求は、更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
ステップ805:UDRが、UDRに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。
たとえば、第2の要求が、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報を搬送する場合、UDRは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報に基づいて、UDRに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。別の例では、第2の要求が、更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する場合、UDRは、更新されたサービス・データ・フロー情報に基づいて、UDRに記憶されたサービス・データ・フロー情報を更新する。
ステップ806:UDRが、第2の応答をNEFに送信する。これに対応して、NEFは、第2の応答を受信し得る。
第2の応答は、要求が正常に処理されたことをNEFに通知するために使用される。
当然ながら、UDRが、ステップ805でサービス・データ・フロー情報の更新に失敗した場合、第2の応答は、要求が処理に失敗したことをNEFに通知するために使用される。
第2の応答は、データ管理作成応答(DM_Create Response)、またはデータ管理更新応答(DM_Update Response)で具体的にあってもよい。
ステップ807:SMFが、サービス・データ・フロー情報が取得される必要がある、と決定する。
たとえば、タイマが、SMFに設定され、指定された持続時間が満了するたびに、SMFは、サービス・データ・フロー情報を取得するようにトリガされる。
SMFが、サービス・データ・フロー情報が取得される必要があると決定することは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報が取得される必要がある、と決定すること、または更新されたサービス・データ・フロー情報が取得される必要がある、と決定することであり得る。
ステップ808:SMFが、第3の要求をNEFに送信する。これに対応して、NEFは、第3の要求を受信し得る。
第3の要求は、サービス・データ・フロー情報を取得するように要求するために使用される。
たとえば、第3の要求は、PFDManagement_Fetch Requestであってもよい。
ステップ809:NEFが、第3の応答をSMFに送信する。これに対応して、SMFは、第3の応答を受信し得る。
第3の応答は、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報を搬送する。
たとえば、第3の応答は、PFDManagement_Fetch Responseであってもよい。
新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報を受信した後、SMFは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報をSMFに記憶する。
ステップ807からステップ809において、SMFは、NEFからサービス・データ・フロー情報を取得するように、能動的に要求する。別の実施方法において、代替として、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報を受信した後、NEFは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報をSMFに、能動的に報告する。あるいは、別の実施方法において、SMFは、UDRからサービス・データ・フロー情報を取得するように、能動的に要求してもよい。
ステップ810:SMFが、第4の要求をUPFに送信する。これに対応して、UPFは、第4の要求を受信し得る。
第4の要求は、新規に追加されたサービス・データ・フローの識別情報、または更新されたサービス・データ・フローの識別情報を搬送する。
たとえば、第4の要求は、PFDManagement Requestであってもよい。
UPFは、新規のサービス・データ・フローを識別するために、新規に追加されたサービス・データ・フローの識別情報、または更新されたサービス・データ・フローの識別情報に基づいて、データフロー検出を実施し得る。
前述の実施形態では、AFは、新規に追加されたサービス・データ・フロー情報、または更新されたサービス・データ・フロー情報を提供し、ネットワーク内のNEF、UDR、およびSMFに対して情報を更新する。1つの具体的な実装形態では、更新は、ネットワーク内のNEF、UDR、およびSMFのうちの1つまたは複数に対してのみ実施されてもよく、あるいはネットワーク内の別のネットワーク要素、たとえばAMFまたはPCFに対して実施されてもよい。
加えて、サービス・データ・フローのものであり、サービス・データ・フロー情報内にある識別情報は、UPFに対してさらに更新され、これにより、UPFは、新規のサービス・データ・フローの検出を開始してもよい。
前述の実施形態に基づいて、ネットワークは、指定されたサービス・データ・フロー情報を取得し、構成することを可能にされ得、これにより、対応するサービス・データ・フローは、検出され得、データフロー伝送は、サービス・データ・フロー情報に基づいて、その後、実施され得る。しかしながら、従来の技術では、サービス・データ・フロー情報は、ネットワークに提供され得ない。
図9は、本出願の一実施形態による、通信方法の別の概略図である。本方法は、サービス・データ・フローの特性情報を構成するプロセスを提供する。
本方法は、以下のステップを含む。
ステップ901:端末機器内のアプリケーションが、AFを用いてアプリケーションのサービス・データ・フロー接続を確立する。
サービス・データ・フローのIPトリプレットまたはURLは、ネットワークのためにAFによって事前に提供されたサービス・データ・フロー情報内のIPトリプレットまたはURLと一致することを維持する。たとえば、AFが図8の実施形態の方法に従って、サービス・データ・フロー情報をネットワークに提供する場合、ステップ901におけるサービス・データ・フローのIPトリプレットまたはURLは、図8の実施形態におけるサービス・データ・フロー情報内のIPトリプレットまたはURLと一致する。
ステップ902:UPFが、構成されたパケット検出規則に従ってパケット検出を実施する。指定されたサービスに対応するサービス・データ・フローを検出するとき、UPFは、イベントレポートをPCFに送信し、イベントレポートは、検出されたパケット・データ・フロー説明(Packet Flow Description、PFD)識別子を搬送する。
たとえば、サービスに対応するサービス・データ・フロー情報が、UPFで事前設定された(たとえば、図8の実施形態のステップ810を介して構成された)場合、UPFは、パケット検出を実施するために、パケット検出規則のパラメータとして、サービス・データ・フロー情報内のIPトリプレットまたはURLを使用してもよい。
ステップ903:PCFが、ポリシーおよび課金制御(Policy and Charging Control、PCC)規則をSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCC規則を受信し得る。
PCFは、UDRまたはSMFなどのネットワーク要素からサービス・データ・フロー情報を最初に取得し、次いで、サービス・データ・フロー情報に基づいて、PCC規則を生成し得る。サービスが、複数のデータフローを使用することによって伝送されるとき、PCFは、サービス・データ・フローごとにPCC規則を生成し、次いでPCFは、PCC規則をSMFに送信する。各PCC規則は、アプリケーション識別子と、サービス・データ・フローの識別情報と、サービス・データ・フローの特性情報と、サービス・データ・フローのシェーピングポリシーと、を含み、シェーピングポリシーは、最大パルス・ピーク・レート、または最大サービス・データ・フロー・レートを含む。
一実施方法において、このステップでは、PCFは、SMF initiated SM_Policy Association Modification RequestをSMFに送信してもよく、SMF initiated SM_Policy Association Modification Requestは、PCC規則を搬送する。
ステップ904:SMFが、少なくとも1つのサービス・データ・フローの構成情報をUPFに送信する。これに対応して、UPFは、少なくとも1つのサービス・データ・フローの構成情報を受信し得る。
各サービス・データ・フローは、1つの構成情報に対応し、構成情報は、アプリケーション識別子と、サービス・データ・フローの識別情報と、サービス・データ・フローの特性情報と、サービス・データ・フローのシェーピングポリシーと、を含む。サービス・データ・フローの特性情報は、サービス・データ・フローの第1の特性情報とも呼ばれ得る、ことに留意されたい。サービス・データ・フローの第1の特性情報に含まれる内容については、図5の実施形態の関連説明を参照されたい。詳細は、ここでは再び記述されない。
SMFは、N4メッセージ(たとえば、N4 PDU Establishment Modification Request、またはN4 PDU Session Modification Request)を使用することによって、複数のデータフローの構成情報をUPFに送信し得る。
UPFが、サービス・データ・フローを識別する、またはサービス・データ・フローの第1の特性情報に基づいてサービス・データ・フローに対してシェーピングを実施する具体的な実施方法については、図5の実施形態の関連説明を参照されたい。詳細は、再度記述されない。
ステップ905:SMFが、AMFを使用することによって少なくとも1つのサービス・データ・フローの構成情報をRANに送信する。これに対応して、RANは、少なくとも1つのサービス・データ・フローの構成情報を受信し得る。
各サービス・データ・フローは、1つの構成情報に対応し、構成情報は、アプリケーション識別子と、サービス・データ・フローの識別情報と、サービス・データ・フローの特性情報と、を含む。サービス・データ・フローの特性情報は、サービス・データ・フローの第2の特性情報とも呼ばれ得る、ことに留意されたい。サービス・データ・フローの第2の特性情報に含まれる内容については、図5の実施形態の関連説明を参照されたい。詳細は、ここでは再び記述されない。
RANが、サービス・データ・フローの第2の特性情報に基づいてサービス・データ・フローを識別する、または送信する具体的な実施方法については、図5の実施形態の関連説明を参照されたい。詳細は、再度記述されない。
前述の実施形態に基づいて、端末機器内のアプリケーションが、AFを用いてアプリケーションのサービス・データ・フロー接続を確立した後、サービス・データ・フローの構成情報は、RANおよびUPFに送信されてもよく、RANおよびUPFは、構成情報に基づいて、サービス・データ・フローに対してスケジューリングおよび伝送制御を実施し、これにより、サービス・データ・フローの伝送効率は、改善され得る。
上記は、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本出願で提供される解決策を主に記述している。前述の機能を実装するために、各ネットワーク要素は、各機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含む、ことが理解されよう。当業者は、本明細書内で開示された実施形態に記述されている例と組み合わせて、ユニット、アルゴリズム、およびステップが、本発明におけるハードウェアによって、またはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せによって、実装され得ることに、容易に気付くはずである。機能が、ハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、記述された機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、その実施は本発明の範囲を超える、と考えられるべきではない。
前述の方法実施形態では、アクセスネットワーク機器によって実装される対応するステップまたは動作は、アクセスネットワーク機器内に構成される構成要素(たとえば、チップまたは回路)によって、代替的に実装されてもよく、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素によって実装される対応するステップまたは動作は、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素内に構成される構成要素(たとえば、チップまたは回路)によって、代替的に実装されてもよい、ことが理解され得る。
図10は、本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。装置は、図5、図8、または図9の実施形態において、対応するユーザ・プレーン・ネットワーク要素によって実施されるステップを実装するように構成される。図10に示されるように、装置1000は、送信ユニット1010と、受信ユニット1020と、識別ユニット1030と、を含む。任意選択で、装置1000は、追加ユニット1040と、シェーピングユニット1050と、をさらに含む。
受信ユニット1020は、サービス・データ・フローの特性情報を受信するように構成され、特性情報は、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される。識別ユニット1030は、サービス・データ・フローの特性情報に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成される。送信ユニット1010は、データ・パケット・グループをアクセスネットワーク機器に送信するように構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループの初期パケットのデータ特徴と、末端パケットの特徴と、を含む。識別ユニット1030は、初期パケットのデータ特徴に基づいて、データ・パケット・グループの初期パケットを識別し、末端パケットのデータ特徴に基づいて、データ・パケット・グループの末端パケットを識別するように、特に構成される。
1つの可能な実施方法において、識別ユニット1030は、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように、特に構成され、特性情報は、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔は、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す。
1つの可能な実施方法において、追加ユニット1040は、同じデータ・パケット・グループ識別子を、データ・パケット・グループのすべてのデータパケットに追加するように構成される。
1つの可能な実施方法において、シェーピングユニット1050は、特性情報に基づいて、データ・パケット・グループに対してスケジューリング処理を実施するように構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔を含み、パルス間隔は、データ・パケット・グループに対応する2つの隣接するパルス間の送信時間間隔である。シェーピングユニット1050は、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔に基づいて、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートを低減するように特に構成され、これにより、データ・パケット・グループに対応する低減されたパルス・ピーク・レートは、事前設定された最大パルス・ピーク・レートを超過しない。最大パルス・ピーク・レートは、単一のサービス・データ・フローの最大パルス・ピーク・レート、または複数のサービス・データ・フローの最大集約パルス・ピーク・レートである。
1つの可能な実施方法において、受信ユニット1020は、セッション管理ネットワーク要素から最大パルス・ピーク・レートを受信するようにさらに構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、特性情報は、データベースからのものであり、データベース内の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、または、特性情報は、セッション管理ネットワーク要素からのものであり、セッション管理ネットワーク要素内の特性情報は、アプリケーションサーバからのものである。
任意選択で、通信装置1000は、記憶ユニットをさらに含んでもよい。記憶ユニットは、データまたは命令(コードまたはプログラムとも呼ばれる場合もある)を記憶するように構成される。前述のユニットは、対応する方法または機能を実装するために、記憶ユニットと相互作用する、または記憶ユニットに接続され得る。たとえば、識別ユニット1030、追加ユニット1040、およびシェーピングユニット1050は、記憶ユニット内のデータまたは命令を読み出してもよく、これにより、通信装置は、前述の実施形態の方法を実装する。
装置内のユニットの分割は単に論理的な機能の分割である、ことを理解されたい。実際の実施中、ユニットの全部または一部は、1つの物理的エンティティに統合されてもよく、または物理的に分離されてもよい。加えて、装置内のすべてのユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されてもよく、もしくはハードウェアの形態で実装されてもよく、または一部のユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されてもよく、一部のユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよい。たとえば、各ユニットは、独立して配置された処理要素であってもよく、または実施のために装置のチップに統合されてもよい。あるいは、各ユニットは、ユニットの機能を実施するために、装置の処理要素によって呼び出されるプログラムの形態でメモリに記憶されてもよい。加えて、ユニットは、すべて、もしくは部分的に統合されてもよく、または独立して実装されてもよい。ここでの処理要素は、プロセッサと呼ばれる場合もあり、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施中、前述の方法または前述のユニットのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路を使用することによって実装されてもよく、または処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されもよい。
一例では、前述の装置のいずれか1つにおけるユニットは、前述の方法を実装するように構成された1つもしくは複数の集積回路、たとえば1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、1つもしくは複数のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、またはこれら集積回路形態のうちの少なくとも2つの組合せであってもよい。別の例では、装置内のユニットが処理要素によって呼び出されるプログラムの形態で実装され得るとき、処理要素は、汎用プロセッサ、たとえば、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、またはプログラムを呼び出し得る別のプロセッサであってもよい。さらに別の例では、ユニットは、システム・オン・チップ(system-on-a-chip、SoC)の形態で統合され、および実施されてもよい。
前述の送信ユニット1010は、装置のインターフェース回路であり、信号を別の装置に送信するように構成される。たとえば、装置が、チップによって実装されるとき、送信ユニット1010は、チップであり、信号を別のチップまたは装置に送信するように構成されるインターフェース回路である。前述の受信ユニット1020は、装置のインターフェース回路であり、別の装置から信号を受信するように構成される。たとえば、装置が、チップによって実装されるとき、受信ユニット1020は、チップであり、別のチップまたは装置からの信号を受信するように構成されるインターフェース回路である。
図11は、本出願の一実施形態による、通信装置の別の概略図である。装置は、図5、図8、または図9の実施形態において、対応するアクセスネットワーク機器によって実施されるステップを実装するように構成される。図11に示されるように、装置1100は、送信ユニット1110と、受信ユニット1120と、識別ユニット1130と、を含む。任意選択で、装置1100は、決定ユニット1140をさらに含む。
受信ユニット1120は、サービス・データ・フローの特性情報を受信することであって、特性情報が、サービス・データ・フローの特性を記述するために使用される、受信することと、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素からサービス・データ・フローを受信することと、を実施するように構成される。識別ユニット1130は、サービス・データ・フロー内のデータ・パケット・グループを識別するように構成される。送信ユニット1110は、特性情報に基づいて、データ・パケット・グループを送信するように構成される。
1つの可能な実施方法において、識別ユニット1130は、サービス・データ・フロー内にあり、同じデータ・パケット・グループ識別子を搬送するデータパケットが同じデータ・パケット・グループに属する、と決定すること、または、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいてデータ・パケット・グループを識別することであって、特性情報が、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔が、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す、識別すること、を実施するように、特に構成される。
1つの可能な実施方法において、送信ユニット1110は、特性情報に基づいてデータ・パケット・グループのスケジューリングポリシーを決定し、データ・パケット・グループのスケジューリングポリシーに従ってデータ・パケット・グループを送信する、ように構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含み、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、データ・パケット・グループを送信するための最大送信持続時間を示す。送信ユニット1110は、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに対応する複数の時間周期、および複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーを決定するように、特に構成される。後の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートは、前の時間周期に対応するスケジューリングポリシーによって示される送信レートより高く、複数の時間周期に対応するスケジューリングポリシーに従ってデータ・パケット・グループを送信する。
1つの可能な実施方法において、決定ユニット1140は、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループの伝送リソースをスケジューリングするように構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループ送信間隔を含み、データ・パケット・グループ送信間隔は、サービス・データ・フロー内の2つの隣接するデータ・パケット・グループ間の送信時間間隔を示す。受信ユニット1120は、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、端末機器からチャネル状態情報CSIを受信するように、さらに構成される。決定ユニット1140がデータ・パケット・グループ送信間隔に基づいてデータ・パケット・グループの伝送リソースをスケジューリングするように構成されることは、CSIによって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定するように構成されること、を具体的に含む。送信ユニット1110が特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアに基づいて、データ・パケット・グループを送信すること、を具体的に含む。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループに対応するパルス・ピーク・レートおよびパルス間隔をさらに含み、パルス間隔は、データ・パケット・グループに対応する2つの隣接するパルス間の送信時間間隔である。決定ユニット1140は、CSI、パルス・ピーク・レート、およびパルス間隔によって示される1つまたは複数のサブキャリアのステータス情報に基づいて、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件を決定し、データ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアの品質要件および容量要件に基づいて、データ・パケット・グループの送信機会、およびデータ・パケット・グループを送信するためのサブキャリアを決定する、ように特に構成される。
1つの可能な実施方法において、送信ユニット1110は、構成情報を端末機器に送信するようにさらに構成され、構成情報は、指示情報およびデータ・パケット・グループ送信間隔を含み、端末機器がCSIを報告する周期が、データ・パケット・グループ送信間隔と同じであることを、指示情報は示す。受信ユニット1120は、端末機器からCSIを受信するように構成される。
1つの可能な実施方法において、指示情報は、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第1の持続時間内にCSIを報告するように、端末機器にさらに示す。
1つの可能な実施方法において、決定ユニット1140は、データ・パケット・グループ送信間隔に基づいて、データ・パケット・グループが到着する時間を決定するように、さらに構成される。送信ユニット1110は、端末機器にCSIを報告するように示すために、データ・パケット・グループが到着する瞬間より前の第2の持続時間に、ダウンリンク制御情報DCIを端末機器に送信するように、さらに構成される。受信ユニット1120は、端末機器からCSIを受信するように構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウを含み、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウは、データ・パケット・グループを送信するための最大送信持続時間を示す。送信ユニット1110が特性情報に基づいてデータ・パケット・グループを送信するように構成されることは、データ・パケット・グループの最初のデータパケットが最初の伝送に失敗したとき、データ・パケット・グループの送信時間ウィンドウに基づいてデータ・パケット・グループの残りの送信時間を決定し、最初のデータパケットの再伝送時間がデータ・パケット・グループの残りの送信時間より長いとき、最初のデータパケットを廃棄する、ように特に構成される。
1つの可能な実施方法において、特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、特性情報は、データベースからのものであり、データベース内の特性情報は、アプリケーションサーバからのものであり、または、特性情報は、セッション管理ネットワーク要素からのものであり、セッション管理ネットワーク要素内の特性情報は、アプリケーションサーバからのものである。
任意選択で、通信装置1100は、記憶ユニットをさらに含んでもよい。記憶ユニットは、データまたは命令(コードまたはプログラムとも呼ばれる場合もある)を記憶するように構成される。前述のユニットは、対応する方法または機能を実装するために、記憶ユニットと相互作用する、または記憶ユニットに接続され得る。
装置内のユニットの分割は単に論理的な機能の分割である、ことを理解されたい。実際の実施中、ユニットの全部または一部は、1つの物理的エンティティに統合されてもよく、または物理的に分離されてもよい。加えて、装置内のすべてのユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されてもよく、もしくはハードウェアの形態で実装されてもよく、または一部のユニットは、処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されてもよく、一部のユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよい。たとえば、各ユニットは、独立して配置された処理要素であってもよく、または実施のために装置のチップに統合されてもよい。あるいは、各ユニットは、ユニットの機能を実施するために、装置の処理要素によって呼び出されるプログラムの形態でメモリに記憶されてもよい。加えて、ユニットは、すべて、もしくは部分的に統合されてもよく、または独立して実装されてもよい。ここでの処理要素は、プロセッサと呼ばれる場合もあり、信号処理能力を有する集積回路であってもよい。実施中、前述の方法または前述のユニットのステップは、プロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路を使用することによって実装されてもよく、または処理要素によって呼び出されるソフトウェアの形態で実装されもよい。
一例では、前述の装置のいずれか1つ内のユニットは、前述の方法を実装するように構成される1つもしくは複数の集積回路、たとえば、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ(DSP)、1つもしくは複数のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、またはこれら集積回路形態のうちの少なくとも2つの組合せであってもよい。別の例では、装置内のユニットが処理要素によって呼び出されるプログラムの形態で実装されるとき、処理要素は、汎用プロセッサ、たとえば中央処理装置(CPU)、またはプログラムを呼び出し得る別のプロセッサであってもよい。さらに別の例では、ユニットは、システム・オン・チップ(SoC)の形態で統合され、および実装されてもよい。
前述の送信ユニット1110は、装置のインターフェース回路であり、信号を別の装置に送信するように構成される。たとえば、装置がチップによって実装されるとき、送信ユニット1110は、チップであり、信号を別のチップまたは装置に送信するように構成されるインターフェース回路である。前述の受信ユニット1120は、装置のインターフェース回路であり、別の装置から信号を受信するように構成される。たとえば、装置がチップによって実装されるとき、受信ユニット1120は、チップであり、別のチップまたは装置から信号を受信するように構成されるインターフェース回路である。
図12は、本出願の一実施形態による、アクセスネットワーク機器の構造の概略図である。アクセスネットワーク機器は、前述の実施形態におけるアクセスネットワーク機器の動作を実装するように構成される。図12に示されるように、アクセスネットワーク機器は、アンテナ1210と、無線周波数装置1220と、ベースバンド装置1230と、を含む。アンテナ1210は、無線周波数装置1220に接続される。アップリンク方向では、無線周波数装置1220は、アンテナ1210を介して、端末機器によって送信された情報を受信し、端末機器によって送信された情報を処理のために、ベースバンド装置1230に送信する。ダウンリンク方向では、ベースバンド装置1230は、端末機器の情報を処理し、処理した情報を無線周波数装置1220に送信する。無線周波数装置1220は、端末機器の情報を処理し、次いでアンテナ1210を介して、処理した情報を端末機器に送信する。
ベースバンド装置1230は、1つまたは複数の処理要素1231を含み、たとえば、主制御CPUおよび別の集積回路を含み、インターフェース1233をさらに含み得る。加えて、ベースバンド装置1230は、記憶要素1232を、さらに含んでもよい。記憶要素1232は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。インターフェース1233は、無線周波数装置1220と情報を交換するように構成される。インターフェースは、たとえば、共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。アクセスネットワーク機器に使用される前述の装置は、ベースバンド装置1230に配置され得る。たとえば、アクセスネットワーク機器に使用される前述の装置は、ベースバンド装置1230内のチップであってもよい。チップは、少なくとも1つの処理要素と、インターフェース回路と、を含む。処理要素は、アクセスネットワーク機器によって実施されるいずれかの方法のステップを実施するように構成される。インターフェース回路は、別の装置と通信するように構成される。一実施態様において、前述の方法のステップを実装するアクセスネットワーク機器のユニットは、処理要素によって呼び出されるプログラムの形態で実装されてもよい。たとえば、アクセスネットワーク機器に使用される装置は、処理要素と、記憶要素と、を含む。処理要素は、前述の方法の実施形態において、アクセスネットワーク機器によって実施される方法を実施するために、記憶要素に記憶されたプログラムを呼び出す。記憶要素は、処理要素と同じチップ上に配置された記憶要素、すなわちオンチップ記憶要素であってもよく、または処理要素とは異なるチップ上に配置された記憶要素、すなわちオフチップ記憶要素であってもよい。
別の実装形態では、前述の方法のステップを実装するアクセスネットワーク機器のユニットは、1つまたは複数の処理要素として構成されてもよい。これらの処理要素は、ベースバンド装置に配置される。ここでの処理要素は、集積回路、たとえば、1つもしくは複数のASIC、1つもしくは複数のDSP、1つもしくは複数のFPGA、またはこれら集積回路のタイプの組合せであってもよい。これら集積回路は、チップを形成するために、共に集積されてもよい。
前述の方法のステップを実装するアクセスネットワーク機器のユニットは、SoCの形態で、共に統合され、および実装され得る。たとえば、ベースバンド装置は、前述の方法を実装するように構成されるSoCチップを含む。少なくとも1つの処理要素および記憶要素は、チップに統合されてもよく、処理要素は、アクセスネットワーク機器によって実施される前述の方法を実装するために、記憶要素内に記憶されたプログラムを呼び出す。あるいは、少なくとも1つの集積回路が、アクセスネットワーク機器によって実施される前述の方法を実装するために、チップに統合されてもよい。あるいは、前述の実装形態に関連して、ユニットの一部の機能は、処理要素により、プログラムを呼び出すことによって実装されてもよく、ユニットの一部の機能は、集積回路によって実装されてもよい。
アクセスネットワーク機器に使用される前述の装置は、少なくとも1つの処理要素と、インターフェース回路と、を含み得る、ことが理解され得る。少なくとも1つの処理要素は、前述の方法の実施形態で提供され、アクセスネットワーク機器によって実施される方法のいずれか1つを実施するように構成される。処理要素は、第1の方法で、具体的には、記憶要素内に記憶されたプログラムを呼び出すことによって、アクセスネットワーク機器によって実施される一部または全部のステップを実施してもよく、あるいは第2の方法で、具体的には、命令と組み合わせてプロセッサ要素内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、アクセスネットワーク機器によって実施される一部または全部のステップを実施してもよく、あるいは当然ながら、第1の方法と第2の方法を組み合わせることによって、アクセスネットワーク機器によって実施される一部または全部のステップを実施してもよい。
上記で記述されたように、ここでの処理要素は、汎用プロセッサ、たとえばCPUであってもよく、あるいは前述の方法を実装するように構成される1つもしくは複数の集積回路、たとえば1つもしくは複数のASIC、1つもしくは複数のマイクロプロセッサDSP、1つもしくは複数のFPGA、またはこれら集積回路のうちの少なくとも2つの組合せであってもよい。記憶要素は、1つのメモリであってもよく、または複数の記憶要素の総称であってもよい。
図13は、本出願の一実施形態による、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素の概略図である。ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、前述の実施形態におけるユーザ・プレーン・ネットワーク要素の動作を実装するように構成される。図13に示されるように、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、プロセッサ1310と、インターフェース1330と、を含む。任意選択で、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、メモリ1320をさらに含む。インターフェース1330は、別の機器との通信を実装するように構成される。
前述の実施形態におけるユーザ・プレーン・ネットワーク要素によって実施される方法は、メモリ(これは、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素内のメモリ1320であってもよく、または外部メモリであってもよい)に記憶されたプログラムを呼び出すことによって、プロセッサ1310によって実装されてもよい。言い換えると、ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、プロセッサ1310を含んでもよく、プロセッサ1310は、前述の方法の実施形態においてユーザ・プレーン・ネットワーク要素によって実施される方法を実施するために、メモリ内のプログラムを呼び出す。ここでのプロセッサは、信号処理能力を有する集積回路、たとえばCPUであってもよい。ユーザ・プレーン・ネットワーク要素は、前述の方法を実装するように構成される1つもしくは複数の集積回路、たとえば、1つもしくは複数のASIC、1つもしくは複数のマイクロプロセッサDSP、1つもしくは複数のFPGA、または集積回路形態のうちの少なくとも2つの組合せを使用することによって、実装されてもよい。あるいは、前述の実施が、参照されてもよい。
具体的には、図10の送信ユニット1010、受信ユニット1020、識別ユニット1030、追加ユニット1040、およびシェーピングユニット1050の機能/実施プロセスは、メモリ1320に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図13に示されるユーザ・プレーン・ネットワーク要素1300内のプロセッサ1310によって実装され得る。あるいは、図10の識別ユニット1030、追加ユニット1040、およびシェーピングユニット1050の機能/実施プロセスは、メモリ1320に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって、図13に示されるユーザ・プレーン・ネットワーク要素1300内のプロセッサ1310によって実装されてもよく、図10の送信ユニット1010および受信ユニット1020の機能/実施プロセスは、図13に示されるユーザ・プレーン・ネットワーク要素1300内のインターフェース1330によって実装されてもよい。
当業者は、本出願における「第1」および「第2」などの様々な数字が、説明を容易にするように、区別するために単に使用されており、本出願の実施形態の範囲を限定するために、または順序を表すために、使用されていないこと、を理解し得る。「および/または」という用語は、関連付けられる対象を記述するための関連付け関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。たとえば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、ならびにBのみが存在する場合を表してもよい。文字「/」は通常、関連付けられた対象間の「または」の関係を表す。「少なくとも1つ」は、1つまたは複数を意味する。少なくとも2つは、2つ以上を意味する。「少なくとも1つ」、「いずれか1つ」、またはそれらの類似表現は、項目の任意の組合せを示し、単数の項目、または複数の項目の任意の組合せを含む。たとえば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示してもよく、a、b、およびcは、単数形でも、または複数形でもよい。「複数の」という用語は、2つ以上を意味し、他の数量詞もこれと同様である。
前述のプロセスの順序番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しない、ことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能や内部ロジックに従って決定されるべきであり、本発明の実施形態の実施プロセスの制限として解釈されるべきではない。
便宜上および簡便な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳しい動作プロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスを参照すべきことが、当業者には明確に理解されよう。詳細は、ここでは記述されない。
前述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せによって実装されてもよい。ソフトウェアが、実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令が、コンピュータにロードされ、実行されるとき、本出願の実施形態に従って手順または機能が、全体的に、または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者回線(DSL))または無線(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)の方法で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合した、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶機器であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスクまたは磁気テープ)、光媒体(たとえばDVD)、半導体媒体(たとえばソリッド・ステート・ドライブ(solid-state disk、SSD))などであってもよい。
本出願の実施形態に記述されている様々な例示的な論理ユニットおよび回路は、記述した機能を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合を使用することによって、実装されても、または操作されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよい。任意選択で、汎用プロセッサはまた、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアを有する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他の同様の構成など、コンピューティング装置の組合せによって実装されてもよい。
本出願の実施形態に記述されている方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアユニット、またはそれらの組合せに直接組み込まれてもよい。ソフトウェアユニットは、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、CD-ROM、または当技術分野における任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体は、プロセッサに接続してもよく、これにより、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み出し、情報を記憶媒体に書き込ませてもよい。あるいは、記憶媒体は、プロセッサに統合されてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に配置されてもよい。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理機器にロードされてもよく、これにより、一連の動作およびステップは、コンピュータ実装処理を生成するために、コンピュータまたは別のプログラマブル機器で実施される。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブル機器で実行される命令は、フローチャート内の1つもしくは複数のプロセスにおける、および/またはブロック図内の1つもしくは複数のブロックにおける、特定の機能を実装するためのステップを与える。
1つまたは複数の例示的な設計において、本出願に記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。本発明が、ソフトウェアによって実装された場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されもよく、または1つもしくは複数の命令もしくはコードの形態でコンピュータ可読媒体に伝送される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムが、任意の場所から別の場所に移動し得るコンピュータ記憶媒体または通信媒体のいずれかである。記憶媒体は、任意の汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る使用可能な媒体であってもよい。たとえば、そのようなコンピュータ可読媒体には、限定しないが、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは別の光ディスクストレージ、ディスクストレージもしくは別の磁気記憶装置、またはプログラムコードを載せるか、もしくは記憶するために使用され得る任意の他の媒体が含まれ、プログラムコードは、命令もしくはデータ構造の形態、あるいは汎用もしくは専用のコンピュータ、または汎用もしくは専用のプロセッサによって読み出され得る形態である。加えて、接続部は、コンピュータ可読媒体として適切に定義され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバコンピュータ、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)を使用することによって、あるいは赤外線、無線、もしくはマイクロ波などの無線方式で、ウェブサイト、サーバ、または別のリモートリソースから伝送される場合、ソフトウェアは、定義されたコンピュータ可読媒体に含まれる。ディスク(disk)、およびディスク(disc)は、コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(英語:Digital Versatile Disc、略してDVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含む。ディスクは通常、磁気方式でデータをコピーし、ディスクは通常、レーザ方式で光学的にデータをコピーする。前述の組合せもまた、コンピュータ可読媒体に含まれてもよい。
当業者は、前述の1つまたは複数の例では、本出願に記述されている機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る、ことを理解されたい。機能が、ソフトウェアによって実装されるとき、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読媒体において1つもしくは複数の命令もしくはコードとして伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムが、任意の場所から別の場所に伝送され得る任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
前述の特定の実施において、本出願の目的、技術解決策および有用な効果が、さらに詳細に記述される。前述の説明は、本出願の単なる特定の実施であり、本出願の保護範囲を限定することを意図していない、ことを理解されたい。本出願の技術的解決策に基づいて行われた修正、同等の交換、改善などは、本出願の保護範囲に含まれるものとする。本出願における本明細書の前述の説明によれば、当技術分野における技術は、本出願の内容を使用または実装し得る。開示の内容に基づくいかなる改変形態も、当分野において自明と見なされるものである。本出願に記述された基本原理は、本出願の本質および範囲から逸脱することなく、他の変形例に適用され得る。したがって、本出願で開示される内容は、記述載された実施形態および設計に限定されず、本出願の原理および開示された新規の特徴と一致する最大範囲に拡張され得る。
本出願は、その具体的な特徴および実施形態を参照して記述されているが、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、それらに対して様々な修正や組合せが、行われ得ることは明らかである。これに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲を包含する任意またはすべての修正例、変形例、組合せ例、または均等例と考えられる。当業者が本出願の範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正および変形を行い得ることは、明らかである。このようにして、本出願は、本出願の特許請求の範囲およびそれらの均等な技術の範囲内にある限り、本出願のこれらの修正および変形を包含することを意図している。