JP7493160B2 - 発送支援装置及び発送支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援装置及び発送支援システムに関するものである。
近年、フリーマーケットやオークションなどの個人間の商取引を仲介する個人間EC(Electronic Commerce)サイトの利用が急速に拡大している。特に、個人間ECサイトを運営する企業では、利用者端末(スマートフォンなど)にインストールされる専用アプリケーションなどを利用者に提供して、個人間の商取引が簡単にできるような工夫がなされている。例えば、個人間ECサイトで取引された物品を荷物として発送する際には、送り主(売り主)が、専用アプリケーションの手順にしたがって、配送情報(送り主、送り先などの情報)を入力した上で、近隣のコンビニエンスストアなどの店舗(取次店)に出向くことで、荷物の発送手続きを簡単に行うことができる。このとき、店員とのやり取りを行うことなく、発送手続きを支援する装置により、発送手続きを手軽に済ませるようにすると、利用者の利便性をより一層高めることができる。
このような荷物の発送手続きを支援する技術として、従来、利用者端末において、カメラなどのセンサを用いて荷物のサイズを計測し、その荷物のサイズに対応した配送種別を利用者に提示し、その配送種別が、郵便ポストへの投函を認めるものであれば、利用者が荷物を郵便ポストに投函できるようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
また、データベースにより、荷物の梱包材に貼付されるラベルに印刷された二次元コードの識別情報に基づいて荷物の発送、配送および受取を管理し、利用者端末において、荷物の二次元コードを読み取ることで、発送する荷物を登録した上で、郵便ポストやコンビニエンスストアなどに設置された受取ボックスに利用者が荷物を投函するようにした技術が知られている(特許文献2参照)。
また、利用者端末において、送り主や送り先に関する情報(郵便情報)と配送種別とを利用者が入力し、発送支援装置(無人受付機)において、荷物のサイズを計測し、利用者端末において、発送支援装置から取得した荷物のサイズに基づいて配送料金を算定して、配送料金の決済に関する処理を行い、また、発送支援装置において、利用者端末での入力情報を含むラベルを印刷して、そのラベルが貼付された荷物を利用者が発送支援装置に投函するようにした技術が知られている(特許文献3参照)。
また、発送支援装置(小包収集端末装置)において、荷物の配送情報(送り先などの情報)を利用者が入力し、その情報に基づいて配送料金の決済に関する処理を行い、また、配送情報を含むラベルを印刷し、そのラベルが貼付された荷物を利用者が発送支援装置に投函するようにした技術が知られている(特許文献4参照)。
また、発送支援装置(宅配物自動収集装置)において、利用者が荷物を投函すると、荷物のサイズを計測し、荷物のサイズが所定の規格に適合しているか否かを判定してその判定結果を利用者に提示し、利用者の選択操作に応じて荷物を保管するかあるいは返却するようにした技術が知られている(特許文献5参照)。特にこの技術では、発送支援装置に収納された荷物の数量を計数して記録することができる。
また、発送支援装置(宅配ボックス装置)において、対象となる荷物のサイズを計測し、その荷物のサイズに基づいて配送料金の決済に関する処理を行い、利用者が荷物を発送支援装置に収納することで、発送手続きが完了するようにした技術が知られている(特許文献6参照)。特にこの技術では、梱包済みの荷物のみならず未梱包の荷物でも発送手続きを行うことができる。すなわち、未梱包の荷物のサイズが計測され、その荷物のサイズに対応する適切な梱包材が利用者に提示され、利用者は、提示された梱包材で荷物を梱包した上で発送支援装置に収納する。
特許第6490282号公報 特許第6664601号公報 特許第6524601号公報 特開平10-91678号公報 特開2001-76262号公報 特許第5891394号公報
さて、従来の技術(特許文献6)では、梱包済みの荷物は勿論、未梱包の荷物でも、サイズ計測が行われて、その荷物に適した梱包材が利用者に提供される。このため、利用者は、梱包済みの荷物を持ち込んで発送手続きを行う他に、荷物を未梱包のままで持ち込んでも発送手続きを行うことができるようになり、利用者の利便性を高めることができる。
一方、荷物が未梱包の場合、特に衣類のような不定型な荷物の場合、梱包済みの場合とは異なり、荷物の置き方に応じてサイズ計測の結果が大きく変化する。そのため、荷物の置き方が適切でないと、割高なサイズ区分の梱包材が提示される場合がある。この場合、荷物の置き方を工夫することで、より安価なサイズ区分に変更されることで、配送費用を低く抑えることができるが、利用者は、提示された梱包材が最適なものか否かが直ぐにはわからない。そこで、未梱包の荷物に最適な梱包材を利用者が迅速に確認できるような技術が望まれる。しかしながら、従来の技術は、このような未梱包の荷物に最適な梱包材の確認に関する要望について何ら配慮されていないものであった。
そこで、本発明は、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その未梱包の荷物に最適な梱包材を利用者が迅速に確認することができる発送支援装置及び発送支援システムを提供することを主な目的とする。
本発明の発送支援装置は、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援装置であって、利用者が荷物を置く載置部と、前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、利用者が投函した荷物を収納する収納部と、利用者に情報を提示する表示部と、利用者が発送に関する操作を行う操作部と、発送支援に係る制御を行うプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、その投函用梱包材に関する情報を前記表示部に表示すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記表示部に表示し、利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測する構成とする。
また、本発明の発送支援システムは、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援システムであって、利用者が荷物を置く載置部と、前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、利用者が投函した荷物を収納する収納部と、利用者に情報を提示する表示部と、利用者が発送に関する操作を行う操作部と、を有する発送支援装置と、前記発送支援装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備え、前記発送支援装置は、前記検出部の前記載置部に置かれた荷物の検出結果を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記発送支援装置から受信した前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、その投函用梱包材に関する情報を前記発送支援装置に送信すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記発送支援装置に送信し、前記発送支援装置は、前記サーバ装置から受信した前記投函用梱包材に関する情報および前記アドバイス情報を前記表示部に表示し、利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測する構成とする。
本発明によれば、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を利用者に提示することができる。さらに、利用者が、未梱包の荷物の置き方に関するアドバイスを受けて、未梱包の荷物の置き方を工夫した上で、荷物のサイズを再計測することで、より適切(安価)な投函用梱包材が利用者に提示される。これにより、最適な投函用梱包材を利用者が迅速に確認することができる。
第1実施形態に係る発送支援システムの全体構成図 発送支援装置1の正面図 発送支援装置1の要部を示す斜視図 載置台21を上方から見た発送支援装置1の断面図 載置台21を側方から見た発送支援装置1の断面図 発送支援装置1で印刷される送り状を説明する説明図 発送支援装置1の概略構成を示すブロック図 発送支援装置1で行われる梱包済みの荷物を対象にした処理の概要を示す説明図 発送支援装置1で行われる未梱包の荷物を対象とした処理の概要を示す説明図 発送支援装置1で行われる梱包済みの荷物を対象にした処理の手順を示すフロー図 発送支援装置1で行われる梱包済みの荷物を対象にした処理の手順を示すフロー図 発送支援装置1で行われる未梱包の荷物を対象とした処理の手順を示すフロー図 発送支援装置1において待機時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において梱包材購入モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において梱包材購入モード時に表示される画面を示す説明図 発送支援装置1において梱包材購入モード時に表示される画面を示す説明図 第1実施形態の第1変形例に係る発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図 第1実施形態の第2変形例に係る未梱包の荷物を対象とした処理の手順を示すフロー図 第1実施形態の第3変形例に係る発送支援装置1の要部を示す説明図 第1実施形態の第3変形例に係る発送支援装置1のプロセッサ63の動作手順を示すフロー図 第2実施形態に係る発送支援装置1およびサーバ装置2の概略構成を示すブロック図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援装置であって、利用者が荷物を置く載置部と、前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、利用者が投函した荷物を収納する収納部と、利用者に情報を提示する表示部と、利用者が発送に関する操作を行う操作部と、発送支援に係る制御を行うプロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、その投函用梱包材に関する情報を前記表示部に表示すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記表示部に表示し、利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測する構成とする。
これによると、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を利用者に提示することができる。さらに、利用者が、未梱包の荷物の置き方に関するアドバイスを受けて、未梱包の荷物の置き方を工夫した上で、荷物のサイズを再計測することで、より適切(安価)な投函用梱包材が利用者に提示される。これにより、最適な投函用梱包材を利用者が迅速に確認することができる。
また、第2の発明は、前記載置部、前記検出部、前記収納部、および前記表示部が、同一の筐体に一体的に設けられた構成とする。
これによると、装置が省スペース化されるため、コンビニエンスストアなどの店舗に容易に設置することができる。
また、第3の発明は、前記プロセッサは、前記計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物を梱包する上で最も推奨される投函用梱包材を選択する構成とする。
これによると、最も推奨される投函用梱包材を利用者が直ちに確認することができる。
また、第4の発明は、更に、利用者が発送に関する操作を行う操作部を備え、前記プロセッサは、利用者による前記操作部を用いた投函用梱包材の購入の指示があると、前記投函用梱包材の選択から購入代金の決済までの手続きに関するガイダンスを前記表示部に表示する構成とする。
これによると、投函用梱包材の選択から購入代金の決済までの手続きを利用者が円滑に進めることができる。
また、第5の発明は、前記検出部は、前記載置部に置かれた物体を撮影する撮影部であり、前記プロセッサは、利用者が購入する前記投函用梱包材を前記載置部に置くように促すガイダンスを前記表示部に表示し、前記撮影部の撮影画像に対する画像認識により、前記載置部に置かれた前記投函用梱包材を認識する構成とする。
これによると、利用者が選択した投函用梱包材を認識することができる。このため、投函用梱包材の購入代金を利用者に提示したり、購入代金の決済を行ったりすることができる。
また、第6の発明は、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援システムであって、利用者が荷物を置く載置部と、前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、利用者が投函した荷物を収納する収納部と、利用者に情報を提示する表示部と、利用者が発送に関する操作を行う操作部と、を有する発送支援装置と、前記発送支援装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備え、前記発送支援装置は、前記検出部の前記載置部に置かれた荷物の検出結果を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記発送支援装置から受信した前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、その投函用梱包材に関する情報を前記発送支援装置に送信すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記発送支援装置に送信し、前記発送支援装置は、前記サーバ装置から受信した前記投函用梱包材に関する情報および前記アドバイス情報を前記表示部に表示し、利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測する構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その未梱包の荷物に最適な梱包材を利用者が迅速に確認することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る発送支援システムの全体構成図である。
この発送支援システムは、荷物を配送事業者に引き渡す利用者(依頼者)の発送手続きを支援するものであり、発送支援装置1と、サーバ装置2と、スマートフォン3(ユーザ装置)と、を備えている。発送支援装置1とサーバ装置2とはネットワークを介して接続されている。また、スマートフォン3とサーバ装置2とはネットワークを介して接続されている。なお、この発送支援システムは、フリーマーケットやオークションなどの個人間の商取引を仲介する個人間ECサイトなどで取引した物品の発送にも活用することができる。
発送支援装置1は、コンビニエンスストアなどの店舗に設置される。この発送支援装置1は、利用者が持ち込んだ荷物のサイズを計測して、荷物の配送料金などを利用者に提示する機能を有する。また、発送支援装置1は、荷物が投函されるポストとしての機能を有する。また、発送支援装置1は、梱包材(梱包容器)を販売するセルフレジとしての機能を有する。また、発送支援装置1は、予め利用者がスマートフォン3を用いて入力した情報に基づいて、所定事項が記載された送り状を印刷する機能を有する。利用者は、印刷された送り状を荷物に貼付した上で発送支援装置1に投函する。
スマートフォン3は、発送支援装置1を用いて荷物の配送を配送事業者に依頼する利用者が操作する。このスマートフォン3には、発送アプリケーションおよび決済アプリケーションがインストールされている。発送アプリケーションでは、発送する荷物に関する発送申告情報(品名、送り主、送り先、取扱指定(割れ物、精密機器、要冷蔵)などに関する情報)を、利用者が入力する。なお、発送申告情報の入力は、スマートフォン3以外のユーザ端末、例えばPCやタブレット端末などで行われるようにしてもよい。決済アプリケーションは、スマートフォン決済、すなわち、電子マネーやクレジットカードなどの決済サービスを、スマートフォン3を利用して行うものである。利用者は、この決済アプリケーションにより、指定された決済サービスを利用して梱包材の購入代金の決済を行うことができる。
サーバ装置2は、荷物の発送を管理する機能を有する。具体的には、荷物の発送に際して事前にスマートフォン3などを利用して利用者が入力した情報を、利用者ごとの発送申告情報として登録管理し、発送支援装置1からの要求に応じて、発送申告情報を発送支援装置1に提供する。また、サーバ装置2は、決済に関する機能を有する。具体的には、発送支援装置1からの要求に応じて、利用者が購入する梱包材の代金の支払いに関する決済処理を行う。なお、サーバ装置2は、店舗とは別の遠隔地(例えば管理センターなど)に設置される他、店舗内の適所(例えばバックヤードや管理室など)に設置されるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、サーバ装置2が、荷物の発送を管理する機能と、決済に関する機能とを有するものとしたが、荷物の発送を管理する機能と、決済に関する機能とを異なるサーバ装置で別々に実現する構成としてもよい。
次に、発送支援装置1の概略構成について説明する。図2は、発送支援装置1の正面図である。図3は、発送支援装置1の要部を示す斜視図である。図4は、載置台21を上方から見た発送支援装置1の断面図である。図5は、載置台21を側方から見た発送支援装置1の断面図である。図6は、発送支援装置1で印刷される送り状を説明する説明図である。
図2に示すように、発送支援装置1は、本体11と、ラック12と、を備えている。
ラック12(ストッカー)は、本装置に投函できる梱包材(定型梱包材、適合梱包材)を収容する。本実施形態では、第1区分の定型梱包材(Aタイプ定型箱)と第2区分の定型梱包材(Bタイプ定型箱)との2種類の梱包材がラック12に収容される。このラック12に収容された梱包材は、利用者が発送支援装置1で購入の手続きを行うことができる。なお、梱包材は、展開状態または折り畳み状態でラック12に収納され、梱包時に利用者が組み立てる。
図3に示すように、本体11は、載置台21(載置部)を備えている。この載置台21には、利用者が持ち込んだ荷物が置かれる。本実施形態では、梱包済みの荷物や未梱包の荷物を載置台21に載置することで、その荷物のサイズが計測されて、その荷物が該当するサイズ区分が判定される。また、ラック12から取り出した梱包材を載置台21に載置することで、その梱包材の種類が認識される。
載置台21は、トレー状に形成され、対象物(梱包済みの荷物、未梱包の荷物、購入する梱包材)が置かれる矩形の載置面22と、その載置面22を取り囲む前後左右の側壁面23と、を有している。なお、本実施形態では、矩形の載置面22の横方向(左右方向)をX方向とし、載置面22の縦方向(前後方向)をY方向とし、載置面22に直交する方向(高さ方向)をZ方向とする。
載置台21の上側には、載置面22に対向するように上方撮影部31(第1の検出部)が設けられている。この上方撮影部31は、カラーカメラ32(2次元カメラ)とデプスカメラ33(3次元カメラ)とを備えている。カラーカメラ32およびデプスカメラ33は、載置面22に置かれた対象物(梱包済みの荷物、未梱包の荷物、購入する梱包材)を上方から撮影する。カラーカメラ32はカラー画像(検出結果)を出力し、デプスカメラ33からデプス画像(被写体の3次元位置情報)(検出結果)を出力する。なお、マルチカメラで構成されるデプスカメラ33に含まれる所定のカメラをカラーカメラ32として、兼用するようにしてもよい。この場合、カメラの数を減らすことができるので、装置のコスト削減を図ることができる。
なお、デプスカメラ33は、被写体の3次元位置情報を出力する3次元カメラであり、ステレオカメラの他に、TOF(Time of Flight)カメラなどでもよい。また、デプス画像は、X座標およびY座標で規定される画素ごとにZ座標(デプスカメラ33からの距離)の情報を含む距離画像である。
載置台21の横側(右側)の側壁面23には、側方撮影部35(第2の検出部)が設けられている。この側方撮影部35は、2つのカラーカメラ36(2次元カメラ)を備えている。2つのカラーカメラ36は、前後(奥行き方向)にずらして配置されている。カラーカメラ36は、は、載置面22上に置かれた対象物(梱包済みの荷物)を側方から撮影する。カラーカメラ36はカラー画像(検出結果)を出力する。なお、側方撮影部35にカラーカメラ36が3つ以上設けられるようにしてもよい。
図5に示すように、一方(左側)の側壁面23には、他方(右側)の側壁面23に設けられた側方撮影部35のカラーカメラ36に対向するように基準マーカ39が設けられている。この基準マーカ39には所定のパターン画像(例えばチェッカー模様)が描画されている。
ここで、側方撮影部35のカラーカメラ36は、載置台21に置かれた荷物を挟んでカラーカメラ36の反対側に設けられた基準マーカ39を撮影する。このため、カラーカメラ36で取得したカラー画像では、荷物の高さによっては、基準マーカ39の像が荷物により部分的に遮蔽された状態となる。このため、カラー画像内の基準マーカ39の像の遮蔽状況に基づいて、荷物の高さが上限値を越えるか否かを判定することができる。
本実施形態では、カラー画像内の基準マーカ39の像が一部でも欠けた状態となると、高さに関する上限値を越えたものと判定する。具体的には、基準マーカ39の下辺の載置面22からの高さが、高さに関する上限値Hmaxに一致するように配置されている。したがって、載置面22に載置された荷物の高さが上限値Hmaxを越える場合には、基準マーカ39が荷物により部分的に遮蔽されて、カラー画像内の基準マーカ39の像が一部欠けた状態となる。これにより、荷物の高さが上限値Hmaxを越えたか否かを精度よく判定することができる。また、図4に示すように、側方撮影部35のカラーカメラ36が前後にずらして2つ設けられているため、載置面22に置かれた荷物の高さを全体的に漏れなく検出することができる。
図3に示すように、載置台21の上側には、利用者に向かい合うように正面ディスプレイ41が設けられている。この正面ディスプレイ41には、主に各種の案内画面、例えば、発送支援サービスの手順を案内する画面が表示される。
載置台21の手前側には、手元ディスプレイ42が設けられている。この手元ディスプレイ42は、タッチパネルディスプレイで構成される。この手元ディスプレイ42には、各種の操作画面が表示される。
手元ディスプレイ42の側方には、リーダー43が設けられている。このリーダー43は、スマートフォン3に画面表示された2次元コードを読み取る。本実施形態では、梱包材を購入する際に、スマートフォン3の決済アプリケーションにより決済用2次元コードが画面表示される。また、本装置に荷物を投函する際に、スマートフォン3の発送アプリケーションにより発送用2次元コードが画面表示される。
本体11の前面には、プリンタ44が設けられている。このプリンタ44は、スマートフォン3などを利用して利用者が入力した発送申告情報(品名、送り主、送り先、取扱指定(割れ物、精密機器、要冷蔵)など)に基づいて、所定フォーマットの送り状45を印刷する(図6参照)。この送り状45は利用者が梱包済みの荷物に貼付する。なお、個人情報保護の観点から送り主、送り先の情報は配送業者のみが再現できる秘匿フォーマットの送り状を印刷することも可能である。さらに、梱包材自体にスキャン可能な位置にID(2次元コード)を印刷しておき、そのIDに発送申告情報を紐づけることで、送り状の印刷機能を不要にすることができる(特許第6664601号参照)。
図6に示すように、送り状45には、対象の荷物に関する発送申告情報(品名、送り主、送り先など)の他に、対象の荷物のサイズ計測結果に関する承認情報として、承認マーク46が描画(印字)されている。この承認マーク46は、発送支援装置1において荷物のサイズ計測が適正に行われたことを承認するものである。
ここで、本実施形態では、梱包済みの荷物の場合、実測した荷物のサイズ区分が、投函を許可するサイズ区分に該当し、かつ、投函に向かない取扱指定が設定されていない場合、すなわち、発送申告情報に取扱指定情報が含まれていない場合、投函可と判定する。そして、荷物の投函を可とする判定結果の場合に、承認マーク46を含む送り状45が発送支援装置1で印刷される。なお、発送支援装置1によらない一般の送り状には、承認マーク46は描画(印字)されない。
図6に示す例では、承認マーク46として"計測済み"の文字が送り状45に印字されている。また、承認マーク46として、所定の記号や図形(アイコン)などが送り状45に描画されるものとしてもよい。また、承認マーク46として、計測結果に基づく荷物のサイズ区分を表す文字が印字されるものとしてもよい。
なお、本実施形態では、計測結果を承認したことを表す承認マーク46を含む送り状を印刷するようにしたが、計測結果に関する承認の有無を、承認マーク46の代わりに送り状のフォーマットにより表現するものとしてもよい。すなわち、発送支援装置1において荷物のサイズ計測が適正に行われて印刷される送り状を、一般の送り状と異なる専用フォーマットで印刷するものとしてもよい。
また、対象の荷物に取扱指定(割れ物、精密機器、要冷蔵など)が設定されている場合には、送り主や送り先の情報や承認マーク(承認情報)の他に、取扱指定情報が送り状に印字されるものとしてもよい。
このように本実施形態では、可視化された承認情報により、配送事業者の作業者が、荷物に貼付された送り状を目視するだけで、発送支援装置1において荷物のサイズ計測が適正に行われて再度のサイズ計測が不要であることを即座に確認することができる。このため、荷物の集荷後、直ちに、荷物の移送業務などを進めることができる。
また、このような可視化された承認情報の他に、電子的な承認情報により、発送支援装置1において荷物のサイズ計測が適正に行われたことを配送事業者に提示することができる。この場合、配送事業者の作業者は、荷物を目視しただけでは、その荷物のサイズ計測が適正に行われたかどうかを確認できない。そこで、サーバ装置2で管理される荷物IDに、送り主および送り先などの情報の他に、計測結果の承認情報を紐づけて管理し、配送事業者の端末からの照会に応じてその端末に承認情報を送信するものとしてもよい。なお、承認情報は、配送事業者に提示されればよいため、発送支援装置1には送信しないものとしてもよい。
また、配送事業者の端末からの承認情報の照会を円滑に行うため、荷物IDが格納された2次元コードを荷物に付与する、例えば荷物の送り状に2次元コードを描画したり、荷物の梱包材に2次元コードを印刷したりするものとしてもよい。この場合、配送事業者の端末において、2次元コードの読み取りにより取得した荷物IDに基づいて、対象の荷物に関する承認情報をサーバ装置2に照会するものとすればよい。なお、配送事業者の端末では、画面表示や音声出力などにより、計測結果に関する承認の有無を作業者が確認できるものとすればよい。
ここで、計測時の荷物と投函時の荷物とをすり替える不正、すなわち、小さなサイズの荷物でサイズ計測を行って印刷された送り状を、別の大きなサイズの荷物に貼付して投函する不正が考えられる。そこで、このような不正に対処するため、投函前に、送り状が貼付された状態の荷物を撮影して、荷物のサイズ計測を再度行い、カメラの撮影画像に対する画像認識により送り状に示されたサイズ区分を取得して、その送り状に示されたサイズ区分と荷物の実際のサイズ区分とに相違ないことを確認するチェック機能を搭載してもよい。
図2に示すように、本体11には、荷物を投函する投函口51と、投函された荷物を収納する収納部52と、が設けられている。配送事業者は、収納部52に収納された荷物を取り出すことで集荷を行うことができる。本実施形態では、発送支援装置1で適正に計測された所定のサイズ区分の荷物しか投函できないようにしたため、配送事業者は、集荷した後に荷物のサイズ区分を再チェックする必要がなく、集荷した後に必要であったサイズ計測作業を省くことができる。
また、収納部52の前面側は扉53で覆われており、この扉53には取っ手54と錠55とが設けられている。錠55は、配送事業者の集荷を担当する作業者が解錠することができ、その作業者以外の人物が収納部52の荷物を取り出すことができない。
このように本実施形態では、載置台21(載置部)、上方撮影部31(検出部)、側方撮影部35(検出部)、正面ディスプレイ41(表示部)、手元ディスプレイ42(表示部、操作部)、および収納部52が、発送支援装置1の本体11の同一の筐体に一体的に設けられている。これにより、発送支援装置1が省スペース化されるため、コンビニエンスストアなどの店舗に容易に設置することができる。
また、投函口51は、投函が可能な荷物のサイズに適応した形状および大きさに形成されている。すなわち、投函口51として、小型の荷物である所定のサイズ区分に該当する荷物のみを投函できるように調整された所定の面積(幅、高さ)の開口が設けられている。
また、本実施形態では、荷物の高さを高精度に計測するために、側方撮影部35にカラーカメラ36を設けて、対向面の基準マーカ39の遮蔽状況に基づいて荷物の高さを計測するようにしたが、カメラ以外のセンサ、例えば、発光部と受光部との間の光の遮蔽状態に基づいて物体の高さを計測するセンサ(例えば光電センサ)を設けて、その検出結果に基づいて計測を行うようにしてもよい。さらに、上方撮影部31にもカメラ以外のセンサ(例えば、マルチレーザを用いた3次元情報を出力する測定器など)を設けて、その検出結果に基づいて計測を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、載置台21、上方撮影部31、側方撮影部35、正面ディスプレイ41、手元ディスプレイ42、および収納部52などを本体11に一体的に設けたが、対象物の撮影に関係する載置台21、上方撮影部31および側方撮影部35を、収納部52と別体に構成したり、利用者への案内および利用者の操作に関係する正面ディスプレイ41および手元ディスプレイ42を、収納部52と別体に構成したりしてもよい。特に、載置台21が、正面ディスプレイ41、手元ディスプレイ42の間に位置するよう配置されれば、一体、別体は問わない。そして、このように配置することで、装置の省スペース化と共に利用者の装置の操作性を向上させることができる。
次に、発送支援装置1の概略構成について説明する。図7は、発送支援装置1の概略構成を示すブロック図である。
発送支援装置1は、前記のように、上方撮影部31を構成するカラーカメラ32およびデプスカメラ33と、側方撮影部35を構成する2つのカラーカメラ36と、正面ディスプレイ41と、手元ディスプレイ42と、リーダー43と、プリンタ44と、を備えている。
また、発送支援装置1は、通信部61と、メモリ62と、プロセッサ63と、を備えている。
通信部61は、ネットワークを介してサーバ装置2と通信を行う。
メモリ62は、プロセッサ63で実行されるプログラムなどを記憶する。
プロセッサ63は、メモリ62に記憶されたプログラムを実行することで発送支援に係る各種の処理を行う。本実施形態では、プロセッサ63が、対象物検出処理、載置位置判定処理、サイズ計測処理、サイズ区分判定処理、梱包材選択処理、事前申告内容照会処理、投函可否判定処理、送り状印刷処理、梱包材認識処理、決済指示処理、および画面制御処理などを行う。ここで、通信部61、メモリ62、プロセッサ63の構成は、汎用的なPCやタブレット(情報処理装置)の採用によって実現される。
対象物検出処理では、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32から取得したカラー画像に基づいて、載置台21に置かれた対象物(未梱包の荷物、梱包済みの荷物、購入する梱包材)を検出する。
載置位置判定処理では、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32から取得したカラー画像に基づいて、対象物が基準位置に置かれているか否かを判定する。なお、本実施形態では、載置面22の左奥側の隅部が基準点となり、荷物の左奥側の角部が基準点に整合する状態を、荷物の基準位置とする(図4参照)。
サイズ計測処理では、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像と、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像と、側方撮影部35のカラーカメラ36によるカラー画像と、に基づいて、利用者が載置台21に置いた対象の荷物(梱包済みの荷物、未梱包の荷物)のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)を計測する。なお、側方撮影部35のカラーカメラ36によるカラー画像に基づくサイズ計測は、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像に基づくサイズ計測の精度に応じて省略することができる。
サイズ区分判定処理では、プロセッサ63が、サイズ計測処理の計測結果に基づいて、利用者が載置台21に置いた対象の荷物が該当するサイズ区分を判定する。さらに、サイズ区分判定処理では、プロセッサ63が、サイズ計測処理の計測結果に基づいて、対象の荷物のサイズ区分が判定結果のサイズ区分から変更される可能性があるか否かを判定する。この判定は、計測結果としての荷物の寸法(縦寸法、横寸法、および高さ)と、判定結果のサイズ区分の規格値、およびそれより安価なサイズ区分の規格値と、を比較して行われる。このとき、対象とする荷物の寸法が、判定結果のサイズ区分の規格値を僅かに超過していて、利用者が荷物の置き方を変える、例えば、荷物を整えたり、荷物を基準点方向に寄せたりすることで、荷物のサイズ区分が変更される可能性があるか否かを判定する。
梱包材選択処理では、プロセッサ63が、未梱包の荷物を対象としている場合に、サイズ計測処理の計測結果に基づいて、対象とする未梱包の荷物を梱包する上で最も推奨される梱包材、すなわち、対象の荷物のサイズ区分に該当する梱包材を選択する。
事前申告内容照会処理では、プロセッサ63が、対象の荷物に関してサーバ装置2に対して照会を行って、サーバ装置2から発送申告情報を取得する。この発送申告情報は、利用者が事前にスマートフォン3などを利用して入力(申告)した情報であり、対象の荷物に関する品名、送り主および送り先の情報、取扱指定情報などを含む。取扱指定情報は、投函に向かない取扱指定に関する情報であり、例えば、割れ物、精密機器、要冷蔵などの取扱指定が設定されている場合に、発送申告情報に付加される。なお、スマートフォン3に画面表示された発送用2次元コードをリーダー43で読み取ることで取得した利用者の登録情報に基づいてサーバ装置2にアクセスすることで、サーバ装置2から発送申告情報を取得することができる。
投函可否判定処理では、プロセッサ63が、サイズ区分判定処理の判定結果、および事前申告内容照会処理の照会結果に基づいて、対象の荷物が本装置で投函できるか否かを判定する。具体的には、未梱包の荷物の場合、実測した荷物のサイズ区分が、投函を許可するサイズ区分に一致すると、投函可と判定する。また、梱包済みの荷物の場合、実測した荷物のサイズ区分が、投函を許可するサイズ区分に一致し、かつ、投函に向かない取扱指定が設定されていない場合、すなわち、発送申告情報に取扱指定情報が含まれていない場合、投函可と判定する。ここで、投函可と判定されると、投函による発送手続きを続行し、投函不可と判定されると、投函による発送手続きを中断する。
送り状印刷処理では、プロセッサ63が、サーバ装置2から取得した発送申告情報(品名、送り主、送り先など)に基づいて、荷物に貼付する送り状の印刷をプリンタ44に指示する。この送り状には、送り主、送り先の情報の他に、発送支援装置1において荷物のサイズ計測が適正に行われたことを承認する承認情報が含まれる。
梱包材認識処理では、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32から取得したカラー画像に対する画像認識により、利用者が購入するために載置台21に置いた梱包材の種類を認識する。
決済指示処理では、プロセッサ63が、スマートフォン3に画面表示された決済用2次元コードをリーダー43で読み取ることで取得した利用者の決済情報に基づいて、サーバ装置2にアクセスして、利用者が購入する梱包材の代金の支払いに関する決済処理をサーバ装置2に指示する。
画面制御処理では、プロセッサ63が、利用者による手元ディスプレイ42の操作に応じて、利用者の発送手続きを支援するガイダンスの画面を、正面ディスプレイ41および手元ディスプレイ42に表示する。本実施形態では、例えば、サイズ計測処理の計測結果を利用者に提示する画面を表示する(計測結果提示処理)。具体的には、計測結果として、荷物のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)や、発送に要する費用(配送料金および梱包材の価格)などを画面表示する。また、本実施形態では、未梱包の荷物を対象としている場合に、その荷物に適した梱包材を利用者に提示する画面を表示する(梱包材提示処理)。
次に、発送支援装置1で行われる梱包済みの荷物を対象にした処理について説明する。図8は、梱包済みの荷物を対象にした処理の概要を示す説明図である。
発送支援装置1では、指定されたサイズ区分に該当する荷物のみを投函できる。本実施形態では、第1区分および第2区分の2つのサイズ区分に該当する荷物のみを発送支援装置1に投函できる。
第1区分では、図8(A)に示すように、所定のサイズの定型梱包材で梱包された荷物のみを発送支援装置1に投函できる。なお、第1区分の定型梱包材は例えば段ボール製の箱である。
第2区分では、図8(B)に示すように、所定のサイズの定型梱包材で梱包された荷物と、図8(C)に示すように、第2区分のサイズに収まる適合梱包材で梱包された荷物とを発送支援装置1に投函できる。なお、第2区分の定型梱包材は例えば段ボール製の箱である。また、第2区分の適合梱包材は、定型梱包材以外の梱包材であり、例えば緩衝材付き封筒などである。
梱包済みの荷物を対象にした処理(サイズ計測処理およびサイズ区分判定処理)では、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像と、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像と、側方撮影部35のカラーカメラ36によるカラー画像と、を利用して、図8(A)に示す第1区分の定型梱包材で梱包された荷物と、図8(B)に示す第2区分の定型梱包材で梱包された荷物と、図8(C)に示す第2区分の適合梱包材で梱包された荷物と、それ以外の梱包材で梱包された荷物と、を判別する。
特に、図8(A)に示す第1区分の定型梱包材を識別する処理や、図8(B)に示す第2区分の定型梱包材を識別する処理では、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像と、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像と、を利用する。具体的には、上方撮影部31のデプス画像(被写体の3次元位置情報)に基づいて対象物の3次元サイズ情報(縦寸法、横寸法、および高さ)を取得して、その3次元サイズ情報に基づいて定型梱包材か否かの判定を行う。さらに、上方撮影部31のカラー画像に対する画像認識により、定型梱包材の表面に印刷された画像(サービスマークや特有の模様)を検出して、定型梱包材か否かの判定を行う。
一方、図8(C)に示す第2区分の適合梱包材を識別する処理では、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像と、側方撮影部35のカラーカメラ36によるカラー画像と、を利用する。具体的には、上方撮影部31のカラー画像に基づいて対象物の2次元サイズ情報(縦寸法、および横寸法)を取得して、その2次元サイズ情報に基づいて適合梱包材か否かの判定を行う。さらに、側方撮影部35のカラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づいて、対象物の高さ情報を取得して、その高さ情報に基づいて適合梱包材か否かの判定を行う。なお、図8(C)に示す第2区分の適合梱包材を識別する処理においても、処理方法を変更することなく、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像と、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像と、を利用して識別するようにしてもよい。
ここで、第1区分の定型梱包材の判定では、実測された縦寸法、横寸法および高さが定型梱包材のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)に一致するか否かの判定を行う。また、第2区分の定型梱包材の判定では、第1区分の定型梱包材の判定と同様に、実測された縦寸法、横寸法および高さが定型梱包材のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)に一致するか否かの判定を行う。
また、第2区分の適合梱包材の判定では、第2区分の定型梱包材のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)が最大サイズとなり、縦寸法、横寸法、および高さの各々に上限値が設定されている。また、平面的な最小サイズが設定されている。すなわち、縦寸法および横寸法の各々に下限値が設定されている。したがって、横寸法が上限値以下でかつ下限値以上であり、さらに、縦寸法が上限値以下でかつ下限値以上であり、さらに、高さが上限値以下である場合に、第2区分の適合梱包材と判定される。
このように本実施形態では、梱包済みの荷物のうち、定型梱包材で梱包された荷物を対象にした処理では、上方撮影部31のデプスカメラ33によるデプス画像に含まれる3次元サイズ情報(暫定サイズ情報)と、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像に対する画像認識結果とを組み合わせて、荷物のサイズ区分の判定を行う。これにより、デプス画像に含まれる高さ情報に誤差が発生している場合でも、定型梱包材は画像認識で識別できるため、両者を組み合わせることで、荷物のサイズ区分を十分な精度で効率よく判定することができる。
一方、定型梱包材以外の梱包材で梱包された荷物を対象にした処理では、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像から取得した2次元サイズ情報と、側方撮影部35のカラーカメラ36によるカラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づく高さ情報(補正サイズ情報)とを組み合わせて、荷物のサイズ区分の判定を行う。これにより、定型梱包材以外の梱包材の場合には画像認識による梱包材の識別ができず、上方撮影部31の画像のみによる判定では、高さ情報に誤差が発生している可能性があるため、荷物のサイズ区分を十分な精度で判定できないが、側方撮影部35のカラー画像による基準マーカ39の検出では、高精度な高さ情報が得られるため、両者を組み合わせることで、荷物のサイズ区分を十分な精度で効率よく判定することができる。
なお、本実施形態では、第1区分および第2区分の2つのサイズ区分に該当する荷物のみを発送支援装置1に投函できるものとしたが、3つ以上のサイズ区分に該当する荷物を投函できるものとしてもよい。この場合、投函口51を大きく形成したり、荷物のサイズ区分に対応した投函口51をそれぞれ設けて、該当の荷物を投函できるようにしたりしてもよい。
また、本実施形態では、第1区分の定型梱包材(Aタイプ定型箱)と第2区分の定型梱包材(Bタイプ定型箱)との2種類の梱包材をラック12に収納して利用者に販売するようにしたが、第2区分では定型梱包材以外の梱包材も許容されるため、第2区分に適合した他の梱包材、例えば緩衝材付き封筒などの梱包材をラック12に収納して利用者に販売するようにしてもよい。
次に、発送支援装置1で行われる未梱包の荷物を対象とした処理について説明する。図9は、未梱包の荷物を対象とした処理の概要を示す説明図である。
発送支援装置1では、未梱包の荷物を対象にして、本装置に投函可能なサイズ区分(第1区分および第2区分)に該当するか否かを判定する(サイズ区分判定処理)。このとき、載置台21に置かれた未梱包の荷物を上方撮影部31のデプスカメラ33が撮影することで取得したデプス画像(3次元位置情報)に基づいて、対象物(未梱包の荷物)に対応するデプス画像上の前景領域を取り囲む外接直方体の3辺の長さ(X方向の寸法、Y方向の寸法、およびZ方向の寸法)を取得して、その外接直方体の3辺の長さに基づいて、対象物が本装置に投函可能なサイズ区分(第1区分および第2区分)に該当するか否かを判定する。
具体的には、上方撮影部31のカラーカメラ32で取得したカラー画像から前景領域(対象物)を抽出して、前景領域(対象物)の2次元位置情報を取得する。次に、上方撮影部31のデプスカメラ33で取得したデプス画像(3次元位置情報)と、前景領域(対象物)の2次元位置情報と、に基づいて、前景領域(対象物)を取り囲む外接直方体を設定する。次に、外接直方体のX方向の寸法、Y方向の寸法、およびZ方向の寸法を算出する。そして、外接直方体のX方向の寸法、Y方向の寸法、およびZ方向の寸法に基づいて、対象物が本装置に投函可能なサイズ区分(第1区分および第2区分)に該当するか否かを判定する。
なお、前景領域(対象物)の載置面22からの高さが、外接直方体のZ方向の寸法となる。したがって、前景領域のZ座標に関する背景差分、すなわち、現在のデプス画像と、予め物体が載置されていない状態の載置台21をデプスカメラ33で撮影したデプス画像(背景画像)との差分を求めることで、外接直方体のZ方向の寸法を取得することができる。また、載置面22からの高さは一定でないため、載置面22からの高さの最大値が外接直方体のZ方向の寸法となる。
ところで、本実施形態では、デプス画像の背景差分に基づいて、対象物の高さを計測するが、例えばCDやDVDのパッケージの場合のように、対象物の高さが検出限界(例えば1cm)より低い場合には、デプス画像の背景差分を適切に取得できず、対象物の高さを適切に計測できない。このときは、カラー画像から取得した2次元サイズ情報を利用し、高さ検出限界(例えば1cm)を対象物の高さとしてサイズ情報を生成しても特段の支障はない。
また、発送支援装置1では、利用者が購入する梱包材を対象にした梱包材認識処理が行われる。本実施形態では、ラック12に収容された梱包材(第1区分の定型梱包材および第2区分の定型梱包材)を購入することができる。このとき、利用者が、ラック12から選び取って梱包材を載置台21に置く。発送支援装置1では、上方撮影部31のカラーカメラ32で取得したカラー画像に対する画像認識処理により、載置台21に置かれた梱包材が、第1区分の定型梱包材および第2区分の定型梱包材のいずれかであるか否かを判定する。第1区分の定型梱包材および第2区分の定型梱包材の表面には、固有の画像(例えばサービスマークや特有の模様など)が印刷されている。梱包材認識処理では、上方撮影部31のカラーカメラ32で取得したカラー画像から、載置台21に置かれた梱包材を検出して、その梱包材の形状およびサイズと、表面に印刷された画像とに基づいて梱包材の種類を認識する。
なお、ラック12には、組立前の状態(展開状態または折り畳み状態)で梱包材が収納されており、この組立前の状態の梱包材の形状、サイズ、および表面に印刷された画像に基づいて梱包材を識別することができる。
また、本実施形態では、対象物(梱包済みの荷物、未梱包の荷物、購入する梱包材)を載置台21に置いた際に、載置位置判定処理が行われる。本実施形態では、図4に示すように、載置面22の左奥側の隅部が基準点となり、荷物の左奥側の角部が基準点に整合する状態を、荷物の基準位置とする。利用者は、対象物(梱包済みの荷物、未梱包の荷物、購入する梱包材)を基準位置に配置する。
発送支援装置1では、上方撮影部31のカラーカメラ32で取得したカラー画像に対する画像認識により、対象物の位置を検出して、対象物が基準位置に配置されているか否かを判定する。対象物が基準位置からずれている場合には、正面ディスプレイ41の画面や音声により、対象物を基準位置に配置し直すように利用者を誘導する。
次に、発送支援装置1で行われる梱包済みの荷物を対象にした処理の手順について説明する。図10、図11は、梱包済みの荷物を対象にした処理の手順を示すフロー図である。
図10に示すように、発送支援装置1では、まず、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32からカラー画像を取得する(ST101)。次に、プロセッサ63が、カラー画像に対する画像認識により、載置台21に置かれた対象物を検出する(対象物検出処理)(ST102)。そして、プロセッサ63が、対象物が基準位置に置かれているか否かを判定する(載置位置判定処理)(ST103)。
ここで、対象物が基準位置に置かれている場合には(ST103でYes)、次に、プロセッサ63が、上方撮影部31のデプスカメラ33からデプス画像(被写体の3次元位置情報)を取得する(ST104)。次に、プロセッサ63が、デプス画像から対象物を検出する(ST105)。次に、プロセッサ63が、デプス画像に基づいて、対象物のサイズ情報(縦寸法、横寸法、高さ)を取得する(サイズ計測処理)(ST106)。そして、プロセッサ63が、対象物のサイズが第1区分の定型梱包材のサイズと一致するか否かを判定する(ST107)。
ここで、対象物のサイズが第1区分の定型梱包材のサイズと一致する場合には(ST107でYes)、次に、プロセッサ63が、カラー画像に対する画像認識を行う(ST108)。そして、画像認識結果に基づいて、対象物が第1区分の定型梱包材であるか否かを判定する(サイズ区分判定処理)(ST109)。
ここで、対象物が第1区分の定型梱包材と判定されると(ST109でYes)、対象物を第1区分の定型梱包材で梱包された荷物に確定する(ST110)。
一方、対象物のサイズが第1区分の定型梱包材のサイズと一致しない場合には(ST107でNo)、次に、プロセッサ63が、対象物のサイズが第2区分の定型梱包材のサイズと一致するか否かを判定する(ST111)。
ここで、対象物のサイズが第2区分の定型梱包材のサイズと一致する場合には(ST111でYes)、次に、プロセッサ63が、カラー画像に対する画像認識を行う(ST112)。そして、画像認識結果に基づいて、対象物が第2区分の定型梱包材であるか否かを判定する(サイズ区分判定処理)(ST113)。
ここで、対象物が第2区分の定型梱包材と判定されると(ST113でYes)、対象物を第2区分の定型梱包材で梱包された荷物に確定する(ST114)。
一方、対象物が第1区分の定型梱包材でないと判定された場合や(ST109でNo)、対象物のサイズが第2区分の定型箱のサイズと一致しない場合や(ST111でNo)、対象物が第2区分の定型箱でないと判定された場合には(ST113でNo)、対象物が第2区分の定型箱以外の適合品であるか否かを判定する処理(第2区分適合品判定)に進む。
図11に示すように、第2区分適合品判定では、まず、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32で撮影したカラー画像から前景領域を抽出する(ST115)。このとき、プロセッサ63は、カラー画像の背景差分、すなわち、すなわち、現在のカラー画像と、予め物体が載置されていない状態の載置台21をカラーカメラ32で撮影したカラー画像(背景画像)との差分を求めることで、前景領域を抽出する。次に、プロセッサ63が、前景領域を取り囲む外接枠を設定して、その外接枠のX方向の寸法、およびY方向の寸法を算出する(サイズ計測処理)(ST116)。
次に、プロセッサ63が、外接枠のX方向の寸法が第2区分の幅に関する上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の奥行きに関する上限値以下か否かを判定する(ST117)。
ここで、外接枠のX方向の寸法が第2区分の上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の上限値以下である場合には(ST117でYes)、次に、プロセッサ63が、外接枠のX方向の寸法が第2区分の幅に関する下限値以上で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の奥行きに関する下限値以上か否かを判定する(ST118)。
ここで、外接枠のX方向の寸法が第2区分の下限値以上で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の下限値以上である場合には(ST118でYes)、次に、プロセッサ63が、側方撮影部35のカラーカメラ36からカラー画像を取得する(ST119)。次に、プロセッサ63が、カラー画像から基準マーカ39を検出する(ST120)。そして、プロセッサ63が、カラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づいて、対象物の高さが第2区分の高さに関する上限値以下か否かを判定する(サイズ区分判定処理)(ST121)。なお、サイズ計測処理(ST116)において、デプス画像に基づいて、対象物のサイズ情報(縦寸法、横寸法、高さ)を取得して、対象物の高さを判定するようにしてもよい。この場合、側方撮影部35のカラーカメラ36の構成を省略することができる。
ここで、対象物の高さが第2区分の上限値以下である場合には(ST121でYes)、次に、プロセッサ63が、対象物を第2区分の荷物(定型梱包材以外の梱包材で梱包された荷物)に確定する(ST122)。
一方、外接枠のX方向の寸法が第2区分の上限値を越えるか、または、Y方向の寸法が第2区分の上限値を越える場合や(ST117でNo)、外接枠のX方向の寸法が第2区分の下限値未満であるか、または、Y方向の寸法が第2区分の下限値未満である場合や(ST118でNo)、対象物の高さが第2区分の上限値を越える場合には(ST121でNo)、対象物を投函不可の荷物に確定する(ST123)。
次に、発送支援装置1で行われる未梱包の荷物を対象とした処理の手順について説明する。図12は、未梱包の荷物を対象とした処理の手順を示すフロー図である。
発送支援装置1では、まず、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32およびデプスカメラ33からカラー画像およびデプス画像(3次元位置情報)を取得する(ST201)。このとき、デプス画像のZ座標(高さ情報)の背景差分に基づいて、載置台21に対象物が置かれたことを検知した場合に、以降の処理に進むようにしてもよい。対象物の高さが検出限界より低く、対象物が未検出となった場合には、カラー画像から前景領域を抽出して取得した2次元サイズ情報を利用し、高さ検出限界を対象物の高さとしてサイズ情報を生成してもよい。
次に、プロセッサ63が、カラー画像から前景領域(対象物)を抽出する(ST202)。次に、プロセッサ63が、デプス画像(3次元位置情報)に基づいて、前景領域(対象物)を取り囲む外接直方体を設定して、その外接直方体のX方向の寸法、Y方向の寸法、およびZ方向の寸法を算出する(サイズ計測処理)(ST203)。
次に、プロセッサ63が、外接直方体のZ方向の寸法が第1区分の上限値以下か否かを判定する(ST204)。
ここで、外接直方体のZ方向の寸法が第1区分の上限値以下である場合には(ST204でYes)、次に、プロセッサ63が、外接直方体のX方向の寸法が第1区分の幅に関する上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第1区分の奥行きに関する上限値以下であるか否かを判定する(ST205)。
ここで、外接直方体のX方向の寸法が第1区分の上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第1区分の上限値以下である場合には(ST205でYes)、プロセッサ63が、対象物を第1区分の荷物に確定する(ST206)。
一方、外接直方体のX方向の寸法が第1区分の上限値を越えるか、または、Y方向の寸法が第1区分の上限値を越える場合には(ST205でNo)、次に、プロセッサ63が、載置面22からの高さの最大値が第2区分の高さに関する上限値以下か否かを判定する(ST207)。
ここで、外接直方体のZ方向の寸法が第2区分の上限値以下である場合には(ST207でYes)、次に、プロセッサ63が、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の幅に関する上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の奥行きに関する上限値以下か否かを判定する(ST208)。
ここで、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の上限値以下で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の上限値以下である場合には(ST208でYes)、次に、プロセッサ63が、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の幅に関する下限値以上で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の奥行きに関する下限値以上か否かを判定する(ST209)。
ここで、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の下限値以上で、かつ、Y方向の寸法が第2区分の下限値以上である場合には(ST209でYes)、プロセッサ63が、対象物を第2区分の荷物に確定する(ST210)。
一方、載置面22からの高さの最大値が第1区分の上限値を越える場合や(ST204でNo)、載置面22からの高さの最大値が第2区分の上限値を越える場合や(ST207でNo)、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の上限値を越えるか、または、Y方向の寸法が第2区分の上限値を越える場合や(ST208でNo)、外接直方体のX方向の寸法が第2区分の下限値未満か、または、Y方向の寸法が第2区分の下限値未満である場合には(ST209でNo)、プロセッサ63が、対象物を投函不可の荷物に確定する(ST211)。
次に、発送支援装置1において待機時に表示される画面について説明する。図13は、発送支援装置1において待機時に表示される画面を示す説明図である。
発送支援装置1では待機時に、正面ディスプレイ41に、図13(A)に示す画面(待機画面)が表示され、手元ディスプレイ42に、図13(B)に示す画面(待機画面)が表示される。
図13(A)に示す正面ディスプレイ41の画面には、利用者に提供する発送支援サービスのメニューを案内する文字、すなわち、「自動でサイズチェック」のタイトルが付与された自動採寸モード(第1のモード)を案内する文字101と、「セルフ投函ポスト」のタイトルが付与されたセルフ投函モード(第2のモード)を案内する文字102と、「梱包材を購入」のタイトルが付与された梱包材購入モード(第3のモード)を案内する文字103と、が表示されている。また、この画面には、手元ディスプレイ42の操作により、自動採寸モード、セルフ投函モード、および梱包材購入モードの3つの動作モードのいずれかを選択できることを案内する文字104が表示されている。
図13(B)に示す手元ディスプレイ42の画面には、「自動でサイズチェック」のタイトルが表示された自動採寸モードの選択部105と、「セルフ投函ポスト」のタイトルが付与されたセルフ投函モードの選択部106と、「梱包材を購入」のタイトルが付与された梱包材購入モードの選択部107と、が表示されている。この選択部105,106,107のいずれかを利用者が操作することで、3つの動作モードのいずれかを選択することができる。
ここで、「自動でサイズチェック」のタイトルが付与された自動採寸モードは、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その荷物に適した梱包材を利用者に提示して、利用者がセルフレジ方式で梱包材を購入できるようにするものである。
この自動採寸モードの処理は、梱包材選定ステップと、梱包材購入ステップとで構成される。梱包材選定ステップでは、発送支援装置1のプロセッサ63が、利用者が載置台21に置いた未梱包の荷物のサイズ区分を判定して、その荷物が本装置で投函できるか否かを判定し(投函可否判定処理)、荷物が本装置で投函できる場合には、その荷物のサイズ区分に該当する梱包材を選択して利用者に提示する(梱包材提示処理)。梱包材購入ステップでは、プロセッサ63が、上方撮影部31のカラーカメラ32による撮影画像に基づいて、利用者がラック12から取り出して載置台21に置いた梱包材の種類を認識して(梱包材認識処理)、その梱包材の販売代金の支払い(決済)に関する処理を行う(決済処理)。
「セルフ投函ポスト」のタイトルが付与されたセルフ投函モードは、利用者が梱包済みの荷物を持ち込んだ場合に、その荷物の発送に関して事前に登録された発送申告情報に基づいて送り状を印刷して、その送り状を利用者が梱包済みの荷物に貼付することで、本装置の投函口51から投函できるようにするものである。
このセルフ投函モードの処理は、発送支援装置1のプロセッサ63が、利用者が載置台21に置いた梱包済みの荷物のサイズ区分を判定し(サイズ区分判定処理)、投函に向かない取扱指定(例えば、割れ物、精密機器、要冷蔵)に関する取扱指定情報(発送申告情報に含まれる)をサーバ装置2に照会し(事前申告内容照会処理)、実測した荷物のサイズ区分が、投函を許可するサイズ区分に一致し、かつ、取扱指定が設定されていないときに、投函可と判定する(投函可否判定処理)。そして、投函可と判定されると、利用者が事前に登録した発送申告情報に基づいて送り状を印刷する(送り状印刷処理)。
「梱包材を購入」のタイトルが付与された梱包材購入モードは、利用者がセルフレジ方式で梱包材を購入できるようにしたものである。この梱包材購入モードでは、発送支援装置1のプロセッサ63が、利用者がラック12から取り出して載置台21に置いた梱包材の種類を、上方撮影部31のカラーカメラ32によるカラー画像に基づいて認識して(梱包材認識処理)、その梱包材の購入代金の支払い(決済)に関する処理を行う(決済指示処理)。
次に、発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面について説明する。図14、図15、図16、図17は、発送支援装置1において自動採寸モード時に表示される画面を示す説明図である。
発送支援装置1では、図13(B)に示す手元ディスプレイ42の画面で、「自動でサイズチェック」のタイトルが表示された自動採寸モードの選択部105を利用者が操作すると、まず、正面ディスプレイ41が、図14(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図14(B-1)に示す画面に遷移する。
図14(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、サイズ計測の対象となる荷物を載置台21に置くように促す文字111と、荷物を載置台21に置く要領を案内する画像112と、が表示される。なお、載置台21の左奥側に寄せた基準位置に荷物を置く必要があるため、画像112では、荷物が載置台21の中央から左奥側に向けて移動する状況が動画で表示される。
図14(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面には、サイズ計測の対象となる荷物を載置台21に置くように促す文字115と、サイズ計測を指示するボタン116と、が設けられている。サイズ計測を指示するボタン116を利用者が操作すると、サイズ計測が開始され、ついで投函可否判定が行われる。なお、サイズ計測が開始されると、サイズ計測中である旨を利用者に通知する画面に遷移するようにしてもよい。
ここで、発送支援装置1のプロセッサ63が、載置台21に置かれた荷物を検知して、その荷物のサイズを計測して、荷物を投函可能と判定し、かつ、サイズ区分の変更の可能性がないと判定すると、正面ディスプレイ41が、図14(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図14(B-2)に示す画面に遷移する。
図14(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、サイズ計測結果であるサイズ情報として、荷姿の3辺の値、具体的には、荷物を取り囲む外接矩形の縦寸法、横寸法および高さを表す文字121と、荷物の発送に要する費用、具体的には、配送料金および梱包材の価格を表す文字122と、が表示される。また、この画面には、荷物を留き直すことでサイズ計測をやり直すことができる旨の文字123が表示される。なお、サイズ情報として、荷物自体の寸法が表示されるが、荷物が該当するサイズ区分の寸法が表示されるようにしてもよい。
図14(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物のサイズ(縦寸法、横寸法、および高さ)を表す文字125と、配送料金を表す文字126と、荷物を梱包する上で最も推奨される梱包材を案内する文字127と、が表示される。また、この画面には、サイズの再計測を指示するボタン128と、梱包材の購入ステップに進むボタン129とが設けられている。
ここで、サイズの再計測を指示するボタン128を利用者が操作すると、サイズ計測が再度行われる。例えば、複数の物品、衣料品など、荷物を整えたり、置き方を変えたりすることで、サイズ区分が変更となる可能性がある場合に、利用者はサイズの再計測を指示することができる。また、梱包材の購入ステップに進むボタン129を利用者が操作すると、正面ディスプレイ41が、図15(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図15(B-2)に示す画面に遷移する。
一方、プロセッサ63が、サイズ区分の変更の可能性があると判定すると、手元ディスプレイ42が、図14(B-3)に示す画面に遷移する。この図14(B-3)に示す手元ディスプレイ42の画面では、図14(B-2)の画面における文字127の代わりに、未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を表す文字130が表示される。
アドバイス情報は、荷物の置き方を工夫する、例えば、荷物を整えたり、荷物を基準点方向に寄せたりすることで、荷物のサイズ区分が変更されて、より安価な梱包材で発送できる可能性があるため、荷物サイズの再計測を利用者に促すものである。図14(B-3)に示す例では、アドバイス情報として、「まだ、高さに余裕があります。」との文字が表示される。この他に、例えば、「基準点方向に荷物を寄せて下さい。」との文字が表示されるものとしてもよい。
このようなアドバイス情報を利用者が見ることにより、利用者は、より適切(安価)な配送料金および梱包材で、荷物を発送できることを容易に確認することができる。そして、利用者は、荷物の置き方を工夫する、例えば、荷物を整えたり、荷物を基準点方向に寄せたりした上で、サイズの再計測を指示するボタン128を操作する。このとき、場合によっては、荷物のサイズ区分がより適切(安価)なサイズ区分に変更されて、より適切(安価)な梱包材が利用者に提示される。これにより、利用者は、持ち込んだ未梱包の荷物に最適な梱包材を迅速に確認することができる。
なお、図13(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面に、アドバイス情報が表示されるようにしてもよい。また、画面表示の他に音声出力によりアドバイスが行われるものとしてもよい。
このように本実施形態では、荷物のサイズの再計測を繰り返すことができる。荷物が未梱包の場合、梱包済みの場合とは異なり、利用者が荷物の置き方を変えることで、サイズ計測結果(サイズ区分)が変化する場合がある。このため、荷物のサイズの再計測を利用者が納得のいくまで繰り返すことができるようにすることで、荷物の発送に要する費用(配送料金および梱包材の価格)を低く抑えることができる。
なお、手元ディスプレイ42の画面(図14(B-1)など)には、終了を指示するボタン119が表示される。このボタン119により利用者は適宜なタイミングで終了を指示することができる。このボタン119を操作すると、終了を確認する画面(図示せず)に遷移し、この画面で終了を承認する操作を行うと、自動採寸モードを終了して待機状態に戻る。
また、梱包材の購入代金の支払い(決済)は、スマートフォン3を利用した指定の決済サービスで行われるため、図15(A-2)に示す画面に遷移する前に、指定の決済サービスの登録が完了しているか否かを問い合わせる画面や、指定の決済サービスに関する案内を店舗のスタッフに依頼するように促す画面を手元ディスプレイ42に表示するようにしてもよい。
一方、投函可否判定で対象の荷物が投函不可と判定されると、正面ディスプレイ41が、図15(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図15(B-1)に示す画面に遷移する。
図15(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、荷物が本装置で投函ができないために発送手続きを店舗内のカウンターで行うように促す文字131と、店舗内のカウンターを案内する画像132と、が表示される。
図15(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物のサイズ(縦、横、および高さ)を表す文字135と、荷物が本装置での投函ができないことを案内する文字136と、発送手続きを店舗内のカウンターで行うように促す文字137と、が表示される。なお、本装置で荷物の投函ができない場合に、荷物の縦、横、高さを表す数字のうち、投函可能サイズを超えている数字部分を強調表示するようにしてもよい。
図15(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、本装置で購入できる梱包材を案内する画像141と、本体11の隣に設置されたラック12から梱包材を選択するように促す文字142と、が表示される。本実施形態では、第1区分の定型梱包材(Aタイプ定型箱)と、第2区分の定型梱包材(Bタイプ定型箱)と、を本装置で購入することができる。また、この画面では、荷物に適した梱包材を利用者に提示するため、荷物に適した梱包材がハイライト表示される。なお、荷物に適していない梱包材をグレーアウト表示されるようにしてもよい。
図15(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物に適した梱包材を利用者が選択するように促す文字145,146が表示される。なお、梱包材の種類ごとに区分してラック12の棚へ梱包材を収容し、利用者の荷物に適した梱包材の提示に連動して、棚に設けられたLEDランプなどの表示器(図示せず)を点灯させて、提示にかかる梱包材を取り出すように促すようにしてもよい。
ここで、図15(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面および図15(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面に遷移してから所定時間経過すると、正面ディスプレイ41が、図16(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図16(B-1)に示す画面に遷移する。
図16(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、選んだ梱包材を載置台21に置くように促す文字151と、梱包材を複数購入する場合には1枚ずつ載置台21に置く旨を案内する文字152と、梱包材を載置台21に置く要領を案内する画像153と、スマートフォン3の決済アプリケーションが必要になる旨を案内する文字154と、が表示される。なお、載置台21の左奥側に寄せた基準位置に梱包材を置く必要があるため、画像153では、梱包材が載置台21の中央から左奥側に向けて移動する動画が表示される。
図16(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、選んだ梱包材を載置台21に置くように促す文字155と、荷物に適した梱包材の名称および価格を表す文字156と、が表示される。
ここで、発送支援装置1のプロセッサ63は、載置台21に置かれた梱包材を検知して、その梱包材の種類を認識すると、手元ディスプレイ42が、図16(B-2)に示す画面に遷移する。
図16(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、選んだ梱包材を確認して購入の指示を行うように促す文字157と、認識した梱包材の名称および価格を表す文字156と、梱包材の選択のやり直しを指示するボタン158と、梱包材の購入を指示するボタン159と、が表示される。
ここで、梱包材の選択のやり直しを指示するボタン158を利用者が操作すると、図16(B-3)に示す画面に遷移する。一方、梱包材の購入を指示するボタン159を利用者が操作すると、正面ディスプレイ41が、図17(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図17(B-1)に示す画面に遷移する。なお、荷物のサイズ計測により最適な梱包材を提示されるだけで梱包材の購入を希望しない利用者は、図16(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面においてボタン119により終了を指示すればよい。
図16(B-3)に示す手元ディスプレイ42の画面では、梱包材を選択するように促す文字161と、梱包材の選択部162と、キャンセルのボタン163と、が表示される。梱包材の選択部162を利用者が操作すると、正面ディスプレイ41が、図17(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図17(B-1)に示す画面に遷移する。キャンセルのボタン163を利用者が操作すると、自動採寸モードを終了して待機状態に戻る。
図17(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、スマートフォン3にコード決済画面を表示させるように促す文字171と、スマートフォン3にコード決済画面を表示させる手順を案内する画像172と、発送支援装置1のリーダー43の位置を案内する画像173と、コード決済画面に表示された決済用2次元コードをリーダー43にかざすように促す文字174と、が表示される。
図17(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、コード決済画面に表示された決済用2次元コードをリーダー43にかざすように促す文字175と、購入する梱包材の名称および価格を表す文字156と、が表示される。
ここで、発送支援装置1のプロセッサ63は、スマートフォン3に表示された決済用2次元コードをリーダー43が読み取ることで、リーダー43から読取り情報を取得すると、決済指示をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は、利用者に関する購入代金の決済処理を実行する。決済処理が正常に終了すると、正面ディスプレイ41が、図17(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図17(B-2)に示す画面に遷移する。
図17(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、梱包材の購入に対する謝意を表す文字181と、以降の手順を案内する画像182と、が表示される。以降の手順を案内する画像では、例えば、店舗内で梱包作業ができる旨の案内や、梱包作業が終了した場合に本装置のセルフ投函モードで発送(投函)ができる旨の案内や、スマートフォン3の発送アプリケーションで荷物に関する情報(サイズ区分など)の入力などの催促に関する画像が動画で表示される。
図17(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、梱包材の購入に対する謝意を表す文字183と、決済が終了した梱包材の名称および価格を表す文字156と、が表示される。
なお、自動採寸モードの処理の途中でエラーが発生した場合には、正面ディスプレイ41および手元ディスプレイ42にエラー画面(図示せず)が表示される。このエラー画面には、エラーが発生して正常に処理を実行できない旨の文字や、発送手続きを店舗内のカウンターで行うように促す文字や、店舗内のカウンターを案内する画像(例えば店舗平面図)や、店舗のスタッフを呼ぶように促す文字などが表示される。
次に、発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面について説明する。図18、図19、図20、図21は、発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図である。
発送支援装置1では、図13(B)に示す手元ディスプレイ42の画面で、「セルフ投函ポスト」のタイトルが付与されたセルフ投函モードの選択部106を利用者が操作すると、まず、正面ディスプレイ41が、図18(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図18(B-1)に示す画面に遷移する。
図18(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、梱包済みの荷物を載置台21に置いてスマートフォン3で発送アプリを起動させるように促す文字201と、荷物を載置台21に置く要領を案内する画像202と、が表示される。なお、載置台21の左奥側に寄せた基準位置に荷物を置く必要があるため、画像202では、荷物が載置台21の中央から左奥側に向けて移動する動画が表示される。
図18(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、梱包済みの荷物を載置台21に置いてスマートフォン3で発送アプリを起動させるように促す文字205と、発送手続きを指示するボタン206と、が表示される。
なお、プロセッサ63が、梱包済みの荷物が載置台21に置かれたことを検知すると、手元ディスプレイ42が、荷物のサイズ計測の最中であることを表す画面に遷移するようにしてもよい。
ここで、発送手続きを指示するボタン206を利用者が操作すると、正面ディスプレイ41が、図18(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図18(B-2)に示す画面に遷移する。
図18(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、スマートフォン3の決済アプリケーションで発送用2次元コードを表示してリーダー43にかざすように促す文字211と、本装置のリーダー43の位置を案内する画像212と、が表示される。なお、画像では、リーダー43を取り囲む枠画像でリーダー43の位置を案内している。
図18(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、発送用2次元コードをリーダー43にかざすように促す文字213と、リーダー43が読取り中であることを表す画像214と、が表示される。
このとき、プロセッサ63は、リーダー43から発送用2次元コードの読取り結果を取得すると、サーバ装置2にアクセスして、利用者に関する発送申告情報に含まれる取扱指定情報の照会を行い、投函に向かない取扱指定(例えば、割れ物、精密機器、要冷蔵)の設定の有無を確認する。
なお、ネットワークなどに障害が発生してサーバ装置2に接続されない場合には、その旨を利用者に通知する画面に遷移するようにしてもよい。
ここで、実測した荷物のサイズ区分が指定のサイズ区分に該当し、かつ、投函に向かない取扱指定が設定されていない、すなわち、発送申告情報に取扱指定情報が含まれていないときに、荷物が投函可と判定された場合には、正面ディスプレイ41が、図19(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図19(B-1)に示す画面に遷移する。
図19(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、荷物のサイズ計測および投函可否判定が完了して、荷物が投函できることを通知する文字221と、割れ物等に関する取扱指定が設定されていない利用者を対象にして割れ物の注意を喚起する画像222と、が表示される。なお、割れ物の注意喚起として、投函などの衝撃に耐えられる緩衝材を含む梱包がなされているかどうかの確認メッセージを表示するようにしてもよい。
図19(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物のサイズ計測および投函可否判定が完了して、荷物が投函できることを通知する文字225と、送り状の印刷を指示するボタン226と、が表示される。
一方、実測した荷物のサイズ区分が指定のサイズ区分に該当せず、あるいは、投函に向かない取扱指定(例えば、割れ物、精密機器、要冷蔵)が設定されている、すなわち、発送申告情報に取扱指定情報が含まれているために、荷物が投函不可と判定された場合には、正面ディスプレイ41が、図19(A-2)に示す画面に遷移する。また、実測した荷物のサイズ区分が指定のサイズ区分に該当しないために、荷物が投函不可と判定された場合には、手元ディスプレイ42が、図19(B-2)に示す画面に遷移する。一方、投函に向かない取扱指定が設定されている、すなわち、発送申告情報に取扱指定情報が含まれているために、荷物が投函不可と判定された場合には、手元ディスプレイ42が、図19(B-3)に示す画面に遷移する。
なお、荷物が投函不可と判定された場合、利用者は店舗のカウンターでスタッフに荷物を預けることになり、荷物は店舗のスタッフを介して配送事業者に引き渡される。これにより、取扱指定が設定された荷物であっても、荷物を破損することなく安全に配送事業者へ引き渡すことができる。
図19(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、店舗内のカウンターで発送手続きを行うように促す文字231と、店舗内のカウンターを案内する画像232と、が表示される。
図19(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物が投函できないサイズであることを通知する文字235と、店舗内のカウンターで発送手続きを行うように促す文字236と、が表示される。
図19(B-3)に示す手元ディスプレイ42の画面では、投函に向かない取扱指定が設定されていることを通知する文字237と、店舗内のカウンターで発送手続きを行うように促す文字236と、が表示される。
また、図19(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面で、送り状の印刷を指示するボタン226を利用者が操作すると、正面ディスプレイ41が、図20(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図20(B-1)に示す画面に遷移する。
図20(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、送り状の印刷を開始したことを通知する文字241と、本装置のプリンタ44の位置を案内する画像242と、が表示される。なお、画像では、プリンタ44を取り囲む枠画像でプリンタ44の位置を案内している。
図20(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、送り状の印刷を開始したことを通知する文字245と、送り状の印刷中であることを表す画像246と、が表示される。
ここで、送り状の印刷が完了すると、正面ディスプレイ41が、図20(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図20(B-2)に示す画面に遷移する。
図20(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、送り状の印刷が完了したことを通知する文字251と、送り状を梱包済みの荷物に貼付するように促す文字252と、梱包済みの荷物に送り状を貼付する状況を表す画像253と、が表示される。
図20(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、送り状の印刷が完了したことを通知する文字255と、送り状を梱包済みの荷物に貼付するように促す文字256と、送り状の貼付を承認するOKのボタン258と、が表示される。
ここで、利用者は、その場で荷物に送り状を貼付する場合にはOKのボタン258を操作する。この場合、正面ディスプレイ41が、図21(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図21(B-1)に示す画面に遷移する。一方、利用者は、その場で荷物に送り状を貼付しない場合には、終了を指示するボタン119を操作する。
図21(A-1)に示す正面ディスプレイ41の画面では、荷物の投函を促す文字261と、本装置の投函口51の位置を案内する画像262と、が表示される。なお、画像262では、投函口51を取り囲む枠画像で投函口51の位置を案内している。
図21(B-1)に示す手元ディスプレイ42の画面では、荷物の投函を促す文字265と、荷物の投函を承認するOKのボタン268と、が表示される。
ここで、利用者は、その場で荷物を投函する場合にはOKのボタン268を操作する。この場合、正面ディスプレイ41が、図21(A-2)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図21(B-2)に示す画面に遷移する。一方、利用者は、その場で荷物を投函しない場合には、終了を指示するボタン119を操作する。
図21(A-2)に示す正面ディスプレイ41の画面では、荷物の投函により発送手続きが完了する旨の文字271と、スマートフォン3の発送アプリケーションで発送手続きが完了した旨の入力(発送通知)を促す文字272と、荷物が発送される状況を表す画像273と、が表示される。
図21(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面では、発送手続きが完了したことを表す文字275と、本装置の利用に関する謝意を表す文字276と、スマートフォン3の発送アプリケーションで発送手続きが完了した旨の入力(発送通知)を促す文字277と、が表示される。ここで、図21(B-2)に示す手元ディスプレイ42の画面の表示と連動して利用者の荷物のステータス情報を発送待ちから発送完了に書き換える指示を自動でサーバ装置2へ送信するようにしてもよい。
なお、自動採寸モードの処理の途中でエラーが発生した場合には、正面ディスプレイ41および手元ディスプレイ42にエラー画面(図示せず)が表示される。このエラー画面には、エラーが発生して正常に処理を実行できない旨の文字や、発送手続きを店舗内のカウンターで行うように促す文字や、店舗内のカウンターを案内する画像(例えば店舗平面図)や、送り状の印刷用紙が切れた場合に店舗のスタッフを呼ぶように促す文字などが表示される。
次に、発送支援装置1において梱包材購入モード時に表示される画面について説明する。図22、図23、図24は、発送支援装置1において梱包材購入モード時に表示される画面を示す説明図である。
発送支援装置1では、図13(B)に示す手元ディスプレイ42の画面で、「梱包材を購入」のタイトルが付与された梱包材購入モードの選択部107を利用者が操作すると、まず、正面ディスプレイ41が、図22(A)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図22(B)に示す画面に遷移する。
なお、図13(B)に示す手元ディスプレイ42の画面で、梱包材購入モードの選択部107を利用者が操作すると、手元ディスプレイ42が、指定された決済サービスにおいて利用者の登録が完了しているか否かを利用者に問い合わせる画面(図示せず)に遷移して、指定された決済サービスの登録が完了している場合にのみ、図22(A),(B)に示す画面に遷移するようにしてもよい。また、指定された決済サービスの登録が完了していない場合には、店舗内のカウンターで梱包材を購入するように案内する画面(図示せず)に遷移するようにしてもよい。
図22(A)に示す正面ディスプレイ41の画面では、ラック12に収容された梱包材を案内する画像301と、本体11の隣に設置されたラック12を案内する文字302と、が表示される。
図22(B)に示す手元ディスプレイ42の画面では、ラック12に収容された梱包材を選択するように促す文字305と、梱包材の購入は1つずつである旨の文字306と、が表示される。
ここで、図22(A),(B)に示す画面に遷移してから所定時間経過すると、正面ディスプレイ41が、図23(A-1)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図23(B-1)に示す画面に遷移する。
以降は自動採寸モードの梱包材購入ステップと同様である。すなわち、正面ディスプレイ41では、図23(A-1)、図24(A-1)、および図24(A-2)にそれぞれ示す画面が順次表示され、これらの画面は、自動採寸モードにおける図16(A-1)、図17(A-1)、および図17(A-2)にそれぞれ示す画面と同様である。また、手元ディスプレイ42では、図23(B-1)、図23(B-2)、図23(B-3)、図24(B-1)、および図24(B-2)にそれぞれ示す画面が順次表示され、これらの画面は、自動採寸モードにおける図16(B-1)、図16(B-2)、図16(B-3)、図17(B-1)、および図17(B-2)にそれぞれ示す画面と同様である。
(第1実施形態の第1変形例)
次に、第1実施形態の第1変形例について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図25は、第1実施形態の第1変形例に係る発送支援装置1においてセルフ投函モード時に表示される画面を示す説明図である。
第1実施形態では、実測された荷物のサイズ区分が投函可能なものであっても、対象の荷物に関して投函に向かない取扱指定が設定されている場合、すなわち、サーバ装置2から取得した発送申告情報に取扱指定情報が含まれている場合、投函不可と判定して、手元ディスプレイ42に、図19(B-3)に示した画面を表示し、本装置による発送手続きを中断して、店舗のカウンターで発送手続きを行うようにした。
一方、本変形例では、対象の荷物に関して投函に向かない取扱指定が設定されている場合、投函による手続きを続行するためのガイダンスを手元ディスプレイ42に表示する。このとき、投函による荷物の発送手続きを続行するか否かを利用者に照会して、利用者が了承した場合に、投函による荷物の発送手続きを続行し、送り状を印刷するステップに進む。
具体的には、対象の荷物に関して投函に向かない取扱指定が設定されている場合、すなわち、サーバ装置2から取得した発送申告情報に取扱指定情報が含まれている場合、正面ディスプレイ41が、図25(A)に示す画面に遷移し、手元ディスプレイ42が、図25(B)に示す画面に遷移する。これらの画面は、事前申告情報に含まれる取扱指定情報に基づいて生成される。
図25(A)に示す正面ディスプレイ41の画面では、投函に向かない取扱指定が設定されていることを通知する文字281と、利用者が設定した取扱指定の内容を表す文字282と、例外的に投函を許容する場合のガイダンスを示す文字283と、が表示される。図25(A)に示す例は、利用者が割れ物の取扱指定を設定していても、荷物が緩衝材で十分に保護されている場合は投函が可能であることを案内するものである。
図25(B)に示す手元ディスプレイ42の画面では、投函による荷物の発送手続きを続行するか否かを問い合わせる文字285と、投函による荷物の発送手続きの続行を指示するボタン286と、が表示される。この続行を指示するボタン286を利用者が操作すると、例えば、図19(A-1)、図19(B-1)に示す画面に移行し、送り状の印刷が行われる。
なお、対象の荷物に関して設定された取扱指定が要冷蔵である場合には、発送手続きの続行の可否を利用者に問い合わせることなく、すなわち例外なく、発送手続きを中断して、投函による荷物の発送手続きができない旨の表示を行うようにするとよい。
(第1実施形態の第2変形例)
次に、第1実施形態の第2変形例について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図26は、第1実施形態の第2変形例に係る未梱包の荷物を対象とした処理の手順を示すフロー図である。
第1実施形態では、図11に示したように、定型梱包材以外の梱包材で梱包された荷物の場合に、上方撮影部31の撮影画像に基づく暫定サイズ情報を、側方撮影部35の撮影画像に基づく補正サイズ情報で補正して、確定サイズ情報を取得するようにした。また、図12に示したように、未梱包の荷物の場合に、側方撮影部35の撮影画像に基づく補正サイズ情報による補正は行わず、上方撮影部31の撮影画像に基づく暫定サイズ情報をそのまま確定サイズ情報とするようにした。
一方、本変形例では、未梱包の荷物の場合に、図11に示した梱包済みの荷物の場合と同様に、上方撮影部31の撮影画像に基づく暫定サイズ情報を、側方撮影部35の撮影画像に基づく補正サイズ情報で補正して、確定サイズ情報を取得する。具体的には、上方撮影部31のデプス画像に基づく暫定的な高さ情報の代わりに、側方撮影部35のカラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づく高さ情報に基づいて、荷物のサイズ区分を判定する。
具体的には、図26に示すように、第1実施形態(図12参照)と同様のST201~ST203の処理の後に、プロセッサ63が、側方撮影部35のカラーカメラ36からカラー画像を取得し(ST221)、そのカラー画像から基準マーカ39を検出する(ST222)。そして、プロセッサ63が、カラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づいて、対象物の高さが第1区分の高さに関する上限値以下か否かを判定する(サイズ区分判定処理)(ST223)。
ここで、対象物の高さが第1区分の上限値以下である場合には(ST223でYes)、ST205に進む。一方、対象物の高さが第1区分の上限値を越える場合には(ST223でNo)、プロセッサ63が、対象物を投函不可の荷物に確定する(ST211)。また、ST205において、対象物の外接直方体のXY寸法が第1区分の上限値以下である場合には(ST205でYes)、プロセッサ63が、対象物を第1区分の荷物に確定する(ST206)。
一方、対象物の外接直方体のXY寸法が第1区分の上限値を越える場合には(ST205でNo)、次に、プロセッサ63が、カラー画像における基準マーカ39の遮蔽状況に基づいて、対象物の高さが第2区分の高さに関する上限値以下か否かを判定する(サイズ区分判定処理)(ST224)。
ここで、対象物の高さが第2区分の上限値以下である場合には(ST224でYes)、ST208に進む。このST208以降の処理は第1実施形態と同様である。一方、対象物の高さが第2区分の上限値を越える場合には(ST224でNo)、ST211に進む。このST211の処理は第1実施形態と同様である。
なお、本変形例では、高さの上限値が異なる2つのサイズ区分を精度よく判別するため、2つのサイズ区分にそれぞれ対応する2つの基準マーカ39を設けるようにしてもよい。
(第1実施形態の第3変形例)
次に、第1実施形態の第3変形例について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図27は、第1実施形態の第3変形例に係る発送支援装置1の要部を示す説明図である。図28は、発送支援装置1のプロセッサ63の動作手順を示すフロー図である。
図27に示すように、発送支援装置1の本体11には、荷物を収納する収納部52が設けられており、この収納部52には、投函が可能な荷物のサイズに適応した投函口51が設けられている。更に、収納部52には、投函口51を覆う蓋81と、この蓋81の開閉動作を拘束して荷物の投函を阻止するロック機構82と、が設けられている。なお、ロック機構82は、例えば、蓋81の開閉動作を拘束するロック部材(図示せず)を、ソレノイドなどのアクチュエータからなる駆動部(図示せず)で駆動する構成とすればよい。
また、収納部52には、荷物の投函、すなわち、投函口51を通過する荷物を検知するセンサ83が設けられている。なお、荷物の投函時の検知は、公知技術(例えば、特開平10-91678号公報参照)であり、種々の構成を採用することができる。センサ83は、通過センサとして構成する他に、投函口51を覆う蓋81の開閉を検知する開閉センサとして構成してもよい。また、投函口51の近傍にリーダーを設けて、送り状に印刷された2次元コードを読み取ることで、荷物の投函を検知すると同時に、投函された荷物を識別するようにしてもよい。
プロセッサ63は、投函口51から未計測の荷物あるいは荷物以外の物(ゴミなど)が投函されないように、ロック機構82のロック状態を制御する。本実施形態では、プロセッサ63が、荷物の投函を可とする判定に基づいて、ロック機構のロック状態を一時的に解除する。また、本実施形態では、プロセッサ63が、プリンタ44による送り状の印刷が完了すると、ロック機構82のロック状態を一時的に解除する。また、本実施形態では、プロセッサ63が、センサ83の検知結果に基づいて、荷物の投函が検知されると、ロック機構82をロック状態に復帰させる。
また、プロセッサ63は、投函可と判定された荷物のうち、収納部52に投函された荷物の数量を計数する。本実施形態では、プロセッサ63が、センサ83の検知結果に基づいて、収納部52に投函された荷物の数量を計数する。すなわち、センサ83により荷物の投函が検知される度に、荷物の数量をカウントアップする。なお、投函可とする荷物の数量カウントについても、公知技術(例えば、特開2001-76262号公報参照)であり、種々の構成を採用することができる。
また、本実施形態では、プロセッサ63が、投函された荷物の計数値と、収納部52に収納可能な荷物の数量に関するしきい値(上限値、または上限値より所定数小さい値)とを比較して、その比較結果に基づいて、荷物の集荷依頼のアラートを発報する処理を行う。具体的には、荷物の計数値がしきい値以上となると、集荷依頼のアラートを発報する処理を行う。この場合、例えば、発送支援装置1から集荷依頼のアラートの通知が、サーバ装置2と配送事業者のサーバ装置(図示せず)とを経由して、集荷を担当する作業者が所持する端末(図示せず)に送信されるようにしてもよい。なお、集荷依頼のアラートの通知後、荷物の集荷までの間、発送支援装置1が継続して使用できるように、2~5個程度の荷物の投函を許容するしきい値を設定するとよい。
また、本実施形態では、プロセッサ63が、収納部52からの荷物の集荷が完了すると、荷物の計数値をリセットする。この場合、例えば、配送事業者の作業者が、収納部52の錠55(図2参照)を解錠して、荷物の集荷を終えると、集荷完了の操作を行い、その操作に応じて、プロセッサ63が、荷物の計数値をリセットするようにするとよい。また、収納部52の扉53の開閉や錠55の解錠および施錠に基づいて、荷物の集荷が完了したことを検知して、荷物の計数値のリセットが行われるようにしてもよい。なお、荷物の集荷後の計数値リセットについても、公知技術(例えば、特公平6-30738号公報参照)であり、種々の構成を採用することができる。
また、本実施形態では、荷物の集荷時に、投函済みの荷物の数量が、収納部52に収納可能な荷物の数量の上限値に達していた場合には、発報要否判定のしきい値の更新が行われる。このしきい値の更新では、しきい値を現在の設定値より所定数小さい値に設定し直す。
具体的には、図28に示すように、まず、センサ83により荷物の投函が検知されると(ST301でYes)、プロセッサ63が、投函済み荷物数(投函された荷物の計数値)を1増分する(ST302)。次に、プロセッサ63が、投函済み荷物数が、所定のしきい値に達したか否かを判定する(発報要否判定)(ST303)。ここで、投函済み荷物数がしきい値に達した場合には(ST303でYes)、集荷依頼のアラートを発報済みであるか否かを判定する(ST304)。ここで、集荷依頼のアラートを発報済みでない場合には(ST304でNo)、集荷依頼のアラートを発報する処理を行う(集荷依頼アラート発報処理)(ST305)。
一方、集荷依頼のアラートを発報済みである場合には(ST304でYes)、次に、プロセッサ63が、配送事業者の作業者による集荷完了の操作による荷物の集荷を検知したか否かを判定する(ST306)。ここで、荷物の集荷を検知した場合には(ST306でYes)、次に、プロセッサ63が、投函済み荷物数が、所定の上限値に達したか否かを判定する(S307)。ここで、投函済み荷物数が上限値に達した場合には(ST307でYes)、発報要否判定のしきい値を、現在の設定値より所定数小さい値に設定し直す(しきい値更新)(ST308)。
次に、プロセッサ63が、投函済み荷物数(投函された荷物の計数値)をリセットする(ST309)。
ここで、発報要否判定のしきい値は、収納部52に収納可能な荷物の数量の上限値(収納部52の満杯状態における投函済み荷物数)未満の値に設定される。すなわち、発報要否判定のしきい値は、上限値より所定の余裕数(例えば2~5個程度)だけ小さい値に設定される。これにより、集荷依頼のアラートの発報後、荷物の集荷までの間、所定数の荷物の投函が許容される。なお、余裕数は、集荷依頼のアラートの発報から荷物の集荷までに要する時間や、荷物が投函されるペース(単位時間あたりの荷物の投函数)などに基づいて設定することができる。
このように本変形例では、収納部52に余裕がある段階で集荷依頼のアラートを発報するため、収納部52が満杯になる前に荷物の集荷が行われるようになり、収納部52が満杯で荷物を投函できないという事態が生じることを低減することができる。さらに、実際に投函された荷物の数量に応じて、発報要否判定のしきい値を制御することにより、収納部52が満杯で荷物を投函できないという事態が生じることを確実に避けることが可能となる。
なお、本実施形態は、図2,図27に示したように、投函可能な荷物のサイズ区分(最大)に合せて調整された投函口51を1つ設けるものであるが、投函可能な荷物のサイズ区分に対応した2以上の投函口51を設け、発送支援装置1が荷物の投函を可とする判定、または、プリンタ44による送り状の印刷と連動して、荷物のサイズ区分に該当する投函口51の蓋のロック状態を解除するものとしてもよい。このように、荷物のサイズ区分に応じて、該当する投函口51の蓋のロック状態を制御することで、計測時の荷物と投函時の荷物とのすり替えなどの不正を確実に防止することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図29は、第2実施形態に係る発送支援装置1およびサーバ装置2の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態(図7参照)では、発送支援装置1のプロセッサ63が、発送支援に係る処理、すなわち、対象物検出処理、撮影位置判定処理、サイズ計測処理、サイズ区分判定処理、梱包材選択処理、事前申告内容照会処理、投函可否判定処理、送り状印刷処理、梱包材認識処理、決済処理、および画面制御処理などを行うようにしたが、本実施形態では、サーバ装置2のプロセッサ73が、発送支援に係る処理を行う。また、サーバ装置2のプロセッサ73は、この他に、利用者が事前に入力した発送申告情報の管理や決済に関する処理を行う。なお、サーバ装置2のプロセッサ73は、メモリ72に記憶されたプログラムを実行することで必要な処理を行う。
発送支援装置1では、上方撮影部31のカラーカメラ32で取得したカラー画像、上方撮影部31のデプスカメラ33で取得したデプス画像、および側方撮影部35のカラーカメラ36で取得したカラー画像を通信部61からサーバ装置2に送信する。また、発送支援装置1では、サーバ装置2の通信部71から送信される情報を通信部61で受信して、その情報に基づいて、プロセッサ63が、正面ディスプレイ41および手元ディスプレイ42を制御して所要の画面を表示し、また、リーダー43を制御して2次元コードの読取りを行い、また、プリンタ44を制御して送り状を印刷する。
ところで、発送支援サービスを利用者に提供する際の利用者の管理に関して、スマートフォン3の発送アプリケーションで荷物の発送に関する情報を入力し、また、スマートフォン3の発送アプリケーションで表示した発送用2次元コードを読み取り、また、スマートフォン3の決済アプリケーションで決済用2次元コードを読み取るようにしたが、顔認証により利用者を識別し、決済処理を行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置2へ利用者の登録顔画像(特徴量)を事前に登録しておき、発送支援装置1の利用者の撮影画像から取得した認証顔画像と登録顔画像との顔照合処理を行って顔認証による決済処理を行うようにしてもよい。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
本発明に係る発送支援装置及び発送支援システムは、利用者が未梱包の荷物を持ち込んだ場合に、その未梱包の荷物に最適な梱包材を利用者が迅速に確認することができる効果を有し、荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援装置及び発送支援システムなどとして有用である。
1 発送支援装置
2 サーバ装置
3 スマートフォン
11 本体
12 ラック
21 載置台(載置部)
22 載置面
23 側壁面
31 上方撮影部(検出部)
32 カラーカメラ
33 デプスカメラ
35 側方撮影部(検出部)
36 カラーカメラ
39 基準マーカ
41 正面ディスプレイ(表示部)
42 手元ディスプレイ(表示部、操作部)
43 リーダー
44 プリンタ(印刷部)
51 投函口
52 収納部
53 扉
54 取っ手
55 錠
61 通信部
62 メモリ
63 プロセッサ
71 通信部
72 メモリ
73 プロセッサ

Claims (6)

  1. 荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援装置であって、
    利用者が荷物を置く載置部と、
    前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、
    利用者が投函した荷物を収納する収納部と、
    利用者に情報を提示する表示部と、
    利用者が発送に関する操作を行う操作部と、
    発送支援に係る制御を行うプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、
    その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、
    その投函用梱包材に関する情報を前記表示部に表示すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記表示部に表示し、
    利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測することを特徴とする発送支援装置。
  2. 前記載置部、前記検出部、前記収納部、および前記表示部が、同一の筐体に一体的に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の発送支援装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物を梱包する上で最も推奨される投函用梱包材を選択することを特徴とする請求項1に記載の発送支援装置。
  4. 更に、利用者が発送に関する操作を行う操作部を備え、
    前記プロセッサは、
    利用者による前記操作部を用いた投函用梱包材の購入の指示があると、前記投函用梱包材の選択から購入代金の決済までの手続きに関するガイダンスを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の発送支援装置。
  5. 前記検出部は、前記載置部に置かれた物体を撮影する撮影部であり、
    前記プロセッサは、
    利用者が購入する前記投函用梱包材を前記載置部に置くように促すガイダンスを前記表示部に表示し、
    前記撮影部の撮影画像に対する画像認識により、前記載置部に置かれた前記投函用梱包材を認識することを特徴とする請求項1に記載の発送支援装置。
  6. 荷物を配送事業者に引き渡す利用者の発送手続きを支援する発送支援システムであって、
    利用者が荷物を置く載置部と、前記載置部に置かれた荷物を検出する1以上の検出部と、利用者が投函した荷物を収納する収納部と、利用者に情報を提示する表示部と、利用者が発送に関する操作を行う操作部と、を有する発送支援装置と、
    前記発送支援装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備え、
    前記発送支援装置は、
    前記検出部の前記載置部に置かれた荷物の検出結果を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    前記発送支援装置から受信した前記検出部の検出結果に基づいて、前記載置部に置かれた未梱包の荷物のサイズを計測し、
    その計測結果に基づいて、前記未梱包の荷物に対応する投函用梱包材を選択すると共に、選択した投函用梱包材の変更の可能性を判定し、
    その投函用梱包材に関する情報を前記発送支援装置に送信すると共に、前記投函用梱包材の変更の可能性がある場合に、前記未梱包の荷物の置き方に関するアドバイス情報を前記発送支援装置に送信し、
    前記発送支援装置は、
    前記サーバ装置から受信した前記投函用梱包材に関する情報および前記アドバイス情報を前記表示部に表示し、
    利用者による前記操作部を用いた再計測の指示があると、前記載置部に置かれた荷物のサイズを再計測することを特徴とする発送支援システム。
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