JP7492643B2 - 管理装置、管理システムおよび管理方法 - Google Patents

管理装置、管理システムおよび管理方法 Download PDF

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Description

本開示は、ビル等の施設の電力を管理する管理装置、管理システムおよび管理方法に関する。
ビルや工場などの大規模な施設では、空調システムで用いる冷温水すなわち熱量を、熱源となる複数の設備機器を運転することにより一括生成して供給する熱源システムを用いている。
このような複数の設備機器を運転制御する設備制御システムでは、省エネ意識の高まりに応じて、これら設備機器を効率よく運転するため、施設の負荷に応じてこれら設備機器を離散的に発停して単独運転または並列運転するものとなっている。
これら設備機器の運転パターンは、オペレータの経験や勘に基づいて意思決定される場合が多い。このため、どのような運転パターンが実際に効率的か客観的に判断することが難しく、設備機器の運用を改善できる運転パターンを容易に特定できなかった。
この点で、例えば、特許第6745641号においては、運転パターンをクラスタリングすることにより、複数の設備機器を複数の負荷グループに分類することが提案されている。
特許第6745641号
しかしながら、実際のビル等の設備機器の稼働(運転)パターンは、不変ではなく、設備機器の追加、設備機器のリプレイス、リレイアウト、テナント入退去、感染症の流行といった種々の要因によって稼働パターンは時事変化する。
従来の方式では、設備機器の稼働パターンがいつ変化したかまでは特定していないため、設備機器に対して非効率な運転制御を提示する可能性がある。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、設備機器の稼働パターンの変化を容易に特定することが可能な管理装置、管理システムおよび管理方法を提供する。
ある実施形態に従う管理装置は、所定期間における設備機器に対する稼働履歴データを取得する取得部と、取得部で取得した稼働履歴データに基づいて所定期間における設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部とを備える。分類処理部は、所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出する稼働パターン算出部と、所定期間における各単位期間毎に分割した際の第1稼働パターンと、第2稼働パターンとを用いて稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部と、所定期間に対して変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部と、所定期間を算出した分割時点で分割する分割処理部とを含む。
ある実施形態に従う管理システムは、所定期間における設備機器に対する稼働履歴データを取得する取得部と、取得部で取得した稼働履歴データに基づいて所定期間における設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部とを備える。分類処理部は、所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出する稼働パターン算出部と、所定期間における各単位期間毎に分割した際の第1稼働パターンと、第2稼働パターンとを用いて稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部と、所定期間に対して変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部と、所定期間を算出した分割時点で分割する分割処理部とを含む。
ある実施形態に従う管理方法は、所定期間における設備機器に対する稼働履歴データを取得するステップと、取得した稼働履歴データに基づいて所定期間における設備機器の稼働パターンを分類するステップとを備える。分類するステップは、所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出するステップと、所定期間における各単位期間毎に分割した際の第1稼働パターンと、第2稼働パターンとを用いて稼働パターンの変化度合を算出するステップと、所定期間に対して変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出するステップと、所定期間を算出した分割時点で分割するステップとを含む。
ある実施形態に従う管理装置、管理システムおよび管理方法は、設備機器の稼働パターンの変化を容易に特定することが可能である。
この開示の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解され、この開示に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
ある実施形態に従う管理システム1の概念図を説明する図である。 ある実施形態に従う管理装置100の機能ブロックについて説明する図である。 ある実施形態に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。 ある指定期間における設備機器の変化度合について説明する図である。 実施形態に従う分類処理部121の処理について説明する図である。 ある実施形態に従う表示制御部126の処理について説明する図である。 ある実施形態の変形例1に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。 ある実施形態の変形例2に従う所定期間の設備機器の運転モードの分布パターンの分割の概念について説明する図である。 ある実施形態の変形例3に従う所定期間の設備機器の運転モードの分布パターンの分割の概念について説明する図である。 ある実施形態の変形例4に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の説明では、同一部品には、同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じであるためそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.システム構成>
図1は、ある実施形態に従う管理システム1の概念図を説明する図である。図1を参照して、管理システム1は、ビル等の施設の設備機器と、当該設備機器を管理する管理装置100とを備える。設備機器2の一例として、センサ、空調、照明、ファン等が挙げられている。なお、当該設備機器は、これに限られず施設に用いられる電力を消費する機器であればどのようなものでもよい。
管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)12と、記憶部20と、メインメモリ18と、入力部10と、表示部14と、ネットワーク通信部16とを含む。
記憶部20は、情報を格納する装置であり、各種プログラムおよびデータ等を格納する。記憶部20は、設備機器に対する稼働履歴データ110を格納する。
メインメモリ18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のワーキングメモリである。入力部10は、キーボード、マウスなどであり、ユーザが操作を行うために用いる。入力部10は、他のシステムからデータの入力を受け付けるインターフェース装置を含み得る。表示部14は、ディスプレイであり、液晶あるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等であってもよい。CPU12は、記憶部20に格納されているプログラムを実行することにより各種機能を実現する。他の局面において、各機能は、当該機能を実現するように構成された回路素子その他のハードウェアによって実現されてもよい。ネットワーク通信部16は、ネットワークを介して他の機器と通信可能に設けられている。
図2は、ある実施形態に従う管理装置100の機能ブロックについて説明する図である。図2を参照して、CPU12は、取得部120と、分類処理部121と、表示制御部126とを含む。分類処理部121は、稼働パターン算出部122と、変化算出部124と、分割点算出部128と、分割処理部129とを含む。
取得部120は、記憶部20に格納されている稼働履歴データ110を取得する。
分類処理部121は、取得部120で取得した稼働履歴データ110に基づいて所定期間における設備機器の稼働パターンを分類する。
稼働パターン算出部122は、取得部120で取得した稼働履歴データ110に基づいて所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンを算出する。
変化算出部124は、所定期間における各単位期間毎に分割した際の第1稼働パターンと、第2稼働パターンとを用いて稼働パターンの変化度合を算出する。
分割点算出部128は、所定期間に対して変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する。
分割処理部129は、分類処理部121の全体を制御するとともに、所定期間を算出した分割時点で分割する。
表示制御部126は、所定期間を分割した分割結果を表示部14に表示する。
<B.分割の具体例>
図3は、ある実施形態に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。
図3(A)には、ある始点から終点までの分割前の期間が示されており、ある位置において分割する仮想分割点が示されている。
本例においては、分割前の期間を仮想分割点で分割した場合の分割後の期間TAと、分割後の期間TBとに分ける。期間TAは、ある始点から仮想分割点までの期間である。期間TBは、仮想分割点から終点までの期間である。
図3(B)には、ある設備機器の期間TAにおける時刻毎の稼働率(第1稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器は、期間TAにおいて6時~17時まで稼働している場合が示されている。
図3(C)には、ある設備機器の期間TBにおける時刻毎の稼働率(第2稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器は、期間TBにおいて9時~18時まで稼働している場合が示されている。
図3(D)には、期間TAにおける時刻毎の稼働率(第1稼働パターン)と、期間TBにおける時刻毎の稼働率(第2稼働パターン)との変化度合が示されている。本例においては、変化度合として波形差を算出する場合が示されている。具体的には、波形差の算出方式の一例として、平均二乗誤差を算出する。あるいは、別の波形差の算出方式として差の絶対値の積分値を算出してもよい。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
図4は、ある指定期間における設備機器の変化度合について説明する図である。図4(A)を参照して、指定期間は、開始点から終了点までの期間である。指定期間に対して、仮想分割点を開始点から終了点に至るまで変化させた場合のある設備機器の変化度合を算出する。
当該図に示されるように、算出結果として、分割点V1で変化度合が最大となる位置が特定される。本例においては、分割条件として、一例として変化度合が所定の閾値を超えるとともに、変化度合が最大となる位置で分割する場合について説明する。すなわち、分割点V1は、分割条件が成立した時点である。
図4(B)を参照して、指定期間を分割点V1で分割した場合の期間PAと、期間PBとが示されている。
期間PA(開始点から分割点V1)に対して、仮想分割点を開始点から分割点V1に至るまで変化させた場合のある設備機器の変化度合を算出する。
期間PB(分割点V1から終了点)に対して、仮想分割点を分割点V1から終了点に至るまで変化させた場合のある設備機器の変化度合を算出する。
当該図に示されるように、算出結果として、期間PAに対して、分割点V2で変化度合が最大となる位置が特定される。分割点V2は、分割条件が成立した時点である。
一方、期間PBは、変化度合は閾値より小さい場合が示されている。変化度合は閾値よりも低いため分割条件は成立しない。したがって、この場合は分割されない。
図4(C)を参照して、期間PAを分割点V2で分割した場合の期間PA0と、期間PA1とが示されている。
期間PA0(開始点から分割点V2)に対して、仮想分割点を開始点から分割点V2に至るまで変化させた場合のある設備機器の変化度合を算出する。
期間PA1(分割点V2から分割点V1)に対して、仮想分割点を分割点V2から分割点V1に至るまで変化させた場合のある設備機器の変化度合を算出する。
期間PA0,PA1は、変化度合は閾値より小さい場合が示されている。変化度合は閾値よりも低いため分割条件は成立しない。したがって、この場合は分割されない。
当該処理により稼働パターンの分割処理が終了する。
稼働パターンの変化度合を算出して、変化度合が最大の地点で分割することにより効率的に稼働パターンを分類することが可能である。
本例においては、分類処理部121による当該処理により指定期間を3つの稼働パターンの期間に分類することが可能である。これにより、管理者は、指定期間内において、いつ稼働パターンが変化したかを容易に特定することが可能となり、当該特定により、設備機器の運転状況を把握して効率的な運転制御を実行することが可能である。
<C.処理フロー>
図5は、実施形態に従う分類処理部121の処理について説明する図である。図5を参照して、分割処理部129は、分割対象となる所定期間を設定する(ステップS2)。例えば、分割処理部129は、図4で説明した開始点と終了点との期間を所定期間として設定する。この場合、開始点が所定期間の始点となり、終了点が所定期間の終点である。
次に、分割処理部129は、仮想分割点の始点を設定する(ステップS4)。具体的には、所定期間の始点の次の日を仮想分割点の始点に設定する。
次に、稼働パターン算出部122は、稼働履歴データ110に基づいて、仮想分割点で分割した分割後の第1期間(期間TA)と、第2期間(期間TB)とに分ける。稼働パターン算出部122は、第1期間(期間TA)における稼働履歴データに基づいて第1稼働パターンを算出する。稼働パターン算出部122は、第2期間(期間TB)における稼働履歴データに基づいて第2稼働パターンを算出する。
次に、変化算出部124は、第1稼働パターンと第2稼働パターンとの変化度合を算出する。変化算出部124は、変化度合として波形差を算出する。具体的には、波形差の算出方式の一例として、平均二乗誤差を算出する。
次に、分割処理部129は、仮想分割点をインクリメントする(ステップS10)。具体的には、仮想分割点を次の日に設定する。
次に、分割処理部129は、仮想分割点が終点に到達したかどうかを判断する(ステップS12)。
分割処理部129は、仮想分割点が終点に到達しないと判断した場合(ステップS12においてNO)には、(ステップS6)に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、分割処理部129は、仮想分割点が終点に到達したと判断した場合には、(ステップS12においてYES)には、変化度合が最大となる仮想分割点を抽出する(ステップS14)。具体的には、上記処理により、図4(A)に示されるように開始点から終了点までの変化度合が算出される。そして、分割点V1が最大となる仮想分割点として抽出される。
次に、分割処理部129は、変化度合が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS16)。
次に、分割処理部129は、変化度合が閾値以上であると判断した場合(ステップS16においてYES)には、分割点を追加して期間を分割する(ステップS18)。本例においては、分割点V1を追加して指定期間を分割する。具体的には、上記処理により、図4(B)に示されるように期間PAと、期間PBとに分割する。
次に、分割処理部129は、始点から当該分割点までの期間を所定期間に設定する(ステップS20)。具体的には、図4(B)に示される開始点と分割点V1との期間を所定期間に設定する。
そして、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。この場合、具体的には、図4(B)に示されるように開始点から分割点V1までの変化度合が算出される。そして、ステップS14において、分割点V2が最大となる仮想分割点として抽出される。
次に、ステップS16において、分割処理部129は、変化度合が閾値以上であるか否かを判断する。分割処理部129は、変化度合が閾値以上であると判断した場合(ステップS16においてYES)には、ステップS18において、分割点V2を追加して期間を分割する。本例においては、上記処理により、図4(C)に示されるように所定期間PAを期間PA0とPA1とに分割する。
次に、ステップS20において、分割処理部129は、始点から当該分割点までの期間を所定期間に設定する。具体的には、図4(C)に示される開始点と分割点V2との期間を所定期間に設定する。
そして、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。この場合、具体的には、図4(C)に示されるように開始点から分割点V2までの変化度合が算出される。そして、ステップS14において、当該期間の最大となる仮想分割点が抽出される。
ステップS16において、分割処理部129は、変化度合が閾値以上でないと判断した場合(ステップS16においてNO)には、ステップS22に進む。具体的には、図4(C)に示されるように期間PA0の最大となる仮想分割点は閾値未満である。
次に、分割処理部129は、所定期間の終点は終了点か否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22において、分割処理部129は、所定期間の終点が終了点であると判断した場合(ステップS22においてYES)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS22において、分割処理部129は、所定期間の終点が終了点でないと判断した場合(ステップS22においてNO)には、当該分割点から次の分割点あるいは終了点を所定期間に設定する(ステップS24)。
具体的には、図4(C)に示されるように分割点V2から次の分割点V1を所定期間に設定する。そして、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。この場合、具体的には、図4(C)に示されるように分割点V2から分割点V1までの変化度合が算出される。そして、ステップS14において、分割点が最大となる仮想分割点として抽出される。
ステップS16において、分割処理部129は、変化度合が閾値以上でないと判断した場合(ステップS16においてNO)には、ステップS22に進む。具体的には、図4(C)に示されるように期間PA1の最大となる仮想分割点は閾値未満である。
次に、分割処理部129は、所定期間の終点は終了点か否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22において、分割処理部129は、所定期間の終点が終了点であると判断した場合(ステップS22においてYES)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS22において、分割処理部129は、所定期間の終点が終了点でないと判断した場合(ステップS22においてNO)には、当該分割点から次の分割点あるいは終了点を所定期間に設定する(ステップS24)。
具体的には、図4(C)に示されるように分割点V1から終了点を所定期間に設定する。そして、ステップS4に戻り、上記処理を繰り返す。この場合、具体的には、図4(C)に示されるように分割点V1から終了点までの変化度合が算出される。そして、ステップS14において、分割点が最大となる仮想分割点として抽出される。そして、ステップS14において、当該期間の最大となる仮想分割点が抽出される。
ステップS16において、分割処理部129は、変化度合が閾値以上でないと判断した場合(ステップS16においてNO)には、ステップS22に進む。具体的には、図4(C)に示されるように期間PBの最大となる仮想分割点は閾値未満である。
次に、分割処理部129は、所定期間の終点は終了点か否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22において、分割処理部129は、所定期間の終点が終了点であると判断した場合(ステップS22においてYES)には、処理を終了する(エンド)。本例の場合には、期間PBの終点は終了点であるため処理を終了する。
当該処理により、指定期間において、変化度合が大きい分割点(変化点)を算出して、当該分割点(変化点)で分割することにより稼働パターンを分類することが可能である。
<D.分類結果>
図6は、ある実施形態に従う表示制御部126の処理について説明する図である。
図6を参照して、表示部14に表示された分類結果画面300が示されている。表示制御部126は、分類処理部121で分類された設備機器の稼働パターンの分類結果を表示する。
分類結果画面300には、一例として2020年5月20日から6月19日までの各設備機器毎の稼働状況が示されている。一例として設備機器2A~2Jがそれぞれ示されている。
日々の各設備機器の稼働率がハッチングで表示されている。
設備機器2H~2Jは、常に24時間稼働している状況が示されている。
また、設備機器2A~2Dは、2020年6月1日から稼働パターンが変化している場合が示されている。また、設備機器2E~2Gは、2020年6月7日から稼働パターンが変化している場合が示されている。
カーソル304が2020年6月19日に設定されている場合が示されている。当該カーソル304は、入力部10を介してユーザ操作により移動可能に設けられている。例えば、カーソル304を当該位置に合わせて選択した場合に、当該日付に類似する稼働パターンの日時を抽出して表示するようにしてもよい。あるいは、例えば、カーソル304を設備機器の項目であるオブジェクト302に合わせて選択すると、当該設備機器の詳細情報を確認することが可能である。
また、稼働率をハッチングに限らず、色やグレースケールで表示するようにしてもよい。
(変形例1)
上記の実施形態においては、設備機器の稼働パターンを時刻毎の稼働率の稼働パターンに基づいて分類する場合について説明した。
実施形態の変形例1においては、設備機器の稼働パターンを曜日毎の稼働率の稼働パターンに基づいて分類する場合について説明する。
図7は、ある実施形態の変形例1に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。
図7(A)には、図3(A)と同様にある始点から終点までの分割前の期間が示されており、ある位置において分割する仮想分割点が示されている。
図7(B)には、ある設備機器の期間TAにおける曜日毎の稼働率(第1稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TAにおける月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日の1週間における曜日毎の稼働率が示されている。
図7(C)には、ある設備機器の期間TBにおける曜日毎の稼働率(第2稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TAにおける月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日の1週間における曜日毎の稼働率が示されている。
図7(D)には、期間TAにおける曜日毎の稼働率(第1稼働パターン)と、期間TBにおける曜日毎の稼働率(第2稼働パターン)との変化度合が示されている。本例においては、変化度合として波形差を算出する場合が示されている。具体的には、波形差の算出方式の一例として、平均二乗誤差を算出する。あるいは、別の波形差の算出方式として差の絶対値の積分値を算出してもよい。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
当該変化度合を算出して、上記の図5のフローに従って所定期間を分割することが可能である。
当該処理により、指定期間において、変化度合が大きい分割点(変化点)を算出して、当該分割点(変化点)で分割することにより稼働パターンを分類することが可能である。
表示制御部126は、分類処理部121で分類された設備機器の稼働パターンの分類結果を表示する。具体的には、図6で説明したのと同様に、表示制御部126は、当該稼働パターンの変化を分類結果画面として表示する。
これにより、管理者は、容易に稼働パターンの変化を把握することが可能であり、当該変化情報に基づいて運転制御を効率的に実行することが可能である。
(変形例2)
上記の実施形態の変形例1においては、設備機器の曜日毎の稼働率の稼働パターンについて分類する場合について説明した。
実施形態の変形例2においては、設備機器の運転モードの分布を用いて稼働パターンを分類する場合について説明する。
図8は、ある実施形態の変形例2に従う所定期間の設備機器の運転モードの分布パターンの分割の概念について説明する図である。
図8(A)には、図3(A)と同様にある始点から終点までの分割前の期間が示されており、ある位置において分割する仮想分割点が示されている。
図8(B)には、ある設備機器の期間TAにおける運転モードの分布(第1稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TAにおける運転モードとして、冷房、暖房、除湿、送風が示されている。
図8(C)には、ある設備機器の期間TBにおける運転モードの分布(第2稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TAにおける運転モードとして、冷房、暖房、除湿、送風が示されている。
図8(D)には、期間TAにおける運転モードの分布(第1稼働パターン)と、期間TBにおける運転モードの分布(第2稼働パターン)との変化度合が示されている。本例においては、変化度合として分布差を算出する場合が示されている。具体的には、分布差の算出方式の一例として、KLダイバージェンス、JSダイバージェンス、KS検定統計量、アンダーソン・ダーリング検定統計量、差の絶対値の和等を用いてもよい。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
当該変化度合を算出して、上記の図5のフローに従って所定期間を分割することが可能である。
当該処理により、指定期間において、変化度合が大きい分割点(変化点)を算出して、当該分割点(変化点)で分割することにより稼働パターンを分類することが可能である。
表示制御部126は、分類処理部121で分類された設備機器の稼働パターンの分類結果を表示する。具体的には、図6で説明したのと同様に、表示制御部126は、当該稼働パターンの変化を分類結果画面として表示する。
これにより、管理者は、容易に設備機器の稼働パターンの変化を把握することが可能であり、当該変化情報に基づいて運転制御を効率的に実行することが可能である。
(変形例3)
上記の実施形態の変形例2においては、設備機器の運転モードの分布を用いて稼働パターンを分類する場合について説明した。
実施形態の変形例3においては、設備機器の設定温度の分布を用いて稼働パターンを分類する場合について説明する。
図9は、ある実施形態の変形例3に従う所定期間の設備機器の運転モードの分布パターンの分割の概念について説明する図である。
図9(A)には、図3(A)と同様にある始点から終点までの分割前の期間が示されており、ある位置において分割する仮想分割点が示されている。
図9(B)には、ある設備機器の期間TAにおける設定温度の分布(第1稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TAにおける設定温度として、25℃、26℃、27℃、28℃が示されている。
図9(C)には、ある設備機器の期間TBにおける運転モードの分布(第2稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器の期間TBにおける設定温度として、25℃、26℃、27℃、28℃が示されている。
図9(D)には、期間TAにおける設定温度の分布(第1稼働パターン)と、期間TBにおける設定温度の分布(第2稼働パターン)との変化度合が示されている。本例においては、変化度合として分布差を算出する場合が示されている。具体的には、分布差の算出方式の一例として、KLダイバージェンス、JSダイバージェンス、KS検定統計量、アンダーソン・ダーリング検定統計量、差の絶対値の和等を用いてもよい。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
当該変化度合を算出して、上記の図5のフローに従って所定期間を分割することが可能である。
当該処理により、指定期間において、変化度合が大きい分割点(変化点)を算出して、当該分割点(変化点)で分割することにより稼働パターンを分類することが可能である。
表示制御部126は、分類処理部121で分類された設備機器の稼働パターンの分類結果を表示する。具体的には、図6で説明したのと同様に、表示制御部126は、当該稼働パターンの変化を分類結果画面として表示する。
これにより、管理者は、容易に設備機器の稼働パターンの変化を把握することが可能であり、当該変化情報に基づいて運転制御を効率的に実行することが可能である。
(変形例4)
上記の実施形態においては、設備機器の稼働パターンを時刻毎の稼働率の稼働パターンに基づいて分類する場合について説明した。その際、仮想分割点で分割した第1稼働パターンと第2稼働パターンとの変化度合に基づいて分割する場合について説明した。
実施形態の変形例4においては、所定期間の全体の設備機器の稼働パターンと、仮想分割点で分割した第1稼働パターンおよび第2稼働パターンとを比較した変化度合に基づいて分類する場合について説明する。
図10は、ある実施形態の変形例4に従う所定期間の設備機器の稼働パターンの分割の概念について説明する図である。
図10(A)には、図3(A)と同様にある始点から終点までの分割前の期間が示されており、ある位置において分割する仮想分割点が示されている。
図10(B)には、ある設備機器の所定期間の全体(分割前の期間)の設備機器の時刻毎の稼働率(基準稼働パターン)が示されている。
図10(C)には、ある設備機器の期間TAにおける時刻毎の稼働率(第1稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器は、期間TAにおいて6時~17時まで稼働している場合が示されている。
図10(D)には、ある設備機器の期間TBにおける時刻毎の稼働率(第2稼働パターン)が示されている。本例においては、ある設備機器は、期間TBにおいて9時~18時まで稼働している場合が示されている。
本例においては、所定期間の全体の設備機器の時刻毎の稼働率(基準稼働パターン)と、期間TAにおける時刻毎の稼働率(第1稼働パターン)および期間TBにおける時刻毎の稼働率(第2稼働パターン)との変化度合が示されている。
本例においては、変化度合として波形差を算出する場合が示されている。具体的には、波形差の算出方式の一例として、平均二乗誤差を算出する。あるいは、別の波形差の算出方式として差の絶対値の積分値を算出してもよい。
本例においては、一例として、基準稼働パターンと第1稼働パターンとの波形差に基づく値と、基準稼働パターンと第2稼働パターンとの波形差に基づく値との和を変化度合として算出する。
また、当該波形差に基づく値に対して、分割する期間の長さに応じた重み付けを付けて足し合わせるようにしてもよい。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
本例においては、ある始点から終点までの分割前の期間に対して、一例として仮想分割点を単位期間毎(一例として1日毎)に変化させて変化度合を算出する。
当該変化度合を算出して、上記の図5のフローに従って所定期間を分割することが可能である。
当該処理により、指定期間において、変化度合が大きい分割点(変化点)を算出して、当該分割点(変化点)で分割することにより稼働パターンを分類することが可能である。
表示制御部126は、分類処理部121で分類された設備機器の稼働パターンの分類結果を表示する。具体的には、図6で説明したのと同様に、表示制御部126は、当該稼働パターンの変化を分類結果画面として表示する。
これにより、管理者は、容易に稼働パターンの変化を把握することが可能であり、当該変化情報に基づいて運転制御を効率的に実行することが可能である。
なお、上記においては、所定期間の全体の設備機器の時刻毎の稼働率の稼働パターンと、仮想分割点で分割した時刻毎の稼働率の第1稼働パターンおよび第2稼働パターンとを比較した変化度合に基づいて分類する場合について説明したが、同様の方式に従って、設備機器の曜日毎の稼働率の稼働パターン、設備機器の運転モードの分布、設備機器の設定温度の分布についても同様に適用可能である。
<E.その他>
上記の実施形態は、記憶部20に予め稼働履歴データが格納された構成を説明したが、当該構成に限られず、例えば、サーバが当該稼働履歴データを格納していてもよい。
なお、上記の各実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)など)、光磁気ディスク、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。また、記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムや、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のミドルウェア等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。さらに、各実施形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LAN(Local Area Network)やインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記の各実施形態における処理が実行される場合も本開示における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。なお、各実施形態におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記の各実施形態における各処理を実行するものであって、パーソナルコンピュータ等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
<F.付記>
上述したような実施形態は、以下のような開示を含む。
(構成1)
所定期間における設備機器(2)に対する稼働履歴データを取得する取得部(120)と、
前記取得部で取得した稼働履歴データに基づいて前記所定期間における設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部(121)とを備え、
前記分類処理部は、
前記所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出する稼働パターン算出部(122)と、
前記所定期間における各単位期間毎に分割した際の前記第1稼働パターンと、前記第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部(124)と、
前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部(128)と、
前記所定期間を算出した分割時点で分割する分割処理部(129)とを含む、管理装置。
(構成2)
前記所定期間を分割した分割結果を表示する表示制御部(126)をさらに備える、請求項1記載の管理装置。
(構成3)
前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の時刻毎の稼働率を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の時刻毎の稼働率を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
(構成4)
前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の曜日毎の稼働率を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の曜日毎の稼働率を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
(構成5)
前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の運転モード毎の分布を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の運転モードの分布を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
(構成6)
前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の設定温度毎の分布を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の設定温度の分布を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
(構成7)
前記変化算出部は、前記第1稼働パターンと前記第2稼働パターンとの波形差を変化度合として算出する、請求項1記載の管理装置。
(構成8)
前記変化算出部は、前記所定期間全体における前記稼働パターンと、前記所定期間における各単位期間毎に分割した際の前記第1稼働パターンと、前記第2稼働パターンとを用いて、前記稼働パターンの変化度合を算出する請求項1記載の管理装置。
(構成9)
所定期間における設備機器に対する稼働履歴データを取得する取得部(120)と、
前記取得部で取得した稼働履歴データに基づいて前記所定期間における設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部(121)とを備え、
前記分類処理部は、
前記所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出する稼働パターン算出部(122)と、
前記所定期間における各単位期間毎に分割した際の前記第1稼働パターンと、前記第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部(124)と、
前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部(128)と、
前記所定期間を算出した分割時点で分割する分割処理部(129)とを含む、管理システム。
(構成10)
所定期間における設備機器に対する稼働履歴データを取得するステップと、
取得した稼働履歴データに基づいて前記所定期間における設備機器の稼働パターンを分類するステップとを備え、
前記分類するステップは、
前記所定期間を単位期間毎に分割した時点の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出するステップ(S6)と、
前記所定期間における各単位期間毎に分割した際の前記第1稼働パターンと、前記第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出するステップ(S8)と、
前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出するステップ(S14、S16)と、
前記所定期間を算出した分割時点で分割するステップ(S18)とを含む、管理方法。
今回開示された実施形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本開示の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 設備機器、10 入力部、14 表示部、16 ネットワーク通信部、18 メインメモリ、20 記憶部、100 管理装置、110 稼働履歴データ、120 取得部、121 分類処理部、122 稼働パターン算出部、124 変化算出部、126 表示制御部、128 分割点算出部、129 分割処理部、300 分類結果画面、302 オブジェクト、304 カーソル。

Claims (10)

  1. 備機器の発停の運転状況を示す稼働率に関する稼働履歴データを取得する取得部と、
    前記取得部で取得した稼働履歴データに基づいて設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部とを備え、
    前記分類処理部は、
    開始点となる日と終了点となる日とに基づいて分割対象となる所定期間を設定し、
    前記所定期間を仮想的に分割した時点よりも前の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出するとともに、当該仮想的に分割する時点を開始点となる日から単位期間毎に変化させる稼働パターン算出部と、
    前記仮想的に分割する時点を単位期間毎に変化させた場合の前記所定期間における前記第1期間の第1稼働パターンと、前記第2期間の第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部と、
    前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部と、
    算出した分割時点で前記所定期間における前記設備機器の稼働率の稼働パターンを分割して分類する分割処理部とを含む、管理装置。
  2. 前記所定期間を分割した分割結果を表示する表示制御部をさらに備える、請求項1記載の管理装置。
  3. 前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の時刻毎の稼働率を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の時刻毎の稼働率を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
  4. 前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の曜日毎の稼働率を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の曜日毎の稼働率を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
  5. 前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の前記設備機器の運転モード毎の稼働率の分布を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の前記設備機器の運転モード毎の稼働率の分布を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
  6. 前記稼働パターン算出部は、前記第1期間の前記設備機器の設定温度毎の稼働率の分布を示す第1稼働パターンおよび前記第2期間の前記設備機器の設定温度毎の稼働率の分布を示す第2稼働パターンを算出する、請求項1記載の管理装置。
  7. 前記変化算出部は、前記第1稼働パターンと前記第2稼働パターンとの波形差を変化度合として算出する、請求項1記載の管理装置。
  8. 前記変化算出部は、前記所定期間全体における前記稼働パターンと、前記所定期間における各単位期間毎に分割した際の前記第1稼働パターンと、前記第2稼働パターンとを用いて、前記稼働パターンの変化度合を算出する請求項1記載の管理装置。
  9. 設備機器の発停の運転状況を示す稼働率に関する稼働履歴データを取得する取得部と、
    前記取得部で取得した稼働履歴データに基づいて設備機器の稼働パターンを分類する分類処理部とを備え、
    前記分類処理部は、
    開始点となる日と終了点となる日とに基づいて分割対象となる所定期間を設定し、
    前記所定期間を仮想的に分割した時点よりも前の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出するとともに、当該仮想的に分割する時点を開始点となる日から単位期間毎に変化させる稼働パターン算出部と、
    前記仮想的に分割する時点を単位期間毎に変化させた場合の前記所定期間における前記第1期間の第1稼働パターンと、前記第2期間の第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出する変化算出部と、
    前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出する分割点算出部と、
    算出した分割時点で前記所定期間における前記設備機器の稼働パターンを分割して分類する分割処理部とを含む、管理システム。
  10. 設備機器の発停の運転状況を示す稼働率に関する稼働履歴データを取得するステップと、
    取得した稼働履歴データに基づいて設備機器の稼働パターンを分類するステップとを備え、
    前記分類するステップは、
    開始点となる日と終了点となる日とに基づいて分割対象となる所定期間を設定するステップと、
    前記所定期間を仮想的に分割した時点よりも前の第1期間の第1稼働パターンおよび残りの第2期間の第2稼働パターンをそれぞれ算出するステップと、
    当該仮想的に分割する時点を開始点となる日から単位期間毎に変化させるステップと、
    前記仮想的に分割する時点を単位期間毎に変化させた場合の前記所定期間における前記第1期間の前記第1稼働パターンと、前記第2期間の第2稼働パターンとを用いて前記稼働パターンの変化度合を算出するステップと、
    前記所定期間に対して前記変化度合が所定条件を満たす時点を分割時点として算出するステップと、
    算出した分割時点で前記所定期間における前記設備機器の稼働パターンを分割して分類するステップとを含む、管理方法。
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