JP7492593B2 - ステアバイワイヤ式のステアリング装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の別の態様によれば、前記反力アクチュエータ制御部は、前記反力アクチュエータの出力量を、前記操舵操作入力部材の操作角速度に応じて制御し、前記操作角速度に応じた反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が零であるときに零とし、前記操作角速度が大きいときほど増大させ、前記反力アクチュエータ出力量可変部は、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比に基づき、前記ステアリングギア比が小さいときほど大きく設定するゲインで、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を可変させる。
また、本発明の別の態様によれば、前記ステアリングギア比可変部は、前記操舵操作入力部材の操作角に対する前記車両のタイヤの操舵角の比であるステアリングギア比を、前記車両の車速に応じ、前記車両の車速が小さいときほど前記ステアリングギア比を減少させるように可変とし、前記反力アクチュエータ制御部は、前記反力アクチュエータの出力量を、前記操舵操作入力部材の操作角速度に応じて制御し、前記操作角速度に応じた反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が小さいときほど減少させ、前記操作角速度が大きいときほど増大させ、前記反力アクチュエータ出力量可変部は、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比に基づき、前記ステアリングギア比が小さいときほど大きく設定するゲインで、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を可変させる。
図1は、自動車などの車両100に取り付けられたステアバイワイヤ式のステアリング装置200の一態様を示すシステム構成図である。図1のFrは、車両前方を示している。
そして、ステアリング装置200は、ステアリングホイール310を備える操舵入力装置300、操舵アクチュエータ装置400、操舵制御装置500を有する。
ステアリングシャフト320は、ステアリングホイール310の回転に伴って回転するが、前輪101,102とは機械的に分離されている。
ステアリング装置200は、上記の反力アクチュエータ330を備えることで、車両100の運転者がステアリングホイール310を操舵操作することで発生する操作トルクと、反力アクチュエータ330が発生する操舵反力トルクとの差分によって、ステアリングホイール310が回される。
操作角センサ340は、例えば、ステアリングホイール310が中立位置であるときに操作角θが零であると検出し、右方向の操作角θをプラス、左方向の操作角θをマイナスで示す。
但し、本願において、操作角θの増大は、右方向への操作角θの増大と左方向への操作角θの増大との双方を含むものとする。
操舵制御装置500は、MPU(Microprocessor Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むマイクロコンピュータ510を主体とする電子制御装置であって、外部から取得した各種信号に基づき演算処理し、反力アクチュエータ330の制御信号及び操舵アクチュエータ410の制御信号を出力する。
操舵制御装置500は、操作角センサ340、操舵角センサ430、車輪速センサ621-624が出力する検出信号をそれぞれ取得する。
なお、ステアリングギア比Kgは、「ステアリングギア比Kg=ステアリングホイール310の操作角θ/前輪101,102の操舵角δ」として定義される値であり、ステアバイワイヤ式のステアリング装置200では任意に設定可能な値である。
一方、ステアリングギア比Kgが大きいときほど、ステアリングホイール310の操作角θに対する前輪101,102の操舵角δが小さくなり、ステアリングホイール310をより大きく回さないと前輪101,102の切れ角が変化しないことになる。
図2は、操舵制御装置500(詳細には、マイクロコンピュータ510)の一態様を示す機能ブロック図である。
操舵制御装置500は、操作角取得部520、車速取得部530、ステアリングギア比算出部540、反力トルク算出部550としての機能を備える。
なお、操作角θは符号付きのデータであって、符合によってステアリングホイール310が中立位置から右方向に操作されたか左方向に操作されたかを示す。
なお、車速取得部530は、車両100の駆動軸の回転速度などから車速Vを検出する車速センサの出力を取り込んで、車速Vの情報を取得することができる。
つまり、ステアリングギア比算出部540は、ステアリングギア比可変部として機能する。
ステアリングギア比算出部540は、車速Vが車速V2から車速V3(V2<V3)までの速度域では、ステアリングギア比Kgを最小値Kgminに保持する。
そして、ステアリングギア比算出部540は、車速Vが車速V3から車速V4(V3<V4)までの速度域では車速Vが高くになるにつれてステアリングギア比Kgが比例的に増大させ、車速Vが車速V4以上の速度域ではステアリングギア比Kgを最大値Kgmaxに保持する。
つまり、図3に示した例では、車速V2以上の速度域では、車速Vが小さいときほどステアリングギア比Kgを減少させる。
このため、ステアリングギア比Kgが車速Vに関わらずに一定であると、低速旋回におおいてドライバによるステアリングホイール310の持ち替えが頻発してドライバの操作負荷が大きくなったり、高速旋回でステアリングホイール310操作に対して車両100の向きが過敏に変わることで操縦安定性が悪化したりする。
なお、図3における車速V1-V4は、例えば、車速V1=5km/h、車速V2=10km/h、車速V3=20km/h、車速V4=60km/hとすることができる。
例えば、ステアリングギア比算出部540は、車速Vの増大変化に対してステアリングギア比Kgを減少させずに、車速Vの増大変化に対してステアリングギア比Kgを保持若しくは増大させ、車速Vが零であるときにステアリングギア比Kgを最小値とし、車速Vが高くなるほどステアリングギア比Kgを大きくすることができる。
そして、反力トルク算出部550は、車速V、操作角θ、操作角θから算出した操作角速度Δθ[deg/s]、及び、ステアリングギア比Kgに基づき、操舵反力トルクTs[Nm](換言すれば、反力アクチュエータ330の出力量)の指令値を求める。
また、反力トルク算出部550は、後で詳細に説明するように、操舵反力トルクTsを、ステアリングホイール310の操作角速度Δθに応じて制御する反力アクチュエータ制御部としての機能、及び、操作角速度Δθに応じた操舵反力トルクTsを、ステアリングギア比Kgに基づいて可変させる反力アクチュエータ出力量可変部としての機能を備える。
図4は、反力トルク算出部550の第1実施形態を示す機能ブロック図である。
図4に示す反力トルク算出部550は、第1反力トルク算出部551、操作角速度算出部552、第2反力トルク算出部553、加算部554を有する。
詳細には、第1反力トルク算出部551は、操作角θに基づき操舵反力トルクTs-θを算出し、また、車速Vに基づき第1ゲインG1を算出する。そして、第1反力トルク算出部551は、操舵反力トルクTs-θに第1ゲインG1を乗算して第1操舵反力トルクTs1(Ts1=Ts-θ・G1)を算出する。
第1反力トルク算出部551は、操舵反力トルクTs-θを、操作角θが零であってステアリングホイール310の中立位置であるときに零に設定する。
そして、第1反力トルク算出部551は、操舵反力トルクTs-θの絶対値を、操作角θの絶対値の増大に応じて漸増させる。
第1反力トルク算出部551は、第1ゲインG1(G1>0)を、車速Vが低いほど大きな値に設定する。
これにより、第1反力トルク算出部551は、第1操舵反力トルクTs1を、ステアリングホイール310の操作角θの絶対値が大きくなるほど大きな値に設定し、更に、そのときの車速Vが低いほど大きな値に設定する。
詳細には、操作角速度算出部552は、操作角θの最新値と、操作角θの所定時間前の値との差分を求め、単位時間当たりの操作角θの変化量である操作角速度Δθを求める。
詳細には、第2反力トルク算出部553は、操作角速度Δθに基づき操舵反力トルクTs-Δθを算出し、また、ステアリングギア比Kgに基づき第2ゲインG2を算出する。そして、第2反力トルク算出部553は、操舵反力トルクTs-Δθに第2ゲインG2を乗算して第2操舵反力トルクTs2(Ts2=Ts-Δθ・G2)を算出する。
また、ステアリングギア比Kgに基づき求めた第2ゲインG2で第2操舵反力トルクTs2を補正する第2反力トルク算出部553の機能が、操作角速度Δθに応じた操舵反力トルクTs-Δθを、ステアリングギア比Kgに基づいて可変させる反力アクチュエータ出力量可変部の機能に相当する。
つまり、反力トルク算出部550は、操舵反力トルクTsを、操作角θに応じた第1操舵反力トルクTs1と、操作角速度Δθに応じた第2操舵反力トルクTs2とで決定し、操作角θに応じた第1操舵反力トルクTs1を車速Vに応じて修正し、操作角速度Δθに応じた第2操舵反力トルクTs2をステアリングギア比Kgに応じて修正する。
図7は、操作角速度Δθと操舵反力トルクTs-Δθとの相関の一態様を示す線図である。
そして、第2反力トルク算出部553は、操舵反力トルクTs-Δθの絶対値を、操作角速度Δθの絶対値の増大に応じて増大し、ステアリングホイール310に付与する操舵反力トルクを、ステアリングホイール310を回す速度が速いときほど増大させる。
第2反力トルク算出部553は、第2ゲインG2を、ステアリングギア比Kgが小さいときほど大きな値に設定する。
したがって、第2反力トルク算出部553は、第2ゲインG2を、操作角θに対する操舵角δが大きくなるほど、第2ゲインG2を大きな値に設定する。
そして、第2反力トルク算出部553は、第2ゲインG2の絶対値を、ステアリングギア比Kgと所定値Kgthとの偏差の絶対値の増大に応じて増大させる。
ステアリングギア比Kgが所定値Kgthより小さいときは第2ゲインG2がプラスであるため、第2操舵反力トルクTs2は、操舵反力トルクTs-Δθの符号と同じ符号に算出され、第1操舵反力トルクTs1を増大補正する値になる。
そして、第2操舵反力トルクTs2の絶対値は、操作角速度Δθの絶対値が大きいときほど大きくなり、かつ、ステアリングギア比Kgが小さいときほど大きくなる。
これにより、ドライバがステアリングホイール310を保持するときの操作負荷が軽減し、ドライバの操作感が向上する。
そして、第2反力トルク算出部553は、第2操舵反力トルクTs2の絶対値を、操作角速度Δθの絶対値が大きいときほど大きくし、かつ、ステアリングギア比Kgが大きいときほど大きくする。
つまり、第2反力トルク算出部553は、ステアリングギア比Kgが所定値Kgthより大きいとき、第2操舵反力トルクTs2を操作角速度Δθが大きいときほど減少させることになる。
これにより、大きな操舵角δが一般的に必要とされない高速域であっても、例えば、障害物を回避するなどのためにドライバがステアリングホイール310を急に操作した場合(換言すれば、ステアリングホイール310を大きく切る必要がある場合)は、操作角速度Δθが小さい場合に比べて操舵反力トルクTsを小さくなる。
また、大きな操舵角δが一般的に必要とされない高速域において、ドライバがステアリングホイール310を保持していて操作角速度Δθが小さい場合は、操作角速度Δθが大きいときに比べて操舵反力トルクTsが大きくなり、ステアリングホイール310のふらつきを抑制できる。
例えば、第2反力トルク算出部553は、第2ゲインG2を、G2>0とし、かつ、ステアリングギア比Kgの減少に応じて漸増させることができる。
操舵制御装置500は、ステップS801(第1反力トルク算出部551)で、車速V及び操作角θに基づき第1操舵反力トルクTs1を算出する。
次いで、操舵制御装置500は、ステップS802(操作角速度算出部552)で、操作角θから操作角速度Δθを算出する。
そして、操舵制御装置500は、ステップS804(加算部554)で、第1操舵反力トルクTs1と第2操舵反力トルクTs2とを加算して操舵反力トルクTsを求め、操舵反力トルクTsの指令信号を、反力アクチュエータ330に出力する。
図11において、実線は、ステアリングギア比Kgが第1ステアリングギア比Kg1であるときの操舵反力トルクTsを示し、破線はステアリングギア比Kgが第1ステアリングギア比Kg1より大きい第2ステアリングギア比Kg2(Kg1<Kg2)であるときの操舵反力トルクTsを示す。
そして、第1操舵反力トルクTs1は、操作角θの絶対値の増大に応じて増大する。
一方、第2操舵反力トルクTs2は、操作角速度Δθが零であるとき(換言すれば、操作角θが一定であるとき)は零に設定され、操作角速度Δθの絶対値が大きいときほど大きくなる。
また、時刻t1から時刻t3までの間の操作角θが変化している状態では、操作角θの増大に応じて第1操舵反力トルクTs1が増大変化し、更に、操作角速度Δθが零ではないので、第2操舵反力トルクTs2は操作角速度Δθが大きくなるほど大きく設定され、第1操舵反力トルクTs1よりも大きな操舵反力トルクTsが設定される。
これにより、ドライバがステアリングホイール310を回転操作している状態であって、ステアリングギア比Kgが小さいときは、ステアリングギア比Kgが大きいときに比べて操舵反力トルクTsが大きくなる。
したがって、操舵制御装置500は、車両100の旋回半径が小さくなり過ぎることによって巻き込むような車両挙動が発生することを抑止でき、ドライバは車両100をより適切に操縦することが可能となる。
したがって、車両100が交差点に進入するときにステアリングギア比Kgが減少しても、車両100の旋回半径が小さくなり過ぎることが抑止され、車両100が交差点を旋回するときのトレース性能が向上する。
これにより、旋回状態でのドライバの操作負荷を軽減できる。
図12は、反力トルク算出部550の第2実施形態を示す機能ブロック図である。
第2実施形態において、反力トルク算出部550は、第1実施形態と同様に、第1反力トルク算出部551、操作角速度算出部552、第2反力トルク算出部553、加算部554を有し、更に、操作方向判断部555を付加して構成される。
操作方向判断部555は、操作角θの情報及び操作角速度Δθの情報を取り込み、操作角θ及び操作角速度Δθに基づき、切り増し(換言すれば、切り込み)と切り戻しとのいずれの方向にステアリングホイール310が操作されているかを判断し、操作方向を示す信号を出力する。
また、操作方向判断部555は、操作角θがプラスでかつ操作角速度Δθがマイナスであるときに切り戻しを判定し、操作角θがマイナスでかつ操作角速度Δθがプラスであるときに切り戻しを判定する。
ここで、第2反力トルク算出部553は、第1実施形態と同様に、操作角速度Δθに基づき操舵反力トルクTs-Δθを求め、また、ステアリングギア比Kgに基づき第2ゲインG2を求め、操舵反力トルクTs-Δθに第2ゲインG2を乗算して第2操舵反力トルクTs2を算出する。
つまり、第2反力トルク算出部553は、ステアリングギア比Kgが同じであっても、ステアリングホイール310の操作方向によって第2ゲインG2を異ならせ、結果的に第2操舵反力トルクTs2の大きさをステアリングホイール310の操作方向によって変更する。
なお、第2反力トルク算出部553は、ステアリングギア比Kgから第2ゲインG2を求めるテーブル(あるいは関数)として、切り増し用のテーブルと切り戻し用のテーブルとを備え、操作方向判断部555による判断結果に基づき参照するテーブルを切り替えることができる。
詳細には、ステアリングギア比Kgの減少変化に対する第2ゲインG2の増大変化の傾きを切り戻しのときは切り増しのときに比べて大きくし、ステアリングギア比Kgが低くなるほど、切り戻しのときの第2ゲインG2と切り増しのとき第2ゲインG2との差を大きくする。
つまり、ステアリングホイール310の切り戻しのときは、切り増し(換言すれば、切り込み)のときに比べて、ドライバによるステアリングホイール310の操作がラフになり易く、車両100の旋回トレース性能が低下する場合がある。
これにより、切り戻しのときにステアリングホイール310の操作がラフになることが抑止され、車両100の旋回トレース性能が向上する。
例えば、第2反力トルク算出部553は、切り戻し操作のときの第2ゲインG2と切り増し操作のときの第2ゲインG2との差を一定値としたり、極低速域において切り戻し操作のときの第2ゲインG2と切り増し操作のときの第2ゲインG2とを同じ値に設定したりすることができる。
図14は、反力トルク算出部550の第3実施形態を示す機能ブロック図である。
第3実施形態において、反力トルク算出部550は、第1実施形態と同様に、第1反力トルク算出部551、操作角速度算出部552、第2反力トルク算出部553、加算部554を有し、更に、変化リミッタ部556を付加して構成される。
詳細には、変化リミッタ部556は、演算周期の前回において加算部554に出力した第2操舵反力トルクTs2と、第2反力トルク算出部553から今回取得した第2操舵反力トルクTs2との差が上限値を上回る場合、第2操舵反力トルクTs2の前回値との差が上限値となる第2操舵反力トルクTs2を加算部554に出力する。
反力アクチュエータ330による操舵反力トルクの制御に応答遅れがあると、実際の操舵反力トルクがオーバーシュートあるいはアンダーシュートし、実際の操舵反力トルクがオーバーシュートあるいはアンダーシュートすることで、ステアリングホイール310が戻される違和感をドライバが覚えることになる。
つまり、変化リミッタ部556の仕様(詳細には、第2操舵反力トルクTs2の変化を制限する処理で用いる上限値)は、反力アクチュエータ330の応答遅れに応じて決定され、実際の操舵反力トルクのオーバーシュートやアンダーシュートを抑制できるように適合される。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
また、加算部554が第1操舵反力トルクTs1と第2操舵反力トルクTs2とを加算して求めた操舵反力トルクTsの変化を制限して、反力アクチュエータ330に出力する変化リミッタ部を設けることができる。
例えば、第2反力トルク算出部553は、操作角速度Δθから第2操舵反力トルクTs2を求める変換テーブル(あるいは関数)を、異なるステアリングギア比Kg毎に複数備え、そのときのステアリングギア比Kgに基づき選択した変換テーブルを用いて、操作角速度Δθに対応する第2操舵反力トルクTs2を求めることができる。
そして、例えば、操舵アクチュエータ装置400を制御する第2電子制御装置が、ステアリングギア比可変部の機能を備え、操舵入力装置300を制御する第1電子制御装置が、反力アクチュエータ制御部及び反力アクチュエータ出力量可変部の機能を備えることができる。
Claims (6)
- 車両に取り付けられたステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
操舵入力装置であって、
操舵操作入力部材と、
前記操舵操作入力部材に操舵反力を付与する反力アクチュエータと、
を備える前記操舵入力装置と、
制御装置であって、
前記操舵操作入力部材の操作角に対する前記車両のタイヤの操舵角の比であるステアリングギア比を、前記車両の車速に応じて可変とするステアリングギア比可変部と、
前記反力アクチュエータの出力量を、前記操舵操作入力部材の操作角速度に応じて制御する反力アクチュエータ制御部と、
前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比に基づき、前記ステアリングギア比が所定値より小さいときに、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が大きいときほど増大させ、前記ステアリングギア比が前記所定値より大きいときに、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が大きいときほど減少させるように可変させる反力アクチュエータ出力量可変部と、
を備える前記制御装置と、
を有する、ステアバイワイヤ式のステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
前記制御装置は、
前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量の変化を制限する変化リミッタ部を更に備える、
ステアバイワイヤ式のステアリング装置。 - 車両に取り付けられたステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
操舵入力装置であって、
操舵操作入力部材と、
前記操舵操作入力部材に操舵反力を付与する反力アクチュエータと、
を備える前記操舵入力装置と、
制御装置であって、
前記操舵操作入力部材の操作角に対する前記車両のタイヤの操舵角の比であるステアリングギア比を、前記車両の車速に応じて可変とするステアリングギア比可変部と、
前記反力アクチュエータの出力量を、前記操舵操作入力部材の操作角速度に応じて制御し、前記操作角速度に応じた反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が零であるときに零とし、前記操作角速度が大きいときほど増大させる反力アクチュエータ制御部と、
前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比に基づき、前記ステアリングギア比が小さいときほど大きく設定するゲインで、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を可変させる反力アクチュエータ出力量可変部と、
を備える前記制御装置と、
を有する、ステアバイワイヤ式のステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
前記制御装置は、
前記操舵操作入力部材の操作方向が切り増しと切り戻しとのいずれであるかを判断する操作方向判断部を更に備え、
前記反力アクチュエータ出力量可変部は、
前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比が小さいときほど増大させるとともに、前記操舵操作入力部材の切り戻しのときは、切り増しのときよりも大きくする、
ステアバイワイヤ式のステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
前記反力アクチュエータ制御部は、
前記車両の車速及び前記操舵操作入力部材の操作角に応じた前記反力アクチュエータの出力量の指令値と、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量の指令値との加算値に基づき、前記反力アクチュエータの出力量を制御する、
ステアバイワイヤ式のステアリング装置。 - 車両に取り付けられたステアバイワイヤ式のステアリング装置であって、
操舵入力装置であって、
操舵操作入力部材と、
前記操舵操作入力部材に操舵反力を付与する反力アクチュエータと、
を備える前記操舵入力装置と、
制御装置であって、
前記操舵操作入力部材の操作角に対する前記車両のタイヤの操舵角の比であるステアリングギア比を、前記車両の車速に応じ、前記車両の車速が小さいときほど前記ステアリングギア比を減少させるように可変とするステアリングギア比可変部と、
前記反力アクチュエータの出力量を、前記操舵操作入力部材の操作角速度に応じて制御し、前記操作角速度に応じた反力アクチュエータの出力量を、前記操作角速度が小さいときほど減少させ、前記操作角速度が大きいときほど増大させる反力アクチュエータ制御部と、
前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を、前記ステアリングギア比に基づき、前記ステアリングギア比が小さいときほど大きく設定するゲインで、前記操作角速度に応じた前記反力アクチュエータの出力量を可変させる反力アクチュエータ出力量可変部と、
を備える前記制御装置と、
を有する、ステアバイワイヤ式のステアリング装置。
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