JP7492157B2 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び通信システムに関する。
現在のネットワークは、モバイル端末(スマートフォンやフューチャーホン)のトラフィックがネットワークのリソースの大半を占めている。また、モバイル端末が使うトラフィックは、今後も拡大していく傾向にある。
一方で、IoT(Internet of things)やV2Xのサービス(例えば、交通システム、スマートメータ、装置等の監視システム)の展開にあわせて、多様な要求条件を持つサービスに対応することが求められている。そのため、第5世代移動体通信(5Gまたは、NR(New Radio))の通信規格では、4G(第4世代移動体通信)の標準技術(例えば、非特許文献1~42)に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が求められている。
また、無線通信システムの通信規格では、一般的に、無線通信の機能を一連の層(レイヤ)に分割したプロトコルスタック(階層型プロトコルとも称される)として、仕様が規定される。
5Gに関する技術としては、以下の先行技術文献に記載されている。
3GPP TS36.133 LTE-A 無線測定仕様 3GPP TS36.300 LTE-A 概要仕様 3GPP TS36.211 LTE-A PHYチャネル仕様 3GPP TS36.212 LTE-A PHY符号化仕様 3GPP TS36.213 LTE-A PHY手順仕様 3GPP TS36.214 LTE-A PHY測定仕様 3GPP TS36.321 LTE-A MAC仕様 3GPP TS36.322 LTE-A RLC仕様 3GPP TS36.323 LTE-A PDCP仕様 3GPP TS36.331 LTE-A RRC仕様 3GPP TS36.413 LTE-A S1仕様 3GPP TS36.423 LTE-A X2仕様 3GPP TS36.425 LTE-A Xn仕様 3GPP TR36.912 NR 無線アクセス概要 3GPP TR38.913 NR 要求条件 3GPP TR38.913 NR 要求条件 3GPP TR38.801 NR ネットワークアーキテクチャ概要 3GPP TR38.802 NR PHY概要 3GPP TR38.803 NR RF概要 3GPP TR38.804 NR L2概要 3GPP TR38.900 NR 高周波概要 3GPP TS38.300 NR 概要仕様 3GPP TS37.340 NR 多元接続概要仕様 3GPP TS38.201 NR PHY仕様概要仕様 3GPP TS38.202 NR PHYサービス概要仕様 3GPP TS38.211 NR PHYチャネル仕様 3GPP TS38.212 NR PHY符号化仕様 3GPP TS38.213 NR PHYデータチャネル手順仕様 3GPP TS38.214 NR PHYコントロールチャネル手順仕様 3GPP TS38.215 NR PHY測定仕様 3GPP TS38.321 NR MAC仕様 3GPP TS38.322 NR RLC仕様 3GPP TS38.323 NR PDCP仕様 3GPP TS37.324 NR SDAP仕様 3GPP TS38.331 NR RRC仕様 3GPP TS38.401 NR アーキテクチャ概要仕様 3GPP TS38.410 NR コアネットワーク概要仕様 3GPP TS38.413 NR コアネットワークAP仕様 3GPP TS38.420 NR Xnインタフェース概要仕様 3GPP TS38.423 NR XnAP仕様 3GPP TS38.470 NR F1インタフェース概要仕様 3GPP TS38.473 NR F1AP仕様
特表2012-511863号公報 特開2003-087856号公報
しかし、通信規格の標準化は、5Gに留まらず、次世代(例えば、B5G;Beyond 5G、及び6G)へと継続される。通信規格は、世代(通信世代)が変わるごとにプロトコル構成が変更される。例えば、第2層(レイヤ2)や第1層(レイヤ1)におけるプロトコル構成は、大きく変わる場合がある。このプロトコル構成の変更に対応するため、通信装置(端末装置及び基地局装置)の開発では、それぞれの世代で個別開発すると、工期が長くなり、開発費用も増大化する。また、次世代の通信は、複数の世代の通信装置が多元的に接続し通信を実施することもできる。複数の通信装置または通信装置が提供する通信エリアの通信状況が変動する中で、適切にプロトコルまたはレイヤを構成することが困難となる。このため、通信システム全体として最大限の通信特性が提供できない可能性がある。
そこで、一開示は、世代変更に対応するための工期や開発費用の増大化を抑制する、通信装置及び通信システムを提供する。また、通信状況に応じて、適切にプロトコルまたはレイヤ構成を制御する、通信装置及び通信システムを提供する。
通信装置が、第1無線通信レイヤおよび第2無線通信レイヤ、一般には第n無線通信レイヤ(nは1以上の整数)を有し、前記第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコル、一般には第mリンクレイヤプロトコル(mは1以上の整数)を有し、対向の通信装置との間で前記第1無線通信レイヤを介して無線通信を実施する通信部と、前記第2無線通信レイヤのデータの受信において、前記第2無線通信レイヤを構成する無線リンクプロトコルが、前記第1リンクレイヤプロトコルまたは前記第2リンクレイヤプロトコル、一般には第mリンクレイヤプロトコルのいずれに対応するかに応じて、前記データに関する調整を実施し、前記データの受信を行うように通信を制御する制御部と、を有する。
一開示は、世代変更に対応するための工期や開発費用の増大化を抑制することができる。また、一開示は、通信状況に応じて、適切にプロトコルまたはレイヤ構成を制御することができる。
図1は、通信システム1の構成例を示す図である。 図2は、通信システム10の構成例を示す図である。 図3は、基地局装置200の構成例を表す図である。 図4は、端末装置100の構成例を表す図である。 図5は、TBS変換処理S100の例を示す図である。 図6は、B5GのTBSと5GのTBSとの対応関係の例を示す図である。 図7は、B5GのTBSと5GのTBSとの変換の例を示す図である。 図8は、Num変換処理S200の例を示す図である。 図9は、B5GのNumと5GのNumとの対応関係の例を示す図である。 図10は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。 図11は、候補Numのビットアップの例を示す図である。 図12は、Numの範囲の例を示す図である。 図13は、選択結果通知を送信しない場合のシーケンスの例を示す図である。 図14は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。 図15は、B5GのNumのパターン番号と5GのNumとの対応関係の例を示す図である。 図16は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。 図17は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。特に、記載の表現が異なっていたとしても技術的に同等であれば、異なる表現であっても本願の技術を適用可能であり、権利範囲を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
図1は、通信システム1の構成例を示す図である。通信システム1は、通信装置2を有する。
通信装置2は、制御部及び通信部を有する(図示しない)。各部は、通信装置2が有するコンピュータ(プロセッサ)が、プログラムを実行することで構築される。
通信装置2は、第1無線通信レイヤ、及び第2無線通信レイヤ、一般には第n無線通信レイヤを有する。また、第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである、第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコル、一般には第mリンクレイヤプロトコルのいずれかをサポートする(対応する)。通信部(図示しない)と第2無線通信レイヤ間は、インターフェースを有することができる。また、中間的なレイヤとして、アダプテーションレイヤを有することもできる。
通信装置2は、他の通信装置からデータD1を受信する(S1)。データD1は、第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコル、一般には第mリンクレイヤプロトコルのいずれかに対応したデータである。
通信装置2は、データD1が、第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコル、一般には第mリンクレイヤプロトコルのいずれかに対応するかに応じて、受信したデータD1に関する制御、例えば調整を行う(S2)。
例えば、通信装置2は、自装置がサポートするリンクレイヤプロトコルと、データD1が対応するリンクレイヤプロトコルが異なる場合、データD1を自装置がサポートするリンクレイヤプロトコルが処理できるように、パラメータのマッピング、データサイズやフォーマットの変換、データを受け渡すレートの調整などを実施する。通信装置2は、例えば、リンクレイヤプロトコルのパラメータを変換する。
そして、通信装置2は、調整後のデータD1を第2無線通信レイヤに引き渡す(S3)。
通信部は、第1無線通信レイヤを介して、他の通信装置と無線通信を行う。通信部は、例えば、上述したデータD1の受信を行う。
制御部は、第2無線通信レイヤのデータの受信において、第2無線通信レイヤを構成する無線リンクプロトコルが、第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコル,一般には第mプロトコルのいずれに対応するかに応じて、前記データに対して調整を実施し、前記データの受信を行うように通信を制御する。制御部は、例えば、上述した調整処理S2や、引き渡し処理S3を行う。
これにより、例えば、世代変更に応じたプロトコルの変更に対応する工期や開発費用の増大化を抑制することができる。また、これにより、例えば、通信状況に応じて、適切にプロトコルまたはレイヤ構成を制御することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態について説明する。なお、以降の実施の形態については、例えば、第1の実施の形態の具体例と捉えてもよい。例えば、実施例1の通信装置は基地局装置200および端末装置100、第1無線通信レイヤと第2無線通信レイヤは5G物理層およびB5G物理層のいずれか、第1リンクレイヤプロトコルと第2リンクレイヤプロトコルは5GのMAC層およびB5GのMAC層のいずれか、に対応付けしてもよい。
図2は、通信システム10の構成例を示す図である。通信システム10は、端末装置100、基地局装置200、及びコアネットワーク300を有する。通信システム10は、端末装置100が、コアネットワーク300上の他の通信装置と、基地局装置200を介して通信するシステムである。なお、端末装置100及び基地局装置200を、通信装置50と呼ぶ場合がある。
端末装置100は、基地局装置200と無線接続し、通信を行う。端末装置100は、例えば、5G及びB5Gの両方または一方に対応するタブレット端末やスマートフォンである。
基地局装置200は、端末装置100と他の装置との通信を中継する中継装置である。基地局装置200は、例えば、5G及びB5Gの両方または一方に対応する通信装置である。
コアネットワーク300は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスを用いて通信を行うネットワークである。コアネットワークは、例えば、インターネットやローカルネットワークである。
通信システム10では、端末装置100及び基地局装置200間で、データを送受信するMAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)の調整を行う。例えば、基地局装置200は、MAC PDUが使用可能なフォーマットを通知し、端末装置100が使用するMAC PDUのフォーマットを選択する。これにより、異なる世代の通信規格に対応する通信装置(端末装置100及び基地局装置200)間の、適切なMAC PDUの送受信が可能となる。
<基地局装置200の構成例>
図3は、基地局装置200の構成例を表す図である。基地局装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、メモリ230、及び通信回路240を有する。
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、第N世代通信プログラム221、及び世代間通信調整プログラム222を記憶する。
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
通信回路240は、端末装置100やコアネットワーク300と接続し、通信を行う回路である。端末装置100と通信する通信回路240と、コアネットワークと接続する通信回路240は、異なる複数の通信回路で構成されても良い。例えば、端末装置100と通信する通信回路240は、無線接続に対応する装置であって、コアネットワーク300と通信する通信回路240は、有線接続に対応する装置であっても良い。
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU210は、第N世代通信プログラム221を実行することで、通信部及び制御部を構築し、第N世代通信処理を行う。第N世代通信処理は、第N世代の通信規格に準じた通信を実行する処理である。第N世代は、例えば、5G、B5G、6Gなどである。また、第N世代は、他の世代であってもよいし、他の通信規格であってもよい。なお、第N世代通信処理は、レイヤに分けられ、レイヤごとに第N世代に対応する処理を行う。
CPU210は、世代間通信調整プログラム222を実行することで、制御部を構築し、世代間通信調整処理を行う。世代間通信調整処理は、世代の異なる通信装置50(端末装置100)から受信したMAC PDUを、自装置が対応する第N世代の通信規格に適合するよう変換する処理である。
<端末装置100の構成例>
図4は、端末装置100の構成例を表す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、メモリ130、及び通信回路140を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、第M世代通信プログラム121、及び候補受信プログラム122を記憶する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
通信回路140は、基地局装置と無線接続し、通信を行う回路である。通信回路140は、例えば、ネットワークインターフェースカードである。
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU110は、第M世代通信プログラム121を実行することで、端末通信部及び端末制御部を構築し、第M世代通信処理を行う。第M世代通信処理は、第M世代の通信規格に準じた通信を実行する処理である。第M世代は、例えば、5G、B5G、6Gなどである。なお、第M世代は、第N世代とは異なる世代である。
CPU110は、候補受信プログラム122を実行することで、端末通信部及び端末制御部を構築し、候補受信処理を行う。候補受信処理は、送信するMAC PDUに関するパラメータ(例えば、パケットサイズ、サブキャリア間隔など)の候補を受信し、候補から使用するパラメータを選択し、以降のMAC PDU送信において選択したパラメータを使用する処理である。
<MAC PDUサイズの調整処理>
MAC PDUのサイズ(データサイズ)は、TBS(Transport Block Size)として、1バイト単位で規定される。規定されるTBSは、通信規格の世代の変遷に伴い変更や追加が行われ、今後の世代(例えばB5G)においても、変更や追加が行われることが予想される。そこで、端末装置100及び基地局装置200またはいずれか一方の装置(通信装置50)は、制御処理するパラメータとしてTBSを適用し、TBSに関する制御処理、例えば、TBS変換処理を行う。なお、TBS変換処理は、世代間通信調整処理の一例である。
図5は、TBS制御処理の一例として、TBS変換処理S100の例を示す図である。図5は、B5Gで規定されるTBSのMAC PDUを、5Gに対応する(5Gに対応するMAC層を有する)通信装置50が受信した場合の図である。
5Gに対応する通信装置50は、例えば、無線通信の機能を一連の層(レイヤ)に分割したプロトコルスタック(階層型プロトコルとも称される)として、仕様が規定される。図5において、通信装置50は、5Gに対応する5G物理層、MAC層、RLC(Radio Link Control)層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層、及びSDAP(Service Data Adaptation Protocol)層を有する。TBS変換処理S100は、5G物理層が有する機能であっても良いし、MAC層が有する機能であっても良い。また、TBS変換処理S100は、5G物理層とMAC層とのインターフェースを有しても良い。さらに、5G物理層とMAC層の間の中間層として、双方の変換処理を担うアダプテーション層を有しても良い。
通信装置50は、B5Gに対応するB5G物理層を有する他の通信装置から、B5GのTBSに対応するMAC PDUを受信する(S10)。通信装置50は、B5GのTBSに対応するMAC PDUを受信すると(S10)、TBS変換処理S100を行い、5GのTBSに対応するMAC PDUに変換し、MAC層に引き渡す(S11)。
図6は、B5GのTBSと5GのTBSとの対応関係の例を示す図である。A、B、C、D、及びEは、B5GのTBSのインデックスを示し、X、Y、及びZは、5GのTBSのインデックスを示す。インデックスに代替し、サイズ(バイト数)であっても良い。なお、世代が進むと、より多くのTBSに対応することが予想されるため、図6に示すように、重複する5GのTBS(例えば、X、Yは、それぞれ2つのB5G TBSであるB,C,およびD,Eに対応)が存在しても良い。
通信装置50は、TBS変換処理S100において、例えば、インデックスA(B5G対応)のMAC PDUを受信すると、図6の対応関係に従い、インデックスZ(5G対応)のMAC PDUに変換し、MAC層に引き渡す。
第2の実施の形態では、TBS変換処理S100を有することで、MAC層及び上位層にB5Gに対応するための変更(開発)を行わなくても、B5GのMAC PDUを受信および送信することができる。
なお、通信装置50は、あらかじめ図6に示す対応関係を記憶しておいても良い。通信装置50は他の制御を行ってもよい。例えば、B5GのTBSよりも小さく、かつ、5GのTBSのうち、最大サイズのTBSを選択しても良い。これにより、B5GのTBSのサイズに近似したサイズの5GのTBSを選択することができる。なお、通信装置50は、B5GのTBSよりも大きく、かつ、5GのTBSのうち、最小サイズのTBSを選択しても良い。
また、例えば、B5GのTBSは、5Gがサポートする最大TBSよりも大きい場合がある。この場合、送信側となる通信装置50は、TBS変換処理S100において、5GのTBSを複数集約して1つの大きなTBSを構成してもよい。対して、受信側となる通信装置50は、TBS変換処理S100において、複数集約されたTBSをリアセンブルし、個々のTBSを取り出す制御を実施すればよい。
具体例を以下に述べる。下り通信の場合、送信側の通信装置50は、上述のように集約したTBSを構成し、受信側の通信装置50に送信する。受信側の通信装置50が集約されたTBSを受信すると、リアセンブリを実施し元のTBSを取り出す。
一方、上り通信の場合、送信側の通信装置50は、受信側の通信装置50からダイナミックグラントやConfigured Grantで指定されたTBSとなるようにTBSを複数集約する。その後、構成されたTBSを受信側の通信装置50に送信する。受信側の通信装置50が集約されたTBSを受信すると、リアセンブリを実施し元のTBSを取り出す。
通信装置50は、TBS変換処理S100において、複数のTBSを集約する際に、集約する個数の調整を実施する。例えば、通信装置50は、MAC層に対して集約する個数を通知する。その個数は、下り通信の場合、下りの無線リソース割り当て(例えばDLアサインメント)を実施する回数となる。一方、その個数は、上り通信の場合、上りの無線リソース割り当て(例えばULグラント)を実施する回数となる。この理由は、MAC層はPHY層からのTB生成要請を受けてTBを生成するためである。
ここで、送信側の通信装置50が集約するTBSの個数は、受信側の通信装置50と情報を共有する必要がある。共有方法としては、図7に記載したように、事前に規定された方法で実施することができる。例えば、5Gの最大TBSはX、B5Gで送信するデータのTBSは2×X+n(n<X)とした場合、TBSが最大TBSであるTBを2つ集約し、TBSがnとなるTBSをさらに1つ集約し、送信データとなる1つのTBSを構築する。集約するTBS数が最小化できるため、TBSに付随するヘッダオーバーヘッドが低減できる。図7に示すように、5GのTBSとして、TBSのデータ2つ、それより小さいTBSのデータ1つを集約し、B5GのTBSのデータ1つとする。
なお、1つの大きなTBSを構成する方法はこれには限らない。例えば、5Gの最大TBSを拡張しB5GのTBSをサポートする方法もある。この場合、B5Gで送信するデータのTBSと、MAC層で構築されるTBSサイズが同一になる。したがって、制御処理S100はTBSサイズの調整を実施する必要はなく、TBをMAC層からB5Gに伝送するだけでよいため、処理量が低減する。
本実施例によって、5GのMAC層を活用しつつB5Gを使用した通信が可能になる。よって、世代変更に対応するための工期や開発費用の増大化を抑制することができる。また、B5G専用に開発されたMAC層を含むリンクレイヤプロトコルを使用して通信する場合と比較し、通信特性を向上できる。例えば、B5Gのトラヒック負荷が高い場合、B5G専用のリンクレイヤプロトコルを使用してしまうと、その性能が最大限に発揮できないにも関わらず、CPUやメモリ等のリソースを使用してしまう。しかし、5Gのリンクレイヤプロトコルを活用することによって、B5Gのリソースを温存し、必要なトラヒックに割り当てることでそのトラヒックにQoSを提供できる。また、5Gのリンクレイヤプロトコルを使用し、4G通信を行うケースもある。例えば、トラヒックがオフロードされる場合である。サービスするトラヒックに対し、5G専用のリンクレイヤプロトコルを使用すると過剰な性能となるため、4Gにオフロードすることによって5Gのリソースが温存できる。したがって、5Gのカバレッジやキャパシティを維持することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態について説明する。第3の実施の携帯において、通信装置50は、MAC PDUのNumerology(Num:例えばサブキャリア間隔)を調整するNum変換処理を有する。本実施例は、第2実施例と比較して、制御処理がS100で示したTBS変換処理と異なるが、他の機能や処理は第2の実施の形態と同じである。このため、特に記載がない限り、第2の実施の形態で開示した内容は本実施例にも適用できる。
<Num変換処理>
制御処理として、Num変換に関する制御処理、例えば、Num変換処理を行う。Numの制御処理は、TBSの制御処理と比較して、制御の時間スケールが大きくなる。この理由は、TBSの制御処理はパケットスケジューリングに関わるためである。例えば、パケットスケジューリングはPDCCHによってデータ送信が制御されるダイナミックグラントと、PDCCHではなく事前リソース割り当てによってデータ送信が制御されるConfigured Grantがある。いずれにせよ、データ送信はmsという時間スケールで高速に作動するため、TBS制御処理も高速性が大事となる。しかし、Numは通信中に変更となるケースは頻繁に発生せず、通信中に同じNumが継続して使われるといえる。したがって、TBS制御処理は事前に定められた規則で作動することが好ましいが、Num制御処理は高速性が求められないため通信中に規則を変えることができる。
図8、Num変換処理S200の例を示す図である。図8は、B5Gで規定されるNumのMAC PDUを、5Gに対応する(5Gに対応するMAC層を有する)通信装置50が受信した場合の図である。なお、Num変換処理は、世代間調整処理の一例である。
Num変換処理S200は、5G物理層が有する機能であっても良いし、MAC層が有する機能であっても良い。また、Num変換処理S200は、5G物理層とMAC層とのインターフェースを有しても良い。
通信装置50は、B5Gに対応するB5G物理層を有する他の通信装置から、B5GのNumに対応するMAC PDUを受信する(S20)。通信装置50は、B5GのNumに対応するMAC PDUを受信すると(S20)、Num変換処理S200を行い、5GのNumに対応するMAC PDUに変換し、MAC層に引き渡す(S21)。
図9は、B5GのNumと5GのNumとの対応関係の例を示す図である。A、B、C、D、及びEは、B5GのNumのインデックスを示し、X、Y、及びZは、5GのNumのインデックスを示す。インデックスに代替し、1スロットあたりの時間長であっても良い。
通信装置50は、Num変換処理S200において、例えば、インデックスAのMAC PDUを受信すると、図9の対応関係に従い、インデックスZのMAC PDUに変換し、MAC層に引き渡す。
第2の実施の形態では、Num変換処理S200を有することで、MAC層及び上位層にB5Gに対応するための変更(開発)を行わなくても、B5GのMAC PDUを受信および送信することができる。
本実施例によって、第1、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。例えば、本実施例によって、世代の異なる通信プロトコルおける、対応するPDUのNumerologyの差異を吸収するための開発(プロトコルに対応する開発)の工数を抑制することができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態について説明する。本実施例は、第3実施例において、通信装置50がNumの選択を容易に行える制御を実施することが特徴であり、他の機能や処理は第3の実施の形態と同じである。このため、特に記載がない限り、第3の実施の形態で開示した内容は本実施例にも適用できる。
Num変換処理S200を行うためには、近似する時間長のNumを選択することや、相手通信装置が対応可能なNumに関する情報が必要となる。また、通信装置50は、ある程度の候補となるNumから選択して使用することで、例えば、無線状況、送信するデータ量、または処理負荷などに応じたNumを選択することができる。
そこで、第4の実施の形態において、通信装置50は、サポートするNumに関する情報、および選択して使用するNumの通知を行う。以下、端末装置100と基地局装置200を例に、送信候補を通知する処理を説明する。なお、端末装置100と基地局装置200は、それぞれ他の通信装置50であっても良い。また、装置構成によっては、UE capabilityに代替し、サポートするNumを通知するメッセージを使用しても良い。
<候補通知処理>
図10は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。端末装置100は、自装置がサポートするNum(サポートパラメータ)に関するサポートNum情報を含むUE capabilityを、基地局装置200に送信する(S31)。端末装置100は、UE capabilityに代替し、UE Assistance Imfomationを使用しても良い。
UE capabilityは、ネットワークあるいは基地局装置200の要求に応じて、端末装置100が基地局に返信する。一般に無線通信では、端末装置100に搭載される機能は、メーカーが数多くある機能の中から選定し決める。そして、実装(サポート)している機能をネットワークあるいは基地局装置200に通知することによって、ネットワークあるいは基地局装置200は実装している機能のみについて設定を行うことができる。
一方、UE Assistance Imfomationは、端末装置100が主体的に基地局装置200に送信する。端末装置100は、ネットワークあるいは基地局装置200に対し、好ましい通信パラメータなど通信に関わる情報を通知する。換言すると、基地局装置200が、端末装置100に対してパラメータなどの通信に関わる情報を設定する際に、好ましい設定を行うための補助情報ともいえる。
基地局装置200は、サポートNum情報に基づき、自装置が対応可能なB5GのNumと、端末装置100が対応可能な5GのNumとを比較する。そして、基地局装置200は、対応可能なB5GのNumとサブキャリア長が近似する5GのNumで、かつ端末装置100が対応可能な5GのNumを抽出し、候補Num(候補パラメータ)とする。
基地局装置200は、候補Numに関する候補Num情報が含まれる送信候補通知を端末装置100に送信する(S32)。候補Numは、例えば、ビットマップで通知する。
ビットマップB30は、ある8ビット(1バイト)の候補Numに関する情報であり、各マスは1ビットを示す。前方3ビットの「R」は、例えば、リザーブビットであり、他の用途に使用、または使用しないビットである。後方5ビットのそれぞれが、図11に示すビットマップと対応し、「1」が使用可能(候補)なNumであることを示し、「0」が使用不可(候補とならない)Numであることを示す。
図11は、候補Numのビットアップの例を示す図である。例えば、1ビット目(1バイト中の第4ビット)は、5GのNumの一つである「Z」に対応する。
図10のシーケンスに戻り、ビットマップB30は、第4ビットおよび第5ビットが「1」であることから、5GのNumの「Z」及び「Y」が候補Numであることを示す。
端末装置100は、送信候補通知を受信すると(S32)、候補Numから使用するNumを選択し、選択結果通知に選択したNumに関する選択Num情報を含め、基地局装置200に送信する(S33)。
ビットマップB31は、選択Num情報であり、候補Numと同様の構成である。後方5ビットのそれぞれが、図11に示すビットマップと対応し、「1」が選択したNumであることを示し、「0」が選択していないNumであることを示す。ビットマップB31は、第4ビットが「1」であることから、5GのNumの「Z」が選択Numであることを示す。
基地局装置200は、5GのNum「Z」が選択されたことを取得し、以降、Num変換処理S200において、「Z」に近似する(対応する)B5GのNumを選択し、変換処理を行う。
<Numの範囲の表現方法の例について>
通信装置50は、例えば、UE capabilityを送信しない場合、5GとB5G間での近似の範囲(許容するNumの範囲)を通知する(あるいは事前に決めておいても良い)。
図12は、Numの範囲の例を示す図である。表は、基本マッピングであり、5GとB5GのNumが1対1で対応する。当該基本マッピングは、事前に通信装置50が有するものとする。通信装置50は、基本となるNumに加え、許容する幅(上限、下限)を、他の通信装置に通知する。これにより、相手通信装置は、B5Gと5Gとの対応が変更された時、どのNumまでが近似の範囲(相手装置が許容できる範囲)かを取得し、適切なNumを選択することができる。
ケース1は、例えば、B5G対応で無線通信を行う予定であったが、トラフィックのオフロードなどにより、5G対応での無線通信に変更する場合の例を示す。ケース1は、B5GのNum「C」が基本となるNumであり、許容する上限は「+2」で下限は「-1」である。
通信装置50は、B5GのNum「C」に対応する5GのNum「X」に加え、上位に上限だけ以降した「Y」「Z」及び、下位に下限だけ以降した「W」も許容する。すなわち、通信装置50は、「W」から「Z」までを、5GのNumとして許容する。
ケース2は、例えば、5G対応で無線通信を行う予定であったが、特性向上などの要因により、B5G対応での無線通信に変更する場合の例を示す。ケース2は、5GのNum「Y」が基本となるNumであり、許容する上限は「+5」で下限は「-1」である。
通信装置50は、5GのNum「Y」に対応するB5GのNum「D」に加え、上位に上限だけ以降した「E」から「I」及び、下位に下限だけ以降した「C」も許容する。すなわち、通信装置50は、「C」から「I」までを、B5GのNumとして許容する。
<選択結果通知を送信しない例について>
通信装置50(端末装置100)は、選択結果通知を送信しない。そのため、相手の通信装置50(基地局装置200)は、MAC PDUを受信した時、ブラインドデコードを行う。
図13は、選択結果通知を送信しない場合のシーケンスの例を示す図である。処理S41、処理S42、及びビットマップB40それぞれは、図10に示す処理S31、処理S42、及びビットマップB30と同様である。
端末装置100は、送信候補通知を受信すると(S42)、候補Numから使用するNumを選択する。あるいは、端末装置100は、候補Numを記憶し、MAC PDU送信時に、使用するNumを候補Numから選択しても良い。
端末装置100は、MAC PDUを送信する契機において、選択したNumを使用し、MAC PDUを送信する(S43)。
基地局装置200は、選択結果通知を受信していないため、ブラインドデコードを行う(S44)。ブラインドデコードS44は、候補Numの全てについてデコードを行い、デコードが成功したものを当該MAC PDUのNumと判定する処理である。
なお、基地局装置200は、ブラインドデコードにおいてデコードが成功したNumを記憶し、以降MAC PDUを端末装置100から受信した時、記憶しているNumを用いてデコードを行っても良い。また、基地局装置200は、端末装置100からMAC PDUを受信するごとに、ブラインドデコードS44を行っても良い。
<送信候補通知のビットマップパターンの例について>
また、送信候補通知のビットマップのパターンの別の例を以下に示す。
図14は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。端末装置100は、自装置がサポートするNumに関するサポートNum情報を含むUE capabilityを、基地局装置200に送信する(S51)。
基地局装置200は、サポートNum情報に基づき、自装置が対応可能なB5GのNumと、端末装置100が対応可能な5GのNumとを比較する。そして、基地局装置200は、対応可能なB5GのNumとサブキャリア長が近似する5GのNumで、かつ端末装置100が対応可能な5GのNumを抽出し、候補Numとする。基地局装置200は、選択した候補Numに合致する(または近似する)B5GのNumのパターン番号を選択する。
図15は、B5GのNumのパターン番号と5GのNumとの対応関係の例を示す図である。端末装置100及び基地局装置200は、事前に、あるいは受信することで、当該対応関係を記憶している。図6における括弧内の数値は、3ビットのビットパターンの例を示す。基地局装置200は、当該3ビットのビットパターンを使用し、候補Numを端末装置100に送信する。
図14のシーケンスに戻り、基地局装置200は、例えば、B5GのNumのパターン4を選択する。そして、基地局装置200は、パターン4のビットパターン「100」を含むビットマップB50を、送信候補通知に含め、端末装置100に送信する(S52)。
端末装置100は、送信候補通知を受信すると(S52)、B5GのNumのパターン番号がパターン4であることを取得し、候補Numが「X」及び「Y」であることを、図14に示す対応関係から取得する。
端末装置100は、候補Numから使用するNumを選択し、選択結果通知に選択したNumに関する選択Num情報を含め、基地局装置200に送信する(S53)。
選択Num情報は、例えば、図9のシーケンスと同様に、選択したNumに対応するビットを「1」にしたビットマップであっても良い。また、選択結果通知は、例えば、図15のパターン1、3、または5など、候補Numが1つである場合、送信されなくても良い。
通信装置50は、B5GのNumのパターンを設けることで、5GのNumの1種類に対して1ビットを使用するビットマップより、少ないビット数で送信できる場合がある。
<状態変化が発生した例について>
通信装置50(基地局装置200)状態(例えば、無線状態、通信量など)に変化が発生した時、送信候補通知を送信する。
図16は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。基地局装置200は、送信候補通知を、端末装置100に送信する(S61)。候補Numのビットマップは、例えば、図15の対応関係を用いる。図16においては、ビットマップB60(パターン4)を送信する。
そして、基地局装置200において、状態変化が発生する(S62)。状態変化は、例えば、Qosレベル、セル内のトラフィック量、電波状況(ノイズ状態など)などが、閾値以上あるいは未満になった場合を示す。また、状態変化は、例えば、端末装置100のバッテリー状態など、端末装置100に関する状態であっても良い。
基地局装置200は、状態変化を検出すると(S62)、変化した状態に応じたNum候補を選択し、再度、送信候補通知を送信する(S63)。図16においては、ビットマップB61(パターン3)を送信する。
送信候補通知は、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージで送信する。また、送信候補通知は、MAC CE(Control Element)メッセージで送信する。さらに、送信候補通知は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)で送信する。
なお、端末装置100は、基地局装置200と同様に、状態変化を検出した時(S64)、変化した状態に応じて、使用するNumを変更し、変更したNumを選択結果通知で送信する(S65)。
端末装置100及び基地局装置200は、状態変化に応じてNum(候補Num、選択Num)を変更し、相手通信装置に通知する。これにより、変化する状態に応じて、ダイナミックにNumを変更することができる。
<送信候補通知の例について>
通信装置50は、図15に示すB5Gのパターン番号と、当該パターン番号内のインデックス番号を、送信候補通知にて通知する。インデックス番号は、各パターン内に複数の5GのNumが存在する場合に割り振られた番号である。例えば、図15において、パターン4は5GのNumが「X」及び「Y」の2つが存在し、「X」にインデックス1、「Y」にインデックス2を、それぞれ割り振る。
図17は、候補通知処理のシーケンスの例を示す図である。基地局装置200は、送信候補通知を、端末装置100に送信する(S71)。図16においては、ビットマップB70を送信する。
ビットマップB70は、下位5ビット(第4から第8ビット)を使用して、候補Numを表現する。第4から第6ビットまでの3ビットは、B5Gのパターン番号を示す。そして、第7、第8ビットの2ビットは、インデックス番号を示す。第7ビットは、インデックス1に対応し、第8ビットは、インデックス2に対応する。第7及び第8ビットは、「1」であるとき、対応するインデックス番号の5GのNumが候補Numであることを示す。
ビットマップB70は、第4から第6ビットが「100」であるため、B5GのNumのパターン4であることを示す。そして、ビットマップB70は、第7ビットが「1」であり、第7ビットが「0」であるため、5GのNum「X」は候補Numであるが、「Y」は候補Numではないことを示す。
このように、図15に示すパターンの組み方や、5Gの候補Numの数によっては、パターンとインデックス番号とを組み合わせて通知することで、候補Numをより少ないビット数で通知することができる場合がある。
本実施例によって、第1、第2及び第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。本実施例によって、例えば、送信候補情報のビット数を抑制することができる。送信候補通知は、各プロトコルで対応するNumの種類や、各装置が対応可能なNumの数に応じて、より効率的な(ビット数の少ない)ビットパターンや送信方法が選択され得る。また、本実施例によって、選択結果通知を省略することで、メッセージの送信数を抑制し、無線リソースの有効活用ができる。
[その他の実施の形態]
各実施の形態は、組み合わせても良い。例えば、送信候補通知のビットマップパターン、選択結果通知の有無、送信候補通知の送信タイミングなど、それぞれ各実施の形態のものを組み合わせても良い。
また、端末装置100及び基地局装置200がサポートする通信規格の世代は、異なった世代であればよく、各装置がどの世代の通信規格をサポートするかは問わない。
1 :通信システム
2 :通信装置
10 :通信システム
50 :通信装置
100 :端末装置
110 :CPU
120 :ストレージ
121 :第M世代通信プログラム
122 :候補受信プログラム
130 :メモリ
140 :通信回路
200 :基地局装置
210 :CPU
220 :ストレージ
221 :第N世代通信プログラム
222 :世代間通信調整プログラム
230 :メモリ
240 :通信回路
300 :コアネットワーク

Claims (14)

  1. 第1無線通信レイヤおよび第2無線通信レイヤを有し、前記第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである第1リンクレイヤプロトコルまたは第2リンクレイヤプロトコルを有し、
    他の通信装置との間で前記第1無線通信レイヤを介して無線通信を実施する通信部と、
    前記第2無線通信レイヤのデータの送受信において、前記第2無線通信レイヤを構成する無線リンクプロトコルが、前記第1リンクレイヤプロトコルまたは前記第2リンクレイヤプロトコルのいずれに対応するかに応じて、前記データに対して制御を実施し、前記データの送受信を行うように通信を制御する制御部と、を有し、
    前記第2無線通信レイヤは、物理レイヤであり、前記第1リンクレイヤプロトコルは、第n世代の通信規格に対応し、前記第2リンクレイヤプロトコルは、前記第n世代の通信規格と異なる世代の通信規格に対応する
    通信装置。
  2. 前記第2無線通信レイヤが前記第1リンクレイヤプロトコルをサポートしない場合、
    前記制御部は、前記制御において、前記他の通信装置から前記第1リンクレイヤプロトコルに対応するデータを送受信において、前記データを前記第2リンクレイヤプロトコルに対応するよう、前記データの前記第1リンクレイヤプロトコルのパラメータである第1パラメータを前記第2リンクレイヤプロトコルのパラメータである第2パラメータに調整し、前記第2無線通信レイヤに渡す
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記パラメータは、前記データを伝送するパケットのサイズに関する情報であり、
    前記制御部は、前記第1パラメータのデータサイズ以下で、かつ自装置が対応可能な最大サイズのパラメータを、第2パラメータとする
    請求項2記載の通信装置。
  4. 前記パラメータは、前記データを伝送するパケットのサイズに関する情報であり、
    前記制御部は、前記第1パラメータのデータサイズ以上で、かつ自装置が対応可能な最小サイズのパラメータを、第2パラメータとする
    請求項2記載の通信装置。
  5. 前記パラメータは、前記データを伝送するパケットのサブキャリア間隔に関する情報である
    請求項2記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、前記第1パラメータのサブキャリア間隔と同じ、または前記第1パラメータのサブキャリア間隔との差異が小さいパラメータを、第2パラメータとする
    請求項5記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、前記他の通信装置がサポートする前記第1リンクレイヤプロトコルのパラメータであるサポートパラメータを受信し、自装置がサポートする前記第2リンクレイヤプロトコルのパラメータと同じ、あるいは近似するパラメータを、前記サポートパラメータから選択し、候補パラメータとして前記他の通信装置に通知するよう制御する
    請求項5記載の通信装置。
  8. 前記サポートパラメータは、UE capabilityに含まれる
    請求項7記載の通信装置。
  9. 前記サポートパラメータは、UE Assistance Imfomationに含まれる
    請求項7記載の通信装置。
  10. 前記通知は、RRC(Radio Resource Control)で行う
    請求項7記載の通信装置。
  11. 前記通知は、MAC(Medium Access Control) CE(Control Element)またはPDCCH(Physical Data Control Channel)で行う
    請求項7記載の通信装置。
  12. 前記制御部は、前記通知を、自装置または前記他の通信装置に関する状態が変化したことを検出した時に実施する
    請求項7記載の通信装置。
  13. 第1無線通信レイヤおよび第2無線通信レイヤを有し、前記第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである第1リンクレイヤプロトコルあるいは第2リンクレイヤプロトコルを有し、
    他の通信装置との間で前記第1無線通信レイヤを介して無線通信を実施する通信部と、
    前記第2無線通信レイヤのデータの送受信において、前記他の通信装置から受信した前記第1リンクレイヤプロトコルまたは前記第2リンクレイヤプロトコルのパラメータに応じて、前記データに対して制御を実施し、前記データの送受信を行うように通信を制御する制御部と、を有し、
    前記第2無線通信レイヤは、物理レイヤであり、前記第1リンクレイヤプロトコルは、第n世代の通信規格に対応し、前記第2リンクレイヤプロトコルは、前記第n世代の通信規格と異なる世代の通信規格に対応する
    通信装置。
  14. 第1の通信装置と第2の通信装置を有する通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、第1無線通信レイヤおよび第2無線通信レイヤを有し、前記第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである第1リンクレイヤプロトコルを有し、
    前記第2の通信装置は、前記第1無線通信レイヤおよび前記第2無線通信レイヤを有し、前記第2無線通信レイヤは、無線リンクプロトコルである第2リンクレイヤプロトコルを有し、
    前記第2無線通信レイヤは、物理レイヤであり、前記第1リンクレイヤプロトコルは、第n世代の通信規格に対応し、前記第2リンクレイヤプロトコルは、前記第n世代の通信規格と異なる世代の通信規格に対応し、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置に、前記第2リンクレイヤプロトコルに対応するデータを送信し、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置との間で前記第1無線通信レイヤを介して無線通信を実施し、
    前記第2無線通信レイヤのデータの受信において、前記第2の通信装置から前記第2リンクレイヤプロトコルに対応するデータを受信したとき、前記データに対して前記第1リンクレイヤプロトコルに対応するよう制御する
    通信システム。
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