JP7490397B2 - 画像処理装置、判定方法およびプログラム - Google Patents
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Description
また、画像から動体を含む動体領域を検出する場合、明るさの変化から動体領域を検出することが行われている。
本発明が解決しようとする課題は、画像から動体を含む動体領域を適正に判定することである。
図1は、第1実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示す撮像装置1Aの各機能モジュールのうち、ソフトウェアにより実現される機能については、各機能モジュールの機能を提供するためのプログラムがROM(Read Only Memory)等のメモリに記憶される。そして、そのプログラムをRAM(Random Access Memory)に読み出してCPU(Central Processing Unit)が実行することにより実現される。ハードウェアにより実現される機能については、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各機能モジュールの機能を実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてゲートアレイ回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。なお、図1に示した機能ブロックの構成は一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、いずれかの機能ブロックが複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
撮像装置1Aは、撮像部101、信号処理部103、D/A(Digital/Analog)変換部104、エンコーダ部105、メディアI/F(インターフェース)部106を備える。また、撮像装置1Aは、CPU107、ROM108およびRAM109を備える。さらに、撮像装置1Aは、撮像系制御部110、操作部111、キャラクタジェネレーション部112、表示部113、動体マップ取得部114、明るさ変化比較部115Aおよび明るさマップ取得部116を備える。
信号処理部103は、A/D変換部102から出力されたデジタル値を信号処理し、デジタル画像を生成する。信号処理部103で行われる信号処理は、例えば、デモザイキング処理、ホワイトバランス処理およびガンマ処理などである。
D/A変換部104は、信号処理部103で生成されたデジタル画像を表示用にアナログ変換する。
メディアI/F部106は、撮像装置1Aをメディア117に接続するインターフェースである。メディア117は、例えば、ハードディスク、メモリーカード、CF(CompactFlash)カード、SDカードまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリなどである。メディア117は、PC(Personal Computer)であってもよい。
なお、CPU107は、GPU(Graphics Processing Unit)であってもよい。CPU107は、シングルコアプロセッサであってもよいし、マルチコアプロセッサであってもよい。CPU107は、ニューラルネットワークとして動作する機能を備えていてもよい。
キャラクタジェネレーション部112は、数字、文字、記号およびグラフィックなどを生成する。
表示部113は、撮像画像およびGUI(Graphical User Interface)などの画像を表示する。表示部113は、例えば、CRT(Cathode-Ray Tube)、液晶ディスプレイまたはタッチスクリーンである。タッチスクリーンによる入力は、操作部111の入力として扱うことも可能である。
明るさマップ取得部116は、撮像部101で取得される撮像データから、画素ごとまたは領域ごとに被写体の明るさを示す明るさマップを取得する。例えば、明るさマップ取得部116は、撮像センサから得られた画素ごとの明るさ情報を複数画素で平均化し、画像の明るさマップとして保持する。明るさマップの詳細については後述する。
なお、図1の例では、動体マップ取得部114、明るさ変化比較部115Aおよび明るさマップ取得部116をCPU107とは別個のブロックで示した。動体マップ取得部114、明るさ変化比較部115Aおよび明るさマップ取得部116で実行される処理は、CPU107で実現される機能の一部としてCPU107が実行してもよい。
なお、撮像装置1Aは、上記の構成要素以外にも様々な構成要素を含むことができるが、その説明は省略する。
また、動体マップ取得部114、明るさ変化比較部115Aおよび明るさマップ取得部116を画像処理装置として、上述した動体検出機能を持たない機器に組み込み可能としてもよい。例えば、動体マップ取得部114、明るさ変化比較部115Aおよび明るさマップ取得部116に機能をプログラムに記述することができる。そして、画像を取得可能な通信機能または撮像機能を有するスマートフォンなどの機器に、そのプログラムをインストールすることで、上述した動体検出機能を付加できるようにしてもよい。
図2(a)において、撮像画像11Aは、図1の動体21に対応する動体画像201、非動体22に対応する非動体画像202および背景画像203を含む。動体画像201は、動体21の動きによってフレーム間の明るさが大きく変化する画像、非動体画像202および背景画像203は、動体21の動きによるフレーム間の明るさの変化がない画像である。
図2(b)において、明るさマップ11Bは、例えば、図2(a)の撮像画像11Aを分割した領域ごとの明るさを示す。明るさマップ11Bは、領域の値が高いほど、その領域の明るさが高いことを示す。図2(b)の例では、値の大きさを白黒の濃淡で表現している。値が高い領域は白、値が低い領域は黒で表現される。明るさマップ11Bでは、動体画像201および非動体画像202は暗く表現され、背景画像203は明るく表現される。
図3(a)の撮像画像12Aでは、図1の照明20によるフリッカによって、図2(a)の撮像画像11Aに対して画像全体の明るさが暗く変化している。撮像画像12Aが暗くなり、画像全体の明るさの値も小さくなる、図3(b)の明るさマップ12Bも、図2(b)の明るさマップ11Bよりも、全ての領域211で暗くなる。
図3(c)に示すように、差分画像12Cでは、動体の有無に関わらず、全ての領域221で明るさが一様に変化するため、差分画像12Cからは、フリッカ環境下における動体領域を適切に判定することができない。
明るさ変化比較部115Aは、差分画像12Cの値を補正し、フリッカ環境下においても、動体領域と非動体領域の切り分けを行うことができる。差分画像221の補正に関しては、図5および図6を用いて後述する。
S30において、CPU107は、前フレームの撮像画像と現フレームの撮像画像の全体の明るさを所定値である閾値と比較し、フリッカの有無を判定する。画像全体の明るさの変化が小さく、明るさの変化の値が閾値以下の場合には、フリッカが発生している可能性が低いため、S31へ移行する。
S31では、CPU107は、フリッカが発生していないと判定し、S33およびS34の処理を行う。
S34において、CPU107は、画素ごとまたは領域ごとに明るさの変化を確認する差分画像を生成し、S37に進む。なお、S30、S31、S33およびS34の処理は省略してもよく、省略した場合でも、本実施形態は実施可能である。
S32では、CPU107は、フリッカが発生していると判定し、S35およびS36の処理を行う。
S36において、CPU107は、動体マップ取得部114を用いて、被写体の動体マップを取得し、S37に進む。動体マップの取得方法は後述する。
S38において、CPU107は、S37で設定した撮像条件データを撮像系制御部110に送り、撮像部101を駆動させて撮像を行わせ、撮像データを取得する。
図5において、CPU107は、画像全体の明るさの変化の割合と、画素ごとまたは領域ごとの明るさの変化の割合とを比較することで、動体マップを生成する。CPU107は、画像全体の明るさの値と、画素ごとまたは領域ごとの明るさの値をフレームごとにRAM109に保存する。
S41において、CPU107は、現フレームの画像全体の明るさの値と、画素ごとまたは領域ごとの明るさの値を算出する。画像全体の明るさは、画像に含まれる全ての画素の明るさの平均値とすることができる。
S42において、CPU107は、S43以降の処理のために画素位置を初期化する。
フリッカは、周期的に明るさが変化し、同一の照明環境下であれば、画像全体と、画素ごとまたは領域ごとのそれぞれについて、同様の割合で明るさが変化する。明るさの変化の割合が一致している場合にはフリッカ以外には明るさの変化がない領域であり、その画素または領域は、非動体領域である可能性が高い。一方、明るさの変化の割合が一致していない場合にはフリッカ以外にも明るさの変化がある領域であり、その画素または領域は、動体領域である可能性が高い。
そのため、CPU107は、画素または領域における明るさの変化の割合と、画像全体の明るさの変化の割合を比較し、その比較結果に基づいて、画素ごとまたは領域ごとに動体領域であるか非動体領域であるかを判定する。
Xa={Ya(n)-Ya(n-1)}/Ya(n-1)・・・(2)
非動体領域と動体領域の切り分けを行うために、明るさ変化の割合の差を判定するための閾値Tを設けることができる。明るさの変化の割合の差と閾値Tとの関係を、以下の数式(3)に示す。
|Xa-Xc|>T ・・・(3)
S46において、CPU107は、明るさの変化の割合の差が閾値Tよりも大きい画素または領域は、動体領域と判定する。
S47において、CPU107は、S45またはS46の判定結果を動体マップに反映する。
S49において、CPU107は、処理対象の画素位置または領域位置を次の画素位置または領域位置に移行する。1つの画素または領域に対する処理が終わると、1つ右の画素または領域へ移動する。画素または領域が右端部にある場合には、1つ下の左端部の画素または領域へ移動する。
図6(a)および図6(b)は、図3(a)および図3(b)と同一である。図6(c)は、明るさ変化比較部115Aを用いて1つの閾値に基づいて生成されたフリッカ環境下における次フレームの動体マップを示す。
CPU107は、図2(a)の明状態の撮像画像11Aから図2(b)の明るさマップ11Bを生成し、図6(a)の明状態の撮像画像12Aから図6(b)の明るさマップ12Bを生成する。
次に、CPU107は、領域211を含む全体領域と、領域211ごとのそれぞれについて、明るさマップ11B、12B間での明るさの変化の割合を取得する。そして、CPU107は、領域211を含む全体領域の明るさの変化の割合と、領域211ごとの明るさの変化の割合を比較し、領域211ごとに動体領域であるか非動体領域であるかを判定する。
例えば、動体領域と判定された領域に関しては、数フレームの間は動体領域として、その数フレームの間は動体マップを生成する処理を止めることができる。また、非動体領域に対しても同様に、非動体領域と判定された領域に関しては、数フレームの間は非動体領域として、その数フレームの間は動体マップを生成する処理を止めることができる。
また、図5の処理は、必ずしも画素ごとに実施する必要はなく、隣接する複数の画素をまとめた領域ごとに実施してもよい。この場合、領域内の明るさを平均化するなどの処理が必要となるが、単一の画素ごとに処理する場合と比べて、処理数が減り、負荷を減らすことができる。
また、フリッカによる撮像画像の明るさは、シャッタスピードによっても変化する。シャッタスピードが長い場合には、フリッカ成分が平均化されるため、撮像画像の明るさへの影響が小さくなる。一方、シャッタスピードが短い場合には、フリッカ成分が平均化されないため、撮像画像の明るさへの影響が大きくなる。そのため、広域領域は、同一あるいは類似のシャッタスピードの領域に限定することで、フリッカが与える明るさのずれを低減させることができ、判定精度を向上させることができる。シャッタスピードの類似の範囲は、シャッタスピードの所定範囲内とすることができる。例えば、類似の範囲は、シャッタスピードの±10%範囲または、フリッカの周期からの明るさへの影響の大きい範囲と少ない範囲というように、一定の閾値を設けて判断すればよい。フリッカの周期が50Hz(20ms)の場合には、例えば、フリッカの周期の10倍である2msを閾値として、閾値を用いた判定結果が同一である領域を類似の領域とすればよい。
S40の明るさの値の読み出しおよびS41の明るさの値の算出は、S43以降の画素ごとの処理内で行ってもよい。データ削減のため、現フレーム内の処理が終了したら、S40で読み出された値を削除することが望ましい。CPU107は、S43で算出された値を次フレームで使用するため、RAM109に保存する。
図7は、第1実施形態に係る撮像条件設定処理を示すフローチャートである。
図7のS50において、CPU107は、S36で取得した動体マップをRAM109へ入力する。
S52において、CPU107は、図4のS35で取得した明るさマップをRAM109へ入力する。
S54において、CPU107は、撮像条件が設定される画素の位置を初期化する。例えば、CPU107は、左上の座標を初期値として設定する。以降、CPU107は、各画素の撮像条件設定処理を右下へ向かって順次行う。
S56において、CPU107は、処理対象の画素位置に対応する明るさマップの値を参照し、シャッタスピードを変更した撮像条件を設定する。すなわち、CPU107は、非動体領域については、ISO感度またはシャッタスピードを変更する。これにより、ダイナミックレンジの拡張が可能となる。また、ISO感度およびシャッタスピードの変更は、いずれか一方だけでもよく、両方でもよい。CPU107は、フリッカがある場合においても、非動体領域を判定できるため、非動体領域に適切なパラメータ設定が可能となる。
CPU107は、画像全面にフリッカによる明るさの変化が発生している状態でも、動体領域と非動体領域の切り分けが可能となる。このため、CPU107は、S56およびS57に示すように、動体領域と非動体領域とでそれぞれパラメータが適正化されるように異なるパラメータを設定することができる
S59において、CPU107は、処理対象の画素位置を次の画素位置に移行する。CPU107は、1つの画素に対する処理が終わると、1つ右の画素へ移動する。CPU107は、画素が右端部にある場合には、1つ下の行の左端部の画素へ移動する。
領域切り分けの閾値に関して、動体領域と判定された領域において、動体の動きが小さくなると、明るさの変化として見えづらくなることがあり得る。動体領域あるいはその近傍では、次フレームでも動体領域である可能性が高い。そのため、一度動体領域と判定された領域あるいはその近傍の領域では、閾値Tを大きくすることで、動体の動きが小さくなって動体による明るさの変化が小さくなった場合においても、同一領域が動体領域であると判定しやすくできる。
例えば、非動体領域に関しては、明るさの変化の周期性から適切なフリッカの補正値を算出できる。しかし、動体領域では動体の明るさの変化も含まれるため、適切なフリッカの補正値を算出しにくい。そこで、非動体領域では、その非動体領域で算出されたフリッカの補正値を用い、動体領域では周辺の非動体領域と同一のフリッカの補正値を用いることで、動体領域においても適切なフリッカの補正が可能となる。
以下、第2実施形態に係る撮像装置について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成および機能については、その詳細な説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。第1実施形態との相違は、第1実施形態では、動体マップを生成するための閾値を1つ設けて、動体マップの値を2値としたが、第2実施形態では、動体マップを生成するための閾値を複数設けて、動体マップの値を3値以上とした。これにより、明るさの変化に応じて、どの程度の信頼性で動体が存在する可能性があるか否かを段階的に判断することが可能となる。閾値の数は動体マップのビット数に応じて変更することが望ましい。例えば、ビット数で表現できる数に対して、1つだけ少ない数の閾値を持つことが望ましい。ビット数が1の場合には閾値は1つ、ビット数が2の場合には閾値は3つ、ビット数が8の場合には255つとすることで、動体マップのビット数を最大限まで活かすことができる。
図8において、S40~S43、S48およびS49については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
S61において、S61以降の処理のために閾値T(m)を初期化する。閾値T(m)は、閾値段階mによって値が変化する。閾値段階mは0以上の整数であり、初期化時にはm=0となるため、閾値T(m)は、閾値T(0)として表現される。閾値段階mが増えるにつれて、閾値T(m)も大きくなる。
S62において、CPU107は、明るさ変化比較部115Aにて、明るさの変化の割合の差が閾値T(m)以内であるか否かを判定する。CPU107は、明るさの変化の割合の差が閾値T(m)以内の場合にはS65に進み、閾値段階mに応じた判定結果を動体マップに反映する。CPU107は、明るさの変化の割合の差が閾値T(m)よりも大きい場合にはS63に進む。
S63において、CPU107は、閾値段階mが最大値の場合にはS65に進み、動体マップに最大値として反映する。CPU107は、閾値段階mが最大ではない場合にはS64に進み、閾値段階mを1段増やし、S62で再度判定を行う。
S65において、CPU107は、閾値段階mに応じた値を動体マップに反映する。閾値段階mが小さいほど、判定対象の画素または領域は動体領域である可能性が低くなり、動体マップには低い値で表現される。
図9(a)および図9(b)は、図6(a)および図6(b)と同一である。図6(c)は、明るさ変化比較部115Aを用いて複数の閾値に基づいて生成されたフリッカ環境下における次フレームの動体マップを示す。
また、動体マップにおいて、CPU107は、ある対象領域に対して隣接する領域の値と比較し、その対象領域の周囲に動体マップの値が高い領域が多い場合には、その対象領域を動体と判定してもよい。これにより、CPU107は、ノイズや動体の動き方によって動体の明るさの変化が小さくなる領域に対しても、動体領域と判定することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態に係る撮像装置について説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成および機能については、その詳細な説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。第1実施形態および第2実施形態との相違は、第3実施形態では、明るさマップにおいてフリッカの明るさの変化自体を補正する。
図10において、撮像装置1Bは、図1の撮像装置1Aの明るさ変化比較部115Aの代わりに、明るさ変化比較部115Bを備える。明るさ変化比較部115Bは、非動体領域と判定した領域の明るさの変化に基づいて、明るさマップの補正を行う。
図11において、S40~S43、S48およびS49については、第1実施形態の図5の処理と同様であるため、説明を省略する。
S71において、CPU107は、画像全体の明るさの変化の周期性を判定する。フリッカは、50Hzまたは60Hzという電源の周期で発生する。そのため、CPU107は、画像全体の明るさの変化の周期を特定の周期と比較し、画像全体の明るさの変化の周期が特定の周期と一致しているか否かを判定する。
また、動体領域では、明るさの変化以外にも動体の移動による明るさの変化が発生するため、フリッカの補正値を明るさの変化から正確に算出することができない。そのため、フリッカの補正値を算出する領域は非動体領域であることが望ましい。
S72において、CPU107は、S71で予測された次フレームの明るさに合わせたフリッカの補正値を明るさマップに反映する。CPU107は、フリッカの補正値を明るさマップに反映することにより、次フレームで撮像される画像のフリッカ成分を低減することができ、撮像画像全体に周期的に現れる明暗を低減することができる。
また、フリッカの補正値を明るさマップに反映せず、撮像画像全体に周期的に現れる明暗の予測値のみを出力してもよい。その場合、撮像画像全体に周期的に現れる明暗を後段のデジタルゲインで補正することが可能となる。
これにより、CPU107は、フリッカによって非動体領域および動体領域の明るさが周期的に変化している場合であっても、適切な基本露出量を算出することができる。
図12(a)は、図3(a)および図6(a)と同一である。図12(b)は、図12(a)の撮像画像12Aについて、明るさ変化比較部115Bを用いてフリッカ補正が適用された次フレームの明るさマップを示す。
図6(a)の撮像画像12Aについて、フリッカ補正が適用されてない図6(b)の明るさマップ12Bでは、フリッカが滅状態にあるときに全体が暗くなっている。一方、図12(a)の撮像画像12Aについて、フリッカ補正が適用された図12(b)の明るさマップ12Fでは、図2(a)の撮像画像11Aについての図2(b)の明るさマップ11Bと同等の明るさを示す。このため、フリッカ環境下においても、撮像画像12Aに周期的に現れる明滅を低減することができる。
以下、第4実施形態に係る撮像装置について説明する。なお、第4実施形態において、第1実施形態から第3実施形態と同様の構成および機能については、その詳細な説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。第1実施形態から第3実施形態では、フレームごとに明滅する面間フリッカがある環境下において、画素または領域ごとに動体領域であるか否かを判定した。第4実施形態では、ローリングシャッタに起因する面内フリッカによって撮像画像に横縞の明暗が発生する環境下において、画素または領域ごとに動体領域であるか否かを判定する。
また、比較対象とする領域は、上下方向の一定の範囲の水平画素(同一の水平方向の画素)の明るさを平均化した領域であってもよい。平均化する上下方向の範囲は、例えば、垂直方向の画素または領域の±10%範囲や、フリッカの周期性から明滅する列の範囲というように、一定の閾値を設けて判断すればよい。また、上方向もしくは下方向のみに平均化する範囲を広げてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給してもよい。そして、上述の実施形態の1以上の機能は、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、FPGAまたはASIC)でも実現可能である。
Claims (19)
- 画像を取得する取得手段と、
前記画像の一部の領域である部分領域と、前記部分領域に含まれる画素とは異なる画素を少なくとも一部に含む領域である参照領域とのそれぞれについて、フレーム間での明るさの変化の割合を算出する算出手段と、
前記部分領域の明るさの変化の割合と、前記参照領域の明るさの変化の割合に基づいて、前記部分領域が動体を含む動体領域であるか否かを判定する判定手段と、
を備える画像処理装置であって、
前記判定手段は、前記参照領域の明るさの変化が所定値以下の場合、前記部分領域の明るさの変化に基づいて、前記部分領域が前記動体領域であるか否かを判定することを特徴とする画像処理装置。 - 前記判定手段は、前記部分領域の明るさの変化の割合と、前記参照領域の明るさの変化の割合との差を閾値と比較し、前記差が前記閾値を超えている場合、前記部分領域が、動体を含む動体領域であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記参照領域の画素数は、前記部分領域の画素数より多いことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記参照領域の明るさの変化が所定値を超えている場合、前記画像にフリッカがあると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動体を含まない非動体領域の明るさの変化の周期性に基づいて、前記画像におけるフリッカによる明るさの変化を補正する第1補正手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動体領域に隣接し、前記動体を含まない非動体領域の明るさの変化の周期性に基づいて、前記動体領域におけるフリッカによる明るさの変化を補正する第2補正手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記画像に含まれるフリッカ成分を補正した領域ごとの明るさを示す明るさマップを生成することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記閾値に複数の値を設定し、前記複数の値ごとの判定結果を前記部分領域ごとに段階的に示す動体マップを生成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記画像の全体の明るさの周期的な変化に基づいて、フリッカの予測値を出力する予測手段と、
前記フリッカの予測値に基づいて、次フレームの画像をデジタルゲインで補正する第3補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記動体領域または前記動体を含まない非動体領域に対して、シャッタスピード、ISO感度、前記閾値、前記部分領域の範囲およびフリッカの補正値のうち少なくともいずれか1つを含むパラメータを変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項2または8に記載の画像処理装置。
- 前記変更手段は、前記画像の明るさの変化が所定値を超えている場合、前記所定値以下の場合よりも、シャッタスピードを長くするか、前記シャッタスピードの設定数を減らすかまたは使用するシャッタの種類を減らし、
前記画像の明るさの範囲が所定値以下の場合、前記画像の全体に同一のシャッタスピードを適用することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記部分領域のシャッタスピードと前記参照領域のシャッタスピードは、同一であるかまたは所定範囲内にあることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記動体領域または前記動体を含まない非動体領域であると判定された部分領域に対して、前記判定した結果を所定のフレーム数の分だけ維持し続けることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記部分領域以外の領域に対しては、前記領域の周辺の画素あるいは領域の判定結果を適用することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記参照領域の明るさの変化が所定値を超えている場合、前記所定値以下の場合よりも、前記閾値の値を大きくすることを特徴とする請求項2、8、10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記判定手段は、前記参照領域の明るさの変化が所定値を超えている場合、前記所定値以下の場合よりも、前記部分領域が動体領域であるか否かの判定の頻度を上げることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記部分領域と前記参照領域は、撮像素子の走査方向にある画素または領域あるいは前記走査方向に対して所定範囲内の上下方向にある画素または領域であることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 画像を取得するステップと、
前記画像の一部の領域である部分領域と、前記部分領域に含まれる画素とは異なる画素を少なくとも一部に含む領域である参照領域とのそれぞれについて、フレーム間での明るさの変化の割合を算出するステップと、
前記部分領域の明るさの変化の割合と、前記参照領域の明るさの変化の割合に基づいて、前記部分領域が動体を含む動体領域であるか否かを判定するステップと、
を備える判定方法であって、
前記判定するステップは、前記参照領域の明るさの変化が所定値以下の場合、前記部分領域の明るさの変化に基づいて、前記部分領域が前記動体領域であるか否かを判定することを特徴とする判定方法。 - コンピュータを請求項1から17のいずれか1項に記載の画像処理装置として動作させるためのプログラム。
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