JP7488718B2 - プロジェクト予兆検知装置及びプロジェクト予兆検知方法 - Google Patents
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Description
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のプロジェクト予兆検知装置110を含むシステム構成例を示す図である図1に示すプロジェクト予兆検知装置110は、プロジェクトにおけるリスクを定量的かつ効率的に判定し、その後の対策検討を容易なものとするコンピュータ装置である。
記憶装置13にてデータベースの形で保持、管理する例を示している。ここでは、プロジェクト予兆検知装置110の外部装置として記憶装置13を例示しているが、勿論、一体となった構成であってもよく、その形態を限定しない。
<<データ構造例>>
続いて、本実施形態のプロジェクト予兆検知装置110が用いるデータベース類について説明する。図2に、本実施形態におけるプロジェクト情報データベース121の一例を示す。
納しているものとする。このプロジェクト情報311は、プロジェクトIDをキーとして、当該プロジェクトのプロジェクト名、開始予定日、完了予定日、開始実績日、完了実績日、及び開発形態の各値が含まれている。
号の各値が含まれている。
31と、プロジェクト番号フィールド332とを有する。
<<フロー例:事前処理>>
以下、本実施形態におけるプロジェクト予兆検知方法の実際手順について図に基づき説
明する。以下で説明するプロジェクト予兆検知方法に対応する各種動作は、プロジェクト予兆検知装置110がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
X7という符号に変換する。
するルールを作成、この変換ルールに従って、カテゴリーデータを数値データに変換する。
<<フロー例:メインフロー>>
続いて、プロジェクト予兆検知方法のメインフローについて説明する。ここでプロジェクト予兆検知装置110は、まず、失敗確率の予測モデルを機械学習により生成する(s10)。
木を統合するアンサンブル学習アルゴリズムである。
ゲーム理論におけるShapley Valueという、協力によって得られた利得を各
プレイヤーへ公正に分配する方法に基づき、予測結果に対する各説明変数の寄与を求めるアルゴリズムである。
なお、上述の式中、dpは工程情報のマハラノビス距離である。xは符号化訓練データ721のX1、X2、X3、X4、X5、X6、X7である。yは符号化予測データ711のY1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6である。また、Σは各変数間の共分散行列であ
る。
本発明によれば、ソフトウェア開発のプロジェクトにおいて、当該プロジェクトに潜在するリスクの予兆を効率的に検知可能となる。さらには、検知された予兆に対して対策案の提示や過去の類似プロジェクトの情報を、担当者等に提示することもできる。したがって、例えば、プロジェクトマネージャーがプロジェクトの状況把握に要する作業量を削減するとともに、状況判断や適宜な対策検討の精度向上につながりうる。このことは、プロジェクトマネージャーにおける、リスク感知やリスク解決の能力向上に貢献しうる。また
、結果的に、プロジェクトの遂行がよりスムーズになり、開発コスト増大を事前に回避する可能性も高まることになる。ひいては、プロジェクトの成功確率を改善する。
11 ユーザインターフェイス
12 演算装置
13 メモリ
14 記憶装置
15 プログラム
16 通信装置
101 プロジェクトマネージャー
102 プロジェクト管理システム
103 工程管理システム
104 作業管理システム
105 損益管理システム
110 プロジェクト予兆検知装置
111 ユーザインターフェイス
112 失敗スコア計算部
113 類似プロジェクト検索部
114 プロジェクト情報管理部
115 工程情報管理部
116 作業情報管理部
117 損益情法管理部
118 訓練データ管理部
119 予測データ管理部
121 プロジェクト情報データベース
122 工程情報データベース
123 作業情報データベース
124 損益情報データベース
125 訓練情報データベース
126 予測情報データベース
127 ドメイン知識データベース
128 リスク判定データベース
201 予測結果サマリー画面
211 予測結果一覧
212 プロジェクトID
213 プロジェクト名
214 進捗率
215 失敗スコア
216 失敗要因
217 対策案
218 類似プロジェクト
311 プロジェクト情報
312 プロジェクトID
313 プロジェクト名
314 開始予定日
315 完了予定日
316 開始実績日
317 完了実績日
318 開発形態
319 プロジェクト情報レコード
321 工程情報
322 工程ID
323 工程名
324 担当者ID
325 開始予定日
326 完了予定日
327 開始実績日
328 完了実績日
329 未経験技術
340 開発規模(KLOC)
331 工程情報
332 プロジェクトID
340 工程情報レコード
411 作業情報
412 作業ID
413 メンバID
414 工程ID
415 日付
416 作業時間
417 作業情報レコード
511 プロジェクト損益情報
512 プロジェクトID
513 プロジェクト名
514 見積原価
515 実績原価
516 見積売上高
517 実績売上高
518 プロジェクト損益情報レコード
521 工程損益情報
522 工程ID
523 工程名
524 年月
525 見積原価
526 実績原価
527 見積売上高
528 実績売上高
529 月別原価
530 月別売上高
531 工程損益情報レコード
611 訓練データ
612 工程ID
613 開発形態
614 担当者ID
615 未経験技術
616 開発規模(KLOC)
617 開発モデル
618 人員負荷
619 原価超過
621 予測データ
622 工程ID
623 開発形態
624 担当者ID
625 未経験技術
626 開発規模(KLOC)
627 開発モデル
628 人員負荷
711 符号化訓練データ
721 符号化予測データ
811 ドメイン知識
812 ドメイン知識ID
813 要因
814 条件
815 対策案
Claims (6)
- 過去のプロジェクトそれぞれの内容および損益に関する各情報を保持する記憶装置と、
前記記憶装置から前記過去のプロジェクトそれぞれの前記各情報を抽出し、当該各情報のうち前記内容における予め定めた1又は複数の項目の値を説明変数、前記各情報のうち前記損益の状況を目的変数とした、前記説明変数ごとの決定木を機械学習により生成する処理と、対象プロジェクトの内容の情報のうち、前記決定木の説明変数に応じた項目の値を抽出して対応する各決定木に入力し、ランダムフォレストアルゴリズムにより、前記対象プロジェクトにおける損益に関するリスクを失敗確率として算出する処理と、前記失敗確率の算出における、前記説明変数の寄与率とその方向性を、SHAPアルゴリズムにより算定する処理と、前記過去のプロジェクトのうち、前記対象プロジェクトとの間で、当該プロジェクトの内容の情報のうち工程に関する情報に関するマハラノビス距離と、前記寄与率及び前記方向性に関するマハラノビス距離に基づく最終距離が所定閾値以内であるものを、類似プロジェクトとして特定し、当該類似プロジェクトの情報を、所定のユーザインターフェイスに出力する処理と、
を実行する演算装置と、
を備えることを特徴とするプロジェクト予兆検知装置。 - 前記演算装置は、
前記内容における前記1又は複数の項目の値を説明変数、前記損益の状況を目的変数とした訓練データにして、失敗確率の予測モデルの機械学習を実行し、当該予測モデルを前記決定木として前記ランダムフォレストアルゴリズムによる前記失敗確率の算出を実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト予兆検知装置。 - 前記演算装置は、
所定のユーザインターフェイスに前記失敗確率の情報を出力する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト予兆検知装置。 - 前記演算装置は、
前記説明変数の寄与率とその方向性の情報を、所定のユーザインターフェイスに出力する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト予兆検知装置。 - 前記記憶装置は、
前記説明変数の寄与率とその方向性の条件と、当該条件において前記失敗確率を低減するために必要な対策案とを対応付けた情報をさらに保持し、
前記演算装置は、
前記算定した前記寄与率とその方向性を前記条件に照合して、前記対策案を特定し、当該対策案を、所定のユーザインターフェイスに出力する処理をさらに実行するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト予兆検知装置。 - 情報処理装置が、
過去のプロジェクトそれぞれの内容および損益に関する各情報を保持する記憶装置を備えて、
前記記憶装置から前記過去のプロジェクトそれぞれの前記各情報を抽出し、当該各情報のうち前記内容における予め定めた1又は複数の項目の値を説明変数、前記各情報のうち前記損益の状況を目的変数とした、前記説明変数ごとの決定木を機械学習により生成する処理と、対象プロジェクトの内容の情報のうち、前記決定木の説明変数に応じた項目の値を抽出して対応する各決定木に入力し、ランダムフォレストアルゴリズムにより、前記対象プロジェクトにおける損益に関するリスクを失敗確率として算出する処理と、前記失敗確率の算出における、前記説明変数の寄与率とその方向性を、SHAPアルゴリズムにより算定する処理と、前記過去のプロジェクトのうち、前記対象プロジェクトとの間で、当該プロジェクトの内容の情報のうち工程に関する情報に関するマハラノビス距離と、前記寄与率及び前記方向性に関するマハラノビス距離に基づく最終距離が所定閾値以内であるものを、類似プロジェクトとして特定し、当該類似プロジェクトの情報を、所定のユーザインターフェイスに出力する処理を実行する、
ことを特徴とするプロジェクト予兆検知方法。
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横井 直明,AIの予測結果に対する納得度を高める予測根拠解釈支援技術の提案,電子情報通信学会技術研究報告 Vol.118 No.512 IEICE Technical Report,日本,一般社団法人電子情報通信学会 The Institute of Electronics,Information and Communication Engineers,2019年03月10日,第118巻,pp61-66 |
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