JP7488325B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
一方、ノズル列と並ぶ照射部は消灯し、搬送方向下流側に配置された照射部を点灯させることによって、ドットの形成後に所定時間を経過させてからドットに光を照射させてドットを硬化させた場合には、ドットを平滑化させることができ、光沢性を向上させることができる。但し、この場合、インクが滲むことによって、画質が低下するおそれがある。
領域照射部を点灯させることと、前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることとを交互に行わせることを特徴とする印刷装置である。
<印刷システム100の基本的な構成>
図1は、本実施形態の印刷システム100の概要説明図である。図2は、印刷システム100のブロック図である。
ルからのインク滴の吐出/非吐出を行わせる駆動部である。ヘッド駆動部42は、例えばヘッド41がピエゾ式であればピエゾ素子を駆動する駆動部である。ヘッド41は、キャリッジ21に搭載されており、キャリッジ21とともに走査方向に移動可能である。コントローラー60は、ヘッド駆動部42を制御することによって、ヘッド41からのインク滴の吐出を制御することになる。
流側の一部(後述する上流側照射部52及び中間照射部53)は、ノズル列44と走査方向に並ぶように配置されている。照射部50の下流側の一部(後述する下流側照射部54)は、ノズル列44の下流端よりも搬送方向の下流側に突出するように、配置されている。なお、照射部50の長さは、ランプの開口の長さでなくても良く、ランプが照射する範囲(照射エリア)の長さでも良い。
図4A~図4Fは、ドット形成の様子の説明図である。後述するように、本実施形態では、ドットの形成と並行して照射部50から光を照射することも行われるが、まず、ドットの形成のみに着目して説明する。また、ヘッド41には複数のノズル列44が設けられているが、ここでは、説明の簡素化のため、1つのノズル列44のドットの形成を説明する。
行う4パス印刷の様子が示されている。
は、1回分のパスで印刷された領域となり、およそ1/4のドットが形成される。同様に、「領域2」は、2回分のパスで印刷された領域となり、およそ半分のドットが形成される。「領域3」は、3回分のパスで印刷された領域となり、およそ3/4のドットが形成される。「領域4」は、4回分のパスで印刷された領域となり、形成すべきドットが全て形成されている。また、領域4の搬送方向下流側に、領域5以降の各領域は、「領域4」と同様に、4回分のパスで印刷された領域となり、形成すべきドットが全て形成されている。各領域の搬送方向の長さ(幅)は、搬送動作時の搬送長さ(搬送量)に相当する。以下の説明では、図7Aや図7Bに示すように或るパスのドット形成の様子を図示するだけで、図5Bや図6に示すマルチパス印刷を説明することがある。
図3Bに示すように、本実施形態では、照射部50は、上流側照射部52、中間照射部53及び下流側照射部54の3つに分割されており、コントローラー60は、3分割された上流側照射部52、中間照射部53及び下流側照射部54のそれぞれの点灯と消灯を制御可能である。
している。
ラフの丸3の位置での傾き)は、比較的緩やかとなる。これは、中間照射部53と下流側
照射部54との境界部には、枠体50Cのように光を遮る部材が無いため、中間照射部53から照射された光が、中間照射部53よりも搬送方向下流側(下流側照射部54と対向する領域)に漏洩するためである。このため、中間照射部53よりも下流側に光が照射される領域は、比較的広い領域(上流側照射部52よりも上流側に光が漏洩する領域よりも広い領域)となる。
図9は、ノズル列44と照射部50との位置関係を示す図である。図中の右側にはノズル列44(上流側ノズル列441及び下流側ノズル列442)の位置が示されている。図中の中央には照射部50(上流側照射部52、中間照射部53及び下流側照射部54)の位置が示されている。図中の左側には、照射部50の照射強度のグラフが示されている。このグラフは、図8で示したものと同様である。
の位置における照射強度P2(図9の左側のグラフ参照)は、P1(最大値Pmaxの半値)を越えた値になる。また、印刷領域照射部51を消灯させつつ下流側照射部54を点灯させた場合、ノズル列44の下流端の位置における照射強度P3は、P1(最大値Pmaxの半値)よりも小さい値になる。このように、本実施形態では、印刷領域照射部51を消灯させつつ下流側照射部54を点灯させたときのノズル列44の下流端における照射強度P3は、印刷領域照射部51を点灯させつつ下流側照射部54を消灯させたときの同位置の照射強度P2よりも小さい。
図10Aは、カラー印刷モード時のドット形成の様子の説明図である。ここでは、4パス印刷の様子が示されている。なお、図中には1つのカラーインクノズル列だけが示されているが、他のカラーインクノズル列もこのカラーインクノズル列と同様にカラーインクを吐出することになる。
本実施形態では、形成直後に硬化させたドットと、平滑化してから硬化させたドットと
を混在させて印刷する混在印刷モードを実現可能である。混在印刷モードには、光沢カラー印刷モードと、平滑カラー印刷モードと、プライマー印刷モードとが含まれる。いずれの混在印刷モードにおいても、コントローラー60は、各パスにおいて、上流側ノズル列441及び下流側ノズル列442からインクを吐出させつつ、上流側照射部52を点灯させ、中間照射部53を消灯させ、下流側照射部54を点灯させる。そして、コントローラー60は、このようなパスと搬送動作とを交互に行わせることになる。以下、各印刷モードについて説明する。
図11は、光沢カラー印刷モード時のドット形成の様子の説明図である。光沢カラーモードは、カラードットで構成されたカラー画像の上に、グロスインクで光沢層を形成する印刷モードである。ここでは、4パス印刷による光沢カラー印刷モードが示されている。なお、各ノズル列44の半分を用いて4パス印刷が行われるため、ノズル列44の全てのノズルからインクを吐出させたときと比べて、搬送動作時の搬送長さ(搬送量)は、約1/2になるものの、光沢層を印刷する際の逆搬送動作が不要となる。図中の右側には、領域2、領域4、領域6、領域8におけるドットの様子が示されている。
における照射強度P3(図9の左側のグラフ参照)はP1(最大値Pmaxの半値)よりも小さい値になるため、「領域8(及び領域7)」に照射される光(下流側照射部54から漏洩する光)は比較的弱い。したがって、「領域8」に形成されたグロスドットは、比較的硬化しにくい状態となる。これにより、表面の平滑なグロスインクの膜(光沢層)を安定して形成することができる。
図12は、平滑カラー印刷時のドット形成の様子の説明図である。平滑カラー印刷モードは、表面の平滑なカラー画像を形成する印刷モードである。ここでは、4パス印刷による平滑カラー印刷モードが示されている。
化しない。この結果、「領域3」及び「領域4」に形成されたカラードット(下流側ノズル列442によって形成されたカラードット)は、媒体M上で徐々に濡れ広がり、平滑化することになる。但し、「領域1」及び「領域2」で形成されたカラードットは既に硬化(又は半硬化)しているため、「領域3」及び「領域4」に吐出された未硬化のカラーインクは、「領域1」及び「領域2」で形成されたカラードットとは混ざらないため、滲みを抑制できる。また、「領域1」及び「領域2」で形成されたカラードットは既に硬化(又は半硬化)しているため、未硬化のカラーインクは、既に硬化したカラードットの間で濡れ広がり、平滑化することになる。「領域3」や「領域4」の未硬化のカラーインクは、「領域4」よりも搬送方向下流側の領域(例えば「領域5」)において、下流側照射部54(非印刷領域照射部55)から光を照射されることによって、硬化されることになる。これにより、媒体M上に、平滑な表面のカラー画像を形成できる。
図13は、プライマー印刷モード時のドット形成の様子の説明図である。プライマー印
刷モードは、媒体M上にプライマーインク(下地調整インク)を平滑に塗布する印刷モードである。ここでは、4パス印刷によるプライマー印刷モードが示されている。
数に違いが生じることになる。但し、下流側照射部54から下流側ノズル列442の印刷領域(「領域3」及び「領域4」)に照射される光の照射強度は弱いため、照射回数の違いによるドットの硬化度合いの差は小さい。加えて、下流側ノズル列442の印刷領域(「領域3」及び「領域4」)における照射強度の変化は比較的緩やかであり、且つ、照射回数の異なるドットがマルチパス印刷によって分散されるため、ドットの硬化度合いの差は目立ちにくい。このような理由から、プライマー印刷モードにおいても、下流側照射部54から上流側に漏洩した光が下流側ノズル列442の印刷領域(「領域3」及び「領域4」)に照射されていても、媒体M上に定着させたプライマーインクの表面に縞模様が形成されることを抑制できる。
媒体M上に全ドット(形成すべきドット)を形成した後、一部のドットは、未だ十分なエネルギーの光を照射されておらず、硬化が不足した状態である。このため、硬化不足のドットに対して、媒体M上に全ドットを形成した後においても、硬化不足のドットに対して光を照射する必要がある。このように、全ドットを形成後に硬化不足のドットに光を照射する処理のことを、以下の説明では「終端処理」と呼ぶことがある。
図14A~図14Cは、参考例の終端処理の説明図である。
では、コントローラー60は、ドット形成時と同様の搬送動作と、ドット形成時と同様のパスとを3回繰り返すことになる。なお、図14Cに示すように、キャリッジ21を走査方向に移動させるとき、コントローラー60は、ノズルからはインクを吐出させずに、照射部50を点灯させることになる。以下の説明では、このような終端処理に行われるパスのことを「終端用パス」と呼ぶことがある。ここでは、ドット形成時に下流側照射部54を点灯させていたものとし、終端用パスにおいても、下流側照射部54を点灯させるものとする。このような参考例の終端処理によれば、硬化不足領域への光の照射条件が、印刷完了領域への光の照射条件と同じ条件になるため、印刷完了後における印刷完了領域と硬化不足領域の画質が均一になり、印刷ムラを抑制できる。
図15A~図15Cは、本実施形態の終端処理の説明図である。
る待機動作と、直前のパス(終端用パスを含む)と比べて照射部50の点灯させる領域を変更させた終端用パスとを交互に繰り返す。ここでは、コントローラー60は、待機動作と、終端用パスとを3回繰り返すことになる。これにより、図15Aに示す硬化不足領域への光の照射条件が、印刷完了領域への光の照射条件と同じ条件になるため、印刷完了後における印刷完了領域と硬化不足領域の画質が均一になり、印刷ムラを抑制できる。本実施形態によれば、終端処理の際に媒体Mを搬送方向下流側に搬送しなくて済むため、参考例(図14A~図14C参照)と比べて、印刷装置1の省スペース化を図ることができる。
上述の終端処理では、下流側照射部54よりも1回分の搬送長さXの分だけ搬送方向上流側となる長さL21の範囲を点灯させている(図15C参照)。但し、終端処理で点灯させる領域は、これに限られるものではない。変形例では、点灯領域の範囲や長さを変更している。なお、図8に示すように、点灯領域の端部に枠体50Cのような光を遮る部材がある場合には、その位置での照射強度の変化は急峻になるが(例えば図8のグラフの丸2の位置での傾き参照)、点灯領域の端部に枠体50Cのような光を遮る部材が無い場合には、その位置よりも外側に光が漏洩するため、その位置での照射強度の変化(グラフの
丸3の位置での傾き)は、比較的緩やかになる。このため、図15Aに示すパス(ドット
形成時のパス)で下流側照射部54よりも下流側に光が漏洩する領域よりも、図15Cに示す終端用パス(1回目の終端用パス)で点灯領域よりも下流側に光が漏洩する領域の方が、広いと考えられる。この結果、図15Cの印刷完了領域の上流端では、光の照射量が若干過剰になりやすいと考えられる。
(1回分の搬送長さ)の範囲を点灯させることによって、非印刷領域照射部55よりも搬送方向上流側において、非印刷領域照射部55よりも若干短い長さL21’の範囲を点灯させる。なお、ドット形成時のパスの点灯領域(非印刷領域照射部55)の長さL21と比べて、終端用パスの点灯領域の長さL21’は若干短いが、終端用パスの点灯領域の下流端には枠体50Cのような光を遮る部材が無いため、点灯領域よりも下流側に光が漏洩するので、光の照射される範囲は、ドット形成時のパスとほぼ同等になる。これにより、変形例では、印刷完了領域の上流端への光の照射量が過剰になることを抑制できる。
図17は、第2実施形態の構成の説明図である。第2実施形態では、印刷領域照射部51’の長さがノズル列44’の長さと同じであり、上流側照射部52’の長さが上流側ノズル列441’の長さと同じであり、中間照射部53’の長さが下流側ノズル列442’の長さと同じである。このため、ノズル列44’の下流端の位置は、中間照射部53’と下流側照射部54’との境界部に設定されている。このため、前述の実施形態では、印刷領域照射部51の搬送方向下流側の少なくとも一部(言い換えると、中間照射部53の搬送方向下流側の少なくとも一部)がノズル列44の下流端よりも搬送方向下流側に配置されているのに対し、第2実施形態では、このような構成にはなっていない。
<参考例のノズル列と照射部50との位置関係>
ズル列44A及び特殊インクノズル列44B)の上流端の位置は、照射部50の上流端(上流側照射部52の上流端)の位置よりも搬送方向下流側に設定されている。また、ノズル列(カラーインクノズル列44A及び特殊インクノズル列44B)の下流端の位置は、照射部50の下流端(下流側照射部54の下流端)の位置よりも搬送方向上流側に設定されている。このため、上流側照射部52、中間照射部53及び下流側照射部54を全て点灯させた場合、カラーインクノズル列44A及び特殊インクノズル列44Bによって印刷される領域には、照射強度P1を越える光(最大値Pmaxに近い照射強度の光)が照射されることになる。つまり、上流側照射部52、中間照射部53及び下流側照射部54を全て点灯させた場合、カラーインクノズル列44A及び特殊インクノズル列44Bによって印刷される領域には、光硬化型インクを硬化させることが可能な光が照射されることになる。
図20Aは、参考例のカラー印刷モード時のドット形成の様子の説明図である。ここでは、4パス印刷の様子が示されている。なお、図中には1つのカラーインクノズル列44Aだけが示されているが、他のカラーインクノズル列もこのカラーインクノズル列と同様にカラーインクを吐出することになる。
図21A~図21Cは、参考例の終端処理の説明図である。
上記の第1実施形態(及び第2実施形態)の印刷装置1は、搬送部30と、ヘッド41と、照射部50と、コントローラー60(制御部)とを備えている。照射部50は、ノズル列44よりも搬送方向に長い領域に光を照射可能であり、コントローラー60は、照射部50を上流側照射部52、中間照射部53及び非印刷領域照射部55(下流側照射部54)に分けて、それぞれの点灯と消灯とを制御可能である。本実施形態では、図9(及び図17)に示すように、上流側照射部52は、上流側ノズル列441の搬送方向の範囲と重複しており、中間照射部53は、下流側ノズル列442の搬送方向の範囲と重複している。一方、非印刷領域照射部55(下流側照射部54)は、下流側ノズル列の搬送方向の範囲と重複せずに、下流側ノズル列よりも搬送方向下流側に配置されている(図9、図17参照)。このような構成において、第1実施形態(及び第2実施形態)のコントローラー60は、混在印刷モードの際に(図11~図13参照)、上流側ノズル列441及び下流側ノズル列442からインクを吐出させつつ、上流側照射部52及び非印刷領域照射部55(下流側照射部54)を点灯させて中間照射部53を消灯させるパスと、搬送動作とを交互に行わせている。これにより、形成直後に硬化させたドットと、平滑化してから硬化させたドットとを混在させて印刷することができる。また、上記の第1実施形態(及び第2実施形態)では、非印刷領域照射部55(下流側照射部54)は、下流側ノズル列442の搬送方向の範囲と重複せずに下流側ノズル列442よりも搬送方向下流側に配置されているので、非印刷領域照射部55(下流側照射部54)を点灯した場合であっても、非印刷領域照射部55(下流側照射部54)は、下流側ノズル列442の搬送方向の範囲と重複する場合に比べて、上流側ノズル441列及び下流側ノズル列442(特に下流側ノズル列442)により形成されたドットには、光を照射しにくい。よって、下流側ノズル列442と並ぶ中間照射部53を消灯させることにより、下流側ノズル列442によって形成されたドットは、その形成直後に光がほとんど照射されない。したがって、中間照射部53と対向する領域において、媒体M上でドットが徐々に濡れ広がり、平滑化することができ、平滑化されたドットを、非印刷領域照射部55の光により、硬化させることができる。
インクノズル列(例えばグロスインクノズル列等の透明インクノズル列)の下流側ノズル列442から特殊インク(例えばグロスインク等の透明インク)を吐出させつつ、上流側照射部52及び非印刷領域照射部55(下流側照射部54)を点灯させて中間照射部53を消灯させるパスと、搬送動作とを交互に行わせている。これにより、カラードットから構成されるカラー画像の滲みを抑制しつつ、カラー画像の上に、平滑な表面の光沢層を形成できる。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
20 キャリッジ部、21 キャリッジ、
22 キャリッジ用モーター、24 キャリッジガイド、
30 搬送部、31 搬送ローラー、
32 搬送用モーター、34 ピンチローラー、
40 印刷部、41 ヘッド、
41A カラーヘッド、41B 特殊ヘッド、
42 ヘッド駆動部、44 ノズル列、
44A カラーインクノズル列、44B 特殊インクノズル列44B、
441 上流側ノズル列、442 下流側ノズル列、
45 ノズル、50 照射部、
50A LEDアレイ、50B レンズアレイ、50C 枠体、
51 印刷領域照射部、52 上流側照射部、
53 中間照射部、54 下流側照射部、
55 非印刷照射部、
60 コントローラー、70 コンピューター、
100 印刷システム、M 媒体
Claims (7)
- 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向に複数のノズルの並ぶノズル列を有し、走査方向に移動可能なヘッドと、
前記ノズル列よりも前記搬送方向に長い領域に光を照射する照射部であり、前記ヘッドとともに前記走査方向に移動可能な照射部と、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら前記ノズルからインクを吐出させつつ前記照射部から前記光を照射させることと、前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることとを交互に行わせる制御部と
を備え、
前記制御部は、前記ノズル列を、上流側ノズル列と、前記上流側ノズル列の搬送方向下流側の下流側ノズル列とに分けて、前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列のそれぞれの前記ノズルからのインクの吐出を制御可能であり、
前記制御部は、前記照射部を、上流側照射部と、前記上流側照射部の搬送方向下流側に隣接する中間照射部と、前記中間照射部の搬送方向下流側に隣接する非印刷領域照射部とに分けて、それぞれの点灯と消灯を制御可能であり、
前記上流側照射部は、前記上流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記中間照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記非印刷領域照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複せずに前記下流側ノズル列よりも搬送方向下流側に配置されており、
前記ヘッドは、前記ノズル列として、カラーインクを吐出するカラーインクノズル列と、特殊インクを吐出する特殊インクノズル列とを有し、
前記カラーインクノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列は前記搬送方向に並んでおり、前記特殊インクノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列は前記搬送方向に並んでおり、
前記制御部は、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら、前記カラーインクノズル列の前記上流側ノズル列及び前記特殊インクノズル列の前記下流側ノズル列の前記ノズルからインクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向に複数のノズルの並ぶノズル列を有し、走査方向に移動可能なヘッドと、
前記ノズル列よりも前記搬送方向に長い領域に光を照射する照射部であり、前記ヘッドとともに前記走査方向に移動可能な照射部と、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら前記ノズルからインクを吐出させつつ前記照射部から前記光を照射させることと、前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることとを交互に行わせる制御部と
を備え、
前記制御部は、前記ノズル列を、上流側ノズル列と、前記上流側ノズル列の搬送方向下流側の下流側ノズル列とに分けて、前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列のそれぞれの前記ノズルからのインクの吐出を制御可能であり、
前記制御部は、前記照射部を、上流側照射部と、前記上流側照射部の搬送方向下流側に隣接する中間照射部と、前記中間照射部の搬送方向下流側に隣接する非印刷領域照射部とに分けて、それぞれの点灯と消灯を制御可能であり、
前記上流側照射部は、前記上流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記中間照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記非印刷領域照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複せずに前記下流側ノズル列よりも搬送方向下流側に配置されており、
前記照射部は、前記上流側照射部が点灯し、前記中間照射部が消灯し、前記非印刷領域照射部が点灯したときに、前記中間照射部の搬送方向下流端の位置における照射強度が、前記照射部の全ての領域から光を照射したときの照射強度の最大値の半値となるように設定され、
前記制御部は、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら、前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列の前記ノズルからインクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドは、前記ノズル列として、カラーインクを吐出するカラーインクノズル列と、特殊インクを吐出する特殊インクノズル列とを有し、
前記制御部は、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら、前記カラーインクノズル列の前記上流側ノズル列の前記ノズルからカラーインクを吐出させるとともに、前記特殊インクノズル列の前記下流側ノズル列のノズルから特殊インクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドは、前記ノズル列を複数備え、
前記制御部は、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら、同じノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列の前記ノズルから同じインクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向に複数のノズルの並ぶノズル列を有し、走査方向に移動可能なヘッドと、
前記ノズル列よりも前記搬送方向に長い領域に光を照射する照射部であり、前記ヘッドとともに前記走査方向に移動可能な照射部と、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら前記ノズルからインクを吐出させつつ前記照射部から前記光を照射させることと、前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることとを交互に行わせる制御部と
を備え、
前記制御部は、前記ノズル列を、上流側ノズル列と、前記上流側ノズル列の搬送方向下流側の下流側ノズル列とに分けて、前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列のそれぞれの前記ノズルからのインクの吐出を制御可能であり、
前記制御部は、前記照射部を、上流側照射部と、前記上流側照射部の搬送方向下流側に隣接する中間照射部と、前記中間照射部の搬送方向下流側に隣接する非印刷領域照射部とに分けて、それぞれの点灯と消灯を制御可能であり、
前記上流側照射部は、前記上流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記中間照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複しており、
前記非印刷領域照射部は、前記下流側ノズル列の前記搬送方向の範囲と重複せずに前記下流側ノズル列よりも搬送方向下流側に配置されており、
前記ヘッドは、前記ノズル列を複数備え、
前記制御部は、
前記ヘッドを前記走査方向に移動させながら、同じノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列の前記ノズルから同じインクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 請求項4または5に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、
複数の前記ノズル列のうちのカラーインクノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列の前記ノズルからカラーインクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。 - 請求項4または5に記載の印刷装置であって、
前記制御部は、
複数の前記ノズル列のうちの特殊インクノズル列の前記上流側ノズル列及び前記下流側ノズル列の前記ノズルから特殊インクを吐出させつつ、前記上流側照射部を点灯させ、前記中間照射部を消灯させ、前記非印刷領域照射部を点灯させることと、
前記搬送部によって前記媒体を搬送方向に搬送させることと
を交互に行わせることを特徴とする印刷装置。
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