JP7488232B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム、及び通信端末に関する。
従来、複数の端末(ノード)で構成される通信システムにおいて、最適な経路で端末間の通信を行うための技術が提案されている。特許文献1には、ツリー型トポロジ―を用いた通信ネットワークが開示されている。特許文献1に開示された通信ネットワークは、隣接するノードをバックアップノードとして用いることで、ネットワークを構成する経路の信頼性を維持させる。
特開2012-217112号公報
特許文献1に開示された通信ネットワークにおいては、最上位階層のルートノードが1つで構成されているため、このルートノードで通信のボトルネックが発生する場合がある。また、隣接するノードをバックアップノードとして利用するため、あるノードで障害が発生した場合に、その障害が発生したノードの近辺の経路に通信のトラヒックが集中する場合がある。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、通信端末間の通信トラヒックの増加を抑えることが可能な通信システムを提供することにある。
本発明の態様に係る通信システムは、互いに通信可能な複数の通信端末を備え、複数の通信端末が、第1レイヤー、第2レイヤー及び第3レイヤーによって階層化された通信システムであって、第1レイヤーに備えられた通信端末であって、少なくとも2つの第1通信端末と、第2レイヤーに備えられた通信端末であって、第1通信端末と直接通信可能な複数の第2通信端末と、第3レイヤーに備えられた通信端末であって、第2通信端末の一部と直接通信可能な複数の第3通信端末と、を備え、第2通信端末、及び第3通信端末は、複数のエリアに分けて備えられ、第3通信端末は、当該第3通信端末が備えられたエリアとは別のエリアの第2通信端末、又は第3通信端末と通信を行う場合に、第1通信端末を経由して通信を行う。
本発明の他の態様に係る通信端末は、上述の通信システムに備えられた通信端末であって、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末との接続に関する接続情報を含む端末情報を取得する端末情報取得部と、端末情報に基づき、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定するデータ送信判定部と、判定された結果に基づいて、送信データを上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末に送信する送信部と、を備える。
本発明によれば、通信端末間の通信トラヒックの増加を抑えることが可能な通信システムを提供することができる。
本実施形態に係る通信システムのネットワークの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信端末の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信端末の機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信端末における端末間の通信強度について説明するための図である。 本実施形態に係る端末情報について説明するための図である。 本実施形態に係る通信端末における処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るデータ送信処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本実施形態に係る通信システム10について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
図1は本実施形態に係る通信システム10の構成の一例を示す。図1に示すように、通信システム10は、互いに通信可能な複数の通信端末100を備え、複数の通信端末100が、第1レイヤーL1、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3によって階層化された通信システムである。なお、本実施形態に係る通信システム10において、第1レイヤーL1が最上位のレイヤーであり、第1レイヤーL1より上位のレイヤーは存在しないものとする。また、通信システム10は、第1レイヤーL1から下位の方向に向かって順番に、第2レイヤーL2、及び第3レイヤーL3という構成で階層化される。なお、本実施形態における通信システム10は、第3レイヤーL3より下位のレイヤーを備えてもよい。本明細書においては、第1レイヤーL1、第2レイヤーL2、及び第3レイヤーL3の3つのレイヤーによって構成される場合について説明する。
また、図1に示す例においては、複数の通信端末100として、通信端末T1から通信端末T15までの通信端末100が示されている。以降、通信端末T1から通信端末T15のそれぞれを区別して説明する必要がない場合は、単に「通信端末100」と表記する。
図1に示す例において、第1レイヤーL1には、少なくとも2つの通信端末T1及び通信端末T2が備えられている。第1レイヤーL1に備えられた通信端末T1及び通信端末T2は、第1通信端末に相当する。
第2レイヤーL2には、通信端末T1及び通信端末T2の両方と直接通信可能な複数の通信端末100が備えられる。具体的には、図1に示す例において、第2レイヤーL2には、通信端末T1及び通信端末T2と直接通信可能な通信端末T3~通信端末T7が示されている。なお、第2レイヤーL2に備えられた通信端末T3~通信端末T7は、第2通信端末に相当する。
第3レイヤーL3には、第2レイヤーL2に備えられた通信端末T3~通信端末T7の一部と直接通信可能な複数の通信端末100が備えらえる。図1に示す例においては、第3レイヤーL3には、通信端末T3及び通信端末T4と直接通信可能な通信端末T8~通信端末T11が示されている。すなわち、通信端末T8~通信端末T11は、第2レイヤーL2に備えられた全ての通信端末100と通信可能となるものではなく、第2レイヤーL2に備えられた一部の通信端末100である通信端末T3及び通信端末T4と、直接通信可能となる。
同様に、図1に示す例において、第3レイヤーL3には、通信端末T5~通信端末T7と直接通信可能な通信端末T12~通信端末T15が示されている。すなわち、通信端末T12~通信端末T15は、第2レイヤーL2に備えられた全ての通信端末100と通信可能となるものではなく、第2レイヤーL2に備えられた一部の通信端末100である通信端末T5~通信端末T7と、直接通信可能となる。なお、第3レイヤーL3に備えられた通信端末T8~通信端末T15は、第3通信端末に相当する。
さらに、それぞれの通信端末100は、図1に示すように第1エリアA1及び第2エリアA2を備え、それぞれのエリアに通信端末T3~通信端末T15が分かれて含まれる。図1に示す例においては、第2レイヤーL2に備えられた通信端末T3及び通信端末T4、並びに第3レイヤーL3に備えられた通信端末T8~通信端末T11が第1エリアA1に含まれる。また、図1に示す例においては、第2レイヤーL2に備えられた通信端末T5~通信端末T7、及び第3レイヤーL3に備えられた通信端末T12~通信端末T15が第2エリアA2に含まれる。
また、通信端末100は、図1に示すようにグループ分けして備えられてもよい。図1に示す例においては、第2レイヤーL2にグループG1及びグループG2が設けられている。また、図1に示す例においては、第3レイヤーL3にグループG1~グループG4が設けられている。このように第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に含まれる通信端末100が、グループ分けされて含まれることにより、例えば、通信の宛先となる通信端末100への通信の際に、通信経路の大まかな分類が可能となる。
図1に示す例においては、通信システム10は、最上位のレイヤーである第1レイヤーL1に複数の通信端末100が設けられている。また、通信システム10は、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3の通信端末100が、エリアを分けて備えられている。これにより、第3レイヤーL3の通信端末100は、当該通信端末100が備えられたエリアとは別のエリアの通信端末100と通信を行う場合に、第1レイヤーL1の通信端末100を経由して通信を行うことになる。この最上位の第1レイヤーL1に複数の通信端末100が設けられた構成により、通信システム10は、最上位のレイヤーにおける通信のボトルネックを防ぐことが可能となる。また、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に含まれる通信端末100は、エリアに分かれて備えられる。これにより、例えば、第2レイヤーL2又は第3レイヤーL3の特定の通信端末100に対して通信が集中することを防ぎ、通信トラヒックの増加を防ぐことが可能となる。
(通信端末100の構成)
次に通信端末100の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る通信端末100の構成を示すブロック図である。通信端末100は、例えば、図2に示すように、制御部110、記憶部120、通信IF130、及び入出力IF140を備える汎用のコンピュータ(マイクロコンピュータ)として構成してもよい。この場合、コンピュータには、通信端末100として機能させるためのコンピュータプログラムがインストールされていてもよい。コンピュータプログラムを実行することにより、コンピュータは、通信端末100が備える複数の情報処理回路として機能する。なお、本実施形態では、ソフトウェアによって通信端末100が備える複数の情報処理回路を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。制御部110の詳細については後述する。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、ハードディスク等であり得る。また、記憶部120は、通信端末100が処理を実行するための入力データ、出力データ及び中間データなどの各種データを記憶することも可能である。
また、記憶部120は、図3に示すように、端末情報DB121(DB:DataBuffer)と、送受信データDB122と、に含まれる情報をデータとして格納する。なお、これらの各データを格納する記憶部120は、1つであっても複数であってもよい。例えば、1つの記憶部120に対し、領域を分けて記憶する構成としてもよい。あるいは、物理的に離れた場所に設置された複数の記憶装置に、データが分散して格納されていてもよい。
通信IF130は、他の通信端末100との通信を可能にするためのインタフェースである。本実施形態においては、他の通信端末100との通信において無線通信が適用される。なお、他の通信端末100との通信は、無線通信に限定されず、有線通信が適用されてもよい。
入出力IF140は、例えば、ユーザが通信端末100との間においてデータをやり取りするための構成要素(インタフェース)である。例えば、入出力IF140は、入力部と、出力部とを備える(図示なし)。
入出力IF140における入力部は、ユーザによるさまざまな情報を入力するためのインタフェース機能を有し、通信端末100の外部より情報が入力されてもよい。入力部には、通信端末100と接続された、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、トラックボール、及び、音声認識デバイス等を通じてユーザによって情報が入力されてもよい。また、入力部は、外部記憶装置(図示なし)等からデータを入力するためのデータ入力端子として、情報を入力することができる。例えば、ユーザは、入出力IF140を介して、上述の送受信データDB122に格納された送信データであって、当該通信端末100が起点となる送信データを格納することが可能となる。
また、入出力IF140の出力部は、通信端末100に接続されたディスプレイ(図示なし)等の表示装置に、例えば、通信状況や受信データの処理結果等を表示可能とする。
図3は、通信端末100の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部110は、受信部111と、受信情報判定部112と、受信データ処理部113と、端末情報取得部114と、を受信側の機能として備える。また、制御部110は、送信タイミング判定部115と、端末情報送信部116と、データ送信判定部117と、送信部118と、を送信側の機能として備える。
受信部111は、他の通信端末100から送信された端末情報、又は他の通信端末100から送信された送信データを受信データとして受信する。本実施形態において、送信データ及び受信データは、通信端末100の間での通信における通信対象となるデータである。
また、本実施形態において端末情報は、通信可能な他の通信端末100との接続に関する接続情報である。例えば、接続情報は、他の通信端末100との間における通信強度である。具体的には、通信強度は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)であり、受信データに存在する電力の測定値である。図4は、図1に示す通信システム10の通信端末100の受信強度を簡易的に数字で表した一例である。図4に示す例においては、例えば、端末番号が「T8」で示される通信端末T8は、通信端末T3との通信強度が「5」であり、通信端末T4との通信強度が「4」である例を示している。この場合、通信端末T8と通信端末T3との通信強度が、通信端末T8と通信端末T4との通信強度より高いことが、数字の大きさにより示されている。
受信情報判定部112は、受信部111で受信したデータが、端末情報であるか、送信データであるかを判定する。この受信情報判定部112におけるデータの判定は、端末情報及び送信データのヘッダ(図示なし)に設けられた識別情報に基づいて行われる。受信情報判定部112は、受信部111で受信したデータが、送信データであると判定した場合には、他の端末から送信された送信データを、受信データとして、受信データ処理部113に送る。また、受信情報判定部112は、受信部111で受信したデータが、端末情報であると判定した場合には、端末情報を端末情報取得部114に送る。
受信データ処理部113は、受信したデータが他の端末からの送信データであった場合に、この送信データに対して所定の処理を行う。具体的には、受信データ処理部113は、受信データが、自端末宛のデータであるか、他端末宛てのデータであるかを判定する。この受信データが自端末宛てのデータであるか、他端末宛てのデータであるかの判定は、例えば、受信データのヘッダに格納されたデータの宛先に関する情報に基づいて行われる。
受信データ処理部113は、受信データが自端末宛てのデータであると判定した場合には、受信データを送受信データDB122に格納する。送受信データDB122に格納された受信データは、受信データの内容に応じて、通信端末100において所定の処理が実施される。また、ユーザは、入出力IF140を介して、送受信データDB122に格納された自端末宛ての受信データを取得してもよい。
また、受信データ処理部113は、受信データが他端末宛てのデータであると判定した場合には、受信したデータを送信用データとして、送受信データDB122に格納する。本実施形態において、送信用データは、自端末の送受信データDB122に格納されたデータであって、他端末への送信前のデータである。送受信データDB122に格納された送信用データは、後述のデータ送信判定部117及び送信部118を介して、送信データとして他の通信端末100に送信される。この送信用データ、及び送信データの送信処理の詳細については後述する。
端末情報取得部114は、受信したデータが端末情報であった場合に、端末情報DB121に格納された端末情報を更新する。
図5は、図4に示す受信強度に対応した情報であって、通信端末T8に格納された端末情報の一例を示す。ここで、図5における「接続距離1」の端末は通信端末T8と直接通信可能な通信端末100である。また、図5における「接続距離2」の端末は、「接続距離1」の端末が直接通信可能な通信端末100である。例えば、図1に示す通信システム10の通信端末T8の場合、「接続距離1」の端末は、通信端末T3及び通信端末T4である。また、「接続距離2」の端末は、通信端末T3及び通信端末T4と直接通信可能な通信端末T1、T2、T9、T10及びT11である。
本実施形態においては、端末情報は、当該通信端末100と、「接続距離1」である直接通信可能な通信端末100との通信強度、及び「接続距離1」である通信端末100と、「接続距離2」である通信端末100と、の通信強度の両方が含まれる。
また、端末情報DB121に格納された端末情報には、接続情報である通信強度の合計値及び優先度が格納される。本実施形態において、この優先度は、通信強度の合計値が高いほど、優先度が高くなる。図5に示す例においては、通信端末T3、及び通信端末T2における経路の通信強度の合計が一番高い場合が示されている。この場合、通信端末T8においては、通信端末T3に対する優先度が一番高いものとされ、通信端末T4に対する優先度が2番目となる。
このように、本実施形態においては、例えば図4に示す全ての経路の通信強度を、端末情報に格納する構成ではない。すなわち、端末情報は、接続距離1である自端末である通信端末100と接続可能な通信端末100との通信強度、及び接続距離1である通信端末100と接続可能な通信端末100との通信強度のみ含まれる。すなわち、端末情報には、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末100との接続に関する接続情報が含まれる。また、端末情報には、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と接続された他の通信端末100との通信における接続情報とが、含まれる。これにより、通信システム10における全ての接続情報ではなく、必要な接続情報のみに基づいて、経路を判定し、通信を行うことで、余分な端末情報の通信を抑制し、通信端末間の通信トラヒックの増加を抑えることが可能となる。
送信タイミング判定部115は、送信データ又は端末情報の送信タイミングであるか否かを判定する。
端末情報送信部116は、送信タイミング判定部115で端末情報の送信タイミングであると判定された場合に、端末情報を送信する。通信端末100から送信する端末情報は、この通信端末100と通信可能な上位レイヤー及び下位レイヤーの端末との端末情報である。端末情報送信部116は、所定の間隔で、上位レイヤー及び/又は下位レイヤーに端末情報を送信する。ここで、端末情報が送信される所定の間隔は、適用される通信システム10に依存するものである。例えば、端末情報が送信される所定の間隔は、数ミリ秒~数秒であってもよい。
データ送信判定部117は、端末情報DB121に格納された優先度に基づいて、送信する端末を判定し、送受信データDB122に格納された送信データを、送信対象となる通信端末100に送信するか否かを判定する。すなわち、データ送信判定部117は、端末情報に基づき、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定する。なお、本実施形態において宛先端末は、通信システム10のネットワークにおける送信データの最終の宛先となる通信端末100である。データ送信判定部117は、送信する対象の通信端末100が宛先端末ではない場合、端末情報DB121に格納された優先度に基づいて、優先度の順番で、送信データを送信する通信端末100を判定する。すなわち、データ送信判定部117は、優先度の高い通信端末100に送信データを送信後、ACK又はNACK等の応答信号を受信した後に、次の優先度の通信端末100に送信データを送信するように判定する。上位レイヤー又は下位レイヤーへの送信データの場合、対象となる全ての通信端末100へ送信が行われる。図5に示す例においては、通信端末T8から通信端末T3への送信データの送信が行われた後、通信端末T8から通信端末T4への送信データの送信が行われる。
一方で、データ送信判定部117は、送信する対象の通信端末100が宛先端末である場合には、その対象となる宛先端末へのみ送信データを送信する。例えば、図1に示す例において、自端末が通信端末T8で、宛先端末が通信端末T3の場合には、通信端末T8からは通信端末T3にのみ送信データが送信され、通信端末T4には送信データは送信されない。
送信部118は、端末情報送信部116からの送信処理、及び/又はデータ送信判定部117で判定された結果に基づいて、通信IF130を介して、該当する通信端末100に端末情報、又は送信データを送信する。
(通信端末100の処理フローの概略)
次に、図6及び図7に示すフローチャートを用いて通信端末100における処理の流れを示す。図6及び図7のフローチャートに示す通信端末100の一連の動作は、通信端末100が起動されると開始され、処理終了により処理を終了する。また、図6及び図7に示すフローチャートは、電源オフや処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の通信システム10及び通信端末100の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
図6に示すフローチャートは、通信端末100における全体フローの一例を示す。また、図7に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートのステップS610におけるサブルーチン処理を示す。まず、図6に示すフローチャートについて説明する。
ステップS601において、受信情報判定部112は、受信データがあるか否かを判定する。ステップS601において、受信情報判定部112は、受信データがあると判定した場合(ステップS601:YES)には、処理はステップS602に進む。一方で、ステップS601において、受信情報判定部112は、受信データがないと判定した場合(ステップS601:NO)には、処理はステップS608に進む。
ステップS602において、受信情報判定部112は、端末情報を受信したか否かを判定する。具体的には、受信情報判定部112は、ステップS601で受信したと判定したデータが端末情報であるか否かを判定する。ステップS602において、受信情報判定部112は、受信したデータが端末情報であると判定した場合(ステップS602:YES)には、処理はステップS603に進む。一方で、ステップS602において、受信情報判定部112は、受信したデータが端末情報でないと判定した場合(ステップS602:NO)には、処理はステップS605に進む。
ステップS603において、端末情報取得部114は、端末情報を取得し、取得した端末情報に基づいて、端末情報DB121の各リンクの接続情報を更新する。具体的には、端末情報取得部114は、図5に示す端末情報DB121の該当する接続情報の欄の値を更新する。次に処理は、ステップS604に進む。
ステップS604において、制御部110は、端末情報DB121の優先度を更新する。具体的には、制御部110は、接続強度の合計値が高い接続先に対し、優先度の高い接続先として優先度を示す値を格納する。例えば、図5に示す例においては、自端末が通信端末T8の場合において、通信端末T3から通信端末T2への経路の優先度が一番高いことが示されている。この場合、通信端末T8の制御部110は、通信端末T3に対する通信の優先度が高いものと判定し、通信端末T3から通信端末T1への経路、及び通信端末T3から通信端末T2への経路の優先度の欄に「1」を設定する。また、通信端末T8の制御部110は、通信端末T4に対する通信の優先度が2番目であると判定し、通信端末T4から通信端末T1への経路、及び通信端末T4から通信端末T2への経路の優先度の欄に「2」を設定する。
ステップS605において、受信データ処理部113は、受信データが、自端末宛のデータであるか否かを判定する。この受信データ処理部113における受信データが自端末宛てか否かの判定は、受信データのヘッダに含まれる情報に基づいて行われる。
ステップS605において、受信データ処理部113は、受信データの宛先が、自端末宛てのデータであると判定した場合(ステップS605:YES)には、処理はステップS606に進む。一方で、ステップS605において、受信データ処理部113は、受信データの宛先が、自端末宛てのデータでないと判定した場合(ステップS605:NO)には、処理はステップS607に進む。
ステップS606において、受信データ処理部113は、自端末宛ての受信データを送受信データDB122に格納する。その後、処理は終了する。ステップS606において送受信データDB122に格納された受信データは、受信データの内容に応じて、通信端末100において所定の処理が実施される。
ステップS607において、受信データ処理部113は、送信用データを生成する。具体的には、受信データ処理部113は、受信したデータを送信用データとして、送受信データDB122に格納する。その後処理は、ステップS609に進む。
ステップS608において、送信タイミング判定部115は、所定の端末情報の送信タイミングであるか否かを判定する。ステップS608において、送信タイミング判定部115は、所定の端末情報の送信タイミングであると判定した場合(ステップS608:YES)には、処理はステップS611に進む。一方で、ステップS608において、送信タイミング判定部115は、所定の端末情報の送信タイミングでないと判定した場合(ステップS608:NO)には、処理はステップS609に進む。
ステップS609において、データ送信判定部117は、自端末送信の送信データが生成されたか否かを判定する。この自端末送信の送信データは、上述のステップS607において生成された送信用データが含まれる。また、自端末送信の送信データには、自端末起点の送信データが含まれてもよい。この自端末起点の送信データは、通信端末100で生成された送信データや、入出力IF140を介して送受信データDB122に格納された送信データが含まれてもよい。ステップS609において、データ送信判定部117は、自端末送信の送信データが生成されたと判定した場合(ステップS609:YES)には、処理は、ステップS610に進む。一方で、ステップS609において、データ送信判定部117は、自端末送信の送信データが生成されていないと判定した場合(ステップS609:NO)には、処理は終了する。
ステップS610においては、送信データの送信処理に関するサブルーチン処理が実施される。この送信データの送信処理に関するサブルーチン処理については、図7のフローチャートを用いて後述する。
ステップS611において、端末情報送信部116は、端末情報を送信する。具体的には、端末情報送信部116は、端末情報DB121に格納された各リンクの接続情報を所定のタイミングで、自端末と接続された他端末に送信する。その後、処理は終了する。
次に、図7に示す、データ送信処理のサブルーチン処理について説明する。
ステップS701において、データ送信判定部117は、端末が最上位レイヤーの端末であるか否かを判定する。ステップS701において、データ送信判定部117は、自端末が最上位レイヤーの端末であると判定した場合(ステップS701:YES)には、処理は、ステップS702に進む。一方で、ステップS701において、データ送信判定部117は、自端末が最上位レイヤーの端末でないと判定した場合(ステップS701:NO)には、処理は、ステップS705に進む。
ステップS702において、データ送信判定部117は、送信先の第2レイヤーL2に宛先端末があるか否かを判定する。本実施形態において、宛先端末は、通信システム10のネットワークにおける送信データの最終の宛先となる通信端末100である。
すなわち、ステップS702においては、データ送信判定部117は、自端末と接続された第2レイヤーL2の通信端末100に宛先端末が含まれるか否かを判定する。ステップS702において、データ送信判定部117は、送信先の第2レイヤーL2に宛先端末があると判定した場合(ステップS702:YES)には、処理はステップS703に進む。一方で、ステップS702において、データ送信判定部117は、送信先の第2レイヤーL2に宛先端末がないと判定した場合(ステップS702:NO)には、処理はステップS704に進む。
ステップS703において、送信部118は、宛先端末に通信する。具体的には、ステップS703において、送信部118は、送受信データDB122に格納された送信データを、宛先端末に送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
ステップS704において、送信部118は、宛先があるエリアの送信先の下位レイヤーの端末に優先順に通信する。具体的には、ステップS704において、送信部118は、端末情報DB121に格納された優先度に従って、送受信データDB122に格納された送信データを、送信対象となる通信端末100に送信する。例えば自端末が通信端末T1である場合、通信端末T1は、通信端末T3又は通信端末T4の優先度の高い通信端末100に送信データを送信する。通信端末T1は、通信端末T3又は通信端末T4からのACK又はNACKの応答信号を受信した後、通信端末T3又は通信端末T4の優先度が2番目に高い通信端末100に送信データを送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
ステップS705において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が自端末と違うエリアの端末か否かを判定する。ステップS705において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が自端末と違うエリアの端末であると判定した場合(ステップS705:YES)には、処理は、ステップS706に進む。一方で、ステップS705において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が自端末と同じエリアの端末であると判定した場合(ステップS705:NO)には、処理は、ステップS709に進む。
ステップS706において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の上位レイヤーに宛先端末があるか否かを判定する。具体的には、ステップS706において、データ送信判定部117は、送信先の上位レイヤーの通信端末100に宛先端末が含まれるか否かを判定する。ステップS706において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の上位レイヤーに宛先端末があると判定した場合(ステップS706:YES)には、処理はステップS707に進む。一方で、ステップS706において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の上位レイヤーに宛先端末がないと判定した場合(ステップS706:NO)には、処理はステップS708に進む。
ステップS707において、送信部118は、宛先端末に通信する。具体的には、ステップS703において、送信部118は、送受信データDB122に格納された送信データを、宛先端末に送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
ステップS708において、送信部118は、送信先の上位レイヤーの端末に優先順に通信する。具体的には、ステップS708において、送信部118は、端末情報DB121に格納された優先度に従って、送受信データDB122に格納された送信データを、送信対象となる端末に送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
ステップS709において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が同じレイヤーの端末であるか否かを判定する。ステップS709において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が同じレイヤーの端末であると判定した場合(ステップS709:YES)には、処理はステップS708に進む。すなわち、送信用データの宛先が同じエリアの同じレイヤーである場合には、一端、上位レイヤーの端末を経由して宛先に送信用データを送信することになる。一方で、ステップS709において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が同じレイヤーの端末でないと判定した場合(ステップS709:NO)には、処理はステップS710に進む。
ステップS710において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が下位レイヤーの端末であるか否かを判定する。ステップS710において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が下位レイヤーの端末であると判定した場合(ステップS710:YES)には、処理はステップS711に進む。一方で、ステップS710において、データ送信判定部117は、送信用データの宛先が下位レイヤーの端末でないと判定した場合(ステップS710:NO)には、処理はステップS706に進む。
ステップS711において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の下位レイヤーに宛先端末があるか否かを判定する。具体的には、ステップS711において、データ送信判定部117は、送信先の下位レイヤーの通信端末100に宛先端末が含まれるか否かを判定する。ステップS711において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の下位レイヤーに宛先端末があると判定した場合(ステップS711:YES)には、処理はステップS712に進む。一方で、ステップS711において、データ送信判定部117は、送信用データの送信先の下位レイヤーに宛先端末がないと判定した場合(ステップS711:NO)には、処理はステップS713に進む。
ステップS712において、送信部118は、宛先端末に通信する。具体的には、ステップS703において、送信部118は、送受信データDB122に格納された送信データを、宛先端末に送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
ステップS713において、送信部118は、送信先の下位レイヤーの端末に優先順に通信する。具体的には、ステップS713において、送信部118は、端末情報DB121に格納された優先度に従って、送受信データDB122に格納された送信データを、送信対象となる端末に送信する。その後、処理は、ステップS610に戻り終了する。
上述の通り、本実施形態に係る通信システム10は、複数の通信端末100を備え、複数の通信端末100が、第1レイヤーL1、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3によって階層化される。通信システム10は、第1レイヤーL1に備えられ、少なくとも2つの第1通信端末を備える。また、通信システム10は、第2レイヤーL2に備えられ、第1通信端末と直接通信可能な複数の第2通信端末を備える。また、通信システム10は、第3レイヤーL3に備えられ、第2通信端末の一部と直接通信可能な複数の第3通信端末と、を備える。また、第2通信端末、及び第3通信端末は、複数のエリアに分けて備えられる。さらに、第3通信端末は、当該第3通信端末が備えられたエリアとは別のエリアの第2通信端末、又は第3通信端末と通信を行う場合に、第1通信端末を経由して通信を行う。
この最上位の第1レイヤーL1に複数の通信端末100が設けられた構成により、通信システム10は、最上位のレイヤーにおける通信のボトルネックを防ぐことが可能となる。また、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に含まれる通信端末100は、エリアに分かれて備えられる。これにより、例えば、第2レイヤーL2又は第3レイヤーL3の特定の通信端末100に対して通信が集中することを防ぎ、通信トラヒックの増加を防ぐことが可能となる。
また、通信システム10に備えられた通信端末100は、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末100との接続に関する接続情報を含む端末情報を取得する端末情報取得部114を備える。また、通信端末100は、端末情報に基づき、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定するデータ送信判定部117を備える。さらに、通信端末100は、判定された結果に基づいて、送信データを上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100に送信する送信部118を備える。
この構成により、通信端末100は、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末100との接続に関する接続情報を含む端末情報に基づいて、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定する。また、通信端末100は、判定された結果に基づいて、送信データを上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100に送信する。これにより、通信システム10における通信端末100は、接続情報を含む端末情報に基づいて、送信先を判定し、送信データを送信することで、接続情報に基づいた適切な経路への送信データが可能となる。
また、本実施形態において、端末情報は、他の通信端末100との通信における通信強度に関する情報を含む。これにより、通信強度に基づいて、送信データの優先順が判定され、適切な通信強度での通信が可能となる。
また、本実施形態において、端末情報は、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と接続された他の通信端末100との通信における接続情報を含んでもよい。これにより、例えば、通信システム10における全ての接続情報ではなく、必要な接続情報のみに基づいて、経路を判定し、通信を行うことで、余分な端末情報の通信を抑制し、通信端末間の通信トラヒックの増加を抑えることが可能となる。
(他の実施形態)
実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明したが、以上の実施形態に記載した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
上述の実施形態において、端末情報は、通信可能な他の通信端末100との接続に関する接続情報であって、他の通信端末100との間における通信強度である例を示した。この端末情報が他の通信端末100との間における通信強度である形態は、本実施形態の構成を限定するものではない。端末情報は、例えば、他の通信端末100とのスループットに関する情報であってもよい。また、端末情報は、例えば、他の通信端末100との通信におけるSN比(signal-noise ratio)であってもよい。例えば、通信端末100は、端末情報をスループットとした場合、他の通信端末100との通信において、大量のデータを通信する必要があるシステムの場合に、より適切な通信が可能となる。また、通信端末100は、端末情報をSN比とした場合、他の通信端末100との通信において、通信の品質を保つ必要があるシステムの場合に、より適切な通信が可能となる。
また、上述した通信端末100における処理(通信制御方法)をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(通信制御プログラム)、及びそのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、本実施形態の範囲に含まれる。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体の種類は任意である。また、上記コンピュータプログラムは、上述の記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
以下に、通信システム10、及び通信端末100の特徴について記載する。
第1の態様に係る通信システム10は、互いに通信可能な複数の通信端末100を備え、複数の通信端末100が、第1レイヤー、第2レイヤー及び第3レイヤーによって階層化された通信システムである。通信システム10は、第1レイヤーに備えられた通信端末100であって、少なくとも2つの第1通信端末を備える。また、通信システム10は、第2レイヤーに備えられた通信端末100であって、第1通信端末と直接通信可能な複数の第2通信端末を備える。さらに、通信システム10は、第3レイヤーに備えられた通信端末100であって、第2通信端末の一部と直接通信可能な複数の第3通信端末を備える。第2通信端末、及び第3通信端末は、複数のエリアに分けて備えられる。また、第3通信端末は、当該第3通信端末が備えられたエリアとは別のエリアの第2通信端末、又は第3通信端末と通信を行う場合に、第1通信端末を経由して通信を行う。
上記構成によれば、通信システム10は、最上位のレイヤーにおける通信のボトルネックを防ぐことが可能となる。また、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に含まれる通信端末100は、エリアに分かれて備えられる。これにより、例えば、第2レイヤーL2又は第3レイヤーL3の特定の通信端末100に対して通信が集中することを防ぎ、通信トラヒックの増加を防ぐことが可能となる。
第2の態様に係る通信端末100は、上述の通信システム10に備えられた通信端末100である。通信端末100は、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末100との接続に関する接続情報を含む端末情報を取得する端末情報取得部114を備える。また、通信端末100は、端末情報に基づき、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定するデータ送信判定部117を備える。さらに、通信端末100は、判定された結果に基づいて、送信データを上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100に送信する送信部118を備える。
上記構成によれば、通信端末100は、上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる通信端末100との接続に関する接続情報を含む端末情報に基づいて、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定する。また、通信端末100は、判定された結果に基づいて、送信データを上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100に送信する。これにより、通信システム10における通信端末100は、接続情報を含む端末情報に基づいて、送信先を判定し、送信データを送信することで、接続情報に基づいた適切な経路への送信データが可能となる。
第3の態様に係る通信端末100の端末情報は、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と、上位レイヤー又は下位レイヤーの他の通信端末100と接続された他の通信端末100との通信における接続情報を含んでもよい。
上記構成によれば、通信端末100は、通信システム10における全ての接続情報ではなく、必要な接続情報のみに基づいて、経路を判定し、通信を行うことで、余分な端末情報の通信を抑制し、通信端末間の通信トラヒックの増加を抑えることが可能となる。
第4の態様に係る通信端末100の端末情報は、他の通信端末100との通信における通信強度に関する情報を含んでもよい。
上記構成によれば、通信端末100は、通信強度に基づいて、送信データの優先順が判定され、適切な通信強度での通信が可能となる。
第5の態様に係る通信端末100の端末情報は、他の通信端末100との通信におけるスループットに関する情報を含んでもよい。
上記構成によれば、通信端末100は、例えば、他の通信端末100との通信において、大量のデータを通信する必要があるシステムにおいて、より適切な通信が可能となる。
第6の態様に係る通信端末100の端末情報は、他の通信端末100との通信におけるSN比に関する情報を含んでもよい。
上記構成によれば、通信端末100は、他の通信端末100との通信において、通信の品質を保つ必要があるシステムにおいて、より適切な通信が可能となる。
100 通信端末
110 制御部
114 端末情報取得部
117 データ送信判定部
118 送信部
120 記憶部
130 通信IF
140 入出力IF

Claims (6)

  1. 互いに通信可能な複数の通信端末を備え、複数の前記通信端末が、最上位のレイヤーであって、上位のレイヤーが存在しない第1レイヤー、前記第1レイヤーの一つ下の階層である第2レイヤー及び前記第2レイヤーの一つ下の階層である第3レイヤーによって階層化された通信システムであって、
    前記第1レイヤーに備えられた前記通信端末であって、少なくとも2つの第1通信端末と、
    前記第2レイヤーに備えられた前記通信端末であって、全ての前記第1通信端末と直接通信可能な複数の第2通信端末と、
    前記第3レイヤーに備えられた前記通信端末であって、前記第2通信端末の一部と直接通信可能な複数の第3通信端末と、を備え、
    前記第2通信端末、及び前記第3通信端末は、複数のエリアに分けて備えられ、
    前記第3通信端末は、当該第3通信端末が備えられたエリアとは別のエリアの前記第2通信端末、又は前記第3通信端末と通信を行う場合に、少なくとも2つの前記第1通信端末のうち、何れか一方の前記第1通信端末のみを経由して通信を行う、通信システム。
  2. 前記通信端末は、
    上位レイヤー又は下位レイヤーに含まれる前記通信端末との接続に関する接続情報を含む端末情報を取得する端末情報取得部と、
    前記端末情報に基づき、宛先端末までの通信経路に対する送信データの送信先を判定するデータ送信判定部と、
    前記判定された結果に基づいて、前記送信データを前記上位レイヤー又は前記下位レイヤーの他の前記通信端末に送信する送信部と、
    を備える、請求項1に記載の通信システム
  3. 前記端末情報は、前記上位レイヤー又は前記下位レイヤーの他の前記通信端末と、前記上位レイヤー又は前記下位レイヤーの他の前記通信端末と接続された他の前記通信端末との通信における前記接続情報を含む、
    請求項2に記載の通信システム
  4. 前記端末情報は、他の前記通信端末との通信における通信強度に関する情報を含む、
    請求項2又は3に記載の通信システム
  5. 前記端末情報は、他の前記通信端末との通信におけるスループットに関する情報を含む、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の通信システム
  6. 前記端末情報は、他の前記通信端末との通信におけるSN比に関する情報を含む、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の通信システム
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