JP7485303B2 - 形状付け装置および形状付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、バルーンやステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための金型を移動させる形状付け装置および形状付け方法に関する。
従来から、血管等の内部に生じた狭窄部に対して、バルーンカテーテルを用いる治療方法が広く行われている。
このようなバルーンカテーテルでは、病変を拡張した後に収縮して取り出して、異なる位置の病変で拡張させるために再度挿入して、再拡張している。このようにバルーンでは、折り畳んだ状態から拡張した状態へ、または、拡張した状態から折り畳んだ状態への変形が繰り返し行われる。このため、バルーンの形状付けを正確に行っていないと、折り畳んだ際に、バルーンが小径化されず、バルーンカテーテルの操作性が低下する。
バルーンを形状付けする方法としては、所望の形状に形状付け可能な金型に対して、バルーンを軸方向に挿入して、加熱や加圧してバルーンに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持すること(形状付け)が知られている(例えば下記の特許文献1参照)。このような形状付け装置は、ステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するためにも用いることができる。
特許第5508447号
特許文献1に開示された形状付け装置では、バルーンやステントを収縮して周方向に沿う波形を作る際に、バルーンやステントを金型に対して軸方向に沿って挿入してセットするため、バルーンやステントの挿入抵抗が高くバルーンやステントを傷つけてしまう可能性がある。また、バルーンやステントを金型に対して軸方向に沿って挿入してセットするため、金型に対する挿入位置の位置合わせが困難で、正しい位置にバルーンやステントをセットすることが困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、セット時にバルーンやステントが傷付くことを抑制するとともに、金型に対してバルーンやステントを容易に位置合わせすることのできる形状付け装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する形状付け装置は、周方向に沿って複数設けられ、バルーンやステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための金型を移動させる形状付け装置である。形状付け装置は、環状で、内周面と外周面を有すると共に、前記金型を移動させる移動部を有し、前記移動部には、前記内周面から前記外周面へ形成され、前記バルーンが通過可能な第1隙間部が設けられる。
上記のように構成した形状付け装置によれば、移動部には、内周面から外周面へ形成され、バルーンが通過可能な第1隙間部が設けられる。このため、バルーンやステントを形状付け装置に対して外周面から内周面に沿って挿入してセットすることができる。したがって、セット時にバルーンが傷付くことを抑制するとともに、金型に対してバルーンを容易に位置合わせすることができる。
本発明の実施形態に係る形状付け装置を備える形状付けシステムを示す概略斜視図である。 本実施形態に係る形状付け装置を示す概略斜視図である。 バルーンを金型に対して径方向に沿って挿入する前の様子を示す概略図である。 バルーンを金型に対して径方向に沿って挿入した後に、金型が移動した様子を示す概略図である。 金型によってバルーンが形状付けされる様子を示す概略図である。 支持部の構成を説明するための概略図である。 本実施形態に係る形状付け装置の異なる使用方法を説明するための図である。 本実施形態に係る形状付け装置の異なる使用方法を説明するための図である。 本実施形態に係る形状付け装置の異なる使用方法を説明するための図である。 変形例に係る形状付け装置を備える形状付けシステム示す概略斜視図である。 変形例に係る形状付け装置を示す概略斜視図であって、金型の一部が取り外された様子を示す図である。 変形例に係る形状付け装置を示す概略斜視図であって、金型の一部が取り外された様子を示す図である。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る形状付け装置2を備える形状付けシステム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る形状付け装置2を備える形状付けシステム1を示す概略図である。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
形状付けシステム1は、図1に示すように、形状付け装置2と、形状付け装置2が載置される載置部3と、形状付け装置2にバルーンが挿入される様子を撮影するカメラ4と、を有する。本実施形態において、カメラ4は、上下方向に沿って挿入されるバルーンを横方向から撮影する。なお、カメラ4は設けられていなくてもよい。
以下、図2~図6を参照して、本実施形態に係る形状付け装置2の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る形状付け装置2を示す概略斜視図である。図3は、バルーンを金型10に対して径方向に沿って挿入する前の様子を示す概略図である。図4は、バルーンを金型10に対して径方向に沿って挿入した後に、金型10が移動した様子を示す概略図である。図5は、金型10によってバルーンが形状付けされる様子を示す概略図である。図6は、支持部40の構成を説明するための概略図であって、背面側から視たときの図である。
形状付け装置2は、図1~図6に示すように、周方向に沿って3つ設けられ、バルーンを形状付けするための金型10を移動させる装置である。形状付け装置2は、図1~図6に示すように、金型10を移動させる移動部20と、移動部20を駆動させるための駆動部30と、金型10を支持する一対の支持部40と、支持部40を固定する固定部50と、を有する。
形状付け装置2の構成を説明する前に、金型10の構成について説明する。3つの金型10は、バルーンを形状付けするために設けられる。換言すれば、3つの金型10は、バルーンに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するために設けられる。3つの金型10は、図3~図5に示すように、互いに等しい形状を備えている。3つの金型10は、周方向に沿って設けられる。金型10は、図2に示すように軸方向に沿って所定の長さだけ延在している。
バルーンが形状付けされる前において、3つの金型10の間には、図3に示すように、上下方向(径方向)に沿って形成され、バルーンが通過可能な間隙11が設けられる。
間隙11は、径方向の外方から内方に向けて幅狭となるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、バルーンを金型10に対して径方向に沿って容易に挿入することができる。
金型10は、図3~図5に示すように、金型10の外周面に形成される第1湾曲部12を有する。後述するように移動部20が3つの金型10を移動させることによって、3つの金型10が回転しつつ接近して接触した際に、3つの金型10は、バルーンの所望の形状となる内部空間10Sを備える(図5参照)。
金型10は、ピンPが挿入される溝13を有する。溝13は、1つの金型10に対して2つ設けられる。ピンPは6本設けられ、6本のピンPは一対の支持部40を介して、固定部50に固定されている。
以下、形状付け装置2の構成について説明する。移動部20は、3つの金型10の外周に配置される。移動部20は、バルーンを形状付けする際に、3つの金型10を回転させつつ径方向の内方に移動させる。移動部20は、環状で、内周面および外周面を有する。本実施形態において、移動部20は、図2に示すように、軸方向に沿って2つ設けられる。移動部20は、図3に示すように、バルーンが形状付けされる前において、3つの金型10の間隙11に対向するように形成される第1隙間部21を有する。換言すれば、バルーンが形状付けされる前において、軸方向から視て第1隙間部21は、間隙11と略同一の箇所に設けられる。第1隙間部21は、図3~図5に示すように、移動部20の内周面から外周面へ形成される。
第1隙間部21は、外周面から内周面へ向けて幅狭となるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、バルーンを金型10に対して径方向に沿って容易に挿入することができる。
移動部20は、図3~図5に示すように、移動部20の内周面に形成される第2湾曲部22を有する。移動部20は回転可能に構成され、回転することによって、3つの金型10を開閉させる。移動部20が3つの金型10を移動させる際に、バルーンが形状付けされる前の状態(図3の状態)から、バルーンが形状付けされるときの状態(図5の状態)まで、第1湾曲部12は第2湾曲部22に接触し続けている。この構成によれば、3つの金型10をスムーズに移動させることができ、均等の力でバルーンに対して形状付けすることができる。したがって、均一に形状付けすることができ、高いリラップ性能のバルーンを製造することができる。第2湾曲部22は、図3~図5に示すように、略S字形状を備えている。
バルーンを形状付けする際に、移動部20は、図3~図5に示すように、駆動部30によって時計回りに回転される。このとき、軸方向から視て、第1隙間部21は、間隙11と異なる位置に配置される。この構成によれば、バルーンを形状付けするために、3つの金型10を移動させた際に、第1隙間部21と間隙11は異なる位置に配置されるために、バルーンを形状付けしている際に、誤って3つの金型10の内部に他のバルーンを挿入することを防止できる。
移動部20の外周面は、図示は省略するが、歯車形状を備えている。
駆動部30は、図2に示すように、移動部20の下方に配置されている。駆動部30は移動部20の外周の歯車形状に嵌まるラックギアである。すなわち、移動部20は、駆動部30によってラックアンドピニオン式を用いて駆動される。なお、駆動部30は、移動部20を駆動させることができる限りにおいて、任意の構成を採用することができる。
支持部40は、図2に示すように、2つの移動部20の軸方向の両側に一対設けられる。支持部40は、図2に示すように、3つの金型10を支持する。
支持部40は、バルーンが形状付けされる前において、3つの金型10の間隙11に対向するように形成される第2隙間部41を有する。換言すれば、バルーンが形状付けされる前において、軸方向から視て第2隙間部41は、間隙11と略同一の箇所に設けられる。
移動部20が3つの金型10を移動させた際に、軸方向から視て、第2隙間部41は、図4、図5に示すように、第1隙間部21と異なる位置に配置される。この構成によれば、バルーンを形状付けするために、3つの金型10を移動させた際に、第1隙間部21と第2隙間部41は異なる位置に配置されるために、バルーンを形状付けしている際に、誤って3つの金型10の内部に他のバルーンを挿入することを防止できる。
第2隙間部41は、径方向の外方から内方に向けて幅狭となるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、バルーンを金型10に対して径方向に沿って容易に挿入することができる。
支持部40は、図6に示すように、3つの金型10が回転移動する際に、ピンPが移動する6つの溝部42、43、44、45、46、47が設けられる。6つの溝部42、43、44、45、46、47は、図6に示すように、湾曲して延在する形状を備えている。
溝部42、43は、一の金型10の移動のために形成され、溝部44、45は、二の金型10の移動のために形成され、溝部46、47は、三の金型10の移動のために形成される。
溝部42、43は、互いに隣り合うように配置され、溝部44、45は、互いに隣り合うように配置され、溝部46、47は、互いに隣り合うように配置される。溝部42、43、溝部44、45、および溝部46、47は、2つの溝部のうち一方が設けられる構成であってもよい。
溝部43、45、47には、図6に示すように、溝部43、45、47の形状に沿った付勢部材Sが配置されている。付勢部材Sは、移動部20によって図5に示されるように移動された3つの金型10が図3に示す状態に戻るように、3つの金型10に対して付勢力を付与する。
形状付け装置2は、図1に示すように、載置部3に対して、取り付け自在に配置されている。この構成によれば、形状付け装置を適宜交換することによって、複数の品種に対応することができる。なお、形状付け装置2の載置部3に対する取り付け方法は、特に限定されない。
次に、本実施形態に係る形状付け装置2によって、バルーンを形状付けする方法について説明する。
まず、使用者は、図2、図3に示すように、3つの金型10の間隙11、移動部20の第1隙間部21、支持部40の第2隙間部41を介して、バルーンを金型10に対して径方向に沿って挿入して3つの金型10の内部にセットする。
ここで、例えばバルーンを金型に対して軸方向に沿って挿入してセットする構成の場合、バルーンの挿入抵抗が高くバルーンを傷つけてしまう可能性がある。また、バルーンを金型に対して軸方向に沿って挿入してセットするため、金型に対する挿入位置の位置合わせが困難で、正しい位置にバルーンをセットすることが困難である。
これに対して、本実施形態に係る形状付け装置2によれば、径方向からバルーンを挿入することによって、バルーンを3つの金型10に対してセットすることができる。したがって、セット時にバルーンが傷付くことを抑制するとともに、3つの金型10に対してバルーンを容易に位置合わせすることができる。
次に、使用者は駆動部30によって、移動部20を図3~図5の順の状態となるように、時計回りに回転する。この結果、移動部20は、3つの金型10を回転させつつ径方向の内方に移動させる。このとき、3つの金型10の内部には、図5に示すように、バルーンの所望の形状となる内部空間10Sが形成される。したがって、バルーンは所望の形状に変形して、その後加熱されることによって、バルーンを所望の形状に形状付けすることができる。このとき、3つの金型10は、均等の力でバルーンに対して形状付けすることができるため、均一に形状付けすることができる。さらに細い巻き形状とすることができ、高いリラップ性能のバルーンを製造することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る形状付け装置2は、周方向に沿って3つ設けられ、バルーンに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための金型10を移動させる形状付け装置2である。形状付け装置2は、環状で、内周面と外周面を有すると共に、金型10を移動させる移動部20を有する。移動部20には、内周面から外周面へ形成され、バルーンが通過可能な第1隙間部21が設けられる。このように構成された形状付け装置2によれば、移動部20には、内周面から外周面へ形成され、バルーンが通過可能な第1隙間部21が設けられる。このため、バルーンを形状付け装置2に対して外周面から内周面に沿って挿入してセットすることができる。したがって、セット時にバルーンが傷付くことを抑制するとともに、金型10に対してバルーンを容易に位置合わせすることができる。
また、形状付け装置2は、金型10を支持する支持部40をさらに有し、支持部40は、第1隙間部21に対向するように形成される第2隙間部41を有する。このように構成された形状付け装置2によれば、比較的長尺なバルーンも径方向から容易に形状付け装置2の内部にセットすることができる。
また、バルーンに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するために、移動部20が金型10を移動した際、軸方向から視て移動部20の第1隙間部21は、支持部40の第2隙間部41と異なる位置に配置される。このように構成された形状付け装置2によれば、バルーンを形状付けするために、3つの金型10を移動させた際に、第1隙間部21と第2隙間部41は異なる位置に配置されるために、バルーンを形状付けしている際に、誤って3つの金型10の内部に他のバルーンを挿入することを防止できる。
また、移動部20の内周面には、金型10の外周面に形成される第1湾曲部12に接触しつつ、金型10を移動させる第2湾曲部22が形成される。このように構成された形状付け装置2によれば、形状付けの際にバルーンに形成される3つの羽部に対して、均一の圧力を付与することができ、3つの羽部に対して均一に形状付けすることができる。
また、移動部20の外周面は歯車形状を備える。このように構成された形状付け装置2によれば、駆動部30によって好適に移動部20を駆動させることができる。
また、上述した形状付け装置2によって、バルーンに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための金型10を移動させる形状付け方法である。形状付け方法は、第1隙間部21を介して、バルーンを金型10に対して挿入してセットする工程と、移動部20によって、金型10を移動させる工程と、を有する。この形状付け方法によれば、セット時にバルーンが傷付くことを抑制するとともに、金型10に対してバルーンを容易に位置合わせすることができる。
<形状付け装置の異なる使用方法>
次に、図7~図9を参照して、形状付け装置の異なる使用方法について説明する。図7~図9は、形状付け装置の異なる使用方法を説明するための図である。
まず、図7の使用方法について説明する。シャフトS1およびシャフトS2を溶着、圧着する際に、シャフトS1およびシャフトS2を径方向から金型210の内部に挿入することができる。このため、挿入時にシャフトS1およびシャフトS2を傷つけることがなく、またセット時の軸方向の位置調整が不要となり位置合わせも容易となる。
次に、図8の使用方法について説明する。金型310を適宜所望の形状とすることによって、バルーンの形状付け以外に、熱をかけながら引いてプラスチック製のチューブT1を任意の形状や径に加工することができる。このとき、金型310によってチューブT1に対して外周から均一の力を付与することができるため、シンメトリーで円周方向の硬度や強度を均一にすることができる。
次に、図9の使用方法について説明する。金型410を適宜所望の形状とすることによって、バルーンの形状付け以外に、熱をかけながら引いてプラスチック製のチューブT2を、収縮チューブを用いることなく任意の形状や径に熱シュリンクすることができる。このとき、金型410によってチューブT2に対して外周から均一の力を付与することができるため、シンメトリーで円周方向の硬度や強度を均一にすることができる。
<変形例に係る形状付け装置>
次に、図10を参照して、変形例に係る形状付け装置5の構成について説明する。
図10は、変形例に係る形状付け装置5を備える形状付けシステム9を示す概略斜視図である。
第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、変形例のみに特徴のある個所について説明する。変形例に係る形状付け装置5は、実施形態に係る形状付け装置2と比較して、バルーンを挿入する方向等が異なる。
変形例に係る形状付け装置5は、図10に示すように、載置部3に対して、載置されている。変形例において、カメラ4は、水平方向に沿って挿入されるバルーンを上方向から撮影する。
形状付け装置5は、図10に示すように、金型10を移動させる移動部120と、移動部120を駆動させるための駆動部130と、3つの金型10を支持する一対の支持部140と、を有する。3つの金型10は、上述した実施形態に係る形状付け装置2の金型10と同一の構成であるため、説明は省略する。
変形例に係る形状付け装置5において、3つの金型10は、バルーンが形状付けされる前において、水平方向に沿って間隙(不図示)が形成されている。
移動部120は、図10に示すように、バルーンが形状付けされる前において、水平方向に沿って第1隙間部121が形成されている。移動部120の外周は歯車形状を備える。
駆動部130は、図10に示すように、移動部120の外周に形成された歯車に噛み合うように構成された歯車形状を備える。変形例に係る形状付け装置5において、駆動部130は、図10に示すように、移動部120の外周に3つ設けられる(1つは不図示)。
支持部140は、駆動部130の軸方向の両側に一対設けられている。支持部140は、水平方向に沿って第2隙間部141が形成されている。
変形例に係る形状付け装置5は、図10に示すように、載置部3に対して、取り外し可能に構成されている。
なお、変形例に係る形状付け装置5の形状付け方法は、実施形態に係る形状付け装置2の形状付け方法と略同一であるため、説明は省略する。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る形状付け装置2、5を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、変形例に係る形状付け装置5において、3つの金型10の径方向の中央部分15を、図11、図12に示すように、取り外し可能な金型パーツとしてもよい。この構成によれば、金型パーツを適宜交換することによって、複数の品種に対応することができる。また、このとき、金型パーツは、形状付けする箇所が金属から構成されて、形状付けしない箇所はプラスチック等の樹脂から構成されていることが好ましい。
また、上述した実施形態では、3つの金型10は、図3~図5に示すように、回転しつつ、径方向の内方に移動した。しかしながら、3つの金型10は、回転することなく、径方向内方に直進移動する構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、移動部20の第1隙間部21および支持部40の第2隙間部41は、バルーンが形状付けされる前において、3つの金型10の間に設けられる間隙11と対向するように設けられた。しかしながら、移動部20の第1隙間部21および支持部40の第2隙間部41は、バルーンが形状付けされる前において、3つの金型10の間に設けられる間隙11と異なる位置に配置されてもよい。
また、上述した実施形態では、間隙11、第1隙間部21、および第2隙間部41は、径方向の外方から内方に向けて幅狭となるように構成された。しかしながら、間隙、第1隙間部、および第2隙間部は、径方向の外方から内方に向けて略同一の幅となるように構成されてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、形状付け装置は3つの金型を有した。しかしながら、金型の個数は3つに限定されず、2つまたは4つ以上設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、移動部20は、軸方向に沿って2つ設けられた。しかしながら、移動部20は1つ、または3つ以上設けられてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、形状付け装置2、5はバルーンを形状付けするために用いられた。しかしながら、形状付け装置は、ステントのクリンプ(ステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持すること)にも用いることができる。具体的には、クリンプの工程は、形状付け装置2の移動部20を回転させ、金型10を径方向内方へ移動させて、ステントの外部から圧力を印加してステントを周方向に沿う波形が作られた(折り畳まれた)バルーンに圧接する工程と、圧力を開放する工程と、を備える。当該工程を形状付け装置によって行うことが可能である。
2、5 形状付け装置、
4 カメラ、
10、210、310、410 金型、
10S 内部空間、
11 間隙、
12 第1湾曲部、
15 中央部分、
20、120 移動部、
21、121 第1隙間部、
22 第2湾曲部、
30、130 駆動部、
40、140 支持部、
41、141 第2隙間部。

Claims (6)

  1. 周方向に沿って複数設けられ、バルーンやステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための金型を移動させる形状付け装置であって、
    環状で、内周面と外周面を有すると共に、前記金型を移動させる移動部を有し、
    前記移動部には、前記内周面から前記外周面へ形成され、前記バルーンが通過可能な第1隙間部が設けられる、形状付け装置。
  2. 前記金型を支持する支持部をさらに有し、
    前記支持部は、前記第1隙間部に対向するように形成される第2隙間部を有する、請求項1に記載の形状付け装置。
  3. 前記バルーンやステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するために、前記移動部が前記金型を移動した際、
    軸方向から視て前記移動部の前記第1隙間部は、前記支持部の前記第2隙間部と異なる位置に配置される、請求項2に記載の形状付け装置。
  4. 前記移動部の前記内周面には、前記金型の外周面に形成される第1湾曲部に接触しつつ、前記金型を移動させる第2湾曲部が形成される、請求項1~3のいずれか1項に記載の形状付け装置。
  5. 前記移動部の前記外周面は歯車形状を備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の形状付け装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の形状付け装置によって、前記バルーンやステントに周方向に沿う波形を作ってその波形を維持するための前記金型を移動させる形状付け方法であって、
    前記第1隙間部を介して、前記バルーンを前記金型に対して挿入してセットする工程と、
    前記移動部によって、前記金型を移動させる工程と、を有する、形状付け方法。
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