JP7485076B2 - 推定装置、推定方法及び推定プログラム - Google Patents
推定装置、推定方法及び推定プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7485076B2 JP7485076B2 JP2022560628A JP2022560628A JP7485076B2 JP 7485076 B2 JP7485076 B2 JP 7485076B2 JP 2022560628 A JP2022560628 A JP 2022560628A JP 2022560628 A JP2022560628 A JP 2022560628A JP 7485076 B2 JP7485076 B2 JP 7485076B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- dimensional space
- layer
- error
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 44
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 125
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 96
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 96
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 85
- 238000013527 convolutional neural network Methods 0.000 claims description 58
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 42
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 38
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 27
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 29
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 24
- 101150099612 Esrrb gene Proteins 0.000 description 11
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 10
- 238000003325 tomography Methods 0.000 description 9
- 238000010801 machine learning Methods 0.000 description 8
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 6
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 5
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 4
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 101100521334 Mus musculus Prom1 gene Proteins 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N (2s)-2-[[4-[2-(2,4-diaminoquinazolin-6-yl)ethyl]benzoyl]amino]-4-methylidenepentanedioic acid Chemical compound C1=CC2=NC(N)=NC(N)=C2C=C1CCC1=CC=C(C(=O)N[C@@H](CC(=C)C(O)=O)C(O)=O)C=C1 NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N 0.000 description 1
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- JJWKPURADFRFRB-UHFFFAOYSA-N carbonyl sulfide Chemical compound O=C=S JJWKPURADFRFRB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 210000002569 neuron Anatomy 0.000 description 1
- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01V—GEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
- G01V5/00—Prospecting or detecting by the use of ionising radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Geophysics (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付手段と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定手段と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成手段と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出手段と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習手段と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算手段と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定する推定手段と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する出力手段と、
を備える。
コンピュータが、
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付け、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定し、
前記畳み込み演算により前記最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成し、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出し、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習し、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定し、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する。
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付処理と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定処理と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成処理と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出処理と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習処理と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算処理と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定する推定処理と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する出力処理と、
をコンピュータに実行させる。
図1は、本実施形態1にかかる推定装置1の構成を示すブロック図である。推定装置1は、探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の測定結果と、三次元空間の事前知識とを用いて三次元空間における密度情報の分布の推定値を推定するための情報処理装置である。前提として、荷電粒子の複数の測定器が三次元空間の地下等の異なる場所に設置されているものとする。そして、各測定器は、探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する。尚、荷電粒子とは、例えば、ミューオン粒子であるが、これに限定されない。三次元空間とは、地上及び地下を含んでよい。そのため、三次元空間は、空気層や複数の地層を含む異なる複数の物質層を含むものである。そして、三次元空間の事前知識とは、三次元空間に含まれる各物質層の構成、順序、種別等である。また、探査対象物とは、地下構造物であり、例えば、廃坑等である。
本実施形態2は、上述した実施形態1の具体的な一実施例である。まず、本実施形態2にかかる受付部は、探査対象物の形状に関する形状情報の入力をさらに受け付ける。そして、誤差算出部は、推定値のうち探査対象物の形状に関する推定値と、入力された形状情報との誤差をさらに含めて誤差関数値を算出する。つまり、誤差関数は、推定値のうち探査対象物の形状に関する推定値と、入力された形状情報との誤差の項を含む。このように、探査対象物の形状に関する事前知識を効果的に用いることで、ill-posedなトモグラフィ問題を解くことができ、トモグラフィ結果の精度をさらに向上させることができる。
ここで、a(E)とb(E)とは物質の種類により定まる。そして、物質層の長さlを通過できるミューオン粒子のエネルギーの最小値Eminは、以下の式(2)により求められる。
ここで、d(j)は、センサ面上の位置(座標)jにおいて測定されるミューオン粒子の入射方向である。Ωは、入射方向(立体角、方位角)の変数である。関数N(E、d(j))は、測定器fのセンサ面上の位置(座標)jにおいて測定されるミューオン粒子のエネルギーE及び入射方向d(j)におけるミューオン粒子数の関数である。以下の式(4)は、ミューオン粒子のエネルギーEμ及び方位角θにおける関数Nの微分強度(differential intensity)の定義である。
ここで、pμは、ミューオンの運動量であり光速に近い速度を持つ場合はエネルギーEμと等価になる。また、g(pμ、θ)は、以下の式(5)で定義される。
推定装置400の外部との入出力を行うインタフェースである。例えば、IF部430は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス(不図示)を介して、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容を制御部440へ出力する。また、IF部430は、制御部440からの指示に応じて、タッチパネル、表示装置、プリンタ等(不図示)へ出力を行う。
ここで、
ここで、am及びbmは、物質種別mにおけるエネルギー損失の係数である。また、
Err=c1Err1+c2Err2 ・・・式(9)
尚、c1及びc2は、任意の係数である。
ここで、Npは、測定器fのセンサ面の画素番号の最大値である。期待値Fexp(f、j)は、ステップS204により算出された値である。測定値Fobs(f、j)は、測定器fのセンサ面の画素jにおいて測定されたミューオン粒子数、つまり密度情報の測定値である。
ここで、iはボクセル番号、Nvはボクセル番号の最大値である。rは探査対象物20に当てはめる形状フィルタの水平方向の回転角、Qhはこの水平方向探索回転角の最大値である。Xr(vi)は、以下の式(12)で定義される。
ここで、r’は水平方向探索回転角度rに直交するように定めれられた探査対象物20に当てはめる形状フィルタの鉛直方向の回転角、Qvはこの鉛直方向探索回転角の最大値である。r⊥はr及びr’と直交する軸である。図11は、本実施形態2にかかるErr2を算出する際の探査対象物の軸の回転方向を説明するための図である。図12は、本実施形態2にかかるErr2を算出する際の形状・密度勾配フィルタの回転方向を説明するための図である。
ここで、μmは物質種別mにおける密度関数(密度モデル)である。尚、μmは物質種別413に対応付けられて予め保存されているものとする。そして、Vは以下の式(17)で定義される。
ここで、Mは形状フィルタの要素番号(ボクセル数)の最大値(フィルタのサイズ)である。crは、回転角度rでの座標変換関数である。そして、Δvは以下の式(18)で定義される。
ここで、M’は密度勾配(算出)フィルタの要素番号(ボクセル数)の最大値(フィルタのサイズ)である。そして、gr/rr‘(vi)は、以下の式(19)で定義される。
ここで、jは、密度勾配(算出)フィルタにおける要素番号である。Gr/rr‘(j)は、要素番号jにおける密度勾配(算出)フィルタ関数である。尚、M、M’及びGといった形状フィルタ、密度勾配(算出)フィルタに関する情報は、入力される形状情報に含まれる。また、ρRは、密度の正規化係数である。図13は、本実施形態2にかかるErr2を算出する際の形状・密度勾配フィルタと座標変換を説明するための図である。なお形状フィルタと密度勾配フィルタの両中心は一致させた上でフィルタ処理を行う。
ここで、最小エネルギーEmin(f、d(j))の偏微分値は以下の式(21)により算出できる。
ここで、m’は物質種別の変数である。f’はミューオンフラックス画像(又は測定器)を識別するための変数である。
ここで、右辺の第1項は、注目ボクセルが密度勾配フィルタ計算の際のフィルタ中心位置にある項である。右辺の第2項は、注目ボクセルが密度勾配フィルタ計算の際のフィルタ中心位置にない項である。
ここで、Zは、上記式(13)から式(15)に示したものである。また、Xは、上記式(12)で示したものである。例えば物質0の中に物質1がある一定の形状で存在している場合のrr’、r、r⊥のそれぞれにおけるErr2の偏微分の項は、以下の式(24)、式(25)、式(26)のそれぞれで定義される。
ここで、μ0は、物質0の中での物質1の形状を表す形状フィルタである。μ1は、物質0のみが存在している領域を表す形状フィルタである。F’は、上述した関数Fの偏微分である。また、式(24)から式(26)のそれぞれに含まれる
また、式(24)及び式(25)のそれぞれに含まれる
ここで、case1は、注目ボクセルiがボクセルjを中心とした密度勾配フィルタ計算に含まれない場合である。また、case2は、注目ボクセルiがボクセルjを中心とした密度勾配フィルタ計算に含まれる場合である。尚、式(29)のc-1 r/rr‘(j)は式(17)等で用いた座標変換関数crの逆関数である。
尚、上述の実施形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
(付記A1)
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付手段と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定手段と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成手段と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出手段と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習手段と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算手段と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定する推定手段と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する出力手段と、
を備える推定装置。
(付記A2)
前記受付手段は、前記探査対象物の形状に関する形状情報の入力をさらに受け付け、
前記誤差算出手段は、前記推定値のうち前記探査対象物の形状に関する推定値と、前記入力された形状情報との誤差をさらに含めて前記誤差関数値を算出する
付記A1に記載の推定装置。
(付記A3)
前記受付手段は、前記探査対象物の前記三次元空間内の想定位置の入力をさらに受け付け、
前記誤差算出手段は、前記探査対象物の形状に関する推定値に対して、前記想定位置とのずれを調整するように前記誤差関数値を算出する
付記A2に記載の推定装置。
(付記A4)
前記受付手段は、前記三次元空間のうち地表面より下の物質層の指定をさらに受け付け、
前記設定手段は、前記第1のボリュームのうち前記指定された物質層に対応するボクセルの初期値を、前記指定された物質層以外の物質層に対応するボクセルの初期値よりも高くするように設定する
付記A1乃至A3のいずれか1項に記載の推定装置。
(付記A5)
前記受付手段は、前記複数の物質層のうち前記探査対象物が存在する可能性のある物質層の種別の指定をさらに受け付け、
前記学習手段は、各ボクセルのうち前記指定されなかった物質層に対応するボクセルを学習の対象外として前記パラメータの学習を行う
付記A1乃至A4のいずれか1項に記載の推定装置。
(付記A6)
前記荷電粒子は、ミューオン粒子である
付記A1乃至A5のいずれか1項に記載の推定装置。
(付記B1)
コンピュータが、
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付け、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定し、
前記畳み込み演算により前記最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成し、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出し、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習し、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定し、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する、
推定方法。
(付記C1)
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付処理と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定処理と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成処理と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出処理と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習処理と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算処理と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の推定値を推定する推定処理と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記推定値を出力する出力処理と、
をコンピュータに実行させる推定プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
11 受付部
12 設定部
13 再構成部
14 誤差算出部
15 学習部
16 演算部
17 推定部
18 出力部
2 三次元空間
20 探査対象物
21~26 地層
211 測定器
21n 測定器
31~34 ミューオン粒子の軌跡
400 推定装置
410 記憶部
411 推定プログラム
412 CNN
4120 パラメータ
4121 第1層
412A 最終層
413 物質種別
414 固有密度係数
415 最終層定義情報
4151 ボリュームID
4152 測定器ID
4153 物質種別
420 メモリ
430 IF部
440 制御部
441 受付部
442 設定部
443 再構成部
444 誤差算出部
445 学習部
446 演算部
447 推定部
448 出力部
vo1 ボリューム
vx11 ボクセル
vx1k ボクセル
vo21 ボリューム
vo22 ボリューム
vo23 ボリューム
voA-11 ボリューム
voA-12 ボリューム
voA-13 ボリューム
voA11 ボリューム
voA1Nm ボリューム
voANf1 ボリューム
voANfNm ボリューム
r1 再構成画像
r2 再構成画像
rNf 再構成画像
ob1 ミューオンフラックス画像
ob2 ミューオンフラックス画像
obNf ミューオンフラックス画像
rd 三次元復元密度情報
Claims (8)
- 探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付手段と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定手段と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成手段と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出手段と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習手段と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算手段と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の第1の推定値を推定する推定手段と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記第1の推定値を出力する出力手段と、
を備える推定装置。 - 前記受付手段は、前記探査対象物の形状に関する形状情報の入力をさらに受け付け、
前記推定手段は、前記三次元空間に対応する立体空間内の各ボクセルにおける前記密度情報を推定し、全ボクセルの前記密度情報を前記三次元空間にまとめて、前記三次元空間における前記密度情報の分布の第1の推定値として推定し、
前記誤差算出手段は、前記第1の推定値から推定される前記探査対象物の形状に関する第2の推定値と、前記入力された形状情報との誤差をさらに含めて前記誤差関数値を算出する
請求項1に記載の推定装置。 - 前記受付手段は、前記探査対象物の前記三次元空間内の想定位置の入力をさらに受け付け、
前記誤差算出手段は、前記探査対象物の形状に関する第2の推定値に対して、前記想定位置とのずれを調整するように前記誤差関数値を算出する
請求項2に記載の推定装置。 - 前記受付手段は、前記三次元空間のうち地表面より下の物質層の指定をさらに受け付け、
前記設定手段は、前記第1のボリュームのうち前記指定された物質層に対応するボクセルの初期値を、前記指定された物質層以外の物質層に対応するボクセルの初期値よりも高くするように設定する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の推定装置。 - 前記受付手段は、前記複数の物質層のうち前記探査対象物が存在する可能性のある物質層の種別の指定をさらに受け付け、
前記学習手段は、各ボクセルのうち前記指定されなかった物質層に対応するボクセルを学習の対象外として前記パラメータの学習を行う
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の推定装置。 - 前記荷電粒子は、ミューオン粒子である
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の推定装置。 - コンピュータが、
探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付け、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定し、
前記畳み込み演算により前記最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成し、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出し、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習し、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得し、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の第1の推定値を推定し、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記第1の推定値を出力する、
推定方法。 - 探査対象物を含む三次元空間を通過した荷電粒子の数と当該荷電粒子の入射方向とを測定する複数の測定器による測定値と、各測定器の設置位置と、前記三次元空間に含まれる複数の物質層の種別との入力を受け付ける受付処理と、
前記三次元空間を複数のボクセルの集合で表現した第1のボリューム内の各ボクセルに前記荷電粒子の密度情報として任意の値を設定し、前記第1のボリュームに対して所定の畳み込み演算を行う畳み込みニューラルネットワークにおける最終層に含まれる複数の第2のボリュームのそれぞれを、前記測定器と物質層の組合せに対応させて設定する設定処理と、
前記畳み込み演算により取得された最終層の値のうち、前記測定器ごとの各物質層に対応する前記第2のボリュームの値と、各物質層の種別に対応する物質の固有密度係数と、当該測定器に対応する前記設置位置とを用いて、前記測定器ごとに前記測定値の期待値を再構成する再構成処理と、
前記測定器ごとの前記再構成された期待値と前記測定値との二乗誤差を含む誤差関数値を算出する誤差算出処理と、
前記誤差関数値が所定値以上である場合に、前記誤差関数値を最小化するように、前記畳み込みニューラルネットワークのパラメータを学習する学習処理と、
前記学習後のパラメータを用いて前記畳み込み演算により最終層の値を取得する演算処理と、
前記取得された最終層の値と前記設置位置を用いて前記三次元空間における前記密度情報の分布の第1の推定値を推定する推定処理と、
前記誤差関数値が所定値未満である場合に、前記第1の推定値を出力する出力処理と、
をコンピュータに実行させる推定プログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2020/041762 WO2022097305A1 (ja) | 2020-11-09 | 2020-11-09 | 推定装置、推定方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2022097305A1 JPWO2022097305A1 (ja) | 2022-05-12 |
JPWO2022097305A5 JPWO2022097305A5 (ja) | 2023-07-14 |
JP7485076B2 true JP7485076B2 (ja) | 2024-05-16 |
Family
ID=81457708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022560628A Active JP7485076B2 (ja) | 2020-11-09 | 2020-11-09 | 推定装置、推定方法及び推定プログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7485076B2 (ja) |
WO (1) | WO2022097305A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7372611B1 (ja) | 2022-09-12 | 2023-11-01 | 日本電気株式会社 | 構造体観測装置、モデル構築方法及びモデル構築プログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002830A (ja) | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Kawasaki Geological Engineering Co Ltd | ミュー粒子を利用した三次元地盤探査システム |
JP2018189428A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 国立大学法人東北大学 | 3次元像生成方法、3次元像生成システムおよび3次元像生成装置 |
JP2019522803A (ja) | 2016-05-11 | 2019-08-15 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェ シアンティフィクCentre National De La Recherche Scientifique | 岩石体積または人工建造物の密度を判断する方法および装置 |
-
2020
- 2020-11-09 WO PCT/JP2020/041762 patent/WO2022097305A1/ja active Application Filing
- 2020-11-09 JP JP2022560628A patent/JP7485076B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002830A (ja) | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Kawasaki Geological Engineering Co Ltd | ミュー粒子を利用した三次元地盤探査システム |
JP2019522803A (ja) | 2016-05-11 | 2019-08-15 | サントル ナシオナル ドゥ ラ ルシェルシェ シアンティフィクCentre National De La Recherche Scientifique | 岩石体積または人工建造物の密度を判断する方法および装置 |
JP2018189428A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 国立大学法人東北大学 | 3次元像生成方法、3次元像生成システムおよび3次元像生成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2022097305A1 (ja) | 2022-05-12 |
JPWO2022097305A1 (ja) | 2022-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8983162B2 (en) | Method and apparatus for estimating monte-carlo simulation gamma-ray scattering in positron emission tomography using graphics processing unit | |
Barnes et al. | Geological analysis of Martian rover‐derived digital outcrop models using the 3‐D visualization tool, Planetary Robotics 3‐D Viewer—Pro3D | |
CN109416408B (zh) | 震中距估计装置、震中距估计方法以及计算机可读记录介质 | |
CN108072892B (zh) | 一种自动化的地质构造约束层析反演方法 | |
Ding et al. | New parameterized model for GPS water vapor tomography | |
CN112363236A (zh) | 一种基于pde的重力场数据等效源延拓与数据类型转换方法 | |
WO2016001697A1 (en) | Systems and methods for geologic surface reconstruction using implicit functions | |
JP7485076B2 (ja) | 推定装置、推定方法及び推定プログラム | |
BR112015000879B1 (pt) | Sistema e método para modelagem de velocidade de migração | |
Hou et al. | 3D density inversion of gravity gradiometry data with a multilevel hybrid parallel algorithm | |
Raymund et al. | Model‐assisted ionospheric tomography: A new algorithm | |
CN106471392B (zh) | 图像重构处理方法 | |
Balco | Simple computer code for estimating cosmic-ray shielding by oddly shaped objects | |
CN117011476B (zh) | 大气切伦科夫望远镜阵列的位型布局方法、设备及介质 | |
CN112346139B (zh) | 一种重力数据多层等效源延拓与数据转换方法 | |
CN116127314B (zh) | 基于自适应多尺度深度学习网络预测地下密度的方法 | |
Hou et al. | 3D inversion of vertical gravity gradient with multiple graphics processing units based on matrix compression | |
CN117092702A (zh) | 孔-隧激发极化探水结构的施工方法及反演探水方法 | |
WO2021115917A1 (en) | Machine learning-based scintillator response modelling for increased spatial resolution in nuclear imaging | |
Lesaint et al. | GCC and FBCC for linear tomosynthesis | |
WO2012021938A1 (en) | A method of analysing data obtained using a gravity gradiometer | |
KR20110124685A (ko) | Gpu를 이용한 양전자 방출 단층 촬영 영상에서의 감마선 산란 추정 방법 및 장치 | |
CN113591030B (zh) | 基于多gpu的重力梯度数据灵敏度矩阵压缩及调用方法 | |
Yilmaz | Artificial neural networks pruning approach for geodetic velocity field determination | |
Yin et al. | A fast 3D gravity forward algorithm based on circular convolution |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230428 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7485076 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |