JP7484247B2 - 連結ポーション - Google Patents

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Description

この発明は連結ポーションに関する。
近年,ライフスタイルの変化から子育て世代の共働きが増加しており,育児に十分な時間が取れないなどの問題が生じている。介護現場において,介護職の人手不足から,入居者に十分なサービスが提供されていないケースもある。乳幼児や高齢者に手軽に食べ物を食べさせることができる容器形態が求められている。またペットを飼う家庭において,ペットと触れ合うことができる限られた時間を有効活用するために,ペットにペットフード(おやつ)を与えるときに,単にトレイ容器にペットフードを入れるだけではなく,ペットとコミュニケーションを図りながらまたは遊びながら餌やりをすることがある。
現在,数多くの乳幼児用食品や介護食品,袋入りペットフード製品が発売されている。ウェットタイプと呼ばれる柔らかいペットフードをスティック袋に収納したものも開発されている。しかしながら,いずれも,袋から直接に飲食する(ペットに餌やりする)ことは推奨されておらず,袋内に包装されている食品を別容器(トレイ)に移し替えることを推奨しており,そうすると,乳幼児や高齢者に手軽に食品を食べさせたり,ペットフードを与えるときにペットと緊密なコミュニケーションを図ることができない。消費者自らの判断で,別容器に食品を移さずに袋から直接に食品を与えようとすると,食品を落としてしまって床を汚してしまったり,持ち手が汚れたりすることもある。
特許文献1は,指でV字形に折り曲げたときに蓋が破断されて開口し,そこから内容物を押し出すことができる包装体を開示する。
特開平11-301746号公報
特許文献1に記載の包装体は,内容物を外に押し出すタイプであるので,押し出した内容物を受ける容器が必要となる。床や指を汚さずに食品を与えるのには向いていない。
この発明は,乳幼児や高齢者等に直接食べ物を与えることができ,またはペットとコミュニケーションを図りながら,しかも床や指を汚すことなく,餌やりすることができるようにすることを目的とする。
この発明による連結ポーション(連結容器)は,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第1の容器部,上記第1の容器部と間隔をあけて形成され,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第2の容器部,上記第1の容器部および第2の容器部と一体に形成され,上記第1の容器部および第2の容器部をつなぐ架橋部,ならびに上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備え,上記第1,第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着され,第1,第2の容器部の上方開口を閉じる蓋部,を備え,上記架橋部に,上記第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,少なくとも上記第1の容器部内と連通する細長い誘導溝が形成されており,上記蓋部に,上記蓋部を,上記第1の容器部の上方開口および上記誘導溝の一部を塞ぐ第1の蓋部半体と上記第2の容器部の上方開口および上記誘導溝の残りの一部を塞ぐ第2の蓋部半体とに分ける切除ガイドが形成されており,上記切除ガイドに沿って上記第2の蓋部半体が剥がされたときに,上記第1の容器部から誘導溝を通って上記第2の容器部に至る,上記第1の容器部内の内容物を第2の容器部内に移し替えるための誘導通路が形成されることを特徴とする。
第1の容器部内に内容物たとえば流動状の柔らかい食品が入れられる。第1,第2の容器部の上端周縁のフランジ部および架橋部に蓋部が接着されることで,第1,第2の容器部の上方開口および誘導溝が蓋部によって閉じられる。蓋部は,上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備えるのは言うまでもない。
第1の容器部内に食品が入れられるのに対し,第2の容器部内には,初期状態(販売時)においては基本的には何も入れられない。第2の容器部は,第1の容器部の食品を移し替えるために用いられる。もっとも,第2の容器部にも何らかの内容物を入れておくこともでき,その場合には,第1の容器部の食品が第2の容器部に移し替えられたときに,移し替えられた食品と第2の容器部の内容物を,第2の容器部において混ぜ合わせることができる。
第1の容器部と第2の容器部の間に架橋部が形成されている。第1,第2の容器部と架橋部とは一体に形成されており,架橋部によって第1,第2の容器部は所定間隔をあけて配置される(並べられる)。
第1の容器部と第2の容器部の間の架橋部には,第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,少なくとも上記第1の容器部内と連通する細長い誘導溝が形成されている。誘導溝は細長い凹部によって構成することができ,第1,第2の容器部と同様に上方に開口する。誘導溝は第1の容器部内と連通しているので,第1の容器部内の柔らかい食品は誘導溝内にも移動可能である。
蓋部には,上記蓋部を,上記第1の容器部の上方開口および上記誘導溝の一部を塞ぐ第1の蓋部半体と上記第2の容器部の上方開口および上記誘導溝の残りの一部を塞ぐ第2の蓋部半体とに分ける切除ガイド(分離ガイド)が形成されている。第1,第2の蓋部半体は,蓋部を正確に半分する(1/2ずつにする)ものでなくてもよく,第1,第2の蓋部半体の一方が他方よりも大きくてもよい。
切除ガイドは,一実施態様では,上記蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分けるハーフカット線である。ハーフカット線に沿って,蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分離させ,第1の蓋部半体をそのまま残しつつ,第2の蓋部半体を剥がすことができる。
切除ガイドは,他の実施態様では,上記蓋部の縁部に形成されるノッチである。蓋部を一軸延伸フィルムによって形成することで,ノッチを起点にして蓋部を所定方向(延伸フィルムの延伸方向と直交する方向)に裂くことができる。上記蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分けることになる箇所の蓋部の縁部にノッチを形成しておくことによって,ハーフカット線と同様に,蓋部を第1の蓋部半体と第2の蓋部半体とに分離させ,第1の蓋部半体をそのまま残しつつ,第2の蓋部半体を剥がすことができる。
この発明によると,切除ガイドに沿って蓋部のうちの第2の蓋部半体が剥がされると,第2の容器部および誘導溝の一部が開口する。上記第1の容器部から誘導溝を通って上記第2の容器部に至る,上記第1の容器部内の内容物が通る誘導通路が形成される。誘導溝は細長いので,第1の容器部内の食品を少しずつ第2の容器部に移し替えることができる。また,食品が移し替えられる第2の容器部も第2の蓋部半体が剥がされるまでは上方開口が閉じられているので,衛生面で優れている。
一実施態様では,上記誘導溝の一端が上記第1の容器部内につながっており,かつ上記誘導溝の他端は上記第2の容器部内とはつがっておらず,上記第2の容器部の上方開口と上記誘導溝の他端の間に位置する上記第2の容器部のフランジ部の一部が上記誘導通路として用いられる。第2の容器部のフランジ部を乗り越えさせて第1の容器部および誘導溝から第2の容器部に食品を移し替える態様である。誘導溝が,細長く,かつ第2の容器部に向かう方向(第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向)を向いて形成されているので,第1の容器部内の食品を第2の容器部内に向けて確実に移し替えることができる。
上記実施態様では,第2の蓋部半体が第2の容器部のフランジ部に接着されているときには,誘導溝は蓋部(第1,第2の蓋部半体)によって完全に覆われているので,誘導通路は形成されず,食品は第1の容器部内および誘導溝内に密封されている。第2の蓋部半体が剥がされたときに,誘導溝の一部が開口し,誘導溝の開口から第2の容器部のフランジを通って第2の容器部内に至る誘導通路が形成されることになる。
他の実施態様では,上記誘導溝の一端が上記第1の容器部内に,他端が上記第2の容器部内に,それぞれ連通しており,上記第2の蓋部半体の裏面に,上記第2の蓋部半体が上記第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着されているときに上記誘導溝を閉鎖し,上記第2の蓋部半体が剥がされたときに誘導溝の閉鎖を解く壁部が形成されている。誘導溝が第1,第2の容器部内のそれぞれと連通しているので,よりスムーズに第1の容器部内の食品を第2の容器部内に移し変えることができる。第2の蓋部半体が接着されている状態において誘導溝は壁部によって閉じられるので,第2の蓋部半体を剥がす前に,食品が第1の容器部から第2の容器部に移動することはない。
連結ポーションの平面図である。 連結ポーションの側面図である。 変形例の連結ポーションの平面図である。 蓋部を剥がした状態の連結ポーションの平面図である。 図4のV-V線に沿う連結ポーションの断面図である。 図4のVI-VI線に沿う連結ポーションの断面図である。 食品を移し替えている様子を示す図6に相当する断面図である。 他の実施例の連結ポーションの分解斜視図である。
図1は連結ポーション1の平面図を,図2はその側面図を,それぞれ示している。図3は,後述する変形例の蓋部を備える連結ポーション1の平面図である。図4は蓋部の半分を剥がした状態の連結ポーション1の平面図である。図5は図4のV-V線に沿う断面図を,図6は図4のVI-VI線に沿う断面図をそれぞれ示している。
連結ポーション1は,間隔をあけて形成された第1の容器部10Aおよび第2の容器部10Bと,第1,第2の容器部10A,10Bの間をつなぐ架橋部15と,蓋部30とを備えている。
第1,第2の容器部10A,10Bおよび架橋部15は一体であり,ポロプロピレン(PP)単層,PP/エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)/PPの積層体,PP/酸素吸収材/PPの積層体など,成形可能な任意の樹脂を圧空成形または真空成形することでつくられる。第1,第2の容器部10A,10Bおよび架橋部15の表面にさらにバリア層,その他の機能層を積層してもよい。第1,第2の容器部10A,10B,および架橋部15の肉厚は一例として0.3~1.0mmとされるが,第1の容器部10A内に収納される食品(たとえばペットフード)40の重量等に応じて適宜設計することができる。第1,第2の容器部10A,および架橋部15の寸法も適宜設計することができる。
蓋部30は,基材層とその下面のシーラント層から構成され,基材層にはポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂,ナイロンなどのポリアミド系樹脂,ポリプロピレン等が用いられる。シーラント層にはポリプロピレンなどを用いることができる。
図2を参照して,第1の容器部10Aは,上方に開口する概略逆円錐台形の収容部11Aと,収容部11Aの上端周縁に収容部11Aと一体に外向きに形成された環状(後述する誘導溝20の部分は除く)のフランジ部12Aとを備えている。フランジ部12Aの厚さは収容部11Aの厚さよりもやや厚く,収容部11Aに比べて剛性が高められている。第1の容器部10Aの収容部11A内にウェットタイプ(流動状)の食品40が収納される。
第2の容器部10Bも,上方に開口する概略逆円錐台形の収容部11Bと,収容部11Bの上端周縁に収容部11Bと一体に外向きに形成された環状のフランジ部12Bとを備えている。フランジ部12Bの厚さは収容部11Bの厚さよりもやや厚く,収容部11Bに比べて剛性が高められている。
第1,第2の容器部10A,10Bをつなぐ架橋部15は,フランジ部12A,12Bと連続し,フランジ部12A,12Bと同程度の厚さを持つ。図1,図4を参照して,平面から見ると,架橋部15の両端縁は内側に湾曲しているが,架橋部15の両端縁はまっすぐに形成してもよい。
上述したように,第1,第2の容器部10A,10Bと,架橋部15とは一体に形成され,第1,第2の容器部10A,10Bのフランジ部12A,12Bの上面と架橋部15の上面は面一である。このため,第1の容器部10Aのフランジ部12Aと架橋部15とを明確に区画する境界はなく,第2の容器部10Bのフランジ部12Bと架橋部15とを明確に区別する境界もない。もちろん,収容部11Aの上端周囲の所定幅の環状範囲(次に説明する誘導溝20を除く)をフランジ部12A,収容部11Bの上端周囲の所定幅の環状範囲をフランジ部12Bと考え,それ以外の範囲を架橋部15と考えてもよい。
架橋部15(および第1の容器部10Aのフランジ部12A)に,第1の容器部10Aと第2の容器部10Bとを結ぶ方向に長手方向を持つ細長い誘導溝20が形成されている。誘導溝20は,圧空成形または真空成形時に架橋部15の上面から押し型を押し当てるまたは架橋部15の下面から吸引をすることによって形成され,これによって架橋部15の上面において凹状,下面から見れば凸状の誘導溝20が形成される。図4および図6を参照して,誘導溝20は,その一端が第1の容器部10Aの収容部11Aと連通しており(つながっており),他端は第2の容器部10Bにまでは到達しておらず,途中で止まっている。すなわち誘導溝20は,第2の容器部10Bの収容部11Bと連通していない。
この実施例の誘導溝20は,平面から見て,第1,第2の容器部10A,10Bを結ぶ方向に長手方向を持つ概略長方形であり,一定の幅を持つ。もちろん,たとえば,第1の容器部10Aから第2の容器部10Bに向けて次第に幅が狭められた形状(平面からみて三角形)であってもよく,その形状は適宜設計することができる。
図1,図2を参照して,第1の容器部10Aのフランジ部12Aの上面,第2の容器部10Bのフランジ部12Bの上面,および架橋部15(誘導溝20を除く)の上面に楕円形または両端部が丸みを帯びた長方形の蓋部30が接着されており,これによって収容部11Aの開口および収容部11Bの開口がいずれも閉じている。また,誘導溝20についても蓋部30によって完全に閉じられる。蓋部30によって閉じられている状態において,第1の容器部10Aの収容部11Aに収納されている食品40は外に漏れだすことはない。
図1,図4を参照して,蓋部30の長手方向のほぼ中間位置に,長手方向(第1,第2の容器部10A,10Bを結ぶ方向と同じ方向)と直交する向きに切除線31が入れられている。切除線31は,蓋部30の厚さの半分程度の深さまで切込みを入れたハーフカット線とすることができ,蓋部30を完全には貫通しないように切除線31は形成される。ハーフカット線は,連続の線でも,不連続な線(一例として破線)でもよい。不連続線とする場合,安定した切除ができるように各不連続線の一端に斜めに短く伸びる補助線を形成してもよい。切除線31によって,蓋部30は,第1の容器部10Aの収容部11Aの開口全体および誘導溝20の一部を塞ぐ蓋部半体30Aと,第2の容器部10Bの収容部11Bの開口全体および誘導溝20の残りを塞ぐ蓋部半体30Bとに分けられる。
蓋部30は一軸延伸フィルムから構成することもでき,この場合には,図3に示すように,蓋部30に必ずしも切除線31を形成しなくてもよい。一軸延伸フィルムはその延伸方向と直交する方向に直線状に裂けやすい性質を有するためである。蓋部30の長手方向の両側縁のほぼ中央に一対のノッチ31A(一方であってもよい)を形成しておくのが好ましい。ノッチ31A形成箇所を起点にして,蓋部30を,蓋部半体30Aと蓋部半体30Bとに分ける(次に説明するように蓋部半体30Bのみを剥がす)ことができる。
二つの蓋部半体30A,30Bのうち,第2の容器部10Bの収容部11Bおよび誘導溝20の一部を覆う蓋部半体30Bが剥がされる。図4および図6を参照して,蓋部半体30Bを剥がすと,第2の容器部10Bの収容部11Bが上方に開口し,かつ誘導溝20の先端の一部も上方に開口する。
図7を参照して,図7は第1の容器部10Aの収容部11A内の食品40を,第2の容器部10Bの収容部11B内に移し替えている様子を,図6に相当する断面図において示している。
第1の容器部10Aの収容部11Aを上向きに押すと,第1の容器部10Aの収容部11Aが変形して収容部11A内の空間が押しつぶされ,収容部11A内の食品40は誘導溝20を通って誘導溝20の先端開口から外に押し出される。誘導溝20は細長く,かつ第2の容器部10Bの収容部11Bに向かう方向に形成されているので,誘導溝20の先端から押し出された食品40は,第2の容器部10Bのフランジ部12B上を通って第2の容器部10Bの収容部11B内に流し込まれる。このように,誘導溝20のみならず,第2の容器部10Bのフランジ部12Bの一部(第2の容器部10Bの上方開口と上記誘導溝20の先端との間の部分)も,第1の容器部10Aから第2の容器部10Bに食品40を移し替えるときに食品40が通る通路(誘導通路)として用いられる。
このように,蓋部半体30Bを剥がし,第1の容器部10Aの収容部11Aを押しつぶすことで,第1の容器部10Aの収容部11A内のウェットタイプ(流動状)の食品40を,少量ずつ第2の容器部10Bの収容部11B内に移し替えることができる。すなわち,第2の容器部10Bを,第1の容器部10に包装されている食品40を移し替える別容器(トレイ)として用いることができる。第2の容器部10Bに少量ずつの食品40を移し替えることができるので,少量ずつの食品40をゆっくりと与えることができる。また,第2の容器部10Bの収容部11Bの開口は,蓋部半体30Bが剥がされるまでは閉じられているので,衛生面にも優れている。
図8は他の実施例の連結ポーション2の分解斜視図である。図1~図7に示す連結ポーション1とは,架橋部15に形成された誘導溝20Aが,第1の容器部10Aの収容部11A内から第2の容器部10Bの収容部11B内をつないでいる点,および蓋部30のうちの剥がされる側の蓋部半体30Bの裏面に,下向きに突出する壁部32が形成または固定されており,蓋部30が第1,第2の容器部10A,10Bのフランジ部12A,12Bおよび架橋部15に接着されているときに,壁部32によって誘導溝20が閉鎖される点が異なる。蓋部半体30Bが剥がされると壁部32は取り除かれる。蓋部半体30Bを剥がす前に,食品40が誘導溝20Aを通って第1の容器部10Aから第2の容器部10Bに移動することはない。また,誘導溝20Aが2つの収容部11A,11Bを完全につないでいるので,食品40の移動(移し替え)をスムーズに行うことができる。
1,2 連結ポーション
10A 第1の容器部
10B 第2の容器部
11A 第1の収容部
11B 第2の収容部
12A,12B フランジ部
15 架橋部
20,20A 誘導溝
30 蓋部
30A,30B 蓋部半体
31 切除線
31A ノッチ
40 食品

Claims (3)

  1. 上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第1の容器部,上記第1の容器部と間隔をあけて形成され,上端周縁にフランジ部を備える上方に開口する第2の容器部,上記第1の容器部および第2の容器部と一体に形成され,上記第1の容器部および第2の容器部をつなぐ架橋部,ならびに上記第1の容器部,上記架橋部および上記第2の容器部を覆う大きさを備え,上記第1,第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着され,第1,第2の容器部の上方開口を閉じる蓋部,を備え,
    上記架橋部に,上記第1の容器部と第2の容器部を結ぶ方向にのびる,少なくとも上記第1の容器部内と連通する誘導溝が形成されており,
    上記蓋部に,上記蓋部を,上記第1の容器部の上方開口および上記誘導溝の一部を塞ぐ第1の蓋部半体と上記第2の容器部の上方開口および上記誘導溝の残りの一部を塞ぐ第2の蓋部半体とに分ける切除ガイドが形成されており,
    上記切除ガイドに沿って上記第2の蓋部半体が剥がされたときに,上記第1の容器部から誘導溝を通って上記第2の容器部に至る,上記第1の容器部内の内容物を第2の容器部内に移し替えるための誘導通路が形成される,
    連結ポーション。
  2. 上記誘導溝の一端が上記第1の容器部内につながっており,かつ上記誘導溝の他端は上記第2の容器部内とはつがっておらず,
    上記第2の容器部の上方開口と上記誘導溝の他端の間に位置する上記第2の容器部のフランジ部の一部が上記誘導通路として用いられる,
    請求項1に記載の連結ポーション。
  3. 上記誘導溝の一端が上記第1の容器部内に,他端が上記第2の容器部内に,それぞれ連通しており,
    上記第2の蓋部半体の裏面に,上記第2の蓋部半体が上記第2の容器部のフランジ部および上記架橋部に接着されているときに上記誘導溝を閉鎖し,上記第2の蓋部半体が剥がされたときに誘導溝の閉鎖を解く壁部が形成されている,
    請求項1に記載の連結ポーション。
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