JP7483160B2 - Occupant monitoring device and occupant monitoring method - Google Patents
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Description
本開示は、乗員監視装置及び乗員監視方法に関する。 The present disclosure relates to an occupant monitoring device and an occupant monitoring method.
車両を運転する運転者が少なくとも一方の手をハンドルから離した状態で、運転中に行う運転以外の行為をセカンドタスクという。運転者がセカンドタスクを実施している場合、運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができない虞がある。そのため、セカンドタスクを検出し警告することが検討されている。
例えば特許文献1では、セカンドタスクである喫煙を検出する喫煙検出装置が開示されている。特許文献1の喫煙検出装置は、車両の内部に設けられた撮像部により運転者の顔を撮像し、撮像画像を用いて運転者の顔向きを判定するとともに、顔向きに応じて煙草燃焼部の存在判別領域を設定する。そして、特許文献1の喫煙検出装置は、存在判別領域に煙草燃焼部の候補領域である高温領域を探索することにより、運転者の喫煙を検出する。
A second task is an action other than driving that a driver takes with at least one hand off the steering wheel. When a driver is performing a second task, there is a risk that the driver will not be able to concentrate on driving and will not be able to respond quickly because both hands are not holding the steering wheel. Therefore, a system is being considered to detect and warn when a second task is occurring.
For example,
しかしながら、特許文献1の喫煙検出装置では、運転者が煙草を口にくわえていない場合にも、誤って運転者の喫煙を検出する虞がある。具体的には、運転者が煙草を手に持ちつつ、両手でハンドルを把持している場合である。この場合、実際には運転者の顔と煙草の位置は離れているが、撮像画像上では、運転者の顔と煙草の位置が近く検出されるため、誤って運転者の喫煙が検出される。そのため、特許文献1の喫煙検出装置では、セカンドタスクの検出精度が不十分であるという課題があった。However, the smoking detection device of
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる乗員監視装置及び乗員監視方法を提供することを目的とするものである。 The present disclosure has been made to solve the above-mentioned problems, and aims to provide an occupant monitoring device and an occupant monitoring method that can determine the second task with high accuracy.
本開示に係る乗員監視装置は、車両の運転者を撮像する撮像部から撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部と、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部と、第1のセカンドタスク判定部の判定結果及び把持状態判定部の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部と、を備えたものである。The occupant monitoring device of the present disclosure includes an image acquisition unit that acquires an image from an imaging unit that images the driver of the vehicle, a first second task determination unit that uses the image to determine whether a second task, which is an action other than driving that the driver performs while driving, is being performed, a gripping state determination unit that determines a gripping state indicating whether the driver is gripping the steering wheel with both hands, and a second second task determination unit that determines whether a second task is being performed based on the determination result of the first second task determination unit and the determination result of the gripping state determination unit.
本開示に係る乗員監視方法は、車両の運転者を撮像する撮像部から撮像画像を取得するステップと、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定するステップと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定するステップと、セカンドタスクが実施されているか否かの判定結果及び把持状態の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定するステップと、を備えたものである。The occupant monitoring method according to the present disclosure includes the steps of acquiring an image from an imaging unit that images the driver of the vehicle, using the image to determine whether or not a second task, which is an action other than driving that the driver performs while driving, is being performed, determining a gripping state indicating whether or not the driver is holding the steering wheel with both hands, and determining whether or not the second task is being performed based on the determination result of whether or not the second task is being performed and the determination result of the gripping state.
本開示によれば、第1のセカンドタスク判定部の判定結果及び把持状態判定部の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定するため、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。 According to the present disclosure, whether or not a second task is being performed is determined based on the judgment result of the first second task judgment unit and the judgment result of the gripping state judgment unit, thereby making it possible to judge the second task with high accuracy.
実施の形態1.
実施の形態1における乗員監視装置20について図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1の乗員監視装置20を備えた車両30の一部を示すブロック図である。乗員監視装置20は、車両30を運転する運転者がセカンドタスクを実施しているか否かを判定する。ここで、車両30とは車である例を説明するが、バイク、電車、飛行機等の人の操作により動かされる乗物であればよい。セカンドタスクとは、運転者が少なくとも一方の手をハンドルから離した状態で、運転中に行う運転以外の行為である。例えば、セカンドタスクは喫煙、携帯端末の操作、携帯端末を用いた会話、飲食、書類の確認、及び読書である。図1に示すように、車両30は、走行判定部1、撮像部2、画像取得部3、把持状態判定部4、セカンドタスク判定部5、記憶部6、出力部7、及び表示部8を備える。乗員監視装置20は、走行判定部1、画像取得部3、把持状態判定部4、セカンドタスク判定部5、記憶部6、及び出力部7を備える。セカンドタスク判定部5は、第1のセカンドタスク判定部5aと第2のセカンドタスク判定部5bとを有する。
The
走行判定部1は、車両30が走行中であるか否かを示す走行情報を車両30から取得する。そして、走行判定部1は走行情報を用いて車両30が走行中であるか否かを判定し、判定結果を第1のセカンドタスク判定部5aに出力する。走行情報は、例えば車速を示す情報である。走行判定部1は、例えば車速が0km/hである場合は車両30が走行中ではないと判定し、車速が0km/hではない場合は車両30が走行中と判定する。The
撮像部2は、車両30の内部に設けられたカメラであり、車両30のインストルメントパネル、ダッシュボード、センターディスプレイ、Aピラー又は、ルームミラー等に設置される。撮像部2は車両30の運転者を撮像した撮像画像を画像取得部3に出力する。The
画像取得部3は、車両30の運転者を撮像する撮像部2から撮像画像を取得する。
The
把持状態判定部4は、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する。また、把持状態判定部4は、運転者が両手でハンドルを把持していないと判定した場合に、運転者が右手でハンドルを把持している状態、運転者が左手でハンドルを把持している状態、及び運転者がハンドルを把持していない状態のうちいずれの把持状態であるかをさらに判定してもよい。把持している状態は、運転者の手がハンドルに触れている状態である。以降、運転者が両手でハンドルを把持している状態を「両手」、運転者が右手でハンドルを把持している状態を「右手」、運転者が左手でハンドルを把持している状態を「左手」、運転者が両手ともにハンドルを把持していない状態を「把持無し」と称する。把持状態判定部4は、「右手」及び「左手」を区別なく、運転者が片手でハンドルを把持している状態である「片手」として判定してもよい。The gripping
把持状態判定部4が把持状態を判定する方法を説明する。把持状態判定部4は撮像画像における運転者の複数の特徴点を検出する。特徴点は、いわゆる骨格モデルの生成に用いられるものである。そして、把持状態判定部4は検出した複数個の特徴点を用いて、運転者の骨格モデルを生成する。次に、把持状態判定部4は生成した骨格モデルを用いて、運転者の肩の傾き角度又は運転者の腕の傾き角度を検出する。これにより、把持状態判定部4は運転者の腕の向く方向を推定し、運転者の手がハンドルを把持しているか否かを推定することができる。
The method by which the gripping
把持状態判定部4が把持状態を判定する方法は上述の方法に限られない。把持状態判定部4は、撮像画像から運転者の手がハンドルに触れているか否かを判定してもよく、予め定められた位置より運転者の手がハンドル側にあるか否かを判定してもよい。The method by which the gripping
セカンドタスク判定部5は、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。セカンドタスク判定部5は、第1のセカンドタスク判定部5aと第2のセカンドタスク判定部5bとを有する。第1のセカンドタスク判定部5aは、走行判定部1において車両30が走行中であると判定された場合に、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。The second
第1のセカンドタスク判定部5aは、画像取得部3により取得した撮像画像を用いて、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。また、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていると判定した場合に、セカンドタスクの種類をさらに判定してもよい。セカンドタスクの種類は、喫煙、携帯端末の操作、携帯端末を用いた会話、飲食、書類の確認、及び読書のうち少なくともいずれか1つ以上である。The first second
第1のセカンドタスク判定部5aによるセカンドタスクが実施されているか否か、及びセカンドタスクの種類を判定する方法を説明する。第1のセカンドタスク判定部5aによる判定は、例えばパターンマッチング処理により実施することができる。第1のセカンドタスク判定部5aは、パターンマッチング処理に用いるパターン画像を予め記憶している。パターン画像は、例えば喫煙している人の画像、携帯端末の操作をしている人の画像、携帯端末を用いた会話をしている人の画像、飲食をしている人の画像、書類の確認をしている人の画像、読書をしている人の画像、煙草の画像、携帯端末の画像、おにぎり等の食物の画像、飲料物が入ったペットボトル等の容器の画像、書類の画像、及び本の画像である。そして、第1のセカンドタスク判定部5aは画像取得部3により取得した撮像画像の一部とパターン画像との類似度を算出することにより、セカンドタスクが実施されているか否か、及びセカンドタスクの種類を判定する。A method for determining whether or not a second task is being performed by the first second
また、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定は、教師あり学習の公知のアルゴリズムを用いて実施してもよい。一例として、学習アルゴリズムにニューラルネットワークを適用した場合について説明する。第1のセカンドタスク判定部5aは、いわゆる教師あり学習により、セカンドタスクが実施されているか否か、及びセカンドタスクの種類を判定する。教師あり学習とは、入力と結果(教師ラベル)のデータの組を学習用データとして学習装置に与えることで、それらの学習用データにある特徴を学習し、入力から結果を推論する手法をいう。
第1のセカンドタスク判定部5aは、あらかじめ画像情報およびセカンドタスクの種類が組み合わせられた学習用データに従って生成された機会学習モデルを備え、機械学習モデルに画像取得部3により取得した撮像画像を入力することで、セカンドタスクを判定する。
機械学習モデルを生成する学習アルゴリズムとして、深層学習(Deep Learning)を用いてもよいし、例えば、遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、又はサポートベクターマシン等の他の公知の方法に従って機械学習モデルに学習させてもよい。
The first second
The first second
As a learning algorithm for generating the machine learning model, deep learning may be used, or the machine learning model may be trained according to other known methods, such as genetic programming, functional logic programming, or support vector machines.
第1のセカンドタスク判定部5aによるセカンドタスクが実施されているか否か、及びセカンドタスクの種類を判定する方法は、上述の方法に限定されない。例えば、撮像部2は赤外線カメラを有し、画像取得部3は撮像部2による撮像領域の熱分布の情報を取得する。そして、第1のセカンドタスク判定部5aは熱分布の情報に基づき、煙草の有無を判断することにより、喫煙のセカンドタスクが実施されているか否かを判定してもよい。The method of determining whether or not a second task is being performed by the first second
また、上述のとおりセカンドタスクとは、運転者が少なくとも一方の手をハンドルから離した状態で、運転中に行う運転以外の行為である。そのため、例えば運転者が片手に煙草を持ちつつ両手でハンドルを把持する行為は、セカンドタスクではない。このような行為を誤ってセカンドタスクと判定しないように、第1のセカンドタスク判定部5aは、撮像画像から推定される運転者の口と煙草との距離が予め設定された閾値以下である場合、例えば2cm以下である場合に、喫煙のセカンドタスクが実施されていると判定してもよい。例えば、撮像画像から推定される運転者の口と煙草との距離を推定する方法は、撮像画像から運転者の口と煙草との座標距離及び運転者の両目間の座標距離を求め、人の両目間の標準長さを基準に運転者の口と煙草との距離を推定するとよい。他のセカンドタスクについても同様に、第1のセカンドタスク判定部5aは、撮像画像から推定される運転者の顔と携帯端末との距離が予め設定された閾値以下、例えば5cm以下である場合に、携帯端末を用いた会話のセカンドタスクが実施されていると判定してもよい。
As described above, the second task is an action other than driving that the driver performs while driving with at least one hand removed from the steering wheel. Therefore, for example, the action of the driver holding a cigarette in one hand and gripping the steering wheel with both hands is not a second task. In order to avoid erroneously determining such an action as a second task, the first second
第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態判定部4において判定した把持状態に応じて、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させるか否か、又は第1のセカンドタスク判定部5aによる判定結果を有効とするか否かを判定する。
本実施の形態では、第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されていると判定された場合に、把持状態判定部4が「両手」の把持状態ではないと判定した場合、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効とする。そして、第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されていると判定された場合に、把持状態判定部4が「両手」の把持状態であると判定した場合、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とする。
The second second
In this embodiment, when the first second
把持状態判定部4及びセカンドタスク判定部5は、予め設定された時間間隔で判定を実施する。予め設定された時間間隔は、例えば0.5秒間隔である。
記憶部6はセカンドタスク判定部5の判定結果を記憶する。記憶部6は予め設定された分の過去の判定結果を記憶でき、少なくとも前回と最新の撮像画像に対するセカンドタスク判定部5の判定結果を記憶する。また、記憶部6は把持状態判定部4の判定結果をさらに記憶してもよい。
The gripping
The
出力部7は、表示部8にセカンドタスクが実施されていることを示す信号を出力する。表示部8は、例えば車両30に設けられたスピーカ又はディスプレイである。表示部8は出力部7から信号を受信した場合に、セカンドタスクの実施を終了するように促す音声及び画像の少なくともいずれか一方を表示する。The
次に、乗員監視装置20のハードウェア構成例を説明する。図2は実施の形態1の乗員監視装置20のハードウェア構成例を示す概略図である。乗員監視装置20の走行判定部1、画像取得部3、把持状態判定部4、セカンドタスク判定部5、記憶部6、及び出力部7は、図2Aに示すように専用のハードウェアである処理回路12であってもよいし、図2Bに示すようにメモリ14に格納されているプログラムを実行するプロセッサ13であってもよい。Next, an example of the hardware configuration of the
図2Aに示すように乗員監視装置20の各構成が専用のハードウェアである場合、処理回路12は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。乗員監視装置20の各構成の機能それぞれを処理回路12で実現してもよいし、各構成の機能をまとめて1つの処理回路12で実現してもよい。2A, when each component of the
図2Bに示すように、乗員監視装置20の各構成がプロセッサ13である場合、各構成の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ14に格納される。プロセッサ13は、メモリ14に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、乗員監視装置20の各構成の機能を実現する。すなわち、乗員監視装置20の各構成は、プロセッサ13により実行されるときに、後述する図3、図4、図5、又は図8に示す各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ14を備える。また、これらのプログラムは、乗員監視装置20の各構成の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。As shown in FIG. 2B, when each component of the
ここで、プロセッサ13とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)等のことである。メモリ14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、ミニディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。Here, the
なお、乗員監視装置20の各構成の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、乗員監視装置20における処理回路12は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。In addition, some of the functions of each component of the
次に、乗員監視装置20による乗員監視方法について説明する。図3は実施の形態1の乗員監視装置20の処理動作を示すフローチャートである。Next, we will explain the occupant monitoring method using the
ステップS101では、走行判定部1は車両30が走行中であるか否かを判定する。走行判定部1は車両30が走行中であると判定した場合(ステップS101のYES)、判定結果を第1のセカンドタスク判定部5aに出力する。走行判定部1は車両30が走行中ではないと判定した場合(ステップS101のNO)、走行判定部1は車両30が走行中であると判定するまで、ステップS101を繰り返す。つまり、車両30が停止中はセカンドタスクの実施が許容されるので、乗員監視装置20はセカンドタスクの判定を実施しない。In step S101, the driving
ステップS102では、セカンドタスク判定部5は画像取得部3に運転者を撮像する撮像部2から撮像画像を取得させる。In step S102, the second
ステップS103では、把持状態判定部4は、画像取得部3により取得した撮像画像を用いて、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する。In step S103, the gripping
ステップS104では、第1のセカンドタスク判定部5aは、画像取得部3により取得した撮像画像を用いて、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。また、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていると判定した場合、さらにセカンドタスクの種類を判定してもよい。第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていると判定した場合(ステップS104のYES)、ステップS105に進む。第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていないと判定した場合(ステップS104のNO)、ステップS106に進む。In step S104, the first second
ステップS105及びステップS106では、記憶部6は第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を記憶する。ステップS105の処理動作後はステップS107に進み、ステップS106の処理動作後はステップS110に進む。In steps S105 and S106, the
ステップS107~ステップS110では、第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。
In steps S107 to S110, the second second
ステップS107では、把持状態判定部4の判定結果を用いて、第2のセカンドタスク判定部5bは把持状態が予め設定された条件を満たすか否かを判定する。本実施の形態における把持状態の予め設定された条件は、運転者が両手でハンドルを把持している状態、すなわち把持状態が「両手」である。把持状態判定部4が「両手」の把持状態であると判定した場合、運転者は両手でハンドルを把持しているため、物理的に両手が塞がっている。そのため、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されていると判定した結果(ステップS104のYES)は誤りである。そこで、ステップS108では、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効と判定する。そして、ステップS109では、第2のセカンドタスク判定部5bはステップS105において記憶部6に記憶された第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を修正する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aにより判定された最新のセカンドタスクの判定結果をセカンドタスクの実施ありから、セカンドタスクの実施なしに修正する。In step S107, the second second
把持状態判定部4が「両手」の把持状態ではないと判定した場合(ステップS107のNO)は、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効と判定する(ステップS110)。また、ステップS104において、第1のセカンドタスク判定部5aがセカンドタスクは実施されていないと判定した場合も、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効と判定する(ステップS110)。第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効と判定した場合(ステップS110)は、ステップS105及びステップS106において記憶された第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を修正する処理動作は不要であるため、ステップS111に進む。If the grip
ステップS111では、第2のセカンドタスク判定部5bは、記憶部6に記憶されたセカンドタスクの判定結果において、セカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されているか否かを判定する。第2のセカンドタスク判定部5bにおいてセカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されていると判定される場合(ステップS111のYES)は、次の2つである。1つ目は、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されているか否かを判定する場合に、セカンドタスクが実施された状態が予め設定された時間継続している場合である。2つ目は、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されているか否かに加え、セカンドタスクの種類を判定する場合に、記憶部6に記憶された判定結果において同じ種類のセカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されている場合である。予め設定された時間は、セカンドタスクを継続して実施した場合に、運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができないと予想される時間に設定するとよい。また、運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができないと予想される時間はセカンドタスクの種類により異なる。そのため、予め設定された時間は、セカンドタスクの種類により異なるように設定されてもよい。例えば、予め設定された時間は、喫煙のセカンドタスクの場合は2秒以上3.5秒以内とし、携帯端末を用いた会話のセカンドタスクの場合は3秒以上4.5秒以内とする。ステップS109において、セカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されない場合、乗員監視装置20の処理動作を終了する。In step S111, the second second
ステップS112では、第2のセカンドタスク判定部5bは出力部7にセカンドタスクが実施されていることを示す信号を表示部8に出力させる。そして、表示部8は運転者にセカンドタスクの実施を終了するように促す音声及び画像の少なくともいずれか一方を表示する。
以上により、乗員監視装置20の処理動作を終了する。
In step S112, the second second
This completes the processing operation of the
次に、本実施の形態における乗員監視装置20の効果を説明する。
上述のとおり、本実施の形態における乗員監視装置20は、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部5aと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部4と、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部5bを備える。これにより、乗員監視装置20は、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。
Next, the effects of the
As described above, the
上述の本実施の形態の乗員監視装置20の効果をより詳細に説明する。
例えば、第1のセカンドタスク判定部5aにおいて、撮像画像を用いて、喫煙のセカンドタスクが実施されていると判定したとする。しかしながら、煙草はハンドルと比較して小さいため、実際には撮像画像中に煙草が写っていない場合にも喫煙のセカンドタスクが実施されていると誤判定される虞がある。また、二次元の撮像画像から煙草と運転者の口との距離を正確に推定することは困難である。そのため、例えば運転者が手に煙草を持ちつつ、両手でハンドルを把持している場合にも、撮像画像上では、運転者の顔と煙草の位置が近く判定されるため、誤って喫煙のセカンドタスクが実施されていると判定される虞がある。ここでは、喫煙のセカンドタスクを例に説明したが、他のセカンドタスクでも同様である。つまり、第1のセカンドタスク判定部5aにおける撮像画像を用いた判定結果は、誤判定である可能性がある。
The effects of the
For example, suppose that the first second
本実施の形態では、把持状態判定部4は撮像画像を用いて把持状態を判定する例を示した。ここで、ハンドルは例えば煙草と比較して大きいため、煙草のセカンドタスクよりも把持状態の方が高精度に判定することができる。つまり、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果よりも把持状態判定部4の判定結果の方が高精度である。そこで、第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果に加えて把持状態判定部4の判定結果も考慮して、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。これにより、セカンドタスクの判定をより高精度に行うことができる。In this embodiment, an example has been shown in which the grip
また、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態に応じて、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定結果を有効とするか否かを判定する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは、第1のセカンドタスク判定部5aにおいてセカンドタスクが実施されていると判定された場合に、把持状態判定部4が「両手」の把持状態ではないと判定した場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効とし、把持状態判定部4が「両手」の把持状態であると判定した場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とする。
運転者が両手でハンドルを把持している状態において、運転者は両手が塞がっているため、セカンドタスクを実施することはできない。そのため、運転者が両手でハンドルを把持している状態において、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていると判定した場合、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果は誤りである。そこで、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とすることにより、セカンドタスクの判定をより高精度に行うことができる。
Furthermore, the second second
When the driver is holding the steering wheel with both hands, the driver's hands are occupied and the driver is therefore unable to perform the second task. Therefore, when the first second
また、セカンドタスクは運転者が少なくとも一方の手をハンドルから離した状態で行う行為であり、喫煙、携帯端末の操作、携帯端末を用いた会話、飲食、書類の確認、及び読書のうち少なくともいずれか1つ以上である。これらのセカンドタスクが実施されている場合、運転者は運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができない虞がある。本実施の形態の乗員監視装置20は、運転者が運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができない虞があるセカンドタスクを高精度に判定することができる。
A second task is an action that the driver performs with at least one hand off the steering wheel, and is at least one of the following: smoking, operating a mobile device, talking using a mobile device, eating, drinking, checking documents, and reading. When these second tasks are performed, the driver's concentration on driving decreases and there is a risk that the driver will not be able to respond immediately because both hands are not holding the steering wheel. The
また、第2のセカンドタスク判定部5bは、セカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されている場合に、出力部7にセカンドタスクが実施されていることを示す信号を表示部8に出力させる。車両30に設けられた表示部8は出力部7の信号により、セカンドタスクの実施を終了するように促す音声及び画像の少なくともいずれか一方を表示する。これにより、運転者はセカンドタスクの実施を終了するように促されるので、運転者は運転に集中し、両手でハンドルを把持する等の安全運転に努めることができる。
Furthermore, when the second task has been continuously performed for a preset time, the second second
また、第1のセカンドタスク判定部5aによりセカンドタスクが実施されていると判定される度に、出力部7が表示部8に信号を出力すると、表示部8による表示回数が多く運転者が煩わしく感じる。そこで、第2のセカンドタスク判定部5bは、セカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されている場合に、出力部7に信号を出力させる。これにより、運転者が運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができないと予想される時間継続してセカンドタスクが実施されている場合に、乗員監視装置20はセカンドタスクの実施を終了するように表示することができる。そのため、乗員監視装置20は、表示部8による表示回数が多すぎることによる煩わしさを抑制できる。In addition, if the
また、乗員監視装置20は、第1のセカンドタスク判定部5a及び第2のセカンドタスク判定部5bの判定結果を記憶する記憶部6を備える。そして、第1のセカンドタスク判定部5aは、セカンドタスクが実施されていると判定した場合にセカンドタスクの種類を判定する。第2のセカンドタスク判定部5bは、記憶部6に記憶された判定結果において、同じ種類のセカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されている場合に、出力部7に信号を出力させる。また、予め設定された時間はセカンドタスクの種類により異なる。セカンドタスクの種類によって、どの程度の時間継続してセカンドタスクを実施した場合に運転への集中力が低下し、また両手でハンドルを把持していないためとっさの対応ができない虞があるかは異なる。そのため、予め設定された時間をセカンドタスクの種類により異なるように設定することにより、実施されているセカンドタスクの種類に最適なタイミングで、運転者にセカンドタスクの実施を終了するように促すことができる。The
なお、実施の形態1では乗員監視装置20は記憶部6を備える例を示したが、セカンドタスク判定部5の判定結果は車両30の外部に設けられたサーバ装置に送信され記憶されてもよい。In addition, in
また、乗員監視装置20によるセカンドタスクの判定結果の利用例として、出力部7は表示部8にセカンドタスクが実施されていることを示す信号を出力し、表示部8は運転者にセカンドタスクの実施を終了するように促す例を示したが、これに限られない。例えば、乗員監視装置20によるセカンドタスクの判定結果は、トラック及びタクシー等の業務用車両を運営する企業において利用可能である。業務用車両を運営する企業は業務用車両を管理するためのサーバ装置を備える。そして、出力部7はセカンドタスクが実施されていることを示す信号をサーバ装置に出力してもよい。これにより、管理会社は業務用車両の運転者である従業員がセカンドタスクを実施していないかを監視することができる。
As an example of using the second task determination result by the
実施の形態2.
実施の形態2における乗員監視装置20について説明する。実施の形態2の乗員監視装置20の構成は、実施の形態1の乗員監視装置20の構成と同様である。実施の形態1と同様の構成については、同一符号が付されている。
An
本実施の形態の第2のセカンドタスク判定部5bは、セカンドタスクの状態が変化した場合に、把持状態が予め設定された条件を満たさない場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効とし、セカンドタスクの状態が変化した場合に、把持状態が予め設定された条件を満たす場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とする。In this embodiment, the second second
セカンドタスクの状態が変化した場合とは、セカンドタスクが実施されているか否かの状態が変化した場合、又はセカンドタスクの種類が変化した場合である。具体的には、セカンドタスクが実施されていない状態からセカンドタスクが実施されている状態に変化した場合、及び喫煙のセカンドタスクから携帯端末を用いた会話のセカンドタスクに変化した場合等である。A change in the state of the second task refers to a change in whether or not the second task is being performed, or a change in the type of the second task. Specifically, this includes a change from a state in which the second task is not being performed to a state in which the second task is being performed, and a change from the second task of smoking to the second task of talking using a mobile device.
本実施の形態の把持状態の予め設定された条件は表1に示す3つのうち少なくとも1つ以上である。 The preset conditions for the gripping state in this embodiment are at least one of the three shown in Table 1.
表1 把持状態の予め設定された条件
Table 1 Predefined gripping conditions
1つ目の把持状態の条件は、運転者が両手でハンドルを把持する状態が継続している場合、すなわち前回の把持状態判定部4の判定結果が「両手」であり、最新の把持状態判定部4の判定結果が「両手」である場合である。運転者が両手でハンドルを把持する状態が継続している場合、運転者は物理的に両手が塞がっており、セカンドタスクの状態が変化する可能性はない。The first gripping state condition is when the driver continues to grip the steering wheel with both hands, i.e., when the previous judgment result of the gripping
2つ目の把持状態の条件は、運転者が両手でハンドルを把持している状態から両手でハンドルを把持していない状態に変化した場合、すなわち前回の把持状態判定部4の判定結果が「両手」であり、最新の把持状態判定部4の判定結果が「右手」、「左手」、「片手」又は「把持無し」のいずれかである場合である。なお、2つ目の予め設定された把持状態の条件は、把持状態判定部4が判定する予め設定された時間間隔が十分に短い場合、例えば0.5秒よりも短い場合に設定される。例えば0.5秒よりも短い時間に、ハンドルから手を離す動作と、セカンドタスクの状態を変えることとを同時には行えない。把持状態判定部4が判定する記憶部6に記憶された把持状態判定部4及び第1のセカンドタスク判定部5aが判定する予め設定された時間間隔が、ハンドルから手を離す動作と、セカンドタスクの状態を変えることとを同時に行える程度に長い場合、例えば0.5秒よりも長い場合は、2つ目の把持状態の条件は設定しなくてもよい。The second gripping state condition is when the driver changes from a state where he/she grips the steering wheel with both hands to a state where he/she does not grip the steering wheel with both hands, that is, when the previous judgment result of the gripping
3つ目の把持状態の条件は、運転者が両手でハンドルを把持していない状態から両手でハンドルを把持する状態に変化した場合、すなわち前回の把持状態判定部4の判定結果が「右手」、「左手」、「片手」又は「把持無し」のいずれかであり、最新の把持状態判定部4の判定結果が「両手」である場合である。運転者が両手でハンドルを把持していない状態から両手でハンドルを把持する状態に変化した場合は、ハンドルを両手は把持する動作と、セカンドタスクの状態を変えることとを同時には行えない。The third gripping state condition is when the driver changes from a state where he/she is not gripping the steering wheel with both hands to a state where he/she is gripping the steering wheel with both hands, that is, when the previous judgment result of the gripping
次に、乗員監視装置20による乗員監視方法について説明する。図4は実施の形態2の乗員監視装置20の処理動作を示すフローチャートである。Next, we will explain the occupant monitoring method using the
ステップS201及びステップS202は、実施の形態のステップS101及びステップS102とそれぞれ同様である。 Steps S201 and S202 are similar to steps S101 and S102, respectively, in the embodiment.
ステップS203では、第1のセカンドタスク判定部5aは、画像取得部3により取得した撮像画像を用いて、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。また、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されていると判定した場合、さらにセカンドタスクの種類を判定してもよい。In step S203, the first second
ステップS204では、把持状態判定部4は、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する。ステップS203及びステップS204は同時に実施してもよく、ステップS204のあとにステップS203を実施してもよい。In step S204, the grip
ステップS205では、記憶部6はステップS203における第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及びステップS204における把持状態判定部4の判定結果を記憶する。
In step S205, the
ステップS206~ステップS210では、第2のセカンドタスク判定部5bは、記憶部6に記憶された第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。In steps S206 to S210, the second second
まず、ステップS206では、第2のセカンドタスク判定部5bはセカンドタスクの状態が変化したか否かを判定する。すなわち、第2のセカンドタスク判定部5bは最新の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果と前回の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果とが異なる場合にセカンドタスクの状態が変化したと判定し、最新の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果と前回の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果とが同じ場合はセカンドタスクの状態に変化はないと判定する。セカンドタスクの状態が変化するとは、セカンドタスクが実施されているか否かの状態が変化する、又はセカンドタスクの種類が変化することである。First, in step S206, the second second
セカンドタスクの状態が変化した場合(ステップS206のYES)は、第2のセカンドタスク判定部5bは把持状態が予め設定された条件を満たすか否かを判定する(ステップS207)。把持状態の予め設定された条件は上述の表1に示す3つのうち少なくとも1つ以上である。If the state of the second task has changed (YES in step S206), the second second
把持状態が予め設定された条件を満たす場合(ステップS207のYES)は、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効と判定し(ステップS208)、ステップS209に進む。ステップS209では、第2のセカンドタスク判定部5bはステップS205において記憶部6に記憶された第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を修正する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aにより判定された最新のセカンドタスクの判定結果を削除しデータなしとする、又は前回のセカンドタスクの判定結果と同一の判定結果に修正する。If the grip state satisfies the preset condition (YES in step S207), the second second
把持状態が予め設定された条件を満たさない場合(ステップS207のNO)は、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効と判定する(ステップS210)。また、ステップS206において、セカンドタスクの状態が変化しない場合も、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効と判定する(ステップS210)。If the grip state does not satisfy the preset condition (NO in step S207), the second second
ステップS211及びステップS212は、実施の形態のステップS111及びステップS112とそれぞれ同様である。
以上により、乗員監視装置20の処理動作を終了する。
Steps S211 and S212 are similar to steps S111 and S112, respectively, in the embodiment.
This completes the processing operation of the
実施の形態1と同様に、本実施の形態における乗員監視装置20は、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部5aと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部4と、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部5bを備える。これにより、乗員監視装置20は、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。As in the first embodiment, the
また、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態に応じて、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定結果を有効とするか否かを判定する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは、セカンドタスクの状態が変化した場合に、把持状態が予め設定された条件を満たさない場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を有効とし、セカンドタスクの状態が変化した場合に、把持状態が予め設定された条件を満たす場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とする。
第2のセカンドタスク判定部5bは、最新の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果と前回の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果とが異なる場合にセカンドタスクの状態が変化したと判定し、最新の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果と前回の第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果とが同じ場合はセカンドタスクの状態に変化はないと判定する。
把持状態の予め設定された条件は、セカンドタスクの状態が変化する可能性がない条件である。そのため、セカンドタスクの状態が変化した場合に、把持状態が予め設定された条件である場合は、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果は誤りである。そこで、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を無効とすることにより、セカンドタスクの判定をより高精度に行うことができる。
Furthermore, the second second
The second second
The preset condition of the gripping state is a condition under which the state of the second task is unlikely to change. Therefore, if the gripping state is in the preset condition when the state of the second task changes, the judgment result of the first second
具体的に、把持状態の予め設定された条件は、運転者が両手でハンドルを把持している状態が継続している場合、運転者が両手でハンドルを把持している状態から運転者が両手でハンドルを把持していない状態に変化した場合、及び運転者が両手でハンドルを把持していない状態から運転者が両手でハンドルを把持している状態に変化した場合のうち少なくともいずれか1つ以上である。これらの条件は、セカンドタスクの状態が変化する可能性がない条件である。Specifically, the preset conditions for the gripping state are at least one of the following: the driver continues to grip the steering wheel with both hands, the state changes from the driver gripping the steering wheel with both hands to the state where the driver is not gripping the steering wheel with both hands, and the state changes from the driver not gripping the steering wheel with both hands to the state where the driver is gripping the steering wheel with both hands. These conditions are conditions under which the state of the second task is not likely to change.
実施の形態3.
実施の形態3における乗員監視装置20について説明する。実施の形態3の乗員監視装置20の構成は、実施の形態1又は実施の形態2の乗員監視装置20の構成と同様である。実施の形態1及び実施の形態2と同様の構成については、同一符号が付されている。
An
実施の形態1及び実施の形態2の乗員監視装置20では、第1のセカンドタスク判定部5aによるセカンドタスクの判定と把持状態判定部4による把持状態の判定とが実施された後に、第2のセカンドタスク判定部5bによる判定を実施する。
実施の形態3の乗員監視装置20では、把持状態判定部4による把持状態の判定が実施された後に、第2のセカンドタスク判定部5bによる判定を実施する。そして、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態に応じて、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させるか否かを判定する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態が予め設定された条件を満たさない場合は、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させ、把持状態が予め設定された条件を満たす場合は、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させない。
In the
In the
乗員監視装置20による乗員監視方法について説明する。図5は実施の形態3の乗員監視装置20の処理動作を示すフローチャートである。We will now explain the occupant monitoring method using the
ステップS301からステップS303は、実施の形態1のステップS101からステップS103とそれぞれ同じである。
Steps S301 to S303 are the same as steps S101 to S103, respectively, in
ステップS304では、記憶部6は把持状態判定部4の判定結果を記憶する。
In step S304, the
ステップS305では、第2のセカンドタスク判定部5bは把持状態が予め設定された条件を満たすか否かを判定する。ステップS305の詳細な説明は省略するが、実施の形態2のステップS207と同様である。把持状態の予め設定された条件は、運転者が両手でハンドルを把持している状態が継続している場合、運転者が両手でハンドルを把持している状態から運転者が両手でハンドルを把持していない状態に変化した場合、及び運転者が両手でハンドルを把持していない状態から運転者が両手でハンドルを把持している状態に変化した場合のうち少なくともいずれか1つ以上である。In step S305, the second second
把持状態が予め設定された条件を満たす場合(ステップS305のYES)は、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させることなく、乗員監視装置20の処理動作を終了させる。If the gripping state satisfies the preset condition (YES in step S305), the second second
把持状態が予め設定された条件を満たさない場合(ステップS305のNO)は、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させる(ステップS306)。次に、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されているか否かを判定する(ステップS307)。また、ステップS307において、第1のセカンドタスク判定部5aはセカンドタスクが実施されている場合に、セカンドタスクの種類の判定をさらに実施してもよい。If the gripping state does not satisfy the preset condition (NO in step S305), the second second
そして、ステップS308では、記憶部6は第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果を記憶する。
Then, in step S308, the
ステップS309及びステップS310は、実施の形態1のステップS111及びステップS112とそれぞれ同様である。
以上により、乗員監視装置20の処理動作を終了する。
Steps S309 and S310 are similar to steps S111 and S112 in the first embodiment, respectively.
This completes the processing operation of the
実施の形態1と同様に、本実施の形態における乗員監視装置20は、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部5aと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部4と、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部5bを備える。これにより、乗員監視装置20は、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。As in the first embodiment, the
また、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態に応じて、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させるか否かを判定する。より具体的には、第2のセカンドタスク判定部5bは、把持状態が予め設定された条件を満たさない場合は、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させ、把持状態が予め設定された条件を満たす場合は、第1のセカンドタスク判定部5aによる判定を実施させない。これにより、把持状態が予め設定された条件を満たす場合における第1のセカンドタスク判定部5aの誤判定を防ぐことができるので、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。
In addition, the second second
また、把持状態が予め設定された条件を満たす場合は、セカンドタスクの状態が変化することはないので、第2のセカンドタスク判定部5bは第1のセカンドタスク判定部5aにおける判定の処理を省くことができる。これにより、乗員監視装置20の処理負荷を軽減できる。In addition, if the grip state satisfies a preset condition, the state of the second task does not change, so the second second
実施の形態4.
実施の形態4における乗員監視装置20について図6を用いて説明する。図6は実施の形態4の乗員監視装置20を備えた車両30の一部を示すブロック図である。実施の形態1では、把持状態判定部4は撮像画像を用いて把持状態を判定する例を示した。実施の形態4では、把持状態判定部4はハンズオンセンサ9のハンズオン信号を用いて把持状態を判定する。その他の乗員監視装置20の構成は実施の形態1から3のいずれか1つと同様である。実施の形態1から3と同様の構成については、同一符号が付されている。
The
実施の形態1と同様に、把持状態判定部4は、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する。すなわち、把持状態判定部4は、「両手」、「右手」、「左手」、「片手」、及び「把持無し」のうちいずれの把持状態であるかを判定する。As in the first embodiment, the gripping
ハンズオンセンサ9は車両30のハンドルに設けられ、ハンドルに運転者の両手が触れる状態、右手が触れる状態、左手が触れる状態、片手が触れる状態、及び両手ともに触れていない状態のうちいずれか1つのハンズオン信号を把持状態判定部4に出力する。ここでは、ハンズオンセンサ9は圧力センサである例を示す。The hands-on
ハンズオンセンサ9は、ハンドルの左右にそれぞれ設けられる。ハンズオンセンサ9はハンドルの左右半分の全体にそれぞれ設けられてもよく、把持されると推定される箇所に限定して設けられてもよい。ハンズオンセンサ9は圧力に応じた電流値を検出し、予め設定された閾値以上の電流値を検出した場合に、ハンドルに運転者の手が触れたと判定する。例えば、ハンドルの左右にそれぞれ設けられたハンズオンセンサ9の両方において予め設定された閾値以上の電流値を検出した場合、ハンズオンセンサ9はハンドルに運転者の両手が触れる状態を示すハンズオン信号を出力する。ハンドルの右側に設けられたハンズオンセンサ9のみが予め設定された閾値以上の電流値を検出した場合、ハンズオンセンサ9はハンドルに運転者の右手又は片手が触れる状態を示すハンズオン信号を出力する。ハンドルの左側に設けられたハンズオンセンサ9のみが予め設定された閾値以上の電流値を検出した場合、ハンズオンセンサ9はハンドルに運転者の左手又は片手が触れる状態を示すハンズオン信号を出力する。ハンドルの左右にそれぞれ設けられたハンズオンセンサ9の両方において、予め設定された閾値以上の電流値を検出した場合、ハンズオンセンサ9は運転者の両手ともにハンドルに触れていない状態を示すハンズオン信号を出力する。
把持状態判定部4は、ハンズオンセンサ9のハンズオン信号を用いて把持状態を判定する。
The hands-on
The gripping
乗員監視装置20による乗員監視方法は、実施の形態1から3の乗員監視装置20による乗員監視方法と同様である。上述のとおり、ステップS107、S207、S305では、把持状態判定部4は、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する。その際、把持状態判定部4はハンズオンセンサ9のハンズオン信号を用いて把持状態を判定する。The occupant monitoring method by the
実施の形態1と同様に、本実施の形態における乗員監視装置20は、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部5aと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部4と、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部5bを備える。これにより、乗員監視装置20は、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。As in the first embodiment, the
また、把持状態判定部4は、ハンドルの左右にそれぞれ設けられた圧力センサであるハンズオンセンサ9のハンズオン信号を用いて把持状態を判定する。ハンズオンセンサ9は、ハンドルに運転者の手が触れた場合に予め設定された閾値以上の電流値を検出する。そのため、撮像画像を用いて把持状態を判定する場合に比べ、ハンズオンセンサ9を用いて把持状態を判定する場合の方が、把持状態を正確に判定することができる。
The gripping
なお、ハンズオンセンサ9は圧力センサである例を示したが、これに限られない。例えば、ハンズオンセンサ9は静電容量式センサでもよく、温度センサでもよい。ハンズオンセンサ9が静電容量式センサである場合、ハンドルは電極を有し、運転者の手と電極との距離によって変化する静電容量に基づいて把持状態を判定する。ハンズオンセンサ9が温度センサである場合は、ハンドルの運転者が把持する箇所は体温により他のハンドルの部分よりも温度が高くなる。そのため、温度センサによる測定温度が予め設定された閾値以上である場合に、ハンドルが把持されていると判定すればよい。このように、把持状態判定部4は、ハンドルの左右にそれぞれ設けられた静電容量式センサ、又は温度センサであるハンズオンセンサ9のハンズオン信号を用いて把持状態を判定してもよい。この場合もハンズオンセンサ9が圧力センサである場合と同様に、撮像画像を用いて把持状態を判定する場合に比べ、ハンズオンセンサ9を用いて把持状態を判定する場合は、把持状態を正確に判定することができる。
Although the hands-on
実施の形態5.
実施の形態5における乗員監視装置20について図7を用いて説明する。図7は実施の形態4の乗員監視装置20を備えた車両30の一部を示すブロック図である。本実施の形態の車両30は、自動運転を実施する自動運転制御部10、及び自動運転レベルを制御する自動運転レベル制御部11を有する。実施の形態1と同様の構成については、同一符号が付されている。
The
自動運転制御部10は、運転支援ECU及び自動運転ECUにより構成される。運転支援ECUは、運転者の運転操作を支援する運転支援機能を実現する電子制御装置である。運転支援ECUは、自動運転レベルにおいてレベル2以下の高度運転支援又は部分的な自動走行制御を可能にする。自動運転ECUは、運転者の運転操作を代行可能な自動運転機能を実現させる電子制御装置である。自動運転ECUは、予め設定された限定的な運行設計領域に限り、車両30のシステムが制御主体となるレベル3以上の自律走行を可能にする。The autonomous
ここで、自動運転レベルについて説明する。自動運転レベルがレベル0の場合、運転行為の全てについて運転者が実施主体となる。自動運転レベルがレベル1の場合、運転行為のうち、車両操舵か、車両駆動及び車両制動のいずれか一方の実施主体が車両30の運転支援ECUであり、その他の運転行為の全ての実施主体が運転者となる。自動運転レベルがレベル2の場合、車両操舵、車両駆動及び車両制動の運転操作の実施主体が車両30の運転支援ECUである。自動運転レベルがレベル2の場合、運転者は、周辺監視の実施主体となると共に、車両30による運転操作の実施状況を監視し、当該運転操作に常に介入できるよう、ハンドルを把持する等の即時運転操作可能な状態を保つ必要がある。自動運転レベルがレベル3の場合、車両操舵、車両駆動、車両制動及び周辺監視の全ての運転行為の実施主体が車両30の自動運転ECUである。自動運転レベルがレベル3の場合、運転者は、自動運転ECUによる運転行為の実施状況を常時監視することなく、安全上許容された範囲でセカンドタスクを実施することができる。安全上許容された範囲は、法規的に定められてもよく、実際の運転における安全性に基づき定められてもよい。すなわち、自動運転レベルがレベル0~2の場合、運転者はセカンドタスクを実施することは禁止されているが、自動運転レベルがレベル3の場合は、安全上許容された範囲でセカンドタスクを実施することができる。また、自動運転レベルがレベル4以上の場合もセカンドタスクを実施することができる。Here, the autonomous driving levels are explained. When the autonomous driving level is level 0, the driver is the main actor in all driving actions. When the autonomous driving level is
自動運転レベル制御部11は、自動運転レベルを切り替える制御をする。また、自動運転レベル制御部11は、第2のセカンドタスク判定部5b及び自動運転制御部10に自動運転レベルを示す信号を送信する。The autonomous driving
表示部8は運転者にセカンドタスクの終了を促す音声及び画像の少なくともいずれか一方を表示する。この際、表示部8は自動運転が終了することも併せて運転者に表示するとよい。The
次に、乗員監視装置20による乗員監視方法について説明する。図8は実施の形態5の乗員監視装置20の処理動作を示すフローチャートである。Next, we will explain the occupant monitoring method using the
まず、ステップS501では、第2のセカンドタスク判定部5bは自動運転レベル制御部11から現在の自動運転レベルのレベルを示す情報を取得し、自動運転レベルがレベル3より小さいか否かを判定する。自動運転レベルがレベル3より小さい、すなわちレベル0からレベル2の場合(ステップS501のYES)、図8では省略しているが実施の形態1から3のいずれかに記載の乗員監視装置20の処理動作を実施する。First, in step S501, the second
自動運転レベルがレベル3以上である場合(ステップS501のNO)、第2のセカンドタスク判定部5bは自動運転レベル制御部11において自動運転レベルをレベル3以上からレベル2以下に変更する制御を実施するか否かを判定する(ステップS502)。例えば、自動運転レベルをレベル3からレベル2に変更する制御を実施する場合は、自動運転レベル制御部11がナビゲーション装置から車両30が予め設定された限定的な運行設計領域の領域外を走行すること予定である情報を取得した場合である。If the autonomous driving level is
自動運転レベルをレベル3以上からレベル2以下に変更する制御を実施しない場合(ステップS502のNO)、すなわち自動運転レベルがレベル3以上を維持する場合は、ステップS502の処理動作を繰り返す。これは、自動運転レベルがレベル3以上の場合はセカンドタスクの実施が許容されているため、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する必要がないためである。If control to change the autonomous driving level from
自動運転レベルをレベル3以上からレベル2以下に変更する制御を実施する場合(ステップS502のYES)、図8では省略しているが実施の形態1から3のいずれかに記載の乗員監視装置20の処理動作を実施する。When control is performed to change the autonomous driving level from
実施の形態1と同様に、本実施の形態における乗員監視装置20は、撮像画像を用いて、運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部5aと、運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部4と、第1のセカンドタスク判定部5aの判定結果及び把持状態判定部4の判定結果に基づき、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部5bを備える。これにより、乗員監視装置20は、セカンドタスクの判定を高精度に行うことができる。As in the first embodiment, the
また、自動運転のレベルがレベル3以上からレベル2以下に変更する場合、運転の実施主体が車両30から運転者に変更となる。レベル3以上において運転者はセカンドタスクを実施している可能性があり、唐突にレベル2以下に引き下げると、運転者がセカンドタスクを実施した状態で運転の実施主体が運転者に変更される虞がある。そこで、第2のセカンドタスク判定部5bは、自動運転レベルが運転の実施主体が車両30であるレベル3以上から運転の実施主体が運転者であるレベル2以下に変更する場合に、セカンドタスクが実施されているか否かの判定を実施する。これにより、運転の実施主体が運転者に変更する際に、セカンドタスクが実施されているか否かを判定する。そして、運転の実施主体が車両30から運転者に変更となる場合に、運転者はセカンドタスクの実施を終了することができる。
In addition, when the level of autonomous driving changes from
また、第2のセカンドタスク判定部5bは、自動運転レベルが運転の実施主体が車両30であるレベル3以上である場合に、セカンドタスクが実施されているか否かの判定を実施しない。これにより、セカンドタスクの実施が許容されたレベル3以上において、乗員監視装置20はセカンドタスクが実施されているか否かの判定を実施しないため、処理負荷を軽減することができる。In addition, the second second
また、本明細書中に開示する各実施の形態は、その範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能であり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。 Furthermore, the embodiments disclosed in this specification may be freely combined within their scope, and each embodiment may be modified or omitted as appropriate.
1 走行判定部、2 撮像部、3 画像取得部、4 把持状態判定部、5a 第1のセカンドタスク判定部、5b 第2のセカンドタスク判定部、6 記憶部、7 出力部、8 表示部、9 ハンズオンセンサ、10 自動運転制御部、11 自動運転レベル制御部、12 処理回路、13 プロセッサ、14 メモリ、20 乗員監視装置、30 車両 1 Driving determination unit, 2 Imaging unit, 3 Image acquisition unit, 4 Gripping state determination unit, 5a First second task determination unit, 5b Second second task determination unit, 6 Memory unit, 7 Output unit, 8 Display unit, 9 Hands-on sensor, 10 Autonomous driving control unit, 11 Autonomous driving level control unit, 12 Processing circuit, 13 Processor, 14 Memory, 20 Occupant monitoring device, 30 Vehicle
Claims (15)
前記撮像画像を用いて、前記運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定する第1のセカンドタスク判定部と、
前記運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定する把持状態判定部と、
前記第1のセカンドタスク判定部の判定結果及び前記把持状態判定部の判定結果に基づき、前記セカンドタスクが実施されているか否かを判定する第2のセカンドタスク判定部と、
を備える乗員監視装置。 an image acquisition unit that acquires an image from an imaging unit that images a driver of the vehicle;
a first second task determination unit that determines whether or not a second task, which is an action other than driving that the driver performs while driving, is being performed by using the captured image;
a gripping state determination unit that determines a gripping state indicating whether or not the driver is gripping the steering wheel with both hands;
a second second task determination unit that determines whether or not the second task is being performed based on a determination result of the first second task determination unit and a determination result of the gripping state determination unit; and
An occupant monitoring device comprising:
前記第2のセカンドタスク判定部は、前記セカンドタスクが予め設定された時間継続して実施されている場合に、前記出力部に前記信号を出力させることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の乗員監視装置。 an output unit that outputs a signal indicating that the second task is being performed to a display unit that displays at least one of a sound and an image prompting the user to finish performing the second task,
9. The occupant monitoring device according to claim 1, wherein the second task determination unit causes the output unit to output the signal when the second task has been continuously performed for a preset time period.
前記第1のセカンドタスク判定部は、前記セカンドタスクが実施されていると判定した場合に前記セカンドタスクの種類を判定し、
前記第2のセカンドタスク判定部は、前記記憶部に記憶された判定結果において、同じ種類の前記セカンドタスクが前記予め設定された時間継続して実施されている場合に、前記出力部に前記信号を出力させ、
前記予め設定された時間は、前記セカンドタスクの種類により異なることを特徴とする請求項9に記載の乗員監視装置。 a storage unit that stores the determination results of the first second task determination unit and the second second task determination unit;
the first second task determination unit determines a type of the second task when it is determined that the second task is being performed;
the second second task determination unit causes the output unit to output the signal when the determination result stored in the storage unit indicates that the second task of the same type has been continuously executed for the predetermined time period;
10. The passenger monitoring device according to claim 9, wherein the preset time period differs depending on the type of the second task.
前記撮像画像を用いて、前記運転者が運転中に行う運転以外の行為であるセカンドタスクが実施されているか否かを判定するステップと、
前記運転者が両手でハンドルを把持している状態であるか否かを示す把持状態を判定するステップと、
前記セカンドタスクが実施されているか否かの判定結果及び前記把持状態の判定結果に基づき、前記セカンドタスクが実施されているか否かを判定するステップと、
を備える乗員監視方法。 acquiring an image from an imaging unit that images a driver of the vehicle;
determining whether or not a second task, which is an action other than driving that the driver performs while driving, is being performed by using the captured image;
determining a gripping state indicating whether the driver is gripping a steering wheel with both hands;
determining whether the second task is being performed based on a result of determining whether the second task is being performed and a result of determining the gripping state;
An occupant monitoring method comprising:
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