JP7481314B2 - 電子機器及び光源制御方法並びにプログラム - Google Patents
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- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Description
上記波長帯の光は、太陽光には含まれているが、屋内に設置されている一般的な照明にはほとんど含まれていない。そのため、例えば、特許文献1では、バイオレットライトを屋内でも受けられるように、バイオレットライトを照射する光源を備える室内設置型バイオレットライト装置が提案されている。
ところで、上述したように、バイオレットライトは、太陽光に含まれているため、ユーザが外出した際には、バイオレットライトを受けることになる。しかしながら、特許文献1に記載のバイオレットライト装置は、当該装置がユーザに照射したバイオレットライトの照射量しか考慮しておらず、ユーザが屋外で受けたバイオレットライトについては考慮していなかった。
照度センサ9は、例えば、ディスプレイ側筐体3においてカメラ7の近傍に設けられ、周囲の明るさ(lux)を検出する。
タイマ15は、例えば、CPU11によって制御され、光源8がオンしている時間を計時する。
また、電子機器1は、位置を特定するための位置検出部を備えていてもよい。位置検出部の一例として、GPSなどが挙げられる。
タイマ制御部21は、タイマ15を制御する。タイマ制御部21は、光源8がオンされたタイミングでタイマ15の計時を開始し、光源8がオフされたタイミングでタイマ15を停止する。また、所定のタイミング(例えば、予め決められた時刻)において、タイマ15の値をリセットする。これにより、例えば、24時間毎にリセットするように設定されていた場合には、一日にバイオレットライトを照射した積算時間を計時することが可能となる。
推定部23は、照度センサ9によって検出された照度から放射照度を取得し、取得した放射照度を屋外にいる時間において積算することにより、屋外積算量を算出する。
推定部23は、所定の時間間隔で屋外積算量を算出する。屋外積算量は、所定のメモリ領域に格納されており、推定部23によって随時更新される。また、所定のメモリ領域に格納されている屋外積算量は、所定のタイミングでリセットされる。所定のタイミングは、例えば、上記タイマ15のリセットと連動しており、同じタイミングでリセットされてもよい。
例えば、照射条件として、以下の条件が挙げられる。なお、以下の条件は、一例であり、この例に限定されない。例えば、以下の条件のうち、少なくともいずれか1つを採用することとしてもよい。
(条件1)ユーザが眼鏡を装着していない状態であること。
(条件2)利用環境が屋内であること。
(条件3)現在時刻が所定の時間帯であること。
判定部25は、例えば、上記各条件を満たしているか否かを判定するために、ユーザ状態判定部25a、利用環境判定部25b、及び時間判定部25cを備えている。
「眼鏡」には、いわゆる近眼、遠視、乱視などの視力障害を補正する目的で用いる矯正眼鏡の他、紫外線を防ぐ目的のサングラス、風よけのゴーグル、花粉などから目を守るための保護メガネなどが含まれる。ユーザが眼鏡をかけている場合、バイオレットライトを照射してもユーザの目には届かない。このため、ユーザの目にバイオレットライトが到達可能な状態である場合に、光源8をオンすることとしている。
例えば、寝る前にバイオレットライトが目に入ると睡眠のリズムを乱す可能性がある。このため、例えば、バイオレットライトを照射してもよい時間帯を予め設定しておき、その時間帯に限って光源8をオンさせる。このとき、時間帯に応じてバイオレットライトの照度を変えてもよい。例えば日中(例えば、午前9時~午後3時)は、第1放射照度とし、夕方から夜の時間帯(例えば、午後3時~午後9時)は第1放射照度よりも低い放射照度である第2放射照度に設定し、寝る前及び夜間(例えば、午後9時以降)は、光源8をオフとする。
また、光源8をオンとする時間帯をユーザが設定できるような構成としてもよい。
「所定の閾値」は、例えば、ある程度の効果を見込めるとして決められている一日におけるバイオレットライトの必要量に基づいて決定してもよいし、バイオレットライトの照射量の上限値に応じて決定されてもよい。すなわち、「所定の閾値」は、目的に応じて適宜設定することが可能であり、また、所定の範囲内において、ユーザによって設定される値であってもよい。
この結果、肯定判定の場合には(SA4:YES)、光源8をオンする(SA5)。このとき、光源8がオン状態であった場合は、オン状態を維持することとなる。
これにより、ユーザが光源8から受けたバイオレットライトの積算量だけでなく、屋外で受けたバイオレットライトの積算量を加味して、光源8のオンオフ制御を行うことが可能となる。
また、上記実施形態で説明した処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
4 :入力デバイス
5 :ディスプレイ
7 :カメラ
8 :光源
9 :照度センサ
11 :CPU
12 :メインメモリ
13 :記憶部
14 :通信インターフェース
15 :タイマ
21 :タイマ制御部
22 :算出部
23 :推定部
24 :評価値算出部
25 :判定部
25a :ユーザ状態判定部
25b :利用環境判定部
25c :時間判定部
26 :光源制御部
Claims (12)
- ユーザが携帯可能な携帯型の電子機器であって、
バイオレットライトを照射する光源と、
前記光源のオンオフを制御する光源制御部と、
前記光源から照射したバイオレットライトの放射照度と照射時間とからバイオレットライトを照射した積算の量に相当する値である放射積算量を算出する算出部と、
照度センサと、
前記照度センサの検出値を用いて、ユーザが屋外で浴びたバイオレットライトの積算光量を推定した屋外積算量を算出する推定部と、
前記放射積算量と前記屋外積算量とを用いて、屋内外で前記ユーザが受けたバイオレットライトの積算量を評価するための光量評価値を算出する評価値算出部と、
予め設定された照射条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
ユーザを撮影するカメラと、
を備え、
前記判定部は、前記カメラにより撮影したユーザの画像に基づいてユーザが眼鏡を装着していない状態か否かを判定し、少なくとも前記ユーザが眼鏡を装着していない状態か否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定するユーザ状態判定部を備え、
前記光源制御部は、前記光量評価値が所定の閾値以下であり、かつ、前記照射条件を満たしている場合に、前記光源をオンにする電子機器。 - ユーザが携帯可能な携帯型の電子機器であって、
バイオレットライトを照射する光源と、
前記光源のオンオフを制御する光源制御部と、
前記光源から照射したバイオレットライトの放射照度と照射時間とからバイオレットライトを照射した積算の量に相当する値である放射積算量を算出する算出部と、
照度センサと、
前記照度センサの検出値を用いて、ユーザが屋外で浴びたバイオレットライトの積算光量を推定した屋外積算量を算出する推定部と、
前記放射積算量と前記屋外積算量とを用いて、屋内外で前記ユーザが受けたバイオレットライトの積算量を評価するための光量評価値を算出する評価値算出部と、
予め設定された照射条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
電波を受信する電波受信モジュールと、
を備え、
前記判定部は、前記電波受信モジュールが受信した電波の状況に基づいて利用環境が屋内であるか否かを判定し、少なくとも利用環境が屋内であるか否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定する利用環境判定部を備え、
前記光源制御部は、前記光量評価値が所定の閾値以下であり、かつ、前記照射条件を満たしている場合に、前記光源をオンにする電子機器。 - 前記推定部は、前記照度センサによって検出された照度が規定値以上である時間を特定し、特定した時間とその時間に検出された照度とに基づいて、前記屋外積算量を算出する請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記推定部は、ユーザの位置情報からユーザが屋外にいた時間を特定し、特定した時間と、特定した時間に前記照度センサによって検出された照度とに基づいて、前記屋外積算量を算出する請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記判定部は、利用環境が屋内であるか否かを判定し、少なくとも利用環境が屋内であるか否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定する利用環境判定部を備える請求項1に記載の電子機器。
- 前記利用環境判定部は、前記照度センサの検出値に基づいて前記利用環境が屋内であるか否かを判定する請求項5に記載の電子機器。
- 電波を受信する電波受信モジュールを備え、
前記利用環境判定部は、前記電波受信モジュールが受信した電波の状況に基づいて前記利用環境が屋内であるか否かを判定する請求項5に記載の電子機器。 - ユーザの位置を検出する位置検出部を備え、
前記利用環境判定部は、前記位置検出部によって検出された位置情報に基づいて前記利用環境が屋内であるか否かを判定する請求項5に記載の電子機器。 - 計時手段を備え、
前記判定部は、前記計時手段による時刻情報に基づいて現在時刻が所定の時間帯であるか否かを判定する時間判定部を備え、少なくとも前記所定の時間帯であるか否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定する請求項1から8のいずれかに記載の電子機器。 - バイオレットライトを照射する光源と、ユーザを撮影するカメラとを有し、ユーザが携帯可能な携帯型の電子機器の光源制御方法であって、
コンピュータが、
前記光源から照射したバイオレットライトの放射照度と照射時間とからバイオレットライトを照射した積算の量に相当する値である放射積算量を算出する算出工程と、
周辺環境の照度を用いて、ユーザが屋外で浴びたバイオレットライトの積算光量を推定した屋外積算量を算出する推定工程と、
前記放射積算量と前記屋外積算量とを用いて、屋内外で前記ユーザが受けたバイオレットライトの積算量を評価するための光量評価値を算出する評価値算出工程と、
予め設定された照射条件を満たしているか否かを判定する判定工程と、
前記光量評価値が所定の閾値以下であり、かつ、前記照射条件を満たしている場合に、前記光源をオンにする光源制御工程と
を実行し、
前記判定工程は、前記カメラにより撮影したユーザの画像に基づいてユーザが眼鏡を装着していない状態か否かを判定し、少なくとも前記ユーザが眼鏡を装着していない状態か否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定する光源制御方法。 - バイオレットライトを照射する光源と、電波を受信する電波受信モジュールとを有し、ユーザが携帯可能な携帯型の電子機器の光源制御方法であって、
コンピュータが、
前記光源から照射したバイオレットライトの放射照度と照射時間とからバイオレットライトを照射した積算の量に相当する値である放射積算量を算出する算出工程と、
周辺環境の照度を用いて、ユーザが屋外で浴びたバイオレットライトの積算光量を推定した屋外積算量を算出する推定工程と、
前記放射積算量と前記屋外積算量とを用いて、屋内外で前記ユーザが受けたバイオレットライトの積算量を評価するための光量評価値を算出する評価値算出工程と、
予め設定された照射条件を満たしているか否かを判定する判定工程と、
前記光量評価値が所定の閾値以下であり、かつ、前記照射条件を満たしている場合に、前記光源をオンにする光源制御工程と
を実行し、
前記判定工程は、前記電波受信モジュールが受信した電波の状況に基づいて利用環境が屋内であるか否かを判定し、少なくとも利用環境が屋内であるか否かによって前記照射条件を満たしているか否かを判定する光源制御方法。 - 請求項10又は11に記載の光源制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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WO2018124036A1 (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社坪田ラボ | 表示システム、電子機器及び照明システム |
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