JP7480847B2 - プログラム、携帯端末、判定システム及び判定方法 - Google Patents

プログラム、携帯端末、判定システム及び判定方法 Download PDF

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Description

本開示は、プログラム、携帯端末、判定システム及び判定方法に関する。
感染症の感染拡大を防ぐための対策の1つとして、感染が確認された人(感染者)と近接した人を特定することが求められる。例えば、感染者と近接した人を把握できるようにする方法の1つとして、感染者の移動履歴を公表することが考えられる。
例えば、特許文献1には、各端末内でランダムIDを作成し、近接した端末間で交換し、端末ユーザ間の近接状況を判定することが可能な近接通信装置が開示されている。
特開2017-162214号公報
特許文献1では、端末間の情報交換が電波を利用して行われている。この点、本発明者は、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握できる技術を見出した。本発明の目的は、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握できる技術を提供することである。
本発明にかかるプログラムは、携帯端末を用いた判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である判定方法を、コンピュータに実行させるものである。
本発明にかかるプログラムは、携帯端末を用いた判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、前記波は、音波又は光波である判定方法を、コンピュータに実行させるものである。
本発明にかかる携帯端末は、当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信する第1送信部と、他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信する第2送信部と、他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波であるものである。
本発明にかかる携帯端末は、送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信する送信部と、他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、前記波は、音波又は光波であるものである。
本発明にかかる判定システムは、前記携帯端末と、前記携帯端末と通信可能であって、前記携帯端末に前記感染者の携帯端末の識別情報を提供する情報提供サーバと、を備えるものである。
本発明にかかる判定方法は、携帯端末によって実行される判定方法であって、当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波であるものである。
本発明にかかる判定方法は、携帯端末によって実行される判定方法であって、送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、前記波は、音波又は光波であるものである。
本発明により、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握することが可能なプログラム、携帯端末、判定システム及び判定方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる判定システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる判定システムの処理を示すシーケンス図である。 実施の形態2にかかる判定システムの処理を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかる判定システムの処理を示すシーケンス図である。 ハードウエアの構成例を示すブロック図である。 光波を用いる場合の携帯端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる携帯端末100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯端末100は、第1送信部1、第2送信部2、記録部3、判定部4を備えている。
第1送信部1は、当該携帯端末100の識別情報が重畳された第1の波を送信する。
第2送信部2は、他の携帯端末100の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末100の識別情報が重畳された第2の波を送信する。
記録部3は、他の携帯端末100の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、第1の波を送信した時刻と第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、他の携帯端末100の識別情報を記憶装置に格納する。
判定部4は、感染者の携帯端末100の識別情報を取得し、取得した識別情報が記憶装置に格納されているか否かを判定する。
また、第1の波及び第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である。
以上説明したように、本実施の形態にかかる携帯端末100によれば、ユーザは、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1で説明した携帯端末100を含む、判定システム200について詳細に説明する。
まず、図2を用いて、本実施の形態にかかる判定システム200の構成を説明する。図2は、判定システム200の構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態にかかる判定システム200は、携帯端末100a、携帯端末100b、感染者情報提供サーバ150を備えている。
判定システム200では、携帯端末100を有するユーザ同士が近接した場合に、それぞれが有する携帯端末100が互いの識別情報を交換して記憶する。ここでいう近接とは、ユーザ同士が互いに近く(例えば、後述する音波や光波が届く範囲内)に位置することを意味する。これにより、後に感染者情報提供サーバ150から送信された感染者の携帯端末100の識別情報と、自身が有する携帯端末100に記憶されている識別情報とを照合して、感染者との近接が過去にあったか否かを確認することができる。
本実施の形態では、ユーザAがユーザBと近接した場合を用いて本実施の形態を説明する。ユーザA及びユーザBは、携帯端末100a及び100bをそれぞれ有している。携帯端末100aは実施の形態1における「当該端末」、携帯端末100bは実施の形態1における「他の携帯端末」に対応する。なお、説明の都合上、2台の携帯端末100を用いて説明を行うが、携帯端末100は3台以上あってよい。携帯端末100が多いほど、感染者の携帯端末100の識別情報を蓄積することが可能となり、ユーザは感染者との近接確認をより正確に行うことができる。
図2に示すように、携帯端末100a及び100bは、ネットワーク130を介して感染者情報提供サーバ150と通信可能である。ネットワーク130は、例えばインターネットである。携帯端末100a及び100bは、例えば、スマートフォン、タブレット型端末等、ユーザが携帯可能なデバイスである。感染者情報提供サーバ150は、例えば、インフルエンザ等の感染症を発症したユーザの携帯端末100の識別情報を提供するサーバ装置である。感染者情報提供サーバ150は、ネットワーク130を介して感染者の携帯端末100の識別情報を送信する。
携帯端末100aと携帯端末100bは、例えば、それぞれの端末が備えるスピーカ115及びマイク117を用いて、自身の端末を識別する識別情報が重畳された音波の送受信を行う。図2では、一例として、携帯端末100aがスピーカ115aから発した音波を、携帯端末100bがマイク117bを用いて受信する様子を示している。図2では、スピーカ115a及びマイク117bを携帯端末100の外部に示しているが、これらの要素は携帯端末100に内蔵されていてもよい。
続いて、図3を用いて携帯端末100の構成を説明する。図3は、本実施の形態にかかる携帯端末100の構成を示すブロック図である。携帯端末100aと携帯端末100bは同様の構成を有している。ここでは、例えば、携帯端末100a、100bの第1送信部1を、それぞれ第1送信部1a、第1送信部1bのように示して説明を行う。
図3に示すように、携帯端末100は、生成部12、送信部120、受信部11、記録部3、判定部4、出力部5を備えている。
生成部12は、携帯端末100の識別情報が重畳された第1の波及び第2の波を生成する。識別情報とは、各携帯端末100を識別するための情報であり、例えば乱数や MAC(Media Access Control)アドレスなどである。第1の波及び第2の波は、例えば、いずれも音波である。第1及び第2の波としては、例えば、いずれも周波数が20Hz以下の周波数の音波を用いる。これにより、Bluetooth(登録商標)等の電波よりも周波数が低いため、携帯端末100aと携帯端末100bとの間に遮蔽物が存在する場合にも、識別情報の送受信を安定して行うことが可能である。また、可聴域(20~20kHz)外の音波を用いることにより、識別情報の送受信が人に知覚されることを防ぐことができる。これに限らず、第1及び第2の波には、可聴域の音波を用いてもよいし、それより高い周波数の超音波を用いてもよい。
ここで、携帯端末100は第1の波を繰り返し出力するため、第1の波の送信時刻と第2の波の受信時刻の差分を求めるためには、第2の波がどの第1の波に対する応答であるかを把握できる必要がある。そこで例えば、生成部12は、生成する複数の第1の波に対し、互いを識別可能な情報(例えば識別番号)をさらに重畳することが好適である。また、生成部12は、第2の波に、受信した第1の波の識別番号等を含めるようにする。
さらに、生成部12は、生成する波が第1の波であるか第2の波であるかを識別するための情報を各波に重畳する。第1の波は携帯端末100から能動的に送信され、第2の波は、他の携帯端末100から受信した第1の波に対し返信するものであるから、例えば、送信/返信の区別が可能な情報を各波に重畳する。その他にも例えば、第1の波と第2の波の周波数を異なるものにすることで、これらを識別できるようにしてもよい。この場合、受信部11は、受信した音波を周波数に基づいて分割することにより、第1の波と第2の波のそれぞれを受信する。
生成部12は、携帯端末100の識別情報を含む上記の情報を音波に重畳し、第1及び第2の波を生成する。生成部12は、生成した第1及び第2の波を送信部120に送信する。
送信部120は、第1送信部1、第2送信部2を備えている。送信部120は、生成部12が生成した第1及び第2の波を他の携帯端末100に送信する。
第1送信部1は、携帯端末100の識別情報が重畳された第1の波を送信する。また、第1送信部1は、第1の波を所定の間隔で繰り返し送信する。これにより、携帯端末100は、近接した複数のユーザそれぞれの情報を取得することができる。例えば、第1送信部1aは、携帯端末100aの識別情報が重畳された第1の波を、携帯端末100bに対し、所定の時間間隔で送信する。
第2送信部2は、他の携帯端末100の識別情報が重畳されている第1の波を携帯端末100が受信したことに応じて、携帯端末100の識別情報が重畳された第2の波を送信する。例えば、第2送信部2aは、他の携帯端末100bの識別情報が重畳されている第1の波を携帯端末100aが受信したことに応じて、携帯端末100aの識別情報が重畳された第2の波を携帯端末100bに対して送信する。
第1送信部1及び第2送信部2は、第1及び第2の波を、例えば、携帯端末100に接続されたスピーカ115を用いて音波として出力する。なお、スピーカ115は、携帯端末100の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。
受信部11は、他の携帯端末100から、他の携帯端末100の識別情報が重畳された第1又は第2の波を受信する。受信部11は、例えば、他の携帯端末100のスピーカ115が出力した第1及び第2の波(音波)を携帯端末100に接続されたマイク117により収音する。
記録部3は、他の携帯端末100の識別情報が重畳された第2の波を受信したら、第1の波を送信した時刻と第2の波を送信した時刻との差分が所定値以下である場合に、他の携帯端末の識別情報を記憶装置31に格納する。
例えば、携帯端末100a(第1送信部1a)が送信した第1の波に対して、携帯端末100b(第2送信部2b)が第2の波を送信したとする。第2の波の受信時刻をt2、当該第2の波に対応する第1の波(当該第2の波に重畳されている識別番号等で特定される第1の波)の送信時刻をt1とした場合、記録部3は、これらの差分Ta(=t2-t1)を算出する。差分Taが所定値以下である場合、記録部3は、携帯端末100bの識別情報を記憶装置31aに格納する。
当該所定値は、近接として扱うユーザ間の距離と音速に基づいて、予め定めておく。例えば、近接として扱うユーザ間の距離を L、音速を v とした場合、2L/v を所定値とすることができる。ただし、所定値は 2L/V に限定されず、例えば、この値から所定のマージを引いた値などにしてもよい。
また、記録部3は、携帯端末100同士が所定の時間以上の近接したことを条件として処理を行ってもよい。例えば、携帯端末100bの識別情報を記憶装置31aに格納した後も第1の波を所定の間隔で継続して送信し、これに対応する第2の波を継続して受信する。第2の波が返信されている間は携帯端末100aと100bが継続して近接していることとなるため、ユーザ同士の近接時間の長さを把握することができる。よって、記録部3は、第1の波及び第2の波の送受信が所定の時間以内で終了した場合には記憶処理を行わない等の条件を設け、その条件に従って情報を格納するか否かを判断してもよい。
判定部4は、感染者の携帯端末100の識別情報を感染者情報提供サーバ150から取得し、取得した識別情報が記憶装置31に格納されているか否かを判定する。
出力部5は、判定部4が、上記の取得した識別情報が記憶装置31に格納されていると判定した場合に、警告を出力する。警告の出力先は様々である。例えば出力部5は、携帯端末100に設けられたディスプレイに警告を表示させる。例えば警告は、感染者との近接があったことを示すアラートを表す文字や画像などである。その他にも例えば、出力部5は、警告音をスピーカ等に出力させてもよい。
続いて、図4及び図5に示すシーケンス図を用いて、判定システム200が実行する処理について説明する。図4は、近接した携帯端末100aと100bの間で実行される処理を示すシーケンス図である。また、図5は、携帯端末100aと感染者情報提供サーバ150との間で実行される処理を示すシーケンス図である。
以下の説明では、携帯端末100aと100bとが近接した場合に、携帯端末100aから処理を開始し、携帯端末100bの識別情報を携帯端末100aに記憶する方法を説明する。反対に、携帯端末100bから処理を開始し、携帯端末100aの識別情報を携帯端末100bに記憶する方法については後述する。
まず、携帯端末100aは第1の波を生成し、それを携帯端末100bに送信する(ステップS1)。具体的には、生成部12aが第1の波を生成し、それを第1送信部1aがスピーカ115から音波として出力する。第1の波には、乱数を用いて作成した携帯端末100aの識別情報等が重畳されている。第1送信部1aは、このときの送信時刻t1を記憶する。
携帯端末100bは、携帯端末100aから送信された第1の波を受信すると、第2の波を生成し、それを携帯端末100aに送信する(ステップS2)。具体的には、まず、携帯端末100aから送信された第1の波を、受信部11bがマイク117bにより収音し、第1の波に重畳された情報を取得する。生成部12bは、第2の波を生成し、それを第2送信部2bがスピーカ115bから音波として出力する。第2の波には、乱数を用いて作成した携帯端末100bの識別情報等が重畳されている。
携帯端末100a(受信部11a)は、第2の波を受信し、そこに重畳された情報を取得する。記録部3aは、送信時刻t1と受信時刻t2との差分Ta(=t2-t1)を算出する(ステップS3)。記録部3aは、差分Taが所定値以下か否かを判定する(ステップS4)。記録部3aが、差分Taが所定値以下でないと判定した場合(ステップS4のNO)、処理は終了する。記録部3aが、差分Taが所定値以下であると判定した場合(ステップS4のYES)、記録部3aは、携帯端末100bの識別情報を記憶装置31aに格納する(ステップS5)。以上の処理により、携帯端末100aに携帯端末100bの識別情報が記憶される。
図5に示すように、感染者情報提供サーバ150は、携帯端末100aに対し、感染者が有する携帯端末100の識別情報を送信する(ステップS6)。
判定部4aは、感染者情報提供サーバ150から送信された識別情報を取得し、取得した識別情報が記憶装置31aに格納されているか否かを判定する(ステップS7)。取得した識別情報が記憶装置31aに格納されていないと判定した場合(ステップS7のNO)、処理は終了する。取得した識別情報が記憶装置31aに格納されていると判定した場合(ステップS7のYES)、出力部5aは、警告を出力する(ステップS8)。例えば、ユーザBが感染者であった場合、感染者情報提供サーバ150から送信される識別情報には携帯端末100bの識別情報が含まれている。記憶装置31aには携帯端末100bの識別情報が格納されているため、出力部5aは、感染者であるユーザBと近接した旨の警告を文字、画像、音声等により出力し、ユーザAに警告する。
以上の処理により、携帯端末100aに携帯端末100bの識別情報を記憶し、携帯端末100aで感染者との近接を確認することが可能となる。一方、携帯端末100bに携帯端末100aの識別情報を記憶する場合には、上述の説明で携帯端末100aの各機能ブロックが行った処理を、対応する携帯端末100bの各機能ブロックが行うことで同様の処理を行うことができる。又は、ステップS2において、携帯端末100bから携帯端末100aに送信した第2の波に対して、携帯端末100aが第3の波(不図示)を送信することにより、第1及び第2の波が行う処理と同様の処理を第2及び第3の波が実行することが可能である。この場合には、携帯端末100bは、第2の波の送信時刻t3と、携帯端末100aの第3の波の受信時刻t4との差分を算出し、算出した差分を用いて判定を行い、携帯端末100aの識別情報を携帯端末100bに格納する。
以上説明したように、本実施の形態にかかる判定システム200によれば、近接した他の携帯端末100の識別情報を携帯端末100内に記憶するので、感染者情報提供サーバ150から感染者の携帯端末100の識別情報を取得することで、感染者と近接した可能性がある場合にはユーザがそのことを容易に把握することができる。
また、本実施の形態にかかる携帯端末100によれば、第1及び第2の波はいずれも音波であるので、ユーザは、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握することができる。さらに、本実施の形態にかかる携帯端末100によれば、近接した携帯端末100の識別情報を乱数によって生成し、他の携帯端末100との間で交換するので、ユーザのプライバシーに配慮しつつ、感染者との近接の可能性をユーザに知らせることができる。
また、上述の説明のように、本実施の形態にかかる判定方法は、携帯端末100を用いて感染者との近接の可能性を判定する方法である。例えば、携帯端末100aは、携帯端末100aの識別情報が重畳された第1の波を送信し、他の携帯端末100bの識別情報が重畳されている第1の波を受信したら、携帯端末100aの識別情報が重畳された第2の波を送信する。そして、他の携帯端末100bの識別情報が重畳された第2の波を受信したら、第1の波を送信した時刻t1と第2の波を送信した時刻t2との差分Taが所定値以下である場合に、他の携帯端末100bの識別情報を記憶装置31aに格納する。携帯端末100aは、感染者情報提供サーバ150から感染者の携帯端末100の識別情報を取得し、その識別情報が記憶装置31aに格納されているか否かを判定する。したがって、本実施の形態にかかる判定方法によれば、ユーザは、端末間で電波のやりとりをしなくても、過去に感染者と近接したことを把握することができる。また、本実施の形態にかかる判定方法によれば、第1の波及び第2の波は、いずれも音波であるので、電波によって携帯端末100の識別情報の送受信を行う場合よりも、遮蔽物から受ける影響を低減することができる。
<実施の形態3>
続いて、図6及び図7を用いて、本発明の実施の形態3について説明する。
図6は、本実施の形態にかかる携帯端末100の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる携帯端末100は、実施の形態2で説明した送信部120に代えて、送信時刻及び携帯端末100の識別情報が重畳された波を送信する送信部121を備えている。また、記録部3は、他の携帯端末100の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定する。記録部3は、その差分が所定値以下である場合に、他の携帯端末100の識別情報を記憶装置31に格納する。
例えば、携帯端末100aから、送信時刻及び識別情報が重畳された波が携帯端末100bに送信されたとする。携帯端末100bは、その波を受信したことに応じて、波に重畳されている送信時刻と波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定する。その差分が所定値以下である場合、携帯端末100bは、携帯端末100aの識別情報を記憶装置31bに格納する。
その他の構成は実施の形態2で説明した携帯端末100と同様であるので説明を省略する。
続いて、図7に示すシーケンス図を用いて、本実施の形態にかかる携帯端末100a及び100bが実行する処理を説明する。
まず、携帯端末100aは、波を生成して携帯端末100bに送信する(ステップS11)。具体的には、生成部12aが携帯端末100aの識別情報が重畳された波を生成し、送信部121aがスピーカ115から音波として出力する。送信部121aは、波の送信時刻情報t11を波に重畳して送信する。
携帯端末100b(受信部11b)は、携帯端末100aから送信された波を受信し、そこに重畳された情報を取得する。記録部3bは、波に重畳された送信時刻t11と、受信時刻t12との差分Tb(=t12-t11)を算出する(ステップS12)。
記録部3bは、差分Tbが所定値以下か否かを判定する(ステップS13)。記録部3bが、差分Tbが所定値以下でないと判定した場合(ステップS13のNO)、処理は終了する。記録部3bが、差分Tbが所定値以下であると判定した場合(ステップS13のYES)、記録部3bは、携帯端末100aの識別情報を記憶装置31bに格納する(ステップS14)。以上の処理により、携帯端末100bに携帯端末100aの識別情報が記憶される。
<ハードウエアの構成例>
携帯端末100の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、携帯端末100の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図8は、携帯端末100を実現するコンピュータ500のハードウエア構成を例示するブロック図である。コンピュータ500は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型のコンピュータである。コンピュータ500は、携帯端末100を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。
例えば、コンピュータ500に対して所定のアプリケーションをインストールすることにより、コンピュータ500で、携帯端末100の各機能が実現される。上記アプリケーションは、携帯端末100の機能構成部を実現するためのプログラムで構成される。
コンピュータ500は、バス502、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、及びネットワークインタフェース512を有する。バス502は、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、及びネットワークインタフェース512が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ504などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ504は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は FPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ506は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス508は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース510は、コンピュータ500と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース510には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。また、入出力インタフェース510には、スピーカ115とマイク117が接続される。
ネットワークインタフェース512は、コンピュータ500をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)であってもよい。
ストレージデバイス508は、携帯端末100の各機能構成部を実現するプログラム(前述したアプリケーションを実現するプログラム)を記憶している。プロセッサ504は、このプログラムをメモリ506に読み出して実行することで、携帯端末100の各機能構成部を実現する。また、ストレージデバイス508は、前述した記憶装置31として利用することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の説明では、第1の波及び第2の波として音波を用いたが、これに限られない。第1及び第2の波は、いずれも光波であってもよい。第1及び第2の波は、例えばいずれも可視光である。例えば図9に示すブロック図のように、携帯端末100に、発光素子125及び受光素子127をそれぞれ設ける。生成部12は、第1の波及び第2の波を光波として生成し、第1送信部1又は第2送信部2に送信する。第1送信部1及び第2送信部2は、発光素子125を用いて第1の波及び第2の波を送信する。他の携帯端末100から送信された第1又は第2の波は、受光素子127を用いて受信部11が受信する。その他の構成については図3のブロック図に示す携帯端末100の構成と同様である。これにより、光波を用いた場合にも、実施の形態2において説明した携帯端末100及び判定システム200の処理を実現することが可能となる。なお、第1の波と第2の波には、赤外光などのような不可視光を用いてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
判定プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記判定プログラムは、携帯端末に、
当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を実行させ、
前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、コンピュータ可読媒体。
(付記2)
前記識別情報は乱数である、付記1に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記3)
前記判定するステップで、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、出力装置を用いて警告を出力するステップを、前記携帯端末にさらに実行させる、付記1又は2に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記4)
前記第1の波及び第2の波は、いずれも周波数が20Hz以下の音波である、付記1から3のいずれか1項に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記5)
判定プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
前記判定プログラムは、携帯端末に、
送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を実行させ、
前記波は、音波又は光波である、コンピュータ可読媒体。
(付記6)
前記識別情報は乱数である、付記5に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記7)
前記判定するステップで、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、出力装置を用いて警告を出力するステップを前記携帯端末にさらに実行させる、付記5又は6に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記8)
前記波は、周波数が20Hz以下の音波である、付記5から7のいずれか1項に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記9)
携帯端末であって、
当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信する第1送信部と、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信する第2送信部と、
他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、
前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、携帯端末。
(付記10)
前記識別情報は乱数である、付記9に記載の携帯端末。
(付記11)
前記判定部によって、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、警告を出力する出力部をさらに備える、付記9又は10に記載の携帯端末。
(付記12)
前記第1の波及び第2の波は、いずれも周波数が20Hz以下の音波である、付記9から11のいずれか1項に記載の携帯端末。
(付記13)
携帯端末であって、
送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信する送信部と、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、
前記波は、音波又は光波である、携帯端末。
(付記14)
前記識別情報は乱数である、付記13に記載の携帯端末。
(付記15)
前記判定部によって、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、警告を出力する出力部をさらに備える、付記13又は14に記載の携帯端末。
(付記16)
前記波は、周波数が20Hz以下の音波である、付記13から15のいずれか1項に記載の携帯端末。
(付記17)
付記9から16のいずれか1項に記載の携帯端末と、
前記携帯端末と通信可能であって、前記携帯端末に前記感染者の携帯端末の識別情報を提供する情報提供サーバと、を備える、
判定システム。
(付記18)
携帯端末によって実行される判定方法であって、
当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、
前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、判定方法。
(付記19)
前記識別情報は乱数である、付記18に記載の判定方法。
(付記20)
前記判定するステップで、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、出力装置を用いて警告を出力するステップをさらに備える、付記18又は19に記載の判定方法。
(付記21)
前記第1の波及び第2の波は、いずれも周波数が20Hz以下の音波である、付記18から20のいずれか1項に記載の判定方法。
(付記22)
携帯端末によって実行される判定方法であって、
送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、
他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、
前記波は、音波又は光波である、判定方法。
(付記23)
前記識別情報は乱数である、付記22に記載の判定方法。
(付記24)
前記判定するステップで、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、出力装置を用いて警告を出力するステップをさらに備える、付記22又は23に記載の判定方法。
(付記25)
前記波は、周波数が20Hz以下の音波である、付記22から24のいずれか1項に記載の判定方法。
1 第1送信部
2 第2送信部
3 記録部
4 判定部
5 出力部
11 受信部
12 生成部
31 記憶装置
100、100a、100b 携帯端末
115 スピーカ
117 マイク
120、121 送信部
125 発光素子
127 受光素子
130 ネットワーク
150 感染者情報提供サーバ
200 判定システム

Claims (10)

  1. 携帯端末に、
    当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記第2の波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を実行させ、
    前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、プログラム。
  2. 前記識別情報は乱数である、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記判定するステップで、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されていると判定された場合に、出力装置を用いて警告を出力するステップを、前記携帯端末にさらに実行させる、請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記第1の波及び第2の波は、いずれも周波数が20Hz以下の音波である、請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 携帯端末に、
    送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、当該波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を実行させ、
    前記波は、音波又は光波である、プログラム。
  6. 携帯端末であって、
    当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信する第1送信部と、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信する第2送信部と、
    他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記第2の波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、携帯端末。
  7. 携帯端末であって、
    送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信する送信部と、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、当該波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納する記録部と、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記波は、音波又は光波である、携帯端末。
  8. 請求項6又は7に記載の携帯端末と、
    前記携帯端末と通信可能であって、前記携帯端末に前記感染者の携帯端末の識別情報を提供する情報提供サーバと、を備える、
    判定システム。
  9. 携帯端末によって実行される判定方法であって、
    当該携帯端末の識別情報が重畳された第1の波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている第1の波を受信したことに応じて、当該携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳された第2の波を受信したことに応じて、前記第1の波を送信した時刻と前記第2の波を受信した時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、前記第2の波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、
    前記第1の波及び前記第2の波は、いずれも音波であるか、又はいずれも光波である、判定方法。
  10. 携帯端末によって実行される判定方法であって、
    送信時刻及び当該携帯端末の識別情報が重畳された波を送信するステップと、
    他の携帯端末の識別情報が重畳されている波を受信したことに応じて、当該波に重畳されている送信時刻と当該波の受信時刻との差分が所定値以下であるか否かを判定し、前記差分が前記所定値以下である場合に、当該波に重畳された前記他の携帯端末の識別情報を記憶装置に格納するステップと、
    感染者の携帯端末の前記識別情報を取得し、前記取得した識別情報が前記記憶装置に格納されているか否かを判定するステップと、を備え、
    前記波は、音波又は光波である、判定方法。
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