JP7479582B2 - 情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラムに関する。
部品サプライヤ(例えば、情報提供先)によって供給された対象部品(「対象装置」ともいう)を組み込んで製品を製造する装置メーカ(例えば、情報提供者)は、対象部品の性能検証のための解析に必要な情報(例えば、対象部品が組み込まれる製品についての形状情報)を、部品サプライヤに提供することがある。この場合、装置メーカは、部品サプライヤに提供してもよい情報の範囲である開示範囲を決定する作業を行う必要がある。この作業を支援するために、部品サプライヤについての評価結果(例えば、取引実績)に基づいて開示範囲を決定し、開示範囲内の情報から対象部品の解析に必要な情報を抽出する設計支援装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。同様に、情報提供者としての装置メーカが情報提供先としての装置ユーザに装置設計データを提供することがあり、このような場合にも、装置メーカは開示範囲を決定する作業を行う必要がある。
特開2018-147012号公報(例えば、請求項1、図1)
しかしながら、情報提供先としての装置ユーザは、トラブル発生時に、装置メーカから提供を受けた設計データを閲覧したいというニーズを持っているが、実際の現場で発生するトラブルは多種多様であるため、装置メーカが起こり得るトラブルを想定して、情報提供先に提供される装置設計データの開示範囲を、予め適切に設定することは困難である。
本開示は、適切な開示範囲の装置設計データを発行することを可能にする情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラムを提供することを目的とする。
本開示の情報提供システムは、装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データであって、前記対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと前記対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと前記対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データとのうちの1つ以上を含む前記装置設計データを、前記装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として且つ前記複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理する設計データ管理部と、前記装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成する設計データ抽出部と、前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行する設計データ発行部と、を有することを特徴とする。
本開示の情報提供方法は、情報提供システムによって実施される方法であって、装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データであって、前記対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと前記対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと前記対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データとのうちの1つ以上を含む前記装置設計データを、前記装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として且つ前記複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理するステップと、前記装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成するステップと、前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行するステップと、を有することを特徴とする。
本開示によれば、適切な範囲の開示用設計データを発行することができる。
実施の形態1に係る情報提供システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1のサーバのハードウェア構成の例を示す図である。 図1のメーカ側PC(Personal Computer)のハードウェア構成の例を示す図である。 図1のメーカ側PCの動作の例を示すフローチャートである。 図1のサーバPCの動作の例を示すフローチャートである。 図1のユーザ側PCの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。 実施の形態3に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。 実施の形態4に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。 実施の形態5に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。 実施の形態5に係る情報提供システムの動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る情報提供システムの動作を示す説明図である。
以下に、実施の形態に係る情報提供システム、情報提供方法、及び情報提供プログラムを、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、実施の形態を適宜組み合わせること及び各実施の形態を適宜変更することが可能である。
《1》実施の形態1
図1は、実施の形態1に係る情報提供システムの構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1に係る情報提供システムは、ネットワーク上に設けられたサーバコンピュータであるサーバ10と、装置提供者側のコンピュータであるメーカ側PC20とから構成される。実施の形態1に係る情報提供システムは、装置ユーザ側のコンピュータであるユーザ側PC30に装置設計データから生成された開示用設計データを提供する。装置提供者は、対象装置(対象部品、対象材料、などを含む。)を装置ユーザに提供する。装置提供者は、必ずしも対象装置の製造者である必要はなく、対象装置の装置設計データを管理する権限を持つ人又は企業であってもよい。装置ユーザは、対象装置を取得した者であり、必ずしも自身で対象装置を使用する必要はなく、対象装置を管理する権限を持つ人又は企業であってもよい。
図1に示されるように、サーバ10は、設計データ管理部11と、設計データ抽出部12と、設計データ発行部13と、情報を記憶する記憶装置14とを有している。また、サーバ10は、クラウドサービス提供部15を有している。
設計データ管理部11は、装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データを管理する。装置設計データは、対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと、対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと、対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データと、のうちの1つ以上を含む。設計データ管理部11は、装置設計データを、装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として(すなわち、要素単位で)且つ複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理する。機械設計データにおける要素の具体例は、機械設計データの部品ファイルの中の部品の3D(3次元)形状、部品の面の形状、部品のエッジの形状などである。電気設計データにおける要素の具体例は、電気設計データの電気設計回路図の中の部分(例えば、回路図の中の液晶ディスプレイ(LCD)モジュール、の回路部分など)である。制御設計データの要素の具体例は、制御設計データにおけるラダー図の中の一要素である。
設計データ抽出部12は、装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、各要素を単位として且つ関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成する。例えば、設計データ抽出部12は、指定された開示範囲に応じた部分として、指定された開示範囲に応じた要素と、指定された開示範囲に応じた要素に紐づけられた要素とを抽出することで、開示用設計データを生成する。また、設計データ抽出部12は、設計データの関連情報を用いず、個々の装置設計データ単体(例えば、機械設計データ単体、電気設計データ単体、制御設計データ単体)でも指定された開示範囲に応じた部分を抽出することもできる。
設計データ発行部13は、開示用設計データに対する装置ユーザのアクセス権及び装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、開示用設計データを発行する。
図1に示される情報提供システムでは、情報提供者(例えば、装置メーカ)のPCであるメーカ側PC20が、装置設計データ(装置パラメータ調整データを含んでもよい)の一部又は全部を、そのまま又は加工して、開示用設計データとして情報提供先のPCであるユーザ側PC30に提供する。開示用設計データの提供の方法としては、インターネットなどのネットワークを経由する開示用設計データの送信がある。開示用設計データの提供の方法としては、クラウド環境でのデータの共有がある。また、開示用設計データの提供の方法としては、開示用設計データが書き込まれたCD(compact disc)若しくはDVD(digital versatile disc)などの記憶媒体による提供、又は開示用設計データを電子メールに添付して送信する提供などがある。
一般に、装置設計データは、メーカ側PC20にインストールされたCAD(Computer Aided Design)ツールとしてのソフトウェアを用いて作成され、メーカ側PC20又はサーバ10の記憶装置にデータベース(DB)、すなわち、装置設計データとして格納される。
装置パラメータ調整データは、例えば、メーカ側PC20に接続された試験用の対象装置を用いて作成され、記憶装置にデータベース(DB)、すなわち、装置パラメータ調整データDBとして格納される。試験用の対象装置は、情報提供先である装置ユーザに納品される対象装置と同じ機能を有する装置である。
情報提供先のユーザ側PC30に提供された開示用設計データは、ユーザ側PC30の記憶装置に格納される。ユーザは、サーバ10から取得した開示用設計データを液晶ディスプレイ等の表示装置である表示部31に表示して、対象装置の運転、保守、修理、などに利用することができる。
設計データ抽出部12は、設計データ管理部11から対象装置の設計に関するデータである装置設計データ(装置パラメータ調整データを含んでもよい)を取得する。装置パラメータ調整データは、対象装置の動作を決める装置パラメータに関するデータである。設計データ抽出部12は、開示範囲指定部21によって指定された開示範囲情報に応じて装置設計データを抽出し、抽出された装置設計データからユーザ側PC30に提供される開示用設計データを生成する。設計データ抽出部12は、抽出された装置設計データを加工して情報提供先に提供される開示用設計データを生成する。抽出された装置設計データの加工は、例えば、抽出されたデータの暗号化による秘匿によって開示用設計データを生成する処理、LOD(level of detail)技術による度合い(すなわち、詳細度)の変更によって開示用設計データを生成する処理、抽出された装置設計データを別のデータへ置き換えることによって開示用設計データを生成する処理、及び装置設計データから特定のデータを抽出するフィルタリングのいずれかである。
一般に、装置設計データは、機械設計データと、電気設計データと、制御設計データとから構成される。装置設計データは、PCにインストールされたCADツールを用いて作成される。機械設計データは、機械設計用CADツールで作成されたファイルのデータを含む。電気設計データは、電気設計用CADツールで作成されたファイルのデータを含む。制御設計データは、制御設計用のプログラムのファイルのデータを含む。
設計データ抽出部12は、装置設計データ及び装置パラメータ調整データを統合して、開示用設計データを生成してもよい。
装置メーカによる装置設計は、一般に、受注、機械設計、電気設計、制御設計、及び立ち上げ・調整の流れで行われる。受注は、装置カタログなどを用いた対象装置(又は対象設備、又は対象部品)、などの説明、提案を伴う。機械設計は、対象装置の機械仕様に基づいて行われ、組立図、部品図などの作成を含む。電気設計は、対象装置の電気仕様に基づいて行われ、電気回路図、部品配置図、配線図などの作成を含む。制御設計は、制御仕様に基づいて行われ、プログラムの作成などを含む。
装置設計データは、設計の成果物であり、例えば、仕様書、設計図、設計書、図面、模型、機器名称表、取扱説明書などの電子データを含む。具体的には、この電子データは、機械CADデータ、電気CADデータ、制御プログラム、文書ファイル、画像ファイル、アニメーションファイル、及び動画ファイル、などである。
装置設計データは、工程設計データを含んでもよい。工程設計データは、装置設計データのうちの、製品設計から生産展開するまでの工程に関するデータである。例えば、装置設計データは、ライン設計データ、ラインシミュレータソフトによるシミュレーション結果のデータ、CAD/CAM(Computer Aided Manufacturing)/CAE(Computer Aided Engineering)による設計、生産管理情報などを含む。
機械設計データは、形状データ、機構データを含む。具体的には、機械設計データは、製図、加工、組立て、メンテナンス、規格・設計基準、強度計算、能力計算、材料・部品の入手性、機械導入のコスト、機械のランニングコスト、納期、組み立て容易性、メンテナンス性、デザイン性、品質の安定性、安全性、環境負荷、解析に関する作業に関するデータを含む。機械設計では、機械要素(ねじ、歯車、モータ、減速機、ベアリング、ボールネジ、リニアガイド、シリンダー、油圧・空圧、リンク、ばね、シール、など)・ユニット機械の構造及び機構を図面化し、構造及び機構の各構成要素の強度、変形状態が、許容値内に入るように、材料、形状、寸法を決める。また、既存の機械要素又はユニット機械を使う場合は、それらの技術資料に基づき、構成要素の形状、寸法、材料などが決定される。決定事項に基づいて、設計書、計画図、装置の形状、機構、色又は材質などの属性などを設計したデータ、仕様書などの文書ファイル、部品の詳細図面(部品図)、部分組立図、機械全体の組立図、製作するための情報が盛り込まれた製作図、などが作成される。
機械CADデータは、機械CADソフトから出力されるデータである。データ形式としては、各ベンダーのソフトでのみ扱えるネイティブファイルと、各ベンダー間のデータ交換に用いる中間ファイルとがある。例えば、機械CADデータとしては、2次元CADソフトで設計された装置の組立図又は部品の詳細図などの2次元CADデータ、3次元CADソフトで設計された装置の組立図又は部品の詳細図などの3次元CADデータ、CADソフト間のデータ交換用の中間ファイルがある。機械CADデータの具体例は、IGES(Initial Graphics Exchange Specification)、STEP(Standard for the Exchange of Product model data)、PARASOLID、JT(Jupiter Tessellation)、などである。
電気設計データは、電気に関する設計データである。電気設計データは、例えば、電気CADソフトから出力されるデータである。電気設計データは、具体的には、電気仕様の決定、電気回路図の作成、配線図(例えば、動力系配線図、制御系配線図)の作成、コネクタの形状などが書かれた図面の作成、などを含む。電気仕様の決定は、インバータの選定、配線用遮断器であるブレーカの選定、制御盤、操作盤、分電盤の決定、センサ及びモータの選定、などを含む。電気CADデータは、電気CADソフトから出力されるデータである。
制御設計データは、制御に関する設計データであり、例えば、計測制御系の設計はどこで何をどのように測定、制御するかを決定するデータである。制御設計は、PLCプログラムの設計、タッチパネルの作成を含む。制御設計データは、例えば、PLCプログラムを作成するソフトを用いて装置の制御設計をしたデータ、プログラマブル表示器の作画データを作成するソフトを用いて設計した作画データ、及びこれらに付随する仕様書などの文書ファイル又はDBなどを含む。具体的には、制御設計データは、ラダー図、表示器用の作画データなどを含む。
装置パラメータ調整データは、装置のパラメータに関するデータである。装置パラメータ調整データは、例えば、過去に装置のパラメータを調整した際の履歴データ又は機械学習によって装置パラメータ調整の推奨値を算出した結果のデータである。具体的には、装置パラメータ調整データは、CSVファイル又はDBなどに記録されたデータが該当する。例えば、装置の設定パラメータのデータ、材料のデータ、環境(温度、湿度等)のデータ、検査の結果得られたデータ、などを含む。なお、装置パラメータの例としては、
(1)装置の設定値、カスタマイズ設計値、機種、機能のON/OFFなど装置の設定に関する設定パラメータ情報、
(2)材質、特性など装置の材料に関する材料パラメータ情報、
(3)温度、湿度、気圧など装置を利用する環境に関する環境パラメータ情報、
(4)動作時間、処理結果など装置パラメータ調整の結果の検査に関する検査パラメータ情報、などがある。
このような装置パラメータをデータベースに登録し、装置パラメータ調整データとして扱ってもよい。
現場データは、装置ユーザが装置を使う現場で収集したデータである。例えば、装置又は装置に付随するセンサから収集したデータである。具体的には、現場データは、CSVファイル又はDBなどに記録されたデータが該当する。例えば、装置の稼働状況又は故障、メンテナンスに関するデータ、装置の稼働ログデータ、人が装置を操作したログデータが該当する。具体的には、現場データは、例えば、Edgecrossコンソーシアムが作成した、製造現場とITの間のエッジコンピューティング領域のオープンなソフトウェアプラットフォームである「Edgecross」で収集しCSVファイル形式又はDBに保存した装置のデータ、並びに、シーケンサのデータロギング機能で記録し、CSV形式で保存された装置の稼働ログファイル又はプログラマブル表示器で、CSV又はUnicodeテキストファイル形式で記録された装置の操作ログファイルを含む。このような現場データを設計データと併せてデータベースに登録し、現場データとして扱ってもよい。
開示用設計データは、各種データを統合した統合データであってもよい。統合データは、機械設計データ、電気設計データ、制御設計データを統合管理するデータである統合モデルである。統合モデルは、具体的には、AutomationMLなど、XMLをベースとする公開仕様の標準データフォーマットで記述される。例えば、設計データ管理部11で、XML形式で管理された設計データから、XML処理技術により情報抽出し、抽出された情報を含むXMLファイルを生成する。例えば、設計データ発行部13は、設計データ抽出部12により生成されたXMLファイルをWebページに埋め込んで装置ユーザ向けに発行し、装置ユーザ環境のブラウザに表示する。このとき、設計データ発行部13は、発行されWebページに対して、アクセス権及び閲覧許可期間を設定し、装置ユーザ側での閲覧者及び閲覧許可期間を管理可能にする。
実施の形態1では、装置提供者側(すなわち、装置メーカ側)の構成が、メーカ側PC20とサーバ10とで構成され、装置ユーザ側(すなわち、現場側)の構成が、ユーザPC30で構成されている。ただし、メーカ側PC20とユーザPC30とが通信可能に接続されている場合には、装置提供者側の構成は、メーカ側PC20のみで構成されてもよい。この場合には、設計データ管理部11と、設計データ抽出部12と、設計データ発行部13と、記憶装置14とは、メーカ側PC20に備えられる。
図2は、図1のサーバ10のハードウェア構成の例を示す図である。サーバ10は、プロセッサ101と、メモリ102と、記憶装置103と、通信部104と、入力部105と、表示部106とを有している。プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)などである。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの、揮発性の半導体メモリである。記憶装置103は、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)などの不揮発性の記憶装置である。通信部104は、ネットワークを介して他の装置と通信を行う。入力部105は、入力インタフェースであるキーボードなどの操作部である。表示部106は、液晶ディスプレイなどのような表示装置である。
サーバ10の各機能は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ102に格納されるプログラムを実行するプロセッサ101であってもよい。プロセッサ101は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、及びDSP(Digital Signal Processor)のいずれであってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらのうちのいずれかを組み合わせたものである。
処理回路がプロセッサ101である場合、実施の形態1に係る情報提供プログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ102に格納される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶された情報提供プログラムを読み出して実行することにより、図1に示される各部の機能を実現することができる。なお、サーバ10は、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらのうちのいずれかの組み合わせによって、図1に示される各機能ブロックの機能を実現することができる。
図3は、図1のメーカ側PC20のハードウェア構成の例を示す図である。メーカ側PC20は、プロセッサ201、メモリ202、記憶装置203、通信部204、入力部205、及び表示部206とを有している。これらの構成の機能は、図2に示されるプロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、通信部104、入力部105、及び表示部106の機能と同様である。なお、ユーザ側PC30のハードウェア構成は、図3に示されるメーカ側PC20のものと同様である。
図4は、図1のメーカ側PC20の動作の例を示すフローチャートである。メーカ側PC20は、設計者による設計ツールの操作に従って装置設計データを作成し(ステップS1)、サーバ10が提供するクラウドサービスにログインし(ステップS2)、サーバ10に装置設計データをアップロードする(ステップS3)。
図5は、図1のサーバ10の動作の例を示すフローチャートである。設計データ抽出部12は、アップロードされ設計データ管理部11によって管理されている装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を抽出し(ステップS11)、開示用設計データを生成し(ステップS12)、開示用設計データを含むWebページを生成し、発行する(ステップS13)。
図6は、図1のユーザ側PC30の動作の例を示すフローチャートである。ユーザ側PC30は、サーバ10が提供するクラウドサービスにログインし(ステップS21)、アクセスを希望する開示用設計データのアクセス権があり且つアクセスした時点が閲覧可能期間内であれば(ステップS22でYES)、発行されているWebページにアクセスし(ステップS23)、開示用設計データを含むWebページをダウンロードし(ステップS24)、開示用設計データを閲覧可能になる(ステップS24)。アクセス権がない又はアクセスした時点が閲覧可能期間外であれば(ステップS22でNO)、ユーザ側PC30は、開示用設計データなしと判断して(ステップS26)、処理を終了する。Webページを装置ユーザに提供する例を示したが、クラウド上のDBのアクセス権を装置ユーザに付与するなど別の手段でアクセス権及び閲覧許可期間を管理してもよい。
従来の情報提供システムでは、製品の納品時に予め設定された開示範囲に関する取り決めに応じて、製品の形状情報、解析情報などの情報を静的に提供していた。これに対し、本実施の形態の情報提供システムによれば、装置設計データを要素単位で管理し、かつ各装置設計データ(機械設計データ、電気設計データ、制御設計データ)の要素単位に関連性を管理しており、かつユーザ指定により、装置設計データの開示範囲を変更できるようにしている。したがって、開示用設計データのアクセス権及び閲覧許可期間を設定して装置ユーザに発行し、管理できるようにしているため、事前に開示した設計データに加えて、機密度の高い情報をアクセス権及び閲覧許可期間を決めてセキュアに提供することができる。
また、設計データ抽出部12は、指定された開示範囲に応じた部分として、指定された開示範囲に応じた要素(例えば、機械設計データの要素)と、開示範囲に応じた要素に紐づけられた要素(例えば、電気設計データの要素)とを自動的に抽出することで、指定された開示範囲に応じた適切な開示用設計データを生成することができる。
《2》実施の形態2
図7は、実施の形態2に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。実施の形態2に係る情報提供システムの構成の説明に際しては、図1も参照する。実施の形態2に係る情報提供システムは、設計データ抽出部12及び設計データ発行部13の動作の点で、実施の形態1に係る情報提供システムと異なる。
実施の形態2においては、設計データ抽出部12は、指定された開示範囲の変更に応じて設計データ管理部11から抽出される装置設計データを動的に変更し、装置設計データから、変更された開示範囲に応じた部分を、各要素を単位として且つ関連情報を参照して抽出することで、変更された開示用設計データを生成する。設計データ発行部13は、変更された開示用設計データに対する装置ユーザのアクセス権及び装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、開示用設計データを発行する。
実施の形態2においては、メーカ側PC20のアカウントに、装置設計データに対して開示可否設定するためのユーザインタフェース(UI)を設け、メーカ側PC20の操作によってユーザ側PC30のアカウントに開示範囲の情報を変更可能としている。装置設計データの開示範囲を変更した場合、それに応じてユーザ側PC30の環境で装置設計データを表示する表示ソフトウェアにおいて、装置設計データが更新表示される。
図7には、開示範囲が「機械設計データ:開示」、「電気設計データ:非開示」、「制御設計データ:非開示」である状態から、開示範囲が「機械設計データ:開示」、「電気設計データ:開示」、「制御設計データ:非開示」である状態に変更された場合が示されている。図7に画面40として示されているように、開示範囲が「機械設計データ:開示」、「電気設計データ:非開示」、「制御設計データ:非開示」であるときには、機械設計データに基づく要素41がユーザ側PCの表示部に表示される。また、図7に画面40aとして示されているように、開示範囲が「機械設計データ:開示」、「電気設計データ:開示」、「制御設計データ:非開示」に変更されたときには、機械設計データに基づく要素41の他に、要素41に関連付けられた電気設計データに基づく要素42(電気配線)と要素41に関連付けられた電気設計データに基づく要素43~47(電気部品、計器など)をユーザ側PC30の表示部で閲覧可能になる。
例えば、メーカ側PC20が、装置ユーザから受領した対象装置のトラブルの状況の通知に応じて動的に開示範囲を変更すると、開示範囲の変更に応じて、ユーザ側PC30の表示ソフトウェアによって、表示部に表示されている画像をリアルタイムに変更することができる。言い換えれば、メーカ側PC20が対象装置のトラブルの状況に応じて、ユーザ側PC30に提供される情報の開示範囲を動的に変更することができる。
上記以外に関し、実施の形態2は実施の形態1と同じである。
《3》実施の形態3
図8は、実施の形態3に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。実施の形態3に係る情報提供システムの構成の説明に際しては、図1も参照する。実施の形態3に係る情報提供システムは、設計データ抽出部12及び設計データ発行部13の動作の点で、実施の形態1に係る情報提供システムと異なる。
実施の形態3に係る情報提供システムでは、設計データ抽出部12は、設計データ管理部11から抽出される装置設計データの各要素の項目を決めた複数のテンプレートを予め記憶し、複数のテンプレートのいずれかを選択する指示が入力されたときに、選択された前記テンプレートで指定された開示範囲に応じて設計データ管理部11から装置設計データを、各要素を単位として且つ関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成する。設計データ発行部13は、変更された開示用設計データに対する装置ユーザのアクセス権及び装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、開示用設計データを発行する。言い換えれば、実施の形態3においては、設計データ抽出部12から抽出する情報のテンプレートを作成し、テンプレートに従って設計データ管理部11から装置設計データを自動抽出する。
図8には、開示範囲が「エラーAのテンプレート/機械設計データ:開示」である状態から、開示範囲が「エラーBのテンプレート/機械設計データ:開示/電気設計データ:開示」に変更された場合が示されている。図8に画面40として示されているように、開示範囲が「エラーAのテンプレート」であるときには、機械設計データに基づく要素41がユーザ側PCの表示部に表示される。また、図8に画面40aとして示されているように、開示範囲が「エラーBのテンプレート」に変更されたときには、機械設計データに基づく要素41の他に、要素41に関連付けられた電気設計データに基づく要素42(電気配線)と要素41に関連付けられた電気設計データに基づく要素43~47(電気部品、計器など)をユーザ側PC30の表示部で閲覧可能になる。
例えば、メーカ側PC20が、テンプレートを事前に作成しておくことにより、提供の度に開示範囲を指定する手間が少なくなる。
上記以外に関し、実施の形態3は実施の形態1又は2と同じである。
《4》実施の形態4
図9は、実施の形態4に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。実施の形態4に係る情報提供システムの構成の説明に際しては、図1も参照する。実施の形態4に係る情報提供システムは、対象装置を提供する装置提供者によって管理される装置提供者側のコンピュータであるメーカ側PC20と、装置ユーザによって管理されるユーザ側のコンピュータであるユーザ側PC30とを有する。また、メーカ側PC20の表示部(第1の表示部)とユーザ側PCの表示部(第2の表示部)との間で表示画面を共有する指示が入力されたときに、第1の表示部には、開示範囲を指定する前の元の装置設計データが表示され、第2の表示部には、設計データ発行部13によって発行された開示用設計データに基づく画像が表示される。
言い換えれば、表示画面の共有が選択されたときに、メーカ側PC20では装置設計データを秘匿項目なしで表示し、ユーザ側PC30で装置設計データから生成された閲覧用設計データに基づく画像(すなわち、上記実施の形態1から3のいずれかの画像)を表示している。
これにより、図9に画面40aとして示されるように、メーカ側PC20では装置設計データを秘匿項目なしで閲覧し、同時に、図9に画面40として示されるように、ユーザ側PC30側では、閲覧用設計データに基づく画像(電気設計データに基づく要素が非表示)を表示することができる。
上記以外に関し、実施の形態4は実施の形態1から3のいずれかと同じである。
《5》実施の形態5
図10は、実施の形態5に係る情報提供システムの構成を概略的に示す図である。実施の形態5に係る情報提供システムの構成の説明に際しては、図1も参照する。実施の形態5に係る情報提供システムでは、サーバ10が、装置設計データと、対象装置に関連する異常の内容を通知する異常通知データ(すなわち、現場データ)と、を関連付けた異常関連情報を予め記憶し、異常通知データを受け取ったときに、異常関連情報を参照して、装置設計データからデータを抽出することで開示用設計データを生成する。
図11は、実施の形態5に係る情報提供システムの動作を示すフローチャートである。図11は、装置設計データと現場データとの紐づけ方法、つまり、現場データに応じた設計データの抽出方法を示す。図11では、まず、設計データ抽出部12は、アラームログデータから装置設計データに関連するキーワードを抽出する。次に、設計データ抽出部12は、抽出したキーワードを装置設計データ(ここでは、機械CADデータ)から探索する。次に、設計データ抽出部12は、設計データの関連性を踏まえて、開示用設計データを抽出する。
図12は、実施の形態5に係る情報提供システムの動作を示す説明図である。図11では、現場データ(アラームログデータ)と装置設計データとに共通のキーワード「部品A」が存在する場合を例示した。これに対し、図12は、装置設計データと現場データを直接結び付ける情報が含まれていない場合を例示する。図12に示されるように、情報提供システムの構成は、装置ユーザの現場データから、ネットワークを介してクラウド上で公開されている装置メーカの装置設計データを抽出する構成であってもよい。また、情報提供システムの構成は、装置メーカから装置ユーザに開示用の装置設計データが提供されたのち、装置ユーザ側のコンピュータに閉じて、現場データから装置設計データを抽出する構成でもよい。図12には、装置設計データ内にPMI(Product Manufacturing Information)データのIDとして「P001」が記述されており、装置ユーザの現場データには、エラーコードとして「E001」が記述されており、装置設計データと現場データとの関連性記述データには、「E001,部品A異常,P001」が記述されている。そこで、設計データ抽出部12は、両者の関係性を記述したファイルを参照し、現場のエラーコード「E001」を基に、関連性記述データを参照し、装置設計データ「P001」を引き当てて、PMIデータ「P001」と紐づける。装置設計データと現場データを直接結び付ける情報は、形状要素に付与されるラベル情報又は名前などでもよい。また、引き当てられる装置設計データは、ファイル単位のデータでもよく、又はファイル内の要素単位のデータでもよい。後者の場合は、現場データに紐づく設計データ内の要素を特定し、該当要素を強調表示するなどしてもよい。
実施の形態5によれば、現場で発生した異常毎に必要な設計データを自動的に抽出することができる。さらに、要素単位で管理しておくことで、設計データの内の注目箇所を強調表示することができる。
上記以外に関し、実施の形態5は実施の形態1から4のいずれかと同じである。
《6》変形例
上記実施の形態1から5に係る情報提示システムの構成を適宜組み合わせることが可能である。
10 サーバPC(サーバ装置)、 11 設計データ管理部、 12 設計データ抽出部、 13 設計データ発行部、 14 記憶装置、 15 クラウドサービス提供部、 20 メーカ側PC(装置メーカ側のコンピュータ)、 21 開示範囲指定部、 22 表示部、 30 ユーザ側PC(装置ユーザ側のコンピュータ)、 31 表示部。

Claims (11)

  1. 装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データであって、前記対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと前記対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと前記対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データとのうちの1つ以上を含む前記装置設計データを、前記装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として且つ前記複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理する設計データ管理部と、
    前記装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成する設計データ抽出部と、
    前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行する設計データ発行部と、
    を有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記設計データ抽出部は、前記開示範囲に応じた前記部分として、前記開示範囲に応じた要素と、前記開示範囲に応じた要素に紐づけられた要素とを抽出することで前記開示用設計データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記対象装置を提供する装置提供者によって管理される装置提供者側のコンピュータを有し、
    前記設計データ管理部、前記設計データ抽出部、及び前記設計データ発行部は、前記装置提供者側のコンピュータに備えられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  4. 前記対象装置を提供する装置提供者によって管理される装置提供者側のコンピュータと、
    ネットワークを介して前記装置提供者側のコンピュータと通信可能なサーバコンピュータと、
    を有し、
    前記設計データ管理部、前記設計データ抽出部、及び前記設計データ発行部は、前記サーバコンピュータ、又は、前記サーバコンピュータと装置提供者側のコンピュータとから構成された分散システムに備えられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  5. 前記設計データ抽出部は、
    前記開示範囲の変更に応じて前記設計データ管理部から抽出される前記装置設計データを動的に変更し、
    前記装置設計データから、変更された前記開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで、変更された前記開示用設計データを生成し、
    前記設計データ発行部は、変更された前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  6. 前記設計データ抽出部は、
    前記設計データ管理部から抽出される前記装置設計データの各要素の項目を決めた複数のテンプレートを予め記憶し、
    前記複数のテンプレートのいずれかを選択する指示が入力されたときに、選択された前記テンプレートで指定された開示範囲に応じて前記設計データ管理部から前記装置設計データを、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで前記開示用設計データを生成し、
    前記設計データ発行部は、変更された前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報提供システム。
  7. 前記対象装置を提供する装置提供者によって管理される装置提供者側のコンピュータと、
    前記装置ユーザによって管理される装置ユーザ側のコンピュータと、
    を有し、
    前記装置提供者側のコンピュータの第1の表示部と前記装置ユーザ側のコンピュータの第2の表示部との間で表示画面を共有する指示が入力されたときに、前記第1の表示部には、前記開示範囲を指定する前の元の装置設計データが表示され、前記第2の表示部には、前記設計データ発行部によって発行された前記開示用設計データに基づく画像が表示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  8. 前記設計データ抽出部は、
    前記装置設計データと、前記対象装置に関連する異常の内容を通知する異常通知データと、を関連付けた異常関連情報を予め記憶し、
    前記異常通知データを受け取ったときに、前記異常関連情報を参照して、前記装置設計データからデータを抽出することで前記開示用設計データを生成する
    ことを特徴とする請求項1、2、7のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  9. 前記機械設計データは、機械設計用CADツールで作成されたファイルのデータを含み、
    前記電気設計データは、電気設計用CADツールで作成されたファイルのデータを含み、
    前記制御設計データは、制御設計用のプログラムのファイルのデータを含む、
    ことを特徴とする請求項1、2、7のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  10. コンピュータによって実行される情報提供方法であって、
    装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データであって、前記対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと前記対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと前記対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データとのうちの1つ以上を含む前記装置設計データを、前記装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として且つ前記複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理するステップと、
    前記装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成するステップと、
    前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行するステップと、
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  11. コンピュータに、
    装置ユーザに提供される対象装置の設計に関する装置設計データであって、前記対象装置の機械設計に関するデータである機械設計データと前記対象装置の電気設計に関するデータである電気設計データと前記対象装置の制御設計に関するデータである制御設計データとのうちの1つ以上を含む前記装置設計データを、前記装置設計データを構成する複数の要素の各要素を単位として且つ前記複数の要素における要素間の関連性を示す関連情報を各要素に紐づけて、管理するステップと、
    前記装置設計データから、指定された開示範囲に応じた部分を、前記各要素を単位として且つ前記関連情報を参照して抽出することで開示用設計データを生成するステップと、
    前記開示用設計データに対する前記装置ユーザのアクセス権及び前記装置ユーザの閲覧可能期間を管理しながら、前記開示用設計データを発行するステップと、
    を実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
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