JP7477270B2 - 診断装置および電動アクチュエータ - Google Patents
診断装置および電動アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7477270B2 JP7477270B2 JP2019141110A JP2019141110A JP7477270B2 JP 7477270 B2 JP7477270 B2 JP 7477270B2 JP 2019141110 A JP2019141110 A JP 2019141110A JP 2019141110 A JP2019141110 A JP 2019141110A JP 7477270 B2 JP7477270 B2 JP 7477270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- circuit
- induced voltage
- electric actuator
- diagnostic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 70
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 38
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 claims description 28
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 18
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 14
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 6
- 230000027311 M phase Effects 0.000 claims 2
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 48
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 7
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 5
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 5
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 4
- 229910052770 Uranium Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 1
- 238000003062 neural network model Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
本発明の第1の実施の形態に係る電動アクチュエータは、モータの誘起電圧定数KEをモニターして故障診断を行う機能を備えている。
図1に示すように、本実施の形態に係る電動アクチュエータ100は、モータ10と、モータ10の回転を伝達する伝達機構となる減速機20と、減速機20を介して伝達されるモータ10の回転に応じて軸線周りに回動する回転軸30と、モータ10の回転を制御する制御回路50と、制御回路50からの制御信号に基づいてモータ10を回転させる駆動回路60と、モータ10の診断を行う診断装置70とを備えている。このうち、モータ10と、減速機20と、回転軸30の一部と、角度センサ40と、制御回路50と、駆動回路60は、筐体80の中に収容されている。また、後述する診断の結果を含め、各種情報を表示する表示装置90が設けられている。表示装置90としては、例えば、液晶表示装置(LCD)等を用いることができる。
なお、三相のブラシレス直流モータの場合、電流の方向も考慮すると、6通りの通電状態を特定することもできるが、誘起電圧定数KEを求める目的からすれば、電流の方向を考慮せずに、図4に示すような「状態A」、「状態B」、「状態C」の3通りを特定できれば必要かつ十分である。
また、本実施の形態においては、モータ10の角速度ωは、制御回路50が、ホールセンサHU、HV、HWから出力される信号に基づいて算出する。
診断装置70は、図1に示すように、モータ10の各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEを測定する測定回路71と、測定回路71によって測定された各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEに基づいて、モータ10の状態を診断する診断回路72とを備えている。また、本実施の形態に係る電動アクチュエータ100の診断装置70においては、診断回路72による診断結果のほか、測定回路71によって測定された各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEを出力データとして外部に出力する出力回路73をさらに備えている。
次に、測定回路71による各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwの測定と、それに続く診断回路72によるモータの診断について図2、図4、および図6を参照して説明する。
上述したように、測定回路71は、制御回路50から出力される、モータの各巻線の通電状態を示す信号Sおよびモータの角速度ωと、駆動回路60に印加する電圧Eaおよび電流Iから、図6に示す手順に従って、次のようにして各巻線U,V,Wの誘起電圧定数を算出する。
測定回路71によって測定された各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwは、測定回路71から診断回路72に送られる。診断回路72は、測定回路71によって測定された各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwがすべて所定の範囲内にあるときは、モータ10は第1の状態にあると判断し、誘起電圧定数KEu,KEv,KEwのうち少なくともいずれか1つが所定の範囲内にないときは、モータ10は第1の状態とは異なる第2の状態にあると判断する。
上述した誘起電圧定数KEの測定方法は、モータ10の角速度ωが変動する場合に対応したものであるが、仮に角速度ωが一定であるならば、誘起電圧定数KEの測定は、例えば図7に示すように簡略化することができる。
以上のようにして、各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwを測定することができる。なお、図8に示すステップS09以降の診断に関わる手順は、図6に示すステップS10以降と同一であるので、説明は省略する。
本実施の形態に係るモータの診断装置によれば、モータ10の各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwに基づいてモータ10の状態を診断するので、電動アクチュエータ100のモータの状態の診断が可能となる。
また、電動アクチュエータにおいてモータのみの状態について診断ができるので、電動アクチュエータを停止させなくても、故障箇所を特定することができる。したがて、メンテナンスの作業負担を軽減することができる。
さらに、モータの各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwのトレンドをモニターすることにより、バルブの故障診断などの予防保全に適用できる。また、モータの各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwの最新値を使用することにより非干渉制御の精度向上に貢献できる。
なお、本実施の形態においては、各巻線U,V,Wの誘起電圧定数KEu,KEv,KEwを求める際にMOSFETのオン抵抗Rqを考慮しているが、このオン抵抗Rqが巻線U,V,Wの抵抗Ru,Rv,Rwに比べて無視できるほど小さいのであれば、上記の各式においてRq=0としてもよい。このようにすることで計算時間を短縮することができる。
また、本実施の形態においては、診断装置70が電動アクチュエータ100に内蔵されている例を示したが、診断装置70を電動アクチュエータ100とは別の装置として設けてもよいことはいうまでもない。
上述した第1の実施の形態においては、電動アクチュエータ100内に診断装置70が設けられた例を説明したが、診断装置70を構成する各種回路を複数の装置に分散させて構成することも可能である。本発明の第2の実施の形態に係る診断装置は、診断回路72を電動アクチュエータ100Bとは別の装置に設ける例である。
また、保守担当者等が使用する端末装置200において診断が行えるので、保守作業の効率が向上することが期待できる。
上述した第2の実施の形態においては、診断装置を構成する測定回路71と診断回路72をそれぞれ電動アクチュエータ100Bと端末装置200とに分離して設けたが、本発明の第3の実施の形態においては、図10に示すように、電動アクチュエータ100CがネットワークNWを介して上位装置300に接続されている場合において、診断装置を構成する測定回路71と診断回路72のうち、測定回路71を電動アクチュエータ100C側の測定装置70Cに設け、診断回路72を、上位装置300に設ける例である。
また、中央監視装置を構成する上位装置300で診断を行うので、現場に行かなくても、電動アクチュエータ100Cの診断を行うことができる。
Claims (8)
- モータが有するN相(ただし、Nは2以上の整数)の巻線のうち前記N相よりも少ないM相(ただし、Mは整数)の巻線のみについて誘起電圧定数を測定する測定回路と、
前記測定回路によって測定された前記誘起電圧定数に基づいて前記モータの状態を診断する診断回路とを備える、
診断装置。 - 請求項1に記載された診断装置において、
前記測定回路は、前記M相の巻線として1相の巻線のみについて前記誘起電圧定数を測定する、
診断装置。 - 請求項1または2に記載された診断装置において、
前記診断回路は、前記誘起電圧定数が所定の範囲内にあるときは、前記モータは第1の状態にあると判断し、前記誘起電圧定数が所定の範囲内にないときは、前記モータは第2の状態にあると判断し、
前記測定回路は、前記モータとバルブの弁体に連結され前記モータにより回転する回転軸とを備える電動アクチュエータに設けられ、
前記診断回路は、前記電動アクチュエータが設置される現場の作業員が持ち運んで使用するように構成されたモバイル端末コンピュータに設けられ、前記モバイル端末コンピュータが前記電動アクチュエータとの近距離無線通信で受信した前記誘起電圧定数に基づいて前記モータの状態を診断する
診断装置。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載された診断装置において、
前記測定回路は、前記モータに流れる電流と、前記モータの巻線に印加される電圧と、前記モータの回転を表す量とに基づいて前記誘起電圧定数を算出する演算装置を有する、
診断装置。 - 請求項3に記載された診断装置において、
前記モバイル端末コンピュータに設けられ、前記モバイル端末コンピュータが前記電動アクチュエータとの近距離無線通信で受信した前記誘起電圧定数を出力データとして前記モバイル端末コンピュータの表示装置に出力する出力回路をさらに備え、
前記出力回路は、前記誘起電圧定数の時系列データを出力データとして前記表示装置に出力する、
診断装置。 - 請求項1に記載された診断装置と、
前記モータと、
前記モータの回転に応じて変位する出力機構と、
前記モータの前記N相の巻線に電流を供給して前記モータを回転させる駆動回路と、
前記駆動回路を制御する制御回路と、
を備える電動アクチュエータ。 - 請求項6に記載された電動アクチュエータにおいて、
前記診断装置の前記測定回路は、前記駆動回路を流れる電流と、前記駆動回路に入力される電圧と、前記モータの回転を表す量とに基づいて前記誘起電圧定数を算出する演算装置を有する、
電動アクチュエータ。 - 請求項6または7に記載された電動アクチュエータにおいて、
前記モータは、永久磁石を備えたロータと、前記ロータの磁極と対向する位置に配設された前記N相の巻線とを有するブラシレス直流モータである、
電動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019141110A JP7477270B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 診断装置および電動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019141110A JP7477270B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 診断装置および電動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021027607A JP2021027607A (ja) | 2021-02-22 |
JP7477270B2 true JP7477270B2 (ja) | 2024-05-01 |
Family
ID=74663345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019141110A Active JP7477270B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 診断装置および電動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7477270B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003255028A (ja) | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Hitachi Ltd | 回転電機のインバータ駆動可否判別方法及び装置 |
JP2006515500A (ja) | 2003-08-28 | 2006-05-25 | モトローラ・インコーポレイテッド | 電気パワーステアリング・システムにおける故障検出 |
JP2006162309A (ja) | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電流検出装置及び電動機制御装置 |
JP2018143035A (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社日立産機システム | 交流電動機の制御装置 |
-
2019
- 2019-07-31 JP JP2019141110A patent/JP7477270B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003255028A (ja) | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Hitachi Ltd | 回転電機のインバータ駆動可否判別方法及び装置 |
JP2006515500A (ja) | 2003-08-28 | 2006-05-25 | モトローラ・インコーポレイテッド | 電気パワーステアリング・システムにおける故障検出 |
JP2006162309A (ja) | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電流検出装置及び電動機制御装置 |
JP2018143035A (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社日立産機システム | 交流電動機の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021027607A (ja) | 2021-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106031020B (zh) | 电动机的驱动控制装置及驱动控制方法 | |
CN106105017B (zh) | 电动机的控制装置及控制方法 | |
JP6220696B2 (ja) | 電動モータの駆動制御装置 | |
CN109756171A (zh) | 马达控制系统中的容错电流测量 | |
CN106063120A (zh) | 电动机的控制装置及控制方法 | |
JP2005143153A (ja) | モータ駆動装置 | |
CN108134550A (zh) | 用于电机控制系统的容错相电流测量 | |
CN106063121A (zh) | 电机控制装置及电机的控制方法 | |
CN104052348A (zh) | 具备异常检测诊断功能的同步电动机的控制系统 | |
JP2010504731A (ja) | 磁界オリエンテーション制御の量の評価による異常検知 | |
CN102576219A (zh) | 用于以故障保护方式监控在电驱动器上的运动参数的方法和装置 | |
US8368420B2 (en) | Method of error detection when controlling a rotating-field motor | |
JP2021027639A (ja) | 診断装置および電動アクチュエータ | |
CN106911278A (zh) | 用于监控psm电机的方法和设施 | |
EP0513994B1 (en) | An actuator and a valve actuator system | |
JP7477270B2 (ja) | 診断装置および電動アクチュエータ | |
JP4371844B2 (ja) | ブラシレスモータ駆動装置 | |
JP2021027606A (ja) | モータの診断装置および電動アクチュエータ | |
KR20190036699A (ko) | 웨이퍼 로봇의 결함 진단 시스템 | |
JP7328057B2 (ja) | 電動アクチュエータおよび診断装置 | |
US9568896B2 (en) | Control device and method for controlling an electric machine | |
CN108802611B (zh) | 异常诊断装置和异常诊断方法 | |
JP2000223331A (ja) | 負荷時タップ切換装置、その制御方法及びその制御用プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2021035280A (ja) | 診断装置および電動アクチュエータ | |
JP6283741B2 (ja) | 電気モータの角度エラー状態を判定する方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231010 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7477270 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |