JP7476955B2 - 無線通信方法、無線通信システム、無線基地局、及び中継器 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム、無線基地局、及び中継器 Download PDF

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Description

本発明は、中継器を経由して無線基地局と無線端末との間で通信を行う技術に関する。
無線アクセスの高速・大容量化を実現するため、広帯域幅を確保可能な高周波数帯を活用することが注目されている。例えば、第5世代移動通信システムでは、28GHz帯を利用して高速・大容量通信を実現している。他の例として、無線LAN規格であるIEEE802.11ad(ミリ波無線LANシステム)では、60GHz帯を利用して高速・大容量通信を実現している。
高周波数帯の電波は、低周波数帯と比較して、減衰しやすく、また、回折しづらいという特性を有する。そのため、高周波数帯における課題としては、電波減衰により伝送距離が短くなること、障害物等によって受信品質が劣化すること、等が挙げられる。
電波減衰を補償するためには、多素子アンテナを用いたビームフォーミングが有効である。ビームフォーミング利得により、電波減衰を補償し、伝送距離を延ばすことができる。但し、ビームフォーミングの場合、受信局は、送信局から特定の方向に向けて集中的に送信された電波を主に受信する。つまり、受信局は、電力の高い1つの伝搬経路の電波を主に受信する。よって、空間多重数は1(もしくは、偏波多重により2)に留まり、また、空間ダイバーシチ効果も得られにくい。
一方、障害物等に起因する受信品質の劣化を抑制するためには、多数の送信点を設けることが考えられる。例えば、多数の送信アンテナを異なる場所に設置することにより、見通し外環境となるエリアを小さくし、受信品質を改善することができる。また、それにより、上述のビームフォーミングにおける課題を解決することも可能である。しかしながら、多数の送信アンテナを異なる場所に設置することは、ネットワークコストや設置場所の増加を招く。
多数の送信点を設けるという観点から言えば、より低コスト且つ設置規模の小さい中継器(反射板、リピータ、等)を利用することも有効である。特に、近年、反射方向等の反射特性を動的に制御可能なメタサーフェス反射板や、位相や振幅を動的に制御可能なパッシブリピータ等も開発されている(非特許文献1、非特許文献2、参照)。そのような中継器を利用して1つの受信局に対して複数の伝搬経路を形成することによって、通信品質や空間多重性といった通信性能を向上させることが可能となる。
杉原 裕一郎、阪口 啓、"ミリ波Massive Relay MIMOを用いたセルラネットワークの検討"2019年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B-5-54、2019年9月 C. Liaskos, A. Tsioliaridou, A. Pitsillides, S. Ioannidis, and I. Akyildiz, "Using any Surface to Realize a New Paradigm for Wireless Communications," Communications of the ACM, Vol.61, No.11, Nov. 2018.
中継器を経由して無線基地局と無線端末との間で通信を行うことを考える。中継器は、無線基地局あるいは無線端末から送信された信号を反射する、あるいは、その信号を受信して再放射する。これにより、中継器を経由した無線基地局と無線端末との間の伝送経路が形成される。中継器特性は、中継器における信号の反射方向あるいは再放射方向、等を含む。
本願発明者は、中継器特性の設定に関して、次のような課題を初めて認識した。
無線基地局から無線端末への下りリンク通信時、無線基地局が、送信先の無線端末の位置を把握(推定)しているとする。この場合、送信先の無線端末の位置を考慮して、伝搬経路がその無線端末に集中するように中継器特性を設定することによって、通信品質を向上させることができる。しかしながら、そのような下りリンク通信にとって好ましい中継器特性は、上りリンク通信にとっては必ずしも適切ではない。
一例として、多数の無線端末がそれぞれのタイミングで無線基地局に対してランダムアクセスを行う場合を考える。無線基地局は、無線端末が上りランダムアクセスを行うタイミング及びそのタイミングでの無線端末の位置を予測することができない。そのような無線端末から無線基地局に信号が送信される可能性がある。その場合、下りリンク通信の場合と同一の中継器特性では、上りランダムアクセスを行う無線端末に対して中継器を経由した伝搬経路が確立されるとは限らない。すなわち、中継器を利用した通信性能が十分に発揮されない。
他の例として、無線基地局が無線端末に上りリンク信号の送信タイミングを予め指定する無線アクセス方式(グラント方式)の場合を考える。無線端末が移動する状況では、指定された送信タイミングにおける無線端末の位置は、下りリンク通信時の位置からずれる。従って、下りリンク通信の場合と同一の中継器特性では、中継器を経由した伝送経路が形成されなくなる可能性がある。すなわち、中継器を利用した通信性能が十分に発揮されない。
このように、下りリンク通信と上りリンク通信との間には無線端末の数や分布の違いが存在する。従って、下りリンク通信と上りリンク通信とで同一の中継器特性が用いられると、中継器を利用した通信性能が十分に得られない。従来、このような下りリンク通信と上りリンク通信との違いまで考慮して中継器特性の設定が行われたことはなかった。その意味で、中継器特性の設定には改善の余地がある。
本発明の1つの目的は、中継器を経由して無線基地局と無線端末との間で通信を行う際の通信性能を更に向上させることができる技術を提供することにある。
第1の観点は、中継器を経由して無線基地局と無線端末との間で通信を行う無線通信方法に関連する。
中継器は、無線基地局あるいは無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、信号を受信し再放射して、無線基地局と無線端末との間の伝送経路を形成する。
中継器の特性である中継器特性は、伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含む。
無線通信方法は、TDD(Time Division Duplex)方式に基づいている。
無線通信方法は、
(A)無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定することと、
(B)下りリンク期間における中継器特性である下り中継器特性と、上りリンク期間における中継器特性である上り中継器特性を別々に決定することと、
(C)下りリンク期間と上りリンク期間のそれぞれにおいて、無線基地局と無線端末との間で下りリンク通信と上りリンク通信を行うことと、
(D)下りリンク期間における中継器特性を下り中継器特性に設定し、上りリンク期間における中継器特性を上り中継器特性に設定することと
を含む。
第2の観点は、無線通信システムに関連する。
無線通信システムは、
TDD方式に基づいて無線端末と通信を行う無線基地局と、
無線基地局あるいは無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、信号を受信し再放射して、無線基地局と無線端末との間の伝送経路を形成する中継器と
を備える。
中継器の特性である中継器特性は、伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含む。
無線基地局は、無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定する。
無線基地局は、下りリンク期間における中継器特性である下り中継器特性と、上りリンク期間における中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定する。
無線基地局は、スロット構成を示すスロット構成情報を無線端末に送信する。
無線基地局は、下り中継器特性と上り中継器特性を示す特性制御情報、及びスロット構成情報を中継器に送信する。
無線基地局と無線端末は、スロット構成情報に基づいて、下りリンク期間と上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行う。
中継器は、スロット構成情報及び特性制御情報に基づいて、下りリンク期間における中継器特性を下り中継器特性に設定し、上りリンク期間における中継器特性を上り中継器特性に設定する。
第3の観点は、TDD方式に基づいて無線端末と通信を行う無線基地局に関連する。
中継器は、無線基地局あるいは無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、信号を受信し再放射して、無線基地局と無線端末との間の伝送経路を形成する。
中継器の特性である中継器特性は、伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含む。
無線基地局は、無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定する。
無線基地局は、下りリンク期間における中継器特性である下り中継器特性と、上りリンク期間における中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定する。
無線基地局は、スロット構成を示すスロット構成情報を無線端末に送信する。
無線基地局は、下り中継器特性と上り中継器特性を示す特性制御情報、及びスロット構成情報を中継器に送信する。
無線基地局と無線端末は、スロット構成情報に基づいて、下りリンク期間と上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行う。
中継器は、スロット構成情報及び特性制御情報に基づいて、下りリンク期間における中継器特性を下り中継器特性に設定し、上りリンク期間における中継器特性を上り中継器特性に設定する。
第4の観点は、無線基地局と無線端末との間の通信を中継する中継器に関連する。
無線基地局と無線端末は、TDD方式に基づいて通信を行う。
中継器は、無線基地局あるいは無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、信号を受信し再放射して、無線基地局と無線端末との間の伝送経路を形成する。
中継器の特性である中継器特性は、伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含む。
無線基地局は、無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定する。
無線基地局は、下りリンク期間における中継器特性である下り中継器特性と、上りリンク期間における中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定する。
無線基地局は、スロット構成を示すスロット構成情報を無線端末に送信する。
無線基地局は、下り中継器特性と上り中継器特性を示す特性制御情報、及びスロット構成情報を中継器に送信する。
無線基地局と無線端末は、スロット構成情報に基づいて、下りリンク期間と上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行う。
中継器は、スロット構成情報及び特性制御情報に基づいて、下りリンク期間における中継器特性を下り中継器特性に設定し、上りリンク期間における中継器特性を上り中継器特性に設定する。
本発明によれば、無線基地局と無線端末は、TDD方式に基づいて無線通信を行う。スロット構成は、無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含む。下りリンク期間における下り中継器特性と上りリンク期間における上り中継器特性は、共通ではなく、別々に決定される。そして、下りリンク期間における中継器特性は下り中継器特性に設定され、上りリンク期間における中継器特性は上り中継器特性に設定される。言い換えれば、下りリンク通信と上りリンク通信とで中継器特性が切り替えられる。中継器特性を柔軟に切り替えることにより、下りリンク通信と上りリンク通信のそれぞれにとって適切な伝搬経路を形成することが可能となる。その結果、中継器を利用した通信性能が更に向上する。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの基本構成例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムにおける下りリンク通信の一例を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムにおける上りリンク通信の一例を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態におけるスロット構成の一例を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る中継器特性の切り替えに関連する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る中継器特性の切り替えに関連する処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る無線基地局の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る中継器の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る中継器の中継処理部の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る中継器の中継処理部の他の例を示すブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.無線通信システムの基本構成
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システム10の基本構成例を示す概略図である。無線通信システム10は、無線基地局100、中継器200、及び無線端末300を含んでいる。無線基地局100と無線端末300との間で無線通信が行われる。例えば、ミリ波帯等の高周波数帯で無線通信が行われる。高周波数帯での電波減衰を補償するためには、多素子アンテナを用いたビームフォーミングが有効である。
中継器200は、入射した信号を反射する、あるいは、入射した信号を受信して再放射するように構成されている。そのような中継器200としては、反射板やリピータが挙げられる。また、本実施の形態では、中継器200の特性である「中継器特性」は、動的に制御可能である。中継器特性は、中継器200における信号の反射方向あるいは再放射方向を少なくとも含む。中継器特性は、ビーム幅やビーム形状を含んでいてもよい。例えば、中継器200は、反射方向、反射率、透過率、反射ビーム形状等の反射特性を動的に制御可能なメタサーフェス反射板を含む。他の例として、中継器200は、受信信号の位相や振幅を動的に制御可能なパッシブリピータを含む。
中継器200の中継器特性は、無線基地局100によって制御可能である。具体的には、無線基地局100は、中継器特性を制御するため特性制御情報CONを中継器200に送信する。特性制御情報CONは、所望の中継器特性(例えば、少なくとも1つの反射方向、少なくとも1つの再放射方向)を指定する。中継器200は、特性制御情報CONに従って、自身の中継器特性を設定する。
本実施の形態によれば、中継器200を利用して無線基地局100と無線端末300との間の無線通信が行われる。具体的には、無線基地局100あるいは無線端末300は、送信ビームを形成し、送信ビームによって信号を送信する。中継器200は、無線基地局100あるいは無線端末300から送信された信号を反射する、あるいは、その信号を受信して再放射する。無線端末300あるいは無線基地局100は、中継器200によって反射あるいは再放射された信号を受信する。このように、中継器200を利用することによって、中継器200を経由した無線基地局100と無線端末300との間の伝送経路が形成される。尚、ここでの伝搬経路とは、送信側が送信した信号を受信側が一定の受信電力以上で受信することができる伝搬経路を意味する。
中継器200の数は1以上である。複数の中継器200が設置されている場合、複数の中継器200のそれぞれを経由する複数の伝搬経路が形成されてもよい。中継器200を経由した伝搬経路だけでなく、中継器200を経由しない直接伝搬経路が存在していてもよい。いずれにせよ、中継器200を利用することによって、1つの無線端末300に対して複数の伝搬経路を形成することができる。複数の伝搬経路を形成することによって、通信品質や空間多重性といった通信性能を向上させることが可能となる。
無線端末300の移動に伴って、中継器200を経由した最適な伝搬経路も変化し得る。従って、無線基地局100は、無線端末300の移動に応じて、中継器200の中継器特性を動的に変化させてもよい。
2.中継器特性の切り替え
2-1.下りリンク通信と上りリンク通信の対比
図2は、無線基地局100から無線端末300への下りリンク通信の一例を説明するための概念図である。通信相手である無線端末300を、以下、「無線端末300-T」と呼ぶ。無線基地局100は、通信相手である無線端末300-Tを把握している。一方、無線端末300-Xは、無線基地局100によって把握されていない無線端末300である。
無線基地局100は、送信ビームTBを形成し、送信ビームTBによって下りデータ信号を送信する。図2に示される例では、複数の中継器200が設置されており、無線基地局100は、複数の中継器200のそれぞれの方向に下りデータ信号を送信する。各中継器200は、無線基地局100から送信された下りデータ信号を反射する、あるいは、下りデータ信号を受信して再放射する。無線端末300-Tは、中継器200によって反射あるいは再放射された下りデータ信号を受信する。
この下りリンク通信の通信品質を向上させるためには、図2に示されるように、各中継器200を経由する伝搬経路を無線端末300-Tに集中させることが好ましい。つまり、各中継器200からの出射ビームOB(反射ビーム、再放射ビーム)を無線端末300-Tの方に向けることが好ましい。
そこで、無線基地局100は、中継器200を経由する伝搬経路が無線端末300-Tに集中するように、各中継器200の中継器特性を制御する。例えば、無線基地局100は、通信開始時点の無線端末300-Tの位置を把握あるいは推定する。そして、無線基地局100は、無線端末300-Tの位置に基づいて、出射ビームOBが無線端末300-Tの方を向くように各中継器200の中継器特性を決定する。下りデータ信号を送信する前に、無線基地局100は、決定した中継器特性を示す特性制御情報CONを各中継器200に送信する。各中継器200は、特性制御情報CONに従って、自身の中継器特性を設定する。その後、無線基地局100は、下りデータ信号を送信する。
「カバー範囲CVRG」は、無線基地局100と無線端末300との間の伝搬経路が形成される通信範囲である。中継器200の中継器特性は、このカバー範囲CVRGを決定するパラメータ(反射方向、再放射方向、ビーム幅、ビーム形状、等)を含んでいると言える。中継器特性を変化させることによって、カバー範囲CVRGも変化させることができる。
図2に示される例では、カバー範囲CVRGは、無線端末300-Tの位置の周辺に限定されている。カバー範囲CVRGを限定することによって、無線端末300-Tに対する下りリンク通信の通信性能(通信品質、空間多重性、等)を高めることができる。すなわち、中継器200を利用することによる通信性能の向上効果が十分に得られる。一方、無線端末300-Xに対しては下りデータ信号を送信する必要が無いため、無線端末300-Xがカバー範囲CVRGから外れていても問題はない。
しかしながら、下りリンク通信にとって好ましい中継器特性(すなわち、カバー範囲CVRG)は、上りリンク通信にとっては必ずしも適切ではない。
図3は、無線端末300から無線基地局100への上りリンク通信の一例を説明するための概念図である。無線端末300-Tは、送信ビームを形成し、送信ビームによって上りデータ信号を送信する。各中継器200は、無線端末300-Tから送信された上りデータ信号を反射する、あるいは、上りデータ信号を受信して再放射する。入射ビームIBは、中継器200に入射するビームであって、無線基地局100の方向に反射あるいは再放射されるビームを表している。無線基地局100は、中継器200によって反射あるいは再放射された上りデータ信号を、受信ビームRBによって受信する。
ここで、一例として、多数の無線端末300-Xがそれぞれのタイミングで無線基地局100に対してランダムアクセスを行う場合を考える。無線基地局100は、無線端末300-Xが上りランダムアクセスを行うタイミング及びそのタイミングでの無線端末300-Xの位置を予測することができない。そのような無線端末300-Xから無線基地局100に信号が送信される可能性がある。その場合、図2で示された下りリンク通信の場合と同一の中継器特性(カバー範囲CVRG)では、上りランダムアクセスを行う無線端末300-Xに対して中継器200を経由した伝搬経路が確立されない。すなわち、中継器200を利用した通信性能が十分に発揮されない。無線端末300-Xに対して中継器200を経由した伝搬経路を確実に確立するためには、図3に示されるように、カバー範囲CVRGを、下りリンク通信の場合よりも拡大することが好ましい。
他の例として、無線基地局100が無線端末300-Tに上りリンク信号の送信タイミングを予め指定する無線アクセス方式(グラント方式)の場合を考える。無線端末300-Tが移動する状況では、指定された送信タイミングにおける無線端末300-Tの位置は、下りリンク通信時の位置からずれる。従って、図2で示された下りリンク通信の場合と同一の中継器特性(カバー範囲CVRG)では、上りリンク通信時に無線端末300-Tがカバー範囲CVRGから外れる可能性がある。すなわち、中継器200を経由した無線端末300-Tと無線基地局100との間の伝送経路が形成されなくなる可能性がある。その場合、中継器200を利用した通信性能が十分に発揮されない。中継器200を経由した伝送経路を維持するためには、上りリンク通信時のカバー範囲CVRGを、下りリンク通信の場合よりも拡大することが好ましい。
このように、下りリンク通信と上りリンク通信との間には無線端末300の数や分布の違いが存在する。そのような違いを考慮することなく、下りリンク通信と上りリンク通信とで同一の中継器特性が用いられると、中継器200を利用した通信性能が十分に得られない。
そこで、本実施の形態によれば、中継器200を利用した通信性能を更に向上させるために、下りリンク通信と上りリンク通信とで中継器特性が柔軟に切り替えられる。下りリンク通信と上りリンク通信とで中継器特性を切り替えるために、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式が採用される。すなわち、無線基地局100と無線端末300-Tは、TDD方式に基づいて双方向無線通信を行う。
2-2.スロット構成
TDD方式では、無線基地局100が、通信相手の無線端末300-Tに対する「下りリンク期間PDL」と「上りリンク期間PUL」の割り当てを決定(スケジュール)する。下りリンク期間PDLは、下りリンク通信に割り当てられる期間である。上りリンク期間PULは、上りリンク通信に割り当てられる期間である。スロット構成は、無線端末300-Tに対する下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの割り当てを含む。
図4は、スロット構成の一例を説明するための概念図である。無線フレームは、複数のスロットを含んでいる。各々のスロットは、複数のシンボルを含んでいる。例えば、セルラシステムでは、3GPP(3rd Generation Partnership Project);Technical Specification 38.213 (Release 15)に規定されるように、連続する14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルが1スロットを構成する。各OFDMシンボルの先頭には、CP(Cyclic Prefix)が挿入されている。サブキャリア間隔に応じて、シンボル長及びスロット長は変化する。
図4に示される例では、単一のスロットが、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULを含んでいる。つまり、単一のスロットにおいて、1以上のOFDMシンボルが下りリンク期間PDLに割り当てられ、1以上のOFDMシンボルが上りリンク期間PULに割り当てられている。また、下りデータ信号と上りデータ信号との衝突を防止するために、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULとの間にはガード期間(ガードタイム)GPが設けられている。単一のスロットが、複数の下りリンク期間PDLと複数の上りリンク期間PULを含んでいてもよい。
下りリンク通信と上りリンク通信のそれぞれのトラフィック量は、時間的に変動する。下りリンク通信と上りリンク通信のトラフィック比率の変動に対応するために、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの割り当てを動的に変えてもよい。例えば、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの比率が異なる複数のスロット構成パターンが用意され、トラフィック比率に応じて適切なスロット構成パターンが選択される。これにより、通信効率を向上させることができる。また、複数のスロットを連結することにより、より柔軟なトラフィック比率を実現することもできる。
更に他の例として、下りリンク期間PDL、上りリンク期間PUL、及びガード期間GPは、スロット単位で割り当てられてもよい
2-3.中継器特性の切り替えに関連する処理
図5は、本実施の形態に係る中継器特性の切り替えに関連する処理を示すフローチャートである。図6は、図4で例示されたスロット構成の場合の処理を示すシーケンス図である。図5及び図6を参照して、中継器特性の切り替えに関連する処理を説明する。
ステップS10:スケジューリング処理
ステップS10において、無線基地局100は、スケジューリング処理を行う。具体的には、無線基地局100は、通信相手である無線端末300-Tに対するスロット構成を決定(スケジュール)する。スロット構成は、無線端末300-Tに対する下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの割り当てを含む(図4参照)。スロット構成情報SLTは、決定されたスロット構成を示す。
ステップS20:中継器特性決定処理
ステップS20において、無線基地局100は、各中継器200の中継器特性を決定する中継器特性決定処理を行う。下りリンク期間PDL及び上りリンク期間PULにおける中継器特性は、以下、それぞれ、「下り中継器特性」及び「上り中継器特性」と呼ばれる。本実施の形態では、下り中継器特性と上り中継器特性は同一ではない。無線基地局100は、下り中継器特性と上り中継器特性とを別々に決定する。
下り中継器特性は次の通りである。例えば、無線基地局100は、通信相手である無線端末300-Tの位置を事前に取得あるいは推定する。そして、無線基地局100は、通信開始時点の無線端末300-Tの位置に基づいて、各中継器200の下り中継器特性を決定する。具体的には、無線基地局100は、中継器200を経由する伝搬経路が無線端末300-Tに集中するように、各中継器200の下り中継器特性を決定する(図2参照)。これにより、無線端末300-Tに対する通信品質を向上させることができる。
無線端末300-Tの位置が取得あるいは推定できない場合、下り中継器特性は、その他の情報に基づいて決定されてもよい。例えば、無線端末300-Tとの無線通信を通して取得された無線環境に関する情報が、データベースに蓄積される。無線環境に関する情報としては、受信電力、誤り率、受信品質、スループット、再送回数、端末種別、等が例示される。無線基地局100は、これら情報を分析して得られた評価結果に基づいて、適切な下り中継器特性を決定してもよい。
上り中継器特性は、下り中継器特性とは別に設定される。上述の通り、中継器特性は、伝搬経路が形成されるカバー範囲CVRGを決定するパラメータ(反射方向、再放射方向、ビーム幅、ビーム形状、等)を含んでいる。中継器特性を変化させることによって、カバー範囲CVRGも変化させることができる。例えば、無線基地局100は、上り中継器特性の場合のカバー範囲CVRGが下り中継器特性の場合のカバー範囲CVRGよりも広くなるように、上り中継器特性を決定する(図2、図3参照)。これにより、上りランダムアクセスを行う無線端末300-Xに対しても、中継器200を経由した伝搬経路を確立しやすくなる。
図2及び図3で示された例では、上り中継器特性の場合のカバー範囲CVRGは、下り中継器特性の場合のカバー範囲CVRGを少なくとも含んでいる。この場合、下りリンク通信を行った無線端末300-Tに対して、上りリンク通信においても、中継器200を経由した伝搬経路を維持しやすくなる。また、上り中継器特性の場合のカバー範囲CVRGが拡張されるため、無線端末300-Tが移動する状況においても、中継器200を経由した伝送経路を維持しやすくなる。
ステップS30:通知処理
ステップS30において、無線基地局100は、通知処理を行う。具体的には、無線基地局100は、スロット構成情報SLTを無線端末300-Tに送信する。無線端末300-Tは、スロット構成情報SLTを受信し、自身に割り当てられた下りリンク期間PDL及び上りリンク期間PULを認識する。スロット構成情報SLTは、下り参照信号に付加される。例えば、スロット構成情報SLTは、セルラシステムにおける下りリンク制御情報(DCI: Downlink Control Information)として下り制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control CHannel)により送受信される。
また、無線基地局100は、特性制御情報CONに加えてスロット構成情報SLTを各中継器200に送信する。特性制御情報CONは、各中継器200の下り中継器特性と上り中継器特性を示す。各中継器200は、特性制御情報CONとスロット構成情報SLTを受信する。尚、無線基地局100と中継器200との間の通信方式は任意である。例えば、通信方式は、無線基地局100と無線端末300との間の無線通信方式と同じであってもよい。他の例として、通信方式は、光通信等の有線通信であってもよい。
ステップS40:第1中継器特性設定処理
ステップS40において、中継器200は、スロット構成情報SLT及び特性制御情報CONに基づいて、第1中継器特性設定処理を行う。第1リンク期間は、スロット構成情報SLTで示されるスロット構成におけるあるリンク期間であり、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの一方である。第1中継器特性は、第1リンク期間における中継器特性であり、下り中継器特性と上り中継器特性の一方である。第1リンク期間の開始前に、中継器200は、自身の中継器特性を第1中継器特性に設定する。
図4及び図6で示される例では、第1リンク期間は下りリンク期間PDLであり、第1中継器特性は下り中継器特性である。中継器200は、自身の中継器特性を下り中継器特性に設定する。
ステップS50:第1リンク通信処理
ステップS50において、無線基地局100と無線端末300-Tは、スロット構成情報SLTに基づいて、第1リンク通信処理を行う。第1リンク通信は、スロット構成情報SLTで示される第1リンク期間における通信である。
図6で示される例では、第1リンク期間は下りリンク期間PDLであり、第1リンク通信は下りリンク通信である。無線基地局100と無線端末300-Tは、下りリンク通信を行う。具体的には、無線基地局100は、下りデータ信号DAT_DLを送信する。各中継器200は、無線基地局100から送信された下りデータ信号DAT_DLを反射する、あるいは、下りデータ信号DAT_DLを受信して再放射する。無線端末300-Tは、中継器200によって反射あるいは再放射された下りデータ信号DAT_DLを受信する。
ステップS60:第2中継器特性設定処理
ステップS50(第1リンク期間)の終了後、ステップS60が行われる。ステップS60において、中継器200は、スロット構成情報SLT及び特性制御情報CONに基づいて、第2中継器特性設定処理を行う。第2リンク期間は、スロット構成における第1リンク期間の次のリンク期間であり、下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの他方である。第2中継器特性は、第2リンク期間における中継器特性であり、下り中継器特性と上り中継器特性の他方である。第2リンク期間の開始前に、中継器200は、自身の中継器特性を第2中継器特性に設定する。すなわち、中継器200は、第1リンク期間から第2リンク期間への切り替えに伴い、中継器特性を第1中継器特性から第2中継器特性に切り替える。
図4及び図6で示される例では、第2リンク期間は上りリンク期間PULであり、第2中継器特性は上り中継器特性である。中継器200は、自身の中継器特性を上り中継器特性に設定する。すなわち、中継器200は、下りリンク期間PDLから上りリンク期間PULへの切り替えに伴い、中継器特性を下り中継器特性から上り中継器特性に切り替える。
ステップS70:第2リンク通信処理
ステップS70において、無線基地局100と無線端末300-Tは、スロット構成情報SLTに基づいて、第2リンク通信処理を行う。第2リンク通信は、スロット構成情報SLTで示される第2リンク期間における通信である。
図6で示される例では、第2リンク期間は上りリンク期間PULであり、第2リンク通信は上りリンク通信である。無線基地局100と無線端末300-Tは、上りリンク通信を行う。具体的には、無線端末300-Tは、上りデータ信号DAT_ULを送信する。各中継器200は、無線端末300-Tから送信された上りデータ信号DAT_ULを反射する、あるいは、上りデータ信号DAT_ULを受信して再放射する。無線基地局100は、中継器200によって反射あるいは再放射された上りデータ信号DAT_ULを受信する。
2-4.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、無線基地局100と無線端末300-Tは、TDD方式に基づいて双方向無線通信を行う。スロット構成は、無線端末300-Tに対する下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの割り当てを含む。下りリンク期間PDLにおける下り中継器特性と上りリンク期間PULにおける上り中継器特性は、共通ではなく、別々に決定される。そして、下りリンク期間PDLにおける中継器特性は下り中継器特性に設定され、上りリンク期間PULにおける中継器特性は上り中継器特性に設定される。言い換えれば、下りリンク通信と上りリンク通信とで中継器特性が切り替えられる。中継器特性を柔軟に切り替えることにより、下りリンク通信と上りリンク通信のそれぞれにとって適切な伝搬経路を形成することが可能となる。その結果、中継器200を利用した通信性能(通信品質、空間多重性、等)が更に向上する。
例えば、伝搬経路が形成されるカバー範囲CVRGについて考える(図2、図3参照)。中継器特性は、カバー範囲CVRGを決定するパラメータを含んでいる。中継器特性を変化させることによって、カバー範囲CVRGも変化させることができる。例えば、図2及び図3に示されたように、上りリンク通信時のカバー範囲CVRGを、下りリンク通信時のカバー範囲CVRGよりも広くすることができる。これにより、上りランダムアクセスを行う無線端末300-Xに対しても、中継器200を経由した伝搬経路を確立しやすくなる。つまり、中継器200を利用した通信性能が発揮されやすくなる。
図2及び図3で示された例では、上りリンク通信時のカバー範囲CVRGは、下りリンク通信時のカバー範囲CVRGを少なくとも含んでいる。この場合、下りリンク通信を行った無線端末300-Tに対して、上りリンク通信においても、中継器200を経由した伝搬経路を維持しやすくなる。また、上りリンク通信時のカバー範囲CVRGが拡張されるため、無線端末300-Tが移動する状況においても、中継器200を経由した伝送経路を維持しやすくなる。つまり、中継器200を利用した通信性能が発揮されやすくなる。
3.無線通信システムの構成例
以下、本実施の形態に係る無線通信システム10の構成例について説明する。
3-1.無線基地局100
図7は、本実施の形態に係る無線基地局100の構成例を示すブロック図である。無線基地局100は、アンテナ部110、無線部120、制御部130、及び通信部140を備えている。
アンテナ部110は、電波を送受信する。アンテナ部110は、受信信号を無線部120に出力し、また、無線部120から入力される信号を送信する。アンテナの種別は任意である。例えば、アンテナ部110は、複数のアンテナ素子と可変移相器を有し、アナログビームフォーミングを行ってもよい。
無線部120は、送受信機を含み、無線基地局100と無線端末300-Tとの間の通信方式に応じて送受信処理を行う。例えば、無線部120は、制御部130から入力されるスロット構成情報SLTや下りデータ信号DAT_DLを送信する。また、無線部120は、無線端末300-Tから送信された上りデータ信号DAT_ULを受信し、上りデータ信号DAT_ULを制御部130に出力する。また、無線部120は、無線基地局100の上位のネットワークとの通信も行う。
制御部130は、各種情報処理を行う。例えば、制御部130は、無線端末300-Tの管理を行う。例えば、制御部130は、無線端末300-Tの位置を推定し、無線端末300-Tの位置情報を保持する。
スケジューリング処理(ステップS10)において、制御部130は、無線端末300-Tに対するスロット構成を決定し、スロット構成情報SLTを生成する。
中継器特性決定処理(ステップS20)において、制御部130は、各中継器200の下り中継器特性及び上り中継器特性を決定し、特性制御情報CONを生成する。例えば、制御部130は、無線端末300-Tの位置に基づいて下り中継器特性を決定する。他の例として、データベースDBに蓄積された情報に基づいて中継器特性が決定されてもよい。例えば、無線環境に関する情報が、無線端末300-Tとの無線通信を通して取得され、データベースDBに蓄積される。無線環境に関する情報としては、受信電力、誤り率、受信品質、スループット、再送回数、端末種別、等が例示される。制御部130は、これら情報を分析して得られた評価結果に基づいて、下り中継器特性を決定してもよい。尚、データベースDBは、無線基地局100のストレージに格納されていてもよいし、無線基地局100の外部のストレージに格納されていてもよい。
通知処理(ステップS30)において、制御部130は、スロット構成情報SLTを無線部120に出力する。また、制御部130は、スロット構成情報SLT及び特性制御情報CONを通信部140に出力する。
リンク通信処理(ステップS50,S70)において、制御部130は、下りデータ信号DAT_DLを無線部120に出力し、また、上りデータ信号DAT_ULを無線部120から受け取る。
制御部130の機能は、各種情報処理を行うコントローラにより実現される。コントローラは、プロセッサ131及び記憶装置132を含む。記憶装置132には、各種情報及び制御プログラムが格納される。記憶装置132としては、揮発性メモリや不揮発性メモリが例示される。プロセッサ131が記憶装置132に格納された制御プログラムを実行することにより、制御部130の機能が実現される。制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コントローラは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
通信部140は、制御部130から入力される特性制御情報CONを中継器200に送信する。通信方式は任意である。例えば、通信方式は、光通信等の有線通信である。他の例として、通信方式は、無線基地局100と無線端末300との間の無線通信方式と同じであってもよい(周波数帯は同一であってもよいし、異なっていてもよい)。この場合、通信部140と無線部120は共通であってもよい。
3-2.中継器200
図8は、本実施の形態に係る中継器200の構成例を示すブロック図である。中継器200は、通信部210、制御部220、及び中継処理部230を備えている。
通信部210は、無線基地局100から送信されるスロット構成情報SLT及び特性制御情報CONを受信する。通信方式は、無線基地局100における通信部140の通信方式と同じである。通信部210は、受信したスロット構成情報SLT及び特性制御情報CONを制御部220に送る。
制御部220は、スロット構成情報SLT及び特性制御情報CONを保持する。制御部220は、スロット構成情報SLTに基づいて、下りリンク期間PDL、上りリンク期間PUL、及び下りリンク期間PDLと上りリンク期間PULの切り替えタイミングを認識する。また、制御部220は、特性制御情報CONに基づいて、下りリンク期間PDLにおける下り中継器特性と上りリンク期間PULにおける上り中継器特性を認識する。
中継器特性設定処理(ステップS40,S60)において、制御部220は、リンク期間に応じた中継器特性を設定する。具体的には、制御部220は、中継処理部230を制御するための制御量を算出し、その制御量を中継処理部230に出力する。
中継処理部230は、中継器200に入射する信号を反射する、あるいは、入射する信号を受信して再放射する。中継器特性(反射方向、再放射方向、ビーム幅、ビーム形状、等)は、制御部220から入力される制御量に従って可変に設定される。
図9は、中継処理部230の一例を示すブロック図である。図9に示される例では、中継処理部230は、メタサーフェス反射板等の反射板240である。反射板240は、反射部241と位相変換部242を有している。反射部241は、複数の反射素子を含んでいる。反射部241に入射した信号は、位相変換部242を経由して反射される。位相変換部242は、反射素子毎に可変移相器を有しており、所望の反射方向が実現されるように反射信号の位相を変換する。複数の反射素子をグループ分けすることによって、複数の反射方向を実現することもできる。
制御部220は、所望の中継器特性が実現されるように、使用する反射素子、反射素子のグループ分け、各グループに対する反射方向の割り当て、等を決定する。例えば、使用する反射素子は、所望のビーム幅やビーム形状に基づいて決定される。更に、制御部220は、所望の反射方向が実現されるように、各反射素子に対する可変移相器における位相量を算出する。位相量の算出では、各グループにおける反射素子の配置も考慮される。そして、制御部220は、算出した位相量を制御量として、位相変換部242に通知する。位相変換部242は、通知された位相量に従って反射信号の位相を変換する。
図10は、中継処理部230の他の例を示すブロック図である。図10に示される例では、中継処理部230は、受信信号の位相や振幅を動的に制御可能なリピータ250である。リピータ250は、アンテナ部251と振幅位相処理部252を有している。アンテナ部251は、電波を送受信する。アンテナ部251は、複数のアンテナ素子を含んでいる。アンテナ部251は、受信信号を振幅位相処理部252に入力する。振幅位相処理部252は、所望の再放射方向が実現されるように再放射信号の位相や振幅を変換する。アンテナ部251は、再放射信号を振幅位相処理部252から受け取り、再放射する。複数のアンテナ素子をグループ分けすることによって、複数の反射方向を実現することもできる。アンテナ部251は、複数セット設けられていてもよい。
制御部220は、所望の中継器特性が実現されるように、使用するアンテナ素子、アンテナ素子のグループ分け、各グループに対する再放射方向の割り当て、等を決定する。更に、制御部220は、所望の再放射方向が実現されるように、位相量や振幅値を算出する。そして、制御部220は、算出した位相量及び振幅値を制御量として、振幅位相処理部252に通知する。振幅位相処理部252は、通知された位相量及び振幅値に従って、再放射信号の位相や振幅を変換する。
制御部220の機能は、各種情報処理を行うコントローラにより実現される。コントローラは、プロセッサ221及び記憶装置222を含む。記憶装置222には、各種情報及び制御プログラムが格納される。記憶装置222としては、揮発性メモリや不揮発性メモリが例示される。プロセッサ221が記憶装置222に格納された制御プログラムを実行することにより、制御部220の機能が実現される。制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コントローラは、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
10 無線通信システム
100 無線基地局
200 中継器
300 無線端末
CON 特性制御情報
CVRG カバー範囲
DAT_DL 下りデータ信号
DAT_UL 上りデータ信号
SLT スロット構成情報

Claims (8)

  1. 中継器を経由して無線基地局と無線端末との間で通信を行う無線通信方法であって、
    前記中継器は、前記無線基地局あるいは前記無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、前記信号を受信し再放射して、前記無線基地局と前記無線端末との間の伝送経路を形成し、
    前記中継器の特性である中継器特性は、前記中継器を経由した前記無線基地局と前記無線端末との間の前記伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含み、
    前記無線通信方法は、TDD(Time Division Duplex)方式に基づいており、
    前記無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定することと、
    前記下りリンク期間における前記中継器特性である下り中継器特性と、前記上りリンク期間における前記中継器特性である上り中継器特性を別々に決定することと、
    前記下りリンク期間と前記上りリンク期間のそれぞれにおいて、前記無線基地局と前記無線端末との間で下りリンク通信と上りリンク通信を行うことと、
    前記下りリンク期間における前記中継器特性を前記下り中継器特性に設定し、前記上りリンク期間における前記中継器特性を前記上り中継器特性に設定することと
    を含む
    無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法であって、
    前記上り中継器特性の場合の前記カバー範囲は、前記下り中継器特性の場合の前記カバー範囲よりも広い
    無線通信方法。
  3. 請求項2に記載の無線通信方法であって、
    前記上り中継器特性の場合の前記カバー範囲は、前記下り中継器特性の場合の前記カバー範囲を少なくとも含む
    無線通信方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信方法であって、
    前記カバー範囲を決定する前記パラメータは、前記中継器における前記信号の反射方向あるいは再放射方向を少なくとも含む
    無線通信方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線通信方法であって、
    前記スロット構成を決定すること、及び前記下り中継器特性と前記上り中継器特性を決定することは、前記無線基地局により行われ、
    前記無線通信方法は、更に、
    前記スロット構成を示すスロット構成情報を前記無線基地局から前記無線端末に送信することと、
    前記下り中継器特性と前記上り中継器特性を示す特性制御情報、及び前記スロット構成情報を前記無線基地局から前記中継器に送信することと
    を含み、
    前記中継器特性を設定することは、前記スロット構成情報と前記特性制御情報に基づいて前記中継器により行われる
    無線通信方法。
  6. TDD(Time Division Duplex)方式に基づいて無線端末と通信を行う無線基地局と、
    前記無線基地局あるいは前記無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、前記信号を受信し再放射して、前記無線基地局と前記無線端末との間の伝送経路を形成する中継器と
    を備え、
    前記中継器の特性である中継器特性は、前記中継器を経由した前記無線基地局と前記無線端末との間の前記伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含み、
    前記無線基地局は、
    前記無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定し、
    前記下りリンク期間における前記中継器特性である下り中継器特性と、前記上りリンク期間における前記中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定し、
    前記スロット構成を示すスロット構成情報を前記無線端末に送信し、
    前記下り中継器特性と前記上り中継器特性を示す特性制御情報、及び前記スロット構成情報を前記中継器に送信する
    ように構成され、
    前記無線基地局と前記無線端末は、前記スロット構成情報に基づいて、前記下りリンク期間と前記上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行い、
    前記中継器は、前記スロット構成情報及び前記特性制御情報に基づいて、前記下りリンク期間における前記中継器特性を前記下り中継器特性に設定し、前記上りリンク期間における前記中継器特性を前記上り中継器特性に設定する
    無線通信システム。
  7. TDD(Time Division Duplex)方式に基づいて無線端末と通信を行う無線基地局であって、
    中継器は、前記無線基地局あるいは前記無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、前記信号を受信し再放射して、前記無線基地局と前記無線端末との間の伝送経路を形成し、
    前記中継器の特性である中継器特性は、前記中継器を経由した前記無線基地局と前記無線端末との間の前記伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含み、
    前記無線基地局は、
    前記無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定し、
    前記下りリンク期間における前記中継器特性である下り中継器特性と、前記上りリンク期間における前記中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定し、
    前記スロット構成を示すスロット構成情報を前記無線端末に送信し、
    前記下り中継器特性と前記上り中継器特性を示す特性制御情報、及び前記スロット構成情報を前記中継器に送信する
    ように構成され、
    前記無線基地局と前記無線端末は、前記スロット構成情報に基づいて、前記下りリンク期間と前記上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行い、
    前記中継器は、前記スロット構成情報及び前記特性制御情報に基づいて、前記下りリンク期間における前記中継器特性を前記下り中継器特性に設定し、前記上りリンク期間における前記中継器特性を前記上り中継器特性に設定する
    無線基地局。
  8. 無線基地局と無線端末との間の通信を中継する中継器であって、
    前記無線基地局と前記無線端末は、TDD(Time Division Duplex)方式に基づいて前記通信を行い、
    前記中継器は、前記無線基地局あるいは前記無線端末から送信された信号を反射して、あるいは、前記信号を受信し再放射して、前記無線基地局と前記無線端末との間の伝送経路を形成し、
    前記中継器の特性である中継器特性は、前記中継器を経由した前記無線基地局と前記無線端末との間の前記伝送経路が形成されるカバー範囲を決定するパラメータを含み、
    前記無線基地局は、
    前記無線端末に対する下りリンク期間と上りリンク期間の割り当てを含むスロット構成を決定し、
    前記下りリンク期間における前記中継器特性である下り中継器特性と、前記上りリンク期間における前記中継器特性である上り中継器特性とを別々に決定し、
    前記スロット構成を示すスロット構成情報を前記無線端末に送信し、
    前記下り中継器特性と前記上り中継器特性を示す特性制御情報、及び前記スロット構成情報を前記中継器に送信する
    ように構成され、
    前記無線基地局と前記無線端末は、前記スロット構成情報に基づいて、前記下りリンク期間と前記上りリンク期間のそれぞれにおいて下りリンク通信と上りリンク通信を行い、
    前記中継器は、前記スロット構成情報及び前記特性制御情報に基づいて、前記下りリンク期間における前記中継器特性を前記下り中継器特性に設定し、前記上りリンク期間における前記中継器特性を前記上り中継器特性に設定する
    中継器。
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