JP7476766B2 - エンジンシステム - Google Patents
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Description
シリンダーと、前記シリンダーに往復動可能に収容されたピストンとを有するエンジンと、
前記エンジンに取り付けられかつ、前記シリンダー内へ燃料を噴射するインジェクタと、
前記エンジンに取り付けられかつ、燃料と空気及び既燃ガスを含む吸気との混合気に点火する点火プラグと、
吸気バルブ及び排気バルブの各々に接続されかつ、吸気充填量を調節するように前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する可変動弁装置と、
前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置と電気的に接続されかつ、前記エンジンの要求エンジン負荷に応じて、前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置の各々を制御する制御器とを備え、
前記制御器は、
前記エンジンの冷却水温が第1水温以下でかつ、第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が第1エンジン負荷である場合に、既燃ガスを含む前記シリンダー内の吸気の、燃料に対する質量比率が第1G/Fとなるように、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御しかつ、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを制御し、
前記エンジンの冷却水温が前記第1水温を超えかつ、前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きい第2G/Fとなるように、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御すると共に、1サイクル中における燃料の噴射開始タイミングと噴射量とに基づく噴射重心が第1タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気を全て圧縮着火燃焼させ、
前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合であって、前記エンジンの冷却水温が前記第1水温以下から前記第1水温を上回ることによって、前記質量比率が前記第1G/Fから前記第2G/Fへ変更されるよう、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御する過渡時に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記噴射重心が前記第1タイミングよりも遅い第2タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部を圧縮着火燃焼させる。
前記質量比率が前記第2G/Fの場合に、吸気行程期間内に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、吸気行程期間内と、圧縮行程期間内とのそれぞれに燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御する、としてもよい。
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第3G/Fである場合に、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部が火炎伝播燃焼し、残りが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動し、
前記質量比率が前記第3G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第4G/Fである場合に、前記シリンダー内の混合気の全てが圧縮着火燃焼するように前記点火プラグを駆動しない、としてもよい。
前記質量比率が前記第1G/Fの場合に、吸気行程期間内に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第3G/Fよりも小さい第5G/Fである場合に、圧縮行程の後半に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを駆動する、としてもよい。
いわゆる内部EGRガスをシリンダー内に留める、又は、導入することによって、筒内温度を上昇させることができる。圧縮着火燃焼の燃焼安定性の向上に有利である。
シリンダーと、前記シリンダーに往復動可能に収容されたピストンとを有するエンジンと、
前記エンジンに取り付けられかつ、前記シリンダー内へ燃料を噴射するインジェクタと、
前記エンジンに取り付けられかつ、燃料と空気及び既燃ガスを含む吸気との混合気に点火する点火プラグと、
吸気バルブ及び排気バルブの各々に接続されかつ、吸気充填量を調節するように前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する可変動弁装置と、
前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置と電気的に接続されかつ、前記エンジンの要求エンジン負荷に応じて、前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置の各々を制御する制御器とを備え、
前記制御器は、
前記エンジンの冷却水温が第1水温以下でかつ、第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が第1エンジン負荷である場合に、既燃ガスを含む前記シリンダー内の吸気の、燃料に対する質量比率が第1G/Fとなるように、吸気行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記可変動弁装置を制御しかつ、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを制御し、
前記エンジンの冷却水温が前記第1水温を超えかつ、前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きい第2G/Fとなるように、吸気行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御しかつ前記可変動弁装置を制御すると共に、1サイクル中における燃料の噴射開始タイミングと噴射量とに基づく噴射重心が第1タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気を全て圧縮着火燃焼させ、
前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合であって、前記エンジンの冷却水温が前記第1水温以下から前記第1水温を上回ることによって、前記質量比率が前記第1G/Fから前記第2G/Fへ変更されるよう、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御する過渡時に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記噴射重心が前記第1タイミングよりも遅い第2タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第3G/Fである場合に、圧縮行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部が火炎伝播燃焼し、残りが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動し、
前記質量比率が前記第3G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第4G/Fである場合に、吸気行程及び圧縮行程期間内において燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気の全てが圧縮着火燃焼するように前記点火プラグを駆動しない。
エンジン1は、シリンダーブロック12と、シリンダーヘッド13とを備えている。シリンダーヘッド13は、シリンダーブロック12の上に載置される。シリンダーブロック12に、複数のシリンダー11が形成されている。エンジン1は、多気筒エンジンである。図1では、一つのシリンダー11のみを示す。
エアフローセンサSW1:吸気通路40におけるエアクリーナー41の下流に配置されかつ、吸気通路40を流れる空気の流量を計測する。
吸気温度センサSW2:吸気通路40におけるエアクリーナー41の下流に配置されかつ、吸気通路40を流れる空気の温度を計測する。
吸気圧センサSW3:サージタンク42に取り付けられかつ、シリンダー11に導入される空気の圧力を計測する。
筒内圧センサSW4:各シリンダー11に対応してシリンダーヘッド13に取り付けられかつ、各シリンダー11内の圧力を計測する。
水温センサSW5:エンジン1に取り付けられかつ、冷却水の温度を計測する。
クランク角センサSW6:エンジン1に取り付けられかつ、クランクシャフト15の回転角を計測する。
アクセル開度センサSW7:アクセルペダル機構に取り付けられかつ、アクセルペダルの操作量に対応したアクセル開度を計測する。
吸気カム角センサSW8:エンジン1に取り付けられかつ、吸気カムシャフトの回転角を計測する。
排気カム角センサSW9:エンジン1に取り付けられかつ、排気カムシャフトの回転角を計測する。
吸気カムリフトセンサSW10:エンジン1に取り付けられかつ、吸気バルブ21のリフト量を計測する。
図4は、エンジン1の制御に係るベースマップを例示している。ベースマップは、ECU10のメモリ102に記憶されている。ベースマップは、第1ベースマップ401、及び、第2ベースマップ402を含んでいる。ECU10は、エンジンの冷却水温の高低に応じて、二種類のベースマップの中から選択したベースマップを、エンジン1の制御に用いる。第1ベースマップ401は、エンジン1の温間時のベースマップである。第2ベースマップ402は、エンジン1の冷間時のベースマップである。
次に、各領域におけるエンジン1の運転について詳細に説明をする。ECU10は、エンジン1に対する要求負荷、及び、エンジン1の回転数に応じて、吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉動作、燃料の噴射タイミング、及び、点火の有無を変える。吸気充填量、燃料の噴射タイミング、及び、点火の有無を変えることによって、シリンダー11内の混合気の燃焼形態が変わる。このエンジン1の燃焼形態は、均質SI燃焼、リタードSI燃焼、HCCI燃焼、SPCCI燃焼、及び、MPCI燃焼に変わる。図5は、各燃焼形態に対応する、吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉動作、燃料の噴射タイミング、及び、点火タイミングと、混合気が燃焼することによってシリンダー11内で生じる熱発生率の波形と、を例示している。図5の左から右にクランク角は進行する。以下、エンジン1の温間時を例に、各燃焼形態について説明する。
エンジン1の運転状態が第1領域、つまり、高回転領域411、又は、高負荷中回転領域412にある場合に、ECU10は、シリンダー11内の混合気を火炎伝播燃焼させる。より具体的に、吸気S-VT231は吸気バルブ21の開閉時期を所定の時期に設定する。吸気CVVL232は吸気バルブ21のリフト量を所定のリフト量に設定する。吸気バルブ21のリフト量は、後述する排気バルブ22のリフト量と実質的に同じである。排気S-VT241は排気バルブ22の開閉時期を所定の時期に設定する。吸気バルブ21と排気バルブ22とは、吸気上死点の付近において共に開弁する(符号701参照)。排気VVL242は、排気バルブ22を1回だけ開閉させる。この吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉形態によって、シリンダー11内には、比較的多量の空気と、比較的少量の既燃ガスとが導入される。既燃ガスは、基本的には、シリンダー11内に残留する内部EGRガスである。
エンジン1の運転状態が第2領域、つまり、第1高負荷低回転領域413、又は、第2高負荷低回転領域414にある場合に、ECU10は、シリンダー11内の混合気を火炎伝播燃焼させる。より具体的に、エンジン1の運転状態が第2高負荷低回転領域414にある場合に、吸気S-VT231は吸気バルブ21の開閉時期を所定の時期に設定する。吸気CVVL232は吸気バルブ21のリフト量を所定のリフト量に設定する。吸気バルブ21のリフト量は、後述する排気バルブ22のリフト量と実質的に同じである。排気S-VT241は排気バルブ22の開閉時期を所定の時期に設定する。吸気バルブ21と排気バルブ22とは、吸気上死点の付近において共に開弁する(符号705参照)。排気VVL242は、排気バルブ22を1回だけ開閉させる。この吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉形態によって、シリンダー11内には、比較的多量の空気と、比較的少量の既燃ガスとが導入される。既燃ガスは、基本的には、シリンダー11内に残留する内部EGRガスである。G/Fは、20程度である。
エンジン1の運転状態が第3領域、つまり、低負荷領域415にある場合に、ECU10は、シリンダー11内の混合気を圧縮着火燃焼させる。より具体的に、エンジン1の運転状態が低負荷領域415にある場合に、排気VVL242は、排気バルブ22を2回、開閉させる。つまり、第1領域及び第2領域と、第3領域との間において、排気VVL242は、第1カムと第2カムとの切り替えを行う。排気バルブ22は、排気行程において開閉し、吸気行程において開閉する。排気S-VT241は排気バルブ22の開閉時期を所定の時期に設定する。吸気S-VT231は吸気バルブ21の開閉時期を、遅角させる。吸気CVVL232は吸気バルブ21のリフト量を小に設定する。吸気バルブ21の閉時期は、最も遅角している(符号713参照)。
エンジン1の運転状態が第2領域、より詳細には第1中負荷領域416にある場合に、ECU10は、シリンダー11内の混合気の一部を火炎伝播燃焼させ、残りを圧縮着火燃焼させる。より具体的に、排気S-VT241は排気バルブ22の開閉時期を所定の時期に設定する。排気VVL242は、排気バルブ22を2回開閉させる(符号716参照)。内部EGRガスがシリンダー11内に導入される。吸気CVVL232は吸気バルブ21のリフト量を、低負荷領域415のリフト量よりも大に設定する。吸気バルブ21の閉時期は、低負荷領域415の閉時期とほぼ同じである。吸気バルブ21の開時期は、低負荷領域415の開時期よりも進角する。この吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉形態によって、シリンダー11内に導入される空気量が増え、既燃ガスの導入量は減る。混合気のG/Fは、たとえば35である。
エンジン1の運転状態が第2中負荷領域417にある場合に、ECU10は、シリンダー11内の混合気を圧縮着火燃焼させる。より具体的に、排気S-VT241は排気バルブ22の開閉時期を所定の時期に設定する。排気VVL242は、排気バルブ22を2回開閉させる。内部EGRガスがシリンダー11内に導入される。吸気CVVL232は吸気バルブ21のリフト量を、第1中負荷領域416のリフト量よりも小に設定する。吸気バルブ21の閉時期は、第1中負荷領域416の閉時期とほぼ同じである。吸気バルブ21の開時期は、第1中負荷領域416の開時期よりも遅角する(符号720、724参照)。この吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉形態によって、シリンダー11内に導入される空気量が減り、既燃ガスの導入量は増える。G/Fは、例えば35~38である。
ここで、図5に示す各燃焼形態のタイミングチャートにおいて、図の下側の燃焼形態はエンジン1の負荷が低い場合の燃焼形態であり、図の上側の燃焼形態はエンジンの負荷が高い場合の燃焼形態である。エンジン1の負荷が高いと、混合気のG/Fは小さい。エンジン1の負荷が低いと、混合気のG/Fは大きい。つまり、シリンダー11内に導入される空気量が少なくかつ、既燃ガス量が多い。
ic_1=soi_1+(pw_1*Ne*360/60)/2=soi_1+3*pw_1*Ne (1)
図7のチャート72は、チャート71の場合よりも噴射開始のタイミングが遅角した例を示している。チャート72も一括噴射であるため、噴射重心は、式(1)で算出できる。一括噴射の場合、噴射開始のタイミングが遅角すると、噴射重心も遅角する。
ic_g=(pw_1*ic_1+pw_2*ic_2)/(pw_1+pw_2) (2)
ic_1は、式(1)により算出できる。同様に、ic_2は、次式により算出できる。
ic_2=soi_2+(pw_2*Ne*360/60)/2=soi_2+3*pw_2*Ne (3)
式(1)、(2)、(3)から、噴射重心ic_gは、次式から算出できる。
ic_g=(pw_1*(soi_1+3*pw_1*Ne)+pw_2*(soi_2+3*pw_2*Ne))/(pw_1+pw_2) (4)
図7のチャート73の噴射重心ic_gは、第1噴射に対して第2噴射が追加されることによって、チャート71の噴射重心ic_gよりも遅角している。
ic_g=
(pw_1*(soi_1+3*pw_1*Ne)+…+pw_n*(soi_n+3* pw_n*Ne))/(pw_1+…+pw_n) (5)
図5に示すように、エンジン1の負荷が低い場合、混合気のG/Fは大きい(例えばG/F=40)。インジェクタ6は、吸気行程の期間に燃料を噴射する。噴射重心は進角側である。エンジン1の負荷が高いと、混合気のG/Fは小さい(例えばG/F=35又は38)。インジェクタ6は、吸気行程の期間と圧縮行程の期間とに燃料を噴射する(符号721、722、725、726)。噴射重心は、相対的に遅角する。
図5は、排気VVL242が、排気バルブ22を、排気行程と吸気行程とのそれぞれにおいて開弁するよう構成された例を示していた。可変動弁装置の構成例は、これに限らない。次に、図8を参照しながら、可変動弁装置の変形例を説明する。
ECU10は、前述した各種のセンサSW1~SW10の計測信号に基づいて、エンジン1の運転状態を判断する。ECU10は、判断した運転状態に応じて、吸気S-VT231、吸気CVVL232、排気S-VT241、排気VVL242を制御する。吸気S-VT231、吸気CVVL232、排気S-VT241、排気VVL242は、ECU10からの制御信号を受けて、吸気バルブ21及び排気バルブ22の開閉を制御する。それによって、シリンダー11内に対する吸気充填量が調節される。より詳細には、シリンダー11内に導入される空気量と既燃ガス量とが調節される。
均質SI燃焼は、G/Fが相対的に小さい場合において、燃焼安定性の確保と異常燃焼の抑制とが可能である。G/Fが大きくなると、つまり、G/Fがリーンになると、混合気の燃焼期間が長くなる。点火タイミングを進角することによって燃焼期間を短くしようとしても、G/Fが大きくなりすぎると、燃焼安定性の確保できなくなる。つまり、均質SI燃焼が可能な最大のG/Fが存在する(図9の実線参照)。
HCCI燃焼は、G/Fが相対的に大きくかつ、筒内温度TIVCが相対的に高い場合において、燃焼安定性の確保と異常燃焼の抑制とが可能である。G/Fが小さくなると、つまり、G/Fがリッチになると、圧縮着火燃焼が激しくなりすぎて、異常燃焼を招いてしまう。筒内温度TIVCを下げることによって、着火時期を遅らせて燃焼を緩慢化しようとしても、筒内温度TIVCが低くなり過ぎると、燃焼安定性が悪化してしまう。つまり、HCCI燃焼が可能な最小のG/Fが存在し、HCCI燃焼が可能な最低の筒内温度TIVCが存在する(図9の実線参照)。
前述したように、均質SI燃焼の運転可能範囲に対して、混合気のG/Fをリーンにする、又は、筒内温度TIVCを高くすると、燃焼安定性が確保できなくなる。リタードSI燃焼では、前述したように、圧縮上死点付近、つまり、第1点火プラグ251及び第2点火プラグ252の点火前に、インジェクタ6がシリンダー11内に燃料を噴射する。点火の直前までシリンダー11内に燃料を噴射しないため、プリイグニッションを回避できる。
リタードSI燃焼の運転可能範囲に対して、混合気のG/Fをさらにリーンにする、又は、筒内温度TIVCをさらに高くすると、第1点火プラグ251及び第2点火プラグ252の点火によって火炎伝播燃焼が開始した後、ノッキングとは異なる燃焼であって、穏やかな圧縮着火燃焼が開始する。制御された圧縮着火燃焼を含むSPCCI燃焼は、リタードSI燃焼が可能な「G/F-TIVC範囲」よりも、G/Fが大きい(図9の一点鎖線参照)。SPCCI燃焼は、均質SI燃焼及びリタードSI燃焼に対して、G/Fのリーン側に、運転可能範囲を拡大する。しかしながら、SPCCI燃焼の「G/F-TIVC範囲」と、HCCI燃焼の「G/F-TIVC範囲」との間には、未だ、大きなギャップが存在している。
MPCI燃焼は、HCCI燃焼の運転可能範囲に対して、G/Fのリッチ側及びTIVCの低温側のそれぞれに、運転可能範囲を拡大する。
ECU10は、図4に示すベースマップに従い、エンジン1の要求負荷及び回転数に対応する燃焼形態が実現するように、混合気のG/Fと、筒内温度TIVCと、を調節する。
図4に示すように、エンジン1の冷却水温が低い場合、例えば冷却水温が第1水温以下の場合、ECU10は、第2ベースマップ402に基づいてエンジン1を制御する。エンジン1の冷却水温が上昇して冷却水温が第1水温を超えると、ECU10は、第1ベースマップ401に基づいてエンジン1を制御する。ここで、エンジン1が、第2ベースマップ402の低中負荷領域425において運転している状態、換言すると、エンジン1が均質SI燃焼を行っている状態で、冷却水温が第1水温を超えると、ECU10は、第1ベースマップ401に基づいてエンジン1を制御するため、燃焼形態を、均質SI燃焼から、HCCI燃焼へ切り替える。燃焼形態は、エンジン1の要求負荷及び回転数が変化しなくても、切り替わる。
10 ECU(制御器)
11 シリンダー
21 吸気バルブ
22 排気バルブ
231 吸気S-VT(可変動弁機構)
232 吸気CVVL(可変動弁機構)
241 排気S-VT(可変動弁機構)
242 排気VVL(可変動弁機構)
251 第1点火プラグ
252 第2点火プラグ
3 ピストン
6 インジェクタ
Claims (9)
- シリンダーと、前記シリンダーに往復動可能に収容されたピストンとを有するエンジンと、
前記エンジンに取り付けられかつ、前記シリンダー内へ燃料を噴射するインジェクタと、
前記エンジンに取り付けられかつ、燃料と空気及び既燃ガスを含む吸気との混合気に点火する点火プラグと、
吸気バルブ及び排気バルブの各々に接続されかつ、吸気充填量を調節するように前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する可変動弁装置と、
前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置と電気的に接続されかつ、前記エンジンの要求エンジン負荷に応じて、前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置の各々を制御する制御器とを備え、
前記制御器は、
前記エンジンの冷却水温が第1水温以下でかつ、第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が第1エンジン負荷である場合に、既燃ガスを含む前記シリンダー内の吸気の、燃料に対する質量比率が第1G/Fとなるように、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御しかつ、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを制御し、
前記エンジンの冷却水温が前記第1水温を超えかつ、前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きい第2G/Fとなるように、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御すると共に、1サイクル中における燃料の噴射開始タイミングと噴射量とに基づく噴射重心が第1タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気を全て圧縮着火燃焼させ、
前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合であって、前記エンジンの冷却水温が前記第1水温以下から前記第1水温を上回ることによって、前記質量比率が前記第1G/Fから前記第2G/Fへ変更されるよう、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御する過渡時に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記噴射重心が前記第1タイミングよりも遅い第2タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部を圧縮着火燃焼させる、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項1に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記シリンダー内の混合気の全てが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動しない、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項1又は2に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、
前記質量比率が前記第2G/Fの場合に、吸気行程期間内に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、吸気行程期間内と、圧縮行程期間内とのそれぞれに燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御する、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項1に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部が火炎伝播燃焼し、残りが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動する、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項1に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第3G/Fである場合に、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部が火炎伝播燃焼し、残りが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動し、
前記質量比率が前記第3G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第4G/Fである場合に、前記シリンダー内の混合気の全てが圧縮着火燃焼するように前記点火プラグを駆動しない、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項5に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、前記質量比率が前記第3G/Fの場合の噴射重心を、前記第4G/Fの場合の噴射重心よりも遅くする、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項5又は6に記載のエンジンシステムにおいて、
前記制御器は、
前記質量比率が前記第1G/Fの場合に、吸気行程期間内に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第3G/Fよりも小さい第5G/Fである場合に、圧縮行程の後半に燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを駆動する、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載のエンジンシステムにおいて、
前記可変動弁装置は、既燃ガスが前記シリンダー内に留まる、又は、前記吸気バルブ又は前記排気バルブを通じて既燃ガスが前記シリンダー内へ導入されるように、前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する、
ことを特徴とするエンジンシステム。 - シリンダーと、前記シリンダーに往復動可能に収容されたピストンとを有するエンジンと、
前記エンジンに取り付けられかつ、前記シリンダー内へ燃料を噴射するインジェクタと、
前記エンジンに取り付けられかつ、燃料と空気及び既燃ガスを含む吸気との混合気に点火する点火プラグと、
吸気バルブ及び排気バルブの各々に接続されかつ、吸気充填量を調節するように前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉を制御する可変動弁装置と、
前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置と電気的に接続されかつ、前記エンジンの要求エンジン負荷に応じて、前記インジェクタ、前記点火プラグ、及び、前記可変動弁装置の各々を制御する制御器とを備え、
前記制御器は、
前記エンジンの冷却水温が第1水温以下でかつ、第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が第1エンジン負荷である場合に、既燃ガスを含む前記シリンダー内の吸気の、燃料に対する質量比率が第1G/Fとなるように、吸気行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記可変動弁装置を制御しかつ、前記シリンダー内の混合気が火炎伝播燃焼するように、前記点火プラグを制御し、
前記エンジンの冷却水温が前記第1水温を超えかつ、前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きい第2G/Fとなるように、吸気行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御しかつ前記可変動弁装置を制御すると共に、1サイクル中における燃料の噴射開始タイミングと噴射量とに基づく噴射重心が第1タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、前記シリンダー内の混合気を全て圧縮着火燃焼させ、
前記第1エンジン回転数において要求エンジン負荷が前記第1エンジン負荷である場合であって、前記エンジンの冷却水温が前記第1水温以下から前記第1水温を上回ることによって、前記質量比率が前記第1G/Fから前記第2G/Fへ変更されるよう、前記インジェクタ及び前記可変動弁装置を制御する過渡時に、前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい場合に、前記噴射重心が前記第1タイミングよりも遅い第2タイミングとなるよう前記インジェクタを制御し、
前記質量比率が前記第1G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第3G/Fである場合に、圧縮行程期間内においてのみ燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気の少なくとも一部が火炎伝播燃焼し、残りが圧縮着火燃焼するように、前記点火プラグを駆動し、
前記質量比率が前記第3G/Fよりも大きくかつ前記第2G/Fよりも小さい第4G/Fである場合に、吸気行程及び圧縮行程期間内において燃料を噴射するよう前記インジェクタを制御すると共に、前記シリンダー内の混合気の全てが圧縮着火燃焼するように前記点火プラグを駆動しない、
ことを特徴とするエンジンシステム。
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