JP7474147B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロテクタに関するものである。
従来、車両に搭載される燃料タンク等の各種タンクを衝撃から保護するプロテクタが公知である。例えば、特許文献1には、ポリウレタン樹脂等の発泡成形体からなり、緩衝性を有する中実構造の発泡層を備えるプロテクタ(保護部材)が提案されている。特許文献1に記載のプロテクタでは、燃料電池車に搭載される高圧水素タンクの鏡板部に発泡層が接着固定され、高圧水素タンクが落下した場合の衝撃エネルギーを発泡層が圧縮変形しながら吸収する。これにより、高圧水素タンクの鏡板部が落下の衝撃から保護されている。
特開2019-206988号公報
近年、タンクを取り扱い中に落下させてしまった場合等に備えて、落下等の衝撃からタンクを保護するプロテクタの需要が増加する傾向にある。これに伴い、プロテクタに要求される衝撃エネルギーの吸収性能(以下、EA性能という)が高くなってきている。しかしながら、上述した従来のプロテクタでは、衝撃エネルギーの吸収に寄与し得る圧縮変形に限界があることから、更なるEA性能の向上が困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、衝撃エネルギーの吸収性能の更なる向上を図ることができるプロテクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るプロテクタは、タンクの保護対象部位に装着される内周面を有する環状の装着部と、前記装着部の外周面側に位置し、前記装着部の中心軸と交差する方向に傾斜した傾斜面を有する環状の肩部と、前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを連結する板状の連結部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記連結部は、前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを全周にわたって連結する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記連結部の板厚方向両面のうち前記装着部の外周面側を向く第1面と前記第1面の反対側の第2面との少なくとも一方で前記連結部と接続して前記連結部を補強する補強リブを備える、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記補強リブには、前記第1面で前記連結部と接続する第1補強リブと、前記第2面で前記連結部と接続する第2補強リブとが含まれ、前記第1補強リブおよび前記第2補強リブは、前記装着部の中心軸を通る仮想平面内において前記連結部を挟んで位置する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記補強リブは、前記装着部の中心軸周りに等間隔で複数設けられている、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記補強リブと接続して前記補強リブを補強するリブ部材を備える、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記リブ部材は、前記連結部と接続している、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記連結部は、前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを全周にわたって連結し、前記リブ部材は、前記連結部と全周にわたって接続している、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプロテクタは、上記の発明において、前記補強リブの一部は、前記装着部の内周面側から外周面側へ退避した位置で前記連結部と接続する、ことを特徴とする。
本発明に係るプロテクタによれば、更なるEA性能の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係るプロテクタの表側の一構成例を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプロテクタの裏側の一構成例を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプロテクタを保護対象のタンクに取り付けた状態を示す側視図である。 図4は、図1に示すプロテクタのA-A線断面の一構成例を示す断面図である。 図5は、プロテクタのEA性能の評価結果の一例を示す図である。 図6は、保護対象のタンクにプロテクタが装着された状態の一例を示す断面図である。 図7は、保護対象のタンクに装着されたプロテクタの装着部に生じ得る浮き現象の一例を示す断面図である。 図8は、実施例におけるプロテクタの評価結果の一例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係るプロテクタの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、各図面において、同一構成部分には同一符号が付されている。
(プロテクタの構成)
まず、本発明の実施形態に係るプロテクタの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るプロテクタの表側の一構成例を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るプロテクタの裏側の一構成例を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係るプロテクタを保護対象のタンクに取り付けた状態を示す側視図である。図3には、タンク100の両端部に各々取り付けられた2つのプロテクタ1のうち、タンク100のバルブ側に取り付けられたプロテクタ1は断面図で図示されている。図4は、図1に示すプロテクタのA-A線断面の一構成例を示す断面図である。
本実施形態に係るプロテクタ1は、保護対象のタンク100を落下等による衝撃から保護するものである。図1~4に示すように、プロテクタ1は、タンク100に取り付けるための装着部2と、外部からの衝撃を受ける肩部3と、これら装着部2と肩部3とを連結する連結部4と、側壁部5とを備える。また、プロテクタ1は、補強部材の一例として、第1補強リブ6と、第2補強リブ7と、リブ部材8とを備える。
保護対象のタンク100としては、例えば、燃料電池車に搭載される高圧水素タンク、水素以外の燃料を蓄えて車両や装置に取り付けられるタンク等が挙げられる。タンク100の素材としては、炭素繊維強化プラスチック等の樹脂や、金属等が挙げられる。ただし、本発明において、タンク100の素材および形状は、特に問われない。タンク100における保護対象部位101(図3参照)としては、鏡板部等の薄肉な部分(他の部分と比較して衝撃に弱い部分)が挙げられる。
装着部2は、図1~4に示すように、中心軸15を囲む内周面2aおよび外周面2bを有する環状(例えば外周が円形をなす環状)の構造体である。装着部2の内周面2aは、タンク100の保護対象部位101に装着される。装着部2の外周面2bは、この内周面2aとは反対側の面である。装着部2の立体構造としては、例えば、中心軸15の方向の両側に開口部を有し且つ中心軸15の一方向に沿って縮径するテーパ状の筒構造等が挙げられる。
タンク100に対する装着部2の内周面2aの装着手法としては、例えば、接着剤を用いた接着、加熱による溶着、嵌合等が挙げられる。中でも、タンク100に対するプロテクタ1の装着強度を高めるという観点から、装着部2の内周面2aは、接着剤を用いた接着または加熱による溶着等により、タンク100の保護対象部位101の外壁面に固着されることが好ましい。また、この内周面2aは、環状をなす装着部2の中心軸15周りの全周にわたって連続することが好ましい。
肩部3は、外部からの衝撃を受ける受け部として機能する。詳細には、図1~4に示すように、肩部3は、装着部2の外周面2b側に位置し且つ環状をなすように形成される。例えば図1、2に示すように、肩部3は、装着部2の中心軸15を中心とする環状(例えば外周が円形をなす環状)に形成される。このような肩部3は、図4に示すように、装着部2の中心軸15と交差する方向に傾斜した傾斜面3aを有する。この傾斜面3aと中心軸15とのなす角度θ1は、肩部3が外部から受ける衝撃の方向に対して傾斜面3aが略垂直な面となるように設定される。例えば、この角度θ1は、45度であることが好ましい。また、中心軸15の周方向における何れの位置においても肩部3が外部からの衝撃を受けられるようにするという観点から、傾斜面3aは、中心軸15の周方向の全周にわたって連続していることが好ましい。なお、上記外部からの衝撃の方向は、当該衝撃による荷重の入力方向18(図4参照)と同じである。
連結部4は、図4に示すように、上述した装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを連結する板状のものである。本実施形態では、図1~4に示すように、連結部4は、装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを全周(すなわち中心軸15の周方向の全周)にわたって連結している。この場合、連結部4は中心軸15を中心として環状をなし、連結部4の横断面(図4参照)が板状をなす。また、図4に示すように、連結部4は、中心軸15に対して所定の角度θ2をなす方向に延在して、装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを連結する。この場合、連結部4は、肩部3の傾斜面3aと略直角をなすように延在することが好ましい。すなわち、連結部4と中心軸15とのなす角度θ2は、45度であることが好ましい。
このような連結部4は、肩部3が外部からの衝撃を受けた際、この衝撃による荷重に応じて、自身の板厚方向17に座屈変形する。この座屈変形により、連結部4は、上記外部からの衝撃によるエネルギー(衝撃エネルギー)を吸収する。この結果、タンク100の保護対象部位101に対する衝撃エネルギーの伝達を抑制することができる。
側壁部5は、プロテクタ1の側壁をなす環状の構造体である。詳細には、図1~4に示すように、側壁部5は、装着部2の中心軸15を中心とする円筒状に形成される。側壁部5の外壁面5aは、上述した肩部3の傾斜面3aと連続する。側壁部5の内壁面5bは、この外壁面5aとは反対側の面であり、図4に示すように、タンク100の外壁面と対向する。
また、プロテクタ1は、上述した連結部4の板厚方向17における両面(図4に示す第1面4aおよび第2面4b)のうち少なくとも一方で連結部4と接続して連結部4を補強する補強リブを備えている。本実施形態において、当該補強リブには、図1~4に示す第1補強リブ6と第2補強リブ7とが含まれる。
第1補強リブ6は、図4に示すように、連結部4の板厚方向17における両面のうち、装着部2の外周面2b側を向く第1面4aで連結部4と接続している。また、第1補強リブ6は、外周面2bで装着部2と接続している。このような構造により、第1補強リブ6は、第1面4a側から連結部4を補強する。これにより、第1補強リブ6は、連結部4の座屈変形に要する荷重を増加させる。この荷重は、上述した肩部3を介して連結部4に伝わる外部からの衝撃による荷重に相当する。すなわち、第1補強リブ6は、外部からの衝撃に対する連結部4の強度を第1面4a側から高めている。これにより、連結部4が座屈変形する際の荷重が増加する。
また、第1補強リブ6は、図1に示すように、装着部2の中心軸15周りに等間隔で複数設けられている。これら複数の第1補強リブ6の配置数および間隔d1は、プロテクタ1に要求される連結部4の強度に基づいて設定される。本実施形態において、間隔d1は、図1に示すように、第1補強リブ6の外側(肩部3側)の端部における間隔である。この間隔d1は、第1補強リブ6の内側(肩部3とは反対側)の端部における間隔であってもよいし、これら内側の端部と外側の端部との間(中途部)の間隔であってもよい。第1補強リブ6の配置数を増加させることにより、連結部4の強度を高めることができる。また、第1補強リブ6の間隔d1を狭める手法でも、連結部4の強度を高めることができる。連結部4の強度を低くしたい場合は、第1補強リブ6について上記とは逆のことを行えば可能である。
第2補強リブ7は、図4に示すように、連結部4の板厚方向17における両面のうち、上述した第1面4aの反対側の面である第2面4bで連結部4と接続している。また、第2補強リブ7は、内壁面5bで側壁部5と接続している。このような構造により、第2補強リブ7は、第2面4b側から連結部4を補強するとともに、連結部4の座屈変形に要する荷重を増加させる。第2補強リブ7は、外部からの衝撃に対する連結部4の強度を第2面4b側から高めている。
また、第2補強リブ7は、連結部4を補強する補強リブの一部であり、装着部2の内周面2a側から外周面2b側へ退避した位置で連結部4と接続する。すなわち、図4に示すように、第2補強リブ7の先端部7aは、装着部2の内周面2aの位置から外周面2b側へ離間している。これにより、第2補強リブ7は、タンク100の外壁面との接触を回避した形状(以下、退避形状という)をなす。第2補強リブ7が退避形状をなすことにより、タンク100の外壁面と装着部2の内周面2aとの接合は、第2補強リブ7に阻害されない。
このような第2補強リブ7は、図2に示すように、装着部2の中心軸15周りに等間隔で複数設けられている。これら複数の第2補強リブ7の配置数および間隔d2は、上述した第1補強リブ6の場合と同様に、プロテクタ1に要求される連結部4の強度に基づいて設定される。本実施形態において、第2補強リブ7の間隔d2は、上述した第1補強リブ6の間隔d1と同じ部位における間隔である。
ここで、本実施形態における連結部4を補強する補強リブには、上述したように、第1補強リブ6と第2補強リブ7とが含まれる。すなわち、本実施形態では、第1補強リブ6と第2補強リブ7とが、互いに協同して連結部4の強度の調整に寄与する。具体的には、第1補強リブ6および第2補強リブ7の各々について、配置数および間隔d1、d2(図1、2参照)を調整することにより、連結部4の強度を、要求される強度に調整することができる。
上記第1補強リブ6および第2補強リブ7の調整においては、第1補強リブ6を間隔d1で等間隔に設け、且つ、第2補強リブ7を間隔d2で等間隔に設けることが好ましい。この場合、これらの間隔d1、d2を互いに同じ値とすることが一層好ましい。さらには、図4に示すように、第1補強リブ6および第2補強リブ7は、装着部2の中心軸15を通る仮想平面16内において連結部4を挟んで位置することが特に好ましい。すなわち、第1補強リブ6および第2補強リブ7は、連結部4を挟んで連結部4の板厚方向17に揃う位置に設けられることが特に好ましい。
リブ部材8は、図1に示すように、連結部4を補強する補強リブのうちの第1補強リブ6と接続して、第1補強リブ6を補強する。詳細には、図4に示すように、リブ部材8は、連結部4の第1面4aから所定の方向に延在する形状で、連結部4と接続している。また、リブ部材8は、図1に示すように、中心軸15の周方向の全周にわたって連結部4と接続している。このようなリブ部材8は、環状の連結部4の全周にわたって複数設けられている全ての第1補強リブ6の各々同士を接続し、これにより、これら全ての第1補強リブ6を補強する。
上述した構成を有するプロテクタ1は、図3に示すようにタンク100の保護対象部位101に装着された場合、タンク100の取り扱い時に生じた外部からの衝撃を肩部3で受け、この受けた衝撃による荷重に応じて連結部4を座屈変形させる。これにより、プロテクタ1は、連結部4で衝撃エネルギーを吸収して、タンク100の保護対象部位101を衝撃から保護する。このようにプロテクタ1へ衝撃エネルギーを与える外部からの衝撃としては、例えば、タンク100の運搬時または組付け作業時の落下による衝撃等が挙げられる。
また、プロテクタ1を構成する各構成部の素材としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド等、可撓性または弾性を有する樹脂が挙げられる。プロテクタ1の製造方法としては、例えば、樹脂等の材料を鋳型に注入する等してプロテクタ1の全体を鋳造する手法、プロテクタ1の各構成部を各々鋳造して接合する手法等が挙げられる。
(プロテクタのEA性能)
つぎに、本発明の実施形態に係るプロテクタ1のEA性能について説明する。図5は、プロテクタのEA性能の評価結果の一例を示す図である。このEA性能の評価では、2種類のシミュレーションモデルとして第1モデルと第2モデルとを用い、従来のプロテクタと本発明の実施形態に係るプロテクタ1とのEA性能を比較する評価を行った。
第1モデルは、ポリウレタン樹脂からなる中実構造の発泡層を備える従来のプロテクタを模したシミュレーションモデルである。従来のプロテクタは、外部からの衝撃を中実構造の発泡層で受け、この発泡層の圧縮変形によって衝撃エネルギーを吸収する。一方、第2モデルは、本発明の実施形態に係るプロテクタ1と同様の構成部を有する評価サンプルを模したシミュレーションモデルである。この評価サンプルは、上述したプロテクタ1と同様に、外部からの衝撃を肩部3で受け、連結部4の座屈変形によって衝撃エネルギーを吸収する。また、従来のプロテクタと本発明のプロテクタ1とのEA性能を比較し易くするために、第2モデルの外形およびサイズは、上記第1モデルと同じに設定した。
また、図5において、「荷重」は、外部からの衝撃によってシミュレーションモデル(本評価では第1モデルおよび第2モデルの各々)に入力される荷重である。「変位」は、シミュレーションモデルにおいて荷重が入力される部位の、当該荷重の入力方向への位置変化量(すなわち潰れ量)である。
従来のプロテクタのEA性能は、第1モデルについての荷重と変位との相関を示す相関線Y1(図5参照)によって表される。詳細には、第1モデルでは、図5中の相関線Y1で示されるように、入力された荷重が増加するに伴い、変位がP0から連続的に増加し、当該荷重が略一定値F1となる。第1モデルでは、このように荷重が略一定であり且つ変位がP0からP1に変化するまでの期間、入力された荷重に対応する衝撃エネルギーが、中実構造の発泡層の圧縮変形によって吸収される。したがって、第1モデルでは、衝撃エネルギーの吸収に寄与する有効変位は、P0からP1までの変位の増加量(=△P1)となる。
その後、第1モデルの荷重は、略一定値であったF1から再び増加し、ピーク値であるF2に達するまで連続的に増加する。この段階において、第1モデルに対する荷重の入力は終了する。第1モデルの変位は、上記F1からF2までの荷重の増加に伴い、P1からP3まで連続的に増加し、当該荷重の入力がなくなると、P3よりも若干減少した値となる。
一方、本発明の実施形態に係るプロテクタ1のEA性能は、第2モデルについての荷重と変位との相関を示す相関線Y2(図5参照)によって表される。詳細には、第2モデルでは、図5中の相関線Y2で示されるように、入力された荷重が増加するに伴い、変位がP0から連続的に増加し、当該荷重が略一定値F1となる。当該荷重が略一定値F1である際の第2モデルの変位は、図5に示すように、第1モデルの場合のP1よりも大きいP2まで連続的に変化する。また、図5に示すように、狙いとする荷重(F1)に到達するまでの第2モデルの変位は、上述した第1モデルに比べて小さい。すなわち、第2モデルが受ける荷重は、上述した第1モデルに比べて早く、上記狙いとする荷重に到達する。第2モデルでは、このように荷重が略一定であり且つ変位がP0からP2(>P1)に変化するまでの期間、入力された荷重に対応する衝撃エネルギーが、上述した板状の連結部4の座屈変形によって吸収される。したがって、第2モデルでは、衝撃エネルギーの吸収に寄与する有効変位は、P0からP2までの変位の増加量(△P2)となり、上述した第1モデルの有効変位よりも大きい(△P2>△P1)。
その後、第2モデルの荷重は、略一定値であったF1から再び増加し、ピーク値であるF3に達するまで連続的に増加する。この段階において、第2モデルに対する荷重の入力は終了する。第2モデルの変位は、上記F1からF3までの荷重の増加に伴い、P2からP4まで連続的に増加し、当該荷重の入力がなくなると、P4よりも若干減少した値となる。
以上説明した相関線Y1、Y2を比較することにより、以下に示すことが分かる。衝撃による荷重が入力され始めてから当該荷重が略一定の値(図5中のF1)になるまで増加する期間において、上述したプロテクタ1の評価サンプルを模した第2モデルの変位に対する荷重の変化量は、従来のプロテクタを模した第1モデルに比べて大きいことが分かる。すなわち、第2モデルの相関線Y2の立ち上がりは、第1モデルの相関線Y1の立ち上がりに比べて急峻である。これに加え、第2モデルの有効変位(図5中の△P2)は、第1モデルの有効変位(図5中の△P1)に比べて長い。したがって、第2モデルに対応するプロテクタ1は、これと同じ外形およびサイズに設定された第1モデルに対応する従来のプロテクタに比べて衝撃エネルギーの吸収効率(以下、EA効率という)が良く、より多くの衝撃エネルギーを吸収することができる。以上より、板状の連結部4の座屈変形によって衝撃エネルギーを吸収するプロテクタ1は、中空構造の発泡層の圧縮変形によって衝撃エネルギーを吸収する従来のプロテクタに比べて長い有効変位を確保できることから、より高いEA性能を有する。
上記のプロテクタ1と従来のプロテクタとのEA性能の違いは、主に、衝撃エネルギーを吸収するための変形構造の違いによって生じる。すなわち、従来のプロテクタが備える中実構造の発泡層では、衝撃エネルギーの吸収に寄与し得る圧縮変形に限界があり、外部からの衝撃を受けた場合の潰れ残りが本発明のプロテクタ1に比べて多く発生してしまう。この潰れ残りの現象については、図5に示すように、衝撃エネルギーを吸収した後の第1モデルの最大変位(=P3)が第2モデルの最大変位(=P4)に比べて小さいことから、理解することができる。このような従来のプロテクタに対して、板状の連結部4を備えるプロテクタ1では、連結部4の板厚方向17(図4参照)の両側に、入力された荷重に応じて座屈変形し得る十分な空間が存在する。この結果、プロテクタ1に要求される量の衝撃エネルギーを吸収するに足る座屈変形を、連結部4に行わせることができる。
また、上述したEA性能を有するプロテクタ1は、荷重の入力方向について連結部4と同じサイズ(厚さ)の発泡層を備える従来のプロテクタに比べ、EA効率良く衝撃エネルギーを吸収することができる。したがって、プロテクタ1に要求される衝撃エネルギーの吸収量が従来のプロテクタによって吸収し得る衝撃エネルギーと同じ量である場合、荷重の入力方向について連結部4の長さを当該発泡層の厚さに比べて短くできることから、プロテクタ1のサイズを従来のプロテクタに比べて小さくすることができる。
(タンクに対するプロテクタの装着性)
つぎに、保護対象のタンク100に対するプロテクタ1の装着性について説明する。図6は、保護対象のタンクにプロテクタが装着された状態の一例を示す断面図である。図6に示すように、プロテクタ1は、保護対象のタンク100の外壁面(詳細には図3に示したタンク100の保護対象部位101の外壁面)に装着される。この際、プロテクタ1をタンク100から外れ難くするという観点から、プロテクタ1は、装着部2の内周面2aがタンク100の外壁面と接着等の手法によって固定されていることが好ましい。
ここで、タンク100の外壁面は、例えば、炭素繊維強化樹脂によって補強されているため、高低差が数ミリ程度の凹凸形状をなしている。このタンク100の外壁面の凹凸形状に起因して、プロテクタ1の装着部2には、その内周面2aがタンク100の外壁面から浮いた状態となる浮き現象が生じる場合がある。
図7は、保護対象のタンクに装着されたプロテクタの装着部に生じ得る浮き現象の一例を示す断面図である。プロテクタ1がタンク100の外壁面に装着される場合、図6、7に示すように、プロテクタ1の装着部2の内周面2aおよび第2補強リブ7の先端部7aが、タンク100の外壁面と対向する。仮に、プロテクタ1において、第2補強リブ7が上述した退避形状をなしていない場合、図7に示すように、第2補強リブ7の先端部7aは、タンク100の凹凸形状の外壁面と接触する恐れがある。これに起因して、環状の装着部2の全周のうち少なくとも一部では、浮き現象が生じてしまう。例えば図7に示すように、装着部2の内周面2aは、第2補強リブ7の先端部7aとタンク100の外壁面との意図せぬ接触によって阻害されて、タンク100の外壁面から浮いた状態となってしまう。この結果、タンク100の外壁面と装着部2の内周面2aとの接合が十分に行われないことから、タンク100に対するプロテクタ1の装着強度が弱くなり、タンク100からプロテクタ1が外れ易くなる。すなわち、プロテクタ1は、タンク100を衝撃から保護するためのEA性能を発揮し難くなる。
これに対し、上述した装着部2の浮き現象を防止してタンク100に対するプロテクタ1の装着性を向上させるという観点から、第2補強リブ7は上述した退避形状をなしていることが好ましい。第2補強リブ7が退避形状をなしている場合、図6に示すように、第2補強リブ7の先端部7aは、タンク100の外壁面との接触を回避することができ、これにより、タンク100の外壁面と装着部2の内周面2aとの接合を阻害しないようになる。この結果、タンク100の保護対象部位101の全周にわたって、タンク100の外壁面と装着部2の内周面2aとを十分に接合できることから、タンク100に対するプロテクタ1の装着強度が強くなり、タンク100の保護対象部位101からプロテクタ1が外れ難くなる。すなわち、プロテクタ1は、タンク100の保護対象部位101についてEA性能をより確実に発揮し得るようになる。
また、上述した装着部2の浮き現象を防止することにより、プロテクタ1の連結部4は、図6に示すように、装着部2側の端部をタンク100の外壁面に接触させた状態となる。このため、プロテクタ1が肩部3で外部からの衝撃を受けた際、連結部4は、上述した浮き現象が装着部2に生じている場合に比べて早く、当該衝撃による荷重を受けることができる。すなわち、プロテクタ1の上記荷重と変位(潰れ量)との相関(図5中の相関線Y2参照)において、荷重の立ち上がりを、浮き現象が装着部2に生じている場合に比べて早くすることができ、プロテクタ1のEA効率をさらに向上させることができる。
つぎに、本発明の実施形態に係るプロテクタ1の実施例について説明する。本実施例では、プロテクタ1のCAE解析と実機ベンチ試験とを行った。
本実施例におけるプロテクタ1のCAE解析では、プロテクタ1を模したシミュレーションモデルを構築し、このシミュレーションモデルの肩部に外部からの衝撃を加えた場合の荷重と変位との相関を解析した。このCAE解析において、外部からの衝撃は、プロテクタ1が装着されたタンク100を所定の高さから落下した場合にプロテクタ1の肩部3が受ける落下衝撃とした。タンク100の落下高さは、床面等の基準面からタンク100の重心までの高さとし、具体的には1.8mとした。当該衝撃(荷重)の入力方向は、プロテクタ1の中心軸15に対して15度をなす方向(図4に示す角度θ2=45度となる入力方向18)とした。
また、本実施例におけるプロテクタ1の実機ベンチ試験では、プロテクタ1の実機サンプルを用い、プロテクタ1が装着されたタンク100を所定の高さから落下してプロテクタ1の肩部3で落下の衝撃を受ける落下試験を模擬した。この実機ベンチ試験において、タンク100の落下高さおよび落下方向(すなわち当該衝撃の入力方向)は、本実施例の上記CAE解析と同じである。プロテクタ1の実機サンプルの構造は、上記CAE解析に用いるシミュレーションモデルと同じである。また、この実機ベンチ試験における荷重および変位は、上記CAE解析のシミュレーションモデルを実機サンプルに置き換えたものと同じ意味である。
図8は、実施例におけるプロテクタの評価結果の一例を示す図である。図8において、相関線Y3は、本実施例におけるプロテクタ1のCAE解析によって得られた「荷重と変位との相関」を示す。このCAE解析によるプロテクタ1のEA性能は、相関線Y3によって表される。また、相関線Y4は、本実施例におけるプロテクタ1の実機ベンチ試験によって得られた「荷重と変位との相関」を示す。この実機ベンチ試験によるプロテクタ1のEA性能は、相関線Y4によって表される。
図8に示すように、実機ベンチ試験によるプロテクタ1の荷重と変位との相関線Y4は、CAE解析によるプロテクタ1の荷重と変位との相関線Y3に対して同様の挙動を示している。このことから、実機のプロテクタ1は、CAE解析によって得られる設計上のEA性能(すなわち目的とするEA性能)を発揮し得ることが分かる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、環状の装着部2が、タンク100の保護対象部位101に装着される内周面2aを有し、環状の肩部3が、装着部2の中心軸15と交差する方向に傾斜した傾斜面3aを有して装着部2の外周面2b側に位置し、これら装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとが、板状の連結部4によって連結されている。
このため、タンク100の取り扱い時に生じた外部からの衝撃を肩部3で受け、この受けた衝撃による荷重に応じて連結部4を座屈変形させることにより、衝撃エネルギーを吸収してタンク100の保護対象部位101を衝撃から保護することができる。したがって、中実構造の発泡層の圧縮変形によって衝撃エネルギーを吸収する従来のプロテクタに比べ、プロテクタ1の衝撃エネルギーの吸収効率(EA効率)を高めることができる。この結果、プロテクタ1の更なるEA性能の向上を図ることができる。さらには、上記従来のプロテクタに比べてEA効率が高いことから、目的とするEA性能を確保しながら、余肉の削減等によってプロテクタ1の小型化および軽量化を図ることができる。
また、衝撃エネルギーの吸収に寄与する連結部4を板状に形成しているため、従来のプロテクタにおける中実構造の発泡層に比べて、材料費が安価となることからコストを低減することができる。さらに、上記中実構造の発泡層に比べ、板状の連結部4を成形した際のボイド等の成形不良を抑制することができ、この結果、プロテクタ1の高い成形性を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを全周にわたって連結部4で連結している。このため、環状の肩部3における何れの部位に外部からの衝撃が加えられても、連結部4の座屈変形によって衝撃エネルギーを効率よく吸収することができる。この結果、外部からの衝撃が加えられた肩部3の部位によらず、プロテクタ1の高いEA性能を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、連結部4の板厚方向17の両面(第1面4aおよび第2面4b)のうち少なくとも一方に、連結部4を補強する補強リブを設けている。このため、連結部4の強度を補強リブによって強化することができる。この結果、プロテクタ1に要求されるEA性能に応じて、連結部4が座屈変形しながら受けることが可能な荷重を容易に増加させることができる。さらには、プロテクタ1のEA性能を設定するに際して、連結部4に加えることが可能な荷重の上限を、連結部4の板厚や素材硬度をはじめ、補強リブの個数、連結部4に設ける穴の数等、多種多様なパラメータの変更によって調整することができ、当該荷重の調整の自由度を高くすることができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、連結部4の板厚方向17の両面に、連結部4を補強する第1補強リブ6および第2補強リブ7を各々設け、これらの第1補強リブ6および第2補強リブ7が、装着部2の中心軸を通る仮想平面内において連結部4を挟んで位置するようにしている。このため、第1補強リブ6および第2補強リブ7が、連結部4を板厚方向17に挟んで揃うように位置することとなり、連結部4の強度を、これらの第1補強リブ6および第2補強リブ7によって連結部4の板厚方向17の両面から強化することができる。この結果、連結部4が座屈変形しながら受けることが可能な荷重をより容易に増加できるとともに、当該荷重の調整の自由度をより高くすることができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、連結部4を補強する補強リブを、装着部2の中心軸周りに等間隔で複数設けている。このため、連結部4の強度を、装着部2の中心軸周りの周方向に沿って均一に強化することができる。この結果、連結部4が座屈変形しながら受けることが可能な荷重を上記周方向に沿って均一に増加できることから、上記中心軸周りの何れの方向から肩部3に衝撃が加えられても、プロテクタ1の高いEA性能を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、上述した補強リブを補強するリブ部材を設けている。このため、補強リブによる連結部4の補強をリブ部材によって支援することができる。この結果、連結部4が座屈変形しながら受けることが可能な荷重を、より細かく増加できるとともに、当該荷重の調整の自由度をより高くすることができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、上述したリブ部材を連結部4と全周にわたって接続している。このため、補強リブによる連結部4の補強を、連結部4の全周にわたってリブ部材で支援することができる。
また、本発明の実施形態に係るプロテクタ1では、上述した補強リブの一部(例えば第2補強リブ7)を、装着部2の内周面2a側から外周面2b側へ退避した位置で連結部4と接続している。このため、タンク100の外壁面と補強リブのうち当該外壁面に面する先端部との接触を防止することができる。これにより、タンク100の外壁面と装着部2の内周面2aとの接合を、上記タンク100の外壁面と補強リブの先端部との接触によって阻害する事態を回避することができる。この結果、タンク100に対するプロテクタ1の装着強度が強くなり、タンク100の保護対象部位101からプロテクタ1が外れ難くなることから、タンク100の保護対象部位101について、プロテクタ1のEA性能をより確実に発揮することができる。
なお、上述した実施形態では、プロテクタ1が円筒状の外形をなす場合を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、プロテクタ1の外形(具体的には肩部3および側壁部5の外形)は、中心軸15の方向から見て楕円形状または多角形状等、円形状以外であってもよい。
また、上述した実施形態では、装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを全周にわたって連結する連結部4を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、連結部4は、装着部2の中心軸15の周りに沿って複数に分割され、これら複数の連結部4の各々が装着部2の内周面2aと肩部3の傾斜面3aとを連結してもよい。
また、上述した実施形態では、連結部4の第1面4aに設けられる第1補強リブ6を装着部2の外周面2bと接続していたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、装着部2の外周面2bは、連結部4の第2面4bに設けられる第2補強リブ7と接続してもよいし、第1補強リブ6および第2補強リブ7の双方と接続してもよい。この場合、第1補強リブ6および第2補強リブ7のうち、タンク100の外壁面に面する端部を有する補強リブが、上述した退避形状をなすようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、リブ部材8によって第1補強リブ6を補強していたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、リブ部材8は、第2補強リブ7を補強するように構成されてもよいし、第1補強リブ6および第2補強リブ7の双方を補強するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、肩部3の傾斜面3aが外部からの衝撃の入力方向18に対して略直角をなすように設定されていたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、肩部3の傾斜面3aと外部からの衝撃の入力方向18とのなす角度は、直角以外であってもよく、プロテクタ1に要求されるEA性能に応じて適宜設定した角度でもよい。
また、上述した実施形態では、装着部2の中心軸15と連結部4とのなす角度θ2が45度である場合を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記角度θ2は、45度以外であってもよく、プロテクタ1に要求されるEA性能に応じて適宜設定した角度でもよい。
また、上述した実施形態では、プロテクタ1に与えられる外部からの衝撃として落下による衝撃を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記外部からの衝撃は、タンク100の落下を伴わずにタンク100と他の構造物との衝突によって生じる衝撃等、落下以外の現象による衝撃であってもよい。
また、上述した実施形態では、連結部4の板厚方向17の両面(第1面4aおよび第2面4b)を平面状に形成していたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、連結部4の第1面4aおよび第2面4bのうち少なくとも一方に凸状のビード部を設け、当該ビード部によって連結部4を補強することにより、連結部4が受けられる荷重を増加させてもよい。或いは、連結部4に接続した複数の補強リブ同士の間にポリウレタン等の圧縮変形可能な樹脂体を設け、当該樹脂体によって上記荷重を調整してもよい。
また、上述した実施形態に係るプロテクタ1において、側壁部5の外周面に膨張性黒鉛からなるシートを巻いてもよいし、連結部4に接続した複数の補強リブ同士の間に膨張性黒鉛からなる塊を設けてもよい。このようにプロテクタ1に膨張性黒鉛からなるシートまたは塊を設けることにより、タンク100を搭載した車両等の構造体が発火した際、このタンク100に装着されているプロテクタ1の膨張性黒鉛によって断熱層が形成され、これによって当該構造体の延焼を防止することができる。
また、上述した実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。その他、上述した実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 プロテクタ
2 装着部
2a 内周面
2b 外周面
3 肩部
3a 傾斜面
4 連結部
4a 第1面
4b 第2面
5 側壁部
5a 外壁面
5b 内壁面
6 第1補強リブ
7 第2補強リブ
7a 先端部
8 リブ部材
15 中心軸
16 仮想平面
17 板厚方向
18 入力方向
100 タンク
101 保護対象部位
Y1、Y2、Y3、Y4 相関線

Claims (9)

  1. タンクの保護対象部位に装着される内周面を有する環状の装着部と、
    前記装着部の外周面側に位置し、前記装着部の中心軸と交差する方向に傾斜した傾斜面を有する環状の肩部と、
    前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを連結する板状の連結部と、
    前記連結部の板厚方向両面のうち前記装着部の外周面側を向く第1面と前記第1面の反対側の第2面との少なくとも一方で前記連結部と接続して前記連結部を補強する補強リブと、
    を備え
    前記補強リブには、前記第1面で前記連結部と接続する第1補強リブと、前記第2面で前記連結部と接続する第2補強リブとが含まれ、
    前記第1補強リブおよび前記第2補強リブは、前記装着部の中心軸を通る仮想平面内において前記連結部を挟んで位置する、
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記連結部は、前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを全周にわたって連結する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記補強リブは、前記装着部の中心軸周りに等間隔で複数設けられている、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のプロテクタ。
  4. 前記補強リブと接続して前記補強リブを補強するリブ部材を備える、
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載のプロテクタ。
  5. 前記リブ部材は、前記連結部と接続している、
    ことを特徴とする請求項に記載のプロテクタ。
  6. 前記連結部は、前記装着部の前記内周面と前記肩部の前記傾斜面とを全周にわたって連結し、
    前記リブ部材は、前記連結部と全周にわたって接続している、
    ことを特徴とする請求項またはに記載のプロテクタ。
  7. 前記補強リブの一部は、前記装着部の内周面側から外周面側へ退避した位置で前記連結部と接続する、
    ことを特徴とする請求項のいずれか一つに記載のプロテクタ。
  8. 前記連結部は、前記肩部の傾斜面と略直角をなすように延在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  9. 前記連結部と前記装着部の中心軸とのなす角度は、45度である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
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